JP5261164B2 - 光伝送システム - Google Patents

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Description

本発明は、冗長化構成をとるパッシブオプティカルネットワーク構成の光加入者ネットワークシステムに関する。
ブロードアクセスを実現する手段として、加入者宅まで光ファイバを使用するFTTH(Fiber to the home)が実用化段階にあり,今後更なる普及が期待されている。当初は、100Mbpsのメディアコンバータを利用したポイントツーポイント(Point to Point)方式で1加入者に対し1本の光ファイバを割り当てていた。しかしながら、1本のファイバを占有するため、光伝送部分のコストが大きく、低コスト化に対しての阻害要因になっていた。この要求に対し、受動部品を用いて1本のファイバ、及び装置を複数ユーザでシェアすることで、低コスト化を実現するPON(Passive optical network)が提案された。PONは、局装置(OLT:optical lineterminal)と加入者装置(ONU:optical network unit)間に受動素子から成る光カプラを設け、OLT−光カプラと光カプラ−ONUはそれぞれ光ファイバで接続されている。
FTTHシステムを用いて、電話、遠隔会議、専用線等の信頼性を要求するサービスを提供するためにはFTTHシステムの高信頼化が必要である。高信頼化構成として、光ファイバや光カプラといった主に光伝送路を構成する受動部品と、加入者装置及び局装置を構成する能動部品の冗長化を行う構成が標準化で提案されている。
また、光伝送路は敷設コストが高い一方故障率が低く、能動部品は故障率が高いとの観点で能動部品を冗長化することも提案されている(例えば、特許文献1及び2を参照。)。この技術は、波長の異なる複数の送信機と、波長毎に信号を分波する光分波器と、光分波器の出力をそれぞれ受信する複数の受信機を備えたものである。同一の伝送路を用いて、異なる波長の信号を多重する波長多重技術で冗長化した冗長構成であり、一定の信頼性が確保できる。
特開昭62−168436号公報 特開平11−122172号公報
図8は、従来の波長多重技術を用いた冗長構成を採用した光伝送システムの概略構成図である。この光伝送システムは、波長の異なる信号光を出力する複数の送信機(11−1、11−2)と、複数の信号光を合波する光合分波器12−1と、波長毎に信号光を分波する光合分波器12−1と、光合分波器12−1の出力をそれぞれ受信する複数の受信機(15−1、15−2)と、受信機15−1又は受信機15−2の出力を選択する選択器13を備えている。図8の光伝送システムでは、加入者装置101の光合分波器12−1は波長λs1と波長λs2の信号光を合波する。また、波長λs1と波長λs2の方路の透過スペクトルの重なりは無視できるほど小さいため、局装置111の光合分波器12−1は波長λs1と波長λs2の信号光を波長毎に分波することができる。冗長化するためには、受信側の通信装置に光合分波器12−1、選択器13及び複数の受信機(15−1、15−2)が必要であり、光伝送システムのコストが増加するという課題があった。
また、従来の波長多重技術の冗長構成を採用した光伝送システムは、既設の多くの加入者を収容するPONと波長の使用法等に相違があるために互換性がなく、導入するためには新規に光伝送路を敷設しなければならないという課題もある。
本発明は、上記課題を解決するためになされたもので、既存の通信装置及び光伝送路を活用でき、コスト増加を抑制しつつ、信頼性を向上することができる光伝送システムを提供することを目的とする。
前記目的を達成するために、本発明に係る光伝送システムは、送信側が同一のデータで強度変調した異なる波長の複数の信号光を同一の光伝送路を介して送信し、受信側がこれらの複数の信号光を一括して受信することとしている。
具体的には、本発明に係る光伝送システムは、複数の通信装置と、前記通信装置間を接続する光伝送路と、を備えており、前記通信装置の少なくとも1つは、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長の複数の信号光を前記光伝送路を介して送信する複数の送信機を有し、複数の前記送信機を有する該通信装置と対向する受信側の前記通信装置は、前記光伝送路から前記複数の信号光を一括して受信する1つの受信機を有する。
本発明に係る光伝送システムは、故障が送信機側に多く発生することに鑑み、異なる波長の送信光を送信する複数の送信機を備え、異なる波長の送信光は一括して受信されることでコスト低減の課題を解決する。すなわち、本発明においては、波長の異なる2系統以上の送信機を設け、その複数の送信機からの出力は1本の光伝送路に波長多重され、擬似的な冗長系通信パスを構成する。このため、ある波長の送信機が障害を起こした場合も他の波長により通信を継続することができる。本発明に係る光伝送システムは、従来の光伝送システムの受信側の通信装置に必要であった光分波器、複数の受信機及び選択器が不要のため、コストの低減を図ることができる。
また、多くの既設の加入者装置を収容するPONに本発明を導入する際は、複数の異なる波長の信号光を用いた局装置−加入者装置間の通信を既設の光伝送路で行うことができ、新たな光伝送路の敷設が不要である。つまり、既設の光伝送路に接続された既設の通信装置に影響を与えることなく、冗長化した通信装置のみの通信の対障害性を向上させることができる。
従って、本発明は、通信装置を冗長化することができ、既存の通信装置及び光伝送路を活用することが可能な光伝送システムを提供することができる。更に、既設のONUを既設の光伝送路を共用しつつ、局装置または加入側装置の少なくとも一方を冗長化することで、高信頼化のための冗長構成を加入者の要望に応じて実現することができる。
本発明に係る他の光伝送システムは、複数の通信装置と、前記通信装置間を接続する光伝送路と、を備えており、前記通信装置の少なくとも1つは、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長の複数の信号光を前記光伝送路を介して送信する複数の送信機を有し、複数の前記送信機を有する該通信装置と対向する受信側の前記通信装置は、前記光伝送路からの前記複数の信号光を波長毎に分波する光分波器と、前記光分波器で波長毎に分波された信号光をそれぞれ受信する複数の受信機と、前記受信機が出力する信号の和を一括して出力する出力部と、を有している。また、前記光分波器は、それぞれの前記受信機に出力する透過強度の和が一定となる波長−透過強度特性を持つ。
本光伝送システムは、受信機も冗長化しているので、さらに高信頼化することができる。また、波長毎に個別に受信できる受信機であるので、障害が起きるまで、別々のデータを送信することが可能である。従って、加入者の要望により冗長構成、非冗長構成、回線容量の倍加の選択が可能であり、柔軟な加入者網の構成が可能となる。
さらに、光分波器が上記のような波長−透過強度特性をもつことで、波長特性の不明な冗長化していない信号光を受信する受信機を持つことが不要となる。波長が光分波器が分波した複数の波長に跨った波長を使用する可能性のある冗長化していない信号光及び冗長化した信号光を同じ受信機で受信することができるため、低廉な冗長化構成を実現することができる。
本発明に係る光伝送システムにおいて、複数の前記送信機を有する前記通信装置は、前記受信機を有する前記通信装置と複数の前記送信機を有する前記通信装置との間の各々の光路長の中央値に相当する前記光伝送路上の位置に複数の前記送信機を有する前記通信装置からの前記複数の信号光が同時に到達するように波長毎に送信時間をずらして前記複数の信号光を送信することが好ましい。異なる波長の信号光間において、光伝送路の波長分散の影響で生ずるスキューによる伝送特性劣化を軽減することができる。
波長毎に時間差をもって信号光を送信する場合、前記受信機を有する複数の前記通信装置に信号光を送信する、複数の前記送信機を有する前記通信装置は、前記受信機を有する異なる前記通信装置に信号光を送信する場合、前記受信機を有する前記通信装置と複数の前記送信機を有する前記通信装置との間の各々の光路長の中央値に相当する前記光伝送路上の位置に複数の前記送信機を有する前記通信装置からの前記複数の信号光が同時に到着するように波長毎に送信時間をずらした送信時間差を所定の時間に加えた間隔以上、又は、直前の送信対象とした前記受信機を有する前記通信装置に複数の前記送信機を有する前記通信装置からの前記複数の信号光が同時に到着するように波長毎に送信時間をずらした送信時間差と、これから送信対象とする前記受信機を有する前記通信装置に複数の前記送信機を有する前記通信装置からの前記複数の信号光が同時に到着するように波長毎に送信時間をずらした送信時間差と、の差分を所定の時間に加えた間隔以上、で送信することが好ましい。異なる通信装置への信号光同士が衝突することを防止することができる。
本発明に係る光伝送システムにおいて、複数の前記送信機を有する前記通信装置は、前記複数の信号光を送信する前に、受信側の前記通信装置に対して複数の前記送信機から距離計測用の光を送信し、前記距離計測用の光が受信側の前記通信装置に到着した時刻より波長毎の到着時間差を取得、又は、受信側の前記通信装置に対して一つの前記送信機から距離計測用の光を送信し、前記距離計測用の光が受信側の前記通信装置に到着した時刻から計測した距離と複数の送信機の送信する信号光の波長と光伝送路の分散量とから波長毎の到着時間差を計算して取得し、前記複数の信号光を送信時に、複数の前記送信機を有する前記通信装置からの前記複数の信号光が前記受信機を有する前記通信装置と複数の前記送信機を有する前記通信装置との間の各々の光路長差の中央値に相当する前記光伝送路上の位置又は送信対象の前記受信機を有する前記通信装置に同時に到着するように前記到着時間差だけ波長毎に送信時間をずらして前記複数の信号光を送信することが好ましい。異なる通信装置への信号光同士が衝突することを防止することができる。
本発明に係る光伝送システムは、前記複数の信号光の光強度を監視し、該光強度の減少から前記送信機の故障を検出し、前記送信機が出力する信号光の光強度を増大するように制御する光強度監視手段をさらに備えることが好ましい。受信機における信号強度の劣化を検出することで、故障の早期発見及び障害時の障害点特定することができる。また、故障による信号強度劣化の補償を行い、ロスバジェットを維持することができる。
以上述べたように、本発明は、通信装置の少なくとも一つは、異なる波長の送信光を送信する2系統以上の送信機を備え、その複数の送信機の出力は1本の光伝送路に波長多重され、通信装置間に擬似的な冗長系通信パスを構成する。そして、複数の異なる波長を用いた通信装置間の通信を同時に現用系とし、或る波長の送信機が障害を起こした場合も、残りの波長により通信を継続することで、光伝送路を共用する冗長化していない装置に影響を与えることなく、冗長化した通信装置のみの信頼性を向上させている。このため、コストを抑えながら光伝送系の2重化を図り、通信装置間の光送受信部障害による回線への影響を減少することができる。
従って、本発明は、既存の通信装置及び光伝送路を活用でき、コスト増加を抑制しつつ、信頼性を向上することができる光伝送システムを提供することができる。なお、受信側の通信装置が波長毎に個別に受信できる受信機である場合、異なる波長の信号光を送信する送信機は、障害が起きるまで別々のデータを送信することが可能である。従って、加入者の要望により冗長構成、非冗長構成、回線容量の倍加の選択が可能であり、柔軟な加入者網の構成が可能となる。
添付の図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。以下に説明する実施の形態は本発明の構成の例であり、本発明は、以下の実施の形態に制限されるものではない。なお、本明細書及び図面において符号が同じ構成要素は、相互に同一のものを示すものとする。また、枝番号を付さない符号での説明は該符号に枝番号を付した構成要素や信号全てに共通する説明である。
(第1の実施形態)
図1は、本実施形態の光伝送システムの概略構成図である。本光伝送システムは、送信側通信装置100と受信側通信装置110との間を光伝送路121で接続している。送信側通信装置100は、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長λs1及び波長λs2の複数の信号光を光伝送路121を介して送信する送信機11−1及び送信機11−2を有し、送信側通信装置100と対向する受信側通信装置110は、光伝送路121から複数の信号光を一括して受信する1つの受信機15を有する。
図1の光伝送システムは、送信側通信装置100が同一のデータで強度変調した互いに異なる波長λs1及び波長λs2の複数の信号光を光伝送路121を介して送信し、受信側通信装置110が複数の信号光を一括して受信する。
ここで、波長λs1と波長λs2は、光伝送路121を介して受信機15で受信可能な波長の範囲内の波長でありかつ、両信号のビート成分が伝送帯域よりも十分大きな周波数となる波長間隔とする。十分大きな周波数とは、例えば、伝送帯域が10Gbit/sで受信側の電気の帯域が20GHzとすると、20GHz以上であればよい。波長λs1とλs2を合波する光分波器12−1は、送信機11−1及び送信機11−2からの光信号の強度の減衰を抑止するため、送信機11−1からの信号光の波長λs1のとりうる波長では、光伝送路121から送信機11−2の方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さく、送信機11−2からの信号光の波長λs2のとりうる波長では、光伝送路121から送信機11−1の方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さい光分波器を用いる。光合分波器12−1による合波時の減衰が無視できる場合は、各方路の透過スペクトルの重なりは重なっていてもよく、光カプラ等の光合分岐器であってもよい。
送信機11が行う変調は通常用いられている強度変調とし、両信号光の強度は等しいとする。光合分波器12−1で合波された両信号光は、光伝送路121を経由して受信側通信装置110の受信機15に到着し、一括して受信される。両信号光は同一のデータで変調されているので、受信機15において両信号光の強度の和に応じた出力が得られる。光伝送路121は、光ファイバで示しているが、途中にコネクタ、光合分波器、光合分岐器等を介していてもよい。
なお、光伝送路121の波長分散により、両波長の信号光の到着時間差によるスキューが発生する場合、受信機15において両信号光の到着時間差が零に近づくように送信機11−1及び送信機11−2で送信時刻を調整してもよい。スキューは、設置時の実ファイバ長や伝搬遅延の測定により求めた光伝送路の伝搬距離と、送信機11−1及び送信機11−2で用いる波長λs1と波長λs2の値と、その波長におけるファイバの分散量と、から算出してもよいし、送信機11−1及び送信機11−2からの波長λs1及び波長λs2での伝搬時間の測定から実際のスキューを求めてもよい。なお、送信機11−1及び送信機11−2からの波長λs1及び波長λs2は同一の光検出器で受信するため、スキューを測定する際は、波長毎に時間を分けて距離測定を行うことが望ましい。また、送信機11−1及び送信機11−2からの波長λs1及び波長λs2の信号光を両方出力し、スキューによるシンボルのずれがなくなると符号誤りが減少し、1シンボル以下でスキューの減少によりスキューにより広がった受信信号の鈍りが減少して受信強度が増大することを利用してスキューがなくなるように送信時刻を調整してもよい。
送信機11の一方が故障して発光が停止した場合も、両信号光が同一のデータで変調されていたので、信号光の光強度が半減するだけであり、本光伝送システムは通信を継続することができる。このように、本光伝送システムは、単一の受信機15で受けることとしたため、従来の受信側通信装置に必要であった光分波器、波長ごとの受信機及び選択器を排することができ、低廉な冗長化構成を実現することができる。なお、送信側通信装置100が有する送信機11は2つであるが、3つ以上(3波長以上)であっても同様の効果が得られる。
また、本光伝送システムは、複数の信号光の光強度の和を監視し、光強度の和の減少から送信機11の故障を検出し、故障をしていない送信機11が出力する信号光の光強度を増大するように制御する光強度監視手段(不図示)をさらに備える。信号光の光強度の低下を検出することで、送信機11の故障を検出することができる。本光伝送システムでは、波長の検出を行わずに、信号光の光強度の変化のみを検出する。具体的には、以下の光強度監視手段を用いることができる。なお、本説明では、光強度の和を監視しているが、信号光個別に光強度を監視してもよく、伝送路路故障を意味するSF(Signal Fail)、誤り率劣化を意味するSD(Signal Degrade)、送信機故障を意味するTF(Transmitter Failure)等の警報等の警報を監視してもよい。すなわち、光強度監視手段は信号光の光強度の変化に伴う事象を監視する手段であればよい。
[送信側で個別に検出する光強度監視手段]
送信機11の光源は通常、その出力をモニターするための光検出器を具備している。そのモニター用の光検出器で出力低下を検出することで、光源の発光停止、すなわち信号光の光強度の低下を検出する。光源の発光停止を検出した場合、停止していない方の光源の出力を増大することでロスバジェット(最大許容損失)を維持することができる。例えば、LDであれば、LDの駆動電流を増大することで光源の出力を倍増することができる。この時、双方の光源の出力を増大するような制御形態であっても、一方の光源は発光停止しているため、こちらの送信機11から信号光が送信されることはない。この構成は、通常の光源に付属の部品を利用するので、追加の部品が不要で安価な構成となる。
また、発光停止していない光源の出力のみを選択的に増大するような手段を備える場合、発光停止側の光源の出力を増大しない。例えば、LDであれば発光停止側のLDの駆動電流を増大しないため、発光停止側の光源の出力も含めて増加するように制御した場合に比べて、消費電力的に有利である。消費電力は、発光停止側の光源への給電を停止すれば更に低減できる。このような手段を備える場合、発光停止側の光源を特定できるので、故障した光源の交換が容易になる。なお、以下のいずれかの光強度監視手段と組合わせることで、光源の光検出器も含めて故障した場合にも対応できるようになる。
[送信側で一括して検出する光強度監視手段]
光源から送信側通信装置100の出力端までの間で、両光源の出力を分岐し、光源外にある光検出器(不図示)で光検波し、光強度の減少を検出する。光強度の減少を検出すると、発光停止した光源と停止していない光源の両方の出力を倍増する。この時、双方の光源の出力を増大するような制御形態であっても、一方の光源は発光停止しているため、発光停止している送信機11−1又は送信機11−2から信号光が送信されることはない。この構成では、光源を含む回路から独立した光検出器を用いるので、光源を含む回路の故障に対応することができる。さらに、この検出器が光源を含む個別の送信機11−1及び送信機11−2から独立していれば、光源を含む個別の送信機11−1及び送信機11−2全体の故障にも対応することができる。
[受信側で一括して検出する光強度監視手段]
受信側通信装置110で受信した信号光の光強度の減少を検出する。例えば、受信機15が備える光検波器後段のAGC(Automatic Gain Control:自動利得制御)アンプの増幅率の変化や、信号光強度に応じて増倍率を変化させる制御を行う場合のAPD(Avalanche Photodiode:雪崩増倍フォトダイオード)の増倍率の変化、受信強度減少に伴う誤り率の劣化により信号光の光強度の減少を検出することができる。また、誤り率は、誤り率自体を測定する部品から受け取り、その値の劣化から検出してもよいし、SD等の符号誤り率劣化の警報等の発出から検出することもできる。この手段は、信号光の光強度の減少を検出すると、送信側通信装置100の送信機に対して、発光停止した光源と停止していない光源の両方の出力倍増を指示する。この時、双方の光源の出力を増大するような制御形態であっても、一方の光源は発光停止しているため、こちらの送信機11から信号光が送信されることはない。この構成では、故障を検出するための光検出器を特別に具備することなく、光源を含む送信機11全体の故障に対応することができる。
(第2の実施形態)
図2は、本実施形態の他の光伝送システムの概略構成図である。本光伝送システムと図1の光伝送システムとの違いは、一方の通信装置を加入者装置101、他の通信装置を局装置111とし、波長多重により、双方向通信をしていることにある。具体的には、加入者装置101が図1の送信側通信装置に受信機15をさらに有し、局装置111が図1の受信側通信装置に送信機11及び光合分波器12−2をさらに有している。
加入者装置101から局装置111への上り信号光の伝送は図1の光伝送システムと同様である。局装置111から加入者装置101への下り信号光は、波長λc1であり、局装置111の送信機11から送信される。下り信号光は、局装置111の光合分波器12−2で上り信号光と波長多重される。光伝送路121を経由した下り信号光は、加入者装置101の光合分波器12−1で上り信号光と分波され、受信機15に受信される。
本光伝送システムでは、波長多重による双方向通信を実施しているため、方向別に信号光を分波するために光合分波器12−1及び光合分波器12−2を有しているが、光合分波器12−1及び光合分波器12−2による減衰と反射の影響を無視できれば光カプラー等の光分岐器であってもよい。無視できない場合、加入者装置101は、送信機11−1の出力する信号光の波長λs1のとりうる波長では、光伝送路121から送信機11−2及び受信機15に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さく、送信機11−2の出力する信号光の波長λs2のとりうる波長では、光伝送路121から送信機11−1及び受信機15に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さく、受信機15の受信する信号光の波長λc1のとりうる波長では、光伝送路121から送信機11−1及び送信機11−2に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さい光合分波器12−1を用いる。局装置111では、送信機11の出力する信号光の波長λc1のとりうる波長では、光伝送路121から受信機15に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さく、受信機15の受信する波長λs1とλs2のとりうる波長では、光伝送路121から送信機に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さい光分波器12−2を用いる。なお、局装置111の光合分波器12−2では、加入者装置101の光合分波器12−1と異なり、受信側のλs1とλs2は分波しない。
本光伝送システムは、第1の実施形態で説明した光伝送システムと同様に異なる波長の複数の送信機11−1と送信機11−2の信号光を単一の受信機15で受信するため、従来の受信側通信装置で必要であった複数の受信光を受信側でそれぞれ分岐するための光分波器及び分岐した光をそれぞれ光検波する波長ごとの受信機を排することができ、低廉な冗長化構成を実現することができる。その他、故障の検出と検出後の動作、送信時刻の調整等は第1の実施形態と同様である。なお、図2では上り方向のみ冗長化しているが、双方向とも冗長化してもよい。
(第3の実施形態)
図3は、本実施形態の他の光伝送システムの概略構成図である。本光伝送システムと図2の光伝送システムとの違いは、冗長化されていない加入者装置102が光伝送路121に接続されていることにある。例えば、本光伝送システムは、局装置111、加入者装置101、加入者装置102、光伝送路121及び光カプラ125でPONが構成される光アクセス網である。局側のOLTと加入者側のONUは上り方向と下り方向の信号を波長多重によって多重している。信号光の波長は例えばGE−PONでは、上り1260−1360nm、下り1480−1500nmである。加入者装置101と加入者装置102はそれぞれの上り信号と下り信号に割り当てられた波長の範囲から選択した波長を用いて波長多重して、上り信号及び下り信号をそれぞれ波長多重して送信している。なお、加入者装置101が具備する光合分波器12−1は、第2の実施形態の加入者装置101で説明した光合分波器12−1と同様であり、局装置111が具備する光合分波器12−2は第2の実施形態の局装置111で説明した光合分波器12−2と同様である。加入者装置102が具備する光合分波器12−1は、本実施形態の局装置111が具備する光合分波器12−2と同様であり、送信機と受信機の接続する方路が逆になっている。
以下、下り方向と上り方向の信号光の流れに沿ってさらに説明を加える。
局装置111は、送信機11−1が電気的な主信号のデータで波長λc1の光を変調した信号光を送信する。ここで、波長λc1は、下り信号に割り当てられ、加入者装置101及び加入者装置102の受信機15で受信可能な波長の範囲内の波長であればよい。光カプラ125と光伝送路121を経由した両信号光は、加入者装置101及び加入者装置102の受信機15に到着し受信される。
加入者装置101は、第1の実施形態の送信側通信装置で説明したように波長λs1及びは長λs2の信号光を合波して局装置111に送信する。局装置111は、第1の実施形態の受信側通信装置で説明したように波長λs1及びは長λs2の信号光を一括して受信する。
加入者装置102は、従来の加入者装置であり、電気的な主信号のデータで変調した1波長の信号光を送信する。図3では、加入者装置101の一方の波長と同じ波長のλs1としているが、上り信号に割り当てられ、局装置111の受信機15で受信可能な波長の範囲内の波長であればよい。光カプラ125と光伝送路121を経由した信号光は、局装置111の受信機15に到着し、従来の局装置と同様に受信される。スキューに対する送信時刻の調整は、第1の実施形態と同様としてもよいが、PON特有の情報を用いてよい。PONではONUの距離の違いから生じる光信号の遅延時間を考慮して、ONUからの光信号が互いに衝突しないようにしている。遅延時間はレンジングにより測定する。レンジングでは、OLTがONUに対して距離測定用の信号を送信するよう要求する。ONUが距離測定用の信号を返すとOLTはその信号を受信し、距離測定用の信号の送信要求から距離測定用の信号受信までの時間により距離を測定する,、ITU−Tで標準化されているPONのOLTでは全てのONUが等しく同じ距離、例えば20kmだけ離れていると仮定して、各ONUが光信号を送信するタイミングを決定・通知し、さらにOLTは当該仮定した距離と各ONUが実際に設置されている距離との差分から生じる光信号の遅延時間(等化遅延量)をONUに通知し、ONUはOLTから通知された送信タイミングから、通知された遅延時間だけ遅れたタイミングで光信号を送信する。従って、ONUに通知される等化遅延量を用いて、スキューに対する送信時刻の調整を行うことができる。IEEEで標準化されているPONでは、等化遅延量という指示が存在せず、ディスカバリで測定した距離は、OLTがONUにグラントを送る場合には、測定された往復遅延時間に基づいてグラントのStart値を補正している。そのため、この測定した値を用いるためには、測定した距離をOLTからONUに伝える手順を付与することで実現することができる。
本光伝送システムは、第1の実施形態で説明した光伝送システムと同様に異なる波長の複数の送信機11−1と送信機11−2の信号光を単一の受信機15で受信するため、従来の受信側通信装置に必要であった複数の受信光を受信側でそれぞれ分岐するための光分波器、分岐した光をそれぞれ光検波する波長ごとの受信機及び選択器を排することができ、低廉な冗長化構成を実現することができる。その他の故障の検出と検出後の動作等は前述の実施形態と同様である。更に、既設のONU、既設の光伝送路及び既設のOLTを共用しつつ、加入者の要望に応じて、高信頼化した通信形態を追加していくことができる。その他、故障の検出と検出後の動作、送信時刻の調整等は第1の実施形態と同様である。
(第4の実施形態)
図4は、本実施形態の他の光伝送システムの概略構成図である。本光伝送システムと図3の光伝送システムとの違いは、局装置112が波長λc1の信号光を出力する送信機11−1、波長λc2の信号光を出力する送信機11−2及び切替器18を有していることである。切替器18は、波長λc1の信号光、波長λc2の信号光のいずれか一方を選択し、光合分波器12−2を介して加入者装置101及び加入者装置102に送信する。
本光伝送システムは、上り信号に関して、図3の光伝送システムの構成と同様であり、第3の実施形態で説明したように高信頼化することができる。
次に、本光伝送システムの下り信号に関して説明する。局装置112は、送信機11−1及び送信機11−2が同一の電気的な主信号のデータでそれぞれ波長λc1と波長λc2の光を変調した信号光を送信する。ここで、波長λc1と波長入c2は、下り信号に割り当てられ、加入者装置101及び加入者装置102の受信機15で受信可能な波長の範囲内の波長である。
波長入c1と波長λc2は、切替器18により一方のみが光伝送路121に出力されるため、同一の波長であってもよい。局装置112の送信機11−1と送信機11−2の波長を分けない場合は、局装置112の光合分波器12−2は、第3の実施形態の局装置111の光合分波器12−2と同様である。局装置112の送信機11−1と送信機11−2の波長を分ける場合も、光分波器12−2による減衰と反射の影響が無視できれば光カプラ等の光合分岐器であってよい。局装置112の送信機11−1と送信機11−2の波長を分け、かつ減衰や反射の影響が無視できない場合は、局装置112の送信機11−1の出力する信号光の波長λc1のとりうる波長では、光伝送路121から局装置112の送信機11−2及び受信機15に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さく、光伝送路121から局装置112の送信機11−2の出力する信号光の波長λc2のとりうる波長では局装置112の送信機11−1及び受信機15に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さく、光伝送路121から局装置112の受信機15の受信する波長λs1と波長λs2のとりうる波長では送信機11−1及び送信機11−2に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できる程度に小さい光分波器12−2を用いる。光合分波器12−2と光カプラ125と光伝送路121を経由した信号光は、加入者装置101及び加入者装置102の受信機15に到着し受信される。両信号光は同一のデータで変調されているので、波長入c1と波長λc2のいずれの信号光の場合も同一の出力が得られる。一方の波長の信号光を送信する送信機が故障し、発光が停止した場合、他方の信号光の送出を選択することで、通信継続が可能である。なお、局装置112に具備する切替器18は、局装置112が具備する送信機11−1又は送信機11−2のいずれかのみを選択して信号光を出力する手段で切替器18を実現してもよい。
本光伝送システムは、第1の実施形態で説明した光伝送システムと同様に異なる波長の複数の送信機11−1と送信機11−2の信号光を単一の受信機15で受信するため、従来の受信側通信装置に必要であった複数の受信光を受信側でそれぞれ分岐するための光分波器、分岐した光をそれぞれ光検波する波長ごとの受信機及び選択器を排することができ、低廉な冗長化構成を実現することができる。その他、故障の検出と検出後の動作、送信時刻の調整等は第1の実施形態と同様である。更に、既設のONU、既設の光伝送路及び既設のOLTを共用しつつ、加入者の要望に応じて、高信頼化した通信形態を追加していくことができる。また、局装置112が複数の送信機を有するため、下り信号についても高信頼化することができる。
(第5の実施形態)
図5は、本実施形態の他の光伝送システムの概略構成図である。本光伝送システムと図4の光伝送システムとの違いは、局装置113が切替器18を有さないことである。
本光伝送システムは、上り信号に関して、図3の光伝送システムの構成と同様であり、第3の実施形態で説明したように高信頼化することができる。
次に、本光伝送システムの下り信号に関して説明する。局装置113は、送信機11−1及び送信機11−2が同一の電気的な主信号のデータでそれぞれ波長λc1と波長λc2の光を変調した信号光を送信する。光合分波器12−2、光カプラ125、光伝送路121及び光合分波器12−1を経由した両信号光は、加入者装置101及び加入者装置102の受信機15に到着し、一括して受信される。すなわち、下り信号に関しては、局装置113が図1の送信側通信装置100に相当し、加入者装置101及び加入者装置102が図1の受信側通信装置110に相当する。従って、本光伝送システムは、下り信号についても第1の実施形態で説明したように高信頼化することができる。
本光伝送システムは、上り方向及び下り方向ともに、第1の実施形態で説明した光伝送システムと同様に異なる波長の複数の送信機11−1と送信機11−2の信号光を単一の受信機15で受信するため、従来の受信側通信装置に必要であった複数の受信光を受信側でそれぞれ分岐するための光分波器、分岐した光をそれぞれ光検波する波長ごとの受信機及び選択器を排することができ、低廉な冗長化構成を実現することができる。その他、故障の検出と検出後の動作、送信時刻の調整等は第1の実施形態と同様である。更に、既設のONU、既設の光伝送路及び既設のOLTを共用しつつ、加入者の要望に応じて、高信頼化した通信形態を追加していくことができる。
(第6の実施形態)
図6は、本実施形態の他の光伝送システムの概略構成図である。本光伝送システムと図4の光伝送システムとの違いは、局装置114が上り信号の波長毎の受信機を有することである。本光伝送システムは、加入者装置101及び加入者装置102と局装置114との間を光伝送路121で接続している。加入者装置101は、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長の複数の信号光を光伝送路121を介して送信する複数の送信機15を有する。加入者装置101と対向する局装置114は、光伝送路121からの複数の信号光を波長毎に分波する光合分波器12−2と、光合分波器12−2で波長毎に分波された信号光をそれぞれ受信する受信機15−1及び受信機15−2と、受信機15−1及び受信機15−2が出力する信号の和を一括して出力する出力部19と、を有する。
本光伝送システムの上り信号に関して説明する。加入者装置101及び加入者装置102は、図3の光伝送システムの構成と同じであり、加入者装置101からは波長λs1と波長λs2が合波した信号光が局装置114に向けて送信され、加入者装置102からは波長λs1の信号光が局装置114に向けて送信される。
局装置114は、光合分波器12−2で信号光を波長λs1と波長λs2に分波し、それぞれ受信機15−1と受信機15−2で受信する。受信機15−1及び受信機15−2は、それぞれの信号光を電気信号のデータに変換して出力する。電気信号のデータを出力部19で加算して出力してもよい。本光伝送システムは、局装置114の受信機15も冗長化しているので、図1で説明した光伝送システムよりも高信頼化することができる。また、受信機15−1及び受信機15−2が波長毎に個別に受信できるので、障害が起きるまで、別々のデータを送信することが可能である。従って、加入者の要望により冗長構成、非冗長構成、回線容量の倍加の選択が可能であり、柔軟な加入者網の構成が可能となる。
局装置114の光合分波器12−2は、加入者装置102の送信機11−1が出力する信号光の取りうる波長の範囲で、光伝送路121から受信機15−1及び受信機15−2に出力する透過強度の和が一定となり、かつ加入者装置101の送信機11−1の出力する信号光の波長λs1のとりうる波長の範囲で、光伝送路121から受信機15−2に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できるほど小さく、加入者装置101の送信機11−2の出力する信号光の波長λs2のとりうる波長の範囲で、光伝送路121から受信機15−1に接続する方路への透過スペクトル強度は無視できるほど小さい波長−透過強度特性を持つ。これは、加入者装置102からの信号光の波長が受信機15−1と受信機15−2でそれぞれ受信する波長の狭間となり、加入者装置102からの信号光の受信感度が低下することを抑止するためである。このような光合分波器12−2の波長−透過強度特性を選択することで、加入者装置102の送信機11−1の信号光がとりうる任意の波長の信号光を、受信機15−1と受信機15−2の出力する信号の和を一括して出力する出力部19の出力にて、その波長によらず一定の強度で受信することができる。このため、加入者装置101の送信機11−1と送信機11−2のそれぞれ信号光を分波してそれぞれ受信機15−1と受信機15−2で独立に受信しつつ、加入者装置102からの信号光専用の受信機を排することができる。
なお、加入者装置102からの信号光専用の受信機を具備する場合は、例えば以下のような構成になる。これは、光カプラ125から複数の光ファイバで局装置114まで接続する場合又は局装置114に到着した光を分岐後にそれぞれを異なる光合分波器12−2に入力できる場合に適用できる。この時、局装置114は受信機15−1と受信機15−2に加えて、第3の実施形態等で用いた受信機15を具備し、一方の光ファイバの出力を加入者装置101の送信機11−1と送信機11−2の出力する信号光とで分波する光合分波器12−2に接続し、光合分波器12−2の受信機15−1と受信機15−2への方路に出力する。他方のファイバの出力を加入者装置102の送信機11−1が出力しうる全波長を透過する波長を光合分波器12−2に接続し、第3の実施形態等で用いた受信機15と同様の受信機への方路に出力するとしてもよい。この時、受信機15−1と受信機15−2が出力する信号光の和を一括して出力する出力部19は不要となる。また、加入者装置101および102の光信号を光カプラ125から複数の光ファイバで局装置114まで接続する場合又は減衰が無視できる場合は、局装置114の光合分波器12−2による受信機15−1と受信機15−2への分波は、受信機15−1への方路は加入者装置101の送信機11−2の信号光の波長λs2のとりうる波長を阻止するブロッキングフィルタによって実現し、受信機15−2への方路は加入者装置101の送信機11−1の信号光の波長λs1のとりうる波長を阻止するブロッキングフィルタによって実現してもよい。
本光伝送システムは、下り信号に関して、図5の光伝送システムの構成と同様であり、第5の実施形態で説明したように高信頼化することができる。本光伝送システムは、下り方向において、第1の実施形態で説明した光伝送システムと同様に単一の受信機15で受信するため、従来の受信側通信装置に必要であった光分波器、波長ごとの受信機及び選択器を排することができ、低廉な冗長化構成を実現することができる。
一方、上り方向において、複数の受信機15で受信し、冗長化しているので図1の光伝送システムより高信頼化することができる。また、上記のような光合分波器の波長−透過特性とすることで、加入者装置102専用の受信機が不要となり、低廉な冗長化構成を実現することができる。その他の故障の検出と検出後の動作等は前述の実施形態と同様である。更に、既設のONU、既設の光伝送路及び既設のOLTを共用しつつ、加入者の要望に応じて、高信頼化した通信形態を追加していくことができる。
(第7の実施形態)
本光伝送システムは、光伝送路121の波長分散に起因する異なる波長の信号光間のスキューを低減する送信機11を備える。例えば、図1の送信機11−1からの波長λs1の信号光と送信機11−2からの波長λs2の信号光が同時に送信された場合、光伝送路121の波長分散により、両信号光が受信機15に到着する時刻にずれ(スキュー)が生ずる。このずれが生じないように送信機11−1及び送信機11−2で送信時刻をずらして信号光を送信することが望ましい。しかし、この到着時刻のずれは光伝送路の距離によって変わる。例えば、図5の光伝送システムの局装置113のように、複数の加入者装置に信号光を送信する場合、加入者装置101の受信機15に信号光が同時に到着するように波長λc1と波長λc2の信号光の送信時刻を設定すると、加入者装置102の受信機15における両信号光の到着時刻のずれが大きくなってしまうことがある。
このため、本光伝送システムは、それぞれの加入者装置と局装置との光伝送路の距離の中央値である平均長を利用し、複数の信号光が光伝送路を平均長進んだ場所に同時に到着するように送信時刻をずらして送信機に信号光を送信させている。具体的には、複数の送信機11を有する通信装置(送信側通信装置100、加入者装置101、局装置113及び局装置114)は、光伝送路121上の、複数の送信機11を有する通信装置と受信機15を有する通信装置との間の各々の光路長の中央値の光伝送路121の位置で、複数の信号光が同時に到達するように波長毎に時間差(ΔT0)をもって前記複数の信号光を送信する。
図5の光伝送システムを利用して説明する。予め、局装置113から加入者装置101までの距離と局装置113から加入者装置102までの距離の中央値AVELを求めておく。加入者装置101は、波長λs1と波長λs2の信号光の間のスキューが局装置113において零に近づくように、一方の信号光の送信時刻を時間差(ΔT1)分遅らせて送信する。送信時刻ではなく、時間的に遅らせて変調を行ってもよい。以下、一方の信号光の送信時刻を時間差分遅らせることをスキュー処理と記載する。なお、加入者装置102は送信機11−1のみであるためスキュー処理は不要である。
一方、局装置113は、局装置113から平均長AVELの地点で、波長λc1と波長λc2の信号光の間のスキューが零に近づくように、時間差(ΔT0)でスキュー処理を行う。例えば、局装置−加入者装置の距離が0−10kmに一様分布しているときは、中央値AVEL=5kmであり、5kmでスキューが零に近づくようにスキュー処理を行い、局装置−加入者装置の距離が10−20kmに一様分布しているときは、中央値AVEL=15kmであり、15kmでスキューが零に近づくようにスキュー処理を行う。
なお、スキューの値は伝搬距離によって異なり、ある伝搬距離でスキューがなくなるように設定した場合、異なる伝搬距離ではスキューが残存する。このため、どの伝搬距離の加入者装置においても、異なる波長の信号光同士が時間的に重なる(衝突する)ことを防止するために、局装置113は、異なる加入者装置に対する下り信号同士を送信機15で付与する時間差(ΔT0)に相当する時間だけ離している。すなわち、受信機15を有する複数の加入者装置に信号光を送信する局装置は、連続して信号光を送信する場合、所定の時間(GT0)に時間差(ΔT0)を加えた間隔で送信する。例えば、n番目の信号光をn−1番目の信号光から離す時間GT(n)は次式で示される
GT(n)=0.5×skew_max+GT0
ここで、skew_maxは、補償すべきスキューが最大の加入者装置と最小の加入者装置の差分であり、送信機で補償する時間差(ΔT0)の倍である。所定の時間(GT0)は、分散によるスキューがない場合に離す時間である。その他の故障の検出と検出後の動作等は前述の実施形態と同様であり、距離の測定方法も前述の実施形態と同様としてよい。
本光伝送システムは、光伝送路の波長分散の影響による異なる波長の信号光間のスキューによる伝送特性劣化を軽減することができる。
(第8の実施形態)
第7の実施形態で説明したように光伝送路121の波長分散に起因する信号光のビットの広がりを防止するため、本光伝送システムは、局装置から加入者装置への下り信号に関するスキュー処理及び異なる加入者装置への信号光を送信する時間の間隔を制御する。図5の光伝送システムを利用して詳細に説明する。送信機11−1及び送信機11−2を有する局装置113は、複数の信号光を送信する前に、加入者装置101に対して送信機11−1及び送信機11−2から波長λc1及び波長λc2の時間計測用光を送信し、時間計測用光が加入者装置101に到着した時刻より波長毎の到着時間差(skew1)を測定する。局装置113は、複数の信号光を送信時に、波長λc1及び波長λc2の信号光が加入者装置101に同時に到達するように波長毎に到着時間差(skew1)をもって複数の信号光を送信する。送信時刻ではなく、時間的に遅らせて変調を行ってもよい。局装置113は、加入者装置102へ送信する場合も同様に到着時間差(skew2)を測定し、到着時間差(skew2)でスキュー処理を行う。
さらに、局装置113は、加入者装置101と加入者装置102に連続して信号光を送信する場合、直前の加入者装置へ送信した複数の信号光に適用した到着時間差(skew(n−1))と、これから加入者装置へ送信しようとする複数の信号光に適用する到着時間差(skew(n))と、の差分を所定の時間(GT0)に加えた間隔で送信する。
具体的には、図7に説明するように、異なる加入者装置(ONU1、2、3)に対する下り信号同士が衝突することを防止するために、局装置(OLT)は、異なる加入者装置に対する下り信号同士の間隔を、直前に受信対象であった加入者装置における到着時間差(skew(n−1))と現在受信対象とする加入者装置における到着時間差(skew(n))との差で調整する。n番目の送信光の離す時間GT(n)は次式で示される。
GT(n)=|skew(n)−skew(n−1)|+GT0
ここで、skew(n)はn番目の送信光の到着時間差の値である。
受信対象の加入者装置に補償すべき到着時間差の値に拠らずランダムに与えた場合、波長分散により信号光間を離す時間の増加の総和は、第7の実施形態で説明した光伝送システムと同じとなる。例えば、32個の加入者装置に一巡するように割り当てる場合、16×skew_maxとなる。一方、本実施形態のように、それぞれの加入者装置の到着時間差で補償した場合、波長分散により信号光間を離す時間の増加の総和を削減できる。例えば、32個の加入者装置がある場合に、2×skew_maxであり、1/8となる。その他の故障の検出と検出後の動作等は前述の実施形態と同様であり、距離の測定方法も前述の実施形態と同様としてよい。
従って、本光伝送システムは、光伝送路の波長分散の影響による異なる波長の信号光間のスキューによる伝送特性劣化を更に軽減することができる。
本発明に係るスキューを考慮した信号光の間隔の設定は、複数の加入者装置間で送信機を共用し、局装置の送信機における送信時間と加入者装置の受信機における受信時間が、重ならないように制御するWDM/TDM等の方式においても適用することができる。
本発明に係る光伝送システムの概略構成図である。 本発明に係る光伝送システムの概略構成図である。 本発明に係る光伝送システムの概略構成図である。 本発明に係る光伝送システムの概略構成図である。 本発明に係る光伝送システムの概略構成図である。 本発明に係る光伝送システムの概略構成図である。 本発明に係る光伝送システムにおいて、信号光の間隔を説明する図である。 従来の光伝送システムの概略構成図である。
符号の説明
11、11−1、11−2:送信機
12、12−1、12−2:光合分波器
13:選択器
15、15−1、15−2:受信機
18:切替器
19:出力部
100:送信側通信装置
101、102:加入者装置
110:受信側通信装置
111、112、113、114:局装置
121:光伝送路
125:光スプリッタ

Claims (5)

  1. 局側通信装置と、複数の加入者側通信装置と、前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間を接続する光伝送路と、を備える光伝送システムであって、
    前記加入者側通信装置の少なくとも1つは、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長の複数の信号光を前記光伝送路を介して送信する複数の送信機を有し、
    前記局側通信装置は、前記光伝送路からの前記複数の信号光を波長毎に分波する光分波器と、前記光分波器で波長毎に分波された信号光をそれぞれ受信する複数の受信機と、前記受信機が出力する信号の和を一括して出力する出力部と、を有し、
    複数の前記送信機を有する前記加入者側通信装置は、前記複数の信号光の波長間隔をそれぞれ伝送帯域の2倍以上の周波数に対応する波長間隔とし、
    前記光分波器は、複数の前記送信機を有しない前記加入者側通信装置の送信機が出力する信号光の取りうる波長の範囲で、それぞれの前記受信機に出力する透過強度の和が一定となる波長−透過強度特性を持つことを特徴とする光伝送システム。
  2. 局側通信装置と、複数の加入者側通信装置と、前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間を接続する光伝送路と、を備える光伝送システムであって、
    前記局側通信装置は、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長の複数の信号光を前記光伝送路を介して送信する複数の送信機を有し、
    前記局側通信装置と対向する受信側の前記加入者側通信装置は、前記光伝送路から前記複数の信号光を一括して受信する1つの受信機を有し、
    前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間の各々の光路長は、全てが同一ではなく、
    前記局側通信装置は、前記複数の信号光の波長間隔をそれぞれ伝送帯域の2倍以上の周波数に対応する波長間隔とし、
    前記局側通信装置は、
    前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間の各々の光路長の中央値に相当する前記光伝送路上の位置に前記局側通信装置からの前記複数の信号光が同時に到達するように波長毎に送信時間をずらして前記複数の信号光を送信することを特徴とする光伝送システム。
  3. 局側通信装置と、複数の加入者側通信装置と、前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間を接続する光伝送路と、を備える光伝送システムであって、
    前記局側通信装置は、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長の複数の信号光を前記光伝送路を介して送信する複数の送信機を有し、
    前記局側通信装置と対向する受信側の前記加入者側通信装置は、前記光伝送路から前記複数の信号光を一括して受信する1つの受信機を有し、
    前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間の各々の光路長は、全てが同一ではなく、
    前記局側通信装置は、前記複数の信号光の波長間隔をそれぞれ伝送帯域の2倍以上の周波数に対応する波長間隔とし、
    前記局側通信装置は、
    前記加入者側通信装置に信号光を送信する場合、
    前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間の各々の光路長の中央値に相当する前記光伝送路上の位置に前記局側通信装置からの前記複数の信号光が同時に到着するように波長毎に送信時間をずらした送信時間差を所定の時間に加えた間隔以上、
    又は、
    直前の送信対象とした前記加入者側通信装置に前記局側通信装置からの前記複数の信号光が同時に到着するように波長毎に送信時間をずらした送信時間差と、
    これから送信対象とする前記加入者側通信装置に前記局側通信装置からの前記複数の信号光が同時に到着するように波長毎に送信時間をずらした送信時間差と、の差分を所定の時間に加えた間隔以上、
    で送信することを特徴とする光伝送システム。
  4. 局側通信装置と、複数の加入者側通信装置と、前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間を接続する光伝送路と、を備える光伝送システムであって、
    前記局側通信装置は、同一のデータで強度変調した互いに異なる波長の複数の信号光を前記光伝送路を介して送信する複数の送信機を有し、
    前記局側通信装置と対向する受信側の前記加入者側通信装置は、前記光伝送路から前記複数の信号光を一括して受信する1つの受信機を有し、
    前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間の各々の光路長は、全てが同一ではなく、
    前記局側通信装置は、前記複数の信号光の波長間隔をそれぞれ伝送帯域の2倍以上の周波数に対応する波長間隔とし、
    前記局側通信装置は、
    前記複数の信号光を送信する前に、
    前記加入者側通信装置に対して複数の前記送信機から距離計測用の光を送信し、前記距離計測用の光が前記加入者側通信装置に到着した時刻より波長毎の到着時間差を取得、
    又は、
    前記加入者側通信装置に対して一つの前記送信機から距離計測用の光を送信し、前記距離計測用の光が前記加入者側通信装置に到着した時刻から計測した距離と複数の送信機の送信する信号光の波長と光伝送路の分散量とから波長毎の到着時間差を計算して取得し、
    前記複数の信号光を送信時に、前記局側通信装置からの前記複数の信号光が前記局側通信装置と前記複数の加入者側通信装置との間の各々の光路長の中央値に相当する前記光伝送路上の位置又は送信対象の前記加入者側通信装置に同時に到着するように前記到着時間差だけ波長毎に送信時間をずらして前記複数の信号光を送信することを特徴とする光伝送システム。
  5. 前記複数の信号光の光強度を監視し、該光強度の減少から前記送信機の故障を検出し、前記送信機が出力する信号光の光強度を増大するように制御する光強度監視手段をさらに備えることを特徴とする請求項1からのいずれかに記載の光伝送システム。
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