JP5606894B2 - セルロースエステル系複合糸の製造方法及び織編物 - Google Patents

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本発明は、セルロースエステル系複合糸の製造方法及びその複合糸を用いた織編物に関する。
従来よりセルロースエステル系繊維は、その独特のドライタッチ感や優れた発色性、光沢感、ドレープ性から高級感のある婦人衣料の素材として使用されている。しかしながら、セルロースエステル系繊維は、ドレープ性に優れる反面、ハリコシ、反発感が不足し、また糸強度の不足が指摘され、このためポリエステル繊維、ポリアミド繊維等との合撚等による複合によってハリコシ、反発感を付与する、また糸強度を向上させる等の提案がなされている。
例えば、特許文献1、2には、アセテート繊維と、熱収縮性の異なる2種のポリマーからなるポリエステル複合繊維とをエアー交絡処理して仮撚加工した複合加工糸が提案されている。これらの提案ではこの複合加工糸による布帛にはポリエステル複合繊維によりハリコシ、反発感は得られるものの、仮撚加工によりアセテート繊維に付与された捲縮や毛羽、ループがウォーム感を奏し、アセテート繊維の特長であるドライタッチ感や光沢感が損なわれ、高級感を与える素材は得られ難い。
また、特許文献3には、アセテート繊維と、ポリエステル繊維の仮撚加工による捲縮糸との合撚による複合糸が提案されている。この提案ではこの複合糸による布帛は、アセテート繊維の特長であるドライタッチ感、光沢感、ハリコシ、反発感があるものの、弾力性が得られず、さらにアセテート繊維とポリエステル繊維捲縮糸との合撚に際しポリエステル繊維捲縮糸のトルク発現による複合糸へのビリの混入や合糸張力の調整など複合糸の品位や工程管理の煩雑さがある。
特開2004−332164号公報 特開2007−321297号公報 特開2010−24598号公報
本発明の目的は、優れたドライタッチ感と光沢感と共に、適度な膨らみ感と優れた弾力性を織編物に付与し得るセルロースエステル系複合糸を得ることにあり、またかかる特長を有する織編物を提供することにある。
本発明の第1の発明の要旨は、ポリエステル高配向未延伸糸を仮撚係数が5.0×106.5×10 、仮撚温度が(Tg+40℃)〜(mp−30℃)(Tg:ポリマーのガラス転移温度(℃)、mp:ポリマーの融点(℃))、加撚張力が0.1〜0.3cN/dtexにて仮撚加工してなるポリエステル捲縮糸と、セルロースエステル系フィラメント糸とを混繊交絡処理により複合することを特徴とするセルロースエステル系複合糸の製造方法、にある。
また、本発明の第2の発明の要旨は、前記の製造方法によって得られたセルロースエステル系複合糸を用いた織編物、にある
本発明のセルロースエステル系複合糸は、セルロースエステル系フィラメント糸に由来する優れたドライタッチ感と光沢感と共に、適度な膨らみ感と優れた弾力性を織編物に付与し得るものであり、また本発明のセルロースエステル系複合糸を用いた織編物は、優れたドライタッチ感と光沢感と共に、適度な膨らみ感と優れた弾力性を有するものであって、高級婦人衣料用の素材として好適なるものである。
本発明におけるセルロースエステル系複合糸の製造装置の一例である。
以下、本発明の実施の形態について、詳細に説明する。
〈ポリエステル高配向未延伸糸〉
本発明において、ポリエステル捲縮糸を得る際に用いるポリエステル高配向未延伸糸は、ポリエチレンテレフタレートを主成分とするポリエステルポリマ−を2000〜4000m/分の速度で紡糸して巻き取られたマルチフィラメント糸である。紡糸に用いられるこのポリエステルポリマ−は、艶消し剤、安定剤、難燃剤、着色剤等の改質剤を添加含有させたり、カチオン染料可染性、熱収縮特性等の機能付与成分の共重合やブレンドが施されたものであってもよい。また、ポリエステル高配向未延伸糸は、その繊維断面が円形断面、三角形、Y字形等の異形断面、中空断面等のいずれの断面形状であってもよく、また異種成分からなる複合構造を有するものであってもよい。
〈ポリエステル捲縮糸〉
本発明において、織編物に適度な膨らみ感と弾力性を発現させるためには、特定のポリエステル捲縮糸を用いる必要がある。かかるポリエステル捲縮糸を得るためには、ポリエステル高配向未延伸糸を仮撚加工する際に、仮撚係数、仮撚温度、加撚張力がそれぞれ特定の範囲の条件下で仮撚加工する必要がある。なお、仮撚係数とは、仮撚加工を施された糸条の繊度と仮撚数との関係で示される係数で、下記の式で示される。
仮撚係数=仮撚数(t/m)×(糸条の繊度(dtex)÷10×9)1/2
ポリエステル高配向未延伸糸の仮撚加工は、図1に示す製造装置で説明すると、ポリエステル高配向未延伸糸1を、供給ローラー3にて供給し、仮撚りヒーター5と仮撚具6により仮撚捲縮を付与した後、引取りローラー7にて引取って、ポリエステル捲縮糸8を得る。
〈仮撚係数〉
一般的な仮撚加工に用いる仮撚係数は、2.5×10〜3.5×10程度であり、通常、仮撚係数の低下、即ち仮撚数が低下するに従い、仮撚りによって賦形される捲縮形態を粗くし、構成するマルチフィラメント相互での捲縮形態の位相が揃い易くなるため、トルクが分散されない集束した糸条となり、逆に仮撚数が高くなるに従い、捲縮形態が緻密になり、マルチフィラメント各々がトルクを発現してマルチフィラメント相互での捲縮形態の位相が乱れて開繊された嵩高な糸条となる。この捲縮形態と糸条のトルクが、本発明の複合糸を用い織編物としたときに、膨らみ感と弾力性に大きく影響を及ぼす。
本発明において、ポリエステル捲縮糸を得る際のポリエステル高配向未延伸糸の仮撚加工における仮撚係数は、5.0×10〜1.5×10の範囲とすることが必要である。仮撚係数を5.0×10以上としたポリエステル捲縮糸は、織編物に膨らみ感を発現させる捲縮形態と集束された糸条が有するトルクが弾力性を発現させる。また仮撚係数を1.5×10以下としたポリエステル捲縮糸は、緻密な捲縮形態やマルチフィラメントが開繊することによる織編物のカサツキ感やフカツキ感を生じない。
従って、仮撚係数5.0×10〜1.5×10で得られたポリエステル捲縮糸は、マルチフィラメント糸各々が適度に開繊または集束し、引き続き行われる混繊交絡処理により開繊状態の非交絡部と集束状態の交絡部を形成させることにより、織編物に膨らみ感と弾力性を発現させることができ、さらに優れた弾力性を得るためには仮撚係数を5.0×10〜6.5×10とすることが好ましい。
〈仮撚温度〉
本発明でのポリエステル高配向未延伸糸の仮撚加工における仮撚温度は、図1の製造装置で示すならば、仮撚りヒーター5の温度であり、ポリエステル高配向未延伸糸のポリマー分子が配向、結晶化し、捲縮賦形が可能な温度であって、本発明のポリエステル捲縮糸を得るためには、仮撚温度が(Tg+40℃)〜(mp−30℃)の範囲とすることが必要である。仮撚温度を(Tg+40℃)以上とすることにより、ポリエステル高配向未延伸糸のポリマー分子の配向や結晶化が進み、膨らみ感を発現させるための捲縮賦形が得られ、また仮撚温度を(mp−30℃)以下とすることにより、マルチフィラメント相互が融着することなく糸条の集束性を向上させ、弾力性を発現する糸条のトルクが得られる。本発明での仮撚温度であれば、仮撚加工における加工安定性の低下を生じないと共に、織編物としたときのカサツキ感やガリ感のないポリエステル捲縮糸を得ることができ、さらに混繊交絡度や加工安定性を向上させるためには仮撚温度を(mp−35℃)以下とすることが好ましい。
〈加撚張力〉
さらに、本発明でのポリエステル高配向未延伸糸の仮撚加工における加撚張力は、図1の製造装置で示すと、仮撚りヒーター5と仮撚具6との間にある走行糸条の張力を指し、ポリエステル高配向未延伸糸のポリマー分子の配向、結晶化度や仮撚係数、仮撚温度と、供給ローラー3と引取りローラー7との周面速度差によって設定される。この加撚張力は、加工安定性や撚り抜け、毛羽等のポリエステル捲縮糸の品質に大きく影響を及ぼすものであることから、本発明での仮撚加工における加撚張力は、0.1〜0.3cN/dtexの範囲とすることが必要である。
加撚張力を0.1cN/dtex以上とすることにより、安定した糸条の走行が可能であり加撚域でのバルーニングの発生、撚り抜けや糸切れ等がなく、糸品質や加工安定性に優れたポリエステル捲縮糸が得られ、また加撚張力を0.3cN/dtex以下とすることにより、走行糸条に過度の張力がかからず、毛羽や糸切れ等の糸品質や加工安定性の低下を招くことがなく、仮撚具、ローラーの摩耗等の不具合を生じることもない。
本発明においては、かかる仮撚加工によって得られたポリエステル捲縮糸と、セルロースエステル系フィラメント糸とを混繊交絡処理によって複合することにより、セルロースエステル系複合糸を得る。
〈セルロースエステル系フィラメント糸〉
本発明において、ポリエステル捲縮糸と複合するセルロースエステル系フィラメント糸としては、乾式紡糸法や溶融紡糸法等によって工業的に容易に得られ、ドライタッチ感や光沢感に優れたセルロースアセテートフィラメント糸が好ましく用いられ、さらにはセルローストリアセテートフィラメント糸若しくはセルロースジアセテートフィラメント糸であって、破断伸度が30〜45%のセルロースアセテートフィラメント糸がより好ましく用いられる。用いるセルロースアセテートフィラメント糸の破断伸度が30〜45%であるときには、ポリエステル捲縮糸と複合する際の混繊交絡処理において、混繊交絡斑やループの引きつりを生じることなく混繊交絡性を向上させ、混繊交絡処理の工程や撚糸工程、染色工程等においても毛羽を生じない。
〈混繊交絡処理〉
一般に混繊交絡処理には、混繊交絡ノズルが用いられ、混繊交絡ノズルには加圧空気を利用したインターレースノズルや流体攪乱ノズルがあるが、本発明においては、混繊交絡ノズルとしてインターレースノズルを用いて混繊交絡処理することが好ましい。インターレースノズルを用いる混繊交絡処理においては、糸条に対し直交させた加圧空気ジェットにより、糸条に断続的に混繊交絡部を形成させ、セルロースエステル系フィラメント糸の光沢感を損なうことなく、適度な膨らみ感と優れた弾力性を有するセルロースエステル系複合糸を得ることができる。
本発明におけるポリエステル高配向未延伸糸を仮撚加工してなるポリエステル捲縮糸と、セルロースエステル系フィラメント糸との混繊交絡処理を、図1の製造装置で示すと、ポリエステル捲縮糸8は引取りローラー7にて混繊交絡ノズル9へと供給されると共に、セルロースエステル系フィラメント糸2は供給ローラー4にて混繊交絡ノズル9へと供給され、混繊交絡ノズル9にて混繊交絡処理される。混繊交絡処理により複合して得たセルロースエステル系複合糸11は、その後引取りローラー10にて引取られてチーズ12に巻き取られる。
〈複合する際の糸の供給率〉
ポリエステル捲縮糸と、セルロースエステル系フィラメント糸とを混繊交絡処理により複合する際は、ポリエステル捲縮糸の供給率を0〜+5%、セルロースエステル系フィラメント糸の供給率を−2〜+5%とする。ポリエステル捲縮糸の供給率、セルロースエステル系フィラメント糸の供給率を、図1の製造装置で示すと、ポリエステル捲縮糸の供給率は引取りローラー7と引取りローラー10との周面速度(m/分)の比率で表され、セルロースエステル系フィラメント糸の供給率は供給ローラー4と引取りローラー10との周面速度(m/分)の比率で表される。
ポリエステル捲縮糸の供給率を0%以上とすることにより、ポリエステル捲縮糸に過度の張力が加わらず、糸条の集束性を保ちながら、混繊交絡ノズルに供給される加圧空気によって良好な開繊状態が得られ、セルロースエステル系フィラメント糸と混繊斑のない良好な混繊交絡が行われ、またポリエステル捲縮糸の供給率を+5%以下とすることにより、過供給による混繊交絡ノズル前での糸揺れや混繊斑、毛羽、糸切れ等を生じることなく、安定した開繊交絡処理が行われる。
また、セルロースエステル系フィラメント糸の供給率を−2%以上とすることにより、過張力による混繊斑や毛羽の発生のない、良好な開繊交絡が行われ、またセルロースエステル系フィラメント糸の供給率を+5%以下とすることにより、過供給による混繊交絡ノズル前での糸揺れや混繊斑、毛羽、糸切れ等を生じることなく、安定した開繊交絡処理が行われる。
〈混繊交絡ノズルに供給される加圧空気の圧力〉
混繊交絡ノズルに供給される加圧空気の圧力は、ポリエステル捲縮糸やセルロースエステル系フィラメント糸の供給率、走行速度等とも関連するが、糸割れ、混繊交絡斑、毛羽、ループの発生を生じないような圧力であればよく、好ましくは0.1〜0.3MPa、より好ましくは0.1〜0.2MPaである。
〈本発明の織編物〉
本発明によって得られたセルロースエステル系複合糸は、織編物の構成糸として用いることができ、本発明によるセルロースエステル系複合糸を用いての織編物は、その製織方法や製編方法については特に限定はなく、織物においては、平織、綾織、朱子織等の組織で一重織物、二重織物に製織され、また編物においては、丸編、トリコット、横編等等の組織で製編される。
以下、本発明を実施例により具体的に説明する。
なお、以下の実施例ではポリエステル高配向未延伸糸及びセルロースエステル系フィラメント糸として次の糸を用いた。また、実施例での物性値及び弾力性の評価は以下の方法に拠った。
〈ポリエステル高配向未延伸糸〉
三菱レイヨン・テキスタイル社製、ポリエチレンテレフタレート高配向未延伸糸、SD50dtex/24フィラメント(f)、破断伸度120%、ガラス転移温度(Tg)75℃、融点(mp)255℃(以下、PET高配向未延伸糸という)
〈セルロースエステル系フィラメント糸〉
三菱レイヨン・テキスタイル社製、セルローストリアセテートフィラメント糸、B84dtex/20f、破断伸度38%(以下、トリアセテートフィラメント糸という)
〈ポリマーのガラス転移温度(Tg)及び融点(mp)〉
示差走査型熱量計(セイコー電子工業社製DSC220)を用い、昇温速度10℃/分で測定した。
〈糸の破断伸度〉
強伸度特性測定器(島津製作所社製オートグラフSD−100−C)を用い、試長20cm、引張速度20cm/分で応力伸長曲線を測定し、糸の破断点での伸度を求めた。
〈弾力性の評価〉
手のひらに編地を1枚重ねずに置き、その編地を握ったときの感覚により弾力性を判定し、弾力性が高いから低いまでを◎、○、△、×の四段階評価した。
の評価は、ハンドリングによって行った。
(実施例1)
PET高配向未延伸糸を、仮撚加工機(三菱重工業社製、LS−6型)を用い、延伸倍率1.35、加撚張力0.16cN/dtex、仮撚数1100t/m、仮撚温度220℃の条件で仮撚加工してポリエステル捲縮糸(37dtex/24f)を製造した。このPET高配向未延伸糸を仮撚加工する際の仮撚係数は6.3×10であった。
得られたポリエステル捲縮糸と、トリアセテートフィラメント糸とを共に+2%の供給率で、空気圧0.2MPaのインターレースノズルに供給して混繊交絡処理してセルロースエステル系複合糸を得た。得られたセルロースエステル系複合糸を20ゲージ筒編機(小池機械製作所製、CR−B型)で編成して編地を作成した。この編地を分散染料にて130℃で染色した後、乾燥し、弾力性の評価を行い、その結果を、ポリエステル捲縮糸の製造条件と共に、表1に示した。
(実施例2〜、比較例1〜
実施例1において、ポリエステル捲縮糸(37dtex/24f)を仮撚加工により製造する際の条件を表1に示すように変更した以外は、実施例1と同様にして、ポリエステル捲縮糸を製造し、ポリエステル捲縮糸とトリアセテートフィラメント糸とを混繊交絡処理して、セルロースエステル系複合糸を得、編地を作成し、染色し、弾力性の評価を行って、それらの結果を表1に示した。
本発明によるセルロースエステル系複合糸は、セルロースエステル系フィラメント糸の特長である優れたドライタッチ感と光沢感を有し、適度な膨らみ感と優れた弾力性とを織編物に付与し得るものであり、また本発明のセルロースエステル系複合糸を用いた織編物は、優れたドライタッチ感と光沢感と共に、適度な膨らみ感と優れた弾力性を有するものであって、高級婦人衣料用の素材として極めて有用なるものである。
1 ポリエステル高配向未延伸糸
2 セルロースエステル系フィラメント糸
3 供給ローラー
4 供給ローラー
5 仮撚ヒーター
6 仮撚具
7 引取りローラー
8 ポリエステル捲縮糸
9 混繊交絡ノズル
10 引取りローラー
11 セルロースエステル系複合糸
12 チーズ

Claims (5)

  1. ポリエステル高配向未延伸糸を仮撚係数が5.0×106.5×10 、仮撚温度が(Tg+40℃)〜(mp−30℃)(Tg:ポリマーのガラス転移温度(℃)、mp:ポリマーの融点(℃))、加撚張力が0.1〜0.3cN/dtexにて仮撚加工してなるポリエステル捲縮糸と、セルロースエステル系フィラメント糸とを混繊交絡処理により複合することを特徴とするセルロースエステル系複合糸の製造方法。
  2. 仮撚加工する際の仮撚温度が、(Tg+40℃)〜(mp−35℃)である請求項1に記載のセルロースエステル系複合加工糸の製造方法。
  3. 混繊交絡処理により複合する際のポリエステル捲縮糸の供給率を0〜+5%、セルロースエステル系フィラメント糸の供給率を−2〜+5%とする請求項1または2に記載のセルロースエステル系複合糸の製造方法。
  4. セルロースエステル系フィラメント糸として、セルローストリアセテートフィラメント糸若しくはセルロースジアセテートフィラメント糸であって、破断伸度が30〜45%のセルロースアセテートフィラメント糸を用いる請求項1〜請求項のいずれか一項に記載のセルロースエステル系複合糸の製造方法。
  5. 請求項1〜請求項のいずれか一項に記載の製造方法によって得られたセルロースエステル系複合糸を用いた織編物。
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