JP2014103427A - 立体画像撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】単眼式で4視点からの被写体画像を撮像することができる低コストで小型の立体画像撮像装置を提供する。
【解決手段】単眼の撮影レンズ12と、撮影レンズ12を通して入射してくる被写体からの入射光の光路上に置かれ光軸に対し任意の垂直線を境界線として入射光を分割する光分割手段24と、分割した入射光の各々の分割入射光を夫々受光する第1,第2の固体撮像素子30,33と、各固体撮像素子30,33の出力信号を画像処理し立体画像を構成する前記被写体の立体画像データを生成する画像処理手段42とを備え、固体撮像素子30,33は、二次元アレイ状に複数の画素が配列形成され、該画素のうち隣接する2画素ずつを夫々ペア画素とし、各ペア画素の一方の画素と他方の画素とが前記垂直線に直交する境界線を境に視差を持つ構成とした。
【選択図】図2

Description

本発明は立体画像撮像装置に係り、特に、単眼方式で左右の視差分離と上下の視差分離を行うことができる立体画像撮像装置に関する。
立体画像(3D画像)を表示できるテレビジョン受像機が普及し、被写体の立体画像を撮影できる立体画像撮影用のデジタルカメラ(立体画像撮像装置)も普及の兆しを見せている。
従来の立体画像撮像装置は、例えば下記の特許文献1に記載されている様に、カメラ筐体の前面に水平方向に並ぶ2個の撮影レンズ系を搭載し、2眼方式となっている。向かって左側の撮影レンズ系は人間の右眼に相当し、右側の撮影レンズ系は人間の左眼に相当する。左右の撮影レンズ系は、人間の左右の眼の距離である6.5cm程度離して設けられる。
この様な2眼方式の立体画像撮像装置は、左眼用の被写体画像と右眼用の被写体画像とを、6.5cm離間した別々の撮影レンズ系を通して撮像するため、左右の視差分離の程度が高い被写体画像を撮影することができる。
しかし、2眼方式の立体画像撮像装置は、高価な撮影レンズ系を2系統備えるため、製品コストが嵩んでしまうという問題がある。
そこで、下記の特許文献2に記載されている様に、単眼方式の立体画像撮像装置が提案されている。この立体画像撮像装置は、1系統の撮影レンズ系を搭載し、この撮影レンズ系を通して集光した被写体からの入射光をリレーレンズを通すことで平行光に変換している。
そして、図14に示す様に、リレーレンズを通して得られた平行光1を、2枚のミラー2,3を直角に突き合わせた光分割用ミラー4で左右に分離し、ミラー2で反射した入射光をミラー5で反射しイメージセンサ6に結像させる。ミラー3で反射した入射光はミラー7で反射しイメージセンサ8に結像させる。
平行光1を出射する上記のリレーレンズの光入射側には撮影レンズ系が設けられているため、撮影レンズ系で被写界からの入射光が左右反転し、イメージセンサ6には左眼を通して見た画像が結像し、イメージセンサ8には右眼を通して見た画像が結像する。
特開2008―187385号公報 特開2010―81580号公報
しかしながら、特許文献2に記載の単眼方式の立体画像撮像装置(カメラ)は、カメラを横置きで被写体を撮像したときは立体画像を撮像することができるが、縦長の被写体を撮像するためにカメラを縦置きにして被写体を撮像すると、立体画像を撮像できない。
本発明の目的は、単眼方式で、しかも、カメラを横置きにして被写体を撮像してもカメラを縦置きで被写体を撮像しても被写体の立体画像を撮像することができる立体画像撮像装置を提供することにある。
本発明の立体画像撮像装置は、単眼の撮影レンズと、該撮影レンズを通して入射してくる被写体からの入射光の光路上に置かれ光軸に対し任意の垂直線を境界線として前記入射光を分割する光分割手段と、前記分割した前記入射光の各々の分割入射光を夫々受光する第1,第2の固体撮像素子と、該第1,第2の各固体撮像素子の出力信号を画像処理し立体画像を構成する前記被写体の立体画像データを生成する画像処理手段とを備え、前記第1,第2の固体撮像素子は、二次元アレイ状に複数の画素が配列形成され、該画素のうち隣接する2画素ずつを夫々ペア画素とし、各ペア画素の一方の画素と他方の画素とが前記垂直線に直交する境界線を境に視差を持つ構成になっている。
本発明の立体画像撮像装置は、単眼の撮影レンズを通して入射してきた被写体からの入射光を例えば左右に2分割して、各々の分割入射光を夫々の固体撮像素子で受光すると共に、固体撮像素子の画素構成を、例えば上下に視差を分離して受光する位相差画素としたため、カメラを横置きにしても縦置きにしても立体画像を構成する画像データを取得することが可能となる。
本発明の一実施形態に係る立体画像撮像装置の外観斜視図である。 図1に示す立体画像撮像装置の機能ブロック構成図である。 図1に示す固体撮像素子の表面模式図である。 図2に示す固体撮像素子の入射角感度特性を示す図である。 図3に示す固体撮像素子における上下方向の視差分離説明図である。 図2の立体画像撮像装置における視差分離の説明図である。 視差分離手段の効果説明図である。 視差分離手段の光非透過領域の説明図である。 視差分離手段の別実施形態の説明図である。 視差分離手段の更に別実施形態の説明図である。 図3に代わる固体撮像素子の説明図である。 図6に代わる視差分離の別実施形態の説明図である。 図3に代わる固体撮像素子の表面模式図である。 従来の単眼方式立体画像撮像装置の説明図である。
以下、本発明の一実施形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る立体画像撮像が可能なデジタルカメラの外観斜視図である。このデジタルカメラ10は、矩形筐体11の前面に単眼の撮影レンズ12が設けられる。この撮影レンズ12は、筐体11内に沈胴可能に設けられたレンズ鏡筒13内に配置され、筐体11の右肩には、シャッタレリーズボタン14が設けられている。
図2は、図1に示すデジタルカメラ10の機能ブロック構成図である。撮影レンズ12を収納したレンズ鏡筒13を備えるが、その他に、焦点位置合わせ用レンズ,望遠レンズ等がレンズ鏡筒13内に収納される。
レンズ鏡筒13の背部にはリレーレンズ21が設けられており、撮影レンズ12等で集光された入射光は、このリレーレンズ21を通ることで、平行光22に変換される。
平行光22の光路には、視差分離手段23と、光分割用ミラー24とが設けられる。詳細は後述する視差分離手段23は、本実施形態では液晶シャッタで構成される。光分割用ミラー24は、2枚のミラー25,26の前縁を突き合わせて構成される。視差分離手段23の前段又は後段にF値を制御する絞りを隣接するのが良い。視差分離手段23は、視差分離を良好に行うために設けるものであり、必ずしも必要ではない。
ミラー25は、平行光22に対して右斜め45度に傾斜して設けられ、ミラー26は平行光22に対して左斜め45度に傾斜して設けられる。そして、ミラー25とミラー26とは夫々の先端縁が突き合わされる様に接合され、先端接合縁27は、図1の筐体11の底面に対し垂直となる様に設けられる。この結果、光軸方向からみたときの平行光22は、先端接合縁27を境界線として2分割され、その左半分はミラー26で水平方向左側に反射され、その右半分はミラー25で水平方向右側に反射される。
ミラー25の反射面には若干離間して平行なミラー28が設けられており、ミラー28で反射した入射光は、集光レンズ29を通り固体撮像素子30の受光面に結像する。
同様に、ミラー26の反射面には若干離間して平行なミラー31が設けられており、ミラー31で反射した入射光は、集光レンズ32を通り固体撮像素子33の受光面に結像する。なお、ミラー28,31を省略し、ミラー25,26の反射光をこの反射光の方向に設けた集光レンズ29,32と固体撮像素子30,33で受光する構成としても良い。
このデジタルカメラ10の電気制御系は、デジタルカメラ10の全体を統括制御する中央制御装置(CPU)40と、ユーザからの操作指示を取り込む操作部(シャッタレリーズボタン14を含む)41と、画像処理部42と、画像処理部42で処理された画像データを表示データにエンコードするエンコーダ44と、前記表示データを表示部45に表示するドライバ46と、メインメモリ47と、メモリカード48の書込/読出制御を行うメディア制御部49と、これらを相互に接続するバス50とを備える。
各固体撮像素子30,33には、夫々、アナログ信号処理部(AFE)34,35と、アナログ/デジタル(A/D)変換器36,37が接続され、A/D変換器36,37でデジタル信号に変換された各固体撮像素子30,33による撮像画像信号がバス50に入力される。なお、AFE34,35やA/D変換器36,37は夫々1個に集約し、切り替えて使用する構成としても良い。
CPU40にはデバイス制御部51が接続され、CPU40からの指示に基づいて、焦点位置合わせレンズ,望遠レンズを含む撮影レンズ12を制御すると共に、視差分離手段23と、固体撮像素子30,33と、AFE34,35と、A/D変換器36,37を制御する。
図3は、図2に示す固体撮像素子30,33の表面模式図である。この固体撮像素子30,33は、信号読出形式がCCD型であってもCMOS型その他の形式でも良い。図3に示す固体撮像素子30(33)は、各画素(光電変換素子:フォトダイオード)が正方格子状に配列形成されている。
奇数行の各画素52には、3原色のカラーフィルタRGBがベイヤ配列されており、偶数行の各画素52にも、3原色のカラーフィルタrgbがベイヤ配列されている。各画素内に記載したRGBrgbは夫々赤色(R,r),緑色(G,g),青色(B,b)のカラーフィルタの色を示しており、R=r,G=g,B=bである。垂直方向に並ぶ同色の2画素が視差分離を行うペア画素を構成している。
各画素52の上面は遮光膜で覆われており、各画素52上の遮光膜には開口が設けられている。奇数行の各画素52の遮光膜には、図の上方向に偏心した開口52xが設けられており、偶数行の各画素52の遮光膜には、下方向に偏心した開口52yが設けられている。
図4のFIG4Bは、図3に示す固体撮像素子30(33)の筐体11の底面に対して垂直な方向における入射角感度特性を示す図である。固体撮像素子33の奇数行の画素の受光感度TDは左側にズレ、偶数行の画素の受光感度TUは右側にズレる。
この左右のズレが、筐体11の底面に垂直な方向の視差となり、固体撮像素子33の奇数行の画素から得られる撮像画像を右眼用画像とし固体撮像素子33の偶数行の画素から得られる撮像画像を左眼用画像とすることで、被写体の立体画像を再生することが可能となる。
図4のFIG4Aは、図2に示される固体撮像素子30の筐体11に平行な方向における入射角感度特性と固体撮像素子33の筐体11に平行な方向における入射角感度特性とを併せて示した図である。
リレーレンズ21で平行光22となった入射光のうち、ミラー25で反射した入射光に対する固体撮像素子30の当該光の入射角に対する感度分布TLは、FIG4Aに示す様に、右側にずれた分布となっている。反対に、ミラー26で反射した入射光に対する固体撮像素子33の当該光の入射角に対する感度分布TRは、左側にずれた分布となる。
この左右のズレが、筐体11の底面に平行な方向の視差となり、固体撮像素子30から得られる撮像画像を右眼用画像とし固体撮像素子33から得られる撮像画像を左眼用画像とすることで、被写体の立体画像を再生することが可能となる。
図5は、図3に示す固体撮像素子30(33)の視差の説明図である。上方向に偏心した遮光膜開口52xを通して被写体を撮像した奇数行画素の撮像画像と、下方向に偏心した遮光膜開口52yを通して同一の被写体を撮像した偶数行画素の撮像画像とは、遮光膜開口52x,52yが偏心している関係で、上下方向に視差のずれた画像となる。この視差のズレを利用して、本実施形態では、上下方向に視差分離した立体画像を撮像する。即ち、カメラを縦置きにしたとき、図5の上下方向の視差のズレは地面に立つ人の左右方向の視差のズレとなり、立体画像を撮像することが可能となる。
図6は、光分割用ミラー24による左右の視差分離と、遮光膜開口52x,52yの偏心による上下の視差分離を行ったときの4視点の説明図である。被写体53を単眼レンズを通して見たとき、被写体53の中心を見ることになる。しかし、本実施形態の立体画像撮像装置10では、光分割用ミラー24で被写体からの入射光を光軸方向から見たときに左右に分割するため、その視点は、図6(a)に示す様に、左右L,Rに分割されることになる。
左右に分割された入射光は、図3で説明した固体撮像素子30(33)に入射するため、左側Lの視点から被写体53を見た入射光は、今度は上下に偏心した遮光膜開口52x,52yを通して見ることになり、図6(b)に示す様に、上下の視点A,Bに分離し、右側Rの視点から見た被写体53を見た入射光は、上下の視点C,Dに分離することになる。
つまり、図2に示す立体画像撮像装置10では、撮影レンズ12によって左右上下が反転した被写体からの入射光を固体撮像素子30,33で撮像すると、固体撮像素子30の偶数行画素によって視点A(被写体を左斜め上から見る視点)から被写体53を見た画像が撮像され、固体撮像素子30の奇数行画素によって視点B(被写体を左斜め下から見る視点)から被写体53を見た画像が撮像され、固体撮像素子33の偶数行画素によって視点C(被写体を右斜め上から見る視点)から被写体53を見た画像が撮像され、固体撮像素子33の奇数行画素によって視点D(被写体を右斜め下から見る視点)から被写体53を見た画像が撮像されることになる。
固体撮像素子30,33の撮像画像データはメインメモリ47に取り込まれ、画像処理部42でオフセット補正,ガンマ補正,RGB/YC変換処理等の周知の画像処理が施されると共にJPEG形式でデータ圧縮され、メモリカード48に保存される。この保存時に、左右上下の4枚の画像データは関連づけて保存される。例えば、カメラ映像機器工業会(CIPA)の規格であるMPO形式で保存される。
カメラを横置きで被写体53を撮影したときの4枚の画像データから立体画像を再生する場合には、図6(b)の視点A,Bの画像データを加算した画像を左眼用画像とし、視点C,Dの画像データを加算した画像を右眼用画像とすれば良い。また、カメラを縦置きで被写体を撮影したときは、図6(b)の視点ABCDの位置は反時計回りに90度回転する結果となり、視点C,Aの加算データと視点B,Dの加算データとで被写体53の立像の立体画像を生成することが可能となる。
あるいは、図6(b)の視点ABCDの状態で、視点C,Aの加算データと視点B,Dの加算データとで被写体53の立体画像を生成する。この場合には、テレビ受像機やパソコンモニタで表示した立体画像を、ユーザが横になって見たとき(左右眼が上下に配置された状態)、立体視が可能となる。
図4を用い、上下左右の視差を分離する原理について説明した。しかし、上下左右のズレ即ち視差が充分にとれないと、左眼用画像,右眼用画像を再生しても、立体画像として視認するのは困難になってしまう。図4で言えば、感度分布TLと感度分布TRとが重なった斜線領域(重複領域)の各感度分布TL,TRに占める割合が多くなるほど、立体視が困難となってしまう。特に、単眼方式の場合、立体視可能な画像を撮像するには、重複領域の各感度分布に占める割合を減らすのが好ましい。
そこで、本実施形態では、視差分離手段23を設けている。この視差分離手段23により、図4で言えば、入射角0度及びその近辺の入射光をカット(遮光)して光分割用ミラー24に入射しない様にする。これにより、図7のFIG7Bに示す様に、上下方向において入射角0度近辺がカットされて斜線領域(重複領域)の各感度分布TU,TDに占める割合が減り、上下方向の視差分離が良好となる。また、FIG7Aに示すように、左右方向において入射角0度近辺がカットされて感度がゼロになり、左右方向の視差の分離が良好となる。
図8は、視差分離手段23の説明図である。横断面V字形状の光分割用ミラー24の前段に置かれた視差分離手段23は、例えば光入射面が光軸に垂直に立設された液晶シャッタで構成され、光分割用ミラー24の左右の視差の境界線となる稜線を所要幅xで覆うと共に、固体撮像素子30,33の上下の視差の分離境界を所要幅xで覆う様に、クロス形状(十字形状)の光非透過領域61を電気的に形成している。
この光非透過領域61によって、正方形状の液晶シャッタの透明領域は4領域23a,23b,23d,23cに完全に等分に分割され、夫々の領域23a〜23dが視点ABDCに対応する。
光非透過領域61の幅xは、固定値でも良いが、好適には、撮影条件によって幅xを可変制御するのが良い。例えば、幅xをあまり広くとると、図7から分かる通り、受光感度が低下するため、撮影シーンの明るさとの兼ね合いを考えて幅xを決める。即ち、撮影シーンが暗いときは光非透過領域61の幅を広くとると暗い画像しか写らなくなるため、幅xは狭くし、明るい撮影シーンのときは幅xを広くとる。
また、撮影レンズ12が広角レンズの様に焦点距離が短い場合には、視差分離が難しいため、光非透過領域61の幅xを広くとって視差を分離し易くし、望遠レンズの様に焦点距離が長い場合には、逆に幅xを狭くする。
更に、F値との関係で光非透過領域61の幅xを可変制御しても良い。F値が小さい場合(絞りが開いている場合)は、撮影シーンが暗い場合が多く、F値が大きい場合(絞りが狭くなっている場合)は撮影シーンが明るい場合が多いため、それに合わせて光非透過領域61の幅xを制御する。即ち、F値が大きい場合には明るい撮影シーンのため幅xを広くとっても感度は低下しないため幅xを広くとって視差分離の程度を大きくする。
図2に示す実施形態では、光分割用ミラー24の直前に視差分離手段23を配置して光分割用ミラー24の光分割の境界線部分を遮光したが、視差分離手段23を配置する場所は、光分割用ミラー24の直前に限るものではない。例えば、入射光を集光する撮影レンズ12の焦点位置付近にも絞りが配置されるが、この絞り配置個所に視差分離手段を併設しても良い。この位置に視差分離手段を併設することでも、小面積の液晶シャッタで入射光を左右上下に均等に4分割することが可能となる。
図9は、別実施形態に係る視差分離手段63(光分割用ミラー24を兼用する)の斜視図である。光分割用ミラー24の各反射ミラー25,26の替わりに、部分的に反射率を電気制御で変更できるエレクトロクロミックミラー65,66を用い、ミラー65,66の先端接合縁67の稜線部分の反射率を所要幅で変更する。好適には、反射率0%とする。この反射率0%とした部分が本実施形態の視差分離手段となる。同様に、ミラー65,66の先端接合縁67に直交する中央線部分68を所要幅で反射率を変更する。
この幅を可変制御できる様にしておくのが好ましい。これにより、図8の実施形態と同様に、入射光のうち、視差分離を図る境界線に沿う領域が所要幅で遮光されたと同じ効果を得ることができ、上下の感度分布TD,TUの重なり領域の大部分,左右の感度分布TR,TLの境界部分の大部分をカットすることが可能となる。
図10は、更に別実施形態に係る視差分離手段71の斜視図である。本実施形態では、図9に示したミラー65,66を、反射率変更部分を削除した4枚のミラー69a,69b,69c,69dで構成し、各反射ミラー69a〜69d間を、反射ミラー移動機構によって広げることを可能としている。各反射面69a〜69d間を広げることで形成される隙間69の幅を可変制御する。
この様にすることで、光軸方向から見たときの入射光を左,右,上,下に分割する境界線上の入射光を、固体撮像素子30,33に入射させないことができ、視差の左右分離と上下分離を良好に行うことが可能となる。また、隙間69を透過した入射光を受光する第3の固体撮像素子68を設けることで、固体撮像素子68は、被写体の二次元画像(平面画像)を撮像することが可能となる。
以上述べた様に、上述した実施形態によれば、少なくとも4視点から見た被写体画像の撮像データを得ることが可能となり、カメラを横置きで被写体を撮影しても、縦置きで撮影しても被写体の立体画像を再生することが可能となる。また、単眼方式でかつ2個の固体撮像素子を用いるだけで4視点の被写体画像を撮影できる構成のため、カメラの小型化,低コスト化を図ることが可能となる。
なお、図2に示す実施形態では、ミラー24で入射光を左右に視差分離し、固体撮像素子30,33で視差を上下に分離したが、逆でも良い。即ち、ミラー24の配置を90度回転させてミラー24で入射光を上下に視差分離し、図3の固体撮像素子30,33を90度回転させて配置して視差を左右に分離し、全体で視点を4つに分割しても良い。
また、図3の実施形態では、遮光膜開口の位置を偏心させることで視差分離を行ったが、図11に示す様に、2つの視差分離を行うペア画素81a,81bに1つのマイクロレンズ83を搭載し、視差分離(瞳分割)を行う構成でも良い。更に、4視点ABCDの位置は、図12に示す様な被写体に対し上下左右の位置とすることも可能である。この場合、図2のミラー24の先端接合縁27を斜め45度に傾けることで可能となる。更にまた、固体撮像素子30,33の画素配列は正方配列に限るものではなく、図13に示す様に、奇数行の画素行に対して偶数行の画素行が1/2画素ピッチずつずれた所謂ハニカム画素配列でも良い。図13の場合、各画素を○形で示しており、符号84x,84yが遮光膜開口となっており、斜めに隣接する画素がペア画素(視差分離画素:位相差画素)となっている。
以上述べた様に、本実施形態による立体画像撮像装置は、単眼の撮影レンズと、該撮影レンズを通して入射してくる被写体からの入射光の光路上に置かれ光軸に対し任意の垂直線を境界線として前記入射光を分割する光分割手段と、前記分割した前記入射光の各々の分割入射光を夫々受光する第1,第2の固体撮像素子と、該第1,第2の各固体撮像素子の出力信号を画像処理し立体画像を構成する前記被写体の立体画像データを生成する画像処理手段とを備え、前記第1,第2の固体撮像素子は、二次元アレイ状に複数の画素が配列形成され、該画素のうち隣接する2画素ずつを夫々ペア画素とし、各ペア画素の一方の画素と他方の画素とが前記垂直線に直交する境界線を境に視差を持つ構成になっていることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、十字形となる2本の前記境界線上の入射光の前記第1,第2の固体撮像素子への入射を阻止する視差分離手段を備えることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置は、前記境界線上の前記阻止する幅を制御する制御手段を備えることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記制御手段は、撮影条件に応じて前記阻止する幅を調整することを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記制御手段は、F値が小さいほど又は撮影シーンが明るいほど又は撮影レンズの焦点距離が短いほど又は主要被写体までの距離が近いほど前記幅を広くし、F値が大きいほど又は撮影シーンが暗いほど又は撮影レンズの焦点距離が長いほど又は主要被写体までの距離が遠いほど前記幅を狭くすることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記視差分離手段は前記光分割手段の前段に置かれた液晶シャッタで構成され、該液晶シャッタの中央に前記十字形に形成された光非透過領域で前記境界線上の前記入射光をカットすることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記光分割手段は90度に開いた2枚のミラーの先端縁を突き合わして構成されることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記光分割手段と前記視差分離手段とは一体成形され、前記光分割手段は90度に開いた2枚のミラーの先端縁を突き合わして構成され、該2枚のミラーの先端縁及び該先端縁に直交する各ミラーの中央線とが所要幅に渡って反射率可変制御されることで前記視差分離手段が構成されることを特徴とする。
また、実施形態の立体画像撮像装置の前記光分割手段と前記視差分離手段とは一体成形され、90度に開いた2枚のミラーを2段に並べて前記光分割手段が構成され、計4枚の前記ミラーの間に形成した隙間で前記視差分離手段が構成されることを特徴とする。
以上述べた実施形態によれば、カメラを横置きにして被写体を撮像してもカメラを縦置きで被写体を撮像しても被写体の立体画像を撮像することが可能となる。また、固体撮像素子の画素を位相差画素として入射光を2分割する構成としたため、カメラの小型軽量化を図ることが可能となる。
本発明の立体画像撮像装置は、単眼式で4視点からの被写体画像を撮像することができ、カメラを縦置き,横置きのいずれにしても立体画像を撮像することが可能となり、低コストで小型の立体画像撮像装置に適用すると有用である。
10 デジタルカメラ(立体画像撮像装置)
11 筐体
12 撮影レンズ
21 リレーレンズ
22 平行光
23,63 視差分離手段
24 光分割用ミラー
27 先端接合縁
30,33 固体撮像素子
52x,52y ペア画素の遮光膜開口
40 CPU
42 画像処理部
51 デバイス制御部
61 光非透過領域
72 隙間

Claims (9)

  1. 単眼の撮影レンズと、
    該撮影レンズを通して入射してくる被写体からの入射光の光路上に置かれ光軸に対し任意の垂直線を境界線として前記入射光を分割する光分割手段と、
    前記分割した前記入射光の各々の分割入射光を夫々受光する第1,第2の固体撮像素子と、
    該第1,第2の各固体撮像素子の出力信号を画像処理し立体画像を構成する前記被写体の立体画像データを生成する画像処理手段とを備え、
    前記第1,第2の固体撮像素子は、二次元アレイ状に複数の画素が配列形成され、該画素のうち隣接する2画素ずつを夫々ペア画素とし、各ペア画素の一方の画素と他方の画素とが前記垂直線に直交する境界線を境に視差を持つ構成になっている立体画像撮像装置。
  2. 請求項1に記載の立体画像撮像装置であって、
    十字形となる2本の前記境界線上の入射光の前記第1,第2の固体撮像素子への入射を阻止する視差分離手段を備える立体画像撮像装置。
  3. 請求項2に記載の立体画像撮像装置であって、
    前記境界線上の前記阻止する幅を制御する制御手段を備える立体画像撮像装置。
  4. 請求項3に記載の立体画像撮像装置であって、
    前記制御手段は、撮影条件に応じて前記阻止する幅を調整する立体画像撮像装置。
  5. 請求項4に記載の立体画像撮像装置であって、
    前記制御手段は、F値が小さいほど又は撮影シーンが明るいほど又は撮影レンズの焦点距離が短いほど前記幅を広くし、F値が大きいほど又は撮影シーンが暗いほど又は撮影レンズの焦点距離が長いほど前記幅を狭くする立体画像撮像装置。
  6. 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、前記視差分離手段は前記光分割手段の前段に置かれた液晶シャッタで構成され、該液晶シャッタの中央に前記十字形に形成された光非透過領域で前記境界線上の前記入射光をカットする立体画像撮像装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、
    前記光分割手段は90度に開いた2枚のミラーの先端縁を突き合わして構成される立体画像撮像装置。
  8. 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、
    前記光分割手段と前記視差分離手段とは一体成形され、前記光分割手段は90度に開いた2枚のミラーの先端縁を突き合わして構成され、該2枚のミラーの先端縁及び該先端縁に直交する各ミラーの中央線とが所要幅に渡って反射率可変制御されることで前記視差分離手段が構成される立体画像撮像装置。
  9. 請求項2乃至請求項5のいずれか1項に記載の立体画像撮像装置であって、
    前記光分割手段と前記視差分離手段とは一体成形され、90度に開いた2枚のミラーを2段に並べて前記光分割手段が構成され、計4枚の前記ミラーの間に形成した隙間で前記視差分離手段が構成される立体画像撮像装置。
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