JP2002309920A - 汎用エンジン用マフラ - Google Patents

汎用エンジン用マフラ

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JP2002309920A
JP2002309920A JP2001115623A JP2001115623A JP2002309920A JP 2002309920 A JP2002309920 A JP 2002309920A JP 2001115623 A JP2001115623 A JP 2001115623A JP 2001115623 A JP2001115623 A JP 2001115623A JP 2002309920 A JP2002309920 A JP 2002309920A
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JP
Japan
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chamber
engine
muffler
exhaust
case
Prior art date
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JP2001115623A
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Misao Suzuki
操 鈴木
Hideki Tomiyama
英樹 富山
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Subaru Corp
Original Assignee
Fuji Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コストアップを招来することなく、マフラの
消音効果の向上を図る。 【解決手段】 マフラ14の外殻を形成する外ケース8
1の中に、排気管13と接続された内ケースを配置す
る。外ケース81と内ケース82との間には、空気層室
83が形成される。内ケース82内には、第1内部室8
8と第2内部室89が形成され、その間をは連絡室90
にて連結される。第2内部室89は空気層室83と連通
している。エンジン3の排気は、排気管13から第1内
部室88内に導入し、連絡室90を通って第2内部室8
9へと流入する。その後、第2内部室89から空気層室
83を通り排気口15から外部に排出する。空気層室8
3は遮音層として働き、エンジンの排気音が効果的に消
音される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、汎用エンジン用の
マフラに関し、特に、消音効果を高めたマフラ構造に関
する。
【0002】
【従来の技術】一般に、汎用エンジンの排気側には、排
気音低減のためマフラが取り付けられている。このよう
なマフラには、たとえば、特許2989791号のように、一
対のケース半体を向かい合わせに結合して外殻を形成
し、その内部を排気ガス流入方向に沿って2室に区画し
たものなどが知られている。そこでは、ケース内部にラ
スメタルを配置するとともに、ケースとラスメタルとの
間にグラスウールを充填し、排気ガスに対する消音効果
の向上を図っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述の
ようなマフラでは、ケース内にラスメタルやグラスウー
ルなどを配設するため、材料費や工数増などによりマフ
ラ自体がコスト高となるという問題があった。特に、グ
ラスウールは消音効果は高いものの、取り扱いに注意が
必要であり、作業環境の面からもその改善が求められて
いた。
【0004】本発明の目的は、コストアップを招来する
ことなく、マフラの消音効果の向上を図ることにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の汎用エンジン用
マフラは、エンジンの排気音を低減させるために汎用エ
ンジンの排気管に接続されるマフラであって、前記マフ
ラの外殻を形成する外ケースと、前記外ケース内に前記
排気管と接続されて収容され、その内部に前記エンジン
の排気が導入される内部室を有する内ケースと、前記外
ケースと前記内ケースとの間に形成され、前記内部室に
連通し前記内部室内に導入された前記排気が流入する空
気層室と、前記空気層室に接続され、前記空気層室内の
前記排気をマフラ外部に排出する排気口とを有すること
を特徴とする。
【0006】また、本発明の汎用エンジン用マフラは、
前記汎用エンジン用マフラにおいて、前記内部室に、前
記排気管と接続される第1内部室と、前記第1内部室と
連通し前記空気層室と接続される第2内部室とを形成し
たことを特徴とする。
【0007】本発明にあっては、外ケースと内ケースと
の間に空気層室を設け、エンジンの排気をまず内ケース
内に導入し、その後、空気層室を通した上で外部に排出
するので、空気層室が遮音層となって、エンジンの排気
音を効果的に消音することができる。したがって、簡素
な構造によってコストアップを招くことなく消音効果の
向上を図ることが可能となる。また、内ケース内に第1
内部室と第2内部室を形成したので、排気流路の断面積
変化が大きくなり、消音効果をさらに向上させることが
できる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
に基づいて詳細に説明する。
【0009】図1は本発明の一実施の形態であるマフラ
を適用したエンジン発電機の正面図、図2は図1のエン
ジン発電機の平面図、図3はその背面図である。
【0010】本実施の形態に係るエンジン発電機1は、
図1〜3に示すように、パイプを折り曲げて矩形枠状に
成形された支持フレーム2上に、駆動源であるエンジン
3と発電体4とを一体化した発電ユニット5を複数の支
持駒6によって弾性支持した構成となっている。当該エ
ンジン発電機1は、制御方式としてインバータ方式を採
用しており、発電ユニット5の側方(図3において背後
側)に発電電圧制御用のインバータユニット11が取り
付けられている(図1参照)。
【0011】図1に示すように、装置正面部にはコント
ロールパネル7が設けられている。このコントロールパ
ネル7には、エンジンスイッチやオートスロットルスイ
ッチ等のスイッチ類や、AC電源端子やDC電源端子等
の出力端子が設けられている。また、コントロールパネ
ル7の下部には、リコイルスタータ8(図8参照)駆動
用のリコイルノブ8aが設けられており、これを引くこ
とによりエンジン3が起動されるようになっている。
【0012】発電ユニット5の上方には、エンジン3に
供給される燃料を貯留するための燃料タンク9が配設さ
れている。燃料タンク9の上面ほぼ中央には、燃料供給
口が設けられており、そこには開閉自在に燃料キャップ
10が取り付けられている。
【0013】図4は図1のエンジン発電機にて使用され
る発電ユニット5の正面図、図5はその平面図、図6は
図5の右側面図(矢示X方向)、図7は図4の左側面図
(矢示Y方向)、図8は図5のZ−Z線に沿った断面図
である。
【0014】発電ユニット5は、エンジン3と発電体4
およびリコイルスタータ8とを一体化した構成となって
いる。発電ユニット5の側部には、図4,6に示すよう
に、発電体4からの発電出力を制御して所定周波数の交
流に変換するためのインバータユニット11が取り付け
られている。インバータユニット11は、アルミニウム
製のケース71に電子基盤を収容した構成となってお
り、アルミニウム製のファンカバー53に直接固定され
ている。
【0015】エンジン3は、空冷単気筒のOHV型ガソ
リンエンジンであり、クランクケース31とその上側に
シリンダ32を備え、シリンダ32にはヘッドカバー3
3が取り付けられている。シリンダ32にはプラグキャ
ップが一体となったイグニッションコイル37が取り付
けられている。また、エンジン3の吸気側にはキャブレ
ター12が設けられており、キャブレター12にはエア
クリーナ36を介して外気が導入され、そこでガソリン
との混合気が作られエンジン3へと供給される。一方、
排気側には、排気管13を介してマフラ14が接続され
ており、エンジン3からの排気はマフラ14を通った
後、図4において装置左側面に設けられた排気口15か
ら排出される。
【0016】ここで、当該マフラ14は、内部に空気層
室を有する2重構造となっており、消音効果の向上が図
られている。図9はマフラ14の一部を破断して内部構
成を示した斜視図、図10は図9とほぼ同じ位置にてマ
フラ14を断面した場合の断面図である。図9,10に
示すように、マフラ14は、マフラ14の外殻を形成す
る外ケース81と、外ケース81内に収容された内ケー
ス82とからなり、内ケース82内はさらに2つの内部
室88,89に分かれている。外ケース81と内ケース
82との間には空気層室83が形成されており、排気管
13から流入した排気は、内ケース82の2つの内部室
88,89を通った後、空気層室83に至り、そこから
排気口15を介して外部へと排出されるようになってい
る。
【0017】図11は内ケース82の外観を示す斜視
図、図12は図7のA−A線に沿った断面図、図13は
図12における矢示Bの構成を示す説明図、図14は図
12における矢示Cの構成を示す説明図である。当該マ
フラ14の外ケース81は、図5,12に示すように、
対角線位置を分割面とする一対の外ケース半体81a,
81bから構成されている。外ケース半体81a,81
bは、その外周に形成されたフランジ部84において、
内ケース82の外縁を挟み込む形でカシメ固定され、外
ケース81を形成する。
【0018】内ケース82もまた、図11,12に示す
ように、一対の内ケース半体82a,82bを向かい合
わせに接合した形となっている。内ケース半体82a,
82bにはそれぞれ凸部85,86が形成されており、
両凸部85,86の間には断面半円状の連絡部87が4
個凸設されている。なお、図11では、専らケース半体
82a側の凸部85a,86aが示されているが、背後
のケース半体82bにも同様の凸部85b,86bが形
成されている。そして、内ケース半体82a,82bを
合わせることにより、この凸部85,86の内部に、図
9,10に示すような第1内部室88と第2内部室89
が形成される。
【0019】すなわち、内ケース82の上部には、まず
凸部85により第1内部室88が形成される。この第1
内部室88には、排気管13が外ケース81を貫通して
挿入されており、排気管13の先端部に形成された開口
部13aを介して、排気管13と第1内部室88が連通
している。また、第1内部室88の下方には、凸部85
により第2内部室89が形成される。第1内部室88と
第2内部室89との間には、連絡部87によって形成さ
れた4本の連絡室90が形成され、両室は連絡室90を
介して連通する。
【0020】また、図11〜14に示すように、第2内
部室89には、室内と外部との間を連通する連通孔91
が形成されている。この場合、凸部86a,86bは、
図12に示すように、それぞれ左右にシフトした形で接
合されており、凸部86a,86b側方の平面部92
は、壁を隔てて反対面側の凸部内、すなわち、第2内部
室89と向き合う形となる。したがって、平面部92に
図13,14のように連通孔91を形成することで、第
2内部室89内と内ケース82外部との間が連通される
ことになる。そして、内ケース82は外ケース81内に
収容されていることから、この連通孔91は図12に示
すように、内外ケースの間、つまり空気層室83内に開
口する。
【0021】一方、この空気層室83には、マフラ14
外に延びる排気口15の一端15aが開口している。す
なわち、図9,11に示すように、排気口15は凸部8
5の下方にて空気層室83内に開口し、第1内部室8
8、空気層室83を通り、外ケース81を貫通してマフ
ラ14外へと延びている。したがって、空気層室83
は、排気口15を介してマフラ14外部と連通している
ことになる。
【0022】そこで、このようなマフラ14に、エンジ
ン3から排気が送られてくると、この排気はまず、排気
管13の開口部13aから第1内部室88へと流入す
る。第1内部室88に入った排気は、連絡室90を通っ
て第2内部室89に流入する(図9,10参照)。第2
内部室89には、前述のように連通孔91が設けられて
おり、排気はこの連通孔91から空気層室83内へと流
れ込む(図11,12参照)。そして、空気層室83に
流入した排気は排気口15に導入され、マフラ14外へ
と排出される。
【0023】このように当該マフラ14では、外ケース
81と内ケース82との間に空気層室83を設け、エン
ジン3の排気をまず内ケース82内に導入し、その後、
空気層室83を通した上で外部に排出する。このため、
空気層室83が遮音層となって、エンジンの排気音を効
果的に消音することができ、簡素な構造でありながら消
音効果の向上を図ることが可能となる。また、内ケース
82内に第1内部室88と第2内部室89を形成し、そ
の間を断面積の小さい連絡室90にて連結したので、排
気流路の断面積変化が大きくなり、消音効果をさらに向
上させることができる。
【0024】キャブレター12には、図6に示すように
スロットルバルブ16が配設されている。このスロット
ルバルブ16はキャブレター12上部に設けられたキャ
ブスロットルレバー17によって開閉される。キャブス
ロットルレバー17には、ガバナロッド18aの一端が
取り付けられており、エンジン3は、機械式のガバナに
より、エンジン回転数が負荷変動に影響されることなく
一定に調整されるようになっている。
【0025】すなわち、図4,5に示すように、クラン
クケース31には、回動自在にガバナシャフト19が装
着されており、そこにはガバナレバー20の基端部が取
り付けられている。ガバナレバー20には、スピードコ
ントロールレバー21に連結された引張コイルばね22
が掛止されており、この引張コイルばね22によってガ
バナレバー20は図5において時計方向に付勢されてい
る。また、ガバナレバー20の先端側には、ガバナロッ
ド18bの一端側が取り付けられており、このガバナロ
ッド18bの他端側はコントロールレバー23と連結さ
れている。コントロールレバー23は、発電ユニット5
の上部に取り付けられたプレート25に回転自在に支持
されている。さらに、コントロールレバー23には、一
端側がキャブスロットルレバー17に連結されたガバナ
ロッド18aの他端側が取り付けられている。したがっ
て、ガバナレバー20がガバナシャフト19を中心とし
て回動すると、ガバナロッド18b、コントロールレバ
ー23、ガバナロッド18aが連動し、キャブスロット
ルレバー17が作動することになる。
【0026】この場合、ガバナシャフト19は、エンジ
ン3のクランクシャフト34により回転駆動されるシャ
フトに軸方向に摺動自在に装着されたガバナスリーブと
係合している。前記シャフトには回転体が固定されてお
り、その端面には回転中心から所定の半径の位置に複数
のガバナアームが回動自在に装着されている。そして、
各ガバナアームにはガバナウエイトが一体に設けられて
おり、これらにより機械式のガバナ機構が構成される。
【0027】エンジン3の負荷が低負荷となると、負荷
の低下分だけエンジン回転数つまりクランクシャフト3
4の回転数が一時的に高くなろうとする。ところが、回
転数低下に伴いガバナウエイトに加わる遠心力が低下し
てガバナアームが閉じ、それに伴いガバナスリーブが移
動しガバナシャフト19が低速側に回動する。そして、
ガバナシャフト19と共にガバナレバー20も回動し、
その動きがガバナロッド18a等を介してキャブスロッ
トルレバー17に伝わり、スロットルバルブ16が閉じ
る方向に駆動される。これにより、エンジン回転数は負
荷に合わせて低下されることになる。これに対し、エン
ジン負荷が高負荷となった場合には、ガバナレバー20
は逆方向に回動される。したがって、エンジンの回転数
は負荷変動に影響されることなく一定に調整される。
【0028】エンジン3は、クランクケース31内に組
み込まれたクランクシャフト34が図8において左右方
向に延びる形で配設されている。当該発電ユニット5で
は、クランクシャフト34の一端側がエンジン3の出力
軸となっており、この出力軸側にフライホイール51、
冷却ファン52、リコイルスタータ8、発電体4をこの
順にて配置した構成となっている。すなわち、エンジン
3の次位にフライホイール51と冷却ファン52が取り
付けられ、フライホイール51に固設されたアダプタ5
5を介してその先にリコイルスタータ8と発電体4が配
設される構成となっている。
【0029】エンジン3のクランクシャフト34は、図
8に示すように、その一端部34aはクランクケース3
1に取り付けられた軸受35によって支持されている。
クランクシャフト34の他端部もまた、その反対側の図
示しない軸受により支持されており、クランクケース3
1に対し回転自在となっている。一端部34aはクラン
クケース31の外部に突出し、フライホイール51が取
り付けられている。フライホイール51は、クランクシ
ャフト34にキーを介して固定されるボス部51aと、
ボス部51aから径方向に延在するディスク部51bと
から構成される。
【0030】ディスク部51bには、冷却ファン52が
取り付けられている。冷却ファン52はディスク部52
aと、ディスク部52aの表面に一体に設けられた多数
のファンブレード52bとを有している。冷却ファン5
2はエンジン3に固定されるファンカバー53により覆
われている。ファンカバー53はアルミニウムにより形
成され、側面には冷却風取入口となる多数のスリット5
4が設けられている。ファンカバー53は空気を案内す
るダクトとしての機能をも有しており、図8に示すよう
に、冷却ファン52の回転に伴い外気がスリット54か
らファンカバー53内に導入されると共に、冷却風とし
てエンジン3側に送出、案内される。
【0031】フライホイール51の次位にはリコイルス
タータ8が配設されている。フライホイール51のボス
部51aには、アダプタ55を介してリコイルリング5
6が取り付けられ、その次位には、ディスク部57aと
円筒部57bが一体となったリコイルホルダ57が設け
られている。そして、円筒部57bの外側にはリコイル
ロープ58が巻き付けられるリコイルプーリ59が回転
自在に装着されている。
【0032】リコイルプーリ59には、図示しない係合
爪が設けられており、リコイルノブ8aを引いてリコイ
ルプーリ59をリコイルロープ58によって回転させる
と、この係合爪がリコイルリング56に係合する。これ
により、アダプタ55を介して連結されたクランクシャ
フト34が回転し、エンジン3が起動される。なお、リ
コイルホルダ57には図示しない巻き戻しばねが設けら
れており、リコイルロープ58は、ばね力によってリコ
イルプーリ59に巻き戻される。
【0033】リコイルスタータ8の次位には発電体4が
配設されている。当該エンジン発電機1では、発電体4
はインナロータ型となっており、インナロータ41とス
テータ42とから構成されている。インナロータ41
は、ロータシャフト43とロータディスク45とから構
成され、ロータシャフト43は、アダプタ55のボス部
55a先端にスルーボルト60によって固定されてい
る。この場合、ボス部55aにはテーパ部55bが形成
されており、このテーパ部55bがロータシャフト43
に設けられたテーパ孔43aと嵌合するようになってい
る。一方、ロータシャフト43の他端側は、発電体リア
カバー44に取り付けられた軸受61によって回転自在
に支持されている。インナロータ41の外側にはステー
タ42が配設されており、ここではステータ42は、フ
ァンカバー53と発電体リアカバー44との間に挟持さ
れる形で取り付けられている。
【0034】インナロータ41の外周面には、複数個の
マグネット(図示せず)が周方向に沿って取り付けられ
ている。これに対しステータ42には、多数枚の鋼板を
積層したコア62が設けられており、その周囲にコイル
63が巻回されている。そして、クランクシャフト34
の回転に伴い、コイル63の内側でインナロータ41の
マグネットが回転することにより、コイル63に起電力
が生じ発電が行われる。
【0035】発電体リアカバー44は、通風孔64が形
成されたディスク部44aとこれと一体となった円筒部
44bとを有している。発電体リアカバー44は、円筒
部44bの部分でファンカバー53に固定され、その
際、ステータ42をファンカバー53との間で保持する
ようになっている。そして、図8に示すように、冷却フ
ァン52の回転に伴い外気が通風孔64から発電体リア
カバー44内に導入され、ステータ42等を冷却しつつ
エンジン3方向へと流通する。
【0036】一方、発電ユニット5内には、ファンカバ
ー53の側方に形成されたスリット54からも外気が流
入する。この気流は、通風孔64から導入されステータ
42等を冷却した冷却風と合流し、ファンカバー53に
より案内されて、エンジン3の周囲に吹き付けられる。
すなわち、冷却ファン52によって、スリット54と通
風孔64の2系統の冷却風が生じ、これによって発電体
4とエンジン3の両方が冷却される。そして、エンジン
3に吹き付けられた冷却風は、エンジン3の背後に回り
込みマフラ14を冷却する。
【0037】本発明は前記実施の形態に限定されるもの
ではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能で
あることはいうまでもない。
【0038】たとえば、前述の実施の形態では、本発明
によるマフラをエンジン発電機に適用した例を示した
が、当該マフラを、薬剤散布装置や草刈り機、作業用車
両等の駆動源として使用される汎用エンジンに適用する
ことも可能である。
【0039】
【発明の効果】本発明によれば、外ケースと内ケースと
の間に空気層室を設け、エンジンの排気をまず内ケース
内に導入し、その後、空気層室を通した上で外部に排出
するので、空気層室が遮音層となって、エンジンの排気
音を効果的に消音することができる。したがって、簡素
な構造によってコストアップを招くことなく消音効果の
向上を図ることが可能となる。また、内ケース内に第1
内部室と第2内部室を形成したので、排気流路の断面積
変化が大きくなり、消音効果をさらに向上させることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態であるマフラを適用した
エンジン発電機の正面図である。
【図2】図1のエンジン発電機の平面図である。
【図3】図1のエンジン発電機の背面図である。
【図4】図1のエンジン発電機にて使用される発電ユニ
ットの正面図である。
【図5】図4の発電ユニットの平面図である。
【図6】図5の右側面図(矢示X方向)である。
【図7】図4の左側面図(矢示Y方向)である。
【図8】図5のZ−Z線に沿った断面図である。
【図9】マフラの一部を破断して内部構成を示した斜視
図である。
【図10】図9とほぼ同じ位置にてマフラを断面した場
合の断面図である。
【図11】内ケースの外観を示す斜視図である。
【図12】図7のA−A線に沿った断面図である。
【図13】図12における矢示Bの構成を示す説明図で
ある。
【図14】図12における矢示Cの構成を示す説明図で
ある。
【符号の説明】
3 エンジン 13 排気管 14 マフラ 81 外ケース 82 内ケース 83 空気層室 88 第1内部室 89 第2内部室
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3G004 BA01 CA05 CA11 DA07 DA08 DA12 DA14 FA04 GA04 GA06

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エンジンの排気音を低減させるために汎
    用エンジンの排気管に接続されるマフラであって、 前記マフラの外殻を形成する外ケースと、 前記外ケース内に前記排気管と接続されて収容され、そ
    の内部に前記エンジンの排気が導入される内部室を有す
    る内ケースと、 前記外ケースと前記内ケースとの間に形成され、前記内
    部室に連通し前記内部室内に導入された前記排気が流入
    する空気層室と、 前記空気層室に接続され、前記空気層室内の前記排気を
    マフラ外部に排出する排気口とを有することを特徴とす
    る汎用エンジン用マフラ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の汎用エンジン用マフラに
    おいて、前記内部室は、前記排気管と接続される第1内
    部室と、前記第1内部室と連通し前記空気層室と接続さ
    れる第2内部室とを有してなることを特徴とする汎用エ
    ンジン用マフラ。
JP2001115623A 2001-04-13 2001-04-13 汎用エンジン用マフラ Pending JP2002309920A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011021500A (ja) * 2009-07-14 2011-02-03 Fuji Heavy Ind Ltd エンジン用マフラー
JP2015034472A (ja) * 2013-08-07 2015-02-19 富士重工業株式会社 排気マフラ構造

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