JP5600885B2 - 有機el用乾燥装置 - Google Patents
有機el用乾燥装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP5600885B2 JP5600885B2 JP2009067774A JP2009067774A JP5600885B2 JP 5600885 B2 JP5600885 B2 JP 5600885B2 JP 2009067774 A JP2009067774 A JP 2009067774A JP 2009067774 A JP2009067774 A JP 2009067774A JP 5600885 B2 JP5600885 B2 JP 5600885B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- drying apparatus
- drying
- transport
- furnace
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Fee Related
Links
Images
Landscapes
- Electroluminescent Light Sources (AREA)
- Drying Of Solid Materials (AREA)
- Manufacturing Of Printed Wiring (AREA)
Description
連続炉において、基板を搬送する方式としては、搬送ローラー搬送方式、チェーンベルト方式(例えば特許文献1)、ウォーキングビーム方式(例えば特許文献2、3)等が一般に知られている。
しかしながら、搬送ローラーやビームが基板の裏面に接触することによる温度ムラの発生の問題や、チェーンベルトからの発塵の問題、ウォーキングビームを大型基板に使用した場合の基板のたわみによる温度ムラの問題などがある。
ところが、炉の中を連続的に基板を搬送する連続炉では、基板搬送手段、例えば、搬送ロール、チェーンベルト、ウォーキングビーム等によって、基板との接触面から基板の温度ムラを発生させるという問題がある。他にも、搬送手段からの発塵や大型基板のたわみ等の問題が発生する場合もある。
すなわち、請求項1の発明は、連続炉式乾燥装置において、並列配置した多数の自由回転可能な球体の上に基板を載せることを特徴とする乾燥装置としたものである。
すなわち、請求項2による発明は、搬送方向に対して平行な基板の端面にのみ接する搬送ローラーを基板搬送方向に一定間隔で基板搬送方向に基板を端面で挟み込む様に配置し、搬送ローラーの回転により、基板を搬送方向に移動させることを特徴とする乾燥装置としたものである。
更に、ベアリングボールの大きさを数種類配置して、ベアリングボール設置位置を不規則的なものにしたり、ベアリングボールを搬送方向と直交する水平方向に揺動させたりして、基板裏面とベアリングボールの接触点を一定化させないことにより、基板の温度均一精度を更に高く維持することが出来る。
[実施例1]
乾燥室2の赤外線ヒーター2bは、内部に発熱体を有する放熱板の基板5に相対する面に、ジルコニア、アルミナ等の遠赤外線放射セラミックスが、0.01〜0.2mmの厚さで被覆される構造となっている。このパネル型をした赤外線ヒーター2bが、基板5設置位置の上方に配置されて、基板5は、その表面が輻射加熱される。
ここでは、パネル型遠赤外線ヒーターを使用した例を紹介したが、代わりに複数の棒状遠赤外線ヒーターや近赤外線ランプヒーターを使用してもかまわない。
また、基板5の冷却を促進する為、常温の不活性ガスを基板5に直接吹きかける機構や、基板5の裏面に水冷ジャケットを当てる機構や冷却室3の壁面を循環冷却水で冷却し続ける機構等を取り付けても良い。
搬送手段30は、基板5が搬送方向に移動可能に載置される載置部32と、載置部32上で基板5を搬送方向に移動させる移動手段34とを含んで構成されている。
載置部32は、平坦な水平面上に自由回転可能に配置された多数の球体21を含んで構成されている。
より詳細には、まず基板5を支持する受けとして、乾燥室2底面に多数の球体21を水平方向に並列に敷き詰めた受け皿状のパレット2cを設置して載置部32を構成する。上記球体21は直径の異なる3種類の球体21a,21b,21cが混在しておりランダムに並べられている。3種類の球体のうち最も直径の大きい球体21aのみ基板に接するため、基板5のたわみを抑えるために最も直径の大きい球体21aは全体の50%以上配置する。球体の直径は5〜20mmの間から適宜選定される。
最も直径の大きい球体と、小さい球体の直径の比が1.5以上4以下であることが好ましい。直径の比が1.5よりも小さいと、球体の位置が固定されてしまい、また直径の比が4よりも大きいと小さい球体が大きい球体との位置移動に作用せず、いずれにしても球体位置のランダム性が損なわれてしまうおそれがある。最も小さい球体の直径が5mmに満たない場合も同様である。また最も大きい球体の直径が20mmを超えると、基板5に接触する球体21aの間隔が大きくなることから、基板のたわみや熱均一性の問題が生じる。
[実施例2]
まず基板5を支持する受けとして、乾燥室2底面に多数の球体21aを水平方向に敷き詰めた受け皿状のパレット2cを設置する。上記球体21aは基板5の搬送方向と直交する水平方向に移動可能な状態に設置される。例えば、パレット2c上において、球体21aの直径よりも小さい高さの複数のガイド板3202を、搬送方向に間隔をおいて搬送方向と直交させる方向に延在させることにより球体21aは搬送方向と直交する水平方向に移動可能な状態に設置される。
[実施例3]
まず基板5を支持する受けとして、乾燥室2底面に多数の球体を水平方向に並列に敷き詰めた受け皿状のパレット兼赤外線ヒーター2eを設置する。上記球体は直径の異なる3種類の球体21a,21b,21cが混在しておりランダムに並べられている。3種類の球体のうち最も直径の大きい球体21aのみ基板5に接するため、基板5のたわみを抑えるために最も直径の大きい球体21aは全体の50%以上配置する。球体の直径は5〜20mmの間から選定される。
すなわち、この例では、乾燥装置は、基板5を乾燥させる発熱機体2eをさらに備え、多数の球体21a,21b,21cが配置される平坦な水平面は、発熱機体2eの面で構成されている。
Claims (10)
- 基板を搬送させる搬送手段を備え、炉内で基板を搬送させつつ乾燥させる連続炉式乾燥装置において、
前記搬送手段は、基板が搬送方向に移動可能に載置される載置部と、前記載置部上で基板を前記搬送方向に移動させる移動手段とを含んで構成され、
前記載置部は、平坦な水平面上に自由回転可能に配置された多数の球体を含んで構成され、
前記球体は、直径が異なる少なくとも2種類以上のものが混ぜて使用され、最も大きい直径の球体の数は、球体の全体の数に対して50%以上の割合で使用されている、
ことを特徴とする乾燥装置。 - 基板を搬送させる搬送手段を備え、炉内で基板を搬送させつつ乾燥させる連続炉式乾燥装置において、
前記搬送手段は、基板が搬送方向に移動可能に載置される載置部と、前記載置部上で基板を前記搬送方向に移動させる移動手段とを含んで構成され、
前記載置部は、平坦な水平面上に自由回転可能に配置された多数の球体を含んで構成され、
前記球体を基板の搬送方向に対し直交する方向に移動可能とする案内機構を有する、
ことを特徴とする乾燥装置。 - 前記乾燥装置は、前記基板を乾燥させる発熱機体をさらに備え、
前記多数の球体が配置される平坦な水平面は、前記発熱機体の面で構成されている請求項1または2記載の乾燥装置。 - 基板を搬送させる搬送手段を備え、炉内で基板を搬送させつつ乾燥させる連続炉式乾燥装置において、
前記搬送手段は、基板が搬送方向に移動可能に載置される載置部と、前記載置部上で基板を前記搬送方向に移動させる移動手段とを含んで構成され、
前記載置部は、平坦な水平面上に自由回転可能に配置された多数の球体を含んで構成され、
前記乾燥装置は、前記基板を乾燥させる発熱機体をさらに備え、
前記多数の球体が配置される平坦な水平面は、前記発熱機体の面で構成されている、
ことを特徴とする乾燥装置。 - 前記移動手段は、前記載置部に載置された基板の前記搬送方向と直交する方向における前記基板の両側方にそれぞれ前記搬送方向に間隔をおいて配置され、軸心が上下方向に向けられ外周面が基板の前記搬送方向と直交する方向における前記基板の両端面に接する複数の搬送ローラを含んで構成されている、
ことを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の乾燥装置。 - 前記球体の大きさは、直径が5〜20mmであることを特徴とする請求項1〜5の何れか1項に記載の乾燥装置。
- 前記乾燥装置は、前記基板を乾燥させる発熱機体をさらに備え、
前記発熱機体は、遠赤外線ヒーターであることを特徴とする請求項1〜6の何れか1項記載の乾燥装置。 - 前記炉内に不活性ガスを供給する手段と、炉内の空気を排気する手段を有することを特徴とする請求項1〜7の何れか1項記載の乾燥装置。
- 前記炉は、前記基板が前記炉内に投入される基板投入口と、前記基板が前記炉外に排出される基板排出口とを備え、
前記基板投入口及び基板排出口にそれぞれ外気と遮断可能なロードロック室が設けられていることを特徴とする請求項1〜8の何れか1項記載の乾燥装置。 - 基板上に有機機能層を塗布法で形成する工程と、
請求項1〜9のいずれかに記載の乾燥装置を用いて前記有機機能層を乾燥させる工程と、
を有する有機EL素子の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009067774A JP5600885B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 有機el用乾燥装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2009067774A JP5600885B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 有機el用乾燥装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2010225599A JP2010225599A (ja) | 2010-10-07 |
JP5600885B2 true JP5600885B2 (ja) | 2014-10-08 |
Family
ID=43042535
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2009067774A Expired - Fee Related JP5600885B2 (ja) | 2009-03-19 | 2009-03-19 | 有機el用乾燥装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP5600885B2 (ja) |
Families Citing this family (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106226928A (zh) * | 2016-08-29 | 2016-12-14 | 贵州晟昌科技有限公司 | 风机吹干装置及液晶模组生产系统 |
JP2020021707A (ja) * | 2018-08-03 | 2020-02-06 | 住友化学株式会社 | 近赤外線と遠赤外線を併用する有機電子素子の製造方法及び有機電子素子の製造装置 |
CN109550662B (zh) * | 2018-12-28 | 2021-05-25 | 赣州讯康电子科技有限公司 | 一种带喷胶的电子元件快速风干装置 |
JP2021015707A (ja) * | 2019-07-11 | 2021-02-12 | 住友化学株式会社 | 有機電子デバイスの製造方法 |
CN114001529B (zh) * | 2021-10-30 | 2023-03-14 | 合肥众禾动力新能源科技有限公司 | 一种电芯加工过程中的辅助装置 |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4138909B2 (ja) * | 1997-06-30 | 2008-08-27 | 株式会社シンクロン | ボールローラー搬送システム |
JP4042592B2 (ja) * | 2003-03-05 | 2008-02-06 | ウシオ電機株式会社 | 加熱装置 |
JP4555143B2 (ja) * | 2004-05-11 | 2010-09-29 | 東京エレクトロン株式会社 | 基板の処理方法 |
JP2007317724A (ja) * | 2006-04-26 | 2007-12-06 | Nippon Electric Glass Co Ltd | 基板熱処理方法及び基板熱処理装置 |
JP2009046280A (ja) * | 2007-08-22 | 2009-03-05 | Pioneer Electronic Corp | 基板製造装置、および、基板製造方法 |
-
2009
- 2009-03-19 JP JP2009067774A patent/JP5600885B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2010225599A (ja) | 2010-10-07 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4542577B2 (ja) | 常圧乾燥装置及び基板処理装置及び基板処理方法 | |
US6613685B1 (en) | Method for supporting a semiconductor wafer during processing | |
JP5600885B2 (ja) | 有機el用乾燥装置 | |
US20120171632A1 (en) | Device and treatment chamber for thermally treating substrates | |
KR20110053174A (ko) | 포토레지스트 도포 현상 장치, 기판 반송 방법 및 인터페이스 장치 | |
KR101041143B1 (ko) | 기판 가공 장치 | |
JP4384686B2 (ja) | 常圧乾燥装置及び基板処理装置及び基板処理方法 | |
JP2011065967A (ja) | 有機el用加熱乾燥装置 | |
JP2007280623A (ja) | 熱処理装置、薄膜形成装置及び熱処理方法 | |
JP4936567B2 (ja) | 熱処理装置 | |
KR20110139663A (ko) | 열처리 장치 및 열처리 방법 | |
JP2002195755A5 (ja) | ||
JP2002195755A (ja) | 熱処理装置 | |
JP2001148379A (ja) | 半導体基板の熱処理装置及び熱処理方法 | |
JP2008311250A (ja) | リフローシステムおよびリフロー方法 | |
JP2004218956A (ja) | 基板の熱処理方法及び熱処理炉 | |
JP4869952B2 (ja) | 熱処理装置 | |
JP2011124431A (ja) | 基板処理装置、基板処理方法及びこの基板処理方法を実行させるためのプログラムを記録した記録媒体 | |
KR101656140B1 (ko) | 유기전자소자의 열처리 장치 | |
JP2003077398A (ja) | プラズマディスプレイパネルの製造方法およびそのための炉設備 | |
JP2004037044A (ja) | Fpd用真空加熱炉 | |
JP2010218812A (ja) | 加熱乾燥装置、加熱乾燥方法、及び有機el素子の製造方法 | |
WO2012008218A1 (ja) | 塗布膜製造用加熱乾燥装置およびこれを備えた塗布膜製造装置ならびに塗布膜製造方法 | |
KR101799584B1 (ko) | 기판의 복수 레이어 적층이 가능한 트레이 및 이를 포함하는 인라인 열처리 장치 | |
JP4800226B2 (ja) | 熱処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20120220 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20130528 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20130722 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20140107 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20140219 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20140722 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20140804 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 5600885 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |