JP2000352020A - 遮断機 - Google Patents

遮断機

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JP2000352020A
JP2000352020A JP11167122A JP16712299A JP2000352020A JP 2000352020 A JP2000352020 A JP 2000352020A JP 11167122 A JP11167122 A JP 11167122A JP 16712299 A JP16712299 A JP 16712299A JP 2000352020 A JP2000352020 A JP 2000352020A
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JP
Japan
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output shaft
motor
power
main motor
auxiliary
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JP11167122A
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English (en)
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Shoryu Suzuki
勝琉 鈴木
Toshio Kurotsu
敏男 黒津
Keiichi Roppongi
恵一 六本木
Takashi Kanamori
崇 金森
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Nippon Signal Co Ltd
Original Assignee
Nippon Signal Co Ltd
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  • Refuge Islands, Traffic Blockers, Or Guard Fence (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮断機において、急に停電になっても車両の
通行に影響を与えることなく、引き続き円滑にゲートの
開閉を行えるようにする。 【解決手段】 遮断バー(14)を開閉する交流電力でもっ
て駆動される主電動機(16)の他に、補助電動機(22)を設
ける。この補助電動機(22)は、停電時にバッテリ(24)で
もって駆動される。主電動機(16)の出力軸(18)を後方に
向けて延長する延長軸部(18b)と、補助電動機(22)の出
力軸(22a)とを電磁クラッチ(48)でもって切り離し可能
に連結する。停電時には、該電磁クラッチ(48)でもって
補助電動機(22)の出力軸(22a)と延長軸部(18b)とが連結
されて、補助電動機(22)の駆動により、その駆動力は主
電動機(16)の出力軸(18)に伝達されて、遮断バー(14)を
引き続き昇降させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、遮断機の改良に関
し、特に、駐車場、有料道路の料金徴収所などのゲート
に用いられ、停電時にも支障なく作動できる遮断機に関
する。
【0002】
【従来の技術】例えば、駐車場のゲート部には、駐車券
発行機と連動して遮断バーが上下動する遮断機が設けら
れている。この駐車券発行機は、車両が該駐車券発行機
に接近すると、該車両を検知して入場時間などの所定情
報(印字および磁気情報)が書き込まれた駐車券を発券
口から発行する。利用客がこの駐車券を発券口から引き
抜くと、遮断機本体に内蔵されている電動機が作動し
て、該電動機の出力軸に連結されている遮断バーを水平
位置(ゲートの閉鎖状態)から上昇せしめてほぼ垂直位
置(ゲートの開放状態)とし、自動車の通行が可能とな
る。
【0003】有料道路の自動料金徴収システムにおいて
も上記と同様の遮断機が料金徴収所に設けられている。
この自動料金徴収システムは、車両に搭載された送受信
可能な車載機あるいは非接触型のICカードでもって、
車両の中から無線により料金徴収所が通行料金の徴収を
行うシステムである。例えば、料金徴収所に設置された
車種判別装置および車両ナンバー読取り装置により読み
取られた所定の情報に基づいて、正規の料金を徴収した
ときは、遮断機に内蔵されている電動機が作動して遮断
バーを開放(上昇)し、車両の通行が可能となる。
【0004】しかし、上記遮断機本体に内蔵されている
電動機の電源は、商用の交流電源を用いているため、停
電時には、この電動機の作動は停止してしまう。このよ
うに停電でもって電動機が停止すると、その出力軸に連
結されている遮断バーは、その自重でもって下降し水平
位置(閉鎖状態)になるか、該遮断バーの基端部に設け
られているウエイト(重り)でもって上昇し垂直状態
(開放状態)になるか、若しくは途中で停止してしま
う。
【0005】このように、遮断バーが閉鎖状態、および
遮断バーが途中で停止すると、車両がゲートを通行する
ことができなくなるという不都合が生じる。また、遮断
バーが開放状態になると、正規の料金を支払わずにゲー
トを通過することも考えられる。特に、有料道路の料金
徴収所において、このような停電時における遮断機の不
作動によって生じる交通の渋滞を避ける必要がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明は上記点に着目
してなされたものであって、急に停電になっても車両の
通行に影響を与えることなく、円滑にゲートの開閉が行
えるようにした遮断機を提供することを課題とするもの
である。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
本発明の第1の概念によれば、遮断バーと、該遮断バー
に連結された出力軸を有し、交流電力でもって駆動され
る主電動機と、停電時にバッテリでもって駆動される補
助電動機と、を備えて成り、前記主電動機の出力軸を該
主電動機の後方外部に延長した延長軸部と、前記補助電
動機の出力軸とを連結した遮断機が提供される。
【0008】前記主電動機の延長軸部と前記補助電動機
の出力軸とを、停電時のときは連結して主電動機が駆動
しているときは切り離すようにした電磁クラッチを介在
させて連結するようにすれば、停電時以外は補助電動機
は稼働することがないので好ましい。
【0009】前記遮断バーの開閉位置を保持するための
電磁ブレーキは、前記電磁クラッチと前記主電動機との
間の前記延長軸部に設けられている。
【0010】前記補助電動機の出力軸の駆動力を前記主
電動機の出力軸に伝達するための伝達手段は、前記延長
軸部と前記補助電動機の出力軸との間に介在される。
【0011】上記伝達手段としては、例えば実施の形態
によれば、補助電動機の出力軸に取付けられた第1のプ
ーリと、前記電磁クラッチに取付けられた第2のプーリ
と、これら第1及び第2のプーリ間に巻回されたベルト
とにより構成されている例が示されているが、これに限
定されるものではなく、例えばカップリングで直結する
ようにしてもよい。
【0012】本発明の第2の概念によれば、交流電力で
もって駆動され、出力軸に連結された遮断バーを開閉す
る主電動機と、前記主電動機の出力軸を後方に延長した
延長軸部に電磁ブレーキおよび電磁クラッチを設け、前
記延長軸部に連結された補助電動機と、停電時に該補助
電動機を駆動するために直流電力を供給するバッテリ
と、前記交流電力を直流電力に変換し、前記バッテリを
充電する直流安定化手段と、前記主電動機に供給されて
いる交流電力の停電および復旧を監視し、停電時には前
記バッテリでもって前記補助電動機を駆動するよう切替
える停電検知手段と、前記電磁ブレーキ、前記電磁クラ
ッチおよび前記補助電動機を駆動制御するための補助駆
動制御部と、を備えている遮断機が提供される。
【0013】前記補助駆動制御部は、前記遮断バーの開
状態を検知する開位置センサと、閉状態を検知する閉位
置センサの検知信号に基づいて、前記電磁ブレーキを前
記遮断バーの開または閉に保持するよう制御する。
【0014】前記遮断機は、前記バッテリの残量電気量
を停電時に検出するためのバッテリ残量検知手段を更に
備えている。そして、バッテリ残量が所定量以下になっ
たときは、その旨警報するようにする。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明を添付図面に示した
好ましい実施の形態に基づいて詳細に説明するが、本発
明の技術的範囲は、添付図面に示された実施の形態に限
定されるものではない。
【0016】図1は、例えば、駐車場のゲートあるいは
有料道路の料金徴収所のゲートに設置される本発明係る
遮断機10の例を示している。該遮断機10は、遮断機
本体12と、遮断バー14とを有している。遮断機本体
12内には、非停電時(以下、通常時という)に商用周
波数の交流電力によって駆動される主電動機16が内蔵
されている。遮断バー14は、前記主電動機16の出力
軸18に減速機20を介して連結され、実線と二点鎖線
で示されているように上下に回動し、ゲートを開閉する
ようになっている。
【0017】主電動機16を駆動する交流電源が停電に
なったとき、該主電動機16を補助駆動するための補助
電動機22が設けられている。この補助電動機22は直
流電動機であって、バッテリ24の直流電源により駆動
される。上記主電動機16および補助電動機22の駆動
は制御ユニット26の制御部により制御される。
【0018】上記遮断機本体12の詳細な機構的構造
は、図2、図3および図4に示されている。図2および
図3において、遮断機本体12には、遮断バー14の開
閉位置(水平状態または垂直状態)を検知する開位置セ
ンサ28と閉位置センサ30とが設けられている。減速
機20は、保持金具32を介して遮断バー14に連結さ
れるギヤヘッド出力軸34を有している。更に、遮断機
本体12は、交流入力端子36から入力された交流を直
流に変換する直流安定化電源38と、主電動機16を駆
動する主電動機ドライバ40とを有している。この直流
安定化電源38は、前記バッテリ24を充電する他、制
御ユニット26の電源となる。
【0019】前記減速機20は、図3に示されるよう
に、主電動機16の出力軸18の前部分を円錐形状にギ
ヤが形成されたハイポイドギヤ部18aと、該ギヤ部1
8aと噛合するハイポイドギヤ42と、該ハイポイドギ
ヤ42に一体的に設けられた第1の平歯車44と、該平
歯車44と噛み合って前記ギヤヘッド出力軸34に固定
的に取り付けられた第2の平歯車46とを有している。
ハイポイドギヤ部18aの径よりもハイポイドギヤ42
の径の方が大きく、出力軸18の回転は減速される。更
に、第1の平歯車44の径よりも第2の平歯車46の径
の方が大きく、更に回転は減速される。
【0020】このように主電動機16の回転は減速機2
0により減速され、該減速された回転を遮断バー14の
昇降として伝達している。従って、主電動機16は、小
さなトルクであっても遮断バー14を確実に昇降するこ
とができる。なお、本実施の形態の減速機20は、2段
階の減速を行う2段減速機からなっているが、これ以上
の多段減速としてもよい。
【0021】主電動機16の出力軸18は、該主電動機
16の外方に突出するよう後方に延びる延長軸部18b
を有している。主電動機16の下方に位置する延長軸部
18bには、電磁ブレーキ48と、電磁クラッチ50
と、停電時に前記補助電動機22の回転駆動力を前記主
電動機16の出力軸18に伝達するための伝達手段60
とが取付けられている。
【0022】前記電磁ブレーキ48は、停電時に補助電
動機22でもって遮断バー14を昇降する際に、該遮断
バー14を水平状態(閉鎖位置)および垂直状態(開放
位置)に保持するためのブレーキである。この電磁ブレ
ーキ48は、通電時には図示されないロータと離れ、非
通電時に図示しない圧縮ばねによりブレーキ状態となる
無励磁作動による電磁ブレーキである。電磁ブレーキ4
8は、図4に示されるように電磁ブレーキカバー49内
に内蔵されている。符号80は、保守用の扉であり、開
閉可能となっている。
【0023】電磁クラッチ50は、電磁ブレーキ48の
下部に設けられている。この電磁クラッチ50は、図4
に示されるようにクラッチコイル52と、断面十字形状
をしたクラッチロータ54と、該クラッチロータ54の
下面に所定のギャップ(約0.3mm程度のギャップ)
を介して位置するアーマチュア56と、該アーマチュア
56に固定取付けされたアーマチュアハブ58とを有し
ている。同様に、前記クラッチロータ54とクラッチコ
イル52との間は、ギャップを介して配置されている。
更に、クラッチロータ56と主電動機16の出力軸18
の延長軸部18bとは、平行キー57により一体的に連
結されている。前記アーマチュアハブ58は、前記伝達
手段60にねじ59,59でもって固定取付けされてい
る。従って、アーマチュア56と、アーマチュアハブ5
8と、伝達手段60とは一体的に連結されている。
【0024】通常時、すなわち、主電動機16が交流電
源でもって駆動されているときは、クラッチコイル52
に通電されず、クラッチロータ54とアーマチュア56
とは離反しており、主電動機16の出力軸18とアーマ
チュア56とは切り離された状態となっており、電磁ク
ラッチ50としてはOFF状態となっている。しかし、
停電状態になると、電磁クラッチ50はON状態とな
る。すなわち、停電を検知すると電気的切替えスイッチ
が作動し、バッテリ24によりクラッチコイル52に通
電される。この通電により、アーマチュア56はクラッ
チロータ54に吸引されて、該クラッチロータ54と
アーマチュア56とは連結する。この連結により、主電
動機16の出力軸18と、補助電動機22の出力軸22
aとが、伝達手段60を介して連結される。
【0025】伝達手段60は、補助電動機22の出力軸
22aに取付けられた第1のプーリ62と、前記電磁ク
ラッチ50のアーマチュアハブ58にねじ59,59で
もって連結された第2のプーリ64と、第1および第2
のプーリ62,64間に掛け渡されたベルト66とを備
えている。従って、停電時にバッテリ24でもって駆動
される補助電動機22の駆動力は、第1のプーリ62、
ベルト66、および第2のプーリ64を介して主電動機
16の出力軸18に伝達される。
【0026】前記補助電動機22は、連結部材70を介
して電磁ブレーキカバー49に取付けられる。連結部材
70の一方部分72は、ボルト74,74でもって電磁
ブレーキカバー49の底部に取付けられ、他方部分76
に補助電動機22がボルト78,78でもって固定取付
けされる。
【0027】本発明の遮断機10は、機構的には以上説
明したような構成をしているが、電気的には図5に示し
た構成をしている。
【0028】図5において、制御ユニット26は、制御
部100と、駆動制御部110と、電源部120とを有
している。制御部100は、遮断バー14(図1参照)
の開放位置を検出するための開位置センサ28、および
閉鎖位置を検出するための閉位置センサ30からの信号
に基づき、主電動機16および補助電動機22を制御す
る。
【0029】上記駆動制御部110は、補助駆動制御部
112と、主駆動制御部114とを有している。補助駆
動制御部112は、停電時に交流電力でもって駆動され
ていた主電動機16が停止した際に、前記制御部100
からの指示信号に基づきバッテリ24により補助電動機
22、電磁ブレーキ48および電磁クラッチ50を駆動
制御する。主駆動制御部114は、主電動機16を駆動
する主電動機ドライバ40を制御する。
【0030】電源部120は、停電検知器122と、電
気的切替えスイッチ124と、バッテリ残量検知器12
6とを有している。
【0031】前記停電検知器122は、主電動機16に
交流電力が供給されているか否かを検出するものであ
り、直流安定化電源38の入力側に接続されている。こ
の停電検知器122は、例えば、フォトカプラを用いて
交流のパルスを監視し、該パルスがなくなると停電であ
ると判断する。この停電検知器122により停電である
と検知すると、電気的切替えスイッチ124は、バッテ
リ24の直流電力を補助電動機22に供給するよう切り
替わる。
【0032】この停電検知器122により停電であるこ
とを検知したときは、前述したように切替えスイッチ1
24を切り替えるのみならず、図示しない点滅ランプあ
るいはブザーでもって警告するようにしてもよい。
【0033】直流安定化電源38は、主電動機16に供
給する商用周波数の交流電力を直流電力に変換し、該直
流電力を制御ユニット26に供給すると共に、二次電池
としてのバッテリ24を充電する。
【0034】前記切替えスイッチ124は、前記停電検
知器122による停電を検出することにより、前記バッ
テリ24の直流電力を補助電動機22等に供給するよう
点線で示すように切り替わる。このバッテリ24は、補
助電動機22を駆動する他、制御部100を駆動する電
源としても使用される。
【0035】バッテリ残量検知器126は、バッテリ2
4に蓄電されている残量を監視するものである。本発明
においては、蓄電容量が所定容量以下になったとき、図
示していないが警報器でもって警告するようにしてもよ
い。
【0036】遮断機本体12は、更に、遮断バー14用
の設定器130を有している。この設定器130は、停
電になった際に、補助電動機22を駆動して遮断バー1
4(図1参照)を開放位置に固定するか、閉鎖位置に固
定するかの設定を行うものである。通常、鉄道などの踏
切遮断機においては、踏切の安全を確保するため、停電
時あるいは故障時には、遮断杆(バー)が自重下降して
閉鎖状態になるようにウエイト調整されている。しか
し、駐車場あるいは有料道路の料金徴収所においては、
交通量を鑑みて、交通渋滞を避けるために遮断バー14
を全面開放にした方がよい場合も考えられるため、本実
施の形態においては、設定器130を設けている。
【0037】次に、図5に示した機能ブロック図、図6
および図7に示した動作フローチャートに基づいて、本
発明に係る遮断機の動作について説明する。
【0038】ステップ(以下、STと略す)200にお
いては、遮断機本体12に商用の交流電源が接続され、
交流電力が供給される。交流電流が供給されると、ST
202において、主電動機16が動作可能状態となる
他、バッテリ24は直流安定化電源38を介して充電さ
れる。
【0039】ST204では、主電動機16を駆動する
ための交流電力の供給が停止したかどうか停電検知器1
22でもって監視する。停電検知がない場合はST20
2にリターンする。停電を検知したときは、ST206
において、切替えスイッチ124を切り替えてバッテリ
24から補助電動機22を駆動するための直流電力を制
御ユニット26に供給する(ST206)。
【0040】ST210では、バッテリ24から直流電
力が供給されたことでもって、制御部100は補助駆動
制御部112に指令信号を供給し、該補助駆動制御部1
12でもって電磁クラッチ50をONする。この電磁ク
ラッチ50のONにより、主電動機16の主力軸の後方
部分である延長軸部18bと、補助電動機22の出力軸
22aとが連結状態となる。この連結状態にて、補助電
動機22を動作させると(ST212)、この補助電動
機22の駆動により遮断バー14(図1参照)は、主電
動機16の出力軸18を介して昇降される。
【0041】ST214では、停電時に補助電動機22
によって駆動される前記遮断バー14が開状態となって
いるか、閉状態となっているかを開位置センサ28およ
び閉位置センサ30からの信号でもって監視する。前記
遮断バー14が開または閉位置にないときは、ST21
2にリターンして更に補助電動機22を駆動させる。遮
断バー開または閉の位置にあるときは、前記開位置セン
サ28または閉位置センサ30でもって検知し、その検
知信号は制御部100に供給される。
【0042】ST216では、前記遮断バー14の開ま
たは閉位置検知信号に基づき、電磁ブレーキ48を作動
させる。この電磁ブレーキ48の動作により、主電動機
16の出力軸18の回転駆動は停止され、遮断バー14
は、開または閉の位置の状態で保持される。
【0043】ST218では、上記電磁ブレーキ48の
作動解除の指令があるか否かを監視する。例えば、駐車
場においては、駐車券発行機から駐車券を引き抜くと、
遮断バー14を閉状態から開状態にして車両を通行させ
る必要がある。このため、閉状態に保持していた遮断バ
ー14を開状態に駆動するため、電磁ブレーキ48の解
除を行う(ST220)。そして、ST212にリター
ンし、停電が復旧するまで補助電動機22でもって遮断
バー14の昇降を行う。
【0044】次に、図7に示されるように、ST222
では、停電になった交流電力が復旧したかどうかを監視
する。この監視は、図5に示した停電検知器122でも
って監視する。停電検知器122が交流電力の復旧を検
知しないときは、ST212にリターンし、補助電動機
22でもって遮断バー14を駆動する。停電検知器12
2が交流電力の復旧を検知したときは、ST224に進
み、切替えスイッチ124を切替え、補助電動機22へ
のバッテリ24からの直流電力の供給を停止する。
【0045】ST226では、交流電力の復旧により主
電動機16の駆動が可能となるため、該主電動機16と
補助電動機22との連結を切り離すべく電磁クラッチ5
0をOFFにする。そして、ST200にリターンす
る。
【0046】図8は、上述した実施の形態において、電
磁クラッチ50を設けずに主電動機16の延長軸部18
bと補助電動機22の出力軸22aとを伝達手段60を
介して連結するようにした例を示している。このように
本発明においては、主電動機16の出力軸18と補助電
動機22の出力軸22aとを切り離し可能にしないで、
直結するような構造とすることもできる。この場合、交
流電力でもって主電動機16が駆動されているときは、
補助電動機22の出力軸22aを含むロータも回転して
いる状態となっている。しかし、一旦停電になると、図
5に示す停電検知器122により切替えスイッチ124
は切り替えられ、補助電動機22は、バッテリ24によ
り直流駆動される。従って、停電により主電動機16の
駆動が停止しても、補助電動機22の駆動により主電動
機16の出力軸18は回転駆動され、遮断バー14(図
1参照)の昇降動作は継続され支障をきたさない。
【0047】以上説明したように、上記実施の形態にお
いては、主電動機16の出力軸18の後方延長軸部18
bと、補助電動機22の出力軸22aとの連結をプーリ
およびベルトを用いた伝達手段60の例を示している
が、本発明においては、これに限定されるものではな
く、例えば、複数のギヤを用いるようにしてもよく、更
にはカップリングを用いて直結するようにしてもよい。
【0048】
【発明の効果】以上説明したように本発明の遮断機によ
れば、交流電力でもって駆動される主電動機の他に、直
流電力でもって駆動される補助電動機を備え、主電動機
の出力軸の後方部分を該主電動機から突出するよう形成
し、この延長された延長軸部と、前記補助電動機の出力
軸とを直結または電磁クラッチでもって切り離し可能に
連結するようにした。このため、交流電力の停電時に
も、補助電動機でもって主電動機の出力軸を回転駆動で
きるので、遮断バーを支障なく昇降でき、円滑にゲート
の開閉が行えるという利点を有する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る遮断機全体を示した概略正面図で
ある。
【図2】図1に示した遮断機のうち遮断機本体を示した
正面図である。
【図3】図2における縦断面図であり、遮断機内の構造
を示した図である
【図4】図3において、主電動機と補助電動機との関係
を示した拡大された一部断面図である。
【図5】本発明に係る遮断機における電気的機能ブロッ
ク図である。
【図6】本発明の遮断機の動作を説明するための動作フ
ローチャートの一部である。
【図7】図6に示した動作フローチャートの続きを示し
た図である。
【図8】他の実施の形態であって、電磁クラッチを無く
した状態の図4に対応する図である。
【符号の説明】
14:遮断バー、16:主電動機、18:出力軸、18
b:延長軸部、22:補助電動機、22a:補助電動機
の出力軸、24:バッテリ、28:開位置センサ、3
0:閉位置センサ、38:直流安定化手段、48:電磁
ブレーキ、50:電磁クラッチ、60:伝達手段、6
2:第1のプーリ、64:第2のプーリ、66:ベル
ト、112:補助駆動制御部、120:停電検知手段、
126:バッテリ残量検知手段。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 六本木 恵一 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 (72)発明者 金森 崇 埼玉県浦和市上木崎1丁目13番8号 日本 信号株式会社与野事業所内 Fターム(参考) 2D101 CA12 CB00 EA01 FA00 FA23 GA32 HA03 HA11 HB02 HB06 5H607 AA00 BB01 BB04 BB05 CC03 EE02 EE06 EE28 EE31 FF33

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 遮断バー(14)と、 前記遮断バー(14)に連結された出力軸(18)を有し、交流
    電力でもって駆動される主電動機(16)と、 停電時にバッテリ(24)でもって駆動される補助電動機(2
    2)と、とを備えて成り、前記主電動機(16)の出力軸(18)
    を該主電動機(16)の後方外部に延長した延長軸部(18b)
    と、前記補助電動機(22)の出力軸(22a)とを連結したこ
    とを特徴とする遮断機。
  2. 【請求項2】 前記主電動機(16)の延長軸部(18b)と前
    記補助電動機(22)の出力軸(22a)とを、停電時のときは
    連結して前記主電動機(16)が駆動しているときは切り離
    すようにした電磁クラッチ(50)を介在させて連結するよ
    うにしたことを特徴とする請求項1に記載の遮断機。
  3. 【請求項3】 前記遮断バー(14)の開閉位置を保持する
    ための電磁ブレーキ(48)を、前記電磁クラッチ(50)と前
    記主電動機(16)との間の前記延長軸部(18b)に設けたこ
    とを特徴とする請求項2に記載の遮断機。
  4. 【請求項4】 前記補助電動機(22)の出力軸(22a)の駆
    動力を前記主電動機(16)の出力軸(18)に伝達するための
    伝達手段(60)を、前記延長軸部(18b)と前記補助電動機
    (22)の出力軸(22a)との間に介在させたことを特徴とす
    る請求項1、請求項2又は請求項3に記載の遮断機。
  5. 【請求項5】 前記伝達手段(60)は、前記補助電動機(2
    2)の出力軸(22a)に取付けられた第1のプーリ(62)と、
    前記電磁クラッチ(50)に取付けられた第2のプーリ(64)
    と、これら第1及び第2のプーリ(62,64)間に巻回され
    たベルト(66)とから成ることを特徴とする請求項4に記
    載の遮断機。
  6. 【請求項6】 交流電力でもって駆動され、出力軸(18)
    に連結された遮断バー(14)を開閉する主電動機(16)と、 前記主電動機(16)の出力軸(18)を後方に延長した延長軸
    部(18b)に電磁ブレーキ(48)および電磁クラッチ(50)を
    設け、前記延長軸部(18b)に連結された補助電動機(22)
    と、 停電時に前記補助電動機(22)を駆動するために直流電力
    を供給するバッテリ(24)と、 前記交流電力を直流電力に変換し、前記バッテリ(24)を
    充電する直流安定化手段(38)と、 前記主電動機(16)に供給されている交流電力の停電およ
    び復旧を監視し、停電時には前記バッテリ(24)でもって
    前記補助電動機(22)を駆動するよう切替える停電検知手
    段(120)と、 前記電磁ブレーキ(48)、前記電磁クラッチ(50)および前
    記補助電動機(22)を駆動制御するための補助駆動制御部
    (112)と、を備えていることを特徴とする遮断機。
  7. 【請求項7】 前記補助駆動制御部(112)は、前記遮断
    バー(14)の開状態を検知する開位置センサ(28)と、閉状
    態を検知する閉位置センサ(30)の検知信号に基づいて、
    前記電磁ブレーキ(48)を前記遮断バー(14)の開または閉
    に保持するよう制御することを特徴とする請求項6に記
    載の遮断機。
  8. 【請求項8】 前記バッテリ(24)の残量電気量を停電時
    に検出するためのバッテリ残量検知手段(126)を更に備
    えていることを特徴とする請求項6又は請求項7に記載
    の遮断機。
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