JP6874963B2 - 弾球遊技機 - Google Patents
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Description
またパチンコ機の中には、入球口の一つとして大入賞口があり、大入賞口に入球した遊技球が振分装置によって所定の通路に振り分けられて特定領域に入球することで、遊技者に有利な大当り遊技が発生するパチンコ機がある(例えば、特許文献1参照)。
この種のパチンコ機では、遊技球が振分装置によって特定領域に入球するか否かの遊技球の挙動に遊技者が注目することとなる。
一方、特定領域が設けられた大入賞口の入口を、遊技領域における下方位置(遊技者から見て下側の位置)に配置すると、大入賞口内の振分装置が小型で単純なものしか用いることができず、振分装置によって遊技球が振り分けられる様子が見難くなるといった問題が生じる。
遊技領域に向けて遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機であって、所定の開放条件が成立することで大入賞口の入口が開放され、開放された前記大入賞口に入球した遊技球が、前記大入賞口に設けられた振分装置によって振り分けられ、前記大入賞口に設けられた特定領域に入球することで大当り遊技が開始される弾球遊技機において、
前記遊技領域の上半部に配置され、前記所定の開放条件が成立したか否かを示唆する表示装置と、
前記大入賞口に入球した遊技球を上昇させる上昇装置と、を備え、
前記大入賞口の入口を、前記遊技領域の上下方向における中心線よりも、遊技者から見
て低い位置である第一位置に配置し、
前記振分装置を、遊技者から見て前記第一位置よりも低い位置に配置し、
前記大入賞口に入球した所定の遊技球を、前記上昇装置によって、遊技者から見て前記第一位置よりも高く、前記遊技領域の上下方向における中心線よりも、遊技者から見て低い位置である第二位置まで上昇させ、前記第二位置まで上昇した遊技球が前記振分装置によって前記特定領域に入球するか否かに振り分けられるように構成されたことを特徴とする。
また、「大当り遊技」とは、大入賞口が所定の開放態様で開放する開放作動を1ラウンドとして、これを複数ラウンド実行する内容の遊技である。大当り遊技で開放される大入賞口は、特定領域を備えた大入賞口とは異なる大入賞口であってもよい。
また「大当り遊技」が開始される条件として、特定領域への遊技球の入球以外にも、例えば、特別図柄に関する当否判定が実行されて当否判定の結果に応じて特別図柄表示装置に大当り図柄が確定表示されたことも条件に加えてもよい。
例えば、普通図柄作動口への遊技球の入球に起因して抽出された数値データに基づいて行われる、開閉部材を開放させるか否かの判定である普通図柄の当否判定の結果を報知する普通図柄表示装置と、常時入球可能な第一特別図柄始動口への遊技球の入球に起因して抽出された数値データに基づいて行われる第一特別図柄の当否判定の結果を報知する第一特別図柄表示装置と、前記開閉部材により開放される第二特別図柄始動口への遊技球の入球に起因して抽出された数値データに基づいて行われる第二特別図柄の当否判定の結果を報知する第二特別図柄表示装置と、前記第一特別図柄表示装置又は前記第二特別図柄表示装置に小当り図柄が確定表示されることで、特定領域を備えた大入賞口を開放させる小当り遊技を実行させる小当り遊技実行手段と、前記小当り遊技における前記大入賞口の開放パターンを、複数種類の前記開放パターンから一つの開放パターンを設定する小当り遊技開放パターン設定手段と、前記小当り遊技中に前記特定領域に遊技球が入球すること、又は、前記第一特別図柄表示装置、若しくは前記第二特別図柄表示装置に大当り図柄が確定表示されることで、大当り遊技を実行させる大当り遊技実行手段と、通常遊技状態よりも、単位時間あたりの前記第二特別図柄始動口への入球率が高く設定された状態である開放延長遊技状態を実行させる開放延長遊技実行手段と、を備え、所定の発射威力未満で発射された遊技球が流下する第一遊技領域と、前記所定の発射威力以上で発射された遊技球が流下する第二遊技領域とに、遊技球を打ち分けて遊技を実行可能であり、前記第一特別図柄始動口が、前記第二遊技領域を流下した遊技球よりも前記第一遊技領域を流下した遊技球のほうが入球し易い位置に配置され、少なくとも前記普通図柄作動口が、前記第一遊技領域を流下した遊技球よりも前記第二遊技領域を流下した遊技球のほうが入球し易い位置に配置され、且つ前記第一遊技領域を流下した遊技球よりも前記第二遊技領域を流下した遊技球のほうが入球し易い位置に、前記第二特別図柄始動口と、前記特定領域を備えた前記大入賞口と、が配置され、前記第二特別図柄表示装置には、前記第二特別図柄の当否判定によって前記大当り図柄が確定表示される確率よりも前記小当り図柄が確定表示される確率を高くした弾球遊技機であって、前記大入賞口内には、前記特定領域として、第一特定領域、及び、第二特定領域が設けられ、且つ前記大入賞口内には、前記第一特定領域へ向けて遊技球を誘導可能な第一遊技球通路と、前記第二特定領域へ向けて遊技球を誘導可能な第二遊技球通路と、
前記大入賞口に入球した遊技球を、前記第一遊技球通路、又は、前記第二遊技球通路に振り分ける第一振分装置と、前記第一遊技球通路に設けられ、遊技球を前記第一特定領域に入球可能とするか不可能とするかを振り分ける第二振分装置と、を備え、前記第一振分装置は、前記小当り遊技の開始、又は、前記大入賞口の開放を契機に予め定められた一つの動作パターンに従って作動するように構成され、前記第二振分装置は、前記小当り遊技の開始、及び、前記大入賞口の開放との関連性なく作動するように構成され、前記小当り遊技開放パターン設定手段は、前記小当り遊技における前記大入賞口の前記開放パターンとして、少なくとも、前記大入賞口に入球した遊技球が前記第一振分装置によって、前記第二遊技球通路よりも前記第一遊技球通路に振り分けられる確率が高くなるように設定された第一開放パターンと、前記第一遊技球通路よりも前記第二遊技球通路に振り分けられる確率が高くなるように設定された第二開放パターンと、から一つの開放パターンを設定することが可能であり、前記第一特別図柄表示装置に前記小当り図柄が確定表示されたことで開始される前記小当り遊技では、前記小当り遊技開放パターン設定手段により、前記第二開放パターンよりも前記第一開放パターンが行われる確率が高くなるように設定され、前記第二特別図柄表示装置に前記小当り図柄が確定表示されたことで開始される前記小当り遊技では、前記小当り遊技開放パターン設定手段により、前記第一開放パターンよりも前記第二開放パターンが行われる確率が高くなるように設定された弾球遊技機において、前記大入賞口に入球した遊技球を上昇させる上昇装置を前記第一遊技球通路に設け、前記大入賞口の入口を、前記第二遊技領域の上下方向における中心線よりも、遊技者から見て低い位置である第一位置に配置し、前記大入賞口に入球した所定の遊技球を、前記上昇装置によって、遊技者から見て前記第一位置よりも高い第二位置まで上昇させ、前記第二位置まで上昇した遊技球が前記第二振分装置によって前記第一特定領域に入球するか否かに振り分けられるように構成してもよい。
前記上昇装置によって前記第二位置まで上昇した遊技球を前記振分装置に向けて落下させる落下装置を設けたことを特徴とする。
前枠11の板ガラス110の奥には前記内枠に保持された遊技盤2(図2)が設けてある。
下皿13は上皿12から溢れた賞球を受ける構成で、球抜きレバーの操作により下皿13に溜まった遊技球を遊技施設に備えられた別箱(ドル箱)に移すことができる。
第一遊技領域20Lは、所定の発射威力未満で発射(左打ちともいう)されて、図に示したP部まで到達しない遊技球が流下する。一方、第二遊技領域20Rは、所定の発射威力以上で発射(右打ちともいう)されてP部まで到達した遊技球が、センターケース200上縁と外レール201との間の誘導路を通過して、第二遊技領域20Rを流下することになる。尚、第一遊技領域20L、第二遊技領域20Rには多数の遊技釘が植設されている。
また、第一遊技領域20Lを流下した遊技球よりも第二遊技領域20Rを流下した遊技球のほうが入球し易い位置である第二遊技領域20Rの上半部には、遊技球が入球し通過可能な普図の第二普図作動ゲート22Bが配置されている。
尚、本実施形態では、入球により普図の当否判定が実行される起因となる普図作動ゲートを、第一遊技領域20L及び第二遊技領域20Rそれぞれに設けたが、これに限らず、普図作動ゲートは、少なくとも、第一遊技領域20Lを流下した遊技球よりも、第二遊技領域20Rを流下した遊技球が入球し易い位置に一つ配置してあればよい。
第一特図始動口23は、入球により第一特図の当否判定が実行される起因となる入球口である。第一特図始動口23への入球により、数値データとして、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数などの複数種類の乱数が抽出され、第一特図の保留記憶として記憶される。保留記憶は四つまで記憶される。これら保留記憶に基づいて第一特図の当否判定が実行される。
第二遊技球通路262には、遊技球Bが入球し通過可能な第二特定領域265が配置されている。第二特定領域265は、入球により小当り遊技から役物当りの大当り遊技へ発展可能な入球口である。尚、第二特定領域265は第二遊技球通路262を流下する遊技球Bが全て入球通過可能な位置に配置されている。また、第二遊技球通路262には、その下流端に、第二特定領域265を入球通過した遊技球Bを遊技盤2内に取り込む取込口205bが配置されている。
このように、第一振分装置263が予め定められた一つの動作パターンに従って振り分け作動することにより、小当り遊技の開始又は第二大入賞口26の開放開始から所定時間が経過するまでの第一期間では、小当り遊技によって開放された第二大入賞口26に入球した遊技球を、第一遊技球通路261と第二遊技球通路262とのいずれか一方の遊技球通路(第一遊技球通路261又は第二遊技球通路262)よりも他方の遊技球通路(第二遊技球通路262又は第一遊技球通路261)に遊技球が振り分けられる確率が高くなり、前記所定時間が経過した後の第二期間では、前記他方の遊技球通路よりも前記一方の遊技球通路に遊技球が振り分けられる確率が高くなる。
尚、小当り遊技の開始又は大入賞口の開放開始から所定時間が経過するまでの第一期間、所定時間が経過した第二期間とは、明確に遊技者から見て異なる期間、明確に制御として区別される期間というわけではなく、単に時間経過のみで規定した決め事とすることが望ましい。また、第一期間の時間と第二期間との時間が同一時間である必要もない。
第一振分装置263は、図例の構成、形状に限らず、非作動時に遊技球Bを第一遊技球通路261へ振り分け、作動時に遊技球Bを第二遊技球通路262へ振り分ける構成であればよい。また、第一振分装置263として、作動時に遊技球Bを第一遊技球通路261へ振り分け、非作動時に遊技球Bを第二遊技球通路262へ振り分ける構成の装置でもよい。
貯留装置264は、小当り遊技の開始又は第二大入賞口26の開放開始から前記所定時間が経過するまでの前記第一期間、又は、前記所定時間が経過した後の前記第二期間のうち、第二大入賞口26に入球した遊技球が第一遊技球通路261よりも第二遊技球通路262に振り分けられる確率が高い期間では遊技球を貯留しないように設定されている。
尚、貯留装置264は、図例の構成、形状に限らず、一つの遊技球を貯留可能であり、小当り遊技の開始、又は、第二大入賞口26の開放を契機に予め定められた一定の動作パターンに従って非貯留姿勢と貯留姿勢とに変位可能であり、貯留した遊技球を第一エリア26aから第二エリア26bへ移動させる構成であればよい。また、貯留装置264は、複数の遊技球を貯留可能な構成でもよい。
尚、シャッタ267は、図例の構成、形状に限らず、貯留装置264の作動を契機に予め定められた一定の動作パターンに従って非遮断状態と遮断状態とに変位可能であり、遮断状態において遊技球の上方への移動を阻止する構成であればよい。
尚、遊技球落下部2666と第二振分装置269との間は、遊技球落下部2666から落下する遊技球Bを第二振分装置269へ確実に落下させるように透明なカバー部材2667で覆われている。
このように構成された第二振分装置269は、常時、一定の動作で遊技球Bを振り分けるように回転している。例えば、第二振分装置269はパチンコ機1の電源投入から常に一定の速度で回転している。第二振分装置269の作動は、パチンコ機1の電源投入から回転を開始して常に一定の動作を行うので、小当り遊技の開始や第二大入賞口26の開放開始との関連性はない。第二振分装置269は、遊技球落下部2666から落下する遊技球Bを円盤状の部材の中央部で受け、時計方向に回転する円盤状の部材により第一特定領域268へ遊技球Bが入球するか否かを振り分ける構成である。
第二振分装置269は、常時、一定の回転速度で時計方向に回転作動させることが望ましい。
尚、第二振分装置269は、図例の構成、形状に限らず、第一特定領域268へ遊技球Bが入球するか否かを振り分ける構成であればよい。
この場合、第一遊技球通路261は、貯留装置264により貯留されない遊技球については、第一特定領域268へ入球させない構成である。また、第一遊技球通路261では、貯留装置264に貯留された遊技球を、第二エリア26bへ移動させる構成が好適であるが、貯留装置264に一度は貯留されたが、貯留装置264から零れてしまい、遊技球が第二エリア26bへ達しない場合があってもよい。
遊技領域20の最下部にはアウト球口203が設けられている。
遊技盤2の右下端部には、外レール201の外部に、第一特図表示装置28A、第二特図表示装置28B、第一特図保留数表示装置281、第二特図保留数表示装置282、普通図柄表示装置29及び普図保留数表示装置291が設けられている。
主制御装置40、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43は遊技盤2に設けられ、払出制御装置41、発射制御装置44、電源基板45は内枠30に設けられている。図7では発射制御装置44が描かれていないが、払出制御装置41の下に設けてある。
発射制御装置44にはCPU、ROM、RAM等が設けられていない。しかし、これに限るわけではなく、発射制御装置44にCPU、ROM、RAM等を設けてもよい。
主制御装置40からの出力信号は試験信号端子にも出力される他、図柄変動や特図の当り等の管理用の信号が外部接続端子板38を経てホールコンピュータ500に送られる。
主制御装置40と払出制御装置41とは双方向通信が可能である。
そしてサブ統合制御装置42は、スピーカ112を駆動して音声を出力することや、各種LEDや各種ランプ113の点灯、消灯等を制御する。更に演出図柄制御装置43へキャラクタなどを表示する演出や特図の擬似演出図柄の表示態様のコマンドを送信する。
パチンコ機1は、第一特図始動口23への入球に起因して第一特図の当否判定が実行される。当否判定に応じて第一特図表示装置28A及び演出図柄表示装置21にて図柄変動を開始する。その後、第一特図表示装置28Aに第一特図の確定図柄を、演出図柄表示装置21に第一特図に対応する擬似演出図柄を確定表示して第一特図の当否判定の結果を報知する。
当否判定の結果が大当り(図柄当り)となり、第一特図表示装置28Aに大当り図柄が確定表示されると、条件装置が作動することによって役物連続作動装置及び第一特電役物が作動して第一大入賞口25が賞球の獲得に有利な所定の態様で開放される大当り遊技(特別遊技)が実行される。
また役物当りによる大当り遊技終了後には、通常遊技状態よりも、単位時間あたりの第二特図始動口24への入球率が高く設定された状態である開放延長遊技状態への移行が可能とされている。
図柄当り、役物当りに拘わらず、第二特図に起因する大当り遊技終了後には、開放延長遊技状態への移行が可能とされている。
第一特図の保留記憶数は4個であり、第二特図の保留記憶数は1個に設定されている。
第二特図の図柄当りによる大当り遊技の終了後に、開放延長遊技状態に移行される確率は100%とされ、開放延長遊技状態の継続回数は第一特図及び第二特図の変動回数が99回に達するまで、又は次に大当り(図柄当り又は役物当り)が発生するまで継続される。
第一特図の役物当りによる大当り遊技の終了後に、開放延長遊技状態に移行される確率は約100%とされ、開放延長遊技状態の継続回数は第一特図及び第二特図の変動回数が99回に達するまで、又は次に大当り(図柄当り又は役物当り)が発生するまで継続される。
また第二特図の役物当りによる大当り遊技の終了後に、開放延長遊技状態に移行される確率は約100%とされ、開放延長遊技状態の継続回数は第一特図及び第二特図の変動回数が99回に達するまで、又は次に大当り(図柄当り又は役物当り)が発生するまで継続される。
例えば、図9(b)に示すように、小当り図柄として、「小当り図柄A」、「小当り図柄B」、「小当り図柄C」、及び「小当り図柄D」の4種類の図柄が設定されている。
例えば、第二大入賞口26の開放パターンとして、第二大入賞口26に入球した遊技球が第一振分装置263によって、第二遊技球通路262よりも第一遊技球通路261に振り分けられる確率が高くなるように設定された「第一開放パターン」と、第一遊技球通路261よりも前記第二遊技球通路262に振り分けられる確率が高くなるように設定された「第二開放パターン」とが設定されている。
一方、第二特図の当否判定に起因する小当りでは、小当り図柄として、「小当り図柄C」又は「小当り図柄D」のいずれかが選択される。そして、第二特図の当否判定に起因する小当りでは、小当り図柄として「小当り図柄C」又は「小当り図柄D」のいずれかが選択されることにより、100%の確率で「第二開放パターン」が選択される。
図10は主制御装置40で実行される「メインルーチン」のフローチャートを示し、「メインルーチン」は本処理(S100〜S111,S115)と残余処理(S112)とで構成され、2ms又は4ms周期の割り込み信号に起因して開始され、最初に正常割り込みか否かを判断する(S100)。この判断処理は、メモリとしてのRAMの所定領域の値が所定値であるか否かを判断することにより行われ、CPUにより実行される処理が本処理に移行したとき、通常の処理を実行して良いのか否かを判断するためのものである。正常割り込みでない場合としては、電源投入時又はノイズ等によるCPUの暴走等が考えられるが、CPUの暴走は近年の技術の向上によりほとんど無いものと考えて良いので、大抵が電源投入時である。電源投入時にはRAMの所定領域の値が所定値と異なる値となっている。
ここで正常割り込みでないとの否定判断(S100:no)ならS115の処理において初期設定(例えば前記メモリの所定領域への所定値の書き込み、普図及び特図を初期図柄とする等のメモリの作業領域への各初期値の書き込み等)を実行する。前記正常割り込みか否かを判断するための数値は、この初期設定の一環としてRAMに書き込まれる。
続く小当り図柄決定用乱数更新処理は(S104)、例えば、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
続く普図当り決定用乱数更新処理は(S105)、例えば、「0」〜「9」の10個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。尚、当選することとなる値は、常に「7」である。普図当り決定用乱数は普図の当否判定に使用される。
変動パターン決定用乱数更新処理は(S107)、例えば、「0」〜「119」の120個の整数を繰り返し作成するカウンタとして構成され、本処理毎に「1」を加算して最大値を超えると初めの値である「0」に戻る。
大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数は、特図の当否判定に使用される。
続く各出力処理では(S110)、遊技の進行に応じて主制御装置40は、払出制御装置41、サブ統合制御装置42、演出図柄制御装置43、発射制御装置44、第一大入賞口SOL512、第二大入賞口SOL513、第一振分装置SOL514、貯留装置SOL515、スパイラルタワー駆動部516、シャッタSOL517、及び第二振分装置モータ518等に対して各々出力処理を実行する。例えば、前記入球確認処理(S108)により遊技盤上の各入賞口に遊技球の入球があることが検知されたときには賞球としての遊技球を払い出すべく払出制御装置41に賞球信号を送信する処理を、遊技状態に対応したサウンドデータをサブ統合制御装置42に出力する処理を、パチンコ機に異常があるときにはエラー中であることを報知すべく演出図柄制御装置43にエラー信号を出力する処理を、各々実行する。
図11に示す「始動入球確認処理」は、第一特図始動口23、第二特図始動口24、第一普図作動ゲート22A、第二普図作動ゲート22Bに遊技球が入球したときに抽出される種々の乱数を、保留記憶として主制御装置40に記憶する。そして第一特図始動口23、第二特図始動口24、第一普図作動ゲート22A、第二普図作動ゲート22Bへの入球に起因する各種コマンドをサブ統合制御装置42に送信する処理となる。
保留記憶が満杯でなければ(S201:no)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数を第一特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する(S202)。
続いて特図の先読み判定処理を実行する(S203)。本処理において新たに記憶された第一特図の保留記憶において大当り決定用乱数の数値が、後述する当否判定の前に、特定値(大当りとなる値など)か否かを判定する。
次に加算した保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に送信する(S204)。
保留記憶が満杯でなければ(S206:no)、大当り決定用乱数、大当り図柄決定用乱数、小当り図柄決定用乱数、リーチ判定用乱数、変動パターン決定用乱数等を抽出し、抽出された各種の乱数を第二特図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する(S207)。
次に加算した保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に送信する(S208)。
保留記憶が満杯でなければ(S211:no)、普図当り決定用乱数を抽出し、抽出された普図当り決定用乱数を普図の保留記憶として記憶し、保留記憶数を示す保留記憶カウンタに1を加算する(S212)。
続いて普図の先読み判定処理を実行する(S213)。本処理において新たに記憶された保留記憶に係る普図当り決定用乱数の数値が、普図の当否判定の前に、特定値(当りとなる値など)か否かを判定する。
次に加算した保留記憶カウンタの値を示す保留数指示コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に送信する(S214)。その後、リターンする。
図12に示すように「普図当否判定処理」は、先ず、普電役物が作動中であるか否かを確認し(S300)、作動中でなければ(S300:no)、普図が変動中であるか否かを確認する(S301)。変動中でなければ(S301:no)、普図の確定図柄が確定表示中であるか否かを確認する(S302)。尚、普電役物が作動中(S300:yes)であれば、本「普図当否判定処理」を終了して「普図遊技処理」に移行する。
前記S312の処理の当否判定が普図当りか否かの確認を行う(S313)。
普図当りであれば(S313:yes)、普図当り図柄を決定する(S314)。本実施形態では普図当り図柄は1種類で構成されている。
次に、普図当り図柄の変動時間等といった変動パターンを決定する(S315)。本実施形態では、変動パターンは、通常遊技状態では30秒、開放延長遊技状態では1秒に設定される。続いて、普電役物の開閉部材241の開放パターンを決定する(S316)。本実施形態では、開放パターンは、普図当り図柄に応じて1種類で構成されている。開放パターンは、約3.0秒間の開放が1回実行される(図9参照)。
一方、確定図柄表示時間が終了したことを確認すると(S330:yes)、普通図柄表示装置29の普図の確定図柄表示を終了させる制御を行い、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43へ普図の確定表示終了に関するコマンドを送信する(S331)。その後、「普図遊技処理」へ移行する。
図18に示すように、「特図当否判定処理」は、先ず、第一大入賞口の第一特電役物及び第二大入賞口の第二特電役物が未作動であるか否かを確認する(S500)。第一大入賞口の第一特電役物又は第二大入賞口の第二特電役物が作動中(S500:no)であれば、本「特図当否判定処理」を終了して後述の「特別遊技処理」へ移行する。
第一大入賞口の第一特電役物及び第二大入賞口の第二特電役物が未作動であれば(S500:yes)、特図の変動が停止中であるか否かを確認する(S501)。変動停止中であれば(S501:yes)、特図の確定図柄が未表示であるか否かを確認する(S502)。
一方、第二特図の保留記憶がなければ(S503:no)、第一特図の保留記憶があるか否かを確認する(S505)。保留記憶があれば(S505:yes)、保留記憶のシフト処理を行う(S506)。該シフト処理により保留記憶のうち最も古い保留記憶の乱数が当否判定の対象となる。
このように、第一特図よりも第二特図を優先的に当否判定する。
第一特図及び第二特図の保留記憶がいずれもなければ(S505:no)、「特別遊技処理」へ移行する。
次に、第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bにおいて第一特図又は第二特図を変動表示させると共に、前記当否判定結果を示すデータ(大当り、小当り、ハズレの種類、リーチの有り無し、変動時間など)を含んだ特図変動開始コマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に出力する処理を行う(S515)。これによりサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、演出図柄表示装置21において、第一特図又は第二特図に対応する擬似演出図柄の変動を開始する。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
続く小当り開放パターン決定処理では、前記S521の処理で決定された小当り図柄に応じて第二大入賞口26の開放パターンを決定する(S523)。この場合、第一特図の当否判定に起因する小当りであれば、「小当り図柄A」又は「小当り図柄B」のいずれかに応じて「第一開放パターン」に決定される。一方、第二特図の当否判定に起因する小当りであれば、「小当り図柄C」又は「小当り図柄D」のいずれかに応じて「第二開放パターン」に決定される。
一方、変動時間が経過したことを確認すると(S530:yes)、サブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43に図柄停止コマンドを送信する(S531)。
続くS532の処理において図柄が大当り図柄であることが確認できれば(S532:yes)、第一特図表示装置28A又は第二特図表示装置28Bにおいて第一特図又は第二特図の大当り図柄を確定表示させる処理を行う(S533)。またサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、演出図柄表示装置21において、第一特図又は第二特図の大当り図柄に対応する擬似演出図柄を確定表示させる。
その後、開放延長フラグが「1」(開放延長フラグが「1」であれば開放延長遊技状態である)であることが確認できれば(S536:yes)、開放延長フラグを「0」にリセットする(S537)。そして大当りフラグに「1」をセットする(S538)。その後、「特別遊技処理」へ移行する。
尚、本「特図当否判定処理」では、小当り状態になっても、開放延長遊技状態の上限回数に達していなければ遊技状態は開放延長遊技状態のまま継続される構成である。
前記コマンドによりサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43は、演出図柄表示装置21において、第一特図又は第二特図に対応する擬似演出図柄の確定表示を終了する。
一方、規定数に達していなければ(S620:no)、第二大入賞口26の開放時間が終了したか否かを確認する(S621)。開放時間の終了が確認できれば(S621:yes)、前記S622の処理において第二大入賞口26を閉鎖する。
続いて第二大入賞口26が開放中であることが確認されれば(S633:yes)、第二大入賞口26を閉鎖し(S634)、更に第一特定領域268及び第二特定領域265を無効化する(S635)。
更に本処理では、役物当りによる大当り遊技終了後に開放延長遊技状態に移行するか否か又はその上限回数を設定する。
尚、本「特別遊技処理」では、小当り遊技の第二大入賞口26の開放中に(S621:no)、第一特定領域268又は第二特定領域265への入球があると(S630:yes)、直ちに条件装置、役物連続作動装置を作動させ、第二大入賞口26を閉鎖し、役物当りへ移行する構成としたが、これに限るものではない。例えば、第二大入賞口26への入球が規定数に達したり(S620:yes)、第二大入賞口26の開放時間が終了したり(S621:yes)することで、第二大入賞口26が閉鎖された後に、第一特定領域268又は第二特定領域265への入球があるか否かを確認して、入球があれば、条件装置、役物連続作動装置を作動させて役物当りへ移行する構成としてもよい。
大当りのインターバル中であれば(S651:yes)、インターバル終了時間であるか否かを確認し(S652)、インターバル終了時間であれば(S652:yes)、第一特電役物を作動させて大当り遊技の次のラウンドにおける第一大入賞口25の開放を行う(S653)。その後、リターンする。
大当り開始演出中であれば(S655:yes)、大当り開始演出時間が経過したか否かを確認し(S656)、演出時間の経過を確認できれば(S656:yes)、第一特電役物を作動させて大当り遊技の最初のラウンド遊技における第一大入賞口25を開放する(S657)。その後、リターンする。
一方、規定数に達していなければ(S660:no)、第一大入賞口25の開放時間が終了したか否かを確認する(S661)。開放時間が終了していなければ(S661:no)、リターンする。開放時間の終了であれば(S661:yes)、第一大入賞口25を閉鎖する(S662)。
一方、最終ラウンドの終了でなければ(S663:no)、開放間インターバル(大当りインターバル)処理を行ない、これにより大当りインターバルコマンドをサブ統合制御装置42及び演出図柄制御装置43へ送信する(S665)。その後、リターンする。
先ず、第一特図始動口23へ遊技球が入球し、第一特図始動口SW503が入球を検知すると(10)、第一特図の図柄変動が開始される(11)。例えば、通常遊技状態の第一特図の変動時間は約8秒に設定されている。第一特図の当否判定の結果が小当りとなり、第一特図表示装置28Aにおいて第一特図が小当り図柄で確定表示されると(11−1)と、第二特電役物が作動を開始し(12)、小当り遊技が開始される。例えば、小当り遊技の期間は約20秒間に設定される。ここでいう小当り遊技の期間とは、第二大入賞口26が開放されている期間ではなく、第二特電役物が作動している時間である。尚、小当り図柄の確定表示後に小当り遊技開始演出等が実行され、実質、小当り遊技は、小当り図柄の確定表示後の約1秒後に開始される。
尚、所定時間T、所定時間Tが経過するまでの第一期間P1、所定時間Tが経過した第二期間P2は、明確に遊技者からの見て異なる期間、明確に制御として区別される期間というわけではなく、単に時間経過のみで規定した決め事とする。
このように、貯留装置264は、小当り遊技の開始(12)から所定時間Tが経過するまでの第一期間P1又は所定時間Tが経過した後の第二期間P2のうち、第二大入賞口26に入球した遊技球が第一遊技球通路261よりも第二遊技球通路262に振り分けられる確率が高い第一期間P1では遊技球を貯留しない。
これに対して、第一振分装置263は、小当り遊技の前半時期の小当り遊技の開始(12)から約7秒間に遊技球を第二遊技球通路262へ振り分けるように作動する。
従って、これらの関係から、第一特図の小当り遊技では、実質的に、第二大入賞口26へ入球した遊技球は、第二遊技球通路262へ振り分けられることなく、第一遊技球通路261へ振り分けられる。
以上のように、第二エリア26bに配置された第一特定領域268へは、仮に第二大入賞口26に多くの遊技球が入球しても、第一特定領域268に入球する確率は低い。
勿論、取込口205a,205b,205c,205dにより遊技盤2内へ取り込まれた遊技球は、第一特定領域268又は第二特定領域265へ入球することはない。
先ず、第一普図作動ゲート22A又は第二普図作動ゲート22Bへ遊技球が入球し、普図作動SW505が入球を検知すると(20)、普図の図柄変動が開始される(21)。例えば、開放延長遊技状態の普図の変動時間は約1秒に設定されている。普図の当否判定の結果が当りとなり、普通図柄表示装置29において普図が当り図柄で確定表示されると(21−1)と、開閉部材241が作動して第二特図始動口24が開放する(22)。例えば、第二特図始動口24の開放期間は約3秒に設定されている。
通常遊技状態における第一特図の当否判定に起因する小当り遊技時の「第一開放パターン」と同様に、貯留装置264は、小当り遊技の開始(25)から所定時間Tが経過するまでの第一期間P1又は所定時間Tが経過した後の第二期間P2のうち、第二大入賞口26に入球した遊技球が第一遊技球通路261よりも第二遊技球通路262に振り分けられる確率が高い第一期間P1では遊技球を貯留しない。
第二特図の当否判定に起因する小当り遊技では、第一大入賞口25は作動しない。
これに対して、第一振分装置263は、小当り遊技の開始から約7秒間に遊技球を第二遊技球通路262へ振り分けるように作動する。
従って、これらの関係から、第二特図の小当り遊技では、実質的に、第二大入賞口26へ入球した遊技球は、第一遊技球通路261へ振り分けられることなく、第二遊技球通路262へ振り分けられる。
例えば、第一特図始動口23へ遊技球が入球し、第一特図始動口SW503が入球を検知すると(30)、第一特図の図柄変動が開始され(31)、第一特図の当否判定の結果が小当りとなり、第一特図が小当り図柄で確定表示されると(31−1)と、第二特電役物が作動を開始し(32)、小当り遊技が開始される。例えば、小当り遊技の期間は約20秒間に設定される。ここでいう小当り遊技の期間とは、第二大入賞口26が開放されている期間ではなく、第二特電役物が作動している時間である。実質、小当り遊技は、小当り図柄の確定表示後の約1秒後に開始される。
このように、第一振分装置263が予め定められた他の一つの動作パターンに従って振り分け作動することにより、小当り遊技の開始(32)から所定時間T(例えば約7秒)が経過するまでの第一期間P1では、小当り遊技によって開放された第二大入賞口26に入球した遊技球が第二遊技球通路262よりも第一遊技球通路261に振り分けられる確率が高くなり、所定時間Tが経過した後の第二期間P2では、第一遊技球通路261よりも第二遊技球通路262に遊技球が振り分けられる確率が高くなる。
尚、所定時間T、所定時間Tが経過するまでの第一期間P1、所定時間Tが経過した第二期間P2は、明確に遊技者からの見て異なる期間、明確に制御として区別される期間というわけではなく、単に時間経過のみで規定した決め事とする。
このように、貯留装置264は、小当り遊技の開始(32)から所定時間Tが経過するまでの第一期間P1又は所定時間Tが経過した後の第二期間P2のうち、第二大入賞口26に入球した遊技球が第一遊技球通路261よりも第二遊技球通路262に振り分けられる確率が高い第二期間P2では遊技球を貯留しない。
これに対して、第一振分装置263は、小当り遊技の開始から9秒後に、遊技球を第二遊技球通路262へ振り分けるように作動する。
これらの関係から、「他の第一開放パターン」では、実質的に、第二大入賞口26へ入球した遊技球は、第一遊技球通路261へ振り分けられることになる。
例えば、第一普図作動ゲート22A又は第二普図作動ゲート22Bへ遊技球が入球し、普図作動SW505が入球を検知すると(40)、普図の図柄変動が開始され(41)、普図の当否判定の結果が当りとなり、普図が当り図柄で確定表示されると(41−1)と、第二特図始動口24が開放する(42)。
「他の第一開放パターン」と同様に、第一振分装置263が予め定められた他の一つの動作パターンに従って振り分け作動することにより、小当り遊技の開始(45)から所定時間T(例えば約7秒)が経過するまでの第一期間P1では、小当り遊技によって開放された第二大入賞口26に入球した遊技球が第二遊技球通路262よりも第一遊技球通路261に振り分けられる確率が高くなり、所定時間Tが経過した後の第二期間P2では、第一遊技球通路261よりも第二遊技球通路262に遊技球が振り分けられる確率が高くなる。
「他の第一開放パターン」と同様に、貯留装置264は、小当り遊技の開始(45)から所定時間Tが経過するまでの第一期間P1又は所定時間Tが経過した後の第二期間P2のうち、第二大入賞口26に入球した遊技球が第一遊技球通路261よりも第二遊技球通路262に振り分けられる確率が高い第二期間P2では遊技球を貯留しない。
これに対して、第一振分装置263は、小当り遊技の開始から約9秒後に、遊技球を第二遊技球通路262へ振り分けるように作動する。
これらの関係から、第二特図の小当り遊技では、実質的に、第二大入賞口26へ入球した遊技球は、第二遊技球通路262へ振り分けられることとなる。
従って、「他の第一開放パターン」、「他の第二開放パターン」を用いた本変形実施例によれば、前記実施形態と同様な作用効果が得られる。
例えば、前記実施形態では、第一特図の当否判定に起因する小当り遊技では「第一開放パターン」が設定され、第二特図の当否判定に起因する小当り遊技では「第二開放パターン」が設定される構成であるが、これに限らず、通常遊技状態において、第二特図の当否判定に起因する小当り遊技では「第二開放パターン」よりも「第一開放パターン」が設定される確率を高くする、一方、開放延長遊技状態において、第二特図の当否判定に起因する小当り遊技では「第一開放パターン」よりも「第二開放パターン」が設定される確率を高くする構成にしてもよい。この場合、普図作動ゲートを遊技領域の右側だけでなく、左側にも配置することで通常遊技状態の左打ちにおいても、普図が変動し、第二特図始動口への入球が可能になる構成とする。また、このような構成においても、遊技状態に関係なく、第一特図の当否判定に起因する小当り遊技では、前記「第二開放パターン」よりも前記「第一開放パターン」が設定される確率を高くした構成が好適である。又は、第一特図の当否判定においては小当り遊技が発生しない構成としてもよい。
詳しくは、
普通図柄作動口への遊技球の入球に起因して抽出された数値データに基づいて行われる、開閉部材を開放させるか否かの判定である普通図柄の当否判定の結果を報知する普通図柄表示装置と、
常時入球可能な第一特別図柄始動口への遊技球の入球に起因して抽出された数値データに基づいて行われる第一特別図柄の当否判定の結果を報知する第一特別図柄表示装置と、
前記開閉部材により開放される第二特別図柄始動口への遊技球の入球に起因して抽出された数値データに基づいて行われる第二特別図柄の当否判定の結果を報知する第二特別図柄表示装置と、
少なくとも、前記第二特別図柄表示装置に小当り図柄が確定表示されることで、特定領域を備えた大入賞口を開放させる小当り遊技を実行させる小当り遊技実行手段と、
前記小当り遊技における前記大入賞口の開放パターンを、複数種類の前記開放パターンから一つの開放パターンを設定する小当り遊技開放パターン設定手段と、
前記小当り遊技中に前記特定領域に遊技球が入球すること、又は、前記第一特別図柄表示装置若しくは前記第二特別図柄表示装置に大当り図柄が確定表示されることで、大当り遊技を実行させる大当り遊技実行手段と、
通常遊技状態よりも、単位時間あたりの前記第二特別図柄始動口への入球率が高く設定された状態である開放延長遊技状態を実行させる開放延長遊技実行手段と、を備え、
所定の発射威力未満で発射された遊技球が流下する第一遊技領域と、前記所定の発射威力以上で発射された遊技球が流下する第二遊技領域とに、遊技球を打ち分けて遊技を実行可能であり、
前記第一特別図柄始動口が、前記第二遊技領域を流下した遊技球よりも前記第一遊技領域を流下した遊技球のほうが入球し易い位置に配置され、
前記普通図柄作動口が、前記第一遊技領域を流下した遊技球が入球可能な位置、及び、前記第二遊技領域を流下した遊技球が入球可能な位置にそれぞれ配置され、
前記第二特別図柄始動口と、前記特定領域を備えた大入賞口とが、前記第一遊技領域を流下した遊技球よりも前記第二遊技領域を流下した遊技球のほうが入球し易い位置に配置され、
前記第二特別図柄表示装置には、前記第二特別図柄の当否判定によって前記大当り図柄が確定表示される確率よりも前記小当り図柄が確定表示される確率を高くした弾球遊技機であって、
前記大入賞口内には、前記特定領域として、第一特定領域、及び、第二特定領域が設けられ、
且つ前記大入賞口内には、
前記第一特定領域へ向けて遊技球を誘導可能な第一遊技球通路と、
前記第二特定領域へ向けて遊技球を誘導可能な第二遊技球通路と、
前記大入賞口に入球した遊技球を、前記第一遊技球通路、又は、前記第二遊技球通路に振り分ける第一振分装置と、
前記第一遊技球通路に設けられ、遊技球を前記第一特定領域に入球可能とするか不可能とするかを振り分ける第二振分装置と、を備え、
前記第一振分装置は、前記小当り遊技の開始、又は、前記大入賞口の開放を契機に予め定められた一つの動作パターンに従って作動するように構成され、
前記第二振分装置は、前記小当り遊技の開始、及び、前記大入賞口の開放との関連性なく作動するように構成され、
前記小当り遊技開放パターン設定手段は、
前記小当り遊技における前記大入賞口の前記開放パターンとして、少なくとも、前記大入賞口に入球した遊技球が前記第一振分装置によって、前記第二遊技球通路よりも前記第一遊技球通路に振り分けられる確率が高くなるように設定された第一開放パターンと、前記第一遊技球通路よりも前記第二遊技球通路に振り分けられる確率が高くなるように設定された第二開放パターンと、から一つの開放パターンを設定することが可能であり、
前記通常遊技状態で、且つ前記第二特別図柄表示装置に前記小当り図柄が確定表示されたことで開始される前記小当り遊技では、前記小当り遊技開放パターン設定手段により、前記第二開放パターンよりも前記第一開放パターンが行われる確率が高くなるように設定され、
前記開放延長遊技状態で、且つ前記第二特別図柄表示装置に前記小当り図柄が確定表示されたことで開始される前記小当り遊技では、前記小当り遊技開放パターン設定手段により、前記第一開放パターンよりも前記第二開放パターンが行われる確率が高くなるように設定された弾球遊技機において、
前記大入賞口に入球した遊技球を上昇させる上昇装置を、前記第一遊技球通路に設け、
前記大入賞口の入口を、前記遊技領域の上下方向における中心線よりも、遊技者から見て低い位置である第一位置に配置し、
前記大入賞口に入球した所定の遊技球を、前記上昇装置によって、遊技者から見て前記第一位置よりも高い第二位置まで上昇させ、前記第二位置まで上昇した遊技球が前記第二振分装置によって前記第一特定領域に入球するか否かに振り分けられるように構成した。
つまり、第二特別図柄表示装置に小当り図柄が表示された場合に、遊技状態に応じて小当り遊技として開放される開放パターンを相違させる構成とする(遊技状態に応じて、確定表示される小当り図柄の種類選択率が異なる構成)。
尚、本構成において、遊技状態に関係なく、第一特別図柄表示装置に小当り図柄が表示された場合には、「第二開放パターン」の小当り遊技よりも「第一開放パターン」の小当り遊技が行われる確率を高くする構成が望ましい。また、このような構成においては、第一特図の当否判定において小当り判定がされず、第一特別図柄表示装置には小当り図柄が確定表示されない構成としてもよい。
2 遊技盤
20 遊技領域
20L 第一遊技領域
20R 第二遊技領域
22A 第一普図作動ゲート(普通図柄作動口)
22B 第二普図作動ゲート(普通図柄作動口)
23 第一特図始動口(第一特別図柄始動口)
24 第二特図始動口(第二特別図柄始動口)
25 第一大入賞口
26 第二大入賞口(大入賞口)
26e 入口
261 第一遊技球通路
262 第二遊技球通路
263 第一振分装置
264 貯留装置
265 第二特定領域
266 スパイラルタワー(上昇装置)
2666 遊技球落下部(落下装置)
268 第一特定領域(特定領域)
269 第二振分装置(振分装置)
28A 第一特図表示装置(第一特別図柄表示装置)
28B 第二特図表示装置(第二特別図柄表示装置)
29 普通図柄表示装置
40 主制御装置
Claims (2)
- 遊技領域に向けて遊技球を発射して遊技を行う弾球遊技機であって、所定の開放条件が成立することで大入賞口の入口が開放され、開放された前記大入賞口に入球した遊技球が、前記大入賞口に設けられた振分装置によって振り分けられ、前記大入賞口に設けられた特定領域に入球することで大当り遊技が開始される弾球遊技機において、
前記遊技領域の上半部に配置され、前記所定の開放条件が成立したか否かを示唆する表示装置と、
前記大入賞口に入球した遊技球を上昇させる上昇装置と、を備え、
前記大入賞口の入口を、前記遊技領域の上下方向における中心線よりも、遊技者から見
て低い位置である第一位置に配置し、
前記振分装置を、遊技者から見て前記第一位置よりも低い位置に配置し、
前記大入賞口に入球した所定の遊技球を、前記上昇装置によって、遊技者から見て前記第一位置よりも高く、前記遊技領域の上下方向における中心線よりも、遊技者から見て低い位置である第二位置まで上昇させ、前記第二位置まで上昇した遊技球が前記振分装置によって前記特定領域に入球するか否かに振り分けられるように構成されたことを特徴とする弾球遊技機。 - 請求項1に記載の弾球遊技機において、
前記上昇装置によって前記第二位置まで上昇した遊技球を前記振分装置に向けて落下させる落下装置を設けたことを特徴とする弾球遊技機。
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JP2018094062A (ja) | 2018-06-21 |
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