JP5625342B2 - 画像処理方法、画像処理装置、プログラム - Google Patents

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Description

本発明は、画像データの圧縮符号化、復号を行う画像処理方法、画像処理装置、プログラムに関する。
画像データを取得することの可能な顕微鏡装置と、その画像データを処理するコンピュータとを備えたバーチャル顕微鏡システムにより、標本が載っているスライドガラス全体を撮影し、デジタル画像として保存・表示することが行われる。このバーチャル顕微鏡システムにおいて、実際の顕微鏡と同等以上の操作性を実現することが期待されている。
その期待される操作の一つとしては、実際の顕微鏡のように、微動焦点ねじを回してフォーカスの位置を変えることによって、任意のフォーカス面を観察することを可能にする操作である。これは、被写界深度の非常に浅い顕微鏡光学系を用いて厚みのある試料を観察するのに必要な操作である。特に、病理診断の分野において、診断医がフォーカスを変えて観察することによって細胞の立体感を把握するのに役立つ。
バーチャル顕微鏡システムでは、その操作を実現するためには、試料を複数のフォーカス位置で撮像することによって得られた画像(以下「フォーカス面画像」と呼ぶ。)のデータが必要となる(図1参照)。このため、1つの試料から得られた画像データの全体の容量が大きくなる。そこでバーチャル顕微鏡システムでは、画像データを圧縮することが行われる。
例えば、特許文献1では、複数のフォーカス面画像に対して、隣接し合うフレーム間の差分をとるフレーム間符号化を用いた圧縮方法が示されている。さらに、基準となるフォーカス面を決め、光学パラメータと基準フォーカス面からのZ座標変位で決まるボケ変化を利用したボケ補償予測を用いて圧縮することについても触れられている。
また、バーチャル顕微鏡システムにおいて実現が期待されるもう1つの操作として、観察像の倍率の高速な切り替えがある。実際の顕微鏡では,まず低倍率のレンズでスライドガラス全体を見渡し,順次高倍率のレンズに切り替えて観察の詳細度を上げていくことが一般である。典型的なバーチャル顕微鏡システムでは、撮像された元の画像データから解像度を段階的に下げた複数の異なる解像度の画像データ(図2参照)を生成してこれらを保存しておき、ユーザからの任意の解像度と画像の表示範囲の指定に従って該当する画像データを読み出して表示することとしていることが一般である。
特開2007−11977号公報
しかしながら、特許文献1に開示されるようなフレーム間符号化方式では、符号化/復号の処理量、特に参照画像の符号化/復号の処理量が膨大となり、画像の観察による診断の効率に響くおそれがある。さらに、符号化/復号時に参照画像を保持しておくための大量のメモリを必要とし、コストの増加を招く。また、上記の典型的なバーチャル顕微鏡システムのように、解像度の異なる画像がフォーカス面毎に必要となると、やはり全体の画像データ量が膨大なものとなる。
また、特許文献1のフレーム間符号化方式解像度毎の画像データ圧縮に採用された場合、任意の解像度及びフォーカス位置のフォーカス面画像を復号するためには、その前に、同じ解像度で、かつフォーカス方向で隣接するフォーカス面画像を復号する必要がある。このため、任意のフォーカス面画像の復号が完了するまでに時間がかかり、実用性に欠く。
さらに、解像度の異なる画像間で予測符号化を行う方式も考えられる。しかしこの場合、任意の解像度及びフォーカス位置のフォーカス面画像を復号するためには、その前に、そのフォーカス位置において参照面とされた解像度のフォーカス面画像を復号する必要がある。したがって、この場合も、任意のフォーカス面画像の復号が完了するまでに時間がかかる、という課題がある。以上のことから、より効率の良い圧縮方式が求められている。
本発明は、上記課題に鑑みて、複数のフォーカス位置毎の複数の解像度の画像データを高い圧縮率で符号化することのできる画像処理方法、画像処理装置、プログラムを提供することを目的とするものである。
また、本発明の別の目的は、複数のフォーカス位置毎の複数の解像度の画像データを効率的に復号することのできる画像処理方法、画像処理装置、プログラムを提供することを目的とするものである。
上記目的を達成するため、本発明の一形態に係る情報処理方法は、異なる複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像のうちの少なくとも1つを基準フォーカス面画像として、これを縮小し、前記縮小された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の各差分データを符号化結果として出力する。
本発明では、縮小された基準フォーカス面画像とフォーカス位置毎の差分データを圧縮符号化の結果として得ることができる。したがって、各フォーカス位置のフォーカス面画像毎に圧縮する一般的な圧縮方式に比べ、圧縮率が向上する。さらに、参照画像に低倍率の画像を用いたことで、メモリの消費量および全体的な処理量のさらなる低減が可能になる。
前記倍率間ボケ補償予測は、拡大フィルタとボケ補償フィルタを用いて行われる。
前記倍率間ボケ補償予測は、複数の基準フォーカス面画像から行われることとしてもよい。これにより、倍率間ボケ補償予測の精度を向上することができ、圧縮効率を高められる。また、ピントの合うフォーカス面が複数あった場合でも高精度に予測を行うことができる。
本発明の別の形態に係る情報処理方法は、異なる複数のフォーカス位置で被写体をステレオ撮像して得られた複数のフォーカス面画像ステレオ対の一方を基準フォーカス面画像として、これを縮小し、前記縮小された基準フォーカス面画像から第1の倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、前記複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像ステレオ対の一方の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎のフォーカス面画像ステレオ対の一方の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の一方との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像から第2の倍率間ボケ補償予測により、前記複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像ステレオ対の他方の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎のフォーカス面画像ステレオ対の他方の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の他方との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の差分データを符号化結果として出力する。
本発明では、フォーカス面画像ステレオ対の一方の縮小基準フォーカス面画像と、フォーカス位置毎のフォーカス面画像ステレオ対の差分データを圧縮符号化の結果として得ることができる。したがって、各フォーカス位置のフォーカス面画像毎に圧縮する一般的な圧縮方式に比べ、圧縮率が向上する。さらに、参照画像に低倍率の画像を用いたことで、メモリの消費量および全体的な処理量のさらなる低減が可能になる。
本発明の別の形態に係る情報処理方法は、異なる複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像のうちの少なくとも1つを基準フォーカス面画像として、これを縮小し、前記縮小された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の各差分データを符号化結果として出力する方法によって得られた前記符号化結果を取得し、前記取得した符号化結果の中の前記縮小された基準フォーカス面画像を復号し、前記復号された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された倍率間ボケ補償予測画像と前記符号化結果の中の前記フォーカス位置毎の各差分データとを足し合わせて前記フォーカス位置毎のフォーカス面画像を復元する。
各フォーカス位置のフォーカス面画像の復元に必要な参照画像の復号が一回で済むことから、復号時の処理量が低減し、高速化が可能になるとともに、メモリの消費量も低減できる。
本発明の別の形態に係る情報処理方法は、異なる複数のフォーカス位置で被写体をステレオ撮像して得られた複数のフォーカス面画像ステレオ対の一方を基準フォーカス面画像として、これを縮小し、前記縮小された基準フォーカス面画像から第1の倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、前記複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像ステレオ対の一方の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎のフォーカス面画像ステレオ対の一方の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の一方との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像から第2の倍率間ボケ補償予測により、前記複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像ステレオ対の他方の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎のフォーカス面画像ステレオ対の他方の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の他方との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の差分データを符号化結果として出力する方法によって得られた前記符号化結果を取得し、前記取得した符号化結果の中の前記縮小された基準フォーカス面画像を復号し、前記復号された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置の前記フォーカス面画像ステレオ対の一方の第1の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された第1の倍率間ボケ補償予測画像と前記符号化結果の中の前記フォーカス面画像ステレオ対の一方とを足し合わせて、前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の一方のフォーカス面画像を復元し、前記生成された前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の一方の倍率間ボケ補償予測画像から、倍率間ボケ補償予測により、前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の他方の第2の倍率間ボケ補償予測画像を生成し、前記生成された第2の倍率間ボケ補償予測画像と前記符号化結果の中の前記フォーカス面画像ステレオ対の他方とを足し合わせて、前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像ステレオ対の他方のフォーカス面画像を復元する。
各フォーカス位置のフォーカス面画像ステレオ対の復元に必要な参照画像の復号が一回で済むことから、復号時の処理量が低減し、高速化が可能になるとともに、メモリの消費量も低減できる。
本発明の別の形態に係る情報処理装置は、異なる複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像のうちの少なくとも1つを基準フォーカス面画像として、これを縮小する縮小部と、前記縮小された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成する第1の倍率間ボケ補償予測部と、前記生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを生成する差分データ生成部と、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の各差分データを符号化結果として出力する出力部とを具備する。
本発明の別の形態に係る情報処理装置は、異なる複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像のうちの少なくとも1つを基準フォーカス面画像として、これを縮小し、前記縮小された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の各差分データを符号化結果として出力する方法によって得られた前記符号化結果を取得する取得部と、
前記取得した符号化結果の中の前記縮小された基準フォーカス面画像を復号する基準フォーカス面画像復号部と、前記復号された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成する第2の倍率間ボケ補償予測部と、前記生成された倍率間ボケ補償予測画像と前記符号化結果の中の前記フォーカス位置毎の各差分データとを足し合わせて前記フォーカス位置毎のフォーカス面画像を復元する復元部とを具備する。
本発明の別の形態に係るプログラムは、異なる複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像のうちの少なくとも1つを基準フォーカス面画像として、これを縮小する縮小部と、前記縮小された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成する第1の倍率間ボケ補償予測部と、前記生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを生成する差分データ生成部と、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の各差分データを符号化結果として出力する出力部としてコンピュータを動作させる。
本発明の別の形態に係るプログラムは、異なる複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像のうちの少なくとも1つを基準フォーカス面画像として、これを縮小し、前記縮小された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置のフォーカス面画像の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成し、前記生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを生成し、前記縮小された基準フォーカス面画像と前記フォーカス位置毎の各差分データを符号化結果として出力する方法によって得られた前記符号化結果を取得する取得部と、
前記取得した符号化結果の中の前記縮小された基準フォーカス面画像を復号する基準フォーカス面画像復号部と、前記復号された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、前記基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成する第2の倍率間ボケ補償予測部と、前記生成された倍率間ボケ補償予測画像と前記符号化結果の中の前記フォーカス位置毎の各差分データとを足し合わせて前記フォーカス位置毎のフォーカス面画像を復元する復元部としてコンピュータを動作させる。
本発明によれば、複数のフォーカス位置毎の複数の解像度の画像データを高い圧縮率で符号化することができる。また、複数のフォーカス位置毎の複数の解像度の画像データを効率的に復号することができる。
フォーカス面画像について説明する図である。 フォーカス面画像のピラミッド構造について説明する図である。 本発明の第1の実施形態の符号化方式を説明するための図である。 本発明の第1の実施形態の符号化の手順を示す図である。 本発明の第1の実施形態の復号の手順を示す図である。 本発明の第3の実施形態の符号化方式を説明するための図である。 本発明の第4の実施形態を説明する図である。 本発明の第5の実施形態を説明する図である。 本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態を説明する。
<第1の実施形態>
[1.画像データについて]
はじめに、画像データについて説明する。
図1は、フォーカス面画像について説明する図である。
図示しない顕微鏡に設けられた撮像手段によって、例えば、2枚のスライドガラス1,1の間に保持された試料(被写体)2に対して、光学系のフォーカスの位置を図中Z軸方向に例えば一定距離ずつずらしてゆき、その都度、所定の解像度で撮像されたそれぞれの被写界深度毎の画像Iを「フォーカス面画像I」と呼ぶこととする。このような処理は「バーチャルスライド化」と呼ばれる。
図2は上記の方法で撮像されたフォーカス面画像のピラミッド構造について説明する図である。同図において、横軸はフォーカス方向軸(以下「Z軸」と記述する。)、縦軸は倍率(解像度)方向軸(以下「M軸」と記述する。)である。図2において、I(z,m)はZ軸方向においてz,M軸方向においてmで特定される画像を表す。一般的には、それぞれのフォーカス面画像I(z,m)は、撮像された最大解像度の画像データI(z,0)から解像度を段階的に下げた様々な解像度の画像データI(z,1)、I(z,2)、I(z,3)を生成し、これらを階層状に設定したピラミッド構造を有する。
[2.本実施形態の符号化方式]
図3は、本実施形態の符号化方式の概要を説明するための図である。同図において、横軸はZ軸,縦軸はM軸である。ここでは、説明の簡単のため、フォーカス面画像I(z,m)が2階層で構成され、下の階層を高倍率のフォーカス面画像I(z,0)、上の階層を低倍率のフォーカス面画像I(z,1)とする。
高倍率のフォーカス面画像I(z,0)は、実際の撮影画像である。この場合、例えば60480×40320[pixel]という非常に高解像度の画像である。高倍率のフォーカス面画像I(z,0)の数は数十枚程度である。低倍率のフォーカス面画像I(z,1)は、上記の高倍率のフォーカス面画像I(z,0)の中から所定の基準に従って選択された1つのフォーカス面画像を、例えばLanczosなどの周知のフィルタを用いて縮小したものである。任意のmにおける画像の縮小率は以下にように表わすものとする。
縮小率:Mag=2
任意のmにおける画像の縮小サイズ:(1/Mag)^M
縮小率は予測精度とコンピュータによる計算という両面から考えると1/2が望ましいが、1/4や1/8、それ以上の縮小率を選んでもよい。
フォーカス面画像群において同じ倍率の複数のフォーカス面画像は、同じ観察ポイントの画像であるため互いに一定の相関を有する。例えば、ピントの合うフォーカス面が一枚(一平面)だとした場合、そのフォーカス面を基準に式(3)で表現される点広がり関数を用いてボケ変化をモデル化できる。また、倍率の異なるフォーカス面画像間にも一定の相関があり、高倍率のフォーカス面画像I(z,0)と、低倍率のフォーカス面画像I(z,1)を式(1)で表現される例えばLanczosなどの周知のフィルタで拡大した画像とは互いに相関を有する。本実施形態の符号化方式は、これらフォーカス面画像間の相関性と倍率の異なるフォーカス面画像間の相関性を利用して、高い圧縮率でのデータ圧縮を実現するものである。
[3.符号化方式の詳細]
次に、本実施形態の符号化方式の詳細を説明する。
本実施形態では、上記のフォーカス面画像間の相関性と倍率の異なるフォーカス面画像間の相関性を利用した符号化処理を、図9に示す典型的な構成を有するコンピュータ100上で、CPU101がメインメモリであるRAM102にロードされたプログラムに従って実行する。
プログラムは、異なる複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像のうちの少なくとも1つを基準フォーカス面画像として、これを縮小するモジュール(縮小部)と、縮小された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、基準フォーカス面画像より高倍率の、複数のフォーカス位置のフォーカス面画像の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成するモジュール(予測部)と、生成されたフォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像とフォーカス位置毎のフォーカス面画像との差分データを生成するモジュール(差分データ生成部)と、縮小された基準フォーカス面画像とフォーカス位置毎の各差分データを符号化結果として出力するモジュール(出力符号化部)としてコンピュータ100を動作させる。

図4は、符号化の手順を示す図である。
はじめに、CPU101は、高倍率のフォーカス面画像I(z,0)の中から、ピントが最も合っているフォーカス面画像を基準フォーカス面画像として選ぶ(ステップS101)。ここでは基準フォーカス面画像をI(0,0)とする。ピントが最も合っているフォーカス面画像を判定する方法としては、例えば、撮影したすべてのフォーカス面画像のエッジ周辺のコントラスト強度を調べ、その中で最もコントラスト強度の高いフォーカス面画像を基準フォーカス面画像として判定する、という方法が挙げられる。これ以外にも、既知の焦点フレーム検出技術を用いて基準フォーカス面画像を判定するようにしてもよい。
次に、CPU101は、基準フォーカス面画像I(0,0)を例えばLanczosなどの周知のフィルタを用いて縮小し、縮小基準フォーカス面画像I(0,1)を生成する(ステップS102)。このときの縮小率が大きいほど、参照画像を復号するときの処理量およびそれを保持するメモリサイズを少なくすることができる。
次に、CPU101は、縮小基準フォーカス面画像I(0,1)から倍率間ボケ補償予測を行い、高倍率の任意Z位置の倍率間ボケ補償予測画像Ipred(z,0)を生成する(ステップS103)。
倍率間ボケ補償予測は、周知の様々な拡大フィルタと、下記のボケを考慮した点広がり関数(Point Spread Function:PSF)で表わされるボケ補償フィルタを、縮小基準フォーカス面画像I(0,1)に畳み込むことによって行われる。
例えば、拡大フィルタに以下で定義されるLanczosを用いるとする。
Figure 0005625342
ここで、nは正の整数であり、一般的にはn=2またはn=3である。
ボケ補償フィルタは、予め測定しておいた顕微鏡の光学パラメータと縮小基準フォーカス面画像からのZ位置変位で決まる許容錯乱円半径Rを用いて、以下の点広がり関数(Point Spread Function:PSF)で表わされる。
Figure 0005625342

ここで、Z_pitchはフォーカス方向における撮影間隔であり、数um程度である。また、z0は基準フォーカス面のZ位置であり、図3の例では、z0=0である。そして、α、βは光学系と撮像素子の関係から定まる係数である。
Figure 0005625342

ここで、πは円周率、(x,y)はフィルタの座標、(x0,y0)はフィルタの中心座標である。
したがって、任意のZ位置フォーカス面の倍率間ボケ補償予測画像Ipred(z,0)は、以下のように表わされる。
Figure 0005625342
最後に、CPU101が、式(5)に示されるように、倍率間ボケ補償予測画像Ipred(z,0)と圧縮したいフォーカス面画像I(z,0)との差分をとり、差分データΔ(z,0)を生成する(ステップS104)。
Figure 0005625342
図3では、差分データを白抜きの四角形で表わし、画像データを塗りつぶしの四角形で表わした。
また、この差分データに対し、周波数変換および可逆圧縮技術などの周知の様々な符号化方式を適用することによって、さらなる高圧縮が可能となる。
CPU101は、縮小基準フォーカス面画像I(0,1)と差分データΔ(z,0)を画像の圧縮符号化の結果として、記憶部108(図9)に保存したり、通信部109(図9)を通じて外部に通信するなど、出力する。
[4.復号方式の詳細]
次に、本実施形態の復号方式の詳細を説明する。
本実施形態では、上記のフォーカス面画像間の相関性と倍率の異なるフォーカス面画像間の相関性を利用して符号化された画像データを復号する処理を、図9に示す典型的な構成を有するコンピュータ100上で、CPU101がメインメモリであるRAM102にロードされたプログラムに従って実行する。
プログラムは、符号化結果の中の前記縮小された基準フォーカス面画像を復号するモジュール(基準フォーカス面画像復号部)と、復号された基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測により、基準フォーカス面画像より高倍率の、複数の前記フォーカス位置の倍率間ボケ補償予測画像をそれぞれ生成するモジュール(第2の倍率間ボケ補償予測部)と、生成された倍率間ボケ補償予測画像と符号化結果の中のフォーカス位置毎の各差分データとを足し合わせてフォーカス位置毎のフォーカス面画像を復元するモジュール(復元部)としてコンピュータ100を動作させる。
図5は、復号の手順を示す図である。
任意のZ位置のフォーカス面画像を復号するためには、まずCPU101が、参照画像である縮小基準フォーカス面画像I(0,1)を復号する(ステップS201)。
次に、CPU101は、縮小基準フォーカス面画像I(0,1)に対し、式(1)で示したLanczosなどの周知の拡大フィルタと、式(3)で示したボケ補償フィルタを畳み込むことによって倍率間ボケ補償予測画像Ipred(z,0)を生成する(ステップS202)。そして、CPU101は、倍率間ボケ補償予測画像Ipred(z,0)に差分データΔ(z,0)を足し込むことで任意のフォーカス面画像I(z,0)を復元する(ステップS203)。
以上のように、本実施形態によれば、符号化されたデータは、参照画像としての1つの低倍率のフォーカス面画像と、それより高い倍率の各Z位置のフォーカス面画像についての差分データだけとなる。したがって、各Z位置のフォーカス面画像毎に圧縮する一般的な圧縮方式に比べ、圧縮率が向上する。
また、本実施形態によれば、各Z位置のフォーカス面画像の復元に必要な参照画像の復号および倍率間ボケ補償予測がそれぞれ一回で済むことから、復号時の処理量が低減し、高速化が可能になるとともに、メモリの消費量も低減できる。
さらに、参照画像に、低倍率の画像を用いたことで、メモリの消費量および全体的な処理量のさらなる低減が可能になる。
<第2の実施形態>
次に、本発明の第2の実施形態を説明する。
第1の実施形態では、倍率間ボケ補償予測を行うとき、縮小基準フォーカス面画像I(0,1)に、式(1)で示したLanczosなどのような拡大フィルタの畳み込みと式(3)で示したボケ補償フィルタの畳み込みを個別に行うこととした。これに限らず、以下の式(6)(7)のように、あらかじめ拡大フィルタとボケ補償フィルタを足し合わせたフィルタ(MPSF)を用意しておき、これを縮小基準フォーカス面画像I(0,1)に畳み込むようにしてもよい。この方式によれば、倍率間ボケ補償予測を行うときの計算処理量を削減することができる。
Figure 0005625342
Figure 0005625342
このとき、1/Magに縮小された画像の許容錯乱円半径はMag倍になる。このことを考慮すると、点広がり関数(PSF)に用いる許容錯乱円半径を1/Mag倍にしておく必要がある。
このように倍率間ボケ補償予測を行うことにより、予測処理に必要な計算量の削減が期待できる。
<第3の実施形態>
次に、本発明の第3の実施形態を説明する。
明視野顕微鏡などの観察像は、一般的に被検物が透けて見えるため、複数の被検物が重なりあったり、被検物の構造によってはピントの合う位置が一つのフォーカス面上にあるとは限らなかったり、あるいは複数の被検物が点在していてそれぞれピントの合うフォーカス面が異なったりする場合がある。
そこで、第3の実施形態では、CPU101が、複数の縮小基準フォーカス面画像から倍率間ボケ補償予測を行い、高倍率の任意Z位置のフォーカス面画像I(z,0)を予測する。これにより、倍率間ボケ補償予測の精度を向上することができ、圧縮効率を高められる。
次に、この複数の縮小基準フォーカス面画像からの倍率間ボケ補償予測の詳細を説明する。図6は、本実施形態の符号化方式の概要を説明するための図である。
まず、CPU101が、ピントがより合っている複数の高倍率フォーカス面画像を基準フォーカス面画像として選ぶ。図6の例では、Z=−3、0、3の3つのフォーカス面画像が基準フォーカス面画像I(−3,0)、I(0,0)、I(0,3)として選ばれたこととする。
次に、CPU101は、複数の基準フォーカス面画像(−3,0),I(0,0),I(0,3)を例えばLanczosなどの周知のフィルタを用いて縮小し、縮小基準フォーカス面画像I(−3,1),I(0,1),I(3,1)を生成する。
次に、CPU101は、複数の縮小基準フォーカス面画像I(−3,1)、I(0,1)、I(3,1)から倍率間ボケ補償予測を行い、倍率間ボケ補償予測画像Ipred(z,0)を生成する。ここで、複数の縮小基準フォーカス面画像I(−3,1)、I(0,1)、I(3,1)から倍率間ボケ補償予測は、具体的には次のようにして行われる。
I(1,0)のフォーカス面画像を予測する場合を考える。この場合、CPU101は、その予測対象であるフォーカス面画像I(1,0)の近傍2枚の縮小基準フォーカス面画像I(0,1)、I(3,1)に拡大フィルタとボケ補償フィルタを畳み込む。あるいは、第2の実施形態で説明したフィルタ(MPSF)を畳み込む。このとき、それぞれの縮小基準フォーカス面画像からの予測値を、式(8)のように距離比に応じて足し合わせる。このようにしてフォーカス面画像I(1,0)の最終的な倍率間ボケ補償予測画像Ipred(1,0)が生成される。
Figure 0005625342
以上のように、本実施形態によれば、複数の縮小基準フォーカス面画像から予測することで、ピントの合うフォーカス面が複数あった場合でも高精度に予測を行うことができる。
<第4の実施形態>
次に、本発明の第4の実施形態を説明する。
実際の顕微鏡のように、表示画像の倍率(解像度)のスムーズな変更操作を実現するためには、図2に示したように、様々な倍率の画像データをあらかじめ保存しておき、その中から、ユーザにより指定された倍率の画像データを読み込むことが普通である。しかしこの場合、倍率の種類が多くなればなるほど全体としての画像データ量が膨大となり、これらを保存するために大容量の記憶部を要することとなる。
以上説明した実施形態を応用すれば、図7に示すように、一枚の最低倍率の画像と、それより高い様々な倍率のフォーカス面画像に対する差分データを保存するだけで済む。
そこで次に、本発明の第4の実施形態として、上記の一枚の最低倍率の画像と、それより高い様々な倍率のフォーカス面画像に対する差分データを作成する動作を説明する。
図7において、横軸はZ軸,縦軸はM軸である。I(z,m)はZ軸方向においてz、M軸方向においてmで特定される画像を表す。最低倍率の画像は、CPU101が最高倍率のフォーカス面画像の中から最もピントが合っている基準フォーカス面画像を選択し、この基準フォーカス面画像を最低倍率(例えば1/8)まで縮小することによって得られたものである。
CPU101は、最低倍率画像I(0,3)から、次に低い倍率(例えば1/4)の任意Z位置の倍率間ボケ補償予測画像を倍率間ボケ補償予測により予測し、それぞれの倍率間ボケ補償予測画像と、圧縮したいフォーカス面画像I(−1,2)、I(0,2)、I(1,2)との差分をそれぞれとって、差分データΔ(−1,2)、Δ(0,2)、Δ(1,2)を生成する。
続いて、CPU101は、最低倍率の画像I(0,3)の倍率間ボケ補償予測画像と差分データΔ(0,2)とからフォーカス面画像I(0,2)を復元する。CPU101は、復元したフォーカス面画像I(0,2)から、次に低い倍率(例えば1/2)の任意Z位置の倍率間ボケ補償予測画像を倍率間ボケ補償予測により予測し、それぞれの倍率間ボケ補償予測画像と、圧縮したいフォーカス面画像I(−2,1)、I(−1,1)、I(0,1)、I(1,1)、I(2,1)との差分をそれぞれとって、差分データΔ(−2,1)、Δ(−1,1)、Δ(0,1)、Δ(1,1)、Δ(2,1)を生成する。
続いて、CPU101は、フォーカス面画像I(0,2)の倍率間ボケ補償予測画像と差分データΔ(0,1)とからフォーカス面画像I(0,1)を復元する。CPU101は、復元したフォーカス面画像I(0,1)から、次に低い倍率(最高倍率)の任意Z位置の倍率間ボケ補償予測画像を倍率間ボケ補償予測により予測し、それぞれの倍率間ボケ補償予測画像と、圧縮したいフォーカス面画像I(−3,0)、I(−2,0)、I(−1,0)、I(0,0)、I(1,0)、I(2,0)、I(3,0)との差分をそれぞれとって、差分データΔ(−3,0)、Δ(−2,0)、Δ(1,0)、Δ(0,0)、Δ(1,0)、Δ(2,0)、Δ(3,0)を生成する。
以上のようにして、一枚の最低倍率の画像から、各倍率のフォーカス面画像の差分データが得られ、記憶部に保存される。これにより、各倍率の画像データがJPEGなどの一般的な圧縮方式で圧縮して保存される場合に比べ、保存される画像データ量を大幅に低減できる。
また,画像を縮小することで焦点深度が深くなり、ピントの合う範囲(被写界深度)が広くなる。例えば、画像を1/ Magに縮小した場合には焦点深度がMag倍になる。そのため、低倍率の階層において隣接するフォーカス面画像同士はほぼ同じとなるので、すべての倍率のすべてのZ位置のフォーカス面画像について差分データを作成し保存する必要はない。
図7では、このような観点から一部のフォーカス面画像の保存が省かれた場合を示している。ここで点線で示される四角は、差分データが保存されていないフォーカス面画像を示している。その中で、I(−3,3)、I(−2,3)、I(−1,3)、I(1,3)、I(2,3)、I(3,3)の画像の表示にはI(0,3)の画像が代用される。同様に、I(−3,2)、I(−2,2)の画像の表示にはI(−1,2)の画像が、I(2,2)、I(3,2)の画像の表示にはI(1,2)の画像が、I(−3,1)の画像としてI(−2,1)の画像が、そしてI(3,1)の画像の表示にはI(2,1)の画像がそれぞれ代用される。このことによって、保存される全体の画像データ量をより一層低減できる。
<第5の実施形態>
次に、本発明の第5の実施形態を説明する。
本実施形態は、Z軸方向でのフォーカス面画像間での相関および倍率の異なるフォーカス面画像間での相関に加え、ステレオ画像(視差画像)間の相関を利用して、ステレオカメラやマルチアレイカメラなどで撮像されたステレオ画像データを効率的に圧縮する技術に関するものである。かかる技術は、例えば、顕微鏡に取り付けられた1眼カメラで、XY座標をずらしながら撮影したステレオ対のフォーカス面画像や、2眼カメラで撮影したステレオ対のフォーカス面画像を圧縮する場面で有効に用いられる。
以下、本実施形態においてステレオ画像データを圧縮する動作を説明する。
図8は、本実施形態の動作を説明するための図である。同図において、横軸は視差方向の軸D、奥行き方向はZ軸,縦軸はM軸である。座標中の任意の位置における画像I(d、z,m)は、視差方向においてd、Z軸方向においてz,M軸方向においてmで特定される画像を表す。なお、ステレオ画像データの場合、dの値は0または1である。したがって、左目用の各画像はI(0,z,m)、右目用の各画像はI(1,z,m)で表される。
まず、CPU101が、ピントがより合っている、左右どちらか一方の基準フォーカス面画像を選ぶ。ここでは、仮に、左目用(d=0)で、z=1である画像I(0,1,1)が基準フォーカス面画像として選ばれたこととする。
次に、CPU101は、その左目用の基準フォーカス面画像I(0,1,1)を、例えばLanczosなどの周知のフィルタを用いて縮小し、縮小基準フォーカス面画像I(0,1,1)を生成する。
次に、CPU101は、左目用の縮小基準フォーカス面画像I(0,1,1)から倍率間ボケ補償予測を行い、左目用の任意Z位置の倍率間ボケ補償予測画像Ipred(0,z,0)を生成する。
次に、右目用のフォーカス面画像の予測方法を説明する。
視差間の予測を行う際には、参照画像の空間位置をシフトさせる操作が用いられる(文献:ITU-T H.264 Annex H Multiview video coding等)。
式(9)に、画像Tを空間xy方向に(a,b)だけシフトさせた画像T’を得る操作を表す。
T’= Shift(T,a,b) 式(9)
CPU101は、この操作を用いて、左目用の縮小基準フォーカス面画像I(0,1,1)から、任意の右目用のフォーカス面画像I(1,z,0)の倍率間ボケ補償予測画像Ipred(1,z,0)を生成する。この予測の操作を式(10)に表す。
Figure 0005625342
なお、I(1,1,1)の右目用の基準フォーカス面画像については,上記の文献に記載される技術により左目用の基準フォーカス面画像I(0,1,1)から予測により得てもよいが、基準フォーカス面画像I(0,1,1)と同じ倍率のI(0,1,2)やI(0,1,3)など、他の左目用のフォーカス面画像から予測されてもよい。
次に、CPU101が、左右のフォーカス面画像(d,z,0)について、倍率間ボケ補償予測画像Ipred(0,z,0)との差分をとり、差分データΔ(d,z,0)を生成する。
CPU101は、左目用の縮小基準フォーカス面画像I(0,1,1)と差分データΔ(d,z,0)を画像の圧縮符号化の結果として、記憶部108(図9)に保存したり、通信部109(図9)を通じて外部に通信するなど、出力する。
次に、本実施形態の復号化装置により復号された画像データの復号方法について説明する。
はじめに、CPU101が、参照画像である基準フォーカス面画像I(0,1,1)を復号する。
次に、CPU101は、左目用の縮小基準フォーカス面画像I(0,1,1)に対し、式(1)で示したLanczosなどの周知の拡大フィルタと、式(3)で示したボケ補償フィルタを畳み込むことによって倍率間ボケ補償予測画像Ipred(0,z,0)を生成する。そして、CPU101は、倍率間ボケ補償予測画像Ipred(0,z,0)に差分データΔ(0,z,0)を足し込むことで、左目用の任意Z位置のフォーカス面画像I(0,z,0)を復元する。
続いて、CPU101は、左目用の倍率間ボケ補償予測画像Ipred(0,z,0)から、式(10)を用いて右目用の倍率間ボケ補償予測画像Ipred(1,z,0)を生成する。そして、CPU101は、この右目用の倍率間ボケ補償予測画像Ipred(1,z,0)に差分データΔ(1,z,0)を足し込むことで、右目用の任意Z位置のフォーカス面画像I(1,z,0)を復元する。
以上のように、本実施形態によれば、符号化されたデータは、参照画像としての左右いずれか一方の低倍率のフォーカス面画像と、それより高い倍率の左右の各Z位置のフォーカス面画像についての差分データだけとなる。したがって、左右の各Z位置のフォーカス面画像毎に圧縮する一般的な圧縮方式に比べ、圧縮率が向上する。
また、本実施形態によれば、左右の各Z位置のフォーカス面画像の復元に必要な参照画像の復号および倍率間ボケ補償予測がそれぞれ一回で済むことから、復号時の処理量が低減し、高速化が可能になるとともに、メモリの消費量も低減できる。
さらに、参照画像に、低倍率の画像を用いたことで、メモリの消費量および全体的な処理量のさらなる低減が可能になる。
なお、マルチアレイカメラ画像の場合は、dの範囲に制約はないが、同等の処理で実現可能である。
[情報処理装置のハードウェア構成]
図9は、本発明の実施形態に係る情報処理装置のハードウェア構成を示すブロック図である。情報処理装置として、例えばPC(Personal Computer)100が用いられる。
PC100は、CPU(Central Processing Unit)101、ROM102(Read Only Memory)、RAM(Random Access Memory)103、入出力インターフェース105、及び、これらを互いに接続するバス104を備える。
入出力インターフェース105には、表示部106、入力部107、記憶部108、通信部109、ドライブ部110等が接続される。
表示部106は、例えば液晶、EL(Electro-Luminescence)、CRT(Cathode Ray Tube)等を用いた表示デバイスである。
入力部107は、例えばポインティングデバイス、キーボード、タッチパネル、その他の操作装置である。入力部107がタッチパネルを含む場合、そのタッチパネルは表示部106と一体となり得る。
記憶部108は、不揮発性メモリであり、例えばHDD(Hard Disk Drive)、フラッシュメモリ、その他の固体メモリである。
ドライブ部110は、例えば光学記録媒体、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気記録テープ、フラッシュメモリ等、リムーバブルの記録媒体111を駆動することが可能なデバイスである。これに対し上記記憶部108は、主にリムーバブルでない記録媒体を駆動する、PC100に予め搭載されたデバイスとして使用される場合が多い。
通信部109は、LAN(Local Area Network)、WAN(Wide Area Network)等に接続可能な、他のデバイスと通信するためのモデム、ルータ、その他の通信機器である。通信部109は、有線及び無線のどちらを利用して通信するものであってもよい。通信部109は、PC100とは別体で使用される場合が多い。
なお、本発明は、上記した実施形態に限定されず、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々
の変更が可能である。
100 コンピュータ
101 CPU
102 RAM
108 記憶部

Claims (3)

  1. 複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像の基準となる複数の基準フォーカス面画像を縮小し、
    前記縮小された複数の基準フォーカス面画像に基づいて倍率間ボケ補償予測を行い、倍率間ボケ補償予測画像を前記フォーカス位置毎に生成し、
    前記生成された倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス面画像との差分データを、前記フォーカス位置毎に生成し、
    前記縮小基準フォーカス面画像と前記差分データとを符号化する画像処理方法。
  2. 複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像の基準となる複数の基準フォーカス面画像を縮小する縮小部と、
    前記縮小された複数の基準フォーカス面画像に基づいて倍率間ボケ補償予測を行い、倍率間ボケ補償予測画像を前記フォーカス位置毎に生成する予測部と、
    前記予測部により生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを、前記フォーカス位置毎に生成する差分データ生成部と、
    前記縮小された複数の基準フォーカス面画像と前記差分データ生成部により生成されたフォーカス位置毎の各差分データを符号化する出力符号化部と
    を具備する画像処理装置。
  3. 複数のフォーカス位置で被写体を撮像して得られた複数のフォーカス面画像の基準となる複数の基準フォーカス面画像を縮小する縮小部と、
    前記縮小された複数の基準フォーカス面画像に基づいて倍率間ボケ補償予測を行い、倍率間ボケ補償予測画像を前記フォーカス位置毎に生成する予測部と、
    前記予測部により生成された前記フォーカス位置毎の倍率間ボケ補償予測画像と前記フォーカス位置毎の前記フォーカス面画像との差分データを、前記フォーカス位置毎に生成する差分データ生成部と、
    前記縮小された複数の基準フォーカス面画像と前記差分データ生成部により生成されたフォーカス位置毎の各差分データを符号化する出力符号化部
    としてコンピュータを動作させるプログラム。
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