JP5606286B2 - 計量コンベア - Google Patents

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Description

本発明は、粉体、粒体等の不均一な分布荷重を有する被計量物を搬送しながら当該被計量物の重量を連続的に計量する計量コンベアに関する。
従来、粉体、粒体等の被計量物を搬送しながら当該被計量物の重量を連続的に計量する計量コンベアが知られている(例えば、特許文献1参照)。この特許文献1に記載の計量コンベアは、ベルトコンベアのベルトを支持する2個の固定ローラと、この2個の固定ローラの間に配置された計量ローラと、計量ローラを介して被計量物の重力を検出するロードセルとを有する。そして、ロードセルの検出値と2個の固定ローラと計量ローラとの間隔に基づいて、不均一な分布荷重を有する被計量物の重量を連続的に計量する。
特開2001−141549
ところで、計量コンベアは、例えば、火力発電所の給炭機に用いられる場合がある。この場合、被計量物の輸送中にロードセルに異常が発見されても、計量コンベアを停止させることができない。また、被計量物を再計量することもできない。これは、例えば、計量コンベアによって船から荷揚げをする場合も同様である。従って、このような場合は、計量をせずに被計量物を搬送せざるを得ないという課題があった。
上記課題を解決するために、本発明に係る計量コンベアは、ベルトと該ベルトを支持する複数の支持ローラとを備え、被計量物を搬送するベルトコンベアと、前記複数の支持ローラの間に該支持ローラに平行に設けられた3以上の計量ローラと、それぞれの前記計量ローラに対応して一対設けられ、対応する計量ローラを介して前記被計量物の重量を検出する3以上のロードセルと、前記ベルトコンベアによって搬送される前記被計量物の移動量を検出する移動量検出部と、を備え、前記移動量検出部により検出される前記ベルトコンベアの移動量に基づき前記3以上のロードセルで検出された同一の被計量物の重量を特定し、該特定された同一の被計量物の重量の前記各ロードセルにおける検出値を前記一対のロードセルを構成する2つの前記ロードセルの検出値同士の比較を含めて互いに比較し、1以上のロードセルの検出値と他のロードセルの検出値とが所定の範囲を超えて乖離したとき、互いの検出値の乖離が前記所定の範囲内であるロードセルの群に含まれるロードセルの数が最も多い群に属するロードセルの検出値に基づいて前記被計量物の重量を算出するよう構成されている。
この構成によれば、1以上のロードセルの検出値と他のロードセルの検出値とが所定の範囲を超えて乖離したとき、互いの検出値の乖離が所定の範囲内であるロードセルの群に含まれるロードセルの数が最も多い群に属するロードセルの検出値に基づいて被計量物の重量を算出するように構成されているので、被計量物の輸送中にロードセルに異常が発生しても、異常が発生していないロードセルを判定し、当該異常が発生していないロードセルを用いて計量を継続させることができる。
また、2以上のロードセルに同時に異常が発生したことを計量ローラの数を増やすことなく検知することができ、コンパクトな構成となる。
上記発明に係る計量コンベアにおいて、ロードセルをデジタルロードセルとすると、構造が簡単であり、製造に有利、且つ、製造コストも安価となる。
本発明は以上に説明したように構成され、被計量物の搬送中にロードセルに異常が発生しても、異常が発生していないロードセルを判定し、当該ロードセルを用いて計量しながら被計量物を搬送することができるという効果を奏する。
本発明の実施の形態1に係る計量コンベアの構成を示す正面図である。 図1の計量コンベアの平面図である。 図1の計量コンベアの搬送総重量の算出処理を示すフローチャートである。 図1の計量コンベアの被計量物の重量を検出するロードセルの判定処理を示すフローチャートである。 図1の計量コンベアの被計量物の重量を検出するロードセルの判定テーブルである。 本発明の実施の形態2に係る計量コンベアの構成を示す平面図である。 図6の計量コンベアの計量の制御を示すフローチャートである。 図6の計量コンベアの被計量物の重量を検出するロードセルの判定処理を示すフローチャートである。 図6の計量コンベアの被計量物の重量を検出するロードセルの判定テーブルである。
以下、本発明に係る計量コンベアの実施の形態を、図面を参照しながら説明する。なお、以下では全ての図を通じて同一又は相当する要素には同じ参照符号を付して、その重複する説明を省略する。
(実施の形態1)
[全体構成]
図1は、本発明の実施の形態1に係る計量コンベア100の構成を示す正面図である。図2は、図1の計量コンベア100の平面図である。
この計量コンベア100は、粉体、粒体等の不均一な分布荷重を有する被計量物を搬送しながら当該被計量物の重量を連続的に計量する計量コンベアである。計量コンベア100は、例えば、石炭火力発電所の給炭機に用いられ、石炭の搬送時にその搬送量を計量することにより、燃焼炉に投入した石炭の重量を求める。
計量コンベア100は、図1に示すように、ベルトコンベア1と、第1乃至第3の計量部2乃至4と、移動量検出部5と、制御装置6と、表示部7と、を備えている。
[ベルトコンベアの構成]
ベルトコンベア1は、後述する計量ローラ20を除いた部分は、一般的なベルトコンベアと同様に構成されている。ベルトコンベア1は、例えば、駆動ローラ14と、駆動ローラ14の搬送方向上流側に配設された従動ローラ15と、これらのローラ14、15に巻き掛けられたベルト12とを備えている。ベルトコンベア1は、さらに、駆動ローラ14と従動ローラ15との間にこれらのローラ14、15に平行(従って互いに平行)にベルト12の往路部分(上側部分)を支持するように設けられた複数の支持ローラ13を備えている。従って、ベルト12の移動方向が搬送方向であり、複数の支持ローラ13は搬送方向に直交して設けられている。駆動ローラ14は、図示しないモータ等の駆動部によって駆動される。そして、駆動ローラ14の駆動によって、搬送ベルト12を介して従動ローラ15及び支持ローラ13が従動し、回転する。また、支持ローラ13は、一般的に、水平方向に延在して設けられている。ベルトコンベア1の往路部分が被計量物を搬送する搬送路であり、支持ローラ13は、この搬送路側の搬送ベルト12を支持している。そして、図示しないが、ベルトコンベア1の搬送方向上流側の端部に、ベルトコンベア1の搬送路上に被計量物を供給するフィーダが設けられている。当該フィーダは、ベルトコンベア1の搬送路上に、粉体、粒体等の被計量物を連続的に載置(供給)する。また、当該フィーダは、被計量物がベルトコンベア1の幅方向の何れかの側に偏って載置されることのないよう、搬送ベルト12の中心線に対して略対称となるように搬送路上に載置する。
[計量部の構成]
第1計量部2は、一般的な計量コンベア用計量装置である。この第1計量部2は、搬送路側の搬送ベルト12を支持する計量ローラ20と、搬送ベルト12の内側に設けられ計量ローラ20を介して(支持して)被計量物の重量を検出するロードセルM1とを備えている。計量ローラ20及びロードセルM1は、図示しない架台上に載置されている。このロードセルM1は、例えば、デジタルロードセルであり、検知した荷重から検出値を算出し、これを出力する。これによって、ロードセルの信号をロードセルの外部に設けたA/D変換部等によって変換することなく後述する制御装置6に入力することができるので、構成が簡単であり、製造に有利となる。
第2計量部3及び第3計量部4は、第1計量部2と同一の構成であるので、その他の説明を省略する。なお、以下では第2計量部3のロードセルをロードセルM2といい、第3計量部4のロードセルをロードセルM3という。
そして、第1計量部2、第2計量部3、及び第3計量部4は、例えば、互いに隣接する一対の支持ローラ13(以下、当該互いに隣接する支持ローラ13のうち、搬送方向上流側の支持ローラ13を上流側支持ローラ13aといい、搬送方向下流側の支持ローラを下流側支持ローラ13bという。)の間に設けられ、搬送方向上流側から下流側に向かって第1計量部2、第2計量部3、第3計量部4の順に配置されている。そして、上流側支持ローラ13a、下流側支持ローラ13b、及び各計量部の計量ローラ20は、互いに等間隔に配置されている。なお、第1計量部2、第2計量部3、及び第3計量部4の各計量ローラ20を、それぞれ、一対の支持ローラ13の間に設けてもよい。
[移動量検出部の構成]
移動量検出部5は、搬送ベルト12に接触して設けられ、搬送ベルト12の回転に伴って回転するように設けられた検出ローラ50と、検出ローラ50の回転角度を検出するロータリーエンコーダ51とを備えている。ロータリーエンコーダ51は、検出ローラ50が所定角度回転する毎、即ち搬送ベルト12によって搬送される被計量物が所定距離移動する毎にこれを検知し、パルス信号を出力する。
なお、本実施の形態においては、移動量検出部5は、搬送ベルト12の回転に伴って回転する検出ローラ50の回転角度を検出するものとしたが、これに限られるものではなく、例えば、モータの駆動軸又は支持ローラ13にロータリーエンコーダを設け、モータの駆動軸又は支持ローラ13の回転角度を検出することにより、被計量物の移動量を検出してもよい。
[制御系統の構成]
制御装置6は、例えば制御部(例えばCPU)61と、各種のデータまたは制御プログラムを記憶する記憶部(例えばROM、RAM等)62とを備えている。制御部61は、計量部から得られた検出値を記憶部62に格納する(記憶させる)検出値記憶処理部64と、被計量物の搬送総重量を算出する重量算出部65と、被計量物の荷重を検出する計量部を判定する判定部66とを備えている。
ロードセルM1乃至M3は、本実施の形態ではデジタルロードセルで構成されているので、これらから得られた信号は、それぞれロードセル内の信号経路を介して検出値記憶処理部64に入力される。これによって、制御装置6と各ロードセルとの間の配線を減らすことができるので、構成が簡単であり、製造に有利となる。
そして、ロータリーエンコーダ51から得られたパルス信号は、検出値記憶処理部64、重量算出部65及び判定部66に入力される。
記憶部62には、所定のプログラムが記憶されていて、制御部61がこれらのプログラムを読み出して実行することにより、ロードセルM1乃至M3から得られた検出値の記憶部62への格納、被計量物の搬送総重量の算出、被計量物の荷重を検出する計量部の判定及び表示部7の制御を行う。検出値記憶処理部64、重量算出部65及び判定部66は、このようにプログラムが実行されることにより実現される機能である。また、記憶部62は、ロードセルM1乃至M3から得られた検出値、及び制御部61の処理に必要な設定値を記憶する。
制御部61は、さらに表示部7に所要の表示をさせる。
なお、図中の矢印は信号の伝達方向を示す。
[動作例]
次に、計量コンベア100の動作例を説明する。
フィーダから搬送路上に連続的に被計量物が供給されると、当該被計量物は、ベルトコンベア1によって順次搬送され、ベルトコンベア1の下流側端部から排出される。この被計量物がベルトコンベア1によって搬送される過程において、支持ローラ13aと第2計量部3の計量ローラ20との間に位置する被計量物の重量は、ロードセルM1によって検出される。また、第1計量部2の計量ローラ20と第3計量部4の計量ローラ20との間に位置する被計量物の重量は、ロードセルM2によって検出される。更に、第2計量部3の計量ローラ20と下流側支持ローラ13bとの間に位置する被計量物の重量は、ロードセルM3によって検出される。そして、ロードセルM1乃至M3は、検出した重量から検出値を算出する。この算出方法は良く知られているので、その説明を省略する。ロードセルM1乃至M3において算出された検出値は、上述したとおり、それぞれ制御装置6に入力される。
(検出値記憶処理部の処理例)
制御装置6は、ロータリーエンコーダ51からパルス信号が入力された時点におけるロードセルM1乃至M3から得た検出値及び時刻を記憶部62に記憶させる。
(重量算出部の処理例)
図3は、計量コンベア100の搬送総重量の算出処理を示すフローチャートである。
制御装置6は、図3に示すように、初期状態において検出値を採用するロードセルをM1に設定する(ステップS101)。
次に、制御装置6は、計量サイクルタイムの間、待機する(ステップS102)。そして、判定部66からロードセルM1乃至M3のいずれかに異常が生じた旨の通報(詳細は後述)の有無を判定する(ステップS103)。そして、当該通報がないと判定すると、記憶部62に記憶されているロードセルM1の検出値を、搬送総重量を求める時間間隔に亘って積算する。そして、制御装置6は、当該積算値に所定の補正係数を乗じ、求める時間間隔における被計量物の搬送総重量を求める(ステップS104)。前記補正係数は、各計量部に隣接する支持ローラ又は計量ローラとの間隔に基づいて設定される係数であり、予め計算、実験、シミュレーション等に基づいて決定され、記憶部62に記憶されている。なお、上述したとおり、上流側支持ローラ13a、下流側支持ローラ13b、及び各計量部の計量ローラ20は、互いに等間隔に配置されているので、ロードセルM1乃至M3のそれぞれの補正係数は、略同一である。
次に、制御装置6は、表示部7に求めた被計量物の搬送総重量を表示する(ステップS105)。
そして、制御装置6は、ステップS102の処理から再度実行する。
一方、上記ステップS103において、後述する判定部66からロードセルM1乃至M3のいずれかに異常が生じた旨通報があった場合は、検出値を採用するロードセルを当該通報において判定部66から指定されたロードセルに設定する。そして、当該ロードセルから得た検出値に基づいて被計量物の搬送総重量を求める(ステップS104)。
(判定部の処理例)
図4は、計量コンベア100の被計量物の重量を検出するロードセルの判定処理を示すフローチャートである。図5は、計量コンベア100の被計量物の重量を検出するロードセルの判定テーブルである。
この判定処理は、検出値記憶処理部64及び重量算出部65の処理と並列に実行される。
まず、制御装置6は、異常検出サイクルタイムの間、待機する(ステップS111)。
次に、現在の時刻を異常検出基準時T0としてセットする(ステップS112)。
次に、制御装置6は、記憶部62に記憶させたロードセルの検出値のデータから、ロードセルM3が時刻T0−CからT0まで(以下、時間A3という。)に検出した被計量物と同一の被計量物をロードセルM1及びロードセルM2が検出した時間A1、A2をそれぞれ特定する(ステップS113)。これは、上流側支持ローラ13a、下流側支持ローラ13b、及び第1乃至第3の計量部2乃至4の計量ローラ20が、互いに等間隔に配置されている本実施の形態においては、時間A1は、移動量検出部5により検出される前記ベルトコンベアの移動量が、第1計量部2の計量ローラ20と第3計量部4の計量ローラ20との間隔に等しくなるのに要した時間を時間A3から遡ることにより特定された時間である。そして、時間A2は、移動量検出部5により検出される前記ベルトコンベアの移動量が、第2計量部3の計量ローラ20と第3計量部4の計量ローラ20との間隔に等しくなるのに要した時間を時間A3から遡ることにより特定された時間である。また、上記Cは、ロードセルの検出値に異常が生じたことを示すデータが集まるのに十分な時間であり、例えば、数秒に亘る時間である。
次に、制御装置6は、ロードセルM3の検出値を時間A3に亘って積算した値W3を求め(ステップS114)、また、ロードセルM2の検出値を時間A2に亘って積算した値W2を求め(ステップS115)、更に、ロードセルM1の検出値を時間A1に亘って積算した値W1を求める(ステップS116)。これらの積算処理は、記憶部62に記憶されているデータを基にして行う。
次に、制御装置6は、積算値W1乃至W3の中央値(積算値を大きさの順に並べたときにその中央に位置する値)を選択し、この中央値で他の積算値をそれぞれ除算し、前記中央値からの他の積算値の乖離度を算出する(ステップS117)。
次に、制御装置6は、当該他の積算値の乖離度が何れも判定基準範囲内であると判定すると(ステップS118でYES)、ステップS111の処理から再度実行する。上記判定基準範囲は、ロードセルの固有誤差範囲を超えるように設定され、例えば、当該固有誤差範囲が−3%〜+3%の範囲であるとき、判定基準範囲は、−5%〜+5%の範囲で設定される。
一方、制御装置6は、少なくとも何れかの当該他の積算値の乖離度が当該判定基準範囲を超えるものであると判定すると(ステップS118でNO)、図5に示す判定テーブルに従って、検出値を採用するロードセルを判定する。当該判定テーブルにおいては、判定基準範囲を超える乖離が生じた積算値が一つである場合、当該積算値に係るロードセル以外のロードセルの検出値を採用する。例えば、ロードセルM1に係る積算値W1が判定基準範囲を超えるものであるときは、ロードセルM2の検出値を採用する(図5のケース1)。一方、乖離度が判定基準範囲を超える積算値が二つ、即ち、全ての積算値が互いに判定基準範囲を超えて乖離している場合、暫定的にロードセルM1の検出値を採用する(図5のケース4)。かかる場合、事後的に記憶部62に記憶されている各ロードセルの検出値のデータを精査し、異常の生じていないロードセルを特定してもよい。
次に、制御装置6は、重量算出部65に検出値を採用するロードセルを通報し(ステップS120)、判定部66の処理を終了する。
以上に説明したように、本実施の形態に係る計量コンベア100によれば、同一の被計量物の重量のロードセルM1〜M3における検出値を互いに比較し、1のロードセルの検出値と他の2つのロードセルの検出値とが判定基準範囲を超えて乖離したことを判定することにより、異常の生じた当該1のロードセルを判定することができる。そして、当該判定に基づいて、他の2つのロードセルのいずれかに基づいて前記被計量物の重量を算出する。そのため、正確な計量を継続して行うことができる。
(実施の形態2)
[構成]
図6は、本発明の実施の形態2に係る計量コンベア200の構成を示す平面図である。
上述の実施の形態1では、第1計量部2、第2計量部3、及び第3計量部4は、それぞれ計量ローラ20を介して被計量物の重量を検出するロードセルをそれぞれ1つずつ備えている。しかし、本実施の形態では、図6に示すように、各計量部は、それぞれ一対のロードセルを備えている。即ち、第1計量部102はロードセルM10及びM11を備え、第2計量部103はロードセルM20及びM21を備え、第3計量部104は、ロードセルM30及びM31を備えている。そして、各計量部のロードセルは、互いに計量ローラ20の両端部において、搬送路の中心線からの距離が等しくなる位置に配置されている。したがって、計量ローラ20の一方の端部に設けられているロードセルM10、M20、及びM30は、搬送路の中心線と平行な直線上に配置されている。また、計量ローラ20の他方の端部に設けられているロードセルM11、M21、及びM31も同様に、搬送路の中心線と平行な直線上に配置されている。これ以外は、実施の形態1と同じである。
[動作例]
次に、計量コンベア200の動作例を説明する。
上述の実施の形態1では、上流側支持ローラ13aと第2計量部3との間に位置する被計量物の重量は、ロードセルM1によって検出される。しかし、本実施の形態では、上流側支持ローラ13aと第2計量部103との間に位置する被計量物の重量は、ロードセルM10及びM11によって検出される。被計量物は、フィーダによって搬送ベルト12の中心線に対して略対称となるように搬送路上に載置されるので、通常、ロードセルM10及びM11の検出値は、実質的に1つのロードセルM1により検出される値の2分の1であり、かつ互いに近い値を示す。第2計量部103及び第3計量部104においても、被計量物の重量は、それぞれM20及びM21、並びにM30及びM31によって検出され、通常、それぞれ互いに近い値を示す。各計量部において、一対のロードセルの検出値の合計が、上述の各領域に存在する被計量物の重量の検出値となる。
(検出値記憶処理部の処理例)
実施の形態2における検出値記憶処理部64の処理は、実施の形態1と同様であり、制御装置6は、ロータリーエンコーダ51からパルス信号が入力された時点における各ロードセルの検出値及び時刻を記憶部62に記憶させる。
(重量算出部の処理例)
図7は、計量コンベア200の搬送総重量の算出処理を示すフローチャートである。
上述の実施の形態1では、制御装置6は、初期状態において検出値を採用するロードセルをM1に設定する。しかし、本実施の形態では、制御装置6は、図7に示すように、初期状態において検出値を採用するロードセルをM10及びM11に設定する(ステップS201)。
また、上述の実施の形態1では、制御装置6は、検出値を採用するロードセルに係る記憶部62に記憶されている検出値を、搬送総重量を求める時間間隔に亘って積算し、当該積算値に所定の補正係数を乗じ、求める時間間隔における被計量物の搬送総重量を求める。しかし、本実施の形態においては、記憶部62に記憶されている検出値を採用する一対のロードセルの検出値を、搬送総重量を求める時間間隔に亘ってそれぞれ積算し、算出した積算値を合計したものに所定の補正計数を乗じることによって、求める時間間隔における被計量物の搬送総重量を求める(ステップS204)。これ以外は、実施の形態1と同じである。
(判定部の処理例)
図8は、計量コンベア200の被計量物の重量を検出するロードセルの判定処理を示すフローチャートである。図9は、計量コンベア200の被計量物の重量を検出するロードセルの判定テーブルである。
まず、制御装置6は、異常検出サイクルタイムの間、待機する(ステップS211)。
次に、制御装置6は、現在の時刻を異常検出基準時T0としてセットする(ステップS212)。
次に、制御装置6は、第3計量部104のロードセルM30及びM31が時刻T0−CからT0まで(以下、時間A30という。)に検出した被計量物と同一の被計量物を第1計量部102のロードセルM10及びM11が検出した時間A10、並びに第2計量部103のロードセルM20及びM21が検出した時間A20をそれぞれ特定する(ステップS213)。
次に、制御装置6は、ロードセルM30及びM31の検出値を時間A30に亘って積算した値W30、W31を求め(ステップS214)、また、ロードセルM20及びM21の検出値を時間A20に亘って積算した値W20、W21を求め(ステップS215)、更に、ロードセルM10及びM11の検出値を時間A10に亘って積算した値W10、W11を求める(ステップS216)。これらの積算処理は、記憶部62に記憶されているデータを基にして行われる。なお、被計量物が搬送ベルト12の何れか一方の側に偏って搬送路上に載置され、ロードセルに異常が発生していない状態において、一対のロードセルのそれぞれの検出値が乖離している場合は、一対のロードセルのそれぞれの検出値が互いに近い値を示すように、一対のロードセルのそれぞれの検出値に所定の補正係数を乗じたものに基づいて、積算値を求めてもよい。
次に、制御装置6は、積算値W10、W11、W20、W21、W30及びW31の中央値(積算値を大きさの順に並べたときにその中央に位置する2つの値の平均値)を選択し、この中央値で他の積算値をそれぞれ除算し、前記中央値からの他の積算値の乖離度を算出する(ステップS217)。
そして、制御装置6は、乖離度が何れも判定基準範囲内であると判定すると(ステップS218でYES)、ステップS211の処理から再度実行する。
一方、制御装置6は、何れかのロードセルにおいて乖離度が判定基準範囲を超えていると判定すると(ステップS218でNO)、図9に示す判定テーブルに従って、検出値を採用するロードセルを判定する(ステップS219)。当該判定テーブルにおいては、計量コンベア200が備える全てのロードセルのうち、積算値に判定基準範囲を超える乖離が生じたロードセルが属する計量部以外の計量部の一対のロードセルの検出値を採用する。例えば、ロードセルM10に係る積算値W10が判定基準範囲を超えるものであるときは、第2計量部103のロードセルM20及びM21の検出値を採用する(図9のケース1)。また、ロードセルM10に係る積算値W10、及びロードセルM21に係る積算値W21が判定基準範囲を超えるものであるときは、第3計量部104のロードセルM30及びM31の検出値を採用する(図9のケース9)。一方、乖離度が判定基準範囲を超える積算値が3つ以上の場合、暫定的にロードセルM10及びM11の検出値を採用する(図9のケース22)。かかる場合、事後的に記憶部62に記憶されている各ロードセルの検出値のデータを精査し、異常の生じていないロードセルを特定してもよい。
次に、制御装置6は、重量算出部65に検出値を採用するロードセルを通報する(ステップS220)。
次に、全てのロードセルのうち、積算値の乖離度が判定基準範囲を超えたものが2つ以上であるか否かを判定する(ステップS221)。
そして、制御装置6は、積算値の乖離度が判定基準範囲を超えたロードセルが1つであると判定すると(ステップS221でNO)、ステップS211の処理から再度実行する。一方、制御装置6は、積算値の乖離度が判定基準範囲を超えたロードセルが2つ以上であると判定すると(ステップS221でYES)、判定部66の処理を終了する。よって、制御装置6は、全てのロードセルのうち、乖離度が判定基準範囲を超えたものが1以下であるときはステップS211の処理から再度実行し、2以上になると判定部66の処理を終了する。
以上に説明したように、本実施の形態に係る計量コンベア200によれば、同一の被計量物の重量のロードセルM10、M11、M20、M21、M30及びM31における検出値を互いに比較し、1のロードセルの検出値と他のロードセルの検出値とが判定基準範囲を超えて乖離したことを判定することにより、異常の生じた1又は2のロードセルを判定することができる。そして、当該判定に基づいて、正常な一対のロードセルに基づいて前記被計量物の重量を算出する。そのため、1つ又は2つのロードセルに異常が生じた場合においても正確な計量を継続して行うことができる。また、実施の形態1と同じ3本の計量ローラ20で異常の生じたロードセル2つを判定することができるので、コンパクトな構成となる。
<変形例>
上記実施例においては、図1に示すように、ロードセルを搬送ベルト12の内側に配置しているが、これに限られるものではなく、例えば、ロードセルをベルトコンベア1の上方に設けた架台に設けてもよい。
また、本実施の形態では、積算値W1乃至W3の中央値を選択し、この中央値を基にして互いの検出値の乖離が所定の範囲内であるロードセルの群を判定するものを例示したが、これに限られるものではなく、例えば、互いのロードセルの検出値の乖離度を全てのロードセルの組合せについて算出した上で互いの検出値の乖離が所定の範囲内であるロードセルの群を判定してもよい。
更に、上流側支持ローラ13a、下流側支持ローラ13b、及び第1乃至第3の計量部2乃至4の計量ローラ20は、互いに等間隔に配置されているものを例示したが、これに限られるものではなく、互いの間隔が異なっていてもよい。この場合、各ロードセルの検出値に所定の補正係数を乗じたものに基づいて、異常が生じたロードセルを判定してもよい。
上記説明から、当業者にとっては、本発明の多くの改良や他の実施形態が明らかである。従って、上記説明は、例示としてのみ解釈されるべきであり、本発明を実行する最良の態様を当業者に教示する目的で提供されたものである。本発明の精神を逸脱することなく、その構造及び/又は機能の詳細を実質的に変更できる。
本発明の計量コンベアは、計量コンベアを停止させることが困難であったり、被計量物の再計量が不可能であったりする被計量物を連続計量する用途に有用である。
1 ベルトコンベア
2 第1計量部
3 第2計量部
4 第3計量部
5 移動量検出部
6 制御装置
7 表示部
12 搬送ベルト
13 支持ローラ
13a 上流側支持ローラ
13b 下流側支持ローラ
14 駆動ローラ
15 従動ローラ
20 計量ローラ
21 ロードセル
50 検出ローラ
51 ロータリーエンコーダ
61 制御部
62 記憶部
64 検出値記憶処理部
65 重量算出部
66 判定部
100 計量コンベア

Claims (2)

  1. ベルトと該ベルトを支持する複数の支持ローラとを備え、被計量物を搬送するベルトコンベアと、
    前記複数の支持ローラの間に該支持ローラに平行に設けられた3以上の計量ローラと、
    それぞれの記計量ローラに対応して一対設けられ、対応する計量ローラを介して前記被計量物の重量を検出する3以上のロードセルと、
    前記ベルトコンベアによって搬送される前記被計量物の移動量を検出する移動量検出部と、を備え、
    前記移動量検出部により検出される前記ベルトコンベアの移動量に基づき前記3以上のロードセルで検出された同一の被計量物の重量を特定し、該特定された同一の被計量物の重量の前記各ロードセルにおける検出値を前記一対のロードセルを構成する2つの前記ロードセルの検出値同士の比較を含めて互いに比較し、1以上のロードセルの検出値と他のロードセルの検出値とが所定の範囲を超えて乖離したとき、互いの検出値の乖離が前記所定の範囲内であるロードセルの群に含まれるロードセルの数が最も多い群に属するロードセルの検出値に基づいて前記被計量物の重量を算出するよう構成されている、計量コンベア。
  2. 前記ロードセルは、デジタルロードセルである、請求項1に記載の計量コンベア。
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