JP5623123B2 - 排気熱回収装置 - Google Patents

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Description

本発明は、排気ガスが流通する主ガス通路およびバイパス通路と、バイパス通路に設けられる熱交換器と、主ガス通路の通路断面積を変更する開閉装置とを備える排気熱回収装置に関する。
従来から開閉装置を備える排気熱回収装置として、特許文献1に記載の弁体を温度作動アクチュエータによって作動するものや、特許文献2に記載の弁体をダイヤフラムによって作動するものが知られている。
このような開閉装置は、弁体を取り付けたクランク機構に接続されるロッドの直線移動がクランク機構の回転運動に変換される。そしてクランク機構の回転に伴い弁体が開動作または閉動作を行う。
特開2008−157211号公報 特開2007−303424号公報
ところで、特許文献1および2に記載の排気熱回収装置は、エンジン振動や車両走行時の外部振動により、弁体を開弁させる力が弁体に与えられた場合には、ロッドも同方向の力が与えられるため、弁体が開いてしまう。その結果、エンジンの暖機未完了時において、上述のように弁体が開いてしまうと熱交換が設けられる経路への排気ガスの流入量が減少してしまう。
本発明は、上記実情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、外部から加えられた振動に起因して弁体が開弁することを抑制することのできる排気熱回収装置を提供することにある。
以下、上記目的を達成するための手段およびその作用効果について記載する。
(1)請求項1に記載の発明は、排気ガスが流通する主ガス通路と、この主ガス通路の分岐部において分岐するとともに同分岐部よりも下流側の合流部において合流するバイパス通路と、このバイパス通路に設けられるとともに排気ガスと冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、前記主ガス通路の通路断面積および前記バイパス通路の通路断面積を変更する開閉装置とを備える排気熱回収装置において、前記開閉装置は、前記分岐部と前記合流部との間に設けられるとともに回動動作により前記主ガス通路および前記バイパス通路を開放および閉鎖する弁体と、この弁体の動作中心となるとともに同弁体と一体に回動するクランク機構と、このクランク機構に接続されるアームを含むとともに伸長に伴う同アームの移動により同クランク機構を回転させるアクチュエータとを備え、前記弁体が前記主ガス通路を閉鎖し、かつ前記バイパス通路を開放している状態において、前記弁体と、前記アームと前記クランク機構との接続部位とが、前記クランク機構の回転中心を含むとともに前記アームの移動方向と同方向の仮想線に対して互いに反対側に配置され、かつ前記クランク機構から前記弁体が延びる方向と前記クランク機構から前記アームが延びる方向とが互いに直交していることを要旨とする。
この発明では、弁体と、アクチュエータのアームとクランク機構との接続部位とが仮想線に対して反対側に配置されるため、弁体を開弁する方向に外部振動が加わったとき、アクチュエータは、弁体の開弁方向とは反対方向にクランク機構を回転させようとする。これにより、弁体を開弁させる力と、アクチュエータが移動しようとする力とが互いに打ち消しあう。したがって、外部から加えられた振動に起因して弁体が開弁することを抑制することができる。
(2)請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の排気熱回収装置において、前記熱交換器と前記アクチュエータとを接続する接続部を有する冷媒通路を含み、前記アクチュエータは、温度に応じて伸縮する感温部材を有するとともに同感温部材の伸縮に伴い前記アームが移動する温度作動アクチュエータであり、前記感温部材には、前記冷媒通路から冷媒が供給されることを要旨とする。
この発明では、冷媒通路から冷媒が感温部材に供給されるため、冷媒の温度に応じて感温部材が伸縮する。したがって、開閉装置は、冷媒の温度に応じて弁体を開閉動作する。その結果、主ガス通路への排気ガスの供給態様は、冷媒の温度に応じて変更される。
(3)請求項3に記載の発明は、請求項2に記載の排気熱回収装置において、前記アクチュエータと前記バイパス通路との間には、空間が形成されることを要旨とする。
この発明によれば、バイパス通路とアクチュエータとの間に空間が形成されるため、すなわちバイパス通路とアクチュエータとの間に空気層が形成されるため、バイパス通路からアクチュエータへの熱伝導が生じにくくなる。
(4)請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の排気熱回収装置において、前記接続部と前記アクチュエータとの間には、遮熱部材が設けられることを要旨とする。
この発明によれば、接続部とアクチュエータとの間に遮熱部材が設けられることにより、バイパス通路からアクチュエータへの伝熱を抑制することができる。
(5)請求項5に記載の発明は、請求項2〜4のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記接続部には、冷媒を前記感温部材に向けて誘導する冷媒誘導部が設けられることを要旨とする。
この発明では、冷媒誘導部により冷媒が感温部材に向けて誘導されるため、冷媒が感温部材に衝突しやすくなる。これにより、冷媒の温度に対するアクチュエータの応答性を向上することができる。
(6)請求項6に記載の発明は、請求項2〜5のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記接続部には、冷媒流通方向の上流側よりも下流側の流路断面積が大きい第1通路と、この第1通路の下流側に接続されるとともに冷媒流通方向の上流側よりも下流側の流路断面積が小さい第2通路とが設けられ、前記第2通路の下流側に前記感温部材が配置されることを要旨とする。
(7)請求項7に記載の発明は、請求項2〜6のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記接続部には、前記冷媒通路の径方向の外方に樹脂材料の封止部材が収容されるための収容部が設けられ、前記収容部と前記接続部内の冷媒通路との間の壁部は、薄肉化されていることを要旨とする。
この発明によれば、収容部と冷媒通路との間の壁部が薄肉化されていることにより、冷媒により封止部材が冷却されやすくなる。その結果、封止部材の耐熱温度を超えることが回避されやすくなるため、封止部材の信頼性の低下を抑制することができる。
(8)請求項8に記載の発明は、請求項2〜7のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記アクチュエータは、前記感温部材の一部を収容する本体ケースを有し、前記本体ケースは、樹脂材料によって成形されることを要旨とする。
この発明によれば、樹脂材料を成形することにより本体ケースが形成されるため、本体ケースが金属材料を鋳造することにより成形される場合と比較して、本体ケースの形状の自由度が向上することができるとともに、本体ケースの軽量化を図ることができる。
(9)請求項9に記載の発明は、請求項2〜8のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記バイパス通路において前記熱交換器の下流側と前記主ガス通路とを接続する下流側の通路を下流側通路とし、前記アクチュエータは、前記バイパス通路に隣接するとともに前記主ガス通路とは空間を介したところに位置し、前記下流側通路は、前記アクチュエータと前記主ガス通路との間に配置されることを要旨とする。
この発明によれば、下流側通路がアクチュエータと主ガス通路との間に位置するため、主ガス通路の熱は下流側通路により冷却される。したがって、主ガス通路からアクチュエータへの伝熱による温度上昇の度合を低減することができる。
(10)請求項10に記載の発明は、請求項2〜9のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記アクチュエータは、前記アームと摺接する摺接部を含むことを要旨とする。
この発明によれば、摺接部がアームに摺接することにより、摺接部がアームの動きに対する抗力となるため、開閉装置の振動による弁体の開動作に伴うクランク機構の回転に対してアームが移動することを抑制することができる。
(11)請求項11に記載の発明は、請求項2〜10のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記アクチュエータは、前記感温部材の縮小方向に向けて前記アームを付勢する付勢部材を含むことを要旨とする。
(12)請求項12に記載の発明は、請求項2〜11のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、前記クランク機構のうちの前記アクチュエータと接続する部分には、突起部が設けられ、前記アームには、前記突起部と係合するとともに、前記突起部における前記弁体の開動作による前記クランク機構の回転方向とは反対側に位置する係合部が設けられ、前記弁体が閉弁しているとき、前記係合部は前記突起部に当接することを要旨とする。
この発明では、弁体が閉弁しているときに係合部が突起部における弁体の開動作によるクランク機構の回転方向とは反対側と当接しているため、突起部の弁体の開動作に伴うクランク機構の回転方向への移動を規制する。これにより、外部から与えられた振動に起因して弁体が開弁することを一層抑制することができる。
同実施形態の排気熱回収装置について、(a)は、暖機未完了時における排気ガスおよび冷却水の流れを示す説明図、(b)は、暖機完了時における排気ガスおよび冷却水の流れを示す説明図。 同実施形態の排気熱回収装置について、(a)は、同装置の上面構造を示す上面図、(b)は、同装置の正面構造を示す正面図。 同実施形態の排気熱回収装置について、(a)は、図2(b)のA−Aにて切った断面構造を示す断面図、(b)は、(a)のE−Eにて切った断面構造について、主ケース部内の下流通路と主ガス通路との位置関係を示す模式図。 同実施形態の排気熱回収装置について、図2(a)のB−Bに沿う断面構造を示す断面図。 同実施形態の排気熱回収装置について、図4のアクチュエータユニット付近を拡大した拡大図。 同実施形態の排気熱回収装置について、図2(a)のC−Cに沿う主ケース部の断面構造を示す断面図。 同実施形態の排気熱回収装置について、(a)および(b)は、回転体に対するロッドおよび弁体の側面構造を示す模式側面図。 同実施形態の排気熱回収装置について、図2(a)のD−Dに沿う排気熱回収装置の断面構造を示す断面図。
図1〜8を参照して、本発明の一実施形態について説明する。なお、本実施形態では、ガソリンエンジンの排気熱回収装置を示している。
図1に示すように、排気熱回収装置1は、その内部を流通するとともにエンジン本体2との間にて循環する冷媒である冷却水の温度が排気ガスによって上昇することにより、エンジンの暖機を促進するものである。
排気熱回収装置1には、エンジン本体2に取り付けられた排気管に接続される主ガス通路11Aと、この主ガス通路11Aの上流側の分岐部11Bから分岐するバイパス通路12Aとが設けられている。主ガス通路11Aには、この通路11Aの通路断面積を変更する開閉装置30が設けられている。バイパス通路12Aには、排気ガスと冷却水との熱交換を行う熱交換器40が設けられている。この熱交換器40には、エンジン本体2との間で循環経路を形成するとともに、冷却水が流通するための冷媒通路20Aが接続されている。
排気熱回収装置1は、暖機状態に応じて次のように動作する。
図1(a)に示すように、エンジンの冷間時(暖機未完了時)では、開閉装置30が主ガス通路11Aを閉鎖する。これにより、排気ガスはバイパス通路12Aを流通する。このバイパス通路12Aを流通する排気ガスが熱交換器40内を通過することにより、熱交換器40内の冷却水が温められるため、エンジン本体2に高温の冷却水が供給される。
図1(b)に示すように、エンジンの暖機完了後では、開閉装置30が主ガス通路11Aを開放するとともに、バイパス通路12Aを絞る。これにより、排気ガスは主ガス通路11Aを主に流通する。
図2〜8を参照して、排気熱回収装置1の詳細な構成について説明する。
図2に示すように、排気熱回収装置1には、筐体となるとともに排気管が接続される装置本体10が設けられている。この装置本体10には、主ガス通路11Aを内部に形成する主ケース部11とバイパス通路12Aを内部に形成するバイパスケース部12とが設けられている。主ケース部11とバイパスケース部12とは、互いに隣り合うように位置している。上述の熱交換器40は、バイパスケース部12の排気流通方向の中央部内に設けられている。
装置本体10には、冷媒通路20Aを内部に形成する冷媒配管20が接続されている。冷媒配管20には、エンジン本体2(図1参照)から装置本体10に冷却水を流通するための流入側冷媒配管21と、装置本体10からエンジン本体2に冷却水を流通するための流出側冷媒配管22とが設けられている。
流入側冷媒配管21は、バイパスケース部12における排気流通方向の上流側、すなわち熱交換器40の排気流通方向の上流側に接続されている。
流出側冷媒配管22は、バイパスケース部12における排気流通方向の下流側、すなわち熱交換器40の排気流通方向の下流側に接続されている。
エンジン本体2内の冷却水は、流入側冷媒配管21を介して熱交換器40に供給される。そして熱交換器40を流出した冷却水は、流出側冷媒配管22を介して再びエンジン本体2に供給される。これにより、冷却水はエンジン本体2と熱交換器40(排気熱回収装置1)との間を循環する。
以降では、主ガス通路11Aの長手方向を「前後方向X」とし、そのうちの同通路11Aの上流側を「前方」とし、同通路11Aの下流側を「後方」とする。また主ガス通路11Aとバイパス通路12Aとの配列方向を「左右方向Y」とし、そのうちの主ガス通路11A側を「右方」とし、バイパス通路12A側を「左方」とする。また前後方向Xおよび左右方向Yのともに直交する方向を「上下方向Z」とし、そのうちの冷媒配管20側を「上方」とし、バイパスケース部12側を「下方」とする。
開閉装置30には、流出側冷媒配管22とバイパスケース部12との間に配置されるとともに冷媒通路20Aの一部を構成するアクチュエータユニット31と、アクチュエータユニット31を駆動源として開閉動作を行う弁体32とが設けられている。
図3(a)の破線にて示すように、バイパス通路12Aのうち熱交換器40より下流側には、主ケース部11内の上方且つ左方において区画形成された下流通路12Bが設けられている。この下流通路12Bは、主ケース部11内の排気流通方向の下流側から上流側に向けて延びるとともに、弁体32付近にて主ガス通路11Aと連通している。
図3(b)に示すように、主ガス通路11Aとアクチュエータユニット31との間には、空間が形成されている。下流通路12Bは、主ガス通路11Aとアクチュエータユニット31と左右方向Yの間に挟まれるとともにアクチュエータユニット31よりも下方に亘り設けられている。
図4および図5を参照して、バイパスケース部12とアクチュエータユニット31との接続構造について説明する。
図4に示すように、バイパスケース部12における熱交換器40の下流側の上方には、上方に向けて延びる中空円筒形状のバイパス接続部16がバーリング加工によりバイパスケース部12と一体に設けられている。このバイパス接続部16には、遮熱部材17が溶接により固定されている。この遮熱部材17は、平面視において三角形状となるフランジ54の下面と略同形状の上面を有するとともに、その上面がフランジ54の下面に当接している。そしてこの状態において、ボルト57により互いに固定されている。これにより、アクチュエータユニット31がバイパスケース部12に接続されている。また、フランジ54と遮熱部材17との間には、連通路53Aにおいてフランジ54と遮熱部材17との間の部位をシールするためにOリング18が挟まれている。
図5に示すように、遮熱部材17は、バイパスケース部12の上面に対して間隙を介して上方となるように配置されている。この遮熱部材17のバイパス接続部16より上方の部位には、バイパス接続部16の内径よりも大きい内径を有する第1拡径部17Aが設けられている。
フランジ54には、その下面から上方に向けて第2拡径部54Aが設けられている。この第2拡径部54Aの内径は、第1拡径部17Aの内径よりも大きい。この第1拡径部17Aの上方には、段形状となるとともに第1拡径部17Aおよび第2拡径部54Aの両方よりもその内径が小さい縮径部54Bが設けられている。第1拡径部17Aおよび第2拡径部54Aにより囲まれた空間として拡大通路20Bが形成されている。縮径部54Bにより囲まれた空間として縮小通路20Cが形成されている。これら拡大通路20Bおよび縮小通路20Cは、冷媒通路20Aの一部を構成している。拡大通路20Bは、その上流側から下流側に向かうにつれて通路断面積が増大している。縮小通路20Cは、拡大通路20Bの通路断面積が最も大きいところよりも小さい。
フランジ54の下面には、Oリング18を収納するための円環状の収容部54Cが設けられている。この収容部54Cは、上下方向Zにおいて、第2拡径部54Aと同じ位置に設けられている。この第2拡径部54Aと収容部54Cとの間には、薄肉部54Dが形成されている。
上記接続構造内の冷却水の流れについて説明する。
バイパス通路12Aの熱交換器40(図4参照)からバイパス接続部16内を通過する冷却水は、第1拡径部17Aおよび第2拡径部54Aにより薄肉部54Dに向かい流れる。そして縮径部54Bに冷却水が衝突することにより冷却水は連通路53Aの径方向の中央に向けて流れる。これにより、縮径部54Bよりも冷却水の流通方向の下流側且つ縮径部54Bの直近に配置されたサーモエレメント61への冷却水の衝突が促進される。
図5〜8を参照して、アクチュエータユニット31の構成および動作を説明する。
図5に示すように、アクチュエータユニット31には、樹脂材料を用いて成形された本体ケース50と、本体ケース50に取り付けられるとともに冷却水の温度によって伸縮運動するアクチュエータ60とが設けられている。
本体ケース50内には、バイパスケース部12に接続するための上流側接続部51と、流出側冷媒配管22に接続するための下流側接続部52と、これら上流側接続部51および下流側接続部52を連結する連結部53とが設けられている。この連結部53内には、上流側接続部51内の空間と下流側接続部52内の空間とを連結する連通路53Aが形成されている。この連通路53Aは、拡大通路20Bの下流側と縮小通路20Cを含むとともに冷媒通路20Aの一部を構成している。また、フランジ54は、本体ケース50における上流側接続部51の外側の部位として設けられている。
アクチュエータ60には、冷却水と接触することにより前後方向Xに向けて伸縮運動する円柱形状のサーモエレメント61と、サーモエレメント61に接続される丸棒状のロッド62と、本体ケース50の前方の部位に取り付けられる有底円筒形状のカバーケース63とが設けられている。カバーケース63内には、ロッド62の後部およびコイルばね64がそれぞれ収容されている。このコイルばね64の前端はカバーケース63に当接する。一方、コイルばね64の後端はU字状の補助板65に当接している。この補助板65は、サーモエレメント61の前端を収容するとともにロッド62の後端に固定されている。
カバーケース63の前端に設けられた底部には、ロッド62を挿通するための貫通孔63Aが設けられている。この貫通孔63Aの周縁には、ロッド62を摺接するとともに支持する摺接部材66が取り付けられている。
サーモエレメント61は、本体ケース50を前後方向Xに貫通する貫通孔55に挿通されるとともに後方の一部が連通路53Aに突出している。このサーモエレメント61は、貫通孔55の前端側の開口部に固定された取付板56により本体ケース50に固定されている。サーモエレメント61における取付板56より前端側には、ロッド62を付勢するための半球状の付勢部61Aが設けられている。
ロッド62の前端部は、下方に開口するU字形状の係合部62Aが設けられている。この係合部62Aは、ロッド62の軸径Dよりも大きく形成されている。ロッド62の後端には、付勢部61Aと当接する半球状に凹んだ凹部62Bが設けられている。
媒体の伸長運動に伴うロッド62の移動態様について説明する。
連通路53Aを流通する冷却水の温度が所定の温度THXを超えると、サーモエレメント61が伸長運動をすることにより、付勢部61Aが凹部62Bを押圧するとともにロッド62がコイルばね64に抗して前方に向かい移動する。
一方、サーモエレメント61の伸長量が最大のときから連通路53Aを流通する冷却水の温度が低下するにつれて、サーモエレメント61が縮小運動をする。これにより、付勢部61Aが凹部62Bに対して離間する方向、すなわち後方へ移動する。これに伴い、ロッド62はコイルばね64の付勢力に従い、ロッド62が付勢部61Aに向けて移動する方向、すなわち後方に向けて移動する。
図6に示すように、開閉装置30には、アクチュエータユニット31(図5参照)と弁体32とを左右方向Yに連結する連結機構33が設けられている。この連結機構33は、ロッド62の伸縮運動を弁体32の開閉動作に変換している。
連結機構33には、ロッド62と連結するとともに、ロッド62の伸縮運動を回転運動に変換するクランク機構70が設けられている。このクランク機構70には、円盤状の回転体71と、ロッド62に接続されるとともに回転体71の右方に向けて延びる突起部72と、クランク機構70の回転中心として回転体71に固定されるとともに回転体71の左方に向けて延びる丸棒状の軸体73とが設けられている。この軸体73は、主ガス通路11A内に延びるとともに弁体32が取り付けられている。軸体73は、主ケース部11内に設けられた中空円筒形状の支持ケース74内に挿通されるとともに、支持ケース74内に設けられた一対の軸受部材75により回転可能に支持されている。
弁体32は、軸体73よりも下方に配置されるとともに、弁体32の上端部が軸体73に固定されている。この弁体32には、有底円筒形状の本体部32Aと、この本体部32Aの上端部から上方に延びるとともにクランク機構70に固定される固定部32Bとが設けられている。
本体部32Aの底面には、鐘体32Cが取り付けられている。この鐘体32Cは、本体部32Aの底面に対して偏心している。具体的には、鐘体32Cの中心CRは、本体部32Aの中心Cよりもアクチュエータ60側に偏心している。この鐘体32Cにより、主ガス通路11Aを通過する排気ガスの脈動が抑制されている。
図7に示すように、サーモエレメント61(図5参照)が伸長していない状態において、突起部72は回転体71の回転中心J1よりも上方且つ後方のところに設けられている。この突起部72には、係合部62Aが上方から係合されている。突起部72と係合部62Aとが係合した状態では、突起部72より上方と係合部62Aとの間に間隙が形成されているとともに、突起部72の前端は係合部62Aと当接している。
図8に示すように、主ケース部11内には、主ガス通路11Aの上流側において、主ガス通路11Aの流路断面積が縮小する縮小部13が設けられている。縮小部13の後方には、後方に向かうにつれて拡径する拡径部14が設けられている。
弁体32は、本体部32Aが拡径部14に嵌合されることにより、主ガス通路11Aを閉弁状態としている。このとき、本体部32Aと拡径部14とは、本体部32Aの円筒周方向および拡径部14の円筒周方向の全周に亘り面接触している。
また、主ケース部11内の上方には、主ガス通路11Aと下流通路12Bとを区画するための区画壁19が設けられている。この区画壁19の前方には、主ガス通路11Aと下流通路12Bとを互いに連通するための連通部19Aが設けられている。
アクチュエータ60の動作について説明する。
冷却水の温度が温度THXを超えて上昇することに伴い、図7に示すように、図7(a)の状態から係合部62Aが前方に向けて移動するとともに回転体71は反時計回りに回転する(図7(b)参照)。これに伴い、図8の破線の弁体32にて示すように弁体32は反時計回りに回転する。すなわち弁体32は閉弁状態から開弁するように移動する。
サーモエレメント61(図5参照)の伸長量が最大となるとき、すなわち弁体32の閉弁状態からの開弁量が最大となるとき、弁体32の本体部32Aが連通部19Aを覆う。これにより、図8中の破線の弁体32にて示すように、弁体32が下流通路12Bを閉弁する。その結果、下流通路12Bを介してバイパス通路12Aに排気ガスが流入することが抑制される。
サーモエレメント61の伸長量が最大時から冷却水の温度の低下に伴い、図7に示すように、図7(b)の状態から係合部62Aが後方に向けて移動するとともに回転体71は時計回りに回転する(図7(a)参照)。これに伴い、弁体32は、図8中の破線の弁体32にて示すように、弁体32が連通部19Aを閉弁する位置、すなわち弁体32の開弁位置から時計回りに回転する。すなわち弁体32は開弁状態から閉弁する方向に向けて移動する。
サーモエレメント61が自然長となるとき、すなわち連通路53A(図5参照)内の温度が温度THXを下回るとき、図8の実線の弁体32にて示すように、弁体32の本体部32Aが拡径部14と嵌合する。その結果、弁体32が主ガス通路11Aを閉弁する。
弁体32と、係合部62Aと突起部72との接続部位との位置関係について説明する。
図7に示すように、弁体32は回転体71の回転中心J1を含むとともにロッド62の移動方向と同方向の線、すなわち前後方向Xに沿った線(以下、「仮想線KL」)よりも下方に位置している。一方、係合部62Aと突起部72との接続部位、すなわち係合部62Aと突起部72とが係合する部位は仮想線KLよりも上方に位置している。すなわち、弁体32と、係合部62Aと突起部72との接続部分とは仮想線KLに対して互いに反対側に配置されている。
排気熱回収装置1に外部振動が加わった場合の弁体32の動きについて説明する。
図7および図8の白抜き矢印Y1にて示すように、弁体32が開弁する方向において、排気熱回収装置1に外部振動が加わった場合、弁体32にも同方向の外部振動が加わる。これにより、弁体32を開弁させる力が弁体32に与えられる、すなわち弁体32にクランク機構70を反時計回りに回転させる力が与えられる。一方、上記外部振動は、ロッド62にも加わるため、ロッド62も同様に矢印Y1の方向への力を受ける。これにより、ロッド62は、クランク機構70を時計回りに回転させる力が与えられる。したがって、弁体32がクランク機構70を反時計回りに回転させようとする力F1と、ロッド62がクランク機構70を時計回りに回転させようとする力F2とが互いに打ち消しあう。これにより、外部振動によって弁体32が開弁することが抑制される。
本実施形態によれば、以下に示す効果を奏することができる。
(1)本実施形態では、図7に示す仮想線KLに対して、弁体32と、突起部72と係合部62Aとの接続部分とが互いに反対側に設けられている。したがって、外部衝撃等により開閉装置30が振動する場合には、弁体32がクランク機構70を弁体32が開動作する方向に回転させる力と、アクチュエータユニット31がクランク機構70を弁体32が閉動作する方向に回転させる力とが互いに打ち消しあう。その結果、弁体32が閉状態において、開閉装置30の振動に起因して弁体32が開くことが抑制される。これにより、開閉装置30の振動による弁体32の開動作の抑制を目的として弁体32に錘を付加する等の別部材を付加することなく、開閉装置30の振動による弁体32の開動作の抑制を図ることができる。
(2)本実施形態では、バイパスケース部12にバイパス接続部16が設けられることにより、バイパス通路12Aとアクチュエータ60との上下方向Zの間に空間が形成される。これにより、バイパス通路12Aからアクチュエータ60への熱伝熱が生じにくくなる。
(3)本実施形態では、バイパス接続部16と本体ケース50のフランジ54との間に遮熱部材17が挟まれている。これにより、バイパスケース部12から本体ケース50への伝熱を抑制することができる。
(4)本実施形態では、第2拡径部54Aおよび縮径部54Bにより冷却水がサーモエレメント61に衝突しやすくしている。これにより、サーモエレメント61の冷却水の温度に対する応答性を向上することができる。
(5)本実施形態では、フランジ54に薄肉部54Dが形成されることにより、Oリング18が冷却されやすくなる。これにより、Oリング18の耐熱温度を超えることが回避されやすくなるため、Oリング18の信頼性の低下を抑制することができる。
(6)本実施形態では、本体ケース50が樹脂材料により成形される。したがって、本体ケースが金属材料を鋳造することにより成形される場合と比較して、本体ケース50の形状の自由度が向上することができるとともに本体ケース50の軽量化を図ることができる。
(7)本実施形態では、下流通路12Bの端部が弁体32の開動作によって閉弁されるため、主ガス通路11Aに排気ガスが流通するときには、下流通路12Bには排気ガスの流通がなくなり、バイパス通路12A内には空気が滞留する。これにより、主ガス通路11Aに排気ガスが流通しているときにアクチュエータユニット31と主ガス通路11Aとの間に空気層が形成されることとなるため、主ガス通路11Aの熱は、空気層により冷却される。したがって、主ガス通路11Aからアクチュエータユニット31への伝熱を抑制することができる。
(8)本実施形態では、摺接部材66がロッド62と摺接する。したがって、摺接部材66がロッド62の移動に対する抗力になるため、開閉装置30の振動による弁体32の開動作に伴うクランク機構70の回転に対してロッド62が移動することを抑制することができる。これにより開閉装置30の振動による弁体32の開動作を一層抑制することができる。
加えて、カバーケース63と本体ケース50とサーモエレメント61とにより形成された空間内にその一部が収容されるロッド62は摺接部材66により半密閉状態となる。したがって、ロッド62が移動することに伴い空間の容積変化が生じるため、ロッド62が移動しようとしても容積変化の作用によりロッド62が移動方向とは反対方向の力が加わる。その結果、ロッド62の移動が抑制されるため、開閉装置30の振動による弁体32の開動作をより一層抑制することができる。
(9)本実施形態では、突起部72の前端が係合部62Aと当接している。したがって、外部振動により弁体32が開方向に移動しようとする場合、弁体32の開方向への移動に伴う突起部72が前方に向けて移動しようとしても係合部62Aが外部振動により後方に向けて移動しようとするため、突起部72の前方へ移動する力と係合部62Aの後方へ移動する力とが互いに打ち消しあう。これにより、外部振動に起因する弁体32の開方向への移動を抑制することができる。
(10)本実施形態では、係合部62Aがロッド62の軸径Dよりも大きく形成されているため、係合部62Aの重量が大きくなっている。したがって、外部振動によって弁体32を開方向に移動させる力が加わった場合、弁体32を閉方向に向けて係合部62Aを移動させる力が増大する。これにより、外部振動に起因する弁体32の開方向への移動をより一層抑制することができる。
(11)本実施形態では、本体部32Aが拡径部14の全周に亘り嵌合することにより、主ガス通路11A内に排気ガスが流通することを遮断している。これにより、主ガス通路11A内の排気ガスの流通を遮断するためにバタフライ弁を用いた場合と比較して、弁体32が閉弁状態において排気ガスが主ガス通路11A内に漏洩する流量を低減することができる。
(その他の実施形態)
本発明の排気熱回収装置の具体的な構成は、上記実施形態に例示した構成に限定されることなく、例えば以下のように変更することもできる。また以下の変形例は、上記実施形態についてのみ適用されるものではなく、異なる変形例同士を互いに組み合わせて実施することもできる。
・上記実施形態では、図3に示すように下流通路12Bが主ケース部11内に設けられたが、下流通路12Bは、主ケース部11の外側に一体に設けることもできる。また下流通路12Bは、主ケース部11の外側に別部材としての配管により設けることもできる。
・上記実施形態では、図3に示すように、下流通路12Bがアクチュエータユニット31と主ガス通路11Aとの間に設けられたが、下流通路12Bは、主ガス通路11Aよりも右方に設けることもできる。
・上記実施形態では、図3に示すように、バイパス通路12Aと主ガス通路11Aとが互いに隣り合うように位置したが、主ガス通路11Aの周囲を覆うようにバイパス通路12Aを設けることもできる。すなわち、バイパス通路12Aの内部に主ガス通路11Aを設けることもできる。この場合、主ガス通路11Aとバイパス通路12Aとが同軸状に設けることもできる。
・上記実施形態では、図5に示すように、フランジ54に薄肉部54Dが設けられたが、遮熱部材17に薄肉部54Dを設けることもできる。この場合、遮熱部材17には、遮熱部材17の上面から下方に向けて凹形状となるとともにOリング18が収容される収容部が設けられる。この収容部は、上下方向Zにおいて第1拡径部17Aと同じ位置に設けられる。そして薄肉部は、収容部と第1拡径部17Aとの間に設けられる。これにより、本実施形態の効果(8)に準じた効果を奏することができる。
・上記実施形態では、封止部材として、Oリング18を用いたが、封止部材の種類はこれに限定されることはない。フランジ54と遮熱部材17との間を封止することのできる部材であれば、封止部材としてガスケット等の他の部材を用いることができる。
・上記実施形態では、冷媒誘導部として、図5に示すように、拡大通路20Bと縮小通路20Cとが設けられたが、冷媒誘導部の構成はこれに限定されることはない。例えば、連通路53Aに冷却水がサーモエレメント61に向かい流通させるための傾斜部を設けることができる。すなわち、冷却水がサーモエレメント61に向かい流通させるための構造を連結部53に設けてあればよい。
・上記実施形態では、図5に示すように、バイパスケース部12のバイパス接続部16とフランジ54との間に遮熱部材17が設けられていたが、この遮熱部材17を省略することもできる。
・上記実施形態では、本体ケース50を樹脂材料にて成形したが、本体ケース50はステンレス鋼等の金属材料を用いて成形することもできる。
・上記実施形態では、バイパスケース部12にバイパス接続部16を設けたが、バイパス接続部16を省略することもできる。この場合、バイパスケース部12に貫通孔を設けるとともに、遮熱部材17もしくはフランジ54を固定する。
・上記実施形態では、図5に示すように、係合部62Aが下方に開口するU字形状に形成されたが、係合部62Aの形状はこれに限定されることはない。係合部62Aは突起部72と係合するとともに、突起部72を回転させることができる形状であればよい。
・上記実施形態では、図5に示すように、アクチュエータ60には、ロッド62に摺接する摺接部材66が設けられたが、この摺接部材66を省略することもできる。
・上記実施形態では、図7に示すように、係合部62Aが突起部72の前端と当接する構成であったが、係合部62Aと突起部72の前端との間に間隙を設けることもできる。
・上記実施形態では、図7に示すように、ロッド62がクランク機構70の回転中心に対して上方に配置されるとともに、弁体32がクランク機構70の回転中心に対して下方に配置される構成であったが、ロッド62および弁体32のクランク機構70に対する位置はこれに限定されることはない。例えば、ロッド62がクランク機構70の回転中心に対して下方に配置されるとともに、弁体32がクランク機構70の回転中心に対して上方に配置される構成とすることもできる。要するに、外部振動を弁体32およびロッド62がそれぞれ受けることによって、弁体32がクランク機構70を回転させる方向と、ロッド62がクランク機構70を回転させる方向とが反対となるようなクランク機構70に対する配置であればよい。
・上記実施形態では、アクチュエータ60としてサーモエレメント61を有する温度作動アクチュエータとしたが、アクチュエータ60の種類としてはこれに限定されることはない。例えば、アクチュエータ60として、温度作動アクチュエータに代えて、ダイヤフラムにより作動するアクチュエータおよび電動アクチュエータを用いることもできる。
・上記実施形態では、熱交換器40に供給する冷媒として、冷却水を用いたが、冷媒として液体ではなく気体を用いてもよい。
・上記実施形態では、排気熱回収装置1をガソリンエンジンに適用したがディーゼルエンジンにも適用することもできる。
1…排気熱回収装置、2…エンジン本体、10…装置本体、11…主ケース部、11A…主ガス通路、11B…分岐部、12…バイパスケース部、12A…バイパス通路、12B…下流通路、13…縮小部、14…拡径部、16…バイパス接続部(接続部)、17…遮熱部材、17A…第1拡径部、18…Oリング(封止部材)、19…区画壁、19A…連通部(合流部)、20…冷媒配管、20A…冷媒通路、20B…拡大通路、20C…縮小通路、21…流入側冷媒配管、22…流出側冷媒配管、30…開閉装置、31…アクチュエータユニット、32…弁体、32A…本体部、32B…固定部、32C…鐘体、33…連結機構(クランク機構)、40…熱交換器、50…本体ケース、51…上流側接続部、52…下流側接続部、53…連結部、53A…連通路、54…フランジ、54A…第2拡径部、54B…縮径部、54C…収容部、54D…薄肉部(壁部)、55…貫通孔、56…取付板、57…ボルト、60…アクチュエータ、61…サーモエレメント(感温部材)、61A…付勢部、62…ロッド(アーム)、62A…係合部(アームの接続部位)、62B…凹部、63…カバーケース、63A…貫通孔、64…コイルばね(付勢部材)、65…補助板、66…摺接部材、70…クランク機構、71…回転体、72…突起部(クランク機構の接続部位)、73…軸体、74…支持ケース、75…軸受部材。

Claims (12)

  1. 排気ガスが流通する主ガス通路と、この主ガス通路の分岐部において分岐するとともに同分岐部よりも下流側の合流部において合流するバイパス通路と、このバイパス通路に設けられるとともに排気ガスと冷媒との間で熱交換を行う熱交換器と、前記主ガス通路の通路断面積および前記バイパス通路の通路断面積を変更する開閉装置とを備える排気熱回収装置において、
    前記開閉装置は、前記分岐部と前記合流部との間に設けられるとともに回動動作により前記主ガス通路および前記バイパス通路を開放および閉鎖する弁体と、この弁体の動作中心となるとともに同弁体と一体に回動するクランク機構と、このクランク機構に接続されるアームを含むとともに伸長に伴う同アームの移動により同クランク機構を回転させるアクチュエータとを備え、
    前記弁体が前記主ガス通路を閉鎖し、かつ前記バイパス通路を開放している状態において、前記弁体と、前記アームと前記クランク機構との接続部位とが、前記クランク機構の回転中心を含むとともに前記アームの移動方向と同方向の仮想線に対して互いに反対側に配置され、かつ前記クランク機構から前記弁体が延びる方向と前記クランク機構から前記アームが延びる方向とが互いに直交している
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  2. 請求項1に記載の排気熱回収装置において、
    前記熱交換器と前記アクチュエータとを接続する接続部を有する冷媒通路を含み、
    前記アクチュエータは、温度に応じて伸縮する感温部材を有するとともに同感温部材の伸縮に伴い前記アームが移動する温度作動アクチュエータであり、
    前記感温部材には、前記冷媒通路から冷媒が供給される
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  3. 請求項2に記載の排気熱回収装置において、
    前記アクチュエータと前記バイパス通路との間には、空間が形成される
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  4. 請求項2または3に記載の排気熱回収装置において、
    前記接続部と前記アクチュエータとの間には、遮熱部材が設けられる
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  5. 請求項2〜4のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記接続部には、冷媒を前記感温部材に向けて誘導する冷媒誘導部が設けられる
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  6. 請求項2〜5のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記接続部には、冷媒流通方向の上流側よりも下流側の流路断面積が大きい第1通路と、この第1通路の下流側に接続されるとともに冷媒流通方向の上流側よりも下流側の流路断面積が小さい第2通路とが設けられ、
    前記第2通路の下流側に前記感温部材が配置される
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  7. 請求項2〜6のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記接続部には、前記冷媒通路の径方向の外方に樹脂材料の封止部材が収容されるための収容部が設けられ、
    前記収容部と前記接続部内の冷媒通路との間の壁部は、薄肉化されている
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  8. 請求項2〜7のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記アクチュエータは、前記感温部材の一部を収容する本体ケースを有し、
    前記本体ケースは、樹脂材料によって成形される
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  9. 請求項2〜8のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記バイパス通路において前記熱交換器の下流側と前記主ガス通路とを接続する下流側の通路を下流側通路とし、
    前記アクチュエータは、前記バイパス通路に隣接するとともに前記主ガス通路とは空間を介したところに位置し、
    前記下流側通路は、前記アクチュエータと前記主ガス通路との間に配置される
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  10. 請求項2〜9のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記アクチュエータは、前記アームと摺接する摺接部を含む
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  11. 請求項2〜10のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記アクチュエータは、前記感温部材の縮小方向に向けて前記アームを付勢する付勢部材を含む
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
  12. 請求項2〜11のいずれか一項に記載の排気熱回収装置において、
    前記クランク機構のうちの前記アクチュエータと接続する部分には、突起部が設けられ、
    前記アームには、前記突起部と係合するとともに、前記突起部における前記弁体の開動作による前記クランク機構の回転方向とは反対側に位置する係合部が設けられ、
    前記弁体が閉弁しているとき、前記係合部は前記突起部に当接する
    ことを特徴とする排気熱回収装置。
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