JP6580885B2 - バリアブル印刷機 - Google Patents

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Description

本発明は、連続紙(ウェブ)に対して異なる画像を順番に連続して印刷可能なバリアブル印刷部を有するバリアブル印刷機に関する。
かかるバリアブル印刷機は、従来の輪転印刷機に比べ、印刷物のサイズの変更が容易であり、例えば、ブランケット判とタブロイド判の2つサイズの印刷物を一連の連続紙から作製することも可能である。
ただし、ブランケット判とタブロイド判の2つサイズの印刷物を一連の連続紙から作製するにあたっては、印刷済の連続紙を、ブランケット判又はタブロイド判の2つサイズに対応するシート(枚葉紙)に切断したうえで、サイズ毎にシートを所定枚数だけ重ねて集積体とし、更にそれぞれの集積体を横折りしたり縦折りしたりする必要がある。
そこで、例えば特許文献1及び2のバリアブル印刷機では、シートの集積体を横折りする折機(折部)において、サイズの異なるシートの集積体に対応できるように、横折りに使用する差し刃機構(折ブレート機構)の位置を集積体(シート)のサイズに応じて変位させるようにしている。
しかし、特許文献1のようにシートのサイズに応じて装置構成を変更する対応では、装置の構成単位がそれぞれ複雑となって製造コストが高くなり、印刷物のサイズの変更が容易であるというバリアブル印刷機の利点を十分に活かすことができない。
特許第5427976号公報 特許第5425294号公報
本発明が解決しようとする課題は、装置の構成単位を複雑にすることなく、ブランケット判とタブロイド判の2つサイズの印刷物を作製することができるバリアブル印刷機を提供することにある。
本発明によれば、次のバリアブル印刷機が提供される。
「ブランケット判の縦方向長さに相当する幅方向長さを有する連続紙に対して、異なる画像を順番に連続して印刷可能なバリアブル印刷部と、
印刷済ブランケット判の縦方向長さに相当する幅方向長さを有する連続紙に対して、異なる画像を順番に連続して印刷可能なバリアブル印刷部と、
印刷済の連続紙を、ブランケット判の2ページ分の横方向長さに相当する長さのブランケット判用シート、又はタブロイド判の縦方向長さに相当する長さのタブロイド判用シートに切断可能な切断部と、
前記切断部から搬送されてくるブランケット判用シートを所定枚数だけ重ねて集積して第1集積体とする第1集積部と、
前記第1集積体を横折りする第1折部と、
前記切断部から搬送されてくるタブロイド判用シートを所定枚数だけ重ねて集積して第2集積体とする第2集積部と、
前記第1折部から搬送されてくる横折りされた第1集積体、及び前記第2集積部から搬送されてくる第2集積体を、それぞれ縦折りする第2折部と、
を有し、
前記第1集積部、前記第1折部、前記第2集積部、及び前記第2折部は、シートの搬送方向に沿ってこの順で配置されており、
前記ブランケット判用シートは、前記第1集積部及び前記第1折部を経由するが前記第2集積部を経由せずに前記第2折部に到達し、
前記タブロイド判用シートは、前記第1集積部及び前記第1折部を経由せずに前記第2集積部を経由して前記第2折部に到達する、バリアブル印刷機。」
ここで、「ブランケット判」及び「タブロイド判」とは、いずれも新聞等の規格による新聞1頁を示すもので、ブランケット判はタブロイド判の2倍のサイズを有する。具体的には、ブランケット判は、横方向長さが406.5mm、縦方向長さが546mmのサイズを有し、タブロイド判は、横方向長さが273mm、縦方向長さが406.5mmのサイズを有する。
本発明のバリアブル印刷機では、ブランケット判用シートは、第1集積部で集積して第1集積体とし、第1折部で横折りする。一方、タブロイド判用シートは、第2集積部で集積して第2集積体とする。このように、第1集積部及び第1折部ではブランケット判用シートのみを取り扱い、第2集積部ではタブロイド判用シートのみを取り扱うから、これら第1集積部、第1折部及び第2集積部では装置構成を変更することなく、それぞれブランケット判用シート及びタブロイド判用シートに対応できる。
また、横折りされたブランケット判用シートの第1集積体、及びタブロイド判用シートの第2集積体は、いずれも第2折部で縦折りされるが、横折りされたブランケット判用シートの第1集積体とタブロイド判用シートの第2集積体とは同じサイズであるから、第2折部においても装置構成を変更することなく、これらを縦折りして、それぞれブランケット判及びタブロイド判の印刷物とすることができる。
本発明のバリアブル印刷機において切断部は、印刷済の連続紙の搬送方向に沿って回転する切断胴を備えたものとすることができる。この場合、切断胴は、ブランケット判の2ページ分の横方向長さに相当する周長を有し、かつ、その周面に180度の位相差をもって2つの切断刃を有するものとし、これら2つの切断刃の少なくとも一方を出没可能にすることが好ましい。
本発明のバリアブル印刷機で使用する連続紙は、前記のとおりブランケット判の縦方向長さに相当する幅方向長さ(546mm)を有し、この長さはタブロイド判の2ページ分の横方向長さ(273×2mm)に等しい。したがって、切断部を前記のような構成とすることで、切断部の装置構成を変更することなく、ブランケット判用シートとタブロイド判用シートの切断の切替えが可能である。すなわち、前記切断胴の2つの切断刃の一方を後退させれば、印刷済の連続紙は切断胴の1回転ごとに1枚のブランケット判用シートに切断され、2つの切断刃の両方を前進させれば、印刷済の連続紙は切断胴の1回転ごとに2枚のタブロイド判用シートに切断される。
また、本発明のバリアブル印刷機において、第1集積部はブランケット判用シートの搬送方向に沿って回転する折胴で構成し、第1折部は折胴と連動して回転するくわえ胴で構成することができる。この場合、折胴は、ブランケット判用シートの搬送方向先端部に針を刺す針機構と、この針機構で刺して当該折胴の周面に沿って所定枚数だけ重ねて集積したブランケット判用シートの第1集積体の周方向中央部を突き出す折ブレート機構とを備えたものとし、くわえ胴は、折ブレード機構で突き出したブランケット判用シートの第1集積体の周方向中央部をくわえるくわえ機構を備えたものとする。このような構成とすることで、第1集積部及び第1折部の機能を一連の動作で実現できる。
更に、本発明のバリアブル印刷機において、第1集積部、第1折部、第2集積部、及び第2折部は、シートの搬送方向に沿ってこの順で配置しており、ブランケット判用シートは、第1集積部及び第1折部を経由するが第2集積部を経由せずに第2折部に到達し、タブロイド判用シートは、第1集積部及び第1折部を経由せずに第2集積部を経由して第2折部に到達するようにしている。このような構成とすることで、ブランケット判及びタブロイド判の各印刷物を円滑に作製することができる。
以上のとおり本発明のバリアブル印刷機によれば、装置の構成単位を複雑にすることなく、ブランケット判とタブロイド判の2つサイズの印刷物を作製することができる。すなわち本発明によれば、印刷物のサイズの変更が容易であるというバリアブル印刷機の利点を十分に活かしつつ、ブランケット判とタブロイド判の2つサイズの印刷物を効率的に低コストで作製することができる。
本発明の一実施例によるバリアブル印刷機の全体構成図である。 図1のバリアブル印刷機で使用する連続紙、及びこれを印刷物とするまでの処理の形態を概念的に示す図である。 図1のバリアブル印刷機における切断部の構成を拡大して示す図である。 図1のバリアブル印刷機における不良シート回収部の構成を拡大して示す図である。 図1のバリアブル印刷機における第1集積部及び第1折部の構成を拡大して示す図である。 図1のバリアブル印刷機における第2集積部の構成を拡大して示す図である。 図1のバリアブル印刷機におけるブランケット判用シートの処理経路を示す図である。 図1のバリアブル印刷機におけるタブロイド判用シートの処理経路を示す図である。
以下、図面に示す実施例に基づき本発明の実施の形態を説明する。
図1は、本発明の一実施例によるバリアブル印刷機の全体構成図である。また、図2は、このバリアブル印刷機で使用する連続紙、及びこれを印刷物とするまでの処理の形態を概念的に示す図である。
図1に示すように、本実施例のバリアブル印刷機は、給紙部10と、バリアブル印刷部20と、切断部30と、不良シート回収部40と、第1集積部50と、第1折部60と、第2集積部70と、第2折部80とを、連続紙W及びシートの搬送方向に沿ってこの順で配置して構成している。以下、各部の構成及び機能を説明する。
給紙部10は、巻取紙から連続紙Wをバリアブル印刷部20に供給する。この連続紙Wは、図2(a)に示すように、ブランケット判の縦方向長さに相当する幅方向長さ(546mm)を有する。この連続紙Wの幅方向長さ(546mm)は前述のとおり、タブロイド判の2ページ分の横方向長さ(273×2mm)に等しい。
バリアブル印刷部20は、給紙部10から供給される連続紙Wに対して、異なる画像を順番に連続して印刷する。このバリアブル印刷部20は、典型的にはインクジェット印刷機等のデジタル印刷機で構成される。
切断部30は、印刷済の連続紙Wを、図2(b)に示すように、ブランケット判の2ページ分の横方向長さに相当する長さ(406.5×2mm)のブランケット判用シートBS、又はタブロイド判の縦方向長さに相当する長さ(406.5mm)のタブロイド判用シートTSに切断する。
本実施例において切断部30は、図3に示すように、印刷済の連続紙Wの搬送方向に沿って回転する切断胴31と、この切断胴31と連動(同調)して回転する受胴32との組合せにより構成している。切断胴31は、ブランケット判の2ページ分の横方向長さ(406.5×2mm)に相当する周長を有し、その周面に180度の位相差をもって2つの切断刃31a,31bを有する。本実施例では、2つの切断刃31a,31bのうち一方の切断刃31aを出没可能としている。なお、2つの切断刃31a,31bの両方を出没可能としてもよい。
受胴32は、切断胴31と同じ周長を有し、その周面には、切断胴31の切断刃31a,31bとそれぞれ対応する位置に切断刃受け32a,32bが形成されている。
この切断部30によれば、2つの切断刃31a,31bのうち一方の切断刃31aを出没(前進又は後退)させることで、切断胴31の回転速度を変更することなく、ブランケット判用シートBSとタブロイド判用シートTSの切断の切替えが可能である。すなわち、一方の切断刃31aを後退させれば、当該印刷済の連続紙Wは、切断胴31の1回転ごとに他方の切断刃31bのみにより1枚のブランケット判用シートBSに切断される。また、2つの切断刃31a,31bの両方を前進させれば、当該印刷済の連続紙Wは、切断胴31の1回転ごとに2つの切断刃31a,31bにより2枚のタブロイド判用シートTSに切断される。
不良シート回収部40は、前述の給紙部10における紙継ぎやバリアブル印刷部20における印刷不良により生じた不良シートを回収する。本実施例において不良シート回収部40は、図4に示すように、切断部30で切断されたブランケット判用シートBS又はタブロイド判用シートTSを搬送する経路の途中に可動式のガイド体41,42及び固定式のガイド体42’を配置して構成している。すなわち、切断部30で切断されたブランケット判用シートBS又はタブロイド判用シートTSは、上部搬送ベルトB1と下部搬送ベルトB2に挟まれた状態でガイド板Gに沿って搬送されるところ、不良シートが到来すると、可動式のガイド体41,42がそれぞれ実線の位置から破線の位置に変位する。これにより、不良シートは、変位したガイド体41,42及び固定式のガイド体42’にガイドされて、搬送経路から系外に排出され回収される。一方、ガイド体41,42が実線の位置にあるときは、ブランケット判用シートBS又はタブロイド判用シートTSは、そのまま下流に搬送される。ここで、不良シートが到来するか否かは、給紙部10やバリアブル印刷部20の下流に設けたセンサからの不良検出の信号や、紙継ぎのタイミングを示す信号などにより判断することができ、これらの信号に基づき、ガイド体41,42の位置を制御する。なお、上部搬送ベルトB1、下部搬送ベルトB2及びガイド板Gは、シートの搬送方向と直交する方向に間隔をおいて複数条に分けて配置しているので、ガイド板41,42はこれらの条間を使って上下に変位可能である。
第1集積部50は、切断部30から不良シート回収部40を経由して搬送されてくるブランケット判用シートBSを所定枚数だけ重ねて集積して第1集積体とする。そして、第1折部60は、この第1集積体を横折りする。
本実施例において第1集積部50は、図5に示すように、ブランケット判用シートBSの搬送方向に沿って回転する折胴50で構成し、第1折部60は、折胴と連動して回転するくわえ胴61で構成している。
折胴51は、その周面に180度の位相差をもって2つの針機構52,53を有し、各針機構52,53は、折胴51の周面から出没(前進又は後退)する針52a,53aを備える。また、折胴51の周面には、各針機構52,53の針52a,53aの出没位置から回転方向下流側の近傍にストッパ54,55が出没(前進又は後退)可能に設けられている。
この折胴51により、ブランケット判用シートBSを集積して第1集積体とするときは、各針機構52,53の針52a,53a及びストッパ54,55はいずれも折胴51の周面から突出(前進)させた状態とする。そうすると、切断部30から不良シート回収部40を経由して搬送されてくるブランケット判用シートBSの搬送方向先端部は、図5に示す折胴51の回転位置付近において、ストッパ54に突き当たり、これとほぼ同時に針機構52の針52aが当該搬送方向先端部に突き刺さる。その後、当該ブランケット判用シートBSは、折胴51の回転に伴い当該折胴51周面に沿うように集積される。続いて、針機構53の針53aが図5の針52aの位置に来たときに、その針53aが次のブランケット判用シートBSの搬送方向先端部に突き刺さる。この繰り返しにより折胴51の周面には、針52aに刺され所定枚数だけ重ねられて集積された集積体と、針53aに刺され所定枚数だけ重ねられて集積された集積体の2つの第1集積体が形成される。
このように、針機構52,53の針52a,53aがブランケット判用シートBSの搬送方向先端部を刺すことで、ブランケット判用シートBSの第1集積体を形成するが、そのためには、ブランケット判用シートBSの搬送方向先端部の到来のタイミングを、折胴51(針52a,53a)の回転位相に同期させる必要がある。本実施例では、図4に示した切断部30と第1集積部50(折胴51)との間のシート搬送経路を構成する上部搬送ベルトB1と下部搬送ベルトB2,B3の移動速度を制御することで、前述の同期を図っている。また、本実施例では、折胴51でブランケット判用シートBSを集積するときは、図5に実線で示しているように、下部搬送ベルトB3の下流側端部を上方に変位させて、折胴51でのブランケット判用シートBSの集積を補助するようにする。
前述のようにして折胴51に集積された2つの第1集積体は、折胴50に設けた折ブレート機構56,57と、くわえ胴61に設けたくわえ機構62,63との連携動作により、横折りされる。
具体的に説明すると、折ブレート機構56,57は、折胴51の周方向において2つの針機構52,53の中間位置に設けられており、各折ブレート機構56,57は、折胴51の周面から出没(前進又は後退)する折ブレード56a,57aを備える。このうち一方の折ブレード56aは、針機構52の針52aに刺されることで集積された一方の第1集積体の周方向中央部を突き出す位置にあり、他方の折ブレード57aは、針機構53の針53aに刺されることで集積された他方の第1集積体の周方向中央部を突き出す位置にある。また、くわえ胴61に設けた一方のくわえ機構62は、一方の折ブレード56aと対応する位置にあり、他方のくわえ機構63は、他方の折ブレード57aと対応する位置にある。
図5は、他方の折ブレード57aと他方のくわえ機構63とが対向した状態を示しており、このタイミングで、他方の折ブレード57aを突出(前進)させるとともに針53aを後退させることで、他方の第1集積体の周方向中央部を突き出し、この周方向中央部を他方のくわえ機構63がくわえる。また、一方の折ブレード56aと一方のくわえ機構62とが対向したときは、一方の折ブレード56aを突出(前進)させるとともに針52aを後退させることで、一方の第1集積体の周方向中央部を突き出し、この周方向中央部を一方のくわえ機構63がくわえる。
くわえ機構62,63で周方向中央部をくわえられた第1集積体は、くわえ胴61の回転に伴い横折りされて、くわえ胴61の周面に沿って搬送される。そして、くわえ機構62,63がくわえ胴61の頂点位置(図5のA位置)に到達したときにくわえ機構62,63が解除(開放)され、横折りされた第1集積体(図2(c)参照)は、上部搬送ベルトB4と下部搬送ベルトB5に挟まれて、下流に搬送される。なお、横折りとは、図2(c)から分かるように、シートの搬送方向に直交する方向(横方向)に沿って折ることをいう。
このようにブランケット判用シートBSは、第1集積部50及び第1折部60を経由することで、第1集積体として集積されて横折りされるが、タブロイド判用シートTSは、第1集積部50及び第1折部を経由せずに、第2集積部70に向かう。すなわち、タブロイド判用シートTSが切断部30から搬送されてくるときには、第1集積部50を構成する折胴51の針52a,53a及びストッパ54,55を後退させる。そうすると、タブロイド判用シートTSは、第1集積部50及び第1折部60を経由することなく、下部搬送ベルトB3から、上部搬送ベルトB6及び下部搬送ベルトB7で構成される搬送経路に沿って第2集積部70に向けて搬送される。なお、下部搬送ベルトB3の下流側端部(最終端)は、ブランケット判用シートBSを折胴51に集積する際には、図5に実線で示しているように水平位置よりも上方に変位させ、タブロイド判用シートTSを搬送する際には、図5に破線で示しているように水平位置にする。
第2集積部70は、タブロイド判用シートTSを所定枚数だけ重ねて集積して第2集積体とする。本実施例において第2集積部70は、図6に示すように、タブロイド判用シートTSの搬送方向に沿って回転する集積胴71で構成している。この集積胴71は、その周面に2つの針機構72,73を有し、各針機構72,73は、集積胴71の周面から出没(前進又は後退)する針72a,73aを備える。また、集積胴71は、上下方向に移動可能に設けられている。
この集積胴71により、タブロイド判用シートTSを集積して第2集積体とするときは、これを下方向に移動させ、かつ各針機構72,73の針72a,73aを集積胴71の周面から突出(前進)させた状態とする。そうすると、図5で説明した上部搬送ベルトB6及び下部搬送ベルトB7に続く、上部搬送ベルトB8及び下部搬送ベルトB9で搬送されてくるタブロイド判用シートTSの搬送方向先端部に、図6に示す集積胴71の回転位置において、針機構72の針72aが突き刺さる。その後、当該タブロイド判用シートBSは、集積胴71の回転に伴い当該集積胴71周面に沿うように集積される。続いて、針機構73の針73aが図6の針72aの位置に来たときに、その針73aが次のタブロイド判用シートTSの搬送方向先端部に突き刺さる。この繰り返しにより集積胴71の周面には、針72aに刺され所定枚数だけ重ねられて集積された集積体と、針73aに刺され所定枚数だけ重ねられて集積された集積体の2つの第2集積体が形成される。
このように、針機構72,73の針72a,73aがタブロイド判用シートTSの搬送方向先端部を刺すことで、タブロイド判用シートTSの第2集積体を形成するが、そのためには、タブロイド判用シートTSの搬送方向先端部の到来のタイミングを、集積胴71(針72a,73a)の回転位相に同期させる必要がある。この同期は、集積胴71の上流側の上部搬送ベルトB6及び下部搬送ベルトB7や上部搬送ベルトB8及び下部搬送ベルトB9の移動速度を制御することで実現可能である。また、本実施例では、集積胴71でタブロイド判用シートBSを集積するときは、図6に破線で示しているように、ガイド体74を下方に変位させて、集積胴71でのタブロイド判用シートTSの集積を補助するようにする。
集積胴71で集積された2つの第2集積体は、それぞれ針72a,73aを後退させることで集積胴71から離れ、上部搬送ベルトB10と下部搬送ベルトB9に挟まれて、下流に搬送される。このとき、ガイド体74は、図6に実線で示しているように、上方に変位させる。また、集積胴71の面取部75は、第1集積体が通過する隙間を確保するために加工されている。
一方、図5で説明したように、第1集積部50及び第1折部60により横折りされた第1集積体は、上部搬送ベルトB4及び下部搬送ベルトB5に続いて、上部搬送ベルトB8及び下部搬送ベルトB9で下流に搬送されるが、このとき、集積胴71及びガイド体74は上方に変位させておく。そうすると、横折りされた第1集積体は、第2集積部70を経由せずに上部搬送ベルトB10及び下部搬送ベルトB9により、下流に搬送される。その際、横折りされて増厚された第1集積体を通過させるための間隔が確保され、下流への搬送がスムーズになる。
このように、上部搬送ベルトB10及び下部搬送ベルトB9により、横折りされたブランケット判用シートの第1集積体、及びタブロイド判用シートの第2集積体の両者が下流に搬送され、これらは、第2折部80によりそれぞれ縦折りされる。このとき、横折りされたブランケット判用シートの第1集積体とタブロイド判用シートの第2集積体とは同じサイズであるから、第2折部80においては両者を区別することなく、装置構成を変更することもなく、これらを縦折りして、それぞれブランケット判及びタブロイド判の印刷物とすることができる。
本実施例において第2折部80は、図1に示すように、上下方向に移動するチョッパーブレード81を備え、このチョッパーブレード81を下方に移動させることで、横折りされたブランケット判用シートの第1集積体、又はタブロイド判用シートの第2集積体を縦折りする(図2(d)参照)。なお、縦折りとは、図2(d)から分かるように、シートの搬送方向に平行な方向(縦方向)に沿って折ることをいう。
縦折りされたブランケット判用シートの第1集積体、及びタブロイド判用シートの第2集積体は、デリバリーファン82により一部ずつ回収され、ベルト83により、所定の位置まで搬送される。
以上のブランケット判用シートBS及びタブロイド判用シートTSの処理経路を整理すると、それぞれ図7A及び図7Bの太線で示すとおりとなる。
すなわち、切断部30で連続紙Wから切断されたブランケット判用シートBSは、図7Aに示すように、第1集積部50及び第1折部60を経由して第1集積体とされ、その後、第2集積部70は経由せずに第2折部80で縦折りされて、ブランケット判サイズの印刷物となる。一方、切断部30で連続紙Wから切断されたタブロイド判用シートTSは、第1集積部50及び第1折部60は経由せずに、第2集積部70を経由して第2集積体とされ、その後、第2折部80で縦折りされて、タブロイド判サイズの印刷物となる。
このように、本実施例のバリアブル印刷機では、装置構成を変更することなく、ブランケット判とタブロイド判の2つサイズの印刷物を作製することができる。
なお、本実施例のバリアブル印刷機における切断部30、第1集積部50、第1折部60、第2集積部70及び第2折部の構成はあくまで例示であり、各部は、それぞれ本発明で担わせている機能を果たし得る範囲において、適宜、別の構成とすることもできる。
10 給紙部
20 バリアブル印刷部
30 切断部
31 切断胴
31a,31b 切断刃
32 受胴
32a,32b 切断刃受け
40 不良シート回収部
41,42,42’ ガイド体
50 第1集積部
51 折胴
52,53 針装置
52a,53a 針
54,55 ストッパ
56,57 折ブレート機構
56a,57a 折ブレード
60 第1折部
61 くわえ胴
62,63 くわえ機構
70 第2集積部
71 集積胴
72,73 針装置
72a,73a 針
74 ガイド体
75 面取部
80 第1折部
81 チョッパーブレード
82 デリバリーファン
83 ベルト

Claims (3)

  1. ブランケット判の縦方向長さに相当する幅方向長さを有する連続紙に対して、異なる画像を順番に連続して印刷可能なバリアブル印刷部と、
    印刷済の連続紙を、ブランケット判の2ページ分の横方向長さに相当する長さのブランケット判用シート、又はタブロイド判の縦方向長さに相当する長さのタブロイド判用シートに切断可能な切断部と、
    前記切断部から搬送されてくるブランケット判用シートを所定枚数だけ重ねて集積して第1集積体とする第1集積部と、
    前記第1集積体を横折りする第1折部と、
    前記切断部から搬送されてくるタブロイド判用シートを所定枚数だけ重ねて集積して第2集積体とする第2集積部と、
    前記第1折部から搬送されてくる横折りされた第1集積体、及び前記第2集積部から搬送されてくる第2集積体を、それぞれ縦折りする第2折部と、
    を有し、
    前記第1集積部、前記第1折部、前記第2集積部、及び前記第2折部は、シートの搬送方向に沿ってこの順で配置されており、
    前記ブランケット判用シートは、前記第1集積部及び前記第1折部を経由するが前記第2集積部を経由せずに前記第2折部に到達し、
    前記タブロイド判用シートは、前記第1集積部及び前記第1折部を経由せずに前記第2集積部を経由して前記第2折部に到達する、バリアブル印刷機。
  2. 前記切断部は、印刷済の連続紙の搬送方向に沿って回転する切断胴を備え、前記切断胴は、ブランケット判の2ページ分の横方向長さに相当する周長を有し、かつ、その周面に180度の位相差をもって2つの切断刃を有し、前記2つの切断刃の少なくとも一方が出没可能である、請求項1に記載のバリアブル印刷機。
  3. 前記第1集積部は、前記ブランケット判用シートの搬送方向に沿って回転する折胴を備え、この折胴は、前記ブランケット判用シートの搬送方向先端部に針を刺す針機構と、この針機構で刺して当該折胴の周面に沿って所定枚数だけ重ねて集積した前記ブランケット判用シートの第1集積体の周方向中央部を突き出す折ブレート機構とを備え、
    前記第1折部は、前記折胴と連動して回転するくわえ胴を備え、このくわえ胴は、前記折ブレード機構で突き出した前記ブランケット判用シートの第1集積体の周方向中央部をくわえるくわえ機構を備える、請求項1又は2に記載のバリアブル印刷機。
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