JPH082356B2 - X線断層撮影装置 - Google Patents
X線断層撮影装置Info
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- JPH082356B2 JPH082356B2 JP62060069A JP6006987A JPH082356B2 JP H082356 B2 JPH082356 B2 JP H082356B2 JP 62060069 A JP62060069 A JP 62060069A JP 6006987 A JP6006987 A JP 6006987A JP H082356 B2 JPH082356 B2 JP H082356B2
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- Apparatus For Radiation Diagnosis (AREA)
- Image Processing (AREA)
- Image Analysis (AREA)
- Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、ファンビームX線を用いたX線断層装置、
特に、断層像の画質の向上と像再構成演算の高速化をは
かってなるX線断層装置に関する。
特に、断層像の画質の向上と像再構成演算の高速化をは
かってなるX線断層装置に関する。
ファンビームX線断層装置(CT装置)で計測した投影
データから、断層像を再構成するアルゴリズムとして
は、例えば投影データにフィルタ補正処理を施し、逆投
影処理する直接逆投影法(Direct Back Projection Met
hod。以後ダイレクト法と呼ぶ。例えばUSP.4149247号参
照)と、投影データを平行ビームに並べ換えたのち、フ
ィルタ補正処理及び逆投影処理を施す方法(以後、アレ
ンジ法と呼ぶ。例えば米国再発行特許30947号参照)と
がよく知られている。
データから、断層像を再構成するアルゴリズムとして
は、例えば投影データにフィルタ補正処理を施し、逆投
影処理する直接逆投影法(Direct Back Projection Met
hod。以後ダイレクト法と呼ぶ。例えばUSP.4149247号参
照)と、投影データを平行ビームに並べ換えたのち、フ
ィルタ補正処理及び逆投影処理を施す方法(以後、アレ
ンジ法と呼ぶ。例えば米国再発行特許30947号参照)と
がよく知られている。
計測したファンビーム(投影データ)を定義するの
に、第3図のような計測幾何学系を考える。この計測幾
何学系は、回転中心Oを中心として、X線源Sをこの回
転中心Oのまわりに回転させた例であり、x−yの直角
座標系を採用した。図で、各記号は以下の意味をなす。
に、第3図のような計測幾何学系を考える。この計測幾
何学系は、回転中心Oを中心として、X線源Sをこの回
転中心Oのまわりに回転させた例であり、x−yの直角
座標系を採用した。図で、各記号は以下の意味をなす。
D…X線源Sと回転中心(原点)Oとを結ぶ距離。
β…X線源Sと回転中心(原点)Oとを結ぶ直線とx軸
とが交わる点での角度。
とが交わる点での角度。
α…X線源Sと回転中心(原点)Oとを結ぶ直線と、1
個のファンビームX線Lと交わる点での角度。
個のファンビームX線Lと交わる点での角度。
θ…1個のファンビームX線Lとx軸とが交わる点での
角度。
角度。
t…回転中心OからファンビームX線Lへ垂線を下した
場合での、中心OからファンビームX線Lの垂線交点ま
での距離。
場合での、中心OからファンビームX線Lの垂線交点ま
での距離。
以上の各記号で、Dは固定値、αは各ファンビームX
線によって決まる値でありX線検出器番号に対応する値
である。従って、αは、X線源Sの1つの位置でn個を
有する(但し、n個のX線検出器数とする)。図で任意
の1つをαで示した。X線源Sは、回転中心Oを中心と
して回転するため、その回転ピッチ単位の位置をとる。
βがX線源の位置(角度位置)を示すことになる。
線によって決まる値でありX線検出器番号に対応する値
である。従って、αは、X線源Sの1つの位置でn個を
有する(但し、n個のX線検出器数とする)。図で任意
の1つをαで示した。X線源Sは、回転中心Oを中心と
して回転するため、その回転ピッチ単位の位置をとる。
βがX線源の位置(角度位置)を示すことになる。
ここで、X線源角度βとX線ビームへの開き角αとに
より計測したファンビーム投影データH(α,β)を定
義できる。t,θ,α,βの関係は(1),(2)式とな
る。
より計測したファンビーム投影データH(α,β)を定
義できる。t,θ,α,βの関係は(1),(2)式とな
る。
t=D・sinα ……(1) θ=α+β ……(2) この関係を、横軸にt,縦軸にθをとって表現したのが
第11図である。図は、X線源角度βが、β=β(j−
1),β=β(j),β=β(j+1)の3通りの例を
示す。βpは角度サンプルピッチ,αpは検出器素子間角
度ピッチを示す。この図より明らかなように、ファンビ
ーム計測による各計測位置(図中、黒丸印部)は、各X
線源角度位置β(j−1),β(j),β(j+1)で
S字曲線上に並び、さらに、θ軸方向には、検出器素子
間角度ピッチαpで等間隔に並ぶ。そのため、t軸方向
には不等間隔に並び、回転中心から離れるに従い間隔が
狭くなる。但し、第11図では、αp/αβ=0.5とした。
第11図である。図は、X線源角度βが、β=β(j−
1),β=β(j),β=β(j+1)の3通りの例を
示す。βpは角度サンプルピッチ,αpは検出器素子間角
度ピッチを示す。この図より明らかなように、ファンビ
ーム計測による各計測位置(図中、黒丸印部)は、各X
線源角度位置β(j−1),β(j),β(j+1)で
S字曲線上に並び、さらに、θ軸方向には、検出器素子
間角度ピッチαpで等間隔に並ぶ。そのため、t軸方向
には不等間隔に並び、回転中心から離れるに従い間隔が
狭くなる。但し、第11図では、αp/αβ=0.5とした。
ダイレクト法は、第11図の黒丸印で示したファンビー
ム投影データH(α,β)にそのままファンビームの逆
投影演算を施すことによって断層像を再構成する。しか
し、ファンビームの逆投影演算は、X線ビームがX線源
から検出器に向かって広がっているための補正(Partia
l Fan Beam Effect)を全画素に対して行う必要がある
など、逆投影演算に膨大な時間を必要とする。また、こ
の傾向は高画質化のために再構成画素数の増大,投影数
の増加をした場合には、さらに顕著になる。
ム投影データH(α,β)にそのままファンビームの逆
投影演算を施すことによって断層像を再構成する。しか
し、ファンビームの逆投影演算は、X線ビームがX線源
から検出器に向かって広がっているための補正(Partia
l Fan Beam Effect)を全画素に対して行う必要がある
など、逆投影演算に膨大な時間を必要とする。また、こ
の傾向は高画質化のために再構成画素数の増大,投影数
の増加をした場合には、さらに顕著になる。
それに対し、アレンジ法においてはt−θ座標の格子
点の位置にある平行ビームP(t,θ)へ並べ換えた後、
平行ビームの逆投影演算を施すことによって断層像を再
構成する。このようなファンビームから平行ビームへの
並べ換え演算をアレンジメント演算とも呼ぶ。しかし、
アレンジメント演算はファンビームが曲線であること、
t軸方向に不等間隔に並ぶことのために、平行ビームを
算出するのにt軸方向及びθ軸方向に補正操作が必要と
なり、画質低下の要因となっている。特に、CT装置にお
いては、チャンネル方向(t軸方向)のサンプリング・
ピッチが空間分解能を決定する大きな因子であり、t軸
方向の補間は空間分解能劣化の原因となる。
点の位置にある平行ビームP(t,θ)へ並べ換えた後、
平行ビームの逆投影演算を施すことによって断層像を再
構成する。このようなファンビームから平行ビームへの
並べ換え演算をアレンジメント演算とも呼ぶ。しかし、
アレンジメント演算はファンビームが曲線であること、
t軸方向に不等間隔に並ぶことのために、平行ビームを
算出するのにt軸方向及びθ軸方向に補正操作が必要と
なり、画質低下の要因となっている。特に、CT装置にお
いては、チャンネル方向(t軸方向)のサンプリング・
ピッチが空間分解能を決定する大きな因子であり、t軸
方向の補間は空間分解能劣化の原因となる。
一方、ダイレクト法,アレンジ法における前記のよう
な問題点の解決法として、X線ビームの投影角θを第1
の座標軸とし、回転中心とX線ビームの距離をX線管と
回転中心間距離で割ったものt/Dの逆正弦に比例する不
均一な軸uを新たに導入し、それを第2の座標軸とした
とき、前記座標系において平行ビームへの並べ換え処理
を行ない、得られた不均一な位置における平行ビーム
(以後、単に不均一平行ビームと呼ぶ。)を用いて画像
再構成することを特徴とする画像再構成アルゴリズムが
ある。(このアルゴリズムを新アレンジ法,不均一平行
ビームへの並べ換え演算を新アレンジメント演算と呼
ぶ) 即ち、計測したファンビームに対しu−θの2次元座
標を設定すると、α,βと座標(u,θ)の関係は、 u=sin-1(t/D)=α ……(3) θ=α+β ……(4) となり、横軸にu,縦軸にθをとり各投影データの計測位
置を表したのが第12図である。このように不均一座標に
おて平行ビームへの並べ換え演算を行うと、u−θ座標
の格子点の位置にある不均一平行ビームP(u,θ)が求
められる。不均一座標における平行ビームへの並べ換え
は、ファンビームがt軸方向に不均一で、そのu軸方向
成分が不均一平行ビームと完全に一致することからθ方
向の補間操作だけで平行ビームを求めることができ、空
間分解能劣化の原因となるα方向の補間操作が省略でき
る。さらに、平行ビームに並べ換えたことによりダイレ
クト法に比べ大幅に演算時間を短縮できる。
な問題点の解決法として、X線ビームの投影角θを第1
の座標軸とし、回転中心とX線ビームの距離をX線管と
回転中心間距離で割ったものt/Dの逆正弦に比例する不
均一な軸uを新たに導入し、それを第2の座標軸とした
とき、前記座標系において平行ビームへの並べ換え処理
を行ない、得られた不均一な位置における平行ビーム
(以後、単に不均一平行ビームと呼ぶ。)を用いて画像
再構成することを特徴とする画像再構成アルゴリズムが
ある。(このアルゴリズムを新アレンジ法,不均一平行
ビームへの並べ換え演算を新アレンジメント演算と呼
ぶ) 即ち、計測したファンビームに対しu−θの2次元座
標を設定すると、α,βと座標(u,θ)の関係は、 u=sin-1(t/D)=α ……(3) θ=α+β ……(4) となり、横軸にu,縦軸にθをとり各投影データの計測位
置を表したのが第12図である。このように不均一座標に
おて平行ビームへの並べ換え演算を行うと、u−θ座標
の格子点の位置にある不均一平行ビームP(u,θ)が求
められる。不均一座標における平行ビームへの並べ換え
は、ファンビームがt軸方向に不均一で、そのu軸方向
成分が不均一平行ビームと完全に一致することからθ方
向の補間操作だけで平行ビームを求めることができ、空
間分解能劣化の原因となるα方向の補間操作が省略でき
る。さらに、平行ビームに並べ換えたことによりダイレ
クト法に比べ大幅に演算時間を短縮できる。
ここで平行ビームとは、u−θ座標系上で、θの値毎
に得られる値を云う。即ち、第12図で1つのθに対して
複数個のuが得られるとすると、そのuの各値はその1
つのθに対しての平行ビームとみれる。
に得られる値を云う。即ち、第12図で1つのθに対して
複数個のuが得られるとすると、そのuの各値はその1
つのθに対しての平行ビームとみれる。
また、空間分解能は、本来検出器素子間隔つまりサン
プリング・ピッチによって決定される。従来空間分解能
を向上させる手法としては、例えば、「特開昭61-7407
1」のように均一な座標系において計測データに補間値
を内挿して投影データのデータ点数を増やし、見掛け上
のサンプリング・ピッチを細かくすることによって投影
データの周波数帯域を拡げる方法が提案されている。
プリング・ピッチによって決定される。従来空間分解能
を向上させる手法としては、例えば、「特開昭61-7407
1」のように均一な座標系において計測データに補間値
を内挿して投影データのデータ点数を増やし、見掛け上
のサンプリング・ピッチを細かくすることによって投影
データの周波数帯域を拡げる方法が提案されている。
しかし、新アレンジ法において前記のような均一な座
標系における高分解能処理の手法は適用できるものでな
かった。X線CT装置などの医用画像診断装置において
は、中耳や脊椎などの比較的高コントラストの領域の微
小病変を観察する場合に、高い空間分解能が必要とされ
る。
標系における高分解能処理の手法は適用できるものでな
かった。X線CT装置などの医用画像診断装置において
は、中耳や脊椎などの比較的高コントラストの領域の微
小病変を観察する場合に、高い空間分解能が必要とされ
る。
本発明の目的は、新アレンジ法において不均一な座標
系において高分解能処理を施してなるX線断層装置を提
供することにある。
系において高分解能処理を施してなるX線断層装置を提
供することにある。
本発明は、X線断層装置において、不均一座標系にお
いて平行ビームへの並べ換え処理を行う処理手段と、こ
の処理後に高分解能化処理を行う処理手段とを具えた。
いて平行ビームへの並べ換え処理を行う処理手段と、こ
の処理後に高分解能化処理を行う処理手段とを具えた。
不均一座標系において平行ビームに並べ換えた後、逆
投影処理を施す再構成処理において、高分解能化の処理
がなされる。
投影処理を施す再構成処理において、高分解能化の処理
がなされる。
本発明の処理手順の実施例を第2図に示す。この処理
例は、フィルタ補正逆投影法(FBP法と略す)による例
である。被検査体110にファンビームX線を照射する。
多チャンネルX線検出器で被検査体透過X線を検出し、
この検出値をAD変換して、投影データの収集を行う(11
1)。次に、検出器素子の検出特性に応じた補正などの
前処理を行う(112)。
例は、フィルタ補正逆投影法(FBP法と略す)による例
である。被検査体110にファンビームX線を照射する。
多チャンネルX線検出器で被検査体透過X線を検出し、
この検出値をAD変換して、投影データの収集を行う(11
1)。次に、検出器素子の検出特性に応じた補正などの
前処理を行う(112)。
従来のFBP法では、処理116,117はなく、処理112から
処理113へ直接に移る。この結果、従来のFBP法では前処
理完了後に、逆投影時のぼけを修正するためのフィルタ
補正処理(113)を行い、次いで逆投影処理(114)を行
う。この結果、断層像を得る(115)。
処理113へ直接に移る。この結果、従来のFBP法では前処
理完了後に、逆投影時のぼけを修正するためのフィルタ
補正処理(113)を行い、次いで逆投影処理(114)を行
う。この結果、断層像を得る(115)。
然るに本実施例では、処理112と113との間に、2つの
処理116,117を加えた。処理116では、不均一ビームの並
べ換え処理を行い、処理117では高分解能化処理を行
う。
処理116,117を加えた。処理116では、不均一ビームの並
べ換え処理を行い、処理117では高分解能化処理を行
う。
処理117での高分解能化の手法としては、高周波数領
域を強調したフィルタを作用させる周波数処理の他に投
影データのデータ点数を増やし、見掛け上のサンプリン
グ・ピッチを細かくすることによって投影データの周波
数帯域を拡げる方法がある。本発明は後者に属するもの
である。
域を強調したフィルタを作用させる周波数処理の他に投
影データのデータ点数を増やし、見掛け上のサンプリン
グ・ピッチを細かくすることによって投影データの周波
数帯域を拡げる方法がある。本発明は後者に属するもの
である。
手法1: 新アレンジメント演算によって得られるある不均一平
行ビームに対し、データ点数を2倍にすることを考え
る。通常、均一な座標におけるデータの内挿は、近傍2
点R1,R2からの線形補間により内挿値R′を求めるとす
れば、内挿位置δはR1,R2の中点となり、δ=0.5となる
から、次式のようになりR1,R2の平均値として求められ
る(第3図(a))。
行ビームに対し、データ点数を2倍にすることを考え
る。通常、均一な座標におけるデータの内挿は、近傍2
点R1,R2からの線形補間により内挿値R′を求めるとす
れば、内挿位置δはR1,R2の中点となり、δ=0.5となる
から、次式のようになりR1,R2の平均値として求められ
る(第3図(a))。
R′=(1−δ)×R1+δ×R2 =(R1+R2)/2 ……(5) それに対し、不均一平行ビームP(u,θ)のデータ点
数を増やすには、不均一な位置に内挿しなければならな
い。つまり、t軸上の内挿位置δtはu軸上では各サン
プル点の中点(図×印)に対応する。よって、t軸上で
は内挿する位置も不均一に並ぶ。そこで、第4図に示し
たように2点Pi,Pi+1の間に補間値を線形補間により
内挿するとし、ビームPi+1のu軸成分を α=u(i+1) ……(6) とすれば、補間位置δtは、 となる。よって、計測時の投影データ点数をn(チャン
ネル数)とし、不均一平行ビームをP(i,θ)とし、デ
ータ点数を増やした後の不均一平行ビームを同様にP′
(j,θ)とすれば、 で与えられる。また、第3図(b)のようにデータ点数
をa倍に点数を増やす場合も同様にu軸上で均等にa分
割された位置に補正値を内挿することによって求めるこ
とができる。
数を増やすには、不均一な位置に内挿しなければならな
い。つまり、t軸上の内挿位置δtはu軸上では各サン
プル点の中点(図×印)に対応する。よって、t軸上で
は内挿する位置も不均一に並ぶ。そこで、第4図に示し
たように2点Pi,Pi+1の間に補間値を線形補間により
内挿するとし、ビームPi+1のu軸成分を α=u(i+1) ……(6) とすれば、補間位置δtは、 となる。よって、計測時の投影データ点数をn(チャン
ネル数)とし、不均一平行ビームをP(i,θ)とし、デ
ータ点数を増やした後の不均一平行ビームを同様にP′
(j,θ)とすれば、 で与えられる。また、第3図(b)のようにデータ点数
をa倍に点数を増やす場合も同様にu軸上で均等にa分
割された位置に補正値を内挿することによって求めるこ
とができる。
手法2: 通常,X線源とX線検出器の幾何学的位置関係は第5図
のようにX線源85とX線検出器81が対向して配置され、
検出器列81の中心84は回転中心軸86上にあり、回転中心
軸に対して左右対称である。即ち、検出器素子82と88と
は対称となる。それに対し,第6図のように検出器列81
の中心を回転中心軸86から検出器素子間の角度間隔αp
の1/4だけ角度シフトさせた検出器(これをオフセット
検出器と呼ぶ)を考える。シフトの方向はどちらでもよ
いが、本例においては検出器からX線源を見て、検出器
列の中心を左側にシフトする場合を−(マイナス),右
側にシフトする場合を+(プラス)とし、−方向にシフ
トするものと統一とする。
のようにX線源85とX線検出器81が対向して配置され、
検出器列81の中心84は回転中心軸86上にあり、回転中心
軸に対して左右対称である。即ち、検出器素子82と88と
は対称となる。それに対し,第6図のように検出器列81
の中心を回転中心軸86から検出器素子間の角度間隔αp
の1/4だけ角度シフトさせた検出器(これをオフセット
検出器と呼ぶ)を考える。シフトの方向はどちらでもよ
いが、本例においては検出器からX線源を見て、検出器
列の中心を左側にシフトする場合を−(マイナス),右
側にシフトする場合を+(プラス)とし、−方向にシフ
トするものと統一とする。
オフセット検出器で計測したファンビームは、前記の
不均一な座標u−θ座標で計測データと同様にu軸方向
に1/4のオフセットを持つ不均一平行ビームに並べ換え
る事ができる(第7図)。また、ある角度θにおける不
均一平行ビームは第8図に示したようにX線源85(A)
とX線検出器81(A)の対が平行移動しながら不均一な
間隔で計測したものと考えることができる。ここで、あ
る角度θとθ+180°の不均一平行ビームを考えると、
第8図のようにθ+180°の不均一平行ビームも同様に
X線源85(B)とX線検出器81(B)の対の平行移動に
よって計測されたものと考えられるから、180°互いに
対向する1/4のオフセッをもった不均一平行ビームは、
シフト量δtが相対的に2δとなる。これは第9図のよ
うに、u軸上では互いに他方の中点に並ぶことを意味す
る。つまり、180°互いに対向する1/4のオフセッをもっ
た不均一平行ビームは、相対的にシフト量が1/2となり
お互いに補間し合う位置関係になる。そこでこれを利用
し、検出器の開口幅が半分の検出器列81を仮想的に考
え、計測時の投影データ点数をnとし、データ点数を増
やした後の不均一平行ビームを同様にP′(j,θ)とす
れば、 なる投影データを作成しデータ点数を増大することがで
きる。この場合には、後半の180°分の投影データは前
半の0°〜180°の投影データとまったく同じになるた
め演算は180°分だけで済むことになり、フイルタ補正
後の投影データをG(u,θ)とすれば、 により再構成画像f(x,y)が得られる。
不均一な座標u−θ座標で計測データと同様にu軸方向
に1/4のオフセットを持つ不均一平行ビームに並べ換え
る事ができる(第7図)。また、ある角度θにおける不
均一平行ビームは第8図に示したようにX線源85(A)
とX線検出器81(A)の対が平行移動しながら不均一な
間隔で計測したものと考えることができる。ここで、あ
る角度θとθ+180°の不均一平行ビームを考えると、
第8図のようにθ+180°の不均一平行ビームも同様に
X線源85(B)とX線検出器81(B)の対の平行移動に
よって計測されたものと考えられるから、180°互いに
対向する1/4のオフセッをもった不均一平行ビームは、
シフト量δtが相対的に2δとなる。これは第9図のよ
うに、u軸上では互いに他方の中点に並ぶことを意味す
る。つまり、180°互いに対向する1/4のオフセッをもっ
た不均一平行ビームは、相対的にシフト量が1/2となり
お互いに補間し合う位置関係になる。そこでこれを利用
し、検出器の開口幅が半分の検出器列81を仮想的に考
え、計測時の投影データ点数をnとし、データ点数を増
やした後の不均一平行ビームを同様にP′(j,θ)とす
れば、 なる投影データを作成しデータ点数を増大することがで
きる。この場合には、後半の180°分の投影データは前
半の0°〜180°の投影データとまったく同じになるた
め演算は180°分だけで済むことになり、フイルタ補正
後の投影データをG(u,θ)とすれば、 により再構成画像f(x,y)が得られる。
手法3: 手法2は逆投影演算が180°分で済むため演算時間が
少なくなるという利点があったが、180°対向するデー
タを利用するために、計測開始から新アレンジメント演
算によって180°分以上の不均一平行ビームを得るまで
はその後のフィルタ補正処理,逆投影処理を順次実行す
ることができない。そこで、 とし、間に零を内挿し得られた投影データに関して全角
度方向0〜2πまで逆投影演算を行うと、第8図からも
判るように、P′(j,θ)のj=2iの項の逆投影経路と
P′(j,θ+180°)のj=2i−1(i=n,n−1,n−2,
…,1)の項の逆投影経路が完全に一致する。そのため、
手法2と同様の効果が得られ、新アレンジメント演算結
果を順次処理できる。手法1,手法2あるいは手法3によ
って2n点に拡張されたデータは、フィルタ補正処理を行
った後、逆投影演算が施されるが、新アレンジ法におい
ては平行ビームの並びが不均一であるため、従来の等間
隔な平行ビームの逆投影処理をそのまま施すと、周辺部
にいくほど画像が拡大されてしまうだけでなく、CT値も
正しく求められない。そこで、その補正を施す必要があ
る。
少なくなるという利点があったが、180°対向するデー
タを利用するために、計測開始から新アレンジメント演
算によって180°分以上の不均一平行ビームを得るまで
はその後のフィルタ補正処理,逆投影処理を順次実行す
ることができない。そこで、 とし、間に零を内挿し得られた投影データに関して全角
度方向0〜2πまで逆投影演算を行うと、第8図からも
判るように、P′(j,θ)のj=2iの項の逆投影経路と
P′(j,θ+180°)のj=2i−1(i=n,n−1,n−2,
…,1)の項の逆投影経路が完全に一致する。そのため、
手法2と同様の効果が得られ、新アレンジメント演算結
果を順次処理できる。手法1,手法2あるいは手法3によ
って2n点に拡張されたデータは、フィルタ補正処理を行
った後、逆投影演算が施されるが、新アレンジ法におい
ては平行ビームの並びが不均一であるため、従来の等間
隔な平行ビームの逆投影処理をそのまま施すと、周辺部
にいくほど画像が拡大されてしまうだけでなく、CT値も
正しく求められない。そこで、その補正を施す必要があ
る。
まず、CT値の補正はフィルタ補正処理の際に補正す
る。基本的に、逆投影時のボケを補正するフィルタ関数
は、周波数にほぼ比例し、高い空間周波数に向かって強
調する関数となっている。そのため、実長tと異なる不
均一な座標軸uを用いたフィルタ補正処理後の値は、u
軸成分の余弦に逆比例する変調をうけ周辺部ほど小さく
なる。そこで、従来のアレンジ法におけるフィルタ補正
処理 g(t,θ)=W(t)・P(t−t′,θ)dt′ ……
(12) に対し、式(3)より dt=D・cos(u)du ……(13) の関係から、 なる処理によってCT値の補正を行う。
る。基本的に、逆投影時のボケを補正するフィルタ関数
は、周波数にほぼ比例し、高い空間周波数に向かって強
調する関数となっている。そのため、実長tと異なる不
均一な座標軸uを用いたフィルタ補正処理後の値は、u
軸成分の余弦に逆比例する変調をうけ周辺部ほど小さく
なる。そこで、従来のアレンジ法におけるフィルタ補正
処理 g(t,θ)=W(t)・P(t−t′,θ)dt′ ……
(12) に対し、式(3)より dt=D・cos(u)du ……(13) の関係から、 なる処理によってCT値の補正を行う。
また、周辺部の拡大効果については、従来のアレンジ
法における平行ビーム逆投影処理は、次にように表わさ
れる。
法における平行ビーム逆投影処理は、次にように表わさ
れる。
t=x・sinθ−y・cosθ ……(15) そこで、式(3),(15)より u=sin{(x・sinθ−y・cosθ)/D} ……(17) として、拡大効果を補正し、 なる処理によって正しい再構成画像f(x,y)を得るこ
とができる。ただし、Σの上限2πは手法2を用いた場
合には、前述の通りπとなる。
とができる。ただし、Σの上限2πは手法2を用いた場
合には、前述の通りπとなる。
本実施例の高分解能処理(データ拡張)は、フィルタ
補正後に施しても同様な効果を得ることができる。
補正後に施しても同様な効果を得ることができる。
第1図は、本発明の実施例であって、特に手法2で高
分解能化する場合の画像再構成処理部のブロック図であ
る。
分解能化する場合の画像再構成処理部のブロック図であ
る。
同図により本発明の実施例を説明する。
画像再構成部は2次元RAM120と、高分解能処理部、フ
ィルタ補正処理部、逆投影処理部、画像表示部からなっ
ている。新アレンジメント演算によって得られた不均一
平行ビームはuとθで指定される2次元RAM120に蓄えら
れる。RAM120は検出器のチャンネル数をp,最大の計測投
影数(角度方向サンプル数)をqとすれば、p×q個の
データをたくわえられる容量を持つ。
ィルタ補正処理部、逆投影処理部、画像表示部からなっ
ている。新アレンジメント演算によって得られた不均一
平行ビームはuとθで指定される2次元RAM120に蓄えら
れる。RAM120は検出器のチャンネル数をp,最大の計測投
影数(角度方向サンプル数)をqとすれば、p×q個の
データをたくわえられる容量を持つ。
高分解能処理部300はRAM120から角度θにおける不均
一平行ビームを2×P個のデータ長のバッファ(A)12
1Aに1つおきに読み込み、 A(j)=P(1,0) ただし、j=2i−1 (j=
1,2,3…p)を得る。次に、θ+180°の不均一平行ビー
ムを2×p個のデータ長のバッファ(B)121Bに逆順に
1つおきに読み込み、 B(j)=P(i,θ+180°) ただし、j=2i
(i=p,p−1,p−2,…,1)を得る。その後、バッファA,
Bは加算器121Cに入力され、加算結果が2×p個のデー
タ長のバッファ122に高分解能処理結果、すなわち、式
(9)におけるP′として得られる。
一平行ビームを2×P個のデータ長のバッファ(A)12
1Aに1つおきに読み込み、 A(j)=P(1,0) ただし、j=2i−1 (j=
1,2,3…p)を得る。次に、θ+180°の不均一平行ビー
ムを2×p個のデータ長のバッファ(B)121Bに逆順に
1つおきに読み込み、 B(j)=P(i,θ+180°) ただし、j=2i
(i=p,p−1,p−2,…,1)を得る。その後、バッファA,
Bは加算器121Cに入力され、加算結果が2×p個のデー
タ長のバッファ122に高分解能処理結果、すなわち、式
(9)におけるP′として得られる。
次に、この高分解能処理結果はフィルタ補正処理部40
0に入力され、逆投影演算によるぼけをあらかじめ補正
する。入力された高分解能処理結果はフーリエ変換器12
3によって周波数空間に変換され、重み計数テーブル124
から読みだした周波数重み関数W(u)と乗算器121Dで
乗じられる。この周波数重みには例えばラマチャンドラ
ン(Ramachandran)とラクスミナラヤナン(Lakshminar
ayanan)によって提案されたy=|ω|(|ω|≦Jn;J
nはサンプリング間隔によって決定される最高周波数)
のように、ほぼ周波数に比例し高い周波数成分を強調す
るフィルタ関数を用いる。
0に入力され、逆投影演算によるぼけをあらかじめ補正
する。入力された高分解能処理結果はフーリエ変換器12
3によって周波数空間に変換され、重み計数テーブル124
から読みだした周波数重み関数W(u)と乗算器121Dで
乗じられる。この周波数重みには例えばラマチャンドラ
ン(Ramachandran)とラクスミナラヤナン(Lakshminar
ayanan)によって提案されたy=|ω|(|ω|≦Jn;J
nはサンプリング間隔によって決定される最高周波数)
のように、ほぼ周波数に比例し高い周波数成分を強調す
るフィルタ関数を用いる。
次に、ボケ補正処理を施した投影データは、逆フーリ
エ変換器125によって実空間に戻した後、式(14)にお
けるCT値の補正処理を施す。テーブル126には式(14)
における補正項1/cos(u)が蓄えられており前記逆フ
ーリエ変換結果と乗じ、CT値を乗算器121Eでの乗算によ
って補正する。このようにしてCT値の補正、ボケ補正、
及び高分解能化処理を施された投影データは次に逆投影
演算部に入力される。
エ変換器125によって実空間に戻した後、式(14)にお
けるCT値の補正処理を施す。テーブル126には式(14)
における補正項1/cos(u)が蓄えられており前記逆フ
ーリエ変換結果と乗じ、CT値を乗算器121Eでの乗算によ
って補正する。このようにしてCT値の補正、ボケ補正、
及び高分解能化処理を施された投影データは次に逆投影
演算部に入力される。
逆投影演算部500では再構成マトリクスである2次元
メモリ129のx,y方向のカウンタ130により演算の対象と
なる各画素が指定される。また、ビーム計算器128では
x,yカウンタ130及びカウンタ133の値から、式(17)に
より、x,yカウンタ130で指定された2次元メモリ129の
画素(x,y)へ寄付した不均一平行ビーム投影データの
アドレスを計算する。その結果をバッファ127のアドレ
スラインに入力することにより画素(x,y)に逆投影す
べき値が出力され、画素(x,y)に対し加算器121Fで加
算処理を行う。次に、角度θにおける1画素の演算を終
了するとx,yカウンタのx成分に1が加算され、再構成
マトリクスサイズm×nとすれば、同様の処理をmまで
実行する。さらに、xカウンタがmを越えオーバーフロ
ーするとx,yカウンタのx成分は1にリセットされy成
分に1が加算される。このようにしてx方向の1ライン
分(m画素)に対する演算がn回実行されたのち、x,y
カウンタのy成分がnを越えオーバーフローすると、角
度θにおける投影データの逆投影演算が全画素m×nに
対して終了する。また、x,yカウンタは共に1にリセッ
トされると共に0カウンタは1角度分だけカウントされ
次の角度θ′およびθ′+180°における不均一平行ビ
ーム投影データがバッファA,Bに読み込まれる。同様に
して角度θにおける不均一平行ビーム投影データの全画
素に対する寄与を180°分求めることによって被撮影体
の断層面におけるCT値の分布像である再構成画像が得ら
れる。
メモリ129のx,y方向のカウンタ130により演算の対象と
なる各画素が指定される。また、ビーム計算器128では
x,yカウンタ130及びカウンタ133の値から、式(17)に
より、x,yカウンタ130で指定された2次元メモリ129の
画素(x,y)へ寄付した不均一平行ビーム投影データの
アドレスを計算する。その結果をバッファ127のアドレ
スラインに入力することにより画素(x,y)に逆投影す
べき値が出力され、画素(x,y)に対し加算器121Fで加
算処理を行う。次に、角度θにおける1画素の演算を終
了するとx,yカウンタのx成分に1が加算され、再構成
マトリクスサイズm×nとすれば、同様の処理をmまで
実行する。さらに、xカウンタがmを越えオーバーフロ
ーするとx,yカウンタのx成分は1にリセットされy成
分に1が加算される。このようにしてx方向の1ライン
分(m画素)に対する演算がn回実行されたのち、x,y
カウンタのy成分がnを越えオーバーフローすると、角
度θにおける投影データの逆投影演算が全画素m×nに
対して終了する。また、x,yカウンタは共に1にリセッ
トされると共に0カウンタは1角度分だけカウントされ
次の角度θ′およびθ′+180°における不均一平行ビ
ーム投影データがバッファA,Bに読み込まれる。同様に
して角度θにおける不均一平行ビーム投影データの全画
素に対する寄与を180°分求めることによって被撮影体
の断層面におけるCT値の分布像である再構成画像が得ら
れる。
得られた再構成画像はDA変換器131によってアナログ
のビデオ信号に変換され表示装置132に画像が表示され
る。
のビデオ信号に変換され表示装置132に画像が表示され
る。
本発明の高分解能処理を用いることによって、コスト
パフォーマンスの高い画像再構成アルゴリズムである新
アレンジ法において、微小病変の診断に不可欠な高い空
間分解能の再構成画像を得ることができ、粒状性も細か
い診断しやすい画像を得ることができる。
パフォーマンスの高い画像再構成アルゴリズムである新
アレンジ法において、微小病変の診断に不可欠な高い空
間分解能の再構成画像を得ることができ、粒状性も細か
い診断しやすい画像を得ることができる。
第1図は本発明のX線断層装置の実施例図、第2図は本
発明の処理フロー例図、第3図(a),(b)及び第4
図は内挿例図、第5図は通常のX線源とX線検出器との
位置関係の説明図、第6図はオフセット方式でのX線源
とX線検出器との位置関係の説明図、第7図は不均一平
行ビームに並べ換えの説明図、第8図はデータ点数増大
の説明図、第9図はデータ埋め込みの説明図、第10図は
X線源とX線ビームの座標系を示す図、第11図はθ−t
座標系での投影データH(α,β)の位置を示す図、第
12図はu−θ座標系での投影データの計測位置を示す図
である。 300……高分解能化処理部、400……フィルタ補正処理
部、500……逆投影演算処理部。
発明の処理フロー例図、第3図(a),(b)及び第4
図は内挿例図、第5図は通常のX線源とX線検出器との
位置関係の説明図、第6図はオフセット方式でのX線源
とX線検出器との位置関係の説明図、第7図は不均一平
行ビームに並べ換えの説明図、第8図はデータ点数増大
の説明図、第9図はデータ埋め込みの説明図、第10図は
X線源とX線ビームの座標系を示す図、第11図はθ−t
座標系での投影データH(α,β)の位置を示す図、第
12図はu−θ座標系での投影データの計測位置を示す図
である。 300……高分解能化処理部、400……フィルタ補正処理
部、500……逆投影演算処理部。
Claims (2)
- 【請求項1】X線源と、 このX線源と対向して回転すると共に、回転中心に対し
て1/4オフセットを持つ構成の多チャンネルX線検出器
と、 この検出器の出力データD(α、β)(但し、βは投影
角度、αはX線ビームの開き角)を不均一平行ビームデ
ータP(u、θ)(但し、u=sin−1(t/D)=α、θ
=α+β、tは回転中心点からX線ビームへ垂線を下し
た場合での、回転中心点とビーム上の垂線交点との距
離、Dは回転半径)に並べ換える手段と、 互いにu軸上で180°対向し且つ両者は互いにu軸上で
補間し合う位置に並ぶ不均一平行ビームデータP(u、
θ)、P(u、θ+180°)を、u軸上の投影位置θ
(またはθ+180°)で、前記並べ換えて得た不均一平
行ビームデータのu軸上のチャンネル間隔に比して、1/
2の間隔で並ぶチャンネルのデータとして拡張する手段
と、 この拡張後の(u、θ)上でのデータの不均一性を補正
すると共に補正後のデータで逆投影する手段と、より成
るX線断層撮影装置。 - 【請求項2】X線源と、 このX線源と対向して回転すると共に、回転中心に対し
て1/4オフセットを持つ構成の多チャンネルX線検出器
と、 この検出器の出力データD(α、β)(但し、βは投影
角度、αはX線ビームの開き角)を不均一平行ビームデ
ータP(u、θ)(但し、u=sin−1(t/D)=α、θ
=α+β、tは回転中心点からX線ビームへ垂線を下し
た場合での、回転中心点とビーム上の垂線交点との距
離、Dは回転半径)に並べ換える手段と、 互いにu軸上で180°対向し且つ両者は互いにu軸上で
補間し合う位置に並ぶ不均一平行ビームデータP(u、
θ)、P(u、θ+180°)について、データP(u、
θ)ではデータP(u、θ+180°)が補間し合う位置
に“0"を埋め込み、データP(u、θ+180°)ではデ
ータP(u、θ)が補間し合う位置に“0"を埋め込みか
くして前記並べ換えて得た不均一平行ビームデータのu
軸上のチャンネル間隔に比して、1/2の間隔で並ぶチャ
ンネルのデータとして拡張する手段と、 この拡張後の(u、θ)上でのデータの不均一性を補正
すると共に補正後のデータで逆投影する手段と、 より成るX線断層撮影装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62060069A JPH082356B2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | X線断層撮影装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP62060069A JPH082356B2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | X線断層撮影装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63226342A JPS63226342A (ja) | 1988-09-21 |
JPH082356B2 true JPH082356B2 (ja) | 1996-01-17 |
Family
ID=13131428
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP62060069A Expired - Fee Related JPH082356B2 (ja) | 1987-03-17 | 1987-03-17 | X線断層撮影装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH082356B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4509507B2 (ja) * | 2003-08-20 | 2010-07-21 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 放射線計算断層画像装置および断層画像生成方法 |
JP5601683B2 (ja) * | 2010-06-28 | 2014-10-08 | ジーイー・メディカル・システムズ・グローバル・テクノロジー・カンパニー・エルエルシー | 画像生成装置およびプログラム並びにx線ct装置 |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3983398A (en) * | 1974-11-29 | 1976-09-28 | The Board Of Trustees Of Leland Stanford Junior University | Method and apparatus for X-ray or γ-ray 3-D tomography using a fan beam |
JPS6198239A (ja) * | 1984-10-18 | 1986-05-16 | 株式会社日立メディコ | X線ct装置 |
-
1987
- 1987-03-17 JP JP62060069A patent/JPH082356B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63226342A (ja) | 1988-09-21 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |