JP2012226161A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】より良好な映像が得られる表示装置を提供する。
【解決手段】この表示装置は、複数の表示画素を有する表示部と、これら複数の表示画素の並び方向に対して傾斜した第1の方向にそれぞれ延伸すると共に光を透過および遮断する複数のバリア領域を有する液晶バリア部とを備える。液晶バリア部は、液晶層と、この液晶層を挟む第1および第2の電極層とを有し、第1の電極層は、第1の方向に延伸すると共に第1の方向と異なる第2の方向に並ぶ複数の帯状電極を有する。1以上の帯状電極は、複数の表示画素の並び方向と異なる方向へそれぞれ延伸する第1および第2のスリットを含む。
【選択図】図7

Description

本開示は、立体視表示が可能なパララックスバリア方式の表示装置に関する。
近年、立体視表示を実現できる表示装置が注目を集めている。立体視表示は、互いに視差のある(視点の異なる)左眼映像と右眼映像を表示するものであり、観察者が左右の目でそれぞれを見ることにより奥行きのある立体的な映像として認識することができる。また、互いに視差がある3つ以上の映像を表示することにより、観察者に対してより自然な立体映像を提供することが可能な表示装置も開発されている。
このような表示装置は、専用の眼鏡が必要なものと、不要なものとに大別されるが、観察者にとっては専用の眼鏡は煩わしく感じるものであり、専用の眼鏡が不要なものが望まれている。専用の眼鏡が不要な表示装置としては、例えば、レンチキュラーレンズ方式や、視差バリア(パララックスバリア)方式などがある。これらの方式では、互いに視差がある複数の映像(視点映像)を同時に表示し、表示装置と観察者の視点との相対的な位置関係(角度)によって見える映像が異なるようになっている。パララックスバリア方式の表示装置としては、例えば特許文献1に記載されたものがある。
特開平3−119889号公報
ところで、上記のレンチキュラーレンズ方式やパララックスバリア方式の表示装置においては、その構造に起因し、映像にモアレが発生し易い。これまで、モアレの低減を目的とした多くの改良が提案されているが、さらなる画質の向上が求められている。
本開示はかかる問題点に鑑みてなされたもので、その目的は、より良好な映像が得られる表示装置を提供することにある。
本開示の表示装置は、複数の表示画素を有する表示部と、複数の表示画素の並び方向に対して傾斜した第1の方向にそれぞれ延伸すると共に光を透過および遮断する複数のバリア領域を有する液晶バリア部とを備える。液晶バリア部は、液晶層と、この液晶層を挟む第1および第2の電極層とを有する。第1の電極層は、第1の方向に延伸すると共に第1の方向と異なる第2の方向に並ぶ複数の帯状電極を有し、1以上の帯状電極は複数の表示画素の並び方向と異なる方向へそれぞれ延伸する第1および第2のスリットを含む。
本開示の表示装置では、液晶バリア部における第1の電極層が第1の方向に延伸する帯状電極を有し、その帯状電極が、複数の表示画素の並び方向と異なる方向へそれぞれ延伸する第1および第2のスリットを含むようにした。このため、表示部と液晶バリア部とを重ね合わせたときに視認される、表示部の表示画素間に起因する暗線と、液晶バリア部のスリットに起因する暗線との干渉が抑制される。
本開示の表示装置によれば、表示部における表示画素の並び方向と、液晶バリア部における第1および第2のスリットの延伸方向とが一致しないようにしたので、見かけの明るさの周期的変動を緩和することができる。これにより、効果的にモアレの発生を抑制し、良好な映像を得ることができる。
本開示の一実施の形態に係る表示装置の一構成例を表すブロック図である。 図1に示した表示装置の一構成例を表す説明図である。 図1に示した表示部および表示駆動部の一構成例を表す説明図である。 図3に示した画素回路の一構成例および画素の断面構成例を表す説明図である。 図1に示した表示部における画素配列の一構成例を表す平面図である。 図1に示した液晶バリア部の断面構成例および平面構成例を表す模式図である。 図1に示した液晶バリア部の断面構成例を表す模式図である。 図1に示した液晶バリア部に係る透明電極の一構成例を表す平面図である。 図1に示した液晶バリア部のグループ構成例を表す説明図である。 図1に示した表示部および液晶バリア部の一動作例を表す模式図である。 図1に示した表示部および液晶バリア部の一動作例を表す他の模式図である。 比較例としての液晶バリア部における透明電極の一構成例を表す平面図である。 第1の変形例としての液晶バリア部における透明電極の一構成例を表す説明図である。 第2の変形例としての液晶バリア部における透明電極の一構成例を表す説明図である。 第3の変形例としての液晶バリア部における開閉部の一構成例を表す説明図である。 第4の変形例としての表示部の画素配列および液晶バリア部における開閉部の一構成例をそれぞれ表す説明図である。 第5の変形例としての表示装置の一構成例を表す説明図である。 図17に示した表示装置の一動作例を表す模式図である。
以下、本開示の一実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
[全体構成]
図1は、本開示の一実施の形態としての表示装置1の一構成例を表すものである。表示装置1は、立体視表示(3次元表示)および通常表示(2次元表示)の双方を実現可能なものである。表示装置1は、制御部40と、表示駆動部50と、表示部20と、バックライト駆動部29と、バックライト30と、バリア駆動部9と、液晶バリア部10とを備えている。
制御部40は、外部より供給される映像信号Vdispに基づいて、表示駆動部50、バックライト駆動部29、およびバリア駆動部9に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する回路である。具体的には、制御部40は、表示駆動部50に対して映像信号Vdispに基づく映像信号Sを供給し、バックライト駆動部29に対してバックライト制御信号CBLを供給し、バリア駆動部9に対してバリア制御信号CBRを供給するようになっている。ここで、映像信号Sは、立体表示装置1が立体視表示を行う場合に、後述するように、それぞれが複数(この例では6つ)の視点映像を含む映像信号SA,SBから構成されるものである。
表示駆動部50は、制御部40から供給される映像信号Sに基づいて表示部20を駆動するものである。表示部20は、液晶素子を駆動して、バックライト30から射出した光を変調することにより表示を行うものである。
バックライト駆動部29は、制御部40から供給されるバックライト制御信号に基づいてバックライト30を駆動するものである。バックライト30は、表示部20に対して面発光した光を射出する機能を有している。バックライト30は、例えば、LED(Light Emitting Diode)や、CCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)などを用いて構成されるものである。
バリア駆動部9は、制御部40から供給されるバリア制御命令に基づいて液晶バリア部10を駆動するものである。液晶バリア部10は、それぞれが光を透過または遮断する複数の開閉部11,12(後述)を有しており、ここでは表示部20から出射された映像光を、所定の方向に向けて分割する機能を有している。
図2は、表示装置1の要部の一構成例を表すものであり、(A)は表示装置1の斜視構成を示し、(B)は表示装置1の側面構成を示す。図2に示したように、表示装置1では、バックライト30側、表示部20および液晶バリア部10の順に配置されている。すなわち、バックライト30から射出した光は、表示部20および液晶バリア部10を順に透過したのち観察者に届くようになっている。なお、表示部20と液晶バリア部10とは、接着されていてもよいし、そうでなくともよい。
(表示駆動部50および表示部20)
図3は、表示駆動部50および表示部20のブロック図の一例を表すものである。画素Pixは、表示部20において、マトリクス状に配置されている。表示駆動部50は、タイミング制御部51と、ゲートドライバ52と、データドライバ53とを備えている。タイミング制御部51は、ゲートドライバ52およびデータドライバ53の駆動タイミングを制御するとともに、制御部40から供給された映像信号Sを映像信号S1としてデータドライバ53へ供給するものである。ゲートドライバ52は、タイミング制御部51によるタイミング制御に従って、液晶表示デバイス45内の画素Pix(後述)を行ごとに順次選択して、線順次走査するものである。データドライバ53は、表示部20の各画素Pixへ、映像信号S1に基づく画素信号を供給するものである。具体的には、データドライバ53は、映像信号S1に基づいてD/A(デジタル/アナログ)変換を行うことにより、アナログ信号である画素信号を生成し、各画素Pixへ供給するようになっている。
表示部20は、例えばガラスなどから構成される2枚の透明基板の間に液晶材料を封入したものである。これらの透明基板の液晶材料に面した部分には、例えばITO(Indium Tin Oxide)などから構成される透明電極が形成され、液晶材料とともに画素Pixを構成している。この表示部20における液晶材料としては、例えばネマチック液晶を用いたVAモード、IPSモードおよびTNモード等の液晶が用いられる。以下、この表示部20(画素Pix)の構成について詳述する。
図4(A)は、画素Pixの回路図の一例を表すものである。画素Pixは、TFT(Thin Film Transistor)素子Trと、液晶素子LCと、保持容量素子Cとを備えている。TFT素子Trは、例えばMOS−FET(Metal Oxide Semiconductor-Field Effect Transistor)によりなり、ゲートがゲート線Gに接続され、ソースがデータ線Dに接続され、ドレインが液晶素子LCの一端と保持容量素子Cの一端に接続されている。液晶素子LCは、一端がTFT素子Trのドレインに接続され、他端は接地されている。保持容量素子Cは、一端がTFT素子Trのドレインに接続され、他端は保持容量線Csに接続されている。ゲート線Gはゲートドライバ52に接続され、データ線Dはデータドライバ53に接続されている。
図4(B)は、画素Pixを含む表示部20の断面構成を表すものである。このように表示部20は、断面でみると、駆動基板201と対向基板205との間に、液晶層203を封止したものである。駆動基板201は、上記TFT素子Trを含む画素駆動回路が形成されたものであり、この駆動基板201上には、画素Pix毎に画素電極202が配設されている。対向基板205には、図示しないカラーフィルタやブラックマトリクスが形成されており、更に液晶層203側の面には、対向電極204が各画素Pixに共通の電極として配設されている。表示部20の光入射側(ここでは、バックライト30側)および光射出側(ここでは、液晶バリア部10側)には、偏光板206a,206bが、互いにクロスニコルまたはパラレルニコルとなるように貼り合わせられている。
図5は、表示部20の画素配列の一構成例を表す。図5に示したように、画素Pixは、駆動基板201および対向基板205に平行な面内(XY平面内)においてマトリックス状に配列されている。具体的には、表示部20は、カラー表示に必要とされるR(赤色),G(緑色),B(青色)の3色の画素Pix(R,G,Bで表示)が2次元的に複数配列された画素構造を有している。図5に示したように、画面水平方向(X軸方向)の同一列上には各色の画素Pixが周期的に現れ、かつ、画面垂直方向(Y軸方向)の同一列には同一色の画素Pixが並ぶような画素配列とされている。ゲートドライバ52からの複数のゲート線Gは、例えばX軸方向の画素Pixの並びに沿って各々延在しており、データドライバ53からの複数のデータ線Dは、例えばY軸方向の画素Pixの並びに沿って各々延在している。このように、表示部20では、各画素Pixに電圧を供給するための信号線および走査線としてのデータ線Dおよびゲート線Gがそれぞれ複数設けられ、それらデータ線Dおよびゲート線Gに沿ってマトリックス状に画素Pixが配置されている。
(バックライト30)
バックライト30は、例えば導光板の側面に例えばLED(Light Emitting Diode)を配設してなるものである。バックライト30は、あるいは、複数本のCCFL(Cold Cathode Fluorescent Lamp)等を配列させたものであってもよい。
(液晶バリア部10)
図6は、液晶バリア部10における開閉部のXY平面での配置構成例を表すものである。図7は、液晶バリア部10の断面の概略構成を表す。図7は、図6におけるVII−VII線に沿った矢視方向の断面図である。
液晶バリア部10は、いわゆるパララックスバリアであり、図6,図7に示したように、光を透過または遮断する複数の開閉部11(第2のサブ領域),開閉部12(第1のサブ領域)を有している。これらの開閉部11,12は、表示装置1が通常表示(2次元表示)および立体視表示(3次元表示)のどちらを行うかにより、異なる動作を行う。具体的には、開閉部11は、後述するように、通常表示の際には開放状態(透過状態)になり、立体視表示を行う際には閉状態(遮断状態)となるものである。開閉部12は、後述するように、通常表示の際には開放状態(透過状態)、立体視表示の際には、時分割的に開閉動作を行うものである。これらの開閉部11,12はそれぞれ複数、交互に設けられており、例えば、複数の開閉部11,12のうちの選択的な開閉部からなるグループ毎に駆動し、また、そのようなグループ毎の駆動を時分割的に行うことができるようになっている。
これらの開閉部11および開閉部12は、境界部Sを隔てて、XY平面における一方向(ここでは、例えばY軸方向に対して所定の角度θをなす方向)に延在して設けられている。角度θは、例えば18°に設定可能である。開閉部11,12の幅E1,E2は、互いに異なっており、ここではE1>E2(例えばE1≒2×E2)となっている。但し、開閉部11,12の幅の大小関係はこれに限定されず、E1<E2であってもよく、また、E1=E2であってもよい。境界部Sは、例えば、後述の透明電極110,120間の溝(スリットS3)に対応する部分である。このような開閉部11,12は、液晶層(後述の液晶層19)を含んで構成されており、この液晶層19への駆動電圧によって、開閉が切り替わるようになっている。
具体的には、液晶バリア部10は、図7に示したように、例えばガラス等からなる透明基板13と透明基板16との間に液晶層19を備えたものである。透明基板13,16のうち、透明基板13が光入射側、透明基板16が光射出側に配置されるようになっている。透明基板13の液晶層19側の面、および透明基板16の液晶層19側の面には、例えばITOなどからなる透明電極層15,17がそれぞれ形成されている。透明基板13の光入射側および透明基板16の光射出側には、位相差板21,22と、偏光板14,18とが順に貼り合わせられている。液晶層19は、例えばVA(垂直配向)モードの液晶が用いられる。以下、各部の構成について詳述する。
透明電極層15は、個々に電圧を供給可能な複数の透明電極110,120に分割されている。一方、透明電極層17は、各透明電極110,120に対して共通に設けられた共通電極として設けられている。この例では、透明電極層17には0Vが印加されている。透明電極層15の透明電極110と、透明電極層17におけるその透明電極110に対応する部分とは、サブ領域としての開閉部11を構成している。同様に、透明電極層15の透明電極120と、透明電極層157におけるその透明電極120に対応する部分とは、サブ領域としての開閉部12を構成している。さらに、透明電極層17には、透明電極110,120のそれぞれと対応する位置にピンホール17H(図6では省略)が複数設けられている。このような構成により、液晶バリア部10では、透明電極110,120に電圧を選択的に印加し、液晶層19がその電圧に応じた液晶配向になることにより、開閉部11,12毎の開閉動作を行うことができるようになっている。これらの透明電極層15,17の液晶層19側の面には、図示しない配向膜が形成されている。
偏光板14,18は、液晶層19への入射光および射出光の各偏光方向を制御するものである。偏光板14の透過軸は例えばX軸方向であり、偏光板18の透過軸はY軸方向である。すなわち、偏光板14,18の各透過軸は、互いに直交するように配置される。
位相差板21,22は、例えば面内位相差が140nm程度の1/4波長板であり、直線偏光を円偏光(楕円偏光)に変換、またはその逆を行うものである。
図8は、透明電極層15における透明電極110,120の一構成例を表すものである。図8には、透明電極層17におけるピンホール17Hの位置を、透明電極110,120と重ね合わせて破線で示している。なお、図7は、図8に示したVII−VII線に沿った矢視方向の断面図に相当する。透明電極110,120は、それぞれ、開閉部11,12の延伸方向と同じ方向(Y軸方向に対して角度θ1をなす方向)に延伸し、かつ、自らの幅方向(上記延伸方向と直交する方向)に並ぶ帯状電極である。透明電極110,120は、境界部Sに設けられたスリットS3によって分離されている。
透明電極110は、スリットS4を挟んで対向配置された一対の帯状電極111,112によって構成される。これらの帯状電極111,112は、相互に同等の幅を有し、かつ透明電極120とも同等の幅を有することが望ましい。一対の帯状電極111,112は、図示しない接続部によって各々の一端が相互に電気的に接続されており、共通の電位が供給されるようになっている。帯状電極111,112は、複数の画素Pixの並び方向と異なる方向へそれぞれ延伸する2種類のスリットS1,S2を含んでいる。スリットS1,S2は、いずれもスリットS3,S4とは離間しており接続されていない。図8では、スリットS1はスリットS3,S4と同様、透明電極110の延伸方向(Y軸方向に対して角度θ1をなす方向)に延伸し、スリットS2はそれと直交する方向(透明電極110の幅方向)に延伸している。スリットS2は、透明電極110の延伸方向に沿って離散的に(例えば等間隔で)複数配列されている。スリットS2の長さは、帯状電極111,112の幅よりも短い。スリットS1は、上記のように並ぶスリットS2と1つおきに交差するように設けられている。すなわち、帯状電極111,112は、スリットS1とスリットS2とが交差してなる十字形状のスリットS12と、スリットS1とは交差せずに孤立した線状のスリットS2とが、透明電極110の延伸方向に沿って交互に配列されている。スリットS1は、例えば各帯状電極111,112を、その幅方向においてそれぞれ2等分する位置に形成されている。なお、スリットS1は、図8に示したように透明電極110の延伸方向に沿って離散的に設けられたものに限定されず、例えば表示部20の表示画面と対応する領域の一端から他端に至るまで、途中で途切れることなく連続して設けられていてもよい。
このように設けられたスリットS1〜S4により、帯状電極111,112は複数の、例えば正方形をなす微小領域111A,112Aにそれぞれ仕切られている。帯状電極111における全ての微小領域111Aは、スリットS12を構成するスリットS1と孤立したスリットS2との間隙部分、およびスリットS2とスリットS3,S4との間隙部分において相互に連結されている。帯状電極112における微小領域112Aについても同様である。また、透明電極層17には、厚さ方向において各微小領域111A,112Aの中心位置に対応する位置にピンホール17Hが1つずつ設けられている。また、各微小領域111A,112Aは、表示部20における一の画素Pixの占める領域よりも狭くなっている。
透明電極120は、帯状電極111,112と同様の構造を有しており、スリットS1,S2によって例えば正方形をなす複数の微小領域120Aに仕切られている。また、隣り合う帯状電極111,112および透明電極120における、十字形状のスリットS12および孤立したスリットS2の並び方向は、画素Pixの並び方向と異なっている。具体的には、スリットS12および孤立したスリットS2の各々の中心位置を通過する仮想直線L7の延伸方向は、水平方向(X軸方向)に対して角度θ2(例えばθ2=39°)をなす方向となっている。また、隣り合う帯状電極111,112および透明電極120におけるスリットS2は、その延在方向において同一直線上に配置されていてもよい。
液晶バリア部10では、透明電極層15(透明電極110,120)および透明電極層17に電圧を印加してその電位差が大きくなると、液晶層19における光の透過率が増大し、開閉部11,12は透過状態(開状態)になる。一方、その電位差が小さくなると、液晶層19における光の透過率が減少し、開閉部11,12は遮断状態(閉状態)となる。
なお、この例では、液晶バリア部10はノーマリーブラック動作を行うものとしたが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えばノーマリーホワイト動作を行うものであってもよい。この場合には、透明電極層15および透明電極層17の間の電位差が大きくなると、開閉部11,12は遮断状態となり、その電位差が小さくなると、開閉部11,12は透過状態となる。なお、ノーマリーブラック動作とノーマリーホワイト動作の選択は、例えば、偏光板と液晶配向により設定することができる。
液晶バリア部10では、複数の開閉部12はグループを構成し、同じグループに属する複数の開閉部12は、立体視表示を行う際、同じタイミングで開動作および閉動作を行うようになっている。以下に、開閉部12のグループについて説明する。
図9は、開閉部12のグループ構成例を表すものである。開閉部12は、この例では2つのグループを構成している。具体的には、1つおきに配置された複数の開閉部12が、グループAおよびグループBをそれぞれ構成している。なお、以下では、グループAに属する開閉部12の総称として開閉部12Aを適宜用い、同様に、グループBに属する開閉部12の総称として開閉部12Bを適宜用いるものとする。
バリア駆動部9は、立体視表示を行う際、同じグループに属する複数の開閉部12が同じタイミングで開閉動作を行うように駆動する。具体的には、バリア駆動部9は、後述するように、グループAに属する複数の開閉部12Aと、グループBに属する複数の開閉部12Bとを、時分割的に交互に開閉動作するように駆動する。
図10は、立体視表示および通常表示(2次元表示)を行う場合の液晶バリア部10の状態を、断面構造を用いて模式的に表すものである。図10(A)は立体視表示を行う一状態を示し、図10(B)は立体視表示を行う他の状態を示し、図10(C)は通常表示を行う状態を示す。液晶バリア部10においては、開閉部11および開閉部12(開閉部12A,12B)が交互に配置されている。図10では、開閉部12Aが、表示部20の6つの画素Pixに1つの割合で設けられる例を示している。同様に、開閉部12Bは、表示部20の6つの画素Pixに1つの割合で設けられている。
立体視表示を行う場合には、表示駆動部50に映像信号SA,SBが交互に供給され、表示部20はそれらに基づいて時分割的に映像表示を行う。そして、液晶バリア部10では、時分割的な映像表示と同期して開閉部12(開閉部12A,12B)が時分割的に開閉動作を行い、開閉部11が閉状態(遮断状態)を維持する。具体的には、映像信号SAが供給された場合には、図10(A)に示したように、開閉部12Aが開状態になるとともに、開閉部12Bが閉状態になる。表示部20では、後述するように、この開閉部12Aに対応した位置に配置された互いに隣接する6つの画素Pixが、映像信号SAに含まれる6つの視点映像に対応する表示を行う。これにより、観察者は、後述するように、例えば左眼と右眼とで異なる視点映像を見ることにより、表示された映像を立体的な映像として感じるようになっている。同様に、映像信号SBが供給された場合には、図10(B)に示したように、開閉部12Bが開状態になるとともに、開閉部12Aが閉状態になる。表示部20では、後述するように、この開閉部12Bに対応した位置に配置された互いに隣接する6つの画素Pixが、映像信号SBに含まれる6つの視点映像に対応する表示を行う。これにより、観察者は、後述するように、例えば左眼と右眼とで異なる視点映像を見ることにより、表示された映像を立体的な映像として感じるようになっている。表示装置1では、このように開閉部12Aと開閉部12Bとを交互に開放して映像を表示することにより、表示装置の解像度を高めることができるようになっている。
通常表示(2次元表示)を行う場合には、液晶バリア部10では、図10(C)に示したように、開閉部11および開閉部12(開閉部12A,12B)はともに開状態(透過状態)を維持するようになっている。これにより、観察者は、映像信号Sに基づいて表示部20に表示された通常の2次元映像をそのまま視認することができる。
[動作および作用]
続いて、本実施の形態の表示装置1の動作および作用について説明する。
(全体動作概要)
まず、図1を参照して、表示装置1の全体動作概要を説明する。制御部40は、外部より供給される映像信号Vdispに基づいて、表示駆動部50、バックライト駆動部29、およびバリア駆動部9に対してそれぞれ制御信号を供給し、これらがお互いに同期して動作するように制御する。バックライト駆動部29は、制御部40から供給されるバックライト制御信号CBLに基づいてバックライト30を駆動する。バックライト30は、面発光した光を表示部20に対して射出する。表示駆動部50は、制御部40から供給される映像信号Sに基づいて表示部20を駆動する。表示部20は、バックライト30から射出した光を変調することにより表示を行う。バリア駆動部9は、制御部40から供給されるバリア制御信号CBRに基づいて液晶バリア部10を駆動する。液晶バリア部10の開閉部11,12(12A,12B)は、バリア制御信号CBRに基づいて開閉動作を行い、バックライト30から射出し表示部20を透過した光を透過または遮断する。
(立体視表示の詳細動作)
次に、いくつかの図を参照して、立体視表示を行う場合の詳細動作を説明する。
図11は、表示部20および液晶バリア部10の動作例を表すものである。詳細には、図11(A)は、映像信号SAが供給された場合を示し、図11(B)は映像信号SBが供給された場合を示す。
映像信号SAが供給された場合には、図11(A)に示したように、表示部20の画素Pixのそれぞれは、映像信号SAに含まれる6つの視点映像のそれぞれに対応する画素情報P1〜P6を表示する。このとき、画素情報P1〜P6は、開閉部12A付近に配置された画素Pixにそれぞれ表示される。映像信号SAが供給された場合には、液晶バリア部10では、開放部12Aが開状態(透過状態)になるとともに、開放部12Bが閉状態になるように制御される。表示部20の各画素Pixから出た光は、開閉部12Aによりそれぞれ角度が制限されて出力される。観察者は、例えば左眼で画素情報P3を、右眼で画素情報P4をそれぞれ見ることにより、立体的な映像を認識することができる。
映像信号SBが供給された場合には、図11(B)に示したように、表示部20の画素Pixのそれぞれは、映像信号SBに含まれる6つの視点映像のそれぞれに対応する画素情報P1〜P6を表示する。このとき、画素情報P1〜P6は、開閉部12B付近に配置された画素Pixにそれぞれ表示される。映像信号SBが供給された場合には、液晶バリア部10では、開放部12Bが開状態(透過状態)になるとともに、開放部12Aが閉状態になるように制御される。表示部20の各画素Pixから出た光は、開閉部12Bによりそれぞれ角度が制限されて出力される。観察者は、例えば左眼で画素情報P3を、右眼で画素情報P4をそれぞれ見ることにより、立体的な映像を認識することができる。
このように、観察者は、左眼と右眼とで、画素情報P1〜P6のうちの異なる画素情報を見ることとなり、観察者は立体的な映像として感じることができる。また、開閉部12Aと開閉部12Bを時分割的に交互に開放して映像を表示することにより、観察者は、互いにずれた位置に表示される映像を平均化して見ることとなる。よって、表示装置1は、開閉部12Aのみをもつ場合に比べ、2倍の解像度を実現することが可能となる。言い換えれば、表示装置1の解像度は、2次元表示の場合に比べ1/3(=1/6×2)で済むこととなる。
ここで、液晶バリア部10の液晶層19における液晶分子Mの配向について説明する。
図8では、電圧印加時の各枝領域81,82における液晶分子Mの配向方向を模式的に表している。なお、ここでは、説明の便宜上、透明電極110(開閉部11)を例に説明するが、透明電極120(開閉部12)についても同様である。
透明電極110(透明電極層15)と透明電極層17との間に電圧が印加されていないときには、液晶分子Mは、透明電極層15,17に垂直な方向に配向している。このとき、液晶バリア部10の開閉部11は光を遮断し、閉状態となる。一方、透明電極110(透明電極層15)と透明電極層17との間に電圧が印加されたときには、液晶分子Mは、微小領域151ごとに透明電極層17のピンホール17Hを中心として放射状に倒れる。すなわち、図8に示したように、液晶分子Mは、その長軸方向がXY平面においてピンホール17Hを中心として広がる方向に配向する。このとき、液晶バリア部10の開閉部11は光を透過し、開状態となる。
(比較例)
次に、比較例との対比により、本実施の形態の表示装置1の作用について説明する。本比較例は、液晶バリア部における透明電極の平面形状が異なることを除き、他は上記実施の形態と同様の構成を有するものである。
図12に、比較例としての液晶バリア部100における透明電極210,220の一構成例を表すものである。透明電極210,220は、いずれも開閉部11,12の延伸方向に沿って延伸する帯状電極であり、スリットS3によって相互に分離されている。透明電極210,220の幅は、それぞれ開閉部11,12の幅E1,E2と対応している。図12では、E1≒2×E2の場合を例示しており、透明電極210の幅は透明電極220の幅の約2倍となっている。すなわち、液晶バリア部100において、スリットS3の相互間隔は不均一であり、広い部分と狭い部分とが交互に並んだ状態となっている。透明電極210,220には、開閉部11,12の延伸方向に沿ったスリットS1は設けられておらず、それと直交する自らの幅方向に延伸するスリットS2のみが設けられている。スリットS2は、その長さと同じ間隔で開閉部11,12の延伸方向に沿って離散的に配置されている。このため、透明電極210は、スリットS2,S3により、複数の正方形の領域210Aに仕切られている。同様に、透明電極220は、スリットS2,S3により、複数の正方形の領域220Aに仕切られている。ここで、領域210Aは、領域220Aの約4倍の面積を有している。
ここで、液晶バリア部10,100をそれぞれ表示部20と重ね合わせると、スリットS2,S3は周囲よりも明度の低い暗線として観察者に視認される。このとき、比較例としての液晶バリア部100を用いた場合には、領域210Aと領域220Aとの面積が大きく異なるので、暗線の間隔に大きなばらつきが生じる。すなわち、観察者が視認する見かけの明るさは、表示画面の面内方向における位置によって大きく異なる。その結果、例えばスリットS2,S3の延伸方向に沿った干渉縞(モアレ)が発生し易く、好ましくない。これに対し、本実施の形態の液晶バリア部10を用いた場合には、領域111A,112A,120Aの面積の差異が液晶バリア部100と比較して小さいので、暗線の間隔のばらつきは比較的小さい。すなわち、観察者が視認する見かけの明るさは、表示画面全体に亘ってほぼ一定となる。よって、スリットS1〜S4に起因した干渉縞(モアレ)が発生を抑制することができる。
[効果]
このように、本実施の形態では、液晶バリア部10における透明電極110が、画素Pixの並び方向と異なる所定方向に延伸したスリットS4を挟むように対向配置された一対の帯状電極111,112を含むようにした。さらに、帯状電極111,112のそれぞれに、画素Pixの並び方向と異なる方向へそれぞれ延伸するスリットS1,S2を設けるようにした。このため、透明電極110および透明電極120の幅が相互に大きく異なる場合であっても、観察者に視認されるスリットに起因した暗線の相互間隔のばらつきを低減することができる。したがって、表示画面内での見かけの明るさのばらつきを低減することができるので、2次元表示および3次元表示のいずれにおいても効果的にモアレの発生を抑制し、良好な映像を得ることができる。特に、各微小領域111A,112Aが表示部20における一の画素Pixの占める領域よりも狭くなるようにすれば、より効果的に見かけの明るさのばらつきを低減し、モアレの発生を抑制することができる。
また、本実施の形態では、液晶バリア部10における開閉部11および開閉部12を、表示部20における画素Pixの並び方向に対して傾斜した方向にそれぞれ延伸するようにした。これにより、立体視表示における、水平方向の解像度と垂直方向の解像度とのバランスを向上させることができる。
以上、いくつかの実施の形態を挙げて本技術を説明したが、本技術はこれらの実施の形態等には限定されず、種々の変形が可能である。例えば上記実施の形態では、液晶バリア部10における透明電極110を、スリットS4を挟んで対向配置された一対の帯状電極111,112によって構成した。しかしながら、本技術では、例えば図13に示した変形例(変形例1)としての液晶バリア部10Aのように、透明電極110を、複数のスリットS1,S2が設けられた一の帯状電極によって構成してもよい。具体的には、透明電極110を、複数の、例えば正方形をなす領域110Bに仕切る。この場合であっても、透明電極120における領域120Bとの面積の差異を低減できるので、比較例としての液晶バリア部100を用いた場合よりも暗線の相互間隔のばらつきを低減することができる。よって、効果的にモアレの発生を抑制し、良好な映像を得ることができる。
さらに、例えば図14に示した変形例(変形例2)としての液晶バリア部10Bのように、領域110B,120Bを、さらに十字型のスリットS22によって複数の微小領域110C,120Cにそれぞれ仕切るようにしてもよい。こうすることにより、表示画面内での見かけの明るさのばらつきをよりいっそう低減することができる。
また、上記実施の形態では、液晶バリア部10における開閉部11,12が、水平方向(X軸方向)に対して右上がりの斜め方向に延伸するようにした。しかしながら、本技術では、例えば図15に示した変形例(変形例3)のように、水平方向に対して左上がりの斜め方向に延伸するようにしてもよい。また、上記実施の形態では、角度θ1を18°としたが、本技術は他の数値も取り得るものである。
また、上記実施の形態では、表示部20における画素Pixの並び方向を水平方向および垂直方向とすると共に、液晶バリア部10における開閉部11,12の延伸方向を斜め方向としたが、本技術はこれに限定されるものではない。例えば図16(A),16(B)に示した構成としてもよい。具体的には、画素Pixの並び方向を水平方向および斜め方向とすると共に、液晶バリア部10における開閉部11,12の延伸方向、すなわち、スリットS1,S2(図示せず)の延伸方向を垂直方向(Y軸方向)としてもよい。図16(A)は、変形例(変形例4)としての表示部20Cの画素配列を表し、図16(B)は、変形例4としての液晶バリア部10Cにおける開閉部の配置構成を表している。図16(A)に示したように、本変形例の表示部20Cでは、X軸方向に延在し、かつY軸方向において隣り合う複数の画素Pixの列が形成されている。ここで、例えば画素列L1,L2に注目すると、画素列R1における各画素Pixの中心位置と、画素列R2における各画素Pixの中心位置とを通過する仮想直線L15Aは、垂直方向(Y軸方向)に対して角度θ1をなしている。このような変形例においても、上記実施の形態と同様の効果が得られる。
また、上記実施の形態では、表示装置1において観察者の側から液晶バリア部10、表示部20、バックライト30の順に配置したが、これに限定されるものではない。例えば、図17に示した変形例(変形例5)としての表示装置1Aのように、観察者の側から表示部20、液晶バリア部10、バックライト30の順に配置してもよい。
図18は、図17に示した変形例5における表示部20および液晶バリア部10の動作例を表すものである。詳細には、図18(A)は、映像信号SAが供給された場合を示し、図18(B)は映像信号SBが供給された場合を示す。変形例3では、バックライト30から射出した光は、まず液晶バリア部10に入射する。そして、その光のうち、開閉部12A,12Bを透過した光が表示部20において変調されるとともに、6つの視点映像を出力するようになっている。
また、上記実施の形態では、開閉部12は2つのグループを構成したが、これに限定されるものではなく、これに代えて、例えば3つ以上のグループを構成するようにしてもよい。これにより、表示の分解能をさらに改善することができる。
また、上記実施の形態では、表示部20を液晶表示部としたが、これに限定されるものではない。これに代えて、例えば有機EL(Electro Luminescence)などを用いたEL表示部を用いてもよい。この場合、図1に示したバックライト駆動部29およびバックライト30は不要となる。
また、本技術は以下のような構成を取り得るものである。
(1)
複数の表示画素を有する表示部と、
前記複数の表示画素の並び方向に対して傾斜した第1の方向にそれぞれ延伸すると共に光を透過および遮断する複数のバリア領域を有する液晶バリア部と
を備え、
前記液晶バリア部は、
液晶層と、
前記液晶層を挟む第1および第2の電極層とを有し、
前記第1の電極層は、前記第1の方向に延伸すると共に前記第1の方向と異なる第2の方向に並ぶ複数の帯状電極を有し、
1以上の前記帯状電極は、前記複数の表示画素の並び方向と異なる方向へそれぞれ延伸する第1および第2のスリットを含む
表示装置。
(2)
前記複数の帯状電極の相互間には、第3のスリットが設けられている
上記(1)記載の表示装置。
(3)
前記第1および第2のスリットは、それぞれ、前記第1および第2の方向に延伸している
上記(1)または(2)記載の表示装置。
(4)
前記第2のスリットの長さは、前記第2の方向における前記帯状電極の幅よりも短い
上記(3)記載の表示装置。
(5)
複数の前記第2のスリットが、前記第1の方向に配列されると共に1つおきに前記第1のスリットと交差している
上記(1)から(4)のいずれか1つに記載の表示装置。
(6)
前記第2の電極層には、前記帯状電極における前記第1および第2のスリットによって区分される領域ごとにピンホールが設けられている
上記(5)記載の表示装置。
(7)
前記領域は、一の前記表示画素の占める領域よりも狭い
上記(6)記載の表示装置。
(8)
前記第1および第2のスリットは互いに直交するように延伸している
上記(1)から(7)のいずれか1つに記載の表示装置。
(9)
複数の前記第2のスリットが、前記第1の方向において等間隔で配置され、
前記第1のスリットが、前記第2の方向において前記帯状電極を二等分する位置に配置されている
上記(1)から(8)のいずれか1つに記載の表示装置。
(10)
隣り合う前記帯状電極における前記第2のスリットの並び方向は、前記表示画素の並び方向と異なる
上記(1)から(9)のいずれか1つに記載の表示装置。
(11)
隣り合う前記帯状電極における前記第2のスリットは、同一直線上に配置されている
上記(1)から(9)のいずれか1つに記載の表示装置。
(12)
前記複数の帯状電極は、第1の帯状電極と、前記第1の帯状電極よりも幅の広い第2の帯状電極とからなり、
前記第2の帯状電極が、前記第1のスリットおよび第2のスリットの双方を含んでいる
上記(1)から(11)のいずれか1つに記載の表示装置。
(13)
3次元映像表示モードおよび2次元映像表示モードを含む複数の表示モードを有し、
前記複数のバリア領域は、第1のサブ領域と第2のサブ領域とを有し、
前記3次元映像表示モードでは、前記表示部が複数の異なる視点映像を表示し、前記第1のサブ領域が透過状態となり、かつ前記第2のサブ領域が遮断状態になることにより3次元映像を表示し、
前記2次元映像表示モードでは、前記表示部が1つの視点映像を表示し、前記第1のサブ領域および前記第2のサブ領域が透過状態になることにより、2次元映像を表示する
上記(1)記載の表示装置。
(14)
前記第2のサブ領域には、前記第1の方向に延伸する第3のスリットを挟んで対向配置されると共に双方の一部同士が電気的に接続された一対の前記帯状電極が設けられている
上記(13)記載の表示装置。
(15)
前記表示部は、前記表示画素に電圧を供給するための複数の信号線および走査線を有し、
前記表示画素の並び方向は、前記信号線の延在方向および走査線の延在方向に沿った方向である
上記(1)から(14)のいずれか1つに記載の表示装置。
1,1A…表示装置、9…バリア駆動部、10,10A,10B…液晶バリア部、11,12…開閉部、13,16…透明基板、15,17…透明電極層、19…液晶層、20,20A…表示部、21,22…位相差板、29…バックライト駆動部、30…バックライト、40…制御部、50…表示駆動部、110,120…透明電極、Pix…画素、S1〜S4…スリット。

Claims (15)

  1. 複数の表示画素を有する表示部と、
    前記複数の表示画素の並び方向に対して傾斜した第1の方向にそれぞれ延伸すると共に光を透過および遮断する複数のバリア領域を有する液晶バリア部と
    を備え、
    前記液晶バリア部は、
    液晶層と、
    前記液晶層を挟む第1および第2の電極層とを有し、
    前記第1の電極層は、前記第1の方向に延伸すると共に前記第1の方向と異なる第2の方向に並ぶ複数の帯状電極を有し、
    1以上の前記帯状電極は、前記複数の表示画素の並び方向と異なる方向へそれぞれ延伸する第1および第2のスリットを含む
    表示装置。
  2. 前記複数の帯状電極の相互間には、第3のスリットが設けられている
    請求項1記載の表示装置。
  3. 前記第1および第2のスリットは、それぞれ、前記第1および第2の方向に延伸している
    請求項1記載の表示装置。
  4. 前記第2のスリットの長さは、前記第2の方向における前記帯状電極の幅よりも短い
    請求項3記載の表示装置。
  5. 複数の前記第2のスリットが、前記第1の方向に配列されると共に1つおきに前記第1のスリットと交差している
    請求項1記載の表示装置。
  6. 前記第2の電極層には、前記帯状電極における前記第1および第2のスリットによって区分される領域ごとにピンホールが設けられている
    請求項5記載の表示装置。
  7. 前記領域は、一の前記表示画素の占める領域よりも狭い
    請求項6記載の表示装置。
  8. 前記第1および第2のスリットは互いに直交するように延伸している
    請求項1記載の表示装置。
  9. 複数の前記第2のスリットが、前記第1の方向において等間隔で配置され、
    前記第1のスリットが、前記第2の方向において前記帯状電極を二等分する位置に配置されている
    請求項1記載の表示装置。
  10. 隣り合う前記帯状電極における前記第2のスリットの並び方向は、前記表示画素の並び方向と異なる
    請求項1記載の表示装置。
  11. 隣り合う前記帯状電極における前記第2のスリットは、同一直線上に配置されている
    請求項1記載の表示装置。
  12. 前記複数の帯状電極は、第1の帯状電極と、前記第1の帯状電極よりも幅の広い第2の帯状電極とからなり、
    前記第2の帯状電極が、前記第1のスリットおよび第2のスリットの双方を含んでいる
    請求項1記載の表示装置。
  13. 3次元映像表示モードおよび2次元映像表示モードを含む複数の表示モードを有し、
    前記複数のバリア領域は、第1のサブ領域と第2のサブ領域とを有し、
    前記3次元映像表示モードでは、前記表示部が複数の異なる視点映像を表示し、前記第1のサブ領域が透過状態となり、かつ前記第2のサブ領域が遮断状態になることにより3次元映像を表示し、
    前記2次元映像表示モードでは、前記表示部が1つの視点映像を表示し、前記第1のサブ領域および前記第2のサブ領域が透過状態になることにより、2次元映像を表示する
    請求項1記載の表示装置。
  14. 前記第2のサブ領域には、前記第1の方向に延伸する第3のスリットを挟んで対向配置されると共に双方の一部同士が電気的に接続された一対の前記帯状電極が設けられている
    請求項13記載の表示装置。
  15. 前記表示部は、前記表示画素に電圧を供給するための複数の信号線および走査線を有し、
    前記表示画素の並び方向は、前記信号線の延在方向および走査線の延在方向に沿った方向である
    請求項1記載の表示装置。
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