JP5617215B2 - 液体噴射装置、液体収容容器 - Google Patents
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- B41J2/005—Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
- B41J2/01—Ink jet
- B41J2/17—Ink jet characterised by ink handling
Description
より構成されるインク供給機構によってインクヘッドに供給され、インクヘッドから被記
録部となる紙面上に噴射される。ジェットプリンターに使用されるインクには大きく2種
類ある。その1つは染料系インクであり、他の1つは顔料系インクである。
画像が劣化し難いという優れた特性を有する。しかしながら、顔料系インクは、染料系イ
ンクでは染料が溶液に溶解しているのに対し、顔料が溶液に分散した状態で浮遊している
ため、重力方向の下方に顔料が沈殿し易いという性状を有する。そのため、顔料系インク
を用いるインクジェットプリンターでは、インクカートリッジ内の顔料系インクを攪拌し
、下方に沈殿した顔料を攪拌し全体に均一分散させる必要がある。係る必要性から、特許
文献1から5に開示されるように、インクカートリッジ内のインクを攪拌し、沈殿した顔
料を攪拌するための構成が提案されている。
変化によりインクの攪拌を行うものである。しかしながら、体積変化部材の体積を変化さ
せても、十分な攪拌を行えないという問題がある。また、特許文献2は、インクカートリ
ッジ内に下側から空気を導入し、その気泡の上昇によりインクの攪拌を行うものである。
しかしながら、気泡による攪拌では、攪拌できる範囲が狭く、十分な攪拌を行えないとい
う問題がある。また、特許文献3は、インクパック内で攪拌部材を遥動させ、インクの攪
拌を行うものである。しかしながら、顔料は重力方向下方に沈殿するものであるところ、
遥動部材では、下方に沈殿した顔料を上方に移動させることが十分に行えず、顔料を均一
に分散し得ないという問題がある。また、特許文献4,5には、キャリッジにインクカー
トリッジが装着される、いわゆるオンキャリッジタイプのインクジェットプリンターにお
いて、キャリッジの移動を利用して、インクカートリッジ内に備えられる攪拌部材を遥動
させ、インクを攪拌する構成が開示されている。しかしながら、インクカートリッジをイ
ンクジェットプリンターのフレーム体等に装着し、可撓性チューブを介してインクヘッド
にインクを供給する構成を有する、いわゆるオフキャリッジタイプのインクジェットプリ
ンターにおいては、インクの攪拌ができないという問題がある。オフキャリッジタイプの
インクジェットプリンターにおいては、インクカートリッジは、インクジェットプリンタ
ーに装着された後は移動することがないため、オンキャリッジタイプのインクジェットプ
リンターに比べて、沈殿した顔料を攪拌する必要性が高い。
液体を十分に攪拌することができる液体噴射装置を提供することを目的とし、また、内部
に貯留された液体の攪拌を十分に行うことができる液体噴射装置を提供することを目的と
する。
積を増大させる増大方向と減少させる減少方向とに変形される。これにより、液体収容室
内の液体に流れを発生することができ、液体収容室内の液体を攪拌することができる。
流れを許容することとする。
を下方から上方に向かって流れ上側開口部から液体収容室内に流出される。そのため、液
体収容室内の下側の液体を効率よく上方に移動させることができる。つまり、液体収容室
内の下側に沈殿した液体を上方に移動することができ、下側の液体と上側の液体とを効果
的に攪拌することができる。
行うことができる。
に備える必要がなくなるため、液体噴射装置の部品点数の増加を抑えることができる。
方向に変形させることができるため、可撓部の上下方向への変形を簡単な構成で行うこと
ができる。
積を増大させる増大方向と減少させる減少方向とに変形させられ、液体収容室内のインク
に流れが発生する。つまり、液体収容室内のインクを攪拌することができる。
以下、本発明の液体噴射装置の第1の実施の形態に係るインクジェットプリンター(以
下、単に、プリンターと記載する。)1について、図1から図3を参照しながら説明をす
る。図1は、プリンター1の全体的な概略の構成を示す平面図である。図2は、液体収容
容器としてのインクカートリッジ2の内部構造およびインクカートリッジ2とプリンター
1との装着部分の概略の構成を示す図である。図3は、図2の切断線A−Aにおける概略
の断面図である。なお、以下の説明において、図1に、図中矢印Xで示す方向を前方(前
側)、その反対側を後方(後側)とし、図中矢印Yで示す方向を左方(左側)、その反対
方向を右方(右側)として説明を行う。
図1に示すように、プリンター1は、外装筐体3、プラテン4、ガイド軸5、キャリッ
ジ6、タイミングベルト7、キャリッジモーター8、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド
9、減圧ポンプ10等が備えられている。
ー11が備えられている。カートリッジホルダー11には、液体収容容器として、顔料イ
ンクが畜容されるインクカートリッジ2が着脱可能に装着されている。インクカートリッ
ジ2は、インク色毎に対応して装着されている。本実施の形態では、たとえば、ブラック
インクが貯留されるインクカートリッジ2Kと、イエローインクが貯留されるインクカー
トリッジ2Yと、マゼンタインクが貯留されるインクカートリッジ2Mと、シアンインク
が貯留されるインクカートリッジ2Cが装着されている。
て架設されており、紙送り機構(図示を省略)により搬送される記録用紙(図示を省略)
を支持するための部材となっている。記録用紙は、主走査方向と直交する方向である副走
査方向(前方)に搬送される。
架設されている。キャリッジ6は、プラテン4と対向する位置において、ガイド軸5に対
して移動可能に貫挿されており、主走査方向に往復移動可能となっている。
れている。キャリッジモーター8は外装筐体3に支持されており、キャリッジモーター8
が駆動されることにより、タイミングベルト7を介してキャリッジ6が駆動され、ガイド
軸5に沿って主走査方向に往復移動される。
それぞれに対応したインク噴射ノズル(図示省略)を備えている。キャリッジ6には、各
インク色(インクカートリッジ2K,2Y,2M,2C)毎に対応するサブタンク12K
,12Y,12M,12Cが備えられている。サブタンク12K,12Y,12M,12
Cは、インクカートリッジ2K,2Y,2M,2Cから供給されるインクを一時的に貯留
し、圧力を調整した状態で記録ヘッド9へと供給するように構成されている。
つまり、インクカートリッジ2Kに対応する減圧ポンプ10Kと、インクカートリッジ2
Yに対応する減圧ポンプ10Yと、インクカートリッジ2Mに対応する減圧ポンプ10M
と、インクカートリッジ2Cに対応する減圧ポンプ10Cが備えられている。各減圧ポン
プ10K,10Y,10M,10Cは、各インクカートリッジ2K,2Y,2M,2C内
のインクをサブタンク12K,12Y,12M,12Cに供給する機能を有し、インク供
給チューブ13を介してインクカートリッジ2K,2Y,2M,2Cとサブタンク12K
,12Y,12M,12Cとに接続されている。減圧ポンプ10が、減圧動作の繰り返し
(減圧動作と大気開放動作との繰り返し)を行い、後述するダイヤフラムポンプ30を動
作させることで、インクカートリッジ2からサブタンク12にインクが供給される。
次に、図2を参照しながら、インクカートリッジ2の内部構造およびプリンター1側の
インクカートリッジ2が装着される部分であるインクカートリッジ装着部14の構造につ
いて説明する。
のインクカートリッジ2Yと、このインクカートリッジ2Yが装着されるプリンター1側
のインクカートリッジ装着部14の構成を示すもので、図1における切断線B−Bにおけ
る構造を概略的に示したものである。図2は、インクカートリッジ装着部14にインクカ
ートリッジ2が装着された状態を示している。他のインクカートリッジ2(2K,2M,
2C)およびこれらのインクカートリッジ装着部14についても同様な構成となっている
。つまり、カートリッジホルダー11には、図2に示すインクカートリッジ装着部14の
構成がインクカートリッジ2毎に設けられている。なお、図2は、矢印X方向がプリンタ
ー1の前方であり、矢印Z方向がプリンター1の上方として描かれている。また、図2は
、紙面に向かって手前がプリンター1の左方として、そして紙面の裏側が右方となるよう
に描かれている。
インクカートリッジ2は、容器体15と、接続部16と、流路形成体17と、可撓部1
8と、2つの逆止弁19,20等を有する。容器体15は、ポリエチレン樹脂等により形
成され、左右方向に扁平した略直方体を呈している。容器体15の内部は、液体収容室と
してのインク収容室21として構成されている。インク収容室21には、顔料インク(液
体)が貯留されている。インクカートリッジ2は、容器体15の扁平方向を左右方向に向
けてカートリッジホルダー11に装着される。
まれ、接続部22をインク収容室21に侵入可能に構成されている。接続部16の接続部
22が刺し込まれる部分は、たとえば、弾性を有するゴム材により形成され、接続部16
の接続部22が刺し込まれた部分が接続部22に密着し、刺し込み部からインクが漏出し
ないように構成されている。
底板部15Cと、左右の側板部15A,15Bを内側(インク収容室21側)において繋
ぐ壁部23とにより構成される。流路形成体17は、開口部24,25を除いて、インク
収容室21から壁部23により隔てられた流路26(図2参照)を形成している。つまり
、流路形成体17は、インク収容室21内に、開口部24と開口部25とを連通する流路
26を形成している。
は、開口部24よりも上方の位置に配置されている。開口部25は、具体的には、たとえ
ば、インク収容室21の高さをHとしたときに、底面部21Aから3/4×Hよりも高い
位置に配置されている。
る。可撓部18は、たとえば、ゴムシートにより形成され、底板部15Cの一部に貫通孔
を形成し、この貫通孔に可撓部18を張設する(可撓部18で塞ぐ)ことで、底板部15
Cの一部に可撓部18が設けられる。
部18との間に配置され、開口部24の外側(インク収容室21側)から流路26の奥側
へのインクの流れを許容する構成となっている。逆止弁20は、可撓部18と開口部25
との間に配置され、流路26側から開口部25を通って流路26の外側(インク収容室2
1側)へのインクの流れを許容する構成となっている。
インクカートリッジ装着部14には、インクカートリッジ2を下側から支持する支持部
27と、パッキン28と、弾性体としてのコイルスプリング29と、接続部22と、液体
供給ポンプとしてのダイヤフラムポンプ30と、流路31と、流路32等が設けられてい
る。
されている。支持部27の上面には、パッキン28およびコイルスプリング29が備えら
れている。パッキン28は、環状を呈し、環の解放方向が上下方向になるように支持部2
7上に配置されている。パッキン28は、たとえば、ゴム材等により形成されている。ま
た、パッキン28は、インクカートリッジ2がインクカートリッジ装着部14に装着され
たときに、インクカートリッジ2の可撓部18の周囲の下面部15Dに当接し、パッキン
28により可撓部18を囲むことができるように配置されている。コイルスプリング29
は、パッキン28の内周側に配置され、インクカートリッジ装着部14にインクカートリ
ッジ2が装着されたときに可撓部18に当接し、可撓部18を上方に付勢することができ
るように備えられている。
する位置には、接続部22が備えられている。接続部22は、内部に中空部が形成される
管体であり、上方の先端部は、接続部16に刺し込みすることができるように針状に形成
されている。接続部16の下端面16Aは、支持部27に当接している。したがって、イ
ンクカートリッジ2は、パッキン28と接続部16を介して支持部27に支持される状態
でインクカートリッジ装着部14に装着される。
30は、ダイヤフラム33と、ダイヤフラム33を挟んで上下に配置される空気室(エア
ーチャンバー)34および液溜め室35と、コイルスプリング36等を有している。ダイ
ヤフラムポンプ30の空気室34は、空気流路37およびパイプ38を介して減圧ポンプ
10に接続されている。また、空気室34の上部には、支持部27の上面に抜け、パッキ
ン28の内周部に形成される空気室39に連通する貫通孔40が形成されている。空気室
39は、可撓部18の下側に形成され、貫通孔40の部分を除いて、可撓部18とパッキ
ン28と支持部27の上面により囲まれる空間であり、パッキン28によりパッキン28
の外側の空間から密閉された空間となっている。
して、空気室34も繰り返し減圧状態に変化し(減圧状態と大気開放状態とに変化し)、
この変化に対応してダイヤフラム33が上下方向に変形する。コイルスプリング36は、
ダイヤフラム33を下方に付勢している。空気室34が減圧状態となるときには、コイル
スプリング36の付勢力に抗してダイヤフラム33が上方に変形する。また、空気室34
が大気開状態となるときには、コイルスプリング36の付勢力によりダイヤフラム33が
下方に変形する。
とインク供給チューブ13とは、流路32により接続されている。流路31には、接続部
22から液溜め室35に向かう流れを許容する逆止弁41が備えられ、また、流路32に
は、液溜め室35からインク供給チューブ13に向かう流れを許容する逆止弁42が備え
られている。したがって、インク収容室21内のインクは、ダイヤフラム33の変形(ダ
イヤフラムポンプ30の動作)により、接続部22から流路31側に吸い出され液溜め室
35に送られる。そして、さらに、液溜め室35から流路32に送り出され、インク供給
チューブ13を介してサブタンク12に向けて送られる。
いて、パッキン28が下面部15Dに密着することができるように、インクカートリッジ
2を下方に付勢した状態で装着される構成となっている。インクカートリッジ装着部14
にインクカートリッジ2が装着された状態では、接続部22がインク収容室21内に侵入
するように接続部16に刺し込まれている。
次に、上述のように構成されるプリンター1のインク収容室21に貯留されるインクの
攪拌動作について説明する。
30が動作する。減圧ポンプ10は、記録ヘッド9からのインクの噴射量等に併せて、所
定のタイミングで減圧動作を繰り返し、ダイヤフラムポンプ30の動作を行う。
れる空気室39と貫通孔40を介して連通している。したがって、ダイヤフラムポンプ3
0が動作し空気室34の気圧が変化すると、この変化に従って、空気室39も減圧状態と
大気開放状態とに変化する。つまり、空気室39が減圧状態のとき、可撓部18は、コイ
ルスプリング29の付勢力に抗して下方に向けて撓むように変形する。減圧ポンプ10お
よびダイヤフラムポンプ30は、減圧状態において、可撓部18をコイルスプリング29
の付勢力に抗して変位することができるように吸引力が設定されている。一方、空気室3
9が大気開放状態のとき、可撓部18は、コイルスプリング29の付勢力により上方に向
けて撓むように変形する。可撓部18の上面側は流路26に面している。したがって、可
撓部18が上下方向に変形することで、流路26の容積が変化する。すなわち、ダイヤフ
ラムポンプ30の動作により、可撓部18の下側に形成される空気室39内の空気圧が増
減し、可撓部18が上下方向に変形することで、流路26内の容積が増減する。
れを許容する構成となっている。そのため、ダイヤフラムポンプ30が大気開放状態から
減圧状態に変化し、流路26の容積が増加すると、インク収容室21内のインクが開口部
24から流路26内に流入する。一方、ダイヤフラムポンプ30が減圧状態から大気開放
状態に変化し、流路26の容積が減少すると、逆止弁19,20の作用により、流路26
内のインクが開口部25からインク収容室21内に流出する。つまり、ダイヤフラムポン
プ30を動作させることで、インク収容室21内に、開口部24から流入し開口部25か
ら流出するインクの流れを形成することができる。
、開口部25は開口部24よりも上方に配置されている。したがって、底面部21A側の
インクを開口部24から流路26内に取り込み、開口部25から流出させることで、底面
部21A側のインクを上方に移動することができる。これにより、底面部21Aにインク
の顔料が沈殿しないようにインク収容室21内のインクを攪拌することができる。上述し
たように、開口部25は、底面部21Aから3/4×Hよりも高い位置に配置されている
。そのため、インク収容室21内のインクを全体に亘って十分攪拌することができる。な
お、開口部25を配置する高さおよび位置、また、開口部24を配置する高さおよび位置
は、インク収容室21の大きさ、インクの量、粘度等を鑑みて設定することが好ましい。
間に配置されているが、コイルスプリング29に換えて、図2に点線で示すように、流路
26内(可撓部18よりも上)に、コイルスプリング29Aを配置するようにしてもよい
。この場合には、コイルスプリング29Aは、可撓部18に対して上方に付勢力が作用す
るように、流路形成体17と可撓部18とに張設して備えられる。
されているが、上下方向に往復移動することができるロッド等をダイヤフラム33に取り
付け、ロッドの往復移動によりダイヤフラム33を直接動作する構成としてもよい。
上述の第1の実施の形態に係るプリンター1の構成に換えて、以下に説明するように、
プリンター1を図4に示す構成としてもよい。なお、以下の説明において、上述の第1の
実施の形態と同様の構成部には、同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
、空気室39内の空気圧を増減させることで、可撓部18が弾性体としてのコイルスプリ
ング29の付勢力に抗して上下方向に変形させられることができるように構成されている
。これに対し、図4に示すように、空気室34と空気室39Aとを連通することなく、減
圧ポンプ10の排気圧により、可撓部18の下側に形成される空気室39A内の空気圧を
増減させることで、可撓部18をコイルスプリング43の付勢力に抗して上下方向に変形
させる構成としてもよい。
気部に連通している。また、空気室39Aは、空気室39と同様に、可撓部18の下側に
形成され、空気流路37Aに連通する貫通孔40Aの部分を除いて、可撓部18とパッキ
ン28と支持部27の上面により囲まれる空間であり、パッキン28によりパッキン28
の外側の空間から密閉された空間となっている。
ように流路26内に配置されている。可撓部18は、減圧ポンプ10の排気圧により空気
室39内の空気圧が増加すると、コイルスプリング43の付勢力に抗して、上方に変位さ
せられる。減圧ポンプ10の排気は、減圧ポンプ10の所定のタイミングで繰り返される
減圧動作に対応して行われる。したがって、減圧ポンプ10の減圧動作に対応して、可撓
部18が上下方向に変形することで、インク収容室21内に、開口部24から流入し開口
部25から流出するインクの流れを形成することができ、インク収容室21内のインクを
攪拌することができる。
3に換えて、図4に点線で示すように、可撓部18と支持部27との間に、コイルスプリ
ング43Aを配置するようにしてもよい。この場合には、コイルスプリング43Aは、可
撓部18に対して下方に付勢力が作用するように、可撓部18と支持部27とに張設して
備えられる。
上述の第2の実施の形態に係るプリンター1の構成に換えて、以下に説明するように、
プリンター1を図5に示す構成としてもよい。なお、以下の説明において、上述の第1の
実施の形態と同様の構成部には、同一の符号を付し、その説明を省略することとする。
18を変形させる構成とされているが、図5に示すように、偏芯カム44をモーター等に
より回転させることで、可撓部18をコイルスプリング43の付勢力に抗して上方に変形
させる構成としてもよい。このように構成した場合には、可撓部18の周囲をパッキン2
8で密閉する必要がないため、インクカートリッジ装着部14の構成を簡単なものとする
ことができる。
ンクの流れを許容する構成となっている。これに対して、逆止弁19,20を、開口部2
5から開口部24に向けてインクの流れを許容する構成としてもよい。このように構成し
た場合には、ダイヤフラムポンプ30を動作させることで、インク収容室21内に、開口
部25から流入し開口部24から流出するインクの流れを形成することができる。開口部
24は、インク収容室21の底面部21Aに沿った位置に配置されている。したがって、
開口部24からインクが流出されることで、底面部21A側に沈殿している顔料を上方に
向けて攪拌することができる。
上述のように本実施の形態に係る液体噴射装置としてのプリンター1は、液体収容容器
としてのインクカートリッジ2が、外装筐体3に対して移動しないように(不動状態)で
装着され、また、インクカートリッジ2に貯留されている液体として顔料インクが液体噴
射ヘッドとしての記録ヘッド9から噴射される。そして、プリンター1は、インクカート
リッジ2の液体収容室としてのインク収容室21内部に備えられる互いに上下の位置関係
で配置される上側開口部25と下側開口部24とを有する流路形成体17と、流路形成体
17の側面の一部に設けられる可撓部18と、流路形成体17により形成される流路26
内であって、可撓部18よりも上側開口部25の側と下側開口部24の側とにそれぞれ配
置され、流路26の一方の方向にインクの流れを許容する逆止弁19,20と、ダイヤフ
ラムポンプ30およびコイルスプリング29等により構成され可撓部18を流路26の容
積を増大させる増大方向と減少させる減少方向とに変形させる可撓部変形手段とを有して
いる。
芯カム44)により、可撓部18が流路26の容積を増大させる増大方向と減少させる減
少方向とに変形されることで、インク収容室21内のインクに流れを発生することができ
る。つまり、インク収容室21内のインクを攪拌することができる。
4から上側開口部25へ向かう流れを許容するように構成されている。
26内を下方から上方に向かって流れ上側開口部25からインク収容室21内に流出され
る。そのため、インク収容室21内の下側のインクを効率よく上方に移動させることがで
きる。つまり、インク収容室21内の下側に沈殿したインクの顔料を上方に移動すること
ができ、顔料が沈殿したインクを効果的に攪拌することができる。
少方向のいずれか一方の方向に付勢力を作用させる弾性体としてのコイルスプリング29
(29A,43,43A)と、可撓部18に対して、コイルスプリング29(29A,4
3,43A)による付勢力に抗する方向にこの付勢力よりも大きな付勢力を繰り返し作用
させる付勢手段としてのダイヤフラムポンプ30(減圧ポンプ10,偏芯カム44)とを
有している。
成で行うことができる。
気圧を増減するポンプであるダイヤフラムポンプ30または減圧ポンプ10を有している
。
に備える必要がなくなるため、プリンター1の部品点数の増加を抑えることができる。
るコイルスプリング43(43A)と、付勢手段として可撓部18を減少方向に変形させ
る偏芯カム44を有する。
成で行うことができる。
としてのインクカートリッジ2が、外装筐体3に対して移動しないように(不動状態で)
装着可能であり、また、インクカートリッジ2が装着されたときに貯留されている液体と
しての顔料インクが液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド9から噴射される。インクカート
リッジ2は、液体収容室としてのインク収容室21の内部に備えられる互いに上下の位置
関係で配置される上側開口部25と下側開口部24とを有する流路形成体17と、流路形
成体17の側面の一部に設けられる可撓部18と、流路形成体17により形成される流路
26内であって可撓部18よりも上側開口部25の側と下側開口部24の側とにそれぞれ
配置され流路26の一方の方向にインクの流れを許容する逆止弁19,20とを有し、プ
リンター1は、可撓部18を流路26の容積を増大させる増大方向と減少させる減少方向
とに変形させる可撓部変形手段を有している。
芯カム44)により、可撓部18が流路26の容積を増大させる増大方向と減少させる減
少方向とに変形されることで、インク収容室21内のインクに流れを発生することができ
る。つまり、インク収容室21内のインクを攪拌することができる。
部18を流路26の容積を増大させる増大方向と減少させる減少方向とに変形させる可撓
部変形手段として、たとえば、ダイヤフラムポンプ30およびコイルスプリング29を備
える液体噴射装置としてのプリンター1に、プリンター1に対して移動しないように(不
動状態)で装着され、液体噴射ヘッドとしての記録ヘッド9から噴射される液体としての
顔料インクが貯留されている。そして、インクカートリッジ2は、液体収容室としてのイ
ンク収容室21の内部に備えられ、互いに上下の位置関係で配置される上側開口部25と
下側開口部24とを有する流路形成体17と、流路形成体17の側面の一部に設けられる
可撓部18と、流路形成体17により形成される流路26内であって、可撓部18と上側
開口部25との間、および可撓部18と下側開口部24との間にそれぞれ配置され、流路
26の一方の方向にインクの流れを許容する逆止弁19,20とを有している。
より流路26の容積を増大させる増大方向と減少させる減少方向とに変形させられ、イン
ク収容室21内のインクに流れが発生する。つまり、インク収容室21内のインクを攪拌
することができる。
たが、この限りではなく、機能材料の粒子が分散されている液状体、ジェルのような流状
体、流体として流して噴射できる固体を記録ヘッド(液体噴射ヘッド)から噴射できる流
体噴射装置としても具現化できる。
) 9 … 記録ヘッド(液体噴射ヘッド) 10 … 減圧ポンプ(付勢手段、ポ
ンプ、可撓部変形手段) 17 … 流路形成体 18 … 可撓部 19 …
逆止弁 20 … 逆止弁 21 … インク収容室(液体収容室) 23 …
15C(側面) 24 … 開口部(下側開口部) 25 … 開口部(上側開口部
) 26 … 流路 29 … コイルスプリング(弾性体、可撓部変形手段)
29A … コイルスプリング(弾性体、可撓部変形手段) 30 … ダイヤフラム
ポンプ(付勢手段、ポンプ、可撓部変形手段) 43 … コイルスプリング(弾性体
、可撓部変形手段) 43A … コイルスプリング(弾性体、可撓部変形手段)
44 … 偏芯カム(付勢手段、可撓部変形手段)
Claims (6)
- 液体収容容器が移動しない状態で装着され、上記液体収容容器に貯留されている液体を液体噴射ヘッドから噴射する液体噴射装置であって、
上記液体収容容器の液体収容室の内部に備えられ、互いに上下の位置関係で配置される上側開口部と下側開口部とを有する流路形成体と、
上記流路形成体の側面の一部に設けられる可撓部と、
上記流路形成体により形成される流路内で上記流路の一方の方向に上記液体の流れを許容する逆止弁と、
前記液体収容容器から前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するために用いられるポンプによって、上記可撓部を上記流路の容積を増大させる増大方向と減少させる減少方向とに変形させる可撓部変形手段と、
を有することを特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1に記載の液体噴射装置であって、
前記逆止弁は、前記液体の前記下側開口部から前記上側開口部へ向かう流れを許容すること、
を特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1または2に記載の液体噴射装置であって、
前記可撓部変形手段は、
前記可撓部に対して前記増大方向または前記減少方向のいずれか一方の方向に付勢力を作用させる弾性体を有し、
前記ポンプは、上記可撓部に対して、上記弾性手段による上記付勢力に抗する方向に上記付勢力よりも大きな付勢力を繰り返し作用させること、
を特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から請求項3のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置であって、
前記ポンプは、前記可撓部の下面側に形成される空気室の空気圧を増減するポンプであること、
を特徴とする液体噴射装置。 - 請求項1から請求項4のうちいずれか一項に記載の液体噴射装置であって、
前記弾性体は、前記可撓部に対して前記増大方向の付勢力を作用させ、
前記ポンプは、偏芯カムの回転により前記可撓部を前記減少方向に変形させることを、特徴とする液体噴射装置。 - 液体噴射装置に移動しない状態で装着され、上記液体噴射装置の液体噴射ヘッドから噴射される液体が貯留される液体収容容器であって、
液体収容室の内部に備えられ、互いに上下の位置関係で配置される上側開口部と下側開口部とを有する流路形成体と、
上記流路形成体の側面の一部に設けられる可撓部と、
上記流路形成体により形成される流路内で上記流路の一方の方向に上記液体の流れを許容する逆止弁と、
を有し、
前記液体収容容器から前記液体噴射ヘッドに前記液体を供給するために用いられるポンプによって上記可撓部を上記流路の容積を増大させる増大方向と減少させる減少方向とに変形させる可撓部変形手段を備える液体噴射装置に装着されること、
を特徴とする液体収容容器。
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