JP2014161524A - 衣類乾燥機 - Google Patents

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英史 松井
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Abstract

【課題】省スペースで外気導入量を増加し、圧縮機の出力を上げて乾燥性能を向上する。
【解決手段】放熱器18および吸熱器17を配設し、乾燥室4に乾燥用空気を導入する空気循環路14と、空気循環路14を通して乾燥室4に送風する送風機19と、吸熱器17および放熱器18の熱交換部17aの外側のどちらか一方に、ヒートポンプ装置24を構成する熱交換器以外の部品のうち少なくとも一つを配設する収容部25と、乾燥室4から吸熱器17に至る空気循環路14に設け、循環空気の一部を排出する排気口26と、空気循環路14に外気を導入する吸気口27とを備え、空気循環路14は、吸熱器17の熱交換部17aが配設される第1の経路28と、収容部25で形成された第2の経路29を有し、吸気口27から流入する外気は、第2の経路29を経た後に、第1の経路28を通る循環空気と合流するようにしたものである。
【選択図】図2

Description

本発明は、衣類等の繊維製品の乾燥を行う衣類乾燥機に関する。
従来、この種の衣類乾燥機は、ヒートポンプ装置を用いることが考えられている(例えば、特許文献1参照)。
図9は、特許文献1に記載された従来の衣類乾燥機の要部断面図、図10は、同衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図である。図9および図10に示すように、外装ケース51内に衣類52を入れて回転するドラム53が配置してあり、ドラム53の前面に形成された衣類投入口54は外装ケース51の前面に開口しており、扉55によって開閉される。ドラム53の内部は乾燥室56でもあり、放熱器57、乾燥室56、吸熱器58の順に乾燥風を矢印イ方向へ循環させる空気循環路59を構成している。
吸熱器58と放熱器57は、圧縮機60やキャピラリーチューブ等の絞り手段61などから、冷媒を矢印ロ方向へ循環するヒートポンプサイクルを構成するものであり、乾燥室56からの高湿空気は、吸熱器58で冷却、除湿され、絶対湿度が低下した空気は、送風機62を介して放熱器57に至り、加熱されて高温低湿空気となって乾燥室56内に送風され、衣類52を乾燥する。
このような乾燥運転を続けると、循環空気全体の持つ熱量が増え続けるとともに、ヒートポンプサイクル内の冷媒の持つ熱量が増えて圧力が高くなるため、圧縮機60に過負荷がかかることから、圧縮機60の出力を落とす必要があり、結果的として、乾燥時間の延長、消費電力量の増加などといった乾燥性能の悪化に繋がる。
そのために、空気循環路59において、乾燥室56と吸熱器58との間に循環空気の一部を排出する排気口63と、排気口63から排出された循環空気分を補って外気を導入する吸気口64を設け、一定量の熱エネルギーを外部に排出することで、ヒートポンプ装置を安全な状態で安定駆動させ、また、衣類乾燥後の空気を捨てることで、乾燥効率を無駄に低下させないようにしたものである。
特開2004−215943号公報
しかしながら、前記従来の構成では、圧縮機60の出力を上げて乾燥効率を向上させようとすると、さらに外気導入量を増やす必要があるが、仮に、吸気口64の開口面積を拡大しても、送風機62と吸気口64との間に吸熱器58が存在し、圧力損失となるため、外気導入量を増加させることが難しいという問題があった。
本発明は、前記従来の課題を解決するもので、省スペースで外気導入量を増加させ、圧縮機の出力を上げて乾燥性能を向上した衣類乾燥機を提供することを目的とする。
前記従来の課題を解決するために、本発明の衣類乾燥機は、ヒートポンプ装置と、衣類
を収容する乾燥室と、放熱器および吸熱器を配設し、前記乾燥室に乾燥用空気を導入する空気循環路と、前記空気循環路を通して前記乾燥室に送風する送風機と、前記吸熱器および前記放熱器の熱交換部の外側のどちらか一方に、前記ヒートポンプ装置を構成する熱交換器以外の部品のうち少なくとも一つを配設する収容部と、前記乾燥室から前記吸熱器に至る前記空気循環路に設け、循環空気の一部を排出する排気口と、前記空気循環路内に外気を導入する吸気口とを備え、前記空気循環路は、前記吸熱器の熱交換部が配設される第1の経路と、前記収容部で形成された第2の経路とを有し、前記吸気口から流入する外気は、前記第2の経路を経た後に、前記第1の経路を通る循環空気と合流するようにしたものである。
ヒートポンプ装置をなるべく小型に構成しようとする場合、一般的には放熱器と吸熱器を並列に並べ、それらの熱交換器フィンの外側のどちらか一方側に、圧縮機や絞り手段やストレーナなどを収容部と呼称する領域にまとめて配設し配管で連結する。ヒートポンプ装置を構成する少なくとも一つの部品を収容した収容部は、比較的占有領域が大きく、熱交換器のフィン部分より密度が粗であるため、低圧損で流路面積が広い第2の経路としても用いることで、余分なスペースを使うことなく外気導入量を増大でき、その結果、圧縮機の出力を上げることができるため、乾燥効率を向上することができる。
本発明の衣類乾燥機は、省スペースで外気導入量を増大することができ、圧縮機の出力を上げて乾燥性能を向上することができる。
本発明の実施の形態1における衣類乾燥機の要部断面図 同衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図 同衣類乾燥機のヒートポンプ装置近傍の要部断面図 本発明の実施の形態2における衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図 本発明の実施の形態3における衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図 本発明の実施の形態4における衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図 同衣類乾燥機のヒートポンプ装置近傍の要部断面図 同衣類乾燥機の圧縮機近傍の要部断面図 従来の衣類乾燥機の要部断面図 同衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図
本発明の衣類乾燥機は、冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器、冷媒の圧力を減圧する絞り手段および減圧された冷媒により空気中の熱を奪う吸熱器を冷媒が循環する管路で連結したヒートポンプ装置と、衣類を収容する乾燥室と、前記ヒートポンプ装置を配設し、前記乾燥室に乾燥用空気を導入する空気循環路と、前記空気循環路を通して前記乾燥室に送風する送風機と、を備え、前記ヒートポンプ装置は、前記吸熱器および前記放熱器の外側のどちらか一方に前記絞り手段を配設する収容部と、循環空気の一部を排出する排気口と、前記空気循環路内に外気を導入する吸気口と、を有し、前記吸気口から流入する外気は、前記収容部を経た後に、前記吸熱器を配設する経路を通る循環空気と合流するようにしたものである。
これにより、ヒートポンプ装置を構成する少なくとも一つの部品である絞り手段を収容した収容部は、比較的占有領域が大きく、熱交換器のフィン部分より密度が粗であるため、低圧損で流路面積が広い第2の経路とすることで、余分なスペースを使うことなく省スペースで外気導入量を増大でき、その結果、圧縮機の出力を上げることができるため、乾燥効率を向上することができる。
上記構成において、前記乾燥室から前記吸熱器に至る前記空気循環路に、循環空気中に含まれるリントを捕捉するリントフィルタを設け、前記リントフィルタは、前記経路と連通する第1の領域と、前記収容部と連通する第2の領域とを有し、前記吸気口は、前記リントフィルタの一次側で、かつ、前記第2の領域に形成してもよい。
これにより、リントフィルタを介して外気を導入することができ、異物が混流するのを防止することができる。また、吸気口のフィルタをリントフィルタと兼ねることで、捕捉したリントを除去するフィルタが一つで使い勝手が良く、かつ、リントを除去することで、外気導入量も維持されるため、外気導入量の減少に起因する乾燥性能の低下を防止することができる。
上記構成において、前記リントフィルタは、本体から脱着可能なリントフィルタユニットとして構成され、前記吸気口を前記リントフィルタユニットに設けてもよい。
これにより、吸気口も脱着可能となり、吸気口に繊維類や人毛等の異物が引っかかった場合でも、リントフィルタユニットを取り外した状態で容易に異物を除去することができる。
上記構成において、前記収容部に前記圧縮機を配設し、前記吸気口から流入する外気は、前記圧縮機の近傍を通過した後に前記経路を通る循環空気と合流するようにしてもよい。
これにより、外気によって圧縮機を冷却することができ、圧縮機を安定して動作させることができる。
上記構成において、前記収容部は、仕切り板によって圧縮機の給電端子側と、それ以外の絶縁側とに画成され、
前記吸気口から外気が流入する前記収容部を前記圧縮機の前記絶縁側に形成してもよい。
これにより、収容部へ流入する空気に含まれる埃、塵等が、圧縮機の給電部分に付着するのを防止することができる。
上記構成において、前記吸熱器で生じる除湿水は、前記収容部の反対側へ誘導するようにしてもよい。
これにより、循環空気と合流する際に、第2の経路から流出する空気は熱交換器のフィンへ向かう風の流れとなるが、第2の経路である収容部近傍には除湿水がないため、除湿水を放熱器等に巻き込むのを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
(実施の形態1)
図1は、本発明の第1の実施の形態における衣類乾燥機の要部断面図、図2は、同衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図、図3は、同衣類乾燥機のヒートポンプ装置近傍の上方から見た要部断面図である。
図1〜図3において、外槽1は、衣類乾燥機の筐体2の内部で複数のサスペンション機構3により弾性的に支持されている。ドラム(乾燥室)4は、正面側に衣類5を出し入れ
する投入口6を有し、有底筒状に構成され、外槽1内に配設されている。ドラム4は、ドラム回転軸4aで回転可能に設けられ、衣類5を収容する。ドラム4の周壁7に複数の孔8を設け、ドラム4内の周壁7には、衣類5をドラム4の回転方向へ効率的に持ち上げるための攪拌バッフル9を備えている。外槽1とドラム4およびドラム回転軸4aは、水平に対して角度θ(例えば20°)前上がりに傾けて配置されている。
外槽1の背面外部にモータ(駆動手段)10を設け、ドラム4を正逆回転させるようになっている。モータ10は、ブラシレス直流モータで構成され、インバータ制御によって回転速度が自在に変化させることができるようになっている。筐体2の前面には、衣類5を出し入れする略円形状の投入口6と、これを開閉する扉11が設けられている。投入口6と対向する外槽1の開口部1aは、パッキン12によって筐体2と気密構成を確保して連結されている。
外槽1の略上部には、ドラム4を含んだ空気循環路14を構成している。空気循環路14は、外槽1の上部前方に設けた吹出し口15から出た乾燥用空気が、リントフィルタ16、吸熱器17、放熱器18、送風機19の順に通過して、ドラム4の吸込み口20を介して再度、ドラム4内部へと循環するように構成されている。
リントフィルタ16は、衣類5から発生した循環空気に含まれるリントを捕捉することで、吸熱器17、放熱器18、送風機19でのリントの付着堆積による不具合を防止するもので、衣類乾燥機本体から脱着可能に設けている。
送風機19は、送風機19を駆動するファンモータ19aと、ファンモータ19aの電流値を測定するモータ電流計測装置19bを具備している。
ヒートポンプ装置24は、冷媒(例えば、R134a)を圧縮する圧縮機21と、圧縮された高温高圧の冷媒の熱を放熱する放熱器18と、冷媒中の異物を分離するストレーナ23と、高圧の冷媒の圧力を減圧するためのキャピラリーチューブ等からなる絞り手段22と、減圧されて低圧となった冷媒が周囲から熱を奪う吸熱器17を、冷媒が循環するように管路21aで連結している。
吸熱器17および放熱器18は、フィンチューブ熱交換器で構成されている。吸熱器17と放熱器18は、各々の端部をエンドプレートで連結してあり、吸熱器17と放熱器18の間に空間を設けている。冷媒が流れる管路21aは、例えば銅管で形成され、乾燥風の流路を形成するために所定間隔で平行に並べられた複数のフィンに管路21aを貫通させて構成している。フィンは、例えば打ち抜き加工された厚み0.08〜0.2mmのアルミニウム製の平板で形成され、フィンピッチは、例えば約1.2mmとなるように構成している。
ヒートポンプ装置24は、なるべく小型に構成するため、放熱器18、吸熱器17を並列に並べ、それらの熱交換部(熱交換フィン部分)を空気循環路14内に配設している。熱交換部から突出する管路21aは、空気循環路14の外方の両方に配設され、それらの熱交換部のどちらか一方側の空気循環路14外に、圧縮機21、絞り手段22、ストレーナ23を配設する。このとき、絞り手段22とストレーナ23を含めた管路21aを無駄なくコンパクトにまとめて配設した領域を収容部25と呼称する。
さらに、圧縮機21内の冷媒温度を検出するために、圧縮機21から冷媒が吐出される直後の管路21aに、冷媒の温度を検出する温度検出手段21bが配設されている。
ドラム4から流出する高温多湿空気は、吸熱器17で除湿および吸熱され、その後、放
熱器18で加熱されて高温乾燥空気となってドラム4内へと供給され、衣類5を乾燥する。このとき、放熱器18から循環空気へ放出される熱エネルギーは、圧縮機21の消費電力相当分と、吸熱器17から吸熱される熱量の和にほぼ等しい。そのため、圧縮機21へ入力した電力以上の出力が放熱器18から得られ、低消費電力で衣類5を乾燥することができる。
しかしながら、空気循環路14によって循環空気をそのまま循環し続けると、循環空気が有する熱量が圧縮機21への入力分徐々に増加するとともに、ヒートポンプ装置24内の冷媒の有する熱量もそれに伴い増加し、その圧力も高くなるため、最終的に圧縮機21に過負荷がかかる。そのため、ヒートポンプ装置24は安定動作できず、圧縮機21の出力を落とさざるを得なくなり、乾燥効率が低下する。
そこで、ドラム4から乾燥用空気を流出させる吹出し口15の二次側、すなわち、下流側に、循環空気の一部を排出する排気口26と、排出された循環空気分を補って、外気を空気循環路14に吸入する吸気口27を設けている。
空気循環路14は、吸熱器17の熱交換部17aが配設される第1の経路28(経路)と、収容部25に設けられた第2の経路29を有し、第1の経路28および第2の経路29は、吸熱器17の二次側で合流する。第1の経路28には、ドラム4の吹出し口15から出た循環空気が流入し、第2の経路29には、吸気口27から吸引する外気が流入する。
さらに、第2の経路29である収容部25と反対側の管路21a部分には、吸熱器17において吸熱、除湿した際に発生した除湿水を排水する排水口30が形成されており、吸熱器17および放熱器18の下方には、吸熱器17から滴下した除湿水を排水口30へ誘導する傾斜やリブが設けられている。
また、リントフィルタ16は、第1の経路28と連通する第1の領域31と、第2の経路29と連通する第2の領域32を有し、吸気口27をリントフィルタ16の一次側で、かつ、第2の領域32内に構成したため、吸気口27から吸引した外気は、リントフィルタ16を経て第2の経路29を通過した後に、第1の経路28を流れる循環空気と合流する。
空気循環路14から排気口26へと至る分岐は、リントフィルタ16の一次側で、かつ、第1の領域31内であり、第1の領域31のリントフィルタ16を経て排気口26へと至る。
制御手段40は、筐体2内の下方前部に配設されており、モータ10、送風機19、圧縮機21等を制御し、乾燥運転を制御するとともに、温度検出手段21bからの検出値やモータ電流計測装置19bで計測された電流値等が入力される。また、制御手段40は、モータ電流計測装置19bで計測された電流値から乾燥用空気の風量を検知する風量検知手段(図示せず)を内包している。
なお、図中の矢印Aは循環空気の流れ方向を示し、矢印Bはヒートポンプ装置24の管路21aを流れる冷媒の流れ方向を示している。
以上のように構成された衣類乾燥機について、以下その動作、作用を説明する。乾燥行程では、ドラム4が濡れた衣類5を内部に保有して回転している。放熱器18によって加熱された乾燥用空気は送風機19によって送風され、吸込み口20からドラム4内部に到達する。ドラム4内に導入された乾燥用空気は、濡れた衣類5と接触して衣類5を乾燥さ
せた後、衣類5から発生したリントを含みつつ、ドラム4を出て外槽1に設けられた吹出し口15から外槽1を出ていく。外槽1を出た乾燥用空気は、リントフィルタ16でリントを除去された後、吸熱器17で除湿され、再度、放熱器18に至る。
このとき、加熱された高温の循環空気の一部が排気口26より外部へと排出され、その分、吸気口27より外気を吸入するため、循環空気およびヒートポンプ装置24内の冷媒が有する熱量が安定し、圧縮機21の出力を低下させることなく乾燥連続運転を行うことができる。
また、吸気口27は、リントフィルタ16の一次側に構成されているため、外気とともに繊維類や粉塵、人毛等の異物が混入した場合においても、リントフィルタ16で捕捉可能であり、送風機19やドラム4内の衣類5へと至ることはない。
また、吸気口27のフィルタをリントフィルタ16と兼ねることで、捕捉したリントを除去するフィルタが一つで済み、同時にリントが除去でき、より使い勝手を良くすることができるとともに、リントを除去することで、外気導入量も維持されるため、外気導入量の減少に起因する乾燥性能の低下を防止することができる。
さらに、吸気口27から吸入される外気を導入する第2の経路29は収容部25でもあり、ヒートポンプ装置24を構成する部品を収容した収容部25は比較的占有領域が大きく、熱交換器のフィン部分より密度が粗であるため、低圧損で流路面積が広い外気導入流路となって、吸熱器17を通過するような外気導入経路より多くの外気を吸入することができるようになり、圧縮機21をより高出力で駆動した場合においても、ヒートポンプ装置24が安定動作し、乾燥時間を短縮することができ、乾燥効率が向上する。
また、第2の経路29は、従来デッドスペースであった収容部25の冷媒配管部分の隙間を有効に利用するものであるため、別途迂回するようなバイパスダクトを設ける必要がなく、省スペースで導入する外気量を増量することができる。
また、導入された外気は放熱器18を通過し加熱されるため、外気を放熱器18の二次側で混合する場合と比べ、ドラム4内部へ至る乾燥風の温度低下が抑制されるので乾燥効率が向上し、また、放熱器18を通過する風量が増加し、放熱器18での熱交換量が増えるため、より冷媒から熱量を奪うこととなり、圧縮機21をより高出力で駆動した場合においても、ヒートポンプ装置24が安定動作し、乾燥時間を短縮することができるため、乾燥効率が向上する。
また、仮に外気導入経路中に排水経路が存在する場合は、空気循環路14内へと除湿水を巻き込んでしまい、乾燥中の衣類5が再度濡れる可能性があるが、本構成では、除湿水は第2の経路29とは反対の方向へと誘導する構成であるため、除湿水の巻き込みを防止することができる。
また、第2の経路29より流入した外気は、送風機19の一次側で第1の経路28を経た循環空気と合流する構成であり、送風機19でそれぞれの経路を経た空気が混合されるため、略均一な温度状態の空気となってドラム4内の衣類5を乾燥することとなるため、衣類5の乾燥ムラを低減することができる。
以上のように、本実施の形態においては、冷媒を圧縮する圧縮機21と、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器18と、冷媒の圧力を減圧する絞り手段22と、減圧された冷媒により空気中の熱を奪う吸熱器17とを冷媒が循環するように管路21aで連結したヒートポンプ装置24と、衣類を収容する乾燥室4と、放熱器18および吸熱器17を配設し
、乾燥室4に乾燥用空気を導入する空気循環路14と、空気循環路14を通して乾燥室4に送風する送風機19と、吸熱器17および放熱器18の熱交換部17aのどちらか一方の外側に、ヒートポンプ装置24を構成する熱交換器以外の部品のうち少なくとも一つを配設する収容部25と、乾燥室4から吸熱器17に至る空気循環路14に設け、循環空気の一部を排出する排気口26と、空気循環路14内に外気を導入する吸気口27とを備え、空気循環路14は、吸熱器17の熱交換部17aが配設される第1の経路28と、収容部25で形成された第2の経路29とを有し、吸気口27から流入する外気は、第2の経路29を経た後に、第1の経路28を通る循環空気と合流するようにしたものであり、ヒートポンプ装置24を構成する少なくとも一つの部品を収容した収容部25は、比較的占有領域が大きく、熱交換器のフィン部分より密度が粗であるため、低圧損で流路面積が広い第2の経路29としても用いることで、余分なスペースを使うことなく外気導入量を増大することができる。その結果、圧縮機21の出力を上げて乾燥効率を高め、乾燥性能を向上することができる。
なお、本実施の形態においては、送風機19を放熱器18の二次側に配設したが、これに限るものではなく、吸熱器17と放熱器18との間で、かつ、第1の経路28と第2の経路29との合流部の二次側に配設してもよい。この場合、送風機19でそれぞれの経路を経た空気が混合されるため、略均一な温度状態の空気を放熱器18で加熱することができるようになり、略均等なフィンピッチの熱交換器であっても効率よく均等に加熱することができる。また、その結果、略均一な温度の空気で乾燥することができ、衣類の乾燥ムラを低減することができる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の第2の実施の形態における衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図である。本実施の形態の特徴は、リントフィルタユニット16aに吸気口27を設けたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
リントフィルタ16は、衣類乾燥機本体の外郭を形成する筐体2の上面から脱着可能なリントフィルタユニット16aとして構成され、吸気口27をリントフィルタユニット16aに設けている。
上記の構成により、リントフィルタユニット16aとともに吸気口27も併せて脱着可能な構成とすることができ、繊維類や粉塵、人毛等の異物が引っかかった場合でも、筐体2から取り外した状態で容易に取り除くことができるようになり、外気導入量が確保されて、外気導入量の減少に起因する乾燥性能の低下を防止することができる。
(実施の形態3)
図5は、本発明の第3の実施の形態における衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図である。本実施の形態の特徴は、吸気口27を開閉する吸気弁34を設けたものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
吸気口27には、吸気弁駆動手段33によって駆動する吸気弁34が配設されている。吸気弁駆動手段33は、制御手段40によって制御されるモータ等で構成され、吸気口27を開閉可能に構成している。
温度検出手段21bによって検出される圧縮機21内の冷媒温度が所定の値より低い乾燥運転初期段階においては、吸気弁34により吸気口27を閉じて乾燥運転の立ち上がり時間を短縮するとともに、冷媒温度が所定の値を超えた後は、吸気弁34により吸気口2
7を開けて外気を導入する。
上記の構成により、ヒートポンプ装置24を安定して動作させることが可能であり、乾燥運転の初期に無駄に熱を排出することがないため、迅速に立ち上げることができ、効率的な乾燥運転を実現することができる。
(実施の形態4)
図6は、本発明の第4の実施の形態における衣類乾燥機の乾燥サイクルシステム図、図7は、同衣類乾燥機のヒートポンプ装置近傍の上方から見た要部断面図、図8は、同圧縮機近傍の要部断面図である。本実施の形態の特徴は、収容部25内に圧縮機21を配設したものである。他の構成は実施の形態1と同じであり、同一の構成に同一の符号を付して、詳細な説明は実施の形態1のものを援用する。
第2の経路29でもある収容部25内に圧縮機21を配設し、吸気口27から第2の経路29に流入する外気が、圧縮機21の近傍を通過して第1の経路28を通る循環空気と合流するようにしている。
ただし、圧縮機21は、冷媒配管や絞り手段22、ストレーナ23などと比べると体積が大きく、第2の経路29を流れる外気の流れを阻害しうるため、なるべく収容部25の端に設置して流れを阻害しない配置とするとともに、外気が圧縮機21の側面部を流れるように構成する。
また、収容部25内は、仕切り板35によって、圧縮機21の給電端子側21cと、それ以外の絶縁部側21dとに分断されるように仕切られており、吸気口27から導入された外気は、絶縁部側21dのみを通過して第1の経路28と合流する。
上記の構成により、吸気口27から導入された外気の一部は、圧縮機21の側面部に沿って流れた後に第1の経路28と合流するため、圧縮機21自体を直接冷却することができるようになり、圧縮機21のより安定した動作が望める。また、導入された外気は、仕切り板35によって圧縮機21の給電端子側21cに流れるのを防止することができ、収容部25へ流入する外気に含まれる埃、塵等が、圧縮機21の給電部分に付着するのを防止することができる。
以上のように、本発明にかかる衣類乾燥機は、省スペースで外気導入量を増大することができ、圧縮機の出力を上げて乾燥性能を向上することができるので、衣類乾燥機として有用である。
4 ドラム(乾燥室)
14 空気循環路
17 吸熱器
17a 熱交換フィン(熱交換部)
18 放熱器
19 送風機
21 圧縮機
21a 管路
22 絞り手段
24 ヒートポンプ装置
25 収容部
26 排気口
27 吸気口
28 第1の経路(経路)
29 第2の経路

Claims (6)

  1. 冷媒を圧縮する圧縮機、圧縮された冷媒の熱を放熱する放熱器、冷媒の圧力を減圧する絞り手段および減圧された冷媒により空気中の熱を奪う吸熱器を冷媒が循環する管路で連結したヒートポンプ装置と、
    衣類を収容する乾燥室と、
    前記ヒートポンプ装置を配設し、前記乾燥室に乾燥用空気を導入する空気循環路と、
    前記空気循環路を通して前記乾燥室に送風する送風機と、を備え、
    前記ヒートポンプ装置は、前記吸熱器および前記放熱器の外側のどちらか一方に前記絞り手段を配設する収容部と、循環空気の一部を排出する排気口と、前記空気循環路内に外気を導入する吸気口と、を有し、
    前記吸気口から流入する外気は、前記収容部を経た後に、前記吸熱器を配設する経路を通る循環空気と合流するようにした衣類乾燥機。
  2. 前記乾燥室から前記吸熱器に至る前記空気循環路に、循環空気中に含まれるリントを捕捉するリントフィルタを設け、
    前記リントフィルタは、前記経路と連通する第1の領域と、前記収容部と連通する第2の領域とを有し、
    前記吸気口は、前記リントフィルタの一次側で、かつ、前記第2の領域に形成した請求項1に記載の衣類乾燥機。
  3. 前記リントフィルタは、本体から脱着可能なリントフィルタユニットとして構成され、
    前記吸気口を前記リントフィルタユニットに設けた請求項2に記載の衣類乾燥機。
  4. 前記収容部に前記圧縮機を配設し、
    前記吸気口から流入する外気は、前記圧縮機の近傍を通過した後に前記経路を通る循環空気と合流するようにした請求項1〜3のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
  5. 前記収容部は、仕切り板によって圧縮機の給電端子側と、それ以外の絶縁側とに画成され、
    前記吸気口から外気が流入する前記収容部を前記圧縮機の前記絶縁側に形成した請求項4に記載の衣類乾燥機。
  6. 前記吸熱器で生じる除湿水は、前記収容部の反対側へ誘導するようにした請求項1〜5のいずれか1項に記載の衣類乾燥機。
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