JP2003136314A - 電動加工装置 - Google Patents

電動加工装置

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JP2003136314A
JP2003136314A JP2001340867A JP2001340867A JP2003136314A JP 2003136314 A JP2003136314 A JP 2003136314A JP 2001340867 A JP2001340867 A JP 2001340867A JP 2001340867 A JP2001340867 A JP 2001340867A JP 2003136314 A JP2003136314 A JP 2003136314A
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JP2001340867A
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English (en)
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Yoshihiro Shigematsu
義廣 重松
Hiroshi Morita
弘 森田
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TAC GIKEN KOGYO KK
Original Assignee
TAC GIKEN KOGYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安価に製造でき、電動モータの交換や保守点
検が容易で、更には収納時に全長も短くなる電動加工装
置を提供する。 【解決手段】 前後のガイドブロック14、15又は円
筒部材18に一体的に取付けられた取付け座11、12
を備えたシリンダー本体13と、シリンダー本体13に
摺動可能に配置され、中間位置にはピストン21が設け
られた中空部材40と、中空部材40に回転自在に取付
けられたスピンドル51と、中空部材40の基部に設け
られたモータ支持フレーム54と、モータ支持フレーム
54に取付けられた電動モータ59と、電動モータ59
の出力軸に設けられた第1のプーリ60から、スピンド
ル51の基部に設けられた第2のプーリ53に回転動力
を伝達するベルト部材60aとを有する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、穴開け、タップ、
中ぐり、ブラッシング、又はホーニング等の各種の加工
に使用される電動加工装置に関する。
【0002】
【従来の技術】実開昭56−109839号公報には従
来例に係る電動加工装置が提案されている。この電動加
工装置においては、エアシリンダの内部にスピンドルを
回転自在に支持する中空部材(主軸筒)を配置し、この
中空部材に先部に工具が取付けられるスピンドルを回転
自在に取付けている。そして、スピンドルの後側はスプ
ライン機構が設けられ、スピンドルが前後に進退して
も、減速機構によって減速された電動モータの動力を伝
える構造となっていた。また、特開平7−276119
号公報に従来例に係る電動加工装置が提案されており、
この電動加工装置においては、前後に取付け座を有する
エアシリンダの内部に電動モータを入れ、この電動モー
タのスピンドル(回転軸)の先部に工具を取付けるチャ
ックを設けていた。そして、エアシリンダの作用によっ
て、内部の電動モータを進退させ、スピンドルの先部に
取付けた工具によって、各種加工を行っている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、実開昭
56−109839号公報記載の電動加工装置において
は、エアシリンダに進退自在に配置されたスピンドルの
後部に進退自在なスプライン機構を介して減速機構及び
電動モータを直列に配置したので、全長が長くなるとい
う問題があった。また、スプライン機構は、使用するス
プラインボスとスプライン軸の加工費が高く、更にはス
プライン機構の精度が悪いと騒音が発生したり、寿命が
短くなる等の問題があった。一方、特開平7−2761
19号公報記載の電動加工装置においては、スプライン
機構が使用されておらず、スプライン機構を使用するこ
との問題は解消されているが、電動モータがエアシリン
ダの内部に収納されているので、電動モータを大型化す
る場合には、エアシリンダも大きくする必要があり、結
果として電動モータだけを大型化することは極めて困難
であった。更には、電動モータがエアシリンダの内部に
収納されているので、保守点検が面倒であるという問題
があり、更には、機械的な変速機を内部に組み込むこと
も困難であった。本発明はかかる事情に鑑みてなされた
もので、安価に製造でき、電動モータの交換や保守点検
が容易で、更には収納時に全長も短くなる電動加工装置
を提供することを目的とする。
【0004】
【課題を解決するための手段】前記目的に沿う本発明に
係る電動加工装置は、前後のガイドブロック、該前後の
ガイドブロックを連結する円筒部材、及び前記前後のガ
イドブロック又は前記円筒部材に一体的に取付けられた
取付け座を備えたシリンダー本体と、前記シリンダー本
体に摺動可能に配置され、中間位置には前記円筒部材に
摺接するピストンが設けられた中空部材と、前記中空部
材に回転自在に取付けられ、先部には工具ホルダーが取
付け可能なスピンドルと、前記中空部材の基部に設けら
れたモータ支持フレームと、前記モータ支持フレーム
に、その出力軸を前記中空部材の軸心と平行でかつ前記
中空部材の基部方向に向けて配置された電動モータと、
前記電動モータの出力軸に設けられた第1のプーリか
ら、前記スピンドルの基部に設けられた第2のプーリに
回転動力を伝達するベルト部材とを有する。これによっ
て、シリンダー本体とピストンが設けられた中空部材と
でエアシリンダを形成し、ピストンで前後に分けられる
何れかの気室に圧縮空気を入れることによって、中空部
材の前進及び後退動作を行うことができる。この場合、
空気の出入口であるエアポートは前後のガイドブロック
に設けてもよいが、シリンダー本体の円筒部材の内部に
外側に通気溝のあるメタル筒(シリンダーチューブ)等
を設けて、後ろ側のガイドブロック部分又はこれに連接
される補助金物等に配置してもよい。また、本発明に係
る電動加工装置において、前記シリンダー本体に対して
前記中空部材の前進方向及び/又は後退方向の停止位置
を決定するリミットスイッチを設けることも当然でき
る。
【0005】そして、本発明に係る電動加工装置におい
て、前記中空部材の前進限の近傍位置から作動を始める
緩衝機構を設けることは自由である。更には、本発明の
電動加工装置において、前記取付け座は前後に設けら
れ、前側の取付け座は前側のガイドブロックと一体とな
って、後ろ側の取付け座は後ろ側のガイドブロックと一
体となっている構造のものや、前記取付け座は前記円筒
部材と一体となって、前後左右に取付け孔が設けられて
いる構造のものがある。そして、この取付け座の幅は、
前記ガイドブロック又は前記モータ支持フレームの何れ
か一方の幅より狭くなっているのが極めて好ましい。
【0006】
【発明の実施の形態】続いて、添付した図面を参照しつ
つ、本発明を具体化した実施の形態につき説明し、本発
明の理解に供する。ここに、図1は本発明の第1の実施
の形態に係る電動加工装置の一部切欠き側面図、図2は
同側面図、図3は同平面図、図4は同背面図、図5
(A)は同正面図、(B)は同部分側面図、図6は本発
明の第2の実施の形態に係る電動加工装置の一部切欠き
側面図、図7は同側面図、図8は同正面図、図9は同側
面図である。
【0007】図1〜図4に示すように、本発明の第1の
実施の形態に係る電動加工装置10は全体が十分強度を
有する金属材からなって、下部に前後一体となった取付
け座11、12があって全体を支持するシリンダー本体
13を有している。シリンダー本体13は、前後のガイ
ドブロック14、15と、前側のガイドブロック14の
後部縮径部16及び後ろ側のガイドブロック15の前部
縮径部17にその端部がそれぞれ嵌入した状態で、ガイ
ドブロック14、15を連結する円筒部材の一例である
金属製の脚付きパイプ部18とを備えている。断面円形
の縮径部16、17には内側円形の脚付きパイプ部18
とのシールを行うOリング19、20がそれぞれ設けら
れている。鋳物製の脚付きパイプ部18の内側には内側
のピストン21との摺動性を向上するためのメタル筒
(シリンダーチューブ)22が設けられている。メタル
筒22の外周には空気溝又は適当な隙間が設けられて、
前気室23と後ろ側のガイドブロック15に設けられた
リング溝24とが連結している。また、後ろ側のガイド
ブロック15には、ピストン21によって仕切られる前
気室23と後ろ気室25のシールを行うOリング26が
設けられている。
【0008】後ろ側のガイドブロック15には、図2、
図3、図5(A)、(B)に示すように、第1の補助金
物27がボルト28、29によって取付けられている。
この第1の補助金物27には、後ろ気室25の基側及び
前気室23に通ずるリング溝24に、通気孔30、31
を介してそれぞれ連通するエアポート32、33を有し
ている。なお、32a、33aはホース取付け金具を示
す。前記取付け座11、12にはそれぞれ両側に2個ず
つ取付け孔(ボルト挿通孔)34、35が設けられてい
る。脚付きパイプ部18の取付け座11、12を除く部
分の外形は、角部が切り落とされた断面実質四角形とな
って(図5(A)参照)、内側の円形中空部分との間の
四隅に肉厚部36を有し、この肉厚部36にガイドブロ
ック14、15にそれぞれ装着された4本のボルト3
7、38が螺合する雌ねじ39(計8)が形成され、ガ
イドブロック14、15と脚付きパイプ部18の連結が
行われている。
【0009】前記シリンダー本体13の内部には中空部
材40が、前後のガイドブロック14、15に固定され
ている摺動メタル41、42を介して前後に移動可能に
設けられている。中空部材40の中間位置には前記した
ピストン21が設けられている。このピストン21は中
空部材40とは別体となって、ねじ43によって中空部
材40に固着され、更に周囲にシール用のOリング44
を備えている。ガイドブロック14、15にはそれぞれ
シール用のUパッキン45とゴミの侵入を防止するダス
トシール46が設けられている。なお、ピストン21の
内側にもシール用のOリング44aを有している。これ
によって、中空部材40とシリンダー本体13とで一つ
のエアシリンダを構成し、エアポート31、32から空
気を入出することによって、中空部材40全体がシリン
ダー本体13に対して進退する構造となっている。
【0010】中空部材40の内部には前後のベアリング
47〜50を介してスピンドル51が回転自由に取付け
られ、スピンドル51の先部には工具ホルダー52が、
スピンドル51の後部(基部)には第2のプーリ53が
設けられている。また、図2に示すように、中空部材4
0の後端側(基部)にはモータ支持フレーム54が設け
られ、実際にはこのモータ支持フレーム54に前記した
ベアリング49、50が装着されている。このモータ支
持フレーム54の側部には、第2の補助金物55が設け
られ、第1の補助金物27に一端が固定されたガイドロ
ッド56が挿通する滑り軸受57を有し、これによっ
て、中空部材40の回り止めを図っている。また、第2
の補助金物55の下部には液圧式の緩衝機構(油圧式ス
ピードコントローラ、ハイドロチェッカー)58が設け
られ、中空部材40が前進した場合に緩衝機構58の先
端が第1の補助金物27に当接して衝撃を緩和するよう
になっている。
【0011】前記モータ支持フレーム54の上部には、
フランジ型の電動モータ59がその軸心を中空部材40
の軸心と平行にして設けられている。電動モータ59の
出力軸には第1のプーリ60が固定されている。第1及
び第2のプーリ60、53は、それぞれ段付きプーリで
あって、ベルト60a(ベルト部材の一例)のかける位
置を変えることによって、電動モータ59の回転動力が
変速して中空部材40へ伝わる。この実施の形態では、
第1及び第2のプーリ60、53は、それぞれ4段の段
付きプーリであるが、全く段がない場合、あるいは更に
異なる段であっても本発明は適用される。モータ支持フ
レーム54から突出する第1、第2のプーリ60、53
及びこれに掛けられたベルト60aが露出すると危険で
あるので、これらを囲むカバー61が設けられ、ボルト
62によって、モータ支持フレーム54に固定されるよ
うになっている。なお、第1、第2のプーリ60、53
及びこれに使用するベルト60aを有して有段式の変速
機構が構成されている。
【0012】モータ支持フレーム54の頂部には、第
1、第2のプーリ60、53にかけられたベルト60a
の弛みを無くすベルト引っ張り機構63(図2では省
略)が設けられている。ベルト引っ張り機構63は、モ
ータ支持フレーム54の頂部にねじ64によって取付け
られたプレート片65と、プレート片65を挿通して電
動モータ59のフランジ66に形成された雌ねじ67に
螺合するボルト68とを有し、フランジ66のモータ支
持フレーム54への取付けねじを緩めた状態で、ボルト
68を締め込み、電動モータ59全体を引き上げる構造
となっている。図2〜図4に示すように、ガイドブロッ
ク15に取付けた第1の補助金物27の片側には、後方
に向けて前進限及び後退限のリミットスイッチ70、7
1の取付け部材72が設けられ、モータ支持フレーム5
4の片側には前方に向けてリミットスイッチ71、70
の作動金物(ドッグ)73、74を支持するロッド75
が固定されている。これによって、中空部材40、即ち
工具ホルダー52の前進限及び後退限を決めている。な
お、76は電動モータ59の配線コードを、77はリッ
ミットスイッチの配線コードを、78、79はエアホー
スを示す。
【0013】この電動加工装置10の作用及び動作につ
いて説明すると、図2に示すように、中空部材40が後
ろにあって、後退限のリミットスイッチ71に作動金物
74が当接している位置を元位置とし、この状態で、第
1、第2のプーリ60、53の適当な位置にベルト60
aをかけ、工具ホルダー52に適当な工具(例えば、ド
リル)を取付け、電動モータ59を回転させると、工具
が回転する。この状態では、エアポート32を介して後
ろ気室25に圧縮空気を入れると、ピストン21が前進
し、中空部材40が前進する。これによって、図示しな
い対象物に工具によって穴等を開けることができる。工
具が前進限に近づくと、緩衝機構58が作動し、更に作
動金物73がリミットスイッチ70を作動させることに
よって、電動モータ59の電源を切って工具の前進が停
止する。ここで、動作を確実にするために、電動モータ
59としてブレーキ付きのモータを使用してもよい。ま
た、一体となった取付け座11、12の中央部分には、
電動加工装置10の軸心に合わせて縦方向位置合わせ溝
11a(図4参照)と、これに直交する横方向位置合わ
せ溝12a(図1、図2参照)が設けられている。この
縦方向位置合わせ溝11aと、横方向位置合わせ溝12
aを用いて、この電動加工装置10を所定の位置に正確
に配置できる。
【0014】工具の動力に大きな回転動力を必要とする
場合には、第1、第2のプーリ60、53にかかるベル
ト60aの位置を変えて、スピンドル51の回転数を下
げる。工具の動力に大きなトルクを必要としない場合に
は作業効率を上げるために、第1、第2のプーリ60、
53にかかるベルト60aの位置を変えて、スピンドル
51を高速回転する。この電動加工装置10において
は、取付け座11、12は、脚付きパイプ部(円筒部材
の一例)18と一体となって、前後左右に取付け孔3
4、35が設けられ、更に、取付け座11、12の幅
は、ガイドブロック14、15の幅と実質的に同一(又
は狭くなっている)ので、複数の電動加工装置10を横
に並べて並列に取付ける場合、狭い間隔で配置すること
ができる。
【0015】続いて、図6〜図9を参照しながら、本発
明の第2の実施の形態に係る電動加工装置80について
説明するが、電動加工装置10と実質的に同一な構成要
素については、同一の番号を付してその詳しい説明を省
略する。この電動加工装置80と、第1の実施の形態に
係る電動加工装置10との相違点は、以下の通りであ
る。 (1)電動加工装置10では取付け座11、12がピス
トン21が前後動する脚付きパイプ部18と一体となっ
ているが、電動加工装置80においては、前後の取付け
座81、82は、中央の円筒部材の一例であるパイプ8
3の前後端に固着されるガイドブロック84、85にそ
れぞれ一体的に取付けられている。これによって、シリ
ンダを構成するパイプ83は市販のパイプで済むので安
価に製造でき、ガイドブロック84、85はストローク
の異なる他の電動加工装置にも使用できる。なお、取付
け座81、82にはそれぞれ両側に取付け孔34、35
が設けられている。
【0016】(2)電動加工装置10では、脚付きパイ
プ部18の内側に更に周囲に1又は複数本の空気溝が設
けられたメタル筒22を使用し、前気室23の圧縮空気
の供給をメタル筒22の外側に形成された空気溝を介し
て後ろ側のガイドブロック15側に導いているが、電動
加工装置80では、パイプ83の内側にピストン88を
直接当接させている。従って、前気室89に圧縮空気を
供給するエアポート90は前側のガイドブロック84の
上部に設けられている。後ろ気室91に圧縮空気を供給
するエアポートはガイドブロック85の側部(図示せ
ず)に設けられている。 (3)電動加工装置10では中空部材40は全体が一体
構造であったが、電動加工装置80においては、中空部
材92はスピンドル93の前側を回転自在に支持するベ
アリング94の収納ハウジング95とこれに連接される
中空筒部96とに分離されている。4本のボルト97に
よって収納ハウジング95と中空筒部96とは連結され
ている。これによって、中空部材92の長さをパイプ8
3の長さに合わせて変更できる。 (4)電動加工装置10では、中空部材40の端部がモ
ータ支持フレーム54に設けられた雄ねじに螺合して、
中空部材40とモータ支持フレーム54との連結が行わ
れているが、電動加工装置80では、嵌め込み構造によ
って中空部材92との軸心を合わせた状態で、4本のボ
ルト97によって中空部材92とモータ支持フレーム9
8との連結が行われている。これによって、十分な強度
を有して中空部材92とモータ支持フレーム98を連結
できる。なお、電動加工装置10と同様、スピンドル9
3の後部を回転自由に支持するベアリング99はモータ
支持フレーム98内に設けられている。
【0017】(5)電動加工装置10においては、第
1、第2のプーリ60、53には段付きプーリが使用さ
れ、スピンドル51の有段変速が可能であったが、電動
加工装置80においては、第1、第2のプーリ101、
102には段が設けられておらず、電動モータ103に
対するスピンドル93の変速比は一定である。電動加工
装置80においては、電動モータ103に大型のモータ
を用い、仮に変速が必要な場合には、電動モータ103
の回転数をインバータ制御等によって行うことを基本と
している。勿論、電動加工装置80において、第1、第
2のプーリ101、102に有段のプーリを用いること
もできる。なお、104は第1、第2のプーリ101、
102を連結するベルト(ベルト部材の一例)を示す。
第1、第2のプーリに歯付きプーリを使用し、ベルト1
04にも歯付きベルトを使用してもよい(第1の実施の
形態においても同じ)が、動力の伝達効率のよい、複数
のV状の溝を有するベルトを使用してもよい。モータ支
持フレーム98は箱状になって、内部に第1、第2のプ
ーリ101、102が収納され、カバー用の蓋98aが
設けられ、ねじによって固定されている。103aはモ
ータの取付けフランジを示す。
【0018】(6)電動加工装置10においては、緩衝
機構58、回り止めのガイドロッド56及びリミットス
イッチ70、71は、シリンダー本体13の一方の側に
設けられていたが、電動加工装置80においては、図
7、図9に示すように、リミットスイッチ105、10
6はシリンダー本体107の一方の側に設けられ、緩衝
機構(ショックアブゾーバ)108及び回り止めのガイ
ドロッド109はシリンダー本体107の他方の側に設
けられている。ここで、シリンダー本体107は、パイ
プ83、この前後に設けられているガイドブロック8
4、85及びガイドブロック84、85を連結する4本
のタイロッド110を有している。即ち、図7に示すよ
うに、後部のガイドブロック85の一方の側にはリミッ
トスイッチ105、106の取付け金具111が設けら
れ、モータ支持フレーム98の一方の側にも、作動金物
(ドッグ)112を取付けるロッド113の支持金物1
14が設けられている。
【0019】そして、図9に示すように、ガイドブロッ
ク85の他方の側には補助金物115がねじ116によ
って取付けられ、モータ支持フレーム98の他方の側に
は別の補助金物117がねじ118によって取付けられ
ている。補助金物115の上側にはガイドロッド109
の端部が固定されていると共に、補助金物117にはガ
イドロッド109が挿通する滑り軸受119が固定され
て、これによって中空部材92の回り止めを果してい
る。また、補助金物115には緩衝機構108の固定筒
120の先部が固定されており、補助金物117には緩
衝機構108の作動ロッド121が当接する金物(スト
ローク調整ボルト)122が設けられている。この実施
の形態では当接する金物122は補助金物117に螺着
されたボルトからなっている。なお、図6〜図9におい
てはスピンドル93の先部に取付けられる工具ホルダー
は省略されている。
【0020】電動加工装置80の基本的動作は電動加工
装置10と同一であるので、省略する。このように、電
動加工装置10、80においては、スピンドル51、9
3を進退するエアシリンダ部分、即ちシリンダー本体1
3、107によって全体を支持し、電動モータ59、1
03を外部に露出させているので、シリンダー本体1
3、107の大きさによって、電動モータ59、103
の大きさが制限されないし、そのメンテナンスや交換も
容易である。更には、シリンダー本体13、107は一
定の強度が必要となるので、最大限、電動モータに対応
する程度に大きくなるが、これによって、スピンドル5
1、93やその軸受を収納する空間を十分にとれ、結果
としてより大型の電動加工装置に対して優れた効果を発
揮する。
【0021】
【発明の効果】請求項1〜4記載の電動加工装置は、取
付け座を備えたシリンダー本体と、シリンダー本体に摺
動可能に配置される中空部材と、中空部材に回転自在に
取付けられたスピンドルと、中空部材の基部に設けられ
たモータ支持フレームと、モータ支持フレームに取付け
られた電動モータと、電動モータの出力軸に設けられた
第1のプーリから、スピンドルの基部に設けられた第2
のプーリに回転動力を伝達するベルト部材とを有してい
るので、電動モータがシリンダー本体の大きさによって
制限されず、大きな電動モータを使用できる。更には、
電動モータを途中で別の出力のものに交換することも容
易であり、更には、故障の場合のメンテナンスも容易で
ある。そして、電動モータをモータ支持フレームを介し
て前後動する中空部材の後部に取付けたので、従来のよ
うなスプライン機構が不要となり、安価に電動加工装置
を製造できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係る電動加工装置
の一部切欠き側面図である。
【図2】同側面図である。
【図3】同平面図である。
【図4】同背面図である。
【図5】(A)は同正面図、(B)は同部分側面図であ
る。
【図6】本発明の第2の実施の形態に係る電動加工装置
の一部切欠き側面図である。
【図7】同側面図である。
【図8】同正面図である。
【図9】同側面図である。
【符号の説明】
10:電動加工装置、11、12:取付け座、11a:
縦方向位置合わせ溝、12a:横方向位置合わせ溝、1
3:シリンダー本体、14、15:ガイドブロック、1
6:後部縮径部、17:前部縮径部、18:脚付きパイ
プ部、19、20:Oリング、21:ピストン、22:
メタル筒、23:前気室、24:リング溝、25:後ろ
気室、26:Oリング、27:第1の補助金物、28、
29:ボルト、30、31:通気孔、32、33:エア
ポート、32a、33a:ホース取付け金具、34、3
5:取付け孔、36:肉厚部、37、38:ボルト、3
9:雌ねじ、40:中空部材、41、42:摺動メタ
ル、43:ねじ、44、44a:Oリング、45:Uパ
ッキン、46:ダストシール、47〜50:ベアリン
グ、51:スピンドル、52:工具ホルダー、53:第
2のプーリ、54:モータ支持フレーム、55:第2の
補助金物、56:カイドロッド、57:滑り軸受、5
8:緩衝機構、59:電動モータ、60:第1のプー
リ、60a:ベルト、61:カバー、62:ボルト、6
3:ベルト引っ張り機構、64:ねじ、65:プレート
片、66:フランジ、67:雌ねじ、68:ボルト、7
0、71:リミットスイッチ、72:取付け部材、7
3、74:作動金物、75:ロッド、76、77:配線
コード、78、79:エアホース、80:電動加工装
置、81、82:取付け座、83:パイプ、84、8
5:ガイドブロック、88:ピストン、89:前気室、
90:エアポート、91:後ろ気室、92:中空部材、
93:スピンドル、94:ベアリング、95:収納ハウ
ジング、96:中空筒部、97:ボルト、98:モータ
支持フレーム、98a:蓋、99:ベアリング、10
1:第1のプーリ、102:第2のプーリ、103:電
動モータ、103a:取付けフランジ、104:ベル
ト、105、106:リミットスイッチ、107:シリ
ンダー本体、108:緩衝機構、109:ガイドロッ
ド、110:タイロッド、111:取付け金具、11
2:作動金物、113:ロッド、114:支持金物、1
15:補助金物、116:ねじ、117:補助金物、1
18:ねじ、119:滑り軸受、120:固定筒、12
1:作動ロッド、122:金物

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 前後のガイドブロック、該前後のガイド
    ブロックを連結する円筒部材、及び前記前後のガイドブ
    ロック又は前記円筒部材に一体的に取付けられた取付け
    座を備えたシリンダー本体と、前記シリンダー本体に摺
    動可能に配置され、中間位置には前記円筒部材に摺接す
    るピストンが設けられた中空部材と、前記中空部材に回
    転自在に取付けられ、先部には工具ホルダーが取付け可
    能なスピンドルと、前記中空部材の基部に設けられたモ
    ータ支持フレームと、前記モータ支持フレームに、その
    出力軸を前記中空部材の軸心と平行でかつ前記中空部材
    の基部方向に向けて配置された電動モータと、前記電動
    モータの出力軸に設けられた第1のプーリから、前記ス
    ピンドルの基部に設けられた第2のプーリに回転動力を
    伝達するベルト部材とを有することを特徴とする電動加
    工装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の電動加工装置において、
    前記取付け座は前後に設けられ、前側の取付け座は前側
    のガイドブロックと一体となって、後ろ側の取付け座は
    後ろ側のガイドブロックと一体となっていることを特徴
    とする電動加工装置。
  3. 【請求項3】 請求項1記載の電動加工装置において、
    前記取付け座は前記円筒部材と一体となって、前後左右
    に取付け孔が設けられていることを特徴とする電動加工
    装置。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか1項に記載の電
    動加工装置において、前記取付け座の幅は、前記ガイド
    ブロック又は前記モータ支持フレームの何れか一方の幅
    より狭くなっていることを特徴とする電動加工装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100924828B1 (ko) 2007-08-31 2009-11-03 (재)대구기계부품연구원 밀링가공용 소형 다기능 가공기
JP2012061549A (ja) * 2010-09-15 2012-03-29 Tac Giken Kogyo:Kk サーボモータを用いた電動加工装置
CN103920913A (zh) * 2013-01-10 2014-07-16 重庆长安汽车股份有限公司 一种用于加工发动机气缸体缸孔的工艺缸盖及加工方法

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