JP5603103B2 - 発光駆動調整システム、可視光受信装置、可視光送信装置、発光駆動調整方法、および装置のプログラム - Google Patents
発光駆動調整システム、可視光受信装置、可視光送信装置、発光駆動調整方法、および装置のプログラム Download PDFInfo
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Description
この問題は、可視光領域の光出力を行う発光素子が、主に照明などの人の目に触れる明かりとしての用途で考えられているため、人の目で感じる色度や照度の精度にのみ重点をおいて製造されていることに一因がある。また、照明を可視光通信として利用する場合、光源を駆動させる駆動回路と複数の光源ごとの距離のばらつきも一因となりうる。また、LEDを発光素子として利用する場合、気温などの環境条件による応答特性の変動など、使用される環境条件に応じても光出力信号の波形特性にばらつきが生じる虞があった。
本実施形態による可視光通信機器の発光駆動調整方法は、複数の発光素子を用いて送信を行う可視光通信機器に対して、それぞれの発光素子の点滅における応答特性や、配線遅延や温度特性により生じる光出力の波形タイミングのばらつきを、簡便な調整方法を用いて軽減でき、通信距離や通信速度の向上を実現できることを特徴としている。
また、この発光駆動調整方法は、可視光通信として利用する光出力を照明光として利用する場合に、人の目で感じる照明としてのちらつきを抑えながら実施することが可能である。
この発光駆動調整システムは、発光素子(10〜12)から出力される光出力信号(20〜22)を個別に受光素子(13〜15)で受光し、2値化された受信信号(24〜26)と送信タイミング確認用の送信信号(23)とを比較する信号比較回路(6)と、その比較結果情報(27)を受信することで発光素子(10〜12)への発光駆動信号(17〜19)の最適な送信タイミングをそれぞれ算出する調整値演算回路(7)と、決定された送信タイミング演算値(28)を受信し、送信タイミング設定値として保存する調整値記憶・設定回路(9)と、送信タイミング設定値(29)により、それぞれの発光素子(10〜12)に対する最適な送信タイミングにて発光駆動信号(17〜19)を生成する調整回路(3)とを備える。このことにより、それぞれの発光素子(10〜12)から出力される光出力信号(20〜22)の波形タイミングの最適化を自動で行う機能を有する。
環境センサ30は、可視光送信機器1を使用している環境の温度や、可視光通信として利用する通信速度の情報を調整値記憶・設定回路9に送信する。
また、送信信号16の信号パタンは可視光通信に使用する変調方式に応じたテスト用波形パタンを送信する。
立ち上がり遅延平均値:A_av=(A1+A2+・・・+An)/n
立ち下がり遅延平均値:AA_av=(AA1+AA2+・・・+AAn)/n
立ち下がり遅延平均値:BB_av=(BB1+BB2+・・・+BBn)/n
立ち下がり遅延平均値:CC_av=(CC1+CC2+・・・+CCn)/n
この所定の閾値とは、任意に設定できる値であり、送信信号での波形の動作周波数や、どの程度の精度を持たせるかを判断しながらユーザが調整を行う値である。一例として、送信信号で利用する通信周波数の波長の20%以下が妥当である。
調整値演算回路7は、全ての受信信号24〜26での立ち上がりタイミング、立ち下がりタイミングが同じになるよう調整するために、最も遅延平均値が大きい値に合わせる形で、発光駆動信号(17〜19)の送信タイミングを遅らせるよう調整することにより、受信信号24〜26での立ち上がりタイミングと立ち下がりタイミングを合わせるようにする。
そこで、発光駆動信号17〜19を調整するための遅延設定値である立ち上がり遅延設定値をDa、Db、Dcとし、立ち下がり遅延設定値をDaa、Dbb、Dccとした場合、調整値演算回路7は、立ち上がり遅延平均値(A_av、B_av、C_av)と立ち下がり遅延平均値(AA_av、BB_av、CC_av)の全ての値の中で最も大きいものをD_maxとして、以下の算出式で算出する。
発光駆動信号17での立ち下がり遅延設定値:Daa=D_max−AA_av
発光駆動信号18での立ち下がり遅延設定値:Daa=D_max−BB_av
発光駆動信号19での立ち下がり遅延設定値:Daa=D_max−CC_av
Da(m)={Da(m-1)+D_max(m)−A_av(m)}/2
発光駆動信号17での立ち下がり遅延設定値(m回目):
Daa(m)={Daa(m-1)+D_max(m)−AA_av(m)}/2
Db(m)={Db(m-1)+D_max(m)−B_av(m)}/2
発光駆動信号18での立ち下がり遅延設定値(m回目):
Dbb(m)={Dbb(m-1)+D_max(m)−BB_av(m)}/2
Dc(m)={Dc(m-1)+D_max(m)−C_av(m)}/2
発光駆動信号19での立ち下がり遅延設定値(m回目):
Dcc(m)={Dcc(m-1)+D_max(m)−CC_av(m)}/2
第1の効果は、部品の交換を行わずに可視光送信部(発光素子)のON/OFFにおける応答特性を調整できるので、光出力信号の波形特性の改善が安価にできることである。
こうして、LEDごとの応答特性のばらつきを緩和する微調整を行うことにより、LEDごとのばらつきのない発光信号が実現できるので、高速な通信を実現しながら通信距離を伸ばすことができる。
こうした筐体構成についての他の構成例を、図7、図8の例により説明する。
このことにより、運用時に光送信部の駆動信号の調整を行うための受信確認機能を備えた可視光通信機器を実現できる。
このため、通常の発光動作による運用中においても、各受光素子により発光素子ごとの光出力信号を確認できる。このため、発光素子104〜105の送信タイミング調整を通常の発光動作による運用中に実施することが可能となり、常に最適な光出力の波形特性が得られるフィードバック制御を実現できる。
また、図7、図8に例示したように、送信機器を利用する度に、送信信号の調整を行い、設定を更新する構成とすることもできる。
この場合、上記の記録媒体により、あるいはネットワークを介して外部の記録媒体から、プログラムを含む情報群を出力装置に供給される場合でも本発明は適用されるものである。
すなわち、記録媒体から読み出されたプログラムコード自体が本発明の新規な機能を実現することになり、そのプログラムコードを記憶した記録媒体および該記録媒体から読み出された信号は本発明を構成することになる。
この記録媒体としては、例えばハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気テープ、不揮発性のメモリーカード、ROM等を用いてよい。
上記の実施形態の一部または全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下に限定されるものではない。
複数の発光素子と、
受光素子と、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算手段と、
算出された遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする発光駆動調整システム。
前記演算手段は、前記各受信信号の波形特性として該受信信号それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がりを合わせるように、前記複数の発光素子それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がり制御タイミングの遅延時間を算出し、
前記設定手段は、前記各発光素子に対する立ち上がりおよび立ち下がりの制御タイミングを設定することを特徴とする付記1記載の発光駆動調整システム。
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号の波形特性を、該複数の発光素子の発光制御に用いる基準波形に対して比較する比較手段を備え、
前記演算手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて前記発光制御タイミングの遅延時間を算出することを特徴とする付記1または2記載の発光駆動調整システム。
前記比較手段は、前記各受信信号の波形特性として、該受信信号それぞれについての立ち上がりを前記基準波形における立ち上がりと比較すると共に、該受信信号それぞれについての立ち下がりを該基準波形における立ち下がりと比較することを特徴とする付記3記載の発光駆動調整システム。
所定の環境条件値が所定の環境条件区分の何れに含まれるかを測定する環境条件測定手段と、
前記演算手段により算出された遅延時間を前記環境条件区分毎に格納する格納手段と、を備え、
前記設定手段は、前記格納手段に格納された遅延時間の内、前記環境条件測定手段により測定された環境条件区分に対応する遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定することを特徴とする付記1から4の何れか1項に記載の発光駆動調整システム。
前記受光素子は、前記複数の発光素子それぞれに対して1対1となるよう設けられ、
前記発光駆動調整システムは、前記受光素子それぞれに1対1に対応付けられた前記発光素子からの光信号しか該受光素子それぞれに入らないように遮光する遮光手段を備え、
予め定められた契機毎に前記演算手段による算出および前記設定手段による設定を行うことを特徴とする付記1から5の何れか1項に記載の発光駆動調整システム。
前記比較手段は、前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号を2値化した波形特性を、該複数の発光素子の発光制御に用いる2値化された基準波形に対して比較することを特徴とする付記3または4記載の発光駆動調整システム。
複数の発光素子を備えた可視光送信装置に接続されて該可視光送信装置の発光調整を行う可視光受信装置であって、
受光素子と、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算手段と、を備えたことを特徴とする可視光受信装置。
前記演算手段は、前記各受信信号の波形特性として該受信信号それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がりを合わせるように、前記複数の発光素子それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がり制御タイミングの遅延時間を算出することを特徴とする付記8記載の可視光受信装置。
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号の波形特性を、前記可視光送信装置で該複数の発光素子の発光制御に用いられる基準波形に対して比較する比較手段を備え、
前記演算手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて前記発光制御タイミングの遅延時間を算出することを特徴とする付記8または9記載の可視光受信装置。
前記比較手段は、前記各受信信号の波形特性として、該受信信号それぞれについての立ち上がりを前記基準波形における立ち上がりと比較すると共に、該受信信号それぞれについての立ち下がりを該基準波形における立ち下がりと比較することを特徴とする付記10記載の可視光受信装置。
前記受光素子は、前記複数の発光素子それぞれに対して1対1となるよう設けられ、
前記可視光受信装置は、前記受光素子それぞれに1対1に対応付けられた前記発光素子からの光信号しか該受光素子それぞれに入らないように遮光する遮光手段を備えたことを特徴とする付記8から11の何れか1項に記載の可視光受信装置。
前記比較手段は、前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号を2値化した波形特性を、該複数の発光素子の発光制御に用いる2値化された基準波形に対して比較することを特徴とする付記10または11記載の可視光受信装置。
受光素子を備えた可視光受信装置に接続されて調整が行われる可視光送信装置であって、
複数の発光素子と、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記可視光受信装置で算出された前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間により、前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定する設定手段と、を備えたことを特徴とする可視光送信装置。
所定の環境条件値が所定の環境条件区分の何れに含まれるかを測定する環境条件測定手段と、
前記可視光受信装置で算出された遅延時間を前記環境条件区分毎に格納する格納手段と、を備え、
前記設定手段は、前記格納手段に格納された遅延時間の内、前記環境条件測定手段により測定された環境条件区分に対応する遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定することを特徴とする付記14記載の可視光送信装置。
複数の発光素子と、受光素子とを備えたシステムにおける発光駆動調整方法であって、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算工程と、
算出された遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定する設定工程と、を備えたことを特徴とする発光駆動調整方法。
前記演算工程では、前記各受信信号の波形特性として該受信信号それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がりを合わせるように、前記複数の発光素子それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がり制御タイミングの遅延時間を算出し、
前記設定工程では、前記各発光素子に対する立ち上がりおよび立ち下がりの制御タイミングを設定することを特徴とする付記16記載の発光駆動調整方法。
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号の波形特性を、該複数の発光素子の発光制御に用いる基準波形に対して比較する比較工程を備え、
前記演算工程では、前記比較工程による比較結果に基づいて前記発光制御タイミングの遅延時間を算出することを特徴とする付記16または17記載の発光駆動調整方法。
前記比較工程では、前記各受信信号の波形特性として、該受信信号それぞれについての立ち上がりを前記基準波形における立ち上がりと比較すると共に、該受信信号それぞれについての立ち下がりを該基準波形における立ち下がりと比較することを特徴とする付記18記載の発光駆動調整方法。
所定の環境条件値が所定の環境条件区分の何れに含まれるかを測定する環境条件測定工程と、
前記演算工程により算出された遅延時間を前記環境条件区分毎に格納する格納工程と、を備え、
前記設定工程では、前記格納工程により格納された遅延時間の内、前記環境条件測定工程により測定された環境条件区分に対応する遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定することを特徴とする付記16から19の何れか1項に記載の発光駆動調整方法。
前記受光素子は、前記複数の発光素子それぞれに対して1対1となるよう設けられ、
前記システムは、前記受光素子それぞれに1対1に対応付けられた前記発光素子からの光信号しか該受光素子それぞれに入らないように遮光する遮光手段を備え、
前記演算工程による算出および前記設定工程による設定を予め定められた契機毎に行うことを特徴とする付記16から20の何れか1項に記載の発光駆動調整方法。
前記比較工程では、前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号を2値化した波形特性を、該複数の発光素子の発光制御に用いる2値化された基準波形に対して比較することを特徴とする付記18または19記載の発光駆動調整方法。
複数の発光素子を備えた可視光送信装置に接続されて該可視光送信装置の発光調整を行う可視光受信装置のプログラムであって、
前記可視光受信装置は受光素子を備え、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算手順を前記可視光受信装置のコンピュータに実行させることを特徴とする可視光受信装置のプログラム。
前記演算手順では、前記各受信信号の波形特性として該受信信号それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がりを合わせるように、前記複数の発光素子それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がり制御タイミングの遅延時間を算出することを特徴とする付記23記載の可視光受信装置のプログラム。
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号の波形特性を、前記可視光送信装置で該複数の発光素子の発光制御に用いられる基準波形に対して比較する比較手順を前記可視光受信装置のコンピュータに実行させ、
前記演算手順では、前記比較手順による比較結果に基づいて前記発光制御タイミングの遅延時間を算出することを特徴とする付記23または24記載の可視光受信装置のプログラム。
前記比較手順では、前記各受信信号の波形特性として、該受信信号それぞれについての立ち上がりを前記基準波形における立ち上がりと比較すると共に、該受信信号それぞれについての立ち下がりを該基準波形における立ち下がりと比較することを特徴とする付記25記載の可視光受信装置のプログラム。
前記比較手順では、前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号を2値化した波形特性を、該複数の発光素子の発光制御に用いる2値化された基準波形に対して比較することを特徴とする付記25または26記載の可視光受信装置のプログラム。
受光素子を備えた可視光受信装置に接続されて調整が行われる可視光送信装置のプログラムであって、
前記可視光送信装置は複数の発光素子を備え、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記可視光受信装置で算出された前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間により、前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定する設定手順を前記可視光送信装置のコンピュータに実行させることを特徴とする可視光送信装置のプログラム。
所定の環境条件値が所定の環境条件区分の何れに含まれるかを測定する環境条件測定手順と、
前記可視光受信装置で算出された遅延時間を前記環境条件区分毎に格納する格納手順と、を前記可視光送信装置のコンピュータに実行させ、
前記設定手順では、前記格納手順に格納された遅延時間の内、前記環境条件測定手順により測定された環境条件区分に対応する遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定することを特徴とする付記28記載の可視光送信装置のプログラム。
2 変調回路
3 調整回路
5 可視光受信機器
6 信号比較回路
7 調整値演算回路
9 調整値記憶・設定回路
10〜12 発光素子
13〜15 受光素子
17〜19 発光駆動信号
20〜22 光出力信号
23 送信信号
24〜26 受信信号
Claims (8)
- 複数の発光素子と、
受光素子と、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算手段と、
算出された遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定する設定手段と、を備えた発光駆動調整システムであって、
前記受光素子は、前記複数の発光素子それぞれに対して1対1となるよう設けられ、
前記発光駆動調整システムは、前記受光素子それぞれに1対1に対応付けられた前記発光素子からの光信号しか該受光素子それぞれに入らないように遮光する遮光手段を備え、
予め定められた契機毎に前記演算手段による算出および前記設定手段による設定を行う
ことを特徴とする発光駆動調整システム。 - 前記演算手段は、前記各受信信号の波形特性として該受信信号それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がりを合わせるように、前記複数の発光素子それぞれについての立ち上がりおよび立ち下がり制御タイミングの遅延時間を算出し、
前記設定手段は、前記各発光素子に対する立ち上がりおよび立ち下がりの制御タイミングを設定することを特徴とする請求項1記載の発光駆動調整システム。 - 前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号の波形特性を、該複数の発光素子の発光制御に用いる基準波形に対して比較する比較手段を備え、
前記演算手段は、前記比較手段による比較結果に基づいて前記発光制御タイミングの遅延時間を算出することを特徴とする請求項1または2に記載の発光駆動調整システム。 - 前記比較手段は、前記各受信信号の波形特性として、該受信信号それぞれについての立ち上がりを前記基準波形における立ち上がりと比較すると共に、該受信信号それぞれについての立ち下がりを該基準波形における立ち下がりと比較することを特徴とする請求項3記載の発光駆動調整システム。
- 所定の環境条件値が所定の環境条件区分の何れに含まれるかを測定する環境条件測定手段と、
前記演算手段により算出された遅延時間を前記環境条件区分毎に格納する格納手段と、
を備え、
前記設定手段は、前記格納手段に格納された遅延時間の内、前記環境条件測定手段により測定された環境条件区分に対応する遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定することを特徴とする請求項1から4の何れか1項に記載の発光駆動調整システム。 - 複数の発光素子を備えた可視光送信装置に接続されて該可視光送信装置の発光調整を行う可視光受信装置であって、
受光素子と、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算手段と、を備えた可視光受信装置であって、
前記受光素子は、前記複数の発光素子それぞれに対して1対1となるよう設けられ、
前記可視光受信装置は、前記受光素子それぞれに1対1に対応付けられた前記発光素子からの光信号しか該受光素子それぞれに入らないように遮光する遮光手段を備えたことを特徴とする可視光受信装置。 - 複数の発光素子と、受光素子とを備えたシステムにおける発光駆動調整方法であって、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算工程と、
算出された遅延時間に基づいて前記各発光素子に対する発光制御タイミングを設定する設定工程と、を備えた発光駆動調整方法であって、
前記受光素子は、前記複数の発光素子それぞれに対して1対1となるよう設けられ、
前記システムは、前記受光素子それぞれに1対1に対応付けられた前記発光素子からの光信号しか該受光素子それぞれに入らないように遮光する遮光手段を備え、
前記演算工程による算出および前記設定工程による設定を予め定められた契機毎に行うことを特徴とする発光駆動調整方法。 - 複数の発光素子を備えた可視光送信装置に接続されて該可視光送信装置の発光調整を行う可視光受信装置のプログラムであって、
前記可視光受信装置は受光素子を備え、
前記複数の発光素子それぞれについての前記受光素子による受信信号に基づいて、前記各受信信号の波形特性を合わせるように前記複数の発光素子それぞれについての発光制御タイミングの遅延時間を算出する演算手順を前記可視光受信装置のコンピュータに実行させる可視光受信装置のプログラムであって、
前記受光素子は、前記複数の発光素子それぞれに対して1対1となるよう設けられ、
前記可視光受信装置は、前記受光素子それぞれに1対1に対応付けられた前記発光素子からの光信号しか該受光素子それぞれに入らないように遮光する遮光手段を備え、
前記演算手順による算出を予め定められた契機毎に行うことを特徴とする可視光受信装置のプログラム。
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