JP5617743B2 - 車両用照明装置 - Google Patents
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Description
図5に示すように、特許文献1に記載の車両用照明装置100は、光源であるバルブ101と、バルブ101の光を所定の方向へ反射するリフレクタ102を有する。リフレクタ102の後端部に設けられているバルブ挿着孔103には、バルブ101を装着するための板ばね104およびホルダ105が、ねじ106によって取り付けられている。
従って、バルブ101をリフレクタ102に取り付ける際には、複数のバルブ101の位置決め用舌片107を、複数のホルダ105の切欠き108および板ばね104の切欠き109から挿入し、バルブ101を回転させる。これにより、バルブ101の位置決め用舌片107は、板ばね104によりリフレクタ102のバルブ挿着孔103側に付勢されて固定される。
また、ばね部は、表裏いずれの方向にも弾性変形可能なので、ホルダは表裏いずれの側でも使用できる。
さらに、ばね部の先端に係止部を設けたので、ホルダの表裏いずれの面を用いた場合でも、係止部によりバルブの回転位置決めを行うことができる。
そして、傾斜面の頂部からばね部に向かう係止面がバルブの爪部を係止するので、バルブの回転位置決めを行うとともに、脱落を防止できる。
図1に示すように、本発明の実施形態にかかる車両用照明装置10は、光源であるバルブ20と、例えば放物面状の反射面32を有しバルブ20の光を所定方向へ反射するリフレクタ30と、リフレクタ30のバルブ用開口31に取り付けられバルブ20を取り付けるためのホルダ40と、を有する。
ガラス管21は、ベース部材23に固定されている。ベース部材23の後方(図2において下方)には、口金24が設けられている。口金24の外周縁部には、複数(ここでは3個)の爪部25が形成されている。爪部25として、3個の爪部25A、25B、25Cが設けられており、爪部25Cの幅B2は、他の爪部25A、25Bの幅B1よりも小さくなっている。
なお、図2(B)では、HB3型のバルブ20の口金24が示されているが、HB4型のバルブ20では、口金24を表裏反転させた形状となる。
また、中心角θ1、θ2、θ3は、全て異なる角度に設定するのが望ましい。
ホルダ40の中心部には、バルブ20を取り付けるための中心開口41が設けられている。中心開口41は略円形状を呈しており、中心開口41に連続して、3個の爪部挿入口42A、42B、42Cが設けられている。爪部挿入口42A、42B、42Cの配置は、バルブ20の口金24の爪部25A、25B、25Cの配置に対応しており、かつ、爪部25が通過可能な大きさおよび形状となっている。
ここで、爪部25Aと爪部25Bとは、同じ大きさおよび同じ形状であるので、爪部挿入口42Aと爪部挿入口42Bとは、同じ大きさおよび同じ形状となっている。また、爪部25Cは小さいので、爪部挿入口42Cは、他の爪部挿入口42A、42Bに比して、小さくなっている。
また、隣接する爪部挿入口42A、42B、42Cの中心角度θは、爪部25A、25B、25Cとの間の中心角度θに対応しており、爪部挿入口42Aと爪部挿入口42Bとの間は中心角度θ1、爪部挿入口42Bと爪部挿入口42Cとの間は中心角度θ3、爪部挿入口42Cと爪部挿入口42Aとの間は中心角度θ2となっている。
なお、中心角φ1、φ2、φ3は、全て異なる角度に設定するのが望ましい。
また、図3(C)に示すように、ばね部44の先端には、係止部45が設けられている。係止部45は、ばね部44の先端から基端部441に向かって、ホルダ40の表面40Aおよび裏面40Bから離れる側へ傾斜した一対の傾斜面451、451と、この各傾斜面451、451の頂部からばね部44に向かう一対の係止面452、452と、を有する。
従って、係止部45は、ホルダ40の表面40Aおよび裏面40Bから、一部が突出しており、係止面452、452はホルダ40において同じ位置に位置する。
ここで、第1のねじ孔群34は、第1のバルブであるHB3バルブを取り付ける際のホルダ40のねじ孔43に対応し、第2のねじ孔群35は、第2のバルブであるHB4バルブを取り付ける際のホルダ40のねじ孔43に対応する。
従って、リフレクタ30に第1のバルブであるHB3バルブを取り付ける際と、第2のバルブであるHB4バルブを取り付ける際とでは、使用するねじ孔群34,35が異なる。これにより、リフレクタ30に取り付けるホルダ40の表裏を間違わないようにしている。
バルブ20として、第1のバルブであるHB3バルブを取り付ける際には、リフレクタ30端面33に設けられている第1のねじ孔群34を用いる。また、ホルダ40は、HB3バルブ用として、ホルダ40の表面40Aを外側にして取り付ける。
すなわち、ホルダ40の裏面40Bをリフレクタ30の端面33に当接させて、ホルダ40のねじ孔43を、リフレクタ30の第1のねじ孔群34に合わせて、ねじ47で固定する(図1参照)。
このとき、ホルダ40の表裏を間違って選択すると、ホルダ40のねじ孔43は、リフレクタ30のねじ孔群34に1個しか合わないので、容易に間違いを認識できる。また、ホルダ40の表裏を間違って選択するとともに、ねじ孔群35を選択すると、ホルダ40がリフレクタ30に取り付けられるが、後述するようにバルブ20を装着する際に、装着できないので、容易に間違いを認識できる。
次いで、バルブ20を回転させる。このときの、バルブ20の回転方向は、爪部25Bがばね部44の係止部45の傾斜面451を乗り越える方向へ回転させる。そして、爪部25Bが係止部45の傾斜面451を乗り越えて、ばね部44のばね力により係止部45の係止面452が爪部25Bを係止したら、バルブ20の装着が完了する。
これにより、前述した手順と同様にして、HB4バルブをリフレクタ30に取り付けることができる。
そして、傾斜面451の頂部からばね部44に向かう係止面452がバルブ20の爪部25を係止するので、バルブ20の回転位置決めを行うとともに、脱落を防止できる。
例えば、前述した実施形態においては、バルブ20として、HB3バルブおよびHB4バルブを用いる場合を例示したが、本発明の車両用照明装置10は、その他のバルブにも適用可能である。
20 バルブ
25 爪部
30 リフレクタ
31 バルブ用開口
40 ホルダ
40A 表面
40B 裏面
44 ばね部
45 係止部
451 傾斜面
452 係止面
Claims (3)
- 光源であるバルブと、
前記バルブの光を所定方向へ反射するリフレクタと、
前記リフレクタのバルブ用開口に取り付けられ前記バルブを取り付けるためのホルダと、を有する車両用照明装置であって、
前記ホルダが、前記リフレクタに対して表裏の取付け方向を選択することにより、異なった種類の前記バルブを取付け可能であり
前記ホルダの表裏両面の同じ位置に、前記バルブの爪部を係止して回転位置決めする係止部を有することを特徴とする車両用照明装置。 - 前記係止部が、前記ホルダを切り欠いて、当該ホルダの表裏両方向に突出可能に設けられたばね部の先端に設けられていることを特徴とする請求項1に記載の車両用照明装置。
- 前記係止部が、前記ばね部の先端から基端部に向かって前記ホルダの表面および裏面から離れる側へ傾斜した傾斜面と、前記傾斜面の頂部から前記ばね部に向かう係止面と、を有することを特徴とする請求項2に記載の車両用照明装置。
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JP2011080224A JP5617743B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 車両用照明装置 |
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JP2011080224A Active JP5617743B2 (ja) | 2011-03-31 | 2011-03-31 | 車両用照明装置 |
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