JP5611681B2 - 吸音構造体 - Google Patents
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Description
第1実施形態の膜振動吸音材21は、主に図4から図6に示すように、非通気性のシート成形体22と、前記シート成形体22に積層された前記膜振動材31とよりなる。
・実施例1
厚み1.0mmのポリプロピレンシートを真空成形し、図5のシート成形体22と同様のシート成形体を形成した。シート成形体の寸法は、220×220×15mmである。シート成形体におけるセル23は、開口の形状が一辺44mmの正方形、セルの高さが14mm、個数が4×4の16個である。隣り合うセル間の部分(図5の29の部分)の幅及びシート成形体のセルの開口側表面における外周部(図5の26の部分)の幅は、いずれも6mmであり、外周側面(図5の27の部分)には、四隅に係合部として凸部を形成した。一方、厚み1mmのポリプロピレンシートを真空成形して、図5の膜振動材31と同様の膜振動材を形成した。膜振動材は、外周側面(図5の33の部分)がシート成形体の外周側面(図5の27の部分)に接するように形成され、さらに外周側面(図5の33の部分)の先端にはフランジ部(図5の34の部分)が形成され、前記外周側面(図5の33の部分)の四隅には、シート成形体の外周側面(図5の27の部分)に設けた係合部の凸部と係合する凹部が膜振動材の係合部として形成されている。このように形成したシート成形体に膜振動材を被せ、膜振動材の外周側面(図5の33の部分)に設けた係合部を、シート成形体の外周面(図5の27の部分)に設けた係合部と係合させることにより、シート成形体の外周部で膜振動材を固定して膜振動吸音材を形成した。シート成形体及び膜振動材に用いた厚み1mmのポリプロピレンシートは、面密度0.91kg/m2である。
実施例1のカバー材の裏面全体に両面接着テープを貼り付けてカバー材を非通気性とした以外は、実施例1と同様にしてカバー材非通気の比較例1の吸音構造体を形成した。
・比較例2
実施例1のカバー材を省き、膜振動吸音材間の隙間を開放した以外は実施例1と同様にしてカバー材の無い比較例2の吸音構造体を形成した。
図1における膜振動吸音材の間隔aを50mm、bの間隔を30mm、基材の縁と膜振動吸音材との間隔cを20mm、dを15mmとした以外は実施例1と同様にして実施例2の吸音構造体を形成した。
・比較例3
図1における膜振動吸音材の間隔aを50mm、bの間隔を30mm、基材の縁と膜振動吸音材との間隔cを20mm、dを15mmとした以外は比較例2と同様にしてカバー材の無い比較例3の吸音構造体を形成した。
カバー材を膜振動吸音材の膜振動材の表面に両面接着テープで接着した以外は実施例1と同様にして実施例3の吸音構造体を形成した。
膜振動材の厚みを0.6mm(面密度0.55kg/m2)とした以外は実施例1と同様にして実施例4の吸音構造体を形成した。なお、シート成形体については変更無くシートの厚みは1.0mmである。
・実施例5
膜振動材の厚みを0.6mm(面密度0.55kg/m2)とした以外は実施例2と同様にして実施例5の吸音構造体を形成した。なお、シート成形体については変更無くシートの厚みは1.0mmである。
膜振動材の厚みを0.6mm(面密度0.55kg/m2)とした以外は比較例1と同様にしてカバー材非通気の比較例4の吸音構造体を形成した。
・比較例5
膜振動材の厚みを0.6mm(面密度0.55kg/m2)とした以外は比較例2と同様にしてカバー材の無い比較例5の吸音構造体を形成した。なお、シート成形体については変更無くシートの厚みは1.0mmである。
・比較例6
膜振動材の厚みを0.6mm(面密度0.55kg/m2)とした以外は比較例3と同様にしてカバー材の無い比較例6の吸音構造体を形成した。なお、シート成形体については変更無くシートの厚みは1.0mmである。
膜振動吸音材を2層にした以外は実施例1、実施例2、実施例3と同様にして実施例6(実施例1→実施例6)、実施例7(実施例2→実施例7)、実施例8(実施例3→実施例8)の吸音構造体を形成した。
・比較例7、8
膜振動吸音材を2層にした以外は比較例2、比較例3と同様にして比較例7(比較例2→比較例7)、比較例8(比較例3→比較例8)の吸音構造体を形成した。
シート成形体及び膜振動材の材質を塩化ビニル樹脂(PVC)、厚み0.7mm、面密度0.91kg/m2とし、カバー材の材質をポリプロピレンスパンボンド不織布(品名:SP1100E−B、前田工繊製、難燃付与、目付100g/m2、厚み0.52mm、通気度54cc/cm2/s)とした以外は、実施例2と同様にして実施例9の吸音構造体を形成した。
・実施例10
カバー材の材質をポリエチレンテレフタレート(PET)スパンボンド不織布(ユニチカ製、目付100g/m2、厚み0.16mm、通気度5cc/cm2/s)とした以外は実施例2と同様にして実施例10の吸音構造体を形成した。
カバー材の材質をガラスクロス(品名:WLA180M107、日東紡製、平織り、目付205g/m2、厚み0.18mm、通気度20cc/cm2/s)とした以外は実施例2と同様にして実施例11の吸音構造体を形成した。
・比較例9
カバー材の材質をウレタンフィルム(厚み0.15mm、通気度00cc/cm2/s)とした以外は実施例2と同様にしてカバー材非通気の比較例9の吸音構造体を形成した。
射出成形にて得られた250mm角のポリエチレン製四角状格子、セル数8×8、高さ17mm、外枠及び格子部の厚み1.0mmの格子構造体を用い、上部及び下部には1mm厚、250mm角のポリプロピレンフイルムを被せて外周部をビニルテープにて該格子構造体の外周側面とで固定し、膜振動吸音材を形成した。このように形成した膜振動吸音材6個を、裏側全面に両面接着テープを貼り、図1のa、bの間隔をそれぞれ260mm、105mmとし、基材の縁と膜振動吸音材との間隔cが20mm、dが20mmである以外は、実施例1と同様にして1000mm×800mmのポリプロピレンシートに接着固定し、カバー材を被せて固定し、実施例12の吸音構造体を形成した。
実施例12のカバー材を省き、膜振動吸音材間の隙間を開放した以外は実施例12と同様にして、カバー材の無い比較例10の吸音構造体を形成した。
実施例10はカバー材の通気度が低いため、実施例2、9、11と比べて高周波域側で吸音率が向上している。比較例9は、カバー材が非通気性であるため、カバー材の無い比較例3と同様に高周波域側で吸音率が低い結果となった。
11,11 基材
21 膜振動吸音材
31 膜振動材
41 カバー材
Claims (4)
- 基材と、前記基材の表面に複数配置固定された膜振動吸音材と、前記複数の膜振動吸音材を覆うようにして設けられたカバー材とよりなり、
前記基材は、非通気性を有し、
前記膜振動吸音材は、非通気性のシートからなる膜振動材の片側に空気層を有するものからなると共に、前記空気層が前記基材側へ向けられ、かつ前記膜振動吸音材間に隙間を設けて前記基材の表面に配置固定され、
前記カバー材は、通気度が1〜100cc/cm 2 /sである通気性のシートからなると共に、前記膜振動吸音材間の隙間を覆うようにして前記複数の膜振動吸音材における膜振動材の表面に配置され、当該カバー材の周縁が前記基材に固定されていることを特徴とする吸音構造体。 - 前記カバー材が前記膜振動吸音材における前記膜振動材の表面に固定されていることを特徴とする請求項1に記載の吸音構造体。
- 前記膜振動吸音材は、屈曲により形成された凹部からなるセルを片面側に複数有する非通気性のシート成形体と、前記複数のセルの開口側を覆うように前記シート成形体に積層された前記膜振動材とよりなって、前記膜振動材が前記シート成形体の外周部で固定され、隣り合うセル間の部分では前記シート成形体に固定されてないものからなり、
前記セルの部分が前記空気層であり、前記シート成形体が前記基材の表面に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の吸音構造体。 - 前記膜振動吸音材が、複数のセルを有するハニカム材の片面に前記膜振動材が積層され、前記膜振動材が前記ハニカム材の周縁で固定されると共に前記ハニカム材の内側では前記ハニカム材に固定されていないことを特徴とする請求項1又は2に記載の吸音構造体。
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