JP5599941B2 - 新規イミダゾオキサジン化合物又はその塩 - Google Patents
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Description
(1)
一般式(I)
R1a、R1b、R1c、R1dは、それぞれ同一又は相異なって水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、置換基を有してもよいC1-6アルコキシ基、置換基を有するカルボニル基、置換基を有してもよい不飽和複素環基を示し;
R2は、置換基を有してもよいアリール基、又は置換基を有してもよい不飽和複素環基を示し;
R3、R4は同一又は相異なって水素原子、ヒドロキシ基、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、又は置換基を有してもよいC3-7シクロアルキル基を示す]
で表されるイミダゾオキサジン化合物又はその塩。
(2)
A、B、C、Dは、N原子又はC-R1a、N原子又はC-R1b、N原子又はC-R1c、N原子又はC-R1dをそれぞれ示し;
R1a、R1b、R1c、R1dは、それぞれ同一又は相異なって水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、置換基を有するカルボニル基、置換基を有してもよい不飽和複素環基を示し;
R2は、C6-10アリール基、又はN、S、Oのいずれかのヘテロ原子を1〜4個有する単環性の5〜6員の不飽和複素環基を示し、
R3は、水素原子、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、又は置換基を有してもよいC3-7シクロアルキル基を示し、
R4は、水素原子、又はヒドロキシ基を示す、(1)に記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。
(3)
A、B、C、及びDは、それぞれC-R1a、C-R1b、C-R1c、及びC-R1dを示すか、或いは前記A、B、C、Dのうちいずれか1又は2つがN原子に置換されていることを示し、
R1a、R1b、R1c、R1dのうち少なくとも2つが水素原子を示し、他方がそれぞれ
ハロゲン原子、シアノ基、置換基としてヒドロキシル基を有してもよいC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、置換基としてヒドロキシル基、アミノ基、置換基を有してもよいモノ又はジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル基、又はモノ又はジ(C1-6アルコキシ)アミノ基のいずれかを有するカルボニル基、不飽和複素環を示し、
R2は、フェニル基、ピリジル基、又はチエニル基を示し、
R3は、水素原子、メチル基、エチル基、又はシクロプロピル基を示し、
R4は、水素原子、又はヒドロキシ基を示す、(1)又は(2)に記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。
(4)
A、B、C、及びDは、それぞれC-R1a、C-R1b、C-R1c、及びC-R1dを示すか、或いは前記A、B、C、Dのうちいずれか1又は2つがN原子に置換されていることを示し、
R1a、R1b、R1c、R1dのうち少なくとも2つが水素原子を示し、他方がそれぞれ塩素原子、フッ素原子、シアノ基、メチル基、ヒドロキシメチル基、メトキシ基、エトキシ基、アミノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、エトキシアミノカルボニル基、ピラゾリル基を示し、
R2は、フェニル基、ピリジル基、又はチエニル基を示し、
R3は、水素原子、メチル基、エチル基、又はシクロプロピル基を示し、
R4は、水素原子、又はヒドロキシ基を示す、(1)又は(2)に記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。
(5)
次の(a)〜(t)のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。
(b)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-フルオロ-3-(ピリジン-4-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(c)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(d)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(e)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(9-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(f)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(8-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(g)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(h)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(i)トランス-3-アミノ-1-エチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(j)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(k)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e] [1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(l)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[4,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(m)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[4,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(n)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,2-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(o)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピラジノ[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(p)トランス-3-アミノ-3-(4-(9-(ヒドロキシメチル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
(q)2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボニトリル
(r)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-9-(1H-ピラゾール-5-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(s)2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-メチル-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
(t)2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-エトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
(6)
(1)乃至(5)のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩の有効量と薬学的担体を含有する医薬組成物。
(7)
(1)乃至(5)のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩の有効量と薬学的担体を含有する抗腫瘍剤。
(8)
(1)乃至(5)のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩を有効成分とするAKT阻害剤。
(9)
AKT1及びAKT2の阻害剤である、(8)に記載のAKT阻害剤。
(10)
哺乳動物に対して(1)又は(2)に記載の化合物又はその塩の癌に対する予防又は治療有効量を投与する、癌の予防又は治療方法。
(11)
癌の予防又は治療剤を製造するための(1)又は(2)に記載の化合物又はその塩の使用。
(12)
癌の予防又は治療に使用するための(1)又は(2)に記載の化合物又はその塩。
前記の置換基において、アリール基としては、好ましくは炭素数6〜14のアリール基を示し、例えばフェニル基、ナフチル基等が挙げられる。
本発明に係わる化合物は、例えば下記の製造方法又は実施例に示す方法により製造することができる。ただし、本発明に係わる化合物の製造方法はこれらの例に限定されるものではない。
<製造方法A>
本工程はアルデヒド化合物1から化合物2を得る方法である。
第1工程は、文献記載の方法(例えば、J. Med. Chem., Vol.46, p.5416, 2003、J. Org. Chem.、Vol.68, p.5415、2003)それに準じた方法又はこれらと常法とを組み合わせることにより行うことができる。
本工程は、塩基存在下、化合物2と化合物3とのアルキル化反応であり、化合物4を得る方法である。
本工程は化合物5から化合物6を得る方法である。
本工程は、塩基存在下、化合物6とホルムアルデヒドとの反応であり、化合物4を得る方法である。
本工程は化合物4に、例えばハロゲン化剤を作用させることによりハロゲン化し(L4=Cl,Br又はI)、化合物7を得る方法である。ハロゲン化の方法としては、通常公知の方法に準じて行うことができ、例えば、反応に悪影響を及ぼさない反応溶媒中で実施できる。
本工程は、化合物7を、アリールボロン酸又はアリールボロン酸エステル、不飽和複素環−ボロン酸又は不飽和複素環−ボロン酸エステルとカップリング反応させることにより、化合物8を得る方法である。
<製造方法B>
<第7工程>
第7工程は、第5工程と同様の方法により行うことができる。
<第8工程>
本工程は、化合物8のA〜Dのいずれかについて、通常公知の方法を用いてカップリング反応等を行い、A1〜D1のいずれかに変換する方法である。
エステル基への変換の場合、一酸化炭素を使用する。
<第9工程>
第9工程は、第5工程と同様の方法により行うことができる。
<第10工程>
本工程は、化合物9と化合物12とのカップリング反応により、化合物13を得る方法である。
<第11工程>
本工程は、化合物9のA〜Dのいずれかを通常公知の方法を用いて官能基変換反応等を行い、A2〜D2のいずれかに変換する方法である。
<第12工程>
第12工程は、第10工程と同様の方法により行うことができる。
<第13工程>
本工程は、化合物13のA〜Dのいずれかがエステル基を有する場合、塩基性条件下、加水分解によって化合物14を得る方法である。
<第14工程>
本工程は化合物14を、有機溶媒中、アミンとアミド化反応を行い、化合物13を得る方法である。
<第15工程>
本工程は、化合物13のアミノ基保護を脱保護して化合物(I)を得る方法である。脱保護の方法としては、通常公知の方法、例えばProtective Groups in Organic Synthesis, T.W.Greene, John Wiley & Sons(1981年)に記載の方法、又はそれに準じる方法により行うことができる。
略号の意味を以下に示す。
s:シングレット
d:ダブレット
t:トリプレット
q:カルテット
dd:ダブル ダブレット
dt:ダブル トリプレット
td:トリプル ダブレット
tt:トリプル トリプレット
ddd:ダブル ダブル ダブレット
ddt:ダブル ダブル トリプレット
dtd:ダブル トリプル ダブレット
tdd:トリプル ダブル ダブレット
m:マルチプレット
br:ブロード
DMSO−d6:重ジメチルスルホキシド
CDCl3:重クロロホルム
THF:テトラヒドロフラン
DMF:N,N−ジメチルホルムアミド
DMSO:ジメチルスルホキシド
WSC:1-(3-ジメチルアミノプロピル)-3-エチルカルボジイミド塩酸塩
HOBt:1-ヒドロキシベンゾトリアゾール1水和物
Pd(PPh3)4:テトラキストリフェニルホスフィンパラジウム
10-フルオロ-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン
2-フルオロ-6-ヒドロキシベンズアルデヒド(500mg)のメタノール(7.0mL)溶液に、28%アンモニア水溶液(2.2mL)と40%グリオキサール水溶液(1.3mL)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応混合物に水を加え希釈した後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応するイミダゾフェノール体を得た。得られたイミダゾフェノール体はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られたイミダゾフェノール体のDMF(7.2mL)溶液に、炭酸カリウム(1.98g)とジヨードメタン(0.44mL)を加え、80℃にて3時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水を加え希釈した後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(415mg、収率61%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.32-7.22 (2H, m), 6.98-6.88 (3H, m), 5.82 (2H, s)
ESI-MS m/z191(MH+)
参考例2 (1) 2-ブロモ-3-(1H-イミダゾール-2-イル)ピリジン
2-ブロモニコチンアルデヒド(10g)のメタノール(90mL)溶液に、28%アンモニア水溶液(50mL)と40%グリオキサール水溶液(50mL)を加え、室温にて14時間攪拌した。反応混合物をろ過し、ろ液を減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(4.62g、収率38%)を無色固体として得た。
ESI-MS m/z 224,226(MH+)
参考例2(1)(44.8mg)の2-プロパノール(2.0mL)溶液に、水酸化カリウム(66mg)と37%ホルマリン水溶液(0.20mL)を加え、80℃にて14時間加熱攪拌した。室温に冷却した後、反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(16.7mg、収率48%)を無色固体として得た。
ESI-MS m/z 174(MH+)
以下の第1表に示す化合物は参考例1又は2のいずれかの方法に準じて合成した。
参考例20 (1) 2-(1H-イミダゾール-2-イル)-3-メトキシピラジン
3-メトキシピラジン−2−カルボアルデヒド(480mg)のメタノール(7.5mL)溶液に40%グリオキサール水溶液(0.80mL)を加え、8℃にて28%アンモニア水(1.94mL)をゆっくり滴下した。反応溶液を10分間攪拌した後、室温で1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮して得られた残渣を塩基性シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール)にて精製し、目的物(410mg、収率66%)を淡茶褐色アモルファスとして得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:10.52(1H,brs),8.25(1H,d,J=2.4Hz),8.10(1H,d,J=2.4Hz),7.38(1H,brs),7.21(1H,brs),4.20(3H,s).
ESI-MS m/z 177(MH+)
参考例20 (2) 5H−イミダゾ[1,2-c]ピラジノ[2,3-e][1,3]オキサジン
参考例20(1)(460mg)の5M塩酸(15mL)水溶液を、マイクロウェーブ反応装置を用いて、120℃にて30分間攪拌した。反応混合物を冷却し、エタノールで共沸後、減圧濃縮した。得られた残渣のDMF(50mL)溶液に、炭酸カリウム(1.79g)とジヨードメタン(0.42mL)を加え、80℃にて2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水とクロロホルムを加え希釈した後、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を水及び飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を分取用薄層シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール)にて精製し、目的物(36mg、収率8%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:8.43(1H,d,J=2.8Hz),8.19(1H,d、J=2.8Hz),7.41(1H,d,J=1.2Hz),7.06(1H,d、J=1.2Hz),6.11(2H,s).
ESI-MS m/z 175(MH+)
参考例21 (1) メチル 6-ブロモ-3-(メトキシメトキシ)ピコリネート
メチル 6-ブロモ-3-ヒドロキシピリジン-2-カルボキシレート(970mg)のクロロホルム(20mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(1.46mL)を加え窒素雰囲気下にした後、反応溶液を0℃に冷却し、クロロメトキシメタン(0.38mL)を加えた。反応溶液を0℃にて5分間攪拌した後、室温にて1時間攪拌した。反応混合物を0℃に冷却し、水を加え希釈した後、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(1.22g、収率100%)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.54(1H,d,J=8.8Hz),7.51(1H,d,J=8.8Hz),5.26(2H,s),3.96(3H,s),3.51(3H,s).
ESI-MS m/z 276,278(MH+)
参考例21(1)(1.22g)のTHF(20mL)溶液を窒素雰囲気下にした後、反応溶液を−78℃に冷却し、0.99M水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液(5.08mL)を加えた。反応溶液を−78℃にて1時間攪拌した。さらに、0.99M水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液(0.51mL)を加え、−78℃にて1時間攪拌した。反応混合物に飽和ロッシェル塩水溶液を加えた後、室温まで昇温し、反応混合物を酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、目的物(1.03g、収率100%)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:10.20(1H,s),7.61(1H,d,J=8.8Hz),7.58(1H,d,J=8.8Hz),5.33(2H,s),3.52(3H,s).
ESI-MS m/z 246,248(MH+)
参考例21(2) (1.03g)のメタノール(16mL)溶液に40%グリオキサール水溶液(0.96mL)を加え、氷冷下で28%アンモニア水(2.32mL)をゆっくり滴下した。室温で4時間攪拌した後、反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣を塩基性シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール)にて精製し、目的物(0.91g、収率77%)を淡黄褐色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:10.46(1H,brs),7.53(1H,d,J=8.8Hz),7.35(1H,d,J=8.8Hz),7.33(1H,brs),7.17(1H,brs),5.39(2H,s),3.54(3H,s).
ESI-MS m/z 284,286(MH+)
参考例21(3)(0.91g)のクロロホルム(12mL)溶液に、氷冷下でトリフルオロ酢酸(6.0mL)を滴下した。室温で14時間攪拌した後、反応混合物をトルエン−クロロホルムで共沸、減圧濃縮した。得られた残渣にDMF(20mL)、炭酸カリウム(2.22g)、ジヨードメタン(0.52mL)を加え、80℃にて1時間半攪拌した。さらに炭酸カリウム(0.22g)と、ジヨードメタン(0.052mL)を加え、80℃にて30分間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水とクロロホルムを加え希釈した後、セライトろ過した。得られたろ液を10%メタノール−クロロホルム溶液で抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、トルエン共沸及び減圧濃縮した。得られた残渣を塩基性シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール)にて精製し、目的物(0.67g、収率82%)を淡褐色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.38(1H,d,J=8.8Hz),7.34(1H,d、J=1.2Hz),7.24(1H,d,J=8.8Hz),6.99(1H,d、J=1.2Hz),5.89(2H,s).
ESI-MS m/z 252,254(MH+)
参考例22 (1) 3-ブロモ-10-フルオロ-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン
参考例1で得られた化合物(349mg)のクロロホルム(7.0mL)溶液を0℃に冷却し、N-ブロモスクシンイミド(343mg)を加え、0℃にて1時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(360mg、収率73%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.32-7.26 (1H, m), 7.25 (1H, s), 6.99-6.91 (2H, m), 5.78 (2H, s).
ESI-MS m/z269,271(MH+).
参考例22(1)(513mg)の1,4-ジオキサン(10mL)、水(1.3mL)溶液に、フェニルボロン酸(349mg)と炭酸セシウム(1.55g)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(221mg)を加え、100℃にて2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルを加え希釈した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応するカップリング体を得た。得られたカップリング体はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られたカップリング体のクロロホルム(5.0mL)溶液を0℃に冷却し、N-ブロモスクシンイミド(380mg)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(602mg、収率91%)を無色固体物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.55-7.42 (5H, m), 7.32-7.27 (1H, m), 6.99-6.94 (1H, m), 6.92-6.89 (1H, m), 5.73 (2H, s).
ESI-MS m/z345,347(MH+).
参考例23 (1) 3,9-ジブロモ-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン
参考例22(1)と同様にして、参考例15(300mg)を反応させることにより、目的物(389mg、収率98%)を無色固体として得た。
ESI-MS m/z 331(MH+)
参考例23(1)(9.44g)の1,4-ジオキサン(250mL)、水(40mL)溶液に、フェニルボロン酸(3.35g)と炭酸セシウム(23.3g)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(3.30g)を加え、室温にて14時間、50℃にて5時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルを加え希釈した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(7.32g、収率78%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.11 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.50-7.32 (6H, m), 7.28 (1H, s), 6.95 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.84 (2H, s)
ESI-MS m/z327,329(MH+)
参考例23(2)(5.0g)のDMF(30mL)、メタノール(30mL)溶液に、ジイソプロピルエチルアミン(8.0mL)と[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(1.38g)を加え一酸化炭素雰囲気下にした後、70℃にて28時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え希釈した後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(2.12g、45%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.70 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.02 (1H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 7.52-7.46 (2H, m), 7.44-7.36 (3H, m), 7.31 (1H, s), 7.13 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.93 (2H, s), 3.93 (3H, s).
ESI-MS m/z307(MH+).
参考例23(3)(1.0g)のクロロホルム(16mL)溶液にN-ブロモスクシンイミド(754mg)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物をろ過し、残渣をクロロホルムで洗浄し、目的物(800mg、収率64%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.71 (1H, d, J = 2.0 Hz), 8.04 (1H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 7.56-7.42 (5H, m), 7.12 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.80 (2H, s), 3.93 (3H, s).
ESI-MS m/z385,387(MH+)
(2-ブロモ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-イル)メタノール
参考例23(4)(550mg)の塩化メチレン(14mL)溶液を0℃に冷却し、0.99M水素化ジイソブチルアルミニウムのトルエン溶液(4.3mL)を加え、0℃にて1時間攪拌した。反応混合物に飽和ロッシェル塩水溶液を加え、さらに室温にて2時間攪拌した。反応混合物を酢酸エチルで抽出し、合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(397mg、収率78%)を無色固体として得た。
ESI-MS m/z357, 359(MH+)
2-ブロモ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボニトリル
窒素雰囲気下、参考例23(2)(500mg)の1,4-ジオキサン(3.0mL)とDMF(3.0mL)溶液に、シアン化亜鉛(360mg)とジ-tert-ブチルパラジウム(78.2mg)を加え、100℃にて3時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却した後、酢酸エチルを加え希釈した後、ろ過した。ろ液を順次飽和炭酸水素ナトリウム水溶液、飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応するシアノ体を得た。シアノ体はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られたシアノ体のクロロホルム(8.0mL)溶液に、N-ブロモスクシンイミド(352mg)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物をろ過し、残渣をクロロホルムで洗浄することによって、目的物(207mg、収率36%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.26 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.58 (1H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 7.53-7.40 (5H, m), 7.14 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.80 (2H, s).
ESI-MS m/z352,354(MH+).
2-ブロモ-3-フェニル-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-5-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン
参考例23(2)(100mg)の1,4-ジオキサン(3.0mL)、水(0.5mL)溶液に、5-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール(198mg)と炭酸セシウム(250mg)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(35.4mg)を加え、100℃にて1時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルを加え希釈した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応するカップリング体を得た。得られたカップリング体はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られたカップリング体のクロロホルム(3.0mL)溶液に、N-ブロモスクシンイミド(65.4mg)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(150mg、収率93%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.16 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.70 (1H, dd, J = 8.3, 2.2 Hz), 7.57 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.54-7.42 (5H, m), 7.15 (1H, d, J = 8.3 Hz), 6.45 (1H, d, J = 1.7 Hz), 5.77 (2H, s), 5.45 (2H, s), 3.77-3.71 (2H, m), 0.99-0.94 (2H, m), 0.00 (9H, s).
ESI-MS m/z523,525(MH+).
2-ブロモ-3-フェニル-9-(1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール-4-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン
参考例23(2)(100mg)の1,4-ジオキサン(3.0mL)、水(0.5mL)溶液に、4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)-1-((2-(トリメチルシリル)エトキシ)メチル)-1H-ピラゾール(148mg)と炭酸セシウム(250mg)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(35.4mg)を加え、100℃にて1.5時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルを加え希釈した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応するカップリング体を得た。得られたカップリング体はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られたカップリング体のクロロホルム(3.0mL)溶液に、N-ブロモスクシンイミド(60.0mg)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(120mg、収率75%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.12 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.86-7.85 (2H, m), 7.55-7.43 (6H, m), 7.09 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.75 (2H, s), 5.46 (2H, s), 3.64-3.58 (2H, m), 0.97-0.92 (2H, m), 0.00 (9H, s).
ESI-MS m/z523,525 (MH+).
9-メチル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン
参考例21(4)(50mg)の1,4-ジオキサン(2.0mL)、水(0.32mL)溶液に、メチルボロン酸(17.8mg)と炭酸セシウム(162mg)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(22.9mg)を加え、80℃にて4時間攪拌した。反応混合物にメチルボロン酸(17.8mg)を加え、110℃にて2時間攪拌,、さらに、メチルボロン酸(17.8mg)を加え、110℃にて2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水を加え希釈した後、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(15.2mg、収率41%)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.30(1H,d,J=1.2Hz),7.26(1H,d、J=8.4Hz),7.08(1H,d,J=8.4Hz),6.97(1H,d、J=1.2Hz),5.84(2H,s),2.60(3H,s).
ESI-MS m/z 188(MH+)
9-メトキシ-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン
参考例20(4)(80mg)のメタノール(2.0mL)溶液に、25wt%ナトリウムメトキシドのメタノール溶液(0.36mL)を加え、110℃にて22時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水とクロロホルムを加え希釈した後、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を分取用薄層塩基性シリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール)にて精製し、目的物(58.4mg、収率91%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.32(1H,d,J=8.8Hz),7.31-7.30(1H,m),6.96(1H,d,J=0.8Hz),6.71(1H,d、J=8.8Hz),5.81(2H,s),4.05(3H,s).
ESI-MS m/z 204(MH+)
以下の第2表に示す化合物は参考例22〜25のいずれかの方法に準じて合成した。
参考例56 (1) 1-(4-ブロモフェニル)シクロブタンカルボニトリル
水酸化カリウム(56.5g)とテトラブチルアンモニウムブロミド(2.92g)のトルエン(400mL)と水(30mL)溶液を70℃に加温した後、順次1,3-ジブロモプロパン(39.0g)と2-(4-ブロモフェニル)アセトニトリル(35.5g)を加え、100℃にて3時間攪拌した。反応混合物を80℃まで冷却した後、ヘプタン(100mL)を加え、さらに室温まで冷却した。反応混合物をろ過、ヘキサンで洗浄後、有機層を分離した。得られた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(24.0g、収率56%)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.53 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.29 (2H, d, J = 8.8 Hz), 2.87-2.79 (2H, m), 2.63-2.54 (2H, m), 2.50-2.38 (1H, m), 2.13-2.03 (1H, m)
ESI-MS m/z236,238(MH+)
参考例56(1) (24.0g)のブタノール(100mL)溶液に、50%水酸化ナトリウム水溶液(35mL)を加え、120℃にて14時間攪拌した。室温に冷却した後、反応混合物に水(100mL)を加え、エーテルで洗浄後、エーテル層をさらに1M水酸化ナトリウム水溶液(50mL)で2回抽出した。合わせた水層に5M塩酸を加えpHを2にした後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣にヘキサンを加え、ろ過することによって、目的物(20.4g, 収率79%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.45 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.5 Hz), 2.88-2.79 (2H, m), 2.53-2.43 (2H, m), 2.15-2.02 (1H, m), 1.93-1.81 (1H, m)
ESI-MS m/z255,257(MH+)
参考例56(2) (12.7g)のTHF (150mL)溶液に、順次ジ-tert-ブチルジカルボナート(12.0g)、アジ化ナトリウム(11.3g)、テトラブチルアンモニウムブロミド(2.41g)、トリフルオロメタンスルホン酸亜鉛(181mg)を加えた後、14時間加熱還流した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルと水を加え希釈した後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(14.7g、収率91%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.45 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.30 (2H, d, J = 8.5 Hz), 5.08 (1H, br s), 2.56-2.43 (4H, m), 2.16-2.04 (1H, m), 1.91-1.79 (1H, m), 1.37 (9H, s)
ESI-MS m/z326,328(MH+)
参考例56(3) (3.21g)のDMF(25mL)溶液に、順次酢酸カリウム (2.41g)、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン) (6.25g)を加え窒素雰囲気下にした後、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(360mg)を加え80℃にて10時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(3.20g、収率87%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.79 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.43 (2H, d, J = 8.0 Hz), 5.07 (1H, br s), 2.59-2.31 (4H, m), 2.14-2.03 (1H, m), 1.90-1.78 (1H, m), 1.36 (9H, s), 1.34 (12H, s)
ESI-MS m/z374(MH+)
参考例57 (1) シス-1-(4-ブロモフェニル)-3-ヒドロキシシクロブタンカルボン酸
2MイソプロピルマグネシウムクロライドのTHF溶液(560mL)に、氷冷撹拌下で4-ブロモフェニル酢酸(107.8g)のTHF(100mL)溶液を滴下し、室温に昇温して1時間撹拌した。生じた懸濁液に、室温でエピクロロヒドリン(73mL)を滴下し、反応熱により26℃まで昇温させ、冷却してその温度を保ちながら3時間撹拌した。得られた暗褐色の反応液に、室温で2MイソプロピルマグネシウムクロライドのTHF溶液(560mL)を滴下し、水浴上でさらに終夜撹拌した。反応混合物に、氷冷下、2M塩酸(900mL)を注意深く加えた後、酢酸エチルで抽出した。得られた有機層を1M塩酸で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣に酢酸エチルを加えて懸濁させ、固体を濾取し、酢酸エチルで洗浄後、減圧下乾燥させて、目的物(91.46g、収率68%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CD3OD) δ: 7.49 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.8 Hz), 4.01 (1H, quintet, J = 7.3 Hz), 2.88 - 2.80 (2H, m), 2.69 - 2.61 (2H, m).
ESI-MS m/z 269, 271 (MH-)
参考例57(1)(116.0g)を、メタノール(500mL)に溶解し、室温で濃硫酸(3.5mL)を加えて終夜加熱還流させた。反応混合物を減圧濃縮してメタノールを減らし、水を加えて希釈した後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を1M水酸化ナトリウム水溶液で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、目的物(112.5g、収率99%)を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.47 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.22 (2H, d, J = 8.5 Hz), 4.19 (1H, m), 3.64 (3H, s), 2.93 - 2.85 (2H, m), 2.76 - 2.69 (2H, m), 2.21 (1H, d, J = 6.3 Hz).
参考例57(2)(112.5g)を、クロロホルム(500mL)に溶解し、N-メチルモルホリン-N-オキシド(63.3g)、粉末状モレキュラーシーブス4A(120g)を加えた。混合物を氷冷し、テトラ-n-プロピルアンモニウムパールテネート(2.76g)を加えた後、室温まで昇温しながら24時間撹拌した。反応液をヘキサンで希釈し、シリカゲル上に吸着させてから、ヘキサン:酢酸エチル(3:1)の混合溶媒で溶出し、溶出液を減圧濃縮した。得られた淡黄色固体をヘキサンに懸濁させ、固体を濾取、ヘキサンで洗浄後、減圧下乾燥させて目的物(83.4g、収率69%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ: 7.52 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.24 (2H, d, J = 8.8 Hz), 3.95 - 3.87 (2H, m), 3.71 (3H, s), 3.57 - 3.49 (2H, m)
参考例57(3)(18.57g)のトルエン(200mL)溶液を−40℃に冷却し、0.7MシクロプロピルマグネシウムブロミドのTHF溶液(310ml)を滴下した。-40℃で15分間、0℃で3時間撹拌後、反応混合物に注意深く、氷、次いで飽和塩化アンモニウム水溶液を加え、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、1,4-ジオキサン(100mL)に溶解し、室温にて1M水酸化ナトリウム水溶液(150mL)を加えて終夜撹拌した。反応混合物を減圧濃縮して、1,4-ジオキサンを除去し、水層をトルエンで洗浄した。得られた水溶液に2M塩酸を加えて酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣を、1,4-ジオキサン(215mL)に溶解し、室温でN,N-ジイソプロピルエチルアミン(7.60mL)、ジフェニルリン酸アジド(8.77mL)を加え、室温にて4時間、次いで63℃で4時間撹拌後、室温まで冷却した。得られた反応溶液を、激しく撹拌させた0.5M塩酸(1000mL)に滴下し、室温にて3時間撹拌した。反応混合物を酢酸エチルで洗浄後、得られた水溶液に2M水酸化ナトリウム水溶液を加えて塩基性にし、飽和するまで食塩を溶解させた後、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮して、目的物(5.52g、収率30%)を淡黄色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) d: 7.46 (2H, d, J = 8.8 Hz), 7.34 (2H, d, J = 8.8 Hz), 2.60 - 2.54 (2H, m), 2.31 - 2.26 (2H, m), 1.36 - 1.29 (1H, m), 0.61 - 0.55 (2H, m), 0.47 - 0.42 (2H, m)
ESI-MS m/z 282, 284 (MH+)
参考例57(5)(882mg)のクロロホルム(15.6mL)溶液に、トリエチルアミン(0.52mL)とN-エトキシカルボニルフタルイミド(683mg)を加え、70℃にて38時間撹拌した。反応混合物を冷却後、水で希釈し、クロロホルムで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(1.18g、収率92%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.77-7.73(2H,m),7.70-7.66(2H,m),7.60-7.56(2H,m),7.47-7.43(2H,m),3.11-2.99(4H,m),1.49(1H,s),1.16-1.12(1H,m),0.51-0.45(2H,m),0.32-0.27(2H,m)
参考例57(5)(1.26g)の1,4-ジオキサン(15mL)溶液に、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(1.14g)、酢酸カリウム(883mg)及び(1,1’-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン)ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(245mg)を加え、窒素雰囲気下80℃にて16時間撹拌した。反応混合物を冷却後、水で希釈し、酢酸エチルで抽出した。有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、減圧濃縮した。得られた固体を酢酸エチル−ヘキサンで洗浄することにより、目的物(1.12g、収率81%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.81-7.63(8H,m),3.14-3.05(4H,m),1.49(1H,s),1.32(12H,s),1.16-1.10(1H,m),0.50-0.44(2H,m),0.33-0.28(2H,m).
参考例58 (1) トランス-1-(4-ブロモフェニル)-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブタンカルボン酸
参考例57(3)(11.62g)のTHF(210mL)溶液を-40℃に冷却し、3MメチルマグネシウムクロライドのTHF溶液(48ml)を滴下した。-40℃で15分間、0℃で2時間撹拌後、反応混合物に注意深く、氷、次いで飽和塩化アンモニウム水溶液を加えた後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を、1,4-ジオキサン(60mL)に溶解し、室温にて1M水酸化ナトリウム水溶液(62mL)を加えて終夜撹拌した。得られた反応液を減圧濃縮して1,4-ジオキサンを除去し、0.5M水酸化ナトリウム水溶液に注いで酢酸エチルで水層を洗浄した。得られた塩基性水溶液に2M塩酸を加えて酸性にした後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥、減圧濃縮した。得られた残渣をクロロホルム:ヘキサンの混合溶媒から結晶化し、目的物(5.92g、収率51%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.45 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.17 (2H, d, J = 8.5 Hz), 3.09 - 3.04 (2H, m), 2.62 - 2.56 (2H, m), 1.43 (3H, s).
ESI-MS m/z 283, 285 (MH-)
参考例58(1)(4.28g)の1,4-ジオキサン(60mL)溶液にトリエチルアミン(2.20mL)とジフェニルホスホリルアジド(3.40mL)を加え、80℃にて2時間間攪拌した。反応混合物を室温に冷却した後、氷冷した1M塩酸(60mL)に加え、室温にて2時間間攪拌した。反応混合物に水を加え、ジエチルエーテルで洗浄し、5M水酸化ナトリウム水溶液を加えて塩基性とした後、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、目的物(3.23g、収率84%)を無色油状物として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.49-7.43 (2H, m), 7.27-7.22 (2H, m), 2.64-2.57 (2H, m), 2.40-2.33 (2H, m), 1.64 (3H, s).
ESI-MS m/z 256, 258(MH+)
参考例58(2)(3.23g)の1,4-ジオキサン(63mL)溶液にジ-tert-ブチルジカルボナート(3.30g)を加え、70℃にて3時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮した後、ヘキサン−酢酸エチルから再結晶を行い、目的物(3.50g、収率78%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.47-7.42 (2H, m), 7.28 (2H, d, J = 8.5 Hz), 4.96 (1H, br s), 2.77-2.47 (4H, m), 1.67 (1H, s), 1.58 (3H, s), 1.38 (9H, br s).
ESI-MS m/z 356, 358(MH+)
参考例58(3)(3.74g)のDMF(42mL)溶液に、4,4,4',4',5,5,5',5'-オクタメチル-2,2'-ビ(1,3,2-ジオキサボロラン)(3.47g)と酢酸カリウム(3.09g)を加え窒素雰囲気下にした後、[1,1'-ビス(ジフェニルホスフィノ)フェロセン]ジクロロパラジウム(II)ジクロロメタン錯体(0.43g)を加え、80℃にて5時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し水を加えた後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(3.39g、収率80%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.78 (2H, d, J = 8.1 Hz), 7.41 (2H, d, J = 8.1 Hz), 4.95 (1H, br s), 2.78-2.49 (4H, m), 1.65 (1H, s), 1.58 (3H, s), 1.37 (9H, br s), 1.34 (12H, s).
ESI-MS m/z 404(MH+)
tert-ブチル トランス-3-エチル-3-ヒドロキシ-1-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)シクロブチルカルバマート
参考例58と同様にして、参考例58(1)のメチルマグネシウムクロライドに代えて、エチルマグネシウムブロマイドを用いることにより、参考例57(3)を反応させることにより、目的物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.78(2H,d,J=7.8Hz),7.43(2H,d,J=7.8Hz),4.92(1H,brs),2.80-2.45(4H,m),1.83(2H,q,J=7.2Hz),1.53(1H,s),1.45-1.25(9H,m),1.34(12H,s),0.97(3H,t,J=7.2Hz)
ESI-MS m/z 418(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-フルオロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例22(2)(15.0mg)の1,4-ジオキサン(1.0mL)、水(0.13mL)溶液に、参考例57(6)(30.0mg)と炭酸セシウム(35.4mg)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(5.0mg)を加え、100℃にて2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルを加え希釈した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応するカップリング体を得た。得られたカップリング体はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られたカップリング体のエタノール(2.0mL)溶液に、ヒドラジン一水和物(0.5mL)を加え、マイクロウェーブ反応装置を用いて110℃にて20分間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、飽和炭酸水素ナトリウムで希釈した後、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣を分取用逆相高速液体クロマトグラフィー(0.1%トリフルオロ酢酸、アセトニトリル/水)にて精製し、減圧濃縮した。次いでバリアン社ボンドエルート(登録商標)(メタノール)を用いて脱塩処理することによって、表題化合物(16.8mg、収率83%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.60 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 5.0, 3.0 Hz), 7.38-7.32 (3H, m), 7.28-7.23 (1H, m), 7.08 (1H, dd, J = 5.0, 1.3 Hz), 6.99-6.93 (1H, m), 6.92-6.88 (1H, m), 5.69 (2H, s), 2.64-2.58 (2H, m), 2.33-2.27 (2H, m), 1.34 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.59-0.53 (2H, m), 0.48-0.43 (2H, m).
ESI-MS m/z 468(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(10-フルオロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例22(2)(15.0mg)の1,4-ジオキサン(1.0mL)、水(0.13mL)溶液に、参考例58(4)(28.3mg)と炭酸セシウム(35.4mg)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(5.0mg)を加え、100℃にて2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルを加え希釈した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応するカップリング体を得た。得られたカップリング体はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られたカップリング体のクロロホルム(1.0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣を分取用逆相高速液体クロマトグラフィー(0.1%トリフルオロ酢酸、アセトニトリル/水)にて精製し、減圧濃縮した。次いでバリアン社ボンドエルート(登録商標)(メタノール)を用いて脱塩処理することによって、表題化合物(15.2mg、収率79%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.57-7.53 (2H, m), 7.50-7.42 (3H, m), 7.38-7.33 (2H, m), 7.28-7.20 (3H, m), 6.99-6.93 (1H, m), 6.91-6.87 (1H, m), 5.65 (2H, s), 2.63-2.58 (2H, m), 2.39-2.32 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 442(MH+)
1-(4-(10-フルオロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例22(2)を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.57 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.51-7.44 (3H, m), 7.39-7.35 (2H, m), 7.30-7.22 (3H, m), 7.00-6.94 (1H, m), 6.92-6.88 (1H, m), 5.66 (2H, s), 2.57-2.48 (2H, m), 2.17-1.99 (3H, m), 1.78-1.69 (1H, m).
ESI-MS m/z 412(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-フルオロ-3-(チオフェン-3-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例30を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.60 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 5.0, 3.0 Hz), 7.38-7.32 (3H, m), 7.28-7.23 (1H, m), 7.08 (1H, dd, J = 5.0, 1.3 Hz), 6.99-6.93 (1H, m), 6.92-6.88 (1H, m), 5.69 (2H, s), 2.64-2.58 (2H, m), 2.33-2.27 (2H, m), 1.34 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.59-0.53 (2H, m), 0.48-0.43 (2H, m).
ESI-MS m/z 474(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-フルオロ-3-(ピリジン-4-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例31を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.71 (2H, d, J = 6.1 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.37 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.33-7.24 (3H, m), 7.01-6.91 (2H, m), 5.74 (2H, s), 2.64-2.58 (2H, m), 2.34-2.28 (2H, m), 1.35 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.60-0.54 (2H, m), 0.49-0.44 (2H, m).
ESI-MS m/z 469(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(10-フルオロ-3-(チオフェン-3-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例30を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.59 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.48 (1H, dd, J = 4.9, 2.9 Hz), 7.33 (1H, dd, J = 3.0, 1.3 Hz), 7.29-7.23 (3H, m), 7.08 (1H, dd, J = 4.9, 1.3 Hz), 6.99-6.93 (1H, m), 6.92-6.88 (1H, m), 5.69 (2H, s), 2.66-2.60 (2H, m), 2.41-2.34 (2H, m), 1.64 (3H, s).
ESI-MS m/z 448(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(10-フルオロ-3-(ピリジン-4-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例31を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.68 (2H, d, J = 5.9 Hz), 7.51 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.32-7.22 (5H, m), 7.00-6.90 (2H, m), 5.73 (2H, s), 2.66-2.60 (3H, m), 2.41-2.35 (2H, m), 1.64 (3H, s).
ESI-MS m/z 443(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(9-フルオロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例32を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.80-7.76 (1H, m), 7.55-7.43 (5H, m), 7.37-7.33 (2H, m), 7.25-7.21 (2H, m), 7.05-6.96 (2H, m), 5.65 (2H, s), 2.64-2.58 (2H, m), 2.38-2.32 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 442(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(8-フルオロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例33を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.07 (1H, dd, J = 8.5, 6.1 Hz), 7.55-7.33 (7H, m), 7.24 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.92 (1H, td, J = 8.7, 2.4 Hz), 6.84-6.79 (1H, m), 5.68 (2H, s), 2.65-2.59 (2H, m), 2.39-2.34 (2H, m), 1.63 (3H, s).
ESI-MS m/z 442(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(7-フルオロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例34を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.88-7.85 (1H, m), 7.55 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.51-7.45 (3H, m), 7.38-7.32 (4H, m), 7.15-7.10 (2H, m), 5.73 (2H, s), 2.63-2.57 (2H, m), 2.32-2.27 (2H, m), 1.34 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.59-0.53 (2H, m), 0.48-0.43 (2H, m).
ESI-MS m/z 468(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例35を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.09 (1H, dd, J = 7.7, 1.6 Hz), 7.58-7.29 (10H, m), 7.21-7.16 (1H, m), 7.07 (1H, dd, J = 8.0, 1.0 Hz), 5.67 (2H, s), 2.62-2.56 (2H, m), 2.31-2.25 (2H, m), 1.33 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.58-0.52 (2H, m), 0.42-0.47 (2H, m).
ESI-MS m/z 450(MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例35を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.09 (1H, dd, J = 7.7, 1.6 Hz), 7.56-7.43 (5H, m), 7.37-7.29 (3H, m), 7.25-7.16 (3H, m), 7.06 (1H, dd, J = 8.3, 1.0 Hz), 5.67 (2H, s), 2.64-2.58 (2H, m), 2.38-2.32 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 424(MH+)
1-(4-(3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例35を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
ESI-MS m/z394(MH+)
1-(4-(3-(チオフェン-3-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例36を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.07 (1H, dd, J = 8.0, 1.6 Hz), 7.59-7.57 (2H, m), 7.47 (1H, dd, J = 4.8, 2.8 Hz), 7.34-7.30 (4H, m), 7.21 (1H, ddd, J = 7.6, 7.6, 1.2 Hz), 7.10-7.06 (2H, m), 5.71 (2H, s), 2.58-2.51 (2H, m), 2.17-2.03 (3H, m), 1.79-1.70 (1H, m).
ESI-MS m/z 400 (MH+)
1-(4-(3-(ピリジン-4-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例37を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.69 (2H, dd, J = 4.4, 1.6 Hz), 8.09 (1H, dd, J = 7.6, 1.6 Hz), 7.52 (2H, d, J = 7.6 Hz), 7.38-7.34 (3H, m), 7.27-7.26 (2H, m), 7.21 (1H, ddd, J = 7.6, 7.6, 1.2 Hz), 7.10 (1H, dd, J = 7.6, 1.2 Hz), 5.76 (2H, s), 2.58-2.52 (2H, m), 2.19-2.02 (3H, m), 1.79-1.70 (1H, m).
ESI-MS m/z 395 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例38を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.59 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.49-7.43 (3H, m), 7.38-7.35 (2H, m), 7.32-7.23 (3H, m), 6.77 (1H, dd, J = 8.5, 0.7 Hz), 6.72 (1H, dd, J = 8.0, 0.7 Hz), 5.58 (2H, s), 4.06 (3H, s), 2.62-2.56 (2H, m), 2.31-2.25 (2H, m), 1.33 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.58-0.42 (4H, m).
ESI-MS m/z 480(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(9-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例39を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.61-7.53 (3H, m), 7.50-7.41 (3H, m), 7.39-7.31 (4H, m), 7.00 (1H, d, J = 8.8 Hz), 6.68 (1H, dd, J = 9.0, 2.9 Hz), 5.63 (2H, s), 3.89 (3H, s), 2.64-2.57 (2H, m), 2.33-2.26 (2H, m), 1.38-1.29 (1H, m), 0.60-0.42 (4H, m).
ESI-MS m/z 480(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(8-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例40を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.00 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.54 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.49-7.40 (3H, m), 7.38-7.30 (4H, m), 6.76 (1H, dd, J = 8.7, 2.3 Hz), 6.62 (1H, d, J = 2.2 Hz), 5.64 (2H, s), 3.85 (3H, s), 2.63-2.57 (2H, m), 2.32-2.26 (2H, m), 1.38-1.28 (1H, m), 0.59-0.42 (4H, m).
ESI-MS m/z 480(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(7-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例41を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.71 (1H, dd, J = 7.8, 1.0 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.50-7.41 (3H, m), 7.38-7.30 (4H, m), 7.18-7.11 (1H, m), 6.95 (1H, dd, J = 8.3, 1.2 Hz), 5.71 (2H, s), 3.93 (3H, s), 2.63-2.57 (2H, m), 2.32-2.26 (2H, m), 1.38-1.29 (1H, m), 0.59-0.42 (4H, m).
ESI-MS m/z 480(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(9-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例39を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.59 (1H, d, J = 2.9 Hz), 7.53 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.49-7.42 (3H, m), 7.37-7.32 (2H, m), 7.25 (2H, d, J = 8.5 Hz), 6.99 (1H, d, J = 9.0 Hz), 6.87 (1H, dd, J = 9.0, 2.9 Hz), 5.62 (2H, s), 3.88 (3H, s), 2.65-2.59 (2H, m), 2.41-2.35 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 454(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(8-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例40を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.00 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.52 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.48-7.40 (3H, m), 7.36-7.32 (2H, m), 7.24 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.76 (1H, dd, J = 8.5, 2.4 Hz), 6.61 (1H, d, J = 2.4 Hz), 5.63 (2H, s), 3.84 (3H, s), 2.64-2.58 (2H, m), 2.39-2.33 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 454(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(10-クロロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-シクロプロピルシクロブタノール
参考例42を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.60 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.51-7.44 (3H, m), 7.39-7.30 (4H, m), 7.27-7.18 (2H, m), 7.00 (1H, dd, J = 7.9, 1.3 Hz), 5.62 (2H, s), 2.63-2.57 (2H, m), 2.33-2.27 (2H, m), 1.33 (1H, tt, J = 8.5, 5.6 Hz), 0.58-0.52 (2H, m), 0.47-0.42 (2H, m).
ESI-MS m/z 484(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-エトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例43を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.60 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.50-7.41 (3H, m), 7.39-7.35 (2H, m), 7.30 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.22 (1H, dd, J = 8.4, 8.2 Hz), 6.75 (1H, d, J = 8.4 Hz), 6.70 (1H, d, J = 8.2 Hz), 5.55 (2H, s), 4.28 (2H, q, J = 7.0 Hz), 2.62-2.56 (2H, m), 2.32-2.26 (2H, m), 1.63 (3H, t, J = 7.0 Hz), 1.37-1.28 (1H, m), 0.57-0.42 (4H, m).
ESI-MS m/z 494(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(10-エトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例43を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.60 (2H, d, J = 8.6 Hz), 7.50-7.42 (3H, m), 7.39-7.35 (2H, m), 7.25-7.19 (3H, m), 6.76 (1H, dd, J = 8.4, 0.8 Hz), 6.70 (1H, dd, J = 8.2, 0.8 Hz), 5.55 (2H, s), 4.28 (2H, q, J = 7.0 Hz), 2.64-2.59 (2H, m), 2.38-2.32 (2H, m), 1.63 (3H, t, J = 7.0 Hz), 1.62 (3H, s)
ESI-MS m/z 468(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(8,10-ジメトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例44を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.56-7.52 (2H, m), 7.46-7.41 (3H, m), 7.35-7.24 (4H, m), 6.32 (1H, d, J = 2.2 Hz), 6.27 (1H, d, J = 2.2 Hz), 5.56 (2H, s), 3.98 (3H, s), 3.84 (3H, s), 2.64-2.56 (2H, m), 2.38-2.30 (2H, m), 1.35-1.25 (1H, m), 0.55-0.49 (2H, m), 0.46-0.40 (2H, m)
ESI-MS m/z 510(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(7-メチル-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例45を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 7.93 (1H, d, J = 6.6 Hz), 7.56 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.49-7.42 (3H, m), 7.39-7.35 (2H, m), 7.33 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.19-7.16 (1H, m), 7.11-7.06 (1H, m), 5.69 (2H, s), 2.62-2.57 (2H, m), 2.32-2.27 (5H, m), 1.34 (1H, tt, J = 8.0, 5.4 Hz), 0.59-0.53 (2H, m), 0.48-0.43 (2H, m)
ESI-MS m/z 464(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例46を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.49 (1H, dd, J = 4.8, 1.6 Hz), 7.68 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.52-7.48 (3H, m), 7.41-7.38 (3H, m), 7.30 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.25 (1H, dd, J = 8.0, 4.8 Hz), 5.71 (2H, s), 2.62-2.58 (2H, m), 2.31-2.28 (2H, m), 1.38-1.31 (1H, m), 0.58-0.53 (2H, m), 0.47-0.44 (2H, m)
ESI-MS m/z 451 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例46を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.49 (1H, dd, J = 4.8, 1.6 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.52-7.48 (3H, m), 7.42-7.37 (3H, m), 7.26-7.20 (3H, m), 5.71 (2H, s), 2.63-2.60 (2H, m), 2.38-2.34 (2H, m), 1.64 (3H, s)
ESI-MS m/z 425 (MH+)
1-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例46を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.49 (1H, dd, J = 4.8, 1.3 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.52-7.47 (3H, m), 7.43-7.36 (3H, m), 7.28-7.22 (3H, m), 5.71 (2H, s), 2.57-2.49 (2H, m), 2.16-2.00 (3H, m), 1.79-1.69 (1H, m)
ESI-MS m/z 395(MH+)
トランス-3-アミノ-1-エチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例46を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例59を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.49 (1H, dd, J = 4.4, 1.6 Hz), 7.67 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.52-7.48 (3H, m), 7.41-7.36 (3H, m), 7.29-7.21 (3H, m), 5.71 (2H, s), 2.57-2.54 (2H, m), 2.37-2.34 (2H, m), 1.91 (2H, q, J = 7.2 Hz), 0.97 (3H, t, J = 7.2 Hz)
ESI-MS m/z 439 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例47を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.49 (1H, dd, J = 4.8, 1.6 Hz), 7.68 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.52-7.48 (3H, m), 7.41-7.38 (3H, m), 7.30 (2H, d, J = 8.0 Hz), 7.25 (1H, dd, J = 8.0, 4.8 Hz), 5.71 (2H, s), 2.62-2.58 (2H, m), 2.31-2.28 (2H, m), 1.38-1.31 (1H, m), 0.58-0.53 (2H, m), 0.47-0.44 (2H, m)
ESI-MS m/z 451 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e] [1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例47を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ 9.26(1H,s),8.49(1H,d,J=5.6Hz)7.58-7.44(5H,m),7.40-7.33(2H,m),7.29-7.22(2H,m),6.99(1H,d,J=5.6Hz),5.76(2H,s),2.66-2.58(2H,m),2.40-2.33(2H,m),1.64(3H,s),1.61(3H,brs).
ESI-MS m/z 425(MH+)
1-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例47を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.27 (1H, s), 8.50 (1H, d, J = 5.6 Hz), 7.58 (5H, m), 7.40-7.25 (4H, m), 7.00 (1H, d, J = 5.6 Hz), 5.76 (2H, s), 2.59-2.48 (2H, m), 2.20-1.98 (3H, m), 1.82-1.69 (1H, m)
ESI-MS m/z 395(MH+)
トランス-3-アミノ-1-エチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例47を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例59を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.27 (1H, s), 8.49 (1H, d, J = 5.6 Hz), 7.59-7.44 (5H, m), 7.40-7.34 (2H, m), 7.29 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.00 (1H, d, J = 5.6 Hz), 5.76 (2H, s), 2.60-2.53 (2H, m), 2.40-2.33 (2H, m), 1.90 (2H, q, J = 7.3 Hz), 1.62 (3H, br s), 0.97 (3H, t, J = 7.3 Hz)
ESI-MS m/z 439 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[4,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例48を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.26 (1H, s), 8.49 (1H, d, J = 5.6 Hz), 7.59-7.43 (5H, m), 7.40-7.32 (4H, m), 6.99 (1H, d, J = 5.6 Hz), 5.76 (2H, s), 2.63-2.57 (2H, m), 2.33-2.26 (2H, m), 1.61 (3H, br s), 1.34 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.61-0.41 (4H, m)
ESI-MS m/z 451 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[4,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例48を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.45-8.45 (1H, m), 8.42 (1H, dd, J = 4.9, 1.0 Hz), 7.91 (1H, dd, J = 4.9, 0.7 Hz), 7.54-7.47 (5H, m), 7.38-7.34 (2H, m), 7.27-7.23 (2H, m), 5.74 (2H, s), 2.64-2.59 (2H, m), 2.39-2.32 (2H, m), 1.63 (3H, s)
ESI-MS m/z 425(MH+)
1-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[4,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例48を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.47 (1H, d, J = 0.6 Hz), 8.45 (1H, d, J = 5.1 Hz), 7.92 (1H, dd, J = 5.1, 0.6 Hz), 7.56-7.47 (5H, m), 7.40-7.36 (2H, m), 7.31 (2H, d, J = 8.5 Hz), 5.75 (2H, s), 2.57-2.49 (2H, m), 2.18-2.00 (3H, m), 1.79-1.70 (1H, m)
ESI-MS m/z 395(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,2-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例49を、実施例1と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.40 (1H, dd, J = 7.6, 2.0 Hz), 8.26 (1H, dd, J = 5.0, 2.0 Hz), 7.56-7.45 (5H, m), 7.39-7.32 (4H, m), 7.20 (1H, dd, J = 7.6, 5.0 Hz), 5.85 (2H, s), 2.63-2.57 (2H, m), 2.32-2.26 (2H, m), 1.33 (1H, tt, J = 8.3, 5.4 Hz), 0.59-0.53 (2H, m), 0.48-0.42 (2H, m).
ESI-MS m/z 451(MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,2-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例49を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.30 (1H, dd, J = 7.3, 2.0 Hz), 8.26 (1H, dd, J = 4.9, 2.0 Hz), 7.56-7.49 (3H, m), 7.45-7.39 (4H, m), 7.33-7.28 (3H, m), 5.96 (2H, s), 4.74 (1H, s), 2.39-2.33 (2H, m), 2.18-2.13 (2H, m), 1.48 (3H, s)
ESI-MS m/z 425(MH+)
1-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,2-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタンアミン
参考例49を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例56(4)を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.41 (1H, dd, J = 7.6, 2.0 Hz), 8.27 (1H, dd, J = 4.9, 2.0 Hz), 7.55-7.45 (5H, m), 7.40-7.36 (2H, m), 7.33-7.29 (2H, m), 7.20 (1H, dd, J = 7.6, 4.9 Hz), 5.86 (2H, s), 2.58-2.48 (2H, m), 2.18-1.99 (3H, m), 1.79-1.69 (1H, m)
ESI-MS m/z 395(MH+)
トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピラジノ[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例50を、実施例1と同様にして、表題化合物を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.46 (1H, d, J = 2.8 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.8 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.53-7.50 (3H, m), 7.42-7.40 (2H, m), 7.32 (2H, d, J = 8.4 Hz), 5.92 (2H, s), 2.62-2.58 (2H, m), 2.31-2.28 (2H, m), 1.38-1.30 (1H, m), 0.58-0.54 (2H, m), 0.47-0.43 (2H, m).
ESI-MS m/z 452 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c] ピラジノ[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例50を、実施例2と同様にして、表題化合物を淡黄色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.46 (1H, d, J = 2.8 Hz), 8.19 (1H, d, J = 2.8 Hz), 7.64 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.54-7.52 (3H, m), 7.42-7.40 (2H, m), 7.23 (2H, d, J = 8.4 Hz), 5.92 (2H, s), 2.63-2.60 (2H, m), 2.37-2.34 (2H, m), 1.64 (3H, s)
ESI-MS m/z 426 (MH+)
トランス-3-アミノ-1-エチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c] ピラジノ[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例50を、実施例2と同様にして、参考例58(4)に代えて、参考例59を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.47 (1H, d, J = 2.4 Hz), 8.20 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.65 (2H, d, J = 8.4 Hz), 7.54-7.52 (3H, m), 7.43-7.40 (2H, m), 7.30-7.23 (2H, m), 5.92 (2H, s), 2.57-2.54 (2H, m), 2.37-2.34 (2H, m), 1.91 (2H, q, J = 7.6 Hz), 0.97 (3H, t, J = 7.6 Hz).
ESI-MS m/z 440 (MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(9-(ヒドロキシメチル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例24を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.10 (1H, d, J = 1.7 Hz), 7.56-7.44 (5H, m), 7.38-7.23 (5H, m), 7.06 (1H, d, J = 8.0 Hz), 5.66 (2H, s), 4.72 (2H, s), 2.65-2.60 (2H, m), 2.39-2.33 (2H, m), 1.63 (3H, s).
ESI-MS m/z 454(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(8-(ヒドロキシメチル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例52を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.06 (1H, d, J = 7.8 Hz), 7.54 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.50-7.42 (3H, m), 7.38-7.34 (2H, m), 7.24 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.17 (1H, dd, J = 7.8, 1.5 Hz), 7.10 (1H, d, J = 1.5 Hz), 5.66 (2H, s), 4.72 (2H, s), 3.49 (1H, s), 2.65-2.60 (2H, m), 2.39-2.33 (2H, m), 1.63 (3H, s).
ESI-MS m/z 454(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボニトリル
参考例25を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.28 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.85 (1H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 7.57-7.29 (10H, m), 5.94 (2H, s), 2.39-2.32 (2H, m), 2.17-2.11 (2H, m), 1.50 (3H, s).
ESI-MS m/z 449(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボニトリル
参考例53を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.03 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.72 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.66 (1H, dd, J = 8.0, 1.5 Hz), 7.55-7.49 (3H, m), 7.45-7.38 (4H, m), 7.30 (2H, d, J = 8.5 Hz), 5.90 (2H, s), 2.36-2.30 (2H, m), 2.15-2.10 (2H, m), 1.48 (3H, s).
ESI-MS m/z 449(MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-9-(1H-ピラゾール-5-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例26を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.47 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.77 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 7.62 (1H, d, J = 2.4 Hz), 7.55 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.50-7.43 (3H, m), 7.39-7.35 (2H, m), 7.27-7.23 (2H, m), 7.12 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.70 (1H, d, J = 2.2 Hz), 5.70 (2H, s), 2.66-2.60 (2H, m), 2.41-2.35 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 490(MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-9-(1H-ピラゾール-4-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例27を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.23 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.94-7.93 (2H, m), 7.56 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.50-7.44 (4H, m), 7.39-7.36 (2H, m), 7.28-7.24 (2H, m), 7.09 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.69 (2H, s), 2.66-2.60 (2H, m), 2.40-2.34 (2H, m), 1.64 (3H, s).
ESI-MS m/z 490(MH+)
トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(9-メチル-3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
参考例54を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.65(2H,d,J=8.0Hz),7.52-7.48(3H,m),7.40-7.38(2H,m),7.28-7.26(1H,m),7.21(2H,d,J=8.0Hz),7.10(1H,d、J=8.4Hz),5.67(2H,s),2.65(3H,s),2.63-2.60(2H,m),2.38-2.34(2H,m),1.64(3H,s).
ESI-MS m/z 439(MH+)
トランス-3-アミノ-3-(4-(9-メトキシ-3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
参考例55を、実施例2と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3)δ:7.60(2H,d,J=8.0Hz),7.52-7.46(3H,m),7.38-7.36(2H,m),7.32(1H,d,J=8.8Hz),7.22(2H,d,J=8.0Hz),6.72(1H,d,J=8.8Hz),5.65(2H,s),4.11(3H,s),2.63-2.60(2H,m),2.38-2.34(2H,m),1.64(3H,s).
ESI-MS m/z 455(MH+)
実施例52(1)メチル 2-(4-(トランス-1-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボキシレート
参考例23(4)(148mg)の1,4-ジオキサン(2.4mL)、水(0.4mL)溶液に、tert-ブチル トランス-3-ヒドロキシ-3-メチル-1-(4-(4,4,5,5-テトラメチル-1,3,2-ジオキサボロラン-2-イル)フェニル)シクロブチルカルバマート(125mg)と炭酸セシウム(194mg)を加え窒素雰囲気下にした後、Pd(PPh3)4(27.5mg)を加え、100℃にて2時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、酢酸エチルを加え希釈した後、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、目的物(191mg、収率71%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.79 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.02 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 7.57-7.19 (7H, m), 7.11 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.75 (2H, d, J = 8.8 Hz), 5.73 (2H, s), 5.23-5.13 (1H, br m), 3.94 (3H, s), 2.79-2.60 (4H, m), 1.56 (3H, s), 1.44-1.29 (9H, br m).
ESI-MS m/z 582(MH+)
実施例52(1)(140mg)のメタノール(2.5mL)溶液に、2M水酸化カリウム水溶液(0.6mL)を加え、室温にて5時間攪拌した。反応混合物に0.5M硫酸水素カリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出した。合わせた有機層を飽和食塩水で洗浄し、無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮し、目的物(120mg、収率88%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 9.14 (1H, d, J = 1.8 Hz), 8.03 (1H, dd, J = 8.4, 1.8 Hz), 7.60 (2H, d, J = 8.3 Hz), 7.47-7.06 (7H, m), 6.71 (1H, d, J = 8.4 Hz), 5.71 (2H, s), 5.11-4.89 (1H, br m), 2.76-2.45 (4H, m), 1.53 (3H, s), 1.45-1.24 (9H, br m).
ESI-MS m/z 568(MH+)
実施例52(2)(20mg)のDMF(0.5mL)溶液にメチルアミン塩酸塩(5.0mg)、トリエチルアミン(0.025mL)、WSC塩酸塩(13.5mg)、HOBt(10.8mg)を加え、室温にて2時間、90℃にて1時間攪拌した。反応混合物を室温に冷却し、水を加え希釈した後、酢酸エチルで抽出した。合わせた有機層を無水硫酸ナトリウムで乾燥後、減圧濃縮した。得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル)にて精製し、対応する化合物を得た。得られた化合物はさらに精製することなく次の反応に用いた。得られた化合物のクロロホルム(1.0mL)溶液に、トリフルオロ酢酸(0.5mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物を減圧濃縮し、得られた残渣をシリカゲルクロマトグラフィー(クロロホルム:メタノール)にて精製し、表題化合物(14.8mg、収率87%)を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.37 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.91 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 7.51-7.44 (5H, m), 7.37-7.32 (2H, m), 7.23-7.18 (2H, m), 7.11 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.67-6.57 (1H, br m), 5.70 (2H, s), 2.99-2.94 (3H, m), 2.63-2.56 (2H, m), 2.37-2.30 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 481(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、28%アンモニア水を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.45 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.96 (1H, dd, J = 8.5, 2.0 Hz), 7.55-7.44 (5H, m), 7.39-7.34 (2H, m), 7.28-7.24 (2H, m), 7.16 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.74 (2H, s), 2.66-2.60 (2H, m), 2.39-2.33 (2H, m), 1.63 (3H, s).
ESI-MS m/z 467(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N,N-ジメチル-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、ジメチルアミン塩酸塩を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.14 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.55-7.42 (6H, m), 7.38-7.34 (2H, m), 7.23 (2H, d, J = 8.5 Hz), 7.10 (1H, d, J = 8.3 Hz), 5.69 (2H, s), 3.16-3.02 (6H, m), 2.64-2.58 (2H, m), 2.38-2.32 (2H, m), 1.62 (3H, s).
ESI-MS m/z 495(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-エチル-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、エチルアミン塩酸塩を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.38 (1H, d, J = 2.2 Hz), 7.93 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 7.52-7.44 (5H, m), 7.38-7.33 (2H, m), 7.25-7.21 (2H, m), 7.13 (1H, d, J = 8.5 Hz), 6.60-6.50 (1H, m), 5.71 (2H, s), 3.54-3.45 (2H, m), 2.64-2.58 (2H, m), 2.38-2.32 (2H, m), 1.62 (3H, s), 1.27 (3H, t, J = 7.3 Hz).
ESI-MS m/z 495(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-メチル-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
実施例52と同様にして、参考例23(4)に代えて、参考例51を反応させることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.12 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.56-7.45 (7H, m), 7.39-7.35 (2H, m), 7.28-7.23 (2H, m), 6.18-6.11 (1H, m), 5.71 (2H, s), 3.04 (3H, d, J = 4.9 Hz), 2.65-2.60 (2H, m), 2.39-2.34 (2H, m), 1.64 (3H, s).
ESI-MS m/z 481(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N,N-ジメチル-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、ジメチルアミン塩酸塩を用いることにより、また参考例23(4)に代えて、参考例51を反応させることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.10 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.56-7.44 (5H, m), 7.38-7.35 (2H, m), 7.28-7.21 (3H, m), 7.16 (1H, d, J = 1.5 Hz), 5.69 (2H, s), 3.13 (3H, s), 3.03 (3H, s), 2.65-2.60 (2H, m), 2.40-2.35 (2H, m), 1.64 (3H, s).
ESI-MS m/z 495(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、2−アミノエタノールを用いることにより、また参考例23(4)に代えて、参考例51を反応させることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3-CD3OD) δ: 8.09 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.62-7.57 (2H, m), 7.52-7.44 (5H, m), 7.36-7.31 (2H, m), 7.29-7.25 (2H, m), 5.70 (2H, s), 3.81-3.75 (2H, m), 3.61-3.54 (2H, m), 2.69-2.64 (2H, m), 2.43-2.37 (2H, m), 1.60 (3H, s).
ESI-MS m/z 511(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-エトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、O-エチルヒドロキシアミン塩酸塩を用いることにより、また参考例23(4)に代えて、参考例51を反応させることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3-CD3OD) δ: 8.04-8.00 (1H, m), 7.52-7.43 (7H, m), 7.33-7.23 (4H, m), 5.66 (2H, s), 4.08 (2H, q, J = 7.1 Hz), 2.69-2.63 (2H, m), 2.42-2.35 (2H, m), 1.59 (3H, s), 1.34 (3H, t, J = 7.1 Hz).
ESI-MS m/z 511(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-(2-ヒドロキシエチル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、2−アミノエタノールを用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3-CD3OD) δ: 8.35 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.99-7.94 (1H, m), 7.50-7.43 (5H, m), 7.35-7.26 (4H, m), 7.15 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.72 (2H, s), 3.83-3.78 (2H, m), 3.63-3.58 (2H, m), 2.70-2.65 (2H, m), 2.43-2.37 (2H, m), 1.60 (3H, s).
ESI-MS m/z 511(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-エトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、O-エチルヒドロキシアミン塩酸塩を用いることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3-CD3OD) δ: 8.19 (1H, d, J = 2.0 Hz), 7.96 (1H, dd, J = 8.8, 2.0 Hz), 7.50-7.42 (5H, m), 7.35-7.27 (4H, m), 7.17 (1H, d, J = 8.8 Hz), 5.72 (2H, s), 4.11 (2H, q, J = 7.1 Hz), 2.71-2.65 (2H, m), 2.44-2.37 (2H, m), 1.61 (3H, s), 1.38 (3H, t, J = 7.1 Hz).
ESI-MS m/z 511(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
実施例52と同様にして、実施例52(3)のメチルアミン塩酸塩に代えて、28%アンモニア水を用いることにより、また参考例23(4)に代えて、参考例51を反応させることにより、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (CDCl3) δ: 8.05 (1H, d, J = 8.5 Hz), 7.55-7.42 (7H, m), 7.34-7.29 (2H, m), 7.22 (2H, d, J = 8.3 Hz), 6.62-6.35 (1H, br m), 6.14-5.82 (1H, br m), 5.65 (2H, s), 2.64-2.58 (2H, m), 2.36-2.31 (2H, m), 1.61 (3H, s)
ESI-MS m/z 467(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボン酸 塩酸塩
実施例52(2)(19.5mg)の酢酸エチル(1.0mL)溶液に4M塩酸の酢酸エチル溶液(0.5mL)を加え、室温にて1時間攪拌した。反応混合物をろ過し、残渣を酢酸エチルで洗浄することによって、表題化合物(6.0mg、収率35%)を無色固体物として得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.69-8.59 (3H, br m), 8.58 (1H, d, J = 2.2 Hz), 8.00 (1H, dd, J = 8.5, 2.2 Hz), 7.59-7.47 (9H, m), 7.31 (1H, d, J = 8.5 Hz), 5.94 (2H, s), 2.71-2.59 (4H, m), 1.42 (3H, s).
ESI-MS m/z 468(MH+)
2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボン酸 塩酸塩
実施例52と同様にして、参考例23(4)に代えて、参考例51を用いることにより、2-(4-(トランス-1-(tert-ブトキシカルボニルアミノ)-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボン酸を得た。次いで、実施例63と同様にして、表題化合物を無色固体として得た。
1H-NMR (DMSO-D6) δ: 8.68-8.57 (3H, br m), 8.12 (1H, d, J = 8.0 Hz), 7.82 (1H, dd, J = 8.0, 1.5 Hz), 7.62 (1H, d, J = 1.5 Hz), 7.58-7.45 (9H, m), 5.90 (2H, s), 2.69-2.58 (4H, m), 1.41 (3H, s).
ESI-MS m/z 468(MH+)
化合物一覧を下記第3表に示す。
AKT1及びAKT2の調製、並びにAKT1及びAKT2のキナーゼ活性に対する上記化合物のインビトロでの阻害活性測定法は、Biochem. J. Vol. 385, pp399-408(2005)の文献に記載されている方法を参考にして実施した。AKT1及びAKT2の調製においては、まず、昆虫細胞Sf9でMiddle T antigenタグを付加させたヒトAKT1及びAKT2を発現させ、その後アフィニティー精製とPDK1による活性化を経てAKT1及びAKT2を調製し、化合物の阻害活性測定時まで−80℃で保存した。化合物の阻害活性測定においては、まず反応用緩衝液(15mM Tris-HCl pH7.5、0.01% Tween-20、2mM DTT)中で、AKT1あるいはAKT2と本発明化合物を25℃で120分間プレインキュベーションした。次に基質としてビオチン化Crosstide(bioton−KGSGSGRPRTSSFAEG)とMgCl2とATPを、それぞれ終濃度500nM、10mM及び150μMとなるように加え、25℃で60分間反応させた。そこへ終濃度80mMになるようEDTAを加えることで反応を停止させた後、Euラベル化抗リン酸化Crosstide抗体(PerkinElmer)とSureLight APC-SA(PerkinElmer)をそれぞれ終濃度0.5nMと62.5Mになるように含む検出液を添加し、室温で2時間反応した。最後に、PHERAstar FS(BMG LABTECH)で波長337nmの励起光照射時における蛍光量を620nmと665nmの二波長で測定した。二波長の蛍光量比からリン酸化反応量を求め、リン酸化反応を50%抑制することのできる化合物濃度をIC50値(nM)と定義し以下の第4表に示した。
上記化合物のAKT活性の阻害活性を調べるためにAKT活性化状態の指標となるAKT Ser473部位のリン酸、及びAKTシグナルの下流因子であるS6リボソームタンパク質(S6RP)Ser240, Ser244のリン酸化を処理した培養細胞抽出液で測定した。測定方法はAKT Ser473、S6RP Ser240, Ser244のどちらもELISAの原理に基づく電気化学発光を利用したアッセイ(メソスケールディスカバリー社製)を使用した。
10%FBSを含有するRPMI1640培地(インビトロジェン)で対数増殖期にある卵巣癌由来A2780細胞を、ポリリジンコート済み96ウェル平底プレートにウェルあたり4.5 x 104個/150 μLずつ播種し、5%CO2、37℃、湿度100%のインキュベーターで1日培養した。
本発明の化合物は、DMSOで10 mM濃度に調製されたストック溶液として供給され、これをもとにDMSO溶媒で最終濃度( 10、3、1、0.3、0.1、0.03、0.01、0.003 μM)の200倍濃度になるように希釈系列を調製した。細胞を播種した翌日、200倍濃度の化合物希釈系列を細胞培養用培地で50倍に希釈する。これを先に述べたA2780細胞の培養プレートの各ウェルに50 μLずつ添加する。プレートをインキュベーターに戻し、引き続き5%CO2、37℃、湿度100%の条件で3時間培養する。
メソスケールディスカバリー社の96-Well Multi-Spot Phospho- AKT (Ser473) Assay(K151CAA-3)及びPhospho(Ser240/244)/Total S6RP Assay(K11139D-2)を使用した。あらかじめ添付の細胞抽出バッファーを必要量分注し、そこにプロテアーゼ阻害剤カクテル、プロテインホスファターゼ阻害剤カクテルを加え氷上で冷やしておく。化合物と3時間培養した細胞培養プレートを取り出し培地を除去した後、冷やしておいた細胞抽出バッファーをウェルあたり100μLずつ加え、4℃を保ちながらプレートシェーカーで300 r.p.m.、1時間振とうして抽出した。得られた抽出液をPhospho- AKT (Ser473) Assayにはウェルあたり40μL、Phospho(Ser240/244)/Total S6RP Assayにはウェルあたり15 μL使用してキットの添付書に従い4℃で一晩、300 r.p.m.で振とうしながら反応をおこなった。翌日、添付の洗浄バッファーで3回ウェルを洗浄後、SULFO-TAGTMサンドイッチ抗体溶液50μL/ウェルを加え室温で1時間反応した。洗浄バッファーで3回ウェルを洗浄した後、添付のRead Buffer Tをウェルあたり150μL加えて30分以内にSECTOR Imager 6000プレートリーダー(メソスケールディスカバリー社製)でAKT及びS6RPのリン酸化量を測定した。
すべての測定値から抽出バッファーのみのバックグラウンドを差し引いて、DMSOのみを処理したコントロール細胞抽出液中のAKT及びS6RPリン酸化シグナルを100%とした。このとき化合物濃度と、各濃度のリン酸化AKT及びS6RPのレベル(コントロールに対する%で表示したもの)をプロットし、コントロールの50%阻害を達成する濃度IC50(nM)を求めた。
本発明化合物の細胞内でのAKT及びS6RPタンパク質のリン酸化阻害活性IC50値は上記一連の操作を3回独立して行って得られたIC50値を[平均±標準偏差]で表示したものである。結果は以下の第5表、第6表に示した。
Claims (11)
- 一般式(I)
R1a、R1b、R1c、R1dは、それぞれ同一又は相異なって水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、置換基を有してもよいC1-6アルコキシ基、置換基を有するカルボニル基、又は置換基を有してもよい不飽和複素環基を示し;
R2は、置換基を有してもよいアリール基、又は置換基を有してもよい不飽和複素環基を示し;
R3、R4は同一又は相異なって水素原子、ヒドロキシ基、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、又は置換基を有してもよいC3-7シクロアルキル基を示す]
で表されるイミダゾオキサジン化合物又はその塩。 - A、B、C、Dは、N原子又はC-R1a、N原子又はC-R1b、N原子又はC-R1c、N原子又はC-R1dをそれぞれ示し;
R1a、R1b、R1c、R1dは、それぞれ同一又は相異なって水素原子、ハロゲン原子、シアノ基、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、置換基を有するカルボニル基、又は置換基を有してもよい不飽和複素環基を示し;
R2は、C6-10アリール基、又はN、S、Oのいずれかのヘテロ原子を1〜4個有する単環性の5〜6員の不飽和複素環基を示し、
R3は、水素原子、置換基を有してもよいC1-6アルキル基、又は置換基を有してもよいC3-7シクロアルキル基を示し、
R4は、水素原子、又はヒドロキシ基を示す、請求項1に記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。 - A、B、C、及びDは、それぞれC-R1a、C-R1b、C-R1c、及びC-R1dを示すか、或いは前記A、B、C、Dのうちいずれか1又は2つがN原子に置換されていることを示し、
R1a、R1b、R1c、R1dのうち少なくとも2つが水素原子を示し、他方がそれぞれハロゲン原子、シアノ基、置換基としてヒドロキシル基を有してもよいC1-6アルキル基、C1-6アルコキシ基、置換基としてヒドロキシル基、アミノ基、置換基を有してもよいモノ又はジ(C1-6アルキル)アミノカルボニル基、又はモノ又はジ(C1-6アルコキシ)アミノ基のいずれかを有するカルボニル基、又は不飽和複素環を示し、
R2は、フェニル基、ピリジル基、又はチエニル基を示し、
R3は、水素原子、メチル基、エチル基、又はシクロプロピル基を示し、
R4は、水素原子、又はヒドロキシ基を示す、請求項1又は2に記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。 - A、B、C、及びDは、それぞれC-R1a、C-R1b、C-R1c、及びC-R1dを示すか、或いは前記A、B、C、Dのうちいずれか1又は2つがN原子に置換されていることを示し、
R1a、R1b、R1c、R1dのうち少なくとも2つが水素原子を示し、他方がそれぞれ塩素原子、フッ素原子、シアノ基、メチル基、ヒドロキシメチル基、メトキシ基、エトキシ基、アミノ基、カルボキシル基、カルバモイル基、メチルアミノカルボニル基、ジメチルアミノカルボニル基、エチルアミノカルボニル基、ヒドロキシエチルアミノカルボニル基、エトキシアミノカルボニル基、又はピラゾリル基を示し、
R2は、フェニル基、ピリジル基、又はチエニル基を示し、
R3は、水素原子、メチル基、エチル基、又はシクロプロピル基を示し、
R4は、水素原子、又はヒドロキシ基を示す、請求項1又は2に記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。 - 次の(a)〜(t)のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。
(a) トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-フルオロ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(b)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-フルオロ-3-(ピリジン-4-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(c)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(d)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(10-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(e)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(9-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(f)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(8-メトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(g)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(h)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(i)トランス-3-アミノ-1-エチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(j)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(k)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,4-e] [1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(l)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[4,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(m)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[4,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(n)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピリド[3,2-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(o)トランス-3-アミノ-1-シクロプロピル-3-(4-(3-フェニル-5H-イミダゾ[1,2-c]ピラジノ[2,3-e][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(p)トランス-3-アミノ-3-(4-(9-(ヒドロキシメチル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)-1-メチルシクロブタノール
(q)2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-9-カルボニトリル
(r)トランス-3-アミノ-1-メチル-3-(4-(3-フェニル-9-(1H-ピラゾール-5-イル)-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-2-イル)フェニル)シクロブタノール
(s)2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-メチル-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド
(t)2-(4-(トランス-1-アミノ-3-ヒドロキシ-3-メチルシクロブチル)フェニル)-N-エトキシ-3-フェニル-5H-ベンゾ[e]イミダゾ[1,2-c][1,3]オキサジン-8-カルボキサミド - 請求項1乃至5のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩の有効量と薬学的担体を含有する医薬組成物。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩の有効量と薬学的担体を含有する抗腫瘍剤。
- 請求項1乃至5のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩を有効成分とするAKT阻害剤。
- AKT1及びAKT2の阻害剤である、請求項8に記載のAKT阻害剤。
- 癌の予防又は治療剤を製造するための請求項1乃至5のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩の使用。
- 癌の予防又は治療に使用するための請求項1乃至5のいずれかに記載のイミダゾオキサジン化合物又はその塩。
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