JP5606248B2 - ベルト式無段変速機の変速制御装置 - Google Patents
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Description
(1)停車アイドリング状態で、いずれか一方のソレノイド弁DS1/DS2を駆動すると、図5に示すように消費流量が増大する。ソレノイド弁DS1/DS2はソレノイドモジュレータ圧Psmを利用するため、その駆動量に応じたソレノイドモジュレータ圧Psmの低下が発生する。ソレノイドモジュレータ圧Psmは、ソレノイド弁DS1/DS2以外に、ガレージシフト弁74及び挟圧コントロール弁79の信号圧としても利用されているが、それぞれ閉じられた信号ポートに供給されているだけであるから、ソレノイド弁DS1/DS2の駆動以外の原因でソレノイドモジュレータ圧Psmの低下は生じない。
(2)ソレノイドモジュレータ圧Psmは挟圧コントロール弁79のポート79aに信号圧として入力されているので、ソレノイドモジュレータ圧Psmの低下は、挟圧コントロール弁79の調圧位置をずらし、図6のようなセカンダリ圧の変化をもたらす。セカンダリ圧の変化は、油圧センサ108で検出できる。ただし、ソレノイド弁DS1/DS2のデューティ比が急激に変化すると、ソレノイドモジュレータ圧Psmも急激に変化し、挟圧コントロール弁79がハンチングするので、ソレノイド弁DS1/DS2のデューティ比を一定の時間勾配をもってゆっくりと変化(スイープ)させる。
(3)油圧センサ108が油圧変動を開始した時のデューティ比を検出すれば、図5の立ち上がり時のデューティ比d1を求めることができる。このデューティ比d1を規格デューティ比と比較し、その差分デューティ比を今後の補正デューティ比として、デューティ比出力全域に対して補正をかければ、変速特性のばらつきを小さくできる。
(1)まずアイドリング停車時であるかどうかを判定する(ステップS1)。具体的にはPレンジのような変速制御を必要としない停車状態であって、車両が安定したアイドリング時であるかどうかを判定する。車両の安定状態とは、油温、水温、電圧などが安定した状態のことであり、アイドリング停車時とは、車速及びスロットル開度が0近傍の所定値以下で、エンジン回転数がアイドル回転数近傍で安定している状態をいう。なお、この状態では無段変速機は最Lowでの閉じ込み状態であり、リニアソレノイド圧Pslsも一定圧に維持されている。
(2)次に、一方のデューティソレノイド弁DS1/DS2への指示デューティ比を0%から一定の時間勾配で変化させる(ステップS2)。つまり、油圧の立ち上がりデューティ比d1を検出するため、ゆっくりとスイープ出力する。これにより、デューティソレノイド弁の弁開度が変化し、デューティソレノイド弁の消費流量の増大がソレノイドモジュレータ圧Psmの低下をもたらす。
(3)次に、ソレノイドモジュレータ圧Psmの低下によって、セカンダリ圧も立ち上がるため、その油圧変動を油圧センサ108で検出する。これにより、油圧立ち上がり時のデューティ比d1を検出する(ステップS3)。なお、アップシフト用ソレノイド弁DS1へのデューティ比をあまり上昇させると、プライマリプーリの油室に作動油が供給され、ハイ側へ変速される可能性があるが、本発明では油圧立ち上がり時のデューティ比d1を検出するだけであるため、d1を検出すればデューティ比をそれ以上上昇させる必要がなく、ハイ側へ変速されることはない。
(4)次に、検出されたデューティ比d1と規格値との差分デューティ比Δdを求め、この差分値をメモリーに記憶する(ステップS4)。
(5)最後に、記憶された差分値を用いて変速指示値を補正する(ステップS5)。例えば、検出デューティ比d1の値が規格値に対して5%大きい場合(差分値=+5%)には、変速下限側に5%ずれていることを意味するので、実際の変速指示デューティ比として5%加算した値を出力することで、変速特性を規格値に適合させることができる。
2 無段変速機
7 油圧制御装置
11 プライマリプーリ
13 プライマリ油室
21 セカンダリプーリ
23 セカンダリ油室
73 ソレノイドモジュレータ弁
76 アップシフト用レシオコントロール弁
77 ダウンシフト用レシオコントロール弁
78 レシオチェック弁
79 挟圧コントロール弁
108 油圧センサ
SLS リニアソレノイド弁
DS1 アップシフト用デューティソレノイド弁
DS2 ダウンシフト用デューティソレノイド弁
Claims (1)
- ベルトが巻きかけられたプライマリプーリとセカンダリプーリとを備え、前記両プーリにそれぞれ可動シーブを作動させる油室が設けられたベルト式無段変速機であって、
前記プライマリプーリの油室へ供給される作動油を流量制御する変速制御弁と、
油圧源からの供給油圧を一定圧に調圧し、その一定圧を供給する定圧弁と、
入力される指示デューティ比に応じて前記定圧弁から供給された一定圧を調圧し、前記変速制御弁を制御するための信号圧を発生するデューティソレノイド弁であって、前記指示デューティ比に応じて消費流量が変化し、元圧である前記定圧弁の一定圧に変化を生じさせる常閉型デューティソレノイド弁と、
前記定圧弁から一定圧が第1信号圧として供給され、前記第1信号圧と対向するように挟圧制御用ソレノイド弁から第2信号圧が供給され、前記第1信号圧と第2信号圧とのバランスにより前記セカンダリプーリの油室へ供給される作動油を圧力制御する挟圧コントロール弁と、
前記セカンダリプーリの油室の油圧を検出する油圧センサと、を備えたベルト式無段変速機において、
停車アイドリング時であって、かつ前記挟圧制御用ソレノイド弁からの第2信号圧が変化しない状態で、前記デューティソレノイド弁へ入力されるデューティ比を0%から一定の時間勾配で変化させるスイープ出力手段と、
前記スイープ出力手段により前記デューティ比を一定の時間勾配で変化させた時の油圧センサの検出値からセカンダリプーリの油圧立ち上がり時のデューティ比を検出するデューティ比検出手段と、
前記検出されたデューティ比と予め設定された規格デューティ比との差分を用いて、前記デューティソレノイド弁への変速指示デューティ比を補正する補正手段と、を設けたことを特徴とするベルト式無段変速機の変速制御装置。
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JP2010216690A JP5606248B2 (ja) | 2010-09-28 | 2010-09-28 | ベルト式無段変速機の変速制御装置 |
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