JP2005195836A - 車載装置および配信システム - Google Patents

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Takashi Kondo
剛史 金銅
Shoji Enomoto
章二 榎本
Takahisa Mori
卓久 森
Hiroyuki Hamada
浩行 濱田
Tomoyoshi Nakawa
朋良 名川
Kenichi Moriguchi
健一 森口
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Abstract

【課題】車内で配信局(インターネットラジオ放送局)を検索、選局する場合におけるユーザーの操作負荷を軽減することのできる車載装置、配信システムを提供することを目的とする。
【解決手段】1以上のインターネットラジオを配信する配信局と接続可能に構成された車載装置であって、ユーザー入力を受付けるための入力手段と、入力手段で入力された情報に基づき、配信局を順々に切替えながら所定の時間だけインターネットラジオ放送を再生することでユーザーに対して選局を促すことを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ネットワークを介してインターネットラジオ番組を配信する配信局からのストリームデータを受信する車載装置および配信システムに関し、特に配信局を検索、選局する場合におけるユーザーの操作負荷を軽減させる技術に関する。
近年のADSL(Asymmetric Digital Subscriber Line)やFTTH(Fiber to The Home)等の高速、大容量のネットワークインフラの普及に伴い、インターネットのブロードバンド化、常時接続化が進み、ウェブサイトを通じた大容量の映像、音楽配信が広く一般社会に普及している。その典型的な一例にインターネットラジオがある。インターネットラジオは、通常パソコンからインターネット上の所定の配信局の配信サーバーへ接続し、その配信サーバーに置いてある音楽やトーク番組、ニュース番組等を収めた音声デジタル圧縮ファイル(例えば、MP3やWMA)をストリーミング(ダウンロードしながらの再生)によって聴くことができるものである。配信方法としては、オンデマンド(すでに録音したものを放送する形態であり、ファイルに保存された状態で配信サーバーへアップされる)配信やライブ(エンコードと配信を並列して行い、リアルタイムに配信する形態)配信があり、ビットレートは高低様々なものがある。
また、ストリーミングに対応したパソコン用の音声再生ソフトとしては、例えば、ウィンドウズ(登録商標)・メディア・プレーヤーやリアル・プレイヤ等がある。一方、ホームネットワークへ直接接続する形態のインターネットラジオ再生専用端末もある。
また、インターネットラジオ等のストリーミングの再生開始時において、ネットワークの遅延でデータの受信が遅れ、再生が間に合わなくなることを回避するため通常受信側ではバッファリングを行うことが知られている。
インターネットラジオ番組の配信局は全世界に無数に存在するため、ユーザーにとって所望の配信局に直接かつ効率的にアクセスすることは困難である。このため、複数の配信局を検索しやすいように、例えば、ジャズやポップスといった音楽のジャンル毎に分類してリンクするラジオガイド局(複数の配信局の配信サーバーへのリンク先を束ねた一覧を提供する)が存在する。上述のウィンドウズ(登録商標)・メディア・プレーヤーでもラジオガイド局に接続する機能を有している。
つぎに、ホームネットワークへ直接接続する形態のインターネットラジオ再生専用端末を従来例として説明を行う。図12は、インターネットラジオを聴くことができる再生専用端末のシステム全体の構成を示すブロック図である。
図12において、インターネットラジオ再生専用端末1とブロードバンドルーター2は、例えば、家庭内に設置される。プロバイダサーバー3は、ISP(InternetService Provider;インターネットサービスプロバイダ)によって運用され、インターネット接続サービスを利用したいユーザー端末に対して、ユーザー認証及びグローバルIPアドレスの付与を行うサーバーである。ブロードバンドルーター2は、例えば、ADSL回線の場合、PPPoE(Point−to−Point Protocolover Ethernet(登録商標))の認証用プロトコルに従ってプロバイダサーバー3と接続の交渉を行うことで、認証された後、グローバルIPアドレスが付与される。さらに、NAT(NetworkAddress Translator)機能によりプライベートIPアドレスをインターネットラジオ再生専用端末1へ割当てる機能を有している。これにより、インターネットラジオ再生専用端末1から、ラジオガイドサーバー4とインターネットラジオ局配信サーバー5への接続(すなわち、インターネットへの接続)が可能となる。
ラジオガイドサーバー4では、上述したようにインターネットラジオ局配信サーバー5を含む複数の配信局の接続先(URL(UniformResourse Locator))をリストとして保持、管理している。なお、図12では、図面を簡略化するためインターネットラジオ局配信サーバー5を1つだけ示し、他を省略している。
図13はインターネットラジオ再生専用端末1の全体構成を示すブロック図である。図13において、通信手段112は、ブロードバンドルーター2と通信を行うためのインターフェースである。DAC113は、CPU111の制御に基づき受信するインターネットラジオの音声ファイルをスピーカー114へ出力するためにデジタルからアナログへ変換する回路である。なお、図13ではDAC113とスピーカー114の間でアンプを省略している。描画LSI115は、CPU111の制御に基づき受信する配信局のリストを表示モニタ116に表示させるために描画データへ変換する回路である。入力手段119は、ユーザーからの入力を受け付ける手段であり、例えば、ボタンで実現される。入力情報読取手段118は、入力手段119からの入力を処理し、入力信号をCPU111へ通知するための手段である。メモリ117は、インターネットラジオのストリーミングを行うために音声ファイルを一時記憶したり、インターネットラジオ再生専用端末1全体の処理を司るプログラムの実行のために使用される記憶手段である。
次に、図13の構成における動作について図14を用いて説明する。図14は、インターネットラジオ再生専用端末1がインターネットラジオをストリーミング再生する場合の動作を示すシーケンス図である。まず、前述した通りブロードバンドルーター2とプロバイダサーバー3との間でPPP(Point−to−PointProtocol)リンクが確立され(S1)、プライベートIPアドレスがインターネットラジオ再生専用端末1へ付与される(S2)。つぎに、インターネットラジオ再生専用端末1は、ラジオガイドサーバー4へ接続し、配信局のリストを要求する(S3)。リスト要求を受信したラジオガイドサーバー4は、インターネットラジオ再生専用端末1へリストを返信する(S4)。リストを受信したインターネットラジオ専用端末1は、CPU111の制御に基づき、表示モニタ116へリストを表示する(S5)。ユーザーが入力手段119から所望の配信局を選択する(S6)と、CPU111の制御に基づき、インターネットラジオ再生専用端末1はユーザーによって選択された配信局、この場合はインターネットラジオ局配信サーバー5に対してストリーミングを要求する(S7)。その要求を受信したインターネットラジオ局配信サーバー5は、ストリーミング配信を行う旨の了承を応答する(S8)。
これによって、インターネットラジオ局配信サーバー5からストリーミングが配信され(S9)、それを受信するインターネットラジオ再生専用端末1は、スピーカー114から音声を出力することができる。新しく配信を行おうとする配信局やURLが変更になった配信局は、ラジオガイドサーバー4に対してURLの登録、更新処理を行うことで、ユーザー(インターネットラジオ再生専用端末1)側では、新しく追加、変更された配信局のURLのアドレス情報を正確に把握しておかなくても良くなる。
このようなインターネットラジオ端末において、従来、自動車および移動体スタンドアロン装置のための無線インターネットラジオ番組を受信しかつ可能にするための方法および装置に関する技術が開示されている(例えば、特許文献1参照)。また、セルラ電話機から放送ラジオ・コンテンツを受信し、車両内でコンテンツを再生するように結合された車両内オーディオ・システムが開示されている(例えば、特許文献2参照)。
特表2002−529980号公報 特開2002−77078号公報
従来からのカーオーディオ装置におけるAM/FMラジオでは、放送局のチャンネルの切替えは電波の周波数を合わせることによって同調され即時に再生されていたが、インターネットラジオの再生に対応したカーオーディオ装置の場合、途中の通信路でボトルネックが発生するため、通常、受信側ではバッファリングを行い、しばらくデータが蓄えられてから再生される。このため、配信局のチャンネル(実際にはURL)を切替えてから、再生されるまでは時間差が発生する。この時間差のため、運転手がすぐに再生されないのでおかしいと思い、モニタを注視してしまうことは安全上好ましくない。また、無数にある配信局の中から所望の配信局を探す点で、たとえラジオガイドサイトが存在するとしても、端末にリスト表示された配信局を選択してから再生されるまでのバッファリングの間だけ待ち、再生された後、当該配信局の音声を聞いてみて気に入らなかった場合には元に戻って次の配信局を選択するといった一連の処理を配信局毎に行うのは、かなりの作業量であり、車内においてこのような作業をユーザーに行わせることは到底受け入れられるものではない。
本発明はこのような事情に鑑みてなされた。すなわち、本発明によれば車内でインターネットラジオの放送局(配信局)を検索、選局する場合におけるユーザーの操作負荷を軽減することのできる車載装置、配信システムを提供することを目的とする。
本願における第1の発明の車載装置は、インターネットラジオ番組情報を配信するラジオガイド局とインターネットラジオ番組を配信する一つ以上の配信局とにネットワークを介して接続可能に構成された車載装置であって、ラジオガイド局は配信局への接続先情報を少なくとも含むリストを有しており、ラジオガイド局と接続してリストを受信するためのリスト受信手段と、ユーザー入力を受付ける入力手段と、入力手段からのユーザー入力に基づいてリストにある配信局のいずれか一つに接続してインターネットラジオ番組のストリーミング配信を要求する制御手段と、配信局から配信されるインターネットラジオ番組のストリーミングを受信するためのストリーミング受信手段と、配信局から受信したストリーミングを音声に変換して出力する音声出力手段とを備え、制御手段は、音声出力手段で音声を所定の時間出力すると、リストにある今回接続した配信局とは別の配信局に接続して、順々に配信局への接続を制御することを特徴とする構成となる。これにより、ユーザーは所望の配信局を探すために、リスト表示された配信局を選択してから、再生されるまでのバッファリングの間だけ待ち、再生された後、当該配信局の音声を聞いてみて気に入らない場合には次の配信局を選択するといった一連の処理を配信局毎に行わずとも1回の入力で済むため、操作負荷を減らすことができる。
さらに、好ましくは、リストは各配信局が配信するインターネットラジオ番組の音楽ジャンルの情報を含み、かつ各配信局は音楽ジャンルにより分類されており、制御手段はユーザーから入力される音楽ジャンルに基づいて、リストにある配信局を選択して接続することを特徴とする。これにより、ユーザーは指定した音楽ジャンルの中から所望の音楽を放送する配信局を探すことができる。
さらに、好ましくは、制御手段は、リストの中から、ユーザーにより入力された音楽ジャンルに分類された各配信局に巡回しながら接続することを特徴とする。
また、各配信局を巡回しながら再生している場合に、入力手段がユーザーからの巡回しながら再生することを停止する要求を受付けると、制御手段はストリーミング配信の要求を停止することを特徴とする。これにより、巡回再生中に選局動作が行われた場合には、気に入った配信局を聴き続けることができる。
さらに、好ましくは、入力手段は、各配信局への接続先と関連付けされて当該各配信局へ接続する1つ以上のボタンを含み、当該ボタンがユーザーにより押されると、再生している配信局の接続先をボタンに関連付ける関連付け手段をさらに有することを特徴とする。これにより、配信局毎にボタンと接続先を割当てるという作業を大幅に簡略化することができ、従来のAM/FMラジオの選局と同様の使い勝手を実現できる。
また、本発明の配信システムは、インターネットラジオ番組情報を配信するラジオガイド局と1以上のインターネットラジオを配信する配信局と車載装置がネットワークを介して接続可能に構成された配信システムであって、ラジオガイド局は、配信局と通信を行うための通信手段と、通信手段で配信局が配信する情報を得、配信局が配信する情報の概略を音声で案内するための所定の時間分の案内用データを音楽ジャンル毎に分類し、複数の配信局のデータを束ねて生成するための選局用データ生成手段と、選局用データを車載装置へ配信するための選局用データ配信手段と、車載装置は、配信局からの選局用データを受信するための選局用データ受信手段と、選局用データ受信手段で受信した選局用データを音声に変換し、出力するための音声出力手段とを備えた構成となる。これによって、同一音楽ジャンルの放送局のデータをインターネットラジオ局配信サーバーの接続を切替えずして再生できるので、バッファリングによって発生する再生までの時間差が初回のみとなり、運転手が放送局の切り替わり時にモニタを注視してしまうといった状況を回避することができ、インターネットラジオ局を選局する場合の安全性を高めることができる配信システムを提供することができる。
さらに、好ましい実施態様では、車載装置は、さらに、音声出力手段で前記選局用データを出力中にユーザーからの選局の指示を受付けるための選局指示受付手段と、選局指示受付手段で受付けた配信局に対して接続し、選局用データの出力を停止させインターネットラジオ番組の配信を要求する配信要求手段とを備える。
また、本発明の配信システムは、インターネットラジオ番組情報を配信するラジオガイド局と1以上のインターネットラジオを配信する配信局とに車載装置がネットワークを介して接続可能に構成された配信システムであって、車載装置は、ユーザーからインターネットラジオ番組を検索する検索キーを受付けるための入力手段と、入力手段で入力された検索キーをラジオガイド局へ送信するための送信手段とを有し、ラジオガイド局は、配信局と通信を行うための通信手段と、通信手段で配信局が配信するプレイリストを取得して、車載装置から送信された検索キーとして1以上のプレイリストをマージすることで新しい1つのプレイリストを生成するためのプレイリスト生成手段と、プレイリスト生成手段で生成したプレイリストを車載装置へ配信するためのプレイリスト配信手段と、車載装置は、さらに、配信局からのプレイリストを受信するためのプレイリスト受信手段と、プレイリスト受信手段で受信したプレイリストに基づき、同一の検索キーに分類されるインターネットラジオ放送を配信局を切替えながら順々に再生することを特徴とする。これにより、音楽ジャンルを指定するだけで放送局を意識することなく同一の音楽ジャンルに分類されるインターネットラジオ放送を配信局を切替えながら順々に再生することすることが可能な配信システムを提供することができる。
本発明は、上記課題を解決するための手段から明らかなように、車内で配信局(インターネットラジオ放送局)を検索、選局する場合におけるユーザーの操作負荷を軽減することのできる車載装置、配信システムを提供することができる。
(実施の形態1)
以下、本発明の第1の実施の形態における車載装置及び配信システムについて、図面を参照しながら説明する。図1は、本発明のユーザーの操作負荷を軽減することのできるインターネットラジオを聴取可能な車載装置及び配信システムのシステム全体の構成を示すブロック図である。図1において、背景技術で説明した図12と同一の構成については同一の符号を付して、説明は省略する。
図1において、車載装置11と車載ルーター12、携帯電話13は、車内に設置される。プロバイダサーバー3、ラジオガイドサーバー4、インターネットラジオ局配信サーバー5、6は、インターネット網に接続されている。なお、図1では、図面を簡略化するためインターネットラジオ局配信サーバー5、6の2つだけを示し、他を省略しているが、実際には無数の配信サーバーが接続されている。また、本発明の車載装置11を含むシステム全体は、よく知られるTCP/IPに代表される通信プロトコルをサポートする。
プロバイダサーバー3は、ISPによって運用され、インターネット接続サービスを利用したいユーザーの車載装置11に対して、ユーザー認証及びグローバルIPアドレスの付与を行うサーバーである。車載ルーター12は、車載装置11の代わりにインターネット接続のための通信リンクを確立する処理を代行する装置である。車載ルーター12は、携帯電話13と無線あるいは有線で接続されており、携帯電話13を制御することによってプロバイダサーバー3と例えば、PPPなどの通信プロトコルに従って接続の交渉を行い、認証された後、グローバルIPアドレスが付与される。さらに、NAT機能によりプライベートIPアドレスを車載装置11へ割当てる機能を有している。これにより、車載装置11から、ラジオガイドサーバー4への接続(すなわち、インターネットへの接続)が可能となる。
ラジオガイドサーバー4では、インターネットラジオ局配信サーバー5、6を含む複数の配信局のURLをリストとして保持、管理している。ラジオガイドサーバー4が保持するリストの一例を図2に示す。図2に示すように1以上のインターネットラジオ配信局(配信局名は、インターネットラジオ局配信サーバー5、6・・・の別名)を音楽ジャンル毎に分類し、URLで配信局の所在がリンクされている。これによって、車載装置11とインターネットラジオ局配信サーバー5あるいは6とが1対1に接続され、音声データストリームがインターネットラジオ局配信サーバー5あるいは6から配信されることで、車載装置11においてインターネットラジオの聴取が可能となる。また、図2において、国名とは配信局が存在する国の名前を表している。ただし、例外的に海外にサーバーを立てる場合もあるので、この限りではない。時間および特徴部の位置は、オンデマンド配信の場合のみに存在するデータである。時間は当該ビットレートで再生した場合に再生が完了するまでの時間を表しており、特徴部の位置は、当該ラジオデータの最も特徴を表している部分(例えば、音楽のさび部分やトーク番組の盛り上がる箇所等)のファイル先頭からのバイト位置を表している。ファイル形式は、URLでリンクされた場所に置かれる音声デジタル圧縮ファイルの形式を表しており、種々の形式で配信することができる。
なお、車載ルーター12には携帯電話13が接続されるとしたが、これに限らず、無線LANやDSRC(DedicatedShort Range Communication;狭帯域無線通信)の通信方式で接続可能な通信機器を接続しても良いし、あるいはそれらの組合せで何台かを接続しても良い。また、周知の無線通信技術を利用するインターネット接続サービスの形態であっても良い。さらに、車載ルーター12および携帯電話13の両方は車載装置11の外部にある構成としたが、これに限らず、両方または一部が車載装置11の内部にあっても良い。また、車載ルーター12は必ずしも必要とは限らない。携帯電話13と車載装置11が直接接続されており、上記説明した車載ルーター12の動作を車載装置11が行えるのであれば、無くても良い。
図3は、車載装置11の内部の構成を示すブロック図である。図3において、通信手段21は、車載ルーター12と通信を行うためのインターフェースである。DAC22は、CPU20の制御に基づき受信するインターネットラジオの音声ファイルをスピーカー14へ出力するためにデジタルからアナログへ変換する回路である。なお、図3ではDAC22とスピーカー14の間でアンプを省略している。描画LSI15は、CPU20の制御に基づき受信する配信局のリストを表示モニタ16に表示させるために描画データへ変換する回路である。入力手段19は、ユーザーからの入力を受け付ける手段であり、例えば、ボタンで実現される。また、入力手段19はより好ましくはユーザーの発話による音声入力であってもよい。入力情報読取手段18は、入力手段19からの入力を処理し、入力信号をCPU20へ通知するための手段である。メモリ17は、インターネットラジオのストリーミングを行うために音声ファイルを一時記憶したり、車載装置11全体の処理を司るプログラムの実行のために使用される記憶手段である。メモリ17は揮発性メモリ、不揮発性メモリのいずれであっても良く、また両方を備えていても良い。
つぎに、図3の構成における車載装置11の動作について図4のシーケンス図を用いて説明する。図4においても、図14で示したシーケンス図と同様のシーケンスについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
図4において、まず、ステップ1からステップ5までの処理については、ブロードバンドルーター2を車載ルーター12に置き換えていることを除いて図14の場合と同様である。背景技術の説明ではその後、ユーザーが配信局を選択するステップ6の処理に移っていたが、ここではその代わりにステップ41の処理に移る。ステップ41では、入力手段19から入力されるユーザー所望の配信局の音楽ジャンル(例えば、ヒップホップやロック)が指定されたジャンルサーチ信号をCPU20へ送信する。入力手段19は好ましくはマイクであり、例えば、ユーザーが「ジャンルサーチ開始。ロックを検索」などと発話する。次いで、CPU20は、インターネットラジオ局配信サーバー5(ユーザーに指定された音楽ジャンルに該当する配信局)に対して、ストリーミング要求を送信し(S42)、その応答としてストリーミング要求応答(OK)を受信すると(S43)、ストリーミング転送が開始される(S44)。
しばらくの時間(例えば、10秒程度)ストリーミング転送が行われると(図面では省略しているがこの間、CPU20によってデコードが行われ、音声がスピーカー14から出力されることになる)、次いで、CPU20は、インターネットラジオ局配信サーバー5に対してストリーミング停止要求を送信し(S45)、ストリーミング停止要求応答(OK)を受信すると(S46)、インターネットラジオ局配信サーバー5からの転送が停止される。ここで、オンデマンド配信の場合であるが、しばらくの時間再生する箇所については、先頭位置からでも良いし、図2のリストで示した特徴部の位置であっても良い。この場合、再生箇所を先頭位置とするか特徴部の位置とするかをあらかじめユーザに選択させておくことが望ましい。次いで、同じ音楽ジャンルに分類される別のインターネットラジオ局配信サーバーについて同じ動作を繰り返す。図4では、インターネットラジオ局配信サーバー5のつぎにインターネットラジオ局配信サーバー6との間でのデータのやり取りを示している(S47〜S51)。
これにより、ユーザーは所望の配信局を探すための、従来方法のリスト表示された配信局を選択してから、再生されるまでのバッファリングの間だけ待ち、再生された後、当該配信局の音声を聞いてみて気に入らない場合には次の配信局を選択するといった一連の処理を配信局毎に行わずとも1回の入力で済むため、操作負荷を減らすことができる。
なお、配信局を切替えるトリガとしては、しばらくの時間(例えば、10秒程度)再生した後としたが、これに限らず、ユーザーの発話(例えば、「次へ」、「戻る」)によって行っても良い。これにより、巡回再生中で少し前に再生された配信局を後から聞きたいと思ったときに、戻ることが可能となる。
なお、本実施の形態ではステップ31において音楽ジャンルが指定されると説明したが、音楽ジャンルだけに限らず、国名の50音順あるいはアルファベット順、配信局名の50音順あるいはアルファベット順、お気に入りの配信局順、最近更新された配信局順、地域(アジア、アメリカ、ヨーロッパ等)順に順次再生を行っても良いことはもちろんである。この場合には、ステップ4で受信したリストを車載装置11がそれに順ずる形でソートしても良いし、あらかじめラジオガイドサーバー4がソートしたリストを車載装置へ送信しても良い。さらには、配信局の数が多いための対策として、上記の検索条件を2つ以上組合わせて、例えば、音楽ジャンルと国名を指定した検索を行い、配信局の数を絞り込んでも良い。
また、ユーザーは入力手段19よりストリーミング転送中にジャンルサーチ停止の要求(例えば、「ストップ」や「(この配信局で)決定」などと発話)をCPU20へ送信することによって(S52)、巡回再生中に気に入った配信局を聴き続けることができる。この場合、CPU20はインターネットラジオ局配信サーバー6に対して、ストリーミング停止要求を送信しなければ良い。すなわち、ステップ50、51の処理には移らない。しかしながら、再生していた配信局のデータが特徴部であった場合には、必ずしも先頭から再生されないので、先頭部分を聞き逃すこととなってしまう。このような場合には、再度同じインターネットラジオ局配信サーバーに接続し直して、先頭から再生するようにすれば良い。この再接続動作はユーザーに操作させることなく自動で行うことが望ましい。
また、ユーザーがジャンルサーチを停止すると同時にユーザーが気に入った配信局として、配信局名とURLの組みをお気に入りリストへ登録しても良い。お気に入りリストは、例えばメモリ17に記憶すれば良い。
なお、ユーザーがジャンルサーチ停止の要求を出し、当該配信局のデータを最後まで再生してしまった場合(オンデマンド配信の場合には30分番組といった一定サイズのファイルであるため必ずファイルの最後まで再生すると停止するため)には、再び同じ音楽ジャンルによる巡回再生を開始するようにしても良い。例えば図4のシーケンスにおいて、インターネットラジオ局配信サーバー6からストリーミングを転送中にジャンルサーチ停止(S52)を行い、継続してインターネットラジオ局配信サーバー6からの配信を受信し続け、最後まで到達すると、引き続きジャンルサーチを続きから開始する。
また、配信局を巡回して再生すると同時に、入力手段19の一つの実施形態として設けたボタンに、再生できた配信局のURLを割り付けておき、後からワンタッチで接続できるように「自動割当」を行っても良い。しかしながら、車載装置11に設けることができるボタンにはスペースの都合上限りがあるので、すべて割当て済みになったら割当て処理を行わないようにする必要がある。これにより、ユーザー自身が配信局毎にボタンとURLを割当てるという作業を大幅に簡略化することができ、従来の方法でもあるAM/FMラジオにおけるラジオ受信周波数全体をサーチして、受信した配信局をボタンに割当てる作業と同様の使い勝手をインターネットラジオの場合でも実現できる。そして、ユーザーは割当てを行った配信局を聴いてみて、気に入ったらその割当てに対して保護をかけて、上書きされないように設定し、逆に、気に入らなければ、削除またはそのままにして次回の「自動割当」のときには上書きを許可するようにしても良い。
なお、以上説明した実施の形態1のストリーミング配信されるコンテンツについては、インターネットラジオだけに限らず、同様にストリーミング配信可能な動画データおよび動画と音声の組合わせたストリームデータであっても、同様に実施することができる。
(変形例)
以下、本発明の第1の実施の形態における車載装置及び配信システムの変形例について、図面を参照しながら説明する。システム全体の構成、車載装置11の内部の構成については、図1、図3と同様であるため図面を省略するがその動作が異なる。
まず、ラジオガイドサーバー4がインターネットラジオ局配信サーバーとインターネット網を介して接続されているという特性を積極的に利用して、よりユーザーに対して配信局を選局しやすいような「選局用データ」を生成することを特徴とする。ラジオガイドサーバー4が生成し車載装置11へ提供するための「選局用データ」の一例を図5に示す。図5に示すように、ここでは音楽ジャンルが例えば、ロックである配信局の情報をユーザーに試聴可能な音声データを含めた形式で複数個結合させた形式となっている。ここで一番先頭のヘッダー部とは、全体でいくつの配信局に関する情報があるかといった情報や、音楽ジャンルが例えばロックであるといった内容を記すためのヘッダー部以降のデータに共通な情報を格納すためのデータである。また、一つの配信局のデータは、例えば、配信局1ヘッダー部と配信局1データ部として束ねられている。配信局1データ部には、実際の音声データが入るが、オンデマンド配信を行っている配信局の場合、前述した先頭位置からのデータであっても良いし、特徴部の位置から(例えば、音楽のさび部分やトーク番組の盛り上がる箇所等)であっても良い。データ部の長さは10秒程度の長さの音声データであることが望ましい。
また、他の実施態様では、配信局の情報を事前に音声で吹き込んだもの、例えば、「○○Stationは、アメリカの△△州にある配信局で、〜といった特徴があります。」といったものであってもよい。さらに、これに限らず、配信局を紹介するテキストデータであっても良い。また、配信局1ヘッダー部の中身は、データ部のサイズと実際の配信局の所在をしめすURLが最低限含まれている必要がある。残りの項目についてはオプション扱いである。この「選局用データ」の作成は、ラジオガイドサーバー4が複数のインターネットラジオ局配信サーバーへ接続し情報を収集する能動的な方法であっても良いし、複数のインターネットラジオ局配信サーバー個々がラジオガイドサーバー4へ情報を更新する受動的な方法であっても良い。
なお、上記では音楽ジャンルがロックに分類される配信局を束ねて一つの「選局用データ」を生成したが、同様にして音楽ジャンルがロック以外に分類されるものについても別の一つの「選局用データ」として生成する必要がある。さらには、音楽ジャンルだけに限らず、国名の50音順あるいはアルファベット順、配信局名の50音順あるいはアルファベット順、お気に入りの配信局順、最近更新された配信局順、地域(アジア、アメリカ、ヨーロッパ等)順に生成することによって、ユーザーが選局を行うときの選択の幅が広がる。
つぎに、車載装置11の動作について図6のシーケンス図を用いて説明する。図6において、図4及び図14で示したシーケンス図と同様のシーケンスについては同一の符号を付し、その説明を省略する。特に、ユーザーが入力手段19を介して行う入力の動作(S41、S52)は図4のシーケンス図の場合と同じである。
図6において、まず、ステップ1からステップ2までの処理については、ブロードバンドルーター2を車載ルーター12に置き換えていることを除いて図14の場合と同様である。背景技術の説明及び図4の場合ではその後、ユーザーがラジオガイドサーバー4へリスト要求を行うステップ3の処理に移っていたが、ここではその代わりにステップ41の処理に移る。ステップ41では、入力手段19から入力されるユーザー所望の配信局の音楽ジャンル(例えば、ロック)が指定されたジャンルサーチ信号をCPU20へ送信する。次いで、CPU20は、ラジオガイドサーバー4(上述の「選局用データ」を保持するサーバー)に対して、選局用データ要求を送信し(S62)、その応答として選局用データ要求応答(OK)を受信すると(S63)、図5に示したような選局用データの転送が開始される(S64)。図面では省略しているが、車載装置11は、選局用データを受信するとその中に含まれる音声データ(配信局1データ部、配信局2データ部、・・・)を選局用データを受信しながらスピーカー14から出力させる。一方、放送局1データ部、放送局2データ部、・・・に入っているデータがテキストデータである場合には、その情報を表示モニタ16に表示するかテキスト・トゥ・スピーチを行う。これによってバッファリングの回数は1回だが、複数のラジオ局の概略情報を短時間で音声または文字によって知ることができる。
また、ユーザーは入力手段19により選局用データ転送中にジャンルサーチ停止の要求をCPU20へ送信する(すなわち、気に入った放送局が見つかった場合)ことによって(S52)、選局用データ再生で案内を行っていた放送局へジャンプすることができる。上記のジャンプが可能なのは、図5に示した選局用データの放送局毎にURLが含まれているからである。この場合には、実際の配信局(例えば、インターネットラジオ局配信サーバー5とする)へストリーミング要求を発行し(S65)、その応答としてストリーミング要求応答(OK)を受信すると(S66)、ストリーミング転送が開始される(S67)。なお、ユーザーが気に入った配信局へジャンプした後は選局用データの再生は停止される。
これにより、同一音楽ジャンルの放送局のデータをインターネットラジオ局配信サーバーの接続を切替えずして再生できるので、バッファリングによって発生する再生までの時間差が初回のみとなり、運転手が配信局の切り替わり時にモニタを注視してしまうといった状況を回避することができ、インターネットラジオ局を選局する場合の安全性を高めることができる。
(実施の形態2)
本発明の実施の形態1では、任意の配信局が一つの音楽ジャンルに分類されることが前提であったが、ある一つの配信局が配信するストリーミングデータには複数の音楽ジャンル、異なるアーティストの曲から構成される場合がある。このような場合でも、ユーザーの操作負荷を軽減させると同時によりユーザー所望の音楽ジャンルの再生を行うことのできる車載装置及び配信システムについて、以下図面を参照し説明する。
システム全体の構成、車載装置11の内部の構成については、図1、図3と同様であるため図面を省略するがその動作が異なる。ラジオガイドサーバー4が保持するリストの一例を図7に示す。実施の形態1との違いは、各配信局が音楽ジャンルによって分類されていないという点と、URLがプレイリスト(後述)へのリンク先となっている点、さらにはビットレートの情報及び特徴部の位置といったものを含んでいない点にある。ここで、説明をしやすくするために、インターネットラジオ局配信サーバー5が図7のリスト中の○○○Stationに対応し、インターネットラジオ局配信サーバー6が同じく図7のリスト中の×××Stationに対応するものとする。
つぎに、インターネットラジオ局配信サーバー5が保持するプレイリストの一例を図8(a)に、また、インターネットラジオ局配信サーバー6が保持するプレイリストの一例を図8(b)に示す。プレイリストとは、図8(a)、(b)に示すようなアーティスト名、タイトル名、ジャンル、URL、ファイル形式、ビットレートなどから構成されたテキストファイル(メタファイル)である。このプレイリストは例えば、XML(eXtensible Markup Language)で記述される。プレイリスト中のURLは、実際のコンテンツの所在へのリンク先となっており、このリストを受信した車載装置11は、通常、表の上から下へ順番にリンク先のコンテンツが再生されることとなる。このため複数のジャンルの音楽が再生されることから配信局は一つの音楽ジャンルに分類されない。なお、図8(a)及び図8(b)に示したプレイリストは、両方ともオンデマンド配信の場合の一例である。一方、ライブ配信の場合には、通常プレイリスト中のコンテンツへのリンク先は一つとなるが、これに限るものではない。
次いで、ラジオガイドサーバー4がリストで保持するすべてのインターネットラジオ局配信サーバーに接続し、プレイリストを取得し、新たに別のプレイリストを作る動作について図9の動作フローを用いて説明する。
図9において、まず、ラジオガイドサーバー4は、図7で示したリストを参照し、インターネットラジオ局配信サーバーからプレイリストを取得する(S90)。ステップ91では、すべての放送局からプレイリストを取得したかを判断している。まだ取得していない場合はステップ90へ戻り、すべて取得した場合は次のステップへ進む。次いで、取得したプレイリストを音楽ジャンルをキーとしてマージし、新しいプレイリストを音楽ジャンル毎に生成する(S92)。図10は図8(a)及び図8(b)のプレイリストを元に音楽ジャンルが、例えば「ロック」である場合に生成した新しいプレイリストを表している。図10に示すように、図8(a)及び図8(b)のプレイリストのうち音楽ジャンルが「ロック」であるものがマージされ、新たなプレイリストが生成される。最後に、生成した一つのプレイリスト内に同じアーティスト名とタイトル名の曲がある場合は重複を排除する(S93)。これにより、プレイリスト中に全く同じ曲が存在することが無くなることになる。
つぎに、車載装置11の動作について図11のシーケンス図を用いて説明する。図11において、図4及び図14で示したシーケンス図と同様のシーケンスについては同一の符号を付し、その説明を省略する。
まず、ステップ1からステップ2までの処理については、ブロードバンドルーター2を車載ルーター12に置き換えていることを除いて図4の場合と同様である。背景技術の説明及び図4の場合ではその後、ユーザーがラジオガイドサーバー4へリスト要求を行うステップ3の処理に移っていたが、ここではその代わりにステップ111の処理に移る。ステップ111では、入力手段19から入力されるユーザー所望の配信局の音楽ジャンル(例えば、ロック)が指定されたジャンル入力信号をCPU20へ送信する。入力手段19は好ましくはマイクであり、例えば、「ジャンル入力。ロック」などと発話する。次いで、CPU20は、ラジオガイドサーバー4(上述の「プレイリスト」を保持するサーバー)に対して、プレイリスト要求を送信する(S112)。プレイリスト要求を受信したラジオガイドサーバー4は、車載装置11へプレイリストを返信する(S113)。ここで返信するプレイリストは図9の動作フローで生成した図10に示す新しいプレイリストである。
プレイリストを受信した車載装置11は、プレイリストの1曲目(図10におけるNo.1)のURLを参照し、インターネットラジオ局配信サーバー5(○○○Station)に対して、ストリーミング要求を送信し(S114)、その応答としてストリーミング要求応答(OK)を受信すると(S115)、ストリーミング転送が開始される(S116)。ストリーミング転送中、CPU20によってデコードが行われ、音声がスピーカー14から出力される。この間、表示モニタ16には、再生しているアーティスト名、タイトル名等の情報をプレイリストを参照し表示する(S117)。1曲の再生が完了すると、ストリーミング完了通知がインターネットラジオ局配信サーバー5から送信される(S118)。ストリーミング完了通知を受信した車載装置11は、プレイリスト2曲目(図10におけるNo.2)に移るため、同様にして、インターネットラジオ局配信サーバー6(×××Station)との間で同じ動作を繰り返す(S119〜S123)。
これにより、音楽ジャンルを指定するだけで放送局を意識することなく同一の音楽ジャンルに分類されるインターネットラジオ放送を配信局を切替えながら順次再生することすることが可能な車載装置を提供することができる。
なお、本実施の形態2ではステップ111において音楽ジャンルが指定されると説明したが、音楽ジャンルだけに限らず、アーティスト名やタイトル名を指定し、同じアーティスト名やタイトル名の曲を配信するサーバーを巡回しながら再生を行っても良いことはもちろんである。この場合には、ラジオガイドサーバー4は、図9で示した動作フローのステップ92において、アーティスト名やタイトル名をキーとして新しいプレイリストを作成しておく必要がある。
なお、プレイリストによる再生中は、ユーザーの発話(例えば、「次へ」、「戻る」)によってプレイリストの次曲の再生、または前曲の再生を行うようにしても良い。
なお、以上説明した実施の形態2のストリーミング配信されるコンテンツについては、インターネットラジオだけに限らず、同様にストリーミング配信可能な動画データおよび動画と音声の組合わせたストリームデータであっても、同様に実施することができる。
以上のように、本発明にかかる車載装置および配信システムは、車内で配信局(インターネットラジオ放送局)を検索、選局する場合におけるユーザーの操作負荷を軽減できるという効果を有し、車載装置はインターネットに接続可能なカーナビゲーション装置、カーオーディオ、カーマルチメディア装置等として有用である。
本発明の実施の形態1におけるシステム全体の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における図1のラジオガイドサーバー4が保持するリストの一例を表す図 本発明の実施の形態1における図1の車載装置11の内部の構成を示すブロック図 本発明の実施の形態1における図3の構成における車載装置11の動作を示すシーケンス図 本発明の実施の形態1の変形例におけるラジオガイドサーバー4が生成する選局用データの一例を表す図 本発明の実施の形態1の変形例における車載装置11の動作を示すシーケンス図 本発明の実施の形態2におけるラジオガイドサーバー4が管理する情報を示す図 本発明の実施の形態2におけるインターネットラジオ局配信サーバーが管理する情報を示す図 本発明の実施の形態2におけるラジオガイドサーバー4が新たにプレイリストを作る動作を示すフロー図 本発明の実施の形態2における図9のフローによって生成される新しいプレイリストを示す図 本発明の実施の形態2の車載装置11の動作を示すシーケンス図 従来技術のシステム全体の構成を示すブロック図 従来技術のインターネットラジオ再生専用端末1の内部の構成を示すブロック図 従来技術のインターネットラジオ再生専用端末1の動作を示すシーケンス図
符号の説明
1 インターネットラジオ再生専用端末
2 ブロードバンドルーター
3 プロバイダサーバー
4 ラジオガイドサーバー
5,6 インターネットラジオ局配信サーバー
11 車載装置
12 車載ルーター
14,114 スピーカー
15,115 描画LSI
16,116 表示モニタ
17,117 メモリ
18,118 入力情報読取手段
19,119 入力手段
20,111 CPU
21,112 通信手段
22,113 DAC

Claims (8)

  1. インターネットラジオ番組情報を配信するラジオガイド局とインターネットラジオ番組を配信する一つ以上の配信局とにネットワークを介して接続可能に構成された車載装置であって、
    前記ラジオガイド局は前記配信局への接続先情報を少なくとも含むリストを有しており、
    前記ラジオガイド局と接続して前記リストを受信するためのリスト受信手段と、
    ユーザー入力を受付ける入力手段と、
    前記入力手段からのユーザー入力に基づいて前記リストにある配信局のいずれか一つに接続してインターネットラジオ番組のストリーミング配信を要求する制御手段と、
    前記配信局から配信されるインターネットラジオ番組のストリーミングを受信するためのストリーミング受信手段と、
    前記配信局から受信したストリーミングを音声に変換して出力する音声出力手段とを備え、
    前記制御手段は、
    前記音声出力手段で音声を所定の時間出力すると、前記リストにある今回接続した配信局とは別の配信局に接続して、順々に配信局への接続を制御することを特徴とする車載装置。
  2. 前記リストは前記各配信局が配信するインターネットラジオ番組の音楽ジャンルの情報を含み、かつ前記各配信局は前記音楽ジャンルにより分類されており、前記制御手段はユーザーから入力される音楽ジャンルに基づいて、前記リストにある配信局を選択して接続することを特徴とする請求項1に記載の車載装置。
  3. 前記制御手段は、前記リストの中から、ユーザーにより入力された音楽ジャンルに分類された各配信局に巡回しながら接続することを特徴とする請求項2に記載の車載装置。
  4. 前記各配信局を巡回しながら再生している場合に、前記入力手段がユーザーからの巡回しながら再生することを停止する要求を受付けると、
    前記制御手段はストリーミング配信の要求を停止することを特徴とする請求項3に記載の車載装置。
  5. 前記入力手段は、前記各配信局への接続先と関連付けされて当該各配信局へ接続する1つ以上のボタンを含み、
    前記ボタンがユーザーにより押されると、再生している配信局の接続先を前記ボタンに関連付ける関連付け手段をさらに有することを特徴とする請求項1〜4のいずれかに記載の車載装置。
  6. インターネットラジオ番組情報を配信するラジオガイド局と1以上のインターネットラジオを配信する配信局と車載装置がネットワークを介して接続可能に構成された配信システムであって、
    前記ラジオガイド局は、
    前記配信局と通信を行うための通信手段と、
    前記通信手段で前記配信局が配信する情報を得、前記配信局が配信する情報の概略を音声で案内するための所定の時間分の案内用データを音楽ジャンル毎に分類し、複数の前記配信局のデータを束ねて生成するための選局用データ生成手段と、
    前記選局用データを前記車載装置へ配信するための選局用データ配信手段と、
    前記車載装置は、
    前記配信局からの選局用データを受信するための選局用データ受信手段と、
    前記選局用データ受信手段で受信した選局用データを音声に変換し、出力するための音声出力手段と
    を備えることを特徴とする配信システム。
  7. 前記車載装置は、さらに、
    前記音声出力手段で前記選局用データを出力中にユーザーからの選局の指示を受付けるための選局指示受付手段と、
    前記選局指示受付手段で受付けた前記配信局に対して接続し、前記選局用データの出力を停止させインターネットラジオ番組の配信を要求する配信要求手段と、
    を備えることを特徴とする請求項6に記載の配信システム。
  8. インターネットラジオ番組情報を配信するラジオガイド局と1以上のインターネットラジオを配信する配信局とに車載装置がネットワークを介して接続可能に構成された配信システムであって、
    前記車載装置は、
    ユーザーからインターネットラジオ番組を検索する検索キーを受付けるための入力手段と、
    前記入力手段で入力された検索キーを前記ラジオガイド局へ送信するための送信手段とを有し、
    前記ラジオガイド局は、
    前記配信局と通信を行うための通信手段と、
    前記通信手段で前記配信局が配信するプレイリストを取得して、前記車載装置から送信された検索キーとして1以上のプレイリストをマージすることで新しい1つのプレイリストを生成するためのプレイリスト生成手段と、
    前記プレイリスト生成手段で生成したプレイリストを前記車載装置へ配信するためのプレイリスト配信手段と、
    前記車載装置は、さらに、
    前記配信局からのプレイリストを受信するためのプレイリスト受信手段と、
    前記プレイリスト受信手段で受信したプレイリストに基づき、同一の検索キーに分類されるインターネットラジオ放送を前記配信局を切替えながら順々に再生することを特徴とする配信システム。
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