JP6399960B2 - 金属帯巻取装置及び金属帯巻取方法 - Google Patents

金属帯巻取装置及び金属帯巻取方法 Download PDF

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Description

本開示は、金属帯巻取装置及び金属帯巻取方法に関する。
圧延機によって帯状(シート状)に圧延された鋼板(ストリップ)は、巻取機のマンドレルにコイル状に巻取られた後に、製品として出荷される。しかしながら、鋼板に内在する癖により、鋼板がマンドレルに巻取られる際に鋼板の巻き取り方向に対して横方向(左右)に振れてしまい、巻きずれが生ずることがある。この場合、鋼板の側縁のうちずれが生じている部分において曲げが生ずることにより当該部分を破棄する作業が発生し得る。さらに、巻きずれが大きい場合には、そもそも梱包できない事態も起こり得る。
そこで、特許文献1は、鋼板をコイル状に巻き取るための巻取装置を開示している。当該巻取装置は、鋼板を巻き取る巻取機と、巻取機の上流側に位置し且つ鋼板を挟持可能に構成された一対のピンチロールと、一対のピンチロールをその回転軸方向に移動させる駆動機構と、鋼板の側縁の位置を計測するセンサと、制御装置とを備える。制御装置は、鋼板が巻取機のマンドレルに巻き付いたときの鋼板の側縁の位置をセンサから取得し、当該位置を初期位置とする。制御装置は、初期位置と、センサによって経時的に測定される鋼板の側転の現在位置とを比較し、現在位置の初期位置からのずれ量が0となるように、駆動機構を介して一対のピンチロールを移動させる。そのため、当該巻取装置によれば、巻きずれの発生が抑制できる。
特開昭61−017324号公報
巻き取り中の鋼板は巻取機のローラと、その上流側の装置(巻出機やブライドルロール)との間で支持されている。そのため、巻き取り中の鋼板には張力が作用しているので、鋼板が左右に振れ難い。従って、巻きずれが発生し難いし、巻きずれが発生してもそのずれ量が小さい。一方、切断機(シャー)によって切断された後の鋼板(尾端部)には上流側の装置による張力が作用しない。そのため、鋼板に内在する癖によって左右に大きく振れてしまいやすい。このように、鋼板の切断の前後において鋼板が異なる挙動を示すことから、特許文献1に記載の巻取装置によっても巻きずれが発生しうる。
そこで、本開示の目的は、金属帯の巻きずれを極めて効果的に抑制することが可能な金属帯巻取装置及び金属帯巻取方法を説明することにある。
本開示の一つの観点に係る金属帯巻取装置は、金属帯を巻き取る巻取機と、巻取機の上流側に位置し且つ金属帯を挟持可能に構成された第1の一対のピンチロールと、第1の一対のピンチロールの上流側に位置し且つ金属帯を切断する切断機と、金属帯の側縁の位置を検出するセンサ部と、制御部とを備え、巻取機は、金属帯が巻き取られるマンドレルと、マンドレルに対して近接及び離間可能に構成された押圧ロールとを有し、制御部は、巻取機による金属帯の巻取開始から切断機による金属帯の切断処理までの間、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じてマンドレルの回転軸方向に沿ってマンドレルをシフトさせる第1の制御と、切断処理の直前に、第1の一対のピンチロールによって金属帯を挟持させる第2の制御と、切断処理の際に、マンドレルのシフト動作を停止させる処理と、マンドレルに巻き取られている金属帯を押圧ロールによってマンドレルに押しつけるように押圧ロールをマンドレルに対して近接させる処理と、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じて第1の一対のピンチロールの回転軸方向に沿って第1の一対のピンチロールをシフトさせる処理とを開始する第3の制御とを実行する。
本開示の一つの観点に係る金属帯では、巻取開始から切断処理までの間、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じてマンドレルの回転軸方向に沿ってマンドレルをシフトさせる第1の制御を、制御部が実行する。このとき、金属帯は切断前であり張力が作用している。そのため、第1の一対のピンチロールによって金属帯を挟持し且つその回転軸方向に沿ってシフトさせようとすると、張力の存在により金属帯を移動させ難い場合がある。しかしながら、金属帯の一端に張力を作用させているマンドレルそのものをシフトさせることにより、極めて効果的に巻きずれが抑制される。本開示の一つの観点に係る金属帯巻取装置では、切断処理の直前に、第1の一対のピンチロールによって金属帯を挟持させる第2の制御を制御部が実行し、さらに、切断処理の際に、マンドレルのシフト動作を停止させる処理と、マンドレルに巻き取られている金属帯を押圧ロールによってマンドレルに押しつけるように押圧ロールをマンドレルに対して近接させる処理と、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じて第1の一対のピンチロールの回転軸方向に沿って第1の一対のピンチロールをシフトさせる処理とを開始する第3の制御を制御部が実行する。すなわち、金属帯の切断処理の前後において、シフトの対象がマンドレルから第1の一対のピンチロールに変更される。切断処理の後は、金属帯の尾端部には上流側の装置による張力が作用していない。そのため、金属帯の尾端部が大きく振れやすいので、大きく重量があるマンドレルは金属帯の振れに追従することが困難な場合がある。しかも、金属帯の尾端部が大きく振れると、押圧ロールに当接している最外周の金属帯が、押圧ロールとの間の摩擦力や内側の金属帯との間の摩擦力に打ち勝って移動してしまい、押圧ロールで金属帯をマンドレルに押さえつけているにも関わらず巻きずれが生じうる。しかしながら、通常、マンドレルよりも小さく軽量な第1の一対のピンチロールをシフトさせることにより、金属帯の大きな振れに対応しつつ、極めて効果的に巻きずれが抑制される。このように、本開示の一つの観点に係る金属帯巻取装置によれば、挙動が大きく変化しがちな金属帯の切断処理の前後においても、金属帯の巻きずれを極めて効果的に抑制することが可能となる。
制御部は、巻取機による金属帯の巻き取りが行われていないときに、第1の一対のピンチロールを所定の初期位置に位置させる第4の制御を実行してもよい。第1の一対のピンチロールのシフト量には限界があるので、第1の一対のピンチロールによる金属帯の移動処理を行うたびに第1の一対のピンチロールを所定の初期位置に位置させることにより、次の金属帯の巻き取り処理において、金属帯の振れが第1の一対のピンチロールのシフト可能な範囲を超え難くなる。
第1の一対のピンチロールと切断機との間に位置し且つ金属帯を挟持可能に構成された第2の一対のピンチロールをさらに備え、制御部は、巻取機による金属帯の巻取開始から切断機による金属帯の切断処理までの間、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じてマンドレルの回転軸方向に沿ってマンドレルをシフトさせる第1の制御と、切断処理の直前に、第1及び第2の一対のピンチロールによって金属帯を挟持させる第2の制御と、切断処理の際に、マンドレルのシフト動作を停止させる処理と、マンドレルに巻き取られている金属帯を押圧ロールによってマンドレルに押しつけるように押圧ロールをマンドレルに対して近接させる処理と、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じて第1及び第2の一対のピンチロールの回転軸方向に沿って第1及び第2の一対のピンチロールをシフトさせる処理を開始する第3の制御とを実行してもよい。この場合、金属帯の切断処理後、金属帯は2組の一対のピンチロールによって挟持された状態で移動させられる。そのため、金属帯が薄い場合であっても、極めて撚れ難い。従って、撚れに起因する金属帯の折れの発生を抑制することができる。
第3の制御において、第1及び第2の一対のピンチロールを同じ方向に略同一の移動量でシフトさせてもよい。この場合、一方の一対のピンチロールと他方の一対のピンチロールとの間で金属帯に剪断力が作用し難い。従って、撚れに起因する金属帯の折れの発生をいっそう抑制することができる。
制御部は、第2の一対のピンチロール間に金属帯が位置していないときに、第2の一対のピンチロールを所定の初期位置に位置させる第5の制御を実行してもよい。第2の一対のピンチロールのシフト量には限界があるので、第2の一対のピンチロールによる金属帯の移動処理を行うたびに第2の一対のピンチロールを所定の初期位置に位置させることにより、次の金属帯の巻き取り処理において、金属帯の振れが第2の一対のピンチロールのシフト可能な範囲を超え難くなる。
第3の制御における変化量は、切断処理の際にセンサ部によって検出される金属帯の側縁の初期位置に対する、センサ部によって検出される金属帯の側縁の現在位置のずれ量であってもよい。この場合、マンドレルの停止位置に対応して初期位置が設定される。そのため、巻取開始から切断処理までの間にマンドレルが移動しても、金属帯が移動後のマンドレルの位置に適切に導かれる。従って、金属帯の巻きずれをさらに効果的に抑制することが可能となる。
第1の一対のピンチロールの上流側で且つ第1の一対のピンチロールと隣り合う位置に配置され、金属帯を下方から支持する支持ロールをさらに備え、センサ部は、金属帯のうち第1の一対のピンチロールと支持ロールとの間の部分における側縁の位置を検出してもよい。この場合、金属帯のうち当該部分は、第1の一対のピンチロールと支持ロールとによって支持されている。そのため、切断処理によって金属帯の尾端部が自由端となった後でも、当該部分が上下方向に移動し難い。従って、金属帯のうち当該部分の側縁の位置をセンサ部によって極めて精度よく検出することができる。
本開示の他の観点に係る金属帯巻取方法は、巻取機による金属帯の巻取開始から、巻取機よりも上流側に位置する切断機による金属帯の切断処理までの間、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じて巻取機のマンドレルの回転軸方向に沿ってマンドレルをシフトさせる第1の工程と、切断処理の直前に、巻取機と切断機との間に位置する第1の一対のピンチロールによって金属帯を挟持させる第2の工程と、切断処理の際に、マンドレルのシフト動作を停止させる処理と、マンドレルに巻き取られている金属帯を巻取機の押圧ロールによってマンドレルに押しつけるように押圧ロールをマンドレルに対して近接させる処理と、センサ部によって検出される金属帯の側縁の位置の変化量に応じて第1の一対のピンチロールの回転軸方向に沿って第1の一対のピンチロールをシフトさせる処理とを開始する第3の工程とを含む。
本開示の他の観点に係る金属帯巻取方法によれば、上記の金属帯巻取装置と同様に、挙動が大きく変化しがちな金属帯の切断処理の前後においても、金属帯の巻きずれを極めて効果的に抑制することが可能となる。
本開示に係る金属帯巻取装置及び金属帯巻取方法によれば、金属帯の巻きずれを極めて効果的に抑制することが可能となる。
図1は、本実施形態に係る金属帯巻取装置の側面図である。 図2は、本実施形態に係る金属帯巻取装置の上面図である。 図3は、本実施形態に係る金属帯巻取装置の機能的な構成を示すブロック図である。 図4は、第1巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するためのフローチャートである。 図5は、第1巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するための図である。 図6は、第1巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するための図である。 図7は、第1巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するための図である。 図8は、第2巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するためのフローチャートである。 図9は、第2巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するための図である。 図10は、第2巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するための図である。 図11は、第2巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するための図である。 図12は、第2巻取機による金属帯の巻き取り方法を説明するための図である。 図13は、本実施形態に係る金属帯巻取装置の他の例を示す側面図である。
以下に説明される本開示に係る実施形態は本発明を説明するための例示であるので、本発明は以下の内容に限定されるべきではない。以下の説明において、同一要素又は同一機能を有する要素には同一符号を用いることとし、重複する説明は省略する。
[金属帯巻取装置の構成]
まず、金属帯巻取装置1の構成について、図1〜図3を参照して説明する。金属帯巻取装置1は、金属帯処理プロセス(焼鈍、めっき、圧延、塗装等)によって加工された帯状(シート状)の金属帯M(例えば、鋼帯)を巻き取るための装置である。金属帯巻取装置1は、主として、ブライドルロール2と、シャー3と、補助挟持部4と、第1支持ロール5Aと、第1センサ部6Aと、第1挟持部7Aと、第1巻取機8A(テンションリール)と、第2支持ロール5Bと、第2センサ部6Bと、第2挟持部7Bと、第2巻取機8B(テンションリール)と、制御部9とを備える。ブライドルロール2と、シャー3と、補助挟持部4と、第1支持ロール5Aと、第1センサ部6Aと、第1挟持部7Aと、第1巻取機8Aと、第2支持ロール5Bと、第2センサ部6Bと、第2挟持部7Bと、第2巻取機8Bとは、上流側(圧延機から金属帯Mが送り出される側)から下流側に向けてこの順に並んでいる。
ブライドルロール2は、モータ(図示せず)の駆動によって金属帯Mを巻取機8A,8Bに所定の設定速度で送り出す。ブライドルロール2による金属帯Mの送り出し速度と、巻取機8A,8Bのマンドレル8b,8g(後述する)による金属帯Mの巻き取りトルクとが所定の関係となるよう制御されることにより、ブライドルロール2と巻取機8A,8Bとの間に架け渡された金属帯Mに所定の張力が作用する。
シャー3は、ブライドルロール2と巻取機8A,8Bとの間に架け渡された金属帯Mを所定のタイミングで切断する切断機である。シャー3は、一対の切断刃3aと、昇降機構3bと、移動機構(図示せず)とを有する。昇降機構3bは、一対の切断刃3aを互いに近接及び離間する方向に昇降させる。移動機構は、金属帯Mの送り速度と略等しい速度で金属帯Mの搬送方向に一対の切断刃3aを移動させる。搬送されている金属帯Mに同期して移動機構が一対の切断刃3aを移動させつつ、昇降機構3bが一対の切断刃3aを互いに近接させると、一対の切断刃3aの間に位置している金属帯Mが送り方向への移動中に一対の切断刃3aによって切断される。なお、搬送されている金属帯Mに同期しながら移動して金属帯Mを切断することが可能な機構を有していれば、例えば、昇降機構3bによって昇降する一対の切断刃3aに代えて、回転ドラムの外周面に切断刃が設けられた一対の回転刃を用いてもよい。
補助挟持部4は、一対のピンチロール4a(第2の一対のピンチロール)と、シリンダ4b,4cとを有する。一対のピンチロール4aはそれぞれ、金属帯Mの幅方向において略水平に延びる回転軸周りに回転可能に構成されている。シリンダ4bは、一対のピンチロール4aを互いに近接及び離間する方向に昇降させる。シリンダ4bによって一対のピンチロール4aが互いに近接すると、一対のピンチロール4aによって金属帯Mが挟持される。シリンダ4cは、金属帯Mの幅方向において一対のピンチロール4aを略水平に移動(シフト動作)させる。一対のピンチロール4aが金属帯Mを挟持した状態でシリンダ4cが一対のピンチロール4aを移動させると、一対のピンチロール4aを通過した金属帯Mは一対のピンチロール4aが移動した側に向けて進行する。
第1支持ロール5Aは、上流側(ブライドルロール2側)から下流側(巻取機8A,8B側)に向けて通板される金属帯Mを下側から支持する。第1支持ロール5Aは、金属帯Mの幅方向において略水平に延びる回転軸周りに回転可能に構成されている。第1支持ロール5Aは、上下方向や回転軸方向には移動せず、設置位置に留まるように配置されている。
第1センサ部6Aは、金属帯Mの側縁の位置を検出するための装置である。第1センサ部6Aは、固体撮像素子(例えば、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ)と、画像処理部(図示せず)とを含む。固体撮像素子は、金属帯Mの側縁近傍を撮像する。画像処理部は、固体撮像素子が撮像した撮像画像のデータを画像処理して、金属帯Mの側縁の位置を算出する。
第1挟持部7Aは、一対のピンチロール7a(第1の一対のピンチロール)と、シリンダ7b,7cとを有する。一対のピンチロール7aはそれぞれ、金属帯Mの幅方向において略水平に延びる回転軸周りに回転可能に構成されている。シリンダ7bは、一対のピンチロール7aを互いに近接及び離間する方向に昇降させる。シリンダ7bによって一対のピンチロール7aが互いに近接すると、一対のピンチロール7aによって金属帯Mが挟持される。シリンダ7cは、金属帯Mの幅方向において一対のピンチロール7aを略水平に移動(シフト動作)させる。一対のピンチロール7aが金属帯Mを挟持した状態でシリンダ7cが一対のピンチロール7aを移動させると、一対のピンチロール7aを通過した金属帯Mは一対のピンチロール7aが移動した側に向けて進行する。
第1巻取機8Aは、金属帯Mをコイル状に巻き取るための装置である。第1巻取機8Aは、本体部8aと、マンドレル8bと、押圧ロール8cと、シリンダ8d,8eとを有する。本体部8aは、マンドレル8bをその回転軸周りに回転駆動する。マンドレル8bは、金属帯Mの幅方向において略水平に延びる回転軸周りに回転可能に本体部8aに取り付けられている。マンドレル8bは、本体部8aによって回転駆動されることにより、その周面に金属帯Mを巻き取る。押圧ロール8cは、マンドレル8bに金属帯Mが巻き取られているときに、最外周に位置する金属帯Mと接触し、当該最外周の金属帯Mをマンドレル8bに向けて押しつけるように構成されている。シリンダ8dは、金属帯Mの幅方向においてマンドレル8bを本体部8aと共に略水平に移動(シフト動作)させる。シリンダ8eは、押圧ロール8cをマンドレル8bに対して近接及び離間させる。本実施形態では、第1巻取機8Aは、3組の押圧ロール8c及びシリンダ8eを有しているが、少なくとも一組の押圧ロール8c及びシリンダ8eを有していてもよい。
第2支持ロール5Bは、上流側(ブライドルロール2側)から下流側(巻取機8B側)に向けて通板される金属帯Mを下側から支持する。第2支持ロール5Bは、金属帯Mの幅方向において略水平に延びる回転軸周りに回転可能に構成されている。第2支持ロール5Bは、上下方向や回転軸方向には移動せず、設置位置に留まるように配置されている。
第2センサ部6Bは、金属帯Mの側縁の位置を検出するための装置である。第2センサ部6Bは、固体撮像素子(例えば、CCDイメージセンサ又はCMOSイメージセンサ)と、画像処理部(図示せず)とを含む。固体撮像素子は、金属帯Mの側縁近傍を撮像する。画像処理部は、固体撮像素子が撮像した撮像画像のデータを画像処理して、金属帯Mの側縁の位置を算出する。
第2挟持部7Bは、一対のピンチロール7dと、シリンダ7e,7fとを有する。一対のピンチロール7dはそれぞれ、金属帯Mの幅方向において略水平に延びる回転軸周りに回転可能に構成されている。シリンダ7eは、上側のピンチロール7dを下側のピンチロール7dに対して近接及び離間する方向に昇降させるが、下側のピンチロール7dを駆動しない。シリンダ7eによって一対のピンチロール7dが互いに近接すると、一対のピンチロール7dによって金属帯Mが挟持される。シリンダ7fは、金属帯Mの幅方向において一対のピンチロール7dを略水平に移動(シフト動作)させる。一対のピンチロール7dが金属帯Mを挟持した状態でシリンダ7fが一対のピンチロール7dを移動させると、一対のピンチロール7dを通過した金属帯Mは一対のピンチロール7dが移動した側に向けて進行する。
第2巻取機8Bは、金属帯Mをコイル状に巻き取るための装置である。第2巻取機8Bは、本体部8fと、マンドレル8gと、押圧ロール8hと、シリンダ8i,8jとを有する。本体部8fは、マンドレル8gをその回転軸周りに回転駆動する。マンドレル8gは、金属帯Mの幅方向において略水平に延びる回転軸周りに回転可能に本体部8fに取り付けられている。マンドレル8gは、本体部8fによって回転駆動されることにより、その周面に金属帯Mを巻き取る。押圧ロール8hは、マンドレル8gに金属帯Mが巻き取られているときに、最外周に位置する金属帯Mと接触し、当該最外周の金属帯Mをマンドレル8gに向けて押しつけるように構成されている。シリンダ8iは、金属帯Mの幅方向においてマンドレル8gを本体部8fと共に略水平に移動(シフト動作)させる。シリンダ8jは、押圧ロール8hをマンドレル8gに対して近接及び離間させる。本実施形態では、第2巻取機8Bは、3組の押圧ロール8h及びシリンダ8jを有しているが、少なくとも一組の押圧ロール8h及びシリンダ8jを有していてもよい。
制御部9は、図3に示されるように、シーケンス制御部9aと、第1〜第4側縁位置制御(EPC:Edge Position Control)部9c〜9fとを有する。
シーケンス制御部9aは、昇降機構3bの動作を制御し、切断刃3aにより金属帯Mの切断を行わせる。シーケンス制御部9aは、シリンダ4bの動作を制御し、一対のピンチロール4aを互いに近接及び離間させる。シーケンス制御部9aは、シリンダ7bの動作を制御し、一対のピンチロール7aを上下方向に近接及び離間させる。シーケンス制御部9aは、シリンダ7eの動作を制御し、上側のピンチロール7dを下側のピンチロール7dに対して近接及び離間させる。シーケンス制御部9aは、シリンダ8eの動作を制御し、押圧ロール8cをマンドレル8bに対して近接及び離間させる。シーケンス制御部9aは、は、シリンダ8jの動作を制御し、押圧ロール8hをマンドレル8gに対して近接及び離間させる。
第1EPC部9cは、シーケンス制御部9aからの制御信号に応じて、シリンダ4c,7cの各動作の制御を開始又は停止する。具体的には、第1EPC部9cは、制御を開始すると、センタリング(後述する)の開始信号又は第1センサ部6Aからの信号に基づいて、シリンダ4c,7cの動作をそれぞれ制御し、一対のピンチロール4a,7aを略水平に移動(シフト動作)させる。
第2EPC部9dは、シーケンス制御部9aからの制御信号に応じて、シリンダ8dの動作の制御を開始又は停止する。具体的には、第2EPC部9dは、制御を開始すると、第1センサ部6Aからの信号に基づいて、シリンダ8dの動作を制御し、マンドレル8bを本体部8aと共に略水平に移動(シフト動作)させる。
第3EPC部9eは、シーケンス制御部9aからの制御信号に応じて、シリンダ4c,7c,7fの各動作の制御を開始又は停止する。具体的には、第3EPC部9eは、制御を開始すると、センタリング(後述する)の開始信号又は第1センサ部6Aからの信号に基づいて、シリンダ4c,7c,7fの動作をそれぞれ制御し、一対のピンチロール4a,7a,7dを略水平に移動(シフト動作)させる。
第4EPC部9fは、シーケンス制御部9aからの制御信号に応じて、シリンダ8iの動作の制御を開始又は停止する。具体的には、第4EPC部9fは、制御を開始すると、第2センサ部6Bからの信号に基づいて、シリンダ8iの動作を制御し、マンドレル8gを本体部8fと共に略水平に移動(シフト動作)させる。
[金属帯巻取装置の動作]
(1)第1巻取機
続いて、図4〜図7を参照して、第1巻取機8Aによる金属帯Mの巻き取り方法を説明する。
第1巻取機8Aが金属帯Mの巻き取り処理を開始すると、第1巻取機8Aにおいて、金属帯Mの側縁位置制御を開始する(図4のステップS1)。具体的には、金属帯Mの側縁の初期位置(金属帯Mの側縁の第1初期位置)に対するずれ量を第1センサ部6Aが検出すると、そのずれ量の情報が第1センサ部6Aから第2EPC部9dに送信される。ここでいう初期位置は、例えば、巻取機8Aのマンドレル8bに金属帯Mの先端が巻き付いて金属帯Mに張力が付与されたときに、第1センサ部6Aが検出した金属帯Mの側縁位置であってもよい。第2EPC部9dがずれ量の情報を受信すると、第2EPC部9dはシリンダ8dを制御し、そのずれ量と略同じ長さマンドレル8bをシフト動作させる。すなわち、第2EPC部9dは、第1センサ部6Aからの信号に基づいて、シリンダ8dを制御する。このとき、補助挟持部4、第1挟持部7A及び第2挟持部7Bの一対のピンチロール4a,7a,7dはそれぞれ、図5の(a)に示されるように、互いに離間している。第1巻取機8Aの押圧ロール8cはいずれも、図5の(a)に示されるように、最外周に位置する金属帯Mから離間している。第1巻取機8Aによる金属帯Mの巻き取り速度は、例えば、30m/分〜1000m/分程度であってもよい。なお、マンドレル8bをシフト動作させる際に、マンドレル8bを本体部8aと共に移動させてもよい。
次に、第2挟持部7Bにおいて、センタリングを開始する(図4のステップS2)。具体的には、第3EPC部9eがシーケンス制御部9aからセンタリングの開始信号を受信すると、第3EPC部9eは、シリンダ7fを制御して、金属帯Mの幅方向における一対のピンチロール7dの位置を初期位置に移動させる。ここでいう初期位置は、例えば、シリンダ7fの可動範囲(ストローク可能範囲)の中間位置であってもよい。第1巻取機8Aによる金属帯Mの巻き取り処理の前に第2巻取機8Bによる金属帯Mの巻き取り処理が行われていない場合には、ステップS2の処理を行わなくてもよい。一方、第1巻取機8Aによる金属帯Mの巻き取り処理の前に第2巻取機8Bによる金属帯Mの巻き取り処理が行われている場合には、第2巻取機8Bにおいて巻き取られている金属帯Mの尾端が第2挟持部7Bを通過した後に、ステップS2の処理を行ってもよい。
次に、図5の(b)に示されるように、シャー3(切断刃3a)による金属帯Mの切断処理の直前に、第1挟持部7A及び補助挟持部4による金属帯Mの挟持を開始する(図4のステップS3)。具体的には、切断処理の直前となったことをシーケンス制御部9aが判断すると、シーケンス制御部9aは、シリンダ4b,7bを制御して、一対のピンチロール4a,7aをそれぞれ近接させる。このとき、ピンチロール4a,7a及びマンドレル8bにより、金属帯Mに対して張力が付与される。切断処理の直前とは、金属帯Mの切断予定箇所が所定位置に到達したとき(例えば、切断予定位置がシャー3の数m〜数十m手前に到達したとき)であってもよいし、金属帯Mの巻き取り開始から所定時間に至ったとき(例えば、切断時間の数秒前に至ったとき)であってもよい。
次に、図6の(a)に示されるように、シーケンス制御部9aが昇降機構3bを制御して、切断刃3aによる金属帯Mの切断を開始する(図4のステップS4)。金属帯Mが切断されると、第1巻取機8Aによって巻き取られている下流側の金属帯M(以下、金属帯M1という。)と、圧延機から送り出されている下流側の金属帯M(以下、金属帯M2という。)とに分割される。
次に、第2EPC部9dがシリンダ8dを制御し、マンドレル8bのシフト動作を停止(ロック)させる(図4のステップS5)。第1EPC部9cは、このときの金属帯M1の側縁の位置信号を第1センサ部6Aから受信すると、当該位置を金属帯M1の側縁の新たな初期位置(金属帯M1の側縁の第2初期位置)に設定する。
次に、シーケンス制御部9aがシリンダ8eを制御し、押圧ロール8cの移動を開始する(図4のステップS6)。これにより、図6の(b)に示されるように、マンドレル8bに巻き取られている最外周の金属帯M1に押圧ロール8cが近接し、押圧ロール8cが当該最外周の金属帯M1をマンドレル8bに向けて押しつける。
次に、第1挟持部7A及び補助挟持部4において、金属帯M1の側縁位置制御を開始する(図4のステップS7)。具体的には、金属帯M1の側縁の現在位置を第1センサ部6Aが検出すると、当該現在位置の情報を受信した第1EPC部9cが、当該現在位置の第2初期位置に対するずれ量を算出する。第1EPC部9cはシリンダ4c,7cを制御し、算出したずれ量がゼロになるように(そのずれ量を打ち消す方向に)一対のピンチロール4a,7aをシフト動作させる。すなわち、第1EPC部9cは、第1センサ部6Aからの信号に基づいて、一対のピンチロール4a,7aの移動量(シフト量)を制御する。一対のピンチロール4a,7aのシフト方向は同じ方向であってもよい。一対のピンチロール4a,7aの移動量(シフト量)は略同一であってもよい。
次に、金属帯M1の尾端が補助挟持部4を通過したことを図示しないセンサ部が検知し、シーケンス制御部9aが当該検知信号を受信すると、補助挟持部4からの金属帯M1の解放が開始される(図4のステップS8)。具体的には、図7の(a)に示されるように、シーケンス制御部9aは、シリンダ4bを制御して、一対のピンチロール4aを離間させる。このとき、一対のピンチロール4aを離間させる前後の時点において、第1EPC部9cがシリンダ4cを制御し、一対のピンチロール4aのシフト動作を停止(ロック)させてもよい。第1EPC部9cは、一対のピンチロール4aが離間した後に、補助挟持部4のセンタリング処理を行ってもよい。具体的には、第1EPC部9cがシーケンス制御部9aからセンタリングの開始信号を受信すると、第1EPC部9cは、シリンダ4cを制御して、金属帯Mの幅方向における一対のピンチロール4aの位置を初期位置に移動させる。ここでいう初期位置は、例えば、シリンダ4cの可動範囲(ストローク可能範囲)の中間位置であってもよい。
次に、金属帯M1の尾端が第1挟持部7Aを通過したことを図示しないセンサ部が検知し、シーケンス制御部9aが当該検知信号を受信すると、第1挟持部7Aからの金属帯M1の解放が開始される(図4のステップS9)。具体的には、図7の(b)に示されるように、シーケンス制御部9aは、シリンダ7bを制御して、一対のピンチロール7aを離間させる。
こうして金属帯M1の全てがマンドレル8bにコイル状に巻き取られると、マンドレル8bから当該コイルの取り出しが開始される(図4のステップS10)。具体的には、図示しないクレーン等によりコイルを保持し、マンドレル8bから取り外した後、コイルを所定の保管場所へと搬送する。以上により、第1巻取機8Aによる金属帯M(M1)の巻き取りが完了する。
(2)第2巻取機
次に、図8〜図12を参照して、第2巻取機8Bによる金属帯Mの巻き取り方法を説明する。
第2巻取機8Bが金属帯Mの巻き取り処理を開始すると、第2巻取機8Bにおいて、金属帯Mの側縁位置制御を開始する(図8のステップS11)。具体的には、金属帯Mの側縁の初期位置(金属帯Mの側縁の第3初期位置)に対するずれ量を第2センサ部6Bが検出すると、そのずれ量の情報が第2センサ部6Bから第4EPC部9fに送信される。ここでいう初期位置は、例えば、巻取機8Bのマンドレル8gに金属帯Mの先端が巻き付いて金属帯Mに張力が付与されたときに、第1センサ部6Bが検出した金属帯Mの側縁位置であってもよい。第4EPC部9fがずれ量の情報を受信すると、第4EPC部9fはシリンダ8iを制御し、そのずれ量と略同じ長さマンドレル8gをシフト動作させる。すなわち、第4EPC部9fは、第2センサ部6Bからの信号に基づいて、シリンダ8iを制御する。このとき、補助挟持部4、第1挟持部7A及び第2挟持部7Bの一対のピンチロール4a,7a,7dはそれぞれ、図9の(a)に示されるように、互いに離間している。第2巻取機8Bの押圧ロール8hはいずれも、図9の(a)に示されるように、最外周に位置する金属帯Mから離間している。第2巻取機8Bによる金属帯Mの巻き取り速度は、例えば、30m/分〜1000m/分程度であってもよい。なお、マンドレル8gをシフト動作させる際に、マンドレル8gを本体部8fと共に移動させてもよい。
次に、第1挟持部7Aにおいて、センタリングを開始する(図8のステップS12)。具体的には、第1EPC部9cがシーケンス制御部9aからセンタリングの開始信号を受信すると、第1EPC部9cは、シリンダ7cを制御して、金属帯Mの幅方向における一対のピンチロール7aの位置を初期位置に移動させる。ここでいう初期位置は、例えば、シリンダ7cの可動範囲(ストローク可能範囲)の中間位置であってもよい。第2巻取機8Bによる金属帯Mの巻き取り処理の前に第1巻取機8Aによる金属帯Mの巻き取り処理が行われていない場合には、ステップS12の処理を行わなくてもよい。一方、第2巻取機8Bによる金属帯Mの巻き取り処理の前に第1巻取機8Aによる金属帯Mの巻き取り処理が行われている場合には、第1巻取機8Aにおいて巻き取られている金属帯Mの尾端が第1挟持部7Aを通過した後に、ステップS12の処理を行ってもよい。
次に、図9の(b)に示されるように、シャー3(切断刃3a)による金属帯Mの切断処理の直前に、第1挟持部7A、第2挟持部7B及び補助挟持部4による金属帯Mの挟持を開始する(図8のステップS13)。具体的には、切断処理の直前となったことをシーケンス制御部9aが判断すると、シーケンス制御部9aは、シリンダ4b,7b,7eを制御して、一対のピンチロール4a,7a,7dをそれぞれ近接させる。このとき、ピンチロール4a,7a,7d及びマンドレル8gにより、金属帯Mに対して張力が付与される。切断処理の直前とは、金属帯Mの切断予定箇所が所定位置に到達したとき(例えば、切断予定位置がシャー3の数m〜数十m手前に到達したとき)であってもよいし、金属帯Mの巻き取り開始から所定時間に至ったとき(例えば、切断時間の数秒前に至ったとき)であってもよい。
次に、図10の(a)に示されるように、シーケンス制御部9aが昇降機構3bを制御して、切断刃3aによる金属帯Mの切断を開始する(図8のステップS14)。金属帯Mが切断されると、第2巻取機8Bによって巻き取られている下流側の金属帯M(以下、金属帯M3という。)と、圧延機から送り出されている下流側の金属帯M(以下、金属帯M4という。)とに分割される。
次に、第4EPC部9fがシリンダ8iを制御し、マンドレル8gのシフト動作を停止(ロック)させる(図8のステップS15)。第3EPC部9eは、このときの金属帯M3の側縁の位置信号を第2センサ部6Bから受信すると、当該位置を金属帯M3の側縁の新たな初期位置(第4初期位置)に設定する。
次に、シーケンス制御部9aがシリンダ8jを制御し、押圧ロール8hの移動を開始する(図8のステップS16)。これにより、図10の(b)に示されるように、マンドレル8gに巻き取られている最外周の金属帯M3に押圧ロール8hが近接し、押圧ロール8hが当該最外周の金属帯M3をマンドレル8gに向けて押しつける。
次に、第1挟持部7A、第2挟持部7B及び補助挟持部4において、金属帯M3の側縁位置制御を開始する(図8のステップS17)。具体的には、金属帯M3の側縁の現在位置を第2センサ部6Bが検出すると、当該現在位置の情報を受信した第3EPC部9eが、当該現在位置の第4初期位置に対するずれ量を算出する。第3EPC部9eはシリンダ4c,7c,7fを制御し、算出したずれ量がゼロになるように(そのずれ量を打ち消す方向に)一対のピンチロール4a,7a,7dをシフト動作させる。すなわち、第3EPC部9eは、第2センサ部6Bからの信号に基づいて、一対のピンチロール4a,7a,7dの移動量(シフト量)を制御する。一対のピンチロール4a,7a,7dのシフト方向は同じ方向であってもよい。一対のピンチロール4a,7a,7dの移動量(シフト量)は略同一であってもよい。
次に、金属帯M3の尾端が補助挟持部4を通過したことを図示しないセンサ部が検知し、シーケンス制御部9aが当該検知信号を受信すると、補助挟持部4からの金属帯M3の解放が開始される(図8のステップS18)。具体的には、図11の(a)に示されるように、シーケンス制御部9aは、シリンダ4bを制御して、一対のピンチロール4aを離間させる。このとき、一対のピンチロール4aを離間させる前後の時点において、第3EPC部9eがシリンダ4cを制御し、一対のピンチロール4aのシフト動作を停止(ロック)させてもよい。第3EPC部9eは、一対のピンチロール4aが離間した後に、補助挟持部4のセンタリング処理を行ってもよい。具体的には、第3EPC部9eがシーケンス制御部9aからセンタリングの開始信号を受信すると、第3EPC部9eは、シリンダ4cを制御して、金属帯Mの幅方向における一対のピンチロール4aの位置を初期位置に移動させる。ここでいう初期位置は、例えば、シリンダ4cの可動範囲(ストローク可能範囲)の中間位置であってもよい。
次に、金属帯M3の尾端が第1挟持部7Aを通過したことを図示しないセンサ部が検知し、シーケンス制御部9aが当該検知信号を受信すると、第1挟持部7Aからの金属帯M3の解放が開始される(図8のステップS19)。具体的には、図11の(b)に示されるように、シーケンス制御部9aは、シリンダ7bを制御して、一対のピンチロール7aを離間させる。
次に、金属帯M3の尾端が第2挟持部7Bを通過したことを図示しないセンサ部が検知し、シーケンス制御部9aが当該検知信号を受信すると、第2挟持部7Bからの金属帯M3の解放が開始される(図8のステップS20)。具体的には、図12に示されるように、シーケンス制御部9aは、シリンダ7eを制御して、一対のピンチロール7aを離間させる。
こうして金属帯M3の全てがマンドレル8gにコイル状に巻き取られると、マンドレル8gから当該コイルの取り出しが開始される(図8のステップS21)。具体的には、図示しないクレーン等によりコイルを保持し、マンドレル8gから取り外した後、コイルを所定の保管場所へと搬送する。以上により、第2巻取機8Bによる金属帯M(M3)の巻き取りが完了する。
[作用及び効果]
以上のような本実施形態の作用及び効果について、第1巻取機8Aによる金属帯Mの巻き取り処理を前提として以下に説明するが、第2巻取機8Bにおいても同様の作用効果を奏する。
本実施形態では、第1巻取機8Aにおける巻取開始から切断処理までの間、第1センサ部6Aによって検出される金属帯Mの側縁の位置の変化量に応じてマンドレル8bの回転軸方向に沿ってマンドレル8bをシフトさせる第1の制御(ステップS1)を制御部9(第2EPC部9d)が実行する。このとき、金属帯Mは切断前であり張力が作用している。そのため、このときに一対のピンチロール4a,7aによって金属帯Mを挟持し且つその回転軸方向に沿ってシフトさせようとすると、張力の存在により金属帯Mを移動させ難い場合があり、さらには金属帯Mの形状を崩してしまう場合もある。しかしながら、金属帯Mの一端に張力を作用させているマンドレル8bそのものをシフトさせることにより、極めて効果的に巻きずれが抑制されると共に、金属帯Mの形状が崩れ難い。本実施形態では、切断処理の直前に、一対のピンチロール4a,7aによって金属帯Mを挟持させる第2の制御(ステップS3)を制御部9(シーケンス制御部9a)が実行し、さらに、切断処理の際に、マンドレル8bのシフト動作を停止させる処理(ステップS5)と、マンドレル8bに巻き取られている金属帯Mを押圧ロール8cによってマンドレル8bに押しつけるように押圧ロール8cをマンドレル8bに対して近接させる処理(ステップS6)と、第1センサ部6Aによって検出される金属帯Mの側縁の位置の変化量に応じて一対のピンチロール4a,7aの回転軸方向に沿って一対のピンチロール4a,7aをシフトさせる処理(ステップS7)とを開始する第3の制御を制御部9(シーケンス制御部9a、第1EPC部9c及び第2EPC部9d)が実行する。すなわち、金属帯Mの切断処理の前後において、シフトの対象がマンドレル8bから一対のピンチロール4a,7aに変更される。切断処理の後は、金属帯M(M1)の尾端部には上流側の装置による張力が作用していない。そのため、金属帯M(M1)の尾端部が大きく振れやすいので、大きく重量があるマンドレル8bは金属帯M(M1)の振れに追従することが困難な場合がある。しかも、金属帯M(M1)の尾端部が大きく振れると、押圧ロール8cに当接している最外周の金属帯M(M1)が、押圧ロール8cとの間の摩擦力や内側の金属帯M(M1)との間の摩擦力に打ち勝って移動してしまい、押圧ロール8cで金属帯M(M1)をマンドレル8bに押さえつけているにも関わらず巻きずれが生じうる。しかしながら、通常、マンドレル8bよりも小さく軽量な一対のピンチロール4a,7aをシフトさせることにより、金属帯M(M1)の大きな振れに対応しつつ、極めて効果的に巻きずれが抑制される。このように、本実施形態よれば、挙動が大きく変化しがちな金属帯Mの切断処理の前後においても、金属帯Mの巻きずれを極めて効果的に抑制することが可能となる。しかも、上記特許文献1の巻取装置の適用対象である連続熱間圧延機(ホットストリップミル)で巻き取りの対象となるような、厚さが1mm〜20mm程度と比較的厚く且つ金属帯Mの形状の崩れに対する許容範囲がやや広い傾向にある金属帯Mのみならず、厚さが0.15mm〜1mm程度と比較的薄く且つ金属帯Mの形状の崩れに対する許容範囲が狭い傾向にある金属帯M(例えば、表面処理鋼板など)についても、本実施形態に係る金属帯巻取装置1によって巻き取ることが可能となる。
本実施形態では、制御部9(第3EPC部9e)が、第2巻取機8Bによる金属帯Mの巻き取りが行われていないときに、一対のピンチロール7dを所定の初期位置に位置させる第4の制御(ステップS2)を実行している。一対のピンチロール7dのシフト量には限界があるので、一対のピンチロール7dによる金属帯Mのシフト動作を行うたびに一対のピンチロール7dを所定の初期位置に位置させることにより、次の金属帯Mの巻き取り処理において、金属帯Mの振れが一対のピンチロール7dのシフト可能な範囲(可動範囲)を超え難くなる。
本実施形態では、上記の第1〜第3の制御が、2組の一対のピンチロール4a,7aを用いて行われている。そのため、金属帯Mの切断処理後、金属帯Mは2組の一対のピンチロール4a,7aによって挟持された状態で移動させられる。そのため、金属帯Mが薄い場合であっても、極めて撚れ難い。従って、撚れに起因する金属帯Mの折れの発生を抑制することができる。
本実施形態では、上記の第3の制御において、一対のピンチロール4a,7aを同じ方向に略同一の移動量でシフトさせている。そのため、一対のピンチロール4a,7aのうち一方と他方との間で金属帯Mに剪断力が作用し難い。従って、撚れに起因する金属帯Mの折れの発生をいっそう抑制することができる。
本実施形態では、制御部9(第1EPC部9c)は、一対のピンチロール4a間に金属帯Mが位置していないときに、一対のピンチロール4aを所定の初期位置に位置させる第5の制御(ステップS8)を実行している。一対のピンチロール4aのシフト量には限界があるので、一対のピンチロール4aによる金属帯Mのシフト動作を行うたびに一対のピンチロール4aを所定の初期位置に位置させることにより、次の金属帯Mの巻き取り処理において、金属帯Mの振れが一対のピンチロール4aのシフト可能な範囲(可動範囲)を超え難くなる。
本実施形態では、上記の第3の制御における変化量を、切断処理の際に第1センサ部6Aによって検出される金属帯M1の側縁の初期位置(金属帯M1の側縁の第2初期位置)に対する、第1センサ部6Aによって検出される金属帯M1の側縁の現在位置のずれ量によって評価している。そのため、マンドレル8bの停止位置に対応して第2初期位置が設定される。従って、巻取開始から切断処理までの間にマンドレル8bが移動しても、金属帯M1が移動後のマンドレル8bの位置に適切に導かれる。その結果、金属帯M1の巻きずれをさらに効果的に抑制することが可能となる。
本実施形態では、金属帯Mを下方から支持する支持ロール5Aが、一対のピンチロール7aの上流側で且つ一対のピンチロール7aと隣り合う位置に配置されていると共に、第1センサ部6Aが、金属帯Mのうち一対のピンチロール7aと支持ロール5Aとの間における側縁の位置を検出している。そのため、金属帯Mのうち当該部分が一対のピンチロール7aと支持ロール5Aとによって支持されているので、切断処理によって金属帯M1の尾端部が自由端となった後でも、尾端部が上下方向に移動し難い。従って、金属帯M1のうち当該部分の側縁の位置を第1センサ部6Aによって極めて精度よく検出することができる。
[他の実施形態]
以上、本開示に係る実施形態について詳細に説明したが、本発明の要旨の範囲内で種々の変形を上記の実施形態に加えてもよい。例えば、金属帯巻取装置1は支持ロール、センサ部、挟持部及び巻取機を2組備えていたが、金属帯巻取装置1はこれらの要素を1組以上備えていてもよい。
金属帯巻取装置1は、補助挟持部4を備えていなくてもよいし、支持ロール5A,5Bを備えていなくてもよい。
金属帯巻取装置1は、一対のピンチロール4a,7a,7dを所定の初期位置に位置させる制御を行ってもよいし、行わなくてもよい。金属帯巻取装置1は、マンドレル8b,8gを所定の初期位置に位置させる制御を行ってもよいし、行わなくてもよい。
シーケンス制御部9aは、第1及び第2センサ部6A,6Bからの信号を直接受信し、第1〜第4EPC部9c〜9fの制御を行ってもよい。シーケンス制御部9aは、第1〜第4EPC部9c〜9fを介さずに、直接シリンダ4c,7c,8d,7f,8iを制御してもよい。
第1及び第2センサ部6A,6Bに代えて、図13に示されるように、第3センサ部6Cを用いてもよい。第3センサ部6Cは、透過型センサと、信号処理部(図示せず)とを含む。透過型センサは、投光部6aと、受光部6bとを含む。受光部6bは、投光部6aが照射する光を受光する。投光部6aと受光部6bとの間に金属帯Mの側縁が存在すると、金属帯Mは、投光部6aが照射する光の一部を遮光する。信号処理部は、受光部6bが検出した受光状態及び遮光状態に基づいて、金属帯Mの側縁の位置を検出する。透過型センサを用いた場合、切断処理によって金属帯Mの尾端部が自由端となった後に尾端部が上下方向に移動しても、金属帯Mの側縁の位置を極めて精度よく検出できる。そのため、この場合には、金属帯巻取装置1が第1及び第2支持ロール5A,5Bを備えていなくてもよい。
1…金属帯巻取装置、3…シャー(切断機)、4…補助挟持部、4a…ピンチロール、5A…第1支持ロール、5B…第2支持ロール、6A…第1センサ部、6B…第2センサ部、7A…第1挟持部、7B…第2挟持部、7a,7d…ピンチロール、8A…第1巻取機(テンションリール)、8B…第2巻取機(テンションリール)、8b,8g…マンドレル、8c,8h…押圧ロール、9…制御部、9a…シーケンス制御部、9c…第1EPC部、9d…第2EPC部、9e…第3EPC部、9f…第4EPC部、M…金属帯。

Claims (8)

  1. 金属帯を巻き取る巻取機と、
    前記巻取機の上流側に位置し且つ前記金属帯を挟持可能に構成された第1の一対のピンチロールと、
    前記第1の一対のピンチロールの上流側に位置し且つ前記金属帯を切断する切断機と、
    前記金属帯の側縁の位置を検出するセンサ部と、
    制御部とを備え、
    前記巻取機は、
    前記金属帯が巻き取られるマンドレルと、
    前記マンドレルに対して近接及び離間可能に構成された押圧ロールとを有し、
    前記制御部は、
    前記巻取機による前記金属帯の巻取開始から前記切断機による前記金属帯の切断処理までの間、前記センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の位置の変化量に応じて前記マンドレルの回転軸方向に沿って前記マンドレルをシフトさせる第1の制御と、
    前記切断処理の直前に、前記第1の一対のピンチロールによって前記金属帯を挟持させる第2の制御と、
    前記切断処理の際に、前記マンドレルのシフト動作を停止させる処理と、前記マンドレルに巻き取られている前記金属帯を前記押圧ロールによって前記マンドレルに押しつけるように前記押圧ロールを前記マンドレルに対して近接させる処理と、前記センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の位置の変化量に応じて前記第1の一対のピンチロールの回転軸方向に沿って前記第1の一対のピンチロールをシフトさせる処理とを開始する第3の制御とを実行する、金属帯巻取装置。
  2. 前記制御部は、前記巻取機による前記金属帯の巻き取りが行われていないときに、前記第1の一対のピンチロールを所定の初期位置に位置させる第4の制御を実行する、請求項1に記載の金属帯巻取装置。
  3. 前記第1の一対のピンチロールと前記切断機との間に位置し且つ前記金属帯を挟持可能に構成された第2の一対のピンチロールをさらに備え、
    前記制御部は、
    前記巻取機による前記金属帯の巻取開始から前記切断機による前記金属帯の切断処理までの間、前記センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の位置の変化量に応じて前記マンドレルの回転軸方向に沿って前記マンドレルをシフトさせる第1の制御と、
    前記切断処理の直前に、前記第1及び第2の一対のピンチロールによって前記金属帯を挟持させる第2の制御と、
    前記切断処理の際に、前記マンドレルのシフト動作を停止させる処理と、前記マンドレルに巻き取られている前記金属帯を前記押圧ロールによって前記マンドレルに押しつけるように前記押圧ロールを前記マンドレルに対して近接させる処理と、前記センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の位置の変化量に応じて前記第1及び第2の一対のピンチロールの回転軸方向に沿って前記第1及び第2の一対のピンチロールをシフトさせる処理を開始する第3の制御とを実行する、請求項1又は2に記載の金属帯巻取装置。
  4. 前記第3の制御において、前記第1及び第2の一対のピンチロールを同じ方向に略同一の移動量でシフトさせる、請求項3に記載の金属帯巻取装置。
  5. 前記制御部は、前記第2の一対のピンチロール間に前記金属帯が位置していないときに、前記第2の一対のピンチロールを所定の初期位置に位置させる第5の制御を実行する、請求項3又は4に記載の金属帯巻取装置。
  6. 前記第3の制御における前記変化量は、前記切断処理の際に前記センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の初期位置に対する、前記センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の現在位置のずれ量である、請求項1〜5のいずれか一項に記載の金属帯巻取装置。
  7. 前記第1の一対のピンチロールの上流側で且つ前記第1の一対のピンチロールと隣り合う位置に配置され、前記金属帯を下方から支持する支持ロールをさらに備え、
    前記センサ部は、前記金属帯のうち前記第1の一対のピンチロールと前記支持ロールとの間の部分における側縁の位置を検出する、請求項1〜6のいずれか一項に記載の金属帯巻取装置。
  8. 巻取機による金属帯の巻取開始から、前記巻取機よりも上流側に位置する切断機による前記金属帯の切断処理までの間、センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の位置の変化量に応じて前記巻取機のマンドレルの回転軸方向に沿って前記マンドレルをシフトさせる第1の工程と、
    前記切断処理の直前に、前記巻取機と前記切断機との間に位置する第1の一対のピンチロールによって前記金属帯を挟持させる第2の工程と、
    前記切断処理の際に、前記マンドレルのシフト動作を停止させる処理と、前記マンドレルに巻き取られている前記金属帯を前記巻取機の押圧ロールによって前記マンドレルに押しつけるように前記押圧ロールを前記マンドレルに対して近接させる処理と、前記センサ部によって検出される前記金属帯の側縁の位置の変化量に応じて前記第1の一対のピンチロールの回転軸方向に沿って前記第1の一対のピンチロールをシフトさせる処理とを開始する第3の工程とを含む、金属帯巻取方法。
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