JP5609984B2 - 熱電変換モジュール及びその製造方法 - Google Patents

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Description

本発明は、p型熱電変換材料により形成されたp型半導体ブロックとn型熱電変換材料により形成されたn型半導体ブロックとを有する熱電変換モジュール及びその製造方法に関する。
近年、CO2の削減及び環境保護の観点から、熱電変換素子が注目されている。熱電変換素子を使用することにより、今まで廃棄されていた熱エネルギーを電気エネルギーに変換して再利用することが可能になる。一つの熱電変換素子では出力電圧が低いため、通常は複数の熱電変換素子を直列に接続し、熱電変換モジュールとしている。
一般的な熱電変換モジュールは、2枚の伝熱板の間にp型熱電変換材料からなる多数の半導体ブロック(以下、p型半導体ブロックという)と、n型熱電変換材料からなる多数の半導体ブロック(以下、n型半導体ブロックという)とを挟んだ構造を有している。p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックは、伝熱板の面内方向に交互に並べられ、各半導体ブロック間に配置された金属端子により直列接続されている。直列接続された半導体ブロックの両端には、それぞれ引出電極が接続されている。
上述の熱電変換モジュールにおいて、2枚の伝熱板に温度差を与えると、ゼーベック効果によりp型半導体ブロックとn型半導体ブロックとの間に電位差が発生し、引出電極から電力を取り出すことができる。また、一対の引出電極を電源に接続して熱電変換モジュールに電流を流すと、ペルチェ効果により一方の伝熱板から他方の伝熱板に熱を移送することができる。
通常の熱電変換モジュールでは、上述したように多数(数10〜数100ペア)のp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックを使用している。熱電変換モジュールの小型化及び高性能化のためには、p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックの微小化とともに、それらの半導体ブロック間を電気的に接続する技術が必要になる。
従来の一般的な方法では、半導体基板(熱電変換材料基板)をダイシングソーにより切断して多数の半導体ブロックに分割し、それらの半導体ブロックを伝熱板の上に並べて熱電変換モジュールを形成している。また、半導体ブロック間を電気的に接続する金属端子は、金属薄膜や導電ペーストにより形成している。
特開平8−43555号公報 特開2004−288819号公報 特開2005−5526号公報 特開2005−19767号公報
従来の熱電変換モジュールは、半導体基板を切断して多数の半導体ブロックに分割する工程と、金属端子を形成する工程と、半導体ブロックと金属端子とを電気的に接続する工程とが必要である。このため、製造工程数が多くなり、製品コストの上昇を招いている。
以上から、製造工程数が少なく、製品コストの低減が可能な熱電変換モジュール及びその製造方法を提供することを目的とする。
一観点によれば、p型熱電変換材料により形成され、第1の柱部と該第1の柱部の一方の端部から横方向に突出する第1の接続部とを有し、前記第1の接続部及び前記第1の柱部の他方の端部に金属粉末を含む複数のp型半導体ブロックと、n型熱電変換材料により形成され、第2の柱部と該第2の柱部の一方の端部から横方向に突出する第2の接続部とを有し、前記第2の接続部及び前記第2の柱部の他方の端部に金属粉末を含む複数のn型半導体ブロックとを具備し、前記p型半導体ブロックの前記第1の接続部は前記n型半導体ブロックの前記第2の柱部の他方の端部に重なって接続され、前記n型半導体ブロックの前記第2の接続部は前記p型半導体ブロックの前記第1の柱部の他方の端部に重なって接続されて、前記複数のp型半導体ブロックと前記複数のn型半導体ブロックとが交互に且つ直列に接続されている熱電変換モジュールが提供される。
また、他の一観点によれば、p型熱電変換材料からなる第1のp型熱電変換材料層と、金属粉末を含むp型熱電変換材料からなり前記第1のp型熱電変換材料層の上下に配置された第2のp型熱電変換材料層との積層構造を有する第1の基板を用意する工程と、n型熱電変換材料からなる第1のn型熱電変換材料層と、金属粉末を含むn型熱電変換材料からなり前記第1のn型熱電変換材料層の上下に配置された第2のn型熱電変換材料層との積層構造を有する第2の基板を用意する工程と、前記第1の基板に溝を格子状に設けて前記溝に囲まれた第1の柱部を形成し、前記第2の基板に溝を格子状に設けて前記溝に囲まれた第2の柱部を形成する工程と、前記第1の基板と前記第2の基板とを、前記溝を形成した面を内側にし、且つ前記第1の柱部と前記第2の柱部とが交互に並ぶように重ね合わせ、前記第1の柱部と前記第2の基板の溝部、及び前記第2の柱部と前記第1の基板の溝部とを接合して張り合わせ基板とする工程と、張り合わせ後の前記第1の基板の前記溝部及び前記第2の基板の前記溝部にそれぞれ個別に切れ込みを設けて、前記p型熱電変換材料からなるp型半導体ブロックと前記n型熱電変換材料からなるn型半導体ブロックとが交互に且つ直列に接続された構造とする工程とを有する熱電変換モジュールの製造方法が提供される。
上記一観点によれば、p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックが、いずれも柱部と該柱部から横方向に突出する接続部とを有している。そして、p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックが、それらの接続部を介して直接接続されている。このため、半導体ブロック同士を接続するための金属端子を形成する工程や、半導体ブロックと金属端子とを接続する工程など、従来の製造方法では必要とされていた工程が不要となる。これにより、熱電変換モジュールの製造コストを低減することができる。
また、p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックの柱部の端部(先端部)及び接続部が金属粉末を含む熱伝変換材料で形成される。そのため、p型半導体基板とn型半導体基板とを接合する際に、接合部の近傍の金属粉末が結合し、p型半導体ブロックとn型半導体ブロックとが結合した金属粉末によって接合される。これにより、p型半導体ブロックとn型半導体ブロックとの接合部の密着性が向上するとともに、接合部での電気抵抗の増大を抑制できる。
また、他の一観点によれば、半導体ブロックを個別に分離することなく熱電変換モジュールを形成することができる。これにより、個々の半導体ブロックを個別に金属端子に接続する工程が不要となり、熱電変換モジュールの製造コストを低減することができる。さらに、p型半導体ブロック及びn型半導体ブロックが接合部の近傍の金属粉末によって接合されるため、接合部の密着性が向上するとともに接合部での電気抵抗の増大を抑制できる。
図1は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す模式断面図である。 図2は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示すフローチャートである。 図3は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その1)である。 図4は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その2)である。 図5は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その3)である。 図6は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その4)である。 図7は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その5)である。 図8は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その6)である。 図9は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す模式図である。 図10は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その1)である。 図11は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その2)である。 図12は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その3)である。 図13は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その4)である。 図14は、第3の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示すフローチャートである。 図15は、第3の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す模式図である。 図16は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図である。 図17は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示すフローチャートである。 図18は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その1)である。 図19は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その2)である。 図20は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その3)である。 図21は、第5の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す断面図である。 図22は、第5の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その1)である。 図23は、第5の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その2)である。 図24は、第5の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示す図(その3)である。 図25は、第6の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示すフローチャートである。 図26は、第6の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す模式図である。
以下、実施形態について、添付の図面を参照して説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す模式断面図である。
この図1に示すように、本実施形態の熱電変換モジュール10は、2枚の伝熱板13a,13bと、それらの伝熱板13a,13b間に配置された複数のp型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12とを有している。p型半導体ブロック11は例えばCa3Co49等のp型熱電変換材料からなり、n型半導体ブロック12は例えばCa0.9La0.1MnO3等のn型熱電変換材料からなる。
p型半導体ブロック11は略“L”字状に形成されており、四角柱状の柱部11aと、柱部11aの端部から横方向に突出する薄板状の接続部11bとを有している。これと同様に、n型半導体ブロック12も略“L”字状に形成されており、四角柱状の柱部12aと、柱部12aの端部から横方向に突出する薄板状の接続部12bとを有している。
図1に示す熱電変換モジュール10では、p型半導体ブロック11の接続部11bは一方の伝熱板13a側に配置され、n型半導体ブロック12の接続部12bは他方の伝熱板13b側に配置されている。そして、p型半導体ブロック11の接続部11bはn型半導体ブロック12の柱部12aの端部(接続部12bと反対側の端部)に重なり、n型半導体ブロック12の接続部12bはp型半導体ブロック11の柱部11aの端部(接続部11bと反対側の端部)に重なっている。このようにして、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12は、交互に且つ直列に接続されている。
伝熱板13a,13bは例えばアルミニウム又は銅等の熱伝導性が良好な材料により形成された板状部材であり、少なくとも半導体ブロック11,12に接触する面には絶縁処理が施されている。
図1に示す熱電変換モジュール10では、右端のn型半導体ブロック12の接続部12bが一方の引出電極14aとなっており、左端のp型半導体ブロック11の柱部11aに接続するn型半導体薄板が他方の引出電極14bとなっている。
このような構造を有する熱電変換モジュール10において、伝熱板13a,13b間に温度差を与えると、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との間に電流が流れ、引出電極14a,14bから電力を取り出すことができる。なお、熱電変換モジュール10は、ペルチェ素子として使用することもできる。すなわち、電源から引出電極14a,14bに電圧を印加すると、伝熱板13aから伝熱板13bに(又はその逆方向に)熱を移送することができる。
図2は、本実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示すフローチャートである。また、図3〜図8は、本実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を工程順に示す図である。
まず、ステップS11では、図3に示すように、p型半導体ブロック11を形成するためのp型半導体基板(p型熱電変換材料基板)21と、n型半導体ブロック12を形成するためのn型半導体基板(n型熱電変換材料基板)22とを用意する。
ここでは、p型半導体基板21及びn型半導体基板22の厚さはいずれも900μmとする。また、p型半導体基板21はCa3Co49からなり、n型半導体基板22はCa0.9La0.1MnO3からなるものとする。但し、p型半導体基板21及びn型半導体基板22の材料は上記のものに限定されるものではなく、他の熱電変換材料を使用してもよいことは勿論である。p型熱電変換材料には、上述のCa3Co49以外にも、NaxCoO2及びCa3-xBixCo49などがある。また、n型熱電変換材料には、上述のCa0.9La0.1MnO3以外にも、La0.9Bi0.1NiO3、CaMn0.98Mo0.023及びNbドープSrTiO3などがある。
次に、ステップS12では、図4(a)に平面図、図4(b)に斜視図を示すように、ダイシングソーを用いてp型半導体基板21に例えば深さが800μmの切れ込み(溝)を格子状に設ける。図4(a)において、一点鎖線はダイシングソーの通る位置を模式的に示している。切れ込みに囲まれた部分が、各p型半導体ブロック11の柱部11aとなる。また、切れ込み部分(溝底部)には、p型半導体基板21が約100μmの厚さに残る。以下、この切れ込み部分の半導体基板を薄板部という。この薄板部の一部が、後工程でp型半導体ブロック11の接続部11bとなる。
ここでは、図4(a)のように上から見たときの柱部11aの大きさを100μm×100μmとする。また、柱部11aの高さを800μm、柱部11a間の間隔(図4(a)の一点鎖線に平行な方向の間隔)を200μmとする。柱部11a間の間隔は、例えばダイシングソーの刃の厚みや切り込み回数により調整することができる。
これと同様に、n型半導体基板22にも深さが800μmの切れ込み(溝)を格子状に設けて、n型半導体ブロック12の柱部12aを形成する。柱部11aと同様に、柱部12aの大きさは100μm×100μm、高さは800μm、柱部12a間の間隔は200μmとする。なお、本実施形態ではダイシングソーにより半導体基板21,22に切れ込みを設けて柱部11a,12aを形成しているが、その他の方法、例えばブラスト加工等により半導体基板21,22に溝を設けて柱部11a,12aを形成してもよい。
次に、ステップS13では、図5(a)の斜視図に示すように、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを重ね合わせる。このとき、p型半導体基板21及びn型半導体基板22は、それぞれ切れ込みを設けた面が向き合うように配置する。また、図5(b)に模式的に示すように、p型半導体ブロック11の柱部11aとn型半導体ブロック12の柱部12aとが縦方向及び横方向に交互に配置されるように、お互いの隙間に柱部11a,12aを挿入する。
図5(b)からわかるように、本実施形態では、隣り合うp型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12は、それらの柱部11a,12aの角部が向き合うように配置された構造となる。
その後、図6に模式的に示すように、ホットプレスにより温度と圧力を加えて、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを接合(熱圧着)する。このホットプレス工程において、柱部11aの先端はn型半導体基板22の薄板部に接合され、柱部12aの先端はp型半導体基板21の薄板部に接合される。ホットプレス時の条件は、例えば圧力が10MPa〜50MPa、温度が900℃〜1000℃とする。ホットプレス時の条件を上記の条件以外としてもよいが、柱部11a,12aと半導体基板21,22の薄板部とが良好な状態で電気的に接合されることが重要である。以下、このようにして張り合わせた2枚の半導体基板21,22からなる構造物を、張り合わせ基板25と呼ぶ。
次に、ステップS14では、図7に示すように、張り合わせ基板25を切断して所望のサイズに分割する。その後、ステップS15に移行し、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12が交互に且つ直列に接続されるように、ダイシングソーによりp型半導体基板21及びn型半導体基板22の薄板部にそれぞれ切れ込みを設ける。この工程で残ったp型半導体基板21及びn型半導体基板22の薄膜部がそれぞれ接続部11b,12bとなる。
なお、図7では、張り合わせ基板25から破線で囲んだ矩形部分をダイシングソーで切り出している。そして、p型半導体基板21及びn型半導体基板22にそれぞれ個別に切れ込み(図7中に一点鎖線で示す)を設けて、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12とが交互に且つ直列に接続された構造の半導体ブロック集合体26を形成している。ダイシングソーに替えて、超音波加工装置又はレーザーダイシング装置等の他の加工装置を使用して切れ込みを設けてもよい。
図4,図7からわかるように、本実施形態では、柱部11a,12aを形成したときの切れ込み(溝)の延びる方向(図4(a)に一点鎖線で示す方向)と、張り合わせ基板25に切れ込みを設けるときの切断方向(図7に一点鎖線で示す方向)とは45°の角度で交差する。
図8は、各半導体ブロック11,12が交互に且つ直列に接続されるように切れ込みを設けた後の半導体ブロック集合体26を示す斜視図である。ステップS16において、この半導体ブロック集合体26に例えば熱導電性接着剤により伝熱板13a,13bを取り付けると、図1に示すような本実施形態に係る熱電変換モジュール10が完成する。なお、熱熱板13a,13bを取り付ける替わりに、半導体ブロック集合体26を熱源となる電子機器等に直接取り付けて熱電変換モジュールとしてもよい。
本願発明者らは、上述した方法により熱電変換モジュールを実際に製造し、その熱発電特性を調べた。熱電変換モジュールの大きさは約2mm×約2mm、厚さは約1mmである。また、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の数はいずれも100個(100対)である。その熱電変換モジュールの一方の伝熱板側の温度を室温とし、他方の伝熱板側の温度を室温よりも10℃低い温度とした。その結果、出力端子間に約0.1Vの電圧が発生した。
本実施形態の熱電変換モジュール10は、図1に示すように、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12とが直接接合しており、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12とを電気的に接続するための金属端子は不要である。また、本実施形態によれば、半導体ブロックを個別に切り出す工程やそれらの半導体ブロックを個別に配置する工程が不要である。そのため、本実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法は、製造工程数が少なくてすみ、熱電変換モジュールの製造コストを低減することができる。
(第2の実施形態)
図9は、第2の実施形態に係る熱電変換モジュールを示す模式図である。本実施形態が第1の実施形態と異なる点はp型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部に金属層31が設けられていることにあり、その他の構造は基本的に第1の実施形態と同様である。このため、図9において図1と同一物には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
第1の実施形態の熱電変換モジュール10では、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12とが直接接合されている。そのため、熱電変換材料によっては、p型半導体ブロック11中の元素がn型半導体ブロック12中に拡散したり、n型半導体ブロック12中の元素がp型半導体ブロック11中に拡散したりすることがある。これにより、熱電変換モジュール10の熱電変換効率が低下したり、接合部の電気抵抗が増大するなどの不具合が発生することが考えられる。
これに対し、本実施形態の熱電変換モジュール30では、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接続部にAg(銀)等からなる金属層31が介在しているため、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との間の元素の移動が回避される。これにより、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロックとの接続部の電気的特性が安定し、熱電変換モジュールの信頼性が向上する。
以下、本実施形態に係る熱電変換モジュール30の製造方法について、図10〜図13を参照して説明する。これらの図10〜図13において、図2〜図8と同一物には同一符号を付している。
まず、図10の断面図に示すように、Ca3Co49等のp型熱電変換材料からなるp型半導体基板21と、Ca0.9La0.1MnO3等のn型熱電変換材料からなるn型半導体基板22とを用意する。本実施形態においても、p型半導体基板21及びn型半導体基板22の厚さはいずれも900μmとする。
次に、図11の断面図に示すように、p型半導体基板21及びn型半導体基板22の上にそれぞれ金属層31を例えば2μmの厚さに形成する。本実施形態では、真空蒸着法によりAgを0.5μmの厚さに堆積させた後、その上にAgペーストを1.5μmの厚さに塗布して金属層31を形成している。次いで、例えば800℃の温度で10分間程度熱処理する。なお、本実施形態では金属層31をAgにより形成しているが、Au(金)又ははんだ等により金属層31を形成してもよい。
次に、図12(a)に上面図、図12(b)に斜視図を示すように、ダイシングソーによりp型半導体基板21及びn型半導体基板22にそれぞれ深さが800μmの切れ込み(溝)を格子状に設ける。p型半導体基板21において切れ込み(溝)に囲まれた四角柱状の部分がp型半導体ブロック11の柱部11aとなり、n型半導体基板22において切れ込み(溝)に囲まれた四角柱状の部分がn型半導体ブロック12の柱部12aとなる。これらの柱部11a,12aの上は金属層31に覆われている。
次に、図13に示すように、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを重ね合わせる。このとき、p型半導体基板21及びn型半導体基板22は、それぞれ切れ込みを設けた面が向き合うように配置する。また、p型半導体ブロック11の柱部11aとn型半導体ブロック12の柱部12aとが縦方向及び横方向に交互に配置されるように、お互いの隙間に柱部11a,12aを挿入する。
そして、例えば700℃〜900℃の温度で熱処理を施し、金属層31を介してp型半導体基板21とn型半導体基板22とを接合して張り合わせ基板35とする。この場合、半導体基板21,22に強い圧力を加える必要はないが、接合強度を増すためにある程度の圧力を加えることが好ましい。また、第1の実施形態と同様に、ホットプレスを用いて10MPa〜50MPa程度の圧力を加えながら900℃〜1000℃程度に加熱し、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを接合してもよい。
その後、第1の実施形態と同様に、張り合わせ基板35を切断して所望のサイズに分割する。そして、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12が交互に且つ直列に接続されるように、ダイシングソー等によりp型半導体基板21及びn型半導体基板22の薄板部にそれぞれ切れ込みを設けて、半導体ブロック集合体とする。次いで、半導体ブロック集合体に例えば熱伝導性接着剤により伝熱板13a,13bを取り付けると、図9に示すような本実施形態に係る熱電変換モジュール30が完成する。
本実施形態において、金属層31には、前述したようにp型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との間の元素の拡散を防止するという機能があるが、その他にも半導体ブロック11,12の接続部の信頼性を向上させるという効果もある。
すなわち、ダイシングソーにより切れ込み(溝)を形成する際に、切れ込み深さにばらつきが発生することがある。本実施形態では、金属層31を介してp型半導体基板21とn型半導体基板22とを接合するので、金属層31が緩衝材となって切れ込み深さのばらつきが吸収され、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを確実に接続することができる。その結果、半導体ブロック11,12の接続部の信頼性が向上する。
なお、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを接合する前に、金属層31の上に更にAgペーストを塗布してもよい。これにより、切れ込み深さのばらつきが大きくてもp型半導体基板21とn型半導体基板22とを確実に接続することができる。また、金属層31を形成することなく、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを接合する前に、柱部11a,12aの上にAgペースト等の導電材料により導電性接合層を形成してもよい。
本実施形態に係る熱電変換モジュールを実際に製造し、その熱発電特性を調べた。熱電変換モジュールの大きさは約2mm×約2mm、厚さは約1mmである。また、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の数はいずれも100個(100対)である。その熱電変換モジュールの一方の伝熱板側の温度を室温とし、他方の伝熱板側の温度を室温よりも10℃低い温度とした。その結果、出力端子間に約0.1Vの電圧が発生した。
(第3の実施形態)
図14は、第3の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示すフローチャートである。本実施形態が第1の実施形態に係る製造方法(図2参照)と異なる点は、ステップS13a,S13bが追加されていることにあり、その他のステップは基本的に第1の実施形態と同様であるので、ここでは重複する部分の説明は省略する。
本実施形態においては、図5,図6に示すように、p型半導体基板21とn型半導体基板22とを張り合わせて張り合わせ基板25とした後、例えば減圧チャンバ内において張り合わせ基板25を樹脂液中に浸漬する(ステップS13a)。これにより、柱部11a,12a間の隙間に樹脂が充填される。樹脂としては断熱性及び絶縁性が高いものが好ましく、例えばウレタン又はその他の合成ゴムを使用することができる。
次に、張り合わせ基板25を樹脂液から引き上げ、樹脂を硬化させる。そして、張り合わせ基板25の外側に付着している樹脂を研磨等により取り除く(ステップS13b)。
その後の工程は第1の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。なお、第2の実施形態で説明したように、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との間に金属層を設けてもよい。
図15は、上述の方法により製造した熱電変換モジュール40を示す模式図である。第1及び第2の実施形態では、p型半導体ブロック11の柱部11aとn型半導体ブロック12の柱部12aとの間に空隙が存在しているのに対し、本実施形態ではp型半導体ブロック11の柱部11aとn型半導体ブロック12の柱部12aとの間の隙間に絶縁性を有する樹脂(充填材)41が充填されている。これにより、熱電変換モジュール40の機械的強度が向上し、使用時における破損や損傷が抑制される。また、本実施形態では、製造工程途中での破損や損傷が回避され、熱電変換モジュールの製造歩留まりが向上するという利点もある。
(第4の実施形態)
図16は、第4の実施形態に係る熱電変換モジュールの模式図である。本実施形態が第1の実施形態と異なる点は、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の柱部11a,12aの先端部11c,12cと、接続部11b,12bとが金属粉末を含む熱電変換材料で形成されている点にある。図16において、図1と同一物には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
第1の実施形態の熱電変換モジュール10では、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12とが直接接合されている。そのため、ホットプレス時の条件や熱電変換材料によっては、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部で十分な密着性が得られず、接合部の電気抵抗が増大する等の不具合が発生することが考えられる。
これに対し、本実施形態の熱電変換モジュール50では、柱部11a,12aの先端部(接続部11b,12bと反対側の端部)11c,12cと接続部11b,12bとが、金属粉末を含む熱電変換材料で形成されている。これにより、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部の密着性が向上し、接合部での電気抵抗の増大が抑制される。また、接続部11b,12bに含まれる金属粉末によって接続部11b,12bの電気抵抗が減少するので、熱電変換モジュール50の内部抵抗をより一層低減できる。
図17は、本実施形態に係る熱電変換モジュール50の製造方法を示すフローチャートであり、図18〜図20は本実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を工程順に示す図である。本実施形態の製造方法が第1の実施形態の製造方法と異なる点は、熱電変換材料基板を作製する工程(ステップS11a)にあり、その他の工程は基本的に第1の実施形態と同様であるので、重複する部分の詳細な説明は省略する。
まず、ステップS11aにおいて、p型半導体基板53を形成するために、図18に示すようにCa3Co49にバインダー及び可塑剤を添加して形成されたグリーンシート58aと、Ca3Co49に金属粉末、バインダー及び可塑剤を添加して形成されたグリーンシート58bとを用意する。ここでは、グリーンシート58a,58bの厚さはいずれも100μmであるものとする。また、金属粉末として電気抵抗率が低く且つ熱電変換材料との反応性が低いことからAg(銀)の粉末を使用するものとする。なお、Ag粉末に代えて、Ag−Pd(銀−パラジウム)合金、Pt(白金)、Co(コバルト)又はMn(マンガン)等の粉末を添加してもよい。また、ここでは、バインダーとしてポリビニルブチラール(PVB)等を使用し、可塑剤としてフタル酸ジブチル等を使用するものとする。表1に、グリーンシート58a,58bの組成の一例を示す。
Figure 0005609984
また、n型半導体基板54を形成するために、Ca0.9La0.1MnO3にバインダー及び可塑剤を添加して形成されたグリーンシート59aと、Ca0.9La0.1MnO3に金属粉末、バインダー及び可塑剤を添加して形成されたグリーンシート59bとを用意する。なお、グリーンシート59a,59bも、グリーンシート58a,58bと同様のバインダー及び可塑剤を含み、100μmの厚さに形成されているものとする。表2にグリーンシート59a,59bの組成の一例を示す。
Figure 0005609984
表1及び表2に示すように、本実施形態では、グリーンシート58b,59bに、約10wt%のAg粉末を添加しているが、金属粉末の添加量はこれより少なくてもよい。例えば、グリーンシート58b,59bに、3wt%以上の金属粉末が含まれていれば、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部の密着性を向上させることができる。
その後、グリーンシート58aを複数(例えば10枚)積層し、更に積層したグリーンシート58aの上側及び下側にそれぞれAg粉末を添加したグリーンシート58bを1又は複数(例えば3枚)積層して、グリーンシート58a,58bの積層物を形成する。
これと同様に、グリーンシート59aを複数積層し、更に積層したグリーンシート59aの上側及び下側にAgを添加したグリーンシート59bを1又は複数積層して、グリーンシート59a,59bの積層物を形成する。なお、グリーンシート58a,58b及びグリーンシート59a,59bの積層枚数は適宜設定すればよい。
次に、グリーンシート58a,58bの積層物を約500℃の温度で約4時間加熱して脱脂し、その後850−1000℃で約3時間焼成する。これにより、図19に示すように、Ca3Co49熱電変換材料層53a(第1のp型半導体層)の上下にAg含有層53b(第2のp型半導体層)を有するp型半導体基板53が得られる。
これと同様に、グリーンシート59a,59bの積層物を脱脂及び焼成して、Ca0.9La0.1MnO3熱電変換材料層54a(第1のn型半導体層)の上下にAg含有層54b(第2のn型半導体層)を有するn型半導体基板54を得る。その際、焼成温度は1050−1200℃とする。本実施形態においても、p型半導体基板53及びn型半導体基板54の厚さはいずれも900μm程度とする。
次に、ステップS12において、図20(a)に平面図、図20(b)に斜視図を示すように、ダイシングソーによりp型半導体基板53及びn型半導体基板54にそれぞれ深さが800μmの切れ込み(溝)を格子状に設ける。p型半導体基板53において、切れ込み(溝)に囲まれた四角柱状の部分がp型半導体ブロック11の柱部11aとなり、n型半導体基板54において切れ込み(溝)に囲まれた四角柱状の部分がn型半導体ブロック12の柱部12aとなる。これらの柱部11a,12aは、Agを含有する先端部11c,12cを有する。また、切れ込み部分(溝底部)には、Ag含有層53b,54bが約100μmの厚さに残ることにより薄板部53c,54cが形成される。
その後、第1の実施形態と同様に、p型半導体基板53とn型半導体ブロック54とを重ね合わせる。そして、ホットプレスを用いて10MPa〜50MPa程度の圧力を加えながら900℃〜1000℃程度に加熱してp型半導体基板53とn型半導体基板54とを接合(熱圧着)し、張り合わせ基板55を形成する(ステップS13)。また、張り合わせ基板55を切断して所望のサイズに分割する(ステップS14)。
次に、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12が交互に且つ直列に接続されるように、ダイシングソー等によりp型半導体基板11及びn型半導体基板12の薄板部53a,54aにそれぞれ切れ込みを設けて、半導体ブロック集合体とする(ステップS15)。その後、半導体ブロック集合体に、例えば熱伝導性接着剤により伝熱板13a,13bを取り付けると(ステップS16)、図16のような本実施形態に係る熱電変換モジュール50が完成する。
本実施形態の熱電変換モジュール50では、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部の近傍の端部11c,12c及び薄板部53c,54c(接続部11b,12b)が、Ag粉末(金属粉末)を含む熱伝変換材料で形成されている。そのため、p型半導体基板53とn型半導体基板54とを接合する際に、接合部の近傍のAgが結合し、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12とが結合したAgによって接合される。これにより、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部の密着性が向上するとともに、接合部での電気抵抗の増大を抑制できる。
本実施形態に係る熱電変換モジュールを実際に製造し、その熱発電特性を調べた。熱電変換モジュールの大きさは約2mm×約2mm、厚さは約1mmである。また、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の数はいずれも100個(100対)である。その熱電変換モジュールの一方の伝熱板側の温度を室温とし、他方の伝熱板側の温度を室温よりも10℃高い温度とした。その結果、出力端子間に約0.1Vの電圧が発生した。
なお、本実施形態ではステップS11aにおいて、p型半導体基板53及びn型半導体基板54をグリーンシートを用いる方法(グリーンシート法)で作製する例を示したが、それ以外の方法でp型半導体基板53及びn型半導体基板54を作製してもよい。例えば、第1の実施形態(図3参照)と同様のp型半導体基板21及びn型半導体基板22を用意し、それらの半導体基板の上下に熱電変換材料及び金属の粉末を含む泥漿(スラリー)を塗布し、それを脱脂及び焼成することで半導体基板53、54を製造してもよい。
(第5の実施形態)
図21は、第5の実施形態に係る熱電変換モジュールの模式図である。本実施形態が第4の実施形態と異なる点は、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部に金属層61が設けられていることにあり、その他の構造は基本的に第4の実施形態と同様である。このため、図21において図16と同一物には同一符号を付して、その詳しい説明は省略する。
本実施形態の熱電変換モジュール60では、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部にAg(銀)等の金属層61が介在している。そのため、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との間の元素の移動が回避される。これにより、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部付近での電気的特性がより一層安定し、熱電変換モジュールの信頼性が向上する。
図22〜図24は本実施形態に係る熱電変換モジュール60の製造方法を工程順に示す図である。
本実施形態では、図22の断面図に示すように、Ca3Co49熱電変換材料層53aの上下にAg含有層53bを有するp型半導体基板53を用意する。また、Ca0.9La0.1MnO3熱電変換材料層54aの上下にAg含有層54bを有するn型半導体基板54を用意する。本実施形態においても、p型半導体基板53及びn型半導体基板54の厚さはいずれも900μm程度とする。なお、p型半導体基板53及びn型半導体基板54は、第4の実施形態(図17、図18参照)で説明したのと同様の方法で製造する。
次に、図23の断面図に示すように、p型半導体基板53及びn型半導体基板54の一方の面の上に、それぞれ金属層61を例えば2μmの厚さに形成する。本実施形態では、金属層61が真空蒸着法により形成した厚さが0.5μmの第1のAg層と、その上にAgペーストを1.5μmの厚さに塗布して形成した第2のAg層とからなるものとする。このようにして金属層61を形成した後、例えば約800℃の温度で10分間程度熱処理する。なお、本実施形態では金属層61をAgにより形成しているが、Au(金)又ははんだ等により金属層を形成してもよい。
次に、図24(a)に上面図、図24(b)に斜視図を示すように、ダイシングソーによりp型半導体基板53及びn型半導体基板54に、それぞれ深さが800μmの切れ込み(溝)を格子状に設ける。p型半導体基板53において切れ込み(溝)に囲まれた四角柱状の部分がp型半導体ブロック11の柱部11aとなり、n型半導体基板54において切れ込み(溝)に囲まれた四角柱状の部分がn型半導体ブロック12の柱部12aとなる。これらの柱部11a,12aの先端部11c,12cの上は金属層61に覆われている。
その後、第4の実施形態と同様に、p型半導体基板53とn型半導体基板54とを重ね合わせる。そして、例えば700℃〜900℃の温度で熱処理を施し、金属層61を介してp型半導体基板53とn型半導体基板54とを接合して張り合わせ基板とする。この場合、接合強度を増すためにある程度の圧力を加えてもよい。
次いで、第4の実施形態と同様に、張り合わせ基板を切断して所望のサイズに分割する。そして、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12が交互に且つ直列に接続されるように、ダイシングソー等によりp型半導体基板53及びn型半導体基板54の薄板部53c,54cにそれぞれ切れ込みを設けて、半導体ブロック集合体とする。その後、半導体ブロック集合体に例えば熱伝導性接着剤により伝熱板13a,13bを取り付けると、図21のような本実施形態に係る熱電変換モジュール60が完成する。
以上のように、本実施形態においても、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の柱部11a,12aの先端部11c,12c及び接続部11b,12bに金属粉末が含まれるので、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
また、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との接合部に金属層61が介在するので、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との間の元素の拡散が回避される。これにより、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12の電気的特性が安定化して信頼性の高い熱電変換モジュール60が得られる。
本実施形態に係る熱電変換モジュールを実際に製造し、その熱発電特性を調べた。熱電変換モジュールの大きさは約2mm×約2mm、厚さは約1mmである。また、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の数はいずれも100個(100対)である。その熱電変換モジュールの一方の伝熱板側の温度を室温とし、他方の伝熱板側の温度を室温よりも10℃低い温度とした。その結果、出力端子間には約0.1Vの電圧が発生した。
(第6の実施形態)
図25は、第6の実施形態に係る熱電変換モジュールの製造方法を示すフローチャートである。本実施形態が第4の実施形態に係る製造方法(図17参照)と異なる点は、ステップS13a,13bが追加されていることにあり、その他のステップは基本的に第4の実施形態と同様であるので、ここでは重複する部分の説明は省略する。
本実施形態では、第4の実施形態のステップS13においてp型半導体基板53とn型半導体基板54とを張り合わせて張り合わせ基板とした後、例えば減圧チャンバ内において張り合わせ基板を樹脂液中に浸漬する(ステップS13a)。これにより、柱部11a,12a間の隙間に樹脂が充填される。
次に、張り合わせ基板を樹脂液から引き上げ、樹脂を硬化させる。そして、張り合わせ基板55の外側に付着している樹脂を研磨等により取り除く(ステップS13b)。その後の工程は第4の実施形態と同様であるので、ここではその説明を省略する。なお、第5の実施形態で説明したように、p型半導体ブロック11とn型半導体ブロック12との間に金属層61を設けてもよい。
図26は、上述の方法により製造した熱電変換モジュール70の模式図である。本実施形態においても、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の柱部11a,12aの先端部11c,12c及び接続部11b,12bに金属粉末が含まれるので、第4の実施形態と同様の効果が得られる。
また、p型半導体ブロック11の柱部11aとn型半導体ブロック12の柱部12aとの間の隙間に絶縁性を有する樹脂71が充填されているので、熱電変換モジュール70の機械的強度が向上し、使用時における破損や損傷が抑制される。さらに、本実施形態では、製造工程途中での破損や損傷が回避され、熱電変換モジュールの製造歩留まりが向上するという利点もある。
本実施形態に係る熱電変換モジュールを実際に製造し、その熱発電特性を調べた。熱電変換モジュールの大きさは約2mm×約2mm、厚さは約1mmである。また、p型半導体ブロック11及びn型半導体ブロック12の数はいずれも100個(100対)である。その熱電変換モジュールの一方の伝熱板側の温度を室温とし、他方の伝熱板側の温度を室温よりも10℃低い温度とした。その結果、出力端子間には約0.1Vの電圧が発生した。
10,30,50,60,70…熱電変換モジュール、11…p型半導体ブロック、11a,12a…柱部、11b,12b…接続部、11c,12c…先端部、12…n型半導体ブロック、13a,13b…伝熱板、14a,14b…引出電極、21,53…p型半導体基板(p型熱電変換材料基板)、22,54…n型半導体基板(n型熱電変換材料基板)、25…張り合わせ基板、26…半導体ブロック集合体、31,61…金属層、53a…Ca3Co49熱電変換材料層,54a…Ca0.9La0.1MnO3熱電変換材料層、53b,54b…Ag含有層、41,71…樹脂。

Claims (10)

  1. p型熱電変換材料により形成され、第1の柱部と該第1の柱部の一方の端部から横方向に突出する第1の接続部とを有し、前記第1の接続部及び前記第1の柱部の他方の端部に金属粉末を含む複数のp型半導体ブロックと、
    n型熱電変換材料により形成され、第2の柱部と該第2の柱部の一方の端部から横方向に突出する第2の接続部とを有し、前記第2の接続部及び前記第2の柱部の他方の端部に金属粉末を含む複数のn型半導体ブロックとを具備し、
    前記p型半導体ブロックの前記第1の接続部は前記n型半導体ブロックの前記第2の柱部の他方の端部に重なって接続され、前記n型半導体ブロックの前記第2の接続部は前記p型半導体ブロックの前記第1の柱部の他方の端部に重なって接続されて、前記複数のp型半導体ブロックと前記複数のn型半導体ブロックとが交互に且つ直列に接続されていることを特徴とする熱電変換モジュール。
  2. 前記第1の接続部と前記第2の柱部との間、及び前記第2の接続部と前記第1の柱部との間には金属層が介在することを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  3. 更に、前記複数のp型半導体ブロック及び前記複数のn型半導体ブロックを挟んで配置された一対の伝熱板を有し、前記複数のp型半導体ブロックの第1の接続部はいずれも一方の伝熱板側に配置され、前記複数のn型半導体ブロックの第2の接続部はいずれも他方の伝熱板側に配置されていることを特徴とする請求項1又は2のいずれか1項に記載の熱電変換モジュール。
  4. 前記第1の柱部及び前記第2の柱部はいずれも四角柱状に形成され、隣接するp型半導体ブロック及びn型半導体ブロックは、前記第1の柱部の角部と第2の柱部の角部とを対向させていることを特徴とする請求項1乃至3のいずれか1項に記載の熱電変換モジュール。
  5. 前記第1の柱部と前記第2の柱部との空間に、絶縁性の充填材が充填されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の熱電変換モジュール。
  6. 前記金属粉末は、Ag(銀)、Ag−Pd(銀−パラジウム)合金、Pt(白金)、Co(コバルト)及びMn(マンガン)のいずれか1種を主成分とする金属からなることを特徴とする請求項1に記載の熱電変換モジュール。
  7. p型熱電変換材料からなる第1のp型熱電変換材料層と、金属粉末を含むp型熱電変換材料からなり前記第1のp型熱電変換材料層の上下に配置された第2のp型熱電変換材料層との積層構造を有する第1の基板を用意する工程と、
    n型熱電変換材料からなる第1のn型熱電変換材料層と、金属粉末を含むn型熱電変換材料からなり前記第1のn型熱電変換材料層の上下に配置された第2のn型熱電変換材料層との積層構造を有する第2の基板を用意する工程と、
    前記第1の基板に溝を格子状に設けて前記溝に囲まれた第1の柱部を形成し、前記第2の基板に溝を格子状に設けて前記溝に囲まれた第2の柱部を形成する工程と、
    前記第1の基板と前記第2の基板とを、前記溝を形成した面を内側にし、且つ前記第1の柱部と前記第2の柱部とが交互に並ぶように重ね合わせ、前記第1の柱部と前記第2の基板の溝部、及び前記第2の柱部と前記第1の基板の溝部とを接合して張り合わせ基板とする工程と、
    張り合わせ後の前記第1の基板の前記溝部及び前記第2の基板の前記溝部にそれぞれ個別に切れ込みを設けて、前記p型熱電変換材料からなるp型半導体ブロックと前記n型熱電変換材料からなるn型半導体ブロックとが交互に且つ直列に接続された構造とする工程と
    を有することを特徴とする熱電変換モジュールの製造方法。
  8. 前記第1の基板及び前記第2の基板に前記溝を形成する工程の前に、前記第1の基板及び前記第2の基板の前記溝形成側の面に金属層を形成する工程を有することを特徴とする請求項7に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
  9. 前記張り合わせ基板とする工程と前記切れ込みを設ける工程との間に、前記張り合わせ基板の内側に絶縁性の充填材を充填する工程を有することを特徴とする請求項7又は8に記載の熱電変換モジュールの製造方法。
  10. 前記金属粉末は、Ag(銀)、Ag−Pd(銀−パラジウム)合金、Pt(白金)、Co(コバルト)及びMn(マンガン)のいずれか1種を主成分とする金属からなることを特徴とする請求項7乃至9のいずれか1項に記載の熱電変換モジュールの製造方法
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