JP5614041B2 - 缶蓋列用移動装置 - Google Patents
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Description
すなわち、シェル成形装置71から重なって列をなして連続的に出てくるシェルを、複数のコンパウンドライニング装置72に供給するための缶蓋列用移動装置が必要となる。
この缶蓋列用移動装置は、ストッカーからの缶蓋群をポケットに受入れ収容し、かつ、ポケットから缶蓋群を搬送コンベアに供給する。
一般的に、エアシリンダ及び電磁弁は、往複動作を繰り返し行うため、消耗して動きが悪くなり、動作不良となる。このため、通常、エアシリンダにおいては、所定時間(インターロック設定時間)が経過しても動作が完了しない場合、監視センサなどを設けて、製造ラインをストップさせる機構が採用されている。
次に、従来の缶蓋列用移動装置などに用いられる、インターロック機能を有するエアシリンダ駆動装置について、図面を参照して説明する。
図10は、従来のエアシリンダ駆動装置を説明するための概略図を示している。
また、図11は、従来のエアシリンダ駆動装置のエアシリンダ駆動用制御部のタイミングチャート図を示している。
図10において、従来のエアシリンダ駆動装置100は、エアシリンダ101、このエアシリンダ101のロッド位置を検出するセンサスイッチ105、エアシリンダ101と接続された電磁弁103、この電磁弁103を制御するエアシリンダ駆動用制御部(電磁弁制御信号発生部511、インターロック信号発生部512、及び、インターロック処理部513)、並びに、電磁弁103と接続された流量制御弁としてのスピードコントローラ104及び圧力制御弁としてのフィルタ・レギュレータ102を有している。
また、エアシリンダ駆動用制御部は、従来の缶蓋列用移動装置の制御手段150の制御部151に、各エアシリンダ101に対応して多数設けられている。このエアシリンダ駆動用制御部は、電磁弁制御信号発生部511、インターロック信号発生部512、及び、インターロック処理部513などからなっている。
なお、制御部151は、通常、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)であり、上記エアシリンダ駆動用制御部は、あらかじめプログラムとして制御部151に入力されている。
そして、電磁弁103が作動し、エアシリンダ101のロッドが移動する。これらの動作が正常であるとき、センサスイッチ105は、図11(b)に示すように、Time(時刻)T2にセンサスイッチ信号を出力する。また、上記動作が異常であるとき、たとえば、Time(時刻)T3´にセンサスイッチ信号を出力する。
すなわち、インターロック信号発生部512は、作動時間(T1からセンサスイッチ信号を入力するまでの時間)を計測しており、動作が遅くなり作動時間がインターロック設定時間となると、Time(時刻)T3にインターロック信号(異常停止信号)を出力する。
このようにして、エアシリンダ駆動装置100は、缶蓋列用移動装置の各部を駆動させるとともに、エアシリンダ101などに異常が発生すると、対応する警報ランプ524を点灯させ、缶蓋列用移動装置を異常停止させることができる。
なお、缶蓋製造工程において、生産性や経済性などを向上させるには、革新的な機構(たとえば、高速化可能な構成)を採用したり、あるいは、稼動率を高めることなどが重要である。したがって、上記の定期メンテナンスなどは、確実に、かつ、慎重に行われる。
また、缶蓋列用移動装置がトレイなどを備えている場合、イン側の蓋レーンからトレイなどに缶蓋列を移動させ、また、トレイなどからアウト側の蓋レーンに缶蓋列を移動させる必要がある。かかる場合においては、上記特許文献1の缶蓋列用移動装置は、高速での製缶蓋に対応することがさらに困難であった。
すなわち、高速での製缶蓋に対応することの可能な缶蓋列用移動装置の技術の確立が要望されていた。
すなわち、従来の缶蓋の振分け装置は、多数のエアシリンダなどを使用していることから、エアシリンダなどによる異常停止を効果的に防止したり、あるいは、定期メンテナンスの際、効率よくエアシリンダなどを交換することのできる技術の確立が要望されていた。
すなわち、まだ使用できるエアシリンダなどを交換してしまうことは、製造原価のコストダウンを図る観点や省資源化の観点から、早急に改善する必要があった。
図1は、本発明の缶蓋列用移動装置の要部の概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)は正面図を示している。
図1において、缶蓋列用移動装置1は、缶蓋列11を供給するインフィード手段2、このインフィード手段2から缶蓋列11を摘み上げ、ディスチャージ手段4に移動させるピックアップ手段3、移動された缶蓋列11を排出するディスチャージ手段4、並びに、上記のインフィード手段2、ピックアップ手段3及びディスチャージ手段4を制御する制御手段5などを備えた構成としてある。
さらに、上記インフィード手段2とトレイ供給手段61との間にはバッファ手段62が設けられ、インフィード手段2から缶蓋列11を、ピックアップ手段3により一時的に上記バッファ手段62に仮置きして、ディスチャージ手段4への供給、或いはトレイ6の段数を切り替える際の仮置きを行うことにより、効率良く缶蓋列11を上記ディスチャージ手段4へ供給することが可能となる。
また、インフィード手段2の供給方向とディスチャージ手段4の排出方向とを、同じ方向としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、インフィード手段2の供給方向と逆方向に、ディスチャージ手段4の排出方向を設定してもよい。
さらに、ピックアップ手段3の走行方向は、インフィード手段2の供給方向と直交する方向としてあるが、これに限定されるものではない。
トレイ6は、樹脂製のほぼ矩形板状であり、上面に、載置部材21のような円弧状の湾曲面を有する複数の溝が形成されている。この溝には、ピックアップ手段3によって、缶蓋列11が載置される。このトレイ6は、図1に示すように、トレイ供給手段61のクランプ611によって保持され、昇降手段(図示せず)によって昇降し、ほぼインフィード手段2と対応する高さに位置する状態で、缶蓋列11が載置される。すなわち、クランプ612によって保持された空のトレイ6は、トレイ供給手段61のクランプ611によって保持され、上記高さ位置において、缶蓋列11が載置され、その後、降下し積み上げられる。
図2は、本発明の缶蓋列用移動装置におけるインフィード手段の要部の概略側面図を示している。
図2において、インフィード手段2は、載置部材21、プレセパレータ28、整列検出センサ22、セパレータナイフ23、所定数量検出センサ29、エンドブレーキパッド24、キャリッジフィンガ25、エンドストッパ26、及び、キャリッジ27などを有している。このインフィード手段2は、シェル成形装置71(図9参照)など(上流側の装置)から供給された缶蓋列11(列状に重ねられた複数の缶蓋10a)を、缶蓋列用移動装置1のほぼ中央部に移動させる。
なお、缶蓋列11は、通常、立位状態で、ほぼ水平方向に重ねられるが、これに限定されるものではなく、たとえば、倒れないように、上方に僅かに傾斜する方向に重ねられてもよい。
なお、図示してないが、載置部材21は、円弧状の湾曲面を有しており、この円弧の角度は、180°未満(たとえば、140°)としてある。これにより、後述するエンドブレーキパッド24やピックアップブレード35は、缶蓋列11の中心を通る方向(通常、水平方向)に沿って該缶蓋列11の対向する周縁部を挟持することができ、缶蓋列11を確実に挟持することができる。
そして、受光部が発光を感知した場合は、前記間隙が正常に形成されており、セパレータナイフ23の前記間隙へのスムースな下降が可能であり、一方、受光部が発光を感知しない場合は、前記間隙に傾いた缶蓋11aが存在しており、セパレータナイフ23の前記間隙への下降がスムース行われず、缶蓋11aやセパレータナイフ23が損傷するおそれがある。
また、この整列検出センサ22は制御手段5と接続されており、発光部からの発光の受光部における感知の有無の検出信号を制御手段5に出力し、その検出信号に基づいてプレセパレータ28やセパレータナイフ23などを作動するエアシリンダの駆動を制御する。
前記缶蓋列11に間隙を形成するプレセパレータ28は、ほぼラチェット機構のつめのように動作する仕切り板を有しており、この仕切り板は、水平移動用エアシリンダ281のロッドにスプリング(図示せず)を介して回動自在に支持されている。
なお、上記の所定数量とは、通常、数百であり、たとえば、400〜500枚である。また、上記の微小距離Δとは、セパレータナイフ23及びエンドストッパ26による微小移動距離であり、通常、数cmである。さらに、水平移動用エアシリンダ231は、フレーム12に固定されている。
そして、プレセパレータ28による間隙の形成時、或いはセパレータナイフ23による微小距離Δの移動時に、セパレータナイフ23の上流側の缶蓋列11の缶蓋11aが倒れるといった不具合を確実に回避することができる。
尚、倒れ防止のために、たとえば、缶蓋列11にエアを吹き付けてもよい。
このキャリッジフィンガ25は、水平移動用エアシリンダ251のロッドに取り付けられている。また、キャリッジフィンガ25は、微小距離Δだけ下流側に移動したセパレータナイフ23の上流側近傍に設けられキャリッジ27に取り付けられている。
また、エンドストッパ26は、セパレータナイフ23が上述したように微小距離Δだけ缶蓋11を下流側に移動させるとき、キャリッジ27に取り付けられた水平移動用エアシリンダ261によって、同様に微小距離Δだけ下流側に移動する。
また、リニアベアリングや水平移動用エアシリンダは、フレーム12に固定されている。
図3は、本発明の缶蓋列用移動装置におけるピックアップ手段の要部の概略であり、(a)は側面図を示しており、(b)は正面図を示している。
図3において、ピックアップ手段3は、移動用部材としての走行用ベース31、昇降用部材としての昇降用ベース33、一対のセンタリングガイド34、及び、一対のピックアップブレード35などを有している。このピックアップ手段3は、インフィード手段2から缶蓋列11を摘み上げ、ディスチャージ手段4に移動させる。
この走行用ベース31は、長手方向の両端部に、取付部材320を介して、走行用ローラ32及びタイミングベルト322が設けられている。走行用ローラ32は、各取付部材320に4つ設けられており、2つの走行用ローラ32は、走行用レール321の上面を走行し、2つの走行用ローラ32は、走行用レール321の側面を走行する。なお、一対の走行用レール321は、対向してフレーム12に設けられている。また、タイミングベルト322は、取付部材320の上部に取り付けられており、図示してないが、プーリなどを介して、モータによって移動する。すなわち、走行用ローラ32、取付部材320、走行用レール321及びタイミングベルト322などは、走行用ベース31を移動させる移動手段として機能する。
なお、上記移動手段は、走行用ローラ32などを有する構成に限定されるものではなく、たとえば、図示してないが、リニアベアリングやボールねじを有する構成としてもよい。
なお、本実施形態では、昇降用エアシリンダ331を用いる構成としてあるが、これに限定されるものではなく、たとえば、図示してないが、水平方向に設置されたエアシリンダやカムなどを用いて、昇降させる構成としてもよい。
また、4つの水平移動用エアシリンダ351は、走行方向の一方の端部に2つの水平移動用エアシリンダ351が設けられており、走行方向の他方の端部に2つの水平移動用エアシリンダ351が設けられている。一対のピックアップブレード35は、缶蓋列11に対して、該缶蓋11aの対向する周縁部を挟持する。すなわち、一対のピックアップブレード35は、缶蓋11aの中心(通常、水平方向)を通る方向に沿って該缶蓋11aの対向する周縁部を挟持する。この際、上記の矩形棒状部材352は、下方端部が缶蓋11aを係止するので、缶蓋11aが落下するといった不具合を効果的に防止することができる。
なお、矩形棒状部材352の下方端部が缶蓋11を係止することによって、一対のセンタリングガイド34や一対のピックアップブレード35は、缶蓋列11をきつく挟む必要がなくなり、缶蓋列11へダメージを与えるといった不具合を効果的に防止することができる。
また、センタリングガイド34やピックアップブレード35の形状は、上記に限定されるものではなく、たとえば、センタリングガイド34は、缶蓋列11が倒れないように支持し、ピックアップブレード35は、缶蓋11を落下させないように係止する形状であってもよい。
図4は、本発明の缶蓋列用移動装置におけるディスチャージ手段の要部の概略図であり、(a)は平面図を示しており、(b)はA−A矢視図を示しており、(c)はB−B断面図を示している。
図4において、ディスチャージ手段4は、載置部材41、タイミングベルト42、ベルトガイド43、及び、ポケット手段44などを有している。このディスチャージ手段4は、ピックアップ手段3によって移動された缶蓋列11を、缶蓋列用移動装置1からコンパウンドライニング装置72(図9参照)などの下流側の装置に排出する。
また、図4(c)に示すように、載置部材41は、円弧状の湾曲面を有しており、この円弧の角度は、180°未満(たとえば、140°)としてある。
なお、缶蓋列11がディスチャージ手段4から排出され、次の缶蓋列11を受け取ることができるか否かを検出するために、通常、載置部材41の下流側には、缶蓋11を検出するセンサ(図示せず)が取り付けられている。
図5は、本発明の缶蓋列用移動装置に適用される制御手段を説明するための概略図を示している。
図5において、制御手段5は、制御部51、操作パネル部152、外部接続端子153、及び、記憶部56などを有している。
制御部51は、通常、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)であり、缶蓋列用移動装置1を駆動するためのプログラムが、外部接続端子153を介してあらかじめ入力されている。
また、操作パネル部152は、スタートスイッチ521、停止スイッチ522、非常停止ボタン523、及び、上述した各エアシリンダに対応する警報ランプ524などを有している。
このエアシリンダ駆動装置10は、エアシリンダ101、エアシリンダ101のロッド位置(可動部位置を含む。)を検出するセンサスイッチ105、エアシリンダ101と接続された電磁弁103、電磁弁103を制御するエアシリンダ駆動用制御部、並びに、電磁弁103と接続された流量制御弁としてのスピードコントローラ104及び圧力制御弁としてのフィルタ・レギュレータ102などを有している。
図6は、本発明の缶蓋列用移動装置に適用されるエアシリンダ駆動装置のエアシリンダ駆動用制御部のタイミングチャート図を示している。
図5及び図6において、エアシリンダ駆動用制御部は、電磁弁制御信号発生部511、早すぎ時信号発生部530、早すぎ時アラーム処理部531、遅延時信号発生部540、遅延時アラーム処理部541、インターロック信号発生部512、インターロック処理部513、及び、計測データ処理部55などからなっている。
なお、制御部51は、上述したように、プログラマブルロジックコントローラ(PLC)であり、上記エアシリンダ駆動用制御部は、あらかじめプログラムとして制御部51に入力されている。
そして、電磁弁103が作動し、エアシリンダ101のロッドが移動する。これらの動作が正常であるとき、センサスイッチ105は、図6(b)に示すように、Time(時刻)T2にセンサスイッチ信号を出力する。
なお、上記動作が速すぎ(作動時間が早すぎ)であるとき、センサスイッチ105は、たとえば、Time(時刻)T4´にセンサスイッチ信号を出力する。
さらに、上記動作が遅延であるとき、センサスイッチ105は、たとえば、Time(時刻)T5´にセンサスイッチ信号を出力する。
また、上記動作が異常(遅延による異常)であるとき、センサスイッチ105は、たとえば、Time(時刻)T3´にセンサスイッチ信号を出力する。
なお、エアシリンダ101が速すぎる状態で動作する原因としては、たとえば、スピードコントローラ104の故障などが挙げられ、缶蓋11などにダメージを与える場合もあるので、早急に対処する必要がある。
なお、エアシリンダ101が遅延した状態で動作する原因としては、たとえば、スピードコントローラ104の故障やエアシリンダ101のパッキンなどの損傷などが挙げられ、放置しておくと、さらに遅延する場合もあるので、定期メンテナンスにおいて、状況に応じて対処する必要がある。
このようにして、エアシリンダ駆動装置10は、缶蓋列用移動装置1の各部を駆動させるとともに、エアシリンダ101などに異常が発生すると、対応する警報ランプ524を点灯させ、缶蓋列用移動装置1を異常停止させることができる。
たとえば、本実施形態では、アラームの発生に加え、遅延対策処理及び早すぎ対策処理として、アラーム内容の記録を行ってもよい。すなわち、エアシリンダ駆動用制御部は、記憶部56にアラーム内容(通常、異常停止の内容も含まれる。)を記録し、アラーム内容を日報などとして出力する。
上記のアラーム内容は、たとえば、図7に示すように、アラーム発生の時刻、エアシリンダのNo、ON/OFF(ON動作又はOFF動作のいずれにおける異常か。)、内容(遅延又は早すぎによるものか。さらに、図示してないが、その作動時間などを記載してもよい。)などである。
このようにすると、アラームの発生した時刻やエアシリンダのNoなどを自動的に記録することができるので、該当するエアシリンダに対して、確実に応急処置を行ったり、定期メンテナンスなどのときに、まとめてエアシリンダを交換することができる。
この計測データ処理部55は、電磁弁制御信号発生部511、外部接続端子153、及び、エアシリンダ101のロッド位置(OFF位置やON位置)を検出する一対のセンサスイッチ105などと接続されており、上記の電磁弁制御信号やセンサスイッチ105からのセンサスイッチ信号を入力し、作動時間(T1からセンサスイッチ信号を入力するまでの時間)を計測する。そして、この計測データ(計測した作動時間)に対して所定の情報処理を行う構成としてある。所定の情報処理は、計測データの記録、グラフ化(図8参照)、平均値(たとえば、24時間の平均値)の算出、及び/又は、標準偏差(たとえば、24時間の標準偏差)の算出などである。また、上記所定の情報処理の結果は、通常、日報や週報などとして、あるいは、アラームが発生したときに、プリントアウトされる。
また、情報処理結果にもとづいて、アラームを発する条件(アラーム発生時間)などを合理的に設定することができる。
まず、缶蓋列用移動装置1は、インフィード手段2の載置部材21に、缶蓋列11が、シェル成形装置71などの上流側の装置(図9参照)から供給される。
次に、図2に示すように、インフィード手段2は、所定数量検出センサ29が下流側の缶蓋11aを検出し、この信号を制御部51に出力する。制御部51は、プレセパレータ28を作動させる水平移動用エアシリンダ281に動作信号を出力して前記プレセパレータ28を作動させ、缶蓋列11間の間隙の形成を行う。
次いで、整列検出センサ22により、発光部からの発光を受光部で感知し、その検出信号を制御手段5に出力し、その検出信号に基づいて昇降用エアシリンダ232の電磁弁103に、ON動作させるための電磁弁制御信号を出力する。これにより、セパレータナイフ23が降下し、セパレータナイフ23とエンドストッパ26との間に、所定数量の缶蓋列11が収められる。
なお、エアシリンダ駆動装置10の動作や効果などについては、まとめて後述する。
これにより、セパレータナイフ23が缶蓋列11の間にスムースに挿入され、また、セパレータナイフ23が微小距離Δだけ移動しても、セパレータナイフ23の上流側の缶蓋列11が倒れるといった不具合を確実に回避することができる。
なお、上昇したセパレータナイフ23は、次の動作のスタート位置に戻る。
一方、ほぼこのタイミングで、エンドブレーキパッド24が解放され、缶蓋列11を所定数量に仕切るために下流側に移動する。
尚、この時、エンドブレーキパッド24の解放後は、下流側に移動する缶蓋列11の先頭表面に対してエアを衝突させ、前記缶蓋列11の缶蓋が倒れないようにエンドストッパ26まで列状に供給する。
また、昇降用ベース33が上昇すると、キャリッジフィンガ25及びエンドストッパ26がスタート位置に戻り、続いて、キャリッジ27がスタート位置に戻る。
なお、ピックアップ手段3は、余剰の缶蓋列11を通常の生産ライン(インフィード手段2→ピックアップ手段3→ディスチャージ手段4のライン)から取り出し、一時的に保管する場合、インフィード手段2からトレイ6へ缶蓋列11を移動させ、また、トレイ6からディスチャージ手段4へ缶蓋列11を移動させる。
次に、多数のエアシリンダ231、232、…(すなわち、多数のエアシリンダ駆動装置10)の遅延対策処理、早すぎ対策処理、及び、所定の情報処理などについて説明する。
そして、この早すぎ時アラーム処理部531は、早すぎ時信号発生部530から早すぎ時信号を入力すると、早すぎ対策処理として、対応する警報ランプ524を点滅(たとえば、0.4秒間隔での点滅)させる。この点滅によって、作業者は、エアシリンダ101が速すぎる状態で動作していることを認識することができ、早急に対処することができる。
そして、この遅延時アラーム処理部541は、遅延時信号発生部540から遅延時信号を入力すると、遅延対策処理として、対応する警報ランプ524を点滅(たとえば、1.2秒間隔での点滅)させる。これにより、作業者は、缶蓋列用移動装置がインターロックにより異常停止する前に、エアシリンダ101が遅延した状態で動作していることを認識し、対処することができる。
このようにすると、アラームの発生した時刻やエアシリンダのNoなどを自動的に記録することができるので、該当するエアシリンダに対して、確実に応急処置を行ったり、定期メンテナンスなどのときに、まとめてエアシリンダを交換することができる。
したがって、作業者は、アラームの発生を認識し、対処する際、あるいは、対処した直後に、上記計測データのグラフをプリントアウトし、アラームの発生したエアシリンダ101などの状況を、容易に、かつ、確実に把握することができる。さらに、この情報処理の結果にもとづいて、たとえば、次回の定期メンテナンスまで、異常停止させずに作動させることができるのか、否かといった重要な判断を合理的に決定することができる。
また、情報処理結果にもとづいて、アラームを発する条件(アラーム発生時間)などを合理的に設定することができる。
また、交換に要する人員(作業者)を有効に配備でき、さらに、定期メンテナンスにおいて、まだ正常に作動できるエアシリンダ101などをも交換するといった無駄を回避することができる。すなわち、製造原価のコストダウンを図ることができ、また、省資源化を図ることができる。
例えば、缶蓋列用移動装置1は、多数のエアシリンダ駆動装置10を備える構成としてあるが、エアシリンダ駆動装置10が上記の効果を発揮できるのは、缶蓋列用移動装置1に設けられた場合に限定されるものではない。たとえば、缶蓋製造装置7の各装置が、エアシリンダ駆動装置10を備える構成としてもよい。
さらに、エアシリンダ駆動装置10は、エアシリンダを多数使用する装置(缶蓋列用移動装置1や缶蓋製造装置7以外の装置)に対しても、極めて有効であり、大幅な省資源化(限られた地球資源の有効活用)を図ることができる。
2 インフィード手段
3 ピックアップ手段
4 ディスチャージ手段
5 制御手段
6 トレイ
10 エアシリンダ駆動装置
11 缶蓋列
11a 缶蓋
12 フレーム
21 載置部材
22 整列検出センサ
23 セパレータナイフ
24 エンドブレーキパッド
25 キャリッジフィンガ
26 エンドストッパ
27 キャリッジ
28 プレセパレータ
29 所定数量検出センサ
31 走行用ベース
32 走行用ローラ
33 昇降用ベース
34 センタリングガイド
35 ピックアップブレード
41 載置部材
42 タイミングベルト
43 ベルトガイド
44 ポケット手段
51 制御部
55 計測データ処理部
56 記憶部
61 トレイ供給手段
62 バッファ手段
71 シェル成形装置
72 コンパウンドライニング装置
73 タブ・スコア加工装置
74 袋詰め装置
100 エアシリンダ駆動装置
101 エアシリンダ
102 フィルタ・レギュレータ
103 電磁弁
104 スピードコントローラ
105 センサスイッチ
150 制御手段
151 制御部
152 操作パネル部
153 外部接続端子
231 水平移動用エアシリンダ
232 昇降用エアシリンダ
241 水平移動用エアシリンダ
251 水平移動用エアシリンダ
261 水平移動用エアシリンダ
281 水平移動用エアシリンダ
321 走行用レール
322 タイミングベルト
331 昇降用エアシリンダ
341 水平移動用エアシリンダ
342 矩形棒状部材
343 円板状部材
351 水平移動用エアシリンダ
352 矩形棒状部材
421 係止爪
441 シャッタバー
442 エアシリンダ
511 電磁弁制御信号発生部
512 インターロック信号発生部
513 インターロック処理部
521 スタートスイッチ
522 停止スイッチ
523 非常停止ボタン
524 警報ランプ
530 早すぎ時信号発生部
531 早すぎ時アラーム処理部
540 遅延時信号発生部
541 遅延時アラーム処理部
611、612 クランプ
Claims (5)
- 缶蓋列を供給するインフィード手段と、
前記缶蓋列を排出するディスチャージ手段と、
前記インフィード手段から、所定数量に仕切られた缶蓋列を摘み上げ、前記ディスチャージ手段に移動させるピックアップ手段と、
前記インフィード手段、前記ディスチャージ手段及び前記ピックアップ手段を制御する制御手段とを備え、
前記インフィード手段が、
前記缶蓋列の間に間隙を形成するプレセパレータと、
前記缶蓋列を所定数量で仕切り、下流側に移動させるセパレータナイフと、
前記セパレータナイフの上流側における前記缶蓋列を支持するエンドブレーキパッドと、
前記所定数量に仕切られた前記缶蓋列における下流側端部の缶蓋を支持するエンドストッパと、
前記セパレータナイフに代わって、前記所定数量に仕切られた前記缶蓋列の上流側端部を支持するキャリッジフィンガと、
前記エンドストッパ及び前記キャリッジフィンガで支持しかつ挟持した前記所定数量の前記缶蓋列を、所定の距離だけ下流側に移動させるキャリッジとを有する、
ことを特徴とする缶蓋列用移動装置。 - 前記ピックアップ手段が、
前記インフィード手段と前記ディスチャージ手段との間を移動する移動用部材と、
前記移動用部材に対して昇降する昇降用部材と、
前記昇降用部材に設けられ、前記所定数量の前記缶蓋列に対して、一方の端部の缶蓋表面と他方の端部の缶蓋裏面を挟持する一対のセンタリングガイドと、
前記昇降用部材に設けられ、前記所定数量の前記缶蓋列に対して、該缶蓋の対向する周縁部を挟持する一対のピックアップブレードとを有する、
ことを特徴とする請求項1に記載の缶蓋列用移動装置。 - 前記インフィード手段及び前記ピックアップ手段を作動させるためのエアシリンダ駆動装置を有し、
前記エアシリンダ駆動装置は、エアシリンダ、このエアシリンダのロッド位置を検出するセンサスイッチ、前記エアシリンダと接続された電磁弁、この電磁弁を制御するエアシリンダ駆動用制御部、並びに、前記電磁弁と接続された流量制御弁及び圧力制御弁の少なくとも一方を有し、
前記エアシリンダ駆動用制御部が、前記電磁弁への電磁弁制御信号及び前記センサスイッチからの信号にもとづいて、所定の作動時間より遅延すると所定の遅延対策処理を行う遅延対策処理部、及び/又は、前記所定の作動時間より早すぎると所定の早すぎ対策処理を行う早すぎ対策処理部を有することを特徴とする請求項1又は2に記載の缶蓋列用移動装置。 - 前記遅延対策処理、及び/又は、前記早すぎ対策処理が、アラームの発生、アラーム内容の記録、閾値の自動変更、前記閾値の自動変更の記録、前記流量制御弁や前記圧力制御弁の自動調整、及び、前記自動調整の記録の少なくとも一つであることを特徴とする請求項3に記載の缶蓋列用移動装置。
- 前記エアシリンダ駆動用制御部が、前記エアシリンダの作動時間を計測し、この計測データに対して所定の情報処理を行う計測データ処理部を有することを特徴とする請求項3又は4に記載の缶蓋列用移動装置。
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