JP2015027438A - 弾球遊技機 - Google Patents
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Abstract
Description
また、図柄を決定した後に種別を決定する2段階の構成でも良い。その場合は図柄が重複することになり、豊富な組み合わせを備えることができるようになる。
特別大当り遊技演出としては、演出表示される背景画像や、リーチ演出の選択率や、予告・リーチに用いられるキャラクタ画像などの少なくとも一部を通常の大当り遊技演出とは異ならせたものが考えられる。
[実施例1]
センターケース5の下には、第1始動口11が配置され、更にその下には、第2始動口12が配置されている。第2始動口12は開閉可能な翼片を供えた普通電動役物を備えており、この翼片が開放しないと遊技球は第2始動口12に入球できない構成となっている。センターケース5の左方にはゲート17が配置されており、ここを遊技球が通過すると普通図柄が変動し、普通図柄が当り図柄で停止すると翼片が開放される。遊技領域の右下部には、複数個のLEDからなる普通図柄表示装置7と、普通図柄保留数表示装置8と、第1特別図柄保留数表示装置18と、第2特別図柄保留数表示装置19と、7セグメント表示装置からなる第1特別図柄表示装置9と、第2特別図柄表示装置10とが配置されている。
また主制御装置80は、図柄表示装置中継端子板90を介して接続されている第1特別図柄表示装置9、第2特別図柄表示装置10及び普通図柄表示装置7の表示、第1特別図柄保留数表示装置18、第2特別図柄保留数表示装置19、及び普通図柄保留数表示装置8の点灯を制御する。
なお本実施例では遊技球を払い出す構成であるが、入賞等に応じて発生した遊技球を払い出さずに記憶する封入式の構成にしても良い。
回動量信号は、遊技者が発射ハンドル64を操作することで出力され、タッチ信号は遊技者が発射ハンドル64を触ることで出力され、発射停止スイッチ信号は、遊技者が発射停止スイッチ29を押すことで出力される。なお、タッチ信号が発射制御装置84に入力されていなければ、遊技球は発射できないほか、発射停止スイッチ信号が入力されているときには、遊技者が発射ハンドル64を触っていても遊技球は発射できないようになっている。
S115では、第2始動口スイッチ12aの検出信号に基づいて、第2始動口12に遊技球が入球したか否かを判断する。肯定判断なら(S115:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第2特別図柄の保留記憶(第2保留記憶または第2保留ともいう)が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S120)。
第2特別図柄だけに搭載する場合は、第2特別図柄は普通電動役物に備えられているため、時短が作動しないと殆ど入球しない。そのため、時短中のみしか小当りが発生しない遊技性となる。この場合、時短中によく小当り遊技が行われることから、持ち玉が減りにくい状態にすることができる。
逆に第1特別図柄だけ搭載する場合は、通常遊技状態時だけ小当りが発生する遊技性にすることができ、出玉のない確変が付与される大当り(いわゆる突確)も備えることにより、通常遊技状態だけ潜伏演出が発生する構成とすることができる。これは予め決定された小当り値が記憶されたテーブルと、大当り決定用乱数を比較する。肯定判定であれば(S395:yes)、大当り図柄決定用乱数によって小当り図柄を決定する(S400)。なお、本実施例では、小当り遊技の場合は第1図柄種別、第2図柄種別どちらでも中断するのみで、強制ハズレは行わない構成である。小当り遊技では条件装置が作動しておらず、ただ大入賞口が動作しているのみであり、小当り遊技後に遊技状態に変更は行われないためである。
無論、小当り遊技の時にも種別によって中断したり、強制的にハズレで停止する構成でもよいし、大当りの時と違って小当り遊技の時は種別での対応が逆転する構成でもよい。例えば、大当りならば中断するが、小当りなら強制的にハズレで停止を行う。また、小当りの時は全て強制的にハズレにしてもよい。
なお、本実施例のS380で決定した図柄が、第2特別図柄の変動を強制的にハズレ図柄で停止する図柄(第2図柄種別)か変動を中断する図柄(第1図柄種別)の大当たり図柄が決定すると、その後、変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定し(S405)、小当り設定処理(S410)を行なってS430に合流する。否定判定であれば(S395:no)、大当り図柄決定用乱数によってハズレ図柄を決定する(S415)。変動パターン決定用乱数によって変動パターンを決定する(S420)し、ハズレ設定処理(S425)を行ってS430に合流する。
肯定判断(S450:yes)であれば対応した特別図柄の確定図柄表示処理(S455)を行なってから、第1特別図柄の当否判定処理であるか否かを判定する(S460)。肯定判断(S460:yes)であれば、図9のS300へと移行する。否定判断(S460:no)であれば、特別遊技処理を行う。確定図柄表示処理では、確定図柄を表示する旨のコマンド(図柄確定コマンド)をサブ統合制御装置83に出力するとともに、特別図柄表示装置9,10にコマンドを出力して確定図柄にて停止させる。
図13のS650において、第1特別図柄及び第2特別図柄のどちらか他方の特別図柄が変動中であるか否かを判定する。否定判定の場合には(S650:no)、そのまま終了(リターン)となる。肯定判定の場合には(S650:yes)、他方の特別図柄が変動中断図柄(第1図柄種別)であるか否かを判定する(S655)。肯定判定の場合には(S655:yes)、S660に移行する。否定判定の場合には(S655:no)、S665に移行する。
S660の処理では、変動中の他方の特別図柄の変動を中断する。この場合、他方の特別図柄の当否判定が大当り、小当り又はハズレに係らず、強制的に中断する。なお、主制御装置80からサブ統合制御装置83へと他方の特別図柄の変動中断指定コマンドが送信され、その後終了となる。
S665では、他方の特別図柄が、変動停止図柄(第2図柄種別)であるか否かを判断する。否定判断(S665:no)の場合には、そのまま終了となる。肯定判断の場合には(S670:yes)、変動中の他方の特別図柄をハズレ図柄で停止する。この場合、他方の特別図柄が大当り、小当り又は外れに係らず、強制的に破棄して終了する。
S570では、時短フラグが1か否かを判定し、1であれば(S570:yes)、時短回数が0か否かを判定する(S575)。時短回数が0であれば(S575:yes)、S580にて時短フラグを0にしてS585に進む。時短フラグが1でないとき(S570:no)又は時短回数が0ではないとき(S575:no)はそのままS585に移行する。
その後、S600では特別電動役物作動開始処理を実行し、続くS605で小当り開始演出処理を行うと、第1特別図柄の当否判定処理であるか否かを判定する(S610)。肯定判断(S610:yes)であれば、図9のS300へと移行する。否定判断(S610:no)であれば、特別遊技処理を行う。否定判断であれば(S590:no)、第1特別図柄の当否判定処理であるか否かを判定する(S610)。肯定判断(S610:yes)であれば、図9のS300へと移行する。否定判断(S610:no)であれば、特別遊技処理を行う。
大入賞口14に10個入賞した場合(S750:yes)にはS760に進み、大入賞口閉鎖処理を行う。そして大当りインターバル処理(S765)を行なって、特別遊技処理を終了する。大入賞口14に10個入賞していない場合(S750:no)にはS755に進み、大入賞口14の開放時間が終了したか否かを判定する。本実施例では、15ラウンドでの大当りの場合は各ラウンドの最大開放時間は30秒に設定している。無論、この秒数に限定するものではない。開放時間が終了した場合(S755:yes)には、S760に合流し、終了していない場合(S755:no)は特別遊技処理を終了する。
S835で設定する時短回数は、通常大当りでは100回であるが、確変大当りにおいては10000回が設定され、実質的に次回の大当りまでの時短の継続を保証する。時短フラグを1にすると本実施例では特別図柄の平均変動時間短縮、普通図柄の平均変動時間短縮、普通電動役物の開放時間を延長する開放延長機能をセットする。時短に移行しない場合(S830:no)はS845に直行する。
まず、図17は、通常時の演出図柄表示装置6において演出図柄が同時変動されている様子を示す。
第1始動口11へ遊技球が入球すると、図17に示すように、演出図柄表示装置6の第1表示領域96の第1左演出図柄90、第1中演出図柄91及び第1右演出図柄92の変動が開始される。また、第2始動口12へ遊技球が入球すると、第2表示表域97の第2左演出図柄93、第2中演出図柄94及び第2右演出図柄95の変動が開始される。本実施例では、第1表示領域96の演出図柄及び第2表示領域97の演出図柄は、同時変動が可能な構成となっており、第1特別図柄の平均変動時間は、第2特別図柄の平均変動時間よりも短く構成されている。なお、第1表示領域96には、演出用キャラクタ98の「熊の達吉」が表示されている。
第1始動口11及び第2始動口12への遊技球の入球により、第1演出図柄及び第2演出図柄は、同時変動する。その後、遊技を進めると、第1表示領域96は、第1表示領域96の第1左演出図柄90と第1右演出図柄92が「3」で停止し、第1中演出図柄91のみが変動していることから、大当り遊技が発生しそうなリーチ状態となっている。
その際に、本実施例の第2特別図柄が図10のS380、S400及びS415で第1図柄種別又は第2図柄種別に決定されている場合には、第2表示領域97の第2左演出図柄93、第2中演出図柄94及び第2右演出図柄95は変動停止するか、変動中断するのか遊技者の期待を煽るような演出表示が行われる。このまま、強制的にハズレ図柄で停止してしまう場合には、第2特別図柄は第2図柄種別に設定されていたことになる。また、変動中断してしまう場合には、第1図柄種別に設定されていたことになる。
第1実施例の演出態様の変形例の一つとして、第1特別図柄及び第2特別図柄が、第1図柄種別の大当り図柄又は、第2図柄種別の大当り図柄が設定される構成にすることで、図18とは異なった演出態様にすることが可能となる。
例えば、第1特別図柄に基づく大当り遊技が発生した際に、第2特別図柄が第1図柄種別の大当り図柄であった場合には、一旦、第2特別図柄の変動を中断するが第1特別図柄に基づく大当り遊技終了後に、第2特別図柄の変動が再開し、大当り遊技が発生する。また、第2特別図柄が第2図柄種別の大当り図柄の変動である場合には、第2特別図柄の変動は、強制的にハズレ図柄で変動停止する。これにより、第2特別図柄に基づく大当り遊技が強制的に破棄されることになってしまう。
図19に示す本実施例の一例は、第1特別図柄及び第2特別図柄は、夫々の変動を中断する第1図柄種別の大当り図柄又はハズレ図柄が設定され、第2図柄種別の大当り図柄又はハズレ図柄も設定されている。例えば、第1特別図柄で大当り遊技が発生した場合に、第2特別図柄が第1図柄種別に設定されていた場合には、特別大当り遊技演出を行う。この特別大当り遊技演出とは、第1特別図柄に基づく大当り遊技中に、第2特別図柄の変動が中断中の場合でも、演出図柄表示装置6における第1特別図柄に基づく大当り遊技の演出による擬似的に第2左演出図柄93、第2中演出図柄94及び第2右演出図柄95の変動表示によるリーチ演出のことである。なお、図10のS385、S405及びS420で決定される変動パターンに基づいて第2左演出図柄93、第2中演出図柄94及び第2右演出図柄95が変動されている構成とはなっておらず、中断中の第2特別図柄の第2左演出図柄93、第2中演出図柄94及び第2右演出図柄95を用いて、リーチ演出を行っている。遊技者の誤認を与えることになりかねないので、第2特別図柄の変動が中断していることを確認するために、第4図柄102が設けられている。なお、第4図柄102は、第4左演出図柄104が第1特別図柄の変動中断中であることを示すものとなっている。第4中演出図柄105は、第2特別図柄の変動中断を示すものとなっている。第4右演出図柄106が、大当り演出を示すものとなっている。なお、第4図柄102は遊技機の状態を示すものでもあるため、演出図柄によって隠れることがなく、常に状態を把握することができるようにすることが考えられる。
また、演出表示上で表示するだけでなく、センターケース5上に専用の表示装置を備えたり、遊技盤上に表示装置を備えたり、状態報知装置上に備える事が考えられる。このようすれば、常に状態を正確に把握することができるようになる。また、中断中の第2特別図柄を用いて第2左演出図柄93、第2中演出図柄94及び第2右演出図柄95を行うのではなく、第2特別図柄の擬似図柄により演出を行う構成してもよい。
本発明の「第1始動口」が第1始動口11に相当し、「第2始動口」が第2始動口12に相当し、「当否判定手段」が当否判定処理(S55)に相当し、「第1特別図柄」が第1特別図柄に相当し、「第2特別図柄」が第2特別図柄に相当し、「図柄決定手段」がS230、S250、S265、S380、S400及びS415に相当し、「変動時間決定手段」がS235、S255、S270、S385、S405及びS420に相当し、「大当り遊技実行手段」が特別遊技処理に相当し、「演出表示手段」が演出図柄表示装置6に相当し、「変動制御手段」が特別図柄変動処理(S515、S605)に相当し、「第1図柄種別」が第1図柄種別に相当し、「第2図柄種別」が第2図柄種別に相当する。
[実施例2]
図20が示す当処理は第2実施例の入賞確認処理(S50)のサブルーチンで、主制御装置80は、まず第1始動口スイッチ11aの検出信号に基づいて、第1始動口11に遊技球が入球したか否かを判断する(S900)。肯定判断なら(S900:yes)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を該当の各カウンタから読み込んで、第1特別図柄の保留記憶(第1保留記憶または第1保留ともいう)が満杯(本実施例では4個)か否かを判断する(S905)。
本実施例の一例は、第1実施例と同様に、第1特別図柄及び第2特別図柄は同時変動する構成となっている。図22に示すように、第1始動口11への遊技球の入球に起因して大当り遊技が発生し、第1特別図柄に基づく大当り遊技中に、第2特別図柄が、図10のS380、S400又はS415において、変動を中断する図柄で設定されていた場合には、サブ統合制御装置83は記憶していた第2先読み判定処理(S935)の判定結果を参照する。これにより、第2保留記憶についての先読み演出を行う。具体的には、図22の左下に表示されている第2保留記憶に対応する保留図柄107、108、109、110を用いる。なお、保留図柄108は第2先読み判定処理(S935)の判定結果から、肯定判定を示す保留図柄である場合には、図22に示すように黒色となる構成となっている。また、ハズレ判定を示す保留図柄である場合には、白色となる構成となっている。無論、100%の精度で告知する必要はなく、図柄の種類を増やして信頼度を異ならせたり、保留図柄が更新される際に図柄が変化したり、多様な演出が考えられる。
また、変化する場合には、最初は信頼度の低い図柄で表示を開始し、更新される度に信頼度の高い(大当りの期待度の高い)図柄に変化していけば、例え信頼度の低い図柄が表示されたとしても、後に信頼度の高い図柄に変わるかもしれないという期待感が持たせることが可能となる。
その後、第2実施例のサブ統合制御装置83がS930で記憶されている第2保留記憶から大当りに対応するものである場合には、第2特別図柄が変動中断している状態ではあるが演出図柄表示装置6において、第2特別図柄に基づく大当り遊技に移行することを示唆する演出表示がされる。
「先読み判定手段」が第1先読み判定処理(S915)及び第2先読み判定処理(S935)に相当する。
[実施例3]
本実施例の一例は、第1実施例と同様に、第1特別図柄及び第2特別図柄は同時変動する構成となっている。第3実施例では、第1始動口11への遊技球の入球に起因して大当り遊技が発生し、第1特別図柄に基づく大当り遊技中に、第2特別図柄が、図10のS380、S400又はS415において、第2図柄種別に設定されていた場合には、第2特別図柄の変動はハズレ図柄で停止するが、演出図柄表示装置6では、第2特別図柄の変動に基づく第2左演出図柄93、第2左演出図柄94及び第2左演出図柄95が変動しているかのように、擬似的な演出図柄の変動を演出表示する。
なお、主制御装置80は、サブ統合制御装置83に演出図柄表示装置6で擬似的な演出図柄の変動を開始させるために中断中演出コマンドを送信する構成も考えられる。これに伴い、主制御装置80の管理で擬似中断中演出を実施するか否かを決定することができるためである。無論、演出上のことなのでサブ統合制御装置83の実施の可否を決定する構成の方が望ましい。
これにより、第1特別図柄に基づく大当り遊技が終了するまで、第2左演出図柄93、第2左演出図柄94及び第2左演出図柄95の変動が停止しなかった場合には、図23(b)に示すように、第2特別図柄が第1図柄種別で設定されているような演出表示を行う。また、第1特別図柄に基づく大当り遊技中に、第2左演出図柄93、第2左演出図柄94及び第2左演出図柄95の変動が停止した場合には、図23(c)に示すように、第2特別図柄は第2図柄種別に設定されていた演出表示を行う。
[実施例4]
第1実施例と同様に、第1特別図柄及び第2特別図柄は同時変動する構成となっている。第1始動口11への遊技球に入球すると、第1表示領域96の第1左演出図柄90、第1中演出図柄91及び第1右演出図柄92が変動し、第2始動口12への遊技球に入球すると、第2表示領域97の第1左演出図柄93、第1中演出図柄94及び第1右演出図柄95が変動する。第4実施例では、第1特別図柄が、図8のS230、S250又はS265において、第1図柄種別又は第2図柄種別のいずれかに設定されている。第2特別図柄は、図10のS380、S4000又はS415において、第1図柄種別又は第2図柄種別のいずれかに設定されている。なお、主制御装置80からサブ統合制御装置83に対して、第1特別図柄及び第2特別図柄が変動停止する図柄又は、変動中断する図柄のいずれに該当するかを示す変動図柄コマンドが送信されている。サブ統合制御装置83は、主制御装置80からの変動図柄コマンドに基づいて、演出図柄表示装置6の第1表示領域96及び第2表示領域97に、第1図柄種別又は第2図柄種別であることを識別可能とする第1識別表示112と第2識別表示113を表示する構成となっている。なお、S910に記憶された第1特別図柄及び第2特別図柄が第1図柄種別で設定されていた場合には、第1識別表示112又は、第2識別表示113がAとなっており、第2図柄種別である場合には第1識別表示112又は第2識別表示113がBとなっている。なお、本実施例では変動図柄コマンドにて種別の指定をする構成で示したが、図柄指定コマンドでも考えられる。
図柄指定コマンドならば、変動図柄コマンドと同様のタイミングでサブ統合制御装置83に指示ができ、遊技機の設計上、変動図柄コマンドより図柄指定コマンドの方が、数が少ないようならば図柄指定コマンドにて種別の情報も送ったほうが、それだけ情報量を抑えることができる。どちらの方が、数が少ないかで選択決定すればよい。
本発明の本発明の「第1始動口」が第1始動口11に相当し、「第2始動口」が第2始動口12に相当し、「当否判定手段」が当否判定処理(S55)に相当し、「第1特別図柄」が第1特別図柄に相当し、「第2特別図柄」が第2特別図柄に相当し、「図柄決定手段」がS230、S250、S265、S380、S400及びS415に相当し、「変動時間決定手段」がS235、S255、S270、S385、S405及びS420に相当し、「大当り遊技実行手段」が特別遊技処理に相当し、「演出表示手段」が演出図柄表示装置6に相当し、「変動制御手段」が特別図柄変動処理(S515、S605)に相当し、「第1図柄種別」が第1図柄種別に相当し、「第2図柄種別」が第2図柄種別に相当する。
[実施例5]
第5実施例の始動入賞確認処理(S50)の概要は、第2実施例の始動入賞確認処理(S50)と共通点が多いため、相違点である第1先読み判定処理(S915)及び第2先読み判定処理(S935)について説明する。
まず、S910で記憶された第1特別図柄が、変動中断図柄(第1図柄種別)であるか否かを判定する(S1000)。肯定判断の場合には(S1000:yes)、主制御装置80からサブ統合制御装置83へ先読み中断図柄指定コマンドの送信処理を行う(S1005)。否定判断の場合には(S1000:no)、主制御装置80からサブ統合制御装置83へ先読み停止図柄指定コマンドの送信処理を行う(S1010)。なお、本実施例の先読み中断図柄指定コマンドは、第1図柄種別を示す先読み判定コマンドという別の表現を使用してもよい。また、先読み停止図柄指定コマンドは、第2図柄種別を示す先読み判定コマンドという別の表現を使用してもよい。
まず、S930で記憶された第2特別図柄が、変動中断図柄(第1図柄種別)であるか否かを判定する(S1050)。肯定判断の場合には(S1050:yes)、主制御装置80からサブ統合制御装置83へ先読み中断図柄指定コマンドの送信処理を行う(S1055)。否定判断の場合には(S1050:no)、主制御装置80からサブ統合制御装置83へ先読み停止図柄指定コマンドの送信処理を行う(S1060)。
第1始動口11への遊技球に入球すると、第1表示領域96の第1左演出図柄90、第1中演出図柄91及び第1右演出図柄92が変動し、第2始動口12への遊技球に入球すると、第2表示領域97の第1左演出図柄93、第1中演出図柄94及び第1右演出図柄95が変動する。第1特別図柄の第1保留記憶に対応する保留図柄が図27の第1表示領域96の右上に位置している。左から保留図柄114、115、116、117が並んでいる。また、第2特別図柄の第2保留記憶に対応する保留図柄が図27の第2表示領域96の右下に位置している。左から保留図柄107、108、109、110が並んでいる。なお、第1表示領域96及び第2表示領域97の保留図柄は、S910に記憶された第1特別図柄及び第2特別図柄が第1図柄種別である場合には、保留図柄Aを表示し、第2図柄種別である場合には保留図柄Bを表示する構成となっている。また、あえて保留図柄に保留図柄A及び保留図柄Bを表示しない構成であってもよい。この場合、保留図柄が更新される際に、保留図柄A又は保留図柄Bに変化する構成としてもよい。また、先読み判定コマンド以外にも、保留記憶指定コマンドで指定することが考えられる。
保留記憶指定コマンドならば、上記先読み判定コマンドと同様の送信タイミングであるから同様の用い方が可能になる。しかし、先読み判定コマンドの場合、機種によっては特定の遊技状態時に先読み判定コマンドを送信できない構成もあるため(特1,特2(普電に設けられる)の構成で特2が優先変動する機種の場合、普電の開放延長機能が作動している時は特1の先読み判定内容をサブ統合制御装置83に送信することは禁止している。遊技者の遊技内容に変化を与える可能性があり、遊技の結果に影響を与えるためである。)、そのような場合、種別情報を送ることができなくなる恐れがあるため、保留記憶指定コマンドで送るほうが全ての状態で遅れる利点がある。状態によって先読み判定コマンド、保留記憶指定コマンドを使い分ける構成も考えられる。
「先読み判定手段」が第1先読み判定処理(S915)及び第2先読み判定処理(S935)に相当する。
9:第1特別図柄表示装置
10:第2特別図柄表示装置
11:第1始動口
12:第2始動口
50:パチンコ機
80:主制御装置
82:演出図柄制御装置
83:サブ統合制御装置
90〜95:演出図柄
96:第1表示領域
97:第2表示領域
98:演出用キャラクタ
103:第4図柄
107〜110:第2保留図柄
112:第1識別表示
113:第2識別表示
114〜117:第1保留図柄
Claims (5)
- 遊技領域に設けられた第1始動口及び第2始動口と、
前記第1始動口又は前記第2始動口への入球に起因して当否判定を行う当否判定手段と、
前記当否判定の結果を示すための前記第1始動口に対応する第1特別図柄と、
前記第2始動口に対応する第2特別図柄と、
前記第1特別図柄又は前記第2特別図柄の表示する図柄を決定するための図柄決定手段と、
前記当否判定の判定結果及び前記図柄決定手段の判定結果に基づいて前記図柄の変動時間を決定するための変動時間決定手段と、
前記当否判定の判定結果が大当りの場合に、大当り遊技に移行する大当り遊技実行手段と、
該変動時間決定手段の判定結果に基づいて演出表示を実行する演出表示手段と、
前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄が同時に変動可能に制御する変動制御手段と
を備える遊技機において、
前記図柄決定手段は、
変動中に他方が大当りした場合に、前記変動を中断し、当該大当り遊技が終了した場合に前記変動を再開する処理が指定されている第1図柄種別と、
変動中に他方が大当りした場合に、前記変動を強制的にハズレにて確定表示させる処理が指定されている第2図柄種別のいずれかから図柄を決定するものであり、
前記演出表示手段は、
前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄のどちらか一方の特別図柄で、大当り遊技に移行する図柄が表示される際に、前記中断を行うのか前記強制的にハズレ停止を行うのか演出表示を行うことを特徴とする遊技機。 - 前記第1図柄種別には、所定の大当り図柄が設定されており、
前記第2図柄種別には、他の大当り図柄が設定されていることを
特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 前記第1図柄種別には、所定の大当り図柄及び所定のハズレ図柄が設定され、
前記第2図柄種別には、その他の大当り図柄及びその他のハズレ図柄が設定されており、
前記演出表示手段は、
前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄のどちらか一方の特別図柄で、大当り遊技に移行する図柄が表示された際に、他方の図柄が前記第1図柄種別の場合は、所定確率にて特別大当り遊技演出を開始し、
前記特別大当り遊技演出は、
前記一方の特別図柄に基づく大当り遊技中に、前記他方の特別図柄が大当り遊技に移行するか否かを演出表示することを特徴とする請求項1に記載の遊技機。 - 先読み判定手段を備え、
前記演出表示手段は、
前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄のどちらか一方の特別図柄で、大当り遊技に移行する図柄が表示された際に、他方の特別図柄が前記第1図柄種別の場合には、前記他方の保留記憶に係る先読み判定内容を参照し、
該判定内容に大当り判定がある場合には、
前記特別大当り遊技演出において、中断中である前記他方の特別図柄が所定の大当り図柄又は所定のハズレ図柄の場合に係らず、大当り遊技に移行することを示唆する演出表示を行うことを特徴とする請求項3に記載の遊技機。 - 前記演出表示手段は、
前記第1特別図柄及び前記第2特別図柄のどちらか一方の特別図柄で、大当り遊技に移行する図柄が表示された際に、他方の図柄が前記第2図柄種別の場合は、所定確率にて擬似中断中演出を開始し、
前記擬似中断中演出は、
前記一方の特別図柄に基づく大当り遊技中に、前記他方の特別図柄にて擬似的に中断中の表示を行い、前記大当り遊技が終了する前に前記中断中の表示を終了させることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれかに記載の遊技機。
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