JP5602568B2 - 使い捨て着用物品 - Google Patents
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Description
また、ファスニングシステムは、後ウエスト域において、互いに離間するようにおむつの外方に向かって延びるように形成された一対のテープファスナタブを有し、このテープファスナタブは、互いに係合する第1ファスニング要素と第2ファスニング要素とを備えている。
上記折曲案内部は、第1ファスニング要素と第2ファスニング要素を係合した状態において、テープファスナタブの上縁部に対応する位置に設けてある。
おむつを誤った位置で折り曲げてしまうと、着用者の体におむつがフィットしない問題を発生し、吸収性コアの薄い部位ではなく厚い部位で折り曲げること、または吸収性コアが存在する部位で折り曲げることによって、折り曲げ部位の剛性が高くなり、それに起因して着用者の腹部に肌トラブルを発生させるおそれがある。
図1〜8は、本発明の第1実施形態におけるおむつを示す図面であり、図1は、おむつ10の斜視図であり、図2は、おむつ10を展開した状態において、肌対向面側から見た一部破断展開平面図であり、図3は、図1のIII−III線断面図である。
図中、Xは、横方向を示し、Yは、横方向Xに直交する縦方向を示し、Zは、横方向Xおよび縦方向Yにそれぞれ直交する前後方向を示している。
おむつ10は、図1に示すように、肌対向面側および肌対向面の反対側である非肌対向面側と、図2に示すように、縦方向Yに沿って延びておむつ10を横方向Xに二等分する縦軸P、および横方向Xに沿って延びておむつ10を縦方向Yに二等分する横軸Qとを有している。
おむつ10は、また、前ウエスト域12と、後ウエスト域13と、前記ウエスト域12、13の間において縦方向へY延びるクロッチ域14とを有するシャーシ11を備えている。
トップシート20は、繊維不織布、多孔プラスチックフィルム、それらのラミネートシート等から形成され、シャーシ11の肌対向面側に配置してある。
トップシート20は、単位面積当たりの質量が15〜50g/m2、好ましくは、20〜35g/m2の範囲である、エアースルー繊維不織布やスパンボンド繊維不織布等から形成してある。
バックシート21は、単位面積当たりの質量が10〜40g/m2、好ましくは、15〜35g/m2の範囲である、スパンボンド不織布、ポイントボンド不織布、SMS不織布等から形成してある。
トップシート20とバックシート21とは、吸収性コア22の周縁部から延出し、該延出部位における両シート20、21のうちの少なくとも一方の内面に塗布されたホットメルト接着剤(図示せず)を介して互いに接合してある。
前後端部32、33は、吸収性コア22のコア前後端部から縦方向Yの外方へ延出する、トップシート20と、防漏シート29と、バックシート21と、バリヤシート30、31とを互いに重ね合わせることによって形成してある。
両側部34、35は、吸収性コア22のコア両側縁から横方向Xの外方へ延出する、トップシート20と、防漏シート29と、バックシート21と、バリヤシート30、31とを互いに重ね合わせることによって形成してある。
バックシート21とバリヤシート30、31とには、前後ウエスト域12、13において、横方向Xの外方へ延出して互いに重なり合う前後方側部フラップ39、40を形成してある。前後方側部フラップ39、40は、横方向Xに両側縁12a、12b、13a、13bをそれぞれ有している。
ファスニングシステムは、第1ファスニング要素17と第2ファスニング要素18とから形成される第1ファスニングシステムと、第1ファスニング要素と第3ファスニング要素とから形成される第2ファスニングシステムとを含んでいる。
第1ファスニングシステムは、図1、3に示すように、前ウエスト域12を折り返さずに使用する第1使用態様(通常の使用態様)の際に用いるものである。一方、第2ファスニングシステムは、図5、6に示すように、前ウエスト域12を折り返して使用する第2使用態様の際に用いるものである。
一対のテープファスナタブ15、16は、後方側部フラップ40の両側縁13a、13bから横方向Yに沿って互いに離間するように延びる態様で後ウエスト域13に設けてある。
第2ファスニング要素18は、図1〜3に示すように、第1ファスニング要素17を係脱可能に止着するものであって、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して前ウエスト域12の非肌対向面側に横方向Xへ延びるように設けた、いわゆるターゲットテープまたはランディングテープである。
おむつ10は、着用時において、一対のテープファスナタブ15、16の第1ファスニング要素17と、前ウエスト域12の非肌対向面に位置する第2ファスニング要素18とを係合することによって、前後ウエスト域12、13の両側縁12a、12b、13a、13bどうしが連結され、ウエスト開口37および一対のレッグ開口38が画成される(図1参照)。
また、第1ファスニング要素17は、後ウエスト域13の側縁13a、13bから縦軸Pに関して横方向Xの外方へ離間するように延びるテープファスナタブ15、16の自由部15b、16bの肌対向面に設けてある。
遠位縁部57には、縦方向Yに延びる2条のストランド状またはストリング状のバリヤ弾性部材59が収縮可能なように伸長状態で設けてある。バリヤ弾性部材59は、折り返したバリヤシート30、31の間において、ホットメルト接着剤(図示せず)を介して収縮可能なように伸長状態で取り付けてある。遠位縁部57には、おむつ10の着用状態において、バリヤ弾性部材59の収縮力によってバリヤシート30、31がトップシート20の肌対向面から離間し、尿等の体液が横方向Xに漏れることを防止するための一対のバリヤカフ65が形成される(図3参照)。
吸収性コア22は、クロッチ域14から前後ウエスト域12、13に縦方向Yに延び、主として尿等の体液を吸収する本体部22aと、前ウエスト域12にのみ設けたコア前端部22bとを備えている。また、この吸収性コア22は、本体部22aとコア前端部22bとの間において横方向Yに延びる折曲案内部24とを備えている。
折曲案内部24は、例えば、吸収性コア22の一部を取り除くことによって形成してある。吸収性コア22の一部を取り除くことによって折曲案内部24を形成した場合、当該部位の剛性が本体部22aおよびコア前端部22bの剛性に比して低下するため、折り曲げが容易となる。
本体部22aおよびコア前端部22bの両対向縁部24a、24bは、横方向Xにおいて、縦軸Pの近傍が互いに最も近接する一方、縦軸Pから横方向Yに離間するに従って徐々に相互の距離が大きくなる曲状に形成してあるため、対向縁部24a、24bがトップシート20を介して着用者の肌に当接しても、肌に与える刺激を減少することができる。
図1〜8に示す例では、図2に示す前ウエスト域12の縦方向の寸法Ldが約70.0〜90.0mmの場合において、折曲案内部24の縦軸Pにおける両対向縁部24a、24bの離間寸法La(図4参照)は、好ましくは約2.0〜10.0mm、より好ましくは約5.0〜10.0mmである。また、折曲案内部24の横方向Yの両側縁における両対向縁部24a、24bの離間寸法Lb(図4参照)は、例えば約10mm以上であることが好ましく、より好ましくは約25mm以上であることが好ましい。さらに、この例において、コア前端部22bの縦方向Yの寸法Le(図4参照)は、好ましくは約20.0〜50.0mmである。
また、前ウエスト域12の非肌対向面には、おむつ10の非肌対向面側から折曲案内部24の位置を確認することができる折曲案内表示部28を形成してある(図1参照)。折曲案内表示部28は、上記厚さ方向において、非肌対向面において、折曲案内部24に対応するよう配置してある。折曲案内表示部28は、着用者および着用補助者が折曲案内部24の位置を容易に視認することができるように、第2ファスニング要素18とは異なる色彩をバックシート21に付すことによって形成してもよいし、テープ片を貼り付けることによって形成してもよい。
加えて、へその下方において、第1ファスニング要素17が第3ファスニング要素45に係合されているため、たとえ前ウエスト域12が着用者の腹部に当接していなくても、下腹部において安定的におむつ10を着用者の身体に固定させることができるとともに、着用中に前ウエスト域12の折曲状態が解かれることはない。
かかるおむつ10では、折曲案内弾性部材60の収縮力によって、パッケージからおむつ10を取り出せば、図7、8に示すように、本体部22aに対してコア前端部22bを非肌対向面側に起立させることができる。よって、着用する前に折曲案内部24が視認できるように前ウエスト域12が折れ曲がる。換言すれば、着用する前に折曲案内部24において簡易的に折り目を付けることができるため、折曲案内部24に沿って前ウエスト域12を確実に折り曲げることができる。しかも、折曲案内部24を設ける位置は、第2ファスニング要素18の位置に合わせる必要がない。
また、折曲案内部24は、本体部22aとコア前端部22bとの間を縦方向Yに連結し、肌対向面から非肌対向面に向かう厚さ方向の寸法が、吸収性コア22の一部を本体部22aよりも薄くすることによって形成してあるため、本体部22aおよびコア前端部22bのいずれか一方の部位の位置を決定すれば、別の一方の部位の位置も決まるため、位置決めが煩雑になることを防止することができる。
さらに、折曲案内弾性部材60は、上記厚さ方向において、吸収性コア22よりも非肌対向面側に設けてあるため、前ウエスト域12を非肌対向面側に向けて折り曲げる場合、吸収性コア22が邪魔になることを抑えることができる。
この第1変形例のおむつ10Aにおいて、上述したおむつ10と同一の構成を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。
第2ファスニング要素18Aおよび第3ファスニング要素45Aは、前ウエスト域12の非肌対向面において横方向Xへ延びる略細長矩形状の繊維不織布シートであって、その表面上には、上記ライン43、44と同様のライン43A、44Aをそれぞれ形成してある。これらのライン43A、44Aも例えばエンボス加工を行なうことによって構成してある。なお、第3ファスニング要素45Aは、ライン43A、44Aを設けるものに限られず、通常のトップシート20、例えばスパンボンド繊維不織布から形成したトップシート20でもよい。
かかるおむつ10Aでは、折曲案内弾性部材60Aの収縮力によって、パッケージからおむつ10Aを取り出せば、図14、15に示すように、折曲案内弾性部材60Aの収縮力によって、本体部22aに対してコア前端部22bを肌対向面側に起立させることができる。よって、着用する前に折曲案内部24Aが視認できるように前ウエスト域12が折れ曲がる。換言すれば、着用する前に折曲案内部24Aにおいて簡易的に折り目を付けることができるため、折曲案内部24Aに沿って前ウエスト域12を確実に折り曲げることができる。
また、折曲案内弾性部材60Aは、上記厚さ方向において、吸収性コア22よりも肌対向面側に設けてあるため、前ウエスト域12を肌対向面側に向けて折り曲げる場合、吸収性コア22が邪魔になることを抑えることができる。
この第2変形例のおむつ10Bにおいて、上述したおむつ10と同一の構成を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。
この折曲案内弾性部材60Bの上端部61aは、ホットメルト接着剤(不図示)を直接塗布することによって、防漏シート29またはバックシート21の少なくとも一方に取り付けてある。
折曲案内弾性部材60Bの下端部61bは、ホットメルト接着剤(不図示)を直接塗布することによって、防漏シート29またはバックシート21の少なくとも一方に取り付けてある。
縦方向Yにおける上端部61aと下端部61bとの間の中間部(両端部61a、61の間)61cは、ホットメルト接着剤を塗布することはなく、防漏シート29、バックシート21のいずれに対しても接着していない。
図示例の折曲案内弾性部材60Bは、縦軸Pの両側に2本ずつ設けてあり、縦方向Yの長さが約45mmであり、上端部61aの縦方向Yの長さが約15mmであり、下端部61bの縦方向Yの長さが約15mmであり、中間部61cの縦方向Yの長さが約25mmである。また、折曲案内弾性部材60Bは、約620dtexのストリング状のものを縦軸Pの両側に2本ずつ設けてあり、約2.1倍に伸長させることによって、単位長さ当たり約0.04g/mのホットメルト接着剤62を直接塗布することによって、収縮力が作用するように例えば、上下端部61a、61bにおいてバックシート21に取り付けてある。縦軸Pの一方の側において、折曲案内弾性部材60Bの離間寸法は、例えば約3mmである。
すなわち、このおむつ10Bは、おむつ10に比して、上記厚さ方向において、レッグ弾性部材58Aと折曲案内弾性部材60Bとの位置を変え、かつ、挟持しているシートが異なっている。
かかるおむつ10Bでは、折曲案内弾性部材60Bの収縮力によって、パッケージからおむつ10Bを取り出せば、図18に示すように、本体部22aに対してコア前端部22bを非肌対向面側に起立させることができる。よって、着用する前に折曲案内部24が視認できるように前ウエスト域12が折れ曲がる。換言すれば、着用する前に折曲案内部24において簡易的に折り目を付けることができるため、折曲案内部24に沿って前ウエスト域12を確実に折り曲げることができる。また、折曲案内弾性部材60Bの中間部61cは、隣接するシート21、29と非接合としてあるため、中間部61cにおいて折曲案内弾性部材60Bのみ収縮するが、隣接するシート21、29が中間部61cに引っ張られることがない。
前ウエスト域12を非肌対向面に向けて折り曲げ、吸収性コア22よりも非肌対向面側に折曲案内弾性部材60Bを配置し、折曲案内弾性部材60Bの上下端部61a、61bのみをシート21、29に取り付ける一方、中間部61cをシート21、29に非接着とするため、折曲案内弾性部材60Bは縮んだ状態となり、収縮力が作用しない。よって、前ウエスト域12を折り曲げた状態で着用しても、着用した状態では、折曲案内弾性部材60Bの収縮力が作用することを防止して、おむつ10Bが身体からずれることを防止することができる。しかも、着用者がおむつ10Bを装着する時において、折曲部位端部63が折曲案内弾性部材60Bの収縮力により引っ張られて湾曲状になってしまう事を防止することができ、折曲部位端部63が相互に浮き上がることなしに折曲部位端部63が横軸Qとほぼ並行に延びることができるため、予め設定した状態で装着することができる。よって、着用者が装着した状態において、おむつ10Bがずれることを確実に防止することができる。
加えて、厚さ方向において、レッグ弾性部材58Aと折曲案内弾性部材60Bとの位置を変え、かつ、不図示のホットメルト接着剤によって取り付けるシートを変えているため、弾性部材58A、60Bを取り付けるシートに起因して発生する浮き上がりを抑えることができる。なお、折曲案内部24は、非肌対向面に設けてもよい。
例えば、図1〜19に示す例では、折曲案内部24、24Aにおける吸収性コア22の肌対向面から非肌対向面への厚さ方向の寸法を本体部22aの厚さ方向の寸法よりも薄いもので説明した。しかし、この発明はそれに限られず、折曲案内部24、24Aは、折曲案内部24、24Aに相当する部位の吸収性コア22を予め設けないこと、および吸収性コア22の一部を取り除くことによって、吸収性コア22が実質的に存在しないように形成してもよい。吸収性コア22が実質的に存在しないように折曲案内部24、24Aを形成すれば、吸収性コア22が存在しない部位の剛性を低下することができるため、剛性の相違を明確にすることができる。よって、折曲案内弾性部材60、60A、60Bの収縮力を一定に仮定した場合、折曲案内部24、24Aにおける簡易的な折り目を大きくすることができる。
このおむつ10Cにおいて、上述したおむつ10と同一の構成を有するものには同一の符号を付して説明を省略する。
このバリヤ弾性部材59Cは、その収縮力を作用させることによって、本体部22aに対してコア前端部22bを起立させる弾性部材として機能する。
一方、前ウエスト域12において、バリヤシート30、31をトップシート20に取り付ける前固定端部55Cは、上記厚さ方向において、コア前端部22bに重なるように配置してあり、かつ折曲案内部24および本体部22aに重ならないように配置してある。また、この前固定端部55Cは、通常のおむつに比して短くしてあって、縦方向Yの長さ寸法55Lは40mmである。
しかも、バリヤ弾性部材59Cは、バリヤカフ65を形成するための機能と、簡易的な折り目を形成するため機能とを有するため、上記機能を有する弾性部材を個別に設ける必要がなく、構成を簡単にすることができる。
加えて、縦方向Yにおいて後固定端部56の長さ寸法55Lより前固定端部55Cの長さ寸法が短いため、簡易的な折り目を大きくすることができる。
なお、この発明は、上述した第2実施形態に限られず、種々の変更を行なうことができる。例えば、第1実施形態と同様の変形を行なうことができる。
11 シャーシ
12 前ウエスト域
13 後ウエスト域
14 クロッチ域
15、16 テープファスナタブ
17 第1ファスニング要素
18 第2ファスニング要素
20 トップシート
22 吸収性コア
22a 本体部
22b コア前端部
24、24A 折曲案内部
30 バリヤシート
31 バリヤシート
45 第3ファスニング要素
55C 前固定端部
56 後固定端部
59C バリヤ弾性部材
60、60A、60B 折曲案内弾性部材(弾性部材)
65 バリヤカフ
X 横方向
Y 縦方向
Claims (10)
- 縦方向および横方向と、肌対向面および非肌対向面とを有し、
前ウエスト域、後ウエスト域、および前記前後ウエスト域の間において前記縦方向へ延びるクロッチ域とを有するシャーシと、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域に前記縦方向に延びる吸収性コアと、前記前後ウエスト域どうしを互いに連結するファスニングシステムとを含む使い捨て着用物品において、
前記ファスニングシステムは、前記後ウエスト域の両側縁から前記横方向へ互いに離間するように延出する一対のテープファスナタブの前記肌対向面に設けられた第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けられた第2ファスニング要素とから形成された第1ファスニングシステム、および前記一対の第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域を折り返して使用する場合に前記第1ファスニング要素に係合する第3ファスニング要素とから形成された第2ファスニングシステムを含み、
前記吸収性コアには、体液を吸収する本体部と、前記前ウエスト域に配置したコア前端部と、前記本体部と前記コア前端部との間において前記横方向に延びる折曲案内部とを設けてあり、
前記折曲案内部には、収縮力が作用するように伸長状態で隣接するシートに取り付けた前記縦方向に延びる弾性部材を設けてあることを特徴とする前記着用物品。 - 前記折曲案内部は、前記肌対向面から前記非肌対向面に向かう厚さ方向の寸法を、前記本体部よりも薄くすることによって形成した前記吸収性コアの一部である請求項1に記載の使い捨て着用物品。
- 前記折曲案内部は、前記吸収性コアが実質的に存在しないことによって形成してある請求項1に記載の使い捨て着用物品。
- 前記第3ファスニング要素は、前記前ウエスト域の前記肌対向面に設けてある請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
- 前記第3ファスニング要素は、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けてある請求項1〜3のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
- 前記弾性部材は、前記折曲案内部にのみ設けてある請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
- 前記弾性部材は、前記折曲案内部から前記本体部および前記コア前端部に重なるまで前記縦方向に延出するように設けてある請求項1〜5のいずれかに記載の使い捨て着用物品。
- 前記弾性部材は、その端部を前記本体部および前記コア前端部においてのみ隣接するシートに接合してあり、前記両端部の間を前記隣接するシートに非接合とする請求項7に記載の使い捨て着用物品。
- 縦方向および横方向と、肌対向面および非肌対向面とを有し、
前ウエスト域、後ウエスト域、および前記前後ウエスト域の間において前記縦方向へ延びるクロッチ域とを有するシャーシと、前記クロッチ域から前記前後ウエスト域に前記縦方向に延びる吸収性コアと、前記前後ウエスト域どうしを互いに連結するファスニングシステムと、前記肌対向面に設けたバリヤシートおよび前記バリヤシートに収縮可能なように伸長状態で取り付けたバリヤ弾性部材を有し、着用状態において前記バリヤ弾性部材の収縮力によって起立するバリヤカフとを含む使い捨て着用物品において、
前記ファスニングシステムは、前記後ウエスト域の両側縁から前記横方向へ互いに離間するように延出する一対のテープファスナタブの前記肌対向面に設けられた第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域の前記非肌対向面に設けられた第2ファスニング要素とから形成された第1ファスニングシステム、および前記一対の第1ファスニング要素と、前記前ウエスト域を折り返して使用する場合に前記第1ファスニング要素に係合して前記非肌対向面における前記第1ファスニング要素の下方に設けた第3ファスニング要素とから形成された第2ファスニングシステムとを含み、
前記吸収性コアには、体液を吸収する本体部と、前記前ウエスト域に配置したコア前端部と、前記本体部と前記コア前端部との間において前記横方向に延びる折曲案内部とを設けてあり、
前記バリヤ弾性部材は、展開状態において、前記折曲案内部に重なる態様で前記縦方向に延びるものであることを特徴とする前記着用物品。 - 前記バリヤシートは、透液性のトップシートに設けたものであり、
前記後ウエスト域において前記バリヤシートを前記トップシートに取り付ける後固定端部の前記縦方向の長さ寸法より、前記前ウエスト域において前記バリヤシートを前記トップシートに取り付ける前固定端部の前記縦方向の長さ寸法が短く、
前記前固定端部は、前記肌対向面から前記非肌対向面に向かう厚さ方向において、前記コア前端部に重なる一方、前記本体部には重ならない請求項9に記載の使い捨て着用物品。
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