JP5613732B2 - 印刷装置 - Google Patents

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Description

本発明は、認証装置から受信した通知により操作ロックまたは操作ロック解除を行う印刷装置複合機等の印刷装置に関する。
従来の複合機は、利用者に暗証番号を入力させてその暗証番号を認証すると、ログイン時に認証された利用者から複数の処理を一括して受付け、その処理の実行中に、利用者が誤ってログアウトする、または処理を実行しないで定められたタイムアウト時間が経過してログアウトした場合に、実行しなかった処理を記憶しておき、次のログイン時に記憶した未実行の処理を読出してその処理の実行を可能にしている(例えば、特許文献1参照。)。
また、一般的に、複合機(MFP:Multi Function Peripheral)やプリンタ等の印刷装置に、認証機能を有する認証装置を接続し、認証装置が認証した利用者のみに印刷装置を使用させ、認証後に一定時間が経過すると、その利用者による表示操作利用を制限することが行われている。
特開2010−136440号公報(段落0052−0061、第12図)
しかしながら、従来の技術においては、印刷装置がコピーやFTP送信等の処理をしているときに、認証装置から表示操作部の操作ロック通知があれば、パネルロック画面が表示されて表示操作部が利用できない状態となり、利用者の利便性を低下させるという問題がある。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたもので、認証装置から操作ロック通知が通知された場合における利用者の利便性を向上させる手段を提供することを目的とする。
本発明は、上記課題を解決するために、認証装置から受信した通知により操作ロックまたは操作ロック解除を行う印刷装置において、実行するジョブを管理し、当該ジョブの実行に必要な処理の開始を通知するジョブ管理手段と、表示操作部の表示部に表示する画面、および表示操作部の操作ボタンの操作状態を制御する操作部制御手段と、現在の処理の実行状態および現在の前記操作ボタンの操作状態を保持する稼働状態管理手段と、前記認証装置から前記表示操作部の操作ボタンの操作をロックする操作ロック通知および前記操作のロックを解除する操作ロック解除通知を受信するパネルロック制御手段と、予め設定された、前記表示部に表示する画面の表示レベルと、前記印刷装置の有効または無効に設定された稼働状態制御モード格納する記憶手段と、を備え、前記パネルロック制御手段は、前記認証装置から操作ロック解除通知を受信したときに、前記操作部制御手段に操作ロック解除を通知して前記表示部に初期画面を表示させ、前記パネルロック制御手段は、前記認証装置から操作ロック通知を受信した場合であって、前記稼働状態管理手段が装置の稼働状態を稼動中として保持しているときは、前記稼働状態が稼動停止になるまで前記操作部制御手段への操作ロックの通知を遅延させて送出し、前記稼働状態管理手段が処理の実行状態を停止中として保持しているときは、操作ロック通知を受信した時に前記操作部制御手段へ操作ロックを通知し、前記操作部制御手段は前記操作ロックの通知を受けたときに、前記稼働状態制御モードが有効に設定されている場合は、前記表示部にパネルロック画面を表示させ、前記稼働状態制御モードが無効に設定されている場合は、前記パネルロック画面と、現在表示している現在画面または次に表示すべき次画面との表示レベルを比較して表示レベルの高い方の画面を前記表示部に表示することを特徴とする。
これにより、本発明は、ジョブの実行中における各処理の処理中画面に処理の進行状況が表示されている場合に、突然、画面がパネルロック画面に切替って利用者が進行状況の確認ができなくなることを防止して、利用者の利便性を向上させることができるという効果が得られる。
実施例1の複合機の概略構成を示す説明図 実施例1の複合機を示すブロック図 実施例1のパネルロック画面の表示例を示す説明図 実施例1の表示レベルテーブルの構成例を示す説明図 実施例1の認証装置と認証サーバの動作を示す流れ図 実施例1の複合機の画面表示通知動作を示すフローチャート 実施例1の複合機の稼働状態通知動作を示すフローチャート 実施例1の稼動状態制御モードのモード設定画面の表示例を示す説明図 実施例1の複合機の操作状態通知動作を示すフローチャート 実施例1の稼動状態制御モードが「無効」の場合における複合機の動作を示すフローチャート 実施例1の稼動状態制御モードが「有効」の場合における複合機の動作を示すフローチャート 実施例2の複合機を示すブロック図 実施例2のパネルロック警告画面の表示例を示す説明図 実施例2の複合機の画面表示通知動作を示すフローチャート 実施例2の複合機の稼働状態通知動作を示すフローチャート 実施例2の稼動状態制御モードが「有効」の場合における複合機の動作を示すフローチャート
以下に、図面を参照して本発明による印刷装置の実施例について説明する。
以下に、図1ないし図11を用いて本実施例の複合機について説明する。
なお、以下の説明においては、複合機で実行するコピーやFTP(File Trancefer Protocol)送信等のように、利用者が一つの処理として認識するものをジョブといい、ジョブの開始から終了までの間に実行するスキャンや印刷等の複合機が一つの処理として認識するものを処理という(例えば、画像読取処理、印刷処理等である)。
図1において、1は印刷装置としての複合機である。
2は複合機1の印刷部であり、その下部には印刷用の媒体である用紙を収容する給紙カセット3が配置され、その外部の上面には印刷済の用紙を集積するスタッカ4が配置されており、これらの間は複数の搬送ローラ5、媒体検出センサ6等が設けられた用紙搬送路7で接続されている。この用紙搬送路7と給紙カセット3との接続部には、給紙カセット3から用紙を用紙搬送路7へ1枚毎に繰出す給紙ローラ8が設けられ、給紙ローラ8の用紙搬送方向の下流側には、搬送された用紙へ転写する現像剤像としてのトナー像を形成する、K色(ブラック)、Y色(イエロー)、M色(マゼンダ)、C色(シアン)の現像剤としてのトナーをそれぞれ収容した複数の画像形成ユニット9が配置され、各画像形成ユニット9の用紙搬送路7を挟んで対向する位置には、画像形成ユニット9で形成されたトナー像を用紙上に転写する転写ローラ10が配置され、画像形成ユニット9の下流側には、転写されたトナー像を用紙に定着する定着器11、定着器11から排出された印刷済の用紙をスタッカ4上へ排出する排出ローラ12が配置されている。
また、複合機1の印刷部2の上方には、利用者に対して所定の情報を表示するLCD等の表示部14a、およびコピーやFTP送信等のジョブの詳細設定や開始指示を入力するための複数の操作ボタン14b等が設けられた表示操作部14、自動給紙部(ADF:Auto Document Feeder)15により取込まれコンタクトガラス16上にセットされた、またはコンタクトガラス16上に直接セットされた原稿の画像データを読取る画像読取手段としてのスキャナ17が配置されている。
表示操作部14は、操作部制御手段32(後述)から受けた画面表示通知に従って表示部14aに通知された画面を表示する機能、パネルロック画面を非表示にするための操作ロック解除通知を受信した後に、最初に表示操作部14が利用者により操作されたタイミングで操作部制御手段32へ操作開始の通知を行う機能、利用者が操作可能な画面が表示されている状態で、表示操作部14のいずれかの操作ボタン14bが押下される度に押下された操作ボタン14bの押下通知を操作部制御手段32へ送出する機能、各ジョブの待機画面で利用者が操作ボタン14bを操作してコピーやFTP送信の詳細設定を行ったときにそのジョブの設定情報を生成する機能、利用者が操作ボタン14bによりコピーやFTP送信の開始を指示したときに、設定情報と共に指示されたジョブの開始通知(ジョブ開始通知という。)を操作部制御手段32へ送出する機能、管理者による複合機1の稼働状態制御モードの設定変更を受付け、そのモード変更通知を操作部制御手段32へ送出する機能等を有している。
ここで、稼働状態制御モードとは、管理者が、認証装置25へ複合機1の稼働状態の通知を行うか否かを予め設定するために設定する制御モードであって、「有効」に設定された場合は、認証装置25に複合機1の動作状況に応じた稼働通知または非稼働通知を送信し、「無効」に設定された場合は、認証装置25に常に非稼働通知を送信する。
また、操作部制御手段32および稼動状態管理手段35(後述)は、設定された稼働状態制御モードに従って、その動作を変更する。
図2において、20は複合機1の制御部であり、ネットワーク21を介して管理センタ等に設置されている認証サーバ22等と接続すると共に、FDI(Foreign Device Interface)23を介して、複合機1と同じフロアに設置されている、ICカードリーダ24を接続した認証装置25と接続しており、記憶部26に格納されたプログラムにより、複合機1の各部を制御して、コピーやFTP送信等のジョブを実行する機能を有している。
ここで、コピーとは、利用者が、自動給紙部15またはコンタクトガラス16に原稿をセットし、表示操作部14の操作ボタン14bを操作して複合機1にコピー開始を指示したときに、利用者が行ったコピー設定に従ってスキャナ17により読取った原稿の画像データを印刷部2により用紙に印刷してスタッカ4上に排出することをいう。
また、FTP送信とは、自動給紙部15またはコンタクトガラス16に原稿をセットし、表示操作部14の操作ボタン14bを操作して複合機1にFTP送信開始を指示したときに、利用者が行ったFTP送信の設定に従ってスキャナ17により読取った原稿の画像データをPDF(Portable Document Format)形式等のファイル形式でファイル化し、図示しないFTPサーバの指定されたフオルダヘFTPによりネットワーク21を介して送信することをいう。
27は画像処理部であり、ジョブ管理手段31(後述)からスキャナ17により読取った原稿の画像データと共に印刷開始通知を受けた場合に、その画像データを印刷部2による印刷が可能な印刷データに変換して印刷部2へ送出する機能、印刷部2から印刷が完了した旨の印刷完了通知および印刷済の1枚の用紙の排出通知を受けたときに、ジョブ管理手段31に印刷終了通知および排出通知を送出する機能、ジョブ管理手段31から画像データと共にFTPによる送信開始通知を受けた場合に、画像データを指定されたファイル形式のファイルに変換して出力部28へ送出する機能、出力部28からFTPによる送信が完了した旨の送信完了通知を受けたときにジョブ管理手段31へ送信終了通知を送出する機能等を有している。
印刷部2は、画像処理部27から印刷データを受けた場合に、給紙カセット3から繰出した用紙に、印刷データを基に各画像形成ユニット9で形成したトナー像を転写し、これを定着器11で定着した後にスタッカ4上に排出して用紙への印刷を行う機能、スタッカ4上に印刷済の用紙を1枚排出する度に、その排出通知を画像処理部27へ送出する機能、印刷が完了したときに印刷完了通知を画像処理部27へ送信する機能等を有している。
出力部28は、画像処理部27からファイルを受けたときに、そのファイルを送信先のフォルダにネットワーク21を介してFTPにより送信する機能、FTPによる送信が完了したときに、送信完了通知を画像処理部27へ送出する機能等を有している。
ジョブ管理手段31は、複合機1が実行するジョブを管理するために制御部20に形成された機能手段であって、操作部制御手段32(後述)から稼働状態制御モードのモード変更通知を受けたときに、そのモード変更通知の変更後の稼働状態制御モード(「有効」または「無効」)を記憶部26に格納すると共に当該モード変更通知を稼働状態管理手段35(後述)に送出する機能、操作部制御手段32からジョブ開始通知を受けたときに、開始すべきジョブの実行に必要となる処理の開始通知(処理開始通知という。)を画像読取制御手段33(後述)、画像処理部27等へ送出する機能、画像処理部27から排出通知を受けたときに、その排出通知を認証装置25へ送信する機能等を有している。
この処理開始通知は、実行すべきジョブがFTP送信の場合は、前段処理として画像読取制御手段33と稼働状態管理手段35と操作部制御手段32とに画像読取開始通知を送出し、画像読取制御手段33から画像読取終了通知を受けたときに、稼働状態管理手段35に画像読取終了通知を送出し、その後に後段処理として、画像処理部27、操作部制御手段32、稼働状態管理手段35にFTPによる送信開始通知を送出し、画像処理部27からFTPによる送信終了通知を受けたときに、稼働状態管理手段35に送信終了通知を、操作部制御手段32にジョブ終了通知を送出する。
また、実行すべきジョブがコピーの場合は、前段処理として画像読取開始通知をFTP送信の場合と同様に送出し、稼働状態管理手段35に画像読取終了通知を送出した後に後段処理として、画像処理部27、操作部制御手段32、稼働状態管理手段35に印刷開始通知を送出し、画像処理部27から印刷終了通知を受けたときに、稼働状態管理手段35に印刷終了通知を、操作部制御手段32にジョブ終了通知を送出する。
操作部制御手段32は、表示操作部14の表示部14aに表示する画面および操作ボタン14Bの操作状態を制御するために制御部20に形成された機能手段であって、パネルロック制御手段34(後述)からパネルロック画面を非表示にするための操作ロック解除通知を受けた場合に、表示操作部14の表示部14aに表示されているパネルロック画面の非表示通知を表示操作部14へ送出する機能、パネルロック制御手段34からパネルロック画面を表示するための操作ロック通知を受けた場合に、稼働状態制御モードが「有効」のときは無条件にパネルロック画面を表示するためのパネルロック画面表示通知を表示操作部14へ送出し、稼働状態制御モードが「無効」のときは、記憶部26の表示レベルテーブルを参照してパネルロック画面の表示レベルと現在表示している現在画面の表示レベルとを比較し、表示レベルの高い方の画面を表示するための画面表示通知を表示操作部14へ送出する機能を有している。
このパネルロック画面は、図3に示すように、装置が非認証状態であるために装置が利用できない旨の文言を表示した画面であり、表示操作部14の表示部14aに、パネルロック画面が表示されているときは、操作ボタン14bによる指示入力は、受付けられないようになっている。
また、表示レベルテーブルは、予め設定されて記憶部26に格納されており、図4に示すように、表示操作部14の表示部14aに表示する画面別に表示レベルを設定したものであって、読取中画面や印刷中画面、データ処理中画面等のように、処理の実行中を示す画面はパネルロック画面より上位に設定され、コピー待機画面や画像読取待機画面等のように、処理の待機中を示す画面はパネルロック画面より下位に設定されている。
また、操作部制御手段32は、表示操作部14からモード変更通知を受けたときに、そのモード変更通知をジョブ管理手段31に送出する機能、表示操作部14からジョブの設定情報と共にジョブ開始通知を受けたときに、そのジョブ開始通知を設定情報と共にジョブ管理手段31に送出する機能、ジョブ管理手段31から受けた処理開始通知に応じた画面を表示部14aに表示するための画面表示通知を表示操作部14へ送出する機能を有している。
本実施例の表示操作部14の表示部14aに表示する画面としては、前記したパネルロック画面の他に、利用者が操作可能な画面としてモード設定画面、コピー待機画面、画像読取待機画面等が、処理の実行中を表示する画面(処理中画面という。)として読取中画面、印刷中画面、データ処理中画面等が設けられており(図4参照)、ジョブ管理手段31から処理開始通知を受けた場合に、それがコピーやFTP送信の前段処理である画像読取開始通知のときは読取中画面を表示するための読取中画面表示通知を、FTP送信の後段処理であるFTPによる送信開始通知のときはデータ処理中画面を表示するためにデータ処理中画面表示通知を、コピーの後段処理である印刷開始通知のときは印刷中画面を表示するための印刷中画面表示通知を表示操作部14へ送出する。この場合に、稼働状態制御モードが「有効」であって、既にパネルロック画面が表示されているときは、パネルロック画面の表示を継続し、稼働状態制御モードが「無効」のときは、上記した表示レベルに従って表示レベルの高い方の画面を表示する。
また、ジョブ管理手段31から実行していたジョブのジョブ終了通知を受けた場合は実行していたジョブの待機画面を表示する。例えば、FTP送信であれば、ジョブ終了通知を受けたタイミングで画像読取待機画面を表示する。また、コピーであればジョブ終了通知を受けたタイミングでコピー待機画面を表示する。この場合に、待機画面を表示するタイミングで、稼働状態制御モードが「有効」であって、既にパネルロック画面が表示されているときは、無条件にパネルロック画面の表示を継続し、稼働状態制御モードが「無効」のときは、表示レベルの判定を行って表示レベルの高い方の画面を表示する。
更に、操作部制御手段32は、表示操作部14から操作ボタン14bの押下通知を受ける度に、パネルタイマをリセット、リスタートし、操作開始通知を稼働状態管理手段35(後述)に送出する機能、表示操作部14から稼働状態制御モードのモード変更通知を受信したときに、そのモード変更通知をジョブ管理手段31に送出する機能、予め設定された所定の時間の経過によってパネルタイマがタイムアウトしたとき、またはジョブ管理手段31から処理開始通知(例えば画像読取開始通知)を受けたときに、表示操作部14の操作終了を示す操作終了通知を稼働状態管理手段35に送出する機能等を有している。
画像読取制御手段33は、スキャナ17の制御を行うために制御部20に形成された機能手段であって、ジョブ管理手段31から画像読取開始通知を受けた場合は、自動給紙部15またはコンタクトガラス16にセットされている原稿を、スキャナ17で読取り、読取りが完了したときに、ジョブ管理手段31へ読取った画像データと共に画像読取終了通知を送出する機能等を有している。
パネルロック制御手段34は、表示操作部14の表示部14aに表示するパネルロック画面の制御を行うために制御部20に形成された機能手段であって、認証装置25からFDI23を介してパネルロック画面の操作ロック解除通知を受信した場合に、操作部制御手段32に操作ロック解除通知を送出する機能、認証装置25からパネルロック画面の操作ロック通知を受信した場合に、その操作ロック通知を記憶部26に格納すると共に、稼働状態管理手段35(後述)へ装置の稼働状態取得要求を送出し、稼働状態管理手段35から取得した稼働状態通知が、装置の稼働状態が停止状態なったことを通知する稼働停止通知のときは直ちに操作ロック通知を操作部制御手段32に送出し、稼働状態通知が、装置の稼働状態が稼働中であることを通知する稼働中通知のときは、操作ロック通知の送出を稼働停止通知を受けるまで遅らせるロック遅延を行う機能、ロック遅延中に稼働状態管理手段35から稼働停止通知を受けたときに、操作部制御手段32に操作ロック通知を送出する機能等を有している。
稼働状態管理手段35は、複合機1が実行する処理の実行状態と表示操作部14の操作ボタン14bの操作状態とを管理するために制御部20に形成された機能手段であって、複合機1の処理の実行状態を「実行中」または「停止中」とし、表示操作部14の操作状態を「操作中」または「停止中」として、これら2つの状態を記憶部26に格納して現在の複合機1の稼働状態を保持すると共に、記憶部26の稼働状態通知(稼働中通知および稼働停止通知)を更新しながら複合機1全体の稼働状態を管理する機能を有している。
すなわち、稼働状態管理手段35は、ジョブ管理手段31から稼働状態制御モードのモード変更通知を受けた場合に、変更後の稼働状態制御モードが「無効」のときは、処理の実行状態を「停止中」操作状態を「停止中」とすると共に、装置の稼働状態通知を稼働停止通知として記憶部26に格納して稼働状態を更新し、変更後の稼働状態制御モードが「有効」のときは、設定変更のための操作がされているので、処理の実行状態を「停止中」表示操作部14の操作状態を「操作中」にすると共に、稼働状態通知を稼働中通知に更新する。
なお、稼働状態制御モードが「無効」のモード変更通知を受けた場合は、その後に稼働状態制御モードが「有効」のモード変更通知を受けるまで、記憶部26の処理の実行状態および操作状態、稼働状態通知は更新せずにそのまま維持される。
稼働状態制御モードが「有効」の場合であって、ジョブ管理手段31から画像読取開始通知等の処理開始通知を受けたときは処理の実行状態を「実行中」に、ジョブ管理手段31から画像読取終了通知等の処理終了通知を受けたときは処理の実行状態を「停止中」に、操作部制御手段32から表示操作部14の操作開始通知を受けたときは操作状態を「操作中」に、操作部制御手段32から表示操作部14の操作終了通知を受けたときは操作状態を「停止中」に更新する。
また、稼働状態管理手段35は、ジョブ管理手段31または操作部制御手段32から処理の実行状態または操作状態を更新するための通知を受けた場合に、複合機1の稼働状態判定を行う機能、稼働状態判定の判定結果を基に稼働状態通知を更新すると共に、稼働状況通知(稼働通知および非稼働通知)をFDI23を介して認証装置25へ送信する機能を有している。
この稼働状態判定は、記憶部26に格納されている現在の処理の実行状態および表示操作部14の操作状態のいずれもが「停止中」の場合は、複合機1が稼働状態ではないと判定して、稼働状態通知を稼働停止通知に更新すると共に、認証装置25に非稼働通知を送信する。
また、現在の処理の実行状態および操作状態のいずれかが「実行中」または「操作中」の場合は、複合機1が稼働状態と判定して、稼働状態通知を稼働中通知に更新すると共に、認証装置25に稼働通知を送信する。
更に、装置の稼働状態通知を稼働停止通知に更新した場合は、パネルロック制御手段34に装置の稼働状態が停止状態になったことを示す稼働停止通知を送出する
なお、稼働状態制御モードが「無効」の場合は、稼働状態判定が非稼働状態と判定されるので、パネルロック制御手段34へは常に稼動停止通知が送出され、認証装置25へは常に非稼働通知が送信される。
更に、稼働状態管理手段35は、パネルロック制御手段34から装置の稼働状態取得要求を受けたときに、要求を受けた時点で記憶部26に格納されている装置の稼働状態通知をパネルロック制御手段34へ送出する機能等を有している。
上記した認証情報読取手段としてのICカードリーダ24は、利用者が所持するカードをかざすと、そのカードのICチップに予め格納されている、利用者の個人識別子(PIN:Personal Identification Number)等からなる認証情報を読取る機能を有している。
認証サーバ22は、1回の認証における有効時間が予め設定されて格納されると共に、利用者の個人識別子を登録した登録利用者テーブル、各個人識別子別の利用限度額が格納されている。
本実施例の有効時間は、認証装置25から認証情報を受信した時から、複合機1において実行される最初の処理(例えば画像読取処理)の終了時までの間に有効時間が経過するように設定されている。
また、利用限度額は、各利用者に許可されたコピー枚数を金額に換算した値として設定されており、認証サーバ22には、コピー1枚当りの用紙代やインク代等を勘案した1枚当りの費用(単位費用という。)が格納されている。なお、本実施例では、FTP送信については利用限度額が設定されていない。
また、認証サーバ22は、ネットワーク21を介して認証装置25と接続しており、認証装置25から受信した認証情報から利用者の個人識別子を読出し、その個人識別子が登録利用者テーブルに登録されているか否かにより、カードの所有者を利用者として認証するか否かを判定し、個人識別子が登録利用者テーブルに登録されているときは認証成功の旨の、個人識別子が登録利用者テーブルに登録されていないときは認証失敗の旨の認証結果を、ネットワーク21を介して認証装置25に送信する機能、認証が成功してからの経過時間が有効時間以上となったときに、認証装置25へタイムアウトによる認証終了通知(認証タイムアウト通知という。)を送信する機能、認証された利用者による処理(本実施例ではコピー処理)の実行中に、認証装置25から排出通知を受信した場合に、当該利用者に設定された利用限度額を更新し、その残金がなくなったときに、認証装置25へ残金不足による認証終了通知(残金不足通知という。)を送信する機能等を有している。
認証装置25は、ネットワーク21を介して認証サーバ22と、FDI23を介して複合機1の制御部20と接続しており、ICカードリーダ24から認証情報を取得した場合に、取得した認証情報を認証サーバ22へ送信する機能、認証サーバ22から認証結果を受信した場合において認証結果が認証成功の旨の場合は、複合機1の制御部20のパネルロック制御手段34へパネルロック画面を非表示にするための操作ロック解除通知を送信し、認証結果が認証失敗の旨の場合は、図示しない認証装置25の表示画面に認証失敗の旨の文言を表示する機能、認証サーバ22から認証タイムアウト通知を受信した場合に、制御部20の稼働状態管理手段35から非稼働通知を受信している場合は直ちにパネルロック制御手段34へパネルロック画面を表示するための操作ロック通知を送信し、稼働通知を受信している場合は、操作ロック通知の送信を、非稼働通知を受信するまで遅らせるロック遅延を行う機能、ロック遅延を行っている状態で稼働状態管理手段35から非稼働通知を受信したときはパネルロック制御手段34へ操作ロック通知を送信する機能、ジョブ管理手段31から排出通知を受信した場合に、その排出通知を認証サーバ22へ送信する機能、認証サーバ22から残金不足通知を受信した場合に、稼働状態管理手段35から受信している稼働状況通知に関わらず、直ちにパネルロック制御手段34へ操作ロック通知を送信する機能等を有している。
本実施例の処理中画面は、処理の進行状況を表示する画面であって、読取中画面では「○枚目読取中」、印刷中画面では「○枚目印刷中」、データ処理中画面では「送信データ作成中」等の文言が表示される。
また、コピー待機画面では、コピーに係る各種の設定(用紙サイズ、コピー濃度、拡大率、モノクロ印刷等)を行うことができ、画像読取待機画面では、FTP送信に係る各種の設定(送信するファイル形式、送信先のフォルダの指定等)を行うことができるようになっている。
上記の構成の複合機1、認証サーバ22、認証装置25の動作について、以下に説明する。
まず、図5に示す流れ図を用いて本実施例の認証装置25および認証サーバ22の動作について説明する。なお、ステップ名は認証装置25の場合をSで、認証サーバ22の場合をSAで表す。
本実施例の複合機1を利用者が使用する場合は、認証装置25に接続しているICカードリーダ24に利用者の個人識別子等の認証情報が格納されたカードをかざして認証を受ける必要がある。
また、本実施例の認証装置25は、複合機1の稼働状態管理手段35からFDI23を介して送信される稼働通知または非稼働通知を図示しないメモリに格納して保持することによって、複合機1の稼働状況を常に把握する機能を有している。
S1:認証装置25は、ICカードリーダ24からの出力を監視しており、ICカードリーダ24から利用者のカードの認証情報が出力されたことを認識したときに、その認証情報を取得してステップS2へ移行する。ICカードリーダ24から認証情報が出力されない場合は前記の監視を継続する。
S2:認証情報を取得した認証装置25は、取得した認証情報をネットワーク21を介して認証サーバ22(ステップSA1)へ送信する。
SA1:認証装置25からの認証情報の受信を待って待機していた認証サーバ22は、認証情報を受信したときに認証処理を実行し、認証情報を受信していない場合は前記の待機を継続する。
本実施例の認証処理は、受信した認証情報から利用者の個人識別子を読出し、その個人識別子が登録利用者テーブルに登録されているか否かを判定してステップSA2へ移行する。
SA2:認証サーバ22は、個人識別子が登録利用者テーブルに登録されている場合は、カードの所有者を利用者として認証し認証成功の旨の認証結果を、個人識別子が登録利用者テーブルに登録されていない場合は、認証失敗の旨の認証結果を生成して、その認証結果をネットワーク21を介して認証装置25(ステップS3)へ送信してステップSA3へ移行する。
SA3:認証装置25へ認証結果を送信した認証サーバ22は、認証結果が認証失敗の場合は、ステップSA1へ戻り認証装置25からの認証情報の受信を待って待機する。認証結果が認証成功の場合は、その時計機能により認証成功からの経過時間の計時を開始してステップSA4へ移行し、以下のステップによる監視を開始する。
SA4:認証サーバ22は、認証装置25(ステップS7)からの排出通知の受信を監視しており、排出通知を受信したときは、認証情報から読出した個人識別子に対応する利用限度額から単位費用を減じて利用限度額を更新し、残金がなくなった場合はステップSA5へ移行する。残金が残っている場合、または排出通知を受信していない場合はステップSA6へ移行する。
SA5:個人識別子に対応する残金がなくなったことにより残金不足を判定した認証サーバ22は、残金が不足する旨の残金不足通知を認証装置25(ステップS10)へ送信し、接続子Aを介してステップSA1へ戻り、認証装置25からの認証情報の受信を待って待機する。
SA6:認証サーバ22は、上記ステップSA3で計時を開始した経過時間を監視しており、経過時間が有効時間以上となったときにステップSA7へ移行する。経過時間が有効時間未満の場合は、ステップSA4へ戻って、ステップSA4、SA6による監視を継続する。
SA7:経過時間が有効時間以上となったことにより有効時間の経過を判定した認証サーバ22は、1回の認証における有効時間が経過した旨の認証タイムアウト通知を認証装置25(ステップS12)へ送信し、接続子Aを介してステップSA1へ戻り、認証装置25からの認証情報の受信を待って待機する。
S3:一方、認証情報の送信後に、認証サーバ22(ステップSA2)からの認証結果の受信を待って待機していた認証装置25は、認証サーバ22から認証結果を受信したときに、その認証結果が認証成功の旨である場合は利用者の認証の成功を認識してステップS5へ移行し、認証結果が認証失敗の旨である場合はステップS4へ移行する。認証結果を受信していない場合は認証サーバ22からの認証結果の受信を待つ待機を継続する。
S4:認証結果が認証失敗の旨であることを認識した認証装置25は、その表示画面に認証失敗の旨の文言を表示し、所定時間の経過後に当該画面を非表示にしてステップS1へ戻り、ICカードリーダ24からの出力を監視しながら待機する。
S5:利用者の認証の成功を認識した認証装置25は、複合機1の表示操作部14の表示部14aに表示されているパネルロック画面を非表示にするために、複合機1の制御部20のパネルロック制御手段34へFDI23を介して操作ロック解除通知を送信し、以下のステップによる監視を開始する。
S6:認証装置25は、制御部20のジョブ管理手段31からFDI23を介して送信される排出通知の受信を監視しており、排出通知を受信したときは、ステップS7へ移行する。排出通知を受信していない場合はステップS8へ移行する。
S7:排出通知を受信した認証装置25は、その排出通知をネットワーク21を介して認証サーバ22(ステップSA4)へ送信してステップS8へ移行する。
S8:認証装置25は、制御部20の稼働状態管理手段35から送信される稼働状況通知(稼働通知または非稼働通知)の受信を監視しており、稼働状況通知を受信したときは、ステップS9へ移行する。稼働状況通知を受信していない場合はステップS10へ移行する。
S9:稼働状況通知を受信した認証装置25は、その稼働状況通知を図示しないメモリに格納して複合機1の稼働状況を保持し、ステップS10へ移行する。
S10:認証装置25は、認証サーバ22からの残金不足通知の受信を監視しており、残金不足通知を受信したときは、ステップS11へ移行する。残金不足通知を受信していない場合はステップS12へ移行する。
S11:残金不足通知を受信した認証装置25は、保持している複合機1の稼働状況に関わらず、複合機1の表示操作部14の表示部14aにパネルロック画面を表示するために、その制御部20のパネルロック制御手段34へ操作ロック通知を送信してステップS1へ戻り、ICカードリーダ24からの出力を監視しながら待機する。
S12:認証装置25は、認証サーバ22からの認証タイムアウト通知の受信を監視しており、認証タイムアウト通知を受信したときは、ステップS13へ移行する。認証タイムアウト通知を受信していない場合は、ステップS6へ戻って、ステップS6、S8、S10、S12による監視を継続する。
S13:認証タイムアウト通知を受信した認証装置25は、保持している複合機1からの稼働状況通知を確認し、稼働状況通知が稼働通知の場合はステップS14へ移行する。稼働状況通知が非稼働通知の場合はステップS16へ移行する。
S14:保持している稼働状況通知が稼働通知であることを認識した認証装置25は、操作ロック通知の送信を遅らせるロック遅延を開始してステップS15へ移行する。
S15:ロック遅延を開始した認証装置25は、上記ステップS8による監視により、非稼働通知の受信を待って待機し、稼働状態管理手段35からの非稼働通知を受信したときに、ロック遅延を解除してステップS16へ移行する。非稼働通知を受信していない場合は前記の待機を継続する。
S16:認証タイムアウト通知を受信し複合機1の稼働状況が非稼働状態であることを認識したことによってロック遅延を解除した認証装置25は、複合機1にパネルロック画面を表示するために、その制御部20のパネルロック制御手段34へ操作ロック通知を送信してステップS1へ戻り、ICカードリーダ24からの出力を監視しながら待機する。
なお、これら認証装置25および認証サーバ22の動作は、それぞれの電源が遮断されるまで継続される。
以下に、図6に示すフローチャートを用い、SBで示すステップに従って、本実施例の複合機1の制御部20による画面表示通知動作について説明する。
SB1:複合機1の制御部20は、パネルロック制御手段34によって認証装置25(ステップS5)からFDI23を介して送信される操作ロック解除通知の受信を待って待機しており、操作ロック解除通知を受信したときは、パネルロック制御手段34によって操作部制御手段32に操作ロック解除通知を送出してステップSB2へ移行する。操作ロック解除通知を受信していない場合はステップSB3へ移行する。
SB2:制御部20は、操作ロック解除通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部14の表示部14aに表示されているパネルロック画面(図3参照)を非表示にするための非表示通知と、初期画面としてのコピー待機画面を表示するためのコピー待機画面表示通知とを表示操作部14へ送出し、表示操作部14は、表示部14aのパネルロック画面を非表示にし、表示部14aの画面をコピー待機画面に切替えて表示する。
SB3:制御部20は、パネルロック制御手段34によって認証装置25(ステップS11、S16)からの操作ロック通知の受信を待って待機しており、操作ロック通知を受信したときは、受信した操作ロック通知を記憶部26に格納してステップSB4へ移行する。操作ロック通知を受信していない場合はステップSB12へ移行する。
SB4:制御部20は、操作ロック通知を受信したパネルロック制御手段34によって、稼働状態管理手段35へ装置の稼働状態取得要求を送出し、稼働状態管理手段35(図7のSC2)から取得した装置の稼働状態通知が稼働停止通知のときはステップSB7へ移行する。稼働状態通知が稼働中通知の場合はステップSB5へ移行する。
なお、稼働状態制御モードが「無効」の場合は、稼働状態管理手段35から取得した稼働状態通知は常に稼働停止通知であるので、ステップSB7へ移行する。
SB5:制御部20は、稼働中通知を取得したパネルロック制御手段34によって、操作ロック通知の送信を遅らせるロック遅延を開始してステップSB6へ移行する。
SB6:制御部20は、ロック遅延を開始したパネルロック制御手段34によって、稼働状態管理手段35からの装置の稼働状態の稼働停止通知(図7のSC21)を待って待機しており、稼働状態管理手段35から稼働停止通知を受けたときに、ロック遅延を解除してステップSB7へ移行する。稼働停止通知を受けていない場合は、前記の待機を継続する。
SB7:制御部20は、処理の実行状態が「停止中」と認識した、または稼働停止通知を受けたことによってロック遅延を解除したパネルロック制御手段34によって、操作部制御手段32へ操作ロック通知を送出する。
SB8:制御部20は、操作ロック通知を受けた操作部制御手段32によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「無効」の場合はステップSB9へ移行する。稼働状態制御モードが「有効」の場合は、パネルロック画面の表示を判定してステップSB11へ移行する。
SB9:制御部20は、稼働状態制御モードが「無効」であることを認識した操作部制御手段32によって、記憶部26の表示レベルテーブル(図4参照)を参照してパネルロック画面の表示レベルと、現在表示している現在画面の表示レベルとを比較し、現在画面の表示レベルがパネルロック画面の表示レベルより高い場合は、現在画面の表示継続を判定してステップSB10へ移行する。現在画面の表示レベルがパネルロック画面の表示レベルより低い場合は、パネルロック画面の表示を判定してステップSB11へ移行する。
この場合に、表示部14aに現在画面として読取中画面(表示レベル:150)を表示していたとすれば、パネルロック画面(表示レベル:100)より表示レベルが高いので、読取中画面が表示される。また、表示部14aに現在画面としてコピー待機画面(表示レベル:50)を表示していたとすれば、パネルロック画面(表示レベル:100)の方が表示レベルが高いので、パネルロック画面が表示される。
SB10:制御部20は、現在画面の表示継続を判定した操作部制御手段32によって、現在画面の表示を継続するために、画面表示通知を表示操作部14へ送出せずにステップSB12へ移行する。
SB11:制御部20は、パネルロック画面の表示を判定した操作部制御手段32によって、パネルロック画面を表示するためのパネルロック画面表示通知を表示操作部14へ送出してステップSB12へ移行し、表示操作部14は、表示部14aの画面をパネルロック画面に切替えて表示する。
SB12:制御部20は、操作部制御手段32によって、ジョブ管理手段31からの処理開始通知を待って待機しており、ジョブ管理手段31から処理開始通知を受けたときにステップSB13へ移行する。ジョブ管理手段31から処理開始通知を受けていない場合は、ステップSB1へ戻り、ステップSB1、SB3、SB12による待機を継続する。
SB13:制御部20は、処理開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部14の表示部14aにパネルロック画面が表示されている場合はステップSB15へ移行する。パネルロック画面が表示されていない場合はステップSB14へ移行する。
SB14:制御部20は、パネルロック画面が表示されていないことを認識した操作部制御手段32によって、記憶部26に認証装置25から受信した操作ロック通知が格納されている場合は、パネルロック画面の表示が必要と判定してステップSB15へ移行する。記憶部26に受信した操作ロック通知が格納されていない場合は、次に表示すべき次画面への切替えを判定してステップSB17へ移行する。
SB15:制御部20は、パネルロック画面が表示されていることを認識した、またはパネルロック画面の表示が必要と判定した操作部制御手段32によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「有効」の場合はパネルロック画面の表示を判定してステップSB18へ移行する。稼働状態制御モードが「無効」の場合はステップSB16へ移行する。
SB16:制御部20は、稼働状態制御モードが「無効」と認識した操作部制御手段32によって、記憶部26の表示レベルテーブルを参照してパネルロック画面の表示レベルと次画面の表示レベルとを比較し、次画面の表示レベルがパネルロック画面の表示レベルより高い場合は、次画面への切替えを判定してステップSB17へ移行する。次画面の表示レベルがパネルロック画面の表示レベルより低い場合は、パネルロック画面の表示継続を判定してステップSB18へ移行する。
この場合に、表示部14aに次画面として印刷中画面(表示レベル:140)を表示しようとしていたとすれば、パネルロック画面(表示レベル:100)より表示レベルが高いので、印刷中画面が表示される。また、表示部14aに次画面としてコピー待機画面(表示レベル:50)を表示しようとしていたとすれば、パネルロック画面(表示レベル:100)の方が表示レベルが高いので、パネルロック画面が表示される。
SB17:制御部20は、次画面への切替えを判定した操作部制御手段32によって、次画面の表示通知(例えば、印刷中画面表示通知)を表示操作部14へ送出し、ステップSB1へ戻ってステップSB1、SB3、SB12による待機を継続する。次画面の表示通知を受けた表示操作部14は、表示部14aの画面を通知された次画面に切替えて表示する。
SB18:制御部20は、パネルロック画面の表示を判定した操作部制御手段32によって、パネルロック画面を表示するためのパネルロック画面表示通知を表示操作部14へ送出し、ステップSB1へ戻ってステップSB1、SB3、SB12による待機を継続する。パネルロック画面表示通知を受けた表示操作部14は、表示部14aの画面をパネルロック画面に切替えて表示する。
なお、表示部14aに既にパネルロック画面を表示している場合は、パネルロック画面の表示を継続するために、表示操作部14への画面表示通知を行わずにステップSB1へ戻り、ステップSB1、SB3、SB12による待機を継続する。
このように、本実施例の画面表示通知動作では、稼働状態制御モードが「無効」の場合は、パネルロック画面を表示するときは、次画面とパネルロック画面との表示レベルを比較し、表示レベルの高い方の画面が表示される。
また、稼働状態制御モードが「無効」であって、現在画面としてパネルロック画面が表示されている場合に次画面を表示するときは、パネルロック画面と次画面との表示レベルを比較し、表示レベルの高い方の画面が表示される。
稼働状態制御モードが「有効」の場合は、操作ロック通知を受けた場合であっても、ロック遅延によって、現在実行中の処理が終了するまで現在画面の表示が継続され、当該処置の終了時にパネルロック画面が表示される。
また、稼働状態制御モードが「有効」の場合に、本実施例の認証装置25は、受信した稼働状況通知によって、操作ロック通知の送信を遅らせるロック遅延機能を有しているが、この場合は、稼働状態管理手段35からの非稼働通知によってロック遅延後に操作ロック通知を送信するので(図5のS16)、このときは複合機1の装置の稼働状態通知が稼働停止通知であるため、現在画面として表示されている処理中画面の終了後にパネルロック画面が表示される(SB4NO→SB7→SB8NO→SB11)。
更に、稼働状態制御モードが「有効」の場合に、残金不足により送信される操作ロック通知(図5のS11)は、ロック遅延を行わずに直ちに送信され、複合機1による処理の実行中に受信する場合が存在するが、このときは装置の稼働状態通知が稼働中通知であるため、複合機1側でロック遅延を行うので、前記と同様に、現在画面として表示されている処理中画面の終了後にパネルロック画面が表示される(SB4YES→SB5→SB6YES→SB7→SB8NO→SB11)。このことは、ロック遅延機能を有していない認証装置25に本実施例の複合機1を接続した場合に、特に有用になる。
なお、この画面表示通知動作は、複合機1の電源が遮断されるまで継続される。
以下に、図7に示すフローチャートを用い、SCで示すステップに従って、本実施例の複合機1の制御部20による稼働状態通知動作について説明する。
SC1:制御部20は、稼働状態管理手段35によって、パネルロック制御手段34からの稼働状態取得要求(図6のSB4)を待って待機しており、パネルロック制御手段34から稼働状態取得要求を受けたときにステップSC2へ移行する。稼働状態取得要求を受けていない場合はステップSC3へ移行する。
SC2:制御部20は、稼働状態取得要求を受けた稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている装置の稼働状態通知(稼働中通知または稼働停止通知)を読出し、読出した稼働状態通知をパネルロック制御手段34へ送出してステップSC1へ戻って、ステップSC1による待機、および以下で説明するステップSC3、SC7、SC10、SC13、SC16による待機を継続する。
SC3:制御部20は、稼働状態管理手段35によって、ジョブ管理手段31からのモード変更通知を待って待機しており、ジョブ管理手段31から稼働状態制御モードのモード変更通知を受けたときにステップSC4へ移行する。モード変更通知を受けていない場合はステップSC7へ移行する。
この場合の稼働状態制御モードの設定変更は、以下のようにして行なわれる。すなわち、稼働状態制御モードの設定変更を行う管理者が、所持するカードをICカードリーダ24にかざすと、認証装置25は、上記した利用者の場合と同様にして管理者を認証し、操作ロック解除通知を複合機1へ送信する。
ロック解除通知を受信した複合機1は、上記図6のステップSB1、SB2によってパネルロック画面をコピー待機画面に切替え、管理者がモード設定変更を指示するための操作ボタン14bを押下すると、表示部14aにパスワードの入力画面が表示され、管理者が操作ボタン14bによってパスワードを入力し、そのパスワードの正当性が承認されると、表示部14aに、設定するモードの選択肢(「有効」または「無効」)とその選択意志を示すマーク等を表示した図8に示すモード設定画面が表示される。
管理者が、操作ボタン14bによって設定すべき稼働状態制御モードを指示すると、表示操作部14はその設定変更を受付け、そのモード変更通知を制御部20の操作部制御手段32へ送出し、操作部制御手段32はこのモード変更通知をジョブ管理手段31へ送出し、ジョブ管理手段31は、モード変更通知の変更後の稼働状態制御モード(「有効」または「無効」)を記憶部26に格納すると共に当該モード変更通知を稼働状態管理手段35(ステップSC3)へ送出する。
その後に管理者が、設定終了を指示するための操作ボタン14bを押下すると、表示部14aにコピー待機画面が表示される。
SC4:制御部20は、モード変更通知を受けた稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「有効」の場合はステップSC5へ移行する。稼働状態制御モードが「無効」の場合はステップSC6へ移行する。
SC5:制御部20は、稼働状態制御モードが「有効」と認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている処理の実行状態を「停止中」に、表示操作部14の操作状態を「操作中」に、装置の稼働状態通知を稼働中通知に、更新してステップSC7へ移行する。
SC6:制御部20は、稼働状態制御モードが「無効」と認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている実行状態を「停止中」に、操作状態を「操作中」に、稼働状態通知を稼働停止通知に更新してステップSC7へ移行する。
SC7:制御部20は、稼働状態管理手段35によって、操作部制御手段32から操作ボタン14bの押下の度に送出される操作開始通知(図9のSD3)を待って待機しており、操作部制御手段32から操作開始通知を受けたときにステップSC8へ移行する。操作開始通知を受けていない場合はステップSC10へ移行する。
SC8:制御部20は、操作開始通知を受けた稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「有効」の場合はステップSC9へ移行する。稼働状態制御モードが「無効」の場合は、操作状態の更新は行わずにステップSC10へ移行する。
SC9:制御部20は、稼働状態制御モードが「有効」と認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている表示操作部14の操作状態を「操作中」に更新してステップSC10へ移行する。
SC10:制御部20は、稼働状態管理手段35によって、操作部制御手段32からの操作終了通知(図9のSD5)を待って待機しており、操作部制御手段32から操作終了通知を受けたときにステップSC11へ移行する。操作終了通知を受けていない場合はステップSC13へ移行する。
SC11:制御部20は、操作終了通知を受けた稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「有効」の場合はステップSC12へ移行する。稼働状態制御モードが「無効」の場合は、操作状態の更新は行わずにステップSC13へ移行する。
SC12:制御部20は、稼働状態制御モードが「有効」と認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている表示操作部14の操作状態を「停止中」に更新してステップSC13へ移行する。
SC13:制御部20は、稼働状態管理手段35によって、ジョブ管理手段31からの処理開始通知を待って待機しており、ジョブ管理手段31から処理開始通知を受けたときにステップSC14へ移行する。処理開始通知を受けていない場合はステップSC16へ移行する。
SC14:制御部20は、処理開始通知を受けた稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「有効」の場合はステップSC15へ移行する。稼働状態制御モードが「無効」の場合は、実行状態の更新は行わずにステップSC16へ移行する。
SC15:制御部20は、稼働状態制御モードが「有効」と認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている処理の実行状態を「実行中」に、操作状態を「停止中」に更新してステップSC16へ移行する。
SC16:制御部20は、稼働状態管理手段35によって、ジョブ管理手段31からの処理終了通知を待って待機しており、ジョブ管理手段31から処理終了通知を受けたときにステップSC17へ移行する。処理終了通知を受けていない場合はステップSC19へ移行する。
SC17:制御部20は、処理終了通知を受けた稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「有効」の場合はステップSC18へ移行する。稼働状態制御モードが「無効」の場合は、実行状態の更新は行わずにステップSC19へ移行する。
SC18:制御部20は、稼働状態制御モードが「有効」と認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている処理の実行状態を「停止中」に更新してステップSC19へ移行する。
SC19:複合機1の稼働状態を更新した制御部20は、稼働状態管理手段35によって稼働状態の判定を行う。すなわち、稼働状態管理手段35は、記憶部26に格納されている現在の実行状態を読出し、実行状態が「実行中」の場合はステップSC22へ移行する。実行状態が「停止中」の場合はステップSC20へ移行する。
SC20:実行状態が「停止中」と認識した稼働状態管理手段35は、記憶部26に格納されている現在の操作状態を読出し、操作状態が「操作中」の場合はステップSC22へ移行する。操作状態が「停止中」の場合はステップSC21へ移行する。
SC21:実行状態がおよび操作状態がいずれも「停止中」であると認識した稼働状態管理手段35は、複合機1が稼働中ではないと判定し、記憶部26の稼働状態通知を稼働停止通知に更新してパネルロック制御手段34へ稼働停止通知を送出すると共に、FDI23を介して認証装置25(図5のS8)へ非稼働通知を送信してステップSC1へ戻り、ステップSC1、SC3、SC7、SC10、SC13、SC16による待機を継続する。
SC22:実行状態が「実行中」または操作状態が「操作中」であると認識した稼働状態管理手段35は、複合機1が稼働中と判定し、記憶部26の稼働状態通知を稼働中通知に更新すると共に、FDI23を介して認証装置25(図5のS8)へ稼働通知を送信してステップSC1へ戻り、ステップSC1、SC3、SC7、SC10、SC13、SC16による待機を継続する。
このように、本実施例では、稼働状態制御モードが「有効」の場合に、記憶部26に格納されている現在の実行状態および操作状態のいずれもが「停止中」の場合は、パネルロック制御手段34へ稼働停止通知が送出され、認証装置25へ非稼働通知が送信される。
また、実行状態および操作状態のいずれかが「実行中」または「操作中」の場合は、パネルロック制御手段34へ稼働中通知が送出され、認証装置25へ稼働通知を送信される。
更に、稼働状態制御モードが「無効」の場合は、モード設定時に記憶部26に格納された実行状態を「停止中」操作状態を「停止中」がそのまま維持され、パネルロック制御手段34へは、常に稼働停止通知が送出され、認証装置25へは、常に非稼働通知が送信される。
なお、この稼働状態通知動作は、複合機1の電源が遮断されるまで継続される。
以下に、図9に示すフローチャートを用い、SDで示すステップに従って、本実施例の複合機1の制御部20による操作状態通知動作について説明する。
SD1:制御部20は、操作部制御手段32によって、表示操作部14から操作ボタン14bの押下時に送出される押下通知を待って待機しており、表示操作部14から押下通知を受けたときにステップSD2へ移行する。押下通知を受けていない場合はステップSD4へ移行する。
SD2:制御部20は、押下通知を受けた操作部制御手段32によって、パネルタイマをリセットし、新たな経過時間の計時を開始してステップSD3へ移行する。
SD3:制御部20は、新たな経過時間の計時を開始した操作部制御手段32によって、稼働状態管理手段35(図7のSC7)へ操作開始通知を送出してステップSD4へ移行する。
SD4:制御部20は、操作部制御手段32のパネルタイマによって、経過時間を計時しながら所定時間の経過を待って待機しており、経過時間が所定時間以上になったときにパネルタイムアウトを判定してステップSD5へ移行する。経過時間が所定時間未満の場合は、ステップSD1へ戻り、ステップSD1、SD4による待機を継続する。
SD5:制御部20は、パネルタイムアウトを判定した操作部制御手段32によって、稼働状態管理手段35(図7のSC10)へ操作終了通知を送出し、ステップSD1へ戻ってステップSD1、SD4による待機を継続する。
このような操作状態通知動作は、複合機1の電源が遮断されるまで継続される。
以下に、利用者が本実施例の複合機1を使用してコピーやFTP送信を行う場合における複合機1の動作について説明する。
まず、図10に示すフローチャートを用い、SEで示すステップに従って、本実施例の、稼動状態制御モードが「無効」に設定されている場合における複合機1の動作について説明する。
以下の本説明では、コピージョブおよびFTP送信ジョブにおける前段処理である画像読取処理の処理中に、認証装置25から認証タイムアウト通知による操作ロック通知(図5のS16)を受信した場合を例に説明する。
また、稼働状態管理手段35が保持する稼働状態は、稼動状態制御モードの「無効」への設定時に、処理の実行状態が「停止中」、表示操作部14の操作状態が「停止中」、装置の稼働状態通知は稼働停止通知に更新され、記憶部26に格納されており(図7のSC6)、この稼働状態は、稼動状態制御モードが「有効」に変更されるまで維持される。
このため、認証装置25のロック遅延機能は動作せず(図5のS13NO→S16)、認証タイムアウト通知による操作ロック通知は、認証サーバ22からの認証タイムアウト通知と同時に、複合機1へ送信される。
なお、稼動状態制御モードが「無効」の場合には、残金不足通知による操作ロック通知(図5のS11)は、コピージョブにおいては、印刷処理の処理中に送信され、FTP送信ジョブにおいては、利用限度額が設定されていないので送信されない。
SE1:本実施例の複合機1を使用する利用者が、認証装置25に接続しているICカードリーダ24に利用者の所持するカードをかざし、その認証情報によって利用者が認証されると、表示操作部14の画面にコピー待機画面が表示される(図5のS1→S2→SA1→SA2→S3YES→S5→図6のSB1YES→SB2参照)。
利用者が、コピージョブを選択した場合は、コピー待機画面からコピーに係る各種の設定(用紙サイズ、コピー濃度、拡大率、モノクロ印刷等)を行い、ジョブ開始を指示するための操作ボタン14b(開始ボタンという。)を押下する。
また、利用者が、FTP送信を選択した場合は、FTP送信を行うことを指示するための操作ボタン14b(FTP送信ボタンという。)を押下する。
SE2:複合機1の制御部20は、表示操作部14から、FTP送信ボタンの押下通知が送出された場合は、その押下通知を操作部制御手段32へ送出してステップSE3へ移行する。また、表示操作部14から、利用者により設定されたコピー設定情報と共に指示されたコピーのジョブ開始通知(コピー開始通知という。)が送出された場合は、そのコピー設定情報とコピー開始通知を操作部制御手段32へ送出してステップSE4へ移行する。
SE3:複合機1の制御部20は、FTP送信ボタンの押下通知を受けた操作部制御手段32によって、FTP送信の画像読取処理等の設定を行うための画像読取待機画面表示通知を表示操作部14へ送出し、表示操作部14は、表示部14aのコピー待機画面を画像読取待機画面に切替えて表示する。
この場合は、操作部制御手段32が、ジョブ管理手段31から処理開始通知を受けていないので、図6に示した画面表示通知処理は行われない。
利用者は、画像読取待機画面からFTP送信に係る各種の設定(送信するファイル形式、送信先の指定等)を行い、開始ボタンを押下する。
制御部20は、表示操作部14から、利用者により設定されたFTP送信設定情報と共に指示されたFTP送信のジョブ開始通知(FTP送信開始通知という。)が送出されると、そのFTP送信設定情報とFTP送信開始通知を操作部制御手段32へ送出してステップSE4へ移行する。
なお、上記ステップSE1、SE2において、操作ボタン14bが押下される度にその押下通知が操作部制御手段32へ送出され、操作部制御手段32では、図9に示した操作状態通知動作が行われ(図9のSD3,SD5)、操作開始通知または操作終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、図7に示したステップSC7、SC10、SC19〜SC22による稼働状態通知動作が行われる。
SE4:制御部20は、表示操作部14からのジョブ開始通知を受けた操作部制御手段32によって、そのコピー開始通知またはFTP送信開始通知をそれらの設定情報と共にジョブ管理手段31へ送出してステップSE5へ移行する。
SE5:制御部20は、設定情報と共にジョブ開始通知を受けたジョブ管理手段31によって、そのジョブ開始通知がコピー開始通知の場合は、コピージョブを開始するためにステップSE6へ移行する。ジョブ開始通知がFTP送信開始通知の場合は、FTP送信ジョブを開始するためにステップSE16へ移行する。
SE6:制御部20は、コピージョブを開始したジョブ管理手段31によって、コピーの前段処理である画像読取処理を開始するための画像読取開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、コピー設定情報と共に画像読取制御手段33へ送出する。
このとき、画像読取開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC14NO)、パネルロック制御部34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
SE7:制御部20は、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部に次画面として表示する読取中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aのコピー待機画面を読取中画面に切替えて表示する。
このとき、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32では、認証装置25から操作ロック通知を受信しておらず、またパネルロック画面が表示されていないので、次画面として表示する読取中画面表示通知が送出される(図6のSB12YES→SB13NO→SB14NO→SB17)。
SE8:また、制御部20は、コピー設定情報と共に画像読取開始通知を受けた画像読取制御手段33によって、利用者が自動給紙部15またはコンタクトガラス16にセットした原稿をスキャナ17でコピー設定情報に従って画像を読取りながら、その読取完了を待って待機し、読取りが完了したときにステップSE9へ移行する。読取中の場合は、前記の待機を継続する。
このとき、表示部14aに表示されている読取中画面には、現在何枚目の原稿を読取っているかが分かるようにその進行状況が表示される。
また、本実施例では、この画像読取処理中に、パネルロック制御手段34が認証装置25から操作ロック通知を受信するが、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働中通知であるため、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知が送出され、現在表示中の読取中画面の表示レベル(150:図4参照)が、表示しようとするパネルロック画面の表示レベル(100)より高いので、現在画面である読取中画面の表示が継続される(図6のSB3YES→SB4NO→SB7→SB8YES→SB9YES→SB10)。
SE9:制御部20は、原稿の読取完了を認識した画像読取制御手段33によって、ジョブ管理手段31へ読取った画像データと共に画像読取終了通知を送出する。
SE10:制御部20は、画像読取終了通知を受けたジョブ管理手段31によって、稼働状態管理手段35へ画像読取終了通知を送出し、その後にコピーの後段処理である印刷処理を開始するための印刷開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、コピー設定情報および画像データと共に画像処理部27へ送出する。
このとき、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC17NO)、パネルロック制御部34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
また、印刷開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC14NO)、パネルロック制御部34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
SE11:制御部20は、印刷開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部14に次画面として表示する印刷中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの読取中画面を印刷中画面に切替えて表示する。
このとき、印刷開始通知を受けた操作部制御手段32では、記憶部26に認証装置25から受信した操作ロック通知が格納されているので、パネルロック画面を表示しようとするが、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているため、パネルロック画面の表示レベル(100、図4参照)と、次画面として表示しようとする印刷中画面の表示レベル(140)とを比較し、表示レベルの高い印刷中画面を表示するために印刷中画面表示通知を送出する(図6のSB12YES→SB13NO→SB14YES→SB15YES→SB16YES→SB17)。
SE12:また、制御部20は、コピー設定情報および画像データと共に印刷開始通知を受けた画像処理部27によって、印刷処理を開始し、受取った画像データをコピー設定情報に従って印刷部2による印刷が可能な印刷データに変換し、コピー設定情報と共に印刷部2へ送出し、印刷部2は、受取った印刷データを基にコピー設定情報に従って印刷データの画像を用紙に印刷し、印刷済の用紙を1枚排出する度にその排出通知を画像処理部27へ送出し、画像処理部27はその排出通知をジョブ管理手段31へ送出し、ジョブ管理手段31はその排出通知をFDI23を介して認証装置25(図5のS6)へ送信する。
SE13:制御部20は、印刷部2によって、排出通知を送出しながら印刷完了を待って待機し、印刷が完了したときに画像処理部27へ印刷完了通知を送出してステップSE14へ移行する。印刷処理の実行中は、排出通知を送出しながら前記の待機を継続する。
このとき、表示部14aに表示されている印刷中画面には、現在何枚目を印刷しているかが分かるようにその進行状況が表示される。
なお、仮に、この印刷処理中に、パネルロック制御手段34が認証装置25から残金不足による、最初の操作ロック通知(図5のS11)を受信したとしても、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので、操作ロック通知を受けた操作部制御手段32は、表示しようとするパネルロック画面の表示レベル(100)より現在画面である印刷中画面の表示レベル(140)が高いので、印刷中画面の表示を継続する(図6のSB3YES→SB4NO→SB7→SB8YES→SB9YES→SB10)。
SE14:制御部20は、印刷完了通知を受けた画像処理部27によって、ジョブ管理手段31へ印刷終了通知を送出し、ジョブ管理手段31は、その印刷終了通知を稼働状態管理手段35へ、コピーのジョブ終了通知を操作部制御手段32へ送出する。
このとき、印刷終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC17NO)、パネルロック制御部34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
SE15:制御部20は、コピーのジョブ終了通知を受けた操作部制御手段32によって、実行していたコピージョブのコピー待機画面を表示しようとするが、記憶部26に認証装置25から受信した操作ロック通知が格納されているので、パネルロック画面を表示するために、表示操作部14へパネルロック画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの印刷中画面をパネルロック画面に切替えて表示する。その後に制御部20は、ステップSE1へ戻って、表示部14aにパネルロック画面を表示した状態で待機する。
このとき、ジョブ終了通知を受けた操作部制御手段32では、実行していたコピージョブのコピー待機画面を表示しようとするが、記憶部26に認証装置25から受信した操作ロック通知が格納され、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので、パネルロック画面の表示レベル(100)と、次画面として表示しようとするコピー待機画面の表示レベル(50)とを比較し、表示レベルの高いパネルロック画面を表示するためにパネルロック画面表示通知を送出する(図6のSB12YES→SB13NO→SB14YES→SB15YES→SB16NO→SB18)。
このようにして本実施例の複合機1における、稼動状態制御モードが「無効」に設定されている場合のコピージョブが実行される。次に、稼動状態制御モードが「無効」に設定されている場合のFTP送信ジョブについて説明する。
SE16:制御部20は、FTP送信ジョブを開始したジョブ管理手段31によって、FTP送信の前段処理である画像読取処理を開始するための画像読取開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、FTP送信設定情報と共に画像読取制御手段33へ送出する。
このとき、画像読取開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC14NO)、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
SE17:制御部20は、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部に次画面として表示する読取中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの画像読取待機画面を読取中画面に切替えて表示する。
このとき、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32では、認証装置25から操作ロック通知を受信しておらず、またパネルロック画面が表示されていないので、次画面として表示する読取中画面表示通知が送出される(図6のSB12YES→SB13NO→SB14NO→SB17)。
SE18:また、制御部20は、FTP送信設定情報と共に画像読取開始通知を受けた画像読取制御手段33によって、利用者が自動給紙部15またはコンタクトガラス16にセットした原稿をスキャナ17でFTP送信設定情報に従って画像を読取りながら、その読取完了を待って待機し、読取りが完了したときにステップSE19へ移行する。読取中の場合は、前記の待機を継続する。
このとき、表示部14aに表示されている読取中画面には、現在何枚目の原稿を読取っているかが分かるようにその進行状況が表示される。
また、本実施例では、この画像読取処理中に、パネルロック制御手段34が認証装置25から操作ロック通知を受信するが、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働停止通知であるため、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知が送出され、現在表示中の読取中画面の表示レベル(150:図4参照)が、表示しようとするパネルロック画面の表示レベル(100)より高いため、現在画面である読取中画面の表示が継続される(図6のSB3YES→SB4NO→SB7→SB8YES→SB9YES→SB10)。
SE19:制御部20は、原稿の読取完了を認識した画像読取制御手段33によって、ジョブ管理手段31へ読取った画像データと共に画像読取終了通知を送出する。
SE20:制御部20は、画像読取終了通知を受けたジョブ管理手段31によって、稼働状態管理手段35へ画像読取終了通知を送出し、その後にFTP送信の後段処理であるFTPによる送信処理を開始するための送信開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、FTP送信設定情報および画像データと共に画像処理部27へ送出する。
このとき、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC17NO)、パネルロック制御部34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
また、FTPによる送信開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC14NO)、パネルロック制御部34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
SE21:制御部20は、FTPによる送信開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部に次画面として表示するデータ処理中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの読取中画面をデータ処理中画面に切替えて表示する。
このとき、送信開始通知を受けた操作部制御手段32では、記憶部26に認証装置25から受信した操作ロック通知が格納されているので、パネルロック画面を表示しようとするが、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているため、パネルロック画面の表示レベル(100、図4参照)と、次画面として表示しようとするデータ処理中画面の表示レベル(130)とを比較し、表示レベルの高いデータ処理中画面を表示するためにデータ処理中画面表示通知を送出する(図6のSB12YES→SB13NO→SB14YES→SB15YES→SB16YES→SB17)。
SE22:また、制御部20は、FTP送信設定情報および画像データと共にFTPによる送信開始通知を受けた画像処理部27によって、受取った画像データをFTP送信設定情報で指定されたファイル形式のファイルに変換し、FTP送信設定情報と共に出力部28へ送出し、出力部28は、受取ったファイルをFTP送信設定情報で指定された送信先のフォルダへ送信する。
SE23:制御部20は、出力部28によって、FTPによる送信完了を待って待機し、FTPによる送信が完了したときに画像処理部27へFTPによる送信完了通知を送出してステップSE24へ移行する。FTPによる送信処理の実行中は、前記の待機を継続する。
このとき、表示部14aに表示されているデータ処理中画面には、「送信データ作成中」等の現在の進行状況が表示される。
また、仮に、このFTPによる送信処理中に、複合機1の稼働状況に関わらず操作ロック通知を送信する認証装置25からパネルロック制御手段34が、最初の操作ロック通知を受信したとしても、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので、操作ロック通知を受けた操作部制御手段32は、表示しようとするパネルロック画面の表示レベル(100)より現在画面であるデータ処理中画面の表示レベル(130)が高いので、データ処理中画面の表示を継続する(図6のSB3YES→SB4NO→SB7→SB8YES→SB9YES→SB10)。
SE24:制御部20は、FTPによる送信完了通知を受けた画像処理部27によって、ジョブ管理手段31へ送信終了通知を送出し、ジョブ管理手段31は、その送信終了通知を稼働状態管理手段35へ、FTP送信のジョブ終了通知を操作部制御手段32へ送出する。
このとき、送信終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので稼働状態の更新は行われず(図7のSC17NO)、パネルロック制御部34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC21)。
SE25:制御部20は、FTP送信のジョブ終了通知を受けた操作部制御手段32によって、実行していたFTP送信ジョブの画像読取待機画面を表示しようとするが、記憶部26に認証装置25から受信した操作ロック通知が格納されているので、パネルロック画面を表示するために、表示操作部14へパネルロック画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aのデータ処理中画面をパネルロック画面に切替えて表示する。その後に制御部20は、ステップSE1へ戻って、表示部14aにパネルロック画面を表示した状態で待機する。
このとき、ジョブ終了通知を受けた操作部制御手段32では、実行していたFTP送信ジョブの画像読取待機画面を表示しようとするが、記憶部26に認証装置25から受信した操作ロック通知が格納され、稼動状態制御モードが「無効」に設定されているので、パネルロック画面の表示レベル(100)と、次画面として表示しようとする画像読取待機画面の表示レベル(50)とを比較し、表示レベルの高いパネルロック画面を表示するためにパネルロック画面表示通知を送出する(図6のSB12YES→SB13NO→SB14YES→SB15YES→SB16NO→SB18)。
このようにして本実施例の複合機1における、稼動状態制御モードが「無効」に設定されている場合のFTP送信ジョブが実行される。
以下に、図11に示すフローチャートを用い、SFで示すステップに従って、本実施例の、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合における複合機1の動作について説明する。
本実施例においては、稼動状態制御モードが「有効」の場合には、認証装置25のロック遅延機能が動作するので、本説明では、コピージョブおよびFTP送信ジョブにおける前段処理である画像読取処理の処理終了と同時に、認証装置25からロック遅延解除時の認証タイムアウト通知による操作ロック通知(図5のS13YES→S14→S15YES→S16)を受信した場合を例に説明する。
また、稼働状態管理手段35が保持する稼働状態は、稼動状態制御モードの「有効」への設定時に、処理の実行状態が「停止中」、表示操作部14の操作状態が「操作中」、装置の稼働状態通知は稼働中通知に更新され、記憶部26に格納されている(図7のSC5)。
なお、残金不足通知による操作ロック通知(図5のS11)の送信は、稼動状態制御モードが「無効」の場合と同様である。
本説明におけるステップSF1〜SF5の動作は、上記「無効」の場合におけるステップSE1〜SE5の動作と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、ステップSF1において、利用者が、コピー待機画面からコピーに係る各種の設定を行っているときに、仮に、ロック遅延機能を有していない認証装置25からパネルロック制御手段34が認証装置25から操作ロック通知を受信したとしても、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、設定のために操作ボタン14bが操作されているため、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働中通知であるので(図7のSC22)、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知は、ロック遅延の解除後、つまりパネルタイムアウトによる操作終了通知を受けた時に送出(図7のSC21)されるため、現在画面であるコピー待機画面の表示が継続され、設定終了後にパネルロック画面が表示される(図6のSB3YES→SB4YES→SB5→SB6YES→SB7→SB8NO→SB11)。ステップSF3の場合も、同様である。
なお、本実施例の認証装置25は、ロック遅延機能を有しているので、設定のために操作ボタン14bが、最初に操作されたときに、稼働状態管理手段35が、操作状態を「操作中」更新し(図7のSC9)、稼働状態判定の結果、認証装置25へ稼働通知が送信されるため(図7のSC22)、認証装置25側でロック遅延され、パネルタイムアウトによる操作終了通知が送出された時に、稼働状態管理手段35が、操作状態を「停止中」更新して(図7のSC12)、認証装置25へ非稼働通知が送信(図7のSC21)されたことにより、ロック遅延が解除されて操作ロック通知がパネルロック制御手段34へ送信されるため(図5のS13YES→S14→S15YES→S16)、現在画面であるコピー待機画面の表示が継続され、設定終了後にパネルロック画面が表示される(図6のSB3YES→SB4NO→SB7→SB8NO→SB11)。
このように、本実施例では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合は、認証装置25が遅延機能を有しているか否かに関わらず、利用者がジョブの詳細設定を行っているときに、パネルロック画面が表示されることはなく、装置が利用できない状態になることはない。
SF6:制御部20は、コピージョブを開始したジョブ管理手段31によって、コピーの前段処理である画像読取処理を開始するための画像読取開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、コピー設定情報と共に画像読取制御手段33へ送出する。
このとき、画像読取開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「実行中」に、操作状態を「停止中」、稼働状態通知を稼動中通知に更新し、認証装置25へは稼働通知が送信される(図7のSC15、SC22)。
SF7:制御部20は、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部に次画面として表示する読取中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aのコピー待機画面を読取中画面に切替えて表示する。
このとき、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32では、認証装置25から操作ロック通知を受信しておらず、またパネルロック画面が表示されていないので、次画面として表示する読取中画面表示通知が送出される(図6のSB12YES→SB13NO→SB14NO→SB17)。
SF8:また、制御部20は、コピー設定情報と共に画像読取開始通知を受けた画像読取制御手段33によって、利用者が自動給紙部15またはコンタクトガラス16にセットした原稿をスキャナ17でコピー設定情報に従って画像を読取りながら、その読取完了を待って待機し、読取りが完了したときにステップSF9へ移行する。読取中の場合は、前記の待機を継続する。
このとき、表示部14aに表示されている読取中画面には、現在何枚目の原稿を読取っているかが分かるようにその進行状況が表示される。
また、仮に、この画像読取処理中に、複合機1の稼働状況に関わらず操作ロック通知を送信する認証装置25からパネルロック制御手段34が操作ロック通知を受信したとしても、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働中通知であるので、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知は、ロック遅延の解除後、つまり画像読取処理の終了時に送出されるため、現在画面である読取中画面の表示が継続され、画像読取処理の終了時にパネルロック画面が表示される(図6のSB3YES→SB4YES→SB5→SB6YES→SB7→SB8NO→SB11)。
SF9:制御部20は、原稿の読取完了を認識した画像読取制御手段33によって、ジョブ管理手段31へ読取った画像データと共に画像読取終了通知を送出し、画像読取終了通知を受けたジョブ管理手段31によって、稼働状態管理手段35へ画像読取終了通知を送出する。
SF10:制御部20は、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35によって、認証装置25へ非稼働通知を送信する。
すなわち、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動停止通知に更新し、パネルロック制御手段34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC18、SC21)。
この非稼働通知を受信した認証装置25では、非稼働通知の受信によりロック遅延を解除し、パネルロック制御手段34へ操作ロック通知を送信する。この操作ロック通知を受信したパネルロック制御手段34では、取得した稼働状態通知が稼働停止通知であるので、操作部制御手段32へ操作ロック通知が送出され、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知を受けた操作部制御手段32では、表示操作部14にパネルロック画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの読取中画面をパネルロック画面に切替えて表示する(図6のSB3YES→SB4NO→SB7→SB8NO→SB11)。
SF11:また、制御部20は、ジョブ管理手段31によって、稼働状態管理手段35への画像読取終了通知の送出後に、コピーの後段処理である印刷処理を開始するための印刷開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、コピー設定情報および画像データと共に画像処理部27へ送出する。
このとき、印刷開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「実行中」に、操作状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動中通知に更新し、認証装置25へは稼働通知が送信される(図7のSC15、SC22)。
また、印刷開始通知を受けた操作部制御手段32では、印刷中画面を表示しようとするが、既にパネルロック画面が表示され、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、表示操作部14へパネルロック画面表示通知を送出せずに表示部14aのパネルロック画面の表示を継続する。(図6のSB12YES→SB13YES→SB15NO→SB18)。
SF12:制御部20は、コピー設定情報および画像データと共に印刷開始通知を受けた画像処理部27により、印刷処理を開始し、上記「無効」の場合のステップSE12と同様にして、印刷部2により、受取った印刷データの画像を用紙に印刷し、印刷済の用紙を1枚排出する度に送出される排出通知をジョブ管理手段31により認証装置25(図5のS6)へ送信する。
SF13:制御部20は、印刷部2によって、排出通知を送出しながら印刷完了を待って待機し、印刷が完了したときに画像処理部27へ印刷完了通知を送出してステップSF14へ移行する。印刷処理の実行中は、排出通知を送出しながら前記の待機を継続する。このとき、表示部14aには、パネルロック画面が表示されている。
なお、仮に、この印刷処理中に、パネルロック制御手段34が認証装置25から残金不足による、最初の操作ロック通知(図5のS11)を受信したとしても、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働中通知であるので、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知は、ロック遅延の解除後、つまり印刷処理の終了時に送出されるため、現在画面である印刷中画面の表示が継続され、印刷処理の終了時にパネルロック画面が表示される(図6のSB3YES→SB4YES→SB5→SB6YES→SB7→SB8NO→SB11)。
SF14:制御部20は、印刷完了通知を受けた画像処理部27によって、ジョブ管理手段31へ印刷終了通知を送出し、ジョブ管理手段31は、その印刷終了通知を稼働状態管理手段35へ、コピーのジョブ終了通知を操作部制御手段32へ送出する。
このとき、印刷終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動停止通知に更新し、パネルロック制御手段34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC18、SC21)。
SF15:制御部20は、コピーのジョブ終了通知を受けた操作部制御手段32によって、実行していたコピージョブのコピー待機画面を表示しようとするが、既にパネルロック画面が表示され、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、表示操作部14へパネルロック画面表示通知を送出せずに表示部14aのパネルロック画面の表示を継続したまま(図6のSB12YES→SB13YES→SB15NO→SB18)、ステップSF1へ戻り、パネルロック画面を表示した状態で待機する。
このようにして本実施例の複合機1における、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合のコピージョブが実行される。次に、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合のFTP送信ジョブについて説明する。
SF16:制御部20は、FTP送信ジョブを開始したジョブ管理手段31によって、FTP送信の前段処理である画像読取処理を開始するための画像読取開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、FTP送信設定情報と共に画像読取制御手段33へ送出する。
このとき、画像読取開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「実行中」、操作状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動中通知に更新し(図7のSC15)、認証装置25へは稼働通知が送信される(図7のSC22)。
SF17:制御部20は、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部に次画面として表示する読取中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの画像読取待機画面を読取中画面に切替えて表示する。
このとき、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32では、認証装置25から操作ロック通知を受信しておらず、またパネルロック画面が表示されていないので、次画面として表示する読取中画面表示通知が送出される(図6のSB12YES→SB13NO→SB14NO→SB17)。
SF18:また、制御部20は、FTP送信設定情報と共に画像読取開始通知を受けた画像読取制御手段33によって、利用者が自動給紙部15またはコンタクトガラス16にセットした原稿をスキャナ17でFTP送信設定情報に従って画像を読取りながら、その読取完了を待って待機し、読取りが完了したときにステップSF19へ移行する。読取中の場合は、前記の待機を継続する。
このとき、表示部14aに表示されている読取中画面には、現在何枚目の原稿を読取っているかが分かるようにその進行状況が表示される。
また、仮に、この画像読取処理中に、複合機1の稼働状況に関わらず操作ロック通知を送信する認証装置25からパネルロック制御手段34が操作ロック通知を受信したとしても、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働中通知であるので、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知は、ロック遅延の解除後、つまり画像読取処理の終了時に送出されるため、現在画面である読取中画面の表示が継続され、画像読取処理の終了時にパネルロック画面が表示される(図6のSB3YES→SB4YES→SB5→SB6YES→SB7→SB8NO→SB11)。
SF19:制御部20は、原稿の読取完了を認識した画像読取制御手段33によって、ジョブ管理手段31へ読取った画像データと共に画像読取終了通知を送出し、画像読取終了通知を受けたジョブ管理手段31によって、稼働状態管理手段35へ画像読取終了通知を送出する。
SF20:制御部20は、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35によって、認証装置25へ非稼働通知を送信する。
すなわち、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動停止通知に更新し、パネルロック制御手段34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC18、SC21)。
この非稼働通知を受信した認証装置25では、非稼働通知の受信によりロック遅延を解除し、パネルロック制御手段34へ操作ロック通知を送信する。この操作ロック通知を受信したパネルロック制御手段34では、取得した稼働状態通知が稼働停止通知であるので、操作部制御手段32へ操作ロック通知が送出され、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知を受けた操作部制御手段32では、表示操作部14にパネルロック画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの読取中画面をパネルロック画面に切替えて表示する(図6のSB3YES→SB4NO→SB7→SB8NO→SB11)。
SF21:また、制御部20は、ジョブ管理手段31によって、稼働状態管理手段35への画像読取終了通知の送出後に、FTP送信の後段処理であるFTPによる送信処理を開始するための送信開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、FTP送信設定情報および画像データと共に画像処理部27へ送出する。
このとき、FTPによる送信開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「実行中」に、操作状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動中通知に更新し、認証装置25へは稼働通知が送信される(図7のSC15、SC22)。
また、FTPによる送信開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、データ処理中画面を表示しようとするが、既にパネルロック画面が表示され、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、表示操作部14へパネルロック画面表示通知を送出せずに表示部14aのパネルロック画面の表示を継続する。(図6のSB12YES→SB13YES→SB15NO→SB18)。
SF22:制御部20は、FTP送信設定情報および画像データと共にFTPによる送信開始通知を受けた画像処理部27によって、受取った画像データをFTP送信設定情報で指定されたファイル形式のファイルに変換し、FTP送信設定情報と共に出力部28へ送出し、出力部28は、受取ったファイルをFTP送信設定情報で指定された送信先のフォルダへ送信する。
SF23:制御部20は、出力部28によって、FTPによる送信完了を待って待機し、FTPによる送信が完了したときに画像処理部27へFTPによる送信完了通知を送出してステップSF24へ移行する。FTPによる送信処理の実行中は、前記の待機を継続する。このとき、表示部14aには、パネルロック画面が表示されている。
なお、仮に、このFTPによる送信処理中に、複合機1の稼働状況に関わらず操作ロック通知を送信する認証装置25から、パネルロック制御手段34が、最初の操作ロック通知を受信したとしても、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働中通知であるので、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知は、ロック遅延の解除後、つまりFTPによる送信処理の終了時に送出されるため、現在画面であるデータ処理中画面の表示が継続され、FTPによる送信処理の終了時にパネルロック画面が表示される(図6のSB3YES→SB4YES→SB5→SB6YES→SB7→SB8NO→SB11)。
SF24:制御部20は、FTPによる送信完了通知を受けた画像処理部27によって、ジョブ管理手段31へ送信終了通知を送出し、ジョブ管理手段31は、その送信終了通知を稼働状態管理手段35へ、FTP送信のジョブ終了通知を操作部制御手段32へ送出する。
このとき、FTPによる送信完了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動停止通知に更新し、パネルロック制御手段34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図7のSC18、SC21)。
SF25:制御部20は、FTP送信のジョブ終了通知を受けた操作部制御手段32によって、実行していたFTP送信ジョブの画像読取待機画面を表示しようとするが、既にパネルロック画面が表示され、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、表示操作部14へパネルロック画面表示通知を送出せずに表示部14aのパネルロック画面の表示を継続したまま(図6のSB12YES→SB13YES→SB15NO→SB18)、ステップSF1へ戻り、パネルロック画面を表示した状態で待機する。
このようにして本実施例の複合機1における、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合のFTP送信ジョブが実行される。
以上説明したように、本実施例では、認証装置25が、複合機1の稼働状況に関わらず操作ロック通知を送信するものであっても、複合機1の稼働状況によって操作ロック通知の送信を遅延させるものであっても、稼働状態制御モードを「無効」に設定すれば、処理中画面の表示レベルをパネルロック画面の表示レベルより上位に設定し、待機画面の表示レベルをパネルロック画面の表示レベルより下位に設定することによって、認証装置25からパネルロック画面の操作ロック通知を受信したとしても、利用者が実行したジョブが終了してパネルロック画面を表示するまでの間、処理の進行状況を利用者に表示し続けることができ、ジョブの実行中における各処理の処理中画面(例えば、読取中画面)に処理の進行状況が表示されている場合において、認証装置25から操作ロック通知を受信したときに画面がパネルロック画面に切替って利用者が進行状況の確認ができなくなることを防止することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
また、稼働状態制御モードを「有効」に設定すれば、処理中画面の表示中に認証装置25から操作ロック通知を受信したとしても、ロック遅延機能によって当該処理の終了までパネルロック画面の表示を遅らせることができ、利用者は、読取中画面等による処理の進行状況の確認を当該処理の終了まで行うことができ、利用者の利便性を向上させることができる。
更に、稼働状態制御モードが「有効」の場合は、表示操作部14が操作中のときに、複合機1が稼働状態であることを認証装置25に通知するので、利用者が表示操作部14によってコピーやFTP送信等のジョブの詳細設定中に、認証装置25が操作ロック通知を送信しても、ロック遅延機能によってパネルロック画面の表示を設定終了まで遅らせることができ、ジョブの詳細設定中にパネルロック画面に切替って複合機1が利用できなくなることを防止して、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、本実施例においては、稼働状態制御モードが「有効」の場合に、表示する画面の表示開始と見做す通知を処理開始通知(例えば、FTP送信の画像読取開始通知)とし、表示終了と見做す通知を処理終了通知(例えば、FTP送信の画像読取終了通知)として、認証装置25から操作ロック通知を受信したときに実行していた処理(例えば、FTP送信の画像読取処理)の終了時にパネルロック画面を表示するとして説明したが、表示する画面の表示開始と見做す通知をジョブ開始通知(例えば、FTP送信のジョブ開始通知)とし、表示終了と見做す通知をジョブ終了通知(例えば、FTP送信のジョブ終了通知)とすれば、装置の稼働状態通知をジョブの実行中は稼働中通知のまま維持することができ、ジョブ終了通知の送出時に、稼働状態通知が稼働停止通知に更新され、ロック遅延を解除するタイミングを、ジョブ終了通知の送出時まで遅らせて、ジョブの終了時にパネルロック画面を表示することができ、ジョブの実行中における全ての処理の進行状況を利用者に表示し続けることが可能になる。
以下に、図12ないし図16を用いて本実施例の複合機について説明する。なお上記実施例1と同様の部分は、同一の符号を付してその説明を省略する。
本実施例では、複合機1によるジョブの実行中に、そのジョブに係る各処理の進行状況を利用者の選択によってジョブの終了まで表示させるジョブ種別(進行状況表示ジョブ種別という。)が予め設定されており、 本実施例の記憶部26には、図12に示すように、稼働状態制御モードが「有効」であって、進行状況表示ジョブ種別のジョブを実行するときに、そのジョブ種別を保存するジョブ種別保存エリア41が予め確保されている。
本実施例の進行状況表示ジョブ種別は、予めコピージョブに設定され、そのジョブ名「コピー」が記憶部26のジョブ種別保存エリア41を除く領域に格納されている。
また、ジョブ種別保存エリア41に保存するときには、コピージョブのジョブ名「コピー」が保存され、各ジョブの終了時には保存されたジョブ名はクリアされる。
本実施例のパネルロック制御手段34は、上記実施例1のパネルロック制御手段34の機能に加えて、ロック遅延を行うときに、ロック遅延通知を操作部制御手段32へ送出する機能を有している。
本実施例の操作部制御手段32は、上記実施例1の操作部制御手段32の機能に加えて、稼働状態制御モードが「有効」であって、表示操作部14から設定情報と共に処理開始通知を受信したときに、開始すべき処理のジョブ種別が進行状況表示ジョブ種別(本実施例ではコピー)と一致する場合は、そのジョブ名(本実施例では「コピー」)をジョブ種別保存エリア41に保存する機能、パネルロック制御手段34からロック遅延通知を受けた場合に、記憶部26のジョブ種別保存エリア41に保存されているジョブ種別を読出し、そのジョブ種別が「コピー」であるときは、表示操作部14の表示部14aの表示を、図13に示す、実行中のジョブの終了後に装置がロックされる旨の文言を表示したパネルロック警告画面に切替える機能、パネルロック警告画面の表示中に、表示操作部14から操作ボタン14bの押下通知を受信したときは、パネルロック警告画面を非表示にするためにパネルロック警告画面の非表示通知を表示操作部14へ送信して、実行中の処理の処理中画面に切替える機能を有している。
本実施例の稼働状態管理手段35は、上記実施例1の稼働状態管理手段35に対して、稼働状態制御モードが「有効」であって、ジョブ管理手段31から処理終了通知として画像読取終了通知を受けた場合に、そのジョブがジョブ種別保存エリア41に保存されているジョブ種別(「コピー」)と一致するときは、処理の実行状態を更新せず、ジョブ管理手段31から当該ジョブの終了に係る処理終了通知として印刷終了通知を受けた場合に、処理の実行状態を「停止中」に更新する点が相違している。
上記の構成の複合機1、認証サーバ22、認証装置25の動作について、以下に説明する。
本実施例の認証装置25および認証サーバ22の動作は、上記実施例1の図5に示した認証装置25および認証サーバ22の動作と同様であるので、その説明を省略する。
以下に、図14に示すフローチャートを用い、SGで示すステップに従って、本実施例の複合機1の制御部20による画面表示通知動作について説明する。
本実施例のステップSG1〜SG5の動作は、上記実施例1の図6に示した画面表示通知動作のステップSB1〜SB5の動作と同様であるので、その説明を省略する。
SG6:制御部20は、ロック遅延を開始したパネルロック制御手段34によって、ロック遅延を行う旨のロック遅延通知を操作部制御手段32へ送出してステップSG7へ移行する。
SG7:制御部20は、ロック遅延を開始しロック遅延通知を送出したパネルロック制御手段34によって、稼働状態管理手段35からの装置の稼働状態の稼働停止通知(図15のSH23)を待って待機しており、稼働状態管理手段35から稼働停止通知を受けたときに、ロック遅延を解除してステップSG8へ移行する。稼働停止通知を受けていない場合は、前記の待機を継続する。
その後のステップSG8〜SG12の動作は、上記実施例1の図6に示した画面表示通知動作のステップSB7〜SB11の動作と同様であるので、その説明を省略する。
SG13:制御部20は、操作部制御手段32によって、パネルロック制御手段34からのロック遅延通知を待って待機しており、パネルロック制御手段34からロック遅延通知を受けたときにステップSG14へ移行する。ジョブ管理手段31からロック遅延通知を受けていない場合はステップSG18へ移行する。
SG14:制御部20は、ロック遅延通知を受けた操作部制御手段32によって、記憶部26のジョブ種別保存エリア41に、操作部制御手段32が保存したジョブ種別(本実施例ではコピー)を読出し、そのジョブ種別と、現在実行中のジョブ種別とが一致した場合はステップSG15へ移行する。ジョブ種別が不一致の場合はステップSG18へ移行する。
SG15:制御部20は、ジョブ種別の一致を判定した操作部制御手段32によって、図13に示すパネルロック警告画面を表示するためのパネルロック警告画面表示通知を表示操作部14へ送出し、表示操作部14は、表示部14aに通知されたパネルロック警告画面を表示する。
SG16:制御部20は、パネルロック警告画面を送出した操作部制御手段32によって、表示操作部14からの操作ボタン14bの押下通知を待って待機しており、押下通知を受けたときに、現在実行中の処理の処理中画面への切替えを判定してステップSG17へ移行する。押下通知を受けていない場合は前記の待機を継続する。
なお、パネルロック警告画面を表示した印刷の実行中に表示操作部14から押下通知を受けなかった場合は、当該処理の処理終了通知を受けたときに、パネルロック警告画面を表示したまま、ステップSG18へ移行する。
SG17:制御部20は、現在実行中の処理の処理中画面への切替えを判定した操作部制御手段32によって、パネルロック警告画面を非表示にするための非表示通知と、現在実行中の処理の処理中画面を表示するための画面表示通知(例えば、読取中画面表示通知)とを表示操作部14へ送出してステップSG18へ移行する。画面表示通知等を受けた表示操作部14は、表示部14aのパネルロック警告画面を非表示にし、表示部14aの画面を通知された処理中画面に切替えて表示する。
その後のステップSG18〜SG24の動作は、上記実施例1の図6に示した画面表示通知動作のステップSB12〜SB18の動作と同様であるので、その説明を省略する。
以下に、図15に示すフローチャートを用い、SHで示すステップに従って、本実施例の複合機1の制御部20による稼働状態通知動作について説明する。
本実施例のステップSH1〜SH15の動作は、上記実施例1の図7に示した稼働状態通知動作のステップSC1〜SC15の動作と同様であるので、その説明を省略する。
SH16:制御部20は、稼働状態管理手段35によって、ジョブ管理手段31からの処理終了通知を待って待機しており、ジョブ管理手段31から処理終了通知を受けたときにステップSH17へ移行する。処理終了通知を受けていない場合はステップSH21へ移行する。
SH17:制御部20は、処理終了通知を受けた稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている現在の稼働状態制御モードを確認し、その稼働状態制御モードが「有効」の場合はステップSH18へ移行する。稼働状態制御モードが「無効」の場合は、実行状態の更新は行わずにステップSH21へ移行する。
SH18:制御部20は、稼働状態制御モードが「有効」と認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26のジョブ種別保存エリア41に保存されているジョブ種別(本実施例ではコピー)を読出し、そのジョブ種別と、現在実行中のジョブ種別とが一致した場合はステップSH19へ移行する。ジョブ種別が不一致の場合はステップH20へ移行する。
SH19:制御部20は、ジョブ種別の一致を判定した稼働状態管理手段35によって、ジョブ管理手段31から受けた処理終了通知が画像読取終了通知の場合は、処理の実行状態を更新せずにステップSH21へ移行する。ジョブ管理手段31から受けた処理終了通知が画像読取終了通知でない場合は、ステップH20へ移行する。
SH20:制御部20は、ジョブ種別が不一致を判定した、または受けた処理終了通知が画像読取終了通知でないと認識した稼働状態管理手段35によって、記憶部26に格納されている処理の実行状態を「停止中」に更新してステップSH21へ移行する。
その後のステップSH21〜SH24の動作は、上記実施例1の図7に示した稼働状態通知動作のステップSC19〜SC22の動作と同様であるので、その説明を省略する。
このように、本実施例では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合に、コピージョブの前段処理である画像読取処理の画像読取終了通知を受けた場合には、処理の実行状態を更新せずに、画像読取開始通知を受けたときに上記ステップSH15において更新した実行状態「実行中」を維持し、コピージョブの後段処理である印刷処理の印刷読取終了通知を受けたときに、処理の実行状態を「停止中」に更新するので、稼働状態判定の結果、画像読取処理の終了時には、記憶部26の稼働状態通知は稼動中通知のまま維持され(ステップSH24)、印刷処理の終了時に、パネルロック管理手段34へ、稼動停止通知が送信され、ロック遅延の解除をコピージョブの終了時まで遅らせることができる。
本実施例の操作状態通知動作は、上記実施例1の図9に示した操作状態通知動作と同様であるので、その説明を省略する。
以下に、利用者が本実施例の複合機1を使用してコピーやFTP送信を行う場合における複合機1の動作について説明する。
なお、稼動状態制御モードが「無効」に設定されている場合における複合機1の動作は、上記実施例1の図10に示した複合機1の動作と同様であるので、その説明を省略する。
以下に、図16に示すフローチャートを用い、SKで示すステップに従って、本実施例の、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合における複合機1の動作について説明する。
本実施例においては、稼動状態制御モードが「有効」の場合には、認証装置25のロック遅延機能が動作し、進行状況表示ジョブ種別であるコピージョブにおける操作ロック通知は、認証装置25のロック遅延機能によって、認証タイムアウト通知による操作ロック通知は、印刷処理の印刷終了時に印刷終了通知が送出されたときに認証装置25へ送信される非稼働通知によりロック遅延を解除したとき(図5のS13YES→S14→S15YES→S16)、つまり印刷処理の印刷終了時に受信することになるので、本説明では、コピージョブにおける後段処理である印刷処理の処理中に、残金不足通知による操作ロック通知(図5のS11)を受信した場合を例に説明する。
また、進行状況表示ジョブ種別ではないFTP送信ジョブの場合は、利用限度額が設定されていないために残金不足通知による操作ロック通知は送信されないので、上記実施例1で図11を用いて説明した、稼動状態制御モードが「有効」の場合における複合機1の動作と同様に、FTP送信ジョブにおける前段処理である画像読取処理の処理終了と同時に、認証装置25からロック遅延解除時の認証タイムアウト通知による操作ロック通知(図5のS13YES→S14→S15YES→S16)を受信した場合を例に説明する。
また、稼働状態管理手段35が保持する稼働状態は、稼動状態制御モードの「有効」への設定時に、処理の実行状態が「停止中」、表示操作部14の操作状態が「操作中」、装置の稼働状態通知は稼働停止通知に更新され、記憶部26に格納されている(図7のSC5)。
本実施例のステップSK1〜SK3の動作は、上記実施例1の図11に示した複合機1の動作のステップSF1〜SF3の動作と同様であるので、その説明を省略する。
なお、ステップSK1、SK3において、利用者が、コピー待機画面または画像読取待機画面から、そのジョブに係る各種の設定を行っているときには、上記実施例1で図11を用いて説明した、稼動状態制御モードが「有効」の場合における複合機1の動作と同様の理由で、認証装置25が遅延機能を有しているか否かに関わらず、利用者がジョブの詳細設定を行っているときに、パネルロック画面が表示されることはなく、装置が利用できない状態になることはない。
SK4:制御部20は、表示操作部14からジョブ開始通知を受けた操作部制御手段32によって、そのコピー開始通知またはFTP送信開始通知をそれらの設定情報と共にジョブ管理手段31へ送出すると共に、操作部制御手段32によって、ジョブ開始通知のジョブ種別を認識し、その処理種別が、記憶部26に格納されている進行状況表示ジョブ種別(コピー)と一致する場合はステップSK5へ移行する。認識した処理種別が進行状況表示ジョブ種別と不一致の場合(FTP送信の場合)はステップSK6へ移行する。
SK5:制御部20は、表示操作部14からジョブ開始通知を受けた操作部制御手段32によって、コピージョブのジョブ名である「コピー」を記憶部26のジョブ種別保存エリア41に保存してステップSK6へ移行する。
SK6:制御部20は、表示操作部14からのジョブ開始通知を受けた操作部制御手段32によって、そのコピー開始通知またはFTP送信開始通知をそれらの設定情報と共にジョブ管理手段31へ送出してステップSK7へ移行する。
SK7:制御部20は、設定情報と共にジョブ開始通知を受けたジョブ管理手段31によって、そのジョブ開始通知がコピー開始通知の場合は、コピージョブを開始するためにステップSK8へ移行する。ジョブ開始通知がFTP送信開始通知の場合は、FTP送信ジョブを開始するためにステップSK21へ移行する。
SK8:制御部20は、コピージョブを開始したジョブ管理手段31によって、コピーの前段処理である画像読取処理を開始するための画像読取開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、コピー設定情報と共に画像読取制御手段33へ送出する。
このとき、画像読取開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、上記実施例1(図11)と同様に、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「実行中」に、操作状態を「停止中」、稼働状態通知を稼動中通知に更新し、認証装置25へは稼働通知が送信される(図15のSH15、SH24)。
SK9:制御部20は、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部に次画面として表示する読取中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aのコピー待機画面を読取中画面に切替えて表示する。
このとき、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32では、上記実施例1(図11)と同様に、認証装置25から操作ロック通知を受信しておらず、またパネルロック画面が表示されていないので、次画面として表示する読取中画面表示通知が送出される(図14のSG18YES→SG19NO→SG20NO→SG23)。
SK10:また、制御部20は、コピー設定情報と共に画像読取開始通知を受けた画像読取制御手段33によって、利用者が自動給紙部15またはコンタクトガラス16にセットした原稿をスキャナ17でコピー設定情報に従って画像を読取りながら、その読取完了を待って待機し、読取りが完了したときにステップSK11へ移行する。読取中の場合は、前記の待機を継続する。
このとき、表示部14aに表示されている読取中画面には、現在何枚目の原稿を読取っているかが分かるようにその進行状況が表示される。
また、仮に、この画像読取処理中に、複合機1の稼働状況に関わらず操作ロック通知を送信する認証装置25からパネルロック制御手段34が操作ロック通知を受信したとしても、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、稼動状態管理手段35から取得した装置の稼働状態通知は稼働中通知であるので、パネルロック制御手段34は、ロック遅延を開始し、操作部制御手段32へロック遅延通知を送出して、稼働状態管理部35からの稼働停止通知を待って待機する(図14のSG3YES→SG4YES→SG5→SG6→SG7)。ロック遅延通知を受けた操作部制御手段32では、ジョブ種別(コピー)が一致しているので、表示操作部14の表示部14aにパネルロック警告画面(図13参照)を表示し、利用者がいずれかの操作ボタン14bを押下すると、その押下通知を受けたときに、パネルロック警告画面を非表示にし、現在実行中の処理中画面である読取中画面を表示部14aに表示する(図14のSG13YES→SG14YES→SG15→SG16YES→SG17)。なお、パネルロック画面はコピージョブの終了時に表示される(ステップSK20参照)。
SK11:制御部20は、原稿の読取完了を認識した画像読取制御手段33によって、ジョブ管理手段31へ読取った画像データと共に画像読取終了通知を送出する。
SK12:制御部20は、画像読取終了通知を受けたジョブ管理手段31によって、稼働状態管理手段35へ画像読取終了通知を送出し、その後にコピーの後段処理である印刷処理を開始するための印刷開始通知を、稼働状態管理手段35と操作部制御手段32へ、コピー設定情報および画像データと共に画像処理部27へ送出する。
このとき、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、上記実施例1(図11)とは異なり、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、ジョブ種別(コピー)一致し、処理終了通知が画像読取終了通知であるので、記憶部26の稼働状態の更新は行われず、認証装置25へは稼働通知が送信される(図15の、SH16YES→SH17YES→SH18YES→SH19YES、SH24)。この稼働通知の受信により認証装置25で行なわれているロック遅延は、非稼働通知を受信するまで継続される(図5のS15)。また、パネルロック制御手段34で、ロック遅延が開始されていたとしても、この時点では稼動停止通知が送出されないので、ロック遅延が継続される。
また、印刷開始通知を受けた稼働状態管理手段35では、上記実施例1(図11)と同様に、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、稼働状態の実行状態を「実行中」に、操作状態を「停止中」、稼働状態通知を稼動中通知に更新し、認証装置25へは稼働通知が送信される(図15のSH15、SH24)。つまり、稼働状態の実行状態は「実行中」のまま維持される。
SK13:制御部20は、印刷開始通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部14に次画面として表示する印刷中画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの読取中画面を印刷中画面に切替えて表示する。
このとき、画像読取開始通知を受けた操作部制御手段32では、認証装置25から操作ロック通知を受信しておらず、またパネルロック画面が表示されていないので、次画面として表示する印刷中画面表示通知が送出される(図14のSG18YES→SG19NO→SG20NO→SG23)。
SK14:制御部20は、コピー設定情報および画像データと共に印刷開始通知を受けた画像処理部27により、印刷処理を開始し、上記実施例1の「無効」の場合(図10)のステップSE12と同様にして、変換した印刷データとコピー設定情報を印刷部2へ送出する。
また、制御部20は、パネルロック制御手段34によって、認証装置25からの操作ロック通知の受信を監視しており、操作ロック通知を受信したときに、パネルロック制御手段34と画像処理部27による並行動作を開始してステップSK15へ移行する。操作ロック通知を受信していない場合はステップSK17へ移行する。
SK15:制御部20は、認証装置25から操作ロック通知を受信したパネルロック制御手段34によって、並行動作を開始し、稼働状態管理手段35へ装置の稼働状態取得要求を送出し、稼働状態管理手段35では、上記したステップSK12で画像読取終了通知を受けた時に処理の実行状態が更新されず、その後の印刷開始通知によっても実行状態が「実行中」まま維持されているので、記憶部26に格納されている装置の稼働状態通知(稼働中通知)を読出し、読出した稼働中通知をパネルロック制御手段34へ送出し(図15のSH2)、稼働中通知を取得したパネルロック制御手段34では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、ロック遅延を開始し、操作部制御手段32へロック遅延通知を送出し、稼働状態管理部35からの稼働停止通知を待って待機する(図14のSG3YES→SG4YES→SG5→SG6→SG7)。なお、このロック遅延は、印刷処理の終了時まで継続される(ステップSK20参照)。
一方、ロック遅延通知を受けた操作部制御手段32では、ジョブ種別(コピー)が一致しているので、表示操作部14の表示部14aにパネルロック警告画面(図13参照)を表示する(図14のSG13YES→SG14YES→SG15)。
SK16、制御部20は、ロック遅延通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部14からの操作ボタン14bの押下通知を待って待機し、印刷処理の実行中に押下通知を受けなかった場合は、印刷終了通知を受けたときに、パネルロック警告画面を表示したまま、ステップSK19へ移行する。
印刷処理の実行中に押下通知を受けたときは、パネルロック警告画面を非表示にするための非表示通知と、現在実行中の印刷処理の処理中画面を表示するための印刷中画面表示通知とを表示操作部14へ送出してステップSK19へ移行し、表示操作部14は、表示部14aのパネルロック警告画面を非表示にし、表示部14aの画面を通知された印刷中画面に切替えて表示する(図14のSG16YES→SG17)。なお、再表示された印刷中画面は、印刷処理の終了時までその進行状況を表示し続ける。
SK17:制御部20は、印刷データとコピー設定情報を受取った印刷部2により、上記実施例1の「無効」の場合(図10)のステップSE12と同様にして、受取った印刷データの画像を用紙に印刷し、印刷済の用紙を1枚排出する度に送出される排出通知をジョブ管理手段31により認証装置25(図5のS6)へ送信する。
SK18:制御部20は、印刷部2によって、ステップSK14による操作ロック通知受信の監視、SK17による排出通知の送出を継続しながら印刷完了を待って待機し、印刷が完了したときに画像処理部27へ印刷完了通知を送出してステップSK19へ移行する。印刷処理の実行中は、SK14へ戻って前記の待機および並行動作を継続する。このとき、表示部14aには、パネルロック警告画面または印刷中画面が表示される。
SK19:制御部20は、印刷完了通知を受けた画像処理部27によって、ジョブ管理手段31へ印刷終了通知を送出し、ジョブ管理手段31は、その印刷終了通知を稼働状態管理手段35へ、コピーのジョブ終了通知を操作部制御手段32へ送出する。
このとき、印刷終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、上記実施例1(図11)とは異なり、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、ジョブ種別(コピー)は一致するが、処理終了通知が印刷終了通知であるので、稼働状態の実行状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動停止通知に更新し、パネルロック制御手段34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図15のSH16YES→SH17YES→SH18YES→SH19NO→SH20、SH23)。
SK20:制御部20は、コピーのジョブ終了通知を受けた操作部制御手段32によって、表示操作部14の表示部14aにパネルロック画面を表示する。
すなわち、稼働状態管理手段35から稼働停止通知を受けたパネルロック制御手段34は、稼働停止通知を受けたときにロック遅延を解除し、操作部制御手段32へ操作ロック通知が送出され、操作ロック通知を受けた操作部制御手段32では、稼動状態制御モードが「有効」に設定されているので、表示操作部14にパネルロック画面表示通知を送出し、表示操作部14は、表示部14aの印刷中画面をパネルロック画面に切替えて表示する(図14のSG8→SG9NO→SG12)。
また、非稼働通知を受信した認証装置25では、非稼働通知の受信によりロック遅延を解除して、パネルロック制御手段34へ操作ロック通知を送信し、この操作ロック通知を受信したパネルロック制御手段34では、取得した稼働状態通知が稼働停止通知であるので、操作部制御手段32へ操作ロック通知が送出され、パネルロック制御手段34からの操作ロック通知を受けた操作部制御手段32では、表示操作部14にパネルロック画面表示通知を送出しようとするが(図14のSG3YES→SG4NO→SG8→SG9NO→SG12)、前記で既にパネルロック画面表示通知を送出しているので、パネルロック画面表示通知の送出を取止める。
なお、パネルロック制御手段34が、上記ステップSK14で、操作ロック通知を受信していない場合は、認証装置25から操作ロック通知を受信したパネルロック制御手段34によって送出された操作部制御手段32への操作ロック通知よって、表示操作部14の表示部14aの印刷中画面がパネルロック画面に切替えられる。
また、パネルロック画面に切替えるときに、パネルロック警告画面が表示されている場合は、操作不制御手段32は、パネルロック警告画面の非表示通知とパネルロック画面表示通知とを送出し、表示操作部14は、表示部14aのパネルロック警告画面を非表示にし、表示部14aの画面をパネルロック画面に切替えて表示する。
制御部20は、パネルロック画面の表示後に、ジョブ種別保存エリア41に保存されているジョブ名をクリアしてステップSK1へ戻り、パネルロック画面を表示した状態で待機する。
このようにして本実施例の複合機1における、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合のコピージョブが実行される。
なお、本実施例の複合機1によるFTP送信ジョブの動作(ステップSK21〜SK30)は、上記実施例1の複合機1によるFTP送信ジョブの動作(図11のステップSF16〜SF25)と同様であるので、その説明を省略する。
この場合に、ステップSK24において、画像読取終了通知を受けた稼働状態管理手段35では、稼動状態制御モードが「有効」に設定され、ジョブ種別(コピー)が不一致なので、稼働状態の実行状態を「停止中」に、稼働状態通知を稼動停止通知に更新し、パネルロック制御手段34へは稼働停止通知が送出され、認証装置25へは非稼働通知が送信される(図15のSH16YES→SH17YES→SH18NO→SH20、SH23)。
また、ステップSK30において、制御部20は、パネルロック画面の表示継続後に、ジョブ種別保存エリア41に保存されているジョブ名をクリアしてステップSK1へ戻り、パネルロック画面を表示した状態で待機する。
このようにして本実施例の複合機1における、稼動状態制御モードが「有効」に設定されている場合のFTP送信ジョブが実行される。
以上説明したように、本実施例では、上記実施例1と同様の効果に加えて、認証装置25が複合機1の稼働状態によって操作ロック通知の送信を遅延させる場合であっても、遅延させない場合であっても、稼働状態制御モードを「有効」に設定し、処理中画面の表示の継続表示を可能にするための、進行状況表示ジョブ種別を予め設定して、そのジョブ種別における認証装置25の非稼働通知の送信、パネルロック制御手段34への稼働停止通知の送出をジョブ終了まで遅らせると共に、認証装置25から操作ロック通知を受信したときに、そのとき実行中の処理の処理中画面の再表示を可能にしたパネルロック警告画面を表示するので、パネルロック警告画面によって、ジョブが終了した直後にパネルロック画面が表示されることを利用者に対して予め通知することができると共に、利用者が操作ボタン14bを操作すれば、実行中の処理の処理中画面を表示させることができ、利用者の意志に応じて、実行したジョブが終了するまで、処理の進行状況を利用者に表示し続けることができ、処理中画面に処理の進行状況が表示されている場合において、認証装置25から操作ロック通知を受信したときに画面がパネルロック画面に切替って利用者が進行状況の確認ができなくなることを防止することができ、利用者の利便性を向上させることができる。
なお、上記実施例2においては、進行状況表示ジョブ種別は、コピージョブのみであるとして説明したが、FTP送信ジョブやその他のジョブを進行状況表示ジョブ種別に設定して記憶部に格納しておけば、当該ジョブにおいても、コピージョブの場合と同様の効果を得ることができる。また、進行状況表示ジョブ種別を複数設定して記憶部に格納しておくようにしてもよい。
また、上記実施例2においては、進行状況表示ジョブ種別を予め設定して記憶部に格納しておくとして説明したが、進行状況表示ジョブ種別を設定せずに、上記ステップSK4(図16)を省略し、ステップSK5において、操作部制御手段が実行しようとしているジョブのジョブ名をジョブ種別保存エリアに保存するようにしてもよい。このようにすれば、実行する全てのジョブにおいてコピージョブの場合と同様の効果を得ることができる。この場合に実行するジョブが3段階以上の処理によって実行されるものであるときは、上記ステップSH16〜SH20(図15)を最後の処理における処理終了通知によって処理の実行状態を「停止中」に更新するように変更するとよい。
更に、上記各実施例においては、複合機が実行するジョブを、コピーとFTP送信として説明したが、どのようなジョブでも、関連して表示する画面に表示レベルを設定し、処理の開始と見做す通知と、終了と見做す通知を定め、ジョブ管理手段から操作部制御手段および稼働状態管理手段に通知するようにすれば、本発明を適用することが可能になる。
更に、上記各実施例においては、印刷装置は複合機(MFP)であるとして説明したが、認証装置に接続された、表示部と操作ボタンを有するプリンタ等の装置にも適用することができる。
更に、上記各実施例においては、認証機能と操作ロック通知の送信機能を、認証装置と認証サーバに分散して動作させるとして説明したが、認証サーバの機能を認証装置に統合して、1台の認証装置により動作を行うようにしてもよい。
1 複合機
2 印刷部
3 給紙カセット
4 スタッカ
5 搬送ローラ
6 媒体検出センサ
7 用紙搬送路
8 給紙ローラ
9 画像形成ユニット
10 転写ローラ
11 定着器
12 排出ローラ
14 表示操作部
14a 表示部
14b 操作ボタン
15 自動給紙部
16 コンタクトガラス
17 スキャナ
20 制御部
21 ネットワーク
22 認証サーバ
23 FDI
24 ICカードリーダ
25 認証装置
26 記憶部
27 画像処理部
28 出力部
31 ジョブ管理手段
32 操作部制御手段
33 画像読取制御手段
34 パネルロック制御手段
35 稼働状態管理手段
41 ジョブ種別保存エリア

Claims (5)

  1. 認証装置から受信した通知により操作ロックまたは操作ロック解除を行う印刷装置において、
    実行するジョブを管理し、当該ジョブの実行に必要な処理の開始を通知するジョブ管理手段と、
    表示操作部の表示部に表示する画面、および表示操作部の操作ボタンの操作状態を制御する操作部制御手段と、
    現在の処理の実行状態および現在の前記操作ボタンの操作状態を保持する稼働状態管理手段と、
    前記認証装置から前記表示操作部の操作ボタンの操作をロックする操作ロック通知および前記操作のロックを解除する操作ロック解除通知を受信するパネルロック制御手段と
    予め設定された、前記表示部に表示する画面の表示レベルと、前記印刷装置の有効または無効に設定された稼働状態制御モード格納する記憶手段と、を備え、
    前記パネルロック制御手段は、前記認証装置から操作ロック解除通知を受信したときに、前記操作部制御手段に操作ロック解除を通知して前記表示部に初期画面を表示させ、
    前記パネルロック制御手段は、前記認証装置から操作ロック通知を受信した場合であって、前記稼働状態管理手段が装置の稼働状態を稼動中として保持しているときは、前記稼働状態が稼動停止になるまで前記操作部制御手段への操作ロックの通知を遅延させて送出し、前記稼働状態管理手段が処理の実行状態を停止中として保持しているときは、操作ロック通知を受信した時に前記操作部制御手段へ操作ロックを通知し、前記操作部制御手段は前記操作ロックの通知を受けたときに、前記稼働状態制御モードが有効に設定されている場合は、前記表示部にパネルロック画面を表示させ、前記稼働状態制御モードが無効に設定されている場合は、前記パネルロック画面と、現在表示している現在画面または次に表示すべき次画面との表示レベルを比較して表示レベルの高い方の画面を前記表示部に表示することを特徴とする印刷装置。
  2. 請求項1に記載の印刷装置において
    記操作部制御手段は、前記ジョブ管理手段から、実行するジョブの開始を通知された時に、当該ジョブの種別であるジョブ種別を前記記憶手段に保存し、
    前記稼働状態制御モードが有効に設定されている場合であって、前記パネルロック制御手段からの前記操作ロックの通知を受けたときに、現在実行中のジョブが前記記憶手段に保存されているジョブ種別と一致する場合は、前記表示部に、ジョブの終了時に前記パネルロック画面が表示される旨を表示した警告画面を表示することを特徴とする印刷装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載の印刷装置において、
    前記画面の表示レベルは、処理の実行中を示す画面を前記パネルロック画面より上位に設定し、処理の待機中を示す画面を前記パネルロック画面より下位に設定することを特徴とする印刷装置。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の印刷装置において、
    前記稼働状態管理手段は、装置の稼働状況を前記認証装置へ送信する機能を有し、
    前記稼働状態制御モードが有効に設定されている場合は、前記保持した前記実行状態および前記操作状態に応じて装置の稼働状況通知を前記認証装置へ送信し、
    前記稼働状態制御モードが無効に設定されている場合は、常に装置が非稼働である旨の非稼働通知を前記認証装置へ送信し、
    前記認証装置は、前記稼働状態管理手段から、装置の稼働状況が稼働している旨の稼働通知を受信している場合は、前記パネルロック制御手段への操作ロック通知を、前記非稼働通知を受信するまで遅延させて送信することを特徴とする印刷装置。
  5. 請求項4に記載の印刷装置において、
    前記稼働状態管理手段は、前記操作部制御手段から前記操作ボタンの押下通知を受けたときに、前記認証装置へ前記稼働通知を送信することを特徴とする印刷装置。
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