JP5601683B2 - 画像生成装置およびプログラム並びにx線ct装置 - Google Patents

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Description

本発明は、ファンビーム(fan beam)投影データ(data)をパラレルビーム(parallel beam)投影データに変換し、そのパラレルビーム投影データに画像再構成処理を施して画像を再構成する画像生成装置およびそのためのプログラム(program)並びにその画像生成装置を備えたX線CT(Computed
Tomography)装置に関する。
従来、撮影対象に扇状のファンビームX線を照射してスキャン(scan)するX線CT装置が知られている。また、このようなX線CT装置を用いて撮影対象をスキャンし、得られた複数ビュー(view)のファンビーム投影データを各投影方向のパラレルビーム投影データに変換し、このパラレルビーム投影データを基に画像再構成処理を行ってCT画像を再構成する方法が知られている(例えば、特許文献1,図9等参照)。
このような、いわゆるファンパラ(fan-para)変換を行う画像再構成方法によれば、例えば、画像再構成処理のアルゴリズム(algorithm)がシンプル(simple)になり、投影データを簡便に取り扱うことができる。また例えば、パラレルビーム投影データをフィルタリング(filtering)処理することで、脊椎のような円盤状構造物が積み重なった対象にて発生するアーチファクト(artifact)を低減することができる。
従来のファンパラ変換では、ファンビーム投影データを、各チャネル(channel)のX線パス(path)が等間隔になる、いわゆる等間隔パラレルビーム投影データに変換するのが基本であり、定石となっている。その理由としては、例えば、各チャネルのX線パスと画像再構成領域に対応する画像空間上の各画素との位置関係が把握しやすい点、画像再構成処理の種類に依らず、画像再構成処理上の数学的な正確さが保たれる点などが挙げられる。
特開2003−79612号公報
図9は、ファンビームX線によるデータ収集系のジオメトリ(geometry)である。また、図10は、ファンビームX線における各X線パスのX線ビームを並べ替えて得られるパラレルビームX線による仮想的なデータ収集系のジオメトリであり、X線ビームの投影方向として鉛直下向きに着目している。これらのジオメトリにおいて、xy座標は、実空間上の座標系、x’y’座標は、走査ガントリ(gantry)の回転部が角度βだけ回転したときの回転部上の座標系である。破線による円周は、走査ガントリの回転部が回転したときのX線源のX線焦点の軌道を示している。
X線CT装置が備えているX線検出器(detector)の各X線検出素子は、例えば図9に示すように、X線源のX線焦点Fを中心とする円周に沿って円弧状に配置されている。そのため、各ビューのファンビーム投影データにおける各チャネルの投影データを並べ替えて得られるパラレルビーム投影データでは、図10に示すように、各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームの位置は、次式で表すことができる。
[数1]
Dα=Fi×sin(α) (数式1)
α=n・Δα+offset
offset:isoとチャネル配置のオフセット
(クウォータ・クウォータ・オフセットの場合、offset=1/4 or 3/4)
ここで、Dαは、ファンビーム中心線からの開き角度がαとなるチャネルに入射するX線ビームの、走査ガントリの回転中心(アイソセンタ(iso-center))isoからの距離、Fiは、X線源のX線焦点Fとアイソセンタisoとの距離である。また、nは、パラレルビームのジオメトリにおけるチャネル番号であり、チャネル方向の中心から外側に向かってn=0,1,2,・・・、並びに、−1,−2,−3,・・・である。Δαは、隣接するX線パス同士の成す角度(隣接するチャネル間の角度)である。
つまり、ファンビーム投影データを単純に並べ替えただけでは、各チャネルの投影データに対応するX線パスの間隔がアイソセンタisoから離れるほど狭くなる不等間隔パラレルビーム投影データしか得られない。したがって、等間隔パラレルビーム投影データは、ファンビーム投影データを構成する各チャネルの投影データを、パラレルビーム投影データを構成するように並べ替えるだけでなく、それらをチャネル方向に補間処理して求める必要がある。
しかしながら、このような補間処理を行うと、それによって得られる等間隔パラレルビーム投影データでは、ファンビーム投影データが元々持っていた空間分解能の情報を劣化させてしまうことになる。つまり、パラレルビーム投影データの等間隔化は、再構成されたCT画像の空間分解能を低下させる一因となる。また、一般的に、このような等間隔化のためのチャネル方向の補間処理は、アイソセンタの近くでは、元のファンビーム投影データを尊重するような位置でパラレルビーム投影データを生成するため、空間分解能の毀損が少ない。その一方、アイソセンタから離れるに従って、元のファンビーム投影データのチャネル間にパラレルビーム投影データを生成するため、空間分解能の情報を失いやすい。
ここで、ファンビーム投影データおよび等間隔パラレルビーム投影データとに対して、空間分解能を定量的に評価するためのシミュレーション(simulation)を行ったので、その結果を図11に示す。このシミュレーションでは、撮像空間に直径0.1〔mm〕〜0.05〔mm〕のワイヤファントム(wire
phantom)もしくはピンファントム(pin-phantom)を配置し、所定の面積と強度プロファイル(profile)を持つX線焦点からそのワイヤファントムにファンビームX線を照射する場合を想定する。このとき得られるファンビーム投影データおよびこれを並び替え・補間処理して得られる等間隔パラレルビーム投影データのそれぞれについて、フーリエ(Fourier)変換を行い、空間周波数とMTF(Modulation Transfer Function)値との関係(MTF曲線)を求め、MTF値が所定の値を取るときの空間周波数を特定する。これを、ワイヤファントムの位置をアイソセンタから外側に一定間隔でずらしながら行う。このようにして順次特定された空間周波数をプロット(plot)してグラフ(graph)にしたものが図11である。このグラフにおいて、横軸はワイヤファントムのアイソセンタからの距離〔mm〕、縦軸はMTF値が所定の値を取る空間周波数〔lp/cm〕である。図11の(a)は、MTF値の所定の値を50%とした場合、(b)は、MTF値の所定の値を10%とした場合である。このシミュレーションの結果から、空間分解能は、等間隔パラレルビーム投影データの方が、ファンビーム投影データより空間周波数で1〜2〔lp/cm〕程度低く、アイソセンタからの距離が離れるにしたがってより低下することが分かる。
このような事情により、ファンパラ変換を行うことの利益を享受しつつ空間分解能の低下を抑えたCT画像の画像再構成が可能な画像生成装置およびそのためのプログラム並びにその画像生成装置を備えたX線CT装置が望まれている。
第1の観点の発明は、X線CT装置を用いた撮影対象のスキャンにより収集されたファンビーム投影データをパラレルビーム投影データに変換する変換手段と、前記変換されたパラレルビーム投影データに画像再構成処理を施して画像を再構成する再構成手段とを備えた画像生成装置であって、前記変換手段が、前記ファンビーム投影データを構成する各チャネルの投影データのパラレルビーム投影データへの並べ替えは行うが、等間隔化されたパラレルビーム投影データを得るための補間処理は行わない変換処理を施すことにより、前記ファンビーム投影データを不等間隔パラレルビーム投影データに変換し、前記再構成手段が、前記不等間隔パラレルビーム投影データにおける各チャネルの投影データに対応するX線パスの位置を、該チャネルの投影データが収集されたときのファンビームX線の中心線から該X線パスまでの開き角度をパラメータとする三角関数を用いて特定し、該特定された位置を用いて前記画像再構成処理を行う画像生成装置を提供する。
第2の観点の発明は、前記画像再構成処理が、フィルタ逆投影法による画像再構成処理である上記第1の観点の画像生成装置を提供する。
第3の観点の発明は、前記フィルタ逆投影法による画像再構成処理が、画像再構成領域に対応する画像空間上の各画素について、所定のフィルタリング処理が施された不等間隔パラレルビーム投影データの補間処理により該画素を通る複数方向のX線パスに対応する投影データを生成し、該投影データを逆投影する処理である上記第2の観点の画像生成装置を提供する。
第4の観点の発明は、前記所定のフィルタリング処理が、前記不等間隔パラレルビーム投影データに対して、フーリエ変換、周波数空間での再構成関数の乗算、および逆フーリエ変換を順次行う処理である上記第3の観点の画像生成装置を提供する。
第5の観点の発明は、前記画像再構成処理が、逐次近似法または重畳逆投影法(コンボリューション(convolution)逆投影法)による画像再構成処理である上記第1の観点の画像生成装置を提供する。
第6の観点の発明は、コンピュータ(computer)を、上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の画像生成装置として機能させるためのプログラムを提供する。
第7の観点の発明は、上記第1の観点から第5の観点のいずれか一つの観点の画像生成装置を備えているX線CT装置を提供する。
なお、「投影データ」は、オフセット(offset)補正、対数変換、ビームハードニング(beam hardening)補正、チャネル間感度補正、X線強度補正などが施されたか否かに関係なく、撮影対象の透過X線を検出して得られたデータであり、撮影対象の投影情報を有するデータ全般を指す。
上記観点の発明によれば、ファンパラ変換において等間隔化のための補間処理を行わないので、X線検出器で得られた投影データのチャネル方向の潜在的な空間分解能を引き出すことができ、ファンパラ変換を行うことの利益を享受しつつ、空間分解能の低下を抑えたCT画像の画像再構成が可能となる。
X線CT装置の構成を概略的に示す図である。 X線CT装置における不等間隔ファンパラ変換を用いた画像再構成に関わる部分の機能ブロック図である。 不等間隔ファンパラ変換を用いた画像再構成の一例を示すフロー(flow)図である。 不等間隔ファンパラ変換処理を説明するための図である。 不等間隔パラレルビーム投影データにおける各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームを概略的に示す図である。 フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データの逆投影を概念的に示す図である。 フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データの逆投影の一例を示すフロー図である。 等間隔パラレルビーム投影データの逆投影を概念的に示す図である。 ファンビームX線によるデータ収集系のジオメトリを示す図である。 パラレルビームX線による仮想的なデータ収集系のジオメトリを示す図である。 投影データの空間分解能を評価するためのシミュレーションの結果を示す図である。 フィルタ逆投影法の概念図である。
以下、発明の実施形態について説明する。
図1は、本実施形態のX線CT装置の構成を概略的に示す図である。
図1に示すように、本X線CT装置は、走査ガントリ2、撮影テーブル(table)4、および操作コンソール(console)6を備えている。走査ガントリ2は、X線管20を有する。X線管20から放射された図示しないX線は、コリメータ(collimator)22により、例えば扇状のファンビームやコーンビーム(cone
beam)のX線ビームとなるように成形され、X線検出器24に照射される。
X線検出器24は、扇状のX線ビームの広がり方向(チャネル方向という)および厚み方向(列方向という)に、マトリクス(matrix)状に配列された複数のX線検出素子を有する。すなわち、X線検出器24は、多数のX線検出素子が円弧状に多列で配列されて成る。
X線検出器24にはデータ収集部26が接続されている。データ収集部26は、X線検出器24の個々のX線検出素子による検出データを投影データとして収集する。X線管20からのX線の照射は、X線コントローラ(controller)28によって制御される。なお、X線管20とX線コントローラ28との接続関係については図示を省略する。
X線コントローラ28がX線管20に供給する管電圧および管電流に関するデータが、データ収集部26によって収集される。なお、X線コントローラ28とデータ収集部26との接続関係については図示を省略する。
コリメータ22は、コリメータコントローラ30によって制御される。なお、コリメータ22とコリメータコントローラ30との接続関係については図示を省略する。
以上のX線管20からコリメータコントローラ30までのものが、走査ガントリ2の回転部34に搭載されている。回転部34の回転は、回転コントローラ36によって制御される。なお、回転部34と回転コントローラ36との接続関係については図示を省略する。
撮影テーブル4は、図示しない撮影対象を走査ガントリ2の撮像空間すなわちX線照射空間に搬入および搬出するようになっている。
操作コンソール6は、中央処理装置60を有する。中央処理装置60は、例えばコンピュータ等によって構成される。中央処理装置60には、制御インタフェース(interface)62が接続されている。制御インタフェース62には、走査ガントリ2と撮影テーブル4が接続されている。中央処理装置60は、制御インタフェース62を通じて走査ガントリ2および撮影テーブル4を制御する。
走査ガントリ2内のデータ収集部26、X線コントローラ28、コリメータコントローラ30および回転コントローラ36が、制御インタフェース62を通じて制御される。なお、それら各部と制御インタフェース62との個別の接続については図示を省略する。
中央処理装置60には、また、データ収集バッファ(buffer)64が接続されている。データ収集バッファ64には、走査ガントリ2のデータ収集部26が接続されている。データ収集部26で収集されたデータが、データ収集バッファ64を通じて中央処理装置60に入力される。
中央処理装置60は、データ収集バッファ64を通じて収集した複数ビューの投影データを用いて画像再構成を行う。
中央処理装置60には、また、記憶装置66が接続されている。記憶装置66は、各種のデータや再構成画像および本X線CT装置の機能を実現するためのプログラム(program)等を記憶する。
中央処理装置60には、また、表示装置68と入力装置70がそれぞれ接続されている。表示装置68は、中央処理装置60から出力される再構成画像やその他の情報を表示する。入力装置70は、操作者によって操作され、各種の指示や情報等を中央処理装置60に入力する。操作者は、表示装置68および入力装置70を使用してインタラクティブ(interactive)に本X線CT装置を操作する。
X線管20、コリメータ22およびX線検出器24は、それらの相互関係を保ったまま撮影対象の体軸の周りを回転する。1スキャン(scan)当たり複数のビュー(view)、例えば1000ビュー程度のファンビーム投影データが収集される。ファンビーム投影データの収集は、X線検出器24−データ収集部26−データ収集バッファ64の系統によって行われる。
中央処理装置60は、データ収集バッファ64に収集されたファンビーム投影データを不等間隔パラレルビーム投影データに変換し、その不等間隔パラレルビーム投影データに所定の画像再構成処理を施すことにより、断層像であるCT画像の画像再構成を行う。
これより、本実施形態による不等間隔ファンパラ変換を用いた画像再構成について説明する。
図2は、本実施形態のX線CT装置における不等間隔ファンパラ変換を用いた画像再構成に関わる部分の機能ブロック図である。また、図3は、本実施形態による不等間隔ファンパラ変換を用いた画像再構成処理の一例を示すフロー図である。
図2に示すように、本X線CT装置は、データ収集部26、前処理部601、および画像再構成部602を有している。また、前処理部601は、不等間隔ファンパラ変換部603を有している。なお、不等間隔ファンパラ変換部603を有する前処理部601、および画像再構成部602は、中央処理装置60の機能によって実現される。
走査ガントリ2の回転部を回転させながらX線管20よりファンビームX線を撮影対象8に照射して、その透過X線をX線検出器24で検出することにより、回転角度βがそれぞれ異なる複数ビューのファンビーム投影データがデータ収集部26により収集される。収集された複数ビューのファンビーム投影データは、前処理部601に入力される。図3に示すように、前処理部601は、ファンビーム投影データに対して、オフセット補正処理(ステップ(step)S1)、対数変換処理(ステップS2)、ビームハードニング補正処理(ステップS3)、チャネル間感度補正処理(ステップS4)、およびX線強度補正処理(レファレンス補正処理、線量補正処理ともいう)(ステップS5)を施し、補正済みファンビーム投影データを得る。前処理部601の不等間隔ファンパラ変換部603は、不等間隔ファンパラ変換処理を行い(ステップS6)、この補正済みファンビーム投影データを不等間隔パラレルビーム投影データに変換する。不等間隔パラレルビーム投影データは、画像再構成部602に入力される。なお、不等間隔ファンパラ変換処理については、後ほど詳しく説明する。
画像再構成部602は、不等間隔パラレルビーム投影データに対して、所定の画像再構成処理を施し、断層像であるCT画像を再構成する。本例では、フィルタ逆投影法による画像再構成処理を用いる。
図12にフィルタ逆投影法の概念図を示す。ここで、パラレルビーム投影データは、g(X,θ)として示される。また、一般的なフィルタ逆投影法は、例えば次式のように表すことができる。
Figure 0005601683
すなわち、フィルタ逆投影法では、不等間隔パラレルビーム投影データg(X,θ)をフーリエ変換し(ステップS7)、フーリエ変換したものに周波数空間で再構成関数|ω|を乗算し(ステップS8)、再構成関数を乗算したものを逆フーリエ変換する(ステップS9)ことにより、フィルタリング処理を行う。そして、フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データの逆投影処理を行い(ステップS10)、断層像を得る。なお、フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データの逆投影処理については、後ほど詳しく説明する。
ここで、不等間隔ファンパラ変換処理について、詳しく説明する。
図4は、不等間隔ファンパラ変換処理を説明するための図である。なお、説明の簡単のため、1ビューにつき、それぞれ中心から角度αだけ開いた合計3本のX線パスのX線ビームXB1〜XB3によるファンビームX線が照射され、X線検出器24は、それぞれのX線パスのX線ビームに対応する3つのX線検出素子XD1〜XD3を有している場合を想定する。そして、このようなデータ収集系による走査ガントリ2の回転部を回転させ、1回転あたり1000ビュー程度の撮影を行うものとする。
ここで、X線ビームの照射方向すなわち投影方向として、鉛直下向きに着目する。
図4において、ビューV1はX線ビームXB1のX線パスが略鉛直下向きになるビューであり、ビューV2はX線ビームXB2のX線パスが略鉛直下向きになるビューであり、ビューV3は、X線ビームXB3のX線パスが略鉛直下向きになるビューである。
ビューV1〜V3のそれぞれにおいて、X線検出素子XD1〜XD3によりファンビーム投影データが収集される。これら複数ビューのファンビーム投影データにおける各チャネルの投影データを並び替えて、ビューV1におけるX線検出素子XD1に対応するチャネルの投影データと、ビューV2におけるX線検出素子XD2に対応するチャネルの投影データと、ビューV3におけるX線検出素子XD3に対応するチャネルの投影データとを組み合わせる。これにより、3本のX線ビームXB1〜XB3に対応する投影データにより構成されるパラレルビーム投影データが得られる。
実際には、X線検出器24は、例えば円弧状に所定のピッチ(pitch)で配列された1000個程度のX線検出素子を有している。つまり、1ビューにつき、隣接するX線ビーム間の角度が微小な等角度Δαとなるように放射状に開いた1000本程度のX線パスのX線ビームが照射される。したがって、実際には、このような各チャネルの投影データの並び替えを、各ビューにおける1000チャネル程の投影データについて同様に行い、投影方向ごとに数百本〜1000本程のX線パスのX線ビームによるパラレルビーム投影データを得ることになる。
このとき得られるパラレルビーム投影データにおける各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームの位置は、図9のジオメトリから分かるように、その投影方向に直交する方向でのアイソセンタisoからの距離Dα(=Fi×sin(α),α=n・Δα+offset)で特定できる。ここで、FiはX線管20のX線焦点Fとアイソセンタisoとの距離である。また、nはパラレルビームのジオメトリにおけるチャネル番号であり、中心から外側に向かってn=0,1,2,・・・、並びに、−1,−2,−3,・・・である。つまり、上記のように、ファンビーム投影データにおける各チャネルの投影データを単純に並べ替えた場合、図5に示すように、各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームXBの間隔が、アイソセンタisoから離れるほど狭くなる不等間隔パラレルビーム投影データが得られる。
このように、ファンビーム投影データにおける各チャネルの投影データのパラレルビーム投影データへの並べ替えは行うが、等間隔化されたパラレルビーム投影データを得るための補間処理は行わない変換処理を施すことにより、ファンビーム投影データを不等間隔パラレルビーム投影データに変換する処理が、不等間隔ファンパラ変換処理である。
次に、フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データの逆投影処理について、詳しく説明する。
図6は、フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データの逆投影を概念的に示す図である。この図において、画像マトリクスGmは、画像再構成領域に対応する画像空間上の各画素、データ点g(X,θ)は、フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データにおける各チャネルの投影データを示している。また、図7は、フィルタリング処理済み不等間隔パラレルビーム投影データの逆投影処理の一例を示すフロー図である。
ステップT1では、X線ビームによる投影方向を選択する。例えば、図6に示すような投影方向Pd(投影角度θ)を選択する。なお本例では、説明の簡単のため、投影方向をxy平面上の方向として2次元的に考えるが、X線ビームのz方向の広がりを考慮した3次元画像再構成では、投影方向を三次元的に考える。
ステップT2では、ステップT1で選択した投影方向と平行なX線パスのX線ビームによる不等間隔パラレルビーム投影データを読み出す。例えば、図6に示すような投影方向Pdと平行なX線パスのX線ビームによる不等間隔パラレルビーム投影データg(X,θ)を読み出す。
ステップT3では、画像再構成領域に対応する画像空間Kにおいて、再構成する画素を選択する。例えば、図6に示すような座標(x,y)の画素px,yを選択する。
ステップT4では、ステップT3で選択した画素の中心を通り、ステップT1で選択した投影方向平行なラインを設定する。例えば、図6に示すような画素px,yの中心を通り、投影方向Pdと平行なラインLx,y,θを設定する。
ステップT5では、ステップT4で設定したライン上に乗るX線パスのX線ビームに対応する投影データ(以下、目的の投影データという)を、ステップT2で読み出した不等間隔パラレルビーム投影データである元データの補間処理により求める。例えば、図6に示すように、目的の投影データgx,y,θをチャネル方向(X方向)に挟む2つの元データを、元データと目的の投影データgx,y,θとのチャネル方向の距離に応じた重み付けで加重加算して求める。なお、この元データは、等間隔パラレルビーム投影データを得るための補間処理が行われていないデータであるから、当該補間処理による空間分解能の劣化がないデータである。
ステップT6では、ステップT5で求めたデータを逆投影する。例えば、図6に示すように、矢印BPに沿ってデータを逆投影する。
ステップT7では、ステップT3で選択した画素は最後の画素であるかを判定する。最後の画素であれば、次にステップT8に進む。最後の画素でなければ、ステップT3に戻り、次の画素を選択して処理を続ける。
ステップT8では、ステップT1で選択した投影方向は最後の投影方向であるかを判定する。最後の投影方向であれば、処理を終了する。最後の投影方向でなければ、ステップT1に戻り、次の投影方向を選択して処理を続ける。
ちなみに、等間隔パラレルビーム投影データの逆投影を概念的に示すと、図8のようになる。この場合、元データとなる等間隔パラレルビーム投影データg’(X,θ)は、パラレルビーム投影データをチャネル方向(X方向)に等間隔化するための補間処理が行われているデータであるから、当該補間処理による空間分解能が既に劣化しているデータである。したがって、目的の投影データg’x,y,θを元データの補間処理で求めると、求めた目的の投影データg’x,y,θはさらに空間分解能が劣化したデータとなってしまうことが分かる。
なお、パラレルビーム投影データに対して画像再構成処理を施す際には、当然ながら、パラレルビーム投影データにおける各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームの位置が特定されている必要がある。従来の等間隔パラレルビーム投影データの場合には、各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームの位置は等間隔であるため、その位置は単純に特定することができる。例えば、その位置を所定の座標系における座標で特定する場合、隣接するX線ビーム同士の間隔の倍数を用いて特定することができる。一方、本実施形態による不等間隔パラレルビーム投影データの場合には、各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームの位置は不等間隔であるため、そのような単純な特定方法が使えない。
そこで、上記の実施形態においては、不等間隔パラレルビーム投影データにおける各チャネルの投影データに対応するX線パスのX線ビームの位置を、アイソセンタからの距離Dα(=Fi×sin(α))を用いて特定するとよい。投影データに対応するX線パスのX線ビームの位置を比較的容易に特定することができる。ここで、αは、注目するチャネルの投影データが収集されたときのファンビームX線の中心線から当該チャネルの投影データに対応するX線パスまでの開き角度である。
このように、上記の実施形態によれば、ファンパラ変換において等間隔化のための補間処理を行わないので、X線検出器で得られた投影データのチャネル方向の潜在的な空間分解能を最大限に引き出すことができ、ファンパラ変換を行うことの利益、例えばアーチファクト低減を享受しつつ、空間分解能の低下を抑えたCT画像の画像再構成が可能となる。
以上、発明の実施形態について説明したが、発明の実施形態は上記のものに限定されず、発明の趣旨を逸脱しない範囲において、各部の構成、制御、処理およびこれらの組合せの様々な変更が可能である。
例えば、不等間隔パラレルビーム投影データに対して施す画像再構成処理としては、フィルタ逆投影法(フィルタード・バックプロジェクション法)の他、フーリエ変換法、逐次近似法、または重畳逆投影法(コンボリューション逆投影法)によるものを用いてもよい。
フィルタ逆投影法の利益は、高速な処理が可能である点、従来一般的に使用している方法であるため、製品への導入がスムーズである点などがある。ただし、フィルタ逆投影法では、不等間隔パラレルビーム投影データを周波数空間に変換してフィルタリング処理を行うが、この際に数学的な不正確さが含まれる。しかし、パラレルビーム投影データを不等間隔にした場合の誤差は、一般的な最大画像再構成領域である直径50〔cm〕の円領域の周辺部、つまりアイソセンタから約25〔cm〕の位置においては15%程度、一般的な画像診断を行う領域、例えば半径10〔cm〕の領域内においては数%程度であり、あまり影響はない。また、影響を受けるのは、アイソセンタから離れた部分であるため、画像診断を行う領域に関して大きな影響を与えず、空間分解能の低下を抑える利益に比べれば無視できる程度である。
また、このような画像再構成処理上の数学的な不正確さが気になる場合には、逐次近似法、あるいは、フィルタリング処理を周波数空間ではなく実空間で行う重畳逆投影法(コンボリューション逆投影法)などを用いればよい。重畳逆投影法において、実空間のコンボリューションフィルタは、パラレルビーム投影データのサンプリング間隔を入力とする関数で表される。これらの方法を用いれば、画像再構成処理上の数学的な正確さを保つことができる。
なお、上記の実施形態は、X線CT装置であるが、上記のような不等間隔ファンパラ変換を用いた画像再構成処理を行う画像生成装置や、コンピュータをこの画像生成装置として機能させるためのプログラムも、発明の実施形態の例である。
2 走査ガントリ
4 撮影テーブル
6 操作コンソール
8 撮影対象
20 X線管
22 コリメータ
24 X線検出器
26 データ収集部
28 X線コントローラ
30 コリメータコントローラ
34 回転部
36 回転コントローラ
60 中央処理装置
62 制御インタフェース
64 データ収集バッファ
66 記憶装置
68 表示装置
70 入力装置
400 X線ビーム
601 前処理部
602 画像再構成部
603 不等間隔ファンパラ変換部

Claims (7)

  1. X線CT装置を用いた撮影対象のスキャンにより収集されたファンビーム投影データをパラレルビーム投影データに変換する変換手段と、前記変換されたパラレルビーム投影データに画像再構成処理を施して画像を再構成する再構成手段とを備えた画像生成装置であって、
    前記変換手段は、前記ファンビーム投影データを構成する各チャネルの投影データを並べ替えて不等間隔パラレルビーム投影データを得る処理は行うが、不等間隔パラレルビーム投影データをチャネル方向に補間して等間隔パラレルビーム投影データを得る処理は行わないことにより、前記ファンビーム投影データを不等間隔パラレルビーム投影データに変換し、
    前記再構成手段は、前記不等間隔パラレルビーム投影データにおける各チャネルの投影データに対応するX線パスの位置を、該チャネルの投影データが収集されたときのファンビームX線の中心線から該X線パスまでの開き角度をパラメータとする三角関数を用いて特定し、該特定された位置を用いて前記画像再構成処理を行う画像生成装置。
  2. 前記画像再構成処理は、フィルタ逆投影法による画像再構成処理である請求項1に記載の画像生成装置。
  3. 前記フィルタ逆投影法による画像再構成処理は、画像再構成領域に対応する画像空間上の各画素について、所定のフィルタリング処理が施された不等間隔パラレルビーム投影データの補間処理により該画素を通る複数方向のX線パスに対応する投影データを生成し、該投影データを逆投影する処理である請求項2に記載の画像生成装置。
  4. 前記所定のフィルタリング処理は、前記不等間隔パラレルビーム投影データに対して、フーリエ変換、周波数空間での再構成関数の乗算、および逆フーリエ変換を順次行う処理である請求項3に記載の画像生成装置。
  5. 前記画像再構成処理は、逐次近似法または重畳逆投影法(コンボリューション逆投影法)による画像再構成処理である請求項1に記載の画像生成装置。
  6. コンピュータを、請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像生成装置として機能させるためのプログラム。
  7. 請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の画像生成装置を備えているX線CT装置。
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