以下、本発明の第1の実施形態を図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態による楽曲コンテンツ配信システム100の構成例を示すブロック図である。図1に示すように、楽曲コンテンツ配信システム100は、楽曲コンテンツ配信サーバ120、携帯端末140および車載装置160を備えて構成されている。このうち、楽曲コンテンツ配信サーバ120は、例えば楽曲コンテンツ配信センタに設置される。携帯端末140および車載装置160は、例えば、ユーザが運転する車両内に設置される。そして、楽曲コンテンツ配信サーバ120、携帯端末140、車載装置160の間が有線または無線の通信回線にて接続されている。
まず、楽曲コンテンツ配信サーバ120の機能構成について説明する。図1に示すように、楽曲コンテンツ配信サーバ120は、楽曲コンテンツ記憶部200、指定ラジオ局情報受信部220、評価情報受信部240、楽曲コンテンツ特定部260および楽曲コンテンツ送信部280を備えて構成されている。
楽曲コンテンツ記憶部200は、複数の楽曲コンテンツを記憶する。各楽曲コンテンツには、アーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名(これら3つは、本発明の複数の楽曲コンテンツ特定情報に対応)などの属性情報(本発明の第2の属性情報に対応、以下「第2の属性情報」と称する)が付随している。また、各楽曲コンテンツには、その音楽的特徴(例えば、リズムやサウンドなど)を示す音楽的特徴情報が関連付けられている。音楽的特徴情報は、楽曲コンテンツ配信サーバ120を管理する楽曲コンテンツ配信業者が各楽曲コンテンツを分析することによって生成している。
指定ラジオ局情報受信部220は、携帯端末140から送信された指定ラジオ局情報を受信する。そして、指定ラジオ局情報受信部220は、受信した指定ラジオ局情報を楽曲コンテンツ特定部260に出力する。指定ラジオ局情報は、ユーザが車載装置160において指定したラジオ局を示す情報である(詳細については後述する)。
評価情報受信部240は、携帯端末140から送信された評価情報を受信する。そして、評価情報受信部240は、受信した評価情報を楽曲コンテンツ特定部260に出力する。評価情報は、楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140を介して車載装置160に配信される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す情報である(詳細については後述する)。
楽曲コンテンツ特定部260は、指定ラジオ局情報受信部220から指定ラジオ局情報が出力された場合、楽曲コンテンツ記憶部200を参照し、当該指定ラジオ局情報に含まれる属性情報(アーティスト名、アルバム名、楽曲タイトル名など)を付随情報の一つとして有する楽曲コンテンツをランダムに1つ抽出する。そして、楽曲コンテンツ特定部260は、抽出した楽曲コンテンツの音楽的特徴情報との類似度が高い音楽的特徴を有する楽曲コンテンツを携帯端末140に対する配信対象として特定する。
また、楽曲コンテンツ特定部260は、評価情報受信部240から評価情報が出力された場合、出力された評価情報に含まれる嗜好情報の値が「好き」であるとき、評価情報に含まれる楽曲タイトル名情報、アルバム名情報およびアーティスト名情報で特定される楽曲コンテンツの音楽的特徴情報を楽曲コンテンツ記憶部200から取り出す。そして、楽曲コンテンツ特定部260は、取り出した音楽的特徴情報との類似度が高い音楽的特徴を有する楽曲コンテンツを携帯端末140に対する次の配信対象として特定する。
一方、評価情報に含まれる嗜好情報の値が「嫌い」または「スキップ」であるとき、楽曲コンテンツ特定部260は、評価情報に含まれる楽曲タイトル名情報、アルバム名情報およびアーティスト名情報で特定される楽曲コンテンツの音楽的特徴情報との類似度が低い音楽的特徴を有する楽曲コンテンツを携帯端末140に対する次の配信対象として特定する。
また、楽曲コンテンツ特定部260は、次の配信対象として特定した楽曲コンテンツを楽曲コンテンツ記憶部200から取り出して楽曲コンテンツ送信部280に出力する。楽曲コンテンツ送信部280は、楽曲コンテンツ特定部260から出力された楽曲コンテンツを第2の属性情報と共に携帯端末140に送信する。
次に、携帯端末140の機能構成について説明する。図1に示すように、携帯端末140は、ラジオ局生成部300、ラジオ局情報記憶部320、ラジオ局情報送信部340、指定ラジオ局情報受信部360、指定ラジオ局情報送信部380、楽曲コンテンツ受信部400、楽曲コンテンツ送信部420、評価情報受信部440および評価情報送信部460を備えて構成されている。携帯端末140の各機能ブロック300〜460は、携帯端末140にインストールされたアプリケーションプログラムにより実現される。
ラジオ局生成部300は、操作部(図示せず、以下同じ)に対するユーザの入力操作によって、楽曲コンテンツ配信サーバ120から楽曲コンテンツの配信を受けるためのラジオ局を生成する。具体的には、ラジオ局生成部300は、ユーザによって入力された属性情報(アーティスト名、アルバム名、楽曲タイトル名など)を含む情報を携帯端末140のアプリケーションプログラムが認識可能なラジオ局情報として生成する。そして、ラジオ局生成部300は、生成したラジオ局情報をラジオ局情報記憶部320に記憶させる。
ラジオ局情報送信部340は、ラジオ局情報の送信要求を車載装置160から受けた場合、ラジオ局情報記憶部320に記憶されているラジオ局情報を車載装置160に送信する。ラジオ局情報記憶部320に記憶されているラジオ局情報が複数あれば、ラジオ局情報送信部340は、複数のラジオ局情報を車載装置160に送信する。この場合、車載装置160では、ラジオ局情報送信部340から送信された複数のラジオ局情報のうち何れかがユーザにより指定される。
指定ラジオ局情報受信部360は、車載装置160から送信された指定ラジオ局情報を受信する。そして、指定ラジオ局情報受信部360は、受信した指定ラジオ局情報を指定ラジオ局情報送信部380に出力する。指定ラジオ局情報送信部380は、指定ラジオ局情報受信部360から出力された指定ラジオ局情報を楽曲コンテンツ配信サーバ120の指定ラジオ局情報受信部220に送信する。そうすると、上述したように、指定ラジオ局情報に応じた楽曲コンテンツが楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140に配信される。
楽曲コンテンツ受信部400は、楽曲コンテンツ配信サーバ120の楽曲コンテンツ送信部280から送信された楽曲コンテンツおよび第2の属性情報を受信する。そして、楽曲コンテンツ受信部400は、受信した楽曲コンテンツおよび第2の属性情報を楽曲コンテンツ送信部420に出力する。楽曲コンテンツ送信部420は、楽曲コンテンツ受信部400から出力された楽曲コンテンツおよび第2の属性情報を車載装置160に送信する。
評価情報受信部440は、車載装置160から送信された評価情報を受信する。そして、評価情報受信部440は、受信した評価情報を評価情報送信部460に出力する。評価情報送信部460は、評価情報受信部440から出力された評価情報を楽曲コンテンツ配信サーバ120の評価情報受信部240に送信する。そうすると、上述したように、評価情報に応じた楽曲コンテンツが楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140に配信される。
最後に、車載装置160の機能構成について説明する。図1に示すように、車載装置160は、操作受付部500、楽曲コンテンツ記憶部520、再生制御部540、ラジオ局情報受信部560、表示制御部580、指定ラジオ局情報送信部600、楽曲コンテンツ受信部620、評価情報生成部640および評価情報送信部660を備えて構成されている。なお、楽曲コンテンツ記憶部520は、本発明の第1の属性情報記憶部に対応する。
操作受付部500は、操作部(図示せず、以下同じ)を介して、所望の楽曲コンテンツの再生を要求する操作を受け付ける。そして、操作受付部500は、楽曲コンテンツの再生要求を再生制御部540に出力する。また、操作受付部500は、操作部を介して、ラジオ局情報を表示することを要求する操作を受け付ける。そして、操作受付部500は、ラジオ局情報の表示要求をラジオ局情報受信部560に出力する。また、操作受付部500は、操作部を介して、表示制御部580により表示されているラジオ局情報の中から何れかのラジオ局情報を指定する操作を受け付ける。そして、操作受付部500は、指定されたラジオ局情報を指定ラジオ局情報送信部600に通知する。
楽曲コンテンツ記憶部520は、車載装置160に内蔵されたハードディスク等の記録媒体であり、複数の楽曲コンテンツを記憶する。各楽曲コンテンツには、アーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名などを含む第1の属性情報が付随している。本実施形態では、第1の属性情報は、例えば各楽曲コンテンツのTOC(Table of Contents)情報をキーとして、車載装置160内で保有する図示しないCDDB(Compact Disc DataBase)にアクセスして検索された情報である。CDDBは、各種の音楽CDや音楽DVDに収録された楽曲に関する情報(収録曲の楽曲タイトル名、アーティスト名、アルバム名、ジャンル、演奏時間など)を提供するためのデータベースである。なお、第1の属性情報は、音楽データの圧縮方式であるMP3で保存された楽曲コンテンツに付与されたID3タグ情報であっても良い。
再生制御部540は、所望の楽曲コンテンツの再生要求が操作受付部500から出力された場合、再生要求に係る楽曲コンテンツを楽曲コンテンツ記憶部520から取り出して再生するように制御する。また、再生制御部540は、楽曲コンテンツ受信部620から楽曲コンテンツが出力された場合、当該楽曲コンテンツを再生するように制御する。
ラジオ局情報受信部560は、ラジオ局情報の表示要求が操作受付部500から出力された場合、ラジオ局情報を送信することを携帯端末140のラジオ局情報送信部340に要求する。そして、ラジオ局情報受信部560は、ラジオ局情報の送信要求に応答してラジオ局情報送信部340から送信されたラジオ局情報を受信する。
ラジオ局情報受信部560は、受信したラジオ局情報を内部のバッファメモリ(図示せず、以下同じ)に保持する。そして、ラジオ局情報受信部560は、バッファメモリに保持したラジオ局情報を表示制御部580に出力する。表示制御部580は、バッファメモリから出力されたラジオ局情報をディスプレイ(図示せず、以下同じ)に表示するように制御する。
指定ラジオ局情報送信部600は、操作受付部500からラジオ局情報が通知された場合、通知されたラジオ局情報をラジオ局情報受信部560のバッファメモリから取得し、その取得したラジオ局情報を指定ラジオ局情報として携帯端末140の指定ラジオ局情報受信部360に送信する。そうすると、上述したように、指定ラジオ局情報送信部600から送信された指定ラジオ局情報に応じた楽曲コンテンツが、楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140を介して車載装置160に送られてくる。
楽曲コンテンツ受信部620は、携帯端末140の楽曲コンテンツ送信部420から送信された楽曲コンテンツおよび第2の属性情報を受信する。そして、楽曲コンテンツ受信部620は、受信した楽曲コンテンツを再生制御部540に出力するとともに、一緒に受信した第2の属性情報を評価情報生成部640に出力する。
評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ受信部620から第2の属性情報が出力された場合、その第2の属性情報に含まれるアーティスト名(本発明の第2の属性情報を構成する複数の楽曲コンテンツ特定情報の少なくとも一部に対応する)が、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報に含まれるアーティスト名(本発明の第1の属性情報を構成する複数の楽曲コンテンツ特定情報の少なくとも一部に対応する)と合致するか否かについて判定する。その判定結果に応じて、評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値から成る評価情報を生成する。
具体的には、評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名が、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報に含まれるアーティスト名と合致すると判定した場合、当該第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「好き」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する。そして、評価情報生成部640は、生成した評価情報を評価情報送信部660に出力する。
また、評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名が、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報に含まれるアーティスト名と合致しないと判定した場合、当該第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「スキップ」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する。そして、評価情報生成部640は、生成した評価情報を評価情報送信部660に出力する。
評価情報送信部660は、評価情報生成部640から出力された評価情報を携帯端末140の評価情報受信部440に送信する。そうすると、上述したように、評価情報送信部660から送信された評価情報に応じた楽曲コンテンツが、楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140を介して車載装置160に配信される。
次に、第1の実施形態の楽曲コンテンツ配信システム100による評価情報の送信動作について説明する。図2は、第1の実施形態の楽曲コンテンツ配信システム100による評価情報の送信動作例を示すフローチャートである。図2に示すフローチャートは、携帯端末140の楽曲コンテンツ送信部420から車載装置160の楽曲コンテンツ受信部620に楽曲コンテンツおよび第2の属性情報が送信されることにより開始する。
まず、楽曲コンテンツ受信部620は、携帯端末140の楽曲コンテンツ送信部420から送信された楽曲コンテンツおよび第2の属性情報を受信する(ステップS100)。そして、楽曲コンテンツ受信部620は、受信した楽曲コンテンツを再生制御部540に出力するとともに、一緒に受信した第2の属性情報を評価情報生成部640に出力する。次に、評価情報生成部640は、評価情報の生成処理を行う(ステップS110)。その後、処理はステップS120に遷移する。なお、評価情報の生成処理(ステップS110)については、図3のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS120では、評価情報送信部660は、ステップS110にて評価情報生成部640により生成された評価情報を携帯端末140の評価情報受信部440に送信する。評価情報受信部440は、評価情報送信部660から送信された評価情報を受信する(ステップS130)。
次に、評価情報送信部460は、評価情報受信部440により受信された評価情報を楽曲コンテンツ配信サーバ120の評価情報受信部240に送信する(ステップS140)。最後に、評価情報受信部240は、評価情報送信部460から送信された評価情報を受信する(ステップS150)。ステップS150の処理が完了することによって、楽曲コンテンツ配信システム100は図2における処理を終了する。
次に、図2の評価情報生成処理(ステップS110)の詳細について説明する。図3は、図2の評価情報生成処理(ステップS110)の動作例を示すフローチャートである。まず、評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報を1つ取り出す(ステップS200)。次に、評価情報生成部640は、取り出した第1の属性情報に含まれるアーティスト名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名とが一致するか否かについて判定する(ステップS210)。
もし、一致すると評価情報生成部640にて判定した場合(ステップS210にてYES)、評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「好き」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する(ステップS220)。ステップS220の処理が完了することによって、評価情報生成部640は図3における処理を終了する。
一方、一致しないと評価情報生成部640にて判定した場合(ステップS210にてNO)、評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ記憶部520に他の第1の属性情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS230)。もし、他の第1の属性情報が記憶されていると評価情報生成部640にて判定した場合(ステップS230にてYES)、処理はステップS200に遷移する。
一方、他の第1の属性情報が記憶されていないと評価情報生成部640にて判定した場合(ステップS230にてNO)、評価情報生成部640は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された楽曲コンテンツの第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「スキップ」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する(ステップS240)。ステップS240の処理が完了することによって、評価情報生成部640は図3における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、第1の実施形態では、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名が、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報に含まれるアーティスト名と合致するか否かに応じて、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値から成る評価情報を生成し、携帯端末140に送信するようにしている。
このように構成した第1の実施形態によれば、ユーザが車載装置160の画面を見ながら評価情報に関する入力を行わなくても、楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140に配信された楽曲コンテンツに付随する第2の属性情報から当該楽曲コンテンツに対する評価情報が自動的に生成され、携帯端末140を介して楽曲コンテンツ配信サーバ120に送信される。そのため、現在聴いている楽曲コンテンツに関する評価情報を運転中に楽曲コンテンツ配信サーバ120に送信する場合に、ユーザの目線が車両前方から外れることはなくなる。よって、運転中であっても安全に、現在聴いている楽曲コンテンツに関する評価情報を楽曲コンテンツ配信サーバ120に送信することができる。
次に、本発明の第2の実施形態を図面に基づいて説明する。第1の実施形態では、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名が、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報に含まれるアーティスト名と合致するという条件(以下「第1の条件」と称する)を満たすか否かに応じて評価情報を生成し携帯端末140に送信していた。これに対し、第2の実施形態では、ユーザが、楽曲コンテンツに対して好みの程度が高いか否かを判定する際の判定基準となる第2の条件、楽曲コンテンツに対して好みの程度が低いか否かを判定する際の判定基準となる第3の条件をあらかじめ車載装置160′に設定しておく。そして、楽曲コンテンツ配信サーバ120から楽曲コンテンツが配信された場合、第1の条件に加えて、第2の条件および第3の条件を満たすか否かを判定し、その判定結果に応じて評価情報を生成する。これは、車載装置160内で同じアーティストの楽曲コンテンツを保有しているかを見るだけでは必ずしもユーザの嗜好を反映した評価情報を生成することができない場合があるため、ユーザが自ら設定した第2の条件および第3の条件を用いて当該ユーザの嗜好により近い評価情報を生成するためである。
図4(a)は、車載装置160′に設定された第2の条件の例を示す図である。図4(b)は、車載装置160′に設定された第3の条件の例を示す図である。図4(a)に示す第2の条件は、楽曲コンテンツ配信サーバ120から配信された楽曲コンテンツが、「アーティスト1」により特定される楽曲コンテンツ、「アーティスト2」および「アルバム1」により特定される楽曲コンテンツ、「アーティスト3」、「アルバム2」および「楽曲タイトル1」により特定される楽曲コンテンツ、「アーティスト5」および「アルバム5」により特定される楽曲コンテンツの何れかに該当すれば評価情報の所定値を「好き」に設定するという条件である。例えば、楽曲コンテンツ配信サーバ120から「アーティスト5」および「アルバム5」により特定される楽曲コンテンツが配信された場合、第1の条件を満たさなくても(第1の実施形態では、ユーザの好みの程度が低いこと(スキップ)を示す評価情報が生成される)、図4(a)に示す第2の条件を満たすため、車載装置160′は、ユーザの好みの程度が高いことを示す所定値(好き)から成る評価情報を生成する。
図4(b)に示す第3の条件は、楽曲コンテンツ配信サーバ120から配信された楽曲コンテンツが、「アーティスト2」により特定される楽曲コンテンツ、「アーティスト5」、「アルバム3」により特定される楽曲コンテンツ、「アーティスト5」、「アルバム4」および「楽曲タイトル1」により特定される楽曲コンテンツおよび「アーティスト6」により特定される楽曲コンテンツの何れかに該当すれば評価情報の所定値を「嫌い」に設定し、「アーティスト3」および「アルバム2」により特定される楽曲コンテンツに該当すれば評価情報の所定値を「スキップ」に設定するという条件である。例えば、楽曲コンテンツ配信サーバ120から「アーティスト6」により特定される楽曲コンテンツが配信された場合、第1の条件を満たしても(第1の実施形態では、ユーザの好みの程度が高いこと(好き)を示す評価情報が生成される)、図4(b)に示す第3の条件を満たすため、車載装置160′は、ユーザの好みの程度が低いことを示す所定値(嫌い)から成る評価情報を生成する。
なお、第2の条件および第3の条件の両方を満たす場合には、アーティスト名、アルバム名、楽曲タイトル名の順序でより下位の階層まで設定された条件を優先して評価情報の生成に反映する。例えば、楽曲コンテンツ配信サーバ120から「アーティスト3」、「アルバム2」および「楽曲タイトル1」により特定される楽曲コンテンツが配信された場合、図4(a)に示す第2の条件および図4(b)に示す第3の条件の両方を満たす。この場合、より下位の階層(楽曲タイトル名)まで設定された第2の条件を優先してユーザの好みの程度が高いこと(好き)を示す評価情報を生成する。
次に、第2の実施形態による楽曲コンテンツ配信システム100の構成について説明する。図5は、第2の実施形態による楽曲コンテンツ配信システム100の構成例を示すブロック図である。図5に示すように、楽曲コンテンツ配信システム100の車載装置160′は、条件設定部680および条件設定情報記憶部700を更に備えている。また、楽曲コンテンツ配信システム100の車載装置160′は、図1の操作受付部500、評価情報生成部640および評価情報送信部660の代わりに、操作受付部500′、評価情報生成部640′および評価情報送信部660′をそれぞれ備えている。楽曲コンテンツ記憶部520および条件設定情報記憶部700は、本発明の第1の属性情報記憶部に対応する。なお、この図5において、図1に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
操作受付部500′は、第1の実施形態で説明した操作受付部500の機能に加えて、操作部を介して、楽曲コンテンツ配信サーバ120から配信される楽曲コンテンツに対して、ユーザの好みの程度が高いか否かを判定する際の判定基準となる第2の条件の設定操作を受け付ける。
また、操作受付部500′は、操作部を介して、楽曲コンテンツ配信サーバ120から配信される楽曲コンテンツに対して、ユーザの好みの程度が低いか否かを判定する際の判定基準となる第3の条件の設定操作を受け付ける。操作受付部500′は、受け付けた設定操作の内容を示す操作情報を条件設定部680に出力する。
条件設定部680は、操作受付部500′から出力された操作情報に基づいて、上述した第2の条件を設定し、設定した第2の条件の内容を示す第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。第2の条件設定情報は、第2の条件を満たす楽曲コンテンツを特定するための、アーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名のうち少なくともアーティスト名から成る属性情報(本発明の第4の属性情報に対応、以下「第4の属性情報」と称する)を含む。
例えば、第2の条件としてアーティスト名のみを設定する操作情報が出力された場合、条件設定部680は、そのアーティスト名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度は高いという条件を設定し、当該アーティスト名(本発明の1の楽曲コンテンツ特定情報に対応)から成る第4の属性情報を含む第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。
また、第2の条件としてアーティスト名およびアルバム名のみを設定する操作情報が出力された場合、条件設定部680は、そのアーティスト名およびアルバム名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度は高いという条件を設定し、当該アーティスト名およびアルバム名(本発明の複数の楽曲コンテンツ特定情報に対応)から成る第4の属性情報を含む第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。
また、第2の条件としてアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトルを設定する操作情報が出力された場合、条件設定部680は、そのアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度は高いという条件を設定し、当該アーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名(本発明の複数の楽曲コンテンツ特定情報に対応)から成る第4の属性情報を含む第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。
また、条件設定部680は、操作受付部500′から出力された操作情報に基づいて、上述した第3の条件を設定し、設定した第3の条件の内容を示す第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。第3の条件設定情報は、第3の条件を満たす楽曲コンテンツを特定するための、アーティスト名、アルバム名、楽曲タイトル名およびアクションのうち少なくともアーティスト名から成る属性情報(本発明の第5の属性情報に対応、以下「第5の属性情報」と称する)と、その第3の条件を満たす場合の当該楽曲コンテンツに対する具体的な評価を示すアクションとを含む。
例えば、第3の条件としてアーティスト名およびアクションのみを設定する操作情報が出力された場合、条件設定部680は、そのアーティスト名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度は低く、具体的な評価がアクション(嫌い、スキップまたはノーアクション)であるという条件を設定し、当該アーティスト名(本発明の1の楽曲コンテンツ特定情報に対応)から成る第5の属性情報とアクションとを含む第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。
また、第3の条件としてアーティスト名、アルバム名およびアクションのみを設定する操作情報が出力された場合、条件設定部680は、そのアーティスト名およびアルバム名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度は低く、具体的な評価がアクション(嫌い、スキップまたはノーアクション)であるという条件を設定し、当該アーティスト名およびアルバム名(本発明の複数の楽曲コンテンツ特定情報に対応)から成る第5の属性情報とアクションとを含む第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。
また、第3の条件としてアーティスト名、アルバム名、楽曲タイトル名およびアクションを設定する操作情報が出力された場合、条件設定部680は、そのアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度は低く、具体的な評価がアクション(嫌い、スキップまたはノーアクション)であるという条件を設定し、当該アーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名(本発明の複数の楽曲コンテンツ特定情報に対応)から成る第5の属性情報とアクションとを含む第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700に記憶させる。
次に、ユーザが第2の条件または第3の条件を設定する際にディスプレイに表示される条件設定画面の遷移について説明する。図6は、ユーザが第2の条件を設定する際に表示される条件設定画面の遷移例を示す図である。図7は、ユーザが第3の条件を設定する際に表示される条件設定画面の遷移例を示す図である。
図6(a)は、第2の条件および第3の条件の何れを設定するのかをユーザが選択するための画面である。図6(a)において、801は、第2の条件を設定することを選択するためのキーである。802は、第3の条件を設定することを選択するためのキーである。図6(a)の画面の表示中に、ユーザが図面で網掛けされているキー801を押下すると、図6(b)の画面に遷移する。
図6(b)は、ユーザの好みの程度が高いアーティスト名を第2の条件に設定するための画面である。図6(b)において、810,811,812,813,814は、設定対象のアーティスト名をユーザが入力するための入力ボックスである。図6(b)に示すように、ユーザの好みの程度が高いアーティスト名として、「Michael Jackson」、「Celina Dion」、「Mariah Carey」が入力ボックス810,811,812にそれぞれ入力されている。
図6(b)において、815,816,817,818,819は、入力ボックス810,811,812,813,814に入力したアーティスト名について、ユーザの好みの程度が高いアルバム名を第2の条件に設定するためのキーである。例えば、入力ボックス810に入力されているアーティスト名「Michael Jackson」について、ユーザの好みの程度が高いアルバム名を第2の条件に設定する場合、ユーザは図面で網掛けされているキー815を押下する。すると、図6(b)の画面は、図6(c)の画面に遷移する。
820,821,822,823,824は、入力ボックス810,811,812,813,814に入力されているアーティスト名について、ユーザの好みの程度が高いアルバム名および楽曲タイトル名を設定せず、当該アーティスト名について第2の条件の設定を完了するためのキーである。825は、図6(a)の画面に遷移するためのキーである。
図6(c)は、ユーザの好みの程度が高いアルバム名を第2の条件に設定するための画面である。図6(c)において、830,831,832,833,834は、設定対象のアルバム名をユーザが入力するための入力ボックスである。図6(c)に示すように、アーティスト名「Michael Jackson」について、ユーザの好みの程度が高いアルバム名として、「Michael」、「THIS IS IT」、「KING OF POP」が入力ボックス830,831,832にそれぞれ入力されている。
図6(c)において、835,836,837,838,839は、入力ボックス830,831,832,833,834に入力されているアルバム名について、ユーザの好みの程度が高い楽曲タイトル名を第2の条件に設定するためのキーである。例えば、入力ボックス831に入力されているアルバム名「THIS IS IT」について、ユーザの好みの程度が高い楽曲タイトル名を第2の条件に設定する場合、ユーザは図面で網掛けされているキー836を押下する。すると、図6(c)の画面は、図6(d)の画面に遷移する。
840,841,842,843,844は、入力ボックス830,831,832,833,834に入力されているアルバム名について、ユーザの好みの程度が高い楽曲タイトル名を設定せず、当該アルバム名について第2の条件の設定を完了するためのキーである。845は、図6(b)の画面に遷移するためのキーである。
図6(d)は、ユーザの好みの程度が高い楽曲タイトル名を第2の条件に設定するための画面である。図6(d)において、850,851,852,853,854は、設定対象の楽曲タイトル名をユーザが入力するための入力ボックスである。図6(d)に示すように、アーティスト名「Michael Jackson」およびアルバム名「THIS IS IT」について、ユーザの好みの程度が高い楽曲タイトル名として、「JAM」、「They don’t care about us」および「Can’t stop Loving」が入力ボックス850,851,852にそれぞれ入力されている。
855,856,857,858,859は、入力ボックス850,851,852,853,854に入力されている楽曲タイトル名について第2の条件の設定を完了するためのキーである。例えば、入力ボックス852に入力されている楽曲タイトル名「They don’t care about us」についての設定を完了する場合、ユーザは図面で網掛けされているキー856を押下する。860は、図6(c)の画面に遷移するためのキーである。
図7(a)は、図6(a)と同様に、第2の条件および第3の条件の何れを設定するのかをユーザが選択するための画面である。図7(a)において、901は、第2の条件を設定することを選択するためのキーである。902は、第3の条件を設定することを選択するためのキーである。図7(a)の画面の表示中に、ユーザが図面で網掛けされているキー902を押下すると、図7(b)の画面に遷移する。
図7(b)は、ユーザの好みの程度が低いアーティスト名を第3の条件に設定するための画面である。図7(b)において、910,911,912,913,914は、設定対象のアーティスト名をユーザが入力するための入力ボックスである。図7(b)に示すように、ユーザの好みの程度が低いアーティスト名として、「Michael Jackson」、「Celina Dion」、「Mariah Carey」が入力ボックス910,911,912にそれぞれ入力されている。
図7(b)において、915,916,917,918,919は、入力ボックス910,911,912,913,914に入力されているアーティスト名について、ユーザの好みの程度が低いアルバム名を第3の条件に設定するためのキーである。例えば、入力ボックス910に入力されているアーティスト名「Michael Jackson」について、ユーザの好みの程度が低いアルバム名を第3の条件に設定する場合、ユーザは図面で網掛けされているキー915を押下する。すると、図7(b)の画面は、図7(c)の画面に遷移する。
920,921,922,923,924は、入力ボックス910,911,912,913,914に入力されているアーティスト名について、ユーザの好みの程度が低いアルバム名および楽曲タイトル名を設定せず、アクションを設定するためのキーである。ユーザがキー920,921,922,923,924を押下すると、図7(b)の画面は、図7(e)の画面に遷移する。925は、図7(a)の画面に遷移するためのキーである。
図7(c)は、ユーザの好みの程度が低いアルバム名を第3の条件に設定するための画面である。図7(c)において、930,931,932,933,934は、設定対象のアルバム名をユーザが入力するための入力ボックスである。図7(c)に示すように、アーティスト名「Michael Jackson」について、ユーザの好みの程度が低いアルバム名として、「Michael」、「THIS IS IT」、「KING OF POP」が入力ボックス930,931,932にそれぞれ入力されている。
図7(c)において、935,936,937,938,939は、入力ボックス930,931,932,933,934に入力されているアルバム名について、ユーザの好みの程度が低い楽曲タイトル名を第3の条件に設定するためのキーである。例えば、入力ボックス931に入力されているアルバム名「THIS IS IT」について、ユーザの好みの程度が低い楽曲タイトル名を第3の条件に設定する場合、ユーザは図面で網掛けされているキー936を押下する。すると、図7(c)の画面は、図7(d)の画面に遷移する。
940,941,942,943,944は、入力ボックス930,931,932,933,934に入力されているアルバム名について、ユーザの好みの程度が低い楽曲タイトル名を設定せず、アクションを設定するためのキーである。ユーザがキー940,941,942,943,944を押下すると、図7(c)の画面は、図7(e)の画面に遷移する。945は、図7(b)の画面に遷移するためのキーである。
図7(d)は、ユーザの好みの程度が低い楽曲タイトル名を第3の条件に設定するための画面である。図7(d)において、950,951,952,953,954は、設定対象の楽曲タイトル名をユーザが入力するための入力ボックスである。図7(d)に示すように、アーティスト名「Michael Jackson」、アルバム名「THIS IS IT」について、ユーザの好みの程度が低い楽曲タイトル名として、「JAM」、「They don’t care about us」、「Can’t stop Loving」が入力ボックス950,951,952にそれぞれ入力されている。
955,956,957,958,959は、入力ボックス950,951,952,953,954に入力されている楽曲タイトル名について、アクションを設定するためのキーである。ユーザがキー955,956,957,958,959を押下すると、図7(d)の画面は、図7(e)の画面に遷移する。例えば、入力ボックス951に入力されている楽曲タイトル名「They don’t care about us」について、アクションを第3の条件に設定する場合、ユーザは図面で網掛けされているキー956を押下する。960は、図7(c)の画面に遷移するためのキーである。
図7(e)は、アーティスト名などを設定した上でアクションを第3の条件に設定するための画面である。図7(e)において、960はアクション(嫌い)を選択するためのラジオボタンである。961はアクション(スキップ)を選択するためのラジオボタンである。962はアクション(ノーアクション)を選択するためのラジオボタンである。963は、図7(e)に遷移する直前の画面(図7(b)、図7(c)または図7(d)の画面)に遷移するためのキーである。964は、選択したラジオボタンに対応するアクションの設定を確定するためのキーである。例えば、図7(e)に示すように、アーティスト名「Michael Jackson」、アルバム名「THIS IS IT」、楽曲タイトル名「They don’t care about us」について、アクション(嫌い)を第3の条件に設定する場合、ユーザは図面で網掛けされているラジオボタン960を選択してキー964を押下する。
評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ受信部620から第2の属性情報が出力された場合、その第2の属性情報、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報(本発明の第3の属性情報に対応する)および条件設定情報記憶部700に記憶されている第2の条件設定情報および第3の条件設定情報に基づいて、第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、値が「好き」、「嫌い」、「スキップ」または「ノーアクション」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する。この評価情報生成部640′による評価情報生成処理については、図9〜14のフローチャートで詳細に説明する。そして、評価情報生成部640′は、生成した評価情報を評価情報送信部660′に出力する。
評価情報送信部660′は、評価情報生成部640′から出力された評価情報に含まれる嗜好情報の値が「ノーアクション」であるか否かについて判定する。もし、嗜好情報の値が「ノーアクション」でないと判定した場合、評価情報送信部660′は、評価情報生成部640′から出力された評価情報を携帯端末140の評価情報受信部440に送信する。一方、嗜好情報の値が「ノーアクション」であると判定した場合、評価情報送信部660′は、評価情報生成部640′から出力された評価情報を携帯端末140の評価情報受信部440に送信しない。
次に、第2の実施形態の楽曲コンテンツ配信システム100による評価情報の送信動作について説明する。図8は、第2の実施形態の楽曲コンテンツ配信システム100による評価情報の送信動作例を示すフローチャートである。図8に示すフローチャートは、携帯端末140の楽曲コンテンツ送信部420から車載装置160′の楽曲コンテンツ受信部620に楽曲コンテンツおよび第2の属性情報が送信されることにより開始する。
まず、楽曲コンテンツ受信部620は、携帯端末140の楽曲コンテンツ送信部420から送信された楽曲コンテンツおよび第2の属性情報を受信する(ステップS300)。そして、楽曲コンテンツ受信部620は、受信した楽曲コンテンツを再生制御部540に出力するとともに、一緒に受信した第2の属性情報を評価情報生成部640′に出力する。次に、評価情報生成部640′は、評価情報の生成処理を行う(ステップS310)。その後、処理はステップS320に遷移する。なお、評価情報の生成処理(ステップS310)については、図9〜14のフローチャートを参照しながら説明する。
ステップS320では、評価情報送信部660′は、ステップS310にて評価情報生成部640′により生成された評価情報に含まれる嗜好情報の値が「ノーアクション」であるか否かについて判定する。もし、嗜好情報の値が「ノーアクション」であると評価情報送信部660′にて判定した場合(ステップS320にてYES)、楽曲コンテンツ配信システム100は図8における処理を終了する。
一方、嗜好情報の値が「ノーアクション」でないと評価情報送信部660′にて判定した場合(ステップS320にてNO)、評価情報送信部660′は、評価情報生成部640′により生成された評価情報を携帯端末140の評価情報受信部440に送信する(ステップS330)。評価情報受信部440は、評価情報送信部660′から送信された評価情報を受信する(ステップS340)。
次に、評価情報送信部460は、評価情報受信部440により受信された評価情報を楽曲コンテンツ配信サーバ120の評価情報受信部240に送信する(ステップS350)。最後に、評価情報受信部240は、評価情報送信部460から送信された評価情報を受信する(ステップS360)。ステップS360の処理が完了することによって、楽曲コンテンツ配信システム100は図8における処理を終了する。
次に、図8の評価情報生成処理(ステップS310)の詳細について説明する。図9〜14は、図8の評価情報生成処理(ステップS310)の動作例を示すフローチャートである。まず、評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報を1つ取り出す(ステップS400)。次に、評価情報生成部640′は、取り出した第1の属性情報に含まれるアーティスト名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名とが一致するか否かについて判定する(ステップS410)。
もし、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS410にてYES)、評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「好き」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する(ステップS420)。
ここでは、車載装置160′中で保有している楽曲コンテンツのアーティスト名と一致するので嗜好情報の値を「好き」としたが、例外的に、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが第3の条件を満たす可能性がある。そのため、ステップS430〜S500でその第3の条件を満たすかの例外判定を行う。
すなわち、評価情報生成部640′は、好みの程度が低いか否かを判定するための第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から1つ取り出す(ステップS430)。次に、評価情報生成部640′は、第3の条件設定情報に含まれるアーティスト名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名とが一致するか否かについて判定する(ステップS440)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS440にてNO)、評価情報生成部640′は、条件設定情報記憶部700に他の第3の条件設定情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS500)。もし、他の第3の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS500にてYES)、処理はステップS430に遷移する。一方、他の第3の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS500にてNO)、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが第3の条件を満たさないので、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS440にてYES)、評価情報生成部640′は、第3の条件設定情報にアルバム名が含まれているか否かを確認することによって、アルバム名が設定されている否かについて判定する(ステップS450)。もし、第3の条件にアルバム名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS450にてNO)、処理は図10のステップS600に遷移する。つまり、第3の条件でアルバム名の設定がないということは、そのアーティストで特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度が低いことを示している。しかし、例外的に、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが、好みの程度が高いか否かを判定するための第2の条件を満たす可能性がある。そのため、ステップS600に遷移してその第2の条件を満たすかの例外判定を行う。
ステップS600では、評価情報生成部640′は、条件設定情報記憶部700を参照し、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報とアーティスト名が一致し、かつ、アルバム名が含まれている第2の条件設定情報が存在するか否かについて判定する。もし、そのような第2の条件設定情報が存在しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS600にてNO)、処理はステップS660に遷移する。
一方、上記のような第2の条件設定情報が存在すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS600にてYES)、評価情報生成部640′は、その第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から取り出す(ステップS610)。次に、評価情報生成部640′は、取り出した第2の条件設定情報に含まれるアルバム名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアルバム名とが一致するか否かについて判定する(ステップS620)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS620にてNO)、評価情報生成部640′は、ステップS610にて取り出した第2の条件設定情報とアーティスト名が一致し、かつ、アルバム名が含まれている他の第2の条件設定情報が条件設定情報記憶部700に記憶されているか否かについて判定する(ステップS650)。もし、他の第2の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS650にてYES)、処理はステップS610に遷移する。
一方、他の第2の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS650にてNO)、評価情報生成部640′は、ステップS420にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)に更新する(ステップS660)。ステップS660の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
一方、アルバム名が一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS620にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS610にて取り出した第2の条件設定情報に楽曲タイトル名が含まれているか否かを確認することによって、第2の条件に楽曲タイトル名が設定されているか否かについて判定する(ステップS630)。もし、楽曲タイトル名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS630にてNO)、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。つまり、ステップS420で評価情報に含まれる嗜好情報の値に設定した「好き」がそのまま維持される。
一方、楽曲タイトル名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS630にてYES)、評価情報生成部640′は、第2の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS640)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS640にてNO)、処理はステップS650に遷移する。一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS640にてYES)、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。つまり、ステップS420で評価情報に含まれる嗜好情報の値に設定した「好き」がそのまま維持される。
図9のステップS450における判定処理に戻り、第3の条件にアルバム名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS450にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアルバム名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアルバム名とが一致するか否かについて判定する(ステップS460)。もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS460にてNO)、処理はステップS500に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS460にてYES)、評価情報生成部640′は、第3の条件設定情報に楽曲タイトル名が含まれているか否かを確認することによって第3の条件に楽曲タイトル名が設定されているか否かについて判定する(ステップS470)。もし、楽曲タイトル名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS470にてNO)、処理は図11のステップS700に遷移する。つまり、第3の条件に楽曲タイトル名の設定がないということは、そのアーティスト、アルバム名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度が低いことを示している。しかし、例外的に、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが、好みの程度が高いか否かを判定するための第2の条件を満たす可能性がある。そのため、ステップS700に遷移してその第2の条件を満たすかの例外判定を行う。
ステップS700では、評価情報生成部640′は、条件設定情報記憶部700を参照し、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報とアーティスト名およびアルバム名が一致し、かつ、楽曲タイトル名が含まれている第2の条件設定情報が存在するか否かについて判定する。もし、そのような第2の条件設定情報が存在しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS700にてNO)、処理はステップS740に遷移する。
一方、上記のような第2の条件設定情報が存在すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS700にてYES)、評価情報生成部640′は、その第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から取り出す(ステップS710)。次に、評価情報生成部640′は、取り出した第2の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS720)。
もし、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS720にてYES)、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。つまり、ステップS420で評価情報に含まれる嗜好情報の値に設定した「好き」がそのまま維持される。
一方、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS720にてNO)、評価情報生成部640′は、ステップS710にて取り出した第2の条件設定情報とアーティスト名およびアルバム名が一致し、かつ、楽曲タイトル名が設定されている他の第2の条件設定情報が条件設定情報記憶部700に記憶されているか否かについて判定する(ステップS730)。もし、記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS730にてYES)、処理はステップS710に遷移する。
一方、記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS730にてNO)、評価情報生成部640′は、ステップS420にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)に更新する(ステップS740)。ステップS740の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
図9のステップS470における判定処理に戻り、第3の条件に楽曲タイトル名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS470にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS480)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS480にてNO)、処理はステップS500に遷移する。一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS480にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS420にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)に更新する(ステップS490)。ステップS490の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
ステップS410における判定処理に戻り、アーティスト名が一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS410にてNO)、評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ記憶部520に他の第1の属性情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS510)。もし、他の第1の属性情報が記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS510にてYES)、処理はステップS400に遷移する。
一方、他の第1の属性情報が記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS510にてNO)、評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「スキップ」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する(ステップS520)。その後、処理は図12のステップS800に遷移する。ステップS520では、車載装置160′中で保有している楽曲コンテンツのアーティスト名と一致しないので嗜好情報の値を「スキップ」としたが、例外的に、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが第3の条件を満たす可能性がある。そのため、図12のステップS800〜S870でその例外判定を行う。
すなわち、評価情報生成部640′は、好みの程度が高いか否かを判定するための第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から1つ取り出す(ステップS800)。次に、評価情報生成部640′は、取り出した第2の条件設定情報に含まれるアーティスト名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名とが一致するか否かについて判定する(ステップS810)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS810にてNO)、評価情報生成部640′は、条件設定情報記憶部700に他の第2の条件設定情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS870)。もし、他の第2の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS870にてYES)、処理はステップS800に遷移する。
一方、他の第2の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS870にてNO)、処理はステップS880に遷移する。ステップS520では、車載装置160′中で保有している楽曲コンテンツのアーティスト名と一致しないので嗜好情報の値を「スキップ」としたが、例外的に、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが第3の条件を満たし、その第3の条件に設定されたアクションが「スキップ」と異なる可能性がある。そのため、ステップS880〜S950でその例外判定を行う。
すなわち、評価情報生成部640′は、第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から1つ取り出す(ステップS880)。次に、評価情報生成部640′は、取り出した第3の条件設定情報に含まれるアーティスト名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名とが一致するか否かについて判定する(ステップS890)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS890にてNO)、評価情報生成部640′は、条件設定情報記憶部700に他の第3の条件設定情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS950)。もし、他の第3の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS950にてYES)、処理はステップS880に遷移する。一方、他の第3の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS950にてNO)、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。つまり、ステップS520で評価情報に含まれる嗜好情報の値に設定した「スキップ」がそのまま維持される。
一方、アーティスト名が一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS890にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS880にて取り出した第3の条件設定情報にアルバム名が含まれているか否かを確認することによって、第3の条件にアルバム名が設定されているか否かについて判定する(ステップS900)。もし、アルバム名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS900にてNO)、処理はステップS940に遷移する。
一方、アルバム名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS900にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS880にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアルバム名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアルバム名とが一致するか否かについて判定する(ステップS910)。もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS910にてNO)、処理はステップS950に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS910にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS880にて取り出した第3の条件設定情報に楽曲タイトル名が含まれているか否かを確認することによって、第3の条件に楽曲タイトル名が設定されているか否かについて判定する(ステップS920)。もし、楽曲タイトル名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS920にてNO)、処理はステップS940に遷移する。
一方、楽曲タイトル名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS920にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS880にて取り出した第3の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS930)。もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS930にてNO)、処理はステップS950に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS930にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS520にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を、ステップS880にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)に更新する(ステップS940)。ステップS940の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
ステップS810における判定処理に戻り、アーティスト名が一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS810にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS800にて取り出した第2の条件設定情報にアルバム名が含まれているか否かを確認することによって、第2の条件にアルバム名が設定されているか否かについて判定する(ステップS820)。もし、アルバム名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS820にてNO)、処理は図13のステップS1000に遷移する。第2の条件でアルバム名の設定がないということは、そのアーティスト名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度が高いことを示している。しかし、例外的に、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが第3の条件を満たす可能性がある。そのため、ステップS1000に遷移してその第3の条件を満たすかの例外判定を行う。
ステップS1000では、評価情報生成部640′は、条件設定情報記憶部700を参照し、ステップS800にて取り出した第2の条件設定情報とアーティスト名が一致し、かつ、アルバム名が含まれている第3の条件設定情報が存在するか否かについて判定する。もし、そのような第3の条件設定情報が存在しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1000にてNO)、処理はステップS1070に遷移する。
一方、上記のような第3の条件設定情報が存在すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1000にてYES)、評価情報生成部640′は、その第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から取り出す(ステップS1010)。次に、評価情報生成部640′は、取り出した第3の条件設定情報に含まれるアルバム名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアルバム名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1020)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1020にてNO)、評価情報生成部640′は、ステップS1010にて取り出した第3の条件設定情報とアーティスト名が一致し、かつ、アルバム名が含まれている他の第3の条件設定情報が条件設定情報記憶部700に記憶されているか否かについて判定する(ステップS1060)。もし、他の第3の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1060にてYES)、処理はステップS1010に遷移する。
一方、他の第3の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1060にてNO)、評価情報生成部640′は、図9のステップS520にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を「好き」に更新する(ステップS1070)。ステップS1070の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
一方、アルバム名が一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1020にてYES)、評価情報生成部640′は、第3の条件設定情報に楽曲タイトル名が含まれているか否かを確認することによって、第3の条件に楽曲タイトル名が設定されているか否かについて判定する(ステップS1030)。もし、楽曲タイトル名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1030にてNO)、処理はステップS1050に遷移する。
一方、楽曲タイトル名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1030にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS1010にて取り出した第3の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1040)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1040にてNO)、処理はステップS1060に遷移する。一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1040にてYES)、評価情報生成部640′は、図9のステップS520にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を、ステップS1010にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)に更新する(ステップS1050)。ステップS1050の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
図12のステップS820における判定処理に戻り、第2の条件にアルバム名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS820にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS800にて取り出した第2の条件設定情報に含まれるアルバム名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアルバム名とが一致するか否かについて判定する(ステップS830)。もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS830にてNO)、処理はステップS870に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS830にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS800にて取り出した第2の条件設定情報に楽曲タイトル名が含まれているか否かを確認することによって、第2の条件に楽曲タイトル名が設定されているか否かについて判定する(ステップS840)。もし、楽曲タイトル名が設定されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS840にてNO)、処理は図14のステップS1100に遷移する。第2の条件で楽曲タイトル名の設定がないということは、そのアーティスト名およびアルバム名で特定される楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度が高いことを示している。しかし、例外的に、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツが第3の条件を満たす可能性がある。そのため、ステップS1100に遷移してその第3の条件を満たすかの例外判定を行う。
ステップS1100では、評価情報生成部640′は、条件設定情報記憶部700を参照し、ステップS800にて取り出した第2の条件設定情報とアーティスト名およびアルバム名が一致し、かつ、楽曲タイトル名が含まれている第3の条件設定情報が存在するか否かについて判定する。もし、そのような第3の条件設定情報が存在しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1100にてNO)、処理はステップS1150に遷移する。
一方、上記のような第3の条件設定情報が存在すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1100にてYES)、評価情報生成部640′は、その第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から取り出す(ステップS1110)。次に、評価情報生成部640′は、取り出した第3の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1120)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1120にてNO)、評価情報生成部640′は、ステップS1110にて取り出した第3の条件設定情報とアーティスト名およびアルバム名が一致し、かつ、楽曲タイトル名が含まれている他の第3の条件設定情報が条件設定情報記憶部700に記憶されているか否かについて判定する(ステップS1140)。もし、他の第3の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1140にてYES)、処理はステップS1110に遷移する。
一方、他の第3の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1140にてNO)、評価情報生成部640′は、図9のステップS520にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を「好き」に更新する(ステップS1150)。ステップS1150の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
一方、楽曲タイトル名が一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS1120にてYES)、評価情報生成部640′は、図9のステップS520にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を、ステップS1110にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)に更新する(ステップS1130)。ステップS1130の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
図12のステップS840における判定処理に戻り、第2の条件に楽曲タイトル名が設定されていると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS840にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS800にて取り出した第2の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS850)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS850にてNO)、処理はステップS870に遷移する。一方、一致すると評価情報生成部640′にて判定した場合(ステップS850にてYES)、評価情報生成部640′は、ステップS520にて生成した評価情報に含まれる嗜好情報の値を「好き」に更新する(ステップS860)。ステップS860の処理が完了することによって、評価情報生成部640′は図9〜14における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、第2の実施形態では、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報と、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報と、条件設定情報記憶部700に記憶されている第2の条件設定情報および第3の条件設定情報とに基づいて、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値から成る評価情報を生成し携帯端末140に送信するようにしている。このように構成した第2の実施形態によれば、ユーザが車載装置160′の画面を見ながら評価情報に関する入力を行わなくても、楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140に配信された楽曲コンテンツに付随する第2の属性情報から当該楽曲コンテンツに対する評価情報が自動的に生成され、携帯端末140に送信される。そのため、第2の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
また、第2の実施形態では、ユーザの好みの程度が高いこと(好き)を示す評価情報を生成する基準となる第1の条件を満たす場合(つまり、「好き」を示す評価情報が生成される場合)でも、その例外として、ユーザの好みの程度が低いこと(嫌いなど)を示す評価情報を生成する基準となる第3の条件を満たすときには、最終的に好みの程度が低いこと(嫌いなど)を示す評価情報を生成する。これにより、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツについて、ユーザの嗜好により近い評価情報が生成されるようにすることができる。
また、第2の実施形態では、ユーザの好みの程度が高いこと(好き)を示す評価情報を生成する基準となる第1の条件を満たさない場合(つまり、「スキップ」を示す評価情報が生成される場合)でも、その例外として、ユーザの好みの程度が高いこと(好き)を示す評価情報を生成する基準となる第2の条件を満たすときには、最終的に好みの程度が高いこと(好き)を示す評価情報を生成する。これにより、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツについて、ユーザの嗜好により近い評価情報が生成されるようにすることができる。さらに、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されていないアーティストの楽曲コンテンツが配信された場合にも、ユーザは、そのアーティスト特有のリズムやサウンドを有する多くの楽曲コンテンツを聴くことができ、今まで全く聴いたことのなかった自分好みの楽曲コンテンツに出会える喜びを享受することができる。
また、第2の実施形態では、好みの程度が高いことを示す評価情報を生成する基準となる第2の条件、好みの程度が低いことを示す評価情報を生成する基準となる第3の条件の両方を満たす楽曲コンテンツが配信された場合、より下位の階層まで設定されている方の条件(第2の条件または第3の条件)に応じて評価情報を生成している。そもそも、より下位の階層まで設定されている条件の方がユーザの嗜好をより反映した条件であると考えられる。そのため、ユーザの嗜好を的確に反映した評価情報が自動的に生成されるようにすることができる。
なお、上記第2の実施形態では、評価情報生成部640′が、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報および条件設定情報記憶部700に記憶されている第2の条件設定情報および第3の条件設定情報に基づいて、評価情報を生成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報と、条件設定情報記憶部700に記憶されている第2の条件設定情報および第3の条件設定情報とに基づいて、評価情報を生成するようにしても良い。
この場合、図9〜14のフローチャートにおいて、ステップS400〜S420,S510,S520、図12〜14の各処理は不要となる。そして、ステップS640において肯定判定が行われた場合、および、ステップS720において肯定判定が行われた場合、評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された楽曲コンテンツの第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「好き」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する。
また、ステップS490、S660、S740において、評価情報生成部640′は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された楽曲コンテンツの第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、ステップS430にて取り出した第3の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)が値である嗜好情報とを含む評価情報を生成する。
次に、本発明の第3の実施形態を図面に基づいて説明する。第3の実施形態では、第2の実施形態と異なり、楽曲コンテンツ配信サーバ120から配信された楽曲コンテンツについて、第1の条件を満たすか否かの判定は行わず、第2の条件および第3の条件を満たすか否かの判定を行う。ただし、好みの程度が低いか否かを判定するための第3の条件を満たした場合の評価を優先して評価情報の生成を行う。つまり、第2の条件および第3の条件を満たす場合、または、第2の条件を満たさず第3の条件を満たす場合には、ユーザの好みの程度が低いことを示す評価情報を生成する。一方、第2の条件を満たして第3の条件を満たさない場合に限り、ユーザの好みの程度が高いことを示す評価情報を生成する。
図15は、第3の実施形態による楽曲コンテンツ配信システム100の構成例を示すブロック図である。図15に示すように、楽曲コンテンツ配信システム100の車載装置160′′は、第2の実施形態と比べて、図5の評価情報生成部640′の代わりに、評価情報生成部640′′を備えている。条件設定情報記憶部700は、本発明の第1の属性情報記憶部に対応する。なお、この図15において、図5に示した符号と同一の符号を付したものは同一の機能を有するものであるので、ここでは重複する説明を省略する。
評価情報生成部640′′は、楽曲コンテンツ受信部620から第2の属性情報が出力された場合、その第2の属性情報および条件設定情報記憶部700に記憶されている第2の条件設定情報および第3の条件設定情報に基づいて、当該第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、値が「好き」、「嫌い」、「スキップ」または「ノーアクション」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する。なお、第2の条件設定情報および第3の条件設定情報からアクションを除いた属性情報は、本発明の第4の属性情報および第5の属性情報にそれぞれ対応する。この評価情報生成部640′′による評価情報生成処理については、図16のフローチャートで詳細に説明する。そして、評価情報生成部640′′は、生成した評価情報を評価情報送信部660′に出力する。
次に、評価情報生成部640′′による評価情報生成処理の詳細について説明する。なお、第3の実施形態の楽曲コンテンツ配信システム100による評価情報の送信動作は、図8を用いて説明した第2の実施形態と同様である(ただし、評価情報生成部640′′による評価情報生成処理を除く)ため、説明を省略する。図16は、評価情報生成部640′′による評価情報生成処理の動作例を示すフローチャートである。
まず、評価情報生成部640′′は、第3の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から1つ取り出す(ステップS1200)。次に、評価情報生成部640′′は、取り出した第3の条件設定情報に含まれるアーティスト名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1210)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1210にてNO)、評価情報生成部640′′は、条件設定情報記憶部700に他の第3の条件設定情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS1270)。もし、他の第3の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1270にてYES)、処理はステップS1200に遷移する。
一方、他の第3の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1270にてNO)、評価情報生成部640′′は、第2の条件設定情報を条件設定情報記憶部700から1つ取り出す(ステップS1280)。次に、評価情報生成部640′′は、取り出した第2の条件設定情報に含まれるアーティスト名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1290)。
もし、一致しないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1290にてNO)、評価情報生成部640′′は、条件設定情報記憶部700に他の第2の条件設定情報が記憶されているか否かについて判定する(ステップS1350)。もし、他の第2の条件設定情報が記憶されていると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1350にてYES)、処理はステップS1280に遷移する。
一方、他の第2の条件設定情報が記憶されていないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1350にてNO)、評価情報生成部640′′は、値が「ノーアクション」である嗜好情報を含む評価情報を生成する(ステップS1360)。ステップS1360の処理が完了することによって、評価情報生成部640′′は図16における処理を終了する。
一方、アーティスト名が一致すると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1290にてYES)、評価情報生成部640′′は、取り出した第2の条件設定情報にアルバム名が含まれているか否かを確認することによって、第2の条件にアルバム名が設定されているか否かについて判定する(ステップS1300)。もし、アルバム名が設定されていないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1300にてNO)、処理はステップS1340に遷移する。
一方、アルバム名が設定されていると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1300にてYES)、評価情報生成部640′′は、ステップS1280にて取り出した第2の条件設定情報に含まれるアルバム名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアルバム名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1310)。もし、一致しないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1310にてNO)、処理はステップS1350に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1310にてYES)、評価情報生成部640′′は、ステップS1280にて取り出した第2の条件設定情報に楽曲タイトル名が含まれているか否かを確認することによって、第2の条件に楽曲タイトル名が設定されているか否かについて判定する(ステップS1320)。もし、楽曲タイトル名が設定されていないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1320にてNO)、処理はステップS1340に遷移する。
一方、楽曲タイトル名が設定されていると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1320にてYES)、評価情報生成部640′′は、ステップS1280にて取り出した第2の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1330)。もし、一致しないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1330にてNO)、処理はステップS1350に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1330にてYES)、評価情報生成部640′′は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム名情報および楽曲タイトル名情報と、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値として値が「好き」である嗜好情報とを含む評価情報を生成する(ステップS1340)。ステップS1340の処理が完了することによって、評価情報生成部640′′は図16における処理を終了する。
ステップS1210の判定処理に戻り、アーティスト名が一致すると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1210にてYES)、評価情報生成部640′′は、ステップS1200にて取り出した第3の条件設定情報にアルバム名が含まれているか否かを確認することによって、第3の条件にアルバム名が設定されているか否かについて判定する(ステップS1220)。もし、アルバム名が設定されていないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1220にてNO)、処理はステップS1260に遷移する。
一方、アルバム名が設定されていると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1220にてYES)、評価情報生成部640′′は、ステップS1200にて取り出した第2の条件設定情報に含まれるアルバム名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアルバム名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1230)。もし、一致しないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1230にてNO)、処理はステップS1270に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1230にてYES)、評価情報生成部640′′は、ステップS1200にて取り出した第3の条件設定情報に楽曲タイトル名が含まれているか否かを確認することによって、第3の条件に楽曲タイトル名が設定されているか否かについて判定する(ステップS1240)。もし、楽曲タイトル名が設定されていないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1240にてNO)、処理はステップS1260に遷移する。
一方、楽曲タイトル名が設定されていると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1240にてYES)、評価情報生成部640′′は、ステップS1200にて取り出した第3の条件設定情報に含まれる楽曲タイトル名と、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれる楽曲タイトル名とが一致するか否かについて判定する(ステップS1250)。もし、一致しないと評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1250にてNO)、処理はステップS1270に遷移する。
一方、一致すると評価情報生成部640′′にて判定した場合(ステップS1250にてYES)、評価情報生成部640′′は、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名、アルバム名および楽曲タイトル名をそれぞれ示すアーティスト名情報、アルバム情報および楽曲タイトル名情報と、ステップS1200にて取り出した第2の条件設定情報に含まれるアクション(嫌い、スキップおよびノーアクションの何れか)が値である嗜好情報とを含む評価情報を生成する(ステップS1260)。ステップS1260の処理が完了することによって、評価情報生成部640′′は図16における処理を終了する。
以上詳しく説明したように、第3の実施形態では、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報と、条件設定情報記憶部700に記憶されている第2の条件設定情報および第3の条件設定情報とに基づいて、楽曲コンテンツ受信部620により受信された楽曲コンテンツに対するユーザの好みの程度を示す所定値から成る評価情報を生成し携帯端末140に送信するようにしている。このように構成した第3の実施形態によれば、ユーザが車載装置160′′の画面を見ながら評価情報に関する入力を行わなくても、楽曲コンテンツ配信サーバ120から携帯端末140に配信された楽曲コンテンツに付随する第2の属性情報から当該楽曲コンテンツに対する評価情報が自動的に生成され、携帯端末140に送信される。そのため、第3の実施形態でも、第1の実施形態と同様の効果を得ることができる。
なお、上記第1および第2の実施形態では、楽曲コンテンツ受信部620から出力された第2の属性情報に含まれるアーティスト名が、楽曲コンテンツ記憶部520に記憶されている第1の属性情報に含まれるアーティスト名と合致しないと判定した場合、値が「スキップ」である嗜好情報を含む評価情報を生成する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、評価情報生成部640(640′)は、値が「嫌い」である嗜好情報を含む評価情報を生成するようにしても良い。なお、値が「スキップ」である嗜好情報を含む評価情報を生成するのか、または、値が「嫌い」である嗜好情報を含む評価情報を生成するのかはユーザが事前に設定できるようにしても良い。
また、上記第1〜第3の実施形態において、評価情報送信部660(660′)が、ユーザの好みの程度が低いことを示す所定値から成る(すなわち、嗜好情報の値が「スキップ」または「嫌い」である)評価情報を連続で送信することを許容する回数を設定しておき、その設定した回数を超えて、ユーザの好みの程度が低いことを示す評価情報を連続で送信することを禁止するように評価情報送信部660(660′)を制御しても良い。図17は、この制御機能を第1の実施形態に適用した場合における楽曲コンテンツ配信システム100の構成例を示すブロック図である。
図17に示すように、楽曲コンテンツ配信システム100の車載装置160は、許容回数設定部720および制御部740を更に備えている。許容回数設定部720は、評価情報送信部660が、ユーザの好みの程度が低いことを示す所定値から成る評価情報を連続で送信することを許容する回数を、操作部に対するユーザ操作に応じて設定する。制御部740は、許容回数設定部720により設定された回数を超えて、評価情報送信部660がユーザの好みの程度が低いことを示す所定値から成る評価情報を連続で送信することを禁止するように制御する。
図18は、ユーザの好みの程度が低いことを示す所定値から成る評価情報を連続で送信することを許容する回数を設定するための許容回数設定画面の例である。図18において、1000はユーザが所望の許容回数(図18の例では、5回)を入力するための入力ボックスである。
このようにすれば、ユーザの好みの程度が低い楽曲コンテンツが連続で配信されるような状況において、いつまでたっても楽曲コンテンツの再生可能な状態にならないといった弊害を防止することができる。上記第1〜第3の実施形態によれば、ユーザによる評価情報の入力がなくてもシステムが評価情報を自動的に生成してくれるが、ユーザが自分の意見で評価情報を生成することができない。そのため、「嫌い」、「スキップ」と判定される楽曲コンテンツがたまたま連続して配信されてくると、いつまでたっても楽曲コンテンツの再生可能な状態にならない。特に、車載装置160に保有している楽曲コンテンツのアーティスト名と一致しなければ「スキップ」とする第1の実施形態ではその傾向が強い。このような場合に、上記のように「嫌い」または「スキップ」の回数制限を設ければ、ユーザによる評価情報の入力がなくても、いつまでたっても楽曲コンテンツの再生可能な状態にならないといった弊害をなくすことができる。
また、上記第1〜第3の実施形態では、楽曲コンテンツ記憶部520を車載装置160(160′,160′′)に内蔵する例について説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、楽曲コンテンツ記憶部520を車載装置160(160′,160′′)に接続可能な外付けの記録媒体(例えば、ハードディスクやUSBメモリなど)としても良い。
その他、上記第1〜第3の実施形態は、何れも本発明を実施するにあたっての具体化の一例を示したものに過ぎず、これらによって本発明の技術的範囲が限定的に解釈されてはならないものである。すなわち、本発明はその要旨、またはその主要な特徴から逸脱することなく、様々な形で実施することができる。