JP5610190B2 - 粉砕機 - Google Patents

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Description

本発明は、物体を粉状に砕いたり、すりつぶしたりする装置に関するものである。
物体の粉砕にはいくつかの方法があり、物体の中でも特に食品の場合、ボールミル粉砕機(例えば特許文献1)や、石臼などの上下2枚の円盤による粉砕機(例えば特許文献2、3)、気流式粉砕機やロールクラッシャー、また、気流式と円盤を組み合わせた粉砕機(例えば特許文献4)などがあった。
本発明は、上記の円盤による粉砕機に関するものであり、円盤による粉砕機には昔ながらの石臼と最近の機械式の円盤による粉砕機がある。昔ながらの石臼は、上の石臼を手動または自動で低速回転させて粉砕するものが多く、最近の機械式の円盤による粉砕機は下の円盤を回転させて粉砕するものが多い。
最近の機械式の円盤による粉砕機は、粉砕の効率を上げるために回転を速くするが、回転が速くなると円盤及び被粉砕物の温度が上がり、変質してしまう可能性が高くなる。従って、機械式の円盤による粉砕機には、円盤の冷却機構がついているものが多い。
特開平10−117688号公報 特許第3626159号公報 特開2000−70741号公報 特開平11−179222号公報
最近の機械式の円盤による粉砕機では、上の円盤と下の円盤を平行に設置するのが難しく、擂潰部を均一な隙間にすることができず、擂潰部に均一な圧力を加えられない。上の円盤と下の円盤とを平行に設置できない原因としては、次の2つが考えられる。1.上の円盤が水平で、下の円盤が水平でない。つまり、駆動時または下の円盤の装着時の設置面が水平ではないために、下の円盤が水平ではない。2.下の円盤は水平で、上の円盤が水平ではない。つまり、上の円盤を係止機構に接続するときに上の円盤が水平にならない。このように、上の円盤と下の円盤を平行に設置するのはほとんど不可能で、1/100ミリオーダーの狂いができてしまう。そのため、下の円盤は上の円盤と平行には回転せず、いわゆるミソをする状態(芯ずれして、不均一な状態)となり、上の円盤が均一な圧力で押さえても、擂潰部に均一な圧力として加わらない。
このため、押圧の弱い部分と押圧の強い部分によって出てくる被粉砕物の粒度はかなりのばらつき(数ミクロンから100ミクロンくらい)ができ、均一な粉末ができなかった。そして、上の円盤の押圧を強くしても、ばらつきは直せなかった。又、押圧をどんどん強くすると、装置そのものに負荷がかかり、駆動手段の一部である主軸を壊したり、モータを焼いたりした。
以上のことより、本発明はどのような状況でも上の円盤と下の円盤が平行で、隙間が均一になり、圧力を均一に加えられ、均一な粉砕物を得ることができる粉砕機を提供することを課題としている。
本発明の第1手段は、固定された上の円盤と、回転する下の円盤と、上の円盤を固定する係止機構と、下の円盤を回転させる駆動手段とより構成し、上の円盤と係止機構との嵌合部分には球面座金を設ける。本発明の第2手段は前記第1手段において、係止機構は、係止板の上部で上の円盤を皿バネとUナットにより固定する構成とする。
本発明の粉砕機により、粒度が均一な製品を製造することができる。そして、無理な力が加わらないため、装置の故障がなくなる。また、装置を掃除するために、装置を解体し、組み立てる時間が短くなり、メンテナンスが容易となる。
図1は本発明の装置の実施例を示した全体正面図である。 図2は図1の平面図である。 図3は本発明の装置の実施例を示した主要部の正面一部断面図である。 図4は図3の係止機構を持ち上げ、上の円盤を持ち上げた図である。 図5は本発明の装置の実施例の嵌合を示した説明図である。 図6は実施例の上の円盤を下から見た図である。 図7は実施例の下の円盤を上から見た図である。 図8は擂潰部を示した図である。 図9は実施例による粉砕の平均粒径を示した図である。 図10は従来技術の説明図である。 図11は従来の擂潰部を示した図である。 図12は従来の擂潰部を示した図である。
図面により、粉砕機の全体について説明する。上の円盤1と下の円盤2は、それぞれ中央部に向かって上方に傾斜しており、周囲が略平行となっている。上の円盤1の方が、下の円盤2よりも傾斜が大きく、円盤1、2同士の隙間は上方へ行くほど、広くなっている。上の円盤1の中央部は、投入口11として開放している。円盤1、2の傾斜部には、刃5、6を備える。円盤1、2の略平行になっている周囲には擂潰部3、4を備え、この擂潰部3、4は、内側から外側に延びる複数個の凹部3a、4a、凸部3b、4bを交互に連続して形成する。
下の円盤2には、駆動軸9を嵌合し、モータ8からの出力を伝えている。よって、下の円盤2は回転し、下の円盤2と駆動軸9は着脱自在である。粉砕された被粉砕物を、上の円盤1と下の円盤2のすき間から落下させるケーシング12を設け、ケーシング12内の被粉砕物を集めるために、下の円盤2に掃き込み具19を設ける。掃き込み具19は下の円盤2とともにケーシング12内部を回転し、被粉砕物をケーシング12の一部に設けた取出口13へ掃き込む。取出口13の外側には取出シュート14を設け、取出シュート14の下には、取出シュート14より落下してきた被粉砕物を回収するための容器15を設ける。機枠16の下にコロ17を設けることにより、装置全体の移動が容易となる。
係止機構は、本実施例では係止板10、機枠16、回動軸20、ハンドル18、ハンドル軸25等により、構成する。係止板10は、機枠16に対して回動軸20により回動し、上の円盤1を上下させることができる。ハンドル18、ハンドル軸25で係止板10を固定することができる。係止板10の一方は、回動軸20により回動自在に機枠16に固定されており、他方をハンドル18、ハンドル軸25で固定する。
上の円盤1と、係止板10とは、球面座金21、22を介して接続されており、係止板10に球面座金(上)21を取付け、上の円盤1には球面座金(下)22を取付ける。係止板10と球面座金(上)21、円盤1と球面座金(下)22は一体でも良い。円盤1の上部を係止板10の開口10aに挿入し、係止板10の球面座金21と円盤1の球面座金22を合わせたあと、係止板10の開口10aより出ている円盤1の上部の投入口11の周囲に板バネ23を嵌め、Uナット24を回転させながら嵌めこんでいる。
円盤1、2の擂潰部3、4は、凹部3a、4aと水平な凸部3b、4bを交互に設置する。凹部の形状は、断面が弧状、略三角状のV字状などがある。凹部と凹部の間の水平の凸部は、0.5ミリメートル以上1.5ミリメートル以下が望ましく、それ以下の場合は凸部が水平ではない状態と略同じになり、それ以上の場合は、擂潰部3、4がほぼ水平と同じような状態になってしまう。よって、水平な凸部は0.5ミリメートル以上1.5ミリメートル以下がよい。従来の円盤31、32は、図11、12のように凸部が水平ではなく、凹部33a、34aが連続する構造となっている。
円盤1、2及び被粉砕物が熱を持つと、被粉砕物の品質が変質してしまうため、円盤1、2の内部を水などの冷却媒体が流れて円盤1、2及び被粉砕物を冷却する冷却装置がついているが、図面、詳細な説明は省略する。
本実施例の装置の動作を説明する。まず、準備として、下の円盤2を駆動軸9と嵌合する。そして、上の円盤1を係止板10の開口10aへ挿入し、係止板10の球面座金21と円盤1の球面座金22を合わせ、板バネ23、Uナット24により、固定する。係止板10を回動軸20で回動させ、上の円盤1を下の円盤2の上へ設置し、ハンドル18をハンドル軸25へ挿入し、係止板10を固定する。
次に、モータ8を起動し、下の円盤2を回転させる(冷却装置がついている場合は、冷却装置も起動する)。そして、投入口11より被粉砕物を投入する。投入口11へ被粉砕物を投入するためには、手で投入する、または、投入装置(図示しない)を設置して投入装置により投入する。投入装置は定量供給できるものが良い。被粉砕物は上下の円盤1、2の間で、刃5、6により粉砕され、円盤1、2の隙間より小さくなると、下(隙間が狭いほう)へ移動する。刃5、6により粉砕された被粉砕物は、擂潰部3、4へ移動し、更に細かく粉砕され、遠心力と、擂潰部3、4の形状(凹部、凸部がそれぞれ内側から外側へ延びている)により円盤1、2の周囲へ移動し、円盤1、2の隙間からケーシング12へ落下する。落下した被粉砕物は下の円盤2とともに回転する掃き込み具19により、取出口13へ誘導され、取出シュート14により容器15へ取り出される。
上記のように、球面座金21、22を取付けて作動させると、下の円盤2の擂潰部4がミソを擂った状態になっても、上の円盤1の擂潰部3で下の円盤2の擂潰部4を押さえるとき、球面座金21、22に上の円盤1も下の円盤2に合わせてミソを擂り、擂潰部3、4が密着した状態で下の円盤2が回転する。このために、上下の擂潰部3、4が平行となり、均一で細かい被粉砕物が取出口13へ出てくる。
擂潰部3、4に水平な凸部3b、4bを設けると、上下の擂潰部3、4は水平な凸部3b、4bで被粉砕物を押圧した状態となり、押しつぶされたように細かくなるため、粒子が滑らかな粒子となる。また、上下の円盤1、2は従来の円盤31、32より耐久力があり、長持ちがする。
この装置で、お茶を粉末にすると、図12のように、7.6ミクロンの均質な粉末茶ができた。その他にも、図12に示すように、そば粉13.2ミクロン、米粉26.0ミクロン、米ペースト(米を事前に水に浸し、水を混ぜながら粉砕する)3.8ミクロン、キビの粉末21.4ミクロンなどを得られる。また、本装置で得られた粉末の一部を図12に示したが、それ以外の被粉砕物を粉砕するためにも、本装置を利用可能であり、被粉砕物は上記に限らない。被粉砕物の種類、粒度などに応じて、モータ8により円盤2の回転数を変えるとよい。
1 (上の)円盤
2 (下の)円盤
3 (上の円盤の)擂潰部
3a (上の円盤の)凹部
3b (上の円盤の)凸部
4 (下の円盤の)擂潰部
4a (下の円盤の)凹部
4b (下の円盤の)凸部
5 (上の円盤の)刃
6 (下の円盤の)刃
8 モータ
9 駆動軸
10 係止板
10a 開口
11 投入口
12 ケーシング
13 取出口
14 取出シュート
15 容器
16 機枠
17 コロ
18 ハンドル
19 掃き込み具
20 回動軸
21 球面座金(上)
22 球面座金(下)
23 皿バネ
24 Uナット
25 ハンドル軸
31 (上の)円盤
32 (下の)円盤
33 (上の円盤の)擂潰部
33a (上の円盤の)凹部
33b (上の円盤の)凸部
34 (下の円盤の)擂潰部
34a (下の円盤の)凹部
34b (上の円盤の)凸部
35 ボルト
36 ナット
37 投入口

Claims (2)

  1. 固定された上の円盤と、回転する下の円盤と、上の円盤を固定する係止機構と、下の円盤を回転させる駆動手段とより構成し、上の円盤と係止機構との嵌合部分には球面座金を設けることを特徴とする粉砕機。
  2. 係止機構は、係止板の上部で上の円盤を皿バネとUナットにより固定する構成とすることを特徴とする請求項1記載の粉砕機。
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