JP5602568B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents

使い捨て着用物品 Download PDF

Info

Publication number
JP5602568B2
JP5602568B2 JP2010223121A JP2010223121A JP5602568B2 JP 5602568 B2 JP5602568 B2 JP 5602568B2 JP 2010223121 A JP2010223121 A JP 2010223121A JP 2010223121 A JP2010223121 A JP 2010223121A JP 5602568 B2 JP5602568 B2 JP 5602568B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
waist region
facing surface
bending guide
fastening element
elastic member
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2010223121A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2012075639A (ja
JP2012075639A5 (ja
Inventor
康弘 山中
直人 大橋
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Uni Charm Corp
Original Assignee
Uni Charm Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Uni Charm Corp filed Critical Uni Charm Corp
Priority to JP2010223121A priority Critical patent/JP5602568B2/ja
Priority to PCT/JP2011/068349 priority patent/WO2012043078A1/ja
Publication of JP2012075639A publication Critical patent/JP2012075639A/ja
Publication of JP2012075639A5 publication Critical patent/JP2012075639A5/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP5602568B2 publication Critical patent/JP5602568B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61FFILTERS IMPLANTABLE INTO BLOOD VESSELS; PROSTHESES; DEVICES PROVIDING PATENCY TO, OR PREVENTING COLLAPSING OF, TUBULAR STRUCTURES OF THE BODY, e.g. STENTS; ORTHOPAEDIC, NURSING OR CONTRACEPTIVE DEVICES; FOMENTATION; TREATMENT OR PROTECTION OF EYES OR EARS; BANDAGES, DRESSINGS OR ABSORBENT PADS; FIRST-AID KITS
    • A61F13/00Bandages or dressings; Absorbent pads
    • A61F13/15Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators
    • A61F13/45Absorbent pads, e.g. sanitary towels, swabs or tampons for external or internal application to the body; Supporting or fastening means therefor; Tampon applicators characterised by the shape
    • A61F13/49Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers
    • A61F13/493Absorbent articles specially adapted to be worn around the waist, e.g. diapers adjustable by adding or removing material, e.g. umbilical cord arrangements

Landscapes

  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • Epidemiology (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Biomedical Technology (AREA)
  • Heart & Thoracic Surgery (AREA)
  • Vascular Medicine (AREA)
  • Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
  • Animal Behavior & Ethology (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Public Health (AREA)
  • Veterinary Medicine (AREA)
  • Absorbent Articles And Supports Therefor (AREA)

Description

この発明は、使い捨て着用物品に関し、より詳しくは、新生児等の着用者を対象とするおむつ、排泄トレーニングパンツ、失禁ブリーフ等の使い捨て着用物品に関する。
従来、例えば、新生児等の着用者を対象とする使い捨て着用物品は公知である。例えば、特許文献1には、透液性のトップシートと、不透液性のバックシートと、両シート間に介在した吸収性コアと、前ウエスト域および後ウエスト域を連結するファスニングシステムとを含む使い捨ておむつが開示されている。
特許文献1に開示された使い捨ておむつは、前ウエスト域において、おむつ本体(シャーシ)の横方向へ延び、例えば吸収性コアが存在しない部位を有することによって形成された折曲案内部を有している。
また、ファスニングシステムは、後ウエスト域において、互いに離間するようにおむつの外方に向かって延びるように形成された一対のテープファスナタブを有し、このテープファスナタブは、互いに係合する第1ファスニング要素と第2ファスニング要素とを備えている。
上記折曲案内部は、第1ファスニング要素と第2ファスニング要素を係合した状態において、テープファスナタブの上縁部に対応する位置に設けてある。
この使い捨ておむつでは、折曲案内部に沿って前ウエスト域を外側に折り返すことによって、着用者のへそを露出することができ、着用者の腹式呼吸が妨げられることはない。また、第1、第2ファスニング要素によって、該折り返し部位をおむつ本体に固定することができるため、着用者のへそを確実に露出することができる。
特許第3343199号公報
テープファスナタブの上縁部の位置と、折曲案内部とが同一であるおむつにおいて、折り曲げ位置を誤ることはないものの、テープファスナタブの上縁部の位置と、折曲案内部とが異なるおむつにおいては、着用者や着用者の母親が、折曲案内部で前ウエスト域を折らずに、テープファスナタブの上縁部に沿って前ウエスト域を折り曲げてしまう問題があった。
おむつを誤った位置で折り曲げてしまうと、着用者の体におむつがフィットしない問題を発生し、吸収性コアの薄い部位ではなく厚い部位で折り曲げること、または吸収性コアが存在する部位で折り曲げることによって、折り曲げ部位の剛性が高くなり、それに起因して着用者の腹部に肌トラブルを発生させるおそれがある。
そこで、この発明では、折曲案内部に沿って前ウエスト域を確実に折り返すことのできる使い捨て着用物品の提供を課題にしている。
前記課題を解決するために、第1発明が対象とするのは、縦方向および横方向と、肌対向面および非肌対向面とを有し、前ウエスト域、後ウエスト域、および前記前後ウエスト域の間において前記縦方向へ延びるクロッチ域とを有するシャーシと、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域に前記縦方向に延びる吸収性コアと、前記前後ウエスト域どうしを互いに連結するファスニングシステムとを含む使い捨て着用物品である。
かかる使い捨て着用物品において、第1発明の特徴は、前記ファスニングシステムは、前記後ウエスト域の両側縁から前記横方向へ互いに離間するように延出する一対のテープファスナタブの前記肌対向面に設けられた第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けられた第2ファスニング要素とから形成された第1ファスニングシステム、および前記一対の第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域を折り返して使用する場合に前記第1ファスニング要素に係合する第3ファスニング要素とから形成された第2ファスニングシステムとを含み、前記吸収性コアには、体液を吸収する本体部と、前記前ウエスト域に配置したコア前端部と、前記本体部と前記コア前端部との間において前記横方向に延びる折曲案内部とを設けてあり、前記折曲案内部には、収縮力が作用するように伸長状態で隣接するシートに取り付けた前記縦方向に延びる弾性部材を設けてあることである。
この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記折曲案内部は、前記肌対向面から前記非肌対向面に向かう厚さ方向の寸法を、前記本体部よりも薄くすることによって形成した前記吸収性コアの一部である。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記折曲案内部は、前記吸収性コアが実質的に存在しないことによって形成してある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記第3ファスニング要素は、前記前ウエスト域の前記肌対向面に設けてある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記第3ファスニング要素は、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けてある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記弾性部材は、前記折曲案内部にのみ設けてある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記弾性部材は、前記折曲案内部から前記本体部および前記コア前端部にまで前記縦方向に延出するように設けてある。
この発明の好ましい実施態様の他の一つにおいて、前記弾性部材は、その端部を前記本体部および前記コア前端部においてのみ隣接するシートに接合してあり、前記両端部の間を前記隣接するシートと非接合とする。
前記課題を解決するために、第2発明が対象とするのは、縦方向および横方向と、肌対向面および非肌対向面とを有し、前ウエスト域、後ウエスト域、および前記前後ウエスト域の間において前記縦方向へ延びるクロッチ域とを有するシャーシと、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域に前記縦方向に延びる吸収性コアと、前記前後ウエスト域どうしを互いに連結するファスニングシステムと、前記肌対向面に設けたバリヤシートおよび前記バリヤシートに収縮可能なように伸長状態で取り付けたバリヤ弾性部材を有し、着用状態において前記バリヤ弾性部材の収縮力によって起立するバリヤカフとを含む使い捨て着用物品である。
かかる使い捨て着用物品において、第2発明の特徴は、前記ファスニングシステムは、前記後ウエスト域の両側縁から前記横方向へ互いに離間するように延出する一対のテープファスナタブの前記肌対向面に設けられた第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けられた第2ファスニング要素とから形成された第1ファスニングシステム、および前記一対の第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域を折り返して使用する場合に前記第1ファスニング要素に係合して前記非肌対向面における前記第1ファスニング要素の下方に設けた第3ファスニング要素とから形成された第2ファスニングシステムとを含み、前記吸収性コアには、体液を吸収する本体部と、前記前ウエスト域に配置したコア前端部と、前記本体部と前記コア前端部との間において前記横方向に延びる折曲案内部とを設けてあり、前記バリヤ弾性部材は、展開状態において、前記折曲案内部に重なる態様で前記縦方向に延びるものである。
この発明の好ましい実施態様の一つにおいて、前記バリヤシートは、透液性のトップシートに設けたものであり、前記後ウエスト域において前記バリヤシートを前記トップシートに取り付ける後固定端部の前記縦方向の長さ寸法より、前記前ウエスト域において前記バリヤシートを前記トップシートに取り付ける前固定端部の前記縦方向の長さ寸法が短く、前記前固定端部は、前記厚さ方向において、前記コア前端部に重なる一方、前記本体部には重ならない。
この第1発明に係る使い捨て着用物品によれば、折曲案内部には、収縮力が作用するように伸長状態で隣接するシートに取り付けた縦方向に延びる弾性部材を設けてあるため、この弾性部材の収縮力によって、本体部に対してコア前端部を起立させることができる。よって、予め折曲案内部の存在位置を明確にすることができるため、折曲案内部に沿って前ウエスト域を確実に折り返すことのできる使い捨て着用物品を提供することができる。
この第2発明に係る使い捨て着用物品によれば、バリヤ弾性部材は、展開状態において、折曲案内部に重なる態様で前記縦方向に延びるものであるため、バリヤ弾性部材の収縮力によって、本体部に対してコア前端部を起立させることができる。よって、予め折曲案内部の存在位置を明確にすることができるため、折曲案内部に沿って前ウエスト域を確実に折り返すことのできる使い捨て着用物品を提供することができる。
本発明の第1実施形態における使い捨て着用物品の一例として示す使い捨ておむつの斜視図。 おむつを展開した状態において、肌対向面から見た一部破断展開平面図。 図1のIII−III線断面図。 図2のIVで示す二点鎖線で囲んだ領域の拡大図。 おむつの第2使用態様を示す斜視図。 図5のVI−VI線断面図。 おむつの着用前の状態を示す断面図。 図7の要部断面図。 第1変形例のおむつにおける図1と同様の斜視図。 第1変形例のおむつにおける図2と同様の一部破断展開平面図。 図9のXI−XI線断面図。 第1変形例のおむつの第2使用態様を示す斜視図。 図12のXIII−XIII線断面図。 第1変形例のおむつの着用前の状態を示す断面図。 図14の要部断面図。 第2変形例のおむつの要部を示す図。 図16のXVII−XVII線断面図。 第2変形例のおむつの着用前の状態を示す図8と同様の断面図。 第2変形例のおむつの着用後の状態を示す断面図。 本発明の第2実施形態のおむつにおける図2と同様の一部破断展開平面図。 第2実施形態のおむつの要部を示す図。 第2実施形態のおむつの着用前の状態を示す断面図。
以下、この発明の使い捨て着用物品として、例えば使い捨ておむつ(以下、単に「おむつ」と省略する)を例に挙げて説明する。
図1〜8は、本発明の第1実施形態におけるおむつを示す図面であり、図1は、おむつ10の斜視図であり、図2は、おむつ10を展開した状態において、肌対向面側から見た一部破断展開平面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。
図中、Xは、横方向を示し、Yは、横方向Xに直交する縦方向を示し、Zは、横方向Xおよび縦方向Yにそれぞれ直交する前後方向を示している。
おむつ10は、図1に示すように、肌対向面側および肌対向面の反対側である非肌対向面側と、図2に示すように、縦方向Yに沿って延びておむつ10を横方向Xに二等分する縦軸P、および横方向Xに沿って延びておむつ10を縦方向Yに二等分する横軸Qとを有している。
おむつ10は、また、前ウエスト域12と、後ウエスト域13と、前記ウエスト域12、13の間において縦方向へY延びるクロッチ域14とを有するシャーシ11を備えている。
シャーシ11は、図2に示すように、透液性のトップシート20と、不透液性のバックシート21と、後記する吸収性コア22とを含んでいる。
トップシート20は、繊維不織布、多孔プラスチックフィルム、それらのラミネートシート等から形成され、シャーシ11の肌対向面側に配置してある。
トップシート20は、単位面積当たりの質量が15〜50g/m、好ましくは、20〜35g/mの範囲である、エアースルー繊維不織布やスパンボンド繊維不織布等から形成してある。
バックシート21は、シャーシ11の外形をなすものであり、透湿性プラスチックフィルム、繊維不織布、それらのラミネートシート等から形成され、シャーシ11の非肌対向面側に配置してある。
バックシート21は、単位面積当たりの質量が10〜40g/m、好ましくは、15〜35g/mの範囲である、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、SMS不織布等から形成してある。
トップシート20とバックシート21とは、吸収性コア22の周縁部から延出し、該延出部位における両シート20、21のうちの少なくとも一方の内面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して互いに接合してある。
トップシート20とバックシート21との間には、図2および図3に示すように、不透液性かつ透湿性のプラスチックフィルムから形成された防漏シート29が配置してある。また、シャーシ11の肌対向面において、吸収性コア22の横方向Xの外方には、縦軸Pに関して対称の一対のバリヤシート30、31がトップシート20に取り付けてある。
シャーシ11は、図2に示すように、上端部および下端部において、それぞれ横方向Xに延びる前後端部32、33を有している。また、シャーシ11は、クロッチ域14の横方向Xにおいて、縦方向Yに延びる両側部34、35を有している。
前後端部32、33は、吸収性コア22のコア前後端部から縦方向Yの外方へ延出する、トップシート20と、防漏シート29と、バックシート21と、バリヤシート30、31とを互いに重ね合わせることによって形成してある。
両側部34、35は、吸収性コア22のコア両側縁から横方向Xの外方へ延出する、トップシート20と、防漏シート29と、バックシート21と、バリヤシート30、31とを互いに重ね合わせることによって形成してある。
バックシート21とバリヤシート30、31とには、前後ウエスト域12、13において、横方向Xの外方へ延出して互いに重なり合う前後方側部フラップ39、40を形成してある。前後方側部フラップ39、40は、横方向Xに両側縁12a、12b、13a、13bをそれぞれ有している。
おむつ10は、また、前ウエスト域12の両側縁12a、12bと、後ウエスト域13の両側縁13a、13bとを連結するファスニングシステムを備えている。
ファスニングシステムは、第1ファスニング要素17と第2ファスニング要素18とから形成される第1ファスニングシステムと、第1ファスニング要素と第3ファスニング要素とから形成される第2ファスニングシステムとを含んでいる。
第1ファスニングシステムは、図1、3に示すように、前ウエスト域12を折り返さずに使用する第1使用態様(通常の使用態様)の際に用いるものである。一方、第2ファスニングシステムは、図5、6に示すように、前ウエスト域12を折り返して使用する第2使用態様の際に用いるものである。
第1ファスニング要素17は、図2に示すように、一対のテープファスナタブ15、16の肌対向面に向かってそれぞれ設けられ、メカニカルファスナのフック群から形成されている。
一対のテープファスナタブ15、16は、後方側部フラップ40の両側縁13a、13bから横方向Yに沿って互いに離間するように延びる態様で後ウエスト域13に設けてある。
第2ファスニング要素18は、図1〜3に示すように、第1ファスニング要素17を係脱可能に止着するものであって、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して前ウエスト域12の非肌対向面側に横方向Xへ延びるように設けた、いわゆるターゲットテープまたはランディングテープである。
おむつ10は、着用時において、一対のテープファスナタブ15、16の第1ファスニング要素17と、前ウエスト域12の非肌対向面に位置する第2ファスニング要素18とを係合することによって、前後ウエスト域12、13の両側縁12a、12b、13a、13bどうしが連結され、ウエスト開口37および一対のレッグ開口38が画成される(図1参照)。
後方側部フラップ40を形成するバックシート21と、バリヤシート30、31との間には、一対のテープファスナタブ15、16の固定部15a、16aを介在させ、両シート21、30、31の内面に塗布したホットメルト接着剤(図示せず)によって固定部15a、16aを両シート21、30、31に固定してある。
また、第1ファスニング要素17は、後ウエスト域13の側縁13a、13bから縦軸Pに関して横方向Xの外方へ離間するように延びるテープファスナタブ15、16の自由部15b、16bの肌対向面に設けてある。
第1ファスニングシステムにおいて、第1ファスニング要素17をフック群に換えて接着剤を塗布することによって形成してもよい。この場合には、第1ファスニング要素17を保護するため、第1ファスニング要素17の表面をセパレータで被覆することが好ましい。セパレータは、例えば、シリコンの塗布によって形成する。
図4は、図2のIVで示す領域の拡大図である。図示するように、第1ファスニング要素17を係脱可能に止着する第3ファスニング要素45を前ウエスト域12の肌対向面に形成してある。第3ファスニング要素45は、トップシート20の肌対向面に形成した複数本の第1凹状ライン43および第2凹状ライン44によって形成してある。第1凹状ライン43および第2凹状ライン44は、横方向Xおよび縦方向Yに対して斜めに延びて、互いに交差することで格子状をなすように形成してある。これらのライン43、44は、例えば、エンボス加工によって構成してある。第3ファスニング要素45は、後記するコア前端部22bの対向縁部24aから、前端部32まで縦方向Yに延びるようにトップシート20の肌対向面に形成してある。図示例の第1凹状ライン43と第2凹状ライン44との交差角度は約90度であり、これらのライン43、44が交差することによって形成される各格子部47の大きさ(面積)は、約35.0〜145.0mmである。なお、第3ファスニング要素45は、ライン43、44を設けるものに限られず、通常のトップシート20、例えばスパンボンド繊維不織布から形成したトップシート20でもよい。
再び、図2を参照すると、バリヤシート30、31は、両側部34、35の一部を形成する近位縁部54と、前後ウエスト域12、13においてトップシート20とバックシート21とに固定された前後固定端部55、56と、前後固定端部55、56間において縦方向Yに延びる遠位縁部57とを有する。遠位縁部57は、バリヤシート30、31の横方向Xの内側縁を折り返すことによって形成してある。
防漏シート29の横方向Xの両側縁の外方には、縦方向Yに延びる3条のストランド状またはストリング状のレッグ弾性部材58が収縮可能なように伸長状態で設けてある。レッグ弾性部材58は、バリヤシート30、31と、バックシート21との間において、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して収縮可能なように伸長状態で取り付けてある。図示例のおむつ10は、横方向Xにおいて、レッグ弾性部材58と吸収性コア22の側縁との離間寸法Lcが約25mmである。レッグ弾性部材58は、好ましくは約450〜940dtexの範囲のものを使用するのが好ましく、図示例のレッグ弾性部材58は、約470dtexのものを使用してある。
遠位縁部57には、縦方向Yに延びる2条のストランド状またはストリング状のバリヤ弾性部材59が収縮可能なように伸長状態で設けてある。バリヤ弾性部材59は、折り返したバリヤシート30、31の間において、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して収縮可能なように伸長状態で取り付けてある。遠位縁部57には、おむつ10の着用状態において、バリヤ弾性部材59の収縮力によってバリヤシート30、31がトップシート20の肌対向面から離間し、尿等の体液が横方向Xに漏れることを防止するための一対のバリヤカフ65が形成される(図3参照)。
吸収性コア22は、フラップパルプと超吸水性ポリマー粒子との混合等から形成され、トップシート20とバックシート21との間に介在させてある。吸収性コア22の横方向Yの寸法は、例えば約100mmである。なお、吸収性コア22は、不図示のティッシュペーパー等の拡散シートによって被包してもよい。
吸収性コア22は、クロッチ域14から前後ウエスト域12、13に縦方向Yに延び、主として尿等の体液を吸収する本体部22aと、前ウエスト域12にのみ設けたコア前端部22bとを備えている。また、この吸収性コア22は、本体部22aとコア前端部22bとの間において横方向Yに延びる折曲案内部24とを備えている。
折曲案内部24は、シャーシ11を展開した状態(図2参照)において、肌対向面から非肌対向面までの厚さを、本体部22aおよびコア前端部22bに比して薄くすることによって形成された凹状の溝である。換言すれば、この折曲案内部24は、本体部22aとコア前端部22bとの間を縦方向Yに連結し、肌対向面から非肌対向面に向かう厚さ方向の寸法を、本体部22aよりも薄くすることによって形成した吸収性コア22の一部である。図1〜8に示す折曲案内部24は、肌対向面側に溝が形成され、肌対向面が凹んでいる。
折曲案内部24は、例えば、吸収性コア22の一部を取り除くことによって形成してある。吸収性コア22の一部を取り除くことによって折曲案内部24を形成した場合、当該部位の剛性が本体部22aおよびコア前端部22bの剛性に比して低下するため、折り曲げが容易となる。
本体部22aおよびコア前端部22bの両対向縁部24a、24bは、横方向Xにおいて、縦軸Pの近傍が互いに最も近接する一方、縦軸Pから横方向Yに離間するに従って徐々に相互の距離が大きくなる曲状に形成してあるため、対向縁部24a、24bがトップシート20を介して着用者の肌に当接しても、肌に与える刺激を減少することができる。
図1〜8に示す例では、図2に示す前ウエスト域12の縦方向の寸法Ldが約70.0〜90.0mmの場合において、折曲案内部24の縦軸Pにおける両対向縁部24a、24bの離間寸法La(図4参照)は、好ましくは約2.0〜10.0mm、より好ましくは約5.0〜10.0mmである。また、折曲案内部24の横方向Yの両側縁における両対向縁部24a、24bの離間寸法Lb(図4参照)は、例えば約10mm以上であることが好ましく、より好ましくは約25mm以上であることが好ましい。さらに、この例において、コア前端部22bの縦方向Yの寸法Le(図4参照)は、好ましくは約20.0〜50.0mmである。
折曲案内部24は、肌対向面から非肌対向面における厚さ方向において、シャーシ11の非肌対向面に位置する第2ファスニング要素18の下側縁18aと重なる位置に形成してある(図2参照)。
また、前ウエスト域12の非肌対向面には、おむつ10の非肌対向面側から折曲案内部24の位置を確認することができる折曲案内表示部28を形成してある(図1参照)。折曲案内表示部28は、上記厚さ方向において、非肌対向面において、折曲案内部24に対応するよう配置してある。折曲案内表示部28は、着用者および着用補助者が折曲案内部24の位置を容易に視認することができるように、第2ファスニング要素18とは異なる色彩をバックシート21に付すことによって形成してもよいし、テープ片を貼り付けることによって形成してもよい。
図2、4に示すように、前ウエスト域12には、折曲案内弾性部材(弾性部材)60を設けてある。折曲案内弾性部材60は、縦軸Pの横方向Xの両側において、縦軸Pに平行で縦方向Yに延びる態様であって、溝である折曲案内部24にのみ設けてある。より詳細には、溝である折曲案内部24の横方向Xの側縁に沿って設けてある。図示する折曲案内弾性部材60は、上記厚さ方向における防漏シート29とバックシート21との間において、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して収縮可能なように伸長状態で取り付けてある(図8参照)。換言すれば、折曲案内弾性部60は、上記厚さ方向において、吸収性コア22よりも非肌対向面側に設けてある。図示する折曲案内弾性部材60は、約620dtexのストリング状のものを2本用いてあり、約1.8倍に伸長させることによって、収縮力が作用するようにシート21、29の少なくとも一方に取り付けてある。
図5は、おむつ10の第2使用態様を示す図であり、図6は、図5のVI−VI線断面図である。
図5に示すように、このおむつ10は、前ウエスト域12を折曲案内部24に沿って非肌対向面側に向かって折り曲げてから、第3ファスニング要素45に第1ファスニング要素17を係止し、第2ファスニングシステムを使用することによって、前ウエスト域12をクロッチ域14の非肌対向面に折り重ねた状態でも着用することができる。この場合には、着用者の腹部が露出するため、着用者が未熟児を含む新生児の場合、前ウエスト域12による締め付けによってその複式呼吸が妨げられることはない。特に、新生児の場合には、へそおよびその周辺が十分に成熟しておらず、前ウエスト域12によるわずかな締め付けによっても刺激を与えるおそれがあるが、このおむつ10では、かかる事態を避けることができる。
加えて、へその下方において、第1ファスニング要素17が第3ファスニング要素45に係合されているため、たとえ前ウエスト域12が着用者の腹部に当接していなくても、下腹部において安定的におむつ10を着用者の身体に固定させることができるとともに、着用中に前ウエスト域12の折曲状態が解かれることはない。
図7は、おむつ10を不図示のパッケージに入れるために折りたたまれていた状態から解放された後における断面図であり、図8は、折曲案内弾性部材60の作用を説明する図である。
かかるおむつ10では、折曲案内弾性部材60の収縮力によって、パッケージからおむつ10を取り出せば、図7、8に示すように、本体部22aに対してコア前端部22bを非肌対向面側に起立させることができる。よって、着用する前に折曲案内部24が視認できるように前ウエスト域12が折れ曲がる。換言すれば、着用する前に折曲案内部24において簡易的に折り目を付けることができるため、折曲案内部24に沿って前ウエスト域12を確実に折り曲げることができる。しかも、折曲案内部24を設ける位置は、第2ファスニング要素18の位置に合わせる必要がない。
また、折曲案内部24は、本体部22aとコア前端部22bとの間を縦方向Yに連結し、肌対向面から非肌対向面に向かう厚さ方向の寸法が、吸収性コア22の一部を本体部22aよりも薄くすることによって形成してあるため、本体部22aおよびコア前端部22bのいずれか一方の部位の位置を決定すれば、別の一方の部位の位置も決まるため、位置決めが煩雑になることを防止することができる。
さらに、折曲案内弾性部60は、上記厚さ方向において、吸収性コア22よりも非肌対向面側に設けてあるため、前ウエスト域12を非肌対向面側に向けて折り曲げる場合、吸収性コア22が邪魔になることを抑えることができる。
図9は、第1実施形態の第1変形例のおむつ10Aの斜視図であり、図10は、そのおむつ10Aを展開した状態において、肌対向面から見た一部破断展開平面図であり、図11は、図9のXI−XI線断面図であり、図12は、おむつ10Aの第2使用態様を示す図であり、図13は、図12のXIII−XIII線断面図である。
この第1変形例のおむつ10Aにおいて、上述したおむつ10と同一の構成を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。
このおむつ10Aは、第1ファスニング要素17にそれぞれ係合する第2ファスニング要素18Aと、第3ファスニング要素45Aとを前ウエスト域12の非肌対向面に設けてある。第3ファスニング要素45Aは、第2ファスニング要素18Aの下方に配置してある。
第2ファスニング要素18Aおよび第3ファスニング要素45Aは、前ウエスト域12の非肌対向面において横方向Xへ延びる略細長矩形状の繊維不織布シートであって、その表面上には、上記ライン43、44と同様のライン43A、44Aをそれぞれ形成してある。これらのライン43A、44Aも例えばエンボス加工を行なうことによって構成してある。なお、第3ファスニング要素45Aは、ライン43A、44Aを設けるものに限られず、通常のトップシート20、例えばスパンボンド繊維不織布から形成したトップシート20でもよい。
折曲案内部24Aは、第2ファスニング要素18Aと、第3ファスニング要素45Aとの間に形成してある。この折曲案内部24Aは、シャーシ11を展開した状態(図10参照)において、肌対向面から非肌対向面までの厚さ方向の寸法を、本体部22aおよびコア前端部22bに比して薄くすることによって形成された凹状の溝である。図9〜13に示す折曲案内部24Aは、非肌対向面側に溝が形成され、非肌対向面が凹んでいる(図11参照)。
折曲案内表示部28Aは、シャーシ11における非肌対向面において、第2ファスニング要素18Aと第3ファスニング要素45Aとの間に形成してある。
折曲案内弾性部材60Aは、縦軸Pの横方向Xの両側において、縦方向Yに延びる態様であって、溝である折曲案内部24Aにのみ設けてある。図示する折曲案内弾性部材60Aは、上記厚さ方向における吸収性コア22とトップシート20との間において、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して伸縮可能なように伸長状態で取り付けてある(図15参照)。換言すれば、折曲案内弾性部材60Aは、厚さ方向において吸収性コア22よりも肌対向面側に設けてある点が、上記弾性部材60と異なり、他の点は同じである。
図14は、おむつ10Aを不図示のパッケージに入れるために折りたたまれていた状態から解放された後における断面図であり、図15は、折曲案内弾性部材60Aの作用を説明する図である。
かかるおむつ10Aでは、折曲案内弾性部材60Aの収縮力によって、パッケージからおむつ10Aを取り出せば、図14、15に示すように、折曲案内弾性部材60Aの収縮力によって、本体部22aに対してコア前端部22bを肌対向面側に起立させることができる。よって、着用する前に折曲案内部24Aが視認できるように前ウエスト域12が折れ曲がる。換言すれば、着用する前に折曲案内部24Aにおいて簡易的に折り目を付けることができるため、折曲案内部24Aに沿って前ウエスト域12を確実に折り曲げることができる。
また、折曲案内弾性部材60Aは、上記厚さ方向において、吸収性コア22よりも肌対向面側に設けてあるため、前ウエスト域12を肌対向面側に向けて折り曲げる場合、吸収性コア22が邪魔になることを抑えることができる。
図16は、第1実施形態の第2変形例のおむつ10Bを展開した状態において、その要部を肌対向面から見た一部破断展開平面図である。
この第2変形例のおむつ10Bにおいて、上述したおむつ10と同一の構成を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。
このおむつ10Bの折曲案内弾性部材60Bは、折曲案内部24のみならず、本体部22aの対向縁部24bおよびコア前端部22bの対向縁部24aを超えるように縦方向Yに延びている。
この折曲案内弾性部材60Bの上端部61aは、ホットメルト接着剤(不図示)を直接塗布することによって、防漏シート29またはバックシート21の少なくとも一方に取り付けてある。
折曲案内弾性部材60Bの下端部61bは、ホットメルト接着剤(不図示)を直接塗布することによって、防漏シート29またはバックシート21の少なくとも一方に取り付けてある。
縦方向Yにおける上端部61aと下端部61bとの間の中間部(両端部61a、61の間)61cは、ホットメルト接着剤を塗布することはなく、防漏シート29、バックシート21のいずれに対しても接着していない。
図示例の折曲案内弾性部材60Bは、縦軸Pの両側に2本ずつ設けてあり、縦方向Yの長さが約45mmであり、上端部61aの縦方向Yの長さが約15mmであり、下端部61bの縦方向Yの長さが約15mmであり、中間部61cの縦方向Yの長さが約25mmである。また、折曲案内弾性部材60Bは、約620dtexのストリング状のものを縦軸Pの両側に2本ずつ設けてあり、約2.1倍に伸長させることによって、単位長さ当たり約0.04g/mのホットメルト接着剤62を直接塗布することによって、収縮力が作用するように例えば、上下端部61a、61bにおいてバックシート21に取り付けてある。縦軸Pの一方の側において、折曲案内弾性部材60Bの離間寸法は、例えば約3mmである。
図17は、図16のXVII−XVII線断面図である。図示するように、トップシート20と吸収性コア22との間には、これらを接着するためのホットメルト接着剤70を設けてある。吸収性コア22と防漏シート29との間には、これらを接着するためのホットメルト接着剤71を設けてある。防漏シート29とバックシート21の間には、これらを接着するためのホットメルト接着剤72を設けてある。
図示例のおむつ10Bでは、レッグ弾性部材58Aは、トップシート20と、防漏シート29との間において、ホットメルト接着剤70、71の少なくともいずれか一方を介して収縮可能なように伸長状態でいずれか一方のシート20、29に取り付けてある点のみが上述したおむつ10と異なり、他の点は同一である。
また、折曲案内弾性部材60Bは、バックシート21と、防漏シート29との間において、折曲案内弾性部材60Bに直接塗布した接着剤によって、いずれか一方のシート21、29に取り付けてある。図示例のおむつ10Bでは、折曲案内弾性部材60Bは、バックシート21に取り付けてある。
すなわち、このおむつ10Bは、おむつ10に比して、上記厚さ方向において、レッグ弾性部材58Aと折曲案内弾性部材60Bとの位置を変え、かつ、挟持しているシートが異なっている。
図18は、折曲案内弾性部材60Bの作用を説明する図である。
かかるおむつ10Bでは、折曲案内弾性部材60Bの収縮力によって、パッケージからおむつ10Bを取り出せば、図18に示すように、本体部22aに対してコア前端部22bを非肌対向面側に起立させることができる。よって、着用する前に折曲案内部24が視認できるように前ウエスト域12が折れ曲がる。換言すれば、着用する前に折曲案内部24において簡易的に折り目を付けることができるため、折曲案内部24に沿って前ウエスト域12を確実に折り曲げることができる。また、折曲案内弾性部材60Bの中間部61cは、隣接するシート21、29と非接合としてあるため、中間部61cにおいて折曲案内弾性部材60Bのみ収縮するが、隣接するシート21、29が中間部61cに引っ張られることがない。
図19は、おむつ10Bの前ウエスト域12を非肌対向面に向けて折り曲げた状態を示す図である。図示するように、折曲案内弾性部材60Bは、上端部61aと下端部61bとが厚さ方向に接近することで、中間部61cにおいて、弛んだ状態となっており、収縮力が作用していない。
前ウエスト域12を非肌対向面に向けて折り曲げ、吸収性コア22よりも非肌対向面側に折曲案内弾性部材60Bを配置し、折曲案内弾性部材60Bの上下端部61a、61bのみをシート21、29に取り付ける一方、中間部61cをシート21、29に非接着とするため、折曲案内弾性部材60Bは縮んだ状態となり、収縮力が作用しない。よって、前ウエスト域12を折り曲げた状態で着用しても、着用した状態では、折曲案内弾性部材60Bの収縮力が作用することを防止して、おむつ10Bが身体からずれることを防止することができる。しかも、着用者がおむつ10Bを装着する時において、折曲部位端部63が折曲案内弾性部材60Bの収縮力により引っ張られて湾曲状になってしまう事を防止することができ、折曲部位端部63が相互に浮き上がることなしに折曲部位端部63が横軸Qとほぼ並行に延びることができるため、予め設定した状態で装着することができる。よって、着用者が装着した状態において、おむつ10Bがずれることを確実に防止することができる。
加えて、厚さ方向において、レッグ弾性部材58Aと折曲案内弾性部材60Bとの位置を変え、かつ、不図示のホットメルト接着剤によって取り付けるシートを変えているため、弾性部材58A、60Bを取り付けるシートに起因して発生する浮き上がりを抑えることができる。なお、折曲案内部24は、非肌対向面に設けてもよい。
なお、この発明は、上述した第1実施形態に限られず、種々の変更を行なうことができる。
例えば、図1〜19に示す例では、折曲案内部24、24Aにおける吸収性コア22の肌対向面から非肌対向面への厚さ方向の寸法を本体部22aの厚さ方向の寸法よりも薄いもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、折曲案内部24、24Aは、折曲案内部24、24Aに相当する部位の吸収性コア22を予め設けないこと、および吸収性コア22の一部を取り除くことによって、吸収性コア22が実質的に存在しないように形成してもよい。吸収性コア22が実質的に存在しないように折曲案内部24、24Aを形成すれば、吸収性コア22が存在しない部位の剛性を低下することができるため、剛性の相違を明確にすることができる。よって、折曲案内弾性部材60、60A、60Bの収縮力を一定に仮定した場合、折曲案内部24、24Aにおける簡易的な折り目を大きくすることができる。
図20は、第2実施形態のおむつ10Cを展開した状態において、肌対向面から見た一部破断展開平面図である。図21は、この発明にかかるおむつ10Cの要部を示す図である。
このおむつ10Cにおいて、上述したおむつ10と同一の構成を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。
図示例のおむつ10Cにおいて、縦方向Yにおける前ウエスト域12の長さ寸法12Lは約60mmであり、縦方向Yにおける後ウエスト域13の長さ寸法13Lは約60mmであり、縦方向Yにおけるクロッチ域14の長さ寸法14Lは約240mmである。
このおむつ10Cのバリヤ弾性部材59Cの下端部C1は、縦方向Yにおいて、本体部22aの対向縁部24bを超えて下方へ延び、かつ溝である折曲案内部24の内部においてさらに下方へ延び、コア前端部22bの対向縁部24aにまで到達する。換言すれば、このバリヤ弾性部材59Cは、展開状態において、折曲案内部24に重なる態様で縦方向Yに延びるものである。
このバリヤ弾性部材59Cは、その収縮力を作用させることによって、本体部22aに対してコア前端部22bを起立させる弾性部材として機能する。
バリヤ弾性部材59Cは、約470dtexのストリング状のものを縦軸Pの両側にそれぞれ2本ずつ設けてあり、約2.4倍に伸長させることによって、収縮力が作用するようにバリヤシート30、31に取り付けてある。
後ウエスト域13において、バリヤシート30、31をトップシート20に取り付ける後固定端部56は、通常のおむつと同様であって、縦方向Yの長さ寸法56Lは60mmである。
一方、前ウエスト域12において、バリヤシート30、31をトップシート20に取り付ける前固定端部55Cは、上記厚さ方向において、コア前端部22bに重なるように配置してあり、かつ折曲案内部24および本体部22aに重ならないように配置してある。また、この前固定端部55Cは、通常のおむつに比して短くしてあって、縦方向Yの長さ寸法55Lは40mmである。
図22は、おむつ10Cの着用前の状態を示す図である。図示するように、かかるおむつ10Cでは、バリヤ弾性部材59Cの収縮力によってバリヤシート30、31がトップシート20の肌対向面から離間し、尿等の体液の横漏れを防ぐためのバリヤカフ65が形成される。このとき、バリヤ弾性部材59Cの収縮力によって、パッケージからおむつ10Cを取り出せば、本体部22aに対してコア前端部22bを肌対向面側に起立させることができる。よって、着用する前に折曲案内部24が視認できるように前ウエスト域12が肌対向面側に折れ曲がる。換言すれば、着用する前に折曲案内部24において簡易的に折り目を付けることができるため、折曲案内部24に沿って前ウエスト域12を確実に折り曲げることができる。
しかも、バリヤ弾性部材59Cは、バリヤカフ65を形成するための機能と、簡易的な折り目を形成するため機能とを有するため、上記機能を有する弾性部材を個別に設ける必要がなく、構成を簡単にすることができる。
加えて、縦方向Yにおいて後固定端部56の長さ寸法55Lより前固定端部55Cの長さ寸法が短いため、簡易的な折り目を大きくすることができる。
なお、この発明は、上述した第2実施形態に限られず、種々の変更を行なうことができる。例えば、第1実施形態と同様の変形を行なうことができる。
10、10A、10B、10C おむつ(使い捨て着用物品)
11 シャーシ
12 前ウエスト域
13 後ウエスト域
14 クロッチ域
15、16 テープファスナタブ
17 第1ファスニング要素
18 第2ファスニング要素
20 トップシート
22 吸収性コア
22a 本体部
22b コア前端部
24、24A 折曲案内部
30 バリヤシート
31 バリヤシート
45 第3ファスニング要素
55C 前固定端部
56 後固定端部
59C バリヤ弾性部材
60、60A、60B 折曲案内弾性部材(弾性部材)
65 バリヤカフ
X 横方向
Y 縦方向

Claims (10)

  1. 縦方向および横方向と、肌対向面および非肌対向面とを有し、
    前ウエスト域、後ウエスト域、および前記前後ウエスト域の間において前記縦方向へ延びるクロッチ域とを有するシャーシと、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域に前記縦方向に延びる吸収性コアと、前記前後ウエスト域どうしを互いに連結するファスニングシステムとを含む使い捨て着用物品において、
    前記ファスニングシステムは、前記後ウエスト域の両側縁から前記横方向へ互いに離間するように延出する一対のテープファスナタブの前記肌対向面に設けられた第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けられた第2ファスニング要素とから形成された第1ファスニングシステム、および前記一対の第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域を折り返して使用する場合に前記第1ファスニング要素に係合する第3ファスニング要素とから形成された第2ファスニングシステムを含み、
    前記吸収性コアには、体液を吸収する本体部と、前記前ウエスト域に配置したコア前端部と、前記本体部と前記コア前端部との間において前記横方向に延びる折曲案内部とを設けてあり、
    前記折曲案内部には、収縮力が作用するように伸長状態で隣接するシートに取り付けた前記縦方向に延びる弾性部材を設けてあることを特徴とする前記着用物品。
  2. 前記折曲案内部は、前記肌対向面から前記非肌対向面に向かう厚さ方向の寸法を、前記本体部よりも薄くすることによって形成した前記吸収性コアの一部である請求項1に記載の使い捨て着用物品。
  3. 前記折曲案内部は、前記吸収性コアが実質的に存在しないことによって形成してある請求項1に記載の使い捨て着用物品。
  4. 前記第3ファスニング要素は、前記前ウエスト域の前記肌対向面に設けてある請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  5. 前記第3ファスニング要素は、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けてある請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  6. 前記弾性部材は、前記折曲案内部にのみ設けてある請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  7. 前記弾性部材は、前記折曲案内部から前記本体部および前記コア前端部に重なるまで前記縦方向に延出するように設けてある請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
  8. 前記弾性部材は、その端部を前記本体部および前記コア前端部においてのみ隣接するシートに接合してあり、前記両端部の間を前記隣接するシートに非接合とする請求項7に記載の使い捨て着用物品。
  9. 縦方向および横方向と、肌対向面および非肌対向面とを有し、
    前ウエスト域、後ウエスト域、および前記前後ウエスト域の間において前記縦方向へ延びるクロッチ域とを有するシャーシと、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域に前記縦方向に延びる吸収性コアと、前記前後ウエスト域どうしを互いに連結するファスニングシステムと、前記肌対向面に設けたバリヤシートおよび前記バリヤシートに収縮可能なように伸長状態で取り付けたバリヤ弾性部材を有し、着用状態において前記バリヤ弾性部材の収縮力によって起立するバリヤカフとを含む使い捨て着用物品において、
    前記ファスニングシステムは、前記後ウエスト域の両側縁から前記横方向へ互いに離間するように延出する一対のテープファスナタブの前記肌対向面に設けられた第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けられた第2ファスニング要素とから形成された第1ファスニングシステム、および前記一対の第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域を折り返して使用する場合に前記第1ファスニング要素に係合して前記非肌対向面における前記第1ファスニング要素の下方に設けた第3ファスニング要素とから形成された第2ファスニングシステムとを含み、
    前記吸収性コアには、体液を吸収する本体部と、前記前ウエスト域に配置したコア前端部と、前記本体部と前記コア前端部との間において前記横方向に延びる折曲案内部とを設けてあり、
    前記バリヤ弾性部材は、展開状態において、前記折曲案内部に重なる態様で前記縦方向に延びるものであることを特徴とする前記着用物品。
  10. 前記バリヤシートは、透液性のトップシートに設けたものであり、
    前記後ウエスト域において前記バリヤシートを前記トップシートに取り付ける後固定端部の前記縦方向の長さ寸法より、前記前ウエスト域において前記バリヤシートを前記トップシートに取り付ける前固定端部の前記縦方向の長さ寸法が短く、
    前記前固定端部は、前記肌対向面から前記非肌対向面に向かう厚さ方向において、前記コア前端部に重なる一方、前記本体部には重ならない請求項9に記載の使い捨て着用物品。
JP2010223121A 2010-09-30 2010-09-30 使い捨て着用物品 Expired - Fee Related JP5602568B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223121A JP5602568B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 使い捨て着用物品
PCT/JP2011/068349 WO2012043078A1 (ja) 2010-09-30 2011-08-11 使い捨て着用物品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2010223121A JP5602568B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 使い捨て着用物品

Publications (3)

Publication Number Publication Date
JP2012075639A JP2012075639A (ja) 2012-04-19
JP2012075639A5 JP2012075639A5 (ja) 2013-10-24
JP5602568B2 true JP5602568B2 (ja) 2014-10-08

Family

ID=45892553

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2010223121A Expired - Fee Related JP5602568B2 (ja) 2010-09-30 2010-09-30 使い捨て着用物品

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP5602568B2 (ja)
WO (1) WO2012043078A1 (ja)

Families Citing this family (43)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
ES2452317T3 (es) 2003-02-12 2014-03-31 The Procter & Gamble Company Núcleo absorbente para un artículo absorbente
ATE409447T1 (de) 2003-02-12 2008-10-15 Procter & Gamble Bequem windel
JP5259705B2 (ja) 2007-06-18 2013-08-07 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー ほぼ連続的に分布した吸収性粒子状ポリマー材料を含む封止された吸収性コアを備える使い捨て吸収性物品
ES2580953T3 (es) 2007-06-18 2016-08-30 The Procter & Gamble Company Artículo absorbente desechable con material polimérico absorbente en forma de partículas distribuido de forma sustancialmente continua y método
WO2009134780A1 (en) 2008-04-29 2009-11-05 The Procter & Gamble Company Process for making an absorbent core with strain resistant core cover
EP2329803B1 (en) 2009-12-02 2019-06-19 The Procter & Gamble Company Apparatus and method for transferring particulate material
EP2532329B1 (en) 2011-06-10 2018-09-19 The Procter and Gamble Company Method and apparatus for making absorbent structures with absorbent material
PL2532332T5 (pl) 2011-06-10 2018-07-31 The Procter And Gamble Company Pieluszka jednorazowego użytku o zredukowanym połączeniu pomiędzy wkładem chłonnym a warstwą spodnią
PL2532328T3 (pl) 2011-06-10 2014-07-31 Procter & Gamble Sposób i urządzenie do wytworzenia struktur chłonnych z materiałem chłonnym
JP2014515983A (ja) 2011-06-10 2014-07-07 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー 使い捨ておむつ
EP3287109B1 (en) 2011-06-10 2023-11-29 The Procter & Gamble Company Absorbent structure for absorbent articles
US9468566B2 (en) 2011-06-10 2016-10-18 The Procter & Gamble Company Absorbent structure for absorbent articles
BR112013030599A2 (pt) 2011-06-10 2016-09-27 Procter & Gamble núcleo absorvente para artigos absorventes descartáveis
FR2997842B1 (fr) 2012-11-13 2021-06-11 Procter & Gamble Articles absorbants avec canaux et signaux
US9216116B2 (en) 2012-12-10 2015-12-22 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with channels
PL2740452T3 (pl) 2012-12-10 2022-01-31 The Procter & Gamble Company Wyrób chłonny o wysokiej zawartości materiału chłonnego
US9216118B2 (en) 2012-12-10 2015-12-22 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with channels and/or pockets
US8979815B2 (en) 2012-12-10 2015-03-17 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with channels
US10639215B2 (en) 2012-12-10 2020-05-05 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with channels and/or pockets
EP2740450A1 (en) 2012-12-10 2014-06-11 The Procter & Gamble Company Absorbent core with high superabsorbent material content
EP2740449B1 (en) 2012-12-10 2019-01-23 The Procter & Gamble Company Absorbent article with high absorbent material content
PL3254656T3 (pl) 2013-06-14 2022-01-10 The Procter & Gamble Company Wyrób chłonny i wkład chłonny tworzący kanały w stanie mokrym
JP6334705B2 (ja) 2013-08-27 2018-05-30 ザ プロクター アンド ギャンブル カンパニー チャネルを有する吸収性物品
US9987176B2 (en) 2013-08-27 2018-06-05 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with channels
US11207220B2 (en) 2013-09-16 2021-12-28 The Procter & Gamble Company Absorbent articles with channels and signals
MX2016003391A (es) 2013-09-16 2016-06-24 Procter & Gamble Articulos absorbentes con canales y señales.
EP3351225B1 (en) 2013-09-19 2021-12-29 The Procter & Gamble Company Absorbent cores having material free areas
JP6195772B2 (ja) * 2013-10-07 2017-09-13 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
US9789009B2 (en) 2013-12-19 2017-10-17 The Procter & Gamble Company Absorbent articles having channel-forming areas and wetness indicator
EP2886092B1 (en) 2013-12-19 2016-09-14 The Procter and Gamble Company Absorbent cores having channel-forming areas and c-wrap seals
EP2905001B1 (en) 2014-02-11 2017-01-04 The Procter and Gamble Company Method and apparatus for making an absorbent structure comprising channels
JP6275534B2 (ja) * 2014-04-15 2018-02-07 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
EP2949300B1 (en) 2014-05-27 2017-08-02 The Procter and Gamble Company Absorbent core with absorbent material pattern
GB2555016B (en) 2015-03-16 2021-05-12 Procter & Gamble Absorbent articles with improved cores
CN107405223B (zh) 2015-03-16 2021-03-02 宝洁公司 具有改善的强度的吸收制品
MX2017014428A (es) 2015-05-12 2018-04-10 Procter & Gamble Articulo absorbente con adhesivo mejorado del nucleo al lienzo inferior.
CN107683126A (zh) 2015-05-29 2018-02-09 宝洁公司 具有槽和润湿指示标记的吸收制品
EP3167859B1 (en) 2015-11-16 2020-05-06 The Procter and Gamble Company Absorbent cores having material free areas
EP3238676B1 (en) 2016-04-29 2019-01-02 The Procter and Gamble Company Absorbent core with profiled distribution of absorbent material
EP3238678B1 (en) 2016-04-29 2019-02-27 The Procter and Gamble Company Absorbent core with transversal folding lines
JP6740085B2 (ja) * 2016-10-31 2020-08-12 ユニ・チャーム株式会社 テープ型おむつ
JP7050030B2 (ja) * 2019-05-30 2022-04-07 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
JP6880157B1 (ja) * 2019-11-27 2021-06-02 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH071139Y2 (ja) * 1989-06-14 1995-01-18 ピジョン株式会社 褥瘡防止用紙おしめ
US5366453A (en) * 1991-09-11 1994-11-22 Kimberly-Clark Corporation Newborn's growth adjustable absorbent diaper having variable overlapping and non-overlapping ears
JP3343199B2 (ja) * 1997-03-31 2002-11-11 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ
JP4473031B2 (ja) * 2004-04-09 2010-06-02 ユニ・チャーム株式会社 使い捨ておむつ

Also Published As

Publication number Publication date
JP2012075639A (ja) 2012-04-19
WO2012043078A1 (ja) 2012-04-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5602568B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP5627978B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP5769398B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP5648143B1 (ja) 吸収性物品
JP5988620B2 (ja) 使い捨て着用物品
WO2012002252A1 (ja) 使い捨ておむつ
TWI519284B (zh) Wearing items
TWI519283B (zh) Wearing items
JP2013075106A (ja) 使い捨て着用物品
JP6427535B2 (ja) 吸収性物品
JP3550041B2 (ja) 使い捨ておむつ
JP4746880B2 (ja) 使い捨ての着用物品
JP5777271B2 (ja) 着用物品
JP5566795B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP5907603B2 (ja) 使い捨て着用物品
CN106999316B (zh) 一次性尿布
EP2216000A1 (en) Absorbent article
JP4746881B2 (ja) 使い捨ての着用物品
WO2018079009A1 (ja) テープ型おむつ
JP3744925B2 (ja) 使い捨ての尿とりパッド
JP5906045B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP6150875B2 (ja) 使い捨て着用物品
JP3576034B2 (ja) 着用物品
JP5306793B2 (ja) 着用物品
JP5570876B2 (ja) 使い捨ておむつ

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20130909

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20130909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20140819

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20140820

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 5602568

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees