以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。また、このパチンコ機の全体的な構成は、公知技術に従っているので図示及び説明は省略する。
図1は、本実施例におけるパチンコ機の遊技盤1の正面図である。遊技盤1には外レール2aと内レール2bとによって囲まれた略円形の遊技領域3が形成されている。遊技領域3の中央部には、第1大入賞口14を構成し演出図柄表示装置82を備えたセンターケース13が設置されている。
第1大入賞口14は、センターケース13の上部の左側に開閉可能な開閉部材111が設置され、該開閉部材111の開放時にのみ遊技球が第1大入賞口14に入球可能な構成となっている。また第1大入賞口14の下部には第1特定領域116が設けられており、入球した遊技球が第1特定領域116に入球可能となっている。なお、第1大入賞口14は、本願発明における第2大入賞口に該当し、第1特定領域は、本願発明における第2特定領域に該当する。
第1大入賞口14には、入球した遊技球を第1特定領域116へ入球させる方向とそうでない方向に振分ける振分け部材113が設けられている。振分け部材113は上部の入口より遊技球を取込み、内部の振分け機構により遊技球を左右方向に振分け、右方向(図の太線矢印)へ振分けることで遊技球を第1特定領域116の上方から球通路を介して流下させ第1特定領域116へ入球させる構成となっている。一方、左方向に振分けると、遊技球は入賞球としてパチンコ機台内へ取込まれる。振分け部材113は内部の振分け機構が左右交互に作動しており、遊技球は取込まれたタイミングで左右ランダムに振分けられる。
センターケース13の直下には、常時遊技球が入球可能な入球口として第1始動口11が設けられている。センターケース13の右には遊技球が通過可能な通過ゲートとして構成された普通図柄(以下、単に普図という)抽選用の普図作動ゲート17が設置されている。普図作動ゲート17は普図の当否抽選を実行する始動口であり、遊技球が通過すると普図の当否抽選用の複数種類の乱数値が抽出され、抽出された乱数に基づいて当否判定が行なわれる。なお、第1始動口11は本願発明における第2特別図柄始動口に該当し、普図作動ゲート17は本願発明における普通図柄始動口に該当する。
普図作動ゲート17の直下には、普図が当選したときに開放する普通電動役物で構成された第2始動口12が設けられ、該第2始動口12の左下には第2大入賞口15が設けられている。第2始動口12となる普通電動役物の直上には蓋体40が設けられ、普通電動役物が未作動状態では遊技球の入球が不可能な構成となっている。なお、普通電動役物が本願発明における可変入賞装置に該当し、第2始動口12が第1特別図柄始動口に該当し、第2大入賞口15が第1大入賞口に該当する。
第2大入賞口15の左上には複数の誘導釘が配置され、センターケース13の右側を流下した遊技球が、第1特図始動口11へ入球不可能となる壁を構成している。該壁は、樹脂で成型されていてもよく、センターケース13と一体であってもよいし、第2大入賞口15のベースを構成する部品と一体であってもよし、単独の部品であってもよい。
なお、センターケース13の右側まで到達した遊技球が流下可能な遊技領域が、本願発明における第1遊技領域に該当し、センターケース13の右側に到達できなかった遊技球が流下する遊技領域が、本願発明における第2遊技領域に該当する。
この遊技盤構成により、公知の発射ハンドルをセンターケース13の右側に遊技球を発射すように調整した場合、遊技球は第1(右側)遊技領域を流下し、普図作動ゲート17、第2始動口12、及び第2大入賞口15には入球可能となるが、第1大入賞口14及び第1始動口11には入球不可能となる。また、発射ハンドルをセンターケース13の左側に遊技球を発射すように調整した場合は、遊技球は第2(左側)遊技領域を流下し、第1大入賞口14及び第1始動口11には入球可能となるが、普図作動ゲート17、第2始動口12、及び第2大入賞口15には入球不可能となる。
第1特図始動口11の下部は、第2大入賞口15へ入賞した遊技球が誘導される第2振分装置200となっており、第2大入賞口15へ入球した遊技球はワープ口201から遊技盤に戻され、第2振分部材213の作動により左右方向か下方向に振り分けられ、下方向に振り分けられた遊技球が第2特定領域216へ入球する構成となっている。第2振分部材213はランダムな動作を繰り返し、遊技球の取り込まれたタイミングで左右又は下方向に振り分ける。なお、第2特定領域216が本願発明における第1特定領域に該当する。
センターケース13の左側で内レール2bに沿った位置には、遊技機の状態を示す複数種類の表示装置が配置された情報報知装置19が設けられている。この情報報知装置19において斜めに2個並べて配置した長方形は7セグメントLEDであり、右側の7セグメントLEDが第1始動口11への入球に基づく当否判定結果を表示する第1特別図柄表示装置9であり、左側の7セグメントLEDが第2始動口12への入球に基づく当否判定結果を表示する第2特別図柄表示装置10となる。7セグメントLEDの左斜め上に配置された2個のLEDは普図作動ゲート17への入球に基づく当否判定結果を表示する普通図柄表示装置7となり、7セグメントLEDの下に配置された4個のLEDが普通図柄保留数表示装置8、その下に配置された4個のLEDが第1特別図柄保留数表示装置18となる。
情報報知装置19の右には複数の左一般入賞口31が、第2大入賞口15の右には右一般入賞口33が設けられている。また遊技領域3には多数の遊技釘や風車等が設けられ、最下部にはアウト口が設けられている。
続いて、図2に本実施例におけるパチンコ機の電気配線を示すブロック図を示し説明する。煩雑になる電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
パチンコ機の電気的構成は、図2のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置6、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口11に入球した遊技球を検出する第1始動口スイッチ11a、第2始動口12に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ12a、普通図柄を作動させる普図作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、第1大入賞口14に入球した遊技球を検出するための第1カウントスイッチ14a、第2大入賞口15に入球した遊技球を検出するための第2カウントスイッチ15a、左一般入賞口31に入球した遊技球を検出する左入賞口スイッチ31a、右一般入賞口33に入球した遊技球を検出する右入賞口スイッチ33a、第1特定領域に入球した遊技球を検出する第1特定領域スイッチ106a、第2特定領域に入球した遊技球を検出する第2特定領域スイッチ206a、等からの検出信号が遊技盤中継端子板74を介して入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特図表示装置9、第2特図表示装置10、第1特図保留数表示装置18、普通図柄表示装置7、普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。尚、本実施例では、第2始動口12への遊技球の入球に基づく保留記憶機能は備えていないため、第2特図保留数表示装置は存在しない。
更に、主制御装置80は、第1大入賞口ソレノイド14bを制御することで第1大入賞口14の開閉を制御し、第2大入賞口ソレノイド15bを制御することで第2大入賞口15の開閉を制御し、第1振分けソレノイド113bを制御することで第1振分け部材113を制御し、第2振分けソレノイド213bを制御することで第2振分け部材213を制御し、普電役物ソレノイド12bを制御することで第2始動口12となる普通電動役物の開閉を制御する。主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子に出力されてホールコンピュータに送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80と双方向通信が可能に構成され、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータを駆動させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチの検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ16a、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号の出力停止に起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してCRユニット(プリペイドカードユニット)と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッ21チに検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示装置25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示装置25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸スイッチ57、精算を要求するための精算スイッチ58が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータ87に送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成としても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル27からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドル27を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル27を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル27を触っていても遊技球は発射できないようになっている。尚、払出制御装置81と発射制御装置84とは払出制御装置81から発射制御装置84への一方向通信回路として構成されている。
サブ制御装置に該当するサブ統合制御装置83は、CPU、ROM、RAM等の電気部品を備え、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置6に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカ66からの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。
演出図柄制御装置6は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が主制御装置80からの入力及び演出ボタン67の入力に基づいて生成したものとがある)に基づく制御を行い、擬似図柄等の演出画像を演出図柄表示装置82の画面に表示させる。尚、サブ統合制御装置83と主制御装置80とは主制御装置80からサブ統合制御装置83への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置6とはサブ統合制御装置83から演出図柄制御装置6への一方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置83には、遊技者の操作を検出する演出ボタン67が接続されており、遊技者が演出ボタン67を操作すると、その信号がサブ統合制御装置83に入力される。
次に、本実施例におけるパチンコ機の動作内容を図3を用いて説明する。本実施例のパチンコ機では、普図作動ゲート17への遊技球の入球に起因して普通図柄の当否抽選を実行し、該当否抽選の結果が当りなら第2始動口12となる普通電動役物の開放動作を行う。但し、上述したように普通電動役物が作動しなければ第2始動口12へは遊技球が入球しない構成であると共に、普通図柄の当り確率の設定が、通常状態時1/300、時短状態時(普通図柄、第1特別図柄、及び第2特別図柄の変動時間が短縮され、普通電動役物の開放時間が増大する状態)1/1.0101となっているため、通常状態時に普図作動ゲート17に遊技球が入球しても普通電動役物が作動する機会、即ち第2始動口12に遊技球が入球する機会は極めて少なく、それに反して時短状態時では普通電動役物が作動する機会が激増し、頻繁に第2始動口12へ入球する状態となる。
更に、普図作動ゲート17、第2始動口12(及び第2大入賞口)は右側遊技領域に配置されているため、通常状態時に普図作動ゲート17への入球を目指して右側遊技領域に遊技球を流下させても、上述したように第1始動口11に遊技球は入球せず、かろうじて右一般入賞口33への入賞が望めるだけとなる。従って、右側遊技領域を用いた遊技は、時短状態時(特典遊技時)に限定される。
上記した遊技構成を前提として、通常状態からの遊技の流れに沿って遊技内容の説明を進める。通常状態時においては、左側遊技領域に遊技球を流下させることによって、第1始動口11への遊技球の入球に起因して第1特図の当否抽選を実行する。この当否抽選を実行するとその抽選結果に応じて第1特図表示装置9と演出図柄表示装置82とが図柄変動を開始し、所定の変動時間が経過すると、第1特図表示装置9に第1特図の確定図柄を表示し、演出図柄表示装置82に第1特図の確定図柄に対応する擬似図柄を確定表示して抽選結果を報知する。
第1特図の抽選結果が1/300の確率で大当りとなると、条件装置と役物連続作動装置がともに作動して第1大入賞口14を15回開放(1回の開放は10個入賞するか29秒開放するまで)する大当り遊技を実行する。大当り遊技の終了後には、第1特図として報知した大当り図柄の種類に基づいて(図4参照)大当り図柄が「大当り15R時短有り図柄」なら、普通電動役物(第2始動口12)の開放時間を延長するとともに、第1特図、第2特図及び普図の平均変動時間を短縮する時間短縮状態に移行する。この時間短縮状態(及び普通図柄の確率変動状態)が、本願発明における特典遊技に該当する。なお、図3の図表に示すように第1特図には小当りは存在しない。
時短状態に移行すると、右側遊技領域での遊技が有効となるため、第1大入賞口14の大当り遊技終了を契機に発射ハンドルを調整して右側遊技領域に遊技球を流下させる。流下する遊技球が普図作動ゲート17に入球したことに起因して普図の当否抽選を実行する。この当否抽選を実行するとその抽選結果に応じて普図表示装置7のLEDが点滅を開始し、所定の変動時間が経過すると、当り又はハズレの組合せ態様でLEDが点灯する。この場合、普図の当り確率が1/1.0101までアップするため、ほとんどが当りを示す組合せ態様で点灯する。
普図が当ると普通電動役物が1秒の開放を3回実施し第2始動口12への遊技球の入球が可能となる。遊技球が第2始動口12へ入球したことに起因して第2特図の当否抽選を実行する。この当否抽選を実行すると第1特図の抽選時と同様に抽選結果に応じて第2特図表示装置10と演出図柄表示装置82とが図柄変動を開始し、所定の変動時間が経過すると、第2特図表示装置10に第2特図の確定図柄を表示し、演出図柄表示装置82に第2特図の確定図柄に対応する擬似図柄を確定表示して抽選結果を報知する。
第2特図の抽選結果が第1特図と同じ1/300の確率で大当りとなると、条件装置と役物連続作動装置がともに作動して第2大入賞口15を15回開放(1回の開放は10個入賞するか29秒開放するまで)する大当り遊技(特別遊技)を実行する。この場合、第1特図の大当りとは作動する大入賞口は異なるが、作動内容は同一となる。大当り遊技の終了後には、第1特図の大当り遊技終了後と同様に第2特図として報知した大当り図柄の種類(図4参照)に基づいて、時間短縮状態に移行する。
一方、第2特図の当否抽選で1/1.0067(298/300)の確率で小当りが生起すると、条件装置のみが作動し小当り遊技を実施する。このとき、第2特図表示装置10に表示した小当り図柄が小当り図柄1又は小当り図柄2であれば、第2大入賞口15が1.0秒の開放を1回実施し、第2特図表示装置10に表示した小当り図柄が小当り図柄3であれば、第1大入賞口14が1.0秒の開放を1回実施する。
小当り図柄1又は小当り図柄2によって第2大入賞口15が作動する小当り遊技中に、第2大入賞口15に入球した遊技球が第2特定領域216に入球すると大当り(準大当り)が生起する。該大当りが生起すると役物連続作動装置が作動して第2特図の当否判定が大当りの場合に実施する大当り遊技と同一の内容で第2大入賞口15が大当り遊技を行う。更に、大当り(準大当り)に発展した小当り生起時の図柄が小当り図柄1であれば、大当り(準大当り)遊技終了後に時短状態に移行し、小当り図柄2であれば、大当り遊技終了後は通常状態に移行する。なお、第2特定領域216への入球によって生起した大当たりは、本願発明における準大当りに該当する。
小当り図柄3によって第1大入賞口14が作動する小当り遊技中に入球した遊技球が、第1特定領域116に入球すると大当り(本願発明における準大当りに該当)が生起する。該大当り(準大当り)が生起すると役物連続作動装置が作動して第1特図の当否判定が大当りの場合に実施した大当り遊技と同一の内容で第1大入賞口14が大当り遊技を行い、大当り遊技終了後は通常状態に移行する。なお、大当り遊技終了後に時短状態に移行した場合は、第1及び第2特別図柄が100回変動するまで時短状態を継続し(図3、時短回数100回)、100回目の変動が終了後に遊技状態を通常状態に移行する。以下、主制御装置80、サブ統合制御装置83(厳密には、そのCPU)が実行するプログラム処理に基づいて作動の詳細を説明する。尚、メインルーチンとして行われる各処理は、従来技術と何ら変わりがないため説明は割愛する。
主制御装置80が行う第1始動口入賞処理について図5に示すフローチャートを用いて説明する。第1始動口入賞処理では、先ず第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否か判定する(S10)。否定判定なら(S10:no)リターンし、肯定判定なら(S10:yes)、保留記憶数が上限数(本実施例では4個)未満か否か判定する(S15)。否定判定なら(S15:no)リターンし、肯定判定なら(S15:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を、保留記憶して保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する(S20)。続いて、第1特図保留数表示装置18の点灯数を1増加させると共にサブ統合制御装置83に現在の保留記憶数として保留記憶カウンタ値を送信する保留記憶数指示コマンド送信処理を行い(S25)リターンする。
以上が第1始動口入賞処理の内容となる。本実施例では、第2始動口12への入球に起因して取得した乱数値の保留記憶は実施しない構成となっているため、第1始動口入賞処理と同等の第2始動口入賞処理は存在しない。第2始動口12に遊技球が入球した場合は、該入球時に第2特図の始動条件が成立していた場合のみ第2特図の当否判定を実施する構成となっている。
次に図6、7、8、9、10に示したフローチャートを用いて実施例1において主制御装置80が実行する当否判定処理1を説明する。この処理は、第1始動口及び第2始動口への遊技球の入球により取得した乱数値の当否判定を実施するとともに、該当否判定の結果に応じて該結果の報知を行う確定図柄の種類と、該確定図柄を導出表示するまでの図柄の変動パターン(変動時間)を決定し、尚且つ当否判定結果が大当り又は小当りであれば、大当り遊技(小当りから発展したものも含む)終了後に移行する遊技状態を決定する処理となる。
当否判定処理1を開始すると、図6に示すように、先ず条件装置が未作動か否か判定する(S50)。この判定は大当りフラグ及び小当りフラグに基づいて行われる。大当りフラグ又は小当りフラグとは、特図の抽選で大当り又は小当りに当選した場合(抽出した大当り判定用乱数の値が予め定められた所定の値と一致していた場合)に立つフラグである。否定判定なら(S50:no)リターンし、肯定判定なら(S50:yes)、特図の変動が停止中であるか否か(S55)、次に確定図柄が未表示中であるか否か(S60)判定する。
特図変動停止中で、確定図柄未表示中ならば(S55:yes、S60:yes)、第1特図の保留記憶があるか否か判定し(S65)、肯定判定なら(S65:yes)、最も古い保留記憶の抽選を行うためにレジスタへ読み出し、他に保留記憶が残っている場合は記憶領域のシフト処理を行う(S80)。この処理によって保留記憶がある場合はその時点で最も古い保留記憶が最も古い保留記憶用の記憶領域に格納されることになる。
S65が否定判定なら(S65:no)、第2始動口12に遊技球が入球したか否か判定する(S70)。否定判定なら(S70:no)リターンし、肯定判定なら(S70:yes)、大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を抽出する(S75)。
S75又はS80に続いては、抽出した又は保留記憶から読み出した大当り判定用乱数の値が、予め設定された判定用テーブルに基づいて大当りとなる値か否かの判定を行う(S85)。肯定判定なら(S85:yes)、抽出した又は保留記憶から読み出した大当り図柄決定用乱数1、2の値に基づいて大当り図柄の種類を決定し(S90)、抽出した又は保留記憶から読み出したリーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数、及び現在の遊技状態(時短状態、通常状態)に基づいて、変動パターン(変動時間)を決定する(S95)。次に、判定対象の特別図柄の種類に応じて作動させる大入賞口の種類(第1又は第2)を設定し、S90で決定した大当り図柄の種類に応じて(図4参照)大当り遊技終了後の遊技状態を設定する(S100)。続いて、当否判定結果を示すデータ(大当り遊技、小当り遊技及びハズレを示す図柄の種類、リーチの有り無し、変動時間など)を含んだ変動開始コマンドをサブ統合制御装置83に出力するとともに、第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10において特図の変動表示を開始する処理を行い(S140)、リターンする。なお、S85が本願発明における大当り判定手段に該当し、S100が本願発明における特典遊技決定手段に該当する。
変動開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、確定図柄(当り図柄、ハズレ図柄)、変動時間に応じて擬似(演出)図柄の種類、変動演出の種類を決定し、該決定結果を演出図柄制御装置6に送信し、演出図柄制御装置6はサブ統合制御装置83の決定に従って演出図柄表示装置82にて擬似(演出)図柄の変動表示を行う。尚、擬似(演出)図柄の種類および変動演出の種類の決定は、サブ統合制御装置83により決定される構成に限るものではなく、同じサブ制御装置である演出図柄制御装置6にて決定する構成でもよい。
S85が否定判定なら(S85:no)、判定の対象が第2特図か否か判定し(S105)、肯定判定なら(S105:yes)、大当り判定用乱数の値が小当りとなる値か否か判定する(S110)。否定判定なら(S110:no)又はS105が否定判定、即ち判定対象が第1特図なら(S105:no)小当りの当否判定は実施せずにハズレ図柄決定処理(S130)、変動パターン決定処理(S135)を行いS140に進む。なお、S110が本願発明における小当り判定手段に該当する。
S110が肯定判定なら(S110:yes)、抽出した又は保留記憶から読み出した大当り図柄決定用乱数1、2の値に基づいて小当り図柄の種類を決定し(S115)、前記変動パターン決定用乱数の値および現在の遊技状態によって変動パターンを決定し(S120)、サブルーチンである小当り遊技設定処理1をコールし(S125)、S140に進む。
小当り遊技設定処理1がコールされると、図10のフローチャートに示す小当り遊技設定処理1を開始する。小当り遊技設定処理1では、まずS115で決定した小当り図柄を参照し(S150)、どちらの大入賞口をどれだけ作動させるか等の小当り遊技内容(図4参照)を設定する(S155)。続いて、S150で参照した小当り図柄が小当り図柄1か否か判定し(S160)、肯定判定なら(S160:yes)、小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第2大入賞口15が15回開放する大当り遊技を設定し(S165)、大当り遊技終了後に時短状態への移行を設定して(S170)リターンする。
S160が否定判定なら(S160:no)、S150で参照した小当り図柄が小当り図柄2か否か判定し(S175)、肯定判定なら(S175:yes)、小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第2大入賞口15が15回開放する大当り遊技を設定し(S165)、大当り遊技終了後に通常状態への移行を設定し(S190)リターンする。S175が否定判定なら(S175:no)小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第1大入賞口14が15回開放する大当り遊技を設定し(S185)、大当り遊技終了後に通常状態への移行を設定し(S190)リターンする。なお、S170とS190が本願発明における特典遊技決定手段に該当する。
以上が小当り遊技設定処理1の説明となるが、S160の判定により小当り図柄1であれば、小当り遊技から大当りに発展した場合、第2大入賞口15で大当り遊技を実施して時短状態に移行することを決定(S170)し、小当り図柄3であれば、小当り遊技から大当りに発展した場合、第1大入賞口で大当り遊技を実施して時短状態に移行しないことを決定(S190)する構成となっている。但し、右側遊技領域への遊技球の発射を継続し、第1大入賞口14が作動する小当り時に遊技球が入球しない状況を続けた場合、時短状態への移行が永久に継続してしまうため、小当り遊技として第2大入賞口15が作動して大当たりに発展した場合、第2大入賞口15で大当り遊技を実施して時短状態へ移行しないパターンが小当り図柄2に対応した設定として設けてある。この小当り図柄2に応じた設定が本願発明における請求項2に該当する構成となる。
第2特図が小当りに当選した場合の小当り図柄1、2、3の設定内容は、図4の下の図表に示す内容となっており、具体的には、第2特図が小当りに当選すると、66/100の確率で小当り図柄1が選択される。小当り図柄1が選択されると小当り遊技に作動する大入賞口として第2大入賞口15を決定すると共に、大当り遊技に発展した場合に該大当り遊技終了後に時短状態に移行することが決定する。また、12/100の確率で小当り図柄3が選択される。小当り図柄3が選択されると小当り遊技に作動する大入賞口として第1大入賞口14を決定すると共に、大当り遊技に発展した場合に該大当り遊技終了後に時短状態に移行しないことが決定する。また、22/100の確率で小当り図柄2が選択される。小当り図柄2が選択されると小当り遊技に作動する大入賞口として第2大入賞口15を決定すると共に、大当り遊技に発展した場合に該大当り遊技終了後に時短状態に移行しないことが決定する。
本実施例では、小当り遊技から大当り遊技に発展した場合、小当り遊技で作動した大入賞口がそのまま大当り遊技を実施する構成となっているが、大当り遊技は第1又は第2大入賞口のいずれかで固定して実施する構成も考えられる。
図6に戻り、S55が否定判定なら(S55:no)、即ち第1特図又は第2特図が変動中であった場合には、図7に示すフローチャートに進み、特図の図柄変動時間(S95又はS120又はS135で決定した変動パターンに基づく)が経過したか否か判定する(S200)。否定判定なら(S200:no)リターンし、肯定判定なら(S200:yes)、図柄停止コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10を制御してS90又はS115又はS130にて決定した確定図柄を確定表示させる(S205)。
図柄停止コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置6に予め決めておいた擬似(演出)図柄を確定表示させる指示信号を出力し、演出図柄制御装置6は、その信号により演出図柄表示装置82を制御して擬似(演出)図柄を確定表示させる。これにより、特別図柄と擬似(演出)図柄の変動の開始と終了が同じタイミングになる(同期する)。
S205に続いては、確定表示した特図が大当り図柄か否か判定する(S215)。肯定判定なら(S215:yes)、確定表示した大当たり図柄が第1特図か否か判定する(S220)。肯定判定なら(S220:yes)大当りフラグに1を設定し(S225)、否定判定なら(S220:no)大当りフラグに2を設定する(S230)。S225又はS230に続いては、確定図柄表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)(S235)、条件装置の作動開始処理(S240)、役物連続作動装置の作動開始処理(S245)を行う。
次に、時短フラグが1か否か(当該当否判定処理時が時短遊技状態であるか否か)を判定し(S250)、肯定判定なら(S250:yes)、時短フラグに0をセットして(S255)、リターンに抜け、否定判定なら(S250:no)、そのままリターンする。
尚、本実施例では、時短フラグが成立することで開放延長機能も作動し、時短フラグが落ちると開放延長機能も終了する構成となっている。従って、S255の処理で開放延長機能も終了する。また、本実施例では、大当りフラグは「1」又は「2」を設定することによって成立するが、大当りフラグが「1」の場合は第1大入賞口14を作動させる大当り遊技を実施し、大当りフラグが「2」の場合は第2大入賞口15を作動させる大当り遊技を実施する構成となっている。
S215が否定判定なら(S215:no)、図8に進み、確定表示した特図が小当り図柄か否か判定する(S280)。否定判定なら(S280:no)、確定図柄表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行う(S310)。肯定判定なら(S280:yes)、確定表示した小当たり図柄が小当り図柄3か否か判定する(S285)。肯定判定なら(S285:yes)、小当りフラグに「1」を設定し(S290)、否定判定なら(S285:no)、小当りフラグに「2」を設定する(S295)。S290又はS295に続いては、確定図柄表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)(S300)、条件装置の作動開始処理(S305)を行う。なお、S290とS295が本願発明における小当り実行手段に該当する。
S305又はS310に続いては、時短フラグが1か否か判定し(S315)、否定判定なら(S315:no)リターンし、肯定判定なら(S315:yes)、時短状態時の第1特図及び第2特図の変動回数を計数する時短カウンタから−1するデクリメント処理を行い(S320)、デクリメント後の時短カウンタの値が0か否か判定する(S325)。否定判定なら(S325:no)リターンし、肯定判定なら(S325:yes)、時短フラグに0を設定し(S330)リターンする。
図6のS60が否定判定なら(S60:no)、即ち確定図柄が表示中であった場合には、図9に示すフローチャートに進み、設定された確定図柄表示時間が終了したか否か判定する(S340)。否定判定なら(S340:no)リターンし、肯定判定なら(S340:yes)、第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10を制御して特図の確定表示を終了させるとともに、サブ統合制御装置83に図柄表示終了コマンドを送信し(S345)リターンする。
以上が実施例1における当否判定処理1となり、図8で説明した小当りフラグの設定では、小当りフラグは「1」又は「2」を設定することによって小当りフラグが成立するが、小当りフラグが「1」の場合は第1大入賞口14を作動させる小当り遊技を実施し、小当りフラグが「2」の場合は第2大入賞口15を作動させる小当り遊技を実施する構成となり、本願発明における小当り実行手段を構成している。
次に図11から図22に示したフローチャートを用いて、第1大入賞口14及び第2大入賞口15の作動を制御する特別遊技処理を説明する。図11に示すように特別遊技処理を開始すると、大当りフラグが0か否か判定する(S350)。肯定判定なら(S350:yes)、小当りフラグが0か否か判定し(S355)、肯定判定なら(S355:yes)リターンする。S355が否定判定なら(S355no)、小当りフラグが1か否か判定する(S365)。
S365が肯定判定なら(S365:yes)、図12のS390に進み、第1小当り(第1大入賞口14が作動する小当り)に応じた第1大入賞口14の動作処理を行う。S390に進むと、第1小当り遊技の開始演出中か否か判定する(S390)。肯定判定なら(S390:yes)、第1小当り遊技の開始演出の終了時間か否か判定し(S430)、否定判定なら(S430:no)リターンし、肯定判定なら(S430:yes)、第1大入賞口開放処理(S435)、第1特定領域有効処理(S440)を行いリターンする。第1大入賞口開放処理では第1大入賞口ソレノイド14bを駆動して第1大入賞口14の開閉部材111を予め設定された所定の態様で開放(1.000秒開放)する。
S390が否定判定なら(S390:no)、第1大入賞口14が開放中か否か判定し(S395)、否定判定なら(S395:no)第1特定領域が有効か否か判定し(S400)、否定判定なら(S400:no)、第1小当り終了演出中か否か判定する(S405)。否定判定なら(S405:no)、第1小当り開始演出処理を行ない(S425)、この処理でサブ統合制御装置83へ第1小当り開始コマンドを送信し、リターンする。第1小当り開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置6に指示信号を送信し演出図柄表示装置82に第1小当り開始演出を表示する。
S405が肯定判定なら(S405:yes)、第1小当り終了演出時間が経過した否か判定する(S410)。否定判定なら(S410:no)リターンし、肯定判定なら(S410:yes)、条件装置の作動終了処理を行い(S415)、小当りフラグに0をセットし(S420)リターンする。
S395が肯定判定、即ち第1大入賞口14が開放中なら(S395:yes)、図13のS450に進み、第1大入賞口14への入賞数が10個未満か否か判定し(S450)、肯定判定なら(S450:yes)、第1大入賞口14の開放時間が終了したか否か判定する(S455)。S455が肯定判定(S455:yes)、又はS450が否定判定なら(S450:no)、第1大入賞口14の閉鎖処理を行い(S460)、リターンする。
S455が否定判定なら(S455:no)、図14のS480に進み、第1特定領域スイッチ106aが遊技球を検出したか否か判定する(S480)。否定判定なら(S480:no)、第1特定領域有効化期間が終了したか否か判定する(S530)。否定判定なら(S530:no)リターンし、肯定判定なら(S530:yes)、第1小当り終了演出処理(S535)、第1特定領域無効化処理(S540)を行ってリターンする。第1小当り終了演出処理では、サブ統合制御装置83へ第1小当り終了コマンドを送信する。第1小当り終了コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置6に指示信号を送信することにより演出図柄表示装置82に第1小当り終了演出を表示する。
S480が肯定判定なら(S480:yes)、役物連続作動装置の作動開始処理を行う(S485)。この処理により第1小当りから発展した大当り(第1大当り)に移行する。S485に続いては、第1大入賞口14が開放中か否か判定し(S490)、肯定判定なら(S490:yes)、第1大入賞口閉鎖処理を行う(S495)。
S495の後又はS490が否定判定なら(S490:no)、大当りフラグに1をセットし(S505)、第1特定領域無効化処理を行い(S515)、第1役物大当り開始演出設定処理を行なう(S520)。この処理でサブ統合制御装置83へ第1役物大当り開始コマンドを送信する。第1役物大当り開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置6に指示信号を送信し演出図柄表示装置82に演出を表示する。S520に続いては、小当りフラグを落として(0をセットして)(S525)リターンする。なお、S505が本願発明における準大当り実行手段に該当する。
次に、図11に戻り、S365が否定判定なら(S365:no)、図15のS550に進み、第2小当り(第2大入賞口15が作動する小当り)に応じた第2大入賞口15の動作処理を行う。S550に進むと、第2小当り遊技の開始演出中か否か判定する(S550)。肯定判定なら(S550:yes)、第2小当り遊技の開始演出の終了時間か否か判定し(S590)、否定判定なら(S590:no)リターンし、肯定判定なら(S590:yes)、第2大入賞口開放処理(S600)、第2特定領域有効処理(S605)を行いリターンする。第2大入賞口開放処理では第2大入賞口ソレノイド15bを駆動して第2大入賞口15を予め設定された所定の態様で開放(1.000秒開放)する。
S550が否定判定なら(S550:no)、第2大入賞口15が開放中か否か判定し(S555)、否定判定なら(S555:no)第2特定領域が有効か否か判定し(S560)、否定判定なら(S560:no)、第2小当り終了演出中か否か判定する(S565)。否定判定なら(S565:no)、第2小当り開始演出処理を行ない(S585)、この処理でサブ統合制御装置83へ第2小当り開始コマンドを送信し、リターンする。第2小当り開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置6に指示信号を送信し演出図柄表示装置82に第2小当り開始演出を表示する。
S560が肯定判定なら(S560:yes)、第2小当り終了演出時間が経過した否か判定する(S570)。否定判定なら(S570:no)リターンし、肯定判定なら(S570:yes)、条件装置の作動終了処理を行い(S575)、小当りフラグに0をセットし(S580)リターンする。
S555が肯定判定、即ち第2大入賞口15が開放中なら(S555:yes)、図16のS620に進み、第2大入賞口15への入賞数が10個未満か否か判定し(S620)、肯定判定なら(S620:yes)、第2大入賞口15の開放時間が終了したか否か判定する(S625)。S625が肯定判定(S625:yes)、又はS620が否定判定なら(S620:no)、第2大入賞口15の閉鎖処理を行い(S630)、リターンする。
S625が否定判定なら(S625:no)、図17のS650に進み、第2特定領域スイッチ206aが遊技球を検出したか否か判定する(S650)。否定判定なら(S650:no)、第2特定領域有効化期間が終了したか否か判定する(S690)。否定判定なら(S690:no)リターンし、肯定判定なら(S690:yes)、第2小当り終了演出処理(S695)、第2特定領域無効化処理(S698)を行ってリターンする。第2小当り終了演出処理では、サブ統合制御装置83へ第2小当り終了コマンドを送信する。第2小当り終了コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置6に指示信号を送信することにより演出図柄表示装置82に第2小当り終了演出を表示する。
S650が肯定判定なら(S650:yes)、役物連続作動装置の作動開始処理を行う(S655)。この処理により第2小当りから発展した大当り(第2大当り)に移行する。S655に続いては、第2大入賞口15が開放中か否か判定し(S660)、肯定判定なら(S660:yes)、第2大入賞口閉鎖処理を行う(S665)。
S665の後又はS660が否定判定なら(S660:no)、大当りフラグに2をセットし(S670)、第2特定領域無効化処理を行い(S675)、第2役物大当り開始演出設定処理を行なう(S680)。この処理でサブ統合制御装置83へ第2役物大当り開始コマンドを送信する。第2役物大当り開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置6に指示信号を送信し演出図柄表示装置82に演出を表示する。S680に続いては、小当りフラグを落として(0をセットして)(S685)リターンする。なお、S670が本願発明における準大当り実行手段に該当する。
次に、図11に戻り、S350が否定判定なら(S350:no)、大当りフラグが1か否か判定し(S360)、肯定判定なら(S360:yes)、図18のS700に進み、第1大当りに応じた第1大入賞口14の動作処理を実施する。
S700に進むと、第1大入賞口14が開放中か否か判定する(S700)。否定判定なら(S700:no)、開放間インターバル中か否か判定する(S705)。否定判定なら(S705:no)、大当り終了演出中か否か判定する(S710)。否定判定なら(S710:no)、大当り開始演出中か否か判定する(S715)。肯定判定なら(S715:yes)、大当り開始演出時間が経過したか否か判定し(S720)、否定判定なら(S720:no)リターンし、肯定判定なら(S720:yes)、第1大入賞口開放処理を行い(S725)、リターンする。この第1大入賞口開放処理では、第1大入賞口ソレノイド14bを駆動して第1大入賞口14を予め設定された所定の態様(29.000秒間)で開放を開始する。
S705が肯定判定なら(S705:yes)、インターバル終了時間が経過した否か判定し(S735)、否定判定なら(S735:no)リターンし、肯定判定なら(S735:yes)、第1大入賞口14の開放処理(S740)を行いリターンする。
S715が否定判定なら(S715:no)、第1大当り開始演出処理を行ない(S730)、リターンする。第1大当り開始演出処理ではサブ統合制御装置83へ第1大当り開始コマンドを送信する。第1大当り開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置6に指示信号を送信することにより演出図柄表示装置82に第1大当りに応じた大当り演出を表示する。
S700が肯定判定なら(S700:yes)、図19のS750に進み、第1大入賞口14への入賞が規定数である10個を満たしたか否か判定し(S750)、否定判定なら(S750:no)、第1大入賞口14の開放時間が終了したか否か判定する(S755)。否定判定なら(S755:no)リターンし、肯定判定なら(S755:yes)又はS750が肯定判定なら(S750:yes)、第1大入賞口14の閉鎖処理を行い(S760)、大当り遊技の最終ラウンドが終了したか否か判定する(S765)。肯定判定なら(S765:yes)、第1大当り終了演出処理を行い(S770)リターンし、否定判定なら(S765:no)、開放間インターバル処理を行ない(S775)、リターンする。
第1大当り終了演出処理(S770)では、サブ統合制御装置83へ第1大当り終了コマンドを送信し、開放間インターバル処理(S775)では、同様にインターバルコマンドをサブ統合制御装置83に送信する。第1大当り終了コマンド又はインターバルコマンドを受信したサブ統合制御装置83側は、演出図柄制御装置6に指示信号を送信することにより演出図柄表示装置82に大当り終了演出又はインターバル演出を表示する。
図18に戻り、S710が肯定判定なら、即ち大当り終了演出中であれば(S710:yes)、図20のS800に進み、大当り終了演出時間が経過したか否か判定する(S800)。否定判定なら(S800:no)、リターンし、肯定判定なら(S800:yes)、条件装置停止処理(S810)、役物連続作動装置停止処理(S815)を行う。次に、当否判定時(S100又はS125)に設定した大当り終了後の遊技状態(時短F及び時短回数)を設定し(S820)、大当りフラグに0をセットして(S825)リターンに抜ける。
図11に戻り、S360が否定判定なら(S360:no)、図21のS850に進み、第2大当り(第2小当りから発展した準大当りを含む)に応じた第2大入賞口15の動作処理を実施する。S850に進むと、第2大入賞口15が開放中か否か判定する(S850)。否定判定なら(S850:no)、開放間インターバル中か否か判定する(S855)。否定判定なら(S855:no)、第2大当り終了演出中か否か判定する(S860)。否定判定なら(S860:no)、第2大当り開始演出中か否か判定する(S865)。肯定判定なら(S865:yes)、第2大当り開始演出時間が経過したか否か判定し(S870)、否定判定なら(S870:no)リターンし、肯定判定なら(S870:yes)、第2大入賞口開放処理を行い(S875)、リターンする。この第2大入賞口開放処理では、第2大入賞口ソレノイド15bを駆動して第2大入賞口15を予め設定された所定の態様(29.000秒間)で開放を開始する。
S855が肯定判定なら(S855:yes)、インターバル終了時間が経過した否か判定し(S885)、否定判定なら(S885:no)リターンし、肯定判定なら(S885:yes)、第2大入賞口15の開放処理(S890)を行った後リターンする。
S865が否定判定なら(S865:no)、第2大当り開始演出処理を行ない(S880)、リターンする。第2大当り開始演出処理ではサブ統合制御装置83へ第2大当り開始コマンドを送信する。第2大当り開始コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置6に指示信号を送信することにより演出図柄表示装置82に第2大当りに応じた大当り演出を表示する。
S850が肯定判定なら(S850:yes)、図22のS900に進み、第2大入賞口15への入賞が規定数である10個を満たしたか否か判定し(S900)、否定判定なら(S900:no)、第2大入賞口15の開放時間が終了したか否か判定する(S905)。否定判定なら(S905:no)リターンし、肯定判定なら(S905:yes)又はS900が肯定判定なら(S900:yes)、第2大入賞口15の閉鎖処理を行い(S910)、大当り遊技の最終ラウンドが終了したか否か判定する(S915)。肯定判定なら(S915:yes)、第2大当り終了演出処理を行い(S920)リターンし、否定判定なら(S915:no)、開放間インターバル処理を行ない(S925)、リターンする。
第2大当り終了演出処理(S920)ではサブ統合制御装置83へ第2大当り終了コマンドを送信し、開放間インターバル処理(S925)では、同様にインターバルコマンドをサブ統合制御装置83に送信する。第2大当り終了コマンド又はインターバルコマンドを受信したサブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置6に指示信号を送信することにより演出図柄表示装置82に演出を表示する。
図21に戻り、S860が肯定判定なら、即ち大当り終了演出中であれば(S860:yes)、図20のS800に進み、第2大当り遊技終了時の処理として上述したS800からS825までの処理を行う。
以上が、第1大入賞口14又は第2大入賞口15を作動させる、特別遊技処理となるが、この処理中においては、設定されている大当りフラグの値及び小当りフラグの値に応じて第1大入賞口14又は第2大入賞口15の制御を実施する構成となっている。また、小当りフラグ1に応じて実施される第1大入賞口14の作動中に遊技球が第1特定領域116に入球した場合は、大当りフラグ1が成立し第1大入賞口14が大当り動作(第1大当り)を開始し、小当りフラグ2に応じて実施される第2大入賞口15の作動中に遊技球が第2特定領域216に入球した場合は、大当りフラグ2が成立し第2大入賞口15が大当り動作(第2大当り)を開始する構成となっている。
次に、図23に示したタイミングチャートを用いて、本実施例におけるパチンコ機の遊技進行例を説明する。遊技開始時の通常遊技状態では、上述したように右遊技領域に配置された第2始動口12への入球が望めず、第1始動口11へ遊技球を入球させるためにセンターケース13の左側(左側遊技領域)を遊技球が流下するように遊技球の発射強度を調整して遊技を進行する。この状態からタイミングチャートに示すように第1特図が大当りになると、第1大入賞口14が第1大当り動作(第1大入賞口14が作動する大当り動作)を行うため少なくとも該大当り動作が終了するまでは左側遊技領域へ遊技球を発射して遊技を進行する。
タイミングチャートのように第1特図の大当り図柄が大当り15R時短有図柄であった場合、第1大当り遊技が終了すると(図の(A)時点)遊技状態が時短状態に移行する。従って、センターケース13の右側に配置された第2始動口12への入球が容易となるため、普図作動ゲート17、第2始動口12及び第2大入賞口15へ遊技球を入球させるために右側遊技領域に遊技球を流下させるように遊技球の発射強度を調整して遊技を進行する。なお、第1特図の大当り図柄が大当り15R時短無図柄1、2であった場合は、大当り終了後に時短状態への移行を行わないため、左側遊技領域への遊技球の発射を継続する。
第1大当り遊技が終了した時点(A)で右側遊技領域へ遊技球の発射を開始すると、時短状態における普通図柄の当り確率が1/1.0101にアップすることによって普通電動役物が絶えず作動(1回の当りで1秒の開放を3回実施)し、第2特図は保留記憶機能が無いながらも第2始動口12への入球に応じて頻繁に当否判定を実施する。更に、第2特図においては、確率が1/1.0067の小当りが存在するため、第2大入賞口15も頻繁に作動する(頻繁に第2小当り動作を行う)。
タイミングチャートに示す遊技進行例では、右側遊技領域に遊技球の発射を開始して第2特図が小当り図柄1で確定表示すると、第2小当り遊技として右側遊技領域に配置された第2大入賞口15が1.0秒の開放を1回実施する。更に第2特図が小当り図柄1の確定表示を行い、第2小当り遊技として第2大入賞口15が1.0秒の開放を1回実施する。続いて、第2特図が小当り図柄3で確定すると、左側遊技領域に配置された第1大入賞口14が第1小当り遊技として1.0秒の開放を1回実施する。このとき遊技進行状況は、遊技球を継続して右側遊技領域に発射しているため、左側遊技領域に配置された第1大入賞口14に遊技球が入球する虞、即ち第1特定領域116への入球によって大当り遊技終了後に通常状態に移行する大当り(準大当り)が生起する虞は回避されている。
小当り図柄3に応じた第1大入賞口14の第1小当り遊技が終了すると、第2特図が小当り図柄1の確定表示を行い、第2大入賞口15が1.0秒開放する第2小当り遊技を実施する。この第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球すると、大当り遊技終了後に時短状態に移行する第2大当り(第2大入賞口15が作動)に発展する。従って、右側遊技領域へ継続して遊技球を発射することによって、引き続き実施される第2大当り遊技の進行が可能となる。
第2大当り遊技(第2大入賞口15の15回の作動)が終了すると再度遊技状態が時短状態に移行するため、第2大当りが終了しても右側遊技領域への遊技球の発射を継続する。タイミングチャートに示す遊技進行例では、続く第2大当りが終了後の時短状態で第2特図が小当り図柄3を確定表示すると、左側遊技領域に配置された第1大入賞口14が第1小当り遊技として1.0秒の開放を実施するが、右側遊技領域への遊技球の発射を継続していれば、第1大入賞口14に遊技球が入球する虞はない。引き続き、第2特図が小当り図柄1を2回、小当り図柄2を1回、小当り図柄1を1回確定表示するが、この場合は4回の小当りとも第2大入賞口15が第2小当り遊技を実施する。続いて、第2特図が小当り図柄3を確定表示し、第1小当り遊技として左側遊技領域に配置された第1大入賞口14が1.0秒の開放を実施するが、この場合も前回、前々回の小当り図柄3当選時と同様に、右側遊技領域に遊技球の発射を継続していれば、第1大入賞口14に遊技球が入球する虞はない。
続いて、第2特図が小当り図柄1で確定し、第2大入賞口15が1.0秒開放する第2小当り遊技を実施する。この第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球すると、大当り遊技終了後に時短状態に移行する第2大当りに発展する。この場合も、右側遊技領域への遊技球の発射を継続するだけで、第2大入賞口15が作動する第2大当りで遊技球が獲得でき、該第2大当り遊技終了後に移行する時短状態の遊技をそのまま進行できる。
タイミングチャートに示す遊技進行例では、続く第2大当りが終了後の時短状態で第2特図が小当り図柄1を1回、小当り図柄2を1回、小当り図柄1を1回確定表示し、それに応じて第2大入賞口15が3回の第2小当り遊技を実施する。続いて、第2特図が小当り図柄3を確定表示したことに応じて左側遊技領域に配置した第1大入賞口14が1.0秒の開放を実施するが、この場合も、右側遊技領域への遊技球の発射を継続していれば第1大入賞口14に遊技球が入球する虞はない。
続いて第2特図が小当り図柄2の確定表示を行い、第2大入賞口15が1.0秒開放する第2小当り遊技を実施する。この小当り図柄2に応じた第2小当り遊技で第2大入賞口15に入賞した遊技球が第2特定領域216に入球すると、第2大入賞口15が作動する第2大当り(準大当り)に発展するが、大当り遊技終了後には時短状態に移行せず遊技状態は通常状態となる。従って、時短状態の継続はこの小当り図柄2から発展した第2大当り(準大当り)の生起を契機として終了する。この小当り図柄2から第2大当りへの発展を防ぐため、即ち時短状態の継続を保持するために、小当り図柄2が報知された時点で右側遊技領域への遊技球の発射を停止しても、既に発射した遊技球が右側遊技領域に残存して流下するため、該遊技球が第2大入賞口15に入賞し第2特定領域に入球することは避けられない。この小当り図柄2から第2大入賞口15が開放する構成が本願発明における請求項2に該当する構成となり、具体的には、所定の確率(22/100の確率)で第2大入賞口15が作動する第2小当り遊技が実施され、該第2小当り遊技中に第2特定領域216に遊技球が入球しても、大当り遊技(準大当り遊技)終了後に時短状態(特典遊技)を実行しない構成となっている。
タイミングチャートに示す遊技進行例では、小当り図柄2から発展した第2大当りが終了した時点(B)で、遊技状態は通常状態となる。従って、遊技を継続する場合は、センターケース13の左側(左側遊技領域)を遊技球が流下するように遊技球の発射強度を調整して遊技を進行する。この左側遊技領域による遊技は、再度時短状態に移行するまで継続し、それまでは第1始動口11への入球に基づく当否抽選(1/300)を繰り返し実施する。
以上が実施例1の説明となる。時短状態であれば、右側遊技領域への遊技球の発射を継続することによって、第2特図で小当りが生起すると、該小当りから発展した大当り遊技の終了後に時短状態に移行する場合は、遊技球を発射している遊技領域に配置した第2大入賞口15が小当り遊技として作動し、発展した大当り遊技の終了後に時短状態に移行しない場合は、遊技球を発射している遊技領域とは別の遊技領域(通常状態時に遊技球を流下させる遊技領域)に配置してある第1大入賞口14が小当り遊技として作動する構成となっている。従って、遊技者が発射強度の調整や発射の一時停止操作等を行うことなく、右側遊技領域への遊技球の発射を継続するだけで、小当り遊技から発展する大当り遊技を介して遊技者に有利な時短状態を継続させることが可能となる。
但し、一度時短状態に移行した後に右側遊技領域への遊技球の発射を絶えず実施した場合、時短状態が限りなく継続してしまう。これは、遊技者にとって大きな利益を享受できる状況ではあるが、遊技の興趣を欠く状況とも言える。従って、本実施例では、第2小当り遊技から発展した第2大当り遊技の終了後に、時短状態に移行しない第2小当りを22/100の確率で実行する構成となっている。これにより、遊技者が大きな利益を享受できる可能性を備えながらも、興趣ある遊技性となっている。
次に実施例2について説明する。本実施例に於いて遊技機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通である。従って、重複する部分は実施例1を援用して説明を進める。
本実施例は、請求項3に該当する構成であり、通常遊技状態から時短状態に移行する大当り遊技が生起すると、予め定められた回数まで時短状態が継続するとそれ以上は時短状態が継続せず強制的に通常状態に移行する構成となる。
上記構成とするために、第1特図及び第2特図の大当り図柄の種類と小当り図柄の種類とに応じた設定内容が図24の図表に示す内容となっている。具体的には、第1特図では、図柄の組合せ名称とその出現比率は実施例1と変わりないが、大当り15R時短有図柄で大当りとなった場合は、第2大入賞口15が作動する第2大当り動作を実施する(実施例1では大当り図柄の種類に拘らず第1大入賞口14を作動する第1大当りを実施)。第2特図では、小当り図柄が小当り図柄1と小当り図柄2の二種類となり、小当り図柄1なら、第2大入賞口15が作動する第2小当り遊技を実施し、大当りに発展した場合は大当り遊技終了後に時短状態に移行する第2大当り遊技を実施する。小当り図柄2なら、時短遊技中に入球の虞のない第1大入賞口14が作動する第1小当り遊技を実施する。但し、時短状態の継続回数が4回まで達していた場合(リミッタが作動した場合)は、小当り図柄1に応じて第2小当り遊技から大当りに発展した場合、若しくは特図(第1特図、第2特図)が大当り15R時短有図柄で大当りした場合であっても、第1大当り遊技(第1大入賞口14が作動)を行い該第1大当り動作終了後は時短状態には移行しない。
実施例2において主制御装置80が実行する当否判定処理2を図25を用いて説明する。当否判定処理2においても、当否判定処理1のS85に該当するS985の大当り判定が肯定判定なら、抽出した又は保留記憶から読み出した大当り図柄決定用乱数1、2の値に基づいて大当り図柄の種類を決定し(S990)、該決定した大当り図柄の種類に応じて大当り遊技終了後の遊技状態(時短状態に移行するか否か)を設定(図27、S1080)する構成となっている。当否判定処理2は実施例1で説明した当否判定処理1とその構成をほぼ同一とするため、異なる部分のみ説明し、その他の部分は実施例1を援用する。
当否判定処理1のS90に該当するS990の大当り図柄決定処理に続いて、当否判定処理2ではリミッタ設定処理1をコールする(S995)。リミッタ設定処理1がコールされると、図26に示す処理を開始し、S990で決定した大当たり図柄が、大当り遊技終了後に時短状態に移行する図柄か否か判定する(S1050)。肯定判定なら(S1050:yes)、リミッタカウンタにプラス1するインクリメント処理を行う(S1055)。リミッタカウンタは連続した時短状態への移行回数を計数する装置であり、本願発明における特典回数計数手段に該当する。
S1055に続いて、リミッタカウンタの値が5か否か判定する(S1060)、否定判定なら(S1060:no)リターンし、肯定判定なら(S1060:yes)、リミッタフラグに1を設定し(S1065)リターンする。このリミッタフラグの成立により大当り遊技終了後の遊技状態を強制的に通常状態とする(時短状態を継続させない)リミッタ機能が作動する。S1050が否定判定なら(S1050:no)、リミッタカウンタの値が0よりも大きいか否か判定し(S1070)、否定判定なら(S1070:no)リターンし、肯定判定なら(S1070:yes)リミッタカウンタに0を設定しリターンする。なお、S1065でリミッタフラグが成立した場合、S990で決定した大当り遊技終了後に時短状態に移行する図柄を、時短状態に移行しない図柄に書き換える構成としてもよい。なお、S1065が本願発明における特典遊技継続終了手段に該当する。
図25に戻り、S995のリミッタフラグ設定処理1に続いては、当否判定処理1のS95に該当するS1000の変動パターン決定処理を行い、大当り遊技設定処理2(S1005)をコールする。大当り遊技設定処理2がコールされると、図27に示す処理を開始し、S990で決定した大当り図柄の種類に応じて(図24参照)大当り遊技終了後の遊技状態を設定し(S1080)、リミッタフラグが1か否か判定する(S1085)。否定判定なら(S1085:no)リターンし、肯定判定なら(S1085:yes)、S1080で既に設定された大当り遊技終了後の遊技状態を時短回数(時短カウンタ)0の通常遊技状態に再設定し(S1090)リターンする。この大当り遊技終了後の遊技状態を強制的に通常遊技に設定する処理がリミッタ機能となる。なお、S1080が本願発明における特典遊技決定手段に該当する。
図25に戻り、当否判定処理1のS120に該当するS1025の変動パターン決定処理に続いては、小当り遊技設定処理2(S1030)をコールする。小当り遊技設定処理2がコールされると図28に示す処理を開始し、まずS1020で決定した小当り図柄(本実施例においても小当り判定は第2特図のみ)を参照し(S1100)、小当り遊技内容(図24参照)を設定する(S1105)。続いて、S1100で参照した小当り図柄が小当り図柄1か否か判定し(S1110)、肯定判定なら(S1110:yes)、小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第2大入賞口15が15回開放する大当り遊技を設定し(S1115)、大当り遊技終了後に時短状態への移行を設定して(S1120)リターンする。
S1110が否定判定なら(S1110:no)、第1小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第1大入賞口15が15回開放する大当り遊技を設定し(S1125)、大当り遊技終了後に時短状態への移行を設定せずに(S1130)リターンする。なお、S1120とS1130が本願発明における特典遊技決定手段に該当する。
図25に戻り、S955が否定判定なら(S955:no)、図29の処理に進む、 図29の処理は図7に示した当否判定処理1の一部の構成に該当する処理となる。図29の処理を開始すると、特図の図柄変動時間(S1000又はS1025又はS1040で決定した変動パターンに基づく)が経過したか否か判定する(S1150)。否定判定なら(S1150:no)リターンし、肯定判定なら(S1150:yes)、図柄停止コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、第1特図表示装置9又は第2特図表示装置10を制御してS990又はS1020又はS1035にて決定した確定図柄を確定表示させる(S1155)。
S1115に続いては、確定表示した特図が大当り図柄か否か判定する(S1160)。肯定判定なら(S1160:yes)、確定表示した大当たり図柄が第1特図か否か判定する(S1165)。肯定判定なら(S1165:yes)、時短無図柄か否か判定し(S1170)、肯定判定なら(S1170:yes)、大当りフラグに1を設定する(S1180)。S1165又はS1170が否定判定なら(S1165:no、S1170:no)、リミッタフラグが0か否か判定し(S1175)、否定判定なら(S1175:no)、S1180に進み、肯定判定なら(S1175:yes)、大当りフラグに2を設定する(S1185)。
S1180に続いては、リミッタフラグが1か否か判定し(S1190)肯定判定なら(S1190:yes)、リミッタフラグに0を設定し(S1195)、リミッタカウンタをクリアする(S1200)。S1185、S1200、又はS1190の否定判定(S1190:no)に続いては、確定図柄表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)(S1205)、条件装置の作動開始処理(S1210)、役物連続作動装置の作動開始処理(S1215)を行う。
続いて、時短フラグが1か否か(当該処理時が時短遊技状態であるか否か)を判定し(S1220)、肯定判定なら(S1220:yes)、時短フラグに0をセットして(S1225)、リターンに抜け、否定判定なら(S1220:no)、そのままリターンする。
次に、実施例2における特別遊技処理を説明する。本実施例の特別遊技処理は、その構成を実施例1の特別遊技処理とほぼ同一とし、図17を用いて説明した処理の一部が異なるものとなる。従ってその異なる部分のみ詳細に説明し、他の共通部分は援用する。本実施例で図17に該当する処理を図30に示す。
図17と図30とで異なる部分は、図17では第2小当り遊技中(第2大入賞口15の小当り遊技中)に第2特定領域216への遊技球の入球を検知すると、第2大入賞口15が作動する大当り遊技、即ち大当り遊技終了後に時短状態に移行する大当り遊技を実施するためにS670で大当りフラグに2を設定したが、本実施例の図30の処理においては、リミッタの作動に応じて大当り遊技を実施する大入賞口が異なるものとなるため、S670の処理位置でリミッタフラグ設定処理2(S1260)と大入賞口設定処理(S1265)を実施する構成となっている。
具体的には、図17のS660に該当するS1250の否定判定又は図17のS665に該当するS1255に続いて、リミッタフラグ設定処理2(S1260)をコールする。リミッタフラグ設定処理2がコールされると図31に示すように、リミッタカウンタに1を加算し(S1300)、リミッタカウンタの値が5か否か判定する(S1305)。否定判定なら(S1305:no)リターンし、肯定判定なら(S1305:yes)、リミッタフラグを成立させ(S1310)リターンする。
図30のS1260に続いては、大入賞口設定処理をコールする。大入賞口設定処理がコールされると図32に示すように、リミッタフラグが1か否か判定する(S1350)。肯定判定なら(S1350:yes)、大当りフラグに1を設定し(S1355)、リミッタフラグを落として(S1360)、リミッタカウンタをリセットし(S1365)、S1120で設定した大当り遊技終了後に時短状態に移行する設定を通常状態への移行に再設定(時短フラグ0と時短カウンタに0をバッファに記憶)し(S1368)リターンする。S1350が否定判定なら(S1350:no)、大当りフラグに2をセットして(S1370)リターンする。なお、S1355とS1370が本願発明における準大当り実行手段に該当する。
以上が本実施例の特別遊技処理となり、この処理構成によるパチンコ機の遊技進行例を図33に示したタイミングチャートを用いて説明する。遊技開始時の通常状態では、実施例1と同様に右遊技領域に配置された第2始動口12への入球が望めず、第1始動口11へ遊技球を入球させるためにセンターケース13の左側(左側遊技領域)を遊技球が流下するように遊技球の発射強度を調整して遊技を進行する。
この状態からタイミングチャートに示すように、第1特図が大当り図柄15R時短有図柄で大当りになると、本実施例では第2大入賞口15が第2大当り動作を開始する。従って、第2大入賞口15の作動開始に合わせて(A時点)右側遊技領域への遊技球の発射を開始して遊技を進行する。なお、大当り図柄が時短無し図柄(大当り図柄15R時短無図柄1、2)であった場合は、大当り動作として第1大入賞口14が作動するため左側遊技領域への遊技球の発射を継続して実施することになる。なお、通常遊技状態において第1特図が時短有り図柄で大当りとなる当否判定が実施された場合、その時点でリミッタカウンタの値に1が加算(図26、S1055)される(連続回数1回目の大当り)。
第1特図の時短有大当りに応じた第2大当り遊技が終了すると、遊技状態が時短状態に移行し、センターケース13の右側に配置された第2始動口12への入球が容易となるため、普図作動ゲート17、第2始動口12及び第2大入賞口15へ遊技球を入球させるために、第2大当り遊技が終了してもそのまま右側遊技領域に遊技球を流下させるための遊技球の発射強度を保持して遊技を進行する。
第1特図からの第2大当り遊技終了後も右側遊技領域に遊技球の発射を継続し、第2特図が小当り図柄1で確定表示すると、第2小当り遊技として右側遊技領域に配置された第2大入賞口15が1.0秒の開放を1回実施する。タイミングチャートの例では、更に第2特図が小当り図柄1の確定表示を行い、第2小当り遊技として第2大入賞口15が1.0秒の開放を1回実施する。続いて、第2特図が小当り図柄2で確定表示すると、第1小当り遊技として左側遊技領域に配置された第1大入賞口14が1.0秒の開放を1回実施する。このとき遊技進行状況は、遊技球を継続して右側遊技領域に発射しているため、左側遊技領域に配置された第1大入賞口14に遊技球が入球する虞、即ち第1特定領域116への入球によって大当り遊技終了後に通常状態に移行する大当り(準大当り)が生起する虞は回避されている。
小当り図柄2に応じた第1大入賞口14の第1小当り遊技が終了すると、第2特図が小当り図柄1の確定表示を行い、第2大入賞口15が1.0秒開放する第2小当り遊技を実施する。この第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球すると、大当り遊技終了後に時短状態に移行する第2大当り(第2大入賞口15が作動する大当り)に発展する。従って、右側遊技領域へ継続して遊技球を発射することによって、第2小当り遊技から第2大当り遊技まで継続した遊技が進行可能となる。この場合、第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球して時点(第2大当りが生起した時点)で、リミッタカウンタに1が加算(図31、S1300)され、リミッタカウンタ値が2となる(連続回数2回目の大当り)。
第2大入賞口15が15回の動作(2回目の大当り)を終了すると再度遊技状態が時短状態に移行するため、第2大当りが終了しても右側遊技領域への遊技球の発射を継続する。この時短状態で、第2特図が小当り図柄2を確定表示すると、第1小当り遊技として左側遊技領域に配置された第1大入賞口14が1.0秒の開放を実施するが、右側遊技領域への遊技球の発射を継続していれば、第1大入賞口14に遊技球が入球する虞はない。引き続き、第2特図が小当り図柄1を3回確定表示し3回目の第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球すると、大当り遊技終了後に時短状態に移行する第2大入賞口15による第2大当りに発展する。
この場合も、右側遊技領域への遊技球の発射を継続するだけで、第2大入賞口15が作動する第2大当りで遊技球が獲得でき、該第2大当り遊技終了後に移行する時短状態の遊技をそのまま進行できる。なお、この場合も、第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球した時点(第2大当りが生起した時点)で、リミッタカウンタに1が加算(図31、S1300)され、リミッタカウンタ値が3となる(連続回数3回目の大当り)。
続く第2大当りが終了後の時短状態でも、右側遊技領域への遊技球の発射を継続した状態で、第2特図が小当り図柄1と、小当り図柄2を確定表示し、小当り図柄の種類に応じて第2大入賞口15が第2小当り遊技を、第1大入賞口14が第1小当り遊技を実施する。タイミングチャートでは、第2特図が4回目に確定表示した小当り図柄1に応じた第2小当り遊技時に、第2特定領域216に遊技球が入球し、大当り遊技終了後に時短状態に移行する第2大入賞口15による第2大当りに発展する。
この場合も、右側遊技領域への遊技球の発射を継続するだけで、第2大入賞口15が作動する第2大当りで遊技球が獲得でき、該第2大当り遊技終了後に移行する時短状態の遊技をそのまま進行できる。なお、この場合も、第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球して時点(第2大当りが生起した時点)で、リミッタカウンタに1が加算(図31、S1300)され、リミッタカウンタ値が4となる(連続回数4回目の大当り)。
続く時短状態でも、右側遊技領域への遊技球の発射を継続した状態で、第2特図が小当り図柄2と、小当り図柄1を確定表示し、小当り図柄の種類に応じて第1大入賞口14が第1小当り遊技を、第2大入賞口15が第2小当り遊技を実施する。タイミングチャートでは、第2特図が3回目に確定表示した小当り図柄1に応じた第2小当り遊技時に、第2特定領域216に遊技球が入球し連続回数5回目の大当りが生起するが、該生起時にもリミッタカウンタに1が加算(図31、S1300)され、その結果リミッタカウンタの値が5になるためリミッタフラグが成立し(図31、S1305、S1310)リミッタ機能が作動する。これにより大当り遊技終了後の遊技状態を強制的に通常状態に移行させるための設定を行うと共に、大当り遊技を第1大入賞口14で実施する設定を行う(図32、S1355、S1368)。
従って、連続回数5回目の大当り遊技は第1大入賞口14によって実施されるため、該大当り遊技開始時(B)からは、遊技球が左側遊技領域を流下するように発射強度を調整して遊技を行うことになる。連続回数5回目の大当りが終了すると、遊技状態は通常状態となるため、第1始動口11へ遊技球を入球させるため(第1特図の当否判定を実施するため)に、第1大当り遊技の開始時から調整した遊技球の発射強度をそのまま継続し、左側遊技領域に遊技球を流下させる遊技を進行する。
以上が実施例2の説明となる。通常状態から時短状態に移行した場合は、実施例1と同様に遊技球発射の一時停止等の操作を行うことなく右側遊技領域への遊技球の発射を継続するだけで大当り遊技終了後の時短状態への移行を連続させることが可能となるが、射幸性を抑えるために連続して獲得する大当りの回数が5回に達した場合は、大当り遊技終了後の遊技状態を強制的に通常状態とし、それ以上連続して大当りが容易に獲得できない構成となっている。連続した時短状態への移行回数、言い換えれば時短状態を介しての連続した大当たりの獲得回数を規制するリミッタは、リミッタカウンタの値が5に達した場合に作動するが、リミッタが作動する前に遊技状態が通常状態に移行した場合(時短状態に移行してから大当りが生起する前に特別図柄が100回変動した場合)は、リミッタカウンタが0にリセットされる構成となっており、この構成は全実施例において共通である。
また、第1大入賞口14と第2大入賞口15とを異なる遊技領域に配置したことにより、作動する大入賞口に合わせて遊技球の発射強度を調整して遊技する前提で設定された遊技性能(出球性能)に対して、一方の遊技領域に遊技球の発射強度を固定して遊技を進行することによって、設定された遊技性能(出球性能)とは異なる遊技性能(出球性能)を発揮することが可能となっている。
次に実施例3について説明する。本実施例に於いて遊技機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通である。従って、重複する部分は実施例1を援用して説明を進める。本実施例の構成は、実施例1の構成をベースにし、第1特別図柄においても小当り判定を実施するものとなる。具体的には、図34の図表に示すように、第1特図の小当り確率を実施例1の第2特図と同じ確率に設定したうえで、図35の上の図表に示すように(下の第2特別図柄に関する図表は実施例1と同一内容)、第1特図の小当り図柄も小当り図柄1と小当り図柄2と小当り図柄3と3種類設けた構成となっている。更に、第1特図の3種類の小当り図柄のうち、小当り図柄1の小当り動作から大当りに発展した場合は、該大当り終了後に時短状態に移行する構成となっている。
次に、実施例3において主制御装置80が実行する当否判定処理3を図36から39を用いて説明する。当否判定処理3は実施例1で説明した当否判定処理1とその構成をほぼ同一とするため、異なる部分のみ説明し、その他の部分は実施例1を援用する。
実施例1で説明した当否判定処理1では、大当りか否かの判定が否定判定であった場合は(S85:no)、判定対象が小当り判定を実施する第2特図か否かの判定を行ったが(S105)、本実施例では第1特図においても小当り判定を実施するため、S105に該当する処理は削除されている。それ以外の図36に示す処理構成は図6で示した当否判定処理1と同一となるが、当否判定処理1のS125でコールした小当り遊技設定処理の内容が、小当り遊技設定処理3として異なる内容となっている。
当否判定処理3のS1450で小当り遊技設定処理3がコールされると、図37に示す処理を開始し、まず判定対象が第1特図か否か判定する(S1500)。肯定判定なら(S1500:yes)、S1440で決定した第1特図の小当り図柄を参照し(S1505)、第1大入賞口14が実施する第1小当り遊技の作動内容を設定する(S1510)。続いて、S1500で参照した第1特図の小当り図柄が小当り図柄1か否か判定し(S1515)、肯定判定なら(S1515:yes)、小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第1大入賞口14が15回開放する大当り遊技を設定し(S1520)、大当り遊技終了後に時短状態への移行を設定して(S1525)リターンする。
S1515が否定判定、即ちS1500で参照した第1特図の小当り図柄が小当り図柄2又は小当り図柄3なら(S1515:no)、小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第1大入賞口14が15回開放する大当り遊技を設定し(S1520)、大当り遊技終了後に時短状態へ移行しない設定をして(S1530)リターンする。
S1500が否定判定、即ち判定対象が第2特図なら(S1500:no)、図38に進み、S1440で決定した第2特図の小当り図柄を参照し(S1550)、どちらの大入賞口を作動させるか等の小当り遊技内容を設定する(S1555)。続いて、S1550で参照した第2特図の小当り図柄が小当り図柄1か否か判定し(S1560)、肯定判定なら(S1560:yes)、小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第2大入賞口15が15回開放する大当り遊技を設定し(S1565)、大当り遊技終了後に時短状態への移行を設定して(S1570)リターンする。
S1560が否定判定なら(S1560:no)、S1550で参照した小当り図柄が小当り図柄2か否か判定し(S1575)、肯定判定なら(S1575:yes)、小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第2大入賞口15が15回開放する大当り遊技を設定し(S1565)、大当り遊技終了後に通常状態への移行を設定し(S1590)リターンする。S1575が否定判定なら(S1575:no)小当り遊技から大当りに発展した場合の大当り遊技として、第1大入賞口15が15回開放する大当り遊技を設定し(S1585)、大当り遊技終了後に通常状態への移行を設定し(S1590)リターンする。
以上が小当り遊技設定処理3の説明となる。本実施例においてはS1560の判定処理により、第2特図が小当り図柄1であれば、小当り遊技から大当りに発展した場合、第2大入賞口で大当り遊技を実施して時短状態に移行することを決定し、第2特図の小当り図柄3であれば、小当り遊技から大当りに発展した場合、第1大入賞口で大当り遊技を実施して時短状態に移行しないことを決定する構成となっている。但し、右側遊技領域への遊技球の発射を継続し、第1大入賞口14が作動する小当り時に遊技球が入球しない状況を続けた場合、時短状態への移行が永久に継続してしまうため、本実施例においても小当り遊技として第2大入賞口が作動して大当たりに発展した場合にも、時短状態へ移行しないパターンが第2特図の小当り図柄2に対応した設定として設けてある。
次に、当否判定処理1で図8を用いて説明した処理部に該当する本実施例の処理を図39を用いて説明する。この処理部は、確定表示した第1特図又は第2特図が大当り図柄以外であった場合に実施される処理となり、当否判定処理1と異なるのは、小当りフラグ「1」又は「2」を設定する場合の判定条件となる。
具体的には、当否判定処理1のS280に該当するS1600が肯定判定、即ち確定表示した図柄が小当り図柄なら(S1600:yes)、確定表示した図柄が第1特図か否か判定する(S1605)。否定判定、即ち確定表示した図柄が第2特図なら(S1605:no)、確定表示した図柄は小当り図柄3か否か判定する(S1610)。S1605が肯定判定なら(S1605:yes)、又はS1610が肯定判定なら(S1610:yes)、小当りフラグに1を設定する(S1615)。S1610が否定判定なら(S1610:no)、小当りフラグに2を設定する(S1620)。S1615又はS1620に続いては、当否判定処理1のS300に該当するS1625に進み、以下当否判定処理1と同一の処理を行う。なお、S1615とS1620が本願発明における小当り実行手段に該当する。
上記した判定構成より、第1特図の小当りなら無条件で第1大入賞口14が作動する小当りフラグ1を設定し、第2特図の小当り図柄でも小当り図柄3であれば、同様に第1大入賞口14が作動する小当りフラグ1を設定する。また、第2大入賞口15が作動する小当りフラグ2を設定するのは、第2特図の小当り図柄1又は小当り図柄2を確定表示した場合となる。
次に、実施例3の構成によるパチンコ機の遊技進行例を図40に示したタイミングチャートを用いて説明する。遊技開始時の通常状態では、実施例1と同様に右遊技領域に配置された第2始動口12への入球が望めず、第1始動口11へ遊技球を入球させるためにセンターケース13の左側(左側遊技領域)を遊技球が流下するように遊技球の発射強度を調整して遊技を進行する。
この状態で第1特図が小当り図柄3で確定表示を行い、当該小当りに応じた第1大入賞口14の第1小当り遊技中に遊技球が第1特定領域116に入球すると、第1大入賞口14が第1大当りとなる15ラウンドの開閉動作を行う。第1大当りに発展した第1特図の小当り図柄が小当り図柄3であったため、大当り遊技終了後の遊技状態は通常状態となり左側遊技領域への遊技球の発射を変更せずに遊技を進行する。該進行する遊技中に第1特図が小当り図柄2で確定表示を行い、当該小当りに応じた第1大入賞口14の第1小当り遊技中に遊技球が第1特定領域116に入球すると、第1大入賞口14が第1大当りとなる15ラウンドの開閉動作を行う。この場合も第1大当りに発展した第1特図の小当り図柄が小当り図柄2であったため、大当り遊技終了後の遊技状態は通常状態となり、左側遊技領域への遊技球の発射を継続して遊技を進行する。
継続する左側遊技領域への遊技球の発射による遊技中に、第1特図が小当り図柄1で確定表示を行い、当該小当りに応じた第1大入賞口14の第1小当り遊技中に遊技球が第1特定領域116に入球すると、第1大入賞口14が第1大当りとなる15ラウンドの開閉動作を行う。この場合、第1大当りに発展した第1特図の小当り図柄が小当り図柄1であったため、大当り遊技終了後の遊技状態は時短状態に移行する。従って、第1大当りの終了時(A)から、遊技球が右側遊技領域を流下するように発射強度を調整して遊技を進行する。
第1大当りの終了時(A)から遊技状態が時短状態に移行すると、実施例1の時短状態と同一内容の遊技を進行する。具体的には、時短状態に移行すると、センターケース13の右側に配置された第2始動口12への入球が容易となるため、普図作動ゲート17、第2始動口12及び第2大入賞口15へ遊技球を入球させるために右側遊技領域に遊技球を流下させるように遊技球の発射強度を調整して遊技を進行する。
右側遊技領域に遊技球の発射を開始して第2特図が小当り図柄1で確定表示すると、第2小当り遊技として右側遊技領域に配置された第2大入賞口15が1.0秒の開放を実施する。タイミングチャートの例では、更に第2特図が小当り図柄1の確定表示を行い、第2小当り遊技として第2大入賞口15が1.0秒の開放を実施する。続いて、第2特図が小当り図柄3で確定すると、第1小当り遊技として左側遊技領域に配置された第1大入賞口14が1.0秒の開放を実施する。このとき遊技進行状況は、遊技球を継続して右側遊技領域に発射しているため、左側遊技領域に配置された第1大入賞口14に遊技球が入球する虞、即ち第1特定領域116への入球によって大当り遊技終了後に通常状態に移行する大当り(準大当り)が生起する虞は回避されている。
小当り図柄3に応じた第1大入賞口14の第1小当り遊技が終了すると、第2特図が小当り図柄1の確定表示を行い、第2大入賞口15が1.0秒開放する第2小当り遊技を実施する。この第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球すると、大当り遊技終了後に時短状態に移行する第2大入賞口15による第2大当りに発展する。従って、右側遊技領域への遊技球の発射を継続して遊技を進行する。
第2大入賞口15が15回の動作を終了すると再度遊技状態が時短状態に移行するため、第2大当りが終了しても右側遊技領域への遊技球の発射を継続する。続く第2大当りが終了後の時短状態で、第2特図が小当り図柄1、小当り図柄2、小当り図柄1を確定表示し第2大入賞口15がこれらの小当りに応じて第2小当り遊技を実施する。続いて、第2特図が小当り図柄3を確定表示すると、第1小当り遊技として左側遊技領域に配置された第1大入賞口14が1.0秒の開放を実施するが、この場合も右側遊技領域に遊技球を継続して発射しているため、第1大入賞口14に遊技球が入球する虞はない。
続いて第2特図が小当り図柄2の確定表示を行い、第2大入賞口15が1.0秒開放する第2小当り遊技を実施する。この小当り図柄2に応じた第2小当り遊技で第2特定領域216に遊技球が入球すると、大当り遊技終了後の遊技状態が通常状態となる第2大当りに発展し、この第2大当りが終了した時点(B)で、遊技状態は通常状態となる。従って、遊技を継続する場合は、センターケース13の左側(左側遊技領域)を遊技球が流下するように遊技球の発射強度を調整して遊技を進行する。この左側遊技領域による遊技は、再度時短状態に移行するまで(第1特図が大当り15R時短有図柄で大当りとなるか、小当たり図柄1から大当りに発展するまで)継続し、それまでは第1始動口11への入球に基づく当否抽選(大当り1/300、小当り1/1.0067(298/300))を繰り返し、高確率で第1小当り遊技を実施する。
以上が実施例3の説明となる。本実施例では、通常状態時に当否判定を繰り返す第1特図においても小当り抽選を実施し、小当り当選時に決定する小当り図柄の種類に応じて小当りから発展した大当り遊技(準大当り遊技)終了後に時短状態に移行するか否か決定する構成となっている。また、時短状態中の遊技は、実施例1と同様に右側遊技領域への発射を継続していれば、第2特図の小当りがほぼ毎回の当否判定で生起し、該小当りから発展した大当り遊技(準大当り遊技)の終了後に時短状態に移行する場合は、時短状態中に遊技球を発射している遊技領域に配置した第2大入賞口15が作動し、発展した大当り遊技(準大当り遊技)の終了後に時短状態に移行しない場合は、遊技球を発射している遊技領域とは別の遊技領域に配置した第1大入賞口14が作動する構成となっている。従って、発射強度の調整や発射の一時停止操作等を行うことなく右側遊技領域への遊技球の発射を継続するだけで、準大当り遊技を跨いで時短状態を継続させる(時短状態の継続を終了させない)ことが可能となっている。但し、時短状態が限りなく継続することを防ぐため、第2小当り遊技から発展した第2大当り遊技の終了後に、時短状態に移行しない第2小当りを所定の確率で実行する構成となっている。これにより、遊技者が大きな利益を享受できる可能性を備えながらも、興趣ある遊技構成となっている。
実施例3の通常状態においては、第1特図の小当り図柄が3種類あり、いずれの小当り図柄で当選した場合も第1大入賞口14が作動する第1小当り遊技を実施する構成となっている。但し、小当り遊技から発展した大当り遊技の終了後が時短状態に移行する小当り図柄の場合(実施例3では小当り図柄1の場合)は、第1大入賞口14が第1小当り遊技を行い、発展した大当り遊技終了後に時短状態に移行しない小当り図柄の場合(実施例3では小当り図柄2と小当り図柄3の場合)は、第2大入賞口15が作動する第2小当り遊技を行う構成も考えられる。
この構成は、遊技者に有利な遊技状態への移行が期待できる小当りの場合は、遊技球の発射強度を再調整せずとも遊技球が入球可能な遊技領域に配置された大入賞口が作動し、遊技者に有利な遊技状態への移行が期待できない場合は、遊技球の発射強度の再調整が必要な遊技領域に配置してある大入賞口が作動する構成となる。
但し、通常状態では、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態(時短状態)へ移行するか否かに拘わらず、遊技者は通常状態での支出を回避するために大当り遊技による出球の獲得を最優先する。従って、通常状態においては、小当り遊技から発展した大当り遊技終了後の遊技状態によって作動する大入賞口の種類を振り分けず、全ての小当り遊技において通常状態遊技中に遊技球が流下する遊技領域に配置された大入賞口が作動する小当り遊技を実施する構成が好適といえる。
実施例3では、第1特図の小当り図柄1に応じた第1小当り遊技から大当りに発展した場合、即ち第1小当り遊技から大当り遊技終了後に時短状態に移行する大当りに発展した場合、該大当り遊技を第1大入賞口14で実施したが、第2大入賞口15を作動させる第2大当り遊技を実施する構成としてもよい。
この構成は、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態に移行する場合は、該大当り遊技を遊技者に有利な遊技状態において遊技球を流下させる遊技領域に配置された大入賞口で実行する構成となる。
また、大当り遊技終了後に遊技者に有利な遊技状態に移行しない場合は、該大当り遊技を遊技者に有利な遊技状態において遊技球が流下する遊技領域とは異なる遊技領域に配置された大入賞口で実行する構成も考えられる。
この構成は、実施例2においてリミッタが作動した場合には第1大入賞口14が作動して第1大当り遊技を実施する構成が該当する。また、実施例1及び実施例3では、時短状態中に第2特図の小当り図柄2の当選に応じて実施される第2小当り遊技から大当り遊技に発展した場合、第2大入賞口15が大当り遊技を実施した後に遊技状態を通常状態に移行するが、大当り遊技終了後に通常状態への移行が決定しているため、第2特図の小当り図柄2の当選に応じて実施される小当り遊技から大当り遊技に発展した場合は、遊技者に有利な遊技状態において遊技球が流下する遊技領域とは異なる遊技領域(左側遊技領域)に配置された第1大入賞口14で実施する構成としてもよい。
上記した構成は、通常状態時と特典遊技(時短状態)時とでは、異なる遊技領域に遊技球を流下させて遊技を進行する弾球遊技機において、通常状態時の小当り遊技は、通常状態時に遊技球が流下する遊技領域に配置された大入賞口を作動させ、時短状態時の小当り遊技は、該小当り遊技から発展した準大当り遊技の終了後に特典遊技に移行する場合は、特典遊技(時短状態)時に遊技球が流下する遊技領域に配置された大入賞口を作動させ、発展した準大当り遊技の終了後に特典遊技に移行しない場合は、通常状態時に遊技球が流下する遊技領域に配置された大入賞口を作動させる構成ともいえる。