JP5619599B2 - 電子料金収受システム - Google Patents

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Description

本発明は、有料道路の電子料金収受システムに係り、詳しくは停電等の電源遮断時における安全性を確保するようにした電子料金収受システムに関するものである。
我が国では、各地の有料道路の料金収受所において、車両を停車させることなく通行料金を収受可能にした電子料金収受システム(Electronic Toll Collection system)が広く導入されている。以下、この電子料金収受システムを通称であるETCシステムと呼ぶ。このETCシステムは、料金所に設置された無線通信装置と車両に搭載された車載器との間で必要な情報を交信し、通行料金の課金処理を自動的に行うシステムであり、このシステムの導入により、車両は料金所をノンストップで通過することができ、有料道路の料金収受所付近における渋滞を解消することができる。
ETCシステムの例として、特許文献1,2に開示されているものを例示することができる。このようなETCシステムを備えた料金収受所では、ETCレーンへの車両の進入状況を検知する複数の車両検知器と、車両の車載器と交信する無線通信装置と、「通行可能」、「減速」、「停車」、さらに収受金額等の情報を表示する路側表示器と、ETCレーンの入口側に設置されて「ETC専用」、「ETC/一般」、「閉鎖」等の表示を切り替えて表示する車線案内表示板と、ETCレーンの出口側に設置されて踏切の遮断機と同様な遮断バーを備えた発進制御機と、ETCシステム全体の制御を行うETC車線制御装置等を備えている。
ETC車線制御装置は、複数の車両検知器からの検知情報を受信し、その検知情報に基づいて、無線通信装置を通じて車載器に送受信し、さらに路側表示器に各種の表示を行わせるとともに、発進制御機に遮断バーを開閉させるための制御信号を出力する。即ち、ETCレーンに車両が進入すると、ETCレーン脇に並ぶ車両検知器が車両を検知して、検知情報をETC車線制御装置に送る。これを受けてETC車線制御装置は無線通信装置に車載器との無線通信を開始させる。一方、車両側に設置された車載器には、ICカードID等の個人情報が記録されたICカードが挿入されている。この車載器は、無線通信装置から無線信号を受信すると、記憶している車載器ID、車種情報、車両ナンバープレート等の情報と、ICカードから読み出したICカードID、料金所入口(出発地点)、通過バリア(通過地点)等の情報を送信する。
これらの情報は無線通信装置で受信されてETC車線制御装置に送られる。ETC車線制御装置は、この情報を受信して、進入車両が正常なETC車であることを認識すると、この情報を基に自動料金収受の処理を行い、また、路側表示器に「通行可能」と表示させる。料金収受処理が完了すると、閉じていた発進制御機の遮断バーを開き、車両はそのまま走り抜けることができる。
また、ETCシステムのメンテナンス時や故障時等には、ETCレーンの入口側に設置された車線案内表示板に「閉鎖」の文字を表示させることにより、当該ETCレーンに車両が進入しないようにする。
特許第3068076号公報 特開2006−293879号公報
上述のようなETCシステム(ETCレーン)を備えた料金収受所では、ETCレーン、ETCと一般の共用のレーン、一般のみのレーンが存在し、これらのレーンの間に、各種の設備や、料金収受所に常駐する料金収受員が配置されるブースが設置されたアイランドが設けられ、各レーンごとに一般料金収受機械(現金、クレジットカード等)及びETCのシステムがそれぞれで構成される。ETCと一般の共用のレーンでは、一般料金収受機械とETCシステムとが同一車線上に設置されるにも関わらず、電源系統が別々に工事される場合が多く、UPS(無停電電源装置)の設置もETCの主要機器に対してのみというケースもある。例えば、一般料金収受機器はAC100V供給、ETC機器はAC200V供給とそれぞれの違った電圧を供給されているケースもある。
現状では、上述のような構成であることから、自然災害による停電や、メンテナンス時における誤操作等による地絡等により、システム機器に電源が供給されなくなる場合も、一般料金収受機械とETC機器とで停電する範囲は必ずしも一致しない。
例えば、ETC機器バックアップ用のUPSの保守点検等の際に、商用電源と切り換える操作時の誤動作、誤操作等により、各機器側へ電源を供給できなくなった場合には、ETC主要制御機器(ETC車線制御装置等)がダウンする。この場合、車線案内表示板への通知ができなくなり、係員(料金収受員等)が手動で車線案内表示板を「閉鎖」の表示にするまで表示切換が行われず、通行車両への案内がなされない。この時には、発進制御機の遮断バーも制御不能状態となるが、通行車両はこれには気が付かないため、減速が間に合わずに遮断バーに接触する虞がある。
UPSによる電源バックアップが行われている場合であっても、それがETCの主要機器に対してのみであると、停電が起きた場合、これが復旧するか、もしくはバックアップ用の自家発電設備が起動して電力供給を開始するまでの時間は、UPSによりバックアップされている機器類のみが動作可能となるが、車線案内表示板は動作不能のままであるために「閉鎖」の表示への変更ができず、一時的にLEDの文字が消灯した状態となる。また、発進制御機の遮断バーも制御不能な状態となる。このため、やはり通行車両が遮断バーに接触する虞がある。上記の特許文献1,2の発明内容は、上述のような有料道路を利用する通行車両に対する安全性に着目したものではなかった。
さらに、ETCシステムを備えた料金収受所においては、料金収受員がETCレーンを横断してアイランド間を移動する際に注意を喚起する開閉バー(横断用ゲート)が設けられており、ETCレーンを横断する時には、この開閉バーの近傍に設けられた開扉ボタンを押すと、内蔵されたアクチュエータにより開閉バーが上昇してレーン横断を可能にするようになっている。ところが、開閉バーが上昇している時に前述のような停電が発生すると、開閉バーが上昇したままとなって料金収受員に注意を喚起する機能が無くなってしまい、料金収受員の安全性が確保されにくい状況となる。特に、停電時には料金収受員がETCレーンを横断する機会が多くなるため、改善が必要であった。
本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、簡素でソフトウェア等に依存しない構造により、ETCシステムへの電力供給が遮断された時において、通行車両および料金収受員の安全性を高めることのできるETCシステムを提供することを目的とする。
本発明は、上記の課題を解決するため、下記の手段を採用した。
即ち、本発明に係る電子料金収受システムの第1の態様は、料金収受所におけるETCレーンの入口側に設置されて「ETC専用」、「ETC/一般」、「閉鎖」等の案内表示を行う車線案内表示板と、開放位置と閉鎖位置との間を回動し、前記閉鎖位置では前記ETCレーンにおける車両の通行を遮断する遮断バーを備えた発進制御機と、電源供給が断たれた時に前記車線案内表示板の表示を自動的に「閉鎖」の表示に切り換える表示切換手段と、電源供給が断たれた時に前記発進制御機の遮断バーを自動的に前記開放位置に回動させる遮断バー開放手段と、を有し、前記表示切換手段は、前記車線案内表示板の本来の表示文字を覆い、開放動力を受けていない時には閉じていて、その表面に「閉鎖」の文字を表示し、前記開放動力を受けた時には開いて、前記車線案内表示板の本来の表示文字を表示させるブラインド状の開閉表示板と、電力供給を受けている時には前記開放動力を出力して前記開閉表示板を開かせ、電源供給が断たれた時には前記開放動力の出力を停止して前記開閉表示板を閉じさせる開放動力発生部と、を具備してなることを特徴とする。
上記構成によれば、停電等により電子料金収受システムへの電力供給が遮断された時に、ETCレーンの入口側に設置された車線案内表示板の表示が表示切換手段によって自動的に「閉鎖」の表示に切り換えられるため、当該ETCレーンに進入する前の通行車両は別なレーンに進入する。このため、停電により一部または全部の機能が停止しているETCレーンに車両が進入することが防止される。また、電子料金収受システムへの電力供給が遮断されると同時に、発進制御機の遮断バーが遮断バー開放手段によって自動的に開かれるため、ETCレーンに進入してしまった車両が遮断バーに接触してしまうことが防止され、通行車両の安全性を高めることができる。
しかも、上記構成によれば、停電していない平常時、即ち電力供給を受けている時には、開放動力発生部が開放動力を出力して開閉表示板を開かせるため、車線案内表示板の本来の表示文字が露呈され、通常の「ETC専用」等という表示になる。しかし、停電等により電力供給が断たれた時には、開放動力発生部が開放動力の出力を停止するため、これにより開閉表示板が自動的に閉じ、開閉表示板の表面に「閉鎖」の文字が表示される。
このため、ソフトウェア等に依存しない、非常に簡素な構造により、電子料金収受システムへの電力供給が遮断された時において、ETCレーンに通行車両が進入することを防止し、通行車両および料金収受員の安全性を高めることができる。
また、本発明に係る電子料金収受システムの第の態様は、前記第1の態様において、前記発進制御機は、電力供給を受けて作動するアクチュエータを備え、該アクチュエータの動力により前記遮断バーを前記開放位置と閉鎖位置との間で回動させるとともに、該アクチュエータからの動力が遮断されると、前記遮断バーが前記開放位置に回動するように構成され、前記遮断バー開放手段は、電力供給を受けている時には前記アクチュエータの動力を前記遮断バーに伝え、電源供給が断たれた時には前記アクチュエータの動力を前記遮断バーに対して遮断する動力断続機構であることを特徴とする。
上記構成によれば、電力供給を受けている平常時には、遮断バー開放手段である動力断続機構がアクチュエータの動力を遮断バーに伝えるため、アクチュエータの動力により遮断バーが開放位置と閉鎖位置との間を回動することができる。しかし、停電等により電力供給が断たれた時には、動力断続機構がアクチュエータの動力を遮断バーに対して遮断するため、遮断バーが自動的に開放位置に置かれる。
このため、ソフトウェア等に依存しない、非常に簡素な構造により、電子料金収受システムへの電力供給が遮断された時において、ETCレーンに進入した通行車両が遮断バーに接触することを防止し、通行車両の安全性を高めることができる。
また、本発明に係る電子料金収受システムの第の態様は、前記第の態様において、前記発進制御機は、電力供給を受けて作動するアクチュエータを備え、該アクチュエータの動力により前記遮断バーを前記開放位置と閉鎖位置との間で回動させるように構成され、前記遮断バー開放手段は、電源の遮断を検知する電源遮断検知部と、蓄電部と、前記電源遮断検知部からの停電信号を受信し、前記蓄電部の電力により前記アクチュエータを動作させて前記遮断バーを前記開放位置に動作させる停電制御部と、を具備してなることを特徴とする。
上記構成によれば、電力供給を受けている平常時には、アクチュエータの動力により遮断バーが開放位置と閉鎖位置との間を回動する。また、停電等により電力供給が断たれた時には、遮断バー開放手段の電源遮断検知部により停電が検知され、停電制御部が蓄電部の電力によりアクチュエータを動作させて遮断バーを開放位置に動作させる。蓄電部としては専用のバッテリやコンデンサ、あるいは電子料金収受システムに備えられているUPS(無停電電源装置)等を例示できる。
このため、電源遮断検知部、蓄電部、停電制御部といった電気的な構成部材は必要になるものの、ソフトウェア等には依存しない、比較的簡素な構造により、電子料金収受システムへの電力供給が遮断された時において、ETCレーンに進入した通行車両が遮断バーに接触することを防止し、通行車両の安全性を高めることができる。
また、本発明に係る電子料金収受システムの第の態様は、前記第の態様において、前記電源遮断検知部は、前記電子料金収受システムへの電源供給が断たれた時に、前記料金収受所に常駐している料金収受員に、電子料金収受システムの電源供給が断たれたことを通知することを特徴とする。このため、電子料金収受システムの電力供給が断たれた時には、料金収受員が即座に適切な対処を行うことができ、通行車両の安全性を高めることができる。
また、本発明に係る電子料金収受システムの第の態様は、前記第1〜第のいずれかの態様において、前記料金収受所に常駐している料金収受員が、前記ETCレーンを横断する際に通行車両に対する注意を喚起するために設けられ、開放位置と閉鎖位置との間を回動する開閉バーを有する横断用ゲートと、前記電子料金収受システムへの電源供給が断たれた時に、前記開閉バーを自動的に前記閉鎖位置に回動させる開閉バー閉鎖手段と、をさらに有することを特徴とする。
上記構成によれば、開閉バーが開いている時に、停電等により電子料金収受システムへの電力供給が遮断された時には、開閉バー閉鎖手段によって開閉バーが閉鎖位置に回動されて横断用ゲートが閉じられるため、料金収受員に注意を喚起する機能が損なわれない。このため、料金収受員の安全性を高めることができる。
また、本発明に係る電子料金収受システムの第の態様は、前記第の態様において、前記横断用ゲートは、電力供給を受けて作動するアクチュエータを備え、該アクチュエータの動力により前記開閉バーを前記開放位置と閉鎖位置との間で回動させるとともに、該アクチュエータからの動力が遮断されると、前記開閉バーが前記閉鎖位置に回動するように構成され、前記開閉バー閉鎖手段は、電力供給を受けている時には前記アクチュエータの動力を前記開閉バーに伝え、電源供給が断たれた時には前記アクチュエータの動力を前記開閉バーに対して遮断する動力断続機構であることを特徴とする。
上記構成によれば、電力供給を受けている平常時には、開閉バー閉鎖手段である動力断続機構がアクチュエータの動力を開閉バーに伝えるため、アクチュエータの動力により開閉バーが開閉する。しかし、停電等により電力供給が断たれた時には、動力断続機構がアクチュエータの動力を開閉バーに対して遮断するため、開閉バーが自動的に閉鎖位置に回動する。
このため、ソフトウェア等に依存しない、非常に簡素な構造により、電子料金収受システムへの電力供給が遮断された時において、料金収受員用の開閉バーが開いたままになることを防止し、料金収受員の安全性を高めることができる。なお、動力断続機構によって開閉バーとアクチュエータとの間の繋がりが断たれるため、開閉バーを手動で開放することができ、敢えてレーン横断する場合には開閉バーが妨げにならない。
以上のように、本発明に係る電子料金収受システムによれば、簡素でソフトウェア等に依存しない構造により、電子料金収受システムへの電力供給が遮断された時において、通行車両および料金収受員の安全性を高めることができる。
本発明に係る電子料金収受システムを備えた料金収受所の概略的な全体構成を示す平面図である。 図1に示すETCレーンの概略的な全体構成を示す斜視図である。 本発明に係る電子料金収受システムの概略構成を示すブロック図である。 車線案内表示板の正面図であり、(a)は開閉表示板が開かれて車線案内表示板の本来の表示文字が表示された状態を示し、(b)は開閉表示板が閉じられて開閉表示板の文字が表示された状態を示す図である。 表示切換手段の概略構造図であり、(a)は開閉表示板が開かれた状態を示し、(b)は開閉表示板が閉じられた状態を示す図である。 発進制御機および遮断バー開放手段の第1実施形態を示す概略構造図であり、(a)は電源が供給されている時の状態を示し、(b)は電源が遮断されている時の状態を示す図である。 発進制御機および遮断バー開放手段の第2実施形態を示す概略構造図である。 開閉バーの概略構造図であり、(a)は電源が供給されている時の状態を示し、(b)は電源が遮断されている時の状態を示す図である。
以下、本発明に係る電子料金収受システムの実施形態について図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るETCシステム1(電子料金収受システム)を備えた料金収受所2の概略的な全体構成を示す平面図である。この料金収受所2は、ETC車載器を備えない一般車両用の一般レーン3と、ETC車載器を搭載したETC車両および一般車両の兼用のETC/一般レーン4と、ETC車両専用のETCレーン5とを備えており、各レーン3,4,5の間および両サイドに4つのアイランド7,8,9,10が設けられている。図2は、ETCレーン5とその両側のアイランド9,10の概略的な全体構成を示す斜視図であるが、ETC/一般レーン4の周辺もほぼ同様な構成である。
アイランド8,9間と、アイランド9,10間には、ETC/一般レーン4およびETCレーン5の入口側を跨ぐアーチ状のガントリ12が架設され、それぞれのガントリ12の上部に車線案内表示板13が設けられている。ETC/一般レーン4の車線案内表示板13には、LED表示器等により、「ETC/一般」または「閉鎖」と表示され、ETCレーン5の車線案内表示板13には、同じく「ETC専用」または「閉鎖」と表示される。また、車線案内表示板13の下部には車両の進入の可否を指示する青、赤2灯式の信号機14が設けられ、さらにその下部に、ETC車両に搭載された車載器15と交信するための無線通信装置16が設置されている。なお、一般レーン3の入口上部に設けられている車線案内表示板13はLED表示式ではなく看板状である。
一方、アイランド8,9には、料金収受員が常駐するブース18が設けられ、このブース18の内部に、一般車両から料金を収受するための各種の装置が設置され、ここで一般車両からの通行料が収受される。また、このブース18で勤務する料金収受員が各レーン3,4,5を横断してアイランド7,8,9間を移動する際に、通行車両に対する注意を喚起するために、開閉バー21を有する横断用ゲート22が設けられている。この開閉バー21には、その近傍に図示しない開扉ボタンが設けられており、料金収受員がレーンを横断する時には、この開扉ボタンを押すと、後述するアクチュエータにより開閉バー21が上昇するようになっている。
図2に示すように、例えばETCレーン5を挟んで対向するアイランド9,10には、ガントリ12の前後付近に位置するように6基の車両検知器25が設けられている。これらの車両検知器25により、ETCレーン5への車両の進入状況が検知される。また、車両検知器25の前方側には、図1にも示すように、ETCシステム1全体の制御を行うETC車線制御装置27が設置され、その前方には非常時において車両のドライバーが係員を呼び出すためのインターホン28が設けられている。
さらに、ETCレーン5の出口側に発進制御機31が設けられている。この発進制御機31は走行レーン上に延びてゲートを形成する左右一対の遮断バー32を備えている。各遮断バー32は、二点鎖線で示すように起立した開放位置32aと、水平に延びた閉鎖位置32bとの間を回動し、開放位置32aではETCレーン5における車両通行を許可し、閉鎖位置32bでは車両のドライバーに減速もしくは停止を指示するものである。
この遮断バー32は、ETCレーン5にETC車両が進入してきた時点では閉鎖位置32bにあり、無線通信装置16によるETC車両の認識および通行料金収受処理が完了すると開放位置32aに回動し、車両の通過が許可される。発進制御機31の先には左右一対の車両検知器35と、路側表示器36と、車線監視カメラ37が立設されている。路側表示器36には、車両のドライバーに向けて、「通行可能」、「減速」、「停車」、さらに収受金額等の情報が表示される。
図3は、ETCシステム1の概略構成を示すブロック図である。ETCシステム1は、ETC車線制御装置27と、UPS(無停電電源装置)41と、車線案内表示板13と、発進制御機31と、料金収受員用の開閉バー21と、一般車線制御装置42とを備えて構成されている。これらの機器類には、それぞれ独自に電源が接続されている。例えば、一般車線制御装置42のみにAC100V電源が供給され、他の機器類にはAC200V電源が供給されている。UPS41は、停電時等にETC車線制御装置27にバックアップ用のAC200V電源を供給するものである。
ETC車線制御装置27は、車線案内表示板13の表示を変更させる表示変更指示信号や、発進制御機31の遮断バー32を開閉させる開閉信号を発信する。さらに、ETC車線制御装置27には電源遮断検知部44が特有の回路として内蔵されている。この電源遮断検知部44はETC車線制御装置27の外部に設けてもよい。停電時等、ETC車線制御装置27への電源供給が一時的にでも遮断された場合には、この電源遮断検知部44から、ETCシステム1の電源供給が断たれたことを通知するETC停電信号が発信され、アイランド7,8のブース18に居る料金収受員に停電したことが通知される。このように、ETCシステム1の電力供給が遮断された時には、その旨が電源遮断検知部44によって料金収受員に通知されるため、料金収受員が即座に適切な対処を行うことができ、通行車両の安全性を高めることができる。
図4に示すように、車線案内表示板13には、その本来の表示文字を覆うように、ブラインド状の開閉表示板(表示切換手段)46が設けられている。この開閉表示板46は、ETC/一般レーン4およびETCレーン5が稼働している平常時においては、図4(a)に示すように開いており、その各々のブレード46aの面方向が、ETC/一般レーン4またはETCレーン5を通行しようとする車両のドライバーの視線に対して平行になる角度に設定され、ドライバーは車線案内表示板13にLED表示される本来の文字(「ETC専用」等)を読み取ることができる。
この時には信号機14が車線案内表示板13の表示文字に合わせて点灯する。即ち、車線案内表示板13の表示文字が「ETC/一般」または「ETC専用」となっている時は青色が点灯し、車線案内表示板13の表示文字が「閉鎖」となっている時は赤色が点灯する。このため、車両のドライバーは車線案内表示板13の表示文字および信号機14の色を見てETCレーンへの進入またはレーン変更を決定することができる。
また、停電等により車線案内表示板13への電源供給が断たれた時には、車線案内表示板13のLED文字表示が消灯し、信号機14も消灯してしまうが、これと同時に、図4(b)に示すように開閉表示板46の各ブレード46aが閉じて車線案内表示板13が覆われ、開閉表示板46のブレード46aの表面に描かれている「閉鎖」の文字が現れる。このように、車線案内表示板13への電源供給が遮断した時には、車線案内表示板13の表示文字が自動的に「閉鎖」の表示に切り換えられるため、信号機14が機能していなくても、車両のドライバーは、この「閉鎖」の文字を認識して他のレーンに移行することができる。
図5に示すように、開閉表示板46には、そのブレード46aを一斉に開閉させる開放動力発生部48が設けられている。この開放動力発生部48は、電力供給を受けている時には開放動力を出力して開閉表示板46を開かせ、電源供給が断たれた時には開放動力の出力を停止して開閉表示板46を閉じさせるものである。開閉表示板46は、この開放動力発生部48からの開放動力を受けていない時には閉じて、上述の如くその表面に「閉鎖」の文字を表示し、開放動力を受けた時には開いて車線案内表示板13の本来の表示文字を表示させる。
開放動力発生部48は、例えば開閉表示板46の上端両側に軸支された滑車49と、この滑車49に巻装されたワイヤ50と、ワイヤ50の一端に固定された錘51と、ワイヤ50の他端に設けられたソレノイド式の伸縮機構52とを備えて構成されている。ワイヤ50は、その両弦がそれぞれ開閉表示板46の各ブレード46aの両縁部に固定点50aにて固定されており、伸縮機構52のソレノイド52aに電力が供給されている時には、図5(a)に示すように、ソレノイド52aの電磁力によって伸縮機構52が縮み、錘51の重量に抗してワイヤ50がA方向に引っ張られて各ブレード46aが開かれる。また、伸縮機構52に電力が供給されていない時には、ソレノイド52aの電磁力が無くなるために、図5(b)に示すように、錘51の重量により伸縮機構52が伸ばされて、ワイヤ50がB方向に引っ張られ、各ブレード46aが閉じられる。
上記の構成によれば、停電等によりETCシステム1への電力供給が遮断された時に、ETC/一般レーン4またはETCレーン5の入口側に設置された車線案内表示板13の表示が開放動力発生部48によって自動的に「閉鎖」の表示に切り換えられるため、当該ETCレーンに進入する態勢であった通行車両は別なレーンに進入する。このように、ソフトウェア等に依存しない、非常に簡素な機械的構造により、停電等によってETCシステム1の一部または全部の機能が停止しているETCレーン4,5に車両が進入することを防止し、通行車両および料金収受員の安全性を高めることができる。
なお、開放動力発生部48の構成は上記の態様のみに限定されない。例えば、錘51の代わりにスプリング等の付勢部材を用いてワイヤ50にテンションを掛けるように構成してもよい。また、伸縮機構52はソレノイド式に限らず、他の構成にしてもよい。さらに、ワイヤ50を用いずにブラインド状の開閉表示板46を作動させる構造としたり、開閉表示板46をブラインド状ではなく、スライド板状等、他の形状にしたりしてもよい。
一方、発進制御機31には、電源供給が断たれた時に遮断バー32を自動的に開放位置32aに回動させてETC/一般レーン4またはETCレーン5のゲートを開く遮断バー開放手段が設けられている。以下に、遮断バー開放手段の2つの実施形態について説明する。
[発進制御機31の第1実施形態]
図6(a),(b)は、発進制御機31および遮断バー開放手段の第1実施形態を示す概略構造図である。ここに示すように、発進制御機31は、電力供給を受けて作動する電動モータ55をアクチュエータとして備え、この電動モータ55の動力を図示しない減速機構により減速して遮断バー32を開放位置32aと閉鎖位置32bとの間で回動させるようになっている。図6では、理解を容易にするために、電動モータ55の回転軸56が遮断バー32の支点32cから下方に延びているが、実際には紙面に対して垂直な方向に延びている。遮断バー32には、その支点32cを挟んで反対側に錘57が設けられており、遮断バー32に対して電動モータ55からの動力が遮断されると、錘57の重量により遮断バー32が自然に開放位置32aに回動するようになっている。
電動モータ55の回転軸56には、例えば電磁クラッチ状の動力断続機構59が遮断バー開放手段として設けられている。この動力断続機構59は、回転軸56の分断部に配置されて互いに対向する2枚のクラッチ板59a,59bと、リング状のコイル59cを備えて構成されている。電動モータ55の回転軸56は、電動モータ55側の軸体56aと遮断バー32側の軸体56bとに分断されており、軸体56aにクラッチ板59aが一体回転するように設けられ、軸体56bにはクラッチ板59bが、一体回転するとともに軸方向に摺動可能に係合されている。コイル59cは、クラッチ板59aの回転を妨げないように、クラッチ板59aの背後側に設置されている。
発進制御機31に電源が供給されている時には、動力断続機構59のコイル59cも電力供給を受けるため、コイル59cから磁界が発生し、図6(a)に示すように、クラッチ板59bがコイル59c側に引き付けられてクラッチ板59aと摩擦係合する。これにより、動力断続機構59がクラッチ結合して電動モータ55の動力が遮断バー32側に伝達され、遮断バー32が開放位置32aと閉鎖位置32bとの間を回動してゲートの開閉を行う。
しかし、停電等により電力供給が断たれた時には、コイル59cが磁界を発生させなくなるため、図6(b)に示すように、クラッチ板59aと59bが摩擦係合できなくなる。このため、電動モータ55の動力(抵抗力)が遮断バー32に対して遮断される。したがって、遮断バー32は、例え閉鎖位置32bにあったとしても、自身に設けられた錘57の重量により、自然に開放位置32aに上昇回動する。このように、ソフトウェア等に依存しない、非常に簡素な機械的構造により、ETCシステム1への電力供給が遮断された時において、ETCレーン4,5に進入した通行車両が遮断バー32に接触することを防止し、通行車両の安全性を高めることができる。
なお、動力断続機構59の構成は上記の態様のみに限定されない。例えば、クラッチ板59a,59bを有する摩擦クラッチを用いずに、噛み合いクラッチ等に変更してもよい。
[発進制御機31の第2実施形態]
図7は、発進制御機31および遮断バー開放手段の第2実施形態を示す概略構造図である。発進制御機31は、第1実施形態の場合と同じく、電力供給を受けて作動する電動モータ55をアクチュエータとして備え、この電動モータ55の動力により遮断バー32を支点32c廻りに開放位置32aと閉鎖位置32bとの間で回動させるようになっている。なお、遮断バー32に錘は付設されていない。
遮断バー開放手段は、電源遮断時に遮断バー32の制御を行う停電制御部62と、電源の遮断を検知する電源遮断検知部44と、蓄電部63とを備えて構成されている。蓄電部63としては、専用のバッテリやコンデンサ等を例示できる。あるいは、ETCシステム1に備えられているUPS(無停電電源装置)41を共用してもよい。停電制御部62は、電源遮断検知部44からの停電信号を受信し、蓄電部63の電力により電動モータ55を動作させ、停電時に遮断バー32を開放位置32aに回動させてその位置を保つ。停電制御部62にはETC車線制御装置27も接続されているが、ETC車線制御装置27の内部に停電制御部62や電源遮断検知部44の少なくとも一方を特有の回路として組み込んでもよい。
上記構成によれば、電力供給を受けている平常時には、電動モータ55の動力により遮断バー32が開放位置32aと閉鎖位置32bとの間を回動してゲートの開閉を行う。また、停電等により電力供給が断たれた時には、電源遮断検知部44によりそれが検知されて停電信号が発信され、この停電信号を停電制御部62が受信し、停電制御部62は蓄電部63の電力により電動モータ55を動作させて遮断バー32を開放位置32aに動作させる。
このため、電源遮断検知部44、停電制御部62、蓄電部63といった電気的な構成部材は必要になるものの、基本的にソフトウェア等には依存しない、比較的簡素な構造により、ETCシステム1への電力供給が遮断された時において、ETCレーン4,5に進入した通行車両が遮断バー32に接触することを防止し、通行車両の安全性を高めることができる。
図8は、料金収受員がETCレーン4または5を横断するための横断用ゲート22における開閉バー21を示す概略構造図である。開閉バー21は、二点鎖線で示すように起立した開放位置21aと、水平に延びた閉鎖位置21bとの間を回動し、閉鎖位置21bでは横断用ゲート22が閉じられ、開放位置21aでは横断用ゲート22が開かれてETCレーン4,5の横断が可能になる。
横断用ゲート22は、電力供給を受けて作動する電動モータ65をアクチュエータとして備え、この電動モータ65の動力を図示しない減速機構により減速して開閉バー21を開放位置21aと閉鎖位置21bとの間で回動させるようになっている。図8では、理解を容易にするために、電動モータ65の回転軸66が開閉バー21の支点21cから下方に延びているが、実際には紙面に対して垂直な方向に延びている。開閉バー21には、その支点21cよりも内側に錘67が設けられており、開閉バー21に対して電動モータ65からの動力が遮断されると、錘67の重量により開閉バー21が自動的に閉鎖位置21bに回動するようになっている。
電動モータ65の回転軸66には、例えば電磁クラッチ状の動力断続機構69が開閉バー開放手段として設けられている。この動力断続機構69は、回転軸66の分断部に配置されて互いに対向する2枚のクラッチ板69a,69bと、リング状のコイル69cを備えて構成されている。電動モータ65の回転軸66は、電動モータ65側の軸体66aと遮断バー32側の軸体66bとに分断されており、軸体66aにクラッチ板69aが一体回転するように設けられ、軸体66bにはクラッチ板69bが、一体回転するとともに軸方向に摺動可能に係合されている。コイル69cは、クラッチ板69aの回転を妨げないように、クラッチ板69aの背後側に設置されている。
横断用ゲート22に電源が供給されている時には、動力断続機構69のコイル69cも電力供給を受けるため、コイル69cから磁界が発生し、クラッチ板69bがコイル69c側に引き付けられてクラッチ板69aと摩擦係合する。これにより、動力断続機構69がクラッチ結合して電動モータ65の動力が横断バー21に伝達され、横断バー21が開放位置21aと閉鎖位置21bとの間を回動して横断用ゲート22の開閉を行う。
しかし、停電等により電力供給が断たれた時には、コイル69cが磁界を発生させなくなるため、クラッチ板69aと69bが摩擦係合できなくなる。このため、電動モータ65の動力が横断バー21に対して遮断される。したがって、横断バー21は、自身に設けられた錘67の重量により、例え開放位置21aにあったとしても、自然に閉鎖位置21bに降下回動する。このように、ソフトウェア等に依存しない、非常に簡素な機械的構造により、ETCシステム1への電力供給が遮断された時において開閉バー21を閉鎖位置21bに回動させて横断用ゲート22を閉鎖できるため、開閉バー21が開いたままになることを防止し、料金収受員に注意を喚起する機能が損なわれない。このため、料金収受員の安全性を高めることができる。
なお、動力断続機構69によって開閉バー21と電動モータ65との間の繋がりが断たれるため、停電時等に開閉バー21が閉鎖位置21bに降りていても、これを手動で開放位置21aに開放することができ、レーン横断するに際して開閉バー21が妨げにならない。
以上のように、本発明に係るETCシステム1によれば、簡素でソフトウェア等に依存しない構造により、ETCシステム1への電力供給が遮断された時において、通行車両および料金収受員の安全性を高めることができる。しかも、ソフトウェアに依存しない構成であるため、リセット作業等が不要であり、度重なる停電においても毎回確実な安全性を確保することができる。
なお、本発明の技術範囲は、上記の実施形態の態様のみに限定されないことは言うまでもなく、特許請求の範囲を逸脱しない範囲で変更を加えてもよい。例えば、動力断続機構の構成を異ならせる等してもよい。
1 ETCシステム(電子料金収受システム)
2 料金収受所
4,5 ETCレーン
7〜10 アイランド
13 車線案内表示板
18 ブース
21 開閉バー
21a 開放位置
21b 閉鎖位置
22 横断用ゲート
31 発進制御機
32 遮断バー
32a 開放位置
32b 閉鎖位置
44 電源遮断検知部(遮断バー開放手段)
46 開閉表示板(表示切換手段)
48 開放動力発生部
55 電動モータ(アクチュエータ)
59 動力断続機構(遮断バー開放手段)
62 停電制御部(遮断バー開放手段)
63 蓄電部(遮断バー開放手段)
65 電動モータ(アクチュエータ)
69 動力断続機構(開閉バー閉鎖手段)

Claims (6)

  1. 料金収受所におけるETCレーンの入口側に設置されて「ETC専用」、「ETC/一般」、「閉鎖」等の案内表示を行う車線案内表示板と、
    開放位置と閉鎖位置との間を回動し、前記閉鎖位置では前記ETCレーンにおける車両の通行を遮断する遮断バーを備えた発進制御機と、
    電源供給が断たれた時に前記車線案内表示板の表示を自動的に「閉鎖」の表示に切り換える表示切換手段と、
    電源供給が断たれた時に前記発進制御機の遮断バーを自動的に前記開放位置に回動させる遮断バー開放手段と、
    を有し、
    前記表示切換手段は、
    前記車線案内表示板の本来の表示文字を覆い、開放動力を受けていない時には閉じていて、その表面に「閉鎖」の文字を表示し、前記開放動力を受けた時には開いて、前記車線案内表示板の本来の表示文字を表示させるブラインド状の開閉表示板と、
    電力供給を受けている時には前記開放動力を出力して前記開閉表示板を開かせ、電源供給が断たれた時には前記開放動力の出力を停止して前記開閉表示板を閉じさせる開放動力発生部と、
    を具備してなることを特徴とする電子料金収受システム。
  2. 前記発進制御機は、電力供給を受けて作動するアクチュエータを備え、該アクチュエータの動力により前記遮断バーを前記開放位置と閉鎖位置との間で回動させるとともに、該アクチュエータからの動力が遮断されると、前記遮断バーが前記開放位置に回動するように構成され、
    前記遮断バー開放手段は、電力供給を受けている時には前記アクチュエータの動力を前記遮断バーに伝え、電源供給が断たれた時には前記アクチュエータの動力を前記遮断バーに対して遮断する動力断続機構であることを特徴とする請求項1に記載の電子料金収受システム。
  3. 前記発進制御機は、電力供給を受けて作動するアクチュエータを備え、該アクチュエータの動力により前記遮断バーを前記開放位置と閉鎖位置との間で回動させるように構成され、
    前記遮断バー開放手段は、
    電源の遮断を検知する電源遮断検知部と、
    蓄電部と、
    前記電源遮断検知部からの停電信号を受信し、前記蓄電部の電力により前記アクチュエータを動作させて前記遮断バーを前記開放位置に動作させる停電制御部と、
    を具備してなることを特徴とする請求項1に記載の電子料金収受システム。
  4. 前記電源遮断検知部は、前記電子料金収受システムへの電源供給が断たれた時に、前記料金収受所に常駐している料金収受員に、電子料金収受システムの電源供給が断たれたことを通知することを特徴とする請求項3に記載の電子料金収受システム。
  5. 前記料金収受所に常駐している料金収受員が、前記ETCレーンを横断する際に通行車両に対する注意を喚起するために設けられ、開放位置と閉鎖位置との間を回動する開閉バーを有する横断用ゲートと、
    前記電子料金収受システムへの電源供給が断たれた時に、前記開閉バーを自動的に前記閉鎖位置に回動させる開閉バー閉鎖手段と、
    をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の電子料金収受システム。
  6. 前記横断用ゲートは、電力供給を受けて作動するアクチュエータを備え、該アクチュエータの動力により前記開閉バーを前記開放位置と閉鎖位置との間で回動させるとともに、該アクチュエータからの動力が遮断されると、前記開閉バーが前記閉鎖位置に回動するように構成され、
    前記開閉バー閉鎖手段は、電力供給を受けている時には前記アクチュエータの動力を前記開閉バーに伝え、電源供給が断たれた時には前記アクチュエータの動力を前記開閉バーに対して遮断する動力断続機構であることを特徴とする請求項5に記載の電子料金収受システム。
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