JP5621728B2 - 電力変換装置 - Google Patents

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Description

本発明は、貫通穴が形成された収納ケースと、該貫通穴を塞ぐカバーとを備える電力変換装置に関する。
従来から、例えば直流電力と交流電力との間で電力変換を行う電力変換装置が知られている(下記特許文献1参照)。従来の電力変換装置の要部拡大断面図を図12に示す。この電力変換装置9は、電力変換回路を構成する複数の電子部品(図示しない)と、該複数の電子部品を収納する収納ケース90とを備える。
電力変換装置9には、複数の電子部品の電極端子940,941を、締結部材95(ボルトおよびナット)によって締結する部位(締結部位99)がある。収納ケース90には、締結部位99の近傍に貫通穴91が形成されている。貫通穴91には、樹脂製のカバー92が取り付けられている。
電力変換装置9が故障した場合には、カバー92を取り外し、ケース外側から締結部材95を緩める作業を行う。そして、故障した電子部品を取り替える。
カバー92は、接着剤93によって、収納ケース90に接着されている。螺子等を使ってカバー92を収納ケース90に固定することも可能であるが、収納ケース90の水密性をより高めるために、接着剤93が用いられる。
カバー92を取り外す際には、マイナスドライバー等の工具96を、カバー92と収納ケース90との隙間に差し込む。そして、カバー92を収納ケース90から引き剥がす。また、電子部品を交換した後は、締結部材95を再び締結し、開口部91にカバー92を取り付ける。
特開2007−174760号公報
しかしながら、従来の電力変換装置9は、カバー92の取り外し作業を行う際に、カバー92と収納ケース90との間に工具96を差し込む必要があるため、工具96によって収納ケース90の表面に傷が付くことがあった。そのため、電力変換装置9の修理完了後、貫通穴91に再びカバー92を取り付けた場合に、接着剤93によって傷を埋めることができず、収納ケース90の水密性を充分に確保できないことがあった。
また、カバー92には、治具等を使ってカバー92を保持する部分が形成されていないため、カバー92を強い力で引き剥がすことができず、取り外し作業を行いにくいという問題があった。
本発明は、かかる背景に鑑みてなされたもので、カバーを取り外す作業を容易に行うことができ、収納ケースに傷が付きにくい電力変換装置を提供しようとするものである。
本発明の一態様は、複数の電子部品からなり、電力変換回路を構成する装置本体部と、
該装置本体部を収納する収納ケースと、
該収納ケースの壁部に貫通形成された貫通穴と、
該貫通穴を塞ぐ樹脂製のカバーとを備え、
上記カバーは、
上記貫通穴の開口周辺部におけるケース外面に、接着剤によって接着される被接着部と、
該被接着部の内側に形成され、該被接着部よりも厚さが薄い一対の薄肉部と、
該薄肉部に隣接して形成され、該薄肉部よりも厚さが厚い厚肉部とを有することを特徴とする電力変換装置にある(請求項1)。
上記電力変換装置は、上記カバーに、上記一対の薄肉部と、上記厚肉部とを形成してある。このようにすると、カバーの取り外し作業を容易に行うことができる。
すなわち、上記構成にすると、例えば鉤爪状の一対の治具を用意し、この治具を使って薄肉部を突き破り、厚肉部を保持することができる。次いで、治具をケース外側へ引き上げることにより、上記被接着部を収納ケースから剥離させ、カバーを収納ケースから取り外すことができる。このようにすると、一対の治具によって厚肉部をしっかりと保持できるため、カバーを強い力で引き剥がすことができる。そのため、カバーの取り外し作業を容易に行うことが可能になる。
また、カバーの取り外し作業を行う際に、収納ケースとカバーとの間に工具96(図12参照)を差し込む必要がないため、収納ケースの表面に傷が付くこともない。
以上のごとく、本発明によれば、カバーを取り外す作業を容易に行うことができ、収納ケースに傷が付きにくい電力変換装置を提供することができる。
実施例1における、カバーの断面図であって、図2のB−B断面図。 図1のA矢視図。 図2のC−C断面図。 実施例1における、電力変換装置の断面図。 図4のD−D断面図 実施例1における、電力変換装置の側面図。 実施例1における、カバーを取り外す工程の説明図。 図7に続く図。 図8に続く図。 実施例2における、カバーの断面図。 実施例2における、カバーの平面図。 従来例における、電力変換装置の要部拡大断面図。
また、上記薄肉部は、上記貫通穴を設けた上記壁部の板厚方向に立設し、上記厚肉部のケース内側面よりも、上記板厚方向におけるケース内側に、上記薄肉部が設けられていることが好ましい(請求項2)。
このようにすると、上記鉤爪状の治具によって薄肉部を突き破る動作が、そのまま厚肉部を保持する動作となり、これら2つの動作を一度に行うことが可能になる。これにより、カバーの取り外し工程をより容易に行うことが可能になる。
また、上記カバーは、上記被接着部のケース外側面よりもケース内側に凹んだ凹部を有し、該凹部の側壁に上記薄肉部が形成されていることが好ましい(請求項3)。
この場合には、被接着部よりも、上記板厚方向におけるケース内側に、薄肉部を形成することができる。そのため、厚肉部を、上記板厚方向において被接着部と略同じ位置か又はケース内側に形成でき、厚肉部がケース外側に大きく突出しないようにすることができる。これにより、ケース外側に設けられた他の部品と厚肉部とが干渉する等の不具合を防止することが可能になる。
また、上記カバーは一対の上記凹部を有し、該一対の凹部の間に上記厚肉部が設けられていることが好ましい(請求項4)。
この場合には、上記一対の治具を使って、厚肉部を両側から挟むことができる。そのため、カバーをしっかりと保持することができ、カバーの取り外し工程をより容易に行うことが可能になる。
また、上記凹部の底面は、上記薄肉部に近づくほど上記ケース内側に進むテーパ状に形成されていることが好ましい(請求項5)。
この場合には、上記底面を、治具を薄肉部に案内するためのガイド部として利用することができる。すなわち、上記構成にすると、鉤爪状の治具を、凹部の底面に対して上記板厚方向から押し付け、底面において治具を摺動させながら、治具の先端を薄肉部に突き刺すことが可能になる。そのため、治具を薄肉部に対して正確に位置合わせする必要がなくなり、カバーの取り外し工程を容易に行えるようになる。
(実施例1)
電力変換装置に係る実施例について、図1〜図9を用いて説明する。
図4、図5に示すごとく、本例の電力変換装置1は、装置本体部10と、該装置本体部10を収納する収納ケース2とを備える。装置本体部10は、複数の電子部品からなり、電力変換回路を構成している。また、図6に示すごとく、収納ケース2の壁部には、貫通穴20が形成されている。貫通穴20は、図1に示すごとく、樹脂製のカバー3によって塞がれている。
カバー3は、被接着部30と、一対の薄肉部31と、厚肉部32とを備える。被接着部30は、貫通穴20の開口周辺部におけるケース外面に、接着剤23によって接着される。
一対の薄肉部31は、被接着部30の内側に形成されている。薄肉部31は、被接着部30よりも厚さが薄い。
厚肉部32は、薄肉部31に隣接して形成されている。厚肉部32は、薄肉部31よりも厚さが厚い。
電力変換装置1には、後述するコンデンサCの電極端子15と、直流バスバー14とを、締結部材16によって締結する部位(締結部位60)がある。貫通穴20は、この締結部位60の近傍に形成されている。
カバー3は、平面視において、図2に示す形状をしている。すなわち、カバー3は、互いに平行な一対の側面351,352と、一対の湾曲面353,354とを備える。湾曲面353,354は、一対の側面351,352の延出方向(X方向)における、カバー3の両端に形成され、カバー外側に膨らむ円弧状に形成されている。また、これらの側面351,352、および湾曲側面353,354に沿って、上記被接着部30が形成されている。
図1に示すごとく、カバー3は、被接着部30のケース外側面300よりもケース内側に凹んだ一対の凹部33を有する。この一対の凹部33の間に厚肉部32が設けられている。そして、凹部33の側壁330に薄肉部31が形成されている。
また、凹部33の底面34は、薄肉部31に近づくほどケース内側に進むテーパ状に形成されている。
薄肉部31は、貫通穴20を設けた壁部200の板厚方向(Z方向)に立設している。そして、厚肉部32のケース内側面320よりも、Z方向におけるケース内側に、薄肉部31が設けられている。
図2に示すごとく、一方の側面351に沿って形成された第1被接着部30aと、他方の側面352に沿って形成された第2被接着部30bとの間を繋ぐように、厚肉部32が形成されている。凹部33の側壁330(薄肉部31)は平板状であり、X方向に直交する方向(Y方向)に延出している。
図3に示すごとく、被接着部30と厚肉部32の板厚は略同一である。また、被接着部30のケース外側面300と、厚肉部32のケース外側面325とは面一である。
また、カバー3には、該カバー3を収納ケース2に固定するための固定爪36が形成されている。固定爪36は、第1被接着部30aの内側および第2被接着部30bの内側から、Z方向に向ってケース内側に突出している。固定爪36は、テーパ面360を有する。
カバー3を取り付ける作業を行う際には、カバー3を、固定爪36を設けた側から貫通穴20に差し込む。このようにすると、貫通穴20の内周面250にテーパ面360が当接し、固定爪36が弾性変形する。そして、被接着部30が収納ケース2に接触する位置までカバー3が進むと、テーパ面360が内周面250から外れ、固定爪36が弾性復帰する。これにより、固定爪36の端面361と被接着部30との間で、収納ケース2の壁部200をZ方向に挟持し、カバー3を固定するようになっている。
また、図1に示すごとく、カバー3には、該カバー3を貫通穴20に取り付ける際のガイドとなるガイド部35が形成されている。ガイド部35は、被接着部30の内側から、Z方向に向ってケース内側に突出している。
電力変換装置1が故障した場合に、カバー3を取り外し、上述した締結部材16を緩めて部品を交換することがある。カバー3を取り外す際には、図7に示すごとく、鉤爪状の一対の治具4を用いる。
治具4は、棒状の本体部40と、該本体部40の先端に設けられた屈曲部41とを備える。本体部40と屈曲部41とのなす角度θは直角または鈍角である。カバー3を取り外す際には、治具4の本体部40をZ方向に向けた状態で、屈曲部41を凹部33の底面34に密着させる。この状態で治具4をZ方向に押し付けると、底面34において屈曲部41が摺動し、屈曲部41の先端410が薄肉部31に案内される。
先端410が薄肉部31に当接した後、図8に示すごとく、本体部40が厚肉部32に接近する方向に向けて、治具4に力を加える。そして、先端410によって薄肉部31を突き破り、一対の治具4を使って厚肉部32をX方向に挟持する。その後、図9に示すごとく、治具4をZ方向におけるケース外側に引き上げる。これにより、被接着部30を剥離し、カバー3を収納ケース2から取り外す。
次に、電力変換装置1の全体構造について説明する。図4、図5に示すごとく、電力変換装置1は、スイッチング素子を内蔵した半導体モジュール5と、該半導体モジュール5を冷却する冷却管13とを積層した積層体11を備える。積層体11は、ばね部材12によって、フレーム19内に固定されている。フレーム19は、図示しないボルトによって、収納ケース2に固定されている。
半導体モジュール5は、制御端子51とパワー端子52とを備える。制御端子51には、制御回路基板18が接続している。パワー端子52には、直流電源(図示しない)の正電極に接続される正極端子52aと、直流電源の負電極に接続される負極端子52bと、交流負荷に接続される交流端子52cとがある。制御回路基板18が、半導体モジュール5のスイッチング動作を制御することにより、正極端子52aと負極端子52bとの間に印加される直流電圧を交流電圧に変換し、交流端子52cから出力している。
正極端子52aには正極バスバー14aが接続しており、負極端子52bには負極バスバー14bが接続している。また、交流端子52cには交流バスバー(図示しない)が接続している。
一方、収納ケース2には、DC−DCコンバータ17と、コンデンサCとが収納されている。DC−DCコンバータ17は、上記直流電源の電圧を昇圧する。また、コンデンサCは、DC−DCコンバータ17によって昇圧した直流電圧を平滑化する。
コンデンサCは2個の電極端子15を備える。この2個の電極端子15は、締結部材16によって、正極バスバー14aおよび負極バスバー14bにそれぞれ締結されている。
図1、図6に示すごとく、電極端子15とバスバー14とを締結した部位(締結部位60)の近傍において、収納ケース2に貫通穴20が形成されている。本例のカバー3は、この貫通穴20を塞いでいる。
図4に示すごとく、収納ケース2は、第1部分2aと、第2部分2bと、蓋部21とを備える。フレーム19は第1部分2aに固定されており、コンデンサC及びDC−DCコンバータ17は第2部分2bに固定されている。蓋部21は第1部分2aに取り付けられ、制御回路基板18を保護している。
第1部分2aと第2部分2bは、ボルト挿通孔を備えたリブ部24を有する。リブ部24のボルト挿通孔にケース用ボルト25を挿入し、ケース用ナット26に螺合することにより、第1部分2aと第2部分2bとを締結している。
電力変換装置1が故障した場合に、第1部分2aと第2部分2bとを分離して、故障した部品を取り替えることがある。上述したように、フレーム19は第1部分2aに固定され、コンデンサCは第2部分2bに固定され、かつバスバー14と電極端子15とが締結されているため、ケース用ボルト25を外しただけでは、第1部分2aと第2部分2bを分離することはできない。そのため、上記カバー3を取り外し、締結部材16を緩める。
本例の作用効果について説明する。図1に示すごとく、本例の電力変換装置1は、カバー3に、一対の薄肉部31と、厚肉部32とを形成してある。このようにすると、カバー3の取り外し作業を容易に行うことができる。
すなわち、本例では図7〜図9に示すごとく、鉤爪状の一対の治具4を使って薄肉部31を突き破り、厚肉部32を保持することができる。次いで、治具4をケース外側へ引き上げることにより、被接着部30を収納ケース2から剥離させ、カバー3を収納ケース2から取り外すことができる。このようにすると、治具4によって厚肉部32をしっかりと保持できるため、カバー3を強い力で引き剥がすことができる。そのため、カバー3の取り外し作業を容易に行うことが可能になる。
また、本例では、カバー3の取り外し作業を行う際に、収納ケース2とカバー3との間に工具96(図12参照)を差し込む必要がないため、収納ケース2の表面に傷が付くこともない。
また、本例では、薄肉部31はZ方向に立設している。そして、厚肉部32のケース内側面320よりも、Z方向におけるケース内側に、薄肉部31が設けられている。
このようにすると図7、図8に示すごとく、治具4によって薄肉部31を突き破る動作が、そのまま厚肉部32を保持する動作となり、これら2つの動作を一度に行うことが可能になる。これにより、カバー3の取り外し工程をより容易に行うことが可能になる。
また、カバー3は、被接着部30のケース外側面300よりもケース内側に凹んだ凹部33を有する。そして、凹部33の側壁330に薄肉部31が形成されている。
このようにすると、被接着部30よりも、Z方向におけるケース内側に、薄肉部31を形成することができる。そのため、厚肉部32を、Z方向において被接着部30と略同じ位置か又はケース内側に形成でき、厚肉部32がケース外側に大きく突出しないようにすることができる。これにより、ケース外側に設けられた他の部品と厚肉部32とが干渉する等の不具合を防止することが可能になる。
また、カバー3は一対の凹部33を有し、この一対の凹部33の間に厚肉部32が設けられている。
このようにすると、一対の治具4を使って、厚肉部32を両側から挟むことができる。そのため、カバー3をしっかりと保持することができ、カバー3の取り外し工程をより容易に行うことが可能になる。
また、凹部33の底面34は、薄肉部31に近づくほどケース内側に進むテーパ状に形成されている。
この場合には、底面34を、治具4を薄肉部31に案内するためのガイド部として利用することができる。すなわち、上記構成にすると、治具4を、凹部33の底面34に対してZ方向から押し付け、底面34において治具4を摺動させながら、治具4の先端410を薄肉部31に突き刺すことが可能になる。そのため、治具4を薄肉部31に対して正確に位置合わせする必要がなくなり、カバー3の取り外し工程を容易に行えるようになる。
以上のごとく、本例によれば、カバーを取り外す作業を容易に行うことができ、収納ケースに傷が付きにくい電力変換装置を提供することができる。
(実施例2)
本例は、カバー3の形状を変更した例である。図10に示すごとく、本例のカバー3は、1個の凹部33を有する。この凹部33と被接着部30との間に、厚肉部32が形成されている。また、実施例1と同様に、薄肉部31は凹部33の側壁330に形成されている。薄肉部31はZ方向に立設している。そして、厚肉部32のケース内側面320よりも、Z方向におけるケース内側に、薄肉部31が設けられている。
図11に示すごとく、本例のカバー3は平面視円形であり、凹部33は平面視四角形状である。本例のカバー3は、相対向する一対の薄肉部31aを、治具4を使ってa方向に保持する場合と、別の一対の薄肉部31bを、治具4を使ってb方向に保持する場合との、2方向に保持することができるようになっている。
その他、実施例1と同様の構成を有する。
このようにすると、図11に示すごとく、カバー3が傾いて取り付けられた場合、作業者は、a方向とb方向のうち、作業しやすい方向を選択することが可能になる。そのため、カバー3の取り外し作業を容易に行うことができる。
なお、本例の凹部33は平面視四角形であるが、六角形等、任意の多角形にすることができる。また、凹部33を平面視円形にすることもできる。
その他、実施例1と同様の作用効果を有する。
1 電力変換装置
2 収納ケース
20 貫通穴
3 カバー
30 被接着部
31 薄肉部
32 厚肉部
33 凹部
4 治具

Claims (5)

  1. 複数の電子部品からなり、電力変換回路を構成する装置本体部と、
    該装置本体部を収納する収納ケースと、
    該収納ケースの壁部に貫通形成された貫通穴と、
    該貫通穴を塞ぐ樹脂製のカバーとを備え、
    上記カバーは、
    上記貫通穴の開口周辺部におけるケース外面に、接着剤によって接着される被接着部と、
    該被接着部の内側に形成され、該被接着部よりも厚さが薄い一対の薄肉部と、
    該薄肉部に隣接して形成され、該薄肉部よりも厚さが厚い厚肉部とを有することを特徴とする電力変換装置。
  2. 請求項1に記載の電力変換装置において、上記薄肉部は、上記貫通穴を設けた上記壁部の板厚方向に立設し、上記厚肉部のケース内側面よりも、上記板厚方向におけるケース内側に、上記薄肉部が設けられていることを特徴とする電力変換装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の電力変換装置において、上記カバーは、上記被接着部のケース外側面よりもケース内側に凹んだ凹部を有し、該凹部の側壁に上記薄肉部が形成されていることを特徴とする電力変換装置。
  4. 請求項3に記載の電力変換装置において、上記カバーは一対の上記凹部を有し、該一対の凹部の間に上記厚肉部が設けられていることを特徴とする電力変換装置。
  5. 請求項4に記載の電力変換装置において、上記凹部の底面は、上記薄肉部に近づくほど上記ケース内側に進むテーパ状に形成されていることを特徴とする電力変換装置。
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