JP5619405B2 - 画像形成装置 - Google Patents

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Description

本発明は電子プロセスにより画像を形成する画像形成装置に関し、特に、電子写真プロセスにおける転写工程を改良した画像形成装置に関する。
電子写真プロセスには、感光体等の像担持体から記録材や中間転写体等の転写体にトナー像を転写する転写工程、或いは、中間転写体等の像担持体から記録材等の転写体にトナー像を転写する転写工程が含まれる。
転写工程においては、画像の中央部が像担持体から転写体に転写されることなく像担持体上に残留し、転写体上には中央部が抜けたトナー像が形成される中抜けと称される現象が発生することが知られている。この現象を防止する手段として、像担持体と転写体間に移動速度の差をつける技術が知られている。
特許文献1では、像担持体から中間転写体に転写する第1転写工程における速度差ΔV1と、中間転写体から記録材に転写する第2転写工程とにおける速度差ΔV2との符号を異ならせることにより、速度差をつけた場合に生ずる画像の伸びや縮みを防止するとともに、トナー像のずれを防止することが提案されている。
特開2001−265081号公報
画像がドットで構成されるデジタル画像においては、中間濃度画像や低濃度画像は、各ドットが孤立し、間隙を介して形成されるが、高濃度部はドット間に間隙が介在せず、ドットが連なった高濃度画像として形成される。このような高濃度画像の形成では、転写工程において中抜けが発生しやすく、特許文献1などにおいて開示されているように、転写工程において像担持体と転写体との間に速度差をつける中抜け防止手段をとった場合でも、中抜けを十分に防止することができないことが判明した。
本発明は、高濃度画像の転写においても、中抜けを十分に防止し、高画質の画像を形成することができる画像形成装置を提供することを目的とする。
前記目的は下記の発明により達成される。
1.トナー像を担持する像担持体と、
該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、
前記像担持体とにより転写体をニップする転写ニップを形成し、該転写ニップにおいて、前記像担持体上のトナー像を前記転写体に転写する転写装置と、
前記像担持体を移動させる像担持体駆動源と、
前記転写体を移動させる転写体駆動源とを有する画像形成装置において、
前記トナー像形成部は、パルス駆動される光源を有する露光装置を備え、前記露光装置を駆動する駆動パルスであって複数のパルスからなる駆動パルスの形状を凹凸が繰り返される形状とすることにより、ドットが連なって形成される高濃度画像のトナー像であって表面に所定の凹凸を有するトナー像を形成するとともに、
前記像担持体と、前記転写装置とが、前記転写ニップにおいて異なる移動速度で移動するように前記像担持体駆動源、前記転写体駆動源が、前記像担持体、前記転写体をそれぞれ駆動し、
次の式(1)及び(2)が成り立つように前記像担持体と前記転写体とが移動して転写が行われることを特徴とする画像形成装置、
|Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Dt=0.5〜1.5・・・(1)
|Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Da=0.5〜1.5・・・(2)
Vd(mm/sec):前記転写ニップにおける前記像担持体の移動速度、
Vt(mm/sec):前記転写ニップにおける前記転写体の移動速度、
Dn(mm):前記転写ニップの幅(前記像担持体の移動方向で前記転写ニップの長さ)、
Dt(mm):凸部幅(前記トナー像の表面に形成された凸部の前記像担持体の移動方向での長さ)、
Da(mm):凹部幅(前記トナー像の表面に形成された凹部の前記像担持体の移動方向での長さ)。
.前記トナー像形成部は、文字画像又は線画像を、表面に凹凸を有する前記トナー像として形成することを特徴とする前記に記載の画像形成装置。
.異なる色の前記トナー像を形成する複数の前記トナー像形成部と、前記トナー像形成部から前記転写体に転写する複数の前記転写装置とを有することを特徴とする前記1または2に記載の画像形成装置。
本発明においては、デジタルを構成するドットが連なって形成された高濃度画像のトナーを表面に凹凸のあるトナー像として形成し、且つ、転写工程において像担持体と転写体とを速度差をもって移動させてトナーを転写している。
これにより、転写工程において発生する中抜けが十分に防止され、高画質の画像を安定して形成することができる画像形成装置が実現される。
本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。 転写工程を示す図である。 中抜けを説明するための図である。 中抜けを説明するための図である。 本発明における転写工程を説明するための図である。 本発明における転写工程を説明するための図である。 露光装置の光源を駆動する駆動パルスの例を示す図である。
〔画像形成装置〕
以下図示の実施の形態に基づいて本発明を説明するが、本発明は該実施の形態に限られない。図1は本発明の実施の形態に係る画像形成装置の全体構成を示す図である。
図1に示す画像形成装置は、像担持体としての感光体上に形成されたトナー像を転写体としての中間転写体上に重ね合わせて転写し、重ね合わされたトナー像を中間転写体から一括して記録材に転写するタンデム型カラー画像形成装置と称せられるもので、複数組の画像形成部10Y,10M,10C,10Kと、中間転写ユニット7と、給紙搬送装置とを定着装置24を備える。画像形成装置本体Aの上部には、原稿画像読み取り装置SCが配置されている。
イエロー色の画像を形成する画像形成部10Yは、像担持体としての感光体1Yを有するとともに、感光体1Yの周囲に配置された帯電装置2Y、露光装置3Y、現像装置4Y、転写装置としての一次転写装置5Y、クリーニング装置6Yを有する。マゼンタ色の画像を形成する画像形成部10Mは、像担持体としての感光体1Mを有するとともに、感光体1Mの帯電装置2M、露光装置3M、現像装置4M、転写装置としての一次転写装置5M、クリーニング装置6Mを有する。シアン色の画像を形成する画像形成部10Cは、像担持体としての感光体1Cを有するとともに、感光体1Cの周囲に配置された帯電装置2C、露光装置3C、現像装置4C、転写装置としての一次転写装置5C、クリーニング装置6Cを有する。黒色画像を形成する画像形成部10Kは、像担持体としての感光体1Kを有するとともに、感光体1Kの周囲に配置された帯電装置2K、露光装置3K、現像装置4K、転写装置としての一次転写装置5K、クリーニング装置6Kを有する。各画像形成部10では帯電、露光、現像が行われて、像担持体1上に各色の画像が形成される。
中間転写ユニット7は、二次転写における転写ニップを形成するバックアップローラを含む複数のローラにより巻回され、回動可能に支持された半導電性エンドレスベルト状の中間転写体70を有する。
画像形成部10Y,10M,10C,10Kより形成された各色の画像は、一次転写装置5Y,5M,5C,5Kにより、回動する中間転写体70上に同期がとられて逐次重ね合わせて転写され、合成されたカラートナー像が形成される。給紙カセット20内に収容された記録材Pは、給紙装置21により給紙され、複数の中間ローラ22A,22B,22C,22D、レジストローラ23を経て、二次転写装置5Aに搬送され、記録材P上に重ね合わされたカラートナー像が一括転写される。カラートナー像が転写された記録材Pは、定着装置24により定着処理され、排紙ローラ25に挟持されて機外の排紙トレイ26上に載置される。
一方、二次転写装置5Aにより記録材Pにカラートナー像を転写した後、記録材Pを曲率分離した中間転写体70は、クリーニング装置6Aにより残留トナーが除去される。
画像形成処理中、一次転写装置5Kは常時、感光体1Kに圧接している。他の一次転写装置5Y,5M,5Cはカラー画像形成時にのみ、それぞれ対応する感光体1Y,1M,1Cに圧接する。
二次転写装置5Aは、ここを記録材Pが通過して二次転写が行われる時にのみ、中間転写体70に圧接する。
〔トナー像の転写〕
図2を参照して、トナー像の転写について説明する。
図2(a)において、PCは像担持体としての感光体、TMは記録材、中間転写体等の転写体、Eは転写電源である。TRは転写装置としての転写ローラであり、半導電性のゴムローラからなる。図2(a)に示す転写工程は、図1に示す画像形成装置における一次転写装置5Y、5M、5C、5Kにより行われる転写工程であり、感光体PCは感光体1Y、1M、1C、1Kに相当し、転写体TMは中間転写体70に相当し、転写ローラTRは一次転写装置5Y、5M、5C、5Kに相当する。
感光体PCと転写ローラTRとが接触する部分が転写ニップNであり、転写ニップNに導入された転写体TMには、転写ニップNにおいて、転写電源Eにより転写電圧が印加され、感光体PC上のトナー像が転写体TMに転写される。
なお、図2(a)に示す転写工程は、トナー像が転写体TMに定着されて記録される画像形成プロセスにも適用可能であり、その場合、PCは中間転写体、TMは記録材からなる。図1に示す例では、感光体1Y、1M、1C、1Kから中間転写体70に転写されたトナー像が中間転写体70からさらに、記録材Pに転写されて記録材P上にトナー像が形成され定着される。
図2(b)においては、像担持体としての感光体PC上のトナー像が転写ベルトBTにより搬送される転写体TMに転写される。図2(b)の例では、転写体TMは記録材からなり、転写ニップNは、転写ベルトBTを感光体PCに押圧する転写ニップ形成ローラTNRにより押圧される転写ベルトBTと感光体PCとにより形成される。
図2(c)においては、像担持体としてのベルト感光体TTは転写ニップ形成ローラTNRにより駆動されて移動し、記録材からなる転写体TMは転写ローラTRにより駆動されて移動する。
図2(c)においては、像担持体としてのベルト感光体TT上のトナー像Tが転写体TMに転写される。転写ニップNは図2(c)の例では、転写ローラTRと転写ニップ形成ローラTNRにより押圧されてベルト感光体TTとにより形成される。
〔転写における問題〕
図3、4を参照して転写において発生する中抜けについて説明する。
図3において、感光体PCは速度Vdで右から左に移動し、転写体TMは速度Vtで右から左に移動し、感光体PCと転写体TMとは、(a)→(b)→(c)の順序で転写ニップNを通過する。感光体PC上のトナー像Tは転写ニップNにおいて、転写電界を通過するので、静電力を受けて感光体PCから転写体TMに転写される。
転写ニップNにおいては、トナー像Tは転写電界による静電力を受けるとともに、図2に示す転写ローラTRや転写ニップ形成ローラTNRにより、機械的な力F1を受けて圧縮される。力F1による圧縮でトナー像Tには、塊状部TBが形成される。塊状部TBは機械的な付着力により感光体PCに付着するために、機械的な付着力が静電力を上回ると、塊状部TBは転写体TMに転写されず感光体PC上に残留する。即ち、転写工程において、トナー像の中央部を形成する塊状部TBが抜けて周辺部TAのみが転写され、転写体TMに周辺部TAのみによるトナー像が形成されるという中抜けが起こる。
感光体PCの速度Vdと転写体TMの速度Vtとを異ならせることにより、転写ニップNにおいて、圧縮する力F1の他に、感光体PCの移動方向に平行な力F2をトナー像に対して作用させた場合でも、塊状部TBが形成されて中抜けが起こる。
中抜けは、デジタル画像形成において、複数のドットが連なって、ドット間に間隔が介在しないトナー像、即ち、高濃度画像のトナー像の転写において、トナー像を形成するトナーが塊を形成して発生する。
中間濃度や低濃度の画像は、間隔をおいて配置された孤立ドットにより形成されるため、トナー像の転写においては中抜けの発生確率は低く、中抜けは、文字画像、線画像、写真画像の高濃度部を形成する高濃度画像の転写において発生しやすい。
図3に示す中抜けを避ける手段として、画像の表面に凹凸を形成することが考えられる。図4は表面に凹凸が形成されたトナー像の転写工程を示す。
表面に凸部TCと凹部TDとが形成されたトナー像Tが転写ニップNを通過する際には、図4(d)に示すように、転写装置(図示せず)により受ける機械的な力がf1で示すように各凸部TCに分散されて加えられる。Vd=Vtの場合に、機械的な力がf1、f1・・・のように分散されてもトナー像Tは圧縮されて塊状化する。その結果、図4(b)に示すように、トナー像Tに塊状部TBが形成され、図4(c)に示すように、塊状部TBが感光体PC上に残留し、周辺部TAのみが転写される中抜けが発生する。
〔中抜けに対する対策〕
図5により中抜けに対する対策をとった本発明における転写工程について説明する。
高濃度画像のトナー像Tには、図示のように表面に凸部TCと凹部TDとが形成される。転写ニップNにおいて、感光体PCは速度Vdで移動し、転写体TMは速度Vtで移動する。
高濃度画像の形成においては、ドットが連なって形成されたトナー像として形成されるが、図3と図5との比較から明らかなように、従来はドットが連なって形成されるトナー像が、表面が平坦なトナー像として形成されていたが、本発明においては、ドットが連なって形成されるトナー像として、表面に凹凸を有するトナー像として形成されている。更に、速度Vdと速度Vtとは等しくない、即ち、Vd≠Vtである。図示の例では、Vd>Vtである。
このように、感光体PCと転写体TMとが等しくない速度で移動することにより、トナー像Tの各凸部TCには、各凸部TC毎に分散された機械的な力f1と、各凸部TCを感光体PC、転写体TMの移動方向に平行で分散された力f2が作用する。力f2は、トナーの塊状化を阻止する剪断力として作用するので、トナー像の塊状化が避けられる。
更に、凸部TCは力f2を受けて変形し、凹部TDを埋める。その結果、図5(c)に示すように、トナー像Tは全体の厚さが平均化された高濃度画像となる。
このようにして、転写体TM上には、中抜けのないトナー像が形成される。
このような中抜け防止手段を好ましい条件として具体化したものを次に説明する。
次の式(1)と(2)とに示す条件により、中抜けを更に良好に防止することができる。
|Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Dt=0.5〜1.5・・・(1)
|Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Da=0.5〜1.5・・・(2)
Vd(mm/sec):前記転写ニップにおける前記像担持体の移動速度、
Vt(mm/sec):前記転写ニップにおける前記転写体の移動速度、
Dn(mm):前記転写ニップの幅(前記像担持体の移動方向での長さ)、
Dt(mm):凸部幅(前記高濃度画像の前記トナー像の表面に形成された凸部の前記像担持体の移動方向での長さ)、
Da(mm):凹部幅(前記高濃度画像の前記トナー像の表面に形成された凹部の前記像担持体の移動方向での長さ)。Vd、Vt、Dn、Da、Dtを図6に示す。
式(1)、(2)は転写ニップNを通過中にトナー像Tの凸部TCが、感光体PCの速度と転写体TMの速度との差により、凹部TDを埋める程度にトナー像Tの中で変形することを意味する。このような凸部TCの変形により、感光体PC上で凹凸を有していたトナー像Tが図5(c)のように転写体TM上で均一層のトナー像となる。
(1)(2)式の左辺が0.5よりも小さいと中抜けが発生しやすくなる。また、(1)(2)式の左辺が1.5を超えると、中抜け、画像のずれ等が発生しやすくなる。
なお、次の式(3)、(4)を満たすことにより、より効果的に中抜けを防止し、画像のずれ等がなく、より高画質の画像を形成することができる。
|Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Dt=0.8〜1.2・・・(3)
|Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Da=0.8〜1.2・・・(4)
像担持体を駆動する像担持体駆動源としてのモータと、転写体を駆動する転写体駆動源としてのモータがそれぞれ設けられる。これらモータにはパルスモータが用いられ、パルスモータを駆動する駆動パルスの周波数を調整することにより、式(1)〜(4)を満足する駆動が行われる。
図2(a)の例では、像担持体駆動源は感光体PCを駆動し、転写体駆動源は転写ローラTRを介して転写体TMを駆動する。図2(b)の例では、像担持体駆動源は感光体PCを駆動し、転写体駆動源は転写ニップ形成ローラTNRを介して転写ベルトBTと転写体TMとを駆動する。図2(c)の例では、像担持体駆動源は転写ニップ形成ローラTNRを介してベルト感光体TTを駆動し、転写体駆動源は転写ローラTRを介して転写体TMを駆動する。
図4(a)や図5に示すトナー像T、即ち、表面に凹凸を有するトナー像は、例えば、図7に示す駆動パルスを用いて、露光装置の光源を駆動することにより形成される。露光装置を駆動するパルスとしては、表面に凹凸を有するトナー像を形成するようなパルスであればよく、図7の例では、頭部に間隙Paが形成され、基部において隣接するパルスが連なり連続したパルスPsが用いられる。このようにトナー像が高濃度画像を形成すればよく、駆動パルスとしては、パルス間に間隙が介在する孤立パルスを用いて高濃度画像を形成することも可能である。1個の凸部を有する繰り返し単位としてのパルスPsは1個のパルスにより形成されてもよいし、複数のパルスが結合されて形成されてもよい。
図1における帯電装置2Yと露光装置3Yと現像装置4Yとは、トナー像形成装置を構成する。同様に帯電装置2Mと露光装置3Mと現像装置4M、帯電装置2Cと露光装置3Cと現像装置4C、帯電装置2Kと露光装置3Kと現像装置4Kとはそれぞれトナー像形成装置を構成する。
図7に示す駆動パルスで露光装置3Y、3M、3C、3Kの光源であるレーザ、LEDが駆動され、図6に示すようなトナー像、即ち、表面に凹凸を有する高濃度画像のトナー像が形成される。図7において、パルスPsのインターバルは、1〜数画素であり、画像形成装置が有する最高解像度〔例えば、600dpi(25.4mm当たり600ドット)〕におけるドットの径以下、即ち、最高解像度の逆数以下に設定される。言い換えると、図6に示すトナー像における凸部のインターバルが画像形成装置が有する最高解像度の逆数以下に設定される。
高濃度画像のトナー像として形成される表面に凹凸を有するトナー像は最高濃度及び最高濃度に近い高濃度部において形成される。このような最高濃度又は高濃度画像としては、文字画像、線画像、写真画像等があり、文字画像、線画像或いは写真画像の高濃度部を形成する場合に、図7に示す駆動パルスを用いた画像形成が行われる。
図7の駆動パルスPsのパルス形状は、駆動パルスのパルス幅変調又は駆動パルスの強度変調により最適なものに調整される。
図6におけるトナー像の凸部TCの高さHaは、図6(a)に示すトナー像Tの平均厚さHtからの凸部TCの突出量で定義され、高さHaはトナーの平均粒径r以上であり、3倍以下であること、即ち、3r≧Ha≧rであることが好ましい。但し、平均粒径rは体積基準の平均粒径であって、湿式分散機を備えた「コールターカウンターTA−11」又は「コールターマルチサイザー」(いずれもコールター社製)により測定した値である。高さHaが前記範囲外であると、定着された画像の表面に凹凸ができる場合がある。
また、凸部幅Dtは凹部幅Da以上である、即ち、Dt≧Daであることが好ましい。なお、凸部幅Dtと凹部幅Daとの差は小さいことが好ましく、転写ニップNの範囲内で合計されたトナー像T中の凸部TCの体積mの合計をΣmi=m1+m2+m3+・・・、転写ニップNの範囲内で合計された凹部TDの容積aの合計をΣai=a1+a2+a3+・・・とすると、Σmi−Σaiが小さな値である所定値以下であることが好ましい。Σmi−Σaiは、転写ニップNの範囲内での合計値の差である。
図6において、m1=Dn1×Ha1、a1=Da1×Hb1が示すように、mは凸部の高さHaiと凸部幅Dtiとの積で表され、凸部TCの体積である。また、aは凹部高さHbiと凹部幅Daiとの積で表され、凹部TDの容積である。
図1に示すカラー画像形成装置に本発明を適用する場合、イエロー色の画像、マゼンタ色の画像、シアン色の画像及び黒色画像のそれぞれについて、前記に説明した条件が満たされることが好ましい。即ち、像担持体としての感光体1Yから転写体としての中間転写体70に、像担持体としての感光体1Mから転写体としての中間転写体70に、像担持体としての感光体1Cから転写体としての中間転写体70に、像担持体としての感光体1Kから転写体としての中間転写体70に、それぞれトナー像を転写する一次転写において、前記に説明した条件を満足する転写が行われる。
図1に示す画像形成装置を用い、次の条件でカラー画像を形成した。
・プロセス速度:300mm/sec
・回動度:1200dpi(25.4mm当たり1200ドット)
・感光体1Y、1M、1C、1Kの周速Vd:300mm/sec
・中間転写体70の速度Vt:303mm/sec
・一次転写ニップ幅Dn:5mm(4色共通)
・トナー粒径(定積平均粒径)r:5μm
・トナー層平均厚さHt:10μm
・凸部高さHA:5μm
・凹部高さHB:5μm
・凸部幅Dt:60μm(3ドット)
・凹部幅Da:60μm(3ドット)
比較例として、凹凸のない均一厚さトナー像を形成した他は前記実施例と同一の条件で画像を形成した。
実験結果を表1に示す。
Figure 0005619405
表1において、条件1は、式(1)の左辺の値を、条件2は式(2)における左辺の値をそれぞれ示す。また、◎は中抜けがなく、極めて高い画質の画像が安定して形成されたことを示し、○は中抜けがなく、高い画質の画像が形成されたことを示し、×は中抜け、その他の画像欠陥による不良画像が形成されたことを示す。
1Y、1M、1C、1K 感光体
2Y、2M、2C、2K 帯電装置
3Y、3M、3C、3K 露光装置
4Y、4M、4C、4K 現像装置
5Y、5M、5C、5K 一次転写装置
70 中間転写体
P 記録材

Claims (3)

  1. トナー像を担持する像担持体と、
    該像担持体上にトナー像を形成するトナー像形成部と、
    前記像担持体とにより転写体をニップする転写ニップを形成し、該転写ニップにおいて、前記像担持体上のトナー像を前記転写体に転写する転写装置と、
    前記像担持体を移動させる像担持体駆動源と、
    前記転写体を移動させる転写体駆動源とを有する画像形成装置において、
    前記トナー像形成部は、パルス駆動される光源を有する露光装置を備え、前記露光装置を駆動する駆動パルスであって複数のパルスからなる駆動パルスの形状を凹凸が繰り返される形状とすることにより、ドットが連なって形成される高濃度画像のトナー像であって表面に所定の凹凸を有するトナー像を形成するとともに、
    前記像担持体と、前記転写装置とが、前記転写ニップにおいて異なる移動速度で移動するように前記像担持体駆動源、前記転写体駆動源が、前記像担持体、前記転写体をそれぞれ駆動し、
    次の式(1)及び(2)が成り立つように前記像担持体と前記転写体とが移動して転写が行われることを特徴とする画像形成装置、
    |Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Dt=0.5〜1.5・・・(1)
    |Vt×〔(Dn/Vt)−(Dn/Vd)〕|/Da=0.5〜1.5・・・(2)
    Vd(mm/sec):前記転写ニップにおける前記像担持体の移動速度、
    Vt(mm/sec):前記転写ニップにおける前記転写体の移動速度、
    Dn(mm):前記転写ニップの幅(前記像担持体の移動方向で前記転写ニップの長さ)、
    Dt(mm):凸部幅(前記トナー像の表面に形成された凸部の前記像担持体の移動方向での長さ)、
    Da(mm):凹部幅(前記トナー像の表面に形成された凹部の前記像担持体の移動方向での長さ)。
  2. 前記トナー像形成部は、文字画像又は線画像を、表面に凹凸を有する前記トナー像として形成することを特徴とする請求項に記載の画像形成装置。
  3. 異なる色の前記トナー像を形成する複数の前記トナー像形成部と、前記トナー像形成部から前記転写体に転写する複数の前記転写装置とを有することを特徴とする請求項1または2に記載の画像形成装置。
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