JP5610720B2 - エンジン用マフラー - Google Patents

エンジン用マフラー Download PDF

Info

Publication number
JP5610720B2
JP5610720B2 JP2009165291A JP2009165291A JP5610720B2 JP 5610720 B2 JP5610720 B2 JP 5610720B2 JP 2009165291 A JP2009165291 A JP 2009165291A JP 2009165291 A JP2009165291 A JP 2009165291A JP 5610720 B2 JP5610720 B2 JP 5610720B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
muffler
engine
case body
case
expansion chamber
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2009165291A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2011021500A (ja
Inventor
規郎 杉浦
規郎 杉浦
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Jukogyo KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fuji Jukogyo KK filed Critical Fuji Jukogyo KK
Priority to JP2009165291A priority Critical patent/JP5610720B2/ja
Publication of JP2011021500A publication Critical patent/JP2011021500A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5610720B2 publication Critical patent/JP5610720B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Exhaust Silencers (AREA)

Description

本発明は、汎用エンジンの排気音を消音するためのエンジン用マフラーに関し、特にランマー用のエンジンに適用して好適なエンジン用マフラーに関する。
汎用エンジンには、発電体を駆動するためのエンジン、芝刈り機のカッターを駆動するためのエンジン、および突き固め機械を駆動するためのエンジン等がある。これらの汎用エンジンには排気音を消音するためにマフラーが搭載されている。
路面等の地面を突き固めるために使用される突き固め機械は、タンピングランマーないし単にランマーと言われる。ランマーは、上下に往復動して地面を突き固める輾圧部材つまりランマー部材を有しており、特許文献1,2に記載されるように、ランマー部材を上下に駆動するための駆動源としてエンジンが使用されている。ランマー部材は上下動自在な筒体からなる脚部に装着されており、ランマークランクケース内に組み込まれてエンジンにより回転駆動される偏心クランク軸とランマー部材はピストンロッドにより連結されている。
ランマークランクケースには、操作ハンドルが支持フレームを介して取り付けられており、作業者が地面の突き固め操作を行う際には、作業者は操作ハンドルを把持してランマーを移動させることになる。ランマー部材を上下に往復動するための駆動源としては、2サイクルまたは4サイクルのエンジンが使用されており、エンジンはランマークランクケースの背面側つまり操作面側に取り付けられている。エンジンの左右一方側には、エンジンに供給される外気を清浄にするためのエアークリーナが装着され、反対側にはエンジンからの排気ガスの排気音を消音するためのマフラーが装着されている。
ランマーエンジン用のマフラーとしては、それぞれ2つのケース体を突き合わせて形成される内側と外側の消音ケースを有する二重ケース型と、2つのケース体を突き合わせるとともに内部に仕切り板が組み込まれた仕切り板内蔵型とがある。特許文献3には汎用エンジン用のマフラーが記載され、特許文献4にはチェーンソーエンジン用のマフラーが記載されており、それぞれのマフラーは二重ケース型である。
特開2001−59455号公報 特開2002−242636号公報 特開2002−309920号公報 特開2007−185894号公報
ランマーにより地面を突き固める作業つまり輾圧作業が行われるときには、土木作業現場によっては細い溝等のように幅の狭い環境でランマーが使用されることがある。このため、エンジンの側面に取り付けられるマフラーの厚み寸法が大きくなると、エンジンの側面からマフラーが大きく迫り出して狭い環境での突き固め作業を容易に行うことができなくなる。このため、ランマーエンジン用のマフラーとして上述のように二重ケース型のマフラーを使用すると、ランマー内には左右方向に拡張室が仕切られて配置されることになるので、マフラーの厚み寸法の大型化が避けられない。一方、仕切り板内蔵型のマフラーを使用すると、上下方向に拡張室が仕切られて配置されることにはなるが、それぞれの拡張室の容積を確保するためには厚み方向の寸法を大きくする必要がある。
二重ケース型のマフラーは、内外それぞれのケースをそれぞれ2つのケース体を突き合わせて形成しており、4つの部品により組み立てられている。また、仕切り板内蔵型は、テールパイプをマフラーに取り付ける必要があり、2つのケース体と、仕切り板と、テールパイプとの合計4つの部品により組み立てられている。ランマーエンジン用のマフラーとしては、上述したように、幅方向の寸法を小さくすることが望ましいとともに、製造コストを低減するために部品点数を少なくすることも重要な解決課題となっている。
このような問題点は、ランマーエンジン用のマフラーのみならず、発電体を駆動するためのエンジン発電機用のマフラー、チェーンソーエンジン用のマフラー等においても同様である。
本発明の目的は、エンジン用マフラーを薄型化してマフラーがエンジンの側面から大きく迫り出さないようにすることにある。
本発明の他の目的は、エンジン用マフラーの部品点数を低減することにある。
本発明のエンジン用マフラーは、エンジン側の第1のケース体と、当該第1のケース体に外周縁部で突き当てられて前記第1のケース体に固定され、前記エンジンに対して反対側となる第2のケース体とにより形成されるマフラーケースを有し、前記第1のケース体と前記第2のケース体の少なくとも一方のケース体に、他方のケース体とにより上流側の拡張室を形成する上流側の凹壁部と、前記他方のケース体とにより下流側の拡張室を形成する下流側の凹壁部とを設け、前記第1のケース体と前記第2のケース体の少なくとも一方のケース体に、前記上流側の凹壁部および前記下流側の凹壁部よりも浅い深さを有し他方のケース体とにより前記上流側の拡張室と前記下流側の拡張室とを連通させる絞り部を形成する連通凹壁部を設け、前記マフラーケースの下端部に前記下流側の拡張室に連通する排出口を設け、前記エンジンの排気ポートに連通するとともに内方端が対向壁部により閉塞され、排気ガスを前記上流側の拡張室に排出する複数の連通孔が円筒部に設けられたエギゾーストパイプを前記第1のケース体に取り付け、前記第1と第2のケース体に相互に対向させて、前記マフラーケースをエンジンに固定するボルトが組み込まれる取付孔を設け、前記第1のケース体と前記第2のケース体に外方に向けて突出する複数の補強用のリブを設けることを特徴とする。
本発明のエンジン用マフラーは前記第1のケース体と前記第2のケース体の両方に相互に対向させて前記上流側の凹壁部と前記下流側の凹壁部とを設け、両方のケース体により前記上流側の拡張室と前記下流側の拡張室とを形成することを特徴とする。本発明のエンジン用マフラーは、前記第1のケース体と前記第2のケース体の両方に相互に対向させて連通凹壁部を設け、両方のケース体により前記絞り部を形成することを特徴とする。
本発明のエンジン用マフラーは、前記上流側の拡張室と前記下流側の拡張室とを前後方向にオーバーラップさせて形成し、前記上流側の拡張室に流入した排気ガスを前後方向に蛇行させて前記絞り部を介して前記下流側の拡張室に流入させることを特徴とする。本発明のエンジン用マフラーは、前記上流側の拡張室を上流側絞り部を介して第1と第2の2つの拡張室に区画することを特徴とする。本発明のエンジン用マフラーは、前記第1と第2のケース体のうち前記エンジンに対して外側に配置されるケース体の下端部に、前記エンジンに対して内側に配置されるケース体の下端部よりも上方に後退した切欠き部を設け、当該切欠き部により前記排出口から前記エンジンの側方に下向きに排気ガスを排出することを特徴とする。
本発明のエンジン用マフラーは、ランマー駆動用のエンジンに装着することを特徴とする。
本発明によれば、2つのケース体の少なくとも一方に上流側の凹壁部と下流側の凹壁部とを形成し、ケース体を相互に突き合わせることにより内部に上流側と下流側の複数の拡張室を設け、それぞれの拡張室の間を少なくとも一方のケース体に形成した連通凹壁部により絞り部を設けるようにしたので、2つのケース体を突き合わせることにより、複数の拡張室とこれらの間に配置される絞り部とを有するマフラーケースを2つの部品により組み立てることができる。これにより、マフラーの部品点数を低減することができ、製造コストを低減することが可能となる。
ケース体に凹壁部を形成して拡張室と絞り部とを設けるようにしたので、マフラーケースの厚み寸法を短くすることができ、マフラーをエンジンに装着したときにおけるエンジンの側面からのマフラーの突出寸法を小さくすることができる。このマフラーをランマーエンジン用に適用した場合に、ランマーを操作する作業者は、狭い環境においても容易に突き固め作業を行うことができる。
本発明の一実施の形態であるエンジン用マフラーが搭載されたランマーを示す斜視図である。 (A)は図1に示すランマーを操作面側から見たランマーの背面図であり、(B)は図1のランマーをマフラーが搭載された側面から見たランマーの側面図である。 ランマーに装着されたエンジンを正面側から見た一部切欠き正面図である。 (A)はマフラーを操作者側から見たマフラーの背面図であり、(B)は(A)の右方向から見た側面図である。 図4(A)を左方向から見た側面図である。 マフラーの分解斜視図である。 (A)は排気ガスの流れを示すマフラーの縦断面図であり、(B)は排気ガスの流れを示すマフラーの側面図である。 (A)は本発明の他の実施の形態であるマフラーの一部を示す斜視図であり、(B)は本発明のさらに他の実施の形態であるマフラーの一部を示す斜視図である。 (A)は従来の二重ケース型のマフラーを示す縦断面図であり、(B)は(A)を右側から見た断面図である。 (A)は従来の仕切り板内蔵型のマフラーを示す縦断面図であり、(B)は(A)を右側から見た断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。タンピングランマーとも言われる突き固め機械としてのランマー10は、図1および図2に示されるように、ランマー部材11を有している。ランマー部材11は輾圧板ないし輾圧部材とも言われており、円筒形状の脚部12の下端部に設けられている。脚部12はランマークランクケース13に対して上下動自在に装着されており、ランマークランクケース13と脚部12との間には、ゴム等からなる可撓性のブーツ14が設けられている。ランマークランクケース13内には、特許文献2に記載されるように、遠心クラッチの出力軸により回転駆動される偏心クランク軸が設けられており、偏心クランク軸はピストンロッドを介して脚部に連結されている。
ランマークランクケース13の背面側つまり操作面側には図3に示されるようにエンジン15が装着されている。このエンジン15は4サイクルの単気筒エンジンであり、シリンダ16内にはピストン17が直線往復動自在に組み込まれている。シリンダ16にはクランク軸18が回転自在に装着され、クランク軸18はピストン17に図示しないコネクティングロッドを介して連結されており、ピストン17の往復動によってクランク軸18は回転駆動される。クランク軸18はエンジン15の正面側からランマークランクケース13内に突出し、図示しない遠心クラッチを介してランマークランクケース13内の偏心クランク軸に連結されている。
シリンダ16に固定されるシリンダヘッド19には、燃料と空気の混合気をシリンダ16内に供給するための吸気ポート21と、燃焼ガスを排出する排気ポート22とが形成されている。吸気ポート21を開閉するための吸気弁23と排気ポート22を開閉するための排気弁24がそれぞれシリンダヘッド19に設けられており、吸気弁23と排気弁24はそれぞれ図示しない動弁機構により開閉駆動される。なお、符号25は点火プラグを示す。シリンダヘッド19の燃焼室に導入される外気を清浄化するためのエアークリーナ26がシリンダヘッド19に装着されており、エアークリーナ26により濾過された空気には、図示しない気化器により燃料が供給される。エアークリーナ26は、図2(A)に示されるように、操作者から見て左側に配置されている。一方、操作者から見て右側には排気ガスを消音するためのマフラー27が配置されており、図2(A)に示されるように、マフラー27はマフラーカバー28により覆われている。マフラーカバー28は、図2(B)に示されるように、エンジン15に直接固定される2本のボルト31と、マフラー27を貫通してエンジン15に固定されるボルト32とによりエンジン15に取り付けられている。
ランマークランクケース13の左右両側には支持フレーム34が取り付けられており、支持フレーム34にはほぼ四辺形の操作ハンドル35が取り付けられている。操作ハンドル35は、ランマークランクケース13の上方からエンジン15の上方を後方に向けて伸びており、作業者は、地面の突き固め作業を行う際に、操作ハンドル35の後端部を把持してランマー10を移動することになる。支持フレーム34には、燃料タンク36が設けられており、この燃料タンク36内に収容された燃料がエンジン15に供給される。
クランク軸18はシリンダ16から後方にも突出しており、クランク軸18の突出端部には図示しない冷却ファンとリコイルスタータが装着されている。リコイルスタータと冷却ファンは図1および図2に示すファンカバー37により覆われており、ファンカバー37にはリコイルスタータを起動させるための操作ノブ38が設けられている。ランマー10を使用して地面の突き固め作業を行う際には、作業者が操作ノブ38を手動操作することによりエンジン15が始動される。エンジンが始動してクランク軸18の回転数が所定値以上となると、遠心クラッチによりクランク軸18がランマークランクケース13内の偏心クランク軸に伝達されて、ランマー部材11は上下方向に駆動される。エンジン15の駆動により冷却ファンが駆動されて、冷却ファンにより生成される冷却風がエンジン15の周囲に沿って流れるとともにマフラー27に沿って流れてこれらが冷却される。
マフラー27は、図6に示されるように、エンジン15側の第1のケース体41と、このケース体41に固定されるとともにエンジン15に対して反対側となる第2のケース体42とにより形成されるマフラーケース43を有している。それぞれのケース体41,42は金属製の板材つまり板金により形成されており、ケース体41の外周縁部には突き当て面44が設けられ、ケース体42の外周縁部には突き当て面44に当接する突き当て面が設けられている。ケース体42の外周部にはケース体41の外面に回り込むカシメ部が設けられており、両方のケース体41,42を突き当てた状態のもとで、ケース体42のカシメ部を塑性加工してケース体41の外周縁部の外面に向けて折り曲げることによってケース体42はケース体41に固定される。なお、カシメ部を第1のケース体41に設けるようにしても良い。
マフラーケース43は全体的に長方形となって、長手方向が上下方向を向くようにしてエンジン15に取り付けられるようになっている。それぞれのケース体41,42は平板状の金属板をプレス加工することにより内面側に複数の凹部が形成されており、凹部を形成する部分が凹壁部となっている。したがって、それぞれのケース体41,42は、厚み方向に凹凸形状となっており、内面側に形成された凹部は外面側には凸部となっている。それぞれの凹壁部の内面には凹部空間が形成されており、凹部空間によって拡張室や絞り部が形成されている。
ケース体41の上端部には凹壁部45が形成され、この凹壁部45に対応させてケース体42の上端部には凹壁部46が形成されている。それぞれの凹壁部45,46の内面45a,46aは外周縁部よりも外方に突出し、それぞれの外面45b,46bは凸部となっている。凹壁部45の内面深さは、凹壁部46の内面深さよりも深くなっており、両方のケース体41,42を突き合わせると、2つの凹壁部45,46の内面により第1の拡張室47が形成される。この拡張室47内に入り込ませるように、ケース体41に形成された取付孔48には、分散部材としての円筒形状のエギゾーストパイプ49が装着される。分散部材としてのエギゾーストパイプ49は、内方端が対向壁部49aにより閉塞され、外方端が開口されており、マフラーケース43がエンジン15に取り付けられると、外方端は図3に示されるように排気ポート22に連通される。エギゾーストパイプ49の円筒部には複数の連通孔50が形成されており、それぞれの連通孔50を介して排気ポート22から排出された排気ガスは、拡張室47内に分散して排出される。エギゾーストパイプ49内に流入した排気ガスは対向壁部49aに衝突して連通孔50から拡張室47内に分散して排出されるので、排気ガスがケース体42にあたることが抑制される。
ケース体41には凹壁部45の下側に凹壁部51が形成され、この凹壁部51に対応させてケース体42には凹壁部52が形成されている。それぞれの凹壁部51,52の内面は外周縁部よりも外方に突出しており、それぞれの外面は凸部となっている。凹壁部51の内面深さは、凹壁部52の内面深さよりも深くなっており、両方のケース体41,42を突き合わせると、2つの凹壁部51,52の内面により第2の拡張室53が形成され、第1の拡張室47と第2の拡張室53とにより上流側の拡張室が構成される。図6には、凹壁部51の内面51aが示され、凹壁部52の外面52bが示されている。それぞれの凹壁部51,52の前後方向の幅寸法は、凹壁部45,46の幅方向寸法よりも短く設定されており、第2の拡張室53は第1の拡張室47に対して前後方向に偏って形成されている。
ケース体41には2つの凹壁部45,51の間に位置させて連通凹壁部54が形成され、この連通凹壁部54に対応させてケース体42には連通凹壁部55が形成されている。それぞれの連通凹壁部54,55の内面深さは、第1と第2の拡張室47,53を形成する凹壁部よりも浅い深さとなっており、両方のケース体41,42を突き合わせると、2つの連通凹壁部54,55の内面により2つの拡張室47,53を連通させる絞り部56が形成される。したがって、第1の拡張室47内に分散して排出された排気ガスは、絞り部56により絞られた後に第2の拡張室53内に流入することになる。図6には、連通凹壁部54の内面54aが示され、連通凹壁部55の外面55bが示されている。
ケース体41には凹壁部51に対して前後方向に隣り合って凹壁部57が形成され、この凹壁部57に対応させてケース体42には凹壁部58が形成されている。それぞれの凹壁部57,58の内面は外周縁部よりも外方に突出しており、それぞれの外面は凸部となっている。凹壁部57の深さは、図4(A)に示されるように、上流側よりも下流側の方が浅くなるようにテーパ形状となっているのに対し、凹壁部58の深さは凹壁部52とほぼ同一となっており、両方のケース体41,42を突き合わせると、2つの凹壁部57,58の内面によって第3の拡張室59が形成され、この拡張室59は下流側の拡張室を構成している。図6には、凹壁部57の内面57aが示され、凹壁部58の外面58bが示されている。
ケース体41には2つの凹壁部51,57の間に位置させて連通凹壁部61が形成され、この連通凹壁部61に対応させてケース体42には連通凹壁部62が形成されている。それぞれの連通凹壁部61,62の内面深さは、2つの拡張室53,59を形成する凹壁部の内面深さよりも浅くなっており、両方のケース体41,42を突き合わせると、2つの連通凹壁部61,62の内面により2つの拡張室53,59を連通させる絞り部63が形成される。したがって、第2の拡張室53内に第1の拡張室47から絞り部56を介して流入した排気ガスは、絞り部63により絞られた後に第3の拡張室59に流入することになる。図6には、連通凹壁部61の内面61aが示され、連通凹壁部62の外面62bが示されている。
ケース体41には凹壁部57に連通する横断面円弧状の排出凹壁部65が形成され、この排出凹壁部65に対応させてケース体42には横断面円弧状の排出凹壁部66が形成されている。それぞれの排出凹壁部65,66の内面は、拡張室59を形成する凹壁部57,58の内面よりも浅い深さとなっており、両方のケース体41,42を突き合わせると、2つの排出凹壁部65,66の内面により第3の拡張室59を外部に連通させる横断面円形の排出口64が形成される。
エンジン側に配置される第1のケース体41に対して外側に配置される第2のケース体42の排出凹壁部66の下端部には切欠き部67が設けられており、この切欠き部67は図4(B)に示されるように円弧状となっている。これにより、ケース体41の排出凹壁部65よりもケース体42の排出凹壁部66は上方に後退している。このように、排出凹壁部66に切欠き部67を設けると、マフラー27から外部に排出される排気ガスは、ランマー10の右側方向に下向きに排出されることになり、操作者の足下や身体に向けて排気ガスが噴出することが防止される。
マフラーケース43をエンジン15に取り付けるために、図6に示されるように、それぞれのケース体41,42には相互に対向させて3つずつ取付孔68〜70が形成されており、それぞれの取付孔68〜70を貫通するボルトによりマフラーケース43はエンジン15に固定される。それぞれのボルトはマフラーケース43内に組み込まれるパイプ71〜73を貫通してマフラーケース43に組み付けられることになる。図3には、パイプ71を貫通してエンジン15に締結されるボルト74が示されており、パイプ73にはマフラーカバー28とマフラーケース43とを共にエンジン15に締結するボルト32が貫通するようになっている。
ケース体41の凹壁部45,51,57には、図5に示されるように、内方に向けて突出する補強用のリブ75が設けられ、ケース体42の凹壁部46,52,58には、図4(B)に示されるように、外方に向けて突出する補強用のリブ76が設けられており、マフラーケース43内に流入した排気ガスによるケース体41,42の振動発生が防止されている。
このように、それぞれ板金をプレス加工して内面側に凹部が形成された2つのケース体41,42を突き合わせて、ケース体42の外周縁部をカシメ加工することによってマフラーケース43が組み立てられる。マフラーケース43には、上流側の拡張室としての第1と第2の拡張室47,53と、下流側拡張室として第3の拡張室59とが形成される。さらに、マフラーケース43には、第1と第2の拡張室47,53の間に絞り部56が形成され、第2の拡張室53と第3の拡張室59との間には絞り部63が形成される。したがって、2つのケース体41,42を組み合わせることによって、2つの部材によって、内部に3つの拡張室47,53,59が設けられた薄型のマフラーケース43が組み立てられる。
従来のように、拡張室の間に仕切り板を組み込むようにした場合には、仕切り板に形成された絞り用の連通孔のエッジは、排気ガスにより過加熱されて熱が溜まるヒートスポットとなり、仕切り板の劣化が他の部位よりも進むことになる。これに対し、本発明の絞り部56,63は、拡張室相互間をケース体41,42に設けた連通凹壁部により形成することによってヒートスポットの発生がなく、エギゾーストパイプ49に比して、ケース体41,42の厚みを薄くしても、マフラー27としての耐久性を高めることができる。
図示するマフラーケース43においては、2つのケース体41,42のそれぞれをプレス加工して内面側を凹部とする凹壁部と、連通凹壁部とを形成するようにしている。これに対して、2つのケース体41,42の一方のケース体のみをプレス加工して内面側を凹部とするようにし、他方のケース体を平坦な板材を用いるようにし、これらを組み合わせると、左右一方面側が平坦となった形態のマフラーケース43となる。この場合には、拡張室の容積を確保するために、凹部の加工深さは、図示する場合よりも深くすることになる。
拡張室の数は、複数であれば良く、図示するように3つの拡張室を設けることなく、マフラーケース43に上流側の拡張室と下流側の拡張室の2つを設けると、拡張室が2室形式のマフラー27となる。この場合には、第1の拡張室47と第2の拡張室53とにより上流側の拡張室とする形態と、第1の拡張室47により上流側の拡張室とし、第2の拡張室53と第3の拡張室59とにより下流側の拡張室とする形態とがある。
マフラー27がエンジン15に装着された状態のもとで、エンジン15から排出された排気ガスがマフラーケース43内を流れている状態を示すと、図7の通りである。エギゾーストパイプ49に排気ポート22から流入した排気ガスは、複数の連通孔50から第1の拡張室47内に放射状に分散して膨張して流入する。次いで、第1の拡張室47に流入した排気ガスは、絞り部56により絞られた後に第2の拡張室53内に流入して膨張する。さらに、排気ガスは絞り部63を介して第2の拡張室53から第3の拡張室59に絞られた後に流入する。このように、膨張と収縮を繰り返すことにより、排気ガスは消音される。消音された排気ガスは、排出口64からランマー10の側方に下方に向けて排出される。
図8(A)は本発明の他の実施の形態であるマフラーの一部を示す斜視図であり、マフラーケース43のケース体41の一部が示されている。上述したケース体41の取付孔48にはエギゾーストパイプ49が取り付けられるのに対して、図8(A)に示すケース体41の内面には分散部材77が取り付けられるようになっている。分散部材77は、取付孔48に対向し排気ポート22からの排気ガスが衝突する対向壁部77aを有し、対向壁部77aに一体に設けられた脚部77bをケース体41の内面に溶接等の手段により固定することにより分散部材77はケース体41に固定される。これにより、排気ポート22からの排気ガスが直接他方のケース体42にあたることが抑制されるとともに、対向壁部77aの内面側から第1の拡張室47内に排気ガスが分散して流入することになる。
図8(B)は本発明のさらに他の実施の形態であるマフラーの一部を示す斜視図であり、マフラーケース43のケース体41の一部が示されている。このケース体41には、マフラーケース43内に取り付けられるパイプ71,72に分散部材78が取り付けられるようになっている。この分散部材78は取付孔48に対向する対向壁部78aの端部にパイプ71,72が貫通する貫通孔が形成されており、ボルトが挿入されるパイプ71,72を利用して分散部材78を取り付けることができる。このような分散部材78によっても、排気ポート22からの排気ガスが直接他方のケース体42にあたることが抑制されるとともに、対向壁部78aの内面側から第1の拡張室47内に排気ガスが分散して流入することになる。
図9は従来の二重ケース型のマフラーを示し、図10は従来の仕切り板内蔵型のマフラーを示す。
図9に示すように、二重ケース型のマフラー81は、2つのケース体82a,82bを突き合わせて構成される内側ケース82と、2つのケース体83a,83bを突き合わせて構成される外側ケース83とを有している。このタイプのマフラーは、内側ケース82によりこれと外側ケース83との間に2つの拡張室84,85が形成され、内側ケース82の内部に拡張室86が形成されており、合計3つの拡張室84〜86を有している。エギゾーストパイプ87から拡張室84に流入した排気ガスは、拡張室85に流入した後に、ケース体82bに形成された連通孔88を介して拡張室86内に流入する。このように、二重ケース型のマフラー81は、それぞれケース体としての4つの部品を組み立てることにより形成されている。
図10に示すように、仕切り板内蔵型のマフラー91は、2つのケース体92a,92bを突き合わせて構成されるケース体92を有しており、内部に組み込まれる仕切り板93により2つの拡張室94,95が形成されている。エギゾーストパイプ96から流入した排気ガスは、拡張室94に流入した後に、仕切り板93に形成された連通孔97を介して拡張室95内に流入する。拡張室95内の排気ガスを外部に排出するために、マフラー91にはテールパイプ98が取り付けられている。このように、仕切り板内蔵型のマフラー91は、2つのケース体92a,92bと、仕切り板93と、テールパイプ98の4つの部品により組み立てられている。また、仕切り板93を組み立てる際には溶接工程が必要となる。
これに対して、本発明のマフラー27はマフラーケース43を2つのケース体41,42により組み立てることができ、部品点数を低減して製造コストを低減することができる。
しかも、図9に示されるように、中心部の拡張室86の両側に2つの拡張室84,85を設けるようにすると、マフラー81の厚みが大きくなり、マフラー81がエンジンの側面から大きく迫り出すことになるが、本発明のマフラー27は、上下方向に拡張室を配置するようにしたので、マフラー27を薄型化することができ、マフラー27がエンジンの側面から大きく迫り出すことがない。これにより、ランマーエンジンに設けられたこのマフラーを用いた場合には、ランマー作業の操作性を高めることができる。また、図10に示すように、上下に2つの拡張室94,95を配置するようにした場合に比べて、本発明のように拡張室を前後方向に蛇行させると、マフラーケース43の厚み寸法を大きくすることなく、マフラー入口から出口までの流路長を稼ぐことができるため、マフラー27の薄型化を達成することができる。しかも、図9および図10に示す場合には、エギゾーストパイプ87,96や分散部材77,78に比して薄肉の部材に連通孔88,97を形成する必要があり、連通孔88,97のエッジに熱が溜まってヒートスポットとなり、耐久性には限度があるが、本発明においてはマフラーケース43には、絞り部を形成するために連通孔を設けることなく、プレス加工により絞り部を形成するようにしたので、ヒートスポットの発生をなくすことができる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。例えば、ランマーを駆動するためのエンジン15としては、4サイクルエンジンが使用されているが、2サイクルエンジンによりランマー部材11を駆動するようにしても良い。また、マフラー27は図2(A)においてエンジン15の右側に装着されているが、エンジン15の排気ポート22が左側に設けられる場合には、マフラー27は図2(A)において左右逆転される。本発明の実施形態では、マフラー27はランマー10に装着されたエンジン15に取り付けられているが、本発明のマフラーはランマーエンジンに対して特に効果的であることを示したのみであって、ランマーエンジンに限定されることを意味するものではない。本発明のマフラーは、ランマーエンジンのみではなく、エンジン発電機やチェーンソー等の他の汎用エンジン等に使用しても、エンジンの薄型化、小型化が図れるため有効である。
10 ランマー
11 ランマー部材
12 脚部
13 ランマークランクケース
14 ブーツ
15 エンジン
27 マフラー
28 マフラーカバー
35 操作ハンドル
36 燃料タンク
37 ファンカバー
41 ケース体(第1のケース体)
42 ケース体(第2のケース体)
43 マフラーケース
44 突き当て面
45,46 凹壁部
47 第1の拡張室(上流側の拡張室)
49 エギゾーストパイプ
51,52 凹壁部
53 第2の拡張室(上流側の拡張室)
54,55 連通凹壁部
56 絞り部
57,58 凹壁部
59 第3の拡張室(下流側の拡張室)
61,62 連通凹壁部
63 絞り部
77,78 分散部材

Claims (7)

  1. エンジン側の第1のケース体と、当該第1のケース体に外周縁部で突き当てられて前記第1のケース体に固定され、前記エンジンに対して反対側となる第2のケース体とにより形成されるマフラーケースを有し、
    前記第1のケース体と前記第2のケース体の少なくとも一方のケース体に、他方のケース体とにより上流側の拡張室を形成する上流側の凹壁部と、前記他方のケース体とにより下流側の拡張室を形成する下流側の凹壁部とを設け、
    前記第1のケース体と前記第2のケース体の少なくとも一方のケース体に、前記上流側の凹壁部および前記下流側の凹壁部よりも浅い深さを有し他方のケース体とにより前記上流側の拡張室と前記下流側の拡張室とを連通させる絞り部を形成する連通凹壁部を設け、
    前記マフラーケースの下端部に前記下流側の拡張室に連通する排出口を設け、
    前記エンジンの排気ポートに連通するとともに内方端が対向壁部により閉塞され、排気ガスを前記上流側の拡張室に排出する複数の連通孔が円筒部に設けられたエギゾーストパイプを前記第1のケース体に取り付け、
    前記第1と第2のケース体に相互に対向させて、前記マフラーケースをエンジンに固定するボルトが組み込まれる取付孔を設け
    前記第1のケース体と前記第2のケース体に外方に向けて突出する複数の補強用のリブを設けることを特徴とするエンジン用マフラー。
  2. 請求項記載のエンジン用マフラーにおいて、前記第1のケース体と前記第2のケース体の両方に相互に対向させて前記上流側の凹壁部と前記下流側の凹壁部とを設け、両方のケース体により前記上流側の拡張室と前記下流側の拡張室とを形成することを特徴とするエンジン用マフラー。
  3. 請求項1または2記載のエンジン用マフラーにおいて、前記第1のケース体と前記第2のケース体の両方に相互に対向させて連通凹壁部を設け、両方のケース体により前記絞り部を形成することを特徴とするエンジン用マフラー。
  4. 請求項1〜のいずれか1項に記載のエンジン用マフラーにおいて、前記上流側の拡張室と前記下流側の拡張室とを前後方向にオーバーラップさせて形成し、前記上流側の拡張室に流入した排気ガスを前後方向に蛇行させて前記絞り部を介して前記下流側の拡張室に流入させることを特徴とするエンジン用マフラー。
  5. 請求項1〜のいずれか1項に記載のエンジン用マフラーにおいて、前記上流側の拡張室を上流側絞り部を介して第1と第2の2つの拡張室に区画することを特徴とするエンジン用マフラー。
  6. 請求項1〜のいずれか1項に記載のエンジン用マフラーにおいて、前記第1と第2のケース体のうち前記エンジンに対して外側に配置されるケース体の下端部に、前記エンジンに対して内側に配置されるケース体の下端部よりも上方に後退した切欠き部を設け、当該切欠き部により前記排出口から前記エンジンの側方に下向きに排気ガスを排出することを特徴とするエンジン用マフラー。
  7. 請求項1〜のいずれか1項に記載のエンジン用マフラーにおいて、前記マフラーをランマー駆動用のエンジンに装着することを特徴とするエンジン用マフラー。
JP2009165291A 2009-07-14 2009-07-14 エンジン用マフラー Expired - Fee Related JP5610720B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009165291A JP5610720B2 (ja) 2009-07-14 2009-07-14 エンジン用マフラー

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2009165291A JP5610720B2 (ja) 2009-07-14 2009-07-14 エンジン用マフラー

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2011021500A JP2011021500A (ja) 2011-02-03
JP5610720B2 true JP5610720B2 (ja) 2014-10-22

Family

ID=43631795

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2009165291A Expired - Fee Related JP5610720B2 (ja) 2009-07-14 2009-07-14 エンジン用マフラー

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP5610720B2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7224670B2 (ja) * 2020-07-21 2023-02-20 三笠産業株式会社 防音型タンピングランマー
JP7286175B2 (ja) * 2020-11-09 2023-06-05 三笠産業株式会社 防音型タンピングランマー

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5928621U (ja) * 1982-08-18 1984-02-22 小松ゼノア株式会社 マフラ−取付装置
JPS61178015U (ja) * 1985-04-24 1986-11-06
JPS62175215U (ja) * 1986-04-28 1987-11-07
JPH048244Y2 (ja) * 1988-07-26 1992-03-03
JPH0626321A (ja) * 1992-07-08 1994-02-01 Yamato Seisakusho:Kk エンジンの排気消音器
JP2660816B2 (ja) * 1994-12-27 1997-10-08 川崎重工業株式会社 マフラー
JP2002309920A (ja) * 2001-04-13 2002-10-23 Fuji Heavy Ind Ltd 汎用エンジン用マフラ
JP2005155551A (ja) * 2003-11-27 2005-06-16 Toyota Motor Corp マフラ
EP1975380B1 (en) * 2006-01-17 2013-04-17 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha Muffler structure for vehicle
JP4195045B2 (ja) * 2006-05-31 2008-12-10 三笠産業株式会社 ランマーの保護カバー構造

Also Published As

Publication number Publication date
JP2011021500A (ja) 2011-02-03

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3930961B2 (ja) 内燃エンジンのマフラー
JP2008185054A (ja) 樹脂ブロックベルトを有するベルト式無段変速機およびそれを備えた自動二輪車
JP5610720B2 (ja) エンジン用マフラー
JP6498086B2 (ja) 汎用エンジンのマフラ
JP2010216394A (ja) 2サイクルエンジン及びそれを備えたエンジン作業機
CA2686580C (en) Outboard motor
JP2013213414A (ja) エンジン作業機
JP2012097623A (ja) マフラー及びそれを備えたエンジン作業機
WO2017130660A1 (ja) エンジン及びエンジン作業機
WO2012176940A1 (en) Engine working machine
AU2012234623B2 (en) Muffler and engine-driven work machine
JP4359265B2 (ja) 汎用エンジンのマフラカバー構造
JP2017133490A (ja) エンジン及びエンジン作業機
WO2021176813A1 (ja) 2サイクル内燃エンジン及びエンジン作業機
JP6795104B2 (ja) マフラ及びそれを備えたエンジン作業機
JP6098292B2 (ja) エンジン及び携帯作業機
JPH0156253B2 (ja)
JP6478689B2 (ja) マフラ付きエンジン、手持ち作業機
JP2010043580A (ja) 汎用エンジンの排気マフラ
JP4183533B2 (ja) エンジンのシリンダブロック
JP3168140B2 (ja) エンジンの冷却装置
US20220290600A1 (en) Exhaust device of engine and work machine
JP2016070201A (ja) エンジン作業機
JP6378643B2 (ja) エンジン用マフラ
JPH1182009A (ja) 携帯型動力作業機

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20120330

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20130409

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20130411

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20131217

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20140213

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140902

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140902

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5610720

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees