JP2009055410A - 画像処理装置および画像処理方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ターゲット画面および参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、ブロックマッチングを行い、最強相関縮小面参照ブロックの縮小面ターゲットブロックからの位置ずれに対応する縮小面動きベクトルを算出する。縮小前の基底参照画面において、算出された縮小面動きベクトルを縮小率の逆数倍したベクトルが指し示す画素の周辺にサーチ範囲を設定する。設定されたサーチ範囲において、基底面においてブロックマッチングを行い、最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する。最強相関基底面参照ブロックと、その近傍の複数個の近傍基底面参照ブロックの相関値を用いて補間処理を行い、動きベクトルを検出する。
【選択図】図27
Description
ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれに基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置において、
前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する手段と、
前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の第1の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれに対応する縮小面動きベクトルを算出する縮小面動きベクトル算出手段と、
縮小前の基底参照画面において、前記縮小面動きベクトル算出手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルが指し示す画素の周辺にサーチ範囲を設定するサーチ範囲設定手段と、
前記サーチ範囲設定手段で設定された前記サーチ範囲において、前記基底ターゲット画面に設定される基底面ターゲットブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小前の参照画面に設定される複数個の基底面参照ブロックのそれぞれ内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の基底面参照ブロックのそれぞれと前記基底面ターゲットブロックとの間の第2の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する最強相関基底面参照ブロック検出手段と、
前記最強相関基底面参照ブロック検出手段で検出した前記最強相関基底面参照ブロックの前記第2の相関値と、前記最強相関基底面参照ブロックの近傍の複数個の近傍基底面参照ブロックの前記第2の相関値を用いて補間処理を行い、前記基底参照画面の画素ピッチよりも小さい精度で前記基底面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する補間処理手段と、
前記補間処理手段で検出された前記高精細最強相関基底面参照ブロックの位置から、前記動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれ量に基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置において、
前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する手段と、
前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の第1の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出する最強相関縮小面参照ブロック検出手段と、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段で検出された前記最強相関縮小面参照ブロックおよび当該最強相関縮小面参照ブロックの近傍位置の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値を用いて、前記縮小参照画面における補間処理を行い、前記縮小参照画面の画素ピッチよりも小さい高精度で、前記縮小面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記高精細最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれとして縮小面動きベクトルを算出する縮小面補間処理手段と、
前記縮小前の基底参照画面において、前記縮小面補間処理手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルが指し示す画素の周辺にサーチ範囲を設定するサーチ範囲設定手段と、
前記サーチ範囲設定手段で設定された前記サーチ範囲において、前記基底ターゲット画面に設定される基底面ターゲットブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小前の参照画面に設定される複数個の基底面参照ブロックのそれぞれ内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の基底面参照ブロックのそれぞれと前記基底面ターゲットブロックとの間の第2の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関基底面参照ブロックの位置を検出し、前記最強相関基底面参照ブロックの前記基底面ターゲットブロックからの位置ずれとして基底面動きベクトルを算出する基底面動きベクトル検出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれ量に基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置において、
前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する手段と、
前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出する最強相関縮小面参照ブロック検出手段と、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段で検出された前記最強相関縮小面参照ブロックおよび当該最強相関縮小面参照ブロックの近傍位置の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記相関値を用いて、前記縮小参照画面における補間処理を行い、前記縮小参照画面の画素ピッチよりも小さい高精度で、前記縮小面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記高精細最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれとして縮小面動きベクトルを算出する縮小面補間処理手段と、
前記縮小面補間処理手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルを、縮小前のターゲットブロックに対する前記動きベクトルとして算出する動きベクトル算出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置を提供する。
以下に説明する実施の形態の撮像装置では、図2に示すように、連続して撮影された複数枚の画像、例えばP1,P2,P3を、動き検出および動き補償を用いて位置合わせをした後、重ね合わせすることで、ノイズが低減された画像Pmixを得ることができるようにしている。すなわち、複数枚の画像のそれぞれにおけるノイズはランダムなものであるので、同一内容の画像を重ね合わせることで、画像に対してノイズが低減されるものである。
動き検出・動き補償部16では、この第1の実施の形態では、基本的には、図39〜図44を用いて説明した、SAD値を用いてブロックマッチング処理を行うことで、動きベクトル検出を行うようにする。ただし、この実施の形態では、動き検出・動き補償部16は、後述するようなハードウエアで構成され、共通のハードウエアで階層化したブロックマッチング処理を行うようにする。また、後述するように、共通のハードウエアで、静止画についてのノイズ低減処理と、動画についてのノイズ低減処理とが実現できるように構成している。
<第1の実施の形態の階層化ブロックマッチング処理の概要>
一般的な従来のブロックマッチングにおける動きベクトル検出処理は、ピクセル単位で参照ブロックを移動させて、各移動位置における参照ブロックについてのSAD値を算出し、その算出したSAD値の中から最小値を示すSAD値を検出し、当該最小SAD値を呈する参照ブロック位置に基づいて動きベクトルを検出するようにする。
この計算式(1)で求めたサブピクセル精度のSAD値の最小値SXminがSADテーブル上で取るX座標が、サブピクセル精度のSAD値の最小値となるX座標Vxとなる。
以上のようにして、二次曲線の近似を、X方向およびY方向の2回、行うことで、サブピクセル精度の高精度の動きベクトル(Vx、Vy)が求まる。
図13に、動き検出・動き補償部16の構成例のブロック図を示す。この例では、動き検出・動き補償部16は、ターゲットブロック102の画素データを保持するターゲットブロックバッファ部161と、参照ブロック108の画素データを保持する参照ブロックバッファ部162と、ターゲットブロック102と参照ブロック108との対応する画素についてのSAD値を計算するマッチング処理部163と、マッチング処理部163から出力されるSAD値情報から動きベクトルを算出する動きベクトル算出部164と、それぞれのブロックを制御するコントロール部165と、を備える。
<静止画撮影時>
上述の構成の実施の形態の撮像装置において、静止画撮影時における画像の重ね合わせによるノイズ低減処理のフローチャートを、図14に示す。この図14のフローチャートの各ステップは、CPU1およびこのCPU1により制御される動き検出・動き補償部16のコントロール部165の制御の下に実行されるものである。
次に、この実施の形態の撮像装置において、動画撮影時における画像の重ね合わせによるノイズ低減処理のフローチャートを、図15に示す。この図15のフローチャートの各ステップも、CPU1およびこのCPU1により制御される動き検出・動き補償部16のコントロール部165の制御の下に実行されるものである。動画記録ボタンがユーザにより操作されると、CPU1は、図15の処理をスタートから開始するように指示する。
次に、動きベクトル算出部164の幾つかの構成例およびその動作について説明する。まず、この発明の実施形態における動きベクトル算出部164の構成例およびその動作を説明する前に、従来と同様に、SADテーブルを用いる第1の例について説明する。
図16に、動きベクトル算出部164の第1の例の構成図を示す。この第1の例の動きベクトル算出部164は、SAD値書き込み部1641と、SADテーブルTBLと、SAD値比較部1642と、SAD値保持部1643と、X方向(水平方向)近傍値抽出部1644と、Y方向(垂直方向)近傍値抽出部1645と、二次曲線近似補間処理部1646とからなる。
上述したように、ブロックマッチング処理は、参照ベクトルの示す位置を参照ブロックの位置とし、各参照ブロックの各画素とターゲットブロックの各画素のSAD値を計算し、その計算処理を、サーチ範囲内のすべての参照ベクトルの示す位置の参照ブロックについて行う。
この動きベクトル算出部164の第3の例においては、前記第2の例の場合のラインメモリ1647も省略して、より、ハードウエア規模の削減を図るようにした例である。
次に、図27および図28に、この第1の実施の形態における動き検出・動き補償部16での階層化ブロックマッチング処理の動作例のフローチャートを示す。この動作例は、動きベクトル算出部164の構成例として、前述した第3の例を用いた場合である。動きベクトル算出部164の構成例として、前述した第1の例や第2の例をも用いることができることは言うまでもない。なお、この図27および図28に示す処理の流れは、前述したマッチング処理部163、動き算出部164の処理例の流れとしての説明と、一部重複するものとなるが、この第1の実施の形態の動作を、より理解し易くするために、説明するものである。
動画のNRシステムでは、精度とともにリアルタイム性、すなわちスピードが要求される。また、図1に示したような、システムバス2に各種処理部が接続されていて、様々な処理を並列に行うシステムでは、バス帯域も重要視される。ここで、バス帯域とは、システムバス上で、輻輳を回避して転送することができるデータレートである。
第2の実施の形態で求められる縮小面動きベクトルは、第1の実施の形態で求められた縮小面動きベクトルよりも、高精度の動きベクトルとなっている。そこで、この高精度縮小面動きベクトルを用いて、基底面におけるサーチ範囲を定めることにより、第1の実施の形態の場合よりも、より狭いサーチ範囲を設定することができる。したがって、基底面でのブロックマッチング処理回数を、第1の実施の形態の場合よりも、少なくすることが可能である。この第3の実施の形態は、このことを利用した実施の形態である。
テレビや監視カメラなどの分野で、連続して撮影された画像を用いて、パン、チルト動作や、手ブレなどの画面全体の動きを、1画面全体についての動きを表わすグローバル動きベクトルとして検出し、動き補償する技術がある。
上述した実施の形態のように、階層化ブロックマッチングと補間処理とを用いることで、ピクセル単位のブロックマッチングによって、サブピクセル精度の動きベクトル検出結果が得ることができ、ハードウエア規模と処理速度を削減することができる。
上述の実施の形態において、動きベクトル算出部の第2の例においては、サーチ範囲におけるサーチ方向を水平ライン方向に取り、例えばサーチ範囲の左上から順に参照ブロックを移動させるようにしてサーチを行うようにすると共に、SADテーブルの1ライン分のメモリを設けるようにしたが、サーチ範囲におけるサーチ方向を垂直方向に取り、例えばサーチ範囲の左上端から垂直方向にサーチを開始し、垂直方向の1列分のサーチが終わった後、水平方向に、参照ブロックの位置を1つ分、例えば1画素分右の垂直方向の列に移動し、その列の上端から垂直方向にサーチする、という手順を繰り返すサーチ方法を採用するようにしても良い。このようにサーチ範囲の左上端から順に、垂直方向に参照ブロックを移動させるようにしてサーチを行うようにする場合には、SADテーブルの垂直方向の一列分のメモリを設けるようにすれば良い。
Claims (17)
- ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれに基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置において、
前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する手段と、
前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の第1の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれに対応する縮小面動きベクトルを算出する縮小面動きベクトル算出手段と、
縮小前の基底参照画面において、前記縮小面動きベクトル算出手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルが指し示す画素の周辺にサーチ範囲を設定するサーチ範囲設定手段と、
前記サーチ範囲設定手段で設定された前記サーチ範囲において、前記基底ターゲット画面に設定される基底面ターゲットブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小前の参照画面に設定される複数個の基底面参照ブロックのそれぞれ内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の基底面参照ブロックのそれぞれと前記基底面ターゲットブロックとの間の第2の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する最強相関基底面参照ブロック検出手段と、
前記最強相関基底面参照ブロック検出手段で検出した前記最強相関基底面参照ブロックの前記第2の相関値と、前記最強相関基底面参照ブロックの近傍の複数個の近傍基底面参照ブロックの前記第2の相関値を用いて補間処理を行い、前記基底参照画面の画素ピッチよりも小さい精度で前記基底面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する補間処理手段と、
前記補間処理手段で検出された前記高精細最強相関基底面参照ブロックの位置から、前記動きベクトルを検出する動きベクトル検出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記最強相関基底面参照ブロック検出手段は、
前記基底面参照ブロックの位置を、前記サーチ範囲設定手段で設定された前記サーチ範囲において、画面の水平方向(または垂直方向)に順次に異なる位置に移動させ、前記サーチ範囲における水平方向(または垂直方向)の最後の位置に移動したら、垂直方向(または水平方向)の位置を一つずらし、再度、前記水平方向(または垂直方向)に順次に異なる位置に移動させるようにして、前記第2の相関値を算出するものであって、
前記サーチ範囲の水平方向(または垂直方向)の前記基底面参照ブロックの数分の前記基底面参照ブロックであって、新たに前記第2の相関値を算出する前記基底面参照ブロックよりも前の位置の前記基底面参照ブロックのそれぞれについての前記第2の相関値および前記基底面参照ブロックのそれぞれ位置に関する情報を記憶する第1の記憶部を備えると共に、
前記最強相関基底面参照ブロックについての前記最強相関値および前記最強相関基底面参照ブロックの位置に関する情報を保持すると共に、前記最強相関基底面参照ブロックの位置の近傍の複数個の近傍基底面参照ブロックについての前記第2の相関値およびそれぞれの位置に関する情報を保持する第2の記憶部を備え、
新たに算出された前記基底面参照ブロックの前記基底面ターゲットブロックに対する新相関値と、前記第2の記憶部の前記最強相関値とを比較して、前記新相関値の方が相関が強いと判別されたときに、前記第2の記憶部の前記最強相関値およびその位置に関する情報を前記新相関値およびその位置に関する情報に更新し、
前記最強相関値を前記新相関値に更新したときに、前記複数の近傍基底面参照ブロックのうち、前記第1の記憶部に記憶されている前記近傍基底面参照ブロックの相関値およびその位置に関する情報を、前記第2の記憶部の前記複数個の近傍基底面参照ブロックについての前記相関値およびそれぞれの位置に関する情報として更新すると共に、前記第1の記憶部に記憶されていない前記近傍基底面参照ブロックの前記相関値およびその位置に関する情報は、それぞれの位置の前記近傍基底面参照ブロックについての前記相関値を算出したときに、前記第2の記憶部に記憶し、
前記補間処理手段は、前記第2の記憶部に記憶されている前記最強相関参照ブロックおよび前記複数個の近傍参照ブロックについて前記相関値およびそれぞれの位置に関する情報を用いて前記補間処理をする
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記縮小面動きベクトル算出手段においては、前記複数個の縮小面参照ブロックと前記縮小面ターゲットブロックとの第1の相関値を順次に比較して、相関が強い方の前記第1の相関値と、当該相関が強い方の前記第1の相関値を呈する縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれに対応する縮小面参照ベクトルの情報とを保持することにより、前記縮小面ターゲットブロックについての最強相関値を検出し、当該最強相関値を呈する前記縮小面参照ブロックに対応する前記縮小面参照ベクトルを、前記縮小面動きベクトルとして算出する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記最強相関基底面参照ブロック検出手段は、
前記最強相関基底面参照ブロックについての前記最強相関値およびその位置に関する情報を保持する保持部を備え、
新たに算出された前記基底面参照ブロックの前記基底面ターゲットブロックに対する新相関値と、前記保持部の前記最強相関値とを比較して、前記新相関値の方が相関が強いと判別されたときに、前記保持部の前記最強相関値およびその位置に関する情報を、前記新相関値およびその位置に関する情報に更新し、
前記補間処理手段は、
少なくとも、前記保持部に保持されている前記最強相関基底面参照ブロックの近傍の複数個の前記複数個の近傍基底面参照ブロックについて、前記第2の相関値を再算出し、
前記再算出した前記複数個の近傍基底面参照ブロックについての前記第2の相関値および前記最強相関値を用いて前記補間処理を行う
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項4に記載の画像処理装置において、
前記縮小面動きベクトル算出手段においては、前記複数個の縮小面参照ブロックと前記縮小面ターゲットブロックとの第1の相関値を順次に比較して、相関が強い方の前記第1の相関値と、当該相関が強い方の前記第1の相関値を呈する縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれに対応する縮小面参照ベクトルの情報とを保持することにより、前記縮小面ターゲットブロックについての最強相関値を検出し、当該最強相関値を呈する前記縮小面参照ブロックに対応する前記縮小面参照ベクトルを、前記縮小面動きベクトルとして算出する
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項1に記載の画像処理装置において、
前記ターゲット画面を複数個に分割して、前記ターゲットブロックを複数個設定し、
前記複数個のターゲットブロックのそれぞれについて、前記動きベクトルを検出し、検出した前記複数個のターゲットブロックについての動きベクトルをそれぞれ用いて、複数枚の画像を重ね合わせることで、低ノイズの画像情報を得る
ことを特徴とする画像処理装置。 - ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれ量に基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置において、
前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する手段と、
前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の第1の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出する最強相関縮小面参照ブロック検出手段と、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段で検出された前記最強相関縮小面参照ブロックおよび当該最強相関縮小面参照ブロックの近傍位置の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値を用いて、前記縮小参照画面における補間処理を行い、前記縮小参照画面の画素ピッチよりも小さい高精度で、前記縮小面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記高精細最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれとして縮小面動きベクトルを算出する縮小面補間処理手段と、
前記縮小前の基底参照画面において、前記縮小面補間処理手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルが指し示す画素の周辺にサーチ範囲を設定するサーチ範囲設定手段と、
前記サーチ範囲設定手段で設定された前記サーチ範囲において、前記基底ターゲット画面に設定される基底面ターゲットブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小前の参照画面に設定される複数個の基底面参照ブロックのそれぞれ内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の基底面参照ブロックのそれぞれと前記基底面ターゲットブロックとの間の第2の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関基底面参照ブロックの位置を検出し、前記最強相関基底面参照ブロックの前記基底面ターゲットブロックからの位置ずれとして基底面動きベクトルを算出する基底面動きベクトル検出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置において、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段は、
前記縮小面参照ブロックの位置を、設定された前記サーチ範囲において、画面の水平方向(または垂直方向)に順次に異なる位置に移動させ、前記サーチ範囲における水平方向(または垂直方向)の最後の位置に移動したら、垂直方向(または水平方向)の位置を一つずらし、再度、前記水平方向(または垂直方向)に順次に異なる位置に移動させるようにして、前記第1の相関値を算出するものであって、
前記サーチ範囲の水平方向(または垂直方向)の前記縮小面参照ブロックの数分の前記第1の相関値および前記縮小面参照ブロックであって、新たに相関値を算出する前記縮小面参照ブロックよりも前の位置の前記縮小面参照ブロックのそれぞれについての相関値および前記縮小面参照ブロックのそれぞれ位置に関する情報を記憶する第1の記憶部を備えると共に、
前記最強相関縮小面参照ブロックについての前記最強相関値および前記最強相関縮小面参照ブロックの位置に関する情報を保持すると共に、前記最強相関縮小面参照ブロックの位置の近傍の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値およびそれぞれの位置に関する情報を保持する第2の記憶部を備え、
新たに算出された前記縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックに対する新相関値と、前記第2の記憶部の前記最強相関値とを比較して、前記新相関値の方が相関が強いと判別されたときに、前記第2の記憶部の前記最強相関値およびその位置に関する情報を前記新相関値およびその位置に関する情報に更新し、
前記最強相関値を前記新相関値に更新したときに、前記複数の近傍縮小面参照ブロックのうち、前記第1の記憶部に記憶されている前記近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値およびその位置に関する情報を、前記第2の記憶部の前記複数個の近傍基底面参照ブロックについての前記第1の相関値およびそれぞれの位置に関する情報として更新すると共に、前記第1の記憶部に記憶されていない前記近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値およびその位置に関する情報は、それぞれの位置の前記近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値を算出したときに、前記第2の記憶部に記憶し、
前記縮小面補間処理手段は、前記第2の記憶部に記憶されている前記最強相関縮小面参照ブロックおよび前記複数個の近傍縮小面参照ブロックについて前記第1の相関値およびそれぞれの位置に関する情報を用いて前記補間処理をする
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置において、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段は、
前記最強相関縮小面参照ブロックについての前記最強相関値およびその位置に関する情報を保持する保持部を備え、
新たに算出された前記縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックに対する新相関値と、前記保持部の前記最強相関値とを比較して、前記新相関値の方が相関が強いと判別されたときに、前記保持部の前記最強相関値およびその位置に関する情報を、前記新相関値およびその位置に関する情報に更新し、
前記縮小面補間処理手段は、
少なくとも、前記保持部に保持されている前記最強相関縮小面参照ブロックの近傍の複数個の前記複数個の近傍縮小面参照ブロックについて、前記第2の相関値を再算出し、
前記再算出した前記複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第2の相関値および前記最強相関値を用いて前記補間処理を行う
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置において、
前記基底面動きベクトル検出手段で検出された前記最強相関基底面参照ブロックについての前記第2の相関値と、前記最強相関基底面参照ブロックの位置の近傍の複数個の近傍基底面参照ブロックについての前記第2の相関値を用いて補間処理を行い、前記基底参照画面の画素ピッチよりも小さい精度で前記基底面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する基底面補間処理手段と、
前記基底面補間処理手段で検出された、前記高精細最強相関基底面参照ブロックの位置から、高精細動きベクトルを検出する高精細動きベクトル検出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項7に記載の画像処理装置において、
前記ターゲット画面を複数個に分割して、前記ターゲットブロックを複数個設定し、
前記複数個のターゲットブロックのそれぞれについて、前記動きベクトルを検出し、検出した前記複数個のターゲットブロックについての動きベクトルをそれぞれ用いて、複数枚の画像を重ね合わせることで、低ノイズの画像情報を得る
ことを特徴とする画像処理装置。 - ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれ量に基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置において、
前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する手段と、
前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出する最強相関縮小面参照ブロック検出手段と、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段で検出された前記最強相関縮小面参照ブロックおよび当該最強相関縮小面参照ブロックの近傍位置の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記相関値を用いて、前記縮小参照画面における補間処理を行い、前記縮小参照画面の画素ピッチよりも小さい高精度で、前記縮小面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記高精細最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれとして縮小面動きベクトルを算出する縮小面補間処理手段と、
前記縮小面補間処理手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルを、縮小前のターゲットブロックに対する前記動きベクトルとして算出する動きベクトル算出手段と、
を備えることを特徴とする画像処理装置。 - 請求項12に記載の画像処理装置において、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段は、
前記縮小面参照ブロックの位置を、設定された前記サーチ範囲において、画面の水平方向(または垂直方向)に順次に異なる位置に移動させ、前記サーチ範囲における水平方向(または垂直方向)の最後の位置に移動したら、垂直方向(または水平方向)の位置を一つずらし、再度、前記水平方向(または垂直方向)に順次に異なる位置に移動させるようにして、前記第1の相関値を算出するものであって、
前記サーチ範囲の水平方向(または垂直方向)の前記縮小面参照ブロックの数分の前記第1の相関値および前記縮小面参照ブロックであって、新たに相関値を算出する前記縮小面参照ブロックよりも前の位置の前記縮小面参照ブロックのそれぞれについての相関値および前記縮小面参照ブロックのそれぞれ位置に関する情報を記憶する第1の記憶部を備えると共に、
前記最強相関縮小面参照ブロックについての前記最強相関値および前記最強相関縮小面参照ブロックの位置に関する情報を保持すると共に、前記最強相関縮小面参照ブロックの位置の近傍の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値およびそれぞれの位置に関する情報を保持する第2の記憶部を備え、
新たに算出された前記縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックに対する新相関値と、前記第2の記憶部の前記最強相関値とを比較して、前記新相関値の方が相関が強いと判別されたときに、前記第2の記憶部の前記最強相関値およびその位置に関する情報を前記新相関値およびその位置に関する情報に更新し、
前記最強相関値を前記新相関値に更新したときに、前記複数の近傍縮小面参照ブロックのうち、前記第1の記憶部に記憶されている前記近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値およびその位置に関する情報を、前記第2の記憶部の前記複数個の近傍基底面参照ブロックについての前記第1の相関値およびそれぞれの位置に関する情報として更新すると共に、前記第1の記憶部に記憶されていない前記近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値およびその位置に関する情報は、それぞれの位置の前記近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値を算出したときに、前記第2の記憶部に記憶し、
前記縮小面補間処理手段は、前記第2の記憶部に記憶されている前記最強相関縮小面参照ブロックおよび前記複数個の近傍縮小面参照ブロックについて前記第1の相関値およびそれぞれの位置に関する情報を用いて前記補間処理をする
ことを特徴とする画像処理装置。 - 請求項13に記載の画像処理装置において、
前記最強相関縮小面参照ブロック検出手段は、
前記最強相関縮小面参照ブロックについての前記最強相関値およびその位置に関する情報を保持する保持部を備え、
新たに算出された前記縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックに対する新相関値と、前記保持部の前記最強相関値とを比較して、前記新相関値の方が相関が強いと判別されたときに、前記保持部の前記最強相関値およびその位置に関する情報を、前記新相関値およびその位置に関する情報に更新し、
前記縮小面補間処理手段は、
少なくとも、前記保持部に保持されている前記最強相関縮小面参照ブロックの近傍の複数個の前記複数個の近傍縮小面参照ブロックについて、前記第2の相関値を再算出し、
前記再算出した前記複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第2の相関値および前記最強相関値を用いて前記補間処理を行う
ことを特徴とする画像処理装置。 - ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれに基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置による画像処理方法において、
前記画像処理装置の縮小ブロック設定手段が、前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する工程と、
前記画像処理装置の縮小面動きベクトル算出手段が、前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の第1の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれに対応する縮小面動きベクトルを算出する縮小面動きベクトル算出工程と、
前記画像処理装置のサーチ範囲設定手段が、縮小前の基底参照画面において、前記縮小面動きベクトル算出手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルが指し示す画素の周辺にサーチ範囲を設定するサーチ範囲設定工程と、
前記画像処理装置の最強相関基底面参照ブロック検出手段が、前記サーチ範囲設定工程で設定された前記サーチ範囲において、前記基底ターゲット画面に設定される基底面ターゲットブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小前の参照画面に設定される複数個の基底面参照ブロックのそれぞれ内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の基底面参照ブロックのそれぞれと前記基底面ターゲットブロックとの間の第2の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する最強相関基底面参照ブロック検出工程と、
前記画像処理装置の補間処理手段が、前記最強相関基底面参照ブロック検出工程で検出した前記最強相関基底面参照ブロックの前記第2の相関値と、前記最強相関基底面参照ブロックの近傍の複数個の近傍基底面参照ブロックの前記第2の相関値を用いて補間処理を行い、前記基底参照画面の画素ピッチよりも小さい精度で前記基底面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関基底面参照ブロックの位置を検出する補間処理工程と、
前記画像処理装置の動きベクトル検出手段が、前記補間処理工程で検出された前記高精細最強相関基底面参照ブロックの位置から、前記動きベクトルを検出する動きベクトル検出工程と、
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれ量に基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置による画像処理方法において、
前記画像処理装置の縮小ブロック設定手段が、前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する工程と、
前記画像処理装置の最強相関縮小面参照ブロック検出手段が、前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の第1の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出する最強相関縮小面参照ブロック検出工程と、
前記画像処理装置の縮小面補間処理手段が、前記最強相関縮小面参照ブロック検出工程で検出された前記最強相関縮小面参照ブロックおよび当該最強相関縮小面参照ブロックの近傍位置の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値を用いて、前記縮小参照画面における補間処理を行い、前記縮小参照画面の画素ピッチよりも小さい高精度で、前記縮小面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記高精細最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれとして縮小面動きベクトルを算出する縮小面補間処理工程と、
前記画像処理装置のサーチ範囲設定手段が、前記縮小前の基底参照画面において、前記縮小面補間処理手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルが指し示す画素の周辺にサーチ範囲を設定するサーチ範囲設定工程と、
前記画像処理装置の基底面動きベクトル検出手段が、前記サーチ範囲設定工程で設定された前記サーチ範囲において、前記基底ターゲット画面に設定される基底面ターゲットブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小前の参照画面に設定される複数個の基底面参照ブロックのそれぞれ内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の基底面参照ブロックのそれぞれと前記基底面ターゲットブロックとの間の第2の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関基底面参照ブロックの位置を検出し、前記最強相関基底面参照ブロックの前記基底面ターゲットブロックからの位置ずれとして基底面動きベクトルを算出する基底面動きベクトル検出工程と、
を備えることを特徴とする画像処理方法。 - ターゲット画面中において設定された複数の画素からなる所定の大きさのターゲットブロックと同じ大きさの参照ブロックを、前記ターゲット画面とは異なる参照画面において設定したサーチ範囲において複数個設定し、前記複数個の参照ブロックのうちで、前記ターゲットブロックと相関が最も強い参照ブロックの、前記ターゲットブロックに対する画面上の位置ずれ量に基づいて、前記ターゲットブロックについての動きベクトルを検出する画像処理装置による画像処理方法において、
前記画像処理装置の縮小ブロック設定手段が、前記ターゲット画面および前記参照画面のそれぞれを所定の縮小率で縮小した縮小ターゲット画面および縮小参照画面において、前記ターゲットブロックおよび前記参照ブロックを前記所定の縮小率で縮小した縮小面ターゲットブロックおよび縮小面参照ブロックを設定する工程と、
前記画像処理装置の最強相関縮小面参照ブロック検出手段が、前記縮小面参照ブロック内の複数の画素の画素値と、前記縮小面ターゲットブロック内で対応する位置の複数の画素の画素値とを用いて、前記複数個の縮小面参照ブロックのそれぞれと前記縮小面ターゲットブロックとの間の第1の相関値を算出し、前記ターゲットブロックとの相関が最も強い最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出する最強相関縮小面参照ブロック検出工程と、
前記画像処理装置の縮小面補間処理手段が、前記最強相関縮小面参照ブロック検出工程で検出された前記最強相関縮小面参照ブロックおよび当該最強相関縮小面参照ブロックの近傍位置の複数個の近傍縮小面参照ブロックについての前記第1の相関値を用いて、前記縮小参照画面における補間処理を行い、前記縮小参照画面の画素ピッチよりも小さい高精度で、前記縮小面ターゲットブロックとの相関が最も強い高精細最強相関縮小面参照ブロックの位置を検出し、前記高精細最強相関縮小面参照ブロックの前記縮小面ターゲットブロックからの位置ずれとして縮小面動きベクトルを算出する縮小面補間処理工程と、
前記画像処理装置の動きベクトル算出手段が、前記縮小面補間処理手段で算出された前記縮小面動きベクトルを前記縮小率の逆数倍したベクトルを、縮小前のターゲットブロックに対する前記動きベクトルとして算出する動きベクトル算出工程と、
を備えることを特徴とする画像処理方法。
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