JP5621303B2 - 撮像装置 - Google Patents

撮像装置 Download PDF

Info

Publication number
JP5621303B2
JP5621303B2 JP2010087970A JP2010087970A JP5621303B2 JP 5621303 B2 JP5621303 B2 JP 5621303B2 JP 2010087970 A JP2010087970 A JP 2010087970A JP 2010087970 A JP2010087970 A JP 2010087970A JP 5621303 B2 JP5621303 B2 JP 5621303B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
crystal shutter
regions
region
sub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010087970A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2010268443A (ja
Inventor
山本 健二
健二 山本
真一郎 田尻
真一郎 田尻
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP2010087970A priority Critical patent/JP5621303B2/ja
Priority to PCT/JP2010/056763 priority patent/WO2010119923A1/ja
Priority to CN201080015495.5A priority patent/CN102388619B/zh
Priority to US13/262,994 priority patent/US20120019736A1/en
Publication of JP2010268443A publication Critical patent/JP2010268443A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5621303B2 publication Critical patent/JP5621303B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B35/00Stereoscopic photography
    • G03B35/02Stereoscopic photography by sequential recording
    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B35/00Stereoscopic photography
    • G03B35/08Stereoscopic photography by simultaneous recording
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04NPICTORIAL COMMUNICATION, e.g. TELEVISION
    • H04N13/00Stereoscopic video systems; Multi-view video systems; Details thereof
    • H04N13/20Image signal generators
    • H04N13/204Image signal generators using stereoscopic image cameras
    • H04N13/207Image signal generators using stereoscopic image cameras using a single 2D image sensor
    • H04N13/211Image signal generators using stereoscopic image cameras using a single 2D image sensor using temporal multiplexing

Description

本発明は、例えば3次元表示に利用される視差画像の取得に好適な撮像装置に関する。
従来、様々な撮像装置が提案され、開発されている。また、撮像して得られた撮像データに対し、所定の画像処理を施して出力するようにした撮像装置も提案されている。
例えば、特許文献1には、液晶を利用した電子式光シャッター(以下、単に液晶シャッターという)を用いた撮像装置が提案されている。この撮像装置は、撮像レンズ、液晶シャッター、撮像素子および画像処理部から構成され、液晶シャッターは2つの領域に分割されており、その領域毎に透過および遮断を切り替えられるようになっている。これにより、液晶シャッターの透過領域毎に、その領域を透過した光線に基づいて画像が取得される。これらの画像はそれぞれ、液晶シャッターの異なる領域を透過した光線に基づいて生成されたものであるから、互いに視差を有する視差画像となる。このような2枚の視差画像をそれぞれ、特殊な表示デバイスを用いて表示すると共に、観察者が右眼と左眼において別々に観察することにより立体視を実現することができる。
特開2001−61165号公報
ところが、上記のような撮像装置では、液晶シャッターを分割する2つの領域が、1つの方向、例えば左右の視差画像を取得するための水平方向(左右方向)に沿って配置されている。このため、そのような撮像装置が例えばカメラ等として用いられる場合、左右の視点画像を取得するためには、撮影時のカメラの姿勢が常に一定の姿勢に限定されてしまう。即ち、2つの領域に分割された液晶シャッター(以下、単に2分割シャッターという)では、カメラ姿勢の制約を受け、例えばカメラを所定の角度傾けた(回転させた)状態では、所望の(例えば左右の)視点画像を取得することが困難となる。
本発明はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、撮影時の姿勢が一方向に制約されることなく所望の視点画像を取得することが可能な撮像装置を提供することにある。
本発明の撮像装置は、撮像レンズと、受光した光に基づいて撮像データを取得する撮像素子と、光軸を中心として放射状に少なくとも4つの領域に均等分割され、撮像素子へ向かう光線の透過率を領域毎に制御可能である液晶シャッターと、液晶シャッターにおける各領域の透過および遮断を切り替える液晶シャッター駆動部と、撮像レンズ、撮像素子および液晶シャッターが収容される筐体とを備えたものである。液晶シャッター駆動部は、液晶シャッターの全領域のうちの隣り合う2以上の領域を単位領域として単位領域毎に透過率制御を行い、その単位領域として、第1視点に対応する第1の単位領域と、第2視点に対応する第2の単位領域とを選択し、第1および第2の単位領域の透過および遮断を時分割で切り替える。筐体が光軸まわりに回転した姿勢にある場合には、単位領域として、第1の単位領域とは異なる第1視点に対応する第3の単位領域と、第2の単位領域とは異なる第2視点に対応する第4の単位領域とを選択し、第3および第4の単位領域の透過および遮断を時分割で切り替える。
本発明の撮像装置では、液晶シャッター駆動部が、液晶シャッターの各領域における透過および遮断を切り替えることにより、撮像素子では、領域毎に、受光光線に基づく撮像データが取得される。液晶シャッターにおける複数の領域は互いに異なる領域であるから、各領域の透過光線は互いに視差を持つ。このとき、液晶シャッターが4つ以上の領域に分割されていることにより、液晶シャッター駆動部は、筐体が一の姿勢にある場合と、それとは異なる他の姿勢にある場合との場合毎に、それら4つ以上の領域から所望の視点方向に対応する適切な領域を選択して、透過および遮断を切り替え可能となる。
本発明の撮像装置によれば、液晶シャッターが少なくとも4つの領域に分割され、液晶シャッター駆動部が、液晶シャッターの各領域の透過および遮断の切り替えを、筐体の姿勢に応じて行う。これにより、筐体が一の姿勢にある場合だけでなく、それとは異なる他の姿勢にある場合であっても、所望の視点方向に対応する適切な領域を選択して、それらの透過および遮断を切り替えることができる。即ち、筐体が上記いずれの姿勢にある場合あっても、所望の視点画像を得ることができる。よって、撮影時の姿勢が一方向に制約されることなく所望の視点画像を取得可能となる。
本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置の構成を表すブロック図である。 図1に示した液晶シャッターの領域分割および偏光方向を表す平面模式図である。 図1に示した液晶シャッターにおけるサブ領域同士の境界付近の断面図である。 図3に示した偏光子、サブ電極および検光子におけるそれぞれの平面構成を表す模式図である。 図4に示した偏光子の他の例を表す平面模式図である。 比較例1に係る液晶シャッターの断面構成と、その偏光子、電極および検光子の平面構成について表す図である。 図6に示した液晶シャッターの作用を説明するための模式図である。 比較例2に係る液晶シャッターの偏光子、電極および検光子の平面構成について表す図である。 図8に示した液晶シャッターの作用を説明するための模式図である。 図1に示した撮像装置の一適用例を説明するための模式図である。 本発明の第2の実施の形態に係る液晶シャッターの概略構成を表す断面図である。 図11に示した偏光子、サブ電極および検光子におけるそれぞれの平面構成を表す模式図である。 図12に示した偏光子の他の例を表す平面模式図である。 変形例1に係る液晶シャッターの領域分割と偏光方向について表す平面模式図である。 変形例2に係る液晶シャッターの領域分割と偏光方向について表す平面模式図である。 本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置の構成を表すブロック図である。 本発明の第3の実施形態に係る液晶シャッター(4分割)の概略構成を表す平面模式図である。 (A)は、図16に示した液晶シャッターの断面構成と、電極分割パターン例を示すものであり、(B)〜(D)は他の電極分割パターン例を示すものである。 第3の実施形態における撮像データ取得処理の流れ図である。 図16に示した液晶シャッターを使用したシャッター切り替え動作を説明するための模式図であり、(A)〜(C)は0°姿勢、(D)〜(F)は90°姿勢について示す。 図16に示した液晶シャッターを用いた他のシャッター切り替え動作を説明するための模式図であり、(A),(B)は左右の視点画像、(C),(D)は上下の視点画像を取得する場合を示す。 変形例3に係る液晶シャッター(8分割)の概略構成を表す平面模式図である。 図21に示した液晶シャッターの断面構成と、電極分割パターン例を示すものである。 図21に示した液晶シャッターを使用したシャッター切り替え動作を説明するための模式図であり、(A)〜(C)は0°姿勢、(D)〜(F)は90°姿勢について示す。 図21に示した液晶シャッターを使用したシャッター切り替え動作を説明するための模式図であり、(A)〜(C)は45°姿勢、(D)〜(F)は−45°姿勢について示す。 他のシャッター切り替え動作を説明するための模式図である。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。なお、説明は以下の順序で行う。

1.第1の実施の形態:液晶シャッターの各領域を、サブ電極形成(電極分割)により分割した例
2.第2の実施の形態:液晶シャッターの各領域を、検光子(第2の偏光子)における偏光領域分割により分割した例
3.変形例1:各領域を4つのサブ領域に分割した例
4.変形例2:各領域を4つのサブ領域に分割した他の例
5.第3の実施の形態:姿勢検出機構を備えた撮像装置(液晶シャッター:4分割)の例
6.変形例3:他の液晶シャッター(8分割)を用いた例
<第1の実施の形態>
(撮像装置1の構成)
図1は、本発明の第1の実施の形態に係る撮像装置(撮像装置1)の全体構成を表したものである。この撮像装置1は、撮像対象物2を撮像して撮像データDoutを出力するも
のであり、撮像レンズ11、液晶シャッター12、撮像素子13、液晶シャッター駆動部14、撮像素子駆動部15および制御部16を備えている。なお、撮像装置1には、図示しない画像処理部が設けられていてもよい。
撮像レンズ11は、撮像対象物2を撮像するためのメインレンズであり、例えば、ビデオカメラやスチルカメラ等で使用される一般的な撮像レンズが用いられている。
液晶シャッター12は、撮像素子13へ向かう光線の透過率を制御するためのものである。この液晶シャッター12は、撮像レンズ11の光入射側もしくは光出射側(ここでは、光出射側)に配設されている。液晶シャッター12の詳細構成については後述する。
撮像素子13は、撮像レンズ11からの光を受光して撮像データを取得するものであり、撮像レンズ11の焦点面に配置されている。この撮像素子13は、例えば、CCD(Charge Coupled Device;電荷結合素子)やCMOS(Complementary Metal Oxide Semiconductor)等がマトリクス状に配置されてなるものである。この撮像素子13の受光面上には、例えば所定の色配列を有するR,G,Bのカラーフィルタ(図示せず)が配設されている。
液晶シャッター駆動部14は、液晶シャッター12を駆動して、液晶シャッター12の2つの領域間において透過(オープン:開)および遮断(クローズ:閉)を時分割で切り替える制御を行うものである。この液晶シャッター駆動部14による切替動作は、詳細は後述するが液晶シャッター12に対する供給電圧を変化させることにより行う。
撮像素子駆動部15は、撮像素子13を駆動してその受光動作の制御を行うものである。
制御部16は、液晶シャッター駆動部14および撮像素子駆動部15の動作を制御するものであり、この制御部16としては例えばマイクロコンピュータ等が用いられる。
(液晶シャッター12の詳細構成)
まず、図2(A),(B)を参照して、液晶シャッター12の領域分割の概要について説明する。図2(A),(B)は、液晶シャッター12の領域分割と偏光方向について模式的に表したものである。但し、各サブ領域内に示した矢印は、それぞれ偏光方向を模式的に表すものである。液晶シャッター12は、互いに異なる2つの領域(ここでは、左右2つの領域)12L,12Rを有している。これらの領域12L,12Rは、互いに光軸対称となるように、例えば円形の平面形状を左右に2分するように設けられている。このような液晶シャッター12では、各領域12L,12R毎に、光線の透過率制御(具体的には透過および遮断の切り替え)を行うことが可能となっている(図2(B))。但し、図2(B)において、斜線部分は光線が遮断(クローズ)されていることを示しており、即ち左図(L)では領域12L、右図(R)では領域12Rがそれぞれオープンとなっている。
領域12L,12Rは、互いに偏光方向の異なる偏光をそれぞれ透過させるサブ領域に分割されている。例えば、領域12Lは、サブ領域12L1,12L2に均等分割され、このうちサブ領域12L1では第1の偏光(実線矢印、以下同様)を選択的に透過させ、サブ領域12L2では第2の偏光(点線矢印、以下同様)を選択的に透過させるようになっている。同様に、領域12Rについても、第2の偏光を透過させるサブ領域12R1と、第1の偏光を透過させるサブ領域12R2に均等分割されている。但し、本明細書において、「第1の偏光」および「第2の偏光」は、その偏光方向が互いに直交する直線偏光(0°方向および90°方向にそれぞれ振動する光)であり、例えば一方がp偏光、他方がs偏光である。
本実施の形態の液晶シャッター12では、上記のような領域分割が、偏光子および電極の分割によってなされている。以下、その具体的な構成について、図3および図4を参照して説明する。図3は、液晶シャッター12におけるサブ領域12L1,12L2の境界付近の断面構成を表したものである。図4は、偏光子、サブ電極および検光子におけるそれぞれの平面構成について模式的に表したものである。図5は、偏光子の平面構成の他の例を表したものである。
液晶シャッター12は、一対の基板101,106間に液晶層104が封止されると共に、基板101の光入射側に偏光子107A(第1の偏光子)、基板106の光出射側に検光子107B(第2の偏光子)がそれぞれ貼り合わせられたものである。基板101,106はそれぞれ、例えばガラス基板等の透明基板であり、入射光線を透過可能となっている。
基板101と液晶層104との間には電極が形成されており、本実施の形態ではこの電極が複数(ここでは4つ)のサブ電極102Aに分割されている。4つのサブ電極102Aは、液晶シャッター12の平面形状を、放射状に均等分割するように形成されている。これら4つのサブ電極102Aは、液晶シャッター12におけるサブ領域12L1,12L2,12R1,12R2に対応しており、このような電極分割により領域12L,12R毎の透過率制御が可能となる。
一方、基板101に対向する基板106には、サブ領域12L1,12L2,12R1,12R2に共通の電極105が形成されている。サブ電極102Aと液晶層104との間には配向膜103A、電極105と液晶層104との間には配向膜103Bがそれぞれ形成されている。
サブ電極102Aおよび電極105はそれぞれ、例えばITO(Indium Tin Oxide;酸化インジウムスズ)などの透明電極により構成され、基板101,106と同様、入射光線を透過可能となっている。配向膜103A,103Bは、液晶層104内の液晶分子の配向を所望の方向に揃えるためのものである。本実施の形態では、配向膜103Aと配向膜103Bとの間で、それぞれの液晶分子に対する配向制御方向が互いに直交するようになっている。液晶層104は、例えばネマティック液晶などの液晶材料によりなるものであり、サブ電極102Aおよび電極105を通じて印加される電圧の大きさに応じて、液晶分子の配向状態が変化し、これにより透過率制御が行われるようになっている。
偏光子107Aおよび検光子107Bはそれぞれ、入射光線のうち、所定の偏光軸に沿った方向の偏光を選択的に透過させるものである。本実施の形態では、図4に示したように、偏光子107Aは、その平面形状を4等分するように偏光透過領域107A1〜107A4に分割されている。これらのうち偏光透過領域107A1,107A4には第1の偏光、偏光透過領域107A2,107A3には第2の偏光をそれぞれ選択的に透過させるように偏光軸が形成されている。これらの偏光透過領域107A1〜107A4はそれぞれ、サブ電極102Aに対応して設けられている。検光子107Bについては、本実施の形態ではどちらか一方の偏光、例えば第2の偏光を選択的に透過させるような構成となっていればよく、サブ領域12L1,12L2,12R1,12R2毎に偏光軸を異ならせる必要はない。
なお、偏光子107Aの4つの偏光透過領域における各偏光方向は、上述した組み合わせに限定されるものではなく、例えば図5に示したような偏光子108Aを用いてもよい。具体的には、サブ領域12L1,12R1に対応する偏光透過領域108A1,108A3には第1の偏光、サブ領域12L2,12R2に対応する偏光透過領域108A2,108A4には第2の偏光をそれぞれ選択的に透過させるようにしてもよい。即ち、サブ領域12L1,12L2からなる領域(12L)と、サブ領域12R1,12R2からなる領域(12R)とが左右対称となるような構成であってもよい。
(第1の実施の形態の作用、効果)
(撮像装置1の基本動作)
撮像装置1では、撮像対象物2からの光のうち撮像レンズ11を通過した光線は、液晶シャッター12の所定の領域を透過したのち、撮像素子13へ到達する。撮像素子13では、撮像素子駆動部15による駆動動作に従って、受光光線に基づく撮像データDout(
視差画像DR,DL)が得られる。図示しない画像処理部により、この画像処理部において視差画像DR,DLに対して所定の画像処理が施される。画像処理としては、視差画像DR,DLに対する時間的な並べ替え処理や、デモザイク処理等のカラー補間処理等がなされる。
このとき、液晶シャッター駆動部14は、液晶シャッター12の領域12L,12R間において時分割で開閉の切り替えを行う。具体的には、あるタイミングでは、撮像素子13へ向かう光線を、液晶シャッター12の領域12Lにおいて透過させる一方、領域12Rにおいて遮断させ、次のタイミングでは領域12Lで遮断、領域12Rで透過させるように切り替える。このとき本実施の形態では、各サブ電極102Aおよび電極105への供給電圧の大きさに応じて、領域12L,12R毎の透過率制御がなされる。ここで、領域12L,12Rは互いに異なる領域であるから、領域12L,12Rをそれぞれ透過した光線は互いに視差を持つ。従って、液晶シャッター駆動部14の切替動作により、撮像データDoutとして、左右2つの視点から撮影したかのような2枚の視差画像DL,DR
が得られる。
ここで、図6〜図9を参照して、比較例(比較例1,2)に係る液晶シャッターについて説明する。図6は、比較例1に係る液晶シャッター110の断面構成と、その偏光子、電極および検光子の平面構成について表したものである。図8は、比較例2に係る偏光子、電極および検光子の平面構成について表したものである。
(比較例1)
液晶シャッター110は、一対の基板111,115間に液晶層113が封止されると共に、基板111側に偏光子116A、基板115側に検光子116Bが貼り合わされている。基板111,115と液晶層11との間には、電極112,114が形成されている。このうち、例えば基板111側に形成された電極112は、電極112を左右に2分するように2つのサブ電極112Aに分割されている。偏光子116Aおよび検光子116Bはそれぞれ、偏光軸が一方向に沿って一様に形成されたものであり、偏光子116Aと検光子116Bとの間で、その偏光軸同士が互いに直交するように配置されている。比較例1の場合、上記2つのサブ電極112Aに対応する左右の領域毎に透過率が制御されることにより、これらの領域間で開閉を切り替える駆動がなされる。
(比較例2)
あるいは、図8に示したように、左右2つの領域の偏光方向が互いに異なるようにしてもよい。この場合、上記比較例1の液晶シャッター110と同様の構成において、偏光子116が、互いに直交する偏光をそれぞれ透過させる偏光透過領域116A1,116A2に分割されている。電極112については分割されておらず、検光子116Bについては、上記比較例1と同様である。
ところが、比較例1,2の場合、左右2つの領域間で透過および遮断を切り替えると、図7に示したように、左右のどちらの領域を開放した場合であっても、偏光子116Aの偏光方向が一様であるため、偏光に依存した撮像データが得られる。このとき、比較例1では、領域毎に互いに同一の偏光方向の偏光に依存した撮像データが得られる。このため、視差画像D110L,D110Rは、あたかも同一の偏光フィルタを介在させて観察したかのような画像となり、不自然なものとなる。また、比較例2では、図9に示したように、左右の視差画像D111L,D111Rがそれぞれ偏光方向の異なる偏光フィルタを介在させて観察したかのような画像となり、比較例1よりも更に不自然なものとなる。尚、偏光フィルタを介在させて物体を観察した場合、偏光依存性の大きな光、例えば水面における反射光やガラス面における反射光による影響を受け易くなり、観察画像が不自然なものとなる。
(撮像装置1の特徴的な動作)
これに対し、本実施の形態では、液晶シャッター12における左右の領域12L,12Rがそれぞれ、第1の偏光を選択的に透過させるサブ領域(12L1,12R2)と、第2の偏光を選択的に透過させるサブ領域(12L2,12R1)とに分割されている。また、このようなサブ領域への領域分割は、偏光子107Aを互いに異なる偏光透過領域に分割すると共に、電極分割(4つのサブ電極102Aの形成)による個別駆動によって実現される。
例えば、液晶シャッター駆動部14は、上述の切替動作に応じて領域12Lをオープンとする場合には、サブ領域12L1,12L2毎に、サブ電極102Aおよび電極105へそれぞれ所定の電圧を供給する。これにより、偏光子107Aの偏光透過領域107A1,107A2の透過光線(第1および第2の偏光)をそれぞれ、液晶層104および検光子107Bを透過させるように液晶シャッター12を駆動する。領域12Rをオープンとする場合も同様である。即ち、領域12L,12R毎に撮像素子13において受光された光線はそれぞれ、第1の偏光と第2の偏光との双方に基づくものとなる。従って、得られる2枚の視差画像DL,DRは、上記比較例1,2のような一方の偏光のみに依存する視差画像に比べ、偏光依存性が低減される。従って、偏光依存性が大きな光の影響を受けにくくなり、自然な視差画像が得られる。例えば水中の魚等を水面越しに撮像した場合にも、水面からの反射光と異なる偏光成分を検出することができ、これにより反射光成分を排除して、水面の内部の様子についての自然な観察画像を得ることができる。
以上のように本実施の形態では、撮像素子13へ向かう光線を液晶シャッター12の左右の領域12L,12R毎に切り替えて透過させるようにしたので、左右2枚の視差画像を得ることができる。また、領域12L,12Rをそれぞれ、第1の偏光および第2の偏光をそれぞれ透過させるサブ領域に分割したので、第1の偏光と第2の偏光との双方に基づいて、撮像データを取得することができる。よって、偏光による制約の少ない自然な視差画像を得ることが可能となる。
(適用例)
このような撮像装置1は、例えば図10(A)に示したようなカメラ3に搭載されて利用される。カメラ3は、筐体30の内部に撮像装置1を備えると共に、ファインダー31やシャッターボタン32等の機構を有するものである。また、このカメラ3により撮影された2枚の視差画像DL,DR(図10(B))を、右眼用画像および左眼用画像として、例えば図10(C)に示したような3次元表示用の3Dディスプレイ装置4を用いて表示する。表示された右眼用画像を右眼、左眼用画像を左眼でそれぞれ別々に観察することにより立体視を実現することが可能である。
<第2の実施の形態>
図11は、本発明の第2の実施の形態に係る液晶シャッター(液晶シャッター20)の断面構成を表したものである。図12は、偏光子、電極および検光子におけるそれぞれの平面構成について模式的に表したものである。図13は、偏光子および検光子における平面構成の他の例を表したものである。
(液晶シャッター20の構成)
液晶シャッター20は、上記第1の実施の形態の液晶シャッター12と同様、撮像装置1において、液晶シャッター駆動部14の駆動に応じて、撮像素子13へ向かう光線の透過率制御を行うために設けられるものである。また、液晶シャッター20は、上記第1の実施の形態の液晶シャッター12と同様、互いに異なる透過率制御が可能な左右2つの領域12L,12Rを有している。更に、各領域12L,12Rは、第1および第2の偏光をそれぞれ透過させるサブ領域12L1,12L2,12R1,12R2に分割されている。但し、本実施の形態では、このような液晶シャッター20の領域分割が、偏光子および検光子における偏光透過領域の分割によってなされている。以下では、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
具体的には、液晶シャッター20は、基板101,106間に液晶層104が封止されると共に、基板101側に偏光子107A、基板106側に検光子117B(第2の偏光子)がそれぞれ貼り合わせられてなる。基板101,106と液晶層104との間にはそれぞれ、電極102,105および配向膜103A,103Bが形成されている。
本実施の形態では、電極102については、上記第1の実施の形態と異なり、サブ電極に分割する必要はない。検光子117Bは、入射光線のうち、所定の偏光軸に沿った方向の偏光を選択的に透過させるものであるが、ここでは、偏光子107Aの偏光透過領域107A1〜107A4に対応して、偏光透過領域117B1〜117B4に分割されている。これらのうち偏光透過領域117B1,117B3には第1の偏光、偏光透過領域117B2,117B4には第2の偏光をそれぞれ選択的に透過させるように偏光軸が形成されている。即ち、本実施の形態では、このような偏光子107Aおよび検光子117Bの組み合わせにより、領域12L,12R毎の透過率制御が可能となっている。
なお、偏光子107Aの4つの偏光透過領域と検光子117Bの4つの偏光透過領域とにおける各偏光方向の組み合わせは、上述の構成に限定されるものではなく、例えば図13に示したような偏光子108Aおよび検光子118Bを用いてもよい。この場合、偏光子108Aでは、サブ領域12L1,12R1に対応する偏光透過領域108A1,108A3には第1の偏光、サブ領域12L2,12R2に対応する偏光透過領域108A2,108A4には第2の偏光をそれぞれ選択的に透過させるようにする。即ち、サブ領域12L1,12L2からなる領域(12L)と、サブ領域12R1,12R2からなる領域(12R)とが左右対称となるような構成であってもよい。検光子118Bについては、サブ領域12L1,12R2に対応する偏光透過領域118B1,118B4には第1の偏光、サブ領域12L2,12R1に対応する偏光透過領域118B2,118B3には第2の偏光をそれぞれ選択的に透過させるようにする。
(第2の実施の形態の作用、効果)
本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様、液晶シャッター駆動部14の駆動動作により、液晶シャッター20の領域12L,12R間において開閉が切り替えられる。これにより、撮像素子13では、各領域12L,12R毎の受光光線に基づく撮像データDout(DR,DL)が得られる。
ここで、液晶シャッター20では、検光子117Bが、偏光子107Aの偏光透過領域107A1〜107A4に対応して、偏光透過領域117B1〜117B4に分割されている。このような構成において、液晶シャッター駆動部14により、電極102,105に供給される電圧の大きさに応じて、液晶シャッター20の領域12L,12R間において開閉が切り替えられる。例えば、領域12Lをオープンとする場合には、偏光子107Aの偏光透過領域107A1,107A2の透過光線(第1および第2の偏光)がそれぞれ、液晶層104と検光子117Bの偏光透過領域117B1,117B2とを透過するように電圧供給を行う。
従って、上記第1の実施の形態の液晶シャッター12と同様、領域12L,12R毎の受光光線はそれぞれ、第1の偏光と第2の偏光との双方に基づくものとなる。よって、上記第1の実施の形態と同等の効果を得ることができる。
次に、上記第1および第2の実施の形態に係る液晶シャッターの変形例(変形例1〜3)について説明する。以下では、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
<変形例1>
図14(A),(B)は、変形例1に係る液晶シャッター30の領域分割と偏光方向(実線矢印および点線矢印)について模式的に表したものである。本変形例は、液晶シャッターの領域分割についての一例である。本変形例における領域分割は、上記第1の実施の形態(電極分割)および第2の実施の形態(検光子の領域分割)のどちらにも適用可能である。
液晶シャッター30は、上記第1の実施の形態の領域12L,12Rと同様、互いに異なる透過率制御が可能な左右2つの領域30L,30Rを有している。また、これらの領域30L,30Rが、第1の偏光および第2の偏光をそれぞれ透過させるサブ領域(サブ領域30L1,30L2,30R1,30R2)に放射状に均等分割されている。これらのうちサブ領域30L1,30R2は、第1の偏光を選択的に透過させ、サブ領域30L2,30R1は、第2の偏光を選択的に透過させるようにそれぞれ偏光軸が形成されている。図14(B)では、斜線部分は光線が遮断(クローズ)されていることを示しており、即ち左図(L)では領域30L、右図(R)では領域30Rがそれぞれオープンとなっている。
但し、本変形例では、これらサブ領域30L1,30L2,30R1,30R2が、領域30L,30R毎に、それぞれ複数設けられている。具体的には、領域30Lには、サブ領域30L1,30L2がそれぞれ2つずつ設けられ、サブ領域30L1とサブ領域30L2とが交互に配置されている。領域30Rについても、サブ領域30R1,30R2がそれぞれ2つずつ設けられ、サブ領域30R1とサブ領域30R2とが交互に配置されている。即ち、領域30L,30R毎にみれば4つのサブ領域に均等分割され、液晶シャッター30全体としては8つのサブ領域に均等分割されている。
このように、液晶シャッター30における領域30L,30Rをそれぞれ分割するサブ領域30L1,30L2,30R1,30R2はそれぞれ複数設けられていてもよい。即ち、領域30L,30Rの各分割数は特に限定されず、上記第1および第2の実施の形態のように2つであってもよいし、本変形例のように4つであってもよい。第1および第2の偏光をそれぞれ透過する領域が含まれていれば、上記第1の実施の形態と同等の効果を得ることができるためである。また、領域30L,30R毎の分割数を増やし、第1の偏光を透過するサブ領域30L1,30R2と第2の偏光を透過するサブ領域30L2,30R1とを交互に配置することにより、偏光依存性をより低減することができる。よって、上記第1および第2の実施の形態よりも自然な視差画像を得ることができる。
<変形例2>
図15(A),(B)は、変形例2に係る液晶シャッター40の領域分割と偏光方向(実線矢印および点線矢印)について模式的に表したものである。本変形例は、液晶シャッターの領域分割についての一例である。本変形例における領域分割は、上記第1の実施の形態(電極分割)および第2の実施の形態(検光子の領域分割)のどちらにも適用可能である。
液晶シャッター40は、上記第1の実施の形態の領域12L,12Rと同様、互いに異なる透過率制御が可能な左右2つの領域40L,40Rを有している。また、これらの領域40L,40Rが、第1の偏光および第2の偏光をそれぞれ透過させるサブ領域(サブ領域40L1,40L2,40R1,40R2)に分割されている。これらのうちサブ領域40L2,40R1は第1の偏光を選択的に透過させ、サブ領域40L1,40R2は第2の偏光を選択的に透過させるようにそれぞれ偏光軸が形成されている。また、本変形例では、上記変形例1と同様、領域40L,40Rにおいて、これらのサブ領域40L1,40L2,40R1,40R2が、それぞれ複数(具体的には2つずつ)設けられている。図15(B)では、斜線部分は光線が遮断されていることを示しており、左図(L)では領域40L、右図(R)では領域40Rがそれぞれオープンとなっている。
但し、本変形例では、液晶シャッター40は、その平面形状(円形)を放射状に4等分すると共に、同心円状に2等分するように領域分割されている。即ち、液晶シャッター40の円形におけるθ方向および円弧R方向に沿ってそれぞれ分割されている。領域40Lでは、サブ領域40L1とサブ領域40L2とが交互に(互いに隣接しないように)配置され、領域40Rにおいても、サブ領域40R1とサブ領域40R2とが交互に配置されている。即ち、領域40L,40R毎にみれば4つのサブ領域に均等分割され、液晶シャッター40全体としては8つのサブ領域に均等分割されている。
このように、液晶シャッター40における領域40L,40Rのそれぞれにおいて、サブ領域40L1,40L2,40R1,40R2の分割形状は、上述したような放射状に限定されず、同心円状としてもよく、またこれらを組み合わせてもよい。この場合であっても、上記第1の実施の形態および変形例1と同等の効果を得ることができる。
<第3の実施の形態>
図16は、本発明の第3の実施の形態に係る撮像装置(撮像装置2)の全体構成を表したものである。この撮像装置2は、上記第1の実施の形態の撮像装置1と同様、撮像対象物2を撮像して撮像データDoutを出力するものであり、撮像レンズ11、液晶シャッター19(液晶シャッター)、撮像素子13、液晶シャッター駆動部14、撮像素子駆動部15および制御部16を備えている。但し、本実施の形態では、更に姿勢検出部17および姿勢情報処理部18を備えており、液晶シャッター駆動部14が撮像装置2の姿勢(具体的にはカメラ3あるいはその筐体の姿勢)に応じて、液晶シャッター19を駆動するようになっている。また、撮像装置2は、図示しない筐体に収容され、例えば前述のカメラ3等として機能するものとして説明を行う。尚、ここでいう「姿勢」とは、撮像素子の受光面に平行な面内における撮像装置2の傾斜状態(回転状態)を意味するものとする。以下では、上記第1の実施の形態と同様の構成要素には同一の符号を付し、適宜説明を省略する。
(液晶シャッター19の構成)
液晶シャッター19は、上記第1の実施の形態の液晶シャッター12と同様、撮像装置1において、液晶シャッター駆動部14の駆動に応じて、撮像素子13へ向かう光線の透過率制御を行うために設けられるものである。また、液晶シャッター19は、電極分割により、互いに異なる透過率制御が可能な複数(ここでは4つ)の領域(後述の領域a1〜a4に対応する領域)を有している。
但し、本実施の形態では、上記第1の実施の形態で説明したような偏光子における領域分割は必須ではなく、偏光子が領域分割されていてもよいし、領域分割されていなくともよい。ここでは、簡便化のため、偏光子が領域分割されていない場合(偏光子がそれぞれ一方向の偏光のみを透過させる場合)を例に挙げて説明する。
例えば、図17に示したように、液晶シャッター19は、偏光子108Aと検光子107Bとの間に、放射状の4つの領域a1〜a4(ここでは、便宜上「1」〜「4」の番号を付している)に分割された4分割液晶19aが設けられている。偏光子108Aは、1の方向(例えば90°または0°方向)の偏光、検光子107Bは、この偏光子108Aと直交する方向(例えば0°または90°方向)の偏光をそれぞれ選択的に透過させるようになっている。
(電極分割パターン例)
図18(A)〜(D)は、液晶シャッター19の断面構成と、電極分割パターンの一例を表したものである。このように、4分割液晶19aは、基板101,106間に、電極A,Bを介して液晶層104が封止されたものである。電極A,Bは、上記第1の実施の形態における電極102,105と同様、液晶104に対して電圧を印加するためのものである。これらの電極A,Bの分割パターンによって、液晶シャッター19(4分割液晶19a)は上記のように4つの領域a1〜a4に分割されるようになっている。
電極分割パターンとしては、例えば図18(A),(B)に示したように、電極A,Bのうちの一方の電極のみを4つのサブ電極a〜dに分割し、他方の電極をベタ電極(分割のない電極)とする。これらの場合には、一方の電極における4つのサブ電極a〜dが、4分割液晶19aにおける領域a1〜a4に対応している。このような電極分割パターンを用いた場合、電極A,B間における位置合わせが容易である。
あるいは、図18(C)に示したように、電極A,Bをそれぞれ2つのサブ電極a,bに分割し、電極A,B間において各サブ電極a,bが所定の角度(例えば90°)ずれて配置してもよい。換言すると、各電極A,Bの分割方向が、互いに直交するように電極A,Bが配置されていてもよい。この場合、電極A,Bのどちらか一方のサブ電極a,bに対しては個別に電圧供給を行い(個別駆動電極とし)、もう一方の電極におけるサブ電極a,bに対しては互いに同一の電圧を供給する(コモン電極とする)。これらの電極A,Bのうち、どちらの電極を個別駆動電極あるいはコモン電極とするかは、必要とされる視点方向によって決定する。例えば、左右方向でのシャッター切り替えを行う(左右の視点画像を取得する)場合には、次のような電極駆動を行えばよい。即ち、電極Bを個別駆動電極、電極Aをコモン電極として機能させ、電極Aのサブ電極a,bには互いに同一のコモン電圧を供給し(例えばグランド電位に保持し)、電極Bのサブ電極a,bに対しては、時分割で交互に電圧供給を行う。これにより、電極Bのサブ電極a,bにそれぞれ対応する領域を、後述の単位領域として選択可能となる。このような電極分割パターンを用いた場合、電極A,Bが同一の電極パターンで形成できるため、同一の製造ラインで形成することができる。
また、図18(D)に示したように、電極A,Bをそれぞれ4つのサブ電極a〜dに分割し、電極A,B間において各サブ電極同士が互いに対向(正対)するような構成としてもよい。このような電極分割パターンを用いた場合、4つの領域a1〜a4を完全に独立して電圧制御することが可能である。そのため、いわゆるコモン反転方式の電圧制御を行って印加電圧値を低減することができる。
(姿勢検出部17,姿勢情報処理部18)
姿勢検出部17は、撮像装置2全体の姿勢、具体的には撮像装置2が収容される筐体(例えば図10に示したカメラ3の筐体30、以下「筐体30」として説明を行う)の姿勢を検出する(具体的には、姿勢に関する情報を測定する)機能を有するものである。この姿勢検出部17としては、例えばジャイロセンサ等の角加速度や角速度等を検出可能なセンサが挙げられる。このように、姿勢検出部17を、例えば撮像装置2に搭載することで、筐体30の姿勢に関する情報(後述の情報Ds0)を取得可能となっている。
姿勢情報処理部18は、姿勢情報検出部17によって検出された姿勢情報に所定の処理を施し、その処理後の姿勢情報を制御部16へ出力するものである。具体的には、姿勢検出部17において検出(測定)された姿勢に関する情報に基づいて、筐体30の傾斜角(回転角)等を求め、その姿勢を検出(判定)するようになっている。
[第3の実施の形態の作用・効果]
本実施の形態においても、上記第1の実施の形態と同様、上述のように液晶シャッター駆動部14が、液晶シャッター19の各領域における開閉を切り替えることにより、撮像素子13では、領域毎に受光光線に基づく撮像データDoutが取得される。
(姿勢情報に基づくシャッター切り替え動作)
但し、本実施の形態では、以下のようにして、筐体30の姿勢に応じたシャッター切り替え動作がなされ、撮像データDoutが取得される。図19は、本実施の形態における撮像データを取得するまでの処理の流れを表したものである。このように、撮像装置2としてのカメラ3を起動する(ステップS11)。この後、まず、筐体30の姿勢情報が検出される(ステップS12)。具体的には、姿勢検出部17が、筐体30の姿勢に関する情報Ds0(角速度等の情報)を測定した後、その情報Ds0を姿勢情報処理部18へ出力する。姿勢情報処理部18は、入力された情報Ds0に基づいて、筐体30の傾斜角(回転角)等を求め、それを姿勢情報Dsとして制御部16へ出力する。
続いて、制御部16は、液晶シャッター駆動部14に対し、上記のようにして供給された姿勢情報Dsと共に所定の制御信号を出力し、これに応じて、液晶シャッター駆動部14が、液晶シャッター19を駆動する。具体的には、液晶シャッター駆動部14は、姿勢情報Dsに基づいて、液晶シャッター19における開領域(透過領域)および閉領域(遮断領域)となる開閉の単位領域19L,19Rを選択(設定)する(ステップS13)。
ここで、図20(A)〜(F)を参照して、具体的なシャッター切り替え動作について説明する。図20(A)は、カメラ3(筐体30)が基準姿勢(0°姿勢)にある場合を模式的に表したものであり、筐体30の横軸(X軸)が水平方向、縦軸(Y軸)が垂直方向に一致している。このような0°姿勢の場合(姿勢情報Dsが0°姿勢を示す場合)、液晶シャッター駆動部14は、液晶シャッター19の4つの領域a1〜a4(「1」〜「4」、以下この番号を用いて説明する)のうち、所望の視点方向に対応する単位領域19L,19Rを選択する。例えば、左右の視点画像を取得する場合には、図20(B),(C)に示したように、単位領域19Lとして「3」「4」、単位領域19Rとして「1」「2」を選択する。
一方、図20(D)は、カメラ3(筐体30)が90°姿勢にある場合を模式的に表したものであり、筐体30のX軸およびY軸が0°姿勢から90°傾斜した(回転した)状態となっている。このような90°姿勢の場合(姿勢情報Dsが90°姿勢を示す場合)、液晶シャッター駆動部14は、液晶シャッター19の4つの領域「1」〜「4」のうち、所望の視点方向に対応する単位領域19L,19Rを選択する。例えば、左右の視点画像を取得する場合には、図20(E),(F)に示したように、単位領域19Lとして「2」「3」、単位領域19Rとして「4」「1」を選択する。
その後、液晶シャッター駆動部14は、上記のようにして選択した単位領域19L,19R毎に開閉の切り替えがなされるように、液晶シャッター19を時分割駆動する(ステップS14)。これにより撮像素子13では、0°姿勢および90°姿勢のいずれの場合にも、所望の視点画像(例えば左右の視点画像)についての撮像データDoutが取得される(ステップS15)。以上により、撮像データ取得処理が終了となる。
以上のように、本実施の形態では、液晶シャッター19が4つの領域a1〜a4に分割され、液晶シャッター駆動部14が、筐体30が0°姿勢にある場合と、90°姿勢にある場合との場合毎に、それら4つの領域a1〜a4から左右の視点方向に対応する適切な領域(単位領域19L,19R)を選択し、それらの開閉を切り替える。即ち、筐体30が基本姿勢(0°姿勢)にある場合に限らず、例えば90°傾けた姿勢にある場合であっても、左右の視点画像を得ることができる。これは特に、90°姿勢で撮影が行われることが多いスチルカメラ等に撮像装置2が適用される場合に有効である。よって、撮影時の姿勢が一方向に制約されることなく所望の視点画像を取得可能となる。
尚、上記第3の実施の形態では、単位領域19L,19Rとして左右の各視点方向に対応する領域を選択し、左右2つの領域で開閉切り替えがなされる場合を例に挙げたが、左右方向に限らず、上下の視点方向に対応させてもよい(図21(A)〜(E)の単位領域19U,19D)。
また、偏光子108Aとして、偏光分割のない偏光子を用いた場合を例に挙げて説明したが、上記第1の実施の形態で説明したような偏光分割がなされた偏光子107Aを用いてもよい。これにより、上記第3の実施の形態における姿勢制約を少なくする効果に加え、上述した第1の実施の形態における偏光制約を解消する効果をも得ることができるため、より望ましい。
<変形例3>
図22は、上記第3の実施の形態の変形例(変形例3)に係る液晶シャッター(液晶シャッター21)の概略構成を表したものである。液晶シャッター21は、上述の液晶シャッター12と同様、撮像装置1において、撮像素子13へ向かう光線の透過率制御を行うものであり、また上述した4分割の液晶シャッター19と同様、電極分割により、互いに異なる透過率制御が可能な複数の領域を有している。この液晶シャッター21は、特に上記第3の実施の形態における姿勢検出機構を有する撮像装置2に好適に用いられる。
但し、本変形例では、この液晶シャッター21が8つの領域a1〜a8に分割されている。具体的には、液晶シャッター21は、偏光子108Aと検光子107Bとの間に、8つの領域a1〜a8に分割された8分割液晶21aが設けられている。この8分割液晶21aは、図23に示したように、基板101,106間に、電極A,Bを介して液晶層104が封止されたものであり、電極A,Bの一方または両方が所定の電極パターンに分割されている。ここでは、電極Aのみが8つのサブ電極a〜hに分割され、電極Bがベタ電極となっているものを示す。但し、上記第3の実施の形態と同様、電極Bのみが8分割されていてもよいし、電極A,Bの両方が8分割されていてもよい。また、電極A,Bが共に4分割され、電極A,B間において各サブ電極同士が所定の角度ずれて配置されていてもよい。
このような液晶シャッター21が、上述の撮像装置2に用いられることで、上記第3の実施の形態と同様、筐体30の姿勢に応じて(姿勢情報Dsに基づいて)、シャッター切り替えがなされ、視点画像についての撮像データDoutが取得される。但し、本変形例では、液晶シャッター21における開閉の単位領域21L,21Rを、例えば筐体30の3つの姿勢(0°,90°,45°)に応じて選択(設定)可能である。
図24(A)は、カメラ3(筐体30)が基準姿勢(0°姿勢)にある場合を模式的に表したものである。このような0°姿勢の場合(姿勢情報Dsが0°姿勢を示す場合)、液晶シャッター駆動部14は、液晶シャッター21の8つの領域a1〜a8(「1」〜「8」、以下この番号を用いて説明する)のうち、所望の視点方向に対応する単位領域21L,21Rを選択する。例えば、左右の視点画像を取得する場合には、図24(B),(C)に示したように、単位領域21Lとして「5」〜「8」、単位領域21Rとして「1」〜「4」を選択する。
図24(D)は、カメラ3(筐体30)が90°姿勢にある場合を模式的に表したものである。このような90°姿勢の場合(姿勢情報Dsが90°姿勢を示す場合)、液晶シャッター駆動部14は、液晶シャッター21の8つの領域「1」〜「8」のうち、所望の視点方向に対応する単位領域21L,21Rを選択する。例えば、左右の視点画像を取得する場合には、図24(E),(F)に示したように、単位領域21Lとして「3」〜「6」、単位領域19Rとして「7」「8」「1」「2」を選択する。
図25(A)は、カメラ3(筐体30)が45°姿勢にある場合を模式的に表したものであり、筐体30のX軸およびY軸が0°姿勢から45°傾斜した(回転した)状態となっている。このような45°姿勢の場合(姿勢情報Dsが45°姿勢を示す場合)、液晶シャッター駆動部14は、液晶シャッター21の8つの領域「1」〜「8」のうち、所望の視点方向に対応する単位領域21L,21Rを選択する。例えば、左右の視点画像を取得する場合には、図25(B),(C)に示したように、単位領域21Lとして「4」〜「7」、単位領域21Rとして「8」「1」「2」「3」を選択する。
上記のように、本実施の形態では、液晶シャッター21が8つの領域a1〜a8に分割され、液晶シャッター駆動部14が、カメラ3(筐体30)が0°姿勢、90°姿勢および45°姿勢にある場合毎に、それら8つの領域a1〜a8から左右の視点方向に対応する適切な領域(単位領域21L,21R)を選択し、それらの開閉を切り替える。即ち、筐体30が基本姿勢である0°姿勢にある場合に限らず、例えば90°や45°傾けた姿勢にある場合であっても、左右の視点画像を得ることができる。よって、撮影時の姿勢が一方向に制約されることなく所望の視点画像を取得可能となる。また、本変形例のように、液晶シャッター21の分割数を増やすことで、0°姿勢や90°姿勢に限らず、45°姿勢等、より多くの姿勢において所望の視点方向における視点画像を取得可能となる。
尚、開閉の単位領域21L,21Rとしては、上述のように液晶シャッター21の片側半分に対応する4つの領域を選択するようにしてもよいが、図26(A),(B)に示したように、4つ未満(分割数の半数未満)の領域を単位領域として選択してもよい。
以上、実施の形態および変形例を挙げて本発明を説明したが、本発明はこれらの実施の形態等に限定されるものではなく、種々の変形が可能である。例えば、上記実施の形態等では、液晶シャッターにおける左右2つの領域を、放射状あるいは同心円状に均等分割することによりサブ領域を形成した場合を例に挙げて説明したが、サブ領域の分割形状はこれらに限定されない。例えば、各領域を格子状(マトリクス状)のサブ領域に分割して、第1の偏光を透過させるサブ領域と第2の偏光を透過させるサブ領域とを交互に(例えば市松模様状に)形成してもよい。また、必ずしも「均等分割」である必要はなく、各領域に第1の偏光と第2の偏光とをそれぞれ透過させるサブ領域を有していれば、本発明と同等の効果を得ることができる。更に、分割数についても特に限定されず、その数が多くなる程、偏光依存性を低減し易くなる。但し分割数を増やす場合には、上記第1の実施の形態において説明した電極分割により領域分割を行うことが望ましい。各種リソグラフィ等を用いて細分化することが可能である。他方、偏光子および検光子の分割数の増加は、プロセス上困難であるため、プロセス上の観点からは、分割数は少ないことが望ましく、最小の分割数は4つ(左右で2つずつ)である。
また、上記実施の形態等では、偏光子および検光子における各偏光透過領域における偏光方向については、上述したものに限定されず、液晶層の駆動モード等に応じて様々な組み合わせを設定可能である。また、第1の偏光および第2の偏光を、各偏光方向が互いに直交する偏光として説明したが、必ずしも直交していなくともよい。
更に、上記実施の形態等では、液晶シャッターの各領域を、第1および第2の偏光をそれぞれ透過させる2種類のサブ領域に分割する場合を例に挙げたが、サブ領域としては、他の偏光成分を選択的に透過させる他のサブ領域を含んでいてもよい。
また、上記実施の形態等で説明した撮像装置において取得される視点画像は、静止画であってもよいし、動画であってもよい。動画の場合には、シャッターの単位領域毎の開閉切り替えが時分割で交互に行われるように液晶シャッターが駆動されればよい。
更に、上記実施の形態では、電極分割の手法として、液晶シャッター12における一対の電極102,105のうちの一方の電極102を複数のサブ電極に分割する例を挙げたが、逆側の電極105を分割してもよいし、あるいは両方の電極を分割してもよい。
また、上記実施の形態では、液晶シャッターにおいて開閉の切り替えを2つの領域間で行う場合を例に挙げて説明したが、切り替えを行う領域は2つに限定されず、3つ以上であってもよい。この場合には、液晶シャッターの平面形状を例えば放射状や格子状に分けるとよい。これにより、3枚以上の視差画像を取得することができ、所望の視点における視差画像を得易くなる。
更に、上記実施の形態では、取得した2枚の視差画像を立体視に用いる場合を例に挙げて説明したが、他の用途に使用することもできる。例えば、2枚の視差画像に対してステレオマッチング画像処理を施し、視差画像間の位相差を求めるようにすれば、この位相差に基づいて撮像物体までの距離を算出することが可能である。
1…撮像装置、3…カメラ、12,20,30,40…液晶シャッター、101,106…基板、102,105…電極、102A…サブ電極、103A,103B…配向膜、104…液晶層、107A,108A…偏光子、107B,117B…検光子、11…撮像レンズ、13…撮像素子、14…液晶シャッター駆動部、15…撮像素子駆動部、16…制御部。

Claims (14)

  1. 撮像レンズと、
    受光した光に基づいて撮像データを取得する撮像素子と、
    光軸を中心として放射状に少なくとも4つの領域に均等分割され、前記撮像素子へ向かう光線の透過率を前記領域毎に制御可能である液晶シャッターと、
    前記液晶シャッターにおける各領域の透過および遮断を切り替える液晶シャッター駆動部と、
    前記撮像レンズ、前記撮像素子および前記液晶シャッターが収容される筐体と
    を備え、
    前記液晶シャッター駆動部は、
    前記液晶シャッターの全領域のうちの隣り合う2以上の領域を単位領域として選択し、前記単位領域毎に透過率制御を行い、
    前記筐体が基本姿勢にある場合に、前記単位領域として、第1視点に対応する第1の単位領域と、第2視点に対応する第2の単位領域とを選択し、前記第1および第2の単位領域の透過および遮断を時分割で切り替え、
    前記筐体が前記基本姿勢から光軸まわりに回転した姿勢にある場合には、前記単位領域として、前記第1の単位領域とは異なる前記第1視点に対応する第3の単位領域と、前記第2の単位領域とは異なる前記第2視点に対応する第4の単位領域とを選択し、前記第3および第4の単位領域の透過および遮断を時分割で切り替える
    撮像装置。
  2. 前記筐体の姿勢情報を検出する姿勢検出部を更に備え、
    前記液晶シャッター駆動部は、前記姿勢検出部により検出された姿勢情報に基づいて、前記液晶シャッターを駆動する
    請求項1に記載の撮像装置。
  3. 前記液晶シャッターは一対の電極間に液晶層を封止してなり、
    前記一対の電極のうちの一方の電極のみが、前記液晶シャッターにおける領域の分割数と同数のサブ電極に分割されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  4. 前記液晶シャッターは一対の電極間に液晶層を封止してなり、
    前記一対の電極のうちの両方の電極が、前記液晶シャッターにおける領域の分割数と同数のサブ電極に分割され、
    各サブ電極同士が、前記液晶シャッターの各領域に対応して配置されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  5. 前記液晶シャッターは一対の電極間に液晶層を封止してなり、
    前記一対の電極のうちの両方の電極は各々、前記液晶シャッターにおける領域の分割数の半数のサブ電極に均等分割され、
    前記一対の電極間において対向するサブ電極同士が、光軸まわりに90°または45°相対的にずれて配置されている
    請求項1に記載の撮像装置。
  6. 前記液晶シャッターが4つの領域に分割され、
    前記液晶シャッター駆動部は、
    前記筐体が前記基本姿勢から90°回転した場合に、前記第3および第4の単位領域を選択する
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の撮像装置。
  7. 前記液晶シャッターが8つの領域に分割され
    前記液晶シャッター駆動部は、
    前記筐体が前記基本姿勢から45°または90°回転した場合に、前記第3および第4の単位領域を選択する
    請求項1ないし請求項5のいずれかに記載の撮像装置。
  8. 前記液晶シャッターの各領域は、第1の偏光を選択的に透過させる第1のサブ領域と、前記第1の偏光と偏光方向の異なる第2の偏光を選択的に透過させる第2のサブ領域とを有する
    請求項1に記載の撮像装置。
  9. 前記液晶シャッターは、一対の基板間に封止された液晶層を有すると共に、前記一対の基板のうち光入射側の基板に第1の偏光子、光出射側の基板に第2の偏光子をそれぞれ有する
    請求項に記載の撮像装置。
  10. 前記第1の偏光子は、
    前記第1のサブ領域に対応すると共に前記第1の偏光を選択的に透過させる第1の偏光透過領域と、
    前記第2のサブ領域に対応すると共に前記第2の偏光を選択的に透過させる第2の偏光透過領域とを有する
    請求項に記載の撮像装置。
  11. 前記一対の基板にはそれぞれ、前記液晶層へ電圧を印加するための電極が設けられ、
    少なくとも一方の基板における電極は、前記第1および第2のサブ領域に対応して分割されている
    請求項10に記載の撮像装置。
  12. 前記第2の偏光子は、前記第1の偏光子における前記第1および第2の偏光透過領域の配置に対応して、前記第1の偏光を選択的に透過させる第3の偏光透過領域と、前記第2の偏光を選択的に透過させる第4の偏光透過領域とを有する
    請求項10に記載の撮像装置。
  13. 前記液晶シャッターの各領域において、前記第1および第2のサブ領域は均等分割されている
    請求項ないし請求項12のいずれか1項に記載の撮像装置。
  14. 前記液晶シャッターの領域毎に、前記第1および第2のサブ領域がそれぞれ複数設けられている
    請求項13に記載の撮像装置。
JP2010087970A 2009-04-17 2010-04-06 撮像装置 Expired - Fee Related JP5621303B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010087970A JP5621303B2 (ja) 2009-04-17 2010-04-06 撮像装置
PCT/JP2010/056763 WO2010119923A1 (ja) 2009-04-17 2010-04-15 撮像装置
CN201080015495.5A CN102388619B (zh) 2009-04-17 2010-04-15 摄像装置
US13/262,994 US20120019736A1 (en) 2009-04-17 2010-04-15 Imaging device

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009101193 2009-04-17
JP2009101193 2009-04-17
JP2010087970A JP5621303B2 (ja) 2009-04-17 2010-04-06 撮像装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2010268443A JP2010268443A (ja) 2010-11-25
JP5621303B2 true JP5621303B2 (ja) 2014-11-12

Family

ID=42982580

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010087970A Expired - Fee Related JP5621303B2 (ja) 2009-04-17 2010-04-06 撮像装置

Country Status (4)

Country Link
US (1) US20120019736A1 (ja)
JP (1) JP5621303B2 (ja)
CN (1) CN102388619B (ja)
WO (1) WO2010119923A1 (ja)

Families Citing this family (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP5581782B2 (ja) * 2009-04-17 2014-09-03 ソニー株式会社 撮像装置
JP2013201466A (ja) * 2010-06-30 2013-10-03 Fujifilm Corp 立体画像撮像装置
JP5627438B2 (ja) 2010-12-14 2014-11-19 キヤノン株式会社 撮像装置、その制御方法、プログラム及び記憶媒体
JP5812244B2 (ja) * 2010-12-16 2015-11-11 カシオ計算機株式会社 撮像装置、撮像方法、及びプログラム
KR20120071964A (ko) * 2010-12-23 2012-07-03 삼성전자주식회사 입체 영상 촬영 장치
JP2014103427A (ja) * 2011-03-02 2014-06-05 Fujifilm Corp 立体画像撮像装置
TW201245768A (en) 2011-03-29 2012-11-16 Sony Corp Image pickup apparatus, image pickup device, image processing method, aperture control method, and program
JP5757129B2 (ja) * 2011-03-29 2015-07-29 ソニー株式会社 撮像装置、絞り制御方法およびプログラム
WO2012165123A1 (ja) * 2011-05-27 2012-12-06 Necカシオモバイルコミュニケーションズ株式会社 撮影装置、撮影選択方法および記録媒体
JP5857782B2 (ja) * 2012-02-15 2016-02-10 株式会社ニコン 撮像装置
TWI453463B (zh) * 2012-02-16 2014-09-21 Chunghwa Picture Tubes Ltd 3d影像的顯示裝置和顯示3d影像的方法
US20130258129A1 (en) * 2012-03-28 2013-10-03 Qualcomm Incorporated Method and apparatus for managing orientation in devices with multiple imaging sensors
JP6248484B2 (ja) * 2013-09-11 2017-12-20 ソニー株式会社 立体視画像生成装置、立体視画像生成方法
US10067065B1 (en) * 2014-06-23 2018-09-04 Amazon Technologies, Inc. Electronic device inspecting system and method

Family Cites Families (38)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5672575A (en) * 1979-11-19 1981-06-16 Toshiba Corp Picture input unit
JPH06178325A (ja) * 1992-12-07 1994-06-24 Mitsubishi Electric Corp 画像表示装置
JP2819012B2 (ja) * 1994-11-02 1998-10-30 セイコーインスツルメンツ株式会社 写し込みデータを正立させる装置
US5613936A (en) * 1995-02-22 1997-03-25 Concurrent Technologies Corp. Stereo laparoscope apparatus
EP0841586B1 (en) * 1995-05-24 2003-04-16 Olympus Optical Co., Ltd. Stereoscopic endoscope system and tv image pickup system for the endoscope
JP3397602B2 (ja) * 1996-11-11 2003-04-21 富士通株式会社 画像表示装置及び方法
US6384889B1 (en) * 1998-07-24 2002-05-07 Sharp Kabushiki Kaisha Liquid crystal display with sub pixel regions defined by sub electrode regions
US6593957B1 (en) * 1998-09-02 2003-07-15 Massachusetts Institute Of Technology Multiple-viewer auto-stereoscopic display systems
US6448952B1 (en) * 1999-01-26 2002-09-10 Denso Corporation Stereoscopic image display device
US7683926B2 (en) * 1999-02-25 2010-03-23 Visionsense Ltd. Optical device
JP2000307923A (ja) * 1999-04-20 2000-11-02 Canon Inc 撮像装置、方法及びコンピュータ読み取り可能な記憶媒体
US6807295B1 (en) * 1999-06-29 2004-10-19 Fuji Photo Film Co., Ltd. Stereoscopic imaging apparatus and method
JP2001045521A (ja) * 1999-07-30 2001-02-16 Canon Inc 立体画像撮影光学系及びそれを用いた立体画像撮影装置
US20050140820A1 (en) * 1999-08-20 2005-06-30 Koichi Takeuchi Lens unit and camera
JP2001061165A (ja) * 1999-08-20 2001-03-06 Sony Corp レンズ装置及びカメラ
JP2001211464A (ja) * 2000-01-26 2001-08-03 Canon Inc 撮像装置及びそれを用いた立体撮像装置
WO2002056092A1 (en) * 2001-01-12 2002-07-18 Sld3 Inc. Stereoscopic aperture valves
DE50206432D1 (de) * 2001-02-23 2006-05-24 Leica Microsystems Schweiz Ag Erweiterte Blendensteuerung für Bildeinblendungen in einem Stereomikroskop
DE10339076B4 (de) * 2003-08-26 2007-10-31 Seereal Technologies Gmbh Autostereoskopisches Multi-User-Display
JP3856141B2 (ja) * 2003-12-17 2006-12-13 ソニー株式会社 レンズ鏡筒および撮像装置
DE10359403B4 (de) * 2003-12-18 2005-12-15 Seereal Technologies Gmbh Autostereoskopisches Multi-User-Display
US7791640B2 (en) * 2004-01-23 2010-09-07 Olympus Corporation Electronic camera and image generating apparatus generating stereo image
JP4523356B2 (ja) * 2004-08-05 2010-08-11 オリンパス株式会社 立体画像観察装置
CN101147392B (zh) * 2005-03-24 2012-05-09 松下电器产业株式会社 成像装置及其中使用的透镜阵列
JP4448844B2 (ja) * 2006-11-22 2010-04-14 富士フイルム株式会社 複眼撮像装置
JP2008167154A (ja) * 2006-12-28 2008-07-17 Sony Corp 撮像装置
JP4931668B2 (ja) * 2007-03-29 2012-05-16 富士フイルム株式会社 複眼撮像装置
KR101560617B1 (ko) * 2008-09-10 2015-10-16 삼성전자주식회사 광 발생 장치 및 그 제어 방법
JP2010175907A (ja) * 2009-01-30 2010-08-12 Victor Co Of Japan Ltd 投射型表示装置及びその表示方法
JP5569132B2 (ja) * 2009-05-15 2014-08-13 株式会社ニコン 測距装置および撮像装置
EP2625845B1 (en) * 2010-10-04 2021-03-03 Gerard Dirk Smits System and method for 3-d projection and enhancements for interactivity
JP5985488B2 (ja) * 2010-10-18 2016-09-06 リーチ3ディ メディカル エルエルシーReach3D Medical Llc. ステレオ光学系
JP5677902B2 (ja) * 2010-10-22 2015-02-25 富士フイルム株式会社 立体画像認識装置
KR20120071964A (ko) * 2010-12-23 2012-07-03 삼성전자주식회사 입체 영상 촬영 장치
JP2012234142A (ja) * 2011-04-20 2012-11-29 Sony Corp 表示装置
JP2012226161A (ja) * 2011-04-20 2012-11-15 Sony Corp 表示装置
JP2013081087A (ja) * 2011-10-04 2013-05-02 Sony Corp 撮像装置
JP2013121031A (ja) * 2011-12-07 2013-06-17 Sony Corp 表示装置および方法、並びにプログラム

Also Published As

Publication number Publication date
CN102388619B (zh) 2015-01-28
CN102388619A (zh) 2012-03-21
WO2010119923A1 (ja) 2010-10-21
US20120019736A1 (en) 2012-01-26
JP2010268443A (ja) 2010-11-25

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5621303B2 (ja) 撮像装置
JP5581782B2 (ja) 撮像装置
KR102124773B1 (ko) 광학 기판을 포함하는 다중 조리개 이미징 디바이스
JP5421364B2 (ja) 3次元撮像装置
US20160381344A1 (en) Single lens 3-d camera
US8773645B2 (en) Distance measuring device and imaging device
TW201415879A (zh) 影像擷取裝置
JP2008167154A (ja) 撮像装置
JP2011237646A (ja) 3次元撮像装置
US9462254B2 (en) Light field image capture device and image sensor
CN115335768A (zh) 具有可旋转反射器的成像系统
US20120307016A1 (en) 3d camera
JP5549566B2 (ja) ステレオ撮影装置
JP2011215545A (ja) 視差画像取得装置
KR101957735B1 (ko) 공간 해상도를 향상시키기 위한 시분할 라이트 필드 카메라 장치
EP2716053B1 (en) Grid modulated single lens 3-d camera
JP2005266569A (ja) 三次元ディスプレイシステム
JPS59176720A (ja) 立体映写装置
JP2012237831A (ja) 撮像装置
CN115210872A (zh) 偏振图像传感器和摄像装置
JP2013190726A (ja) 偏光切り替え装置及び画像表示装置
JP2012208209A (ja) 立体映像撮像装置
JP2005266568A (ja) 三次元ディスプレイシステム
JP2013156379A (ja) 光分離ユニットおよび撮像ユニット
KR20130024631A (ko) 카메라

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130307

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140130

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140327

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20140617

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140714

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140826

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140908

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 5621303

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees