JP5614264B2 - セミクローラ型走行車両 - Google Patents

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本発明は、セミクローラ型走行車両に関する。
セミクローラ型の走行車両であるトラクタは、湿田用の走行車両としてだけでなく、雪上車としても利用できる。
特開2010−6269号公報
上記特許文献1記載のセミクローラ型の走行車両で圃場内を旋回する場合には、土を抱き寄せたり、圃場が深くなることを避けたいので、一点旋回はあまり行われない。通常、一定のブレーキ力でポンピングブレーキングを行うか、畦まで突っ込んでからの方向転換を行う運転方法が主流である。ただし、ポンピングは足への負担が大きいことが問題点である。
本発明の課題は、雪などがスプロケットから抜けやすいセミクローラ型の走行車両を提供することである。
本発明の上記課題は次の解決手段により解決される。
請求項1記載の発明は、車体に左右一対の前輪(2)とクローラ用駆動スプロケット(12)を頂点にする略三角形状のクローラ(16)を有する左右一対のクローラ式走行装置(6)を設けたセミクローラ式走行車両において、クローラ用駆動スプロケット(12)は、回転軸(3)を回転中心とする基部スプロケット(12a)と、該基部スプロケット(12a)の外周端部に左右一対取り付けられるサイドプレート(12b)と、該左右一対のサイドプレート(12b)の外周端部の間を繋いで、スプロケット(12)の円周方向に所定の間隔を開けて取り付けた駆動ピン(12d)を備え、基部スプロケット(12a)へのサイドプレート(12b)の取付位置とサイドプレート(12b)への駆動ピン(12d)の取付位置をスプロケット(12)の回動軸(3)を中心とする半径方向で同じ位相とし、基部スプロケット(12a)へのサイドプレート(12b)の取付位置にある基部スプロケット(12a)のボス(12a1)の外周のなすスプロケット(12)の円周方向の接線にクローラ(16)に設けられる内側突起(16a)の頂点が接するようにしたことを特徴とするセミクローラ式走行車両である。
請求項2記載の発明は、左右一対のサイドプレート(12b)の外側表面に樹脂板又は鋼板を組み付けたことを特徴とする請求項1記載のセミクローラ式走行車両である。
請求項1記載の発明によれば、サイドプレート12bへの駆動ピン12dの取付部より外周領域と基部スプロケット12aの内側との間に広い空間が形成されて、クローラ16の内側の設けられる内側突起16aから吐き出される雪がスプロケット12の内側から抜けやすくなる。
請求項2記載の発明によれば、請求項1記載の発明の効果に加えてサイドプレート12bの表面に雪などが付着し難いので、クローラ16の内側にたまる雪の排出性を従来より向上させることができる。
本発明の実施例のトラクタの左側面図である。 図1のトラクタのセミクローラ走行装置のスプロケットの平面図である。 図1のトラクタのセミクローラ走行装置のスプロケットの側面図である。 図1のセミクローラ走行装置のスプロケットとクローラの部分平面図である。 図2のスプロケットの変形例の平面図である。 図2のスプロケットの変形例の側面図である。 図2のスプロケットの変形例の平面図である。 図2のスプロケットの変形例の側面図である。 図1のトラクタのDPFの取付部の斜視図である。 図1のトラクタのマフラーからエンジンへの空気搬送用ホースの形状を示す平面図である。
本発明の実施の形態について図面と共に説明する。
図1は本発明を具備したセミクローラ型農用トラクタの全体側面図である。
農用トラクタ1の機体前側部には左右前輪2,2を設け、機体後部に設けた左右後車軸3,3に左右クローラ走行装置6,6を装着して、セミクローラ型の農用トラクタ1に構成し、運転席部をキャビン8で覆っている。また、機体の後側部には、図示省略したが、三点リンク機構を介してロータリ耕耘装置等の作業機を連結し、油圧昇降シリンダにより上下回動するリフトアーム及びリフトロッドにより昇降するように構成している。
左右クローラ走行装置6,6は、左右後車軸支持用の左右後車軸ケース4,4回りに回動可能に取り付けられているクローラフレーム11と、後車軸3により駆動される駆動スプロケット12と、クローラフレーム11の下部前側部に前後方向に移動自在に支持されている前側誘導輪13と、クローラフレーム11の下部後側部に支持されている後側誘導輪14と、クローラフレーム11の下部前後方向中間部に前後方向に沿うように支架している複数の中間転輪15,…と、駆動スプロケット12、前側誘導輪13、後側誘導輪14及び中間転輪15,…に巻き掛けた走行クローラ16により構成されている。
本実施例のクローラ走行装置6において、雪作業対策として、スプロケット12内に雪が詰まらないことが重要である。その他の構成を以下説明する。
図2のスプロケット平面図と図3のスプロケット側面図及び図4のスプロケットとクローラを組み合わせた部分平面図に基づきクローラ走行装置6の駆動構成について説明する。
この駆動スプロケット12は、芯金なしのゴム製走行クローラ16を回転駆動するもので、基部スプロケット12aの外周端部を左右方向に所定間隔に隔てられた幅広に構成したボス部12a1とし、その両側部に左右サイドプレート12b,12bを左右取付ボルト12c,12cで固着している。この左右サイドプレート12b,12bの外周部には回転方向に所定間隔毎に駆動ピン12d,…を左右方向に沿うように取り付けている。この駆動ピン12dは、所定長さの大径ピン部12d1と、大径ピン部12d1の左右一側から延出している小径ねじ部12d2と、大径ピン部12d1の左右他側に設けた小径部12d3により構成している。
また、例えば、左サイドプレート12bには駆動ピン12dの小径ねじ部12d3が入り込む幅と長さの目暗状の小孔12b1を設け、右サイドプレート12bには駆動ピン12dの小径ねじ部12d2と噛み合う小径の雌ねじ孔12b2を設けている。
こうして、基部スプロケット12aに右サイドプレート12bを取り付け、その雌ねじ孔12b2に駆動ピン12dの小径ねじ部12d2を螺合させ、次いで左サイドプレート12bの小径孔12b1を駆動ピン12dの小径部12d3に挿入する。
上記構成により基部スプロケット12aの外周端部から所定の間隔を開けて駆動ピン12dが左右サイドプレート12bに取り付けられ、かつ該駆動ピン12dが基部スプロケット12aの外周部の円周方向に所定間隔で複数個取り付けられているので、駆動ピン12dの取付部より基部スプロケット12aの内側には基部スプロケット12aの外周より外側の領域と間に広い空間ができる。
駆動スプロケット12の駆動ピン12dは摩耗する消耗品であり、所定期間使用すると交換しなければならない。このときに走行クローラ16を外さないと交換できないのでは多くの工数と労力を必要とし、ユーザ個人では交換できないのが実情である。
しかし、前記構成によると、駆動ピン12dから取付ボルト12cを取り外すと、左右サイドプレート12bの外側から駆動ピン12dを取り外すことができ、駆動ピン12dの交換が容易になる。
スプロケット12の駆動ピン12dのサイドプレート12bへの取付位置とサイドプレート12bの基部スプロケット12aへの取付ボルト12cによる取付位置を回動軸3を中心とするスプロケット12の半径方向で必ず同じ位相に設置している。またクローラ16の内側には基部スプロケット12aと噛み合うように駆動突起16aが設けられている。
そして、前述のように、基部スプロケット12aの駆動ピン12d取付部より外周側の領域と駆動ピン12d取付部より内側との間に広い空間が形成されているので、基部スプロケット12aと噛み合うようにクローラ16の内側に設けられる駆動突起16aから吐き出される雪がスプロケット12の内側から抜けやすい構成となる。さらに、基部スプロケット12aの主要部平面を基部スプロケット12aのボス12a1の左右中心位置を通る中心線L(図3)よりも内側にオフセットして設けているので雪抜け性が従来より向上させることができる。
また、サイドプレート12bの基部スプロケット12aへの取付ボルト12cの取付位置をクローラ16の内側突起16aの頂点の位置が基部スプロケット12aのボス12a1の外周の接線が接する位置に構成した。
このような構成により、クローラ16の内側にたまる雪の排出性を従来より向上させることができる。
クローラ走行装置6において、スプロケット12からクローラ16へのを確実に伝えるために、図4に示すように、常時、クローラ16の5個以上の内側突起16aが同時にスプロケット12に噛み合っている状態(すなわち常時、5個以上の駆動ピン12dがクローラ16の隣接する2つの内側突起16aの間に一度に入り込んでいる状態)を確保して駆動するように構成している。
スプロケット12に同時に噛み合うクローラ16の内側突起16aの個数が少ないと、該内側突起16aの一個に掛かる力が大きくなり、クローラ16が破損するおそれがあるが、上記したスプロケット12に同時に噛み合うクローラ16の内側突起16aの個数を5個以上とすることで、一個の前記内側突起16aにかかる荷重を低減させ、安定した駆動を確保する。
スプロケット12は鋳物から構成されているが、鋳物製のスプロケット12では、その表面に雪が付着しやすく、場合によっては堆積する場合がある。これを解決するために、図5のスプロケット平面図と図6のスプロケット側面図に示すように、スプロケット12の表面に樹脂板17又は鋼板(図示せず)を組み付けると、雪の付着を防止することができる。
また、クローラ走行装置6を高馬力仕様と低馬力仕様で使い分けるために、基部スプロケット12aを同じ材料(鋳物又は鋼板(板金))としてサイドプレート12bに用いる材料として図7のスプロケット平面図と図8のスプロケット側面図に示すように低馬力用には鋼板(板金)を使用し、図2のスプロケット平面図と図3のスプロケット側面図に示すように高馬力用には転走面の面圧が、低馬力用の鋼板(板金)のそれより高い鋳物12bを用いることができる。
こうして、クローラ走行装置6の仕様に対応させてサイドプレート12bを使い分けるように構成してもよい。
エンジン排ガス基準をクリアするために、トラクタのエンジン排ガス出口にDPF(Diesel Particulate Filter)21を設けることが行われているが、図9のエンジン20付近の斜視図に示すようにDPF21を設置するためのブラケット22をエンジン20とトラクタミッション24の前後に支持された各々のブラケット23にそれぞれ取り付けるよう構成する。こうして簡易な構成でDPF21を設置することができる。
また、エンジン20の前側に支持されたブラケット25をトラクタキャビン前のオービットロール取付台26に溶接接続する。
このようにDPF21をエンジン20及びオービットロール取付台26で支持させると部品を共用化できるので安価に、しかも強固なブラケットとして利用することができる。
また、トラクタ機体前後方向にエンジン20が長く設けられており、上記構成ではDPF21はエンジン20の上部のトラクタ機体前後方向に容易に設置できるので、フードが幅広くなることを防止でき、視界を確保できる。
図10のエンジン20付近の平面図に示すようにクインチエアクリーナ30で8インチ同程度の吸気負圧を実現するために、エアクリーナ30の出口開口径を大きくし、エンジン20に接続するホース31をエアクリーナ30の出口開口部から徐々に径を小さくしてエンジン20に空気を送る構成とする。この構成により、エンジン20の吸気負圧を低減させることができる。
1 トラクタ 2 前輪
3 後車軸 4 車軸ケース
6 クローラ走行装置 8 キャビン
11 クローラフレーム 12 駆動スプロケット
12a 基部スプロケット 12a1 ボス
12b サイドプレート 12c 取付ボルト
12d 駆動ピン 13 前側誘導輪
14 後側誘導輪 15 中間転輪
16 走行クローラ 16a 内側突起
17 樹脂板 20 エンジン
21 DPF(Diesel Particulate Filter)
22,23,25 ブラケット 24 トランスミッション
26 オービットロール取付台 30 エアクリーナ
31 ホース

Claims (2)

  1. 車体に左右一対の前輪(2)とクローラ用駆動スプロケット(12)を頂点にする略三角形状のクローラ(16)を有する左右一対のクローラ式走行装置(6)を設けたセミクローラ式走行車両において、
    クローラ用駆動スプロケット(12)は、回転軸(3)を回転中心とする基部スプロケット(12a)と、該基部スプロケット(12a)の外周端部に左右一対取り付けられるサイドプレート(12b)と、該左右一対のサイドプレート(12b)の外周端部の間を繋いで、スプロケット(12)の円周方向に所定の間隔を開けて取り付けた駆動ピン(12d)を備え、
    基部スプロケット(12a)へのサイドプレート(12b)の取付位置とサイドプレート(12b)への駆動ピン(12d)の取付位置をスプロケット(12)の回動軸(3)を中心とする半径方向で同じ位相とし、基部スプロケット(12a)へのサイドプレート(12b)の取付位置にある基部スプロケット(12a)のボス(12a1)の外周のなすスプロケット(12)の円周方向の接線にクローラ(16)に設けられる内側突起(16a)の頂点が接するようにしたことを特徴とするセミクローラ式走行車両。
  2. 左右一対のサイドプレート(12b)の外側表面に樹脂板又は鋼板を組み付けたことを特徴とする請求項1記載のセミクローラ式走行車両。
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