JP5608493B2 - サーボモータを用いた電動加工装置 - Google Patents

サーボモータを用いた電動加工装置 Download PDF

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本発明は、被加工材に穴あけ等の加工を行うために使用されるサーボモータを用いた電動加工装置に関する。
従来の電動加工装置は、特許文献1に記載のように、ドリル(加工具の一例)を回転するための駆動力を発生するモータ機構と、ドリルを前進させる進退駆動手段とを有し、回転したドリルを被加工材に押し当てることによって被加工材に穴あけを行っていた。
特許文献1では、モータ機構のロータに連結されたスピンドルの前側にドリルが固定されており、シリンダ機構(進退駆動手段の一例)によってモータ機構と共にドリルを前進させている。
特開平7−276119号公報
しかしながら、特許文献1においては、シリンダ機構では前進するドリルの送り速度を一定に保つことができず、被加工材への加工を安定的に行うことができないという問題があった。
本発明は、かかる事情に鑑みてなされるもので、刃物チャックに装着される加工具の送り速度を一定にし、被加工材への加工を安定的に行うサーボモータを用いた電動加工装置を提供することを目的とする。
前記目的に沿う本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置は、(1)取付け座を備えると共に内側に空間部を備える外側ケースと、(2)前記外側ケースの後部に固定取付けされる後側ハウジングと、(3)前後に第1、第2の軸受ブロックが固定された断面円形のステータ保持ケースと、該ステータ保持ケース内に設けられたステータと、前記第1、第2の軸受ブロックに回転自在に支持されたスピンドルを中心部に備えるロータとを有して、前記外側ケース内に配置されるモータユニットと、(4)前記スピンドルの前側に取付けられる刃物チャックと、(5)前記第2の軸受ブロックの後部に連結され前記後側ハウジングを貫通して配置されるロッドと、(6)前記モータユニットを前記外側ケースに対して前後動させる進退駆動手段とを有する電動加工装置であって、前記外側ケースの後部には切欠き部が形成され、前記進退駆動手段は、前後を第3、第4の軸受ブロックで回転自在に支持されたボール雄ねじと、該ボール雄ねじにカップリングを介して連結されたサーボモータと、前記ボール雄ねじに螺合する雌ねじナットとを有し、しかも、前記雌ねじナットは、前記第2の軸受ブロックに固定されて前記切欠き部から外側に突出する動力伝達金具を介して、該第2の軸受ブロックに連結され、前記サーボモータの回転によって前記スピンドルに取付けられた前記刃物チャックが前後動する。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、前記モータユニットは、前記外側ケースの前位置に設けられた第1のブッシュ、及び前記後側ハウジングに設けられた第2のブッシュを介して前記外側ケースに対して前後動可能に設けられているのが好ましい。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、前記外側ケースには、前後方向に沿って配置されたガイドレールが固定され、前記第2の軸受ブロックは、前記ガイドレールに沿って前後動するスライドブロックに固着され、前記モータユニットの前記外側ケースに対する前後動可能な状態を確保することができる。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、前記切欠き部から外側に突出する前記動力伝達金具の前進限及び後退限を検知するセンサが設けられているのが好ましい。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、前記第1の軸受ブロックの前側にラビリンスシール機構が設けられていると共に、該ラビリンスシール機構内に侵入した異物を前記スピンドルの回転によって外部に排出する円錐排出路が形成されているのが好ましい。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、前記モータユニットの電源はインバータによる高周波電源から供給され、前記スピンドルの回転数は10000〜40000rpmの範囲にあるのが好ましい。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置は、モータユニットを外側ケースに対して前後動させる進退駆動手段が、第3、第4の軸受ブロックで回転自在に支持されたボール雄ねじと、ボール雄ねじにカップリングを介して連結されたサーボモータと、ボール雄ねじに螺合する雌ねじナットとを有し、雌ねじナットは、ステータ保持ケースに固定された第2の軸受ブロックに固定されてしかも外側ケースに形成された切欠き部から外側に突出する動力伝達金具を介して、第2の軸受ブロックに連結され、サーボモータの回転によって刃物チャックが前後動するので、回転速度を調整可能なサーボモータにより、加工条件に合わせて、刃物チャックに装着される加工具(例えばドリル)の送り速度を所望の値で一定に保つことができ、被加工材の加工を安定的に行うことが可能である。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、モータユニットが、外側ケースの前位置に設けられた第1のブッシュ、及び後側ハウジングに設けられた第2のブッシュを介して外側ケースに対して前後動可能に設けられている場合には、モータユニットが外部ケースに対して所定の方向で安定的に可動することができる。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、第2の軸受ブロックが、ガイドレールに沿って前後動するスライドブロックに固着され、モータユニットの外側ケースに対する前後動可能な状態を確保する場合、刃物チャックに装着される加工具は、所定の方向で安定的に前後動することが可能である。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、切欠き部から外側に突出する動力伝達金具の前進限及び後退限を検知するセンサが設けられている場合は、進退可能な領域として定められた範囲内を超えてモータユニットが前進あるいは後退するのを確実に回避することができる。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、第1の軸受ブロックの前側にラビリンスシール機構が設けられていると共に、ラビリンスシール機構内に侵入した異物を外部に排出する円錐排出路が形成されている場合は、第1の軸受ブロックが固定されたステータ保持ケース内に被加工材を加工した際に被加工材から飛散る切屑等が侵入するのを防止することができ、切屑等の侵入によりモータユニット等に不具合が生じるのを回避可能である。
本発明に係るサーボモータを用いた電動加工装置において、スピンドルの回転数が10000〜40000rpmの範囲にある場合は、一般的に高速回転とされる5000rpm以上の回転で、被加工材の加工を行うことができ、加工作業の時間の短縮化を図ることが可能である。
本発明の第1の実施の形態に係るサーボモータを用いた電動加工装置の側断面図である。 図1のA−A矢視断面図である。 本発明の第2の実施の形態に係るサーボモータを用いた電動加工装置の側断面図である。 図3のB−B矢視断面図である。
続いて、添付した図面を参照しつつ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発明の理解に供する。
図1、図2に示すように、本発明の第1の実施の形態に係るサーボモータを用いた電動加工装置10(以下、単に電動加工装置10という)は、外側ケース11内に配置されたモータユニット12から駆動力を与えられて回転するドリル13(加工具の一例)を、進退駆動手段14で前進させて、被加工材に穴をあける装置である。
進退駆動手段14には、モータユニット12をドリル13と共に前進させる動力源となるサーボモータ15が設けられている。以下、詳細に説明する。
外側ケース11は、鉄、アルミ等の金属素材によって形成され、前後に取付け座16、16aが設けられた固定プレート17と、固定プレート17に固着され、内側に空間部を備えた筒状部材18を有している。
取付け座16、16aは、それぞれ固定プレート17の筒状部材18より前後に突出した前側部及び後側部からなり、それぞれ貫通孔19を備えている。電動加工装置10は、貫通孔19に挿通された周知のねじ材を固定フレームに設けられたねじ穴に螺合することによって固定フレームに固定される。なお、取付け座は、固定プレートの前又は後等に一つだけ設けるようにしてもよい。
筒状部材18の内側にある空間部は、図2に示すように断面が略矩形であり、筒状部材18の後側には、前後方向に沿って形成された切欠き部20が設けられている。
筒状部材18の内側に形成された空間部には、モータユニット12が配置されている。
モータユニット12は、筒状部材18の内側にある空間部に配置され、前後に第1、第2の軸受ブロック21、21aが固定された断面円形のステータ保持ケース22を有している。ステータ保持ケース22内には、ステータ保持ケース22に固定されたステータ23と、ステータ23に対応するロータ24が配置され、モータユニット12は、ステータ保持ケース22、ステータ23及びロータ24等によって構成されている。
ステータ23は、固定子積層鉄心25及びコイル26からなり、コイル26に加えられる交流電力によって、ステータ23の内側に回転磁界を発生させる。ロータ24は、中心部に、第1、第2の軸受ブロック21、21aに回転自在に支持されたスピンドル27を備え、ステータ23の内側に発生した回転磁界によって回転駆動されて、同軸上に配置されたスピンドル27と共に回転する。
ステータ23に供給される電源は図示しないインバータによる高周波電源から供給され、スピンドル27の回転数は10000〜40000rpmの範囲で調整可能となっている。
第1、第2の軸受ブロック21、21aには、スピンドル27を回転自在に支持する軸受28、29がそれぞれ設けられ、軸受28、29は共にスラスト荷重に耐え得る対となるボールベアリングから形成されている。
第1の軸受ブロック21は、軸受28を収納する軸受ハウジング30を有し、軸受ハウジング30は、ステータ保持ケース22の前側内面に固定された固定リング31にねじ材32によって固定されている。
第2の軸受ブロック21aも、第1の軸受ブロック21と同様に、軸受29を収納する軸受ハウジング34を有している。軸受ハウジング34は、ステータ保持ケース22の後側内面に固定された固定リング35にねじ材36よって取付け固定され、ステータ保持ケース22の後側を覆っている。なお、軸受ハウジング34には、軸受ハウジング34とステータ保持ケース22の間をシールするOリング38が設けられている。
スピンドル27の前側には、ナット39と、ドリル13を固定する保持部材40とからなる刃物チャック41が取付けられている。ナット39は、スピンドル27の前側に形成された雄ねじに螺合して、保持部材40と共にドリル13をスピンドル27に固定している。
スピンドル27に固定されたドリル13は、ロータ24の回転によって、スピンドル27と共に回転し、被加工材に穴をあけることができる。
第1の軸受ブロック21の前側には、ラビリンスシール機構を有する防塵カバー43が設けられている。防塵カバー43はスピンドル27に固定され、スピンドル27と共に回転して、ドリル13が被加工材に穴をあける際に被加工材から飛散る切屑が、スピンドル27と第1の軸受ブロック21の間の隙間を介してステータ保持ケース22内に侵入するのを防止している。
防塵カバー43には、防塵カバー43と第1の軸受ブロック21の間に侵入した被加工材の切屑等の異物をスピンドル27の回転によって外部に排出する円錐排出路44が形成されている。
また、スピンドル27には、スピンドル27と防塵カバー43の間をシールするOリング45が設けられている。
第2の軸受ブロック21aの後側には、電源ケーブル46が螺旋状に巻かれたロッド47が連結され、ロッド47の外周面には、電源ケーブル46の一部を収納するドーナツ状のケーシング48が固定されている。
ロッド47は、スピンドル27と同軸上に配置され、スピンドル27及びモータユニット12と共に前後動して、モータユニット12及びドリル13の前後動を案内するガイドロッドとして機能する。また、ロッド47は、電源ケーブル46が巻かれている前側部分が、後側部分に比べて径が大きくなっている。
筒状部材18には、筒状部材18の後部に複数のねじ材49によって取付け固定された後側ハウジング50が設けられ、後側ハウジング50の後部には、サーボモータ15を支持する後部ブロック52が、複数のねじ材51によって固定されている。
ロッド47は、後側ハウジング50及び後部ブロック52を貫通しており、後側ハウジング50及び後部ブロック52によって、前後動可能に支持されている。
後側ハウジング50は、開放された筒状部材18の後部を覆うように配置され、後側ハウジング50には、ロッド47の摺動状態を確保するブッシュ53(第2のブッシュ)が設けられている。
電源ケーブル46は、後側ブロック52に固着されたケーブル保持機構55を介して外部から、電動加工装置10内に引き込まれ、ステータ23に電源供給するインバータに接続されている。ケーブル保持機構55は、電源ケーブル46を締結固定するナット56等を有し、モータユニット12の前後動によって、電源ケーブル46が動かないように電源ケーブル46を保持している。
ケーブル保持機構55が筒状部材18に対して固定されているのに対し、電源ケーブル46の接続先であるステータ23用インバータは、筒状部材18に対して前後動するので、インバータとケーブル保持機構55の間隔は変動する。そのため、電源ケーブル46は、インバータとケーブル保持機構55の間隔の変動によって切断等しないように、ロッド47に十分な余裕を持って巻かれている。
また、筒状部材18の前位置には、ステータ保持ケース22の摺動状態を確保するためのブッシュ57(第1のブッシュ)が設けられており、モータユニット12はブッシュ57を介して筒状部材18に進退可能に支持されている。そして、モータユニット12と共に前後動するロッド47は、ブッシュ53を介して後側ハウジング50によって進退可能に支持されている。
よって、モータユニット12は、筒状部材18に設けられたブッシュ57及び後側ハウジング50に設けられたブッシュ53を介して外側ケース11に対して前後動可能となっている。
モータユニット12を外側ケース11に対して前後動させる進退駆動手段14は、前後を第3、第4の軸受ブロック58、59で回転自在に支持されたボール雄ねじ60と、ボール雄ねじ60にカップリング61を介して連結されたサーボモータ15と、ボール雄ねじ60に螺合する雌ねじナット63を有している。
第2の軸受ブロック21aには、図1、図2に示すように、筒状部材18に形成された切欠き部20から外側に突出する動力伝達金具64が固定され、雌ねじナット63は、動力伝達金具64を介して第2の軸受ブロック21aに連結されている。
軸心がスピンドル27の軸心と平行となっているボール雄ねじ60は、カップリング61を介してサーボモータ15から与えられる駆動力によって回転して、雌ねじナット63を進退させることができる。
そして、動力伝達金具64、第2の軸受ブロック21a及びスピンドル27は、雌ねじナット63と共に進退するので、スピンドル27に取付けられている刃物チャック41及びドリル13は、サーボモータ15の回転によって前後動する。
サーボモータ15は回転速度の調整が可能であり、刃物チャック41及びドリル13の送り速度(前進速度)を所定値にすることができる。
なお、図1では、サーボモータ15が断面ではなく側面図として描かれている。
筒状部材18には、図2に示すように、ボール雄ねじ60、雌ねじナット63及びカップリング61を収納する断面矩形の収納チューブ66が周知のねじ材65によって固定されている。収納チューブ66は、下部に筒状部材18に設けられた切欠き部20と同位置に配置された開口部を備え、動力伝達金具64が切欠き部20に沿って前後動可能となるように、動力伝達金具64の可動域を確保している。
第3の軸受ブロック58は、収納チューブ66の前部に固定され、開放された収納チューブ66の前側を覆うように配置されている。第3の軸受ブロック58は、ボール雄ねじ60を回転可能に支持する軸受67と、軸受67を収納するハウジング68を有し、ハウジング68には、軸受67を固定するための固定キャップ69が取付けられている。
第4の軸受ブロック59は、収納チューブ66の内周面に固定されたハウジング70とハウジング70内に収容された軸受71を有し、ハウジング70には軸受71をハウジング70に固定するための押え部材72が取付けられている。ボール雄ねじ60は、軸受67、71によって回転可能に支持されている。
サーボモータ15は、収納チューブ66及び後部ブロック52によって支持され、サーボモータ15の後部には、サーボモータ15に給電するための電源ケーブル73が接続されている。
収納チューブ66には、前後方向に間隔を有して配置されたセンサ74、75が設けられている。このセンサ74、75は、サーボモータ15の暴走を防止するために設けられたもので、動力伝達金具64の前進限及び後退限をそれぞれ検知することができ、その前進限及び後退限を超えて動力伝達金具64が移動しようとすると、サーボモータ15に対して作動停止信号を送る。
被加工材に穴をあけるためには、まず外側ケース11を、ドリル13が前進して被加工材に所定深さの穴をあけることのできる位置に配置する。そのような配置は、ドリル13のストローク長及び外側ケース11に対し後退位置にあるドリル13から被加工材までの距離を基にして定めることができる。
外側ケース11の配置が完了後、モータユニット12を作動してスピンドル27と共にドリル13を回転し、次にサーボモータ15の駆動によって所定の回転速度でボール雄ねじ60を回転し雌ねじナット63を前進させる。雌ねじナット63の前進に伴い、回転状態のドリル13は、第1、第2の軸受ブロック21、21a、モータユニット12、スピンドル27、ロッド47と共に前進し、被加工材に穴をあけることができる。
次に、本発明の第2の実施の形態に係るサーボモータを用いた電動加工装置80について説明する。なお、電動加工装置10と同一の構成要素については同一の符号を付して詳しい説明を省略する。
電動加工装置80は、図3、図4に示すように、内側にモータユニット12が前後動可能に配置された外側ケース81と、外側ケース81に固定され前後方向に沿って配置されたガイドレール82と、ガイドレール82に移動可能に取付けられ、ガイドレール82に沿って前後動するスライドブロック83を備えている。
サーボモータ15の作動によって進退する雌ねじナット63には、動力伝達金具64を介して第2の軸受ブロック84が連結されている。第2の軸受ブロック84は、スライドブロック83に固着され、ステータ保持ケース22の後部に固定されている。
従って、モータユニット12は、サーボモータ15の作動によってガイドレール82に沿って進退することになり、外側ケース81に対して前後動する。
外側ケース81は、内側にモータユニット12が配置された枠体部材85と、枠体部材85及びガイドレール82が固定された固定プレート17を有している。
枠体部材85には、後部に前後方向に沿って形成された切欠き部86が設けられ、動力伝達金具64は、その切欠き部86から外側に突出している。枠体部材85は、一端(下端)が固定プレート17に固定された側壁部を備え、側壁部の他端側に収納チューブ66が取付けられている。
また、外側ケース81には、前側にブッシュ57を介してステータ保持ケース22を進退可能に支持するケース支持部材87が設けられ、後側に、後部取付ブロック88が設けられている。ケース支持部材87及び後部取付ブロック88は、固定プレート17に固定され、後部取付ブロック88には、ねじ材49を介して、外側ケース81の後部を覆う後側ハウジング89が固定取付けされている。
なお、ステータ保持ケース22は、ブッシュ57を介して枠体部材85とケース支持部材87によって進退可能に支持されている。
また、第2の軸受ブロック84は、軸受29と、軸受ハウジング34と、軸受ハウジング34及びスライドブロック83に固着された連結材90を有している。第2の軸受ブロック84は、ガイドレール82に沿って前後動可能であり、モータユニット12の外側ケース81に対する前後動可能な状態を確保している。
電動加工装置10の後側ハウジング50に、ブッシュ53が設けられているのに対し(図1参照)、電動加工装置80の後側ハウジング89には、ブッシュが設けられておらず、ロッド47は、後側ハウジング89に形成された貫通孔に非接触状態で挿通されている。
従って、外側ケース81に対して一体となって進退するロッド47、第2の軸受ブロック84、スピンドル27、モータユニット12、刃物チャック41及びドリル13は、ステータ保持ケース22を進退可能に支持する枠体部材85及びケース支持部材87と、ガイドレール82に沿って第2の軸受ブロック84を前後動させるスライドブロック83によって、その進退方向が保たれている。
以上、本発明の実施の形態を説明したが、本発明は、上記した形態に限定されるものでなく、要旨を逸脱しない条件の変更等は全て本発明の適用範囲である。
例えば、動力伝達金具の前進限及び後退限を検知するセンサは、外側ケースに設けることができ、雌ねじナットの位置を検知するようにすることも可能である。
10:電動加工装置、11:外側ケース、12:モータユニット、13:ドリル、14:進退駆動手段、15:サーボモータ、16、16a:取付け座、17:固定プレート、18:筒状部材、19:貫通孔、20:切欠き部、21:第1の軸受ブロック、21a:第2の軸受ブロック、22:ステータ保持ケース、23:ステータ、24:ロータ、25:固定子積層鉄心、26:コイル、27:スピンドル、28、29:軸受、30:軸受ハウジング、31:固定リング、32:ねじ材、34:軸受ハウジング、35:固定リング、36:ねじ材、38:Oリング、39:ナット、40:保持部材、41:刃物チャック、43:防塵カバー、44:円錐排出路、45:Oリング、46:電源ケーブル、47:ロッド、48:ケーシング、49:ねじ材、50:後側ハウジング、51:ねじ材、52:後部ブロック、53:ブッシュ、55:ケーブル保持機構、56:ナット、57:ブッシュ、58:第3の軸受ブロック、59:第4の軸受ブロック、60:ボール雄ねじ、61:カップリング、63:雌ねじナット、64:動力伝達金具、65:ねじ材、66:収納チューブ、67:軸受、68:ハウジング、69:固定キャップ、70:ハウジング、71:軸受、72:押え部材、73:電源ケーブル、74、75:センサ、80:電動加工装置、81:外側ケース、82:ガイドレール、83:スライドブロック、84:第2の軸受ブロック、85:枠体部材、86:切欠き部、87:ケース支持部材、88:後部取付ブロック、89:後側ハウジング、90:連結材

Claims (6)

  1. (1)取付け座を備えると共に内側に空間部を備える外側ケースと、
    (2)前記外側ケースの後部に固定取付けされる後側ハウジングと、
    (3)前後に第1、第2の軸受ブロックが固定された断面円形のステータ保持ケースと、該ステータ保持ケース内に設けられたステータと、前記第1、第2の軸受ブロックに回転自在に支持されたスピンドルを中心部に備えるロータとを有して、前記外側ケース内に配置されるモータユニットと、
    (4)前記スピンドルの前側に取付けられる刃物チャックと、
    (5)前記第2の軸受ブロックの後部に連結され前記後側ハウジングを貫通して配置されるロッドと、
    (6)前記モータユニットを前記外側ケースに対して前後動させる進退駆動手段とを有する電動加工装置であって、
    前記外側ケースの後部には切欠き部が形成され、
    前記進退駆動手段は、前後を第3、第4の軸受ブロックで回転自在に支持されたボール雄ねじと、該ボール雄ねじにカップリングを介して連結されたサーボモータと、前記ボール雄ねじに螺合する雌ねじナットとを有し、しかも、前記雌ねじナットは、前記第2の軸受ブロックに固定されて前記切欠き部から外側に突出する動力伝達金具を介して、該第2の軸受ブロックに連結され、
    前記サーボモータの回転によって前記スピンドルに取付けられた前記刃物チャックが前後動することを特徴とするサーボモータを用いた電動加工装置。
  2. 請求項1記載のサーボモータを用いた電動加工装置において、前記モータユニットは、前記外側ケースの前位置に設けられた第1のブッシュ、及び前記後側ハウジングに設けられた第2のブッシュを介して前記外側ケースに対して前後動可能に設けられていることを特徴とするサーボモータを用いた電動加工装置。
  3. 請求項1記載のサーボモータを用いた電動加工装置において、前記外側ケースには、前後方向に沿って配置されたガイドレールが固定され、
    前記第2の軸受ブロックは、前記ガイドレールに沿って前後動するスライドブロックに固着され、前記モータユニットの前記外側ケースに対する前後動可能な状態を確保することを特徴とするサーボモータを用いた電動加工装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載のサーボモータを用いた電動加工装置において、前記切欠き部から外側に突出する前記動力伝達金具の前進限及び後退限を検知するセンサが設けられていることを特徴とするサーボモータを用いた電動加工装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載のサーボモータを用いた電動加工装置において、前記第1の軸受ブロックの前側にラビリンスシール機構が設けられていると共に、該ラビリンスシール機構内に侵入した異物を前記スピンドルの回転によって外部に排出する円錐排出路が形成されていることを特徴とするサーボモータを用いた電動加工装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載のサーボモータを用いた電動加工装置において、前記モータユニットの電源はインバータによる高周波電源から供給され、前記スピンドルの回転数は10000〜40000rpmの範囲にあることを特徴とするサーボモータを用いた電動加工装置。
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