JP6621302B2 - 弾球遊技機 - Google Patents

弾球遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP6621302B2
JP6621302B2 JP2015216424A JP2015216424A JP6621302B2 JP 6621302 B2 JP6621302 B2 JP 6621302B2 JP 2015216424 A JP2015216424 A JP 2015216424A JP 2015216424 A JP2015216424 A JP 2015216424A JP 6621302 B2 JP6621302 B2 JP 6621302B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
game
extended state
symbol
open extended
state
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015216424A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017086197A (ja
Inventor
海野 達也
達也 海野
Original Assignee
株式会社高尾
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社高尾 filed Critical 株式会社高尾
Priority to JP2015216424A priority Critical patent/JP6621302B2/ja
Publication of JP2017086197A publication Critical patent/JP2017086197A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6621302B2 publication Critical patent/JP6621302B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)
  • Display Devices Of Pinball Game Machines (AREA)

Description

本発明は、始動口に遊技球が入球したことに起因して大入賞口を開放する大当り遊技を行うパチンコ遊技機に関するものである。
弾球遊技機たるパチンコ機は、遊技球が始動口へ入球すると、当否判定用の乱数値が抽出され、該乱数値に基づいて抽選が行われ、図柄表示装置にて図柄の変動が開始されるとともに、前記抽選の結果となる図柄を前記図柄表示装置に確定表示することで報知し、抽選結果が大当りであれば大入賞口を開放して大当り遊技を実行する所謂「デジパチ」と称されるタイプが主流である。
更に、パチンコ機には、このデジパチタイプと羽根物タイプのパチンコ機を融合させた混合機タイプが存在し、この混合機タイプは、前記デジパチタイプのように、図柄により大当りが決定する遊技構成と、所定の条件で開放する役物の内部に設けられている特定領域に遊技球が入球すると大当りとなる所謂「羽根物」と呼ばれる遊技構成との二つの遊技性を備えている。
上記した混合機タイプには、図柄始動口への遊技球の入球に起因して当否判定を行い、当否判定の結果が大当りの時は、条件装置と役物連続作動装置とを作動させてデジパチ同様の大当り遊技を行い、当否判定の結果が小当りの時は、大入賞口を短時間開放させる小当り遊技を行う。この小当り遊技により大入賞口に入球した遊技球が、大入賞口内に設けられた特定領域に入球すると大当り(役物大当り)が生起し、デジパチ同様の大当り遊技が開始される構成となるものがある<特許文献1>。
また、最近では、常時入球率が変化しない第1始動口と、開放延長状態では入球数が増加する可変入賞装置からなる第2始動口とを備え、第1始動口入球時よりも第2始動口入球時の方が高確率で小当りが生起する構成としたうえで、通常遊技では、主に第1始動口への入球で遊技を進行し、大当り遊技終了後に可変入賞装置からなる第2始動口への入球が増加する開放延長状態を付与する大当りを所定の確率で生起させることで、開放延長状態において第2始動口への入球に起因した小当りが頻繁に生起する遊技性を備えたパチンコ遊技機がある。このようなパチンコ機の遊技性と、上述した混合機の遊技性とを組み合わせることにより、開放延長状態に移行すると役物大当りを連続させることが可能なパチンコ遊技機となる。
特開2011−092361号公報
このような構成のパチンコ遊技機では、通常遊技中に確定表示した大当り図柄に基づいて大当り遊技終了後に開放延長状態に移行するか否かを決定する構成が主となるが、開放延長状態に移行できた場合と移行できなかった場合、即ち、通常状態から開放延長状態に移行する大当り図柄で大当りした場合とそうでない場合とでは、以降の遊技状況の落差が極めて大きく、移行できなかった場合は遊技者がその時点で遊技の継続意向をなくしてしまう可能性が高いという問題がある。
そこで本発明は、上記した問題に鑑み、混合機として新たな遊技性を備えた弾球遊技機の提供を目的とする。
請求項1記載の弾球遊技機は、
普図始動口への入球に起因して所定時間の変動表示を行う普通図柄と、
該普通図柄が変動表示後に当り図柄の確定表示を行うと作動する可変入賞装置と、
第1始動口への入球に起因した特図当否判定の結果を所定時間の変動表示の後に確定表示する第1特別図柄と、
第2始動口への入球に起因した前記特図当否判定の結果を所定時間の変動表示の後に確定表示する第2特別図柄と、を備え、
前記第1特別図柄、又は前記第2特別図柄が小当り図柄を確定表示すると、入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口を開放する小当り遊技を実施し、
該小当り遊技により前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域を通過するか、又は前記第1特別図柄、若しくは前記第2特別図柄が大当り図柄を確定表示すると大当り遊技を行い、該大当り遊技終了後に前記可変入賞装置が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は/及び開放回数を増加する開放延長手段を備えた弾球遊技機であって、
常時入球率の変化しない第1の前記第1始動口と、
前記可変入賞装置内に入球した遊技球を第1作動領域と第2作動領域とのいずれかに振り分ける振分手段と、
前記第1作動領域に遊技球が入球すると、当該遊技球の自重によって入球が困難又は不可な閉鎖状態から入球が容易な開放状態に変位し、所定数の遊技球が入球すると前記閉鎖状態に戻る第2の前記第1始動口となる第1非電動役物と、
前記第2作動領域に遊技球が入球すると、当該遊技球の自重によって前記閉鎖状態から前記開放状態に変位し、所定数の遊技球が入球すると前記閉鎖状態に戻る前記第2始動口となる第2非電動役物と、を備え、
前記特図当否判定は、前記第1始動口への入球に起因するよりも前記第2始動口への入球に起因する方が高確率で小当りを生起し、
前記開放延長手段は、前記大当り図柄の種類又は前記小当り図柄の種類に基づいて前記可変入賞装置に入球した遊技球が前記振分手段によって前記第2作動領域よりも前記第1作動領域に振り分けられる確率が高い第1開放延長状態と、前記第1作動領域よりも前記第2作動領域に振り分けられる確率が高い第2開放延長状態とのいずれかの開放延長状態を実施し、
前記第2開放延長状態よりも前記第1開放延長状態の方が前記可変入賞装置への入球頻度が高くなるように設定する
ことを特徴とする弾球遊技機である。
普図始動口への入球に起因して作動する可変入賞装置は、該普図始動口への入球に起因して抽出した乱数に基づいた当否判定の結果が当りである場合に開放動作を行う構成が好適であり、該結果を報知する図柄(普通図柄)を確定表示するまで、所定時間変動表示する構成が好適である。
第1始動口への入球に起因して変動する第1特別図柄と、第2始動口への入球に起因して変動する第2特別図柄とを備え、第1特別図柄は、第1始動口への入球に起因した当否判定の結果を所定時間の変動表示の後に確定表示し、第2特別図柄は、第2始動口への入球に起因した前記当否判定の結果を所定時間の変動表示の後に確定表示する構成が好適である。
小当り遊技を行う特定領域を備えた大入賞口と、大当り遊技を行う大入賞口とは共通の大入賞口であってもよいし、それぞれ専用の異なる大入賞口であってもよい。
常時入球率の変化しない第1の第1始動口は、所定の発射強度未満で発射された遊技球が流下する第1遊技領域に配置し、普図始動口、可変入賞装置、第1非電動役物、第2非電動役物、小当り遊技時に作動する特定領域を備えた大入賞口、及び大当り遊技時に作動する大入賞口は、前記所定の発射強度以上で発射された遊技球が流下する第2遊技領域に配置する構成が好適であるが、小当り時に作動する大入賞口と大当り時に作動する大入賞口とを共通とする場合は、何れの遊技領域を流下した遊技球も流下する遊技領域(例えば、遊技領域中央最下部付近)に配置すればよい。
第1非電動役物と第2非電動役物とは、規則的にはどちらも第2種非電動役物となり、この第2種非電動役物は、電動役物以外の役物のうち、大入賞口以外の入賞口の入口を開き、又は拡大するもので、遊技球が当該入賞口以外の特定の入賞口に入賞し、又は特定のゲートを通過した場合に作動するものをいう。
第1作動領域への入球によって入球が容易な状態に変位した第1非電動役物と、第2作動領域への入球によって入球が容易な状態に変位した第2非電動役物とは、所定数(最大入球数)の遊技球の入球によって遊技球の入球が困難、又は入球が不可な状態に変位する(元の状態に戻る)構成が好適であり、この場合、第1非電動役物と第2非電動役物のそれぞれの所定数(最大入球数)は同一の数でもよいし異なる数でもよい。
開放延長手段が大当り遊技終了後に可変入賞装置の開放時間、又は/及び開放回数を増加させるか否かの決定、及び開放延長状態選択手段による開放延長状態の種類の選択は、大当り又は小当りした特別図柄の種類(第1特別図柄か第2特別図柄か)、大当り又は小当り図柄の種類に基づいて行うのが好適である。
振分手段は、可変入賞装置の作動期間(開放期間ではなく、開放期間に開放開始インターバル及び開放終了インターバルを含めた期間)において開放延長状態の違い(第1又は第2)に拘わらず一定の振分動作を行う構成が好適であるが、開放延長状態の違い(第1開放延長状態か第2開放延長状態か)に応じて可変入賞装置の作動期間中に異なる振分動作を行う構成であってもよい。
「前記当否判定は、前記第1始動口への入球に起因するよりも前記第2始動口への入球に起因する方が高確率で小当りを生起し」とは、第1始動口への入球に起因する当否判定では小当り判定を行わない構成としてもよい。また、「前記第2開放延長状態よりも前記第1開放延長状態の方が前記可変入賞装置への入球頻度が高くなるように設定する」とは、所定の期間において可変入賞装置に入球する遊技球数が平均して第2開放延長状態よりも第1開放延長状態の方が多い状態となるように設定されていればよい。
請求項2記載の弾球遊技機は、
請求項1記載の弾球遊技機において、
前記第1開放延長状態と前記第2開放延長状態とでは、前記普通図柄が変動表示を行う前記所定時間の平均時間が異なり、前記第1開放延長状態の方が前記第2開放延長状態よりも前記平均時間を短くすることで前記可変入賞装置への入球頻度を高くした
ことを特徴とする弾球遊技機である。
第1開放延長状態の方が前記第2開放延長状態よりも普通図柄の平均変動時間を短くすることで、第1開放延長状態の方が所定の期間において可変入賞装置の作動回数が多くなる構成が好適である。
請求項3記載の弾球遊技機は、
請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
前記可変入賞装置が実施する前記作動には、遊技球の入球が困難な第1作動と入球が容易な第2作動とがあり、
前記可変入賞装置は前記第1開放延長状態中よりも前記第2開放延長状態中の方が前記第1作動を実施する割合を多くすることで前記第1開放延長状態中の入球頻度を高くした
ことを特徴とする弾球遊技機である。
第1開放延長状態と第2開放延長状態とで可変入賞装置の開放パターンを異なる構成とし、遊技球の入球が困難な第1作動を第1開放延長状態中よりも第2開放延長状態中の方が高い頻度で実施することにより、第1開放延長状態の方が所定の期間において可変入賞装置の作動時間が長くなる構成が好適である。この場合、第2開放延長状態で実施される可変入賞装置の開放パターンは、第1作動のみで構成されていてもよいし、第1作動と第2作動とを組み合わせて構成されていてもよく、第1開放延長状態で実施される可変入賞装置の開放パターンは、第2作動のみで構成されていてもよいし、第2作動と第1作動とを組み合わせて構成されていてもよい。
請求項4記載の弾球遊技機は、
請求項1から請求項3のいずれか記載の弾球遊技機において、
前記開放延長手段は、大当り時又は小当り時の遊技状態と、前記大当り図柄の種類又は前記小当り図柄の種類とに基づいて前記第1開放延長状態と、前記第2開放延長状態とのいずれかの開放延長状態を実施する
ことを特徴とする弾球遊技機である。
「大当り時又は小当り時の遊技状態」は、通常状態か開放延長状態かを区別する構成が好適であり、開放延長状態なら第1開放延長状態か第2開放延長状態かまでを区別する構成としてもよい。
請求項1記載の弾球遊技機によれば、第2始動口への入球が主となり高確率で小当りが生起することにより遊技者に有利な第2開放延長状態と、第1始動口への入球が主となる遊技者に不利な第1開放延長状態とを設けることが可能となる。また、第1特別図柄の方が小当りが生起する確率が低いため、第1開放延長状態では当否判定での大当り生起を目指して遊技を進行することになり、第1開放延長状態自体は遊技者にはそれほど有利な状態とはならないが、可変入賞装置への入球に応じて第1非電動役物への入球が頻繁に容易となり第1特別図柄の変動数が増加するため通常状態に比べると遊技者には有利な状態となる。従って、大当り遊技終了後は第1開放延長状態か第2開放延長状態かいずれかの開放延長状態に振り分けられるので、従来のように大当りが容易に獲得可能な開放延長状態か若しくは通常状態のいずれかが付与される構成と比べ遊技者の優位度の落差を抑えることができる。
また、第2特別図柄は小当りが高確率で生起するため、第2開放延長状態では小当り遊技による賞球の獲得が増加するが、可変入賞装置への入球頻度は第1開放延長状態の方が高くなるため、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで出玉率(ベース)に差がなくなり、開放延長状態中の持ち球の増減については第1開放延長状態と第2開放延長状態とで公平な開放延長状態とすることができる。
請求項2記載の弾球遊技機によれば、請求項1と同様の効果を奏しながら、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで単位時間当たりの普通図柄の変動数が異なることにより、平均変動時間が短い第1開放延長状態の方が単位時間当たりの可変入賞装置の作動回数が多くなり、開放延長状態の種類ごとに可変入賞装置への入球頻度を異ならせることができる。
請求項3記載の弾球遊技機によれば、請求項1と同様の効果を奏しながら、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで可変入賞装置の作動内容を異なることにより、入球困難な第1作動を実施する割合が高い第2開放延長状態の方が単位時間当たりの可変入賞装置への入球数が少なくなり、開放延長状態の種類ごとに可変入賞装置への入球頻度を異ならせることができる。
請求項4記載の弾球遊技機によれば、請求項1から3のいずれかと同様の効果を奏しながら、このようにすることで第2開放延長状態に移行する確率を通常時より第1開放延長状態の時の方が高くすることができ、第1開放延長状態時の期待感を高めることが可能となる。また、通常時から第2開放延長状態に移行する確率を低めにし、第2開放延長状態に移行したときの継続率を高めることでメリハリを作ったり、逆に通常時から第2開放延長状態に移行する確率を高め、第2開放延長状態の継続率を低くすることでマイルドな遊技性を作成したりすることが可能となる。
遊技盤1の正面図。 作動領域振分部101の構成を示す図。 遊技機の電気的構成を示すブロック図。 実施例1における各種設定1。 実施例1における各種設定2。 実施例1における、大当り図柄、及び小当り図柄と大当り遊技終了後の遊技状態との関係を示す図表。 主制御装置80が実行するメインルーチンの概要を示すフローチャート。 主制御装置80が実行する始動入賞処理を示すフローチャート。 主制御装置80が実行する普図当否判定処理を示すフローチャート1。 主制御装置80が実行する普図当否判定処理を示すフローチャート2。 主制御装置80が実行する普図当否判定処理を示すフローチャート3。 実施例1における普通図柄の各遊技状態における変動パターン(変動時間)を示す図表。 実施例1における各開放延長状態における普通図柄の変動時間と普通電動役物100の作動時期を示すタイミングチャート 主制御装置80が実行する特図当否判定処理を示すフローチャート1。 主制御装置80が実行する特図当否判定処理を示すフローチャート2。 主制御装置80が実行する特図当否判定処理を示すフローチャート3。 主制御装置80が実行する特別遊技処理を示すフローチャート1。 主制御装置80が実行する特別遊技処理を示すフローチャート2。 主制御装置80が実行する特別遊技処理を示すフローチャート3。 主制御装置80が実行する特別遊技処理を示すフローチャート4。 主制御装置80が実行する特別遊技処理を示すフローチャート5。 実施例2における開放延長状態移行確率を示す図表。 実施例2における普通電動役物100の開放パターンを示す図。 実施例3における普通電動役物100の開放パターンを示す図1。 実施例3における普通電動役物100の開放パターンを示す図2。 実施例3における普通電動役物100の開放パターンを示す図3。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。尚、本発明の実施の形態は、下記の実施形態に何ら限定されることはなく、本発明の技術的範囲に属する限り種々の形態を採りうる。
図1は、遊技盤1の正面図である。図1に示すように遊技盤1には、公知のガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の遊技領域3が、遊技球の流下経路により第1遊技領域3aと第2遊技領域3bとに分けられており、ほぼ中央部に配置されたセンターケース5の左側が第1遊技領域3a、右側が第2遊技領域3bとなる。所定の発射強度未満で発射された場合に遊技球が流下するのが第1遊技領域3aとなり、所定の発射強度以上で発射された場合に遊技球が流下するのが第2遊技領域3bとなる。従って、図に示したA部まで到達した遊技球は、第2遊技領域3b(センターケース5の右側)に至り、Aに到達しない遊技球が第1遊技領域3a(センターケース5の左側)を流下することになる。また、この第1遊技領域3a,第2遊技領域3bには複数の遊技釘が植設されている。
センターケース5は、公知のものと同様に、ワープ入口、ワープ通路、ステージ、演出図柄表示装置6の画面を臨ませる窓等を備えている。センターケースの直下には、常時入球率が変化しない第1始動口A11(本発明の第1の第1始動口に相当)が設置されている。この第1始動口A11には、センターケース5の形状と植設された遊技釘の配列によって、第1遊技領域3aを流下した遊技球のみが入球可能となっている。
第1始動口A11の直下には、小当り時に作動する内部に特定領域70を設けた第2大入賞口114(本発明の「入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口」に相当)が配置されている。この第2大入賞口114の内部には、特定領域70と該特定領域70への遊技球の入球が可能な位置と不可能な位置に変位する振分ゲート71が配置されている。本実施例の振分ゲート71は、第2大入賞口114の扉部材の開放開始から0.5秒経過すると特定領域70への遊技球の入球が可能な位置に変位し、第2大入賞口114が閉鎖後1.0秒経過すると入球不可な位置に戻る。なお、第2大入賞口114を配設した位置は、第1遊技領域3a、第2遊技領域3bのどちらを流下した遊技球も入球可能な位置となる。
センターケース5に向かって右側方の第2遊技領域3bには、普通図柄作動ゲート17(本発明の普図始動口に相当)が設置され、普通図柄作動ゲート17の下には、センターケース5右側面と一体化し片羽根が開閉動作を行う第1大入賞口14が設置されている。
第1大入賞口14の下には、内部に作動領域振分部101を備えた普通電動役物100(本発明の可変入賞装置に相当)が設置され、普通電動役物100に入賞した遊技球は、作動領域振分部101内の振分装置102(本発明の振分手段に相当)によって第1作動領域103(本発明の第1作動領域に相当)と第2作業領域104(本発明の第2作動領域に相当)とのいずれかに振り分けられる構成となっている。この作動領域振分部101の構成及び作用については、図2を用いて後述する。
作動領域振分部101の左下には、普通電動役物100内の第1作動領域103へ入球した遊技球の自重で作動する第2種非電動役物により、閉鎖状態から開放状態に変位する第1機械式チューリップ役物105(本発明の第1非電動役物に相当)が設置され、この第1機械式チューリップ役物105は第1始動口B106(本発明の第2の第1始動口に相当)となる。
第1機械式チューリップ役物105の左下には、普通電動役物100内の第2作動領域104へ入球した遊技球の自重で作動する第2種非電動役物により、閉鎖状態から開放状態に変位する第2機械式チューリップ役物107(本発明の第2非電動役物に相当)が設置され、この第2機械式チューリップ役物107は第2始動口108(本発明の第2始動口に相当)となる。従って、本実施例では、遊技球が普通電動役物100に入球しても、第2作動領域104に誘導されなければ第2始動口108への入球が可能にはならない。なお、第1機械式チューリップ役物105が開放状態の場合は2個の遊技球が入球すると、当該入球した遊技球の自重により閉鎖状態に戻り、第2機械式チューリップ役物107が開放状態の場合は2個の遊技球が入球すると、当該入球した遊技球の自重によって閉鎖状態に戻る。
第1始動口A11の左方には、常時入球率の変化しない3個の普通入賞口31,32,33が設置されている。遊技領域3の右下には、第1始動口A11、第1始動口B106への入球に起因して変動する第1特別図柄(第1特図、とも呼称する)(本発明の第1特別図柄に相当)を表示する7セグメントの第1特図表示装置9と、第2始動口108への入球に起因して変動する第2特別図柄(第2特図、とも呼称する)(本発明の第2特別図柄に相当)を表示する7セグメントの第2特図表示装置10と、第1始動口A11、第1始動口B106への入球に起因して記憶される第1保留記憶の数を表示する4個のLEDからなる第1特図保留数表示装置18と、第2始動口108への入球に起因して記憶される第2保留記憶の数を表示する4個のLEDからなる第2特図保留数表示装置19と、普通図柄作動ゲート17への入球に起因して変動する普通図柄(普図、とも呼称する)(本発明の普通図柄に相当)を表示する2個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、4個のLEDからなる普図保留数表示装置8が設置されている。この位置に各種表示装置を配置したことにより、遊技者が表示内容を確実に視認することは困難となり、遊技中の遊技者はセンターケース5の窓部にあたる演出図柄表示装置6の表示内容(特図の変動に対応した擬似図柄の演出態様、及び各特図の保留記憶数表示)に注目して遊技を行う。
上記のように遊技盤1を構成することによって、第1遊技領域3aに遊技球を流下させた場合に限り遊技球が第1始動口A11へ入球(第1始動口Aスイッチ11a(図3参照)が遊技球を検出)し、第1特別図柄表示装置9において第1特別図柄が変動を開始し、所定時間後に停止する。第2遊技領域3bに遊技球を流下させると、普通図柄作動ゲート17に遊技球が入球(普通図柄作動スイッチ17a(図3参照)が遊技球を検出)し、普通図柄表示装置7で普通図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止した普通図柄の態様に応じて、後述する普電役物ソレノイド100b(図3参照)を駆動させる。
普電役物ソレノイド100bの駆動により普通電動役物100が作動し、該普通電動役物100に入球した遊技球が作動領域振分部101に進入すると、進入した遊技球が後述する振分部材34によって第1作動領域13、若しくは第2作動領域104に誘導される。遊技球が第1作動領域103に誘導されると、誘導された遊技球の自重により第2種非電動役物が作動して第1機械式チューリップ役物105の羽根部材が開放状態に変位し、第1始動口B106への入球(第1始動口Bスイッチ106a(図3参照)の検出)が可能となる。振分部材34によって遊技球が第2作動領域104に誘導されると、誘導された遊技球の自重により第2種非電動役物が作動し第2機械式チューリップ役物107の羽根部材が開放状態に変位し、第2始動口108への入球(第2始動口スイッチ108a(図3参照)の検出)が可能となるように構成されている。
第1始動口B106に遊技球が入球(第1始動口Bスイッチ106a(図3参照)が遊技球を検出)すると、第1特別図柄表示装置9において第1特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止し、第2始動口108に遊技球が入球(第2始動口スイッチ108a(図3参照)が遊技球を検出)すると、第2特別図柄表示装置10において第2特別図柄が変動表示を開始し、所定時間後に停止する。
第1特図及び第2特図の変動中は、演出図柄表示装置6において各々の特別図柄の変動に対応した演出態様を表示する。また、第1特図と第2特図は、同時に変動することはなく、第1始動口と第2始動口への入球順に関係なく、第2特図の変動(当否判定)を優先して実施する。具体的には、第1特図の保留記憶がある場合、第2特図の変動が停止し、且つ、第2特別図柄保留記憶が無い状態となって、第1特別図柄保留記憶分の変動を古い順に開始する。なお、第2特別図柄の保留記憶を設けることで、(第2)開放延長状態が終了しても第2特別図柄(高確率で小当りが生起)の保留記憶で大当りを引き戻す可能性がある構成となるが、第2特別図柄の保留記憶を設けないことで、該引き戻しを防ぐ構成としてもよい。
第1特図、又は第2特図が大当り図柄を確定表示すると、後述する第1大入賞口ソレノイド14b(図3参照)が駆動する。第1大入賞口ソレノイド14bが駆動すると、ほぼ同期して第1大入賞口14の片羽根部材が開放し、第1大入賞口14への遊技球の入球(カウントスイッチ14a(図3参照)が遊技球を検出)が可能となる大当り遊技を開始する。また、本実施例のパチンコ遊技機は第2特図のみが小当りを備え、第2特図が小当り図柄を確定表示すると後述する第2大入賞口ソレノイド114b(図3参照)と振分ゲートソレノイド71bとが駆動し、第2大入賞口114に入球した遊技球が特定領域70に入球すると、第1大入賞口ソレノイド14bが駆動する大当り遊技を開始する。第1特図にも小当りを備える構成としてもよいが、その場合は小当り確率を第2特図よりも低く設定する構成が望ましい。
次に、図2を用いて作動領域振分部101の構成について説明する。図2は、作動領域振分部101の構成を説明するための概略正面図であって、内部構造が判り易いように、前方手前側から所定位置にて切断した断面図となっている。
作動領域振分部101は、遊技盤1の表側面に該作動領域振分部101を取り付けるための取付基板101bと、該取付基板101bの前方に図示断面異型状で且つ内部に遊技球の振分け可能な空間が形成されたハウジングとしてなるハウジング部材101cと、で構成される。
取付基板101bは、皿ビスを前方から挿入して遊技盤1に螺着可能な4箇所のビス孔が穿設されてなる。なお、図2に示すハウジング部材101cは、上述したように内部構成が判り易い状態で図示するため、ハウジング部材101cの最も前方の位置に設けられて遊技球が外部へ流出することを防止するハウジング蓋体(図示しない)を、便宜上、取り外した状態で図示している。ハウジング部材101cの上部には、普通電動役物100に入球した遊技球が進入可能に上方に向かって入球口101aが開設されている。
また、ハウジング部材101cの下部両側にはそれぞれ、左に第1作動領域103と右に第2作動領域104aが配設され、第1作動領域103に遊技球が入球すると、入球した遊技球の自重により、図示しない第1機械式チューリップ役物105の連結棒1を押圧して閉鎖状態のロックが外れ、第1機械式チューリップ役物105(第1始動口B106)の左羽根部材と右羽根部材とが開放状態に変位する。同様に、第2作動領域104に遊技球が入球すると、入球した遊技球の自重により、図示しない第2機械式チューリップ役物107の連結棒2を押圧して閉鎖状態のロックが外れ、第2機械式チューリップ役物107(第2始動口108)の左羽根部材と右羽根部材とが開放状態に変位する。
ハウジング部材101cの略中央には、左右対称な前方視断面錨状に形成され且つ中央の支軸34aにて左右に揺動(回動)可能に枢設されてなる振分部材34(本発明の振分手段に相当)を備える。この振分部材34の揺動(回動)は、振分部材ソレノイド34bの駆動により行われ、振分部材ソレノイド34bは毎回の普通図柄当り時に一定の駆動を行う。具体的には、普通図柄の当り時(普通電動役物100の開放パターン開始時)から0.75秒駆動を待機した後、0.75秒間駆動する(図5(7)参照)。
振分部材ソレノイド34bが駆動しなければ、振分部材34は正面からみて右側に傾斜した状態で停止し(図2(a)参照)、振分部材ソレノイド34bが駆動すると、振分部材34は正面からみて左側に傾斜した状態で停止する(図2(b)参照)。振分部材34が右側に傾斜している期間は(振分部材ソレノイド34bが駆動していない状態)、図2(a)に示すように、普通電動役物100に入球した遊技球は第1作動領域103に誘導され、振分部材34が左側に傾斜している期間は(振分部材ソレノイド34bが駆動状態)、図2(b)に示すように、普通電動役物100に入球した遊技球は第2作動領域104に誘導される構成となっている。
続いて、図3に本実施例におけるパチンコ機の電気配線を示すブロック図を示し説明する。図3には煩雑になる電源の供給系統に関する記載は行わないが、電源が必要な制御装置若しくはアクチュエータ類には、電源装置(図示せず)から直接的又は間接的に供給される構成となっている。
パチンコ機の電気的構成は、図3のブロック図に示すとおり、主制御装置80を中心にして構成されている。なお、このブロック図には、単に信号を中継するだけのためのいわゆる中継基板及び電源回路等は記載していない。また、詳細の図示は省略するが、主制御装置80、払出制御装置81、演出図柄制御装置82、サブ統合制御装置83のいずれもCPU、ROM、RAM、入力ポート、出力ポート等を備えているが、本実施例では発射制御装置84にはCPU、ROM、RAMは設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置84にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置80には、第1始動口A11に入球した遊技球を検出する第1始動口Aスイッチ11a、第1始動口B106(第1機械式チューリップ役物105)に入球した遊技球を検出する第1始動口Bスイッチ106a、第2始動口108(第2機械式チューリップ役物107)に入球した遊技球を検出する第2始動口スイッチ108a、普通図柄作動ゲート17に進入した遊技球を検出する普通図柄作動スイッチ17a、普通電動役物100に入球した遊技球を検出する普通電動役物スイッチ100a、第1大入賞口14に入球した遊技球を計数するための第1カウントスイッチ14a、第2大入賞口114に入球した遊技球を計数するための第2カウントスイッチ114a、第2大入賞口114内の特定領域70に入球した遊技球を検出する特定領域スイッチ70a、普通入賞口31,32,33に入球した遊技球を検出する普通入賞口スイッチ31a等の検出信号が遊技盤中継端子板74を介して入力される。
主制御装置80は搭載しているプログラムに従って動作して、上述の検出信号などに基づいて遊技の進行に関わる各種のコマンドを生成して払出制御装置81及びサブ統合制御装置83に出力する。また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
更に、主制御装置80は、普通電動役物ソレノイド(図3では普電役物SOLと表記)100bを制御することで普通電動役物100の開閉を制御し、第1大入賞口ソレノイド14bを制御することで第1大入賞口14の開閉を制御し、第2大入賞口ソレノイド114bを制御することで第2大入賞口114の開閉を制御し、振分部材ソレノイド34bを制御することで振分部材34の傾斜停止状態を制御し、振分ゲートソレノイド71bを制御することで、振分ゲート71の開閉状態を制御する。主制御装置80からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や大当り(特別遊技ともいう)等の管理用の信号が外部接続端子78に出力されてホールコンピュータに送られる。
払出制御装置81は、主制御装置80と双方向通信が可能に構成され、主制御装置80から送られてくるコマンドに応じて払出モータ20を駆動させて賞球を払い出させる。本実施例においては、賞球として払い出される遊技球を計数するための払出スイッチ21の検出信号は払出制御装置81に入力され、払出制御装置81で賞球の計数が行われる構成を用いる。この他にも主制御装置80と払出制御装置81に払出スイッチ21の検出信号が入力され、主制御装置80と払出制御装置81の双方で賞球の計数を行う構成を用いることも考えられる。
なお、払出制御装置81はガラス枠開放スイッチ35、内枠開放スイッチ36、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23からの信号が入力され、満杯スイッチ22により下皿63が満タンであることを示す信号が入力された場合及び球切れスイッチ23により球タンクに遊技球が少ないあるいは無いことを示す信号が入力されると払出モータ20を停止させ、賞球の払出動作を停止させる。なお、満杯スイッチ22、球切れスイッチ23も、その状態が解消されるまで信号を出力し続ける構成になっており、払出制御装置81は、その信号が出力されなくなることに起因して払出モータ20の駆動を再開させる。
また、払出制御装置81はCRユニット端子板24を介してCRユニット24(プリペイドカードユニット)と交信することで払出モータ20を作動させ、貸し球を排出する。払出された貸し球は払出スイッチ21に検出され、検出信号は払出制御装置81に入力される。なお、CRユニット端子板24は精算表示基板25とも双方向通信可能に接続されており、精算表示基板25には、遊技球の貸出しを要求するための球貸ボタン、精算を要求するための返却ボタン、残高表示器が接続されている。
また、払出制御装置81は、外部接続端子78を介して賞球に関する情報、枠(内枠、前枠)の開閉状態を示す情報などをホールコンピュータに送信するほか、発射制御装置84に対して発射停止信号を送信する。なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
発射制御装置84は発射モータ30を制御して、遊技球を遊技領域3に遊技球を発射させる。なお、発射制御装置84には払出制御装置81以外に発射ハンドル64からの回動量信号、タッチスイッチ28からのタッチ信号、発射停止スイッチ29から発射停止信号が入力される。回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドルを触っていても遊技球は発射できないようになっている。尚、払出制御装置81と発射制御装置84とは払出制御装置81から発射制御装置84への一方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置83は、CPU、ROM、RAM等の電気部品を備え、主制御装置80から送信されてくるデータ及びコマンドを受信し、それらを演出表示制御用、音制御用及びランプ制御用のデータに振り分けて、演出表示制御用のコマンド等は演出図柄制御装置82に送信し、音制御用及びランプ制御用は自身に含まれている各制御部位(音声制御装置及びランプ制御装置としての機能部)に分配する。そして、音声制御装置としての機能部は、音声制御用のデータに基づいて音LSIを作動させることによってスピーカからの音声出力を制御し、ランプ制御装置としての機能部はランプ制御用のデータに基づいてランプドライバを作動させることによって各種LED、ランプ26を制御する。
演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から受信したデータ及びコマンド(共に主制御装置80から送信されてきたものとサブ統合制御装置83が主制御装置80からの入力及び遊技ボタン67の入力に基づいて生成したものとがある)に基づく制御を行い、擬似図柄等の演出画像を演出図柄表示装置6の画面6aに表示させる。尚、サブ統合制御装置83と主制御装置80とは間に演出中継端子板65を介した主制御装置80からサブ統合制御装置83への一方向通信回路として構成され、サブ統合制御装置83と演出図柄制御装置82とはサブ統合制御装置83から演出図柄制御装置82への一方向通信回路として構成されている。
サブ統合制御装置83には、音量調節83a、遊技者が操作可能な遊技ボタンの操作を検出する遊技ボタンスイッチ67aなどの操作信号が入力される。そしてサブ統合制御装置83は、スピーカ66を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ26の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置82へキャラクタなどを表示する擬似演出や特図の擬似図柄の表示態様を指示するコマンドを送信する。演出図柄制御装置82は、サブ統合制御装置83から送られてくるコマンドに応じて演出図柄表示装置6のLCDパネルの表示を制御する。
次に、本実施形態におけるパチンコ機の大当り確率等の各種設定内容を図4,5,6の図表を用いて説明する。本実施形態のパチンコ機では、第1大入賞口14を開放する大当り遊技と、第2大入賞口114を開放する小当り遊技とを備え、図4(1)に示すように、大当り確率は何れの特図においても1/39と同一の確率となるが、小当りは第2特図のみが備え、その小当り確率は1/1.3となる。なお、第1特図に小当りを備える構成としてもよく、その場合の小当り確率は例えば1/100とし第2特図に比べ小当りの生起が困難な設定が望ましい(本発明の「当否判定は、前記第1始動口への入球に起因するよりも前記第2始動口への入球に起因する方が高確率で小当りを生起し」の構成に相当)。
また、第2特図が小当りした場合は、何れの遊技状態及び小当り図柄であっても第2大入賞口114は6.0秒間の開放を1回行う。さらに、振分ゲート71は第2大入賞口114開放開始から0.5秒経過してから作動し、開放終了後1.0秒経過すると作動を終了するため、第2特図の小当り時は特定領域70に入球する確率が高い構成となっている。なお、振分ゲート71の開放動作時間の長短または開放動作パターンで特定領域70への入球率を設定してもよい。
第1特図が大当り図柄を確定表示した場合は、図4(3)に示すように第1大入賞口14が2ラウンドの大当り遊技を行い、第2特図が大当り図柄を確定表示した場合、又は第2特図が小当り図柄を確定表示したことに基づいて行われた小当り遊技において特定領域70に遊技球が入球した場合は、第1大入賞口14が5ラウンドの大当り遊技を行う。従って、大当り時の獲得可能出玉数は第2特図の方が多く、第2特図は遊技者に有利な特図となる。
また、大当り遊技終了後は、特別図柄及び普通図柄の変動時間(変動開始から結果が表示されるまでの時間)が短縮される時短状態と、該時短状態になると作動する普通電動役物100の開放延長機能を備えている(本発明の開放延長手段に相当)。具体的には、特別図柄の変動時間が短縮されることで、単位時間当たりの当否判定回数が増加するとともに、普通図柄表示装置7に表示される普通図柄の時間短縮も行われ、この普通図柄の変動表示を短縮させることで、一定時間内で普通図柄の確定表示を多数回行う。従って、一定時間内での普通図柄が当りとなる回数が増大し、これにより普通電動役物100の作動回数も増大する。また、時短状態では開放延長機能が作動するため普通電動役物100の開放時間が長くなり、普通電動役物100への遊技球の入球が容易となる(通常時0.2秒1回、開放延長時0.5秒1回)。このように遊技球の入球が容易となることにより、特別図柄の変動表示回数が更に増大されるとともに、普通電動役物100及び第1機械式チューリップ役物105、第2機械式チューリップ役物107への入球で得る賞球により、遊技者の持ち玉が減り難くなり、有利な遊技を行うことができる。
さらに、本実施例のパチンコ遊技機は、普通電動役物100の開放パターンが異なる2種類の開放延長状態を備え、開放延長手段は、普通電動役物100が図5(6)(7)の開放パターンAを繰り返し実施する第1開放延長状態か、開放パターンBを繰り返し実施する第2開放延長状態とのいずれかを実施する。
開放延長手段が第1開放延長状態を実施すると、普通電動役物100は普通図柄が当たるごとに、開放パターンAとして普通図柄の当り時から開放動作を0.5秒行いその後終了インターバルを1.0秒行い1回の普図当りに応じた作動を終了する。開放延長手段が第2開放延長状態を実施すると、普通電動役物100は普通図柄が当たるごとに、開放パターンBとして普通図柄の当り時から開放インターバルを0.75秒行った後に0.5秒の開放を行い、その後0.25秒の終了インターバルを行って1回の普図当りに応じた作動を終了する。なお、通常状態では普通図柄の当り時から普通電動役物100は0.2秒の開放を1回行い、1.3秒間の終了インターバルを行う。
開放延長状態中の普通電動役物100の作動開始時(普通図柄当り時)において、作動領域振分部101内の振分部材34は、開放延長状態の種類に拘わらず常に一定の動作を繰り返す(図5(7)参照)。具体的には、普通図柄が当たるごとに普通図柄の当り時から0.75秒経過すると振分部材34が0.75秒間作動し作動を終了する。これにより、振分部材34の状態は、普図当り時から0.75秒間は正面から見て右傾斜状態を保持し、その後左傾斜状態を0.75秒間保持して元の右傾斜状態に戻る構成となる。
上記した振分部材34の作動とそれぞれの開放延長状態で実施される開放パターンを組み合わせることにより、開放パターンAが実施される第1開放延長状態では、普通電動役物100の開放に応じた入球タイミングでは、振分部材34が図2(a)の状態にある。従って、第1開放延長状態で普通電動役物100に入球した遊技球は、第1作動領域103に誘導される(本発明の「可変入賞装置に入球した遊技球が前記振分手段によって前記第2作動領域よりも前記第1作動領域に振り分けられる確率が高い第1開放延長状態」の構成に相当)。対して、開放パターンBが実施される第2開放延長状態では、普通電動役物100の開放に応じた遊技球の入球タイミングでは、振分部材34が図2(b)の状態にある。従って、第2開放延長状態で普通電動役物100に入球した遊技球は、第2作動領域104に誘導される(本発明の「第1作動領域よりも前記第2作動領域に振り分けられる確率が高い第2開放延長状態」の構成に相当)。なお、第1開放延長状態で所定の確率で開放パターンBを実行してもよく、同様に第2開放延長状態で所定の確率で開放パターンAを実行してもよい。
さらに、第1開放延長状態と第2開放延長状態とでは普通図柄の変動パターン(変動時間)選択時に用いる変動パターンテーブルが異なることにより、普通図柄の平均変動時間が異なる構成(第1開放延長状態の方が普通図柄の平均変動時間が短い)になっている。この構成については図12,13を用いて後述する。
図4(4)の図表は、大当り生起時の特図の種類による第1又は第2開放延長状態に移行する確率と開放延長状態を継続する特図の変動回数を示している。第1特図の大当り図柄の確定表示により大当りが生起した場合には、1/2(詳しくは5/10)の確率で大当り遊技終了後に第1開放延長状態又は第2開放延長状態に移行し、特図が30回変動するまでその状態を継続する。
第2特図は、大当り図柄の確定表示により大当りが生起した場合、小当りから特定領域70入球で大当りが生起(役物大当り)した場合のどちらも3/10の確率で大当り遊技終了後に第1開放延長状態に移行し、7/10の確率で第2開放延長状態に移行する。この場合も特図が30回変動するまでそれぞれの状態を継続する。大当り図柄の種類と小当り図柄の種類とに応じた第1又は第2開放延長状態との関係は、図6に示した図表の内容となる。
従って、遊技の流れとしては、遊技を開始する通常遊技状態では、第1遊技領域3aに遊技球を流下させるように発射して第1始動口A11へ入球させることで遊技を進行し、大当り(1/39)が生起すると、第2遊技領域3bに遊技球を流下させるように発射して大当り遊技を行い、大当り遊技終了後に1/2の確率で通常状態に比べ有利な第1特図が主に変動する第1開放延長状態か、若しくは第2特図が主に変動することで高確率で生起する小当りから役物大当りが生起する確率が高い遊技者にとって最も有利な第2開放延長状態かに移行するため第2遊技領域3bへの遊技球の発射を継続する。
第1回開放延長状態では、普通電動役物100の頻繁な作動により持ち球の減少が抑えられるが、第1特図が主に変動するため通常状態と同様の期待(第2開放延長に移行する大当り図柄の確定表示)をしながら特図が30回変動するまでの遊技を行う。
第2開放延長状態では、普通図柄の平均変動時間が第1開放延長状態と比較すると長いため、普通電動役物100の作動頻度は第1開放延長状態に比べると減少しながらも通常状態よりは持ち球の減少が抑えられた遊技が行われる。更に、第2特図が変動することで小当りからの役物大当りによって大当り出玉が容易に獲得可能となり、第2開放延長状態に移行する大当り図柄又は小当り図柄での大当り又は役物大当りの生起の連続を期待しながら遊技を進行することになる。
従って、第2開放延長状態は、一度第2開放延長状態に移行すると、7/10の確率で持ち球の減少を抑えながら5ラウンドの大当り遊技が連荘する遊技者に最も有利な遊技状態となる。次に有利なのが第1開放延長状態で、第1開放延長状態は、通常遊技状態に比べ、持ち球の減少が抑えられるとともに通常時に比べ単位時間当たりの第1特図の変動回数が増加するという点で遊技者に有利な状態といえる。
次に、作動の詳細を主制御装置80で実行されるプログラム処理に基づいて説明する。図7は主制御装置80が実行する「メインルーチン」のフローチャートを示す。「メインルーチン」はマイコンによるハード割り込みが実行されると、まず正常割り込みであるか否かが判断される(S10)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、マイコンにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるマイコンの暴走等が考えられるが、マイコンの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、ほとんどが電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
S10が否定判定、即ち、正常割り込みでないと判断されると(S10:no)、初期設定(例えば、前記メモリの所定領域への所定値を書き込み、特別図柄及び普通図柄を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)が為され(S15)、残余処理(初期乱数更新処理(S80))に移行する。
正常割り込みとの肯定判断がなされると(S10:yes)、初期値乱数更新処理(S20)、大当り決定用乱数更新処理(S25)、大当り図柄決定用乱数1更新処理(S30)、大当り図柄決定用乱数2更新処理(S35)、小当り図柄決定用乱数更新処理(S40)、当り決定用乱数更新処理(S45)、リーチ判定用乱数更新処理(S50)、変動パターン決定用乱数更新処理(S55)が行われる。なお、小当り図柄決定用乱数は大当り図柄決定用乱数を流用して用いる構成としてもよい。
続く入賞確認処理(S60)では、第1始動口A11、第1始動口B106、第2始動口108、普通図柄作動ゲート17、普通電動役物100、第1大入賞口14、第2大入賞口114、特定領域70、及び普通入賞口への入球、及びパチンコ機50に設けられ主制御装置80に接続された各スイッチ類の入力処理が実行される。続いて、当否判定処理(S65)、画像出力処理等の各出力処理(S70)、不正監視処理(S75)を行って、次に割り込み信号が入力されるまでの残余時間内には初期乱数更新処理(S80)をループ処理する。
次に図8に示したフローチャートを用いて、主制御装置80が実行する始動入賞処理を説明する。始動入賞処理は、第1始動口A11、第1始動口B106、第2始動口108に遊技球が入球したとき、又は普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに取得する当否乱数等の種々の乱数を、保留記憶として主制御装置80に格納(記憶)する処理(第1保留記憶手段、第2保留記憶手段)となる。また本処理では、記憶した乱数が予め設定された値か否かを、後述する当否判定処理を実施する以前に判定する先読判定処理(先読判定手段)を行う。
また、始動入賞処理では、第1始動口A11、第1始動口B106、第2始動口108への入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置83に送信する処理を行う。以後、第1始動口A11、第1始動口B106、に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第1保留記憶、第2始動口108に遊技球が入球したときに格納される保留記憶を第2保留記憶、普通図柄作動ゲート17を遊技球が通過したときに格納される保留記憶を普図保留記憶として説明する。
また、本実施形態においては、普通図柄保留数表示装置8、第1特図保留数表示装置18、第2特図保留数表示装置19による各々の点灯数の最大個数、即ち、最大保留記憶数は4個となっているが、これに限るわけではなく、例えばそれぞれの最大記憶個数が8個であってもよい。また、それぞれの保留記憶数が0であっても、第1始動口A11、第1始動口B106、第2始動口108に遊技球が入賞したとき、又は普通図柄作動ゲート17に遊技球が入球したときに取得される当否乱数等の種々の乱数は、最大値未満の記憶数がある場合と同様に主制御装置80に格納される。
本処理を開始すると、第1始動口Aスイッチ11aが遊技球を検出したか否か判定する(S100)。否定判定なら(S100:no)S130に進み、肯定判定なら(S100:yes)、主制御装置80に格納されている第1保留記憶の数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S105)。否定判定なら(S105:no)S130に進み、肯定判定であれば(S105:yes)、抽出した大当り判定用乱数、大当り図柄決定用乱数1、大当り図柄決定用乱数2、小当り図柄決定用乱数、リーチ決定用乱数、変動パターン決定用乱数を第1保留記憶として記憶し、第1保留記憶の数を示す第1保留記憶カウンタに1を加算する(S110)。
S110に続いては、記憶した第1保留記憶の先読判定を行う(S115)(先読判定手段)。具体的には、大当り判定用乱数の値が大当りを生起させる値か否かを確認し、大当り値なら大当り図柄の種類を確認する。大当り判定がハズレなら、小当りを生起する値か否かを確認し、ハズレならリーチ決定用乱数がスーパーリーチとなる値か否かを確認する。スーパーリーチでなければ、リーチとなる値か否かを確認し、変動パターン決定用乱数の値から変動時間を確認する。上記判定を行うことによって、保留記憶した乱数が、遊技者が大当りの期待が持てる特定の値か否か(はずれでも大当りを期待させる演出が可能か否か)を確認する。
なお、本実施例では、先読判定として図柄情報、変動パターン情報を判定する構成としたが、いずれかのみを判定しても良い。また、当否だけを判定する構成でも良い。当否だけならば情報としては軽いため保留数指示コマンドに当否の情報を含めて送信する構成も可能となる。また、ハズレ図柄を複数備え、選択されたハズレ図柄によって変動内容を指定する構成も考えられる。この場合、ハズレ図柄によりリーチ演出を行うか否か、特定の演出を行うか否かを指定することができるようになるため、図柄を判定するだけで当選したか否か、ハズレの場合でもリーチ演出するのか否かなどが判明するため、それに応じて先読み演出することが可能となる。
続いて、S115の判定結果に基づいて第1先読判定コマンドを生成してサブ統合制御装置83に送信し(S120)(先読判定結果送信手段)、S110で加算した第1保留記憶カウンタの値を示す第1保留数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S125)。なお、先読判定コマンドの内容を保留数指示コマンドと統合して送信する構成としてもよい。
S125の処理、又はS100、S105の否定判定(S100:no、S105:no)に続いては、第1始動口Bスイッチ106aの検出に基づいて、上述したS100からS125と同様の処理(S130からS155)を行い、続いて、第2始動口スイッチ108aの検出に基づいて上述したS100からS125と同様の処理(S160からS185)を行う。
続いて、普通図柄作動スイッチ17aが遊技球を検出したか否か判定する(S190)。否定判定なら(S190:no)リターンに抜け、肯定判定なら(S190:yes)、主制御装置80に格納されている普図保留記憶数が上限値(=4個)未満か否か判定する(S193)。否定判定なら(S193:no)リターンに抜け、肯定判定であれば(S193:yes)、抽出した当り判定用乱数と当り図柄決定用乱数とを普図保留記憶として記憶し、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタに1を加算し(S195)、加算した普図保留記憶カウンタの値を示す普図保留記憶数指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S197)、リターンする。
サブ統合制御装置83は第1及び第2保留記憶数指示コマンドを受信すると、受信したコマンドが示す保留記憶数に応じて演出図柄表示装置6上で表示する保留図柄の数を変化させる指示信号を演出図柄制御装置82に送信する。また、本実施例では、演出図柄表示装置6上では普通図柄の保留記憶数表示は行わないが、普図保留記憶数指示コマンドの受信に応じて表示する構成としてもよいし、普図保留記憶数指示コマンド自体を送信しない構成としてもよい。
また、普図の保留記憶数表示をする場合は、普図の先読み判定を備えて先読み演出することも考えられる。例えば普図の当りとして比較して開放時間の長い当り遊技と短い当り遊技を備え、長い当り遊技が行なわれる当りがある場合に保留図柄を変化させて長い当りを期待させることができる。
次に、図9から図13を用いて、主制御装置50が実行する普図当否判定処理を説明する。 本処理を開始すると、普通電動役物100が非作動か否か判定する(S200)。否定判定、即ち作動中なら(S200:no)リターンし、肯定判定なら(S200:yes)、普通図柄が停止しているか否か(S205)、普通図柄が確定図柄の非表示期間か否か判定し(S210)、どちらも肯定判定なら(S205:yes、S210:yes)、普図保留記憶が有るか否か判定する(S215)。否定判定なら(S215:no)リターンし、肯定判定なら(S215:yes)、普図保留記憶のシフト処理を行う(S220)。これにより普図保留記憶の最も古い保留記憶を当否判定の対象とするとともに、普図保留記憶数を示す普図保留記憶カウンタから1を減算する。
続いて、普図当否判定の対象とした普図保留記憶の当り判定用乱数と予め設定された普図当否判定テーブルとを比較して、当り判定用乱数の値が普図当否判定テーブル内の判定値と一致するか比較する(S225)。S225が肯定判定、即ち当りなら(S225:yes)、普図当否判定の対象とした保留記憶の当り図柄決定用乱数に基づいて、当り図柄を選択し設定し(S230)、否定判定、即ちハズレなら(S225:no)ハズレ図柄を設定する(S255)。
続いて、当該処理時の遊技状態(時短フラグ)を参照し(S235)、参照した遊技状態に基づいて変動パターンを選択する(S240)。普図の変動パターンは図12の図表の内容となり、遊技状態が通常状態なら、28.0秒、29.0秒、30.0秒の中から選択されその平均時間は29.0秒となる。遊技状態が第1開放延長状態なら、6.0秒、7.0秒、8.0秒の中から選択されその平均時間は7.0秒となる。遊技状態が第2開放延長状態なら、11.0秒、12.0秒、13.0秒の中から選択されその平均時間は12.0秒となる。なお、異なる遊技状態毎に変動時間を複数備えることで、開放タイミングを狙った止め打ちを行い難くし、遊技者の技量によって入球数に差が出ることを防止している。また、第2開放延長状態の変動時間は全体的に第1開放延長状態よりも長くなっているが、第1開放延長状態で選択される変動時間よりも短いものがあってもよく、第2開放延長状態で選択される変動時間の平均変動時間が第1開放延長状態よりも長ければよい。
従って、第1開放延長状態では普通図柄の平均変動時間が7.0秒となり、第2開放延長状態では普通図柄の平均変動時間が12.0秒となることにより、図13のタイミングチャートに示すように、所定の期間(図では45.0秒)においての普通図柄の変動状況を第1開放延長状態と第2開放延長状態とで比較すると、平均変動時間が短い分第1開放延長状態では普通電動役物100の作動回数が多くなり、それに応じた普通電動役物100、第1機械式チューリップ役物105への入球が増えることで普通電動役物100の作動に係る出玉が第2開放延長状態よりも多い遊技状態となる。
図9に戻り、上記処理によって選択設定された図柄の種類と変動パターンの情報とを、普図変動開始コマンドとしてサブ統合制御装置83へ送信し(S250)リターンする。サブ統合制御装置83への普図変動開始コマンド送信とほぼ同時に主制御装置50は、普通図柄表示装置7を直接制御して普通図柄の変動を開始する。
S205が否定判定、即ち普通図柄が変動中なら(S205:no)、図10に示すフローチャートに進み普通図柄の変動時間が経過したか否か判定する(S300)。否定判定なら(S300:no)リターンし、肯定判定なら(S300:yes)、普通図柄停止コマンドをサブ統合制御装置83に出力する普図停止コマンド送信処理を行い、普通図柄表示装置7を制御してS230又はS255にて設定した図柄の確定表示を行う(S305)。
続いて、確定表示した普通図柄が当り図柄か否か判定する(S315)。肯定判定なら(S315:yes)、当該処理時(現在)の遊技状態(時短フラグ)を参照し(S320)、参照した遊技状態に応じて普通電動役物100の開放パターン(図5(6)参照)を設定し(S325)、確定図柄(当り)表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行い(S330)、普通電動役物100の作動処理を行い(S335)リターンする。S315が否定判定なら(S315:no)、確定図柄(ハズレ)表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行い(S340)リターンする。
図9に戻りS210が否定判定なら(S210:no)、図11に示すフローチャートに進み普通図柄の確定表示時間が経過したか否か判定し(S350)、否定判定なら(S350:no)リターンし、肯定判定なら(S350:yes)普通図柄表示装置7を制御して普通図柄の確定表示を終了させるとともに、サブ統合制御装置83に普通図柄表示終了コマンドを送信して(S355)リターンする。
次に、図14から図16を用いて、主制御装置80が実行する特図当否判定処理を説明する。本処理は、第1保留記憶と第2保留記憶の当否判定及び該当否判定の結果に応じた第1特別図柄又は第2特別図柄の変動表示時間選択、確定図柄選択、大当り遊技の内容設定、大当り遊技終了後の遊技状態設定を行う処理となる。従って本処理は、本発明の開放延長手段の一部を含む処理となる。
本処理を開始すると、条件装置が作動中、即ち大当り遊技中か否かを判定し(S400)、肯定判定なら(S400:yes)、リターンし、大当り遊技中でなければ(S400:no)、第1又は第2特図が変動中か否かを判定し(S405)、変動中でなければ(405:no)、第1又は第2特図の確定図柄表示中であるか否か判定し(S410)、確定表示中でなければ(S410:no)、第2保留記憶が有るか否か判定し(S420)、否定判定なら(S420:no)、第1保留記憶が有るか否か判定し(S425)、否定判定なら(S425:no)リターンし、S420、又はS425が肯定判定なら(S420:yes,S4225:yes)、S430に進む。このS420とS425の判定順序により、第2保留記憶が優先的に当否判定を実施する。
S430では、時短フラグが0か否か判定する(S430)。時短フラグは、主制御装置80が記憶する値であり、値が1なら特別図柄と普通図柄の変動時間が短縮され、尚且つ普通電動役物100の開放延長機能が作動する時短状態(開放延長状態)で、且つ上述した普通電動役物100が開放パターンAを繰り返し実施する第1開放延長状態であることを、値が2なら同様に時短状態で、且つ普通電動役物100が開放パターンBを繰り返し実施する第2開放延長状態であることを、値が0なら通常状態(非時短状態、非開放延長状態)であることを判断する。S430が否定判定、即ち、時短状態及び開放延長状態なら(S430:no)、時短状態中の処理を行うが、時短状態では、当否判定結果に応じて選択する変動パターンの選択テーブルが異なるだけとなり従来技術と何ら変わらないため、説明は割愛する。
S430が肯定判定、即ち、通常状態なら(S430:yes)、保留記憶のシフト処理を行う(S435)。これにより最も古い(保留記憶されてから最も時間が経過している)第1又は第2保留記憶を当否判定の対象とするとともに、該当する保留記憶を示す保留記憶カウンタから1を減算する。
続く、大当り判定用乱数比較処理(S445)では、当否判定の対象とした保留記憶の大当り判定用乱数値と予め設定された当否判定テーブルとを比較して、判定対象の乱数値が当否判定テーブル(1/39)内の判定値と一致するか比較する。続くS450では、S445の結果が大当り(判定値と同一)であるか否か判定する。肯定判定なら(S450:yes)、図柄モード設定処理を行う(S455)。図柄モード設定処理では、判定対象となる第1又は第2保留記憶の大当り図柄決定用乱数1に基づいて、大当り遊技の内容と大当り遊技終了後の遊技状態を決定する図柄モードを設定する(本発明の開放延長手段の一部に相当)。
続いて、設定した図柄モードの種類と大当り図柄決定用乱数2に基づいて大当り図柄選択処理を行う(S460)。これは、図柄モードの設定によって決定した大当り遊技の種類を大当り図柄によって報知するために、図柄モードの種類毎に設定された図柄郡の中から確定表示する大当り図柄を決定する処理となる。
次にS455で設定した図柄モードに基づいてモードバッファ設定処理を行う(S465)。モードバッファは当否判定時に確定した大当り遊技終了後の遊技状態の内容を、該遊技状態を設定する大当り遊技終了時まで記憶する装置である(大当り遊技中は遊技状態を設定する時短フラグをクリアする必要があるため)。モードバッファとしては、具体的な遊技内容(開放延長機能(時短機能)の作動とその作動回数)は記憶せず、具体的な遊技内容に対応した値を記憶する構成となっている。
次に、S455で設定した図柄モードに基づいて大当り遊技の内容となる第1大入賞口14の開放パターン設定処理を行い(S470)、当否判定の対象とした第1又は第2保留記憶のリーチ決定用乱数および変動パターン決定用乱数に基づいて、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10、及び演出図柄表示装置6に表示する図柄の変動時間となる変動パターンを選択する変動パターン選択処理を行う(S475)。
続いて、選択した大当り図柄および変動パターンの情報を、変動指示コマンドとしてサブ統合制御装置83へ送信する(S480)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づいて、演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、第1又は第2特別図柄の大当り図柄及び変動パターンの情報に基づいた擬似図柄の演出変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S450が否定判定、即ちハズレなら(S450:no)、S245の比較処理の結果が小当りであるか否か判定する(第2特図1/1.3)(S485)。小当り判定は第2特別図柄のみで行われるため、第1特別図柄の判定ではこの判定はスキップされる。S485が肯定判定なら(S485:yes)、特図の種類、遊技状態、及び小当り図柄決定用乱数に基づいて小当り図柄を選択し(S490)、続いて選択した小当り図柄の種類に基づいて小当り遊技の開放パターン設定処理を行い(S470)、小当り図柄に対応する前述した変動パターン選択処理を行い(S475)、小当り図柄および変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する(S480)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、小当り図柄および変動パターンの情報に基づいた第2特図に対応した演出図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に、主制御装置80は、第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
S485が否定判定、又は判定対象が第1保留記憶なら(S485:no)、ハズレ図柄を選択し(S495)、続いてハズレ図柄に対応する変動パターン設定処理を行い(S475)、ハズレに関する図柄及び変動パターンの情報となる変動指示コマンドをサブ統合制御装置83へ送信する(S480)。この情報を受信したサブ統合制御装置83からの指示に基づき演出図柄制御装置82は演出図柄表示装置6を制御し、ハズレ図柄および変動パターンの情報に基づいた擬似図柄の変動表示を開始する。サブ統合制御装置83への送信とほぼ同時に主制御装置80は、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を直接制御して特別図柄の変動を開始する。
次に、S405が肯定判定、即ち、特別図柄の変動中であれば(S405:yes)、図15のフローチャートに進み、特別図柄の変動時間(S475で選択された変動パターンに基づく)が経過したか否か判定する(S500)。否定判定なら(S500:no)リターンし、肯定判断なら(S500:yes)、確定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を制御してS460,S490又はS495で選択した確定図柄を確定表示させる(S505)。確定コマンドを受信したサブ統合制御装置83は演出図柄制御装置82に予め選択されていた擬似図柄を確定表示させる指示信号を送信し、演出図柄制御装置82は、その信号に応じて演出図柄表示装置6を制御して擬似図柄を確定表示させる。これにより、第1又は第2特別図柄と擬似図柄の変動の開始と終了とが同じタイミングになる(同期する)。
S505に続いては、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10で確定表示させた第1又は第2特別図柄が大当り図柄か否か判定し(S510)、肯定判定なら(S510:yes)、確定図柄の表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行い(S515)、時短フラグが0よりも大きいか否か判定し(S520)、肯定判定、即ち、時短状態(開放延長状態)なら(S520:yes)、時短フラグに0をセットし(S525)、S525、又はS520の否定判定(S520:no)に続いては、条件装置作動開始処理(S530)と、役物連続作動装置作動開始処理(S535)とを行うことで大当りを開始し、大当りフラグに1をセットし(S540)、大当り開始演出指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信する(S545)。
一方、S510が否定判定、即ち、確定図柄が大当りでなければ(S510:no)、確定図柄の表示設定処理(確定図柄で表示させておく時間の設定)を行い(S560)、時短フラグが0よりも大きいか否か判定し(S565)、肯定判定なら(S565:yes)、時短カウンタからデクリメントし(S570)、時短カウンタが0か否か判定し(S575)、肯定判定なら(S575:yes)、時短フラグに0をセットする(S580)。S565からS580によって、特別図柄が当否判定に応じた確定表示を行うごとに、時短(開放延長)状態を規制する時短カウンタが計数され、これらのカウンタが所定値に至ることで時短(開放延長)状態が終了する。
続いて、S580、又はS565,S575が否定判定なら(S565:no,S575:no)、確定表示された特別図柄が小当り図柄か否かを判断し(S585)、肯定判定なら(S585:yes)、小当り遊技の作動開始を行う処理を行い(S590)、小当りフラグに1をセットする(S595)。S595,S545、又はS585の否定判定(S585:no)に続いては、上記処理後の遊技状態を示す状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S550)リターンする。
図14に戻り、S410が肯定判定、即ち、確定図柄の表示中なら(S410:yes)、図16のフローチャートに進み、確定図柄表示時間が経過したか否か判定し(S600)、否定判定なら(S600:no)リターンし、肯定判定なら(S600:yes)、確定図柄表示終了処理(S605)を行い、第1特別図柄表示装置9又は第2特別図柄表示装置10を制御して特別図柄の確定表示を終了させ、サブ統合制御装置83に疑似図柄の確定表示を終了させる指示を行う。
次に、図17から図21を用いて、主制御装置80が実行する特別遊技処理を説明する。本処理は、図14の当否判定処理時に設定された大当り遊技となる第1大入賞口14の開放パターン、又は小当り遊技となる第2大入賞口114の開放パターンに基づいて、それぞれの大入賞口の開閉を制御すると共に、同様に当否判定処理時に設定された大当り遊技終了後の遊技状態に基づいて大当り遊技終了時に時短フラグ及び時短カウンタをセットする処理となり、本発明の開放延長手段を含む処理となる。なお、小当り遊技中に役物大当りが生起した場合は、当該生起時に小当り図柄に基づいて(役物)大当り遊技終了後の遊技状態を設定する構成としたが、当否判定処理での小当り判定時に小当り図柄に応じて前述したモードバッファを設定する構成としてもよく、その場合、小当りから役物大当りが生起しなければ当否判定処理時に設定されたモードバッファを小当り遊技終了時にクリアする構成となる。
本処理を開始すると、大当りフラグに基づいて条件装置が未作動か否かを判定する(S650)。肯定判定、即ち、大当り中でなければ(S650:yes)、小当り遊技中か否かを判定し(S655)、否定判定なら(S655:no)リターンし、肯定判定なら(S655:yes)、小当り開始インターバル中であるか否かを判定し(S660)、肯定判定なら(S660:yes)、小当り開始インターバル時間が経過したか否かを判定し(S665)、否定判定なら(S665:no)リターンし、肯定判定なら(S665:yes)、S470で設定された内容に基づいて第2大入賞口114の開放処理を行い(S670)、特定領域スイッチ70aの検出有効処理を行い(S680)、振分ゲート作動処理を行い(S685)リターンする。
S660が否定判定なら(S660:no)、図18のフローチャートに進み、第2大入賞口114が開放中か否かを判定し(S700)、肯定判定なら(S700:yes)、特定領域スイッチ70aが遊技球を検出したか否か判定する(S705)、S705が肯定判定、即ち、小当り遊技において、作動した第2大入賞口114に入球した遊技球が特定領域70に入球したことで役物大当りが生起する条件が成立したなら(S705:yes)、小当り図柄を参照し(S710)、小当りした第2特図の小当り図柄の種類に基づいてモードバッファ(S465と同様の内容)を設定し(S715)、第2大入賞口114及び振分ゲートの作動を終了する処理を行い(S720、S725)、特定領域スイッチ70aの検出無効処理を行い(S730)、小当りフラグに0をセットする(S735)。
続いて、時短フラグが0よりも大きいか否か判定し(S740)、肯定判定なら時短フラグに0をセットする(S745)。S745、又はS740の否定判定(S740)に続いては、条件装置作動開始処理(S750)と、役物連続作動装置作動開始処理(S755)とを行うことで大当りを開始し、大当りフラグに1をセットし(S760)、大当り開始演出指示コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S765)、当該処理によって変化した遊技状態を示す状態指定コマンドをサブ統合制御装置83に送信し(S770)リターンする。
S705が否定判定、即ち、小当り動作中において特定領域スイッチ70aが未検出なら(S705:no)、第2カウントスイッチ114aが遊技球を検出したか否か判定し(S775)、肯定判定なら(S775:yes)、当該小当り遊技時の第2大入賞口114への遊技球の入球数が9個未満か否か判定する(S780)。S775が否定判定(S775:no)、又はS780が肯定判定(S780:yes)なら、第2大入賞口114の小当り遊技の開放時間が経過したか否か判定し(S785)、否定判定なら(S785:no)リターンし、肯定判定(S785:yes)、又はS780が否定判定なら(S780:no)、小当り遊技を行う第2大入賞口114の閉鎖処理を行い(S790)、続いて小当り終了演出処理を行い(S795)リターンする。
S700が否定判定、即ち、第2大入賞口114の開放終了後のインターバル期間なら(S700:no)、特定領域スイッチ70aの検出有効期間か否か判定し(S800)、肯定判定なら(S800:yes)、特定領域スイッチ70aが遊技球を検出したか否か判定し(S805)、否定判定なら(S805:no)リターンし、肯定判定なら(S805:yes)、上述したS710に進む。S800が否定判定なら(S800:no)、小当り終了演出の時間が経過したか否かを判定し(S810)、否定判定なら(S810:no)リターンし、肯定判定なら(S810:yes)、小当り遊技終了処理を行ない(S815)リターンに抜ける。なお、小当り遊技終了処理では特定領域スイッチ70の無効処理も行われる。
図17に戻り、S650が否定判定、即ち大当りフラグが立っていれば(S650:no)、図19のフローチャートに進み、第1大入賞口14が閉鎖中か否か判定し(S900)、肯定判定なら(S900:yes)、大当り遊技の開始演出中か否か判定する(S905)。S905が肯定判定なら(S905:yes)、大当り遊技の開始演出時間が経過したか否かを判定し(S910)、否定判定なら(S910:no)リターンし、肯定判定なら(S910:yes)、第1大入賞口14の開放処理を行うとともに、サブ統合制御装置83に第1大入賞口開放演出を指示するコマンドを送信し(S915)リターンする。
S905が否定判定なら(S905:no)、即ち、大当り遊技の開始演出中ではないなら、ラウンド間インターバル中か否か判定し(S920)、否定判定なら(S920:no)、大当り遊技の終了演出中か否か判定し(S930)、否定判定なら(S930:no)、大当り開始演出処理を行いサブ統合制御装置83に大当り開始演出を指示するコマンドを送信し(S935)リターンする。
S935で主制御装置80がサブ統合制御装置83に大当り開始演出指示コマンドを送信すると、該コマンドを受信したサブ統合制御装置83は、パチンコ機に設けられたランプ、LEDを大当り遊技演出用に激しく発光させ、大当り遊技用の音をスピーカから出力させる。また、サブ統合制御装置83は、演出図柄制御装置82に信号を送信し、演出図柄表示装置6において大当り開始演出を表示させる。
S920が肯定判定、即ち、大当り遊技のラウンド間インターバル中なら(S920:yes)、インターバル時間が経過したか否か判定し(S925)、否定判定なら(S925:no)リターンし、肯定判定なら(S925:yes)、第1大入賞口14の開放処理を行い(S915)リターンする。
S900が否定判定、即ち、第1大入賞口14が開放中なら(S900:no)、図20のフローチャートに進み、第1カウントスイッチ14aが遊技球を検出したか否か判定し(S1000)、肯定判定なら(S1000:yes)、当該開放時の第1カウントスイッチ14aの検出数が9個未満か否か判定する(S1005)。S1000の否定判定、又はS1005が肯定判定(S1000:no、S1005:yes)なら、第1大入賞口14の開放時間が終了したか否か判定し(S1010)、否定判定なら(S1010:no)リターンし、S1005が否定判定(S1005:no)、又はS1010が肯定判定なら(S1010:yes)、第1大入賞口14の閉鎖処理を行い(S1015)、終了した大入賞口14のラウンド遊技が、最終ラウンドか否か判定する(S1020)。
S1020が肯定判定なら(S1020:yes)、大当り終了演出処理を行い、サブ統合制御装置83に大当り終了演出を指示するコマンドを送信し(S1025)リターンする。S1020が否定判定なら(S1020:no)、ラウンド間インターバル処理を行い、サブ統合制御装置83にインターバル演出を開始する指示信号を送信し(S1030)リターンする。
図19に戻り、S930が肯定判定、即ち、大当り終了演出中なら(S930:yes)、図21のフローチャートに進み、大当り終了演出時間が経過したか否か判定する(S1050)。S1050が否定判定なら(S1050:no)リターンに抜け、S1050が肯定判定なら(S1050:yes)、役物連続作動装置の停止処理(S1055)と条件装置の作動停止処理(S1060)を行って大当り遊技を終了し、S465又はS715で設定されたモードバッファを参照して(S1065)、時短フラグ、時短カウンタ(S1070、S1075)を設定(本発明の開放延長手段に相当)し、モードバッファをクリアし(S1085)、サブ統合制御装置83に終了コマンドと(S1090)、時短フラグに基づく状態指定コマンドを送信し(S1095)、大当りフラグに0をセットして(S1100)リターンする。
以上が実施例1の説明となる。本実施例のパチンコ機の第1開放延長状態と第2開放延長状態とで第2大入賞口114に係る賞球について比較すると、ほぼ第1特図しか変動しない第1開放延長状態では小当りが発生しないが、主に第2特図が変動する第2開放延長状態では第2大入賞口114が作動する小当りが頻繁に生起するため、第2開放延長状態の方が小当り遊技に係る賞球分多くの遊技球が獲得できる。
一方、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで普通電動役物100の作動に係る賞球について比較すると、普通図柄当り時の普通電動役物100の開放時間は第1開放延長状態と第2開放延長状態とで同一としながらも、第1開放延長状態のほうが普通図柄の平均変動時間が短いため、所定期間における普通図柄の変動回数が第1開放延長状態の方が多くなり、第1開放延長状態の方がこの多くなった変動に応じた普通電動役物100の作動に係る賞球分多くの遊技球が獲得できる。
このように、第2開放延長状態の小当り遊技による賞球と、第1開放延長状態の第2開放延長状態よりも増加する普通電動役物100の作動に係る賞球とを平均してほぼ同数となるように設定することで、第1開放延長状態と第2開放延長状態とを持ち球の増減が公平な開放延長状態とすることができる。
次に、実施例2を説明する。実施例2におけるパチンコ遊技機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
実施例1のパチンコ遊技機では、小当りが生起しない第1開放延長状態と小当りが生起する第2開放延長状態との持ち球増減の公平さを確保するために、第1開放延長状態の普通図柄の平均変動時間を短くすることによって普通電動役物100の作動回数を第2開放延長状態よりも増加させる構成としたが、実施例2では、同様に小当りが生起しない第1開放延長状態と小当りが生起する第2開放延長状態との持ち球増減の公平さを確保するために、第1開放延長状態時と第2開放延長状態時とで普通電動役物100の開放パターンを異なる構成としている。また、大当り遊技終了後の開放延長状態の種類を選択するにあたって、大当りした特図の種類に加え大当り時の遊技状態も影響を与える構成となっている。なお、本実施例では、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで普通図柄の変動時間は同一とする。
図22の図表は、実施例2における大当り生起時の遊技状態及び特図の種類に基づいた第1又は第2開放延長状態に移行する確率を示している。図に示すように、本実施例でも通常遊技状態で大当りが生起した場合は、特図の種類及び役物大当りかの違いに拘わらず、1/2(詳しくは5/10)の確率で第1開放延長状態又は第2開放延長状態に移行し、特図が30回変動するまでその状態を継続する。
一方開放延長状態で大当りが生起した場合は、それが第1特図なら、3/10の確率で第1開放延長状態に移行し、7/10の確率で第2開放延長状態に移行することで、通常状態の大当り生起時よりも第2開放延長に移行し易い設定となっている。この場合も特図が30回変動するまでそれぞれの状態を継続する。同様に開放延長状態で第2特図の大当り又は第2特図の小当りから役物大当りが生起した場合は、2/10の確率で第1開放延長状態に移行し、8/10の確率で第2開放延長状態に移行することで、第1開放延長状態の大当り生起時よりも更に第2開放延長に移行し易い設定となっている。この場合も特図が30回変動するまでそれぞれの状態を継続する。
本実施例では、第1開放延長状態と第2開放延長状態とを区別せずに大当り生起時に開放延長移行確率を設定しているが、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで移行確率が異なる構成としてもよい。
図23は、実施例2における普通電動役物100の開放パターンの内容とそのタイミングチャートとなる。本実施例では普通電動役物100は4種類の開放パターンを備えており、通常状態では普通図柄の当り時から普通電動役物100は0.2秒の開放を1回行い、1.3秒間の終了インターバルを行う(実施例1と同一)。
第1開放延長状態では、開放パターンAとなる普通図柄の当り時から開放動作を0.5秒(本発明の入球が容易な第2作動に相当)行いその後終了インターバルを1.0秒行う開放パターン(実施例1の開放パターンAと同内容)を主に実施し、低確率(例えば1/30)で普通図柄の当り時から開放動作を0.5秒行いその後の0.25秒の開放間インターバルが経過すると0.25秒の開放を行いその後0.5秒の終了インターバルを行う開放パターンA’を実施する。
第2開放延長状態では、開放パターンBとして普通図柄の当り時から開放インターバルを0.75秒行った後に0.2秒(本発明の入球が困難な第1作動に相当)の開放を行い、その後0.25秒の開放間インターバルを行ってから0.2秒(本発明の入球が困難な第1作動に相当)の開放を行い0.1秒の終了インターバルを行う。なお、実施例2においても振分部材34は実施例1と同一の動作を行う。
上記した開放パターンを行うことにより、第1開放延長状態の開放パターンAで普通電動役物100に入球した遊技球は第1作動領域103に誘導され、第2開放延長状態の開放パターンBで普通電動役物100に入球した遊技球は第2作動領域104に誘導されるが、第1開放延長状態の開放パターンA’で2回目の開放時(0.25秒)に普通電動役物100に入球した遊技球は第2作動領域104に誘導されることになり(入球タイミングが振分部材34が左側に傾斜している状態となる)、第1開放延長状態であっても第2特図が変動する機会が稀に発生する構成となる。このため、第1特図が主に変動する第1開放延長状態であっても、第2特図の小当りからの役物大当り(高確率で第2開放延長状態を継続)のチャンスを備えている。
上記したように、第2開放延長状態で実施される普通電動役物100の開放パターン(開放パターンB、合計0.4秒)よりも第1開放延長状態で実施される開放パターン(開放パターンA、0.5秒,A’(合計0.75秒))の方が1回の開放パターンの普通電動役物100の開放時間が長い。従って、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで普通電動役物100の作動に係る賞球について比較すると、第1開放延長状態の方が普通電動役物100への入球数が多い分より多くの賞球が獲得できる。
本実施例では、第2開放延長状態の小当り遊技による賞球と、第1開放延長状態で実施する普通電動役物100の開放時間の増加分に係る賞球とを平均してほぼ同数となるように設定することで、第1開放延長状態と第2開放延長状態とを持ち球の増減が公平な開放延長状態とすることができる。
以上が実施例2の説明となる。実施例2の構成では、第1開放延長状態で普通電動役物100が開放する時間と第2開放延長状態で普通電動役物100が開放する時間とを比較した場合、平均して第1開放延長状態の開放時間が長くなるように設定されていればよく、全ての開放パターンにおいて第1開放延長状態の方が長い設定であってもよいし、開放時間の平均が第1開放延長状態の方が長い構成であってもよい。
この構成は、第1開放延長状態と第2開放延長状態とでは、可変入賞装置(普通電動役物100)作動時の平均開放時間が異なり、第1開放延長状態の方が第2開放延長状態よりも平均開放時間が長い構成といえる。
また実施例2において、第1開放延長状態で実施する普通電動役物100の開放パターンに開放パターンA’を備えることで、第1開放延長状態であっても第2特図が変動する機会が稀に発生する構成としたが、この場合に生起する第2特図の小当りから役物大当りが生起した場合は、第2開放延長状態から役物大当りが生起した場合よりも高確率で第2開放延長状態が付与される構成としてもよく、これにより、第1開放延長状態で実施される第2作動領域に入球可能な普通電動役物100の開放パターンが遊技者にとって更に価値あるものとすることができる。
次に、実施例3を説明する。実施例3におけるパチンコ遊技機を構成する部品とその電気的接続は実施例1と共通であり、特別に説明のない部分については共通内容であり重複する説明は割愛する。
実施例2では、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで実施する普通電動役物100の開放パターンは、開放時間が異なりながらも普通図柄の1回の当りに応じた普通電動役物100の開放パターン実施時間は同一としたが、実施例3においては、開放時間に加え、普通図柄の1回の当りに応じた普通電動役物100の開放パターン実施時間も異なる時間としている。
具体的な内容を図24,25,26を用いて説明する。第1開放延長状態では、普通図柄の当り時から普通電動役物10を0.75秒開放し(本発明の入球が容易な第2作動に相当)0.25秒閉鎖して終了する開放パターンAを実施する。但し、図24のタイミングチャートに示すように、計1.0秒間実施する開放パターンAでは振分部材34は駆動せず、右側に傾斜した状態で停止しているため、普通電動役物100に入球した遊技球は、全て第1作動領域103に誘導される。
第2開放延長状態で実施する普通電動役物100の開放パターンとして開放パターンB1、B2、B3の3種類を備える。開放パターンB1は、普通図柄の当り時から普通電動役物10を0.1秒開放(本発明の遊技球の入球が困難な第1作動に相当)、0.9秒閉鎖、0.75秒開放、0.25秒閉鎖で開放パターンを終了する。計2.0秒間実施する開放パターンB1では、振分部材34は図25の上のタイミングチャートに示すように開放パターン開始から1.0秒停止した後1.0秒駆動し、駆動中(振分部材34が左傾斜)に入球した遊技球は第2作動領域104に誘導される。
開放パターンB2は、普通図柄の当り時から普通電動役物10を0.1秒開放(本発明の遊技球の入球が困難な第1作動に相当)、0.9秒閉鎖までを2回繰り返し、0.75秒開放、0.25秒閉鎖で開放パターンを終了する。計3.0秒間実施する開放パターンB2では、振分部材34は図25の下のタイミングチャートに示すように開放パターン開始から1.0秒停止した後2.0秒駆動する。
開放パターンB3は、普通図柄の当り時から普通電動役物10を0.1秒開放(本発明の遊技球の入球が困難な第1作動に相当)、0.9秒閉鎖までを3回繰り返し、0.75秒開放、0.25秒閉鎖で開放パターンを終了する。計4.0秒間実施する開放パターンB3では、振分部材34は図26のタイミングチャートに示すように開放パターン開始から1.0秒停止した後3.0秒駆動する。
この実施例3の普通電動役物100の開放パターンの構成では、第1開放延長状態で実施する開放パターンAは入球が容易な開放時間で構成されているのに対して、第2開放延長状態で実施する開放パターンB1,B2,B3は、入球が容易な開放時間と入球が困難な開放時間とを組み合わせて構成されており、第1開放延長状態で実施する開放パターンAに対して第2開放延長状態で実施する開放パターンB1,B2,B3は、入球困難な開放時間と開放間インターバル(0.9秒)を組み込むことで開放パターンの開始から入球が容易な開放が開始されるまでの時間が長くなっている。
このように、第1開放延長状態と第2開放延長状態とで、1回の開放パターンの実施において、入球が容易な開放時間を同じとしながら開放パターン自体の長さを第2開放延長状態の方を長くすることで、所定期間における開放パターンの実施回数が第1開放延長状態の方が多くなり、第2開放延長状態中よりも第1開放延長状態中の方が普通電動役物100への入球頻度が高くなる構成となっている。
また、第2開放延長状態で実施する開放パターンB1,B2,B3は、0.1秒の入球困難な開放を行う回数が異なるため、入球容易な開放を行うタイミングが把握し難く開放タイミングを狙った止め打ちを防止する効果も発揮する。なお、第1開放延長状態中に低確率で開放パターンB1,B2,B3を実施する構成としてもよく、これにより、第1開放延長状態中に第2特図を変動させる期待が持てる。
実施例1では普通図柄の変動時間を異なる設定にすることで第1開放延長状態と第2開放延長状態との持ち球の増減を公平とし、実施例2では普通電動役物100の開放パターンを異なる時間に設定することで持ち球の増減を公平となるように構成したが、実施例1と実施例2とを組み合わせた構成としてもよく、その場合、第1開放延長状態と第2開放延長状態とでは、普通図柄が変動表示を行う平均時間を第2開放延長状態よりも第1開放延長状態の方を短く設定し、且つ、可変入賞装置は遊技球の入球が困難な第1作動と入球が容易な第2作動とを備え、第1開放延長状態中よりも第2開放延長状態中の方が第1作動を実施する割合を高くした構成となる。
以上のように、本発明の弾球遊技機によれば、大当り図柄が確定、若しくは小当り遊技中に特定領域に遊技球が入球することによって大当り遊技が生起すると、大当り遊技終了後に普通電動役物の開放パターンが異なるいずれかの開放延長状態に移行し、普通電動役物内に入球した遊技球を該普通電動役物の開放パターンに応じて当該遊技球を第1作動領域と第2作動領域とに振分け、第1作動領域に遊技球が入球すると第1始動口となる第1機械式チューリップが開放状態に作動し、第2作動領域に遊技球が入球すると第2始動口となる第2機械式チューリップが開放状態に作動するようにしたことで、従来にない斬新な遊技性を発揮する。従って普通電動役物内に遊技球の振分装置と、複数の第2種非電動役物を開放させる複数の作動領域を備えた弾球遊技機に適用することができる。
1 遊技盤
3a 第1遊技領域
3b 第2遊技領域
6 演出図柄表示装置
14 第1大入賞口
17 普通図柄作動ゲート
34 振分部材
70 特定領域
80 主制御装置
82 演出図柄制御装置
83 サブ統合制御装置
100 普通電動役物
101 作動領域振分部
103 第1作動領域
104 第2作動領域
105 第1機械式チューリップ役物
106 第1始動口B
107 第2機械式チューリップ役物
108 第2始動口
114 第2大入賞口

Claims (4)

  1. 普図始動口への入球に起因して所定時間の変動表示を行う普通図柄と、
    該普通図柄が変動表示後に当り図柄の確定表示を行うと作動する可変入賞装置と、
    第1始動口への入球に起因した特図当否判定の結果を所定時間の変動表示の後に確定表示する第1特別図柄と、
    第2始動口への入球に起因した前記特図当否判定の結果を所定時間の変動表示の後に確定表示する第2特別図柄と、を備え、
    前記第1特別図柄、又は前記第2特別図柄が小当り図柄を確定表示すると、入球した遊技球が通過可能な特定領域を備えた大入賞口を開放する小当り遊技を実施し、
    該小当り遊技により前記大入賞口に入球した遊技球が前記特定領域を通過するか、又は前記第1特別図柄、若しくは前記第2特別図柄が大当り図柄を確定表示すると大当り遊技を行い、該大当り遊技終了後に前記可変入賞装置が開放する開放時間を通常遊技状態時よりも延長、又は/及び開放回数を増加する開放延長手段を備えた弾球遊技機であって、
    常時入球率の変化しない第1の前記第1始動口と、
    前記可変入賞装置内に入球した遊技球を第1作動領域と第2作動領域とのいずれかに振り分ける振分手段と、
    前記第1作動領域に遊技球が入球すると、当該遊技球の自重によって入球が困難又は不可な閉鎖状態から入球が容易な開放状態に変位し、所定数の遊技球が入球すると前記閉鎖状態に戻る第2の前記第1始動口となる第1非電動役物と、
    前記第2作動領域に遊技球が入球すると、当該遊技球の自重によって前記閉鎖状態から前記開放状態に変位し、所定数の遊技球が入球すると前記閉鎖状態に戻る前記第2始動口となる第2非電動役物と、を備え、
    前記特図当否判定は、前記第1始動口への入球に起因するよりも前記第2始動口への入球に起因する方が高確率で小当りを生起し、
    前記開放延長手段は、前記大当り図柄の種類又は前記小当り図柄の種類に基づいて前記可変入賞装置に入球した遊技球が前記振分手段によって前記第2作動領域よりも前記第1作動領域に振り分けられる確率が高い第1開放延長状態と、前記第1作動領域よりも前記第2作動領域に振り分けられる確率が高い第2開放延長状態とのいずれかの開放延長状態を実施し、
    前記第2開放延長状態よりも前記第1開放延長状態の方が前記可変入賞装置への入球頻度が高くなるように設定する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  2. 請求項1記載の弾球遊技機において、
    前記第1開放延長状態と前記第2開放延長状態とでは、前記普通図柄が変動表示を行う前記所定時間の平均時間が異なり、前記第1開放延長状態の方が前記第2開放延長状態よりも前記平均時間を短くすることで前記可変入賞装置への入球頻度を高くした
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  3. 請求項1又は請求項2記載の弾球遊技機において、
    前記可変入賞装置が実施する前記作動には、遊技球の入球が困難な第1作動と入球が容易な第2作動とがあり、
    前記可変入賞装置は前記第1開放延長状態中よりも前記第2開放延長状態中の方が前記第1作動を実施する割合を多くすることで前記第1開放延長状態中の入球頻度を高くした
    ことを特徴とする弾球遊技機。
  4. 請求項1から請求項3のいずれか記載の弾球遊技機において、
    前記開放延長手段は、大当り時又は小当り時の遊技状態と、前記大当り図柄の種類又は前記小当り図柄の種類とに基づいて前記第1開放延長状態と、前記第2開放延長状態とのいずれかの開放延長状態を実施する
    ことを特徴とする弾球遊技機。
JP2015216424A 2015-11-04 2015-11-04 弾球遊技機 Active JP6621302B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015216424A JP6621302B2 (ja) 2015-11-04 2015-11-04 弾球遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015216424A JP6621302B2 (ja) 2015-11-04 2015-11-04 弾球遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017086197A JP2017086197A (ja) 2017-05-25
JP6621302B2 true JP6621302B2 (ja) 2019-12-18

Family

ID=58768613

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015216424A Active JP6621302B2 (ja) 2015-11-04 2015-11-04 弾球遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6621302B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6966758B2 (ja) * 2017-07-20 2021-11-17 日本ぱちんこ部品株式会社 遊技機
JP6840116B2 (ja) * 2018-10-16 2021-03-10 株式会社三共 遊技機
JP6839155B2 (ja) * 2018-10-22 2021-03-03 株式会社三共 遊技機
JP2020168186A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020168182A (ja) * 2019-04-03 2020-10-15 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020192047A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020192048A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020192043A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 株式会社三洋物産 遊技機
JP2020192042A (ja) * 2019-05-28 2020-12-03 株式会社三洋物産 遊技機

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017086197A (ja) 2017-05-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6621302B2 (ja) 弾球遊技機
JP6192189B2 (ja) 遊技機
JP2017104296A (ja) 弾球遊技機
JP2018139696A (ja) 遊技機
JP2017077339A (ja) 弾球遊技機
JP6349503B2 (ja) 弾球遊技機
JP5728668B2 (ja) 弾球遊技機
JP2015027438A (ja) 弾球遊技機
JP2018082752A (ja) 弾球遊技機
JP2015037495A (ja) 弾球遊技機
JP6700523B2 (ja) 弾球遊技機
JP2018139694A (ja) 遊技機
JP2019195526A (ja) 弾球遊技機
JP6442662B2 (ja) 弾球遊技機
JP2017063835A (ja) 弾球遊技機
JP7116472B2 (ja) 弾球遊技機
JP2018082754A (ja) 弾球遊技機
JP6621211B2 (ja) 弾球遊技機
JP6364582B2 (ja) 弾球遊技機
JP2019195528A (ja) 弾球遊技機
JP6813203B2 (ja) 弾球遊技機
JP6592684B2 (ja) 遊技機
JP2018130445A (ja) 弾球遊技機
JP2018082753A (ja) 弾球遊技機
JP6225309B2 (ja) 遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181009

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190523

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190524

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190619

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20191112

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20191119

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6621302

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250