JP5625768B2 - ストリップの製造方法 - Google Patents
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Description
図1において、符号11はマンドレルを示し、符号12a〜12dはそれぞれ♯1ラッパーロール〜♯4ラッパーロールを示し、符号14a〜14dは、♯1ラッパーロール〜♯4ラッパーロールを回転自在に支持するとともに軸支点13a〜13dを中心に回動自在に配置される♯1アーム〜♯4アームを示す。なお、図1における符号15はピンチロールを示し、符号16はストリップを示す。
{(π×D)/2T}×d/360°×(60/1000)<V≦{(π×D)/T}×d/360°×(60/1000)
・・・・・(1)
式(1)において、Tはラッパーロールの開閉に要する時間を示し、Dは巻き付き始めにおいてはマンドレル直径(mm)を示し、2巻き目以降であればマンドレル径とストリップの巻取り高さを合わせた直径である。dは、図1に示すようにマンドレル11の中心から見た、ストリップ16の先端近傍を押さえ、正ジャンプする瞬間のラッパーロール(図1では12a)とその次にジャンプするラッパーロール(図1ではラッパーロール12b)を挟んで又隣のラッパーロール(図1ではラッパーロール12c)の間の角度(°)を示す。本発明では簡単のため、角度dを「又隣のラッパーロール間の角度」と称する。
本発明では、圧延機、ランアウトテーブルおよび巻取り機を備える熱間圧延工程において、巻取り機に附帯する複数のラッパーロールのジャンプ制御を行いながら巻取り機によりストリップを巻き取る際に、2個のラッパーロールのみがストリップに同時に接触するようにしてこのストリップを巻取るものである。
図1に示す巻取り10は、4つのラッパーロールを有するものであるが、これとは異なり3つのラッパーロールを有する場合もある。本発明は、図1に示す4つのラーパーロールを有する場合に適用される。
図3に例示するように、時間Tを、
T=t1+t2+t3+t4 ・・・・・・・・・(2)
とする。(2)式において、t1は開放時間(定数)であり、t2は閉動作時間(定数)であり、t3は(ストリップ板厚+b)/cであり、cは巻取り機10の♯1ラッパーロール〜♯4ラッパーロールの開閉動作速度(mm/sec)であり、t4は補正値(定数)である。ここで、t1+t2+t4は定数であるので、t1+t2+t4=aとする。
[(π×D)/2{a+(t+b)/c}]×d/360°×(60/1000)<V
≦[(π×D)/{a+(t+b)/c}]×d/360°×(60/1000)
・・・・・・・(3)
式(3)においては、tはストリップの板厚(mm)であり、aはラッパーロールの応答速度として、0.08secを基準として0.02〜0.2(sec)の定数であり、bはラッパーロールジャンピングの際に、鋼板の厚みに加えて若干余分に開放する量として、5mmを基準として0〜10(mm)の定数であり、cはラッパーロールの開閉動作速度であって、170mm/secを基準として100〜400(mm/sec)であり、dは又隣のラッパーロール間の角度であって基本的にラッパーロールは等間隔配置であるので、ロール間角度を70°〜110°としておけば問題なく、170°(90°+80°)を基準として140〜180°であり、さらにVは巻取り機速度(m/min)である。
換言すれば、圧延機、ランアウトテーブルおよび巻取り機10を備える熱間圧延工程において、巻取り機10に附帯する♯1ラッパーロール〜♯4ラッパーロールのジャンプ制御を行いながらこの巻取り機によりストリップ16を巻き取る際に、上記式(3)により規定される巻取り機速度V(m/min)でストリップ16を巻き取ることにより、3つのラッパーロールをストリップ16に同時に接触させるのではなく、2つのラッパーロールをストリップ16に同時に接触させて巻き取りを行うことができるようになり、これにより、ストリップの先端の通板速度を向上させることが可能になるので、圧延時間を短縮することができる。
なお、本発明で設定する巻取り機速度V(m/min)は、巻取り開始速度であるので、巻取り開始時にこの巻取り機速度になるように速度制御をすればよいので、ランアウトテーブル上で加速減速および速度制限を設けることにより、さらに圧延時間を短縮することができる。
図5のグラフにおけるパターンAは、仕上圧延速度が巻取り速度よりも大きい場合であり、ランアウトテーブル上でストリップ16の搬送速度を減速して、巻取り開始時に上記式(1)により規定される巻取り機速度V(m/min)になるようにするものである。
11 マンドレル
12a〜12d ♯1ラッパーロール〜♯4ラッパーロール
13a〜13d 軸支点
14a〜14d ♯1アーム〜♯4アーム
15 ピンチロール
16 ストリップ
Claims (2)
- 圧延機、ランアウトテーブルおよび巻取り機を備える熱間圧延工程において、前記巻取り機に附帯する4つのラッパーロールのジャンプ制御を行いながら該巻取り機によりストリップを巻き取る際に、前記ジャンプ制御を行う時間の少なくとも93%の時間において、同時に2つのラッパーロールのみが前記ストリップに接触するようにして該ストリップを巻取ることを特徴とするストリップの製造方法。
- 前記巻取り機によるストリップの巻取りは、下記式(3)により規定される巻取り機速度V(m/min)で行われる請求項1に記載されたストリップの製造方法。
[(π×D)/2{a+(t+b)/c}]×d/360°×(60/1000)<V
≦[(π×D)/{a+(t+b)/c}]×d/360°×(60/1000)
・・・・・・・(3)
式(3)において、tはストリップの板厚(mm)であり、aは0.02〜0.2(sec)の定数であり、bは0〜10(mm)の定数であり、cはラッパーロールの開閉動作速度であって100〜400(mm/sec)であり、dは又隣に配置されるラッパーロールの間の角度であって140〜180(°)であり、Vは巻取り機速度(m/min)であり、さらに、Dは巻き付き始めにおいては前記巻取り機のマンドレルの直径(mm)であり、2巻目以降であれば前記マンドレルの径と前記ストリップの巻取り高さを合わせた直径である。
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2010
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