JP5616095B2 - 睫用化粧料 - Google Patents
睫用化粧料 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5616095B2 JP5616095B2 JP2010082686A JP2010082686A JP5616095B2 JP 5616095 B2 JP5616095 B2 JP 5616095B2 JP 2010082686 A JP2010082686 A JP 2010082686A JP 2010082686 A JP2010082686 A JP 2010082686A JP 5616095 B2 JP5616095 B2 JP 5616095B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- fatty acid
- dextrin
- acid
- carbon atoms
- mol
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Landscapes
- Cosmetics (AREA)
Description
通常睫用化粧料は、ワックス等の固形状油性成分、樹脂や合成高分子等の皮膜形成剤、粉体を中心として構成されおり、消費者の要求に合わせた機能性を持たせるために各種成分の配合検討が行われてきた。睫用化粧料では、皮膜形成剤は、睫に付着しやすく十分なボリューム効果を与えることと、カールキープ効果に優れることが求められており、べたつきが強く、形成した皮膜が硬いものが用いられてきた。また、塗布部に特徴があるため、化粧料の粘度を睫につけやすくたれ落ちない程度に保つことも重要であり、油性ゲル化剤等の粘度調整剤を用いて使用性の向上をはかってきた。
一方、油性化粧料において、デキストリン脂肪酸エステルは油ゲル化剤として開発され(例えば、特許文献1参照)、睫用化粧料においても、樹脂と組み合わせて、付着性や使用性、経時安定性の向上を得ている技術がある(例えば、特許文献1、2参照)。このようにデキストリン脂肪酸エステルは油ゲル化剤として利用されてきたため、皮膜形成剤として開発検討されることはなかった。
そこで、新規な皮膜形成剤の開発と、重ねづけしても、ボリューム効果、化粧膜の均一性、カールキープ効果、化粧膜の柔軟性に優れる睫用化粧料の開発が望まれていた。
新規なデキストリン脂肪酸エステルと油性成分を配合することにより、ボリューム効果、化粧膜の均一性、カールキープ効果、化粧膜の柔軟性に優れ、重ねづけしていく際も塗布体と睫がひっかかることなくなめらかな使用感を与え、重ねづけすることによってさらに効果が上がり、しかも速乾性があり、睫が束づかず毛量が増加したかのように見える効果が得られ、睫用化粧料の樹脂として用いると非常に有用性が高いことを見出し、本発明を完成するに至った。
(1)デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルと、油性成分とを配合することを特徴とする睫用化粧料に関するものである。
(2)デキトスリンの水酸基に、全脂肪酸誘導体に対して、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を0mol%以上50mol%未満を含有する脂肪酸誘導体を反応させて得たデキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、グルコース単位当りの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルと、油性成分とを配合することを特徴とする睫用化粧料に関するものである。
(3)デキトスリンの水酸基に、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上とを反応させ、次いで、その生成物と炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を反応させて得たデキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、全脂肪酸誘導体に対して、該炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、該炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、該炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び該炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を0mol%以上50mol%未満反応させたものであり、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、グルコース単位当りの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルと、油性成分とを配合することを特徴とする睫用化粧料に関するものである。
(4)前記デキストリン脂肪酸エステルを構成する分岐飽和脂肪酸が、炭素数12〜22の分岐飽和脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする上記(1)〜(3)のいずれかに記載の睫用化粧料、
(5)前記デキストリン脂肪酸エステルが、ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm2/sである流動パラフィンをゲル化しないことを特徴とする上記(1)〜(4)のいずれかに記載の睫用化粧料、
(6)前記デキストリン脂肪酸エステルを40質量%含有する軽質流動イソパラフィン溶液をガラス板に400μm厚のアプリケーターで成膜し、乾燥させた皮膜に、テクスチャーアナライザーを用いて100gの荷重をかけ、10秒保持後に0.5mm/秒で離したときの接触点にかかる荷重変化(最大応力値)が30〜1000gであるデキストリン脂肪酸エステルであること特徴とする上記(1)〜(5)のいずれかに記載の睫用化粧料、
(7)前記油性成分が揮発性油であること特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の睫用化粧料、
(8)前記油性成分が固形油であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の睫用化粧料、
(9)前記油性成分が油溶性樹脂であることを特徴とする上記(1)〜(6)のいずれかに記載の睫用化粧料、
(10)前記油溶性樹脂がロジンとモノ−、ジ−、トリのいずれかのグリセリンのエステルであって、該ロジンが不均化及び/又は水添されているロジンエステル化合物であることを特徴とする上記(9)に記載の睫用化粧料に関するものである。
本発明の睫用化粧料に使用されるデキストリン脂肪酸エステルは、デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が全脂肪酸に対して炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸を50mol%より多く含有するグルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0である新規な物質で、睫に塗布した際に皮膜を形成することができるものである。(以下、単に「新規なデキストリン脂肪酸エステル」ということもある。)
(1)新規なデキストリン脂肪酸エステルを液状油に混合したときに液状油がゲル化しない。
「液状油がゲル化しない」とは、ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm2/sである流動パラフィンを液状油とする場合、デキストリン脂肪酸エステルを5質量%(以下単に「%」で示す。)含有する該流動パラフィンを100℃で溶解し、24時間後25℃で粘度を測定したとき、粘度が、Yamco DIGITAL VISCOMATE粘度計VM−100A(振動式)(山一電機社製)の検出限界以下であることを意味する。なお、ゲル化する場合には、粘度が検出されることで確認できる。
「タック性」を、支持体に該デキストリン脂肪酸エステルを塗布し、もうひとつの支持体を相互に離れた状態から面接触させた後に、後退させて別離させ、後退を開始してから完全に別離するまでの接触点にかかる荷重変化(最大応力値)で表す場合、該デキストリン脂肪酸エステルを40質量%含有する軽質流動イソパラフィン溶液をガラス板に400μm厚のアプリケーターで成膜し、乾燥させた皮膜に、テクスチャーアナライザー、たとえば、テクスチャーアナライザーTA.XTplus(Stable Micro Systems社製)を用いて、プローブとして直径12.5mm円柱状のポリアセタール樹脂(Delrin(登録商標)デュポン社製)製プローブを使用し、100gの荷重をかけ10秒保持後に0.5mm/秒で離したときの荷重変化、すなわちタック性が30〜1,000gである。
該炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸としては、例えば、イソ酪酸、イソ吉草酸、2−エチル酪酸、エチルメチル酢酸、イソヘプタン酸、2−エチルヘキサン酸、イソノナン酸、イソデカン酸、イソトリデカン酸、イソミリスチン酸、イソパルミチン酸、イソステアリン酸、イソアラキン酸、イソヘキサコサン酸等が挙げられ、これらの1種又は2種以上を適宜選択又は組み合わせて使用することができる。これらのうち、炭素数12〜22のものが好ましく、特にイソステアリン酸が好ましく、構造の違い等の限定は特にない。
本発明において、イソステアリン酸とは、分岐したステアリン酸の1種、又は2種以上の混合物を意味する。例えば5,7,7−トリメチル−2−(1,3,3−トリメチルブチル)−オクタン酸は、イソブチレン2量体のオキソ反応により炭素数9の分岐アルデヒドとし、次いでこのアルデヒドのアルドール縮合により炭素数18の分岐不飽和アルデヒドとし、次いで水素添加、酸化することにより製造することができ(以下、「アルドール縮合型」と略す)、これは例えば日産化学工業社より市販されている。2−ヘプチルウンデカン酸はノニルアルコールをガーベット反応(Guerbet反応、ゲルベ反応ともいう)により二量化し、酸化することにより製造することができ、これは例えば三菱化学社より市販されており、分岐位置の若干異なる類似混合物として、日産化学工業社より市販され、さらに出発アルコールが直鎖飽和ではない2箇所メチル分岐したタイプも同様に日産化学工業社より市販されている(以下総じて「ガーベット反応型」と略す)。また、メチル分岐イソステアリン酸は、例えばオレイン酸のダイマー製造時の副産物として得られるもので〔例えばJ.Amer.Oil Chem.Soc.,51,522(1974)に記載〕、例えば米国エメリー社などから市販されていたものがあげられる(以下「エメリー型」と略す)。エメリー型イソステアリン酸の出発物質であるダイマー酸のさらに出発物質は、オレイン酸だけでなく、リノール酸、リノレン酸等も含まれる場合がある。本発明においては特にこのエメリー型がより好ましい。
デキストリンイソ酪酸エステル
デキストリンエチルメチル酢酸エステル
デキストリンイソヘプタン酸エステル
デキストリン2−エチルヘキサン酸エステル
デキストリンイソノナン酸エステル
デキストリンイソデカン酸エステル
デキストリンイソパルミチン酸エステル
デキストリンイソステアリン酸エステル
デキストリンイソアラキン酸エステル
デキストリンイソヘキサコサン酸エステル
デキストリン(イソ吉草酸/イソステアリン酸)エステル
デキストリン(イソ酪酸/カプリル酸)エステル
デキストリン(2−エチルヘキサン酸/カプリル酸)エステル
デキストリン(イソアラキン酸/カプリル酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/カプリル酸)エステル
デキストリン(エチルメチル酢酸/ラウリン酸)エステル
デキストリン(2−エチルヘキサン酸/ラウリン酸)エステル
デキストリン(イソヘプタン酸/ラウリン酸/ベヘン酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/ミリスチン酸)エステル
デキストリン(イソヘキサコサン酸/ミリスチン酸)エステル
デキストリン(2−エチルヘキサン酸/パルミチン酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/パルミチン酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/イソ吉草酸/パルミチン酸)エステル
デキストリン(イソノナン酸/パルミチン酸/カプロン酸)エステル
デキストリン(2−エチルヘキサン酸/パルミチン酸/ステアリン酸)エステル
デキストリン(イソデカン酸/パルミチン酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/ステアリン酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/アラキン酸)エステル
デキストリン(2−エチルヘキサン酸/アラキン酸)エステル
デキストリン(2−エチル酪酸/ベヘン酸)エステル
デキストリン(イソノナン酸/リノール酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/アラキドン酸)エステル
デキストリン(イソパルミチン酸/カプリル酸/リノール酸)エステル
デキストリン(イソステアリン酸/ステアリン酸/オレイン酸)エステル
デキストリン(イソアラキン酸/パルミチン酸/ショールムーグリン酸)エステル
次に、本発明に用いられる新規なデキストリン脂肪酸エステルの製造方法について説明する。
製造方法としては、特に限定されず、公知の製法を採用することができるが、たとえば以下のようにして製造することができる。
その場合、全脂肪酸誘導体に対して炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、その他の脂肪酸誘導体を全脂肪酸誘導体に対して0mol%以上50mol%未満使用する。
(1)及び(2)のいずれの場合も、まず、デキストリンを反応溶媒に分散し、必要に応じて触媒を添加する。これに、上記脂肪酸のハロゲン化物、酸無水物等を添加して反応させる。(1)の製造法の場合は、これらの酸を混合して同時に添加反応させ、(2)の製造法の場合は、まず反応性の低い分岐飽和脂肪酸誘導体を反応させた後、次いでその他の脂肪酸誘導体を添加反応させる。
具体的には、エチレン・プロピレンコポリマー、セレシン、パラフィンワックス、モンタンワックス、フィッシャートロプシュワックス、マイクロクリスタリンワックス、水添マイクロクリスタリン、流動パラフィン、スクワラン、ワセリン、ポリイソブチレン、ポリブテン、軽質流動イソパラフィン、イソドデカン等の炭化水素類、水添アビエチン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリスリット等のテルペン系樹脂、アクリル−シリコーングラフト共重合体、トリメチルシロキシケイ酸、アクリル酸アルキルジメチコン共重合体等のシリコーン系樹脂、キャンデリラレジン等のワックス樹脂分、ポリビニルイソブチルエーテル、ポリイソブチレン等の炭化水素系樹脂等の油溶性樹脂類、オリーブ油、ヒマシ油、ホホバ油、ミンク油、マカデミアンナッツ油等の油脂類、ミツロウ、カルナウバワックス、キャンデリラワックス、ゲイロウ等のロウ類、セチルイソオクタネート、ミリスチン酸イソプロピル、パルミチン酸イソプロピル、ミリスチン酸オクチルドデシル、トリオクタン酸グリセリル、ジイソステアリン酸ポリグリセリル、トリイソステアリン酸ジグリセリル、トリベヘン酸グリセリル、ロジン酸ペンタエリトリットエステル、ジオクタン酸ネオペンチルグリコール、コレステロール脂肪酸エステル、N−ラウロイル−L−グルタミン酸ジ(コレステリル・ベヘニル・オクチルドデシル)等のエステル類、オレイン酸、パルミチン酸、ミリスチン酸、ステアリン酸、イソステアリン酸等の脂肪酸類、ステアリルアルコール、セチルアルコール、ラウリルアルコール、オレイルアルコール、イソステアリルアルコール、ベヘニルアルコール等の高級アルコール類、低重合度ジメチルポリシロキサン、高重合度ジメチルポリシロキサン、メチルトリメチコン、メチルフェニルポリシロキサン、デカメチルシクロペンタシロキサン、オクタメチルシクロテトラシロキサン、ポリエーテル変性ポリシロキサン、ポリオキシアルキレン・アルキルメチルポリシロキサン・メチルポリシロキサン共重合体、架橋型オルガノポリシロキサン、フッ素変性ポリシロキサン等のシリコーン類、パーフルオロデカン、パーフルオロオクタン、パーフルオロポリエーテル等のフッ素系油類、ラノリン、酢酸ラノリン、ラノリン脂肪酸イソプロピル、ラノリンアルコール等のラノリン誘導体、デキストリン脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、デンプン脂肪酸エステル、イソステアリン酸アルミニウム、ステアリン酸カルシウム等の油性ゲル化剤類等が挙げられる。これらの油性成分は必要に応じて1種又は2種以上用いることができる。
これらの中でも、揮発性油、固形油、油溶性樹脂が、好ましく用いられる。
本発明において揮発性油の配合量は、特に限定されないが、油性、油中水型では10〜70%が好ましく、20〜60%が更に好ましい。また、水中油型では、配合しない場合もあるが、0.5〜30%が好ましく、1〜20%が更に好ましい。この範囲であると、塗布時はなめらかな使用感でありながらも、乾燥速度が適切であることから均一かつ強度にも優れる化粧膜を形成し、カールキープ効果に優れる点で好ましい。
本発明において固形油の配合量は、特に限定されないが、油性、油中水、水中油型において5〜40%が好ましく、10〜30%が更に好ましい。この範囲であるとボリューム効果およびカールキープ効果が飛躍的に向上する。
本発明において油溶性樹脂の配合量は、特に限定されないが、固形分濃度として油性、油中水型において0.5〜25%が好ましく、1〜15%が更に好ましい。また、水中油型では0.1〜10%が好ましく、0.5〜5%が更に好ましい。この範囲であるとボリューム効果およびカールキープ効果が飛躍的に向上するとともに、均一性の高い化粧膜が得られる。
非イオン界面活性剤としては、例えば、グリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリグリセリン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、プロピレングリコール脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビタン脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ソルビトールの脂肪酸エステル及びそのアルキレングリコール付加物、ポリアルキレングリコール脂肪酸エステル、蔗糖脂肪酸エステル、ポリオキシアルキレンアルキルエーテル、グリセリンアルキルエーテル、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル、ポリオキシエチレン硬化ヒマシ油、ラノリンのアルキレングリコール付加物、ポリオキシアルキレンアルキル共変性シリコーン、ポリエーテル変性シリコーン等が挙げられる。
アニオン界面活性剤としては、例えば、ステアリン酸、ラウリン酸のような脂肪酸の無機及び有機塩、アルキルベンゼン硫酸塩、アルキルスルホン酸塩、α−オレフィンスルホン酸塩、ジアルキルスルホコハク酸塩、α−スルホン化脂肪酸塩、アシルメチルタウリン塩、N−メチル−N−アルキルタウリン塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル硫酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル硫酸塩、アルキル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルエーテル燐酸塩、ポリオキシエチレンアルキルフェニルエーテル燐酸塩、N−アシルアミノ酸塩、N−アシル−N−アルキルアミノ酸塩、ο−アルキル置換リンゴ酸塩、アルキルスルホコハク酸塩等が挙げられる。
カチオン界面活性剤としては、例えば、アルキルアミン塩、ポリアミン及びアルカノールアミン脂肪酸誘導体、アルキル四級アンモニウム塩、環式四級アンモニウム塩等が挙げられる。
両性界面活性剤としては、アミノ酸タイプやベタインタイプのカルボン酸型、硫酸エステル型、スルホン酸型、リン酸エステル型のものがあり、人体に対して安全とされるものが使用できる。例えば、N,N−ジメチル−N−アルキル−N−カルボキシルメチルアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキルアミノアルキレンカルボン酸、N,N,N−トリアルキル−N−スルフォアルキレンアンモニウムベタイン、N,N−ジアルキル−N,N−ビス(ポリオキシエチレン硫酸)アンモニウムベタイン、2−アルキル−1−ヒドロキシエチル−1−カルボキシメチルイミダゾリニウムベタイン、レシチン等が挙げられる。これらの界面活性剤は、必要に応じ、1種又は2種以上を使用することができる。
例えば、アクリル酸アルキル共重合体エマルション、アクリル酸アルキル・スチレン共重合体エマルション、ポリ酢酸ビニルエマルション、ビニルピロリドン・スチレン共重合体エマルション等が挙げられ、市販品としては、YODOSOL32A707、YODOSOL GH810F、YODOSOL GH800F(アクゾノーベル社製)、プレキシトール B−500(ROHM GMBH社製)、リカボンドET−F527(中央理科工業社製)、ビニブラン1080、ビニブラン1128C,ビニブラン1080M,ビニブラン1080T、ビニブランGV−5651、ビニブラン1108S/W(日信化学工業社製)、ANTARA430(ISP社製)が挙げられる。これらのポリマーエマルションは、必要に応じ、1種又は2種以上を使用することができる。
また、これら粉体は1種又は2種以上の複合化したものを用いても良く、フッ素化合物、シリコーン系油剤、金属石ケン、ロウ、界面活性剤、油脂、炭化水素等を用いて公知の方法により表面処理を施したものであっても良い。
長さは特に制限されないが、一般的には、0.1〜10mmが好ましく、0.3〜7mmが更に好ましく用いられる。太さは一般的には0.1〜20テックス(以下、単に「T」と示す。)が好ましく、更に好ましくは0.3〜15Tである。これらの繊維は材質、太さ、長さの異なる1種又は2種以上を用いることができる。
繊維の断面の形状は特に限定されないが、円状、楕円状、多角形、井形、T型、Y型等いずれのものも使用することができる。
更に、これらの繊維は、必要に応じて着色剤で着色したり、表面処理を施したりして使用される。表面処理剤の種類としてはフッ素化合物、シリコーン油、粉体、油剤、ゲル化剤、エマルションポリマー、界面活性剤等があり、1種又は2種以上を用いることができる。
以下に本発明に用いる新規なデキストリン脂肪酸エステルの参考製造例を示す。また、下記方法で置換度、構成脂肪酸のmol%、粘度、タック性を測定した。
参考製造例のデキストリン脂肪酸エステルのIRスペクトルを測定し、アルカリ分解後の脂肪酸量とガスクロマトグラフィーから、置換度と、構成脂肪酸のmol%を求めた。
各試料(参考製造例のデキストリン脂肪酸エステル)を5質量%含有する流動パラフィンを100℃で溶解し、室温(25℃)まで冷却する。25℃の恒温槽で24時間保温し、以下の測定機器を用いて粘度を測定した。
尚、流動パラフィンはASTM D445測定方法による40℃の動粘度が8mm2/sのものを使用した。
[測定機器]Yamco DIGITAL VISCOMATE MODEL VM−100A(山一電機社製)
各試料(参考製造例のデキストリン脂肪酸エステル)をIPクリーンLX(軽質流動イソパラフィン)に40%溶解した溶液を、ガラス板に400μm厚のアプリケーターで塗布し、その皮膜を室温24時間乾燥後、70℃で12時間保存後、室温25℃において、乾燥したもののタック性を、以下に示す機器および条件で評価した。
[測定機器]テクスチャーアナライザーTA.XTplus(Stable Micro Systems社製)
[プローブ]1/2 Cyl.Delrin(ポリアセタール樹脂(POM))P/0.5)、直径12.5mm円柱状
[測定条件]Test Speed:0.5mm/sec, Applied Force:100g, Contact Time:10sec
平均グルコース重合度30のデキストリン21.41g(0.132mol)をジメチルホルムアミド71g、3−メチルピリジン62g(0.666mol)とからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソステアリン酸クロライド(エメリー型)120g(0.396mol)を30分かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質107gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸60mol%)
尚、エメリー型の出発原料はコグニス社製のEMARSOL873を用いた。本原料の脂肪酸組成は分岐飽和脂肪酸が60mol%、その他の脂肪酸が40mol%(パルミチン酸10mol%を含む)のものを用いた。(以下同様)
置換度は2.2、分岐飽和脂肪酸60mol%、その他の脂肪酸40mol%(内パルミチン酸10mol%)、粘度は0mPa・s、タック性は161gであった。
参考製造例1記載の原料・方法に準じ、
参考製造例2は、平均グルコース重合度30のデキストリン0.132molに対し、イソステアリン酸クロライド(エメリー型)を0.172mol用い、デキストリンイソステアリン酸(エメリー型)エステルを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸60mol%)
置換度1.0、分岐飽和脂肪酸60mol%、その他の脂肪酸40mol%(内パルミチン酸10mol%)、粘度は0mPa・s、タック性は35gであった。
参考製造例3は、平均グルコース重合度30のデキストリン0.132molに対し、イソステアリン酸クロライド(エメリー型)を0.224mol用い、デキストリンイソステアリン酸(エメリー型)エステルを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸60mol%)
置換度1.4、分岐飽和脂肪酸60mol%、その他の脂肪酸40mol%(内パルミチン酸10mol%)、粘度は0mPa・s、タック性は45gであった。
参考製造例4は平均グルコース重合度30のデキストリン0.132molに対し、イソステアリン酸クロライド(エメリー型)を0.502mol用い、デキストリンイソステアリン酸(エメリー型)エステルを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸60mol%)
置換度2.6、分岐飽和脂肪酸60mol%、その他の脂肪酸40mol%(内パルミチン酸10mol%)、粘度は0mPa・s、タック性は750gであった。
イソステアリン酸クロライド(エメリー型)の代わりにイソステアリン酸クロライド(ガーベット反応型)を用いた以外は参考製造例1と同様に作成し、淡黄色の樹脂状物質80gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸100mol%)
尚、ガーベット反応型の出発原料は日産化学工業社製のファインオキソコール イソステアリン酸−Nを用いた。
置換度は1.8、イソステアリン酸100mol%、粘度は0mPa・s、タック性は173gであった。
イソステアリン酸クロライド(エメリー型)の代わりにイソステアリン酸クロライド(アルドール縮合型)を用いた以外は参考製造例1と同様に作成し、淡黄色の樹脂状物質60gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸100mol%)
尚、アルドール縮合型の出発原料は日産化学工業社製のファインオキソコール イソステアリン酸を用いた。
置換度は1.2、イソステアリン酸100mol%、粘度は0mPa・s、タック性は61gであった。
平均グルコース重合度150のデキストリン51.28gをジメチルホルムアミド150g、ピリジン60gとからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソアラキン酸クロライド132gとパルミチン酸クロライド12gの混合物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質145gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸90mol%)
置換度は1.1、イソアラキン酸85mol%、パルミチン酸15mol%、粘度は0mPa・s、タック性は45gであった。
平均グルコース重合度5のデキストリン34.19gを3−メチルピリジン215gに70℃で分散させ、イソ酪酸クロライド50g及びカプリン酸クロライド60gの混合物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をエタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質98gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸60mol%)
置換度は2.9、イソ酪酸63mol%、カプリン酸37mol%、粘度は0mPa・s、タック性は255gであった。
平均グルコース重合度100のデキストリン23.62gをジメチルホルムアミド71g、3−メチルピリジン62gとからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソパルミチン酸クロライド100gを30分間滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質90gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸100mol%)
置換度は2.0、イソパルミチン酸100mol%、粘度は0mPa・s、タック性は204gであった。
平均グルコース重合度20のデキストリン36.34gをジメチルホルムアミド120g、3−メチルピリジン62gとからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソノナン酸クロライド41g及びステアリン酸クロライド58gの混合物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質95gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸55mol%)
置換度は1.6、イソノナン酸51mol%、ステアリン酸49mol%、粘度は0mPa・s、タック性は64gであった。
平均グルコース重合度20のデキストリン54.56gをジメチルホルムアミド150g、3−メチルピリジン130gとからなる混合溶媒に70℃で分散させ、2−エチルヘキサン酸クロライド147g、次いでベヘン酸クロライド36gを計30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質95gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸90mol%)
置換度は2.3、2−エチルヘキサン酸95mol%、ベヘン酸5mol%、粘度は0mPa・s、タック性は138gであった。
平均グルコース重合度20のデキストリン22.56gをジメチルホルムアミド71g、3−メチルピリジン70gとからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソパルミチン酸クロライド110g及び無水酢酸10gの混合物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質96gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸80mol%)
置換度は2.8、イソパルミチン酸79mol%、酢酸21mol%、粘度は0mPa・s、タック性は430gであった。
平均グルコース重合度40のデキストリン19.99gをジメチルホルムアミド71g、3−メチルピリジン62gとからなる混合溶媒に70℃で分散させ、イソステアリン酸クロライド(エメリー型)108gとオレイン酸クロライド12gの混合物を30分間かけて滴下した。滴下終了後、反応温度を80℃として5時間反応させた。反応終了後、反応液をメタノールに分散させ、上層を除去した。半固形分をメタノールで数回洗浄後、乾燥して淡黄色の樹脂状物質88gを得た。(仕込み時分岐飽和脂肪酸54mol%)
置換度は2.2、分岐飽和脂肪酸54mol%、その他の脂肪酸46mol%(内オレイン酸10mol%)、粘度は0mPa・s、タック性は350gであった。
表1に示す処方の油性マスカラを下記製法に従って調製し、a.ボリューム効果、b.化粧膜の均一性、c.カールキープ効果、d.化粧膜の柔軟性を下記の評価方法により評価した。その結果も併せて表1に示す。
*2:IPソルベント 1620MU(出光興産社製)
*3:レオパール TT2(千葉製粉社製)
*4:パインクリスタル KE−311(荒川化学工業社製)
*5:キャンデリラ樹脂E―1(日本ナチュラルプロダクツ社製)
*6:KF7312J(信越化学工業社製)(固形分50%デカメチルシクロペンタシロキサン溶液)
*7:BENTONE 27V(ELEMENTIS社製)
*8:AEROSIL 200(日本アエロジル社製)
*9:ジメチルポリシロキサン5%処理
A.成分(1)〜(8)を約110℃に加熱し、均一に混合する。
B.Aに(9)〜(12)を添加し、均一に混合する。
C.Bを室温まで冷却し、塗布具付き容器に充填して油性マスカラを得た。
a〜dの項目について、各試料について専門パネル20名による使用テストを行った。各試料を20回睫に塗布し(重ねづけ)、パネル各人が下記絶対評価にて6段階に評価し、評点をつけ、パネル全員の評点合計からその平均値を算出し、下記4段階判定基準により判定した。
尚、評価項目a.b.d.は塗布直後を評価し、評価項目cについては、試料を睫に塗布し、パネルに通常の生活をしてもらい、8時間後の化粧効果について評価した。
<評価項目>
a.ボリューム効果
b.化粧膜の均一性
c.カールキープ効果
d.化粧膜の柔軟性
<6段階絶対評価>
(評点):(評価)
5:非常に良い
4:良い
3:やや良い
2:普通
1:やや悪い
0:悪い
<4段階判定基準>
◎:4点以上 :非常に良好
○:3点以上で4点未満 :良好
△:1.5点以上で3点未満 :やや不良
×:1.5点未満 :不良
これに対して、油性成分のみを配合して、新規なデキストリン脂肪酸エステルを配合しない比較例1では、睫に対する付着性と化粧膜の強度が弱いために、重ね付けしてもボリューム効果とカールキープ効果が著しく低下するとともに、マスカラ液が睫に均一かつ密に付着していかないため化粧膜の均一性にも欠けていた。
新規なデキストリン脂肪酸エステルの代わりに、従来の皮膜形成樹脂を配合した比較例2では、べとつきが大きいため重ね付けしたときの均一性が損なわれるとともに、化粧膜の柔軟性にも欠けていた。
新規なデキストリン脂肪酸エステルの代わりに、従来のデキストリン脂肪酸エステルを配合した比較例3では、睫に対する付着性と化粧膜の強度が弱いために、重ね付けしてもボリューム効果とカールキープ効果が著しく低下するとともに、マスカラ液が睫に均一かつ密に付着していかないため化粧膜の均一性にも欠けていた。
表2に示す処方の水中油型マスカラを下記製法に従って調製し、a.ボリューム効果、b.化粧膜の均一性、c.カールキープ効果、d.化粧膜の柔軟性を実施例1〜6及び比較例1〜3の評価方法を用いて評価した。その結果も併せて表2に示す。
*11:ビニブラン1080(固形分42〜48%)(ポリマーラテックス社製)
*12:YODOSOL GH810F(固形分50%)(アクゾノーベル社製)
*13:AEROSIL300(日本アエロジル社製)
A.成分(1)〜(8)を80℃で均一に加熱溶解する。
B.成分(9)〜(17)を均一に混合し80℃に加熱する。
C.BにAを加え乳化する。
D.Cを室温まで冷却し、塗布具付き容器に充填し水中油型マスカラを得た。
これに対して、油性成分のみを配合して新規なデキストリン脂肪酸エステルを含有しない比較例4では、睫に対する付着性と化粧膜の強度が弱いために、重ね付けしてもボリューム効果とカールキープ効果が著しく低下するとともに、マスカラ液が睫に均一かつ密に付着していかないため化粧膜の均一性にも欠けていた。
新規なデキストリン脂肪酸エステルの代わりに、従来の皮膜形成樹脂を配合した比較例5では、睫に対する付着性が弱いために重ね付けしても十分なボリューム効果が得られず、マスカラ液が睫に均一かつ密に付着していかないため化粧膜の均一性にも欠けており、化粧膜は剛直で柔軟性に乏しいものであった。
新規なデキストリン脂肪酸エステルの代わりに、従来のデキストリン脂肪酸エステルを配合した比較例6では、睫に対する付着性と化粧膜の強度が弱いために、重ね付けしてもボリューム効果とカールキープ効果が著しく低下するとともに、マスカラ液が睫に均一かつ密に付着していかないため化粧膜の均一性にも欠けていた。
実施例13:油性マスカラ(ロングタイプ、ゲル状)
(成分) (%)
(1)デキストリンイソステアリン酸(エメリー型)エステル *14 0.5
(2)トリメチルシロキシケイ酸溶液 *6 5
(3)水添アビエチン酸グリセリル *4 5
(4)カルナウバワックス 10
(5)マイクロクリスタリンワックス *15 5
(6)水添ポリデセン *16 2
(7)軽質流動イソパラフィン *2 残量
(8)有機変性ベントナイト *7 3
(9)タルク 10
(10)ポリプロピレン繊維 *17 2
(11)ポリエチレンテレフタレート・ナイロン−66混合繊維 *18 1
(12)パラオキシ安息香酸メチルエステル 0.1
(13)フェノキシエタノール 0.1
(14)香料 0.2
*14:参考製造例3で得たデキストリンイソステアリン酸エステル
*15:MULTIWAX W−835 MYCROCRYSTALLINEWAX(SONNEBORN社製)
*16:Silkflo 364NF Polydecene(Lipo Chemicals社製)
*17:10T、3mm
*18:15T、0.5mm
(製法)
A.成分(1)〜(7)を約110℃で加熱混合し均一にする。
B.成分(8)〜(14)をAに加え均一に混合する。
C.Bを容器に充填し、油性マスカラを得た。
以上のようにして得られた油性マスカラ(ロングタイプ、ゲル状)は、1回塗布しただけでもボリューム効果、化粧膜の均一性、カールキープ効果、化粧膜の柔軟性に優れているが、さらなる化粧効果を得るために重ねづけしていく際も塗布体と睫がひっかかることなくなめらかに塗布できることから使用感がよく、重ねづけすることによってさらに効果が上がり、しかも速乾性があり、睫が束づかず毛量が増加したかのように見える効果が得られた。
(成分) (%)
(1)デキストリンイソ酪酸/カプリン酸エステル *19 3
(2)ロジン酸ペンタエリスリトール 10
(3)キャンデリラレジン *5 1
(4)ポリビニルピロリドン 0.1
(5)軽質流動イソパラフィン *2 残量
(6)デキストリン脂肪酸エステル *20 2
(7)煙霧状無水ケイ酸 *21 8
(8)有機変性ベントナイト *7 2
(9)チタン・酸化チタン焼結物 *22 5
(10)マイカ 5
(11)1,3−ブチレングリコール 8
(12)精製水 3
(13)香料 0.1
*19:製造例8で得たデキストリンイソ酪酸/カプリン酸エステル
*20:レオパールTL2(千葉製粉社製)
*21:AEROSIL R974(日本アエロジル社製)
*22:TILACK D(赤穂化成社製)
(製法)
A.成分(1)〜(10)を100℃に加熱溶解し、常温になるまで冷却する。その後、成分(11)〜(13)を加えて乳化する。
B.Aを容器に充填して製品とする。
以上のようにして得られた油中水型マスカラ(クリーム状)は、1回塗布しただけでもボリューム効果、化粧膜の均一性、カールキープ効果、化粧膜の柔軟性に優れているが、さらなる化粧効果を得るために重ねづけしていく際も塗布体と睫がひっかかることなくなめらかに塗布できることから使用感がよく、重ねづけすることによってさらに効果が上がり、しかも速乾性があり、睫が束づかず毛量が増加したかのように見える効果が得られた。
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 2
(2)ミリスチン酸 1
(3)カルナウバワックス 5
(4)デキストリン2−エチルヘキサン酸/ベヘン酸エステル *23 10
(5)キャンデリラワックス *24 5
(6)モノステアリン酸グリセリル 1
(7)セトステアリルアルコール 0.5
(8)ショ糖脂肪酸エステル 2
(9)モノオレイン酸ポリオキシエチレンソルビタン(20E.O) 1.5
(10)セスキオレイン酸ソルビタン 0.5
(11)黒酸化鉄 5
(12)無水ケイ酸 0.1
(13)トリエタノールアミン 1.2
(14)1,2−ペンタンジオール 5
(15)パラオキシ安息香酸エステル 0.2
(16)アクリル酸アルキルコポリマーエマルション *25 10
(17)酢酸ビニル重合体エマルション *11 0.5
(18)シャクヤクエキス 0.03
(19)ナイロンファイバー *26 1
(20)ポリエチレンテレフタレート・ナイロン−66混合繊維 *27 3
(21)精製水 残量
*23:参考製造例11で得たデキストリン2−エチルヘキサン酸/ベヘン酸エステル
*24:高融点キャンデリラワックスFR100(日本ナチュラルプロダクツ社製)
*25:YODOSOLGH800F(固形分45%)(アクゾノーベル社製)
*26:3T、2mm
*27:15T、0.5mm
(製法)
A.成分(1)〜(12)を110℃に加熱溶解し、均一に混合する。
B.成分(13)〜(21)を均一に混合する。
C.AにBを加え、80℃で乳化する。
以上のようにして得られた水中油型マスカラ(ロングタイプ、クリーム状)は1回塗布しただけでもボリューム効果、化粧膜の均一性、カールキープ効果、化粧膜の柔軟性に優れているが、さらなる化粧効果を得るために重ねづけしていく際も塗布体と睫がひっかかることなくなめらかに塗布できることから使用感がよく、重ねづけすることによってさらに効果が上がり、しかも速乾性があり、睫が束づかず毛量が増加したかのように見える効果が得られた。
(成分) (%)
(1)デキストリンイソステアリン酸エステル *28 15
(2)不均化ロジングリセリンエステル *29 5
(3)トリメチルシロキシケイ酸溶液 *6 3
(4)アクリル−シリコーングラフト共重合体 *10 3
(5)パルミチン酸デキストリン *30 10
(6)デカメチルシクロペンタシロキサン 残量
(7)有機変性ベントナイト *31 7
(8)ポリエチレンテレフタレート・アルミニウム・
エポキシ積層末 *32 5
(9)ポリエチレンテレフタレート・ポリメチルメタクリレート
積層フィルム末 *33 3
(10)酸化チタン被覆ガラス末 *34 10
(11)雲母チタン *35 3
(12)パラオキシ安息香酸メチルエステル 0.1
*28:参考製造例5で得たデキストリンイソステアリン酸エステル
*29:スーパーエステルA−75(荒川化学工業社製)
*30:レオパールKL2(千葉製粉社製)
*31:BENTONE 38V BC(ELEMENTIS社製)
*32:DCグリッターシルバーC(ダイヤケムコ社製)
*33:オーロラフレーク レッド(角八魚燐箔社製)
*34:メタシャイン1080RC−S(日本板硝子社製)
*35:HELIOS R100S(トピー工業社製)
(製法)
A.成分(1)〜(6)を約110℃で加熱混合し均一にする。
B.成分(7)〜(12)とAを合わせ均一に混合する。
C.Bを容器に充填し、マスカラオーバーコート(ゲル状)を得た。
以上のようにして得られたマスカラオーバーコート(ゲル状)は、市販のマスカラを1回塗布した後、本マスカラオーバーコートを1回塗布しただけでもボリューム効果、カールキープ効果が得られ、化粧膜の均一性、化粧膜の柔軟性に優れているが、さらなる化粧効果を得るために重ねづけしていく際も塗布体と睫がひっかかることなくなめらかに塗布できることから使用感がよく、重ねづけすることによってさらに効果が上がり、しかも速乾性があり、睫が束づかず毛量が増加したかのように見える効果が得られた。
(成分) (%)
(1)ステアリン酸 2
(2)ミツロウ 10
(3)デキストリンイソステアリン酸(エメリー型)/
オレイン酸エステル *36 5
(4)ビニルピロリドン・スチレン共重合体エマルション *37 20
(5)酢酸ビニル重合体エマルション *11 3
(6)水酸化ナトリウム 0.1
(7)酸化チタン 0.5
(8)1,3−ブチレングリコール 10
(9)シリコーン樹脂粉末 *38 15
(10)精製水 残量
*36:参考製造例13で得たデキストリンイソステアリン酸(エメリー型)/オレイン酸エステル
*37:ANTARA430(固形分40%)(ISP社製)
*38:トスパール2000B(GE東芝シリコーン社製)
(製法)
A.成分(1)〜(3)を110℃に加熱溶解し、均一に混合する。
B.成分(4)〜(10)を均一に混合する。
C.AにBを加え、80℃で乳化する。
以上のようにして得られたマスカラ下地(クリーム状)は、1回塗布しただけでもボリューム効果、化粧膜の均一性、カールキープ効果、化粧膜の柔軟性に優れているが、さらなる化粧効果を得るために重ねづけしていく際も塗布体と睫がひっかかることなくなめらかに塗布できることから使用感がよく、重ねづけすることによってさらに効果が上がり、しかも速乾性があり、睫が束づかず毛量が増加したかのように見える効果が得られた。本マスカラ下地を塗布後、市販のマスカラを1回塗布したところボリューム効果、化粧膜の均一性、カールキープ効果、化粧膜の柔軟性に優れていた。
Claims (10)
- デキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、脂肪酸が炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸の1種又は2種以上を全脂肪酸に対して50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を全脂肪酸に対して0mol%以上50mol%未満を含有し、グルコース単位当たりの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルと、油性成分とを配合することを特徴とする睫用化粧料。
- デキトスリンの水酸基に、全脂肪酸誘導体に対して、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を0mol%以上50mol%未満を含有する脂肪酸誘導体を反応させて得たデキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、グルコース単位当りの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルと、油性成分とを配合することを特徴とする睫用化粧料。
- デキトスリンの水酸基に、炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上とを反応させ、次いで、その生成物と炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を反応させて得たデキストリンと脂肪酸とのエステル化物であって、全脂肪酸誘導体に対して、該炭素数4〜26の分岐飽和脂肪酸誘導体の1種又は2種以上を50mol%より多く100mol%以下、及び、該炭素数2〜22の直鎖飽和脂肪酸誘導体、該炭素数6〜30の直鎖又は分岐の不飽和脂肪酸誘導体及び該炭素数6〜30の環状の飽和又は不飽和脂肪酸誘導体よりなる群から選ばれる1種又は2種以上を0mol%以上50mol%未満反応させたものであり、デキストリンのグルコースの平均重合度が3〜150であり、グルコース単位当りの脂肪酸の置換度が1.0〜3.0であるデキストリン脂肪酸エステルと、油性成分とを配合することを特徴とする睫用化粧料。
- 前記デキストリン脂肪酸エステルを構成する分岐飽和脂肪酸が、炭素数12〜22の分岐飽和脂肪酸から選ばれる1種又は2種以上であることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の睫用化粧料。
- 前記デキストリン脂肪酸エステルが、ASTM D445測定方法による40℃における動粘度が8mm2/sである流動パラフィンをゲル化しないことを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の睫用化粧料。
- 前記デキストリン脂肪酸エステルを40質量%含有する軽質流動イソパラフィン溶液をガラス板に400μm厚のアプリケーターで成膜し、乾燥させた皮膜に、テクスチャーアナライザーを用いて100gの荷重をかけ、10秒保持後に0.5mm/秒で離したときの接触点にかかる荷重変化(最大応力値)が30〜1000gであるデキストリン脂肪酸エステルであることを特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の睫用化粧料。
- 前記油性成分が揮発性油であること特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の睫用化粧料。
- 前記油性成分が固形油であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の睫用化粧料
- 前記油性成分が油溶性樹脂であることを特徴とする請求項1〜6のいずれかに記載の睫用化粧料。
- 前記油溶性樹脂がロジンとモノ−、ジ−、トリのいずれかのグリセリンのエステルであって、該ロジンが不均化及び/又は水添されているロジンエステル化合物であることを特徴とする請求項9に記載の睫用化粧料。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010082686A JP5616095B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 睫用化粧料 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010082686A JP5616095B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 睫用化粧料 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011213645A JP2011213645A (ja) | 2011-10-27 |
JP5616095B2 true JP5616095B2 (ja) | 2014-10-29 |
Family
ID=44943767
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010082686A Active JP5616095B2 (ja) | 2010-03-31 | 2010-03-31 | 睫用化粧料 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5616095B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6169841B2 (ja) * | 2012-07-18 | 2017-07-26 | 株式会社 資生堂 | 半固形化粧料 |
FR3009192B1 (fr) * | 2013-07-31 | 2015-09-04 | Oreal | Composition cosmetique anhydre comprenant de l'alkylcellulose, au moins un ester ramifie de dextrine et au moins un alcool gras |
JP6411905B2 (ja) * | 2015-02-04 | 2018-10-24 | 株式会社コーセー | 油性睫用化粧料 |
JP6608310B2 (ja) * | 2015-09-16 | 2019-11-20 | 株式会社ファンケル | 水中油型乳化化粧料 |
KR102463232B1 (ko) | 2015-09-30 | 2022-11-04 | (주)아모레퍼시픽 | 액상 유분산 제형의 아이 메이크업 조성물 |
Family Cites Families (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3243354B2 (ja) * | 1993-11-22 | 2002-01-07 | 花王株式会社 | 乳化化粧料 |
JP2000072646A (ja) * | 1998-08-27 | 2000-03-07 | Chiba Flour Milling Co Ltd | 油中水型乳化化粧料 |
JP3657148B2 (ja) * | 1999-07-28 | 2005-06-08 | 株式会社資生堂 | 透明化粧料 |
US8388940B2 (en) * | 2006-03-13 | 2013-03-05 | L'oreal | Mascara compositions |
US8586016B2 (en) * | 2006-03-13 | 2013-11-19 | L'oreal | Hydrocarbon complex mascara |
US8715634B2 (en) * | 2006-10-24 | 2014-05-06 | L'oreal | Volumizing compositions |
JP5101994B2 (ja) * | 2007-11-02 | 2012-12-19 | 株式会社コーセー | 油性睫用化粧料 |
JP5297033B2 (ja) * | 2007-12-18 | 2013-09-25 | 株式会社 資生堂 | まつ毛用化粧料 |
WO2011102123A1 (ja) * | 2010-02-19 | 2011-08-25 | 千葉製粉株式会社 | 液状油のゲル化能を有しない新規デキストリン脂肪酸エステル及びその用途 |
-
2010
- 2010-03-31 JP JP2010082686A patent/JP5616095B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2011213645A (ja) | 2011-10-27 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5758585B2 (ja) | 水中油型乳化化粧料 | |
JP5797395B2 (ja) | 口唇用化粧料 | |
JP5102070B2 (ja) | アイメイクアップ化粧料 | |
JP5101994B2 (ja) | 油性睫用化粧料 | |
JP2006509809A (ja) | ポリマーを含む化粧用組成物 | |
JP2006028181A (ja) | シリコーンポリマーを含む2段コート式化粧用製品 | |
JP5770002B2 (ja) | 油性化粧料 | |
JP6030347B2 (ja) | 水中油型睫用化粧料 | |
JP5616095B2 (ja) | 睫用化粧料 | |
JP5214863B2 (ja) | アイメイクアップ化粧料 | |
JP5182865B2 (ja) | 油性睫用化粧料 | |
WO2010098126A1 (ja) | シクロアルキル基含有アクリル系共重合体を含有するメークアップ化粧料 | |
JP5947065B2 (ja) | 油性睫用化粧料 | |
JP5833391B2 (ja) | 油性睫用化粧料 | |
JP2016190810A (ja) | 油性口唇化粧料 | |
JP6647102B2 (ja) | 固形化粧料 | |
JP2018168133A (ja) | 睫用化粧料 | |
JP5616092B2 (ja) | 油性毛髪化粧料 | |
JP2008255013A (ja) | 油性化粧料 | |
JP2009029721A (ja) | 1−ブテン単独重合体を含む化粧料 | |
JP4491216B2 (ja) | 水中油型睫用化粧料 | |
JP2004067603A (ja) | スティック状口唇化粧料 | |
JP5616094B2 (ja) | 油性アイライナー化粧料 | |
JP2006016393A (ja) | ポリマーを含む化粧用組成物 | |
JP5601994B2 (ja) | 液状眉毛用化粧料 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20130307 |
|
RD02 | Notification of acceptance of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422 Effective date: 20130307 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131218 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140121 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140819 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140911 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5616095 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |