JP5602313B2 - アルカリ電池 - Google Patents
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Description
本発明は、アルカリ電解液を用いたアルカリ電池に関する。
アルカリ電池は、日用品としての玩具、ゲーム機、携帯用電子機器等の主電源として今日幅広く普及しており、機器に使用して長持ちすることが所望されている。機器の駆動時間を長くするには、電池内に充填する活物質を多く充填する必要があり、正極活物質である二酸化マンガンの含有量を多くする必要がある。
特許文献1には、正極に添加する導電剤の黒鉛の比率を低くして、さらに膨張黒鉛を優先的に用いることにより高容量化を図った技術が記載されている。
また、特許文献2には、電池ケースの胴体部の厚さが薄いものを用い、黒鉛の充填密度を規定することにより、高容量かつ電池ケース膨張を抑えた技術が記載されている。
また、特許文献3には、二酸化マンガンの結晶構造の110面の半価幅と電位の制御により、中負荷での放電性能の改善を図った技術が記載され、特許文献4には、110面と021面の比率を一定範囲にすることにより、強負荷と低負荷の放電性能の向上を図った技術が記載されている。
高容量化を達成するためには、電池内の正極に充填する二酸化マンガンの量を増加させることが有効である。そのためには、導電剤である黒鉛の比率を低下させることが通常考えられる。
ところが、アルカリ電池は放電に伴い二酸化マンガンの結晶が膨張し、それにより正極全体が膨張することが知られている。この膨張は、二酸化マンガンの放電深度が大きくなると顕著になるため、特に低負荷での放電末期においては、正極の過剰な膨張によってセパレータや負極が圧縮され、これにより、電池内の電解液やイオンの移動が妨げられる。その結果、電池反応の抵抗の増大を招く。
従って、低負荷の放電において放電容量を増加させるために、正極中の導電剤である黒鉛の比率を低下させ二酸化マンガンをより多く充填しても、従来の二酸化マンガンを用いた場合には、放電末期では電池反応の抵抗が大きくなるために、放電容量が増加しないという限界に達する。
言い換えると、正極に対する黒鉛の比率を低下させすぎると、二酸化マンガンの放電利用率が低下し、あるところから放電容量を増加させられないという課題に遭遇する。
本発明は、かかる点に鑑みなされたもので、その主な目的は、アルカリ電池の放電容量を向上させるために正極に対する黒鉛の比率を低下させた場合に、放電末期の正極膨張を抑制し、高い放電容量のアルカリ電池を提供することにある。
上記の目的を達成するために、本発明は、有底円筒形の電池ケース内に、セパレータを介して二酸化マンガンからなる正極と負極とが収納され、電池ケースの開口部がガスケットを介して封口されてなるアルカリ電池において、正極には黒鉛が添加されており、正極に対する黒鉛の比率は、2.5〜4.3質量%の範囲あり、二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅は、2.00〜2.40度の範囲にあることを特徴とする。
本発明によれば、正極に対する黒鉛の比率を低くし、二酸化マンガンの充填量を多くした際に、正極の膨張に由来する放電性能の低下を抑制し、高容量のアルカリ電池を実現することができる。
本発明は、有底円筒形の電池ケース内に、セパレータを介して二酸化マンガンからなる正極と、負極とが収納され、電池ケースの開口部がガスケットを介して封口されてなるアルカリ電池において、正極には黒鉛が添加されており、正極に対する黒鉛の比率は2.5〜4.3質量%の範囲にあり、二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅が2.00〜2.40度の範囲にあることを特徴とする。
ここで、「正極に対する黒鉛の比率」とは、正極を構成する二酸化マンガンと黒鉛との合計質量に対する黒鉛の質量をいう。
一般的に、正極に対する黒鉛の比率は低いほど、正極中に充填することができる二酸化マンガンの量が増えるが、正極に対する黒鉛の比率が4.3質量%以下となると、従来の二酸化マンガンを用いた場合、放電性能が低下してしまう。つまり、二酸化マンガンの利用率が低下し、正極が十分に放電できない状態になっていることが判明した。
アルカリ電池で使用される通常の二酸化マンガンは、ガンマー型の結晶系のものが使用される。また近年では、高負荷放電性能を向上させるために、イプシロン型と呼ばれる結晶構造内にMnの欠損率が高いものが好まれて使用されてきた。また、高密度で高純度である電解二酸化マンガンを用いるのが一般的である。
二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅が一定の範囲にある場合に、上記課題が解決される理由は以下の通りと考えられる。ここで、二酸化マンガンの結晶構造の110面とは、粉末X線回折測定で2θ(θは入射角)が22±1°付近に見られる明確なピークであり、二酸化マンガンをラムスデライト構造と仮定した場合に110面と帰属されるものを称する。
二酸化マンガンにおいては、Mn原子とO原子の規則的な配置内に、Mnの欠損サイトが生じると、そこに水素イオンが配置され、二酸化マンガン固相内での水素イオン伝導を早めることが知られている。しかし、このMn欠損は、二酸化マンガンの合成中に結晶の歪みや、原子配列の不斉を起こさせることにより増加するものであり、結晶成長が進みにくい条件下で実現するものである。したがって、従来の高負荷放電性能を重視した二酸化マンガンは、比較的結晶性が低いといえる。
粉末X線回折測定による110面のピークの半価幅が小さいことは、結晶が揃っていることを示している。すなわち、Mn原子とO原子の配列が規則正しいこと、および、一次結晶粒子が比較的大きいことを意味している。そして、放電末期でMn原子とO原子の配列中にH原子が入ってくることによる原子間距離の伸びによって、結晶粒子が割れることが少なく、歪を内部に抑え込むことができる。
逆に、ピーク半価幅が大きい場合は、放電によるH原子の挿入が引き金となり、結晶内の原子間距離の変動の歪で粒子が崩れたり、外見上大きくなったりする現象が起こる。したがって、放電末期において、粉末X線回折測定による110面の半価幅がある範囲内で小さいほど正極の膨張が抑制される。
さらに、上記のように、Mn原子とO原子の配列が規則正しく、かつ、一次結晶粒子が比較的大きい二酸化マンガンは、電子伝導性も高い。
以上の考察から、放電末期で二酸化マンガンが膨張することによる電池反応の抵抗の増大を抑制するためには、110面のピークの半価幅が小さいく、結晶が揃っている二酸化マンガンを用いればよいと予想できる。
本発明において、正極に対する黒鉛の比率が2.5〜4.3質量%の範囲にあり、二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅が2.00〜2.40度の範囲にあれば、放電末期での二酸化マンガンの膨張を抑制でき、電池の高容量化を図ることができる。
110面のピークの半価幅が2.10〜2.32度の範囲であると、放電末期での二酸化マンガンの膨張がより効果的に抑制される。
正極中に添加された黒鉛は、放電反応に必要な正極内の電子伝導を向上させる目的に加え、正極をペレット状に成型して形状を維持するバインダーのような役割も果たす。黒鉛の比率が低いと、電池内に充填することができる二酸化マンガンの量を増加させることができるため、理論上の放電容量は増加する。しかしながら、逆に少なすぎると導電性が低下するばかりか、放電末期の二酸化マンガンによる正極膨張を緩和することができない。そのため、放電性能が低下する傾向があり、正極に対する黒鉛の比率には適正範囲が存在する。
本願発明者等は、正極に対する黒鉛の比率を低くし、正極の二酸化マンガン量を増量させた設計においては、二酸化マンガン自体の膨張を抑制することが効果的であることを見出した。
また、黒鉛が少ない場合には、正極内の電子伝導が低下することが性能劣化に繋がるが、粉末X線回折測定による110面の半価幅が2.00〜2.40度の範囲にある二酸化マンガンは、従来のような半価幅が大きい二酸化マンガンよりも電子伝導が高いことも、放電性能の向上に効果があることを見出した。正極に対する黒鉛の比率は3.0〜4.0質量%の範囲であると更に好ましい。
二酸化マンガンの電位は、40%のKOH水溶液中での水銀/酸化水銀電極に対して250〜310mVであるであることが好ましい。さらに、この二酸化マンガンを用いたアルカリ電池の初期の開回路電圧としては、1600mV〜1640mVであれば好ましい。
また、ある好適な実施形態において、電池ケースの胴体部の厚さは0.12〜0.18mmである。このように、正極ケースの胴体部の厚さを薄くした場合には、より多くの正極材料を充填することができ、高容量化が達成される。より好ましくは、電池ケースの胴体部の厚さは0.12〜0.15mmである。
以下に、本発明の実施形態について、図面を参照しながら説明する。以下の図面においては、説明の簡略化のため、実質的に同一の機能を有する構成要素を同一の参照符号で示す。なお、本発明は以下の実施形態に限定されない。
図1は、本実施形態のアルカリ電池の構成を示した半断面図である。
図1に示すように、有底円筒状の電池ケース1内に、セパレータ4を介して正極2と、負極3が収納され、電池ケース1の開口部1bがガスケット5及び負極端子板7で封口されている。
正極2は、二酸化マンガンからなり、二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅は、2.00〜2.40度の範囲にある。
これにより、特に中負荷放電時の放電性能を向上させることができる。
二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅とは、二酸化マンガンの粉末を、CuKα線を光源とする通常のX線回折測定を行い、得られた回折パターンにおいて、2θが22±1°付近の110面の回折線の半価幅を用いる。
また、未使用の電池を分解し、内部から採取した正極からも、二酸化マンガンの110面の半価幅を得ることができる。この場合は、分解後速やかにアルカリ電解液を水洗し、室温の乾燥雰囲気下で乾燥した正極をX線回折測定する。
正極2には黒鉛が添加されており、正極に対する黒鉛の比率は、2.5〜4.3質量%の範囲にある。黒鉛の種類、粒径等は特に制限されないが、平均粒径が10〜25μmの高純度の人造黒鉛が正極の成型性に優れている点で好ましい。また、同サイズの鱗片状の天然黒鉛や膨脹化黒鉛を用いてもよい。また、正極導電材としてカーボンブラックや炭素繊維等を、また、結着剤としてポリエチレン粉末等が、滑沢剤としてステアリン酸塩等が添加されていてもよい。
また、二酸化マンガンの結晶構造や粒径等は特に制限されず、ベータ型、ガンマー型、ラムダ型、デルタ型、イプシロン型の二酸化マンガンを用いることができる。また、正極活物質として、二酸化マンガン以外に、オキシ水酸化ニッケル、酸化銀、酸化銅等が含まれていてもよい。高密度であり、放電性能にもすぐれる電解二酸化マンガンを用いることが好ましい。
本発明における二酸化マンガンは、平均粒径は30〜60μm、より好ましくは35〜45μmの粒子であるとよい。Mnの酸化度は高い方が好ましく、Mnの価数として3.9〜4.0価であると好ましい。
二酸化マンガンのMn欠損の比率を反映する質量減少率は、3.1〜3.9%の範囲であることが放電性能の点で好ましく、3.2〜3.7%の範囲であると更に好ましい。ここで、質量減少率は、400℃での質量と100℃の質量の差を、室温での質量で割った値である。
二酸化マンガンのBET比表面積は、22〜34m2/gであることが好ましい。
本発明における負極3は特に限定されないが、活物質の亜鉛粉末とアルカリ電解液とゲル化剤によってゲル状にした負極が好ましい。正・負極の放電容量の比率は、正極の理論放電容量に対する負極の理論放電容量が1.00〜1.25であると好ましく、特に、1.07〜1.17であると放電性能が高く好ましい。この場合の放電容量は、二酸化マンガンの理論放電容量を284mAh/g、亜鉛の放電容量を710mAh/gとするものである。
活物質の亜鉛粉末は、亜鉛合金粉末であってもよい。亜鉛合金粉末は耐食性に優れたものを用いるのが好ましく、さらには、環境に配慮して水銀、カドミウム、もしくは鉛、またはそれら全てが無添加であるものがより好ましい。亜鉛合金としては、例えば、0.01〜0.1質量%のインジウム、0.005〜0.02質量%のビスマスおよび0.001〜0.05質量%のアルミニウムを含むものが挙げられる。これらの合金成分を1種類のみ含有してもよく、2種類以上を含有しても構わない。
アルカリ電解液は、水酸化カリウムを主成分とする水溶液を用いることができ、32.5〜34.5質量%の水酸化カリウムと、1.0〜3.0質量%の酸化亜鉛の水溶液を用いると好ましい。負極には、珪酸化合物を少量添加すると、正極及び負極の膨張が抑制されより好ましい。具体的には、NaSiO2を0.1〜0.3質量%添加すると好ましい。
正極は、中空円筒状のペレットに成型した後に電池ケース1内に装填し、再度電池ケース内で加圧成型する工程により、2〜10μmの幅の亀裂が入っているものが好ましい。具体的には、単3形の電池において、正極ペレットを0.4〜1.5tの加重で電池ケース内にて再成型すると、二酸化マンガンの放電による膨張の応力が緩和され好ましい。
ここで、セパレータ4は、例えば、種々の化学繊維を混抄して形成した不織布シートや、セロファンやポリオレフィン系等の合成樹脂から成る多孔性シート等を用いることができる。
以下、本発明の実施例を挙げて本発明の構成及び効果をさらに説明するが、本発明はこれら実施例に限定されるものではない。
(アルカリ電池の作製)
図1に示した単3形のアルカリ電池(LR6)を、以下の<1>から<7>の手順で作製した。
図1に示した単3形のアルカリ電池(LR6)を、以下の<1>から<7>の手順で作製した。
<1>電池ケース
ニッケルめっき鋼板から、有底円筒形の電池ケース1をプレス加工にて作製した。電池ケースの胴体部1aの厚さは、0.18mmであるものを用いた。
ニッケルめっき鋼板から、有底円筒形の電池ケース1をプレス加工にて作製した。電池ケースの胴体部1aの厚さは、0.18mmであるものを用いた。
<2>セパレータ
1:1の質量比率で溶剤紡糸セルロース繊維とポリビニルアルコール系繊維を主体として混抄した坪量25g/m2、厚さ0.09mmの不織布シートを3重に巻いて有底筒状のセパレータ4を作製した。
1:1の質量比率で溶剤紡糸セルロース繊維とポリビニルアルコール系繊維を主体として混抄した坪量25g/m2、厚さ0.09mmの不織布シートを3重に巻いて有底筒状のセパレータ4を作製した。
<3>封口ユニット
ガスケット5は、ナイロン6,6を主成分として、所定の寸法、形状に射出成型して作製した。また、負極端子板7は、ニッケルめっき鋼板を所定の寸法、形状にプレス加工して作製し、負極集電体6は、真鍮を釘型となるようにプレス加工して作製し、表面にスズめっきを施した。そして、負極端子板7に負極集電体6を電気溶接した後、負極集電体6をガスケット5の中心の貫通孔に圧入して、封口ユニットを作製した。
ガスケット5は、ナイロン6,6を主成分として、所定の寸法、形状に射出成型して作製した。また、負極端子板7は、ニッケルめっき鋼板を所定の寸法、形状にプレス加工して作製し、負極集電体6は、真鍮を釘型となるようにプレス加工して作製し、表面にスズめっきを施した。そして、負極端子板7に負極集電体6を電気溶接した後、負極集電体6をガスケット5の中心の貫通孔に圧入して、封口ユニットを作製した。
<4>アルカリ電解液
水酸化カリウムを34.0質量%、及び酸化亜鉛を2.0質量%含有する水溶液からなるアルカリ電解液を準備した。
水酸化カリウムを34.0質量%、及び酸化亜鉛を2.0質量%含有する水溶液からなるアルカリ電解液を準備した。
<5>正極
平均粒径40μmの二酸化マンガン粉末と黒鉛粉末とを所定の質量比で混合し、この混合物とアルカリ電解液とを100:1.9の質量比で混合し、充分に攪拌した後、フレーク状に圧縮成型した。その後、フレーク状のものを粉砕して顆粒状とし、これを中空円筒状に加圧成型してペレット状の正極2を得た。
平均粒径40μmの二酸化マンガン粉末と黒鉛粉末とを所定の質量比で混合し、この混合物とアルカリ電解液とを100:1.9の質量比で混合し、充分に攪拌した後、フレーク状に圧縮成型した。その後、フレーク状のものを粉砕して顆粒状とし、これを中空円筒状に加圧成型してペレット状の正極2を得た。
二酸化マンガン粉末は、以下のように作製した電解二酸化マンガンを用いた。
2L容量の丸底セパラブルフラスコを電解槽とし、5cm×5cmで厚さ1mmのチタン板を陽極、3cm×3cmで厚さ0.2mmの白金板を陰極として用いた。陽極の両側に各2cmの距離を空けて一対の陰極を配置した。電解開始時の電解浴の溶液には、硫酸濃度15g/L、硫酸マンガン濃度70g/Lの水溶液を用いた。硫酸マンガンおよび硫酸は、いずれも関東化学(株)製の特級試薬を用いた。電解反応による変化を加味し、24時間の電解終了時に硫酸濃度が19g/Lに至るように、ほぼ一定の割合で、水素イオン濃度(硫酸濃度)を変化させた。ここでは、硫酸、純水および硫酸マンガンの溶液を、ほぼ一定の割合で電解浴に供給した。なお、硫酸マンガン濃度は、電解開始から終了までの間、一定に維持した。電解温度は、電解槽をマントルヒーターにて調温することにより、95±1℃とし連続電解時間24時間電解した。
電解電流は、平均電流値を以下の値とし、振幅を平均電流値の20%、周波数が0.01Hzの正弦波である変動電流とした。平均電流値を25、29、33、37、41、45、50A/m2に変化させることによって、それぞれ作製された電解二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅は1.90、2.00、2.10、2.20、2.32、2.40、2.50°であるものが作製された。
電解終了後、二酸化マンガンをチタン板から剥し、約300μmに粗粉砕し、60℃のイオン交換中で洗浄し、デカンテーションにより水溶液のpHが6になるまで水洗した。その後、二酸化マンガンを乾燥させ、平均粒径40μmまで粉砕した。この粉末10gに対し100mLのイオン交換水を入れ、攪拌しながら0.1Nの水酸化ナトリウム水溶液を滴下し、上澄みのpHが6になるまで中和した。その後、粉末を90℃の熱風で2時間乾燥し、正極に用いる二酸化マンガンを得た。
<6>負極
ゲル化剤(架橋分岐型ポリアクリル酸からなる増粘剤、及び高架橋鎖状型ポリアクリル酸ナトリウムからなる吸水性ポリマー)と、アルカリ電解液と、亜鉛合金粉末とを0.26:0.54:35.2:64.0の質量比で混合して負極3を得た。なお、亜鉛合金粉末は、0.02質量%のインジウムと、0.01質量%のビスマスと、0.005質量%のアルミニウムとを含有したものを用いた。
ゲル化剤(架橋分岐型ポリアクリル酸からなる増粘剤、及び高架橋鎖状型ポリアクリル酸ナトリウムからなる吸水性ポリマー)と、アルカリ電解液と、亜鉛合金粉末とを0.26:0.54:35.2:64.0の質量比で混合して負極3を得た。なお、亜鉛合金粉末は、0.02質量%のインジウムと、0.01質量%のビスマスと、0.005質量%のアルミニウムとを含有したものを用いた。
<7>アルカリ電池の組立
ペレット状の正極2を電池ケース1内に挿入し、加圧治具により正極2を加圧して電池ケース1の内壁に密着させた。正極2の質量は11.41g、体積は4.086cm3として、正極の配合比や二酸化マンガンの種類によらずに一定とした。電池ケース1の内壁に密着させた正極2の中央に、セパレータ4を配置した後、セパレータ4と正極2に電解液を吸収させた後、所定量の負極3をセパレータ4内に充填した。そして、封口ユニットを介して電池ケース1の開口端部をかしめ封口した後、外装ラベル8で電池ケース1の外表面を被覆した。
ペレット状の正極2を電池ケース1内に挿入し、加圧治具により正極2を加圧して電池ケース1の内壁に密着させた。正極2の質量は11.41g、体積は4.086cm3として、正極の配合比や二酸化マンガンの種類によらずに一定とした。電池ケース1の内壁に密着させた正極2の中央に、セパレータ4を配置した後、セパレータ4と正極2に電解液を吸収させた後、所定量の負極3をセパレータ4内に充填した。そして、封口ユニットを介して電池ケース1の開口端部をかしめ封口した後、外装ラベル8で電池ケース1の外表面を被覆した。
(中負荷での放電性能の評価)
組立てたアルカリ電池を、100mAの定電流で、電池電圧が0.90Vに至るまでの時間を測定し、放電容量(mAh)を求めた。
組立てたアルカリ電池を、100mAの定電流で、電池電圧が0.90Vに至るまでの時間を測定し、放電容量(mAh)を求めた。
(1)従来のアルカリ電池
上記<1>から<7>の手順で、110面の半価幅が2.50度の二酸化マンガンに対して、正極に対する黒鉛の比率を2.0〜6.0質量%の範囲で変化させた電池1〜8を作製した。
上記<1>から<7>の手順で、110面の半価幅が2.50度の二酸化マンガンに対して、正極に対する黒鉛の比率を2.0〜6.0質量%の範囲で変化させた電池1〜8を作製した。
なお、正極1cm3あたりに含まれる黒鉛の質量は、正極に対する黒鉛の比率が4.3質量%、4.0質量%、3.0質量%の時に、それぞれ0.118g、0.110g、0.082gであった。
表1は、これらの電池の中負荷における放電性能の評価を行った結果を示した表である。
ここで、二酸化マンガンの放電利用率とは、電池に充填された二酸化マンガンの理論放電容量(二酸化マンガンの質量×284mAh/g)に対する実際の放電容量の割合である。
表1に示すように、正極に対する黒鉛の比率を4.3〜6.0質量%まで低下させた電池1〜3では、僅かに放電容量が向上するが、正極に対する黒鉛の比率を4.3質量%より低下させた電池4〜8では、放電容量が低下していくのが分かる。つまり、従来のような、半価幅が2.50の二酸化マンガンを用いた場合は、正極に対する黒鉛の比率を減らし過ぎると、放電利用率が著しく低下し、放電容量を増加させることができないことが分かる。
(2)二酸化マンガンの110面の半価幅が低い場合
上記の〈1〉〜〈7〉の手順で、110面の半価幅が2.10度、2.40度の二酸化マンガンに対して、それぞれ、正極に対する黒鉛の比率を2.0〜6.0質量%の範囲で変化させた電池9〜24を作製した。
上記の〈1〉〜〈7〉の手順で、110面の半価幅が2.10度、2.40度の二酸化マンガンに対して、それぞれ、正極に対する黒鉛の比率を2.0〜6.0質量%の範囲で変化させた電池9〜24を作製した。
表2は、これらの電池の中負荷における放電性能の評価を行った結果を示した表である。なお、比較のため、表1に示した電池1〜8の結果も併せ示している。また、図2は、表2に示した結果を、グラフ化したものである。
表2に示すように、二酸化マンガンの110面の半価幅が2.10度の場合、正極に対する黒鉛の比率が2.5〜4.3質量%の電池11〜15では、放電容量が大きく、正極に対する黒鉛の比率が3.0〜4.0質量%の電池12〜14では、放電容量がさらに大きい。
また、110面の半価幅が2.40度の場合も、正極に対する黒鉛の比率が2.5〜4.3質量%の電池19〜23では、放電容量が大きく、正極に対する黒鉛の比率が3.0〜4.0質量%の電池20〜22では、放電容量がさらに大きい。
二酸化マンガンの利用率に着目すると、110面の半価幅が大きい電池1〜8では、正極中の黒鉛を減らすと利用率の低下が著しいが、半価幅が小さい電池9〜24では、利用率の低下が抑えられている。
(3)正極に対する黒鉛の比率が低い場合
上記の〈1〉〜〈7〉の手順で、正極に対する黒鉛の比率が3.3質量%、4.0質量%の二酸化マンガンに対して、それぞれ、二酸化マンガンの110面の半価幅を1.90〜2.50度の範囲で変化させた電池25〜38を作製した。
上記の〈1〉〜〈7〉の手順で、正極に対する黒鉛の比率が3.3質量%、4.0質量%の二酸化マンガンに対して、それぞれ、二酸化マンガンの110面の半価幅を1.90〜2.50度の範囲で変化させた電池25〜38を作製した。
表3は、これらの電池の中負荷における放電性能の評価を行った結果を示した表である。
表3に示すように、正極に対する黒鉛の比率が4.0質量%の場合、110面の半価幅が2.00〜2.40度の電池26〜30は、110面の半価幅が2.50度の電池25より放電容量が大きい。また、110面の半価幅が2.10〜2.32度の電池27〜29では、放電容量がさらに大きい。また、110面の半価幅が1.90度の電池31は放電容量が小さい。これは、110面の半価幅が小さすぎる、すなわち結晶が揃いすぎているため、結晶構造内のMnの欠損サイトが少なくなり過ぎて、放電反応時に必要な水素イオン伝導が遅くなったためと考えられる。
また、正極に対する黒鉛の比率が3.3質量%の場合でも、110面の半価幅が2.00〜2.40度の二酸化マンガンを用いた電池33〜37は、110面の半価幅が2.50度の電池32より放電容量が大きい。また、110面の半価幅が1.90度の電池38は、放電容量が小さい。
(4)電池ケースの胴体部の厚さについて
二酸化マンガンの110面の半価幅が2.10度で、胴体部の厚さ1aが0.18、0.15、0.12mmの電池ケースに対して、それぞれ、正極に対する黒鉛の比率を2.0〜6.0質量%の範囲で変化させた電池39〜62を作製した。
二酸化マンガンの110面の半価幅が2.10度で、胴体部の厚さ1aが0.18、0.15、0.12mmの電池ケースに対して、それぞれ、正極に対する黒鉛の比率を2.0〜6.0質量%の範囲で変化させた電池39〜62を作製した。
表4は、これらの電池の中負荷における放電性能の評価を行った結果を示した表である。また、図3は、表4に示した結果を、グラフ化したものである。
表4に示すように、電池ケースの胴体部の厚さが薄いほど、同じ正極を用いた場合に、放電性能が向上している。これは、電池ケースの内容積が増加したためと考えられる。
また、図3に示すように、二酸化マンガンの放電利用率を見ると、電池ケースの胴体部の厚さが薄いほど放電利用率が高く、また、正極に対する黒鉛の比率が低い領域で、放電利用率の差が明確である。
この理由は次のように考えられる。放電末期には正極が膨張するため、電池内で電解液やイオンの移動が阻害される。この時点で、電池ケースの胴体部の厚さが薄いものの方が、電池の外形の径方向に伸びて広がりやすいため、放電末期に電解液やイオンの移動が阻害されることのよる放電利用率の低下が緩和される。放電末期の正極の膨張は、二酸化マンガンの110面の半価幅とも関係しているため、電池ケースの胴体部の厚さが薄いほど本発明の効果が得られやすい。
本発明のアルカリ電池は高い放電性能を有し、乾電池を電源とするあらゆる機器に好適に用いられる。
1 電池ケース
1a 胴体部
1b 開口部
2 正極
3 負極
4 セパレータ
5 ガスケット
6 負極集電体
7 負極端子板
8 外装ラベル
1a 胴体部
1b 開口部
2 正極
3 負極
4 セパレータ
5 ガスケット
6 負極集電体
7 負極端子板
8 外装ラベル
Claims (3)
- 有底円筒形の電池ケース内に、セパレータを介して二酸化マンガンを含む正極と、負極とが収納され、前記電池ケースの開口部がガスケットを介して封口されてなるアルカリ電池であって、
前記正極には黒鉛が添加されており、前記正極に対する黒鉛の比率は、2.5〜4.3質量%の範囲にあり、
前記二酸化マンガンの粉末X線回折測定による110面の半価幅は、2.00〜2.40度の範囲にある、アルカリ電池。 - 前記半価幅は、2.10〜2.32度の範囲にある、請求項1記載のアルカリ電池。
- 前記正極に対する黒鉛の比率は、3.0〜4.0質量%の範囲にある、請求項1または2に記載のアルカリ電池。
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