JP4205012B2 - 片口金ランプソケットおよび照明器具 - Google Patents

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Description

本発明は、例えばランプ回転取付方式すなわちバヨネット結合方式の高ワットで大型サイズの片口金蛍光灯ソケットなどの片口金ランプソケットおよび照明器具に関するものである。
近年、HIDランプの代替光源として片口金蛍光ランプの高ワットおよび大形サイズ化が進んでおり、そのためランプ保持の確実性を向上させる必要が出てきている。
従来のHIDランプはねじ込み型が多く、そのためランプソケットへの装着時のねじ込み回転数が多いので、多少ランプの締付けがあまくてもランプの落下にいたる可能性は非常に少なかった。
一方、従来例の片口金蛍光灯ソケットには、片口金ランプをランプソケットに差し込み回転して装着するバヨネット式のものがあった。例えば図19および図20に示すように、ランプソケット100の中心に中央凹所101を設け、片口金ランプ102に中央凹所101に嵌合する柱状突起103を設け、ランプソケット100の周縁に複数の保持部受け部用の突起104を設け、片口金ランプ102に突起104を嵌める複数のランプ保持用溝部105を形成したランプ保持部106を設ける。これにより片口金ランプ102をランプソケット100に差し込み回転させて保持する。さらに、ランプソケット100にはランプ回転位置決め受け部用の係止凹部107が形成されており、一方片口金ランプ102にはランプ回転位置決め部用の凸部108が形成されている。凸部108は口金面に形成された弾性変形ばね109に形成され、弾性変形ばね109は通常樹脂製の口金に一体的に形成されている。この場合、ランプ回転方向と反対方向の回転による外れ防止は、片口金ランプ102に形成された弾性変形ばね109に設けられた凸部108と、ランプソケット100の係止凹部107との係合に100%依存している。なお、110はランプ端子、111はランプ端子110に接触するランプピン、112はワット識別用突起、113はワット識別用溝である。
また係止凹部107、凸部108およびばね部109に代えて、ランプ保持用溝部105に突起104を弾性係止させる弾性係止片を一体に形成したものもあった(特許文献1参照)。
特開2001−93631
従来のランプソケットおよびランプでは、ランプ着脱時のクリック感触を向上させるために弾性変形ばね109や弾性係止片の強度を強くすると破損しやすくなり、長期高温使用による弾性変形ばね109を形成する樹脂の劣化や、異常操作により凸部108等が万一破損した場合には、ランプ端子110の保持力のみとなるため、種々の振動状態(微振動含む)では、徐々にずれて片口金ランプ102が落下する恐れがあった。
また、中途半端なランプ回転装着状態では、片口金ランプ102が完全に取り付けられていないにもかかわらず、片口金ランプ102が保持され、施工中や使用中に振動等により片口金ランプ102が落下する危険性がある。
特に片口金ランプ102が大形サイズ化している昨今では、重要な問題である。
したがって、本発明の目的は、ランプ装着の安全性および信頼性を向上することができる片口金ランプソケットおよび照明器具を提供することである。
本発明の片口金ランプソケットは、連結用のランプ保持部と回転位置決め部とを有する片口金ランプを、相合わせかつ一方向に回転させて装着するバヨネット結合方式である。前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転したときに前記ランプ保持部を合わせ方向と反対方向に抜止め係止する保持部受け部を有する。また前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転したときに前記回転位置決め部を回転方向と反対方向に係脱自在に位置決め係止する位置決め受け部を有する。さらに前記片口金ランプを相合わせたとき前記片口金ランプを仮保持可能なランプ仮保持用ばねを有する。
前記回転位置決め部が前記位置決め受け部に位置決めされた状態で前記片口金ランプの前記回転方向と反対方向の回転を妨げる力を前記片口金ランプに作用するランプ支持ばねを有する。前記ランプ仮保持用ばねは、前記片口金ランプを相合わせたとき前記片口金ランプを前記一方向に回転させて前記ランプ保持部を前記保持部受け部に仮保持する。
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上記構成において、相互に嵌合する構成の片口金ランプおよび片口金ランプソケットの組み合わせに適用される片口金ランプソケットである。差し込み用溝と回転用溝からなり前記片口金ランプを片口金ランプソケットに対してガイドするための略L字状の溝を、前記片口金ランプおよび片口金ランプソケットの一方に形成し、前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転する際に前記溝を摺動する突起を他方に形成している。前記ランプ仮保持用ばねは前記突起を前記差し込み用溝に摺動させたとき前記仮保持用ばねが前記ランプ保持部に当接して前記片口金ランプを前記一方向に回転させ、前記突起が回転用溝に係合して前記片口金ランプを仮保持する。
上記構成において、前記ランプ仮保持用ばねの前記回転方向への押し付け力は、前記ランプ支持ばねの押し付け力よりも大きい。
上記構成において、前記ランプ仮保持用ばねと前記ランプ支持ばねは片持ちばねに一体的に形成され、前記ランプ仮保持用ばね側に前記片持ばねの支持部を設けている。
上記構成において、前記片口金ランプが回転中心に対して一直径線上に配置された複数のランプピンを有するものであり、前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転することにより前記ランプピンに接触するように直線状に配置されたランプ端子を有する。前記ランプ支持ばねは、前記ランプ端子の並び方向と略直交する方向に設けている。
上記構成において、ボディとカバーからなる片口金ランプソケットであって、前記ランプ仮保持用ばねと前記ランプ支持ばねは一体に形成されるとともに、前記ボディと前記カバーを連結する連結片を設けたものである。
本発明の照明器具は、上記構成の片口金ランプソケットを有する。
本発明の片口金ランプソケットによれば、ランプ装着初期段階で意図的にランプを仮保持状態とするランプ仮保持用ばねを設けることにより、ランプ装着作業時の中途半端な装着によるランプの落下の危険性をなくすことができ、ランプ装着の安全性と信頼性を向上させることができる。
ランプ回転方向と反対方向の回転による片口金ランプの外れ防止として、片口金ランプに形成された回転位置決め部と片口金ランプソケットの位置決め受け部との係止以外に、ランプ支持ばねを設けて、片口金ランプが装着完了した時に、位置決め部が位置決め受け部に位置決めされた状態で、片口金ランプの外れ方向への回転を妨げる力を作用させたため、ランプ装着の安全性と信頼性を向上させることができる。また回転位置決め部または位置決め受け部が使用時に万一破損した場合でも、ランプ支持ばねでランプを保持できるので安全である。
片口金ランプを差し込んだとき、ランプ仮保持用ばねで片口金ランプを回転させて突起を回転用溝に係合して仮保持すると、片口金ランプの仮保持を確実に行なえるので安全性が確保できる。このときランプ支持ばねは直接ランプ重量を支える必要はない。
ランプ仮保持用ばねの片口金ランプの回転方向への押し付け力を、ランプ支持ばねの同方向の押し付け力よりも大きくすると、片口金ランプの回転による着脱操作性を阻害することなく、仮保持の実施が可能である。
ランプ仮保持用ばねとランプ支持ばねは片持ちばねに一体的に形成し、ランプ仮保持用ばね側に支持部を設けると、小型で低コストで効率的にランプ仮保持用ばねの回転方向への押し付け力を大きくすることができる。
ランプ支持ばねを、直線状に配置された複数のランプピンに接触するランプ端子と略直交する位置に設けると、ランプ保持性を最も向上させることができる。
一体に形成されたランプ仮保持用ばねとランプ支持ばねに、ランプソケットのボディとカバーを連結するための連結片を設けると、ボディおよびカバーより相互に連結するための係合爪を形成する必要がなく、組立工程での破損等が生じることがなく組立性が向上する。また、ランプの発熱をソケットカバー側へより伝達することができ、ランプ口金の温度上昇を防止することができる。
本発明の第1の実施の形態を図1から図12により説明する。すなわち、照明器具において片口金ランプソケット1は、連結用のランプ保持部2と回転位置決め部3とを有する片口金ランプ4を、差し込みかつ一方向に回転させて装着するバヨネット結合方式の構造を有する。
まず、片口金ランプ4について説明する。樹脂製の柱状のランプ口金5の上面に8本のランプバルブ6を立設し、下面の中央に柱状突起7を突設している。柱状突起7の周面に片口金ランプ4の差し込み回転をガイドする差し込み用溝8aと回転用溝8bからなる略L字状の溝8を形成している。この溝8はワット識別兼用である。柱状突起7を中心とする一直径線上の柱状突起7の両側に複数すなわち2本ずつ合計4本のランプピン9が立設されている。ランプ保持部2はランプ口金5の下面の周縁の4箇所すなわちランプピン9の並び方向およびそれに直交する方向の周縁に突設され、ランプ保持部2に片口金ランプ4の装着時の回転方向側および中心方向に開口するランプ保持用溝部2aが形成されている。回転位置決め部3はランプ口金5の下面でランプピン9の並び方向と直交する方向のランプ保持部2と柱状突起7との間に形成され、係止用凸部3aと、係止用凸部3aの両側にスリット3bを形成することによりスリット3b間に形成された樹脂による弾性変形ばね3cとからなる。弾性変形ばね3cにより、係止用凸部3aに突出方向の弾性を付与している。
片口金ランプソケット1について説明する。すなわち、片口金ランプソケット1は、下面開口のボディ11と下面開口を塞ぐカバー12からなる。ボディ11はランプ口金5のランプ保持部2の内側に入る直径を有する有天筒形であり、ボディ11の中央に柱状突起7を回転可能に差し込ませる凹部13を有し、凹部13の両側に各ランプピン9が挿入される円弧状のランプピン挿入孔14を有する。凹部13の内周面には溝8に案内されるワット識別兼用の突起15が突設されている。したがって、ワット識別が合う場合、片口金ランプ4の柱状突起7を凹部13に差し込む際に溝8の差し込み用溝8aに突起15が案内され、さらに片口金ランプ4を回転するとき回転用溝8bに突起15が案内される。
ランプ保持部2に対応してランプ保持用溝部2aに入る保持部受け部16をボディ11の周面より外方に舌状に突設している。これにより、片口金ランプ4を差し込みかつ一方向に回転したときに、保持部受け部16がランプ保持用溝部2aに嵌合してランプ保持部2を差し込み方向と反対方向に抜止め係止する。また回転位置決め部3に対応して位置決め受け部17を設けている。位置決め受け部17は凹部13を中心とする周方向の長溝17aとそのほぼ中央に設けた突起17bからなる。これにより、片口金ランプ4を差し込みかつ一方向に回転したときに回転位置決め部3の係止用凸部3aが長溝17a内で弾性変形ばね3cにより突起17bを乗り越えて回転方向と反対方向に位置決め係止する。なお片口金ランプ4の回転装着完了位置での回転方向に対する規制は、保持部受け部16のランプ回転方向の後端部にランプ保持部2のランプ保持用溝部2aの後端部が係止するか、または保持部受け部16の支持部16aにランプ保持部2の回転方向の先端が係止することより行われる。カバー12にはボディ11内に嵌まるランプ端子28がカバー12の取付部29に取付けられ、ランプ端子28に速結端子25が設けられ、カバー12に設けた電線挿入孔33より挿入された電線を速結端子25に接続するようにしている。カバー12でボディ11の下面開口を閉じた状態でランプ端子28がランプピン挿入孔14の内側に配置され、ランプピン挿入孔14に挿入されたランプピン9はランプ端子28に挟持されて接触することができる。
ランプ支持ばね31は、ボディ11の外周面のランプ端子28の並び方向と直交する方向の一対の保持部受け部16のランプ回転方向の後端側近傍に配設される。ランプ支持ばね31は例えば板ばねを略L字形に折曲し、その一片19の中間部に段部32を設けており、回転位置決め部3が位置決め受け部17に位置決めされた状態すなわちランプ装着位置で、段部32によりランプ保持部2の後端角部をランプ回転方向および差し込み方向の各反対方向を含む斜め方向に押し付けている。これにより、片口金ランプ4の回転方向と反対方向の回転を妨げる力をランプ保持部2に作用するとともにランプ保持部2と保持部受け部16間のがたつきを防止する。ランプ支持ばね31の他片20は連結片18と一体で側部が連結片18より直角に折曲されて連接されており、一片19は連結片18の上端部に沿って延出している。連結片18はその上下に、それぞれ相対向側すなわち連結片18の中心側に向けて切起こした固定用切起し片21、22を形成している。ボディ11の周面には他片20を支持して一片19がボディ11の周面から外方に離れるのを防止する突片34を形成するとともに、連結片18を収納する凹部35を形成し、さらに連結片18の両肩部を差し込ませる溝36および固定用切起し片21を係止する固定部23を凹部35に凹設している。またカバー12に連結片18の下端部を差し込ませるスリット24を形成し、スリット24内に固定用切起し片22に引っ掛かる固定部を形成している。これにより、ボディ11とカバー12を連結片18により連結するとともに連結片18を片口金ランプソケット1に取付けている。
ランプ支持ばね31の一片19の段部32よりも他片20側は、片口金ランプ4を差し込んだとき片口金ランプ4を仮保持可能なランプ仮保持用ばね30としている。ランプ仮保持用ばね30は、ランプ保持部2をランプ回転方向に案内するように他片20との連結側から段部32にかけて傾斜しており、片口金ランプ4を片口金ランプソケット1に差し込んだときにランプ保持部2を回転させてランプ保持部2保持部受け部16に部分的に係合して仮保持する。またこれと同時に、凹部13の突起15が柱状突起7の溝8の差し込み用溝8aから回転用溝8bに係合して片口金ランプ4を仮保持する。
上記した板ばねは一片19が連結片18によりボディ11に支持された片持ばねであり、上記のようにランプ仮保持用ばね30とランプ支持ばね31を片持ちばねに一体的に形成し、ランプ仮保持用ばね30側を連結片18のある支持部としている。このためランプ仮保持用ばね30のランプ保持部2の回転方向への押し付け力P1は、ランプ支持ばね31の押し付け力P2よりも大きくなっている(図8、図9参照)。仮にランプ仮保持用ばね30のばね力を、ランプ仮保持用ばね30のばね力=ランプ支持ばね31のばね力にすると、ランプ完全装着状態が固すぎるか、ランプ仮保持状態のばね力が低すぎて機能しないなどの問題が生じる可能性がある。ランプ回転方向の押付け力すなわち回転方向と反対に回転するために要する力はランプ完全装着状態において、ランプ端子28の接触摩擦抵抗+ランプ支持ばね31のばね力である。
なお、40はソケット取付用孔、41はランプ支持ばね31の先端に対向してボディ11の保持部受け部16の下側に設けられランプ支持ばね31の塑性変形を防止するばねストッパである。
片口金ランプ4の装着について説明する。図3は片口金ランプ4を片口金ランプソケット1に差し込んだ状態である(図5から図6)。このとき、ワット識別が合っていると、ワット識別兼用突起15が溝8に摺動可能となり、柱状突起7が凹部13に嵌合する。またランプピン9がランプピン挿入孔14に挿入される。差し込み終端付近でランプ保持部2がランプ仮保持用ばね30に当接しランプ仮保持用ばね30が弾性変形してランプ保持部2が回転力を受けるとともに片口金ランプ4の回転のためのスペースが得られる。このとき、片口金ランプ4は、突起15が差し込み用溝8aに規制されるため回転せず(図7参照)、回転用溝8bに位置したところで回転を始め突起15が回転用溝8bに係合するとともに、図4(a)および図8のようにランプ保持部2のランプ保持用溝部2aが保持部受け部16に部分的に係合し、これらにより片口金ランプ4が仮保持される。
図4(b)は仮保持状態から片口金ランプ4を回転してランプ保持部2を保持部受け部16に完全に係止した状態である。このとき、ランプピン9がランプ端子28に挟持されて電気接触状態となり、回転位置決め部3の係止用凸部3aが弾性変形ばね3cの弾性により位置決め受け部17の突起17bを乗り越えて係合し、ほぼその位置が片口金ランプ4の回転完了位置となりランプ保持部2が保持部受け部16に係止して回転規制される。これらと同時にランプ保持部2は段部32を越えてランプ支持ばね31の段部32の付近でランプ保持部2の後端角部が押圧される。このようにランプ保持部2をランプ支持ばね31で斜めに押圧することにより回転方向と反対方向の回転を妨げるとともにランプ保持部2を保持部受け部16に押付け、これによりがたつきのない安定した取付けを可能にしている。その結果、片口金ランプ4が装着完了した位置で、ランプ支持ばね31でランプ保持部2を押し付けることにより、ランプピン9とランプ端子28の間の振動や動きが防止でき、振動が加わる場所での使用においても、ランプピン9とランプ端子28の接触がずれないので接触信頼性が向上する。
片口金ランプ4の装着を取り外すときは、上記の逆の工程を行う。すなわち片口金ランプ4を逆に回転すると、ランプ保持部2がランプ支持ばね31の段部32を押してランプ支持ばね31を弾性変形させながら段部32を乗り越えて仮保持用ばね30に移動し、ランプピン9がランプ端子28から外れ、ランプ回転位置決め部3が位置決め受け部17を乗り越えてクリック感触が発生する。外し方向の回転の勢いによりランプ仮保持用ばね30を押してランプ保持部2が保持部受け部16から外れるとともに、突起15が回転用溝8bから差し込み用溝8aに位置して片口金ランプ4を片口金ランプソケット1から外すことができる。
図10から図12は、ランプ支持ばね31を、直線状に配置されたランプピン9に接触するランプ端子28の並び方向と略直交する位置に設けた構成を図示する。この結果、図11に示す矢印の方向の片口金ランプ4のがたつきは、片口金ランプソケット1の保持部受け部16がランプ保持用溝部2aに嵌まり、ランプ保持部2をランプ支持ばね31で押さえていることにより規制される。すなわち、その一方向はランプ保持部2をランプ支持ばね31で押さえており、他方向は保持部受け部16がランプ保持部2のストッパの役目をしている。また図12に示す矢印の方向のがたつきは、複数のランプピン9をランプ端子28が挟持していることにより生じにくい。
本実施の形態によれば、片口金ランプ4の回転方向と反対方向の回転による外れ防止のため、ランプ口金5に形成された弾性変形ばね3cに設けられた係止用凸部3aと片口金ランプソケット1の長溝17aの突起17bとの係合以外に、ランプ支持ばね31を設けている。このランプ支持ばね31により、片口金ランプ4の外れ方向への回転を妨げる力を作用させているため、ランプ装着の安全性を向上させることに加えて、ランプ装着初期段階で意図的に片口金ランプ4を仮保持状態とするランプ仮保持用ばね30を設けることにより、ランプ装着作業時の中途半端な装着によるランプ落下の危険性をなくすことができる。
またランプ口金5の弾性変形ばね3cと一体に形成された係止用凸部3aが使用時に万一破損した場合でもランプ支持ばね31で片口金ランプ4を保持できるので安全である。
しかも片口金ランプ4が装着完了した位置でランプ支持ばね31がランプ保持部2に当接して外れ防止するため、ランプピン9とランプ端子28の間の振動や動きが防止でき、振動が加わる場所での使用においても、接触信頼性が向上する。
本発明の第2の実施の形態を図13から図18により説明する。すなわち、第1の実施の形態において、ランプ支持ばね31およびランプ仮保持用ばね30を一体に含む板ばねに代えて、ランプ仮保持用ばね30でワット識別兼用溝8の回転用溝8bに係合するものである。
このランプ仮保持用ばね30は略コ字形に折曲された板ばね46の中央部に取付孔44を形成し、片口金ランプソケット1のカバー12の中央部に突設したかしめ突起45にコールドかしめにより固定し、両端片が凹部13の内周壁の突起15に隣接するスリットを通して凹部13内に臨み、先端に対向方向に突出する係止部46aを屈曲し、係止部46aが、凹部13に差し込まれた柱状突起15の回転用溝8bに係合する。また第1の実施の形態の連結片18に代えてカバー12に係止爪47を突設し、ボディ11の内周面に爪受け部(図示せず)を形成し、カバー12でボディ11の下面開口を閉じることにより係止爪47が爪受け部に係止する。なお、回転用溝8bは係止部46aが係合する分周方向の長さが長くなっている。
図15は片口金ランプ4の挿入前の状態、図16は柱状突起7が凹部13に挿入される途中の状態である。このときワット識別兼用突起15とワット識別兼用溝8の位置や幅寸法等の関係が合っていれば挿入可能となる。図17は挿入が完了した状態である。このときランプピン9がランプピン挿入孔14に挿入されるとともに、係止部46aが回転用溝8bに係合し、片口金ランプ4がランプ仮保持用ばね30に仮保持される。図18は片口金ランプ4を回転してランプ保持部2が保持部受け部16に嵌合した状態である。このとき、ランプピン9がランプ端子28に挟持され、回転位置決め部3が位置決め受け部17に係合し、ランプ仮保持用ばね30は回転用溝8bに係合したままである。このため、片口金ランプ4は回転方向と反対方向の回転に対して摩擦抵抗を有する。
片口金ランプ4を外す場合は上記と逆の手順を行う。
なお、本発明において、溝8を片口金ランプ4側に設け、突起15を片口金ランプソケット1側に設けたが反対でもよい。またランプ保持用溝部2aを片口金ランプ4側に設けランプ保持用溝部2aに片口金ランプソケット1側の保持部受け部16が嵌まるようにしたが、ランプ保持用溝部2aを片口金ランプソケット1側に設け片口金ランプ4側の保持部受け部16がランプ保持用溝部2aに嵌まるように構成することは可能である。回転位置決め部3の係止用凸部3aおよび弾性変形ばね3cを片口金ランプ4側に設け、突起17bを片口金ランプソケット1側に設けたが反対でもよい。さらに連結片18によるボディ11とカバー12の連結手段は上記実施の形態の構成に限らない。
本発明の第1の実施の形態の斜視図である。 片口金ランプソケットの分解斜視図である。 (a)は片口金ランプを装着前の斜視図、(b)片口金ランプを差し込んだ状態の斜視図である。 (a)は片口金ランプの仮保持状態の斜視図、(b)片口金ランプを回転して装着完了した状態の斜視図である。 (a)は片口金ランプの装着前の正面図、(b)はそのc−c線断面図である。 (a)は片口金ランプの差し込み途中の状態の正面図、(b)はそのd−d線断面図である。 (a)は片口金ランプの差し込み状態の正面図、(b)はそのe−e線断面図である。 (a)は片口金ランプの仮保持状態の正面図、(b)はそのf−f線断面図である。 (a)は片口金ランプの装着完了状態の正面図、(b)はそのg−g線断面図である。 片口金ランプソケットの平面図である。 (a)はランプ端子の並び方向と直交する方向の片口金ランプのがたつきを矢印で説明するランプ装着状態の正面図、(b)はそのa−a線断面図である。 (a)はランプ端子の並び方向の片口金ランプのがたつきを矢印で説明するランプ装着状態の正面図、(b)はそのb−b線断面図である。 (a)は本発明の第2の実施の形態の片口金ランプの斜視図、(b)は片口金ランプの斜視図である。 (a)は仮保持用ばねの取付状態を示す片口金ランプソケットの斜視図、(b)はその分解斜視図である。 (a)は片口金ランプの装着前の状態の片口金ランプソケットの底面側からみた底面図、(b)はそのh−h線断面図である。 (a)は片口金ランプの差し込み途中の状態の片口金ランプソケットの底面側からみた底面図、(b)はそのi−i線断面図である。 (a)は片口金ランプの仮保持状態の片口金ランプソケットの底面側からみた底面図、(b)はそのj−j線断面図である。 (a)は片口金ランプの装着完了状態の片口金ランプソケットの底面側からみた底面図、(b)はそのk−k線断面図である。 (a)は従来例の片口金ランプソケットの平面図、(b)はその正面図である。 (a)はその片口金ランプの口金の底面図、(b)はその部分側面図である。
符号の説明
1 片口金ランプソケット
2 ランプ保持部
3 回転位置決め部
4 片口金ランプ
7 柱状突起
8 溝
8a 差し込み用溝
8b 回転用溝
9 ランプピン
11 ボディ
12 カバー
13 凹部
14 ランプピン挿入孔
15 突起
16 保持部受け部
17 位置決め受け部
18 連結片
28 ランプ端子
30 ランプ仮保持用ばね
31 ランプ支持ばね
32 段部

Claims (7)

  1. 連結用のランプ保持部と回転位置決め部とを有する片口金ランプを、相合わせかつ一方向に回転させて装着するバヨネット結合方式の片口金ランプソケットであって、前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転したときに前記ランプ保持部を合わせ方向と反対方向に抜止め係止する保持部受け部と、前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転したときに前記回転位置決め部を回転方向と反対方向に係脱自在に位置決め係止する位置決め受け部と、前記片口金ランプを相合わせたとき前記片口金ランプを仮保持可能なランプ仮保持用ばねとを備え、
    前記回転位置決め部が前記位置決め受け部に位置決めされた状態で前記片口金ランプの前記回転方向と反対方向の回転を妨げる力を前記片口金ランプに作用するランプ支持ばねを有し、前記ランプ仮保持用ばねは、前記片口金ランプを相合わせたとき前記片口金ランプを前記一方向に回転させて前記ランプ保持部を前記保持部受け部に仮保持する片口金ランプソケット。
  2. 差し込み用溝と回転用溝からなり前記片口金ランプを片口金ランプソケットに対してガイドするための略L字状の溝を、前記片口金ランプおよび片口金ランプソケットの一方に形成し、前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転する際に前記溝を摺動する突起を他方に形成した、相互に嵌合する構成の片口金ランプおよび片口金ランプソケットの組み合わせに適用される片口金ランプソケットであって、前記ランプ仮保持用ばねは前記突起を前記差し込み用溝に摺動させたとき前記ランプ仮保持用ばねが前記ランプ保持部に当接して前記片口金ランプを前記一方向に回転させ、前記突起が回転用溝に係合して前記片口金ランプを仮保持する請求項1記載の片口金ランプソケット
  3. 前記ランプ仮保持用ばねの前記回転方向への押し付け力は、前記ランプ支持ばねの押し付け力よりも大きい請求項1または請求項2記載の片口金ランプソケット。
  4. 前記ランプ仮保持用ばねと前記ランプ支持ばねは片持ちばねに一体的に形成され、前記ランプ仮保持用ばね側に前記片持ばねの支持部を設けた請求項1、請求項2または請求項3記載の片口金ランプソケット。
  5. 前記片口金ランプが回転中心に対して一直径線上に配置された複数のランプピンを有するものであり、前記片口金ランプを相合わせかつ前記一方向に回転することにより前記ランプピンに接触するように直線状に配置されたランプ端子を有し、前記ランプ支持ばねは、前記ランプ端子の並び方向と略直交する方向に設けた請求項1から請求項4のいずれか一項記載の片口金ランプソケット。
  6. ボディとカバーからなる片口金ランプソケットであって、前記ランプ仮保持用ばねと前記ランプ支持ばねは一体に形成されるとともに、前記ボディと前記カバーを連結する連結片を設けた請求項1から請求項5までのいずれか一項記載の片口金ランプソケット。
  7. 請求項1から請求項6までのいずれか一項記載の片口金ランプソケットを有する照明器具。
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