JP5618678B2 - インクジェット記録装置 - Google Patents

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Description

本発明はプリンタや複合機等に用いられるインクジェット記録装置に関するものである。
従来から、インクジェット記録技術は、カラー記録が可能なプリンタや複合機等を比較的低コストで製造できる等の利点から、広く研究開発されており、インクジェット記録装置は、プリンタや複合機等の民生機器として広く一般に普及している。インクジェット記録装置では、一般的に複数色のインクをそれぞれ吐出する複数のインク吐出口を備えた記録ヘッドが用いられる。このような記録ヘッドでは、インク吐出口からインク中の溶媒が蒸発し、インク吐出口近傍のインクの粘度が上昇すると、以下のような不具合が発生することが知られている。それは、インク滴の吐出方向が偏向するいわゆるヨレや、インク滴が吐出しないいわゆる不吐出といった不具合である。
その対策として、一般的なインクジェット記録装置には、インク吐出口からのインク中溶媒の蒸発を抑制するためのキャッピング手段や、増粘したインクを記録媒体外に吐出するいわゆる予備吐出を行う予備吐出手段が備えられている。また、インク吐出口近傍に異物等が付着することでもヨレや不吐出が発生するため、一般的にインク吐出口が設けられたインク吐出口面を払拭するためのワイピング手段も備えられている。
さらに最近のインクジェット記録装置では、装置の小型化や低コスト化のため、複数色のインクをそれぞれ吐出する複数のインク吐出口を略同一のインク吐出口面に形成し、インク吐出口面を1個のワイパーでワイピングするものも多い。このようなインクジェット記録装置では、ワイピング動作によって、ある色のインクが他色のインク吐出口内に混入する、いわゆる混色が発生する場合があることが知られている。特許文献1には、その対策としての技術が開示されている。特許文献1に開示されているインクジェット記録方法では、ワイピング動作後に予備吐出を行ってから記録媒体への記録を開始することで混色を防止している。
特開平5−261942号公報
しかし本発明者らの実験によると、以下のような状況においては、ワイピング動作後に予備吐出を行ってから記録媒体への記録を行っても、混色が発生する場合があることが確認された。その状況とは、まずワイピング動作後に、予備吐出を行った直後に記録媒体への記録を行っても混色が発生しないインクの量(以下、ワイピング後予備吐出適量ともいう)の予備吐出(以下、ワイピング後予備吐出ともいう)を行う。その後、所定時間が経過してから記録媒体への記録を行うと、混色が発生する場合があることが本発明者らの実験において確認された。
本発明の目的は、ワイピング動作からの経過時間が所定時間以上になると発生する場合がある混色を、予備吐出による廃インク量を抑えつつ、記録媒体への記録に先立つ記録前予備吐出によって防止するインクジェット記録装置を提供することにある。なお、以下、ワイピング動作からの経過時間が所定時間以上になると発生する場合がある混色をワイプ後時間経過時混色とも称する。
そのため本発明のインクジェット記録装置は、複数の色のインクを吐出する吐出口が設けられた吐出口面を有する記録ヘッドと、前記吐出口面をワイピングするワイパーと、記録指令がある場合に前記記録ヘッドに前回の記録動作終了から前記記録指令までの休止時間に基づいて決定されるインク量を予備吐出させる予備吐出手段と、を備えるインクジェット記録装置において、前記予備吐出手段は、前回のプリント動作から前記記録指令までの経過時間が所定時間以上で、かつ前記インク量が所定量未満の場合は、前記記録ヘッドに前記所定量を予備吐出させることを特徴とする。
本発明によれば、ワイピング動作からの経過時間が所定時間以上になると発生する場合がある混色を、予備吐出による廃インク量を抑えつつ、防止するインクジェット記録装置を提供することができる。
本発明に好適なインクジェット記録装置の要部を示した模式的断面図である。 図1のインクジェット記録装置の制御系を示したブロック図である。 第1の実施形態のプリントシーケンスを示したフローチャートである。 (a)、(b)は図1の記録装置が備えているテーブルを示した図である。 第2の実施形態のプリントシーケンスを示したフローチャートである。 第2の実施形態の記録装置が備えているテーブルを示した図である。 第3の実施形態のインクジェット記録装置を示した模式的断面図である。
(第1の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
図1は、本発明に好適なインクジェット記録装置の要部を示した模式的断面図である。インクジェット記録ヘッド1000には、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの複数色のインクをそれぞれ吐出するインク吐出口1001,1002,1003,1004が紙面に垂直な方向(以下、Y方向ともいう)に列をなしてそれぞれ複数備えられている。なお、各色インクを吐出するそれぞれ複数のインク吐出口は、インク吐出口面1010に設けられている。また、各インク吐出口内部には、電気熱変換体が備えられており、この電気熱変換体に駆動信号に基づいた電気信号を印加することによって、インクに気泡を発生させ、その気泡の圧力によって、インクをインク吐出口から吐出させる。なお、イエロー,マゼンタ,シアン,ブラックの各色インクは、不図示のインクタンクから供給される。また、インクジェット記録ヘッド1000(記録部)は、ガイドシャフト1110にガイドされて、不図示のキャリッジモータの回転によって矢印X方向に往復走査されるキャリッジ1100に搭載されている。キャリッジ1100は、不図示の搬送モータの間欠的な回転に伴ってプラテン1200上を上記Y方向に間欠的に搬送される記録媒体の停止中に、矢印X方向に往復走査される。その往復走査中に、インクジェット記録ヘッド1000のインク吐出口1001,1002,1003,1004から、各色インクが記録媒体上に吐出されることで画像等の記録が行われる。記録媒体の間欠的な搬送及びキャリッジ1100の往復走査中の各インク吐出口からのインク吐出を、記録媒体1枚分繰り返すことで、1枚の記録媒体への記録は終了する。
さらに、キャップ1020は、インク吐出口からのインク中溶媒の蒸発を抑制するために、各色インクを吐出する複数のインク吐出口をキャッピングする。キャップ1020は、周知の手段によって、キャッピングポジションと離間ポジションとの間を、矢印Z方向に往復移動する。なお、キャップ1020内には、インク吸収体1021が備えられている。ワイパーブレード1030は、インク吐出口面1010に付着するインク残渣等の異物を除去するために、周知の手段によって、ワイピングポジションと退避ポジションとの間を矢印Z方向に往復移動することで、インク吐出口面1010をワイピングする。また、ワイパーブレード1030は、非ワイピング時には退避ポジションに位置しているが、ワイピング動作時にはワイピングポジションにまで移動し、その状態でキャリッジ1100が矢印X方向に移動することでワイピング動作が行われる。さらに、予備吐出受け1040は、記録に寄与しないインクを吐出する予備吐出を受ける物であり、吐出口内の増粘インク等が吐出される予備吐出受けであって、吐出されたインクは、不図示の廃インク容器へと導かれる。
図2は、本実施形態のインクジェット記録装置の制御系を示したブロック図である。図2において、ホストコンピュータ2500は、USBインターフェイス等によってインクジェット記録装置と接続されている。また、プリンタドライバ2510は、ホストコンピュータ2500内にソフトウェアの形式で記憶されており、ユーザーによる記録指令に応じて、ユーザー所望の文書や写真等の画像データから記録データを生成し、インクジェット記録装置へと送信する。受信バッファ2010は、ホストコンピュータ2500からインクジェット記録装置へと送信された記録データ等を保持する。受信バッファ2010に保持された記録データ等は、CPU2020の管理下で、RAM2030に転送されて、一次的に記憶される。ROM2040は、インクジェット記録装置の各種制御に必要なプログラムや固定データ等を記憶している。また、不揮発性メモリNVRAM2050は、インクジェット記録装置の電源が切断されるときにも記憶しておくべき情報を保存している。さらに、モータドライバ2060は、キャリッジモータや搬送モータ等の各種モータ2065を駆動する。2070は、インクジェット記録ヘッド1000を駆動するためのヘッドドライバである。また、センサ/スイッチコントローラ2080は、各種センサ及びスイッチ2085をコントロールする。
ここで、インク吐出口面1010をワイピング後、所定時間経過時に混色が発生する原因について簡単に説明する。まず、インクの混色自体は、各色用の吐出口が複数設けられたインク吐出口面1010をワイピングすることによって生じる。本発明者らの実験によると、ワイピング動作によってインク吐出口面1010上で混色したインクは、各色インク吐出口内にも混入するが、ワイパーブレード(部材)1030をすり抜けた僅かな混色インクが、インク吐出口面1010上にも残留する。インク吐出口内に混入した混色インクは、ワイピング後の予備吐出によって排出されるが、インク吐出口面1010上に残留した混色インクは、ワイピング後予備吐出によって排出されることなく残留し続ける。このインク吐出口面1010上に残留し続けた混色インク、特に各インク吐出口近傍のインク吐出口面1010上に残留し続けた混色インクは、雰囲気中の水分を吸収して広がる。そして、インク吐出口内のインクに接触するようになると、インク吐出口内のインクには負圧が作用しているため、インク吐出口内へと混入してしまう。このように、ワイピング後、所定時間経過時に混色インクがインク吐出口内へと混入した場合、所定量(以下、混色解消可能量という)の予備吐出を行うことで混色を解消することができる。
このような現象が、ワイプ後時間経過時混色の発生原因であると考えられる。なお発明者等の実験により、ワイプ後時間経過時混色が発生するワイピングからの経過時間は10分であることがわかった。このような混色の発生原因を踏まえて、前述のように構成されたインクジェット記録装置における、本実施形態のプリントシーケンスについて図3及び図4を参照しながら説明する。
図3は、本実施形態のプリントシーケンスを示したフローチャートであり、図4(a)、(b)は、インクジェット記録装置が備えているテーブルをそれぞれ示した図である。以下、このフローチャートに沿って本実施形態のプリントシーケンスを説明する。プリントシーケンスがスタートすると、ステップS3000で、ホストコンピュータ2500から送られてきた記録指令の有無を確認して、記録指令がある場合には、ステップS3001に移行する。ステップS3001では、キャップ1020が離間ポジションへと移動して、インクジェット記録ヘッド1000とキャップ1020とが離間される。そしてステップS3002で、そのときの時刻SがRAM2030内に記憶される。その後、ステップS3003で、NVRAM2050内が参照され、後述する前回のワイピング動作時Wからの経過時間K(前回のワイピング動作時Wから上記時刻Sまでの経過時間)が、所定時間Kth以上であるか否かが判定される。ここで、本実施形態における具体的な所定時間Kthの値は前述の通り10分としている。ステップS3003において、その判定結果が、否定判定、すなわち、前回のワイピング動作時Wからの経過時間Kが10分未満(所定時間未満)である場合には、ステップS3010へと移行する。ステップS3010では、記録直前に図4(a)に示したテーブル1に基づいた第1量D(第1所定量)の記録前予備吐出をキャリッジ1100の走査中にイエローインク,マゼンタインク,シアンインク,ブラックインクと、順次予備吐出受け1040に向けて行う。すなわち、前回の記録媒体への記録終了(後述する時刻E)から今回の記録媒体への記録開始(上記時刻S)までの休止時間Tに応じて、上述した吐出不良解消可能量である、第1量Dの記録前予備吐出が行われる。その後ステップS3030へと進んで、記録媒体への記録が行われる。記録媒体への記録が終了したらステップS3031へと移行する。ステップS3031では、例えば、記録媒体への記録に用いられた各色インクの量が閾値を超えているか否かに応じてワイピング動作の要否を判定するといった、周知のワイピング動作要否判定処理が行われる。この、ワイピング動作要否判定処理における判定結果が、肯定判定、すなわちワイピング動作が必要であると判定された場合には、ステップS3032へと進んでワイピング動作が行われる。そしてステップS3033で、そのときの時刻Wが、NVRAM2050内の所定アドレスに記憶される。その後、ステップS3034において、ワイピング後予備吐出が、各色ずつ予備吐出受け1040に向けて行われる。ここで、具体的なワイピング後予備吐出時の吐出量であるワイピング後予備吐出適量は、発明者らの実験からインク吐出口内の電気熱変換体に印加される電気信号のパルス数で、1吐出口あたり200パルス(以下、単に200パルスともいう)である。つまり200パルスの吐出を行うことで、ワイピング直後に生じる混色を解消することができる。
ワイピング後予備吐出が終了したら、ステップS3040で、キャップ1020をキャッピングポジションへと移動させてインク吐出口のキャッピングを行う。そして、ステップS3041に移行して、そのときの時刻Eを、NVRAM2050内の所定アドレスに記憶する。この時刻Eが、次回の記録媒体への記録を行う際の、前回の記録媒体への記録終了時刻となる。ステップS3041が終了したら、スタートへと戻って、再びホストコンピュータ2500からの記録指令を待つ。
一方、ステップS3031における判定結果が、否定判定、すなわち、ワイピング動作の必要がないと判定された場合には、ワイピング動作を行うことなく、ステップS3040へと移行して、キャッピングを行う。また、そのときの時刻Eを、NVRAM2050内の所定アドレスに記憶(ステップ3041)する。その後は、スタートへと戻って、再びホストコンピュータ2500からの記録指令を待つ。
一方、ステップS3003における判定結果が肯定判定すなわち前回のワイピング動作時Wからの経過時間Kが所定時間Kth以上(10分以上)(所定時間以上)の場合、インク吐出口面の混色インクが水分を吸収してワイプ後時間経過時混色が発生する虞がある。そのため、ステップS3020へと移行して、図4(b)に示したテーブル2に基づいた第2量Uの記録前予備吐出が、各色ずつ予備吐出受け1040に向けて行われる。図4(b)のテーブルは、所定時間が経過した際の混色の解消および吐出不良の解消のため、休止時間60分までの予備吐出量を図4(a)のテーブルと比較して多くしている。すなわち、前回のワイピング動作時Wからの経過時間Kが10分以上である場合には、休止時間Tに応じて、混色解消可能量でありかつ吐出不良解消可能量である、第2量Uの記録前予備吐出を行う。
ここで、本実施形態における具体的な混色解消可能量(第2所定量)は、発明者等の実験から1000パルスである。図4(a)のテーブルを参照すると、休止時間Tが60分未満の場合には、50から500パルスとなっており、1000パルスよりも少なくなっている。つまり、吐出不良解消可能量である50から500パルスよりも混色解消可能量である1000パルスの方が多い。そのため図4(b)では、休止時間Tと記録前予備吐出第2量Uとの関係を、テーブル2に示したように、休止時間Tが60分未満の場合には、混色解消可能量である1000パルスに、休止時間Tが60分以上の場合には、テーブル1と同じ量にしている。つまり、休止時間Tが60分未満の場合では、混色解消のため少なくとも混色解消可能量以上(第2所定量以上)の予備吐出を行うことが必要になる。
ステップS3020における、休止時間Tに応じた第2量Uの記録前予備吐出が終了したらステップS3030へと進んで記録媒体への記録が行われる。その後のシーケンスについては、ステップS3003における判定結果が否定判定である場合と同様であるので、説明を省略する。
なお発明者らの実験では、ワイピング動作を行わずにワイピング後予備吐出適量の予備吐出を行った場合には、その予備吐出からの経過時間が所定時間(10分)以上(所定時間経過後)になっても混色の発生は確認されなかった。従って、ワイピング動作を行わない場合には、予備吐出の量を増やす必要は無い。
以上のようにインクジェット記録装置を構成制御することによって、ワイプ後時間経過時混色が発生する虞のある場合には、混色解消可能量であり、かつ吐出不良(不吐出)解消可能量である、第2量Uの記録前予備吐出を行う。一方、ワイプ後時間経過時混色が発生する虞のない場合には、吐出不良解消可能量である、第1量Dの記録前予備吐出を行う。これによって、記録前予備吐出による廃インク量を抑えつつ、ワイプ後時間経過時混色の発生を防止することができた。
(第2の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第2の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
本実施形態においては、記録前予備吐出による廃インク量をより抑えつつ、ワイプ後時間経過時混色の発生を防止することができる実施形態の説明を例を挙げて行う。
図5は、本実施形態のプリントシーケンスを示したフローチャートであり、図6は、本実施形態におけるインクジェット記録装置が備えているテーブルをそれぞれ示した図である。以下、図5のフローチャートに沿って本実施形態におけるプリントシーケンスを説明する。
プリントシーケンスがスタートすると、ステップS5000で、ホストコンピュータ2500から送られてきた記録指令の有無を確認して、記録指令がある場合には、ステップS5001に移行する。ステップS5001ではキャップ1020が離間ポジションへと離間される。そしてステップS5002で、そのときの時刻Sが、RAM2030内に記憶される。その後ステップS5003で、NVRAM2050内が参照され、後述する記録前予備吐出増フラグに“1”が立っているか否かが判定される。ステップS5003における判定結果が、否定判定、すなわち記録前予備吐出増フラグに“1”が立っていない場合にはステップS5030へと移行する。そして、図6に示したテーブルAに基づいた量Qの記録前予備吐出が、キャリッジ1100の走査中に、各色順次、予備吐出受け1040に向けて行われる。すなわち、前回の記録媒体への記録終了(後述する時刻E)から今回の記録媒体への記録開始(上記時刻S)までの休止時間Tに応じて、吐出不良解消可能量Qの記録前予備吐出が行われる。その後、ステップS5040へと進んで、ステップS5030で行われた記録前予備吐出量Qが閾値Qth(混色解消可能量)以上であったか否かが判定される。ここで本実施形態における具体的なQthの値は、インク吐出口内の電気熱変換体に印加される電気信号のパルス数で、1吐出口あたり1000パルスである。なお閾値Qthは、上述したワイプ後時間経過時混色を解消可能な混色解消可能量である。ステップS5040において、その判定結果が、肯定判定すなわち休止時間Tが1時間以上でありステップS5030で行われた記録前予備吐出量Qが閾値Qth以上であった場合、ステップS5041へと移行して記録前予備吐出増フラグを“0”へとリセットする。但し、初回のプリントシーケンスであって、ここまで説明してきたパスを通ってステップS5041へと達した場合には、リセットする前から記録前予備吐出増フラグは“0”である。
その後、ステップS5050へと進んで、記録媒体への記録が行われる。一方、ステップS5040における判定結果が、否定判定、すなわち、休止時間Tが1時間未満でありステップS5030において行われた記録前予備吐出量Qが閾値Qth(混色解消可能量)未満であった場合には、そのまま、ステップS5050へと移行する。そして、記録媒体への記録が行われる。ステップS5050での記録媒体への記録が終了したら、ステップS5051へと進んで、第1の実施形態と同様、周知のワイピング動作要否判定処理が行われる。
ステップS5051における判定結果が、肯定判定、すなわちワイピング動作が必要であると判定された場合には、ステップS5052へと進んで、ワイピング動作が行われる。その後ステップS5053で、そのときの時刻WがNVRAM2050内の所定アドレスに記憶される。そしてステップS5054において、ワイピング後予備吐出適量(第1の実施形態と同様の200パルス)のワイピング後予備吐出が、各色ずつ予備吐出受け1040に向けて行われる。その後、ステップS5055へと移行して、NVRAM2050内の記録前予備吐出増フラグに“1”を立てる。その後、ステップS5056でキャップ1020をキャッピングポジションへと移動させてキャッピングを行う。
一方、ステップS5051における判定結果が、否定判定、すなわち、ワイピング動作の必要がないと判定された場合には、ワイピング動作を行うことなく、ステップS5056へと進んでキャッピングを行う。
ステップS5056でキャッピングが行われたら、ステップS5057で、そのときの時刻Eを、NVRAM2050内の所定アドレスに記憶する。この時刻Eが、次回の記録媒体への記録を行う際の、前回の記録媒体への記録終了時刻となる。ステップS5057が終了したら、スタートへと戻って、再びホストコンピュータ2500からの記録指令を待つ。
一方、ステップS5003へと戻って、ステップS5003における判定結果が、肯定判定、すなわち、記録前予備吐出増フラグに“1”が立っている場合には、ステップS5010へと移行する。ステップS5010では、前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間C(分)と非キャッピング時間H(分)とに基づいて導出される導出経過時間値R(分)が、所定値Rth(分)未満であるか否かが判定される。なお、キャッピング時間とは、キャップ1020がインク吐出口面1010に当接してキャッピングを行っている時間であり、非キャッピング時間とは、キャップ1020がインク吐出口面1010から離間している時間である。
ここで、導出経過時間値Rについて説明する。まず、前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間Cについての説明から行う。例えば、前回の記録媒体への記録終了後にワイピング動作が行われた場合であれば、前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間Cは以下のように表される。
(前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間C)
=(前回の記録媒体への記録終了時刻Eから今回の記録媒体への記録開始時刻Sまでのキャッピング時間)
また、例えば、前々回の記録媒体への記録終了後にワイピング動作が行われ、前回の記録媒体への記録終了後にはワイピング動作が行われなかった場合であれば、前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間Cは以下のように表される。
(前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間C)
=(前々回の記録媒体への記録終了時刻Eから前回の記録媒体への記録開始時刻Sまでのキャッピング時間)
+(前回の記録媒体への記録終了時刻Eから今回の記録媒体への記録開始時刻Sまでのキャッピング時間)
なお、例えば、インク切れ等によって記録が中断され、インク補給までの間キャッピングが行われているような場合には、そのキャッピング時間も加えられる。このような時間が、前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間Cである。
一方、前回のワイピング動作時Wからの非キャッピング時間Hは、以下のように表される。
(前回のワイピング動作時Wからの非キャッピング時間H)
=(前回のワイピング動作時Wから今回の記録媒体への記録開始時刻Sまでの経過時間)−(前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間C)
なお、非キャッピング時間Hのほとんどは、多くの場合、記録媒体への記録を行っている時間となる。このような、前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間Cと非キャッピング時間Hとに基づいて、導出経過時間値Rは導出されるのであるが、本実施形態においては、以下のような式を用いて導出経過時間値Rを導出している。
(導出経過時間値R)
=e×(前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間C)
+f×(前回のワイピング動作時Wからの非キャッピング時間H)
なおここで用いた係数eは0.8であり係数fは0.2である。
ここで、この係数eおよび係数fを用いる理由について以下に簡単に説明する。上述したように、ワイピング動作によってインク吐出口面1010上で混色し、ワイパーブレード1030をすり抜けてインク吐出口面1010上に残留した混色インクは、雰囲気中の水分を吸収して広がりインク吐出口内へと混入する。このような現象が、ワイプ後時間経過時混色の発生原因であると考えられるが、雰囲気中の水分量は、キャッピング時と非キャッピング時とで大きく異なり、一般的にキャッピング時の方が多い。なぜなら、キャッピングによってインク吐出口面1010は容積の小さい閉空間内に閉じ込められた状態となり、その閉空間内の湿度は、閉空間外の湿度に比べてかなり高くなるのが一般的であるからである。このように、閉空間の湿度が高いと、ワイパーブレード1030をすり抜けてインク吐出口面1010上に残留した混色インクが、より速く水分を吸収して広がり、より速くインク吐出口内のインクに接触して、インク吐出口内へと混入し易くなると考えられる。そのため、本実施形態においては、係数eが0.8、係数fが0.2として、混入が発生し易くなると思われるキャッピング時間Cに、非キャッピング時間Hの4倍の重み付けをしてキャッピング時間Cと非キャッピング時間Hとの合計値を算出している。
ステップS5010へと戻って、ステップS5010における判定結果が、肯定判定すなわち前回のワイピング動作時Wからの導出経過時間値Rが所定値Rth未満(所定値未満)である場合には、ワイプ後時間経過時混色の発生が認められない。そのためステップS5010からステップS5030へと移行する。なお、本実施形態における具体的な所定値Rthは、本発明者らの実験結果を基に、10(分)としている。ステップS5030においては、図6に示したテーブルAに基づいた量Qの記録前予備吐出、すなわち、前回の記録媒体への記録終了から今回の記録媒体への記録開始までの休止時間Tに応じた、吐出不良解消可能量Qの記録前予備吐出が行われる。その後のシーケンスについては、ステップS5003における判定結果が否定判定である場合と同様であるので説明を省略する。
一方、ステップS5010における判定結果が、否定判定、すなわち前回のワイピング動作時Wからの導出経過時間値Rが所定値Rth以上(所定値以上)である場合には、ワイプ後時間経過時混色が発生してしまう虞があるためステップS5020へと移行する。ステップS5020においては、前回の記録媒体への記録終了から今回の記録媒体への記録開始までの休止時間Tが、閾値時間Tth未満(所定休止時間未満)であるか否かが判定される。ここで、閾値時間Tthの具体的な値は1時間である。この値は、上記休止時間Tと、休止時間Tの増加にしたがって増加する記録前予備吐出量Qとの関係を示したテーブルAにおいて、休止時間Tが閾値時間Tthであるときの、記録前予備吐出量Qが混色解消可能量Qthであるところの1時間である。なお、混色解消可能量Qthの具体的な値は、上述したように1000パルスである。
ステップS5020における判定結果が、否定判定、すなわち、休止時間Tが、閾値時間Tth以上である場合には、吐出不良解消可能量Qが混色解消可能量Qth以上であるため、ステップS5030へと移行する。そして、図6に示したテーブルAに基づいた量Qの記録前予備吐出、すなわち吐出不良解消可能量Qの記録前予備吐出が行われる。その後のシーケンスについては、ステップS5003における判定結果が否定判定である場合と同様であるので説明を省略する。
一方、ステップS5020における判定結果が、肯定判定すなわち休止時間Tが閾値時間Tth未満である場合には、テーブルAに基づいた量Qの記録前予備吐出ではワイプ後時間経過時混色を解消することができない虞があるためステップS5021へと移行する。ステップS5021においては、記録前予備吐出増加処理、すなわち、記録前予備吐出の量を混色解消可能量Qthにまで増加させる処理を行う。その後、テップS5022に移行して混色解消可能量Qthの記録前予備吐出を行う。ステップS5022が終了したら、ステップS5023へと移行して、NVRAM2050内の記録前予備吐出増フラグを“0”にリセットする。その後、ステップS5050へと進んで、記録媒体への記録を行う。その後のシーケンスについては、ステップS5003における判定結果が否定判定である場合と同様であるので説明を省略する。
以上のようにインクジェット記録装置を構成制御することによって、第1の実施形態に比べて記録前予備吐出による廃インク量をより抑えつつ、ワイプ後時間経過時混色の発生を防止することができた。
(第3の実施形態)
以下、図面を参照して本発明の第3の実施形態を説明する。なお、本実施形態の基本的な構成は第1の実施形態と同様であるため、以下では特徴的な構成についてのみ説明する。
第1及び第2の実施形態では、予備吐出受け1040に向けて予備吐出を行うように構成制御したインクジェット記録装置を例に挙げて本発明の説明を行った。本実施形態においては、キャップ1020内へ向けて予備吐出を行うように構成制御したインクジェット記録装置を例に挙げて本発明の説明を行う。キャップ1020内へ向けて予備吐出を行うようにすることで、インクジェット記録装置の幅(図1に矢印Xで示した方向の幅)を縮小することができる。また、第1及び第2の実施形態においては、キャリッジ1100を矢印X方向に走査させながら、イエローインク,マゼンタインク,シアンインク,ブラックインクの予備吐出を、予備吐出受け1040に向けて順次行っていた。本実施形態では、キャップ1020内に向けて各色インクの予備吐出を行うので、予備吐出に要する時間も短縮することができる。
図7は、本実施形態を適用可能なインクジェット記録装置を示した模式的断面図である。図7において、図1と同一の番号を付したものは同様の要素を示しているので、説明を省略する。また、本実施形態としてのインクジェット記録装置の制御系のブロック図は、図2と同様であるので説明を省略する。
図7において、吸引ポンプ1022は、キャップ1020内に予備吐出されたインクを、チューブ1023を介して不図示の廃インク容器へと導く。以下に、このように構成されたインクジェット記録装置における、本実施形態におけるプリントシーケンスについての説明を行う。なお、フローチャートについては、図5中に示したステップS5056のキャップクローズの前に、吸引ポンプ1022を駆動してキャップ1020内に予備吐出されたインクを廃インク容器へと導くステップが挿入されるだけなので、再度の詳しい説明は省略する。なお、具体的な吸引ポンプ1022の駆動時間は5秒である。また、図6に示した、前回の記録媒体への記録終了から今回の記録媒体への記録開始までの休止時間Tと、吐出不良解消可能記録前予備吐出量Qとの関係を示したテーブルについても、第2の実施形態と同一である。但し、本実施形態においては、図5中のステップS5010における所定値Rthが、第2の実施形態における所定値Rthの値である10とは異なり5となっている。その理由は、キャップ1020内に予備吐出するように構成制御したインクジェット記録装置において本発明者らが行った実験結果に基づいている。本発明者らが実験を行った結果、このようなインクジェット記録装置においては、前回のワイピング動作時Wからの導出経過時間値Rが5であっても、ワイプ後時間経過時混色が発生してしまう虞があることが確認された。その原因については、キャッピングによって閉空間になった、インク吐出口面1010周りの閉空間の湿度上昇値が、本実施形態におけるインクジェット記録装置の方が、第2の実施形態におけるインクジェット記録装置よりも高いからであると考えられる。閉空間の湿度上昇値が高いと、ワイパーブレード1030をすり抜けてインク吐出口面1010上に残留した混色インクが、より速く水分を吸収して広がり、より速くインク吐出口内のインクに接触して、インク吐出口内へと混入するものと考えられる。このような理由から、本実施形態においては所定値Rthを5としている。
以上のような構成および制御とすることで、キャップ1020内に向けて予備吐出するように構成制御されたインクジェット記録装置においても、記録前予備吐出による廃インク量を抑えつつ、ワイプ後時間経過時混色の発生を防止することができた。
(他の実施形態)
なお、第2及び第3の実施形態では、前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間Cと非キャッピング時間Hとに基づいて、導出経過時間値Rを以下のような式を用いて導出していた。
(導出経過時間値R)
=e×(前回のワイピング動作時Wからのキャッピング時間C)
+f×(前回のワイピング動作時Wからの非キャッピング時間H)
ここで、係数e及びfは、それぞれ、0.8及び0.2とした。
しかし、本発明はこれに限定されるものではない。つまり、キャッピング時間C及び非キャッピング時間Hにそれぞれ乗ずる係数e及びfは、0.8及び0.2でなくとも良いし、導出方法自体も、第2及び第3の実施形態に例示したものである必要はない。
さらに、インクジェット記録装置に雰囲気温度や湿度を検出する温湿度センサを設置し、その温湿度検出結果に応じて導出経過時間値Rの導出方法を変更する事は、ワイプ後時間経過時混色発生の虞がある場合をより精度良く限定することができるためより好ましい。
また、第1ないし第3の実施形態においては、ワイパーブレード1030をワイピングポジションに位置させ、キャリッジ1100を矢印X方向に移動させる、いわゆる横拭き方式のワイピング方式を採用していた。しかし、本発明はこのような例に限られるものではない。例えば、ワイパーブレード自体を上記Y方向に移動させる、いわゆる縦拭き方式を採用したインクジェット記録装置に対しても、本発明は有効である。また、ワイパー自体も、ブレード状のものである必要はない。
さらに、第1ないし第3の実施形態においては、記録媒体への記録終了後にワイピング動作を行うように制御しているが、記録中に一旦記録を中断して、中断中にワイピング動作を行うようにしてもよい。
さらに、第1ないし第3の実施形態においては、インク吐出口内に電気熱変換体を備えた、いわゆるサーマル方式のインクジェット記録ヘッド1000を用いていた。しかし、本発明はそのような例に限られるものではなく、インク吐出口内に圧電素子等を備えた、いわゆるピエゾ方式のインクジェット記録ヘッドであっても本発明は有効である。
加えて、第1ないし第3の実施形態においては、間欠搬送される記録媒体の停止中にキャリッジ1100が矢印X方向に走査され、その走査中にインクが吐出されて記録が行われる、いわゆるシリアルスキャンタイプのインクジェット記録装置を例として挙げていた。しかし、本発明はそのような例に限られるものではない。例えば、記録媒体の搬送方向と垂直な方向の長さよりも長い、いわゆるフルラインタイプのインクジェット記録ヘッドを用いる、フルラインタイプのインクジェット記録装置に対しても本発明は効果を発揮する。
1000 インクジェット記録ヘッド
1010 インク吐出口面
1020 キャップ
1030 ワイパーブレード
1040 予備吐出受け
1100 キャリッジ

Claims (3)

  1. 複数の色のインクを吐出する吐出口が設けられた吐出口面を有する記録ヘッドと、前記吐出口面をワイピングするワイパーと、記録指令がある場合に前記記録ヘッドに前回の記録動作終了から前記記録指令までの休止時間に基づいて決定されるインク量を予備吐出させる予備吐出手段と、を備えるインクジェット記録装置において、
    前記予備吐出手段は、前回のワイピング動作から前記記録指令までの経過時間が所定時間以上で、かつ前記インク量が所定量未満の場合は、前記記録ヘッドに前記所定量を予備吐出させることを特徴とするインクジェット記録装置。
  2. 前記記録ヘッドから予備吐出されたインクを受けるインク受けを備えることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
  3. 前記吐出口面をキャッピングするキャップを備え、前記記録ヘッドから前記キャップへインクが予備吐出されることを特徴とする請求項1に記載のインクジェット記録装置。
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