JP5609140B2 - Dpfの再生制御方法 - Google Patents

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本発明は、車両の排気管に接続されたDPFの目詰まりを的確に判断してDPFを再生するためのDPFの再生制御方法に関するものである。
ディーゼルエンジンから排出されるPM(パティキュレートマター;粒状物質)の浄化装置は、ディーゼルエンジンの排気管にDPF(ディーゼルパティキュレートフィルタ)を接続し、そのDPFでPMを捕集して、排気ガスを浄化して大気へ排出するものである。
このDPFで、捕集されたPMは、フィルタの目詰まりの原因となるため、捕集堆積したPMを定期的に酸化させ、除去して再生する必要がある。
このDPFの目詰まりの検出は、排気圧センサがDPF前後の差圧を検知し、その差圧が上限値に達したときに、ECU(エンジンコントロールユニット)が自動的に、或いは手動で行う場合には、キャビン内に設けられたDPF警告灯を点灯し、ドライバーが再生実行スイッチを押すことで、DPFの再生が開始される。
再生は、排気温度を600℃に上昇させ、この高温の排気ガスでDPFに捕集されたPMを燃焼させ、除去して再生するものである。
この再生は、エンジンの排気側の排気スロットルバルブが開で、噴射パターンをプレ噴射とメイン噴射のマルチ噴射を行っている際に、排気スロットルバルブを閉じ、メイン噴射の前後にプレ噴射とアフター噴射を追加して増量したマルチ噴射(パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射)を行うことで、排気ガス温度が上昇し、DPF内の酸化触媒の活性温度(250℃)以上に上げ、その後、マルチ噴射(パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射)に、ポスト噴射を追加することで、DPF内の酸化触媒による触媒燃焼で排気ガスを600℃まで温度を上昇させて、PMを燃焼させている。
この再生運転においては、DPFを再生する時期を的確に判定することが重要である。
従来の技術では、特許文献1〜4に示されるように、DPFの前後の差圧とPM堆積量の関係を事前に把握して、マップやモデルを使って適宜差圧による再生時期の判断を行っていた。
しかし、DPFに堆積するPMはSOF(有機溶剤可溶分)とSOOT(煤)の割合により堆積状態が異なり必ずしも差圧とPM堆積量の関係が一定にならない問題があった。そのため、再生時期の判断が厳密に行えない場面が生じている。
特許第3951619号公報 特許第4100448号公報 特許第4140640号公報 特許第4232556号公報
すなわち、図8は、車両から排出され、DPFに堆積した試料A〜CのPMの表面SEM像を示したもので、図8(a)は、SOF50%の試料A、図8(b)はSOF25%の試料B、図8(c)は、SOF5%以下の試料Cを示している。
図8からわかるように、PMは、使用条件でSOFとSOOTの割合が一定ではなく、SOFの割合が多いと気孔が少なく、SOFの割合が少ないと気孔が多くなる。このように、SOF量の違いは堆積形態(緻密さ)の大きい差異となって表れる。これが差圧判定のばらつき要因となる。
このため、SOF量が多いPMでは、SOOTが少ないため、過度にDPFの再生運転が行われ、SOF量が少ない時には、SOOTの除去が不十分な再生となってしまい的確な再生運転が行えない問題がある。
そこで、本発明の目的は、上記課題を解決し、DPF前後の差圧を判定する際に、SOF量の違いによる圧力差のばらつきを補正して再生時期の判断を精密に行うことができるDPFの再生制御方法を提供することにある。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、エンジンの排気管にDPFを接続し、そのDPFで排気ガス中のPMを捕集して排気ガスを浄化して排気し、そのDPFに堆積したPMによるDPF前後の差圧を検知し、その差圧が上限値以上となったときにDPFを再生するDPFの制御方法において、DPF再生終了時から次のDPF再生までの時間をカウントすると共にその間のDPFの入口温度を検出し、そのDPF入口温度が、DPF再生終了後からPM中にSOF(有機溶剤可溶分)が生成する温度(TSOF)以下となっているSOF時間(tL1〜n)を積算し、次にDPF前後の差圧を検知すると共に、DPF再生時に発生する熱でDPFが溶損しないPM堆積量をPM判定量(W PM )とし、PM中のSOOTのみの時の前記PM判定量(W PM )時のDPF前後の差圧を最小差圧ΔP SOOT とし、前記PM判定量(W PM )が同じでPM中のSOFが50%以上の時のDPF前後の差圧を最大差圧ΔP max とし、前記最小差圧ΔP SOOT と最大差圧ΔP max との範囲で、上記SOF時間の積算値に基づいてDPF前後の差圧上限値を補正し、その補正上限値と測定した差圧とを比較して再生時期を決定することを特徴とするDPFの再生制御方法である。
請求項2の発明は、差圧上限値(ΔPlimit)の補正は、再生間隔の時間t0、SOF時間(tL1〜n)を積算した値をtLとしたとき、
ΔPlimit=f(tL/t0) …(1)
で求める請求項1記載のDPFの再生制御方法である。
請求項3の発明は、式(1)中のf(tL/t0)は、差圧上限値(ΔPlimit)が、PM中SOOTのみの時のPM判定量(WPM)に対する最小差圧ΔPSOOTと同じになるよう、PM中のPM判定量(WPM)が同じでSOFが50%以上の時の最大差圧ΔPmaxと上記差圧上限値(ΔPlimit)が同じとなる範囲で、tL/t0の値に基づいて設定される請求項2記載のDPFの再生制御方法である。
本発明によれば、DPF前後の差圧を判定する際に、PM中のSOF量に応じて差圧の上限値を補正し、この値と測定した差圧とを比較して再生時期を判断することで、的確な再生運転を行うことができるという優れた効果を発揮するものである。
本発明のDPFの再生制御方法のフローチャートを示す図である。 本発明において、DPFに堆積したPMを加熱した時の質量変化を示す図である。 本発明において、DPFに堆積したPM堆積量と圧力の関係を示す図である。 本発明において、DPFに堆積したPM中のSOF割合の違いが圧力損失に及ぼす影響を説明する図である。 本発明と従来例におけるDPFの再生時のPM堆積量の決め方を説明する図である。 本発明において、DPF再生間隔の間のDPF入口温度の経時変化の一例を示す図である。 本発明において、ディーゼルエンジン排気系に組み込まれたDPFシステムを示す図である。 DPFに堆積したPMの表面のSEM像を示す図である。
以下、本発明の好適な一実施の形態を添付図面に基づいて詳述する。
先ず、図7により、本発明におけるディーゼルエンジン排気系に組み込まれたDPFシステムを説明する。
図7において、ディーゼルエンジン10には、吸気マニホールド11と排気マニホールド12が接続される。吸気マニホールド11には吸気管13が接続され、その吸気管13に吸気スロットルバルブ14が接続される。
排気マニホールド12には排気管15が接続され、その排気管15に排気スロットルバルブ16、DPF18、消音器19が順次接続される。排気スロットルバルブ16は、エアータンク20からの空気圧を調整する電気式制圧切替バルブ17で、その開度が制御される。
DPF18は、排気管15を拡径したDPF本体21内の前段に酸化触媒22が設けられ、後段に触媒化セラミックフィルター23が設けられて構成され、前段の酸化触媒22で、排気ガス中のHC(炭化水素)やCOを酸化すると共にPMの一部を酸化し、後段の触媒化セラミックフィルター23で、PMを捕集する。
DPF18には酸化触媒22の前後の排気ガス温度を検出する排気温度センサ24,25が設けられ、また触媒化セラミックフィルター23の前後の排気ガスの差圧を検出する排気圧力センサ26が設けられ、これらの検出値がECU(エンジンコントロールユニット)30に入力される。
ECU30には、車速センサ27からの車速、各種センサ28からエンジン回転数やエンジン冷却水温度が入力され、これらに基づいてECU30が、エンジン10の燃料噴射量を決定すると共に、各種マルチ噴射パターン(パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射、ポスト噴射)を適宜選択して燃料を噴射すべく燃料噴射装置(図示せず)を制御する。
また、ECU30は、排気圧力センサ26で検出した差圧と排気温度センサ24,25の検出値に基づいて、吸気スロットルバルブ14の開度を制御し、また電気式制圧切替バルブ17に開度信号を出力して排気スロットルバルブ16の開度を制御して、エンジン10に供給する吸気量とエンジン10からの排気ガス量を調整し、その排気ガス温度を制御することで、DPF18に流入する排気ガス温度を上昇させてDPF18を連続再生運転できるようになっている。
本発明において、ECU30は、排気圧力センサ26で検出した差圧ΔPと上限値(ΔPlimit)を比較して再生時期を決定する際に、DPF18に堆積したPM中のSOF量をDPFの入口温度の経時変化から決定し、SOF量に応じて上限値(ΔPlimit)を補正し、その補正した上限値と測定した差圧とを比較、判断することで、的確な再生時期を判断することができ、これにより、的確な再生運転を行うことができる。
以下に、本発明のDPFの再生制御方法を詳細に説明する。
図8で説明したように、車両から排出されるPMは使用条件でSOFとSOOTの割合が一定ではなく、SOF量の違いは堆積形態(緻密さ)の大きい差異となって表れる。これが差圧判定のばらつき要因となる。
そこで、図8(a)の試料A(SOF量50%)、図8(b)の試料В(SOF量25%、図8(c)の試料C(SOF量5%以下)の示差熱分析を行った結果を図2に示す。
図2は、試料A〜CのPMを示差熱分析器で熱質量分析を行ったときの温度とPM質量変化を示したものである。
PMを250〜300℃まで加熱すると、PM質量変化は、試料A>試料B>試料Cであるが、300℃以上となると各試料A〜Cは同じ質量変化となり、500℃までは質量変化がなく500℃以上となると同じ質量変化となり、600℃でPMがなくなることがわかる。
そこでこの図2の結果から、試料A〜Cは同じ質量変化となるWSOFのときの温度をTSOFとすると、TSOFまでの質量減少は各試料A〜CのPMの水分量とSOF分量の和の違いを示している。またTSOF以上では、各PMとも質量減少は一定の曲線を描くことから、TSOF以上に、すなわちSOF除去温度に加熱すればPM中の組成はほぼ均一になった(WSOF)と考えることができる。
尚、エンジン機種により多少の幅はあるものの、SOF除去温度TSOFは、250℃〜300℃位、WSOFは0.2〜0.5である。
図3において、線Aは図8(a)に示した試料A(SOF量50%以上)相当のPM堆積量と圧力損失を、線Cは図8(c)に示した試料C(SOF量5%以下)相当のPM堆積量と圧力損失を示している。
図3より、線A、線Cで同じ堆積量の場合、線Aでの圧力損失はΔPmaxであり、線Cでの圧力損失はΔPminとなり、SOF割合が多様のPMが堆積すると同じPM堆積量での圧力差ΔPに大きな差異が生じる。
ここでDPFに堆積するPM堆積の判定量WPMは、PM再生時に発生する熱量とDPF後の圧力損失で決められている。すなわち、PM再生時に発生する熱でDPF溶損しないPM堆積量を決定し、そのPM堆積量における圧力損失(差圧)から差圧上限値ΔPlimitを決定している。
ここで、PM再生時に発生する熱量は、SOOT量の酸化による熱量が大きく、PM中のSOF分は300℃までは酸化してしまうのでDPF溶損には影響が少ない。従ってPM判定量として重要なのはSOOT量となる。
図4に、PM堆積量と圧力差の関係を示した。図4において線Aは、試料A相当のPM(SOF分50%以上)、線Cは試料C相当のPM(≒SOOT)のPM堆積量と圧力差の関係を示している。
この図4で、線CのSOF分が5%以下のPMの堆積量に着目してWPMを規定し、その時の圧力差ΔPSOOTを再生判定の基準とすれば、再生時にDPFを溶損せずに安定して再生を行うことができる。
また線AのSOF分が50%以上の場合の圧力差ΔPmaxを最大値に設定することで、線AのSOOT量と線CのSOOT量が同じであり、SOF分に応じて、ΔPmax〜ΔPSOOTの範囲で補正圧力差ΔPを決定すれば、SOF量の大小にかかわらず、PM中のSOOT分を規定することが可能となり、再生時期を決定するPM判定量であるWPMを同じにすることができる。
実際にPM中のSOOT分を判定するためには、PM捕集中にSOFが発生する温度以下となった時間の合計値(tL)と再生間隔の時間割合(時間t0)と圧力差ΔPの関係を用いて補正することで、SOOT量を判定することができる。
ここで、PM中のSOF量の判定は、図5から決定することができる。
図5は、図7で説明したDPFシステムにおいて、排気温度センサ24,25で、DPF再生直後から、PMを捕集した際のDPF入口の温度の経時変化を示したものである。
排ガス中に発生するSOFは、SOF除去温度TSOF以下になったときに発生し、SOF除去温度TSOF以上では酸化燃焼すると考えられるため、DPF入口の温度が、SOF除去温度TSOF以下となる時間(tL1〜tLn)を積算する。
すなわち、図5でDPF再生間隔(時間t0)中のTSOF以下となる時間(tL)の合計は、
L=tL1+tL2+tL3+tL4+tL5+tL6
となり、再生間隔の時間t0 中の時間tL は、PMに含まれるSOF量を表すものとなり、PM中のSOF割合をtL/t0で表すことができる。
次に、SOF割合を示すtL/t0と圧力差の上限値(ΔPlimit)との関係を図6により説明する。
先ず、上限値(ΔPlimit)は、tL/t0の関数で表すことができ、これを図6で示した曲線fとすると、曲線fは、
ΔPlimit=f(tL/t0) …(1)
で近似できる。
ここで、曲線fは、PMがSOOTのみであれば、PM判定量であるWPMとなる上限値ΔPlimitが、tL/t0=0であり、図4で説明したようにΔPlimit=ΔPSOOTとなり、また、PM中のSOF分が50%以上では、ΔPlimit=ΔPmaxとなる。
このWPMとなるときのΔPSOOTとΔPmaxの値は、既知であり、求めたtL/t0の値をXtとすると、そのXtを基に曲線fを決定し、その曲線fに近似したf(tL/t0)を決定し、その決定したf(tL/t0)を基に算出すれば、ΔPxを求めることができ、このΔPxを差圧判定の上限値(ΔPlimit)とすることができる。
この(1)式は、図7のECU30に記憶させておき、ECU30は、SOF除去温度TSOF以下となる時間(tL1〜tLn)を積算し、差圧ΔPを測定し、次に(1)式で、判定差圧補正値の上限値(ΔPlimit)を決定し、その上限値(ΔPlimit)と測定したΔPとを比較して再生時期かどうかを判定することで、精密な再生時期を判定することができる。
この本発明の再生制御方法は、図7で説明したECU30にプログラムされており、ECU30が、排気圧力センサ26で検出した差圧と排気温度センサ24,25の検出値に基づいて再生時期を判断すると共に再生制御を実行するようになっている。
このECU30による再生制御のフローチャートを図1により説明する。
DPF再生運転が終了し、次のDPF詰まり判定40をスタートさせ、DPF入口温度(T)と、時間(t)の測定41を行う。この際、時間tがカウントされ、そのカウント値(t0=Σt0n)が、内部記憶42される。
また温度(T)は、step1で、T<T SOF かどうかが判断され、T<T SOF であれば、そのT<T SOFとなっている間の時間(tL=ΣtLn)が、自動的に内部記憶43される。
次に差圧(ΔP)の測定44がなされたのち、判定差圧補正45がなされる。判定差圧補正45では、補正データ46を基に補正の上限値ΔPlimitを決定する。この補正データ46は、内部記憶42,43で記憶された積算時間(t0)とT<T SOF となっている間の時間(tL)を基に、ΔPlimit=f(tL/t0)から補正上限値(ΔPlimit)を決定し、step2で、その上限値ΔPlimitに対して測定したΔPが、ΔPlimit>ΔPかどうかが判断され、ΔPlimit>ΔPであれば、DPF詰まり判定40側に戻されて、再度、step1で、DPF温度(T)がT<T SOF となっているかどうかが判断され、T<T SOF となっていれば、その時間(tL)が積算される。
次に、再度差圧(ΔP)の測定44がなされたのち、判定差圧補正45がなされ、これに基づいた補正上限値(ΔPlimit)を決定し、step2で、その上限値ΔPlimitに対して測定したΔPが、ΔPlimit>ΔPかどうかを判断し、そのstep2の判断で、ΔPlimit≦ΔPとなったときに、DPF再生47をスタートさせる。
このstep2での判断は、判断基準の上限値(ΔPlimit)が、判定差圧補正45での補正値であり、その補正上限値の値が違っても、ΔPlimit≦ΔPとなったときのPM中のSOOT量は同じとなる。
これにより、PM中のSOOTは一定であり、再生時の熱量は一定で再生処理が的確に行えることとなる。
次に、ECU30によるDPF再生47の制御は、図7で説明した、エンジン10の排気側の排気スロットルバルブ16が開で、噴射パターンをプレ噴射とメイン噴射のマルチ噴射を行っている際に、排気スロットルバルブ16を閉じ、メイン噴射の前後にプレ噴射とアフター噴射を追加して増量したマルチ噴射(パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射)を行うことで、排気ガス温度が上昇し、DPF内の酸化触媒22の活性温度(250℃)以上に上げ、その後、排気スロットルバルブ16を閉じたまま、マルチ噴射(パイロット噴射、プレ噴射、メイン噴射、アフター噴射)にポスト噴射を追加することで、DPF18内の酸化触媒22による触媒燃焼で排気ガスを600℃まで温度を上昇させて、PMを酸化燃焼させることで行う。この再生は、触媒化セラミックフィルター23に堆積するPM中のSOOTが略一定のため、再生中に過度に温度が上昇してDPFを溶損させることなく、適正な再生が行える。
10 エンジン
15 排気管
18 DPF
45 判定差圧補正
46 補正データ
47 DPF再生

Claims (3)

  1. エンジンの排気管にDPFを接続し、そのDPFで排気ガス中のPMを捕集して排気ガスを浄化して排気し、そのDPFに堆積したPMによるDPF前後の差圧を検知し、その差圧が上限値以上となったときにDPFを再生するDPFの制御方法において、DPF再生終了時から次のDPF再生までの時間をカウントすると共にその間のDPFの入口温度を検出し、そのDPF入口温度が、DPF再生終了後からPM中にSOF(有機溶剤可溶分)が生成する温度(TSOF)以下となっているSOF時間(tL1〜n)を積算し、次にDPF前後の差圧を検知すると共に、DPF再生時に発生する熱でDPFが溶損しないPM堆積量をPM判定量(W PM )とし、PM中のSOOTのみの時の前記PM判定量(W PM )時のDPF前後の差圧を最小差圧ΔP SOOT とし、前記PM判定量(W PM )が同じでPM中のSOFが50%以上の時のDPF前後の差圧を最大差圧ΔP max とし、前記最小差圧ΔP SOOT と最大差圧ΔP max との範囲で、上記SOF時間の積算値に基づいてDPF前後の差圧上限値を補正し、その補正上限値と測定した差圧とを比較して再生時期を決定することを特徴とするDPFの再生制御方法。
  2. 差圧上限値(ΔPlimit)の補正は、再生間隔の時間t0、SOF時間(tL1〜n)の積算値をtLとしたとき、
    ΔPlimit=f(tL/t0) …(1)
    で求める請求項1記載のDPFの再生制御方法。
  3. 式(1)中のf(tL/t0)は、差圧上限値(ΔPlimit)が、PM中SOOTのみの時のPM判定量(WPM)に対する最小差圧ΔPSOOTと同じになるよう、PM中のPM判定量(WPM)が同じでSOFが50%以上の時の最大差圧ΔPmaxと上記差圧上限値(ΔPlimit)が同じとなる範囲で、tL/t0の値に基づいて設定される請求項2記載のDPFの再生制御方法。
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