JP5606168B2 - 積層コアの転積方法及び積層コア - Google Patents
積層コアの転積方法及び積層コア Download PDFInfo
- Publication number
- JP5606168B2 JP5606168B2 JP2010135293A JP2010135293A JP5606168B2 JP 5606168 B2 JP5606168 B2 JP 5606168B2 JP 2010135293 A JP2010135293 A JP 2010135293A JP 2010135293 A JP2010135293 A JP 2010135293A JP 5606168 B2 JP5606168 B2 JP 5606168B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- core
- core block
- block
- blocks
- laminated
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Manufacture Of Motors, Generators (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
- Iron Core Of Rotating Electric Machines (AREA)
Description
本発明の積層コアには、ロータコアだけではなくステータコアも含まれるが、以下の実施形態においてはロータコアについて説明する。本発明においては、図2(a)に示されているように、複数のリング状のコアプレート7が厚さ方向に積層されてコアブロック6が形成され、このコアブロック6が複数積層されて積層コアが構成されている。本発明におけるコアプレート7は、図5(b)に示されているように、中心にモータの回転軸となるシャフトを通すための開口部8が設けられ、モータの極数に応じた個数の磁石用穴9が周方向に等角度で配置されている。また、本発明においては、位置決め精度の向上と連結強度の向上ために、コアプレート7の厚み方向に互いに嵌合可能なカシメダボ10が形成されていることが必須である。このカシメダボ10は、例えば、コアプレート7の平面部において、表面が凹部であり裏側が凸部となる凹凸を形成し、複数枚のコアプレートを積層する際に凸部を隣接するコアプレートの凹部に圧入させて凹凸部を嵌め合わせ、コアプレートどうしを接合させる構成である。
以下、図面を用いて本発明の積層コアの転積方法を好適に実施する積層コアの転積装置について具体的に説明する。図5は本発明の積層コアの転積方法を好適に実施する装置の一例を示す側断面図(a)及び上面図(b)である。この積層コアの転積装置には、図に示されたように、受け型1、支持手段2、昇降回転手段3、把持手段4及び固定手段5が設けられている。受け型1は、その内部に複数のコアブロック6を上下方向に積層して保持する通路を備えており、この通路の内側面とコアブロック6の外側面との摩擦によってコアブロック6が保持され、上方から新たなコアブロック6が収容されるにしたがって保持されているコアブロック6が押圧されて下方へと降下していく構成である。この場合、コアブロック6は、電磁鋼板から打ち抜かれたリング状コアプレート7を受け型1内で連続的に積層して形成及び保持されてもよく、また、予め電磁鋼板から打ち抜かれたリング状コアプレート7を複数積層して形成され、受け型1内に収容及び保持されてもよい。
次に、上記積層コアの転積装置を用いた本発明の積層コアの転積方法について具体的に説明する。
本発明の積層コアの転積方法は、複数のリング状コアプレートを積層してコアブロックを形成し、これを積層方向に複数保持する工程と、上記複数のコアブロックから最下側のコアブロックを分離する工程と、上記分離されたコアブロックを所定角度回転する工程と、上記回転されたコアブロックを上記複数のコアブロックに再び接合する工程と、上記複数のコアブロックから上記回転されたコアブロックとその1つ上側のコアブロックとを分離する工程と、上記分離されたコアブロックを所定角度回転する工程と、上記回転されたコアブロックを上記複数のコアブロックに再び接合する工程とを備え、その後、回転させるコアブロック数が所定数になるまで、上記回転されたコアブロックとその1つ上側のコアブロックとを分離する工程から上記回転されたコアブロックを上記複数のコアブロックに再び接合する工程までを繰り返す積層コアの転積方法において、上記コアブロックを分離する工程及び上記コアブロックを所定角度回転する工程は、上記コアブロックの内面側から放射状外側にコアブロックを把持した状態で行われ、上記把持により、保持されたコアブロックと分離するコアブロックとの界面におけるコアブロック間の接合強度が低減されることを特徴としている。
まず、図5(a)に示されているように、電磁鋼板から打ち抜かれたリング状コアプレート7を受け型1の通路内に連続的に積層してコアブロック6を複数形成及び保持させるか、または、予め電磁鋼板から打ち抜かれたリング状コアプレート7を複数積層してコアブロック6を形成し、これを複数受け型1の通路内に収容及び保持させる。その際、受け型1の通路の内側面とコアブロック6の外側面との摩擦によってコアブロック6が保持される。そして、上方から新たなコアブロック6が収容されるにしたがって保持されているコアブロック6が押圧されて下方へと降下していき、受け型1の下端からコアブロック1個分下方の位置に配置された支持手段2上で上下方向に積層される。つまり、最下側のコアブロック6の外側面が受け型1の通路の内側面から開放された状態となる。また、この状態においては、把持手段4の把持部11が最下側のコアブロック6の内側面に対向し僅かに離間して配置されている。そして、把持手段4は、固定手段5により上下方向の移動が規制されている。
次いで、図6(a)に示されているように、固定手段5に上下方向の移動を制限された状態の把持手段4に対して昇降回転手段3を相対的に降下させることにより、昇降回転手段3と把持手段4との接触部分の傾斜面が互いに押し合って、図6(a)及び(b)に示されているように、把持手段4が半径方向外側に押し出され、全ての把持手段4の把持部11により形成される円形が拡径される。これにより、最下側のコアブロック6を内側から把持させる。この把持によって、上述されたように、保持されたコアブロックと分離するコアブロックとの界面におけるコアブロック間の接合強度が低減される。
次いで、図9(a)及び(b)に示されているように、分離されたコアブロック6とともに昇降回転手段3を所定角度回転させる。そして、図10に示されているように、昇降回転手段3を上昇させることにより、把持手段4に把持された最下側のコアブロック6を受け型1の通路内に積層された他のコアブロック6に再び接合させる。
次に、図11に示されているように、支持手段2を上昇させてコアブロック6を下方から支持した後、図12に示されているように、把持手段4に対して昇降回転手段3を相対的に上昇させることにより、昇降回転手段3と把持手段4との接触部分の押し合いが解除され、把持手段4が半径方向内側に移動し、全ての把持手段4の把持部11により形成される円形が縮径される。これにより、コアブロック6の内側からの把持が解除される。
6…コアブロック、7…コアプレート、8…開口部、9…磁石用穴、10…カシメダボ、
11…把持部、12…弾性部材。
Claims (2)
- 複数のリング状コアプレートを積層してコアブロックを形成し、これを積層方向に複数保持する工程と、
上記複数のコアブロックから最下側のコアブロックを分離する工程と、
上記分離されたコアブロックを所定角度回転する工程と、
上記回転されたコアブロックを上記複数のコアブロックに再び接合する工程と、
上記複数のコアブロックから上記回転されたコアブロックとその1つ上側のコアブロックとを分離する工程と、
上記分離されたコアブロックを所定角度回転する工程と、
上記回転されたコアブロックを上記複数のコアブロックに再び接合する工程とを備え、
その後、回転させるコアブロック数が所定数になるまで、上記回転されたコアブロックとその1つ上側のコアブロックとを分離する工程から上記回転されたコアブロックを上記複数のコアブロックに再び接合する工程までを繰り返す積層コアの転積方法において、
上記複数のコアブロック間の界面に位置するコアプレートは、中心から放射状外側に押圧されると、隣接するコアプレートにおけるカシメダボとの嵌合が解除される構成のカシメダボが備えられており、
上記コアブロックを分離する工程及び上記コアブロックを所定角度回転する工程は、上記コアブロックの内面側から放射状外側にコアブロックを把持した状態で行われ、
上記把持により、保持されたコアブロックと分離するコアブロックとの界面におけるコアブロック間の接合強度が低減されることを特徴とする積層コアの転積方法。 - 前記界面に位置するコアプレートのカシメダボは、中心から放射状外側に向かって幅が小さくなる形状であることを特徴とする請求項1に記載の積層コアの転積方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010135293A JP5606168B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | 積層コアの転積方法及び積層コア |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2010135293A JP5606168B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | 積層コアの転積方法及び積層コア |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2012005177A JP2012005177A (ja) | 2012-01-05 |
JP5606168B2 true JP5606168B2 (ja) | 2014-10-15 |
Family
ID=45536535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2010135293A Expired - Fee Related JP5606168B2 (ja) | 2010-06-14 | 2010-06-14 | 積層コアの転積方法及び積層コア |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5606168B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP5266355B2 (ja) * | 2011-03-30 | 2013-08-21 | パナソニック株式会社 | モータおよびポンプならびにポンプ駆動機器 |
CN110153296B (zh) * | 2019-05-24 | 2020-12-18 | 佛山市传恒机电制造有限公司 | 拼接式铁芯互扣扭槽装置及加工工艺 |
WO2024080316A1 (ja) * | 2022-10-13 | 2024-04-18 | 日本発條株式会社 | 積層体の製造装置及び積層体の製造方法 |
JP7466818B1 (ja) | 2022-10-13 | 2024-04-12 | 日本発條株式会社 | 積層体の製造装置及び積層体の製造方法 |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5123789A (ja) * | 1974-08-22 | 1976-02-25 | Rigaku Denki Co Ltd | Nendanseisokuteisochi |
JPH05137280A (ja) * | 1991-11-08 | 1993-06-01 | Yaskawa Electric Corp | 積層鉄心の製造方法 |
JP4255651B2 (ja) * | 2002-06-19 | 2009-04-15 | 株式会社三井ハイテック | 積層鉄心及び積層鉄心の製造方法 |
-
2010
- 2010-06-14 JP JP2010135293A patent/JP5606168B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2012005177A (ja) | 2012-01-05 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
CA2670322A1 (en) | Device for producing ring core, method for producing ring core and ring core produced by that method | |
JP5385068B2 (ja) | 積層コアの転積装置 | |
EP2266189B1 (en) | Rotor of an electric motor and method of manufacturing the same | |
EP3503360B1 (en) | Laminated core manufacturing apparatus capable of heating inner diameter of laminated core | |
JP5606168B2 (ja) | 積層コアの転積方法及び積層コア | |
EP3503359B1 (en) | Heat sealing-type rotational laminated core manufacturing apparatus | |
US11271462B2 (en) | Heat sealing-type rotational laminated core manufacturing apparatus enabling automatic separation of laminated core | |
WO2012043632A1 (ja) | 積層体製造装置および積層体製造方法 | |
JP4989877B2 (ja) | 回転子積層鉄心の製造方法 | |
JP3964306B2 (ja) | 電動機の固定子積層鉄心の製造方法 | |
JP4844994B2 (ja) | 積層鉄心の製造用金型装置 | |
JP5606138B2 (ja) | 積層コアの転積方法及び転積装置 | |
KR101507249B1 (ko) | 고효율 모터용 스파이럴 스테이터 코어의 가압 장치 및 방법 | |
CN104011971B (zh) | 金属叠片组、金属叠片以及形成叠片组的方法 | |
JP6456753B2 (ja) | 回転子積層鉄心の製造方法及びその製造装置 | |
JP4648716B2 (ja) | 積層鉄心とその製造方法 | |
JP5720407B2 (ja) | 永久磁石付き回転子積層鉄心の製造方法及びその製造装置 | |
JP5557690B2 (ja) | 鉄心製造装置 | |
JP2005211964A (ja) | 積層体の製造方法およびその装置 | |
KR102620775B1 (ko) | 적층코어와 적층코어 제조장치 및 제조방법 | |
JP5557691B2 (ja) | 鉄心製造方法及び鉄心製造装置 | |
JP2009261195A (ja) | 積層鉄心の製造方法及び製造装置 | |
JP2016158453A (ja) | 鉄心片転積装置 | |
JP7146687B2 (ja) | 金型装置 | |
WO2023106246A1 (ja) | コアの製造方法及び装置並びに積層鉄心 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20121127 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20131226 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20131227 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140225 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140805 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140826 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5606168 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |