JP5602319B1 - 枚葉状シート重ね合わせ機構、折機、印刷機及び枚葉状シート重ね合わせ方法 - Google Patents

枚葉状シート重ね合わせ機構、折機、印刷機及び枚葉状シート重ね合わせ方法 Download PDF

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Abstract

【課題】4の倍数のページ数を有する折丁に2ページのペラ紙を挿入可能な枚葉状シート重ね合わせ機構、折機、印刷機及び枚葉状シート重ね合わせ方法を提供する。
【解決手段】枚葉状シート重ね合わせ機構は、第1の枚葉状シートFP1−1,FP1−2の搬送方向の前端縁部を保持可能な紙端保持機構32a,34aを有し、第1の枚葉状シートFP−1,FP−2の搬送方向に沿って回転可能に設けられた保持胴32,34を備えている。保持胴32,34は、該保持胴32,34に到達した第1の枚葉状シートFP1−1,FP1−2を紙端保持機構32a,34aにより巻き取り、第2の枚葉状シートFP2−1,FP2−2が該保持胴32,34に到達したタイミングで該第1の枚葉状シートFP1−1,1−2を解放し、該第1の枚葉状シートFP1−1,FP1−2を該第2の枚葉状シートFP2−1,2−2上に積層させるよう構成されている。
【選択図】図5

Description

本発明は、カットオフ(切断長)が異なる2以上の枚葉状シートを重ね合わせるための枚葉状シート重ね合わせ機構、折機、印刷機及び枚葉状シート重ね合わせ方法に関するものである。
従来、新聞形態の折丁を作成するための装置として、インクジェット印刷による新聞製作装置が提案されている(特許文献1参照)。特許文献1にて開示される新聞製作装置は、連続紙を供給する給紙ユニットと、連続紙の両面に印刷可能なインクジェット印刷ユニットと、印刷後の連続紙を切断して折り畳む折りユニットとを有している。この折りユニットは、外周面に紙を保持する保持機構と、保持した紙を半径方向外側に突き出す折り刃機構とを有する折胴を備える回転折りユニットであり、保持機構で保持した紙を折胴の複数回転毎に折り畳んで折丁を作成する、所謂コレクトランを実行可能に構成されている。
特許文献1の新聞製作装置のように、インクジェット印刷による新聞製作装置では、従来の輪転印刷機とは異なり刷版を必要としないため、1つの連続紙の連続方向に印刷可能な、異なる内容のページの数に制限がない。したがって、インクジェット印刷による新聞製作装置によれば、連続紙に対し必要な内容のページを予め決められた順に印刷し、印刷された連続紙を切断して枚葉状シートとし、それらを重ね合わせて折り畳むことによって、異なる内容のページが印刷された複数の枚葉状シートからなる折丁を作成することが可能である。このように、インクジェット印刷による新聞製作装置は、連続紙の両面に印刷可能な印刷ユニットが1つあれば、任意のページ数の折丁を作成することができるため、従来の輪転印刷機のようにページ数に対応させて印刷ユニットの数を増加させる必要がなく、低コストで、かつ、省スペースで新聞を製作できるという利点を有する。
特開2011−157168号公報
しかしながら、インクジェット印刷による従来の新聞製作装置において、ブランケット(ブロード)判(縦545mm×横406.5mm)の新聞形態の折丁を製作する場合には、連続紙の幅方向を新聞の縦方向とし、印刷された連続紙を連続方向に新聞の2ページ幅(813mm)の長さで切断して、両面合わせて4ページ(縦545mm×横813mm)の枚葉状シートとし、それら枚葉状シートを順次折胴にて重ね合わせた後に連続方向の中央で折り畳むことによって折丁を作成する必要がある。このため、インクジェット印刷による従来の新聞製作装置では、4の倍数のページ数を有する折丁しか作成することができないという問題がある。すなわち、インクジェット印刷による従来の新聞製作装置では、新聞形態の折丁のページとページとの間に、新聞の1ページ幅(406.5mm)の長さで切断された両面合わせて2ページのペラ紙を挿入することができないため、新聞に載せる記事や広告の量に応じて自由にページ数(例えば34ページや38ページといった4で割り切れないページ数)を選べなくなり、新聞編成において不都合が生じるという問題がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、4の倍数のページ数を有する折丁に2ページのペラ紙を挿入可能な枚葉状シート重ね合わせ機構、折機、印刷機及び枚葉状シート重ね合わせ方法を提供することにある。
本発明に係る枚葉状シート重ね合わせ機構は、上流側から搬送される第1の枚葉状シートを、その後に搬送され、かつ、前記第1の枚葉状シートの搬送方向の長さよりも長い搬送方向の長さを有する第2の枚葉状シート上に重ね合わせるための枚葉状シート重ね合わせ機構であって、前記第1の枚葉状シートの搬送方向の前端縁部を保持可能な紙端保持機構を有し、前記第1の枚葉状シートの搬送方向に沿って回転可能に設けられた保持胴を備え、前記保持胴は、該保持胴に到達した前記第1の枚葉状シートを前記紙端保持機構により巻き取り、前記第2の枚葉状シートが該保持胴に到達したタイミングで該第1の枚葉状シートを解放し、該第1の枚葉状シートを該第2の枚葉状シート上に積層させるよう構成されていることを特徴とする。
前記枚葉状シート重ね合わせ機構は、上流側から連続して搬送される複数の前記第1の枚葉状シートの各第1の枚葉状シートを、その後に連続して搬送される複数の前記第2の枚葉状シートの各第2の枚葉状シート上に重ね合わせるための枚葉状シート重ね合わせ機構であるとしても良く、この場合において、前記保持胴は、前記第1の枚葉状シートの搬送経路に沿って、前記第1の枚葉状シートが連続して搬送される数と同数設けられ、各保持胴が前記第1の枚葉状シートを一枚ずつ保持し、各第2の枚葉状シート上に積層させることにより、前記第1の枚葉状シートが連続して搬送される数と同数の積層体を作成するよう構成されることが好ましい。
本発明に係る折機は、上述の枚葉状シート重ね合わせ機構を備える折機であって、連続紙を前記第1の枚葉状シートの搬送方向の長さで切断する第1の切断態様と、連続紙を前記第2の枚葉状シートの搬送方向の長さで切断する第2の切断態様とを任意のタイミングで切り替え可能に構成された切断機構と、前記切断機構の下流側に設けられ、前記第1の枚葉状シート及び前記第2の枚葉状シートを搬送する搬送機構と、前記搬送機構の下流側に設けられ、前記第2の枚葉状シート上に前記第1の枚葉状シートが積層された積層体を少なくとも含む枚葉状シート群を折り畳む折畳機構とをさらに備え、前記枚葉状シート重ね合わせ機構は、前記搬送機構の搬送経路上に設けられていることを特徴とする。
本発明に係る印刷機は、上述の折機を備える印刷機であって、前記切断機構の上流側に設けられたインクジェット印刷ユニットをさらに備えることを特徴とする。
本発明に係る枚葉状シート重ね合わせ方法は、上流側から搬送される第1の枚葉状シートを、その後に搬送され、かつ、前記第1の枚葉状シートの搬送方向の長さよりも長い搬送方向の長さを有する第2の枚葉状シート上に重ね合わせるための枚葉状シート重ね合わせ方法であって、前記第1の枚葉状シートの搬送方向の前端縁部を保持可能な紙端保持機構を有し、前記第1の枚葉状シートの搬送方向に沿って回転可能に設けられた保持胴を備える枚葉状シート重ね合わせ機構を用いて、前記保持胴に到達した前記第1の枚葉状シートを前記紙端保持機構により巻き取った後、前記第2の枚葉状シートが該保持胴に到達したタイミングで該第1の枚葉状シートを解放することにより、該第1の枚葉状シートを該第2の枚葉状シート上に積層させることを特徴とする。
本発明によれば、4の倍数のページ数を有する折丁に2ページのペラ紙を挿入可能な枚葉状シート重ね合わせ機構、折機、印刷機及び枚葉状シート重ね合わせ方法を提供することができる。
本実施形態に係る枚葉状シート重ね合わせ機構及び折機を含む印刷機の全体構成を、一部の構成を省略して概略的に示す正面図である。 切断機構の概略構成を拡大して示す正面図である。 下部搬送ベルトの概略構成を一部切り欠いて示す平面図である。 第1保持胴及び第2保持胴の概略構成を拡大して示す正面図である。 本実施形態に係る枚葉状シート重ね合わせ機構の動作を経時的に示す図である。図5(a)は、第1保持胴の紙保持針が先行第1枚葉状シートに突き刺さった状態を概略的に示す工程図である。図5(b)〜図5(d)は、図5(a)の状態から第1保持胴が半周回転する毎の様子を経時的に示す工程図である。 本実施形態に係る枚葉状シート重ね合わせ機構の動作を経時的に示す図である。図6(a)〜図6(d)は、図5(d)の状態から第1保持胴が半周回転する毎の様子を経時的に示す工程図である。 2倍胴(又は4以上の偶数倍胴)の折胴を使用して6ページからなる折丁を作成する場合における各枚葉状シートの位置関係を概略的に示す図である。 6ページからなる折丁を概略的に示す斜視図である。 2倍胴の折胴を使用して10ページからなる折丁を作成する場合であって、見開き部分に第1枚葉状シートを挿入する場合における各枚葉状シートの位置関係を概略的に示す図である。 2倍胴の折胴を使用して10ページからなる折丁を作成する場合であって、見開き部分以外に第1枚葉状シートを挿入する場合における各枚葉状シートの位置関係を概略的に示す図である。 4倍胴の折胴を使用して10ページからなる折丁を作成する場合であって、見開き部分に第1枚葉状シートを挿入する場合における各枚葉状シートの位置関係を概略的に示す図である。 4倍胴の折胴を使用して10ページからなる折丁を作成する場合であって、見開き部分以外に第1枚葉状シートを挿入する場合における各枚葉状シートの位置関係を概略的に示す図である。 6倍胴の折胴を使用して10ページからなる折丁を作成する場合であって、見開き部分に第1枚葉状シートを挿入する場合における各枚葉状シートの位置関係を概略的に示す図である。 6倍胴の折胴を使用して10ページからなる折丁を作成する場合であって、見開き部分以外に第1枚葉状シートを挿入する場合における各枚葉状シートの位置関係を概略的に示す図である。
以下、本発明を実施するための好適な実施形態について、図面を用いて説明する。なお、以下の実施形態は、各請求項に係る発明を限定するものではなく、また、実施形態の中で説明されている特徴の組み合わせの全てが発明の解決手段に必須であるとは限らない。
本実施形態に係る印刷機は、図1に示すように、連続紙Wをロール状に巻いたロール紙をセットする連続紙供給ユニット(図示せず)と、連続紙供給ユニットから供給される連続紙Wの両面にインクジェット印刷(デジタル印刷)を施すインクジェット印刷ユニット(図示せず)と、インクジェット印刷後の連続紙Wを断裁して個々の枚葉状シート(Flat Paper)を形成すると共に、2以上の枚葉状シートからなる枚葉状シート群を折り畳んで折丁を形成する折機1と、折機1により形成された折丁を更に二つ折りする等の所定の処理を行い集積する後処理機構(図示せず)と、各構成の各種制御を実行する一又は複数の制御部(図示せず)とを備えている。なお、本実施形態に係る印刷機において、連続紙供給ユニット及び後処理機構は、種々の公知のものを任意に用いることができるため、その説明を省略する。
インクジェット印刷ユニットは、予め設定された折丁の編成に基づいて、連続紙Wに対し同一又は異なる内容のページを任意の順で任意の数ずつ連続して印刷可能に構成されている。このようなインクジェット印刷ユニットとしては、種々の公知のものを用いることができる。
本実施形態に係る折機1は、4の整数倍に2を加えたページ数(例えば6,10,14,18,22,26,30,34ページ等)からなる折丁を2部ずつ作成するための折機である。具体的には、本実施形態に係る折機1は、図1に示すように、インクジェット印刷後の連続紙Wを断裁して第1枚葉状シートFP1(第1の枚葉状シート)及び第2枚葉状シートFP2(第2の枚葉状シート)を形成する切断機構10と、切断後の第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を下流側に搬送する搬送機構20と、搬送機構20の搬送経路上(中途部)に設けられ、上流側から搬送される第1枚葉状シートFP1を、その後に搬送される第2枚葉状シートFP2上に重ね合わせる枚葉状シート重ね合わせ機構30と、搬送機構20(すなわち上流側)から搬送される第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2からなる積層体Lを少なくとも含む枚葉状シート群を折り畳む折畳機構40とを備えている。
ここで、第1枚葉状シートFP1とは、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さよりも短い搬送方向長さを有し、表面と裏面とに異なる内容の印刷が施された枚葉状のシートのことをいい、本実施形態の説明では、ブロード紙(縦545mm×横813mm)の半分のサイズからなり、表面と裏面とに計2ページ分の印刷が施されたペラ紙(縦545mm×横406.5mm)をいうものとする。また、第2枚葉状シートFP2とは、第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さよりも長い搬送方向長さを有し、表面の左右及び裏面の左右にそれぞれ異なる内容の印刷が施された枚葉状のシートのことをいい、本実施形態の説明では、表面と裏面とに計4ページ分の印刷が施されたブロード紙(縦545mm×横813mm)をいうものとする。なお、本実施形態の説明において、用紙サイズの縦とは、連続紙Wの幅方向をいい、横とは、搬送方向(連続方向)をいうものとする。さらに、積層体Lとは、搬送方向の前端縁部が揃うように一枚の第2枚葉状シートFP2上に一枚の第1枚葉状シートFP1を積層させることにより形成される積層体のことをいう。またさらに、枚葉状シート群とは、積層体L、又は、積層体Lの第2枚葉状シートFP2側に更に1以上の第2枚葉状シートFP2が積層されることにより形成される積層体のことをいうものとする。
切断機構10は、図1及び図2に示すように、連続紙Wを境として対向して配置されたカッター胴12及びカッター受け胴14を備える回転式の切断機構である。
カッター胴12は、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さと略等しい周長を有する円柱状に形成された胴であり、連続紙Wの搬送方向と直交かつ連続紙Wの平面と平行な方向に延びる回転軸(図示せず)を中心として、連続紙Wの搬送方向に沿って回転可能に設けられている。カッター胴12には、図2に示すように、カッター胴12の周面から径方向外側に向けて常に刃先が突出している固定刃15と、カッター胴12の周面から任意のタイミングで刃先を突出(進出)又は没入(後退)させることが可能な可動刃機構16とが、周方向に180度の間隔をおいて設けられている。
可動刃機構16は、連続紙Wを幅方向に切断可能な刃先を有する可動刃16aと、可動刃16aを保持するホルダー16bと、ホルダー16bが取り付けられる支軸16cとを備えている。また、可動刃機構16は、支軸16cを任意のタイミングで往復角変位(すなわち、正方向に軸回転した後に逆方向に軸回転)させることが可能な角変位手段(図示せず)を備えている。支軸16cは、角変位手段と接続されており、当該角変位手段によって、任意のタイミングで往復角変位するよう構成されている。ホルダー16bは、支軸16cの角変位に応じて、支軸16cを中心としてカッター胴12の周面と略直交する方向に揺動し、可動刃16aの刃先をカッター胴12の周面から突出(進出)又は没入(後退)させるように構成されている。
角変位手段としては、例えば、可動刃16aの刃先をカッター胴12の周面から没入させることが可能な没入領域を周面に有する駆動カムと、駆動カムの没入領域を無効化させることにより可動刃16aの刃先をカッター胴12の周面から突出させることが可能なマスク部を周面に有するマスキングカムと、マスキング位置と非マスキング位置との間においてマスキングカムを任意のタイミングで軸心回りに角変位させるマスキングカム駆動手段と、支軸16cに接続され、駆動カムの周面に沿って移動する駆動カム用カムフォロワーと、支軸16cに接続され、マスキングカムの周面に沿って移動するマスキングカム用カムフォロワーとを備えるカム機構を用いることが可能である。このカム機構は、マスキングカムが非マスキング位置に位置している状態において、可動刃16aの刃先をカッター胴12の周面から没入させ、マスキングカムがマスキング位置に位置している状態において、可動刃16aの刃先をカッター胴12の周面から突出させて連続紙Wを切断するように構成されている。なお、角変位手段は、当該カム機構に限定されるものではなく、種々の公知のものを任意に用いることができる。
カッター受け胴14は、図1及び図2に示すように、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの半分(すなわち、第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さ)と略等しい周長を有する円柱状に形成された胴であり、カッター胴12の回転軸と平行な回転軸(図示せず)を中心として、連続紙Wの搬送方向に沿って回転可能に設けられている。カッター受け胴14の周面には、図2に示すように、カッター胴12の固定刃15及び可動刃16aが進入可能な凹部18が軸方向に沿って形成されている。この凹部18には、ゴム等の弾性体からなるカッター受け(図示せず)が設けられており、該カッター受けによってカッター胴12の固定刃15及び可動刃16aを受けるよう構成されている。
これらカッター胴12及びカッター受け胴14は、カッター胴12の固定刃15の刃先及び可動刃16aの刃先がカッター受け胴14の凹部18に進入する位相関係において、互いに等しい周速度で回転するよう同期制御されている。すなわち、カッター胴12及びカッター受け胴14は、カッター胴12が半回転する毎にカッター受け胴14が1回転し、カッター胴12の固定刃15及び可動刃16aが交互にカッター受け胴14の凹部18と対向するような位相及び周速度となるように、図示しない制御部により回転制御されている。
本実施形態では、カッター胴12の周長が第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さと略等しいため、カッター胴12及びカッター受け胴14の周速度は、連続紙Wの搬送速度と同速となる。ただし、カッター胴12及びカッター受け胴14の周長や周速度は、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さに応じて適宜変更可能である。すなわち、所望する第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さがカッター胴12の周長よりも長い場合には、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さに応じて、カッター胴12の周速度を遅くするか、周長が長いカッター胴12に変更することにより対応可能であり、所望する第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さがカッター胴12の周長よりも短い場合には、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さに応じて、カッター胴12の周速度を速くするか、周長が短いカッター胴12に変更することにより対応可能である。なお、カッター受け胴14の構成は、カッター胴12の変更に伴い変更される。このように、本実施形態に係る切断機構10は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さを任意の長さに変更する、所謂バリアブルカットオフにも対応することが可能に構成されている。
また、カッター胴12の可動刃機構16は、作成する折丁のページ数に応じて、可動刃16aの刃先がカッター胴12の周面から突出するタイミングを変更可能に構成されている。例えば、可動刃機構16は、6ページの折丁を2部ずつ作成する場合には、可動刃16aがカッター受け胴14の凹部18と3回対向(最接近)する毎に、可動刃16aの刃先が1回突出するよう調整される。また、可動刃機構16は、10ページの折丁を2部ずつ作成する場合には、可動刃16aがカッター受け胴14の凹部18と5回対向(最接近)する毎に、可動刃16aの刃先が1回突出するよう調整される。すなわち、可動刃機構16は、可動刃16aがカッター受け胴14の凹部18と「2N+1(Nは1以上の整数)」回対向(最接近)する毎に、可動刃16aの刃先が1回突出するよう調整されることにより、「4N+2」のページ数からなる折丁を2部ずつ作成することができるよう構成されている。なお、可動刃16aの突出タイミングの調整は、カム機構等を手動により変更若しくは調整することにより行われても良いし、図示しない入力手段から入力された折丁編成の情報に基づいて図示しない制御部により自動制御されるとしても良い。
以上のように構成された切断機構10によれば、固定刃15のみを用いることによって連続紙Wを第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さで切断し、固定刃15及び可動刃16aの双方を用いることによって連続紙Wを第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さで切断することが可能となる。すなわち、切断機構10は、可動刃16aの刃先をカッター胴12の周面から突出させて固定刃15及び可動刃16aの双方を用いて連続紙Wを切断することにより、連続紙Wを第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さで切断する第1の切断態様と、可動刃16aの刃先をカッター胴12の周面から没入させて固定刃15のみを用いて連続紙Wを切断することにより、連続紙Wを第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さで切断する第2の切断態様とを任意のタイミングで切り替え可能に構成されている。
搬送機構20は、図1に示すように、下部搬送ベルト21と、下部吸引装置22と、第1上部搬送ベルト23と、第2上部搬送ベルト25と、第1ガイド部材27と、第2ガイド部材29とを備えており、切断機構10により切断された第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を折畳機構40に向けて搬送するよう構成されている。
下部搬送ベルト21は、図1に示すように、切断機構10の下流側近傍から折畳機構40の折胴42に至る領域に設けられている。この下部搬送ベルト21は、図3に示すように、ベルト部21aと、ベルト部吸引孔21bと、天板21cと、天板吸引孔21dとを含む。また、下部搬送ベルト21は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路の下部に配設された搬送機構である。下部搬送ベルト21は、第1上部搬送ベルト23、第2上部搬送ベルト25、第1ガイド部材27及び第2ガイド部材29と共に、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を上下で挟み込むようにして搬送する。
ベルト部21aは、図1に示すように、複数のローラーによって懸架されるベルトである。複数のローラーに懸架されることにより所定の経路を形成し、ローラーの回転駆動力を動力源として周回する。この所定の経路は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路を含む。下部搬送ベルト21における第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路は、切断機構10の直後から、折畳機構40の折胴42に配設された後述する紙端保持機構42aが作動する位置までの位置までである。
ベルト部吸引孔21bは、図3に示すように、ベルト部21aに対して形成される円形状の丸孔である。そして、ベルト部吸引孔21bは、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送方向に沿って所定のピッチで複数形成されると共に、搬送方向と直交かつ各枚葉状シートFP1,FP2の平面と平行な方向に所定の間隔をおいて複数列形成される。搬送する第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さを考慮すると、安定して第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を搬送するために、ベルト部吸引孔21bの長手方向に対するピッチは、25mm程度であることが好ましい。
天板21cは、下部搬送ベルト21の内側に配設されるとともに、下部搬送ベルト21における第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2が通過する搬送経路の直下に配設される。天板21cは、印刷機全体のフレームや、折機1に配設されているフレームなどに固定されている。そして、天板21cは、下部吸引装置22を固定する。
天板吸引孔21dは、天板21cに対して形成されるスリット孔であり、複数のベルト部吸引孔21bに跨るような搬送方向に沿った長さを有している。この天板吸引孔21dは、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送方向に沿って所定のピッチで複数形成されると共に、搬送方向と直交かつ各枚葉状シートFP1,FP2の平面と平行な方向にベルト部吸引孔21bの列間と略同じ間隔をおいて複数列形成される。
ベルト部吸引孔21bの搬送方向と平行に形成される列と、天板吸引孔21dの搬送方向と平行に形成される列は、それぞれの列が重なるように形成される。したがって、ベルト部21aが駆動しているときに、ベルト部吸引孔21bは、必ず天板吸引孔21dの上を通過することとなる。このため、折機1は、下部吸引装置22からの吸引力がベルト部吸引孔21bを介して第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2に伝達することが可能となり、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を拘束して搬送し、折胴42に受け渡すことが可能となる。
下部吸引装置22は、下部搬送ベルト21における第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路下に複数配設される。ベルト部21aに対して直接固定されるのではなく、下部搬送ベルト21を形成する天板21cに対して固定されるため、下部吸引装置22自体は移動しない。そして、下部吸引装置22の吸引力は、ベルト部吸引孔21bを介して第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2に伝達される。このような構成によれば、連続紙Wを切断して枚葉紙となった第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を、拘束した状態で確実に搬送することが可能となる。また、下部吸引装置22は、折畳機構40の折胴42の下部にも設けられており、これにより、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2をフリーな状態にすることなく拘束した状態で搬送することが可能となるため、安定した搬送を実現できると共に、搬送不良を防ぐことが可能となる。
第1上部搬送ベルト23は、図1に示すように、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路の上部に僅かな間隔をおいて配設されたベルトであり、切断機構10の下流側近傍から枚葉状シート重ね合わせ機構30の第1保持胴32の上流側に至る領域に設けられている。この第1上部搬送ベルト23は、下部搬送ベルト21と協働して、切断直後の第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を第1保持胴32に向けて搬送するよう構成されている。
第2上部搬送ベルト25は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路の上部に僅かな間隔をおいて配設されたベルトであり、第2ガイド部材29の下流側近傍から折畳機構40の折胴42の上流側近傍に至る領域に設けられている。この第2上部搬送ベルト25は、下部搬送ベルト21と協働して、第1保持胴32若しくは第2保持胴34において作成された積層体L又は第1保持胴32及び第2保持胴34を通過した第2枚葉状シートFP2を折畳機構40の折胴42に向けて搬送するよう構成されている。
第1ガイド部材27は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路の上部に僅かな間隔をおいて配設された板状の部材であり、枚葉状シート重ね合わせ機構30の第1保持胴32と第2保持胴34との間に設けられている。この第1ガイド部材27は、第1保持胴32により作成された積層体L又は第1保持胴32を通過した第1枚葉状シートFP1若しくは第2枚葉状シートFP2が下部搬送ベルト21から浮き上がることを防止するよう構成されている。
第2ガイド部材29は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送経路の上部に僅かな間隔をおいて配設された板状の部材であり、枚葉状シート重ね合わせ機構30の第2保持胴34の下流側近傍に設けられている。この第2ガイド部材29は、第1保持胴32若しくは第2保持胴34により作成された積層体L又は第2保持胴34を通過した第2枚葉状シートFP2が下部搬送ベルト21から浮き上がることを防止するよう構成されている。
下部搬送ベルト21、第1上部搬送ベルト23及び第2上部搬送ベルト25は、図示しない制御部によって同速で回転するよう同期制御されている。具体的には、下部搬送ベルト21、第1上部搬送ベルト23及び第2上部搬送ベルト25は、切断機構10に供給されてくる連続紙Wの搬送速度よりも速い任意の速度で、本実施形態では連続紙Wの搬送速度よりも5%程度速い速度で第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を搬送するよう、図示しない制御部により制御されている。このように、搬送機構20は、切断機構10によって切断された第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2を連続紙Wの搬送速度よりも速い速度で搬送させることにより、各枚葉状シートの間に所定の隙間を形成することができる。
なお、搬送機構20による第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送速度、すなわち下部搬送ベルト21、第1上部搬送ベルト23及び第2上部搬送ベルト25の駆動速度は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さに応じて適宜変更可能である。すなわち、搬送機構20の搬送速度は、切断機構10に供給される連続紙Wの搬送速度よりも速く、かつ、搬送される積層体L又は第2枚葉状シートFP2の先端縁部が折胴42の紙端保持機構42aにより確実に保持されるような速度となるように、図示しない制御部により可変制御されている。このように、本実施形態に係る搬送機構20は、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さを任意の長さに変更する、所謂バリアブルカットオフにも対応することが可能に構成されている。
枚葉状シート重ね合わせ機構30は、図1に示すように、搬送機構20の下部搬送ベルト21の上部において搬送経路に沿って設けられた第1保持胴32及び第2保持胴34と、これら第1保持胴32及び第2保持胴34を制御する図示しない制御部とを備えている。これら第1保持胴32及び第2保持胴34は、第1保持胴32の中心軸(回転軸)から第2保持胴34の中心軸(回転軸)までの搬送経路に沿った距離が第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さと略等しくなるよう離間して設置されている。
第1保持胴32は、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さと略等しい周長を有する円柱状に形成された胴(1倍胴)であり、各枚葉状シートFP1,FP2の搬送方向と直交かつ各枚葉状シートFP1,FP2の平面と平行な方向に延びる回転軸(図示せず)を中心として、各枚葉状シートFP1,FP2の搬送方向に沿って回転可能に設けられている。この第1保持胴32は、図4に示すように、第1枚葉状シートFP1の搬送方向の前端縁部を任意のタイミングで保持し、任意のタイミングで解放可能な紙端保持機構32aと、紙端保持機構32aが第1枚葉状シートFP1を解放する際に第1枚葉状シートFP1を第1保持胴32の周面から離間させる剥がし機構32bとを有している。
紙端保持機構32aは、第1枚葉状シートFP1の搬送方向の前端縁部に突き刺さることが可能な複数の紙保持針33aと、紙保持針33aを保持するホルダー33bと、ホルダー33bが取り付けられる支軸33cとを備えている。また、紙端保持機構32aは、支軸33cを任意のタイミングで往復角変位(すなわち、正方向に軸回転した後に逆方向に軸回転)させることが可能な角変位手段(図示せず)を備えている。支軸33cは、角変位手段と接続されており、当該角変位手段によって、任意のタイミングで往復角変位するよう構成されている。ホルダー33bは、支軸33cの角変位に応じて、支軸33cを中心として第1保持胴32の周面と略直交する方向に揺動し、紙保持針33aを第1保持胴32の周面から突出(進出)又は没入(後退)させるように構成されている。
角変位手段としては、例えば、紙保持針33aを第1保持胴32の周面から没入させることが可能な没入領域を周面に有する駆動カムと、駆動カムの没入領域を無効化させることにより紙保持針33aを第1保持胴32の周面から突出させることが可能なマスク部を周面に有するマスキングカムと、マスキング位置と非マスキング位置との間においてマスキングカムを任意のタイミングで軸心回りに角変位させるマスキングカム駆動手段と、支軸33cに接続され、駆動カムの周面に沿って移動する駆動カム用カムフォロワーと、支軸33cに接続され、マスキングカムの周面に沿って移動するマスキングカム用カムフォロワーとを備えるカム機構を用いることが可能である。このカム機構は、マスキングカムが非マスキング位置に位置している状態において、紙保持針33aを第1保持胴32の周面から没入させ、マスキングカムがマスキング位置に位置している状態において、紙保持針33aを第1保持胴32の周面から突出させて第1枚葉状シートFP1を保持するように構成されている。なお、角変位手段は、当該カム機構に限定されるものではなく、種々の公知のものを任意に用いることができる。
剥がし機構32bは、第1枚葉状シートFP1を第1保持胴32の周面から離間させることが可能な複数の紙剥がし部35aと、紙剥がし部35aを保持するホルダー35bと、ホルダー35bが取り付けられる支軸35cとを備えている。また、剥がし機構32bは、支軸35cを任意のタイミングで往復角変位(すなわち、正方向に軸回転した後に逆方向に軸回転)させることが可能な角変位手段(図示せず)を備えている。なお、このような角変位手段としては、紙端保持機構32aと同様に、例えばカム機構を用いることが可能であるが、これに限定されず、種々の公知のものを任意に用いることができる。支軸35cは、角変位手段と接続されており、当該角変位手段によって、任意のタイミングで往復角変位するよう構成されている。ホルダー35bは、支軸35cの角変位に応じて、支軸35cを中心として第1保持胴32の周面と略直交する方向に揺動し、紙剥がし部35aを第1保持胴32の周面から突出(進出)又は没入(後退)させるように構成されている。
第2保持胴34は、図1に示すように、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの1.5倍と略等しい周長を有する円柱状に形成された胴(1.5倍胴)であり、各枚葉状シートFP1,FP2の搬送方向と直交かつ各枚葉状シートFP1,FP2の平面と平行な方向に延びる回転軸(図示せず)を中心として、各枚葉状シートFP1,FP2の搬送方向に沿って回転可能に設けられている。この第2保持胴34は、図4に示すように、第1枚葉状シートFP1の搬送方向の前端縁部を任意のタイミングで保持し、任意のタイミングで解放可能な紙端保持機構34aと、紙端保持機構34aが第1枚葉状シートFP1を解放する際に第1枚葉状シートFP1を第2保持胴34の周面から離間させる剥がし機構34bとを有している。
紙端保持機構34aは、第1保持胴32の紙端保持機構32aと同様に、第1枚葉状シートFP1の搬送方向の前端縁部に突き刺さることが可能な複数の紙保持針36aと、紙保持針36aを保持するホルダー36bと、ホルダー36bが取り付けられる支軸36cとを備えている。また、紙端保持機構34aは、支軸36cを任意のタイミングで往復角変位(すなわち、正方向に軸回転した後に逆方向に軸回転)させることが可能な角変位手段(図示せず)を備えている。なお、これら紙保持針36a、ホルダー36b、支軸36c及び角変位手段は、第1保持胴32の紙端保持機構32aの紙保持針33a、ホルダー33b、支軸33c及び角変位手段と同様の構成を備えるものを用いることが可能であるため、その説明を省略する。
剥がし機構34bは、第1保持胴32の剥がし機構32bと同様に、第1枚葉状シートFP1を第2保持胴34の周面から離間させることが可能な複数の紙剥がし部37aと、紙剥がし部37aを保持するホルダー37bと、ホルダー37bが取り付けられる支軸37cとを備えている。また、剥がし機構34bは、支軸37cを任意のタイミングで往復角変位(すなわち、正方向に軸回転した後に逆方向に軸回転)させることが可能な角変位手段(図示せず)を備えている。なお、これら紙剥がし部37a、ホルダー37b、支軸37c及び角変位手段は、第1保持胴32の剥がし機構32bの紙剥がし部35a、ホルダー35b、支軸35c及び角変位手段と同様の構成を備えるものを用いることが可能であるため、その説明を省略する。
以上のような構成を備える第1保持胴32及び第2保持胴34は、保持対象とする第1枚葉状シートFP1の搬送方向の前端縁部に紙保持針33a,36aがそれぞれ突き刺さる位相関係となり、かつ、第1保持胴32及び第2保持胴34の周速度が搬送機構20における搬送速度と同速となるように予め位相及び周速度が設定されるか、又は、図示しない制御部により同期制御されている。また、第1保持胴32及び第2保持胴34は、保持対象とする第1枚葉状シートFP1の保持を、積層対象とする第2枚葉状シートFP2の搬送方向の前端縁部が到達するまでの間、本実施形態では第1枚葉状シートFP1を保持した状態で1回転する間継続し、その後第1枚葉状シートFP1の保持を解除すると共に剥がし機構32b,34bを作動させるよう予め設定されるか、又は、図示しない制御部により制御されている。
第1保持胴32は、このように設定又は制御されることにより、保持対象とする第1枚葉状シートFP1(後述する先行第1枚葉状シートFP1−1)を巻き取ることより搬送機構20の搬送経路から一時的に逸らせ、第1保持胴32の周長分、本実施形態では第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さ(第1枚葉状シートFP1の2つ分の搬送方向長さ)分だけ遅らせて搬送機構20の搬送経路に保持対象とする第1枚葉状シートFP1を復帰させるよう構成される(図7参照)。また、第2保持胴34は、このように設定又は制御されることにより、保持対象とする第1枚葉状シートFP1(後述する後行第1枚葉状シートFP1−2)を巻き取ることより搬送機構20の搬送経路から一時的に逸らせ、第2保持胴34の周長分、本実施形態では第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの1.5倍の長さ(=1つの第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さ+1つの第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さ)分だけ遅らせて搬送機構20の搬送経路に保持対象とする第1枚葉状シートFP1を復帰させるよう構成される(図7参照)。すなわち、第1保持胴32及び第2保持胴34は、保持対象とする第1枚葉状シートFP1(後述する先行第1枚葉状シートFP1−1及び後行第1枚葉状シートFP1−2)を、その後当該胴(第1保持胴32又は第2保持胴34)の周長分遅れて搬送される積層対象とする第2枚葉状シートFP2(後述する先行第2枚葉状シートFP2−1及び後行第2枚葉状シートFP2−2)上に、それぞれの搬送方向の前端縁部を揃えた状態で積層させることが可能に構成されている。
折畳機構40は、図1に示すように、搬送機構20(すなわち上流側)から搬送される積層体L又は単一の第2枚葉状シートFP2を順次巻き取る折胴42と、折胴42から枚葉状シート群を受け取って下流側に搬送する咥え胴44とを備えている。
折胴42は、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの2倍と略等しい周長を有する円柱状に形成された胴(2倍胴)であり、各枚葉状シートFP1,FP2の搬送方向と直交かつ各枚葉状シートFP1,FP2の平面と平行な方向に延びる回転軸(図示せず)を中心として、各枚葉状シートFP1,FP2の搬送方向に沿って回転可能に設けられている。また、折胴42は、周方向に180度の間隔をおいて設けられた2つの紙端保持機構42a,42aと、同じく周方向に180度の間隔をおいて設けられた2つの差し刃機構42b,42bとを備えている。
紙端保持機構42aは、搬送機構20から搬送される積層体L又は単一の第2枚葉状シートFP2の搬送方向の前端縁部を任意のタイミングで保持し、任意のタイミングで解放可能に構成されている。このような紙端保持機構42aとしては、第1保持胴32及び第2保持胴34の紙端保持機構32a,34aと同様の構成を備えるものを用いることが可能であるため、その説明を省略する。
差し刃機構42bは、2つの紙端保持機構42a,42aの中間位置にそれぞれ設けられており、折胴42の差し刃機構42bと咥え胴44の咥え機構44aとの距離が最小となる位置に到達する毎に、又は、当該位置に到達する任意の回数毎に差し刃43を突出させることにより、紙端保持機構42aにより保持されている枚葉状シート群(積層体L又はこの積層体Lに1以上の第2枚葉状シートFP2が積層された積層体)の搬送方向の略中央を咥え胴44の咥え機構44aに咥え込ませるように構成されている。
具体的には、差し刃機構42bは、それぞれ、折胴42の軸心と平行に設けられた支軸に取り付けられた差し刃43と、この支軸を任意のタイミングで往復角変位(すなわち、正方向に軸回転した後に逆方向に軸回転)させることが可能な角変位手段(図示せず)とを備えている。差し刃43は、枚葉状シート群の搬送方向の略中央を径方向外側に突き出し可能なブレード状に形成されており、支軸の往復角変位に応じて、支軸を中心として折胴42の周面と直交する方向に揺動し、先端を折胴42の周面から突出(進出)又は没入(後退)させるように構成されている。なお、角変位手段としては、第1保持胴32の紙端保持機構32aと同様に、例えばカム機構を用いることが可能であるが、これに限定されず、種々の公知のものを任意に用いることができる。
咥え胴44は、折胴42の周長と等しい周長を有する円柱状に形成された胴(2倍胴)であり、折胴42と平行な回転軸(図示せず)を中心として折胴42の回転方向と逆の方向に回転するよう構成されている。また、咥え胴44は、周方向に180度の間隔をおいて設けられた2つの咥え機構44a,44aを備えている。
咥え機構44aは、折胴42の差し刃機構42bと対応する位置にそれぞれ設けられており、折胴42の差し刃機構42bと咥え胴44の咥え機構44aとの距離が最小となり、かつ、差し刃機構42bが作動したときに、差し刃43を受けるよう構成されている。
具体的には、咥え機構44aは、それぞれ、咥え胴44の軸心と平行に設けられた支軸に取り付けられた咥え刃45と、この支軸を任意のタイミングで往復角変位(すなわち、正方向に軸回転した後に逆方向に軸回転)させることが可能な角変位手段(図示せず)とを備えている。咥え刃45は、支軸の往復角変位に応じて、支軸を中心として咥え胴44の周方向に沿って回動し、折胴42の差し刃機構42bの差し刃43によって突き出された枚葉状シート群の搬送方向の略中央を咥え、該枚葉状シート群を二つ折りして折丁を形成するよう構成されている。なお、角変位手段としては、第1保持胴32の紙端保持機構32aと同様に、例えばカム機構を用いることが可能であるが、これに限定されず、種々の公知のものを任意に用いることができる。
折胴42及び咥え胴44の周速度は、搬送機構20における搬送速度と同速となるよう予め設定されるか、又は、図示しない制御部により同期制御されている。このように折胴42及び咥え胴44の周速度と搬送機構20の搬送速度とを同速とした場合には、搬送機構20により搬送される積層体L又は単一の第2枚葉状シートFP2をスムーズに折胴42に巻き付けることが可能となるため、ヨレやつまり等の発生を抑制することができる。
以上のような構成を備える折畳機構40によれば、折胴42の紙端保持機構42aにより巻き取った積層体Lを折胴42の半周毎に咥え胴44の咥え機構44aに受け渡す第1の折丁作成態様(所謂ストレートラン)と、紙端保持機構42aにより巻き取った積層体Lを保持させた状態で折胴42を1周回転させる毎に、積層体L上に後続の第2枚葉状シートFP2を1枚積層させ、折胴42をN周(Nは1以上の整数)回転させ、第2枚葉状シートFP2をN枚積層させた後に咥え胴44の咥え機構44aに受け渡す第2の折丁作成態様(所謂コレクトラン)とを、予め設定された折丁の編成に基づいて切り替えて実行することが可能である。なお、第2の折丁作成態様において、積層体Lを最初に保持させるのではなく、折胴42をN周回転させる内の任意の周回にて積層体Lを積層させることにより、折胴42における積層体Lを積層させる順序を変更することが可能である。このような第1の折丁作成態様によれば、6ページの折丁を2部ずつ作成することができる。また、第2の折丁作成態様によれば、例えば10,14,18,22,26,30,34ページなどの「6+4Nページ」の折丁を2部ずつ作成することができる。
なお、紙端保持機構42aは、例えば駆動カムを角変位させる駆動カム用駆動手段等を更に備えることにより、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さ(すなわち枚葉状シート群の搬送方向長さ)に応じて、枚葉状シート群の解放タイミングを任意に調整可能に構成されても良い。また、差し刃機構42bは、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さ(すなわち枚葉状シート群の搬送方向長さ)に応じて、折胴42における周方向の位置を変更可能に構成されても良い。さらに、咥え機構44aは、差し刃機構42bの位相変更に応じて、咥え胴44における周方向の位置を変更可能に構成されても良い。これら紙端保持機構42a、差し刃機構42b及び咥え機構44aによれば、第1枚葉状シートFP1及び第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さを任意の長さに変更する、所謂バリアブルカットオフにも対応することが可能である。
次に、本実施形態に係る枚葉状シート重ね合わせ機構30の動作について、6ページの折丁を2部ずつ作成する場合を例に挙げて、図5(a)〜図5(d)及び図6(a)〜図6(d)を用いて説明する。なお、図5(a)〜図5(d)及び図6(a)〜図6(d)は、各枚葉状シートFP1,FP2が搬送機構20により第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さ分ずつ搬送されると共に、第1保持胴32が半周ずつ回転し、第2保持胴34が1/3周ずつ回転した各状態を段階的に示す図である。また、図5(a)〜図5(d)及び図6(a)〜図6(d)において、第1保持胴32及び第2保持胴34の各剥がし機構32b,34bは、図示を省略している。
なお、以下の説明において、先行第1枚葉状シートFP1−1とは、連続して搬送される2つの第1枚葉状シートFP1のうち、搬送方向に向かって先行側に位置する第1枚葉状シートFP1のことをいい、後行第1枚葉状シートFP1−2とは、先行第1枚葉状シートFP1−1に続いて搬送される、搬送方向に向かって後行側に位置する第1枚葉状シートFP1のことをいう。また、先行第2枚葉状シートFP2−1とは、連続して搬送される2つの第2枚葉状シートFP2のうち、後行第1枚葉状シートFP1−2に続いて搬送される、搬送方向に向かって先行側に位置する第2枚葉状シートFP2のことをいい、後行第2枚葉状シートFP2−2とは、先行第2枚葉状シートFP2−1に続いて搬送される、搬送方向に向かって後行側に位置する第2枚葉状シートFP2のことをいう。
まず、枚葉状シート重ね合わせ機構30における重ね合わせ処理の前処理として、インクジェット印刷ユニットが、1ページ分の内容を連続紙Wの表面及び裏面のそれぞれに対して2つずつ連続して印刷し、その後に連続して、2ページ分の内容を連続紙Wの表面及び裏面のそれぞれに対して2つずつ連続して印刷する。その後、切断機構10が、常に突出している固定刃15と、3回転に1回の割合で突出する可動刃16aとを用いて、1ページ分の搬送方向長さ(カットオフ)を有する第1枚葉状シートFP1が2つ連続し、2ページ分の搬送方向長さを有する第2枚葉状シートFP2が2つ連続して形成されるよう、印刷済みの連続紙Wを切断する。そして、搬送機構20が、2つの第1枚葉状シートFP1と2つの第2枚葉状シートFP2とを折胴42に向けて連続して搬送する。なお、インクジェット印刷ユニットによる印刷、切断機構10による切断及び搬送機構20による搬送は、上記印刷、切断及び搬送を1サイクルとして、任意のサイクル数、連続して実行される。
次に、枚葉状シート重ね合わせ機構30が、上流側から連続して搬送される2つの第1の枚葉状シートFP1の各第1の枚葉状シートFP1を、その後に連続して搬送される2つの第2の枚葉状シートFP2の各第2の枚葉状シートFP2上に重ね合わせ、第1の枚葉状シートFP1が連続して搬送される数と同数の積層体(すなわち、2つの積層体)Lを連続して作成する処理を実行する。
具体的には、まず、図5(a)に示すように、第1保持胴32の上流側から搬送される先行第1枚葉状シートFP1−1が第1保持胴32に到達した際に、第1保持胴32が、先行第1枚葉状シートFP1−1の搬送方向の前端縁部に紙端保持機構32aの紙保持針33aを突き刺すよう動作する。なお、第1保持胴32は、当該タイミングで紙端保持機構32aの紙保持針33aが没入せずに突出したままとなって、先行第1枚葉状シートFP1−1の搬送方向の前端縁部に突き刺さるよう、その位相及び周速度が設定又は制御されている。
その後、図5(b)に示すように、第1保持胴32は、紙保持針33aにより先行第1枚葉状シートFP1−1を保持した状態で半周回転し、先行第1枚葉状シートFP1−1を巻取るよう動作する。これにより、先行第1枚葉状シートFP1−1が搬送機構20の搬送経路から一時的に脱することとなる。また、第1保持胴32の回転と並行して搬送機構20による搬送が継続され、搬送機構20の搬送経路上に位置する後行第1枚葉状シートFP1−2、先行第2枚葉状シートFP2−1及び後行第2枚葉状シートFP2−2が第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さ分だけ下流側(折胴42)に向けて搬送される。
その後、図5(c)に示すように、紙保持針33aにより先行第1枚葉状シートFP1−1を保持した状態の第1保持胴32が更に半周回転し、かつ、搬送機構20の搬送経路上に位置する後行第1枚葉状シートFP1−2、先行第2枚葉状シートFP2−1及び後行第2枚葉状シートFP2−2が第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さ分だけ下流側(折胴42)に向けて更に搬送される。これにより、先行第2枚葉状シートFP2−1が第1保持胴32に到達する。この際、第1保持胴32は、紙保持針33aを没入させて先行第1枚葉状シートFP1−1の保持を解除すると共に、剥がし機構32bの紙剥がし部35aを突出させて先行第1枚葉状シートFP1−1を第1保持胴32から離間させ、搬送機構20の搬送経路上に復帰させる。これにより、先行第1枚葉状シートFP1−1が、先行第2枚葉状シートFP2−1上にそれぞれの搬送方向の前端縁部を揃えた状態で積層され、先行第1枚葉状シートFP1−1及び先行第2枚葉状シートFP2−1からなる積層体Lが形成される。なお、後行第1枚葉状シートFP1−2は、第1保持胴32に保持されることなく、第1保持胴32を通過する。
その後、図5(d)に示すように、搬送機構20の搬送経路上に位置する後行第1枚葉状シートFP1−2、積層体L及び後行第2枚葉状シートFP2−2が下流側(折胴42)に向けて更に搬送され、後行第1枚葉状シートFP1−2が第2保持胴34に到達した際に、第2保持胴34は、後行第1枚葉状シートFP1−2の搬送方向の前端縁部に紙端保持機構34aの紙保持針36aを突き刺すよう動作する。なお、第2保持胴34は、当該タイミングで紙端保持機構34aの紙保持針36aが没入せずに突出したままとなって、後行第1枚葉状シートFP1−2の搬送方向の前端縁部に突き刺さるよう、その位相及び周速度が設定又は制御されている。
その後、図6(a)及び図6(b)に示すように、紙保持針36aにより後行第1枚葉状シートFP1−2を保持した状態の第2保持胴34が更に1/3周ずつ回転し、かつ、搬送機構20の搬送経路上に位置する積層体L及び後行第2枚葉状シートFP2−2が第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さ分ずつ下流側(折胴42)に向けて更に搬送される。なお、後行第2枚葉状シートFP2−2は、第1保持胴32に保持されることなく、第1保持胴32を通過する。
その後、図6(c)に示すように、紙保持針36aにより後行第1枚葉状シートFP1−2を保持した状態の第2保持胴34が更に1/3周回転し、かつ、搬送機構20の搬送経路上に位置する積層体L及び後行第2枚葉状シートFP2−2が第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さ分だけ下流側(折胴42)に向けて更に搬送される。これにより、後行第2枚葉状シートFP2−2が第2保持胴34に到達すると共に、次のサイクルの先行第1枚葉状シートFP1−1が第1保持胴32に到達する。この際、第2保持胴34は、紙保持針36aを没入させて後行第1枚葉状シートFP1−2の保持を解除すると共に、剥がし機構34bの紙剥がし部37aを突出させて後行第1枚葉状シートFP1−2を第2保持胴34から離間させ、搬送機構20の搬送経路上に復帰させる。これにより、後行第1枚葉状シートFP1−2が、後行第2枚葉状シートFP2−2上にそれぞれの搬送方向の前端縁部を揃えた状態で積層され、後行第1枚葉状シートFP1−2及び後行第2枚葉状シートFP2−2からなる積層体Lが形成される。また、第1保持胴32は、次のサイクルの先行第1枚葉状シートFP1−1の搬送方向の前端縁部に紙端保持機構32aの紙保持針33aを突き刺すよう動作する。
その後、図6(d)に示すように、先行第1枚葉状シートFP1−1及び先行第2枚葉状シートFP2−1からなる積層体Lと、後行第1枚葉状シートFP1−2及び後行第2枚葉状シートFP2−2からなる積層体Lとが、搬送機構20により折胴42に向けて更に搬送される。また、第1保持胴32は、紙保持針33aにより次のサイクルの先行第1枚葉状シートFP1−1を保持した状態で半周回転し、当該先行第1枚葉状シートFP1−1を巻取るよう動作する。なお、このときの第1保持胴32及び第2保持胴34の状態は、図5(b)に示す状態と同様となる。よって、以下、図5(c)〜図6(d)に至る動作を繰り返すことにより、1サイクル毎に、第1保持胴32及び第2保持胴34によって積層体Lが1つずつ(計2つ)作成される。
その後、折胴42は、搬送される積層体Lを紙端保持機構42aにより順次巻き取り、差し刃機構42bにより積層体Lの搬送方向の略中央を突き出して咥え胴44の咥え機構44aに受け渡すよう動作する。また、咥え胴44は、咥え機構44aにより積層体Lを咥え込むことにより、積層体Lを二つ折りして折丁とし、下流側に設置された集積機構等の後処理機構に向けて搬送するよう動作する。
以上のように、本実施形態に係る枚葉状シート重ね合わせ機構30は、第1枚葉状シートFP1の搬送方向の前端縁部を保持可能な紙端保持機構32a,34aを有し、第1枚葉状シートFP1の搬送方向に沿って回転可能に設けられた保持胴32,34を備え、保持胴32,34が、該保持胴32,34に到達した第1枚葉状シートFP1を紙端保持機構32a,34aにより巻き取り、第2枚葉状シートFP2が該保持胴32,34に到達したタイミングで保持している第1枚葉状シートFP1を解放し、該第1枚葉状シートFP1を該第2枚葉状シートFP2上に積層させるよう構成されている。このような枚葉状シート重ね合わせ機構30によれば、例えば図7に示すように、上流側から搬送される第1枚葉状シートFP1(FP1−1,FP1−2)を、その後に搬送される第2枚葉状シートFP2(FP2−1,FP2−2)上に重ね合わせることが可能となる。このため、その後に折り畳み機構40により積層体Lを搬送方向の略中央で二つ折りすることにより、図8に示すような、4ページの折丁(第2枚葉状シートFP2)に2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)が挿入された6ページの折丁Sを作成することが可能となる。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明の技術的範囲は、上述した実施形態に記載の範囲には限定されない。上記各実施形態には、多様な変更又は改良を加えることが可能である。
例えば、上述した実施形態では、一枚の第1枚葉状シートFP1及び一枚の第2枚葉状シートFP2からなる6ページの折丁を作成する態様を例に挙げて説明したが、これに限定されず、切断機構10における可動刃16aの突出タイミングを「2N+3(Nは1以上の整数)」回転に1回に変更すると共に、折畳機構40において所謂コレクトランを実行することにより、例えば10,14,18,22,26,30,34頁などの「6+4N(Nは1以上の整数)ページ」の折丁を作成することも可能である。
すなわち、例えば10ページの折丁を2部ずつ作成する態様を例に挙げて説明すると、まず、切断機構10の可動刃16aの突出タイミングを5回転に1回に変更し、切断機構10において、2つの第1枚葉状シートFP1−1,1−2と、4つの第2枚葉状シートFP2−1,2−2,FP3−1,3−2とが連続して形成されるよう印刷済みの連続紙Wを切断する。次に、上述の実施形態において説明した枚葉状シート重ね合わせ機構30の重ね合わせ処理により、図9に示すように、先行第1枚葉状シートFP1−1を先行第2枚葉状シートFP2−1上に積層させると共に、後行第1枚葉状シートFP1−2を後行第2枚葉状シートFP2−2上に積層させ、2つの積層体Lを作成する。次に、折胴42において各積層体Lの第2枚葉状シートFP2−1,FP2−2側に後続の第2枚葉状シートFP3−1,FP3−2がそれぞれ積層されるように所謂コレクトランを実行することにより、先行第1枚葉状シートFP1−1、先行第2枚葉状シートFP2−1及び後続の第2枚葉状シートFP3−1からなる積層体と、後行第1枚葉状シートFP1−2、後行第2枚葉状シートFP2−2及び後続の第2枚葉状シートFP3−2からなる積層体とを折胴42において作成する。その後、これら各積層体が折胴42から咥え胴44に受け渡され、搬送方向の略中央で二つ折りされることにより、8ページの折丁の見開き部分に2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)が挿入された10ページの折丁を2部ずつ作成することができる。
また、10ページの折丁を2部ずつ作成する態様において、折胴42における所謂コレクトランの順序を変更することにより、2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)の挿入位置を見開き以外の位置に変更することができる。すなわち、図10に示すように、単一の第2枚葉状シートFP2,FP2を積層体L,Lよりも先行して搬送させ、折胴42において単一の各第2枚葉状シートFP2上に各積層体Lがそれぞれ積層されるように所謂コレクトランを実行する。これにより、8ページの折丁の見開き部分以外に2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)が挿入された10ページの折丁を2部ずつ作成することができる。
また、上述した実施形態では、1サイクルで折丁を2部ずつ作成する態様を例に挙げて説明したが、これに限定されず、1サイクルで作成する折丁の数は、任意の数とすることができる。ただし、この場合には、1サイクルで作成を希望する折丁の数をN(Nは1以上の整数)とした場合、本実施形態に係る枚葉状シート重ね合わせ機構30を、保持胴がN個設けられ、搬送方向の上流側からn番目(nは1以上、N以下の整数)の保持胴の周長Cnが「Cn=(N+n−1)×P/2」(Pは第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さ)に設定される構成に変更すると共に、当該任意の数Nに応じて切断機構10の切断態様若しくは構成及び折畳機構40の構成を変更する。
まず、上述した任意の数Nが偶数である場合について、1サイクルで折丁を4部ずつ作成する態様と、1サイクルで折丁を6部ずつ作成する態様を例に挙げて説明する。なお、8以上の偶数倍の部数の折丁を1サイクルで作成する態様については、これらの説明から容易に把握することが可能であるため、その説明を省略する。
1サイクルで折丁を4部ずつ作成するためには、保持胴を4つ設置し、これら保持胴の周長を、搬送方向の上流側から順に、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの2倍(2倍胴)、2.5倍(2.5倍胴)、3倍(3倍胴)、3.5倍(3.5倍胴)に設定する。また、折畳機構40の折胴42の周長を、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの4倍(4倍胴)に設定する。さらに、切断機構10の切断態様を、第1枚葉状シートFP1が連続して4つ形成され、その後に第2枚葉状シートFP2が連続して4つ(又は4の倍数)形成されるよう設定する。そして、このような改変された折機を用いることにより、図11に示すように、4つの第1枚葉状シートFP1のうちの1番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−1を、4つの第1枚葉状シートFP1の後に搬送される4つの第2枚葉状シートFP2のうちの1番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−1上に積層させ、その後同様に、2番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−2を2番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−2上に、3番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−3を3番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−3上に、4番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−4を4番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−4上にそれぞれ積層させることにより、4つの積層体Lを連続して作成する。また、折胴において各積層体Lに後続の第2枚葉状シートFP3−1,FP3−2,FP3−3,FP3−4がそれぞれ積層されるように所謂コレクトランを実行し、その後上述した処理と同様の処理により各積層体を二つ折りする。これにより、8ページの折丁の見開き部分に2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)が挿入された10ページの折丁を4部ずつ作成することができる。また、図12に示すように、切断機構10における切断順序と折胴における所謂コレクトランの順序を変更することにより、8ページの折丁の見開き部分以外に2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)が挿入された10ページの折丁を4部ずつ作成することができる。
また、1サイクルで折丁を6部ずつ作成するためには、保持胴を6つ設置し、これら保持胴の周長を、搬送方向の上流側から順に、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの3倍(3倍胴)、3.5倍(3.5倍胴)、4倍(4倍胴)、4.5倍(4.5倍胴)、5倍(5倍胴)、5.5倍(5.5倍胴)に設定する。また、折畳機構40の折胴42の周長を、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの6倍(6倍胴)に設定する。さらに、切断機構10の切断態様を、第1枚葉状シートFP1が連続して6つ形成され、その後に第2枚葉状シートFP2が連続して6つ(又は6の倍数)形成されるよう設定する。そして、このような改変された折機を用いることにより、図13に示すように、6つの第1枚葉状シートFP1のうちの1番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−1を、6つの第1枚葉状シートFP1の後に搬送される6つの第2枚葉状シートFP2のうちの1番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−1上に積層させ、その後同様に、2番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−2を2番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−2上に、3番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−3を3番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−3上に、4番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−4を4番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−4上に、5番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−5を5番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−5上に、6番目に搬送される第1枚葉状シートFP1−6を6番目に搬送される第2枚葉状シートFP2−6上にそれぞれ積層させることにより、6つの積層体Lを連続して作成する。また、折胴において各積層体Lに後続の第2枚葉状シートFP3−1〜FP3−6がそれぞれ積層されるように所謂コレクトランを実行し、その後上述した処理と同様の処理により各積層体を二つ折りする。これにより、8ページの折丁の見開き部分に2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)が挿入された10ページの折丁を6部ずつ作成することができる。また、図14に示すように、折胴における所謂コレクトランの順序を変更することにより、8ページの折丁の見開き部分以外に2ページのペラ紙(第1枚葉状シートFP1)が挿入された10ページの折丁を6部ずつ作成することができる。
次に、上述した任意の数Nが奇数である場合について説明する。1サイクルで奇数倍の部数の折丁を作成する場合において、1サイクルで偶数倍の部数の折丁を作成する場合と異なる点は、切断機構10を固定刃15を有しないものに変更すると共に、折畳機構40を回転折りユニット以外のものに変更する必要がある点である。すなわち、上述した実施形態に係る切断機構10では、固定刃15の刃先が常に突出しており、第1枚葉状シートFP1の連続数を奇数とすることができないため、例えば上述した切断機構10の固定刃15を可動刃機構16に変更して任意のタイミングで突出及び没入可能な構成とするか、又は、例えばピストン形式等の、カッター胴の周長に起因する制約のない他の切断機構に変更することが好ましい。また、上述した実施形態に係る折畳機構40では、折胴42及び咥え胴44を備える回転折りユニットであり、折胴42に備わる紙端保持機構42aが搬送機構20から搬送される第2枚葉状シートFP2の搬送方向の前端縁部を保持するタイミングで、搬送機構20における搬送速度と同じ周速度で回転制御されているため、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの半分の長さの第1枚葉状シートFP1が奇数個搬送される場合には、紙端保持機構42aが第2枚葉状シートFP2の搬送方向の前端縁部を保持するタイミングがずれてしまう。このため、折畳機構は、例えば、N個の集積装置と、搬送機構20により搬送されるN個の積層体L及びその前後に搬送されるN個の整数倍の第2枚葉状シートFP2を、それぞれ1つずつ各集積装置に搬送されるよう振り分ける振り分け装置と、各集積装置に集積された積層体L及び1以上の第2枚葉状シートFP2からなる枚葉状シート群を二つ折りして折丁を形成するチョッパー等の折り装置とを備える折畳機構等の、回転折りユニット以外の折畳機構に変更することが必要である。なお、1サイクルで奇数倍の部数の折丁を作成する場合においても、1サイクルで偶数倍の部数の折丁を作成する場合と同様に、保持胴がN個設けられ、搬送方向の上流側からn番目の保持胴の周長Cnが「Cn=(N+n−1)×P/2」(Pは第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さ)に設定される。このような改変された折機によれば、1サイクルで奇数倍の部数の折丁を作成することが可能である。もちろん、このような改変された切断機構及び折畳機構にて偶数倍の部数の折丁を作成することも可能であることは言うまでもない。
なお、上述の説明では、搬送方向の上流側からn番目の保持胴の周長Cnが「Cn=(N+n−1)×P/2」(Pは第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さ)に設定されると説明したが、これに限定されず、各保持胴は、保持対象とする第1枚葉状シートFP1を一時的に搬送経路から逸らせ、積層対象とする第2枚葉状シートFP2が到達した際に保持している第1枚葉状シートFP1を解放し、第2枚葉状シートFP2上に積層されるように搬送経路に復帰させることができるものであれば良い。すなわち、当該周長の構成は、各保持胴が各枚葉状シートFP1,FP2の搬送速度と同速で回転する場合の構成であり、例えば各保持胴の周速度(回転速度)が可変制御又は間欠動作制御される場合には、各保持胴の周長は、第1枚葉状シートFP1を巻き取れる長さ、具体的には第1枚葉状シートの搬送方向長さよりも長く設定されていれば良い。なお、このように各保持胴が可変制御又は間欠動作制御される場合には、各保持胴の制御部は、搬送機構20の搬送速度に応じて適切なタイミングで第1枚葉状シートFP1を解放して第2枚葉状シートFP2上に積層することができるように、搬送機構20との同期制御を実行するよう構成されることが好ましい。
また、上述した実施形態では、第1枚葉状シートFP1の搬送方向長さが第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの半分であるとして説明したが、これに限定されるものではない。例えば、折畳機構として回転折りユニットを用いる場合には、第1枚葉状シートFP1は、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さの半分以下の搬送方向長さを有するものであれば良い。一方、例えば上述したN個の集積装置、振り分け装置及び折り装置を備える折畳機構のような、回転折りユニット以外の折畳機構を用いる場合には、第1枚葉状シートFP1は、第2枚葉状シートFP2の搬送方向長さよりも短い搬送方向長さを有するものであれば良い。
また、上述した実施形態では、切断機構10がカッター胴12及びカッター受け胴14を備える回転式の切断機構であり、カッター胴12が固定刃15と可動刃機構16とを備えるものとして説明したが、これに限定されるものではなく、連続紙Wの流れを妨げずに切断し、カットオフ(切断長)が異なる2以上の枚葉状シートを形成できるものであれば良い。例えば、カッター胴に設けられる刃を双方とも可動刃としても良いし、カッター胴に一の刃(固定刃若しくは可動刃)のみを設け、カッター胴の周速度(回転速度)を切断タイミングに応じて可変させる構成としても良い。また、切断機構は、切断間隔を変更可能なピストン式のカッターであるとしても良い。
また、上述した実施形態では、第1ガイド部材27及び第2ガイド部材29が板状の部材であるとして説明したが、これに限定されず、設置スペースを確保可能であれば、搬送ベルトであるとしても良い。
上記のような変形例が本発明の範囲に含まれることは、特許請求の範囲の記載から明らかである。
1 折機、10 切断機構、12 カッター胴、14 カッター受け胴、15 固定刃、16 可動刃機構、16a 可動刃、16b ホルダー、16c 支軸、18 凹部、20 搬送機構、21 下部搬送ベルト、21a ベルト部、21b ベルト部吸引孔、21c 天板、21d 天板吸引孔、22 下部吸引装置、23 第1上部搬送ベルト、25 第2上部搬送ベルト、27 第1ガイド部材、29 第2ガイド部材、30 枚葉状シート重ね合わせ機構、32 第1保持胴、32a 紙端保持機構、32b 剥がし機構、33a 紙保持針、33b ホルダー、33c 支軸、34 第2保持胴、34a 紙端保持機構、34b 剥がし機構、35a 紙剥がし部、35b ホルダー、35c 支軸、36a 紙保持針、36b ホルダー、36c 支軸、37a 紙剥がし部、37b ホルダー、37c 支軸、40 折畳機構、42 折胴、42a 紙端保持機構、42b 差し刃機構、43 差し刃、44 咥え胴、44a 咥え機構、45 咥え刃、FP1 第1枚葉状シート(第1の枚葉状シート)、FP2 第2枚葉状シート(第2の枚葉状シート)、L 積層体、S 折丁、W 連続紙

Claims (4)

  1. 上流側から連続して搬送される複数の第1の枚葉状シートの各第1の枚葉状シートを、その後に連続して搬送され、かつ、前記第1の枚葉状シートの搬送方向の長さよりも長い搬送方向の長さを有する複数の第2の枚葉状シートの各第2の枚葉状シート上に重ね合わせるための枚葉状シート重ね合わせ機構であって、
    前記第1の枚葉状シートの搬送方向の前端縁部を保持可能な紙端保持機構を有し、前記第1の枚葉状シートの搬送方向に沿って回転可能に設けられた複数の保持胴を備え、
    前記保持胴は、前記第1の枚葉状シートの搬送経路に沿って、前記第1の枚葉状シートが連続して搬送される数と同数設けられ、搬送方向の上流側からn番目の保持胴の周長Cnが、Nを前記保持胴の設置数、Pを前記第2の枚葉状シートの搬送方向長さとした場合に、「Cn=(N+n−1)×P/2」の式を満たすように設定されており、
    保持胴は、該保持胴に到達した保持対象となる前記第1の枚葉状シートを前記紙端保持機構により巻き取り、積層対象となる前記第2の枚葉状シートが該保持胴に到達したタイミングで保持対象となる前記第1の枚葉状シートを解放し、保持対象となる前記第1の枚葉状シートを積層対象となる前記第2の枚葉状シート上に積層させるよう構成されており、
    複数の前記保持胴によって、前記第1の枚葉状シートが連続して搬送される数と同数の積層体を作成するよう構成されている
    ことを特徴とする枚葉状シート重ね合わせ機構。
  2. 請求項1に記載の枚葉状シート重ね合わせ機構を備える折機であって、
    連続紙を前記第1の枚葉状シートの搬送方向の長さで切断する第1の切断態様と、連続紙を前記第2の枚葉状シートの搬送方向の長さで切断する第2の切断態様とを任意のタイミングで切り替え可能に構成された切断機構と、
    前記切断機構の下流側に設けられ、前記第1の枚葉状シート及び前記第2の枚葉状シートを搬送する搬送機構と、
    前記搬送機構の下流側に設けられ、前記第2の枚葉状シート上に前記第1の枚葉状シートが積層された積層体を少なくとも含む枚葉状シート群を折り畳む折畳機構とをさらに備え、
    前記枚葉状シート重ね合わせ機構は、前記搬送機構の搬送経路上に設けられている
    ことを特徴とする折機。
  3. 請求項に記載の折機を備える印刷機であって、
    前記切断機構の上流側に設けられたインクジェット印刷ユニットをさらに備える
    ことを特徴とする印刷機。
  4. 上流側から連続して搬送される複数の第1の枚葉状シートの各第1の枚葉状シートを、その後に連続して搬送され、かつ、前記第1の枚葉状シートの搬送方向の長さよりも長い搬送方向の長さを有する複数の第2の枚葉状シートの各第2の枚葉状シート上に重ね合わせるための枚葉状シート重ね合わせ方法であって、
    前記第1の枚葉状シートの搬送方向の前端縁部を保持可能な紙端保持機構を有し、前記第1の枚葉状シートの搬送方向に沿って回転可能に設けられた複数の保持胴を備え、前記保持胴は、前記第1の枚葉状シートの搬送経路に沿って、前記第1の枚葉状シートが連続して搬送される数と同数設けられ、搬送方向の上流側からn番目の前記保持胴の周長Cnが、Nを前記保持胴の設置数、Pを前記第2の枚葉状シートの搬送方向長さとした場合に、「Cn=(N+n−1)×P/2」の式を満たすように設定されている枚葉状シート重ね合わせ機構を用いて、
    保持胴に到達した保持対象となる前記第1の枚葉状シートを前記紙端保持機構により巻き取った後、積層対象となる前記第2の枚葉状シートが該保持胴に到達したタイミングで保持対象となる前記第1の枚葉状シートを解放することにより、保持対象となる前記第1の枚葉状シートを積層対象となる前記第2の枚葉状シート上に積層させ、これにより、複数の前記保持胴によって、前記第1の枚葉状シートが連続して搬送される数と同数の積層体を作成する
    ことを特徴とする枚葉状シート重ね合わせ方法。
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