JP5609902B2 - 無線通信装置、無線通信を行なう方法、及び、無線通信を無線通信装置に実行させるためのコンピュータプログラム - Google Patents

無線通信装置、無線通信を行なう方法、及び、無線通信を無線通信装置に実行させるためのコンピュータプログラム Download PDF

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Description

本発明は、無線通信装置、無線通信を行なう方法、及び、無線通信を無線通信装置に実行させるためのコンピュータプログラムに関するものである。
近年、無線通信技術は、通信速度や使い勝手の向上により、家庭内、会社内、学校内など、さまざまな場所で広く利用されている。無線通信装置としては、いわゆるアクセスポイントとしての機能のみならず、ブロードバンドルータなど、種々の機能を備えたものも提案されている。
無線通信技術の発展に伴い、無線通信の搬送波の使用可能領域を拡げる動きが強まっている。具体的には、従来使用されてきた2.4GHzの周波数帯の他に、5GHzの周波数帯の使用が認められるようになってきた。日本では、2005年には、5.25〜5.35GHzの周波数帯(W53、チャンネル52/56/60/64)が屋内にて利用可能となり、2007年には、5.47〜5.725GHzの周波数帯(W56として、チャンネル100/104/・・/140の11チャンネル)が、屋外での使用も含めて利用可能となった。
ところで、W53、W56などの周波数帯は、従来から船舶用、航空機用、軍用などの移動レーダーや気象用の固定レーダーなどの各種レーダーと共用する周波数帯であることから、無線通信装置が使用する電波との干渉が生じる可能性があった。両者を調整するために、無線通信装置の側に、DFS(Dynamic Frequency Selection: 動的電波周波数選択)により、干渉を避けることが義務付けられている。
DFSの動作としては、チャンネルの使用に先立って、1分間チャンネルを監視し、各種レーダーの電波を検出しないことを確認してからそのチャンネルの使用を開始するCAC(Channel Availability Check)や、チャンネルの使用中、常時レーダーの電波をモニタリングするISM(In Service Monitoring)などがある。また、使用中のチャンネルにおいてレーダーの電波を検出した場合には、10秒以内にそのチャンネルの使用を中止するといった回避動作を行なうことが義務付けられている。なお、こうしたACやISM、DFSの機能は、アクセスポイントなど、無線通信において通信に使用するチャンネルを設定する機器において、必須の機能とされている。
このようなACやISM、DFSの処理の実施は、この周波数帯においてはレーダーの使用を優先することを意味しており、各種レーダーの電波が検出された場合には、無線LANによるデータのやり取りが中断されることがあった。無線LANに使用されているチャンネルの周波数帯において、各種レーダーの電波が検出されると、そのチャンネルは使用できなくなり、しかも新たに使用しようとするチャンネルの周波数帯でレーダーが運用されていないことを保証するためにレーダー波を監視している最中(CACの実施中)は、そのチャンネルを用いた通信はできないからである。この場合、新たに使用しようとするチャンネルの周波数帯に各種レーダーの電波が存在しなくても、CACを実施中の約1分間、無線LANによる通信は中断される。
ところで、ヨーロッパの規格であるEN301893では、通信に使用していないチャンネルの周波数帯を、事前に1分間監視するオフチャンネルCAC(Off channel CAC)の運用が認められている。このオフチャンネルCACによって各種レーダーの電波が検出されなかったチャンネルについては、オフチャンネルCACの実施から4時間以内であれば、通常のCACを実施せずに即座に使用を開始することが許可されている。しかしながら、オフチャンネルCACを実施している約1分間については、やはり監視対象である周波数帯のチャンネルを利用した無線通信を行なうことができないといった問題があった。
特開2007−158485号公報 特開2005−151433号公報
本発明は、上述した従来の課題の少なくとも一部を解決するためになされたものであり、無線通信が所定時間連続して中断されることを抑制することのできる技術を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題の少なくとも一部を解決するために、以下の形態または適用例を取ることが可能である。
無線LANを通じて無線通信を行なう無線通信装置であって、
第1のチャンネルを使用する前記無線通信の実行中に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する通信部と、
前記通信部によって実行された前記検出処理の時間の合計が第1の所定時間以上であり、かつ、前記検出処理の実行時に前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する設定部と
を備える無線通信装置。
[適用例1]
無線LANによる無線通信を行なう無線通信装置であって、第1のチャンネルを使用した前記無線通信の実行の合間に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する通信部と、前記通信部によって前記検出処理が実行された前記複数の期間を足し合わせた時間が前記第1の所定時間以上であり、かつ、前記足し合わされた前記複数の期間における前記検出処理において前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する設定部とを備える無線通信装置。この構成によれば、第2のチャンネルにおける検出処理を、第1の所定時間より短い複数の期間に分けて実行するので、第1のチャンネルを使用した無線通信が第1の所定時間連続して中断されることを抑制することができるとともに、検出処理の対象となった第2のチャンネルを、使用可能チャンネルとして設定することができる。なお、第1の所定時間は、例えば、1分である。
[適用例2]
適用例1に記載の無線通信装置であって、さらに、前記第1のチャンネルにおいて前記所定の電波が検出された場合に、前記無線通信に使用するチャンネルを、前記第1のチャンネルから、前記使用可能チャンネルとして設定された前記第2のチャンネルに変更するチャンネル変更部を備える、無線通信装置。この構成によれば、所定の電波が検出された場合には、使用可能チャンネルに設定された第2のチャンネルを使用して、無線通信を実行することができる。
[適用例3]
適用例1または適用例2に記載の無線通信装置であって、前記設定部は、前記検出処理の前記足し合わされた期間が、現在の時刻から第2の所定時間遡った期間内に含まれている場合に、前記第2のチャンネルを前記使用可能チャンネルとして設定する、無線通信装置。この構成によれば、第2のチャンネルにおける検出処理が現在の時刻から第2の所定時間以内に実行されたものであるという条件を満たすことができる。なお、第2の所定時間は、例えば、4時間である。
[適用例4]
適用例1から適用例3のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、さらに、前記検出処理の実行の間隔と、前記検出処理の1回分の期間の長さとのうちの少なくとも一方を制御する制御部を備える、無線通信装置。この構成によれば、検出処理の完了するタイミングを制御することができるので、第2のチャンネルが使用可能チャンネルとして設定されるタイミングを制御することができる。
[適用例5]
適用例4に記載の無線通信装置であって、前記制御部は、前記第1のチャンネルを使用した前記無線通信の内容に基づいて、前記制御を行なう、無線通信装置。この構成によれば、無線通信の内容に応じて、無線通信を優先した制御や検出処理を優先した制御を実現することができる。
[適用例6]
適用例1から適用例5のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、前記チャンネルは、搬送波の周波数が5GHz帯で規定されたW53およびW56から選択された一のチャンネルであり、前記所定の電波は、レーダーの電波である無線通信装置。この構成によれば、W53(帯域:5250−5350MHz)、W56(帯域:5470−5725MHz)の通信規格を遵守することができる。なお、各種レーダーには、固定レーダーと移動レーダーが含まれ、固定レーダーとしては気象用レーダー、空港用レーダーなどが知られており、移動レーダーとしては、軍用レーダー、船舶用レーダー、航空機用レーダーなどが知られている。
[適用例7]
無線LANによる無線通信を行なう方法であって、(a)第1のチャンネルを使用した前記無線通信の実行の合間に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する工程と、(b)前記検出処理が実行された期間を足し合わせた時間が前記第1の所定時間以上であり、かつ、前記足し合わされた期間における前記検出処理において前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する工程とを備える方法。
[適用例8]
無線LANによる無線通信を無線通信装置に実行させるためのコンピュータプログラムであって、第1のチャンネルを使用した前記無線通信の実行の合間に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する機能と、前記検出処理が実行された期間を足し合わせた時間が前記第1の所定時間以上であり、かつ、前記足し合わされた期間における前記検出処理において前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する機能とを前記無線通信装置に実現させるコンピュータプログラム。
なお、本発明は、種々の態様で実現することが可能である。例えば、無線通信を行なう方法および装置、無線通信システム、それらの方法または装置の機能を実現するための集積回路、コンピュータプログラム、そのコンピュータプログラムを記録した記録媒体等の形態で実現することができる。
本発明の一実施例としてのシステム構成を示す説明図である。 アクセスポイント21の内部構成を示すブロック図である。 テーブル24tの内容を示す説明図である。 アクセスポイント21の電源投入後における処理を示すタイミングチャートである。 アクセスポイント21の電源投入後における処理を示すフローチャートである。 ステップS110及びステップS130におけるオフチャンネルCACの処理の詳細を示すフローチャートである。 ステップS150におけるCACの処理の詳細を示すフローチャートである。 アクセスポイント21の定常状態における処理(ISMに関する処理)の流れを示すフローチャートである。 アクセスポイント21の定常状態における処理(分割オフチャンネルCACの処理)の流れを示すフローチャートである。 ステップS310における処理の詳細を示すフローチャートである。
次に、本発明の実施の形態を実施例に基づいて以下の順序で説明する。
A.実施例:
B.変形例:
A.実施例:
図1は、本発明の一実施例としてのシステム構成を示す説明図である。無線LANシステム10は、外部のネットワーク(ここではインターネット)に接続されたブロードバンドルータ15と、このブロードバンドルータ15に有線で接続された無線LANアクセスポイント21とから構成されている。アクセスポイント21は、クライアント端末として機能するノート型コンピュータPC1やタブレット型コンピュータPC2、スマートフォンSPと無線通信が可能であり、これらアクセスポイント21及びコンピュータPC1,PC2、スマートフォンSPによって、無線LAN20が構成されている。
図2は、アクセスポイント21の内部構成を示すブロック図である。アクセスポイント21は、装置全体の制御を司るCPU22と、プログラムなどを記憶したメモリ24と、装置の状態を表示するLED25と、各種設定を行なうスイッチ27と、電源供給を行なうパワー回路29と、無線LANの各種通信の処理を行なう通信部30とを備える。
CPU22は、メモリ24に記憶されたプログラムを展開して実行することによりアクセスポイント21全体の制御を行うとともに、このプログラムの実行により設定部22a、チャンネル変更部22b、制御部22cとしても機能する。これらの機能については後述する。
メモリ24は、ランダムアクセス可能なRAM24aと、アクセスポイント21が動作する際のデフォルトの設定値やファームウエアなどを不揮発的に記憶するフラッシュROM(FROM)24bとを備えている。アクセスポイント21が動作する際のデフォルトの設定値としては、例えば、無線LAN20で用いるSSIDや暗号化キーなどがある。また、FROM24bには、チャンネルを設定するためのテーブル24tが格納されている。テーブル24tの内容については後述する。
通信部30は、2.4GHz帯の通信を行なう系統aと、5GHz帯の通信を行なう系統bとを備えている。2.4GHz帯の通信系統aおよび5GHz帯の通信系統bは、ほぼ同一の構成を備えている。即ち、各系統は、MAC/BBPモジュール31,36と、RFモジュール32,37と、FEモジュール33,38とを備えている。FEモジュール33,38は、共通のアンテナ39に接続されている。本実施例では、2つの通信系統a,bは、共通のアンテナ39に接続されているが、FEモジュール33,38の各々に、専用のアンテナを接続しても良い。なお、RFモジュール32,37やFEモジュール33,38は、MAC/BBPモジュール31,36と一体に構成されていてもよく、さらにこれらはCPU22と一体に構成されていても良い。また、MAC/BBPモジュール31,36におけるMAC部は、CPU22におけるファームウエア機能として実現される構成であっても良い。
通信部30のMAC/BBPモジュール31,36は、メディアアクセスコントローラ(MAC)およびベースバンドプロセッサ(BBP)の各モジュールを収納した1チップの素子であり、このうちのMAC部は、データリンク層(第2層)の下位に位置して、所定形式のフレームを単位とする送受信や、誤り検出などを行なう。また、BBP部は、通信信号の変調/復調や、符号化/復号化などの処理を行なう回路である。従って、MAC/BBPモジュール31,36は、通信する信号に対してMACアドレスなどのヘッダを付けてパケット化するといった処理、つまりデータを通信用のデータに加工する処理を行なう。
これに対して、RFモジュール32,37は、通信信号のアップコンバート/ダウンコンバートや、雑音除去処理などを行なう。FEモジュール33,38は、アンテナ39とRFモジュール32,37との間に位置して、受信感度の調整や、送信出力の調整、半二重の信号の切替えを行なうフロントエンドモジュールである。なお、これらの各モジュールは、各周波数の通信系統の通信処理を司っており、5GHz帯域用の通信系統bは、通常の通信を処理するのみならず、レーダーの電波を検出する機能も有している。
上記構成を備えたアクセスポイント21は、無線LAN20内では、5GHz側の通信系統を用いて、IEEE802.11nまたは同802.11aの規格に従い、インフラストラクチャモードでの通信を行なう。また、クライアント端末であるコンピュータPC1,PC2やスマートフォンSPが、2.4GHzでの通信機能しか有しない場合には、2.4GHz側の通信系統aを用いて、IEEE802.11nまたは同802.11gの規格に従い、インフラストラクチャモードでの通信を行なうことができる。
図3は、テーブル24tの内容を示す説明図である。テーブル24tは、以下の4種類のチャンネルを設定し、記憶している。
・通信用チャンネル
・分割CAC対象チャンネル
・使用可能チャンネル
・使用不可チャンネル
通信用チャンネルとは、実際のデータ通信に使用されるチャンネルである。分割CAC対象チャンネルとは、後述する分割のオフチャンネルCACを実施する対象のチャンネルである。使用可能チャンネルとは、CACが実施済みであり、CACにおいてレーダーの電波が検出されなかったチャンネルであり、即時に使用することが可能なチャンネルである。使用不可チャンネルとは、CACにおいてレーダーの電波が検出され、現時点では使用することができないチャンネルである。本実施例では、これらのチャンネルは、搬送波の周波数が5GHz帯で規定されたW53およびW56から選択される。
この図3に示した例では、通信用チャンネルとしてCH64が設定されており、分割CAC対象チャンネル及び使用可能チャンネルとしてCH60が設定されており、使用不可チャンネルとしてCH52が設定されている。以下では、アクセスポイント21が、5GHz帯の通信系統bを用いて通信を行なう場合について説明する。
図4は、アクセスポイント21の電源投入後における処理を示すタイミングチャートである。アクセスポイント21の電源が投入されると、通信部30(通信系統b)は、1分間のオフチャンネルCACを実施する。なお、上述したように、オフチャンネルCACとは、通信用チャンネルとして設定されたチャンネルとは異なるチャンネルにおいて、レーダーの電波を検出する検出処理をいう。この図4に示した例では、通信部30(通信系統b)は、CH60に対して、1分間のオフチャンネルCACを実施する。
1分間のオフチャンネルCACの間に、レーダーの電波が検出されなかった場合には、CPU22の設定部22aは、オフチャンネルCACが実施されたチャンネルを、使用可能チャンネルとして設定する。なお、使用可能チャンネルの有効期限は、オフチャンネルCACの開始から4時間であるため、オフチャンネルCACの開始から4時間経過後には、CH60の有効期限が終了する。
なお、後述するように、FROM24bのテーブル24tに、有効な使用可能チャンネルが設定されている場合には、通信部30(通信系統b)は、1分間のオフチャンネルCACを実施しない。ここで、「有効」とは、オフチャンネルCACの開始から4時間を経過しておらず、有効期限が終了していないことを意味する。
1分間のオフチャンネルCACが終了すると、通信部30(通信系統b)は、オフチャンネルCACを実施したチャンネルとは異なるチャンネルに対して、1分間のCACを実施する。この図4に示した例では、通信部30(通信系統b)は、CH64に対して、CACを実施する。1分間のCACの間に、レーダーの電波が検出されなかった場合には、CPU22の設定部22aは、CACが実施されたチャンネルを、通信用チャンネルとして設定する。
1分間のCACが終了すると、通信部30(通信系統b)は、CACが実施されたチャンネル、すなわち、通信用チャンネルとして設定されたチャンネルを使用して、データ通信を開始する。この図4に示した例では、通信部30(通信系統b)は、CH64を用いて、データ通信を開始する。
通信部30(通信系統b)は、データ通信を開始すると、データ通信の実行の合間に、通信用チャンネルとして設定されたチャンネルとは異なるチャンネルに対して、オフチャンネルCACを、1分間より短い複数の期間に分けて実施する。本実施例では、通信部30(通信系統b)は、CH60に対して、200msの長さのオフチャンネルCACを45秒間隔で実施する。換言すれば、通信部30(通信系統b)は、CH60に対するオフチャンネルCACが実施されていない期間においては、通信用チャンネルとして設定されたチャンネル(本実施例ではCH64)を用いて、データ通信を行なう。
なお、本明細書では、200msの長さのオフチャンネルCACのように、1分間の長さに満たない長さのオフチャンネルCACを、「分割オフチャンネルCAC」または「分割CAC」とも呼ぶ。
CPU22の設定部22aは、現在の時刻から4時間前まで遡った期間内においてオフチャンネルCACが実施された期間(継続時間N)の合計時間が1分間以上であり、かつ、オフチャンネルCACにおいてレーダーの電波が検出されていない場合には、オフチャンネルCACを実施したチャンネル(本実施例ではCH60)を、使用可能チャンネルとして設定する。
本実施例では、電源投入後に実施された1分間のオフチャンネルCACの開始から4時間経過する前に、200msの長さのオフチャンネルCACが300回以上実施されるため、200msの長さのオフチャンネルCACが合計で1分間以上実施されることになる。すなわち、電源投入後に実施された1分間のオフチャンネルCACの有効期限が終了した時点においても、CH60について、1分間以上のオフチャンネルCACが4時間以内に実施されたという条件が成立する。このため、CH60は、オフチャンネルCACの間にレーダーの電波が検出されなければ、電源投入後に実施された1分間のオフチャンネルCACの有効期限が終了した後においても、使用可能チャンネルに設定されたままの状態となる。
通信部30(通信系統b)は、データ通信中に、通信用チャンネル(本実施例ではCH64)においてISMを実施する。通信用チャンネルにおいてレーダーの電波が検出された場合には、CPU22のチャンネル変更部22bは、通信用チャンネルを、CH64から、使用可能チャンネルとして設定されたCH60に変更する。このようにして、アクセスポイント21は、データ通信を継続することができる。
CPU22の制御部22cは、200msの長さのオフチャンネルCACの実施される間隔を制御する。具体的には、CPU22の制御部22cは、データ通信におけるQoS(Quality of Service)制御において優先度が所定より高いパケット(以下では、優先パケットともいう。)が扱われているか否かを判断し、優先パケットが扱われている場合には、オフチャンネルCACの実施を一時的に中止する。このようにすれば、データ通信が優先的に行なわれるため、データ通信における遅延の発生を抑制することができる。
優先パケットの扱いが終了したと判断した場合には、CPU22の制御部22cは、200msの長さのオフチャンネルCACを再開するとともに、電源投入後に実施された1分間のオフチャンネルCACの開始から4時間経過する前に1分間以上のオフチャンネルCACが完了するように、オフチャンネルCACの実施される間隔を狭くする。以下、アクセスポイント21の電源投入後における具体的な処理の流れについて説明する。
図5は、アクセスポイント21の電源投入後における処理を示すフローチャートである。アクセスポイント21の電源が投入されると、CPU22の設定部22aは、FROM24bのテーブル24tを参照し、使用可能チャンネルが設定されているか否かを判断する(ステップS100)。使用可能チャンネルが設定されている場合には(ステップS100:Yes)、CPU22の設定部22aは、使用可能チャンネルに設定されているチャンネルを通信用チャンネルに設定し(ステップS102)、使用可能チャンネルとして設定されていたチャンネルを消去する(ステップS104)。
ステップS110では、通信部30(通信系統b)は、1分間のオフチャンネルCACを実施する。オフチャンネルCACの処理の詳細については後述する。ステップS120では、CPU22の設定部22aは、オフチャンネルCACを実施したチャンネルを、分割CAC対象チャンネルに設定する。ステップS122では、CPU22の設定部22aは、オフチャンネルCACを実施したチャンネルを、使用可能チャンネルに設定する。ステップS170では、通信部30(通信系統b)は、通信用チャンネルに設定されているチャンネルを用いて、通信を開始する。通信を開始すると、アクセスポイント21は、定常状態に移行する。
一方、ステップS100において、使用可能チャンネルが設定されていない場合には(ステップS100:No)、通信部30(通信系統b)は、1分間のオフチャンネルCACを実施する(ステップS130)。このステップS130におけるオフチャンネルCACの処理の詳細については後述する。ステップS140では、CPU22の設定部22aは、オフチャンネルCACを実施したチャンネルを、分割CAC対象チャンネルに設定する。ステップS142では、CPU22の設定部22aは、オフチャンネルCACを実施したチャンネルを、使用可能チャンネルに設定する。
ステップS150では、通信部30(通信系統b)は、CACを1分間実施する。CACの処理の詳細については後述する。ステップS160では、CPU22の設定部22aは、CACを実施したチャンネルを、通信用チャンネルに設定する。通信用チャンネルが設定されると、上述したステップS170の処理に移行し、通信部30(通信系統b)は、通信用チャンネルに設定されているチャンネルを用いて、通信を開始する。
図6は、ステップS110及びステップS130におけるオフチャンネルCACの処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS111では、CPU22の設定部22aは、FROM24bのテーブル24tを参照して、使用不可チャンネル及び通信用チャンネルに設定されているチャンネル以外から、オフチャンネルCACの対象となるチャンネルを決定する。ステップS112では、通信部30(通信系統b)は、オフチャンネルCACの対象となったチャンネルに対して、1分間のオフチャンネルCACを実施する。
オフチャンネルCACを実施している1分間においてレーダーの電波が検出されなかった場合(ステップS113:No)には、CPU22の設定部22aは、ステップS114において、オフチャンネルCACの開始時刻T及びオフチャンネルCACの継続時間N(この場合は1分)を、FROM24bに記録し、図5に示された次の処理(ステップS120またはステップS140の処理)に移行する。
一方、オフチャンネルCACを実施している間に、レーダーの電波が検出された場合(ステップS113:Yes)には、CPU22の設定部22aは、ステップS115において、オフチャンネルCACを実施したチャンネルを使用不可チャンネルに設定し、再びステップS111の処理に移行する。なお、使用不可チャンネルに設定されたチャンネルは、所定時間経過後に消去され、オフチャンネルCACの対象の候補となる。
図7は、ステップS150におけるCACの処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS151では、CPU22の設定部22aは、FROM24bのテーブル24tを参照して、使用不可チャンネル及び使用可能チャンネルに設定されているチャンネル以外から、CACの対象となるチャンネルを決定する。ステップS152では、通信部30(通信系統b)は、CACの対象となったチャンネルに対して、1分間のCACを実施する。CACを実施している1分間においてレーダーの電波が検出されなかった場合(ステップS153:No)には、CPU22の設定部22aは、図5に示された次の処理(ステップS160の処理)に移行する。
一方、CACを実施している間に、レーダーの電波が検出された場合(ステップS153:Yes)には、CPU22の設定部22aは、ステップS154において、CACを実施したチャンネルを使用不可チャンネルに設定し、再びステップS151の処理に移行する。
図8及び図9は、アクセスポイント21の定常状態における処理の流れを示すフローチャートである。図8は、ISMの処理に関するループを示しており、図9は、分割オフチャンネルCACの処理に関するループを示している。アクセスポイント21は、通信用チャンネルを用いたデータ通信の実行中に、図8に示された処理を所定の間隔で繰り返し実行するとともに、通信用チャンネルを用いたデータ通信の実行の合間に、図9に示された処理を所定の間隔で繰り返し実行する。
図8に示されたISMの処理について説明する。ステップS200では、通信部30(通信系統b)は、ISMを実施する。ISMの実施により、レーダーの電波が検出された場合(ステップS202:Yes)には、CPU22の設定部22aは、通信用チャンネルに設定されているチャンネルを使用不可チャンネルに設定する(ステップS204)。ステップS206では、CPU22の設定部22aは、FROM24bのテーブル24tを参照し、使用可能チャンネルに設定されているチャンネルが存在するか否かを判断する。
使用可能チャンネルに設定されているチャンネルが存在する場合(ステップS206:Yes)には、CPU22の設定部22aは、使用可能チャンネルに設定されているチャンネルを、通信用チャンネルに設定する。ステップS210では、CPU22の設定部22aは、使用可能チャンネルに設定されているチャンネルを消去する。ステップS212では、CPU22のチャンネル変更部22bは、通信用チャンネルに設定されているチャンネルを用いて、通信を開始するとともに、所定期間経過後にステップS200の処理に移行し、通信部30(通信系統b)は、ISMを実施する。
一方、ステップS202において、レーダーの電波が検出されなかった場合(ステップS202:No)には、CPU22の設定部22aは、所定期間経過後にステップS200の処理に移行し、通信部30(通信系統b)は、ISMを実施する。
また、ステップS206において、使用可能チャンネルに設定されているチャンネルが存在しない場合(ステップS206:No)には、通信部30(通信系統b)は、分割CAC対象チャンネルに設定されているチャンネルに対してCACを実施する(ステップS214)。このCACは、FROM24bに記憶されるCACデータのうち、開始時刻Tが現時刻から4時間以内のデータにおいて、継続時間Nの合計が1分の長さとなるまで実施される。なお、CACデータとは、CACやオフチャンネルCACの開始時刻Tや継続時間N等に関するデータである。
ステップS214のCACにおいて通信部30(通信系統b)がレーダーの電波を検出しなかった場合(ステップS216:No)には、CPU22の設定部22aは、分割CAC対象チャンネルに設定されているチャンネルを通信用チャンネルに設定する(ステップS218)。ステップS220では、CPU22の設定部22aは、使用不可チャンネル及び通信用チャンネルに設定されているチャンネル以外から、分割CAC対象チャンネルを新たに決定するとともに、所定期間経過後にステップS200の処理に移行する。
一方、ステップS216において、通信部30(通信系統b)がレーダーの電波を検出した場合(ステップS216:Yes)には、CPU22の設定部22aは、分割CAC対象チャンネルに設定されているチャンネルを使用不可チャンネルに設定する(ステップS222)。ステップS224では、CPU22の設定部22aは、使用不可チャンネルに設定されているチャンネル以外から、分割CAC対象チャンネルを新たに決定するとともに、ステップS214の処理に移行する。
図9に示された分割オフチャンネルCACの処理について説明する。ステップS302では、CPU22の制御部22cは、通信用チャンネルを用いたデータ通信において、QoS制御における優先パケットが取り扱われているか否かを判断する。具体的には、CPU22の制御部22cは、パケットのIPヘッダに含まれるTOS(Type Of Service)を確認することにより、優先パケットが取り扱われているか否かを判断する。
優先パケットが取り扱われていない場合(ステップS304:No)には、通信部30(通信系統b)は、分割オフチャンネルCAC(ステップS310)を実施した後に、ステップS340の処理に移行する。このステップS310の処理の詳細については、図10を用いて後に詳述する。一方、優先パケットが取り扱われている場合(ステップS304:Yes)には、通信部30(通信系統b)は、分割オフチャンネルCACを実施せずに、ステップS340の処理に移行する。
ステップS340では、CPU22の制御部22cは、FROM24bに記憶されているCACデータのうち、オフチャンネルCACの開始時刻T及び継続時間Nについてのデータを参照する。ステップS342では、CPU22の制御部22cは、FROM24bに記憶されているCACデータに基づいて、待機時間(すなわち、分割オフチャンネルCACを実施する間隔)を決定する。
具体的には、CPU22の制御部22cは、使用可能チャンネルとして設定されているチャンネルの有効期限が終了する前に、CACデータにおける継続時間Nの合計が1分以上となるように、分割オフチャンネルCACの実施の間隔を決定する。ただし、分割オフチャンネルCACの実施の間隔が短くなりすぎると、データ通信が実施される期間が短くなり過ぎるおそれがあるため、CPU22の制御部22cは、分割オフチャンネルCACの実施の間隔を所定の間隔よりも短くは設定しない。ステップS344では、CPU22の制御部22cは、決定された待機時間が経過するまで待機した後、再びステップS302の処理に移行する。
図10は、ステップS310における処理の詳細を示すフローチャートである。ステップS312では、通信部30(通信系統b)は、分割CAC対象チャンネルに設定されているチャンネルに対して、オフチャンネルCACを実施する。ステップS312におけるオフチャンネルCACの実施中に、レーダーの電波が検出されなかった場合(ステップS314:No)には、CPU22の制御部22cは、このオフチャンネルCACについての開始時刻T及び継続時間Nを、FROM24bに記憶させる(ステップS316)。
ステップS318では、CPU22の制御部22cは、FROM24bに記憶されているCACデータ(開始時刻T及び継続時間N)のうち、開始時刻Tが現時刻から4時間を越えているものを破棄する。ステップS320では、CPU22の制御部22cは、FROM24bに記憶されているCACデータの継続時間Nの合計が1分以上であるか否かを判断する。
CACデータの継続時間Nの合計が1分以上である場合(ステップS320:Yes)には、CPU22の設定部22aは、分割CAC対象チャンネルに設定されているチャンネルを、使用可能チャンネルに設定し(ステップS322)、図9のステップS340の処理に移行する。一方、CACデータの継続時間Nの合計が1分以上でない場合(ステップS320:No)には、CPU22の設定部22aは、使用可能チャンネルとして設定されているチャンネルを消去し(ステップS324)、図9のステップS340の処理に移行する。
一方、ステップS312におけるオフチャンネルCACの実施中に、レーダーの電波が検出された場合(ステップS314:Yes)には、CPU22の設定部22aは、分割CAC対象チャンネルに設定されているチャンネルを、使用不可チャンネルに設定し(ステップS330)、使用可能チャンネルに設定されているチャンネルを消去する(ステップS331)。ステップS332では、CPU22の設定部22aは、使用不可チャンネル及び通信用チャンネルに設定されているチャンネル以外から、分割CAC対象チャンネルを決定し、図9のステップS340の処理に移行する。
このように、本実施例では、データ通信の合間に分割でオフチャンネルCACが実施される、すなわち、データ通信のバックグラウンドでオフチャンネルCACが実施されるので、連続した1分間のデータ通信の中断の発生を抑制しつつ、オフチャンネルCACを完了することができる。
B.変形例:
なお、この発明は上記の実施例や実施形態に限られるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲において種々の態様において実施することが可能であり、例えば次のような変形も可能である。
B1.変形例1:
上記実施例では、CPU22の制御部22cは、分割オフチャンネルCACの実施される間隔を制御していたが、この代わりに、分割オフチャンネルCACの実施される期間の長さ(継続時間N)を制御することとしてもよい。また、CPU22の制御部22cは、分割オフチャンネルCACの実施される間隔と期間の長さの両方を制御することとしてもよい。
B2.変形例2:
上記実施例では、CPU22の制御部22cは、優先パケットの有無に基づいて、分割オフチャンネルCACの実施される間隔を制御していたが、CPU22の制御部22cは、優先パケットの有無に限らず、データ通信の内容に基づいて、分割オフチャンネルCACの実施される間隔と期間の長さを制御してもよい。優先パケットの有無以外のデータ通信の内容としては、例えば、ポート番号やパケットの実体データ部分であるペイロード、無線LAN用に規格されたQoS制御であるWMM(Wi-Fi Multimedia)による優先度、CPU空き時間等を挙げることができる。
具体的には、例えば、QoS制御において優先度の高いデータ通信(例えば、動画伝送)が行なわれている場合には、CPU22の制御部22cは、分割オフチャンネルCACの実施される間隔を一時的に長く設定し、優先度の高いデータ通信が終了したら、分割オフチャンネルCACの実施される間隔を元の長さに戻す制御をしてもよい。または、QoS制御において優先度の高いデータ通信(例えば、動画伝送)が行なわれている場合には、CPU22の制御部22cは、分割オフチャンネルCACの実施を一時的に停止する制御をしてもよい。
また、上記実施例では、図4に示すように、それぞれの分割オフチャンネルCACが実施される期間の長さは等しい値(200ms)に設定され、それぞれの分割オフチャンネルCACが実施される間隔も等しい値(45s)に設定されているが、分割オフチャンネルCACの実施される間隔と期間の長さを制御する際に、それぞれの分割オフチャンネルCACが実施される期間の長さを異なる値に設定してもよく、また、それぞれの分割オフチャンネルCACが実施される間隔を異なる値に設定してもよい。すなわち、分割オフチャンネルCACは、不定期かつ不等分な期間の長さで実施されてもよい。
B3.変形例3:
上記実施例では、分割オフチャンネルCACの対象となるチャンネルは、電源投入後に実施されたCACの対象となったチャンネルと同一であるが、分割オフチャンネルCACの対象となるチャンネルは、電源投入後に実施されたCACの対象となったチャンネルとは異なるチャンネルであってもよい。
B4.変形例4:
上記実施例では、アクセスポイント21とブロードバンドルータ15との接続は、有線により行なわれているが、アクセスポイント21とブロードバンドルータ15とを無線で接続することとしてもよい。また、アクセスポイント21は、ブロードバンドルータ15と一体であってもよい。
B5.変形例5:
上記実施例では、アクセスポイント21は、5GHz帯域用の通信系統を1つ備えているが、アクセスポイント21は、5GHz帯域用の通信系統を2つ以上備えることとしてもよい。例えば、上記実施例では、ISMは、通信部30の通信系統bによって実施されているが、アクセスポイント21は、ISMを実施するための通信系統を別に備えることとしてもよい。また、上記実施例における2.4GHz帯域用の通信系統は必ずしも必要ではなく、省略することとしてもよい。
B6.変形例6:
上記実施例では、アクセスポイント21は、オフチャンネルCACの有効期限は4時間以内であり、オフチャンネルCACの長さ(継続時間)は1分以上必要であるという条件の下に構成されていたが、これらの条件が変更された場合には、CACデータに関する処理の条件(例えば、図10におけるステップS318やステップS320の処理の条件)を変更すればよい。
B7.変形例7:
上記実施例では、アクセスポイント21は、電源投入後に1分間のオフチャネルCACを実施しているが、アクセスポイント21は、この1分間のオフチャネルCACを実施しないこととしてもよい。また、アクセスポイント21は、使用可能チャンネルとして設定されているチャンネルの有効期限を監視し、その有効期限が所定時間(例えば1時間)を下回った場合に、オフチャンネルCACを実施することとしてもよい。
B8.変形例8:
上記実施例においてソフトウェアで実現されている機能の一部をハードウェアで実現してもよく、あるいは、ハードウェアで実現されている機能の一部をソフトウェアで実現してもよい。
10…無線LANシステム
15…ブロードバンドルータ
20…無線LAN
21…アクセスポイント
22…CPU
22a…設定部
22b…チャンネル変更部
22c…制御部
24…メモリ
24a…RAM
24b…FROM
24t…テーブル
25…LED
27…スイッチ
29…パワー回路
30…通信部
31…MAC/BBPモジュール
32…RFモジュール
33…FEモジュール
36…MAC/BBPモジュール
37…RFモジュール
38…FEモジュール
39…アンテナ
a…2.4GHz帯の通信系統
b…5GHz帯の通信系統
PC1…ノート型コンピュータ
PC2…タブレット型コンピュータ
SP…スマートフォン

Claims (12)

  1. 無線LANを通じて無線通信を行なう無線通信装置であって、
    第1のチャンネルを使用する前記無線通信の実行中に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する通信部と、
    前記通信部によって実行された前記検出処理の時間の合計が第1の所定時間以上であり、かつ、前記検出処理の実行時に前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する設定部と
    を備え
    前記検出処理の1回の時間の長さは、前記第1の所定時間未満であ
    無線通信装置。
  2. 請求項に記載の無線通信装置であって、さらに、
    前記検出処理の実行の間隔と、前記検出処理の1回の時間の長さとのうちの少なくとも一方を制御する制御部を備える、無線通信装置。
  3. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    前記制御部は、前記第1のチャンネルを使用した前記無線通信の内容に基づいて、前記制御を行なう、無線通信装置。
  4. 請求項に記載の無線通信装置であって、
    前記無線通信の内容は通信の優先度である、無線通信装置。
  5. 無線LANを通じて無線通信を行なう無線通信装置であって、
    第1のチャンネルを使用する前記無線通信の実行中に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する通信部と、
    前記通信部によって実行された前記検出処理の時間の合計が第1の所定時間以上であり、かつ、前記検出処理の実行時に前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する設定部と
    前記検出処理の実行の間隔と、前記検出処理の1回の時間の長さとのうちの少なくとも一方を制御する制御部とを備え、
    前記制御部は、前記第1のチャンネルを使用した前記無線通信の内容に基づいて、前記制御を行ない、
    前記無線通信の内容は通信の優先度である、無線通信装置。
  6. 請求項1から請求項5の何れか一項に記載の無線通信装置であって、さらに、
    前記第1のチャンネルにおいて前記所定の電波が検出された場合に、前記無線通信に使用するチャンネルを、前記第1のチャンネルから、前記使用可能チャンネルとして設定された前記第2のチャンネルに変更するチャンネル変更部を備える、
    無線通信装置。
  7. 請求項1から請求項6の何れか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記設定部は、前記時間の合計に用いられた前記検出処理の実行時期が、現在の時刻から第2の所定時間遡った期間内に含まれている場合に、前記第2のチャンネルを前記使用可能チャンネルとして設定する、無線通信装置。
  8. 請求項1から請求項のいずれか一項に記載の無線通信装置であって、
    前記第1および第2のチャンネルは、5GHz帯で規定された周波数帯W53およびW56から選択された一のチャンネルであり、
    前記所定の電波は、レーダーの電波である
    無線通信装置。
  9. 無線LANを通じて無線通信を行なう方法であって、
    (a)第1のチャンネルを使用する前記無線通信の実行中に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する工程と、
    (b)実行された前記検出処理の時間の合計時間が第1の所定時間以上であり、かつ、前記検出処理の実行時に前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する工程と
    を備え
    前記検出処理の1回の時間の長さは、前記第1の所定時間未満である方法。
  10. 無線LANを通じて無線通信を行なう無線通信装置に、
    第1のチャンネルを使用する前記無線通信の実行中に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する機能と、
    実行された前記検出処理の時間の合計が前記第1の所定時間以上であり、かつ、前記検出処理の実行時に前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する機能と
    を実現させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記検出処理の1回の時間の長さは、前記第1の所定時間未満である
    コンピュータプログラム
  11. 無線LANを通じて無線通信を行なう方法であって、
    (a)第1のチャンネルを使用する前記無線通信の実行中に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する工程と、
    (b)実行された前記検出処理の時間の合計時間が第1の所定時間以上であり、かつ、前記検出処理の実行時に前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する工程と
    を備え、
    前記検出処理の実行の間隔と、前記検出処理の1回の時間の長さとのうちの少なくとも一方を制御し、
    前記第1のチャンネルを使用した前記無線通信の内容に基づいて、前記制御を行ない、
    前記無線通信の内容は通信の優先度である、方法。
  12. 無線LANを通じて無線通信を行なう無線通信装置に、
    第1のチャンネルを使用する前記無線通信の実行中に、前記第1のチャンネルとは異なる第2のチャンネルにおいて所定の電波を検出する検出処理を複数回実行する機能と、
    実行された前記検出処理の時間の合計が前記第1の所定時間以上であり、かつ、前記検出処理の実行時に前記所定の電波が検出されていない場合に、前記第2のチャンネルを使用可能チャンネルとして設定する機能と、
    前記検出処理の実行の間隔と、前記検出処理の1回の時間の長さとのうちの少なくとも一方を制御する機能と
    を実現させるためのコンピュータプログラムであって、
    前記制御する機能は、前記第1のチャンネルを使用した前記無線通信の内容に基づいて、前記制御を行ない、
    前記無線通信の内容は通信の優先度である、コンピュータプログラム。
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